JP3683375B2 - ロータリエンコーダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、読取装置で読み取ったビットマップ形式の画像データの位置誤差を測定する装置に好適なロータリエンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
光学的リニアスケールとして、例えばオーム社から出版された「サーボセンサの基礎と応用」(大島康次郎、秋山勇治共著)〔昭和63年2月20日発行〕が知られている。この刊行物に記載された技術を図13ないし図15を参照して説明する。
【0003】
ここではリニアスケールの一例としてポジションスケールを例に挙げている。
【0004】
例に挙げられたリニアスケールは、図13に示すように全く等しいピッチの明暗の格子をもった2枚1組のメインスケール81とインデックススケール82とからなるガラススケール83と、そのスケール83を照明するLEDからなる光源84と、スケール83を透過した光を検知するフォトダイオード85から構成される。通常はインデックスケール82が固定され、メインスケール81が移動するが、その移動に連れてフォトダイオード85の出力が変化する。
【0005】
図14(a)に示すように2枚のガラスの透過部が一致したとき、出力は最大となり、透過部とクロム蒸着された不透明部86が重なったときには、出力は理想状態では0となる。したがって、その出力波形は理想的には図14(b)に示したような光量変化となるが、実際には明暗の格子ピッチが8μmと小さいため、光の回折の影響やクロム烝着面での反射の影響があり、図14(c)に示すような出力波形のように近似正弦波の形で出力される。この出力波形の山の間隔がスケールのピッチに相当するので、山の数を数えることにより移動量を知ることができる。これがポジションスケールの基本原理であるが、実際には図13のフォトダイオードA,B,/A,/B(なお、「/」は反転を示す。)の4個を用いて各種の処理が行われている。
【0006】
A,B,/A,/Bのおのおのに対応するインデックススケール82の格子は、0°、90°、180°、270°の位相関係になっている。これをAと/A、Bと/Bを組み合わせて差動方式で検出し、スケール82の汚れや光量変化に対して強くなるように設定し、信頼性を高めている。このようにして得られた信号をおのおの改めてA、Bとし、さらに電気的に反転された信号をそれぞれ/A、/Bとする。そして、これらの信号を用いてさらに細かい寸法まで読み取るための処理が実行されている。
【0007】
スケール83の移動方向は図15に示すようにA信号とB信号のどちらの信号の位相が進んでいるかを知ることで判定できる。スケール83のピッチよりも細かく読む手法としては、A信号だけ用いると基準レベルを下からよぎるときと上からよぎるときの両方をとらえて4μm単位で読める。さらにB信号を用いると2μmまで読める。これ以上細かく読むためには、AとBの信号を用いて45°位相差の信号、Bと/Aの信号から135°位相差の信号を作る必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記リニアスケールにおいては、光源(LED)84の発する光をコリメートレンズ87で平行光線にしてメインスケール81とインデックススケール82の重なりを通過してくる光を受光素子で検出するようにしているので、微細かつ高精度のメインスケール、インデックススケール、および精密なコリメートが必要になる。その結果、当然コストも高くなってしまう。
【0009】
そこで、本出願人は微細かつ高精度のスリットを作ったり、受光素子の受光部のサイズを小さくしたり、インデックススケールなどの補助手段を使用することなく、安価で高分解能のロータリエンコーダを提供するために特願平8−216499号を提案した。この発明に係るロータリエンコーダは、円盤の周辺部に配置した曲線を読み取った画像データの半径方向の重心の位置を計算して円盤の回転位置、速度などを検出するようにしたものである。
【0010】
ところが、このように円盤の周辺部に配置した曲線を読み取るようにすると、円盤の中心がずれると、そのずれに応じて曲線の位置が線状に配列された画像の読み取り素子から見ると円盤の半径方向にずれることになる。この発明では、曲線を読み取った画像データの半径方向の重心を計算することによって回転位置や速度を求めているので、このようにもし円盤にずれが生じると、回転の位置や速度の変化と同様の影響を重心の測定結果にもたらすことになる。すなわち、円盤の中心のずれは、円盤の回転位置および速度に対するノイズとして測定精度を低下させることになる。
【0011】
一般に、円盤に軸と取り付ける際、厳密に軸の偏心がないようにするのは非常に難しく、あるいは、偏心のないようにするには厳密な調整を行う必要があり、このような要求に応えるには、どうしても製造コストが高くなってしまう。また、たとえ軸を正確に中心に取り付けることができたとしても、軸と軸受けとの間に隙間があるので、軸に加わる荷重によって軸は特定の方向から力を受け、どうしても偏心が生じることになる。
【0012】
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、円盤の回転中心の変動による測定精度の低下を防止することができるロータリエンコーダを提供することにある。また、第2の目的は、円盤の回転中心が偏心しても測定精度が劣化しないロータリエンコーダを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、第1の手段は、回転板に所定の模様を形成し、その模様を読み取り手段によって読み取って制御演算装置によって回転板の回転角度または角速度に変換するロータリエンコーダにおいて、前記回転板の回転の偏心量を検出する手段と、前記偏心量を検出する手段によって検出された偏心量に基づいて前記読み取り手段によって読み取ったデータを補正する手段と、この補正する手段によって補正されたデータに基づいて回転板の回転角度または角速度に変換する手段とを備え、前記模様が、半径方向と常にあらかじめ設定された角度で交差し、その交点と中心との距離が半径の回転に対して連続して変化する所定長さの曲線が円盤の周辺部に複数個回転対称に形成されたパターンからなり、前記読み取り手段が、前記円盤の前記曲線と形成した部分と対向し、かつ前記円盤の半径方向に伸びたラインセンサと、前記パターンの画像を前記ラインセンサの受光部に結像する光学手段と、前記ラインセンサを制御して前記パターンの画像をあらかじめ設定した一定の時間間隔で読み取る手段とからなることを特徴としている。
【0014】
第2の手段は、上記第1の手段において、記制御演算装置が、前記記読み取り手段によって読み取った画像データの前記曲線とその周辺の地肌部に対応する連続した領域を設定する手段と、前記領域を画素の整数個分ずつ順次移動させて設定し直す手段と、前記曲線の位置があらかじめ設定した場所に来たとき前記連続した領域を所定画素分ラインセンサの長さ方向に移動させ、隣接して配置されている前記曲線の画像を含む領域に再設定する手段と、領域が設定されるごとにその領域における前記曲線の位置を演算する手段と、領域の移動前後における前記曲線の移動量を演算する手段とからなることを特徴としている。
【0015】
第3の手段は、上記第2の目的を達成するため、第1の手段におけるする偏心量を検出する手段を、円盤に設けられた曲線のパターンの回転中心を中心とする円のパターンと、この円のパターンを読み取る曲線の画像を読み取るラインセンサと一体となったセンサと、このセンサによって読み取った円のパターンの位置を得る手段とから構成したことを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
【0018】
1.測定原理
図1は、本出願の測定原理を典型的な場合を前提にして説明するための図である。図の主走査と書いた矢印101は線順次で画像を読み取る装置が同時に読み取る1ラインの画像の画素の並びと、この並列のデータを直線のデータに変換したときの時間軸上の順序を示す。図の副走査と書いた矢印102は主走査の1列が読み取る範囲を順次移動させながら読み取って行く方向を示している。移動する手段としては、原稿の画像を光電変換素子に投影するミラー、照明ランプなどを機械的に移動させるもの、原稿を移動させるもの、光電変換素子とその結像光学系を一体にして移動させるものなどがある。ここではこの主走査方向と副走査方向に平行な線で囲まれたそれぞれの4角形を画素ということにする。画素によって構成される平面は、原稿の画像を電気信号に変換されたデータが原稿の画像の写像がそのまま並んでいるというイメージでとらえることができ、ビットマップということもある。読み取り装置からリアルタイムで出力されるときには、主走査、副走査の方向が時間的な順序を示すが、出力されたデータをメモリに取り込んだ状態では、それぞれの画素を任意にアクセスすることも可能であり、主走査、副走査、時間の順序にとらわれない扱いも可能になる。
【0019】
図1は主走査と副走査の画素サイズが等しい場合で、副走査方向の走査速度が変動するときと、一定速度で45°の斜線を読み取るときに光電変換装置に投影されるが、像を全く劣化のないかたちでビットマップに対応させて示したものである。すなわち、aは副走査方向の読み取りのタイミングを制御するクロックに対応する所定の一定速度で走査したときで、ビットマップにも45°の像ができる。bは速度が変動するときの像で、速度に応じて傾きが異なってくる。
【0020】
つまり、A−Bは副走査方向の走査速度が0のときで、副走査方向の読み取りのタイミングを制御するクロックにより副走査方向のビットマップのアドレスが進んでも原稿を読み取っている位置が変わらないため、副走査方向に平行な線になってしまう。
【0021】
B−Cは副走査方向の走査速度が所定の速度の1/2のときで、ビットマップのアドレスが進んでも、その半分しか進まない位置の画像を読んでいることになり、画像の副走査方向の線との角度はtanθ=0.5から、約26.57°である。
【0022】
C−Dは所定の速度で走査しているときで、傾きは45°である。同様にD−以降は走査速度が1.5倍の場合で、その角度は約56.31°である。つまり、走査速度によって像の傾きが異なること、言い換えれば斜線の主走査方向への移動量が、副走査方向の移動速度に対応することを測定原理として副走査方向の移動速度のムラ、ミラー、レンズ、光電変換装置の振動などに起因するビットマップ画像の画素の位置誤差を計測する。
【0023】
以上、正方形の画素を持ち、45°の線を使用した場合で説明したが、画素が正方形でなく、例えば、主走査の分解能400dpi、副走査の分解能600dpiといった読み取り装置の画像データに適用することもでき、45°以外の斜線を用いても同様に、斜線の画像の主走査方向への移動量が副走査方向の読み取り方向の速度に依存するという関係は成立するので、画素の位置誤差を計測することができる。
【0024】
2.システム構成
図2は信号処理部のシステム構成を示すブロック図である。同図において信号処理部は、PD1、フォトアンプ2、サンプル・ホールド回路3、セレクト回路4、A/D変換回路5、メモリ6、偏心量演算回路7、位置誤差演算回路8および制御部9から基本的に構成されている。
【0025】
PD1はフォトダイオードで、一列に並んでラインセンサ45aを形成している。各PD1の出力はそれぞれのフォトアンプ2に入力され、所定の信号レベルまで増幅される。増幅された信号はサンプル・ホールド(S/H)回路3に入力される、サンプル・ホールド回路3の出力はセレクト回路4に入力される。セレクト回路4は入力された多数の信号の中から1つを選択してアナログ・デジタル(A/D)変換回路5に入力する。デジタル信号に変換された信号はメモリ6に書き込まれる。位置誤差演算回路8は重心を計算するウインドウを設定し、ウインドウに対応するメモリ6に書き込まれた斜線のデータを使って誤差、速度、位置等を求めて出力する。さらに詳しくは、このメモリ6には、曲線cと後述の円50を読み取った画像データが書き込まれる。曲線(斜線)cの部分の重心は、後述の「4.ウィンドウのデータと重心の計算」の項で説明するようにして計算される。並行して円50の一部を読み取った画像データのラインが1つ進むごとに行われる。そして、円50の画像データから得られた曲線(斜線)c間の重心の変化を求め、これを偏心による曲線cの画像を移動量と考え、偏心量演算回路7で同じ1ライン進むときの曲線cの重心の変化量から偏心によって移動する量を減算して偏心による曲線cの重心の変化を補正する。そして、位置誤差演算回路8で補正された曲線の重心の移動から円盤の回転位置および速度を演算して出力する。
【0026】
制御部9はシステム全体を統合して動作させるのに必要なデータやタイミング信号などをそれぞれのブロックに与えたり取得したりする。シェーディング補正を行うためのデータを取得するモードでは、斜線L(曲線c)または原点Oを読んでいない位置に読み取りユニットがあることを確認し、フォトアンプ2のゲインを全て一定にし、サンプル・ホールド回路3、セレクト回路4およびアナログ・デジタル変換回路5を制御してラインセンサ45a全体のデータをメモリ6を介して取得し、シェーディング補正を行うためのそれぞれのフォトアンプ2のゲインの設定値を求めて不揮発性メモリ6に保持させる。測定を行うモード時には、シェーディング補正を行うためのゲインを、ゲインをセットするモードを指定してそれぞれのフォトアンプ2にセットする。必要な補正量をアンプ2のゲインとして与えることにより、それ以降はシェーディング補正された読み取りデータが得られる。
【0027】
ラインセンサ45aの各画素のデータを同じタイミングで、かつ同じ間隔で得るため、制御部8は内部の水晶振動子の発振周波数から作ってサンプル・ホールド回路3を制御する信号を出力する。この時間間隔はウインドウの重心がこの時間間隔の前後でいくら移動するかを求めることによって測定を行うので、非常に重要な役割を果たすものである。通常、水晶発振子を用いれば十分な精度が得られる。
【0028】
セレクト回路(セレクタ)4で信号を選択して順次アナログ・デジタル変換を行うのは、アナログ・デジタル変換器(回路)5の数を少なくしてコストを下げるためである。フォトダイオード1は高速で読み取りが可能であり、CCDと比べれば通常S/Nは高いので高精度かつ高速な測定が可能であるが、この例ではセレクタ4で順次に読み取るので、次に説明する例に比較すれば速度の点では劣ることが不利な点ではある。
【0029】
図3はこの実施形態における他の例を示すシステム構成を示すブロック図である。この実施形態では、セレクタ4を使用することなくA/D変換器10をラインセンサ45aの画素の分だけ備えたもので、これによって前述の形態よりも高速対応性に優れている。なお、前記の例と本例では、A/D変換器5,10が1個であるものと画素の分の個数を有するものと両極端になっているが、所定数のA/D変換器9とセレクタ4によって複数の群に分けて処理することにより、これらの形態の中間の速度のシステムを構成することもできる。
【0030】
図4はこの実施形態におけるさらに他の例を示すもので図でCCDを使用した例である。光電変換装置はラインCCD11で、CCD11の受光部に結像された原稿の画像と、測定用パターンの画像が電気信号に変換される。電気信号に変換された画像はA/D変換器12で、デジタルの多値の画像データに変換される。変換されたデータは、シェーディング補正部13で照明の不均一さ、レンズ周辺光量の低下、光電変換装置の画素間の感度の違いなどを補正するシェーディング補正を行う。シェーディング補正には、光電変換装置が読み取った基準濃度板29のデータが使用される。シェーディング補正された画像データは図2および図3に示した例と同様にして処理される。
【0031】
なお、CCD11を使用することのメリットは価格が安いことである。高速性やS/Nの点ではフォトダイオードアレイの方が好ましい。したがって、この例では、性能よりもコストを重視した構成となる。すなわち、この実施形態では、ラインセンサを使用し、複数のラインのデータを使い、重心の演算なども行うので、受光素子の数を含め、メモリ、演算素子などの電子部品は多くなる。しかし、どれも集積回路の技術により素子が多くなっても小型かつ安価に提供することができる。
【0032】
3.位置誤差測定処理
図5は図1と同様のビットマップに斜線の画像データaがあるときの位置誤差の測定を行うときの処理を説明するためのものである。W1 は画像データの位置を求めるための演算を行う11×3のウインドウである。ウインドウ内のデータの位置を求めるため、主走査方向における重心を演算する。この演算では、順次ウインドウの位置をW2,W3 ・・・と移動させながら重心を求める。重心の主走査方向の位置は45°の線の場合、画素の位置がなんらかの誤差要因で移動することがなければ、ウインドウを図のように移動させた場合、主走査方向に1画素分ずつ移動するはずである。画素の移動量が1画素分と異なる場合は、何らかの原因で画素の位置が変動したことになり、位置誤差を求めることができる。位置誤差の主要な要因が副走査方向の走査速度のムラによることが分かっている場合には、位置誤差のデータか速度ムラにデータを変換することは容易である。
【0033】
重心を求めるのに周辺の画素のデータを含む多数の画素データを使っているので、CCD固有のノイズを始めとしてさまざまなノイズが画像データに含まれるが、重心を求める過程でノイズの影響が軽減され、S/Nの高い測定が可能になっている。通常、ウインドウの画素の数が多いほどS/Nは高くなる。
【0034】
ウインドウの形状は主走査方向の重心を求めることから、主走査側に大きいことが望ましい。副走査方向は1としても測定可能である。
【0035】
図6は斜線の数が複数あって複数の斜線a1 ,a2 ,a3 を使用して位置誤差を測定する場合のウインドウの移動とそれに伴う処理を説明するものである。図5の例と同様にウインドウを順次移動させ、あらかじめ設定したおいたWn に達したとき、その次のウインドウとしてWn+1 に移動させる。移動する前後の斜線のパターンa1 とa2 の間隔は測定用チャートを作成する段階で決めておき、その間隔の値を主走査方向の重心の移動を計算するときに補正する。Wn+1 、Wn+2 、Wn+3 ・・・と移動させる。パターン間の間隔を画素サイズの整数倍に設定しておくと、ウインドウをジャンプさせたときの補正が簡単であり、測定に先立って測定装置にこの補正量を入力するときにも便利である。
【0036】
この例ではウインドウを1画素ずつ移動させているが、画素の位置誤差を起こす原因となる振動などの周波数帯域が低い場合は、ウインドウを2画素以上ずつ移動させても良い。こうすることによって測定に要する時間短くすることができる。
【0037】
また、複数の斜線を使って位置誤差を測定するようにすれば、読み取り装置の読み取り範囲が縦長であっても副走査方向の全域にわたっての測定が可能になる。さらに、主走査方向の狭い幅のなかだけで測定するようにすれば、主走査方向における中央部とか、手前とか、奥側とかに分けて位置誤差を測定することも可能になる。
【0038】
これらの図からも明らかなように、本願では高い分解能で位置誤差を測定する場合でも、それに応じて斜線のパターンを細くする必要は全くなく、システムのMTFの制約の影響を受けない幅の広いパターンを使うことができるという特徴がある。幅の広いパターンを使えば、それに応じてウインドウも大きくなり、結果として測定の精度を上げることができる。なお、処理速度、リアルタイム処理を行う場合は、バッファのサイズ、回路規模の経済性などとのバランスでパターンの幅を設定すればよい。
【0039】
なお、他の例として、幅の広い線のパターンを用い、どちらか片側のエッジのデータによっても同様に位置誤差を測定することが可能である。
【0040】
また、副走査の読み取りタイミングと斜線との関係は常に同じであるから、前述の公知例のように副走査方向に並べられた等間隔の白黒のパターンでは避けることのできないモアレの問題を回避することができ、高精度な位置誤差の測定を可能にしている。
【0041】
4.ウインドウのデータと重心の計算
図7はウインドウのデータと、斜線のパターンの関係を示すものである。ウインドウの各画素には斜線のパターンを読み取って得られる画像データの値が記入されている。画像データの値は8ビットのデジタルデータで、10進法で表すと0〜255の値を取ることができる。図の値は画像のデータを10進法で表記した値である。
【0042】
主走査方向の重心を計算するには、各列ごとにデータの和を求める。これを右側からh0,h1,・・・h10とすると、それぞれ14、37、150、345、562、590、427、202、50、18、13である。各画素の主走査方向の中心の座標を右から順に0〜10とし、重心の主走査方向の位置をmとすると、mの周りのモーメントは0となるので、
h0 (m−0)+h1 (m−1)+・・・h10(m−10)=0
が成り立ち、数値を入れて計算すると、
m=4.667
が得られる。
【0043】
重心を求めるのは、補間などの前処理を必要とせず、演算の簡素化、高速化に有用である。画像の位置を求めるのは、各列ごとのデータの和の並びから、補間により所定の分解能のデータ列を得て、そのデータからピーク値の存在する位置を求める方法を使うこともできる。
【0044】
5.斜線の幅
重心を計算するに当たり、斜線の幅はデータをきちんと読み取れるものであれば問題ないが、画素が正方形で、斜線の角度が45°であり、画像の走査速度を所定の目標速度からのわずかなズレをより高精度で測定する場合、斜線の主走査方向の幅を画素の整数倍にしておくと、ウインドウを斜め方向に移動しても、斜線と画素の関係は斜線の両側で同じになり、画像データの誤差要因もバランスし、画像の位置を計算する精度を高めることができる。
【0045】
6.主走査方向の斜線の画像の移動量と副走査方向の画素の位置誤差の関係
この実施形態では、副走査方向の画素の位置誤差を測定するために、斜線を読み取った画像の主走査方向へ画像の位置の移動を見ている。正方形の画素で45°の斜線を使って測定する場合には、これまでの説明で明らかなように、主走査方向の移動量のウインドウ間における偏差がそのまま、副走査方向の位置誤差になる。画素が正方形でない場合、斜線の角度が45°でない場合には、換算をして副走査方向の位置誤差を得る必要がある。
【0046】
7.測定の処理手順
図8は、測定の処理手順を示すフローチャートである。この処理手順では、まず、計算するウインドウの位置を示すW.P.(ウインドウポインタ)をセットし(ステップS1)、次に、W.P.で指示されるウインドウのデータを取り込み(ステップS2)、取り込んだデータの総和Vを計算する(ステップS3)。
【0047】
そして、データの総和Vがあらかじめ設定したaとbとの間の値を持っているかどうかをチェックする(ステップS4)。このチェックでaとbとの間に入っていれば、重心の計算を行い(ステップS5)、さらに、重心のずれを計算した((
ステップS6)後、次のW.P.をセットする(ステップS7)。その後、ステップS2に戻ってデータフェッチ以降の処理を繰り返す。
【0048】
一方、ステップS4で、データの総和Vがaとbとの間に入っていなければ、ループから抜け出し、処理を終了する。
【0049】
なお、ステップS4で処理の総和をチェックするのは、スタートのときにW.P.を誤ってセットしたため、ウインドウ内に斜線のデータがないような場合に、正しい測定がされていないのに測定結果が出力されるのを防止するという理由からである。また、測定に使う斜線の長さを短くしておけば、斜線が途切れた位置で打ち切ることができ、必要以上の測定を無駄を省くことができる。
【0050】
8.ロータリエンコーダの構造
前記図1、図5および図6で述べたような斜線パターンの繰り返しが形成されたリニアスケールでは、所定の傾きを持った直線を読み取った画像データを使用して速度あるいは位置を求めていたが、これをそのまま円盤にパターンを形成する形式のロータリエンコーダに適用しようとすると、半径方向に配置されたラインセンサと斜線のなす角度が回転角度により変化するので、ラインセンサの画素の区切りと直線の位置関係が変わり、読み取ったデータの重心に回転角度以外のノイズが生じる。さらに、直線を読み取った画像の重心の移動量が角度に依存してしまい、角度や角速度の計算が面倒になるばかりでなく、別途に斜線の特定の位置を検出する手段を設けて、その位置での角度に対する重心の変化量を求め、そこを基準に角度または角速度を求めなけばならなくなる。そこで、このような面倒な手順を踏むことなく、斜線を使用したリニアスケールとほぼ同一の処理によって角度または角速度を求めるようにした。
【0051】
図9は、この実施形態に係るロータリエンコーダのパターンを示す平面図、図10は図9のパターンを拡大して示すとともに、ラインセンサと曲線と円、および円盤とラインセンサとの関係を示す説明図である。この図では、円盤の周辺部に曲線状のパターンcを設けるとともに、図10に示すようにラインセンサ45aが画像として読み込むことができる円50とを設けてある。ラインセンサ45aは長手方向が円盤42の半径に重なるように配置され、円盤が回転することによってラインセンサ45aによって検出される曲線の位置が半径方向に移動するとともに、円盤42の中心にずれがあるときには、円43の一部を読み取って得られる画像データの重心の位置が半径方向に移動する。円の一部を読み取った画像データの半径の方向の重心の移動量は、そのまま中心の位置の変動量に対応する。なお、円50の一部を読み取って重心を計算するためのウィンドウは、曲線cの重心を計算する場合のように位置を移動させる必要はなく、円50のパターンのパターンの幅が常にウィンドウ内に入っておればよい。
【0052】
さらに、図10を参照して説明すると、図10において、3本の横に伸びた鎖線の中央がX軸、図の左側に図示しない原点O、この原点Oを通りX軸と直交するY軸からなるX,Y座標系であると同時に、原点Oを共有し、X軸を角度0とする極座標系でもある。この原点Oは、エンコーダの円盤の中心と対応している。
【0053】
曲線cは原点Oを中心とし、半径r0 の円とX軸との交点A(r0 , 0)を通り、この点での傾きをπ/4rad(45°)という条件を与えている。I3 は同じく点Aを通る傾き45°の直線である。これは曲線cと斜線との違いを視覚的に明確にするために描いたものである。
【0054】
曲線cは、さらに原点Oを通り、X軸との角度がθまたは−θの直線I1 ,I2 (これは円盤の半径を表す線に相当する。)との交点においてなす角度がπ/4であり、かつ連続であるという条件で求めた軌跡をプロットしたものである。
【0055】
曲線cの軌跡の式をX,Y座標であらわすと、
−r0 (X+Y)+ =0
であり、極座標では、
r=r0 (cosθ+sinθ)
である。
【0056】
ラインセンサ45aと曲線との交点を回転角を変数として求め、エンコーダでは通常θは小さいので、
tan θ→0
tanθ→0
として近似すると、
r=(1+θ)r0
となり、円盤がθrad回転したとき曲線の半径方向の移動量はθに比例することがわかる。このような関係によって重心の移動量から容易に角度または角速度を得ることができる。
【0057】
2θの整数倍が円の1周の角度2πになるようにθを選び、曲線c は2θずつ原点の周りを回転させてコピーした形で円盤状に形成される。曲線c は直線I1,I2 で挟まれる範囲よりも図に示すように幾分長くしてあるので、I1,I2 などの直線は、隣接する曲線の両方に交差するようにしている。この両方の曲線に交差する部分で重心を計算するために設けたウインドウのジャンプを行う。
【0058】
図10において、鎖線で囲まれた長方形部分はラインセンサ45aで、曲線cおよび円盤42とラインセンサ45aの関係を示し、ラインセンサ45aの長手方向が円盤42の半径に沿う形で配置される。ラインセンサ45aが固定され、円盤42が回転することによりラインセンサ45aが見る曲線cの位置が半径方向に移動することになる。
【0059】
図9における曲線の繰り返しによるパターン41は、前述の『1.測定原理』の斜線Lの場合で説明したようにラインセンサ45aの長さ方向で見たときに重なりを持つようにして所定のサイズのウインドウを曲線間でジャンプさせて連続した角度または角速度を測定できるようにしている。曲線cの半径方向との傾きは任意で、測定可能であるが、測定上の計算を簡略化するためには45°あるいは135°が都合が良い。曲線cの幅はラインセンサ45aが読み取ったビットマップデータに所定のウインドウを設定してウインドウ内の曲線の重心を求めるので、ラインセンサ45aの画素の一辺のサイズの数倍から数十倍程度が望ましい。このように比較的大きなパターンを読み込むことで、微細な位置の変化を読み取るので、装置を構成するレンズの分解能を余り高くする必要もなく、パターンのエッジのスムーズさに対する要求も重心を計算する過程で影響が小さくなるのでコストが高くなることもない。
【0060】
また、原点を基準に角度信号を出力する機能の場合には原点マーク40も併せて形成する。この場合、曲線cと同様に読み取った原点マーク40のデータの重心の位置を原点とするので、原点の精度を上げるために微細なマークを設けてその微細なマークを読み取るために高分解能のレンズや受光素子などの光学系を設ける必要はない。原点マーク40は図9に示すように、ラインセンサ45aが曲線cを読み取る範囲外に設けてあり、このマーク40を読み取れる位置でラインセンサ45aを長くしてある。このため原点用の別のセンサを設ける必要もなく、曲線cを読み取るためのラインセンサ45aをそのまま原点Oの位置を求めるためのセンサとして使用できるようにしている。なお、符号42aは円盤42の外周を示す。
【0061】
図11は、本実施形態に係るロータリエンコーダの概略構成を示す図である。
【0062】
図11の円盤は図9の円盤42の断面に相当し、この円盤42を挟んで光源43、レンズ44、およびラインセンサ45aと制御基板が一体となったユニット45が配置され、円盤42は軸46を中心に回転するようになっている。本実施形態では、円盤42に形成された曲線cの画像をラインセンサ45aで読み取るので、円盤42と光源43との間に拡散板47を設け、光の均一化を図っている。
【0063】
なお、拡散板47を設ける変わりに、拡散板47に曲線cのパターン41を形成してもよいし、拡散板47が固定されるユニット45側に曲線cのパターン41を形成してもよい。ラインセンサ45aは図12において上下方向、円盤42に対しては半径方向に伸びており、レンズ44によってセンサ上に結像する曲線cのパターン41の画像を読み取る。
【0064】
本実施形態では、円盤42を透過形として、光源43とラインセンサ45aは円盤42を挟んで対向するように配置されているが、曲線cを画像として読み取るので、光源43とラインセンサ45aを円盤42の片側に配置し、光源43で曲線cを照明してその反射光を読み取るように構成することもできる。
【0065】
前述の従来例では、光源の発する光をコリメートレンズ87で平行光線にしてメインスケール81とインデックススケール82の重なりを通過してくる光を受光素子85で検出するようになっているので、微細かつ高精度のメインスケール81、インデックススケール82および精密なコリメートレンズ87が必要になるが、本実施形態ではこれらのものは不要となり、その結果、コストを安くすることができる。
【0066】
なお、上述の本実施形態のように構成すると、レンズのコサイン4乗則によるレンズ周辺光量の低下、センサの位置による照明光量のばらつき、ラインセンサの受光素子間の感度のばらつきなどを補正するためにシェーディング補正を行う必要がある(図4参照)。このシェーディング補正は、ラインセンサ45aが円盤42の曲線cのない部分を読んでいるときのデータをメモリ56に保持し、そのときのデータが一様になるように各画素の感度を補正するもので、このデータは所定のモードで読み取って不揮発生のメモリ56に保持し、補正を行う際には常に使用される。
【0067】
図12は、図11の読取装置に、光源の安定化機能を付加した例で、シェーディング補正のデータをあまり煩雑に取得することが困難な用途に使用する場合、あるいは、より高精度が要求されるような用途に使用したときに効果的である。
【0068】
この例では、光源43の出力を光量センサ48でモニタして電気量に変換し、変換した電気量と光量制御部49にあらかじめ設定されている目標値とを比較してネガティーブフィードバックにより光量の安定化を図っている。
【0069】
なお、この発明は、円盤回転中心のずれを検出して曲線cの重心を計算することによって得られる回転位置および速度を補正するものなので、この実施形態のように円50を設けて円盤の回転中心のずれを検出するようにしているが、この他に例えば、円盤の軸の位置を別の光学的手段などで直接測定してずれを検出してもよい。また、円盤に軸を取り付けた後、円盤の外周を加工して円盤の中心に対して精密な円になるように加工すれば、円盤の外周の位置を検出することによって軸の振れを検出することもできる。
【0070】
さらに、この実施形態では、一体化したラインセンサ45aで曲線cと円50のパターンの一部を読み取っているが、それぞれ別のセンサで読み取るようにしてもよい。また、円50のパターンの一部を読み取った画像のデータの重心を求める以外に、パターンの片側のエッジの位置を求めることで代替したり、両側エッジを求めてその中央値から、ずれを検出することも可能である。
【0071】
【発明の効果】
これまでの説明で明らかなように、発明によれば、円盤がθrad回転したときの曲線方向の移動量はθに比例するため、ラインセンサの読み取り画像の重心の移動量から容易に角度または角速度を得ることが可能となり、これにより、円盤の回転中心の変動による測定精度の低下を防止することができ、また、円盤の回転中心が偏心しても測定精度が劣化しないロータリエンコーダを提供することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における測定原理を示す説明図である。
【図2】本実施形態におけるシステム構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態におけるシステム構成の他の例を示すブロック図である。
【図4】本実施形態におけるシステム構成のさらに他の例を示すブロック図である。
【図5】ビットマップに斜線の画像データがあるときの位置誤差測定を行うときの処理を示す説明図である。
【図6】ビットマップで複数の斜線を使って位置誤差を測定する場合のウインドウの移動とそれに伴う処理を示す説明図である。
【図7】ウインドウのデータと斜線のパターンの関係を示す図である。
【図8】本実施形態における重心測定の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本実施形態におけるロータリエンコーダのパターンが形成された円盤の正面図である。
【図10】本実施形態における円盤の周辺部に設けられた曲線(パターン)の形状を示す説明図である。
【図11】本実施形態におけるロータリエンコーダの概略構成を示す断面図である。
【図12】図11のロータリエンコーダの変形例の概略構成を示す断面図である。
【図13】従来例に係るリニアスケールの概略構成を示す斜視図である。
【図14】従来例に係るリニアスケールの検出原理を示す説明図である。
【図15】従来例に係るリニアスケールの移動方向の判別方法を示す図である。
【符号の説明】
1 フォトダイオード
2 フォトアンプ
3 サンプル・ホールド回路
4 セレクト回路(セレクタ)
5,10,12 アナログ/デジタル変換回路(A/D変換器)
6 メモリ
7 偏心量演算回路
8 位置誤差演算回路
9 制御部
11 CCD
13 シェーディング補正回路
40 原点マーク
41 曲線
42 円盤
43 光源
44 レンズ
45 ユニット
45a ラインセンサ
46 軸
47 拡散板
48 光量センサ
49 光量制御部
50 円
c 曲線

Claims (3)

  1. 回転板に所定の模様を形成し、その模様を読み取り手段によって読み取って制御演算装置によって回転板の回転角度または角速度に変換するロータリエンコーダにおいて、
    前記回転板の回転の偏心量を検出する手段と、
    前記偏心量を検出する手段によって検出された偏心量に基づいて前記読み取り手段によって読み取ったデータを補正する手段と、
    この補正する手段によって補正されたデータに基づいて回転板の回転角度または角速度に変換する手段と、
    を備え
    前記模様が、半径方向と常にあらかじめ設定された角度で交差し、その交点と中心との距離が半径の回転に対して連続して変化する所定長さの曲線が円盤の周辺部に複数個回転対称に形成されたパターンからなり、
    前記読み取り手段が、前記円盤の前記曲線と形成した部分と対向し、かつ前記円盤の半径方向に伸びたラインセンサと、前記パターンの画像を前記ラインセンサの受光部に結像する光学手段と、前記ラインセンサを制御して前記パターンの画像をあらかじめ設定した一定の時間間隔で読み取る手段とからなることを特徴とするロータリエンコーダ。
  2. 記制御演算装置が、前記記読み取り手段によって読み取った画像データの前記曲線とその周辺の地肌部に対応する連続した領域を設定する手段と、
    前記領域を画素の整数個分ずつ順次移動させて設定し直す手段と、
    前記曲線の位置があらかじめ設定した場所に来たとき前記連続した領域を所定画素分ラインセンサの長さ方向に移動させ、隣接して配置されている前記曲線の画像を含む領域に再設定する手段と、
    領域が設定されるごとにその領域における前記曲線の位置を演算する手段と、
    領域の移動前後における前記曲線の移動量を演算する手段と
    からなることを特徴とする請求項1記載のロータリエンコーダ。
  3. 前記偏心量を検出する手段は、円盤に設けられた曲線のパターンの回転中心を中心とする円のパターンと、この円のパターンを読み取る曲線の画像を読み取るラインセンサと一体となったセンサと、このセンサによって読み取った円のパターンの位置を得る手段とからなることを特徴とする請求項1記載のロータリエンコーダ。
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