JP2002238832A - 内視鏡用コネクタ装置 - Google Patents

内視鏡用コネクタ装置

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JP2002238832A
JP2002238832A JP2001038794A JP2001038794A JP2002238832A JP 2002238832 A JP2002238832 A JP 2002238832A JP 2001038794 A JP2001038794 A JP 2001038794A JP 2001038794 A JP2001038794 A JP 2001038794A JP 2002238832 A JP2002238832 A JP 2002238832A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライトガイド等の内蔵物を破損させることな
く組立ができ、且つコンパクトで低コストが可能な内視
鏡用コネクタ装置を提供する。 【解決手段】 内視鏡のユニバーサルケーブル内を挿通
された細長のライトガイドケーブル19及び電線72は
ライトガイドコネクタ9の外装ケースを構成する第2コ
ネクタケース16及び第1コネクタケース15内に延出
され、その内側に配置された平板状のつなぎ部材12で
仕切られる収納室73と76とにそれぞれ分けして挿通
するようにして、両者が絡まるようなことなく、コンパ
クトで容易にライトガイドコネクタ9の組み立てができ
る構造にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡本体と、撮像
制御装置、光源装置等の内視鏡制御装置とを着脱可能に
接続する内視鏡用コネクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡と撮像制御装置、光源装置等の内
視鏡制御装置とを接続する内視鏡用コネクタ装置として
は、実開昭63−178808号公報に示されているよ
うなコネクタケーシングの収納室内にライトガイド、ま
た挿入部先端部内に設けられた電荷結合素子(CCD)
等の固体撮像素子から撮像制御装置に映像信号を送るた
めの信号線等の内蔵物を収納、挿通したコネクタ装置が
開示されている。
【0003】しかし、これらの内視鏡用コネクタ装置
は、コネクタケーシングの収納室内にライトガイド、信
号線等の内蔵物をすべてまとめて収納、挿通しているた
め、組立時にライトガイド等の内蔵物を傷つけたりする
ことがあった。これを解決するために、特開平5−26
9080号公報に示されるような、ライトガイドと信号
線等の内蔵物を別々の収納室に収納、挿通可能とする内
視鏡用コネクタ装置が考案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平5−269
080号公報に示される内視鏡用コネクタ装置は、コネ
クタ本体内に信号線等を収納する収納室を設けると共
に、コネクタ本体をコネクタケーシングにて内包するこ
とにより生じる隙間にライトガイド等の内蔵物を挿通す
る構成となっている。
【0005】しかし、このような構成によるとコネクタ
本体自体に外部からの干渉を受けないような収納室を設
ける必要があるため、コネクタ本体がどうしても大型化
してしまい、結局、内視鏡用コネクタ装置全体が大型化
してしまうという問題があった。また、収納室を設ける
ことでライトガイド等の損傷し易い内蔵物を損傷させて
しまうようなことは防止できるものの、逆に部品コスト
が上がってしまう、また組立作業が繁雑になってしまう
という問題もあった。
【0006】(発明の目的)本発明は上述した点に鑑み
てなされたもので、内蔵物を容易に組立ができ、且つコ
ンパクトで低コストが可能な内視鏡用コネクタ装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】内視鏡と内視鏡制御装置
とを着脱可能に接続する内視鏡用コネクタ装置におい
て、内視鏡用コネクタ装置の支軸となる長尺の板状部材
と、前記板状部材を内包するケーシングとを有すると共
に、前記板状部材の片面側とケーシングの内周面とで形
成された第1の空間と、前記板状部材の他面側とケーシ
ングの内周面とで形成された第2の空間とに少なくとも
2つの細長の内蔵物を分けて収納したことにより、分け
て収納しない場合における絡まるようなことなく組み立
てが容易にできるようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して本発
明の1実施の形態を説明する。図1は1実施の形態を備
えた内視鏡装置の全体構成を示し、図2は1実施の形態
のライトガイドコネクタの内部構造を示し、図3は図2
のA−A断面を示し、図4は図3のB矢視から見た通気
口金を示し、図5及び図6は電線を収納する変形例を示
す。
【0009】図1に示すように内視鏡装置1は内視鏡2
と、内視鏡2に照明光を供給する光源装置3と、前記内
視鏡2の先端部内に配設されている電荷結合素子(CC
D)等の固体撮像素子から伝送される電気信号を処理し
て映像信号に変換する撮像制御装置4と、前記撮像制御
装置4で変換された映像信号を観察像として表示するモ
ニタ5とより構成されている。
【0010】内視鏡2は細長い軟性の挿入部6の基端部
に形成された操作部7が連結されてなり、操作部7の側
方からユニバーサルケーブル8が延出されている。この
ユニバーサルケーブル8の基端にはライトガイドコネク
タ9が配設され、ライトガイドコネクタ9の側方からカ
メラケーブル10が延出されている。
【0011】また、前記カメラケーブル10の基端には
カメラコネクタ11が設けられている。前記ライトガイ
ドコネクタ9は光源装置3に着脱可能に接続され、光源
装置3に接続することで、光源装置3から供給される照
明光を伝送して内視鏡先端から出射し、観察対象側を照
明することが可能となる。また、カメラコネクタ11は
撮像制御装置4との着脱が可能となっており、撮像制御
装置4に接続することで観察像をモニタ5上に表示する
ことが可能となっている。
【0012】図2は本発明の内視鏡用コネクタ装置の1
実施の形態としてのライトガイドコネクタ9の縦断面
図、図3は図2におけるA−A断面を示すものである。
図2、図3に示すようにライトガイドコネクタ9は、該
ライトガイドコネクタはその外装ケースが第1コネクタ
ケース15及び第2コネクタケース16で形成され、そ
の長手方向(軸方向)には支軸(支え)となる平板状の
つなぎ部材(支持部材)12が配置されている。
【0013】この平板状のつなぎ部材12の長手方向に
おける一端(光源装置3に接続する側の端部、図2では
右側部分)に押さえ部材13が、また他端にユニバーサ
ルケーブル受け14が連結されてなり、これらは互いに
第1コネクタケース15及び第2コネクタケース16の
開口する各端部で被嵌する構造にしている。
【0014】前記つなぎ部材12は、その基端側の端付
近が直角に折り曲げられて、折り曲げられた箇所が押さ
え部材13に当接し、両者がビス17で固定されてい
る。また、押さえ部材13には基端側に延出する方向に
円環状のライトガイド受け60が配設されており、ライ
トガイド受け60の基端側内部にはライトガイドケーブ
ル19の基端が固定され(図示しない)、光源装置3か
らの照明光を受け取れるようになっている。
【0015】また、つなぎ部材12の押さえ部材13側
付近には後述するライトガイドケーブル19の挿通路と
なる長孔18が軸方向に形成されており、つなぎ部材1
2の先端側には同じくライトガイドケーブル19の挿通
路となる長溝20が軸方向に形成されている。
【0016】前記ユニバーサルケーブル受け14は円環
状に形成され、基端側の一部が外周側より平面上に切り
かかれている。この切り欠きで形成される平面部23に
前記つなぎ部材12の長溝20の両脇に残った残肉部2
2が当接し、両者がビス21により固定されている。ま
た、ユニバーサルケーブル受け14の先端側に外周には
雄ネジ部24が形成されている。
【0017】一方、ユニバーサルケーブル受け14の内
周にはユニバーサルケーブル8の基端側に接続されたユ
ニバーサルケーブル口金25が挿嵌されており、ビス2
6にてユニバーサルケーブル受け14に固定されてい
る。この際、ユニバーサルケーブル口金25とユニバー
サルケーブル受け14間はパッキング27にて水密が確
保されている。
【0018】また、前記第1コネクタケース15はプラ
スチック等で略円環状にモールド成形されてなり、且つ
カメラケーブル10に接続するための第1貫通孔29、
及び通気口金28を接続するための第2貫通孔30がそ
れぞれ形成されている。前記第1貫通孔29には円環状
に形成されたカメラケーブルベース31の一部が嵌合し
ており、その基端側は第1貫通孔29の内径よりも大き
い外形で形成されている。
【0019】また前記カメラケーブルベース31の先端
側外周は雄ネジ部32で形成されており、第1コネクタ
ケース15の内周側から第1ナット33を前記雄ネジ部
32に締め込むことで、カメラケーブルベース31を第
1コネクタケース15に固定している。
【0020】また、カメラケーブルベース31の基端側
内周にはカメラケーブル10の端部が連結されたカメラ
ケーブル口金34が挿嵌されており、ビス35にてカメ
ラケーブルベース31及びカメラケーブル口金34が固
定されている。また、前記カメラケーブルベース31の
基端側外周には雄ネジ部36が形成されており、雌ネジ
部37を有する円環状の金属部材がインサート成形され
た弾性部材からなるカメラケーブル保護用の折れ止め部
材38がねじ込まれている。
【0021】尚、カメラケーブルベース31と折れ止め
部材38、カメラケーブルベース31と第1貫通孔2
9、及びカメラケーブル口金34と折れ止め部材38の
間にはそれぞれパッキン39,40,41が介装されて
おり、それぞれの間で水密が確保されている。
【0022】一方、第2貫通孔30には通気口金28が
配設されている。通気口金28は大きく分けて連通管4
2、弁体43、カム受けピン44、回転体45、カバー
49より構成されている。
【0023】連通管42はその基端(後端)側が先端側
に対して内外径共に大径に形成されており、基端側内部
には弁室46が形成されている。この弁室46には弁体
43が上下動及び回転可能に嵌挿されており、弁体43
の側壁にはカム受けピン44がねじ止めされ、そのカム
受けピン44は連通管42の管壁に形成されたカム孔4
7に嵌り込んで係合している。
【0024】このカム孔47は連通管42の軸方向に対
して斜めに傾斜して設けられている。従って、カム受け
ピン44がカム孔47に沿って移動すれば、弁体43は
弁室43内に回転しながら連通管42の軸方向に移動す
るようになっている。また、弁体43の大径部の外周に
は、図4に示すように一対の切り欠き50が形成されて
おり、これにより切り欠き50と弁室46の内面との間
に通気路51が形成されている。
【0025】弁体43の先端側外周にはパッキン48が
装着されており、弁体43が(図3で)上がった時(後
端側に移動した時)、パッキン48が連通管42の内面
に密着して連通管42を通気路51から遮断し、弁体4
3が下がった時、パッキング48が連通管42の内面か
ら浮いて連通する仕組みとなっている。図3では、この
2つの状態を一点鎖線の左右の断面にて示している。
【0026】また、連通管42の基端側外周には円環状
の回転体45が被嵌されている。この回転体45は連通
管42の外端に形成したフランジ53と、連通管42に
ビス52により固定された環状のカバー49とによって
支持されており、連通管42の回りを回転可能になって
いる。
【0027】更に、回転体45の外周部には切り欠き凹
部からなる係合受け54が形成されており、またフラン
ジ53には前記係合受け54に対向するように切り欠き
溝61が形成されている。
【0028】また、回転体45にはカム受けピン44が
係合する長溝55が連通管42の軸方向に沿って長く形
成されている。尚、この連通管42と回転体45の間に
は気密用のパッキング56が介装されている。また、環
状のカバー49には側外方へ突出するピン状の係止体5
7が取付固定されている。通気口金28は上記のように
構成され、図示しない専用コネクタを装着することで、
内視鏡2の内部と外部との連通が図れる仕組みとなって
いる。例えば、漏水検査を行うための高圧気体供給コネ
クタなどが装着できる。
【0029】また、前記通気口金28は連通管42の先
端寄りの外周部分が第1コネクタケース15の第2貫通
孔30に挿嵌されており、連通管42の先端側外周に設
けられた雄ネジ部58に第1コネクタケース15の内周
側から第2ナット59を締め込むことで、第1コネクタ
ケース15に固定されている。尚、連通管42と第2連
通孔30との嵌合部にはパッキン62が介装されてお
り、水密が確保されている。
【0030】また、前記第1コネクタケース15はその
基端側内周が押さえ部材13の外周と嵌合しており、両
者間には水密用のパッキン66が介装されている。ま
た、第1コネクタケース15には押さえ部材13の基端
に形成されたフランジ65に当接しており、且つ第1コ
ネクタケース15の内周側の一部に設けられた凹部63
と、押さえ部材13の外周側の一部に設けられた凸部6
4が嵌合することにより、第1コネクタケースが押さえ
部材13に対して回転しない状態で連結されている。
【0031】第2コネクタケース16も第1コネクタケ
ース15と同様にプラスチック等でモールド形成されて
なり、その基端側は第1コネクタケース15の先端側と
嵌合しており、両者間には水密用のパッキン67が介装
されている。
【0032】一方、第2コネクタケース16の先端側は
円環状に形成され、その内周側はユニバーサルケーブル
受け14の外周と嵌合しており、且つ第2コネクタケー
ス16の先端側内周の一部に設けられた凸部68とユニ
バーサルケーブル受け14の外周の一部に設けられた凹
部69が嵌合することにより、第2コネクタケース16
がユニバーサルケーブル受け14に対して回転不能に構
成されている。
【0033】また、第1コネクタケース15及び第2コ
ネクタケース16は、ユニバーサルケーブル受け14の
外周に設けられた雄ネジ部24に止めナット71を締め
込むことにより、止めナット71が第2コネクタケース
16の先端部を押し付けて、第1コネクタケース15及
び第2コネクタケース16が固定される構成となってい
る。
【0034】つまり、第1コネクタケース15と第2コ
ネクタケース16は、前記押さえ部材13に形成された
フランジ65と、前記止めナット71により挟み込まれ
た状態で固定され、前記止めナット71が締め込まれた
状態では長手方向、及び回転方向どちらにも移動不能に
固定されるようになっている。また、止めナット71の
前方では、雌ネジ部74を有する円環状の金属部材がイ
ンサート成形された弾性部材からなるユニバーサルコー
ド保護用の折れ止め部材75がユニバーサルケーブル受
け14の雄ネジ部24にねじ込み固定されている。
【0035】また、ライトガイドケーブル19は、内視
鏡2の先端より、挿入部6内、操作部7内、ユニバーサ
ルケーブル8内、ライトガイドコネクタ9内を介して、
ライトガイド受け60の基端に接続されている。ライト
ガイドコネクタ9内では、前記ライトガイドケーブル1
9は、つなぎ部材12の長溝20を介してつなぎ部材1
2の背面側(図2では下側)に挿通されており、つなぎ
部材12の長孔18を介してライトガイド受け60内に
挿通されている。
【0036】つまり、ライトガイドケーブル9は、ライ
トガイドコネクタ9内では、第1コネクタケース15及
び第2コネクタケース16の内周とつなぎ部材12とで
区画されたつなぎ部材12の背面側の第1収納室73内
に挿通されている。
【0037】一方、電荷結合素子(CCD)等の固体撮
像素子と撮像制御装置4間、またフリーズ等の操作を行
うための操作スイッチ83(図1参照)と撮像制御装置
4間等で電気信号を伝送するための電線72は、第1コ
ネクタケース15及び第2コネクタケース16の内周と
つなぎ部材12とで区画されたつなぎ部材12の上面側
の第2収納室76内を介して、カメラケーブル10内に
挿通され、カメラコネクタ11に接続されている。
【0038】これらの電線72は、網状管からなる金属
製のブレード80にて被覆されており、外部からのノイ
ズを除去すると共に、内部から発生するノイズを吸収で
きるようになっている。
【0039】また、電線72は、内視鏡2を修理する際
に配線し直したりすることで次第に長さが短くなること
が考えられるため、予め第2収納室76内に複数回にわ
たりループさせた状態で収納している。つまり、この第
2収納室76に電線72の余裕長分をループ状にして収
納している。
【0040】前記電線72は単純にループさせて第2収
納室76内に収納するだけでも良いが、図5に示すよう
に熱収縮チューブ77等によりループさせた部分をまと
めた状態で収納しても良い。また、図6に示すように、
つなぎ部材12にボビン78をたて、そのボビン78に
電線72の余裕長分を巻いて収納しても構わない。
【0041】このような構成にすれば、電線72が巻き
やすくなるため組立性が向上し、また電線72をループ
する際のループの最小半径も自然にボビン78の径で決
まってくるため、電線72を不用意に折り曲げてしまう
ことがなく、組立時の断線等を防止することができる。
【0042】一方、図3に示すように通気口金28を第
1コネクタケース15に固定するための第1ナット59
には、樹脂等の断絶部材からなる凹状のキャップ70が
被覆されている。このキャップ70の底部には貫通孔7
9が形成されており、キャップ70を被覆しても、通気
口金28の通気性が損なわないようにしている。前記電
線72は、ユニバーサルケーブル8やカメラケーブル1
0が曲げられたりすると、ライトガイドコネクタ9内で
前後動することであり、電線72を被覆する金属製のブ
レード80が通気口金28に触れてしまう可能性があ
る。
【0043】一般的に通気口金28は金属で形成されて
いるが、仮に通気口金28と前記金属製のブレード80
が接触した状態で、高周波処置が行なうと漏れ電流が通
気口金28に流れるが、本実施の形態の構成のように絶
縁部材からなるキャップ70を被覆して、通気口金28
に漏れ電流が漏れることを防止できるようにしている。
【0044】上述したいように本実施の形態では、ライ
トガイドコネクタ9の外装ケーシングを構成する第1コ
ネクタケース15及び第2コネクタケース16との内側
にその長手方向に仕切る(区分けする)機能を持つ板状
部材(1実施の形態ではつなぎ部材12)を配置して、
その板状部材の両面側に仕切られた2つの収納室73、
76を形成し、ライトガイドケーブル19と電線72と
を2つの収納室73、76にそれぞれ区分けて収納する
ようにして組立を行うことができるようにして、組み立
て作業を行い易いようにしていることが特徴となってい
る。
【0045】次に本実施の形態を組み立てる際の作用で
説明する。第1コネクタケース15にカメラケーブル1
0、及び通気口金28を接合し、キャップ70を第2ナ
ット59に装着する。ユニバーサルケーブル8の基端側
から止めナット71、前記第1コネクタケース15、第
2コネクタケース16を順にユニバーサルケーブル8に
被せていった後、ユニバーサルケーブル8の基端に設け
られたユニバーサルケーブル口金25にユニバーサルケ
ーブル受け14を接合する。
【0046】また、ユニバーサルケーブル受け14、つ
なぎ部材12、押さえ部材13、ライトガイド受け60
を各々接続する。その後、ライトガイドケーブル19を
つなぎ部材12の長溝20を介してつなぎ部材12の背
面側に通し、つなぎ部材12の長孔18を介して、ライ
トガイド受け60に挿通し、その基端にてライトガイド
ケーブル19を固定する。
【0047】その後、第1コネクタケース15を基端側
にスライドさせ、押さえ部材13に当接させる。その状
態で、電線72をつなぎ部材12の上面側を介して、カ
メラケーブル10内に挿通し、電線72の基端をカメラ
コネクタ11に接続する。電線72の余裕長分はつなぎ
部材12の上面側でループさせてまとめておく。
【0048】その後、第1コネクタケース16を基端側
にスライドさせ、第2コネクタケース15に当接させ、
止めナット71にて第2コネクタケース16及び第1コ
ネクタケース15を固定する。
【0049】ライトガイドコネクタ9内では、ライトガ
イドケーブル19は、第1コネクタケース15及び第2
コネクタケース16内とつなぎ部材12の上面側とで区
別された第1収納室73を通り、電線72は第1コネク
タケース15及び第2コネクタケース16内とつなぎ部
材12の上面側とで区画された第2収納室76に収納さ
れる。
【0050】本実施の形態は以下の効果を有する。ライ
トガイドケーブル19をつなぎ部材12の背面側に配置
させた状態で、電線の収納作業が行えるため、各内蔵物
同士が絡まったりして干渉することがなく、組立時にラ
イトガイドケーブル19等を損傷させてしまうような事
を防止できる。
【0051】また、部品自体に収納スペースを設けるの
ではなく、ライトガイドコネクタ9の支えの役目を果た
すつなぎ部材12が収納スペースの仕切としても活用さ
れているため、コンパクトにできると共に、部品点数、
部品コストを抑えることができる。
【0052】尚、本実施の形態の説明の中で、つなぎ部
材12は平板状と説明したが、つなぎ部材12はコネク
タケースの仕切となって第1収納室73、第2収納室7
6を区分けするように形成できれば良く、その形状は平
面状のものに限定されるものでない。例えば、略半円筒
状やV字状等で形成されていても良い。
【0053】また、上述の実施の形態では、線状ないし
はチューブ状の細長の内蔵部材(内蔵物)として、ライ
トガイドケーブル19と電線72の場合で説明したが、
これら以外のものにも適用できる。
【0054】例えば、送気チューブ、送水チューブ、吸
引チューブ等の場合にも適用できる。また、3つ以上の
内蔵物の場合には、例えばつなぎ部材12の一方の面に
T次状にする板状部材を取り付けたり、一体で形成し
て、さらに区分けした(或いは仕切った)収納部を設
け、それぞれの収納部に3つ以上の内蔵物を分けて収納
(挿通)するようにしても良い。
【0055】[付記] 1.内視鏡と内視鏡制御装置とを着脱可能に接続する内
視鏡用コネクタ装置において、内視鏡用コネクタ装置の
外装ケースと、該外装ケース内にその長手方向に配置さ
れ、前記外装ケースの内部をその両面で2つの収納室に
仕切る平板状の仕切り部材と、前記2つの収納室に内視
鏡内を挿通された少なくとも2種類のワイヤないしはチ
ューブ状の内蔵部材をそれぞれ分けて収納したことを特
徴とする内視鏡用コネクタ装置。 2.前記内蔵部材は照明光を伝送するライトガイドケー
ブルと、信号を伝送する信号線(電線)を含む付記1記
載の内視鏡用コネクタ装置。
【0056】3.内視鏡と内視鏡制御装置とを着脱可能
に接続する内視鏡用コネクタ装置において、内視鏡用コ
ネクタ装置の支軸となる長尺の板状部材と、前記板状部
材を内包するケーシングとを有すると共に、前記板状部
材の片面側とケーシングの内周面とで形成された第1の
空間に前記内視鏡制御装置または他の装置との接続体を
収納し、前記板状部材の他面側とケーシングの内周面と
で形成された第2の空間に内蔵物を配設したことを特徴
とする内視鏡用コネクタ装置。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ラ
イトガイドケーブル等の内蔵物と、撮像制御装置へ電気
信号を伝送するための電線等を別々の収納室に収納、挿
通できるため、ライトガイドケーブル等の内蔵物を損傷
させるようなことなく、組立が容易にできる。
【0058】また、コネクタ装置の支軸となる板状部材
からなるつなぎ部材が収納スペースの仕切としても活用
されているため、わざわざ部品自体に収納室を設ける必
要がなく、コンパクトにできると共に、部品点数、部品
コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態を備えた内視鏡装置の全
体構成図。
【図2】1実施の形態のライトガイドコネクタの内部構
造を示す断面図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】図3のB矢視から見た通気口金を示す図。
【図5】電線を収納する変形例を示す図。
【図6】電線を収納する他の変形例を示す図。
【符号の説明】 1…内視鏡装置 2…内視鏡 3…光源装置 4…撮像制御装置 5…モニタ 6…挿入部 7…操作部 8…ユニバーサルケーブル 9…ライトガイドコネクタ 10…カメラケーブル 11…カメラコネクタ 12…つなぎ部材 13…押さえ部材 14…ユニバーサルケーブル受け 15…第1コネクタケース 16…第2コネクタケース 18…長孔 19…ライトガイドケーブル 20…長溝 25…ユニバーサルケーブル口金 28…通気口金 31…カメラケーブルベース 33…ナット 34…カメラケーブル口金 71…止めナット 72…電線 73、76…収納室 75…折れ止め部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡と内視鏡制御装置とを着脱可能に
    接続する内視鏡用コネクタ装置において、 内視鏡用コネクタ装置の支軸となる長尺の板状部材と、
    前記板状部材を内包するケーシングとを有すると共に、
    前記板状部材の片面側とケーシングの内周面とで形成さ
    れた第1の空間と、前記板状部材の他面側とケーシング
    の内周面とで形成された第2の空間とに少なくとも2つ
    の細長の内蔵物を分けて収納したことを特徴とする内視
    鏡用コネクタ装置。
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