JP2004166916A - 超音波内視鏡装置 - Google Patents

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JP2004166916A JP2002335518A JP2002335518A JP2004166916A JP 2004166916 A JP2004166916 A JP 2004166916A JP 2002335518 A JP2002335518 A JP 2002335518A JP 2002335518 A JP2002335518 A JP 2002335518A JP 2004166916 A JP2004166916 A JP 2004166916A
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勝貴 安達
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Abstract

【課題】取扱い作業性に優れた超音波内視鏡装置を提供すること。
【解決手段】超音波内視鏡装置1は、超音波振動子14及び撮像素子15を備え、内視鏡コネクタ30に振動子用接続部32及び撮像素子用接続部33を一体に設けた電気コネクタ34を設けた超音波内視鏡2と、超音波振動子14を駆動する信号の生成や映像信号の生成を行う超音波観測装置4と、撮像素子15を駆動する信号の生成や映像信号の生成を行う内視鏡観察装置5と、電気コネクタ34に接続されたときに振動子用接続部32と接触する超音波用接続部68及び撮像素子用接続部33と接触する内視鏡用接続部69を一体に設けたケーブルコネクタ61を一方に備え、他方に1本の信号伝送ケーブル62の中途部で分岐して、内視鏡観察装置5及び超音波観測装置4にそれぞれ接続される内視鏡装置用コネクタ67及び超音波装置用コネクタ66を備えた電気ケーブル6とを具備している。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、挿入部の先端部に超音波振動子と撮像素子とを備えた超音波内視鏡を有する超音波内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、内視鏡の先端部に撮像素子に加えて超音波送受を行う超音波振動子を配設した超音波内視鏡が実用化されている。この超音波内視鏡では体腔壁表面をとらえた内視鏡観察画像に加えて、この体腔壁より内部の断層像である超音波観察画像を得られる。
【0003】
図5に示すように超音波内視鏡装置81は、超音波内視鏡82と、照明光を供給する光源装置83と、超音波観測装置84と、内視鏡観察装置85と、超音波用電気ケーブル86と、内視鏡用電気ケーブル87と、表示装置であるモニタ88とで主に構成される。
【0004】
前記超音波内視鏡82は、細長な挿入部91と、この挿入部91の基端部に連設する操作部92と、この操作部92から延出する可撓性を有するユニバーサルコード93とで主に構成されており、前記ユニバーサルコード93の基端部には前記光源装置83に着脱自在に接続される内視鏡コネクタ94が設けられている。
【0005】
前記挿入部91は、超音波振動子95及び撮像素子96を内蔵した硬質の先端部97と、この先端部97に連設する湾曲自在に構成された湾曲部98と、この湾曲部98に連設する柔軟性を有する可撓管部99とで構成されている。一方、前記内視鏡コネクタ94には前記超音波観測装置84に接続される超音波用電気ケーブル86が電気的に接続される超音波用コネクタ101及び前記内視鏡観察装置85に接続される内視鏡用電気ケーブル87が電気的に接続される内視鏡コネクタ102が設けられている。
【0006】
したがって、前記超音波内視鏡82を用いて検査等を行う場合には、前記超音波内視鏡82の内視鏡コネクタ94に設けられている超音波用コネクタ101及び内視鏡コネクタ102に電気ケーブル86、87を接続する作業が行われるとともに、検査終了後には前記電気ケーブル86、87をそれぞれのコネクタ101、102から取り外す作業が行われる。さらに、この超音波内視鏡82を洗浄消毒する際には、それぞれのコネクタ101、102に水密キャップ(不図示)を被せ、その後、洗浄消毒作業を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した超音波用コネクタ101及び内視鏡コネクタ102に電気ケーブル86、87を接続する作業及び前記コネクタ101、102に取り付けられている電気ケーブル86、87を取り外す作業や、それぞれのコネクタ101、102に水密キャップを被せる作業は、作業者にとって煩わしい作業の1つであった。これは、一般の内視鏡では内視鏡コネクタにコネクタが1つだけ設けられている構成であったのに対し、前記超音波内視鏡では内視鏡コネクタにコネクタを2つ設けられた構成であるためである。また、内視鏡コネクタにコネクタが2つ設けられていることによって、一方のコネクタに電気ケーブルを接続することを忘れてしまったり、水密キャップを装着することを忘れてしまう等の作業ミスの要因になっている。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、取扱い作業性に優れた超音波内視鏡装置を提供することを目的にしている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の超音波内視鏡装置は、挿入部の先端部に超音波振動子及び撮像素子を備え、ユニバーサルコードの基端部に設けられた内視鏡コネクタに前記超音波振動子に電気的に接続される振動子用接続部及び前記撮像素子に電気的に接続される撮像素子用接続部を一体に形成した電気コネクタを設けた超音波内視鏡と、この超音波内視鏡の超音波振動子を駆動する駆動信号の生成及び前記超音波振動子から伝送された電気信号を基に超音波観察画像用の映像信号を生成する信号処理部を有する超音波観測装置と、前記超音波内視鏡の撮像素子を駆動する駆動信号の生成及び撮像素子から伝送された画像信号を基に内視鏡観察画像用の映像信号を生成する信号処理部を有する内視鏡観察装置と、前記超音波内視鏡の電気コネクタに接続され、前記振動子用接続部と電気的に接続される超音波用接続部及び前記撮像素子用接続部と電気的に接続される内視鏡用接続部を一体に形成したケーブルコネクタを備え、このケーブルコネクタから延出する1本の信号伝送ケーブルの中途部で分岐して、前記内視鏡観察装置及び前記超音波観測装置にそれぞれ接続される内視鏡コネクタ及び超音波用コネクタを有する電気ケーブルとを具備している。
【0010】
また、前記超音波内視鏡の電気コネクタ内及び前記電気ケーブルのケーブルコネクタ内を、電気的な干渉を防止する複数のシールド空間に分割している。
【0011】
さらに、前記コネクタ内に各接続部を構成する電気部品を群にして配列するとき、各接続部を構成する電気部品のうち、電気的な干渉に影響を及ぼす電気部品同士を、距離が最も離れる位置関係に配置している。
【0012】
これらの構成によれば、超音波内視鏡の内視鏡コネクタに設けられる電気コネクタが1つになるとともに、この電気コネクタに接続される電気ケーブルも1つになる。そして、電気コネクタに、電気ケーブルに設けられているケーブルコネクタを着脱することよって、超音波内視鏡と内視鏡観察装置及び超音波観測装置との電気的な接続作業等を行える。そして、超音波内視鏡の洗浄消毒を行う際にも1つだけ用意した水密キャップを電気コネクタに装着することによって洗浄消毒作業に移れる。つまり、通常の内視鏡と略同じ手順で作業を行える。
【0013】
また、電気コネクタ内のそれぞれのシールド空間に前記振動子用接続部及び前記撮像素子用接続部を構成する電気部品を配置することによって電気的な干渉が防止される。
【0014】
さらに、電気的な干渉に影響を及ぼす電気部品同士の距離を最も離れた状態にすることによって、電気的な干渉による不具合が防止される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1ないし図4は本発明の一実施形態に係り、図1は超音波内視鏡装置を説明する図、図2は超音波内視鏡の内視鏡コネクタを説明する図、図3は電気ケーブルのケーブルコネクタを説明する図、図4はコネクタに設けられる各接続部を構成する電気接点の配置例を説明する図である。
なお、図2(a)は電気コネクタを正面から見たときの図、図2(b)は図2(a)のA−A線断面図、図3(a)はケーブルコネクタを正面から見たときの図、図3(b)は図3(a)のB−B線断面図、図3(c)は固定用管状部材のカム溝を説明する一部展開図である。
【0016】
図1に示すように超音波内視鏡装置1は、超音波内視鏡2と、この超音波内視鏡2に照明光を供給する光源装置3と、超音波観測装置4と、内視鏡観察装置5と、前記超音波内視鏡2と前記超音波観測装置4及び内視鏡観察装置5とを電気的に接続する電気ケーブル6と、前記超音波観測装置4及び内視鏡観察装置5と映像ケーブル7を介して接続される表示装置であるモニタ8とで主に構成されている。
【0017】
前記超音波内視鏡2は、細長な挿入部11と、この挿入部11の基端部に連設する操作部12と、この操作部12から延出する可撓性を有するユニバーサルコード13とで主に構成されている。
【0018】
前記挿入部11は、超音波振動子14及び撮像素子15を内蔵した硬質の先端部16と、この先端部16に連設する湾曲自在に構成された湾曲部17と、この湾曲部17に連設する柔軟性を有する可撓管部18とで構成されている。
【0019】
前記操作部12には前記湾曲部17を湾曲操作する湾曲操作ノブ21や、穿刺針や生検鉗子等の処置具が挿通される処置具挿入口22、送気・送水を行う際に操作する送気・送水ボタン23、吸引動作を行う際に操作する吸引ボタン24、前記モニタ8の画面上に表示される超音波画像や内視鏡画像を静止させたり、写真を撮るための操作を行う際に操作する複数のリモートスイッチ25等が設けられている。
【0020】
前記ユニバーサルコード13の基端部には前記光源装置3に着脱自在に接続される光源コネクタ31を有する内視鏡コネクタ30が設けられている。この内視鏡コネクタ30の側部には前記超音波振動子14に電気的に接続された振動子用接続部32と前記撮像素子15に電気的に接続された撮像素子用接続部33とが一体な電気コネクタ34が設けられている。
【0021】
前記超音波観測装置4は、前記超音波内視鏡2の超音波振動子14を駆動する駆動信号の生成及びこの超音波振動子14から伝送された電気信号を基に超音波観察画像用の映像信号を生成する図示しない信号処理部等を有している。一方、前記内視鏡観察装置5には前記超音波内視鏡2の撮像素子15を駆動する駆動信号の生成及びこの撮像素子15から伝送された画像信号を基に内視鏡観察画像用の映像信号を生成する信号処理部(不図示)等を有している。
【0022】
前記電気ケーブル6は、前記超音波内視鏡2の電気コネクタ34に接続されるケーブルコネクタ61を備え、このケーブルコネクタ61から延出する信号伝送ケーブル62は中途部に設けた分岐部63で超音波用ケーブル64と内視鏡用ケーブル65とに分岐している。この分岐部63で分岐した内視鏡用ケーブル65の端部には前記内視鏡観察装置5に接続される内視鏡用コネクタ67が設けられ、前記超音波用ケーブル64の端部には前記超音波観測装置4に接続される超音波装置用コネクタ66が設けられている。
【0023】
図2及び図3を参照してコネクタの構成を説明する。
図2(a)及び図2(b)に示すように前記超音波内視鏡2の電気コネクタ34は、略管状の内視鏡コネクタ本体35の側部から突出した円筒凸部35aと、この円筒凸部35aと前記内視鏡コネクタ本体35との連通部に配設される略円盤状の内視鏡基板36と、この内視鏡基板36を覆うように前記内視鏡コネクタ本体35の内周面に配置され、前記振動子用接続部32、撮像素子用接続部33を構成するための空間部を形成する内視鏡側シールド部材37とで主に構成されている。
【0024】
前記円筒凸部35aの内周面の所定位置には前記ケーブルコネクタ61との位置関係を調整する、凸部開口側から底面側に向かう、直線溝35bが設けられている。また、外周面の所定位置には前記ケーブルコネクタ61を一体的に配置するための突起部35cが突設している。
【0025】
前記内視鏡基板36の一面側表面の所定位置には前記振動子用接続部32を構成する内視鏡側電気接点となるパターン電極として形成された複数の振動子側電極36aや前記撮像素子用接続部33を構成する内視鏡側電気接点となるパターン電極として形成された複数の素子側電極36bが配置されている。
【0026】
前記内視鏡基板36の他面側には前記振動子側電極36aにそれぞれ対応する複数の振動子用端子36c及び前記素子側電極36bにそれぞれ対応する複数の素子用端子36dが突設している。そして、前記振動子用端子36cには前記超音波振動子14から延出する超音波ケーブル36eが電気的に接続され、前記素子用端子36dには前記撮像素子15から延出する撮像ケーブル36fが電気的に接続されている。なお、前記内視鏡基板の一面側、他面側及び側面の所定位置には電極及び配線がパターン印刷で形成されており、前記内視鏡側シールド部材37は図示しないグランド電極に導通状態になっている。
【0027】
一方、図3(a)及び図3(b)に示すように前記電気ケーブル6のケーブルコネクタ61には前記電気コネクタ34の振動子側電極36aに接触するケーブル側電気接点である超音波用押圧接点70aを備えた超音波用接続部68が設けられるとともに、前記素子側電極36bに接触するケーブル側電気接点である内視鏡用押圧接点70bを備えた内視鏡用接続部69が設けられている。
【0028】
前記超音波用押圧接点70a及び内視鏡用押圧接点70bは進退自在に配置されている。また、前記超音波用接続部68及び内視鏡用接続部69には、複数の超音波用押圧接点70a及び複数の内視鏡用押圧接点70bをそれぞれ突出するように付勢する板ばね等の付勢部材が配設されている。したがって、前記超音波用押圧接点70a及び内視鏡用押圧接点70bは板ばねの付勢力によって突出状態になっており、これら超音波用押圧接点70a及び内視鏡用押圧接点70bの先端側から前記付勢力より大きな外力が働いたとき、超音波用押圧接点70a及び内視鏡用押圧接点70bは板ばねの付勢力に抗して後退移動する。
【0029】
前記ケーブルコネクタ61は、前記超音波用接続部68及び内視鏡用接続部69が突出する貫通孔を形成した略筒状のケーブルコネクタ本体71と、このケーブルコネクタ本体71の底部に配置され、前記超音波用接続部68及び内視鏡用接続部69を搭載したケーブル基板72と、前記ケーブルコネクタ本体71の開口側に配置され、ケーブルコネクタ本体71の内部空間を複数の空間部に分割するケーブル側シールド部材73とで主に構成されている。
【0030】
前記ケーブルコネクタ本体71の外周面所定位置には前記円筒凸部35aの直線溝35bに係入する凸部71aが設けられている。また、このケーブルコネクタ本体71の外周側には、前記円筒凸部35aの外側に配置される、取付け固定用管状部材74が前記ケーブルコネクタ本体71に対して回動自在に配置されている。なお、図3(c)に示すように前記取付け固定用管状部材74の側周面には、前記突起部35cが係入するカム溝74aが形成されている。
【0031】
前記ケーブル基板72の一面側表面の所定位置には前記超音波用接続部68及び内視鏡用接続部69が設けられている。一方、前記ケーブル基板72の他面側には複数の超音波用押圧接点70aにそれぞれ対応する複数の超音波用端子75a及び複数の内視鏡用押圧接点70bにそれぞれ対応する複数の内視鏡用端子75bが突設している。そして、前記超音波用端子75aには前記超音波装置用コネクタ66の図示しない端子に他端部が接続される超音波信号線75cの一端部が電気的に接続され、前記内視鏡用端子75bには前記内視鏡装置用コネクタ67の図示しない端子に他端部が接続される内視鏡信号線75dの一端部が電気的に接続されている。
【0032】
なお、前記基板の一面側、他面側の所定位置には電極及び配線がパターン印刷されており、前記ケーブル側シールド部材73は図示しないグランド電極に導通した状態になっている。また、前記超音波信号線75cはひとまとめにされて超音波用ケーブル64として形成され、前記内視鏡信号線75dはひとまとめにされて内視鏡用ケーブル65として形成される。さらに、この内視鏡用ケーブル65と超音波用ケーブル64とをひとまとめにして信号伝送ケーブル62が形成されている。
【0033】
上述のように構成した超音波内視鏡装置1の作用を説明する。
超音波内視鏡2を使用する際、前記電気ケーブル6の超音波装置用コネクタ66を超音波観測装置4に接続するとともに、前記内視鏡装置用コネクタ67を内視鏡観察装置5に接続する。
【0034】
次に、前記電気ケーブル6のケーブルコネクタ61のケーブルコネクタ本体71に設けられている凸部71aを、前記超音波内視鏡2の電気コネクタ34の円筒凸部35aに設けられている直線溝35bに対向させる。そして、前記ケーブルコネクタ本体71を前記円筒凸部35aの内孔に挿入していく。すると、前記円筒凸部35aの突起部35cが固定用管状部材74に形成されているカム溝74aに係入状態になる。
【0035】
この状態で、前記ケーブルコネクタ本体71を、前記円筒凸部35aの底面に向けて押し込んでいく。すると、前記ケーブルコネクタ61を構成する超音波用接続部68の超音波用押圧接点70a及び内視鏡用接続部69の内視鏡用押圧接点70bの先端が前記電気コネクタ34を構成する振動子用接続部32の振動子側電極36a及び撮像素子用接続部33の素子側電極36bに当接する。
【0036】
ここで、さらに前記ケーブルコネクタ本体71を前記円筒凸部35aの底面に向けて押し込んでいく。そして、前記突起部35cがカム溝74aの下死点74bに到達したところで押し込みが完了する。このとき、前記振動子側電極36a及び素子側電極36bに先端が当接している超音波用押圧接点70a及び内視鏡用押圧接点70bは板ばねの付勢力に抗して後退移動する。
【0037】
次いで、前記固定用管状部材74部材を所定方向に回転させて前記突起部35cをカム溝74aの固定保持位置74cに配置させる。このことによって、ケーブルコネクタ61の電気コネクタ34への接続が完了して、超音波観測装置4及び内視鏡観察装置5と超音波内視鏡2とが電気的な接続状態になる。このとき、前記超音波用押圧接点70a及び内視鏡用押圧接点70bは振動子側電極36a及び素子側電極36bに板ばねで付勢された状態で接触している。
【0038】
なお、前記ケーブルコネクタ61を電気コネクタ34から取り外す際には、前記固定用管状部材74部材を前記所定方向と逆方向に回転させる。このことによって、前記突起部35cがカム溝74aに対して移動自在になるので、この状態で前記ケーブルコネクタ61を引き上げるように移動させる。このことによって、前記電気コネクタ34からスムーズにケーブルコネクタ61が取り外せる。そして、使用済みの超音波内視鏡2を洗浄消毒する際には、前記電気コネクタ34に図示しない水密キャップを装着する。
【0039】
このように、超音波内視鏡の内視鏡コネクタに振動子用接続部及び撮像素子用接続部とを一体にした電気コネクタを設けるとともに、前記超音波内視鏡と超音波観測装置及び内視鏡観察装置とを電気的に接続する電気ケーブルの一端部に、前記電気コネクタに着脱自在で、前記振動子用接続部及び撮像素子用接続部に電気的に接続される超音波用接続部及び内視鏡用接続部を一体にしたケーブルコネクタを設けることによって、このケーブルコネクタを電気コネクタに着脱することにより、超音波内視鏡と超音波観測装置及び内視鏡観察装置とを電気的に接続することができる。
【0040】
このことによって、作業性が大幅に向上するばかりでなく、電気ケーブルが1本になったことによって備品管理が軽減されるとともに、超音波内視鏡の内視鏡コネクタに設けられるコネクタが1つになって超音波内視鏡或いは内視鏡に関わらず電気ケーブルの取付けが一か所になって、作業ミスによる不具合がなくなる。また、検査終了後の洗浄消毒の際にも水密キャップの装着忘れがなくなる。
【0041】
また、各コネクタの振動子用接続部及び撮像素子用接続部を構成する端子及びケーブルや超音波用接続部及び内視鏡用接続部を構成する端子及び信号線をシールド部材を配置して構成されるシールド空間に配置したことによって、電気的な干渉による不具合の発生を防止することができる。
【0042】
さらに、超音波内視鏡側の電気コネクタと電気ケーブルのケーブルコネクタとの電気的接続を、基板に設けたパターン電極に押圧接点を所定の付勢力で押圧して電気的に接触させたことによって、安定した導通状態を保持することができるとともに、コネクタ同士の着脱を大きな力量を必要することなくスムーズに行うことができる。
【0043】
又、電気コネクタに直線溝を設ける一方、ケーブルコネクタに凸部を設けたことによって、電気コネクタとケーブルコネクタとの装着作業をスムーズに行うことができる。
【0044】
なお、電気的な干渉による不具合の発生を防止するためにシールド部材37、73を配置させる代わりに、コネクタ34、61内に各接続部32、33、68、69を配置する際、これら接続部32、33、68、69を構成する例えば図4に示すように振動子用接続部32及び撮像素子用接続部33を構成する際、それぞれの電極36a、36bを群配列させるとともに、各接続部32、33、68、69を構成する電気部品のうち、電気的な干渉に影響を及ぼす例えば撮像素子15を駆動する駆動信号を伝送する駆動信号用の電極36Cと、超音波振動子14を駆動する駆動信号を伝送する駆動信号用の電極36A及びこの超音波振動子14から伝送される電気信号を伝送する画像信号用電極36Bとの距離を最も離れた位置関係になるように配置する。このことによって、簡単な構成で電気的な干渉による不具合の発生が防止される。
【0045】
また、図示は省略するが、前記超音波観測装置4と前記内視鏡観察装置5とを一体にした超音波観測/内視鏡装置を構成して、この超音波観測/内視鏡装置に前記電気コネクタの構成と略同様の接続コネクタを1つ設ける一方、電気ケーブルの両端部にそれぞれ1つのケーブルコネクタを設けることによって、超音波観測装置及び内視鏡観察装置と超音波内視鏡との着脱を更に容易に行える。
【0046】
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【0047】
[付記]
以上詳述したような本発明の上記実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【0048】
(1)挿入部の先端部に超音波振動子及び撮像素子を備え、ユニバーサルコードの基端部に設けられた内視鏡コネクタに前記超音波振動子に電気的に接続される振動子用接続部及び前記撮像素子に電気的に接続される撮像素子用接続部を一体に形成した電気コネクタを設けた超音波内視鏡と、
この超音波内視鏡の超音波振動子を駆動する駆動信号の生成及び前記超音波振動子から伝送された電気信号を基に超音波観察画像用の映像信号を生成する信号処理部を有する超音波観測装置と、
前記超音波内視鏡の撮像素子を駆動する駆動信号の生成及び撮像素子から伝送された画像信号を基に内視鏡観察画像用の映像信号を生成する信号処理部を有する内視鏡観察装置と、
前記超音波内視鏡の電気コネクタに接続され、前記振動子用接続部と電気的に接続される超音波用接続部及び前記撮像素子用接続部と電気的に接続される内視鏡用接続部を一体に形成したケーブルコネクタを備え、このケーブルコネクタから延出する1本の信号伝送ケーブルの中途部で分岐して、前記内視鏡観察装置及び前記超音波観測装置にそれぞれ接続される内視鏡コネクタ及び超音波用コネクタを有する電気ケーブルと、
を具備する超音波内視鏡装置。
【0049】
(2)前記振動子用接続部及び前記撮像素子用接続部を構成する内視鏡側電気接点を前記電気コネクタ内に併設させるとともに、前記超音波用接続部及び前記内視鏡用接続部を構成するケーブル側電気接点を前記ケーブルコネクタ内に併設させた付記1に記載の超音波内視鏡装置。
【0050】
(3)前記電気コネクタ内の内視鏡側電気接点をパターン電極で形成し、前記ケーブルコネクタ内のケーブル側電気接点を付勢部材で突出方向に常時付勢される押圧接点で形成した付記2記載の超音波内視鏡装置。
【0051】
(4)前記超音波内視鏡の電気コネクタ内及び前記電気ケーブルのケーブルコネクタ内を、電気的な干渉を防止する複数のシールド空間に分割した付記1に記載の超音波内視鏡装置。
【0052】
(5)前記コネクタ内に各接続部を構成する電気部品を群にして配列するとき、各接続部を構成する電気部品のうち、電気的な干渉に影響を及ぼす電気部品同士を、距離が最も離れる位置関係に配置した付記1に記載の超音波内視鏡装置。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、取扱い作業性に優れた超音波内視鏡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図4は本発明の一実施形態に係り、図1は超音波内視鏡装置を説明する図
【図2】超音波内視鏡の内視鏡コネクタを説明する図
【図3】電気ケーブルのケーブルコネクタを説明する図
【図4】コネクタに設けられる各接続部を構成する電気接点の配置例を説明する図
【図5】従来の超音波内視鏡装置を説明する図
【符号の説明】
1…超音波内視鏡装置
2…超音波内視鏡
4…超音波観測装置
5…内視鏡観察装置
6…電気ケーブル
30…内視鏡コネクタ
32…振動子用接続部
33…撮像素子用接続部
34…電気コネクタ
36a、36b…電極
61…ケーブルコネクタ
68…超音波用接続部
69…内視鏡用接続部
70a、70b…押圧接点

Claims (3)

  1. 挿入部の先端部に超音波振動子及び撮像素子を備え、ユニバーサルコードの基端部に設けられた内視鏡コネクタに前記超音波振動子に電気的に接続される振動子用接続部及び前記撮像素子に電気的に接続される撮像素子用接続部を一体に形成した電気コネクタを設けた超音波内視鏡と、
    この超音波内視鏡の超音波振動子を駆動する駆動信号の生成及び前記超音波振動子から伝送された電気信号を基に超音波観察画像用の映像信号を生成する信号処理部を有する超音波観測装置と、
    前記超音波内視鏡の撮像素子を駆動する駆動信号の生成及び撮像素子から伝送された画像信号を基に内視鏡観察画像用の映像信号を生成する信号処理部を有する内視鏡観察装置と、
    前記超音波内視鏡の電気コネクタに接続され、前記振動子用接続部と電気的に接続される超音波用接続部及び前記撮像素子用接続部と電気的に接続される内視鏡用接続部を一体に形成したケーブルコネクタを備え、このケーブルコネクタから延出する1本の信号伝送ケーブルの中途部で分岐して、前記内視鏡観察装置及び前記超音波観測装置にそれぞれ接続される内視鏡コネクタ及び超音波用コネクタを有する電気ケーブルと、
    を具備することを特徴とする超音波内視鏡装置。
  2. 前記超音波内視鏡の電気コネクタ内及び前記電気ケーブルのケーブルコネクタ内を、電気的な干渉を防止する複数のシールド空間に分割したことを特徴とする請求項1に記載の超音波内視鏡装置。
  3. 前記コネクタ内に各接続部を構成する電気部品を群にして配列するとき、各接続部を構成する電気部品のうち、電気的な干渉に影響を及ぼす電気部品同士を、距離が最も離れる位置関係に配置したことを特徴とする請求項1に記載の超音波内視鏡装置。
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