JP3681827B2 - 合成樹脂用防曇防霧剤、並びにこれを含有する合成樹脂組成物および農業用フィルム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂用防曇防霧剤、それを用いた合成樹脂組成物および農業用フィルム、さらに詳しくは、ポリオレフィン系樹脂などの合成樹脂に添加することによって優れた防曇性能と防霧性能を付与できる合成樹脂用防曇防霧剤、およびそれを用いた低温防曇性、防曇持続性、透明性、防霧性に優れた農業用フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
合成樹脂は、その優れた性質のため、現在幅広い分野で使用されている。しかし、元来合成樹脂表面は疎水性であるため、成形された製品を使用するとき、温度や湿度等の条件によっては、吸着もしくは凝集した水分が微細な水滴として表面を覆い、曇りを生ずるため種々の不都合をきたしている。
【0003】
例えば、合成樹脂製フィルムを農業用ハウス又はトンネル栽培などに利用する場合、地表あるいは作物から蒸発した水分が、微細な水滴としてフィルム内表面に凝集し、作物の生育を遅くしたり、水滴が作物に落下することで病害が発生する原因となる。
【0004】
これらの欠点を防止するために、現在最も多く用いられている方法としては、合成樹脂製品を成形する際に、防曇剤を配合して練り込む方法か、あるいは、成形した後、その表面に防曇剤を塗布する方法がある。これらの方法で用いられる防曇剤としては、ソルビタン高級脂肪酸エステル(特公昭38-6572 号)およびそれらの酸化エチレン付加物(特公昭55-9431 号) 、グリセリン脂肪酸エステル(特公昭38-4174 号)、ポリグリセリン脂肪酸エステル(特公昭43-8605 号) などの多価アルコール高級脂肪酸エステルが挙げられる。しかし、これらの防曇剤は、防曇レベル(低温防曇性、初期防曇性)と防曇持続性の両立が困難であり、気温の日較差が大きい場所や、かなり低温となる地域では、防曇性能が不足する問題があった。
【0005】
その問題点を解決すべき防曇剤としては、ポリオキシエチレンアルキルアミン(特公昭44-15184号)、その高級脂肪酸エステル(特公昭62-33256号)およびこれらと多価アルコール脂肪酸エステルの配合物(特開昭48-104638)などがある。後者の2種の防曇剤は、防曇レベルおよび持続性ともに良好であるが、フィルム表面でブルーミング現象が起こって透明性を著しく低下させ、使用に耐えうるものではなかった。
【0006】
また、防曇剤を含む合成樹脂製フィルムを使用した農業用ハウスやトンネルは新たな問題が生ずる場合がある。フィルム内外の温度差が大きくなる朝や夕方、湿度の高い夜や降雨時などに、フィルム内側表面近傍において霧が発生する現象がしばしば観測される。この霧の発生は、ハウスやトンネル内で栽培している作物を枯らすか、あるいは腐らせたり、さらには種々の病害の原因となる。
【0007】
これらの問題を解決する手段としては、防曇剤と合わせて防霧剤と称するフッ素系の界面活性剤(特公昭59-35573号) およびフッ素系のオリゴマー(特公昭62-18579号)などを合成樹脂に練り込む方法がある。これらの添加剤は、良好な防霧効果が得られるが、しかし、高価であるために製品の製造コストが高くなる問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明者らは、これらの問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ポリオレフィン系樹脂などの合成樹脂に添加することによって、優れた防曇性能と防霧性能を付与できる防曇防霧剤を提供するに至ったものである。
【0009】
すなわち、本発明は、
(A)下記の一般式(1)
【0010】
【化5】
【0011】
(式中、R1は炭素数12〜22のアルキル基、アルケニル基又はアシル基であり、mおよびnはm+n=2〜10(平均値)となる1以上の数である)
で表される化合物(以下、化合物(1)という)又は化合物(1)の脂肪酸エステル(但し、脂肪酸は炭素数12〜22の飽和又は不飽和脂肪酸であり、化合物(1)の2個の水酸基のうち 0.5〜2.0 個が該脂肪酸とのエステル結合を形成する)
(以下、(A)成分と称する)、
(B)炭素数2〜18の多価アルコールの脂肪酸エステル(但し、脂肪酸は炭素数12〜22の飽和又は不飽和脂肪酸である)又は該脂肪酸エステルのアルキレンオキシド付加物(但し、アルキレンオキシドの炭素数は2〜3であり、平均付加モル数は脂肪酸エステル1モルに対して 0.1〜20モルである)(以下(B)成分と称する)、及び
(C)下記の一般式(2)
【0012】
【化6】
【0013】
(式中、R2およびR3は炭素数が5〜16で直鎖又は分岐鎖のアルキル基である)
で表される分岐鎖高級脂肪酸、又は化合物(1)の脂肪酸エステル(但し、脂肪酸は一般式(2)で表される脂肪酸であり、化合物(1)の2個の水酸基のうち 0.5〜2.0 個が該脂肪酸とのエステル結合を形成する)(以下、(C)成分と称する)
を重量比で[(A)+(B)]/(C)=50/50〜98/2、かつ(A)/(B)= 100/0〜0/100 の割合で含有する合成樹脂用防曇防霧剤に関する。
【0014】
また、本発明は、合成樹脂 100重量部に対して上記の防曇防霧剤を 0.1〜5重量部、好ましくは 0.5〜4重量部含有することを特徴とする合成樹脂組成物に関する。
【0015】
また、本発明は、上記の合成樹脂組成物からなる農業用フィルムに関する。
【0016】
また、本発明は、上記の合成樹脂組成物からなるフィルムを少なくとも1層含む2層以上からなる農業用フィルムに関する。
【0017】
また、本発明は、ポリオレフィン系樹脂 100重量部に対して
(A)下記の一般式(1)
【0018】
【化7】
【0019】
(式中、R1は炭素数12〜22のアルキル基、アルケニル基又はアシル基であり、mおよびnはm+n=2〜10(平均値)となる1以上の数である)
で表される化合物(以下、化合物(1)という)又は化合物(1)の脂肪酸エステル(但し、脂肪酸は炭素数12〜22の飽和又は不飽和脂肪酸であり、化合物(1)の2個の水酸基のうち 0.5〜2.0 個が該脂肪酸とのエステル結合を形成する)、
(B)炭素数2〜18の多価アルコールの脂肪酸エステル(但し、脂肪酸は炭素数12〜22の飽和又は不飽和脂肪酸である)又は該脂肪酸エステルのアルキレンオキシド付加物(但し、アルキレンオキシドの炭素数は2〜3であり、平均付加モル数は脂肪酸エステル1モルに対して 0.1〜20モルである)、及び
(C)下記の一般式(2)
【0020】
【化8】
【0021】
(式中、R2およびR3は炭素数が5〜16で直鎖又は分岐鎖のアルキル基である)
で表される分岐鎖高級脂肪酸、又は化合物(1)の脂肪酸エステル(但し、脂肪酸は一般式(2)で表される脂肪酸であり、化合物(1)の2個の水酸基のうち 0.5〜 2.0個が該脂肪酸とのエステル結合を形成する)
を重量比で[(A)+(B)]/(C)=70/30〜90/5、かつ(A)/(B)= 100/0〜10/90の割合で含有する防曇防霧剤を 0.1〜5重量部、好ましくは 0.5〜4重量部含有することを特徴とする合成樹脂組成物からなる農業用フィルム、又は該合成樹脂組成物からなるフィルムを少なくとも1層含む2層以上からなる農業フィルムに関する。
【0022】
さらに、本発明は、(C)成分に使用される分岐鎖高級脂肪酸又は該脂肪酸エステルにおいて、一般式(2)におけるR2及びR3がメチル基をそれぞれ2個以上有する分岐鎖のアルキル基である上記の農業用フィルムに関する。
【0023】
尚、本発明の上記農業用フィルムは、低温防曇性、防曇持続性、透明性及び防霧性に優れたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
一般的には農業用フィルム用防曇剤としてソルビタン高級脂肪酸エステルやポリグリセリン高級脂肪酸エステル等が用いられるが、これらの防曇レベル、初期防曇性および低温防曇性を向上させる助剤(ここでは濡れ向上剤と称する)として多価アルコール脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加物や高級アルコールのエチレンオキサイド付加物などを使用する。通常、これらの濡れ向上剤を使用した場合は、添加しない場合と比較して防曇持続性が低下する。
【0025】
本発明の(A)成分である、化合物(1)は優れた防曇レベルを発現するが、単独で用いた場合は防曇持続性が劣るため、本発明では化合物(1)の高級脂肪酸エステルや、(B)成分の多価アルコール脂肪酸エステルと併用する。これにより、防曇持続性を低下させることなく防曇レベル、初期防曇性および低温防曇性を向上させることができる。
【0026】
化合物(1)において、一般式(1)中のアルキル基R1の炭素数は12〜22であり、一般的な環境下でこの剤を使用する場合は、特に16〜22が好ましい。一方、一般式(1)中のm+nで表されるエチレンオキサイドの付加モル数は平均値が2〜10であり(mおよびnは1以上の数)、好ましくはm+n=2〜4(平均値)である。特に防曇レベル、初期防曇性および低温防曇性を向上させたい場合あるいは融点を低く(常温で液状)してブルームを抑えたい場合には、m+nは平均値が4より大きい化合物を少量使用すると良い。
【0027】
また、本発明の(A)成分である、化合物(1)の脂肪酸エステルは、単独で使用しても防曇レベル、初期防曇性、低温防曇性および防曇持続性に優れる。この化合物のエステル化度は、化合物(1)1モルに対して脂肪酸が 0.5〜2.0 モルエステル結合したものであり、特に 1.0〜1.5 モルが好ましい。これよりエステル化度が低いと防曇持続性の低下やブルームが悪化を起こし、エステル化度が高すぎると低温防曇性や初期防曇性が低下する。また、使用する脂肪酸は飽和又は不飽和の高級脂肪酸であり、脂肪酸の炭素数は12〜22が適当であるが、特にミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸およびこれらの混酸が良好である。
【0028】
上記の(A)成分は単独で、あるいは2種以上の混合物として使用することができる。
【0029】
本発明の(B)成分である多価アルコールの脂肪酸エステルとしては、これを構成する多価アルコールが炭素数2〜18のものであり、例えば、ソルビタン、ソルビトール、グリセリン、ポリグリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ショ糖、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、 1,4−ブタンジオール、 1,6−ヘキサンジオールおよびトリメチロールプロパンよりなる群から選ばれるものが好ましいが、その中でもソルビタン、ソルビトール、グリセリン、ポリグリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールが防曇持続性の点で好ましい。また、当該エステルを構成する脂肪酸は、飽和又は不飽和の高級脂肪酸であり、脂肪酸の炭素数は12〜22、好ましくは14〜18のものである。これらの脂肪酸は単独又は2種以上の組み合わせで使用することができる。
【0030】
本発明で使用される(B)成分は、分子中少なくとも1個のエステル基を有し、そして分子中、(エステルの数)/(エステル化される前の多価アルコールの水酸基の数)≦ 0.5であることが好ましい。
【0031】
多価アルコール脂肪酸エステルのアルキレンオキサイド付加物としては、炭素数2〜3のアルキレンオキサイド、好ましくはエチレンオキサイドが単独で付加したものが挙げられる。その付加モル数は、当該エステル1モルに対し、 0.1〜20モル、特にソルビタン脂肪酸エステルの場合には1〜10モルが好ましい。これらのアルキレンオキサイド付加物は、2種以上の混合物として使用することができる。
【0032】
また、上記の(B)成分は、単独で又は2種以上の混合物として使用することができる。
【0033】
本発明において(A)成分および(B)成分の配合比は、(A)/(B)= 100/0〜0/100 の任意の配合比率であり、特にポリオレフィン系樹脂からなる農業用フィルムの場合、好ましくは 100/0〜10/90で、(A)成分を必須成分とする。その理由は、(A)成分を必須成分にすることにより、防曇持続性を低下させることなく、防曇レベル、初期防曇性および低温防曇性を向上でき、かつ霧の発生が少なくなるためである。
【0034】
本発明の(C)成分である、一般式(2)で表される分岐鎖高級脂肪酸の式中のアルキル基R2およびR3は、炭素数が5〜16で直鎖又は分岐鎖のアルキル基である。分岐鎖高級脂肪酸としてR2およびR3が直鎖のアルキル基のものは、2−ヘキシルデカン酸、2−ヘプチルウンデカン酸、2−オクチルドデカン酸、2−デシルテトラデカン酸、2−ウンデシンペンタデカン酸、2−ドデシルヘキサデカン酸、2−テトラデシルオクタデカン酸、2−ヘキサデシルオクタデカン酸、2−テトラデシルエイコサン酸、2−ヘキサデシルエイコサン酸等が挙げられ、R2およびR3が分岐鎖のアルキル基のものは、2,10−ジメチル−5−ウンデカン酸、 4,8−ジメチル−5−ウンデカン酸(イソミリスチン酸)、 2,2,4,8,10,10−ヘキサメチル−5−ウンデカン酸(イソステアリン酸)、4,12−ジメチル−9−ペンタデカン酸等が挙げられる。この中でも農業用フィルムに使用する場合は、分岐鎖高級脂肪酸又は該脂肪酸エステルにおいて、一般式(2)におけるR2及びR3がメチル基をそれぞれ2個以上有する分岐鎖のアルキル基であることが一般的に好ましい。特に、ポリオレフィン系樹脂を使用する場合に有効である。また、化合物(1)と上記分岐鎖高級脂肪酸とのエステルは、化合物(1)1モルに対して上記の分岐鎖高級脂肪酸 0.5〜2.0 モルがエステル結合した化合物である。
【0035】
本発明は、(C)成分を必須成分とすることが特徴であり、(C)成分を添加することによって、防曇剤によるフィルム表面のブルーミング現象を防止し、かつ農業用ハウス内で発生する霧を防止するものである。その機能としては、防曇剤のブリード量を制御し、かつフィルム表面での防曇剤の結晶化を抑制する効果が挙げられる。防霧効果はアルキル基の炭素数が多いほど、また同じ炭素数であればアルキル基の分岐鎖(側鎖)の数が多いほど優れている。ゆえに一般式(2)中のR2とR3はメチル基をそれぞれ2つ以上含むアルキル基であることが好ましい。
【0036】
また、上記の(C)成分は、単独で又は2種以上の混合物として使用することができる。
【0037】
防曇剤(A)成分+(B)成分と(C)成分の配合比は、重量比で
[(A)+(B)]/(C)=50/50〜98/2
であり、特にポリオレフィン系樹脂からなる農業用フィルムに使用する場合は
[(A)+(B)]/(C)=70/30〜95/5
が好ましい。(C)成分の比率が上記の範囲より大きいと防曇性に悪影響を及ぼし、逆に小さいとブルーム防止効果および防霧効果が有効に働かない。また、(A)成分との併用により、さらに優れた防霧効果を発揮する。
【0038】
本発明の防曇防霧剤を使用することのできる合成樹脂は、ポリ塩化ビニル樹脂、又はポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)などのポリオレフィン系樹脂が挙げられ、特にポリオレフィン系樹脂に適している。
【0039】
本発明の防曇防霧剤の使用方法としては、例えば合成樹脂成形時に混練する方法、又は本発明の防曇防霧剤を適当な溶媒中に溶解し、この溶液を合成樹脂成形品に塗布する方法等が挙げられるが、成形時に混練する方法が好ましい。
【0040】
本発明の防曇防霧剤の合成樹脂への添加量は、成形品の種類、厚さ、および光線透過等によって異なるが、合成樹脂 100重量部に対して防曇防霧剤 0.1〜5重量部であり、特に 0.5〜4.0 重量部が好ましい。添加量が 0.1重量部未満であると、防曇性能が充分に得られない。また、5重量部を超えるとフィルムに本発明の防曇防霧剤が過剰にブリードアウトし、表面がべたついたり、ブルーミング現象を起こすので好ましくない。
【0041】
尚、本発明の合成樹脂組成物および農業用フィルムには、本発明の防曇防霧剤以外に、必要に応じて可塑剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、シリカなどのアンチブロッキング剤、およびフッ素系界面活性剤(防霧剤)を添加しても差し支えない。
【0042】
本発明の農業用多層合成樹脂フィルムは、フィルムの機械的物性(強靱性、引張強度など)、保温性、透明性(樹脂自体)、防曇剤のブリードコントロール、防塵性、フィルムの重さ(密度)等の性質を、用途に応じてバランスをとるためにあるものであり、使用する樹脂は限定しない。しかし、2層以上からなる多層合成樹脂フィルムのうち少なくとも1層が、本発明の合成樹脂フィルムでなければならない。また、本発明の防曇防霧剤は内層、外層に関わらず、任意の層に添加してもよく、1層に限らず2層以上の層に添加しても良い。多層フィルムの例としては、VA%(ビニルアセテート単位の含量%)の異なるエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)を用いたEVA−EVA−EVAの3層フィルム、ポリエチレン(LDPE)−EVA−LDPEの3層フィルム、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)−EVA−LLDPEの3層フィルム等が挙げられる。
【0043】
【発明の効果】
本発明の防曇防霧剤を合成樹脂フィルム、特にポリオレフィン系樹脂フィルムとそれを含む合成樹脂多層フィルムに添加することにより、優れた初期防曇性、低温防曇性、防曇持続性、透明性および防霧性を発揮する。
【0044】
【実施例】
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。実施例および比較例には、ポリ塩化ビニル、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)をベースにして得られた単層および多層フィルムにおいての防曇性、防霧性及び透明性の試験結果を記載した。また、本発明の防曇防霧剤は、次に示す方法で用意し、各種評価を行った。
【0045】
(A)成分:
脂肪酸から1級アルキルアミン又はアミドを合成し、エチレンオキサイドを付加した。さらにこれを原料としてその脂肪酸エステルを合成した。
【0046】
(B)成分:
市販されているものはそれを用い、市販されていないものは多価アルコールと脂肪酸でエステル化した。必要に応じてエチレンオキサイド付加を行った。
【0047】
(C)成分:
市販されているものはそれを用い、市販されていないものは市販の分岐鎖高級アルコールをアルカリ溶融下で酸化反応を行い、分岐鎖高級脂肪酸を得た。
【0048】
〔防曇性能試験〕
防曇性能試験を次に示す方法にて行った。すなわち、ステンレスパイプ製小型ハウス(縦 330×横 290×高さ 250mm、水平面に対する屋根面角度12度)を作り、側面には市販の農業用ビニールフィルムを、屋根面には防曇試験用フィルムサンプルを覆い、しかる後にこのハウスを一定温度に保たれた恒温水槽に浸け、恒温室に放置する(ハウス内は床面を水面で塞がれた密閉系であり、水蒸気が充満している)。この装置で初期防曇性、低温防曇性および防曇持続性を評価した。
【0049】
その評価結果は以下の基準で表した。
【0050】
各性能の評価は以下の条件で行った。
・初期防曇性:
室温5℃/水温15℃、2時間放置後の防曇レベルで下記の評価基準とした。
◎:2時間後に4を超えるレベルである。
○:2時間後に4レベルである。
△:2時間後に3レベルである。
×:2時間後に2レベルである。
××:2時間後に1レベルである。
・低温防曇性:室温5℃/水温15℃、6時間後の防曇レベルを評価した。
・防曇持続性:室温5℃/水温40℃、 100日後までの防曇レベルを評価した。
【0051】
〔防霧性能試験〕
側面の4面のみを木製の板で囲んだ霧測定用ハウス(縦 330×横 290×高さ 560mm、水平面に対する屋根面角度10度)を作り、その屋根面および側面内側に評価用フィルムを覆い、そのハウスを40℃に保たれた恒温水槽に浸け、室温25℃で24時間放置する。しかる後に恒温水槽を40℃に保ちながら5℃の恒温室に入れる。ハウスには、ハウス内部に供給する水蒸気量を調節する仕切板の挿入口に水槽水面上部に設けてあり、水槽水面から発生する湯気に邪魔されないようにこの仕切板を調節して、フィルム内表面近傍から発生する霧を観測しやすい条件にする。この霧の発生状況を15分後に目視で観測する。この評価結果は下記の基準で表した。
【0052】
〔白化試験〕
フィルム表面での防曇剤によるブルーミング現象を試験するために、フィルムを40℃で2週間処理し、ヘイズメーターでフィルムの濁度を測定した。これから求められた透明性のランクを下記の5段階で表した。
(透明性ランク)
良い ◎>○>△×>×× 悪い。
【0053】
上記組成からなる配合物を表面温度 160℃のテストロールで7分間溶融混練した後、 160℃の温度で5分間プレスを行い、 100μmの厚さのフィルムを得て、防曇性、防霧性及び透明性試験に用いた。防曇防霧剤の配合処方を表1に、評価結果を表2に示す。
【0054】
比較例1〜3
比較のために、実施例で示した配合組成の本発明防曇防霧剤の代わりにソルビタンモノパルミテート(花王(株)、レオドール SP-P10)を 3.0重量部添加したフィルム(比較例1)、さらにフッ素系界面活性剤(ユニダイン DS-403)を 0.3重量部添加したフィルム(比較例2)、および防曇剤、防霧剤を添加しないフィルム(比較例3)での防曇性、防霧性及び透明性試験を行った。防曇防霧剤の配合処方を表1に、評価結果を表2に示す。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】
まず、2軸押出機で5重量%の防曇防霧剤マスターバッチを作成し、かかる後にマスターバッチとバージンペレットを混ぜて上記の濃度に調製したものをTダイ単軸押出機で80μmの厚さのフィルムを成形し、防曇性、防霧性及び透明性試験に用いた。防曇防霧剤の配合処方を表3に、評価結果を表4に示す。
【0058】
比較例4〜8
比較のために、実施例で示した配合組成の本発明防曇防霧剤の代わりにソルビタンモノパルミテート(比較例4)、ポリオキシエチレン(2) ステアリルアミンモノステアレート(比較例5)を 1.5重量部添加したフィルム、比較例4および比較例5のフィルムにさらにフッ素系界面活性剤(ユニダイン DS-403)を 0.3重量部添加したフィルム(比較例6および比較例7)、および防曇剤、防霧剤を添加しないフィルム(比較例8)での防曇性、防霧性及び透明性試験を行った。防曇防霧剤の配合処方を表3に、評価結果を表4に示す。
【0059】
【表3】
【0060】
【表4】
【0061】
まず、2軸押出機で5重量%の防曇防霧剤マスターバッチを作成し、かかる後にマスターバッチとバージンペレットを混ぜて上記の濃度に調製したものをTダイ単軸押出機で80μmの厚さのフィルムを成形し、防曇性、防霧性及び透明性試験に用いた。防曇防霧剤の配合処方を表5に、評価結果を表6に示す。
【0062】
比較例9〜11
比較のために、実施例で示した配合組成の本発明防曇防霧剤の代わりにソルビタンモノパルミテートを 1.5重量部添加したフィルム(比較例9)、比較例9のフィルムにさらにフッ素系界面活性剤(ユニダイン DS-403)を 0.3重量部添加したフィルム(比較例10)、および防曇剤、防霧剤を添加しないフィルム(比較例11)での防曇性、防霧性及び透明性試験を行った。防曇防霧剤の配合処方を表5に、評価結果を表6に示す。
【0063】
【表5】
【0064】
【表6】
【0065】
まず、2軸押出機で5重量%の防曇防霧剤マスターバッチを作成し、かかる後にマスターバッチとバージンペレットを混ぜて上記の濃度に調製したものをTダイ単軸押出機で80μmの厚さのフィルムを成形し、防曇性、防霧性及び透明性試験に用いた。防曇防霧剤の配合処方を表7に、評価結果を表8に示す。
【0066】
比較例12〜14
比較のために、実施例で示した配合組成の本発明防曇防霧剤の代わりにソルビタンモノパルミテートを 1.5重量部添加したフィルム(比較例12)、比較例12のフィルムにさらにフッ素系界面活性剤(ユニダインDS-403) を 0.3重量部添加したフィルム(比較例13)、および防曇剤、防霧剤を添加しないフィルム(比較例14)での防曇性、防霧性及び透明性試験を行った。防曇防霧剤の配合処方を表7に、評価結果を表8に示す。
【0067】
【表7】
【0068】
【表8】
【0069】
上記の配合にて、あらかじめ2軸押出機外で混練してペレット化し、かかる後にこのペレットを用い、3層インフレーション成形機で 100μm(外層/内層/外層=20μm/60μm/20μm)の多層フィルムを得た。このフィルムの防曇性、防霧性及び透明性試験を行った。防曇防霧剤の配合処方を表9に、評価結果を表10に示す。
【0070】
比較例15
比較のために、実施例で示した配合組成の本発明防曇防霧剤の代わりにソルビタンモノパルミテートを内層部に 2.5重量部、外層部に 0.5重量部添加したフィルム(比較例15)の防曇性、防霧性及び透明性試験を行った。防曇防霧剤の配合処方を表9に、評価結果を表10に示す。
【0071】
【表9】
【0072】
【表10】
【0073】
上記の配合にて、あらかじめ2軸押出機外で混練してペレット化し、かかる後にこのペレットを用い、3層インフレーション成形機で 100μm(外層/内層/外層=20μm/60μm/20μm)の多層フィルムを得た。このフィルムの防曇性、防霧性及び透明性試験を行った。防曇防霧剤の配合処方を表11に、評価結果を表12に示す。
【0074】
比較例16
比較のために、実施例で示した配合組成の本発明防曇防霧剤の代わりにソルビタンモノパルミテートを内層部に 2.5重量部、外層部に 0.5重量部添加したフィルム(比較例16)の防曇性、防霧性及び透明性試験を行った。防曇防霧剤の配合処方を表11に、評価結果を表12に示す。
【0075】
【表11】
【0076】
【表12】
【0077】
上記の配合にて、あらかじめ2軸押出機外で混練してペレット化し、かかる後にこのペレットを用い、3層インフレーション成形機で 100μm(外層/内層/外層=20μm/60μm/20μm)の多層フィルムを得た。このフィルムの防曇性、防霧性及び透明性試験を行った。防曇防霧剤の配合処方を表13に、評価結果を表14に示す。
【0078】
比較例17
比較のために、実施例で示した配合組成の本発明防曇防霧剤の代わりにソルビタンモノパルミテートを内層部に 2.5重量部、外層部に 0.5重量部添加したフィルム(比較例17)の防曇性、防霧性及び透明性試験を行った。防曇防霧剤の配合処方を表13に、評価結果を表14に示す。
【0079】
【表13】
【0080】
【表14】
Claims (9)
- (A)下記の一般式(1)
で表される化合物(以下、化合物(1)という)又は化合物(1)の脂肪酸エステル(但し、脂肪酸は炭素数12〜22の飽和又は不飽和脂肪酸であり、化合物(1)の2個の水酸基のうち 0.5〜2.0 個が該脂肪酸とのエステル結合を形成する)、
(B)炭素数2〜18の多価アルコールの脂肪酸エステル(但し、脂肪酸は炭素数12〜22の飽和又は不飽和脂肪酸である)又は該脂肪酸エステルのアルキレンオキシド付加物(但し、アルキレンオキシドの炭素数は2〜3であり、平均付加モル数は脂肪酸エステル1モルに対して 0.1〜20モルである)、及び
(C)下記の一般式(2)
で表される分岐鎖高級脂肪酸、又は化合物(1)の脂肪酸エステル(但し、脂肪酸は一般式(2)で表される脂肪酸であり、化合物(1)の2個の水酸基のうち 0.5〜2.0 個が該脂肪酸とのエステル結合を形成する)
を重量比で[(A)+(B)]/(C)=50/50〜98/2、かつ(A)/(B)= 100/0〜0/100 の割合で含有する合成樹脂用防曇防霧剤。 - 合成樹脂 100重量部に対して請求項1記載の防曇防霧剤を 0.1〜5重量部含有することを特徴とする合成樹脂組成物。
- 合成樹脂 100重量部に対して請求項1記載の防曇防霧剤を 0.5〜4重量部含有することを特徴とする合成樹脂組成物。
- 請求項2記載の合成樹脂組成物からなる農業用フィルム。
- 請求項3記載の合成樹脂組成物からなる農業用フィルム。
- 請求項2記載の合成樹脂組成物からなるフィルムを少なくとも1層含む2層以上からなる農業用フィルム。
- 請求項3記載の合成樹脂組成物からなるフィルムを少なくとも1層含む2層以上からなる農業用フィルム。
- (A)下記の一般式(1)
で表される化合物(以下、化合物(1)という)又は化合物(1)の脂肪酸エステル(但し、脂肪酸は炭素数12〜22の飽和又は不飽和脂肪酸であり、化合物(1)の2個の水酸基のうち 0.5〜2.0 個が該脂肪酸とのエステル結合を形成する)、
(B)炭素数2〜18の多価アルコールの脂肪酸エステル(但し、脂肪酸は炭素数12〜22の飽和又は不飽和脂肪酸である)又は該脂肪酸エステルのアルキレンオキシド付加物(但し、アルキレンオキシドの炭素数は2〜3であり、平均付加モル数は脂肪酸エステル1モルに対して 0.1〜20モルである)、及び
(C)下記の一般式(2)
で表される分岐鎖高級脂肪酸、又は化合物(1)の脂肪酸エステル(但し、脂肪酸は一般式(2)で表される脂肪酸であり、化合物(1)の2個の水酸基のうち 0.5〜2.0 個が該脂肪酸とのエステル結合を形成する)
を重量比で[(A)+(B)]/(C)=70/30〜90/5、かつ(A)/(B)= 100/0〜10/90の割合で含有する防曇防霧剤を含有し、合成樹脂がポリオレフィン系樹脂である、請求項4〜7の何れか1項に記載の農業用フィルム。 - (C)成分に使用される分岐鎖高級脂肪酸又は該脂肪酸エステルにおいて、一般式(2)におけるR2及びR3がメチル基をそれぞれ2個以上有する分岐鎖のアルキル基である請求項8記載の農業用フィルム。
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