JP3681362B2 - 用水管に設置される分岐具 - Google Patents
用水管に設置される分岐具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3681362B2 JP3681362B2 JP2002178248A JP2002178248A JP3681362B2 JP 3681362 B2 JP3681362 B2 JP 3681362B2 JP 2002178248 A JP2002178248 A JP 2002178248A JP 2002178248 A JP2002178248 A JP 2002178248A JP 3681362 B2 JP3681362 B2 JP 3681362B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water pipe
- branch
- tool
- screw
- branching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L41/00—Branching pipes; Joining pipes to walls
- F16L41/08—Joining pipes to walls or pipes, the joined pipe axis being perpendicular to the plane of the wall or to the axis of another pipe
- F16L41/14—Joining pipes to walls or pipes, the joined pipe axis being perpendicular to the plane of the wall or to the axis of another pipe by screwing an intermediate part against the inside or outside of the wall
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、用水管に設置される分岐具に関するものである。より詳細には、取り付けが容易かつ迅速にでき、堅固に設置される、用水管の分岐具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
用水の分岐は、農業用水を各農業施設へ分配したり、上水道管の用水を各家庭へ供給したり、工業用水を工場や製造現場へ分配したり、と様々な場面にて行われている。 このような用水の分岐手法は、埋設または露出といった用水管の設置形態、用水の水圧、用水管の材質、などにより異なる。ホースなどの軟質素材の用水管の場合には、用水管を切断して間に分岐管を結合させたり、分岐位置に穴を穿孔して分岐接続具を結合させる手法が用いられる。硬質素材の用水管の場合には、分岐管をフランジにより連結させたり、分岐具を溶接して結合させる手法が用いられる。
【０００３】
硬質素材の用水管の各分岐手法においては、それぞれ以下の利点および欠点がある。フランジ継手を用いて分岐する手法は、用水管を切開して前後にフランジを結合して分岐管を接続するため、シール状態は確実になるものの、作業に多大な時間を要するといった欠点がある。用水管を穿孔してから分岐具を支持板と共にネジによりシールする手法は、用水管を切断しないという利点はあるが、シールの状態や堅固性が劣るといった欠点がある。用水管を穿孔してから分岐管を溶接する手法は、限られた材質の用水管にしか適用することができず、作業にも多大な時間を要し、また、溶接箇所が酸化や腐食により劣化するので長期使用に耐えられない、といった短所がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、前述した問題点を解決するため、取り付けが容易かつ迅速にでき、堅固に設置される、用水管の分岐具を提供することである。より詳細には、硬質素材の用水管の分岐地点を穿孔し、前記穿孔部に前記用水管の内面によって支持される屈曲部を有する分岐具本体を嵌め、さらに前記分岐具本体に前記用水管の外面によって支持される突出部を有する支持具を嵌めてナットにより結合させることにより、取り付けが容易かつ迅速にでき、堅固に設置される、用水管の分岐具を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の主たる観点によれば、硬質素材からなる用水管の分岐地点に穿孔部を形成して用水管に設置される分岐具において、中空の円柱部と前記円柱部の一端部に設けられた円錐台形の円錐傾斜部とからなり、前記円柱部にはその外周面にネジ及び突片が形成され、前記円錐傾斜部の一端にはその先端から長方向に複数の伸縮溝が形成され、前記円錐傾斜部の他端には前記穿孔部に挿入されたときに前記用水管の内面に支持されるよう前記用水管の穿孔部の内部面の縁と一致する屈曲部が設けられ、前記円錐傾斜部の伸縮溝の内側にはネジが形成された分岐具本体と；前記分岐具本体の円柱部の外郭に装着可能であり、その一端部に前記穿孔部の外面の縁と一致する形状の突出部を有し、その内周面に前記分岐具本体の突片に係止め可能な係止溝を有し、前記突出部の内側にＯ−リングが収納されてなり、前記分岐具本体の外周面のネジに結合可能なナットにより前記突出部が前記用水管側に押圧される支持具と；前記分岐具本体の円錐傾斜部の伸縮溝の内側の中空部に装着可能であり、用水が流動可能となるよう中空であり、その外周面に前記分岐具本体の伸縮溝の内側のネジに結合可能なネジが形成され、前記中空部に複数の仕切りが形成された結合ネジとにより構成され；前記分岐具本体は、前記穿孔部に挿入される前記円錐傾斜部の屈曲部と、前記分岐具本体の外郭に結合される前記支持具の突出部と、前記分岐具本体の中空部に結合される前記結合ネジとにより支持され固定されること、を特徴とする用水管に設置される分岐具が提供される。
【０００６】
上記記載の発明では、用水管の分岐地点に穿孔部を形成して分岐具本体を挿入し、前記分岐具本体の外郭に支持具とナット、内部に結合ネジ、を結合することにより分岐具を設置することができるので、分岐具の取り付けが容易かつ迅速にできる。また、前記分岐具本体は、前記穿孔部に挿入される前記円錐傾斜部の屈曲部と、前記分岐具本体の外郭に結合される前記支持具の突出部と、前記分岐具本体の中空部に結合される前記結合ネジと、により支持されるので、堅固に固定設置することができる。すなわち，本発明の用水管に設置される分岐具は，穿孔部に挿入されたときに用水管の内面に支持されるよう穿孔部の内部面の縁と一致する形状に形成された円錐傾斜部の屈曲部と，分岐具本体の円柱部の外郭に装着されてナットにより用水管の方向に押圧される支持具と，穿孔部に挿入された分岐具本体の円錐傾斜部の伸縮溝の内側の中空部に結合される結合ネジとにより支持されて用水管に固定される。
【０００７】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる用水管に設置される分岐具の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【０００８】
本実施形態にかかる用水管に設置される分岐具は、分岐具本体３と、支持具４と、ナット３０と、結合ネジ５と、を含んで構成される。
【０００９】
合成樹脂や金属などの硬質素材からなる用水管１の分岐地点には、穿孔部２が穿孔される。穿孔部２には、中空部を有する分岐具本体３が嵌め込まれる。分岐具本体３の外郭には支持具４とナット３０が結合され、中空部には結合ネジ５が結合される。これにより、分岐具本体３は用水管１に堅固に設置される。
【００１０】
分岐具本体３は、円錐傾斜部１０と、屈曲部１１と、伸縮溝１２と、内面ネジ１３と、外面ネジ１４と、突片１５と、を含んで構成される。
【００１１】
用水管１の穿孔部２に分岐具本体３を嵌め込む際には、穿孔部２に分岐具本体３の先端を嵌めて圧入する。このとき、分岐具本体３の先端の円錐傾斜部１０は、長方向に形成される複数の伸縮溝１２により圧縮されつつ穿孔部２に嵌め込まれ、屈曲部１１が穿孔部２に嵌まると、もとの形状に復帰する。分岐具本体３が穿孔部２に嵌め込まれると、円錐傾斜部１０の屈曲部１１は穿孔部２の内周縁に密着される。
【００１２】
支持具４は、突出部２０と、Ｏ−リング溝２１と、Ｏ−リング２２と、係止溝２３と、を含んで構成される。
【００１３】
支持具４は、Ｏ−リング溝２１にＯ−リング２２が嵌められた状態で、分岐具本体３の外郭に結合される。支持具４の係止溝２３は分岐具本体３の一側に形成される突片１５に嵌まるように結合される。このとき、支持具４の先端の突出部２０は穿孔部２の外周縁に位置づけられる。
【００１４】
前記状態において、分岐具本体３の外面ネジ１４にナット３０を結合すると、分岐具本体３は、用水管１の内側からは分岐具本体３の屈曲部１１により支持され、用水管１の外側からは支持具４の突出部２０により支持される。そして、ナット３０を締めることにより、Ｏ−リング２２が穿孔部２の外周縁に密着され、分岐具本体３はシールされた状態で用水管１に結合される。
【００１５】
前述のように用水管１に設置された分岐具本体３を更に堅固に固定させるために、分岐具本体３の中空部には、結合ネジ５が嵌められる。分岐具本体３の中空部の内面ネジ１３に、結合ネジ５の外面に形成された外面ネジ４２を締め付けると、結合ネジ５は分岐具本体３の伸縮溝１２の内側の内面ネジ１３と締結されて位置づけられながら、より堅固に分岐具本体３を用水管１の穿孔部２に固定することができる。結合ネジ５は用水が流動できるように中空になっており、中空部には仕切り４１が形成される。
【００１６】
このように用水管１に設置される分岐具本体３の外面ネジ１４の先端には、分岐具に繋がるバルブを締結したり、分岐管を締結することができる。
【００１７】
前述した本実施形態にかかる用水管に設置される分岐具は、用水管内の用水の水圧や、用水の使用形態に応じて、支持具４の先端の突出部２０にＯ−リング２２の代わりにガイド溝を備えるようにしたり、結合ネジ５の代わりに支え突片を嵌むようにしたり、といった変形例を適用することができる。
【００１８】
以上、本発明に係る好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術思想の範囲内において、各種の修正例および変更例を想定し得るものであり、それらの修正例および変更例についても本発明の技術範囲に包含されるものと了解される。
【００１９】
【発明の効果】
本発明の用水管に設置される分岐具は、分岐具本体を用水管に形成される穿孔部に挿入して、支持具、ナット、および結合ネジにより固定することができるので、簡単かつ迅速に設置することができる。
【００２０】
前記分岐具の部品は、合成樹脂材を利用した成形製造が可能なので、量産に適する。また、破損や磨耗時の部品の取り替えも簡単でありメンテナンスが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施形態にかかる用水管に設置される分岐具を分解した横断面図である。
【図２】本実施形態にかかる用水管に設置される分岐具の結合状態を示す横断面図である。
【図３】本実施形態にかかる用水管に設置される分岐具の、分岐具本体を抜粋した斜視図である。
【図４】本実施形態にかかる用水管に設置される分岐具の、支持具を抜粋した斜視図である。
【図５】本実施形態にかかる用水管に設置される分岐具の、結合ネジを抜粋した斜視図である。
【符号の説明】
１ 用水管
２ 穿孔部
３ 分岐具本体
４ 支持具
５ 結合ネジ
１０ 円錐傾斜部
１１ 屈曲部
１２ 伸縮溝
１３ 内面ネジ
１４ 外面ネジ
１５ 突片
２０ 突出部
２１ Ｏ−リング溝
２２ Ｏ−リング
２３ 係止溝
３０ ナット
４１ 仕切り
４２ 外面ネジ
【発明の属する技術分野】
本発明は、用水管に設置される分岐具に関するものである。より詳細には、取り付けが容易かつ迅速にでき、堅固に設置される、用水管の分岐具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
用水の分岐は、農業用水を各農業施設へ分配したり、上水道管の用水を各家庭へ供給したり、工業用水を工場や製造現場へ分配したり、と様々な場面にて行われている。 このような用水の分岐手法は、埋設または露出といった用水管の設置形態、用水の水圧、用水管の材質、などにより異なる。ホースなどの軟質素材の用水管の場合には、用水管を切断して間に分岐管を結合させたり、分岐位置に穴を穿孔して分岐接続具を結合させる手法が用いられる。硬質素材の用水管の場合には、分岐管をフランジにより連結させたり、分岐具を溶接して結合させる手法が用いられる。
【０００３】
硬質素材の用水管の各分岐手法においては、それぞれ以下の利点および欠点がある。フランジ継手を用いて分岐する手法は、用水管を切開して前後にフランジを結合して分岐管を接続するため、シール状態は確実になるものの、作業に多大な時間を要するといった欠点がある。用水管を穿孔してから分岐具を支持板と共にネジによりシールする手法は、用水管を切断しないという利点はあるが、シールの状態や堅固性が劣るといった欠点がある。用水管を穿孔してから分岐管を溶接する手法は、限られた材質の用水管にしか適用することができず、作業にも多大な時間を要し、また、溶接箇所が酸化や腐食により劣化するので長期使用に耐えられない、といった短所がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、前述した問題点を解決するため、取り付けが容易かつ迅速にでき、堅固に設置される、用水管の分岐具を提供することである。より詳細には、硬質素材の用水管の分岐地点を穿孔し、前記穿孔部に前記用水管の内面によって支持される屈曲部を有する分岐具本体を嵌め、さらに前記分岐具本体に前記用水管の外面によって支持される突出部を有する支持具を嵌めてナットにより結合させることにより、取り付けが容易かつ迅速にでき、堅固に設置される、用水管の分岐具を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の主たる観点によれば、硬質素材からなる用水管の分岐地点に穿孔部を形成して用水管に設置される分岐具において、中空の円柱部と前記円柱部の一端部に設けられた円錐台形の円錐傾斜部とからなり、前記円柱部にはその外周面にネジ及び突片が形成され、前記円錐傾斜部の一端にはその先端から長方向に複数の伸縮溝が形成され、前記円錐傾斜部の他端には前記穿孔部に挿入されたときに前記用水管の内面に支持されるよう前記用水管の穿孔部の内部面の縁と一致する屈曲部が設けられ、前記円錐傾斜部の伸縮溝の内側にはネジが形成された分岐具本体と；前記分岐具本体の円柱部の外郭に装着可能であり、その一端部に前記穿孔部の外面の縁と一致する形状の突出部を有し、その内周面に前記分岐具本体の突片に係止め可能な係止溝を有し、前記突出部の内側にＯ−リングが収納されてなり、前記分岐具本体の外周面のネジに結合可能なナットにより前記突出部が前記用水管側に押圧される支持具と；前記分岐具本体の円錐傾斜部の伸縮溝の内側の中空部に装着可能であり、用水が流動可能となるよう中空であり、その外周面に前記分岐具本体の伸縮溝の内側のネジに結合可能なネジが形成され、前記中空部に複数の仕切りが形成された結合ネジとにより構成され；前記分岐具本体は、前記穿孔部に挿入される前記円錐傾斜部の屈曲部と、前記分岐具本体の外郭に結合される前記支持具の突出部と、前記分岐具本体の中空部に結合される前記結合ネジとにより支持され固定されること、を特徴とする用水管に設置される分岐具が提供される。
【０００６】
上記記載の発明では、用水管の分岐地点に穿孔部を形成して分岐具本体を挿入し、前記分岐具本体の外郭に支持具とナット、内部に結合ネジ、を結合することにより分岐具を設置することができるので、分岐具の取り付けが容易かつ迅速にできる。また、前記分岐具本体は、前記穿孔部に挿入される前記円錐傾斜部の屈曲部と、前記分岐具本体の外郭に結合される前記支持具の突出部と、前記分岐具本体の中空部に結合される前記結合ネジと、により支持されるので、堅固に固定設置することができる。すなわち，本発明の用水管に設置される分岐具は，穿孔部に挿入されたときに用水管の内面に支持されるよう穿孔部の内部面の縁と一致する形状に形成された円錐傾斜部の屈曲部と，分岐具本体の円柱部の外郭に装着されてナットにより用水管の方向に押圧される支持具と，穿孔部に挿入された分岐具本体の円錐傾斜部の伸縮溝の内側の中空部に結合される結合ネジとにより支持されて用水管に固定される。
【０００７】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる用水管に設置される分岐具の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【０００８】
本実施形態にかかる用水管に設置される分岐具は、分岐具本体３と、支持具４と、ナット３０と、結合ネジ５と、を含んで構成される。
【０００９】
合成樹脂や金属などの硬質素材からなる用水管１の分岐地点には、穿孔部２が穿孔される。穿孔部２には、中空部を有する分岐具本体３が嵌め込まれる。分岐具本体３の外郭には支持具４とナット３０が結合され、中空部には結合ネジ５が結合される。これにより、分岐具本体３は用水管１に堅固に設置される。
【００１０】
分岐具本体３は、円錐傾斜部１０と、屈曲部１１と、伸縮溝１２と、内面ネジ１３と、外面ネジ１４と、突片１５と、を含んで構成される。
【００１１】
用水管１の穿孔部２に分岐具本体３を嵌め込む際には、穿孔部２に分岐具本体３の先端を嵌めて圧入する。このとき、分岐具本体３の先端の円錐傾斜部１０は、長方向に形成される複数の伸縮溝１２により圧縮されつつ穿孔部２に嵌め込まれ、屈曲部１１が穿孔部２に嵌まると、もとの形状に復帰する。分岐具本体３が穿孔部２に嵌め込まれると、円錐傾斜部１０の屈曲部１１は穿孔部２の内周縁に密着される。
【００１２】
支持具４は、突出部２０と、Ｏ−リング溝２１と、Ｏ−リング２２と、係止溝２３と、を含んで構成される。
【００１３】
支持具４は、Ｏ−リング溝２１にＯ−リング２２が嵌められた状態で、分岐具本体３の外郭に結合される。支持具４の係止溝２３は分岐具本体３の一側に形成される突片１５に嵌まるように結合される。このとき、支持具４の先端の突出部２０は穿孔部２の外周縁に位置づけられる。
【００１４】
前記状態において、分岐具本体３の外面ネジ１４にナット３０を結合すると、分岐具本体３は、用水管１の内側からは分岐具本体３の屈曲部１１により支持され、用水管１の外側からは支持具４の突出部２０により支持される。そして、ナット３０を締めることにより、Ｏ−リング２２が穿孔部２の外周縁に密着され、分岐具本体３はシールされた状態で用水管１に結合される。
【００１５】
前述のように用水管１に設置された分岐具本体３を更に堅固に固定させるために、分岐具本体３の中空部には、結合ネジ５が嵌められる。分岐具本体３の中空部の内面ネジ１３に、結合ネジ５の外面に形成された外面ネジ４２を締め付けると、結合ネジ５は分岐具本体３の伸縮溝１２の内側の内面ネジ１３と締結されて位置づけられながら、より堅固に分岐具本体３を用水管１の穿孔部２に固定することができる。結合ネジ５は用水が流動できるように中空になっており、中空部には仕切り４１が形成される。
【００１６】
このように用水管１に設置される分岐具本体３の外面ネジ１４の先端には、分岐具に繋がるバルブを締結したり、分岐管を締結することができる。
【００１７】
前述した本実施形態にかかる用水管に設置される分岐具は、用水管内の用水の水圧や、用水の使用形態に応じて、支持具４の先端の突出部２０にＯ−リング２２の代わりにガイド溝を備えるようにしたり、結合ネジ５の代わりに支え突片を嵌むようにしたり、といった変形例を適用することができる。
【００１８】
以上、本発明に係る好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術思想の範囲内において、各種の修正例および変更例を想定し得るものであり、それらの修正例および変更例についても本発明の技術範囲に包含されるものと了解される。
【００１９】
【発明の効果】
本発明の用水管に設置される分岐具は、分岐具本体を用水管に形成される穿孔部に挿入して、支持具、ナット、および結合ネジにより固定することができるので、簡単かつ迅速に設置することができる。
【００２０】
前記分岐具の部品は、合成樹脂材を利用した成形製造が可能なので、量産に適する。また、破損や磨耗時の部品の取り替えも簡単でありメンテナンスが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施形態にかかる用水管に設置される分岐具を分解した横断面図である。
【図２】本実施形態にかかる用水管に設置される分岐具の結合状態を示す横断面図である。
【図３】本実施形態にかかる用水管に設置される分岐具の、分岐具本体を抜粋した斜視図である。
【図４】本実施形態にかかる用水管に設置される分岐具の、支持具を抜粋した斜視図である。
【図５】本実施形態にかかる用水管に設置される分岐具の、結合ネジを抜粋した斜視図である。
【符号の説明】
１ 用水管
２ 穿孔部
３ 分岐具本体
４ 支持具
５ 結合ネジ
１０ 円錐傾斜部
１１ 屈曲部
１２ 伸縮溝
１３ 内面ネジ
１４ 外面ネジ
１５ 突片
２０ 突出部
２１ Ｏ−リング溝
２２ Ｏ−リング
２３ 係止溝
３０ ナット
４１ 仕切り
４２ 外面ネジ
Claims (1)
- 硬質素材からなる用水管の分岐地点に穿孔部を形成して用水管に設置される分岐具において、
中空の円柱部と前記円柱部の一端部に設けられた円錐台形の円錐傾斜部とからなり、前記円柱部にはその外周面にネジ及び突片が形成され、前記円錐傾斜部の一端にはその先端から長方向に複数の伸縮溝が形成され、前記円錐傾斜部の他端には前記穿孔部に挿入されたときに前記用水管の内面に支持されるよう前記用水管の穿孔部の内部面の縁と一致する屈曲部が設けられ、前記円錐傾斜部の伸縮溝の内側にはネジが形成された分岐具本体と；
前記分岐具本体の円柱部の外郭に装着可能であり、その一端部に前記穿孔部の外面の縁と一致する形状の突出部を有し、その内周面に前記分岐具本体の突片に係止め可能な係止溝を有し、前記突出部の内側にＯ−リングが収納されてなり、前記分岐具本体の外周面のネジに結合可能なナットにより前記突出部が前記用水管側に押圧される支持具と；
前記分岐具本体の円錐傾斜部の伸縮溝の内側の中空部に装着可能であり、用水が流動可能となるよう中空であり、その外周面に前記分岐具本体の伸縮溝の内側のネジに結合可能なネジが形成され、前記中空部に複数の仕切りが形成された結合ネジとにより構成され；
前記分岐具本体は、前記穿孔部に挿入される前記円錐傾斜部の屈曲部と、前記分岐具本体の外郭に結合される前記支持具の突出部と、前記分岐具本体の中空部に結合される前記結合ネジとにより支持され固定されること、
を特徴とする用水管に設置される分岐具。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR10-2002-0006384A KR100486920B1 (ko) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | 용수관 설치용 분기구 |
| KR2002-006384 | 2002-02-05 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003240182A JP2003240182A (ja) | 2003-08-27 |
| JP3681362B2 true JP3681362B2 (ja) | 2005-08-10 |
Family
ID=19719105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002178248A Expired - Fee Related JP3681362B2 (ja) | 2002-02-05 | 2002-06-19 | 用水管に設置される分岐具 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3681362B2 (ja) |
| KR (1) | KR100486920B1 (ja) |
| CN (1) | CN1219992C (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100486920B1 (ko) * | 2002-02-05 | 2005-05-03 | 태광농자재주식회사 | 용수관 설치용 분기구 |
| KR101151511B1 (ko) | 2004-12-09 | 2012-05-30 | 정인열 | 호스용 분기관 연결구 |
| WO2005057074A1 (en) * | 2003-12-10 | 2005-06-23 | In-Yeol Jeong | Adapter for branching a hose |
| KR100942957B1 (ko) | 2008-06-24 | 2010-02-17 | (주)파인텍 | 배관용 분기관 연결 피팅 |
| AT508744B1 (de) | 2009-09-11 | 2011-11-15 | Fronius Int Gmbh | Schlauchpaket, kupplungselement, steckerelement und steckverbindung für eine schweissvorrichtung sowie schweissvorrichtung |
| CN102100994A (zh) * | 2010-10-08 | 2011-06-22 | 溧阳平陵林机有限公司 | 袋式除尘器中高压气罐与脉冲阀的连接结构 |
| DE102013101109B4 (de) | 2013-02-05 | 2022-12-29 | Viega Technology Gmbh & Co. Kg | System und Setzwerkzeug zum Befestigen eines Einpressstutzens an einem Rohr |
| CN107246523B (zh) * | 2017-02-10 | 2022-09-06 | 河北省农业机械化研究所有限公司 | 一种用于在田间灌溉支管上快速安装毛管的旁通器 |
| JP2019108933A (ja) * | 2017-12-18 | 2019-07-04 | トヨタ自動車株式会社 | 車両のブリーザ装置 |
| KR102373710B1 (ko) * | 2021-08-31 | 2022-03-14 | 주식회사 굿비 | 배관 연결 소켓 |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5757291Y2 (ja) * | 1978-04-06 | 1982-12-09 | ||
| JPS5846303Y2 (ja) * | 1981-10-09 | 1983-10-21 | リユイネ・シクヴアルド・アンデルスソン | チユ−ブ装着用装置 |
| JPH0417816Y2 (ja) * | 1986-07-25 | 1992-04-21 | ||
| JPH054637Y2 (ja) * | 1986-10-22 | 1993-02-04 | ||
| KR890003133Y1 (ko) * | 1986-11-14 | 1989-05-15 | 진인주 | 분기소켓(分岐socket) |
| FR2635369B1 (fr) * | 1988-08-09 | 1990-10-05 | Degremont | Dispositif pour le raccordement rapide, etanche, de tubes |
| JPH06306901A (ja) * | 1993-04-22 | 1994-11-01 | Toyoda Gosei Co Ltd | 吐水口の整流板 |
| JPH07122282B2 (ja) * | 1993-06-18 | 1995-12-25 | 株式会社シーエスエンジニアズ | 継手構造及びそれを使用する管路の接続工法 |
| JP3616419B2 (ja) * | 1995-03-15 | 2005-02-02 | 前澤化成工業株式会社 | 分岐継手 |
| JPH1163353A (ja) * | 1997-08-19 | 1999-03-05 | Torii Kasei Kk | コルゲート管の分岐管接続継手 |
| KR100486920B1 (ko) * | 2002-02-05 | 2005-05-03 | 태광농자재주식회사 | 용수관 설치용 분기구 |
| KR200276980Y1 (ko) * | 2002-02-05 | 2002-05-30 | 곽기표 | 용수관에 분기구의 설치구조 |
-
2002
- 2002-02-05 KR KR10-2002-0006384A patent/KR100486920B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2002-06-19 JP JP2002178248A patent/JP3681362B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2002-07-15 CN CNB021410992A patent/CN1219992C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1436949A (zh) | 2003-08-20 |
| JP2003240182A (ja) | 2003-08-27 |
| KR20020027404A (ko) | 2002-04-13 |
| CN1219992C (zh) | 2005-09-21 |
| KR100486920B1 (ko) | 2005-05-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3681362B2 (ja) | 用水管に設置される分岐具 | |
| JPH0725509Y2 (ja) | ナックル継手 | |
| CA2739785C (en) | Universal flange apparatus for plumbing fixtures | |
| US2946518A (en) | Pipe side spray nozzle and clamp | |
| ATE509181T1 (de) | Vorrichtung zur schmierung einer rohrverbindung | |
| JP5377063B2 (ja) | 配管部材 | |
| ATE292770T1 (de) | Kupplungsmuffe für gewellt ausgebildete rohre | |
| JP3687979B2 (ja) | 外側部材に液圧装置を連結するための連結器具 | |
| JP2004325283A (ja) | テストプラグの構造 | |
| JP2685855B2 (ja) | ホース口金具 | |
| JP4186621B2 (ja) | 配管接続装置及びクリップ | |
| KR200484563Y1 (ko) | 수도관용 t자 분기관 구조 | |
| KR200220906Y1 (ko) | 연질비닐계 용수관의 분기 접속구 | |
| JPH0913452A (ja) | 排水継手 | |
| KR200399704Y1 (ko) | (실용신안등록제 0364072호)수도관 금속내면에 이중파이프로 갖는 플라스틱관의 두께 면에 따라 지지면이 구비한 ㄱ자 pvc엘보 | |
| KR200399706Y1 (ko) | (실용신안등록제 0364072호)수도관 금속내면에 이중파이프로 갖는 플라스틱관의 두께 면에 따른 지지면이 구비한 +자 pvc엘보 | |
| JP4398811B2 (ja) | 道路用消雪の配管構造 | |
| JP2018048697A (ja) | 樹脂管用管継手 | |
| KR100505558B1 (ko) | 용수분기구 | |
| KR200276980Y1 (ko) | 용수관에 분기구의 설치구조 | |
| KR200285533Y1 (ko) | 배관용 분기관 연결 피팅 | |
| KR200175047Y1 (ko) | 배관용 파이프 | |
| KR100574192B1 (ko) | 스위블 형식의 유니언 | |
| KR20070000046U (ko) | 수지 라이닝된 나사용 이음관 | |
| KR200207803Y1 (ko) | 수도밸브와 호스 결합체 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050104 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050401 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050426 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050517 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |