JP4186621B2 - 配管接続装置及びクリップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は配管接続装置に係り、詳しくは、例えば給水管や給湯管を逆止弁や止水栓等に接続する場合に好適に用いられる配管接続装置に関する。また、本発明は、この配管接続装置に用いられるクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
給水管や給湯管などの配管を逆止弁や止水栓等に接続するための配管接続装置として、クリップを用いた所謂ワンタッチ式の配管接続装置が特開平8−270848号公報などに記載され、また、実用化されて広く用いられている。
【0003】
第3図は特開平8−270848号公報に記載の配管接続装置を採用した便器設備を示す斜視図、第4図はこの配管接続装置の分解斜視図である。
【0004】
洋風便器1の後部上面にロータンクカバー2が設置されている。このロータンクカバー2の前面下部に便座3及び便蓋4が起倒回動可能に取り付けられている。図示はしないが、このロータンクカバー2内にロータンク、温水洗浄装置及び温風乾燥ファン等が設けられている。このロータンクにはボールタップが設置されている。このボールタップからロータンクと温水洗浄装置の温水タンクとに洗浄水が供給される。このボールタップはトイレルーム壁面5に設けられた止水栓6に対し給水管としてのホース7を介して接続されている。
【0005】
この止水栓6とホース7とは配管接続装置10によって接続されている。この配管接続装置10は、フランジ11を有した筒状のソケット12と、該ソケット12に挿入される挿入筒13及び該ソケット12のフランジ11に当接可能なフランジ14を有したプラグ15と、これらのフランジ11,14同士を連繋するためのクリップ16とから構成されている。該ソケット12は止水栓6の送水側の端部に設けられている。また、プラグ15は、後端側がカシメカラー17を介してホース7の一端に連結されている。挿入筒13の外周にOリング18が装着されている。
【0006】
該挿入筒13をソケット12に挿入してフランジ11,14を当接させ、重なり合ったこれらのフランジ11,14にクリップ16を係着することにより、ソケット12及びプラグ15を介して止水栓6とホース7とが接続される。
【0007】
このクリップ16は、フランジ11,14の外周に沿って配置される第1外周片19と、該フランジ11,14の中心を挟んで該第1外周片19と反対側の該フランジ11,14の外周に沿って配置される第2外周片20と、該第1外周片19と第2外周片20とを連結している連結片21とを有した略Ω字形状のものである。該第1外周片19と第2外周片20とには、それぞれフランジ11,14の係合部として、重なり合ったフランジ11,14を受け入れる窓孔22が設けられている。このクリップ16は金属製であり、第1外周片19と第2外周片20とは互いに接近・離反方向に弾性変形可能となっている。
【0008】
なお、図示はしないが、ボールタップの受水側の端部にもソケット12が設けられている。また、ホース7の他端にもプラグ15が連結されている。このソケット12にプラグ15の挿入筒13が挿入され、重なり合ったフランジ11,14にクリップ16が係着されることにより、ボールタップとホース7も該ソケット12及びプラグ15を介して接続される。
【0009】
かかるホース7と止水栓6及びボールタップの連結は、ワンタッチにてきわめて容易に行なえる。
【0010】
また、ホース7と止水栓6及びボールタップとの連結部はOリング18によって止水されるため、作業者の熟練度の如何にかかわらず止水性はきわめて良好である。
【0011】
【特許文献1】
特開平8−270848号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
洋風便器1や止水栓6の位置はトイレルームによってマチマチであり、ボールタップと止水栓6との間の距離もトイレルームによって異なる。上記特開平8−270848号公報の配管接続装置10は、ボールタップと止水栓6との配置に関わらず、フランジ11,14同士が重なり合うようにプラグ15の挿入筒13をソケット12の最深部まで挿入しなければクリップ16を係着することができない。従って、ホース7の長さがボールタップと止水栓6との間の距離よりもわずかでも短ければ、より長い別のホースに交換しなければならない。このため、ボールタップと止水栓6との接続に当って長さの異なる複数のホースを取り揃えておかなければならず、不経済である。
【0013】
本発明は、このように配管の長さが接続予定機器同士の間の距離よりも多少短くても、配管をより長いものに交換することなく機器同士を接続することができるワンタッチ式の配管接続装置及びこの配管接続装置に用いられるクリップを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明(請求項1)の配管接続装置は、先端側にフランジを有した筒状のソケットと、該ソケットに挿入される挿入筒を先端側に有すると共に、長手方向の途中部分に該ソケットのフランジと当接可能なフランジを有したプラグと、これらのフランジに係合してフランジ同士の離間を阻止するクリップとを有する配管接続装置において、該クリップは、該挿入筒の該ソケットへの異なる挿入深さにおいてフランジの離間を阻止するものであることを特徴とする。
【0015】
かかる本発明の配管接続装置にあっては、プラグの挿入筒をソケットに対し異なる深さに挿入した状態にてソケットのフランジとプラグのフランジとの離反を阻止するようこれらのフランジにクリップを係着することができる。即ち、挿入筒をソケットに対し浅目に挿入し、ソケットのフランジとプラグのフランジとを離間させた状態においても、これらのフランジにクリップを係着してソケットとプラグとを連結することができる。これにより、配管接続装置自体の全長を増大させることが可能である。
【0016】
従って、配管の長さが接続予定機器同士の間の距離よりも多少短くても、このようにして配管接続装置自体の全長を配管の長さが足りない分だけ増大させることにより、配管をより長いものに交換することなく機器同士を接続することが可能となる。
【0017】
この配管接続装置においては、クリップは、前記フランジが係合する係合部を複数個備えており、そのうちの1個は、重ね合わされた前記フランジと係合する大きさを有しており、各係合部は、前記挿入筒の挿入方向において配置位置が異なっている構成であることが好ましい(請求項2)。
【0018】
かかる請求項2の構成にあっては、例えば配管の長さが接続予定機器同士の間の距離とほぼ一致している場合、もしくは接続予定機器同士の間の距離よりも多少長い場合には、前述の特開平8−270848号公報の配管接続装置と同様に、ソケットのフランジとプラグのフランジとが重なり合うように挿入筒をソケットの最深部まで挿入し、該フランジ同士が重なり合った状態で係合可能な係合部にこれらのフランジが係合するようにクリップを係着してソケットとプラグとを連結する。これにより、配管接続装置の全長が短くなり、配管に過度の弛みが生じることが防止され、見栄えの良い配管接続構造とすることができる。
【0019】
もちろん、この請求項2の構成にあっては、挿入筒をソケットに対し浅目に挿入し、フランジ同士を離間させた状態にて、該挿入方向において異なる位置に配置された他の係合部にそれぞれソケットのフランジとプラグのフランジとを係合させることにより、配管接続装置の全長が増大するようにソケットとプラグとを連結することが可能である。これにより、配管の長さが接続予定機器同士の間の距離よりも短い場合でも、配管の長さが足りない分だけ配管接続装置自体の全長を増大させるようにして配管を接続することが可能である。
【0020】
この請求項2の構成においては、係合部として、重ね合わされた2枚のフランジが係合可能な1個の大係合部と、前記ソケットのフランジが1枚だけ係合可能な第1の小係合部と、前記プラグのフランジが1枚だけ係合可能な第2の小係合部とが設けられており、該第1の小係合部と第2の小係合部との間に該大係合部が設けられている構成であることが好ましい(請求項3)。
【0021】
このように構成することにより、重ね合わされたフランジが係合する幅広の大係合部が互いに離間した第1の小係合部と第2の小係合部との間のスペースに配置されるため、クリップの大型化が抑制される。
【0022】
本発明(請求項4)のクリップは、ソケットのフランジとプラグのフランジとを連繋するためのクリップであって、フランジ外周の一部に沿って配置される第1外周片と、フランジの中心を挟んで該第1外周片と反対側のフランジ外周の一部に沿って配置される第2外周片と、該第1外周片と第2外周片とを連結している連結片と、該第1外周片及び第2外周片にそれぞれ設けられたフランジ係合部とを有し、該第1外周片と第2外周片とは接離方向に弾性変形可能であるクリップにおいて、前記係合部として、重ね合わされた2枚のフランジが係合可能な1個の大係合部と、前記ソケットのフランジが1枚だけ係合可能な第1の小係合部と、前記プラグのフランジが1枚だけ係合可能な第2の小係合部とが設けられており、該第1の小係合部と第2の小係合部との間に該大係合部が設けられていることを特徴とするものである。
【0023】
かかる本発明のクリップにあっては、第1外周片と第2外周片とを手や指等で離反させるようにしてソケット及びプラグのフランジに被せることにより、工具等を用いなくても簡単にクリップを取り付けることができる。また、このクリップにあっても、前述の請求項3の構成のクリップと同様、互いに離間した第1の小係合部と第2の小係合部との間のスペースに大係合部が配置されるため、クリップの大型化が抑制される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。第1図は本発明の実施の形態に係る配管接続装置の分解斜視図であり、第2図はこの配管接続装置の側面図である。なお、第2図(a)はこの配管接続装置の全長を増大させることなくソケットとプラグとを連結した状態を示し、同(b)は配管接続装置の全長を増大させるようにしてソケットとプラグとを連結した状態を示している。
【0025】
この配管接続装置30は、フランジ31を有した筒状のソケット32と、該ソケット32に挿入される挿入筒33及び該ソケット32のフランジ31に当接可能なフランジ34を有したプラグ35と、これらのフランジ31,34同士を連繋するためのクリップ36とから構成されている。
【0026】
図示はしないが、この実施の形態でも、トイレルーム壁面5に設けられた止水栓6の送水側の端部と、洋風便器1の後部上面に設置されているロータンクカバー2内に設けられたボールタップの受水側の端部とにそれぞれソケット32が設けられている。また、これらの止水栓6とボールタップとを接続するための配管としてのホース7の両端に、それぞれカシメカラー17を介してプラグ35が連結されている。
【0027】
該ソケット32は後端側が止水栓6の送水側の端部又はボールタップの受水側の端部に連なっている。フランジ31は、このソケット32の先端面に臨むようにして、該ソケット32の外周面から放射状に突設されている。このフランジ31の外周面は、ソケット32と同軸状の円筒面となっている。該ソケット32の内孔32aは、該フランジ31と同軸状に該ソケット32の先端面に臨んでいる。
【0028】
プラグ35は、該ソケット32と略等径の筒状の本体部35aを有している。この本体部35aの後端がカシメカラー17を介してホース7に連結されている。この本体部35aの先端面に臨むようにして、該本体部35aの外周面から放射状にフランジ34が突設されている。このフランジ34の外周面は、ソケット32のフランジ31の外周面と等径の円筒面となっている。挿入筒33は、該本体部35aの先端面から該本体部35aと同軸状に延出している。この挿入筒33の先端付近の外周にOリング37が装着されている。
【0029】
該本体部35aの先端面からの該挿入筒33の延出長さは10〜30mmであることが好ましい。
【0030】
該ソケット32とプラグ35とは、挿入筒33が該ソケット32の内孔32a内に挿入され、該ソケット32のフランジ31とプラグ35のフランジ34とを連繋するようにこれらのフランジ31,34にクリップ36が係着されることにより連結される。該挿入筒33と内孔32との間はOリング37によって止水される。
【0031】
クリップ36は、挿入筒33がソケット32の内孔32aに挿入された状態において該ソケット32とプラグ35の本体部35aとにまたがるようにしてこれらの外周の一部に沿って配置される第1外周片38と、該ソケット32及び本体部35aの中心を挟んで該第1外周片38と反対側の該ソケット32及び本体部35aの外周の一部に沿って配置される第2外周片39と、該第1外周片38と第2外周片39の一端(第2図における上端)同士を連結している連結片40とから構成されている。該第1外周片38及び第2外周片39は、該ソケット32及びプラグ35の本体部35aの外周面に沿うように円弧状に湾曲して延在している。
【0032】
このクリップ36は、金属等の弾性を有する材質により製作されており、該第1外周片38及び第2外周片39とは接近・離反するように弾性変形可能となっている。該第1外周片38及び第2外周片39の他端側(第2図における下端側)は、これらを離反させるよう弾性変形させるときに手掛かり又は指掛かりとなるよう外方(該第1外周片38と第2外周片39とが離反する方向)に曲成された耳部38a,39aとなっている。
【0033】
該第1外周片38及び第2外周片39には、それぞれ、重ね合わされたフランジ31,34を受け入れ可能な幅広窓孔状の大係合部41が設けられている。また、該第1外周片38及び第2外周片39には、それぞれ、離間したプラグ35のフランジ34とソケット32のフランジ31とをそれぞれ1枚だけ受け入れ可能な幅狭窓孔状の第1の小係合部42及び第2の小係合部43が設けられている。
【0034】
該第1の小係合部42と第2の小係合部43とは、挿入筒33の内孔32aへの挿入方向に所定間隔をおいて離隔するように配置されている。また、大係合部41は、これら第1及び第2の小係合部42,43同士の中間付近に配置されている。
【0035】
このように構成された配管接続装置30を用いてホース7と止水栓6及びボールタップとを接続するに際し、ホース7の長さが該止水栓6とボールタップとの間の距離とほぼ一致している場合、又はホース7の長さがこれらの間の距離よりも多少大きい場合には、第2図(a)に示すように、ソケット32のフランジ31とプラグ35のフランジ34とが重なり合うように挿入筒33を該ソケット32の内孔32aの最深部まで挿入し、重なり合ったフランジ31,34が大係合部41に係合するようこれらのフランジ31,34にクリップ36を係着する。これにより、該フランジ31,34同士が離間不能となってソケット32とプラグ35とが連結され、この配管接続装置30を介してホース7と止水栓6又はボールタップとが接続される。
【0036】
また、止水栓6とボールタップとの間の距離がホース7の長さよりも多少大きく、フランジ31,34同士が重なり合うまで挿入筒33を該内孔32内に挿入できない場合には、挿入筒33を該内孔32内に浅目に挿入し、フランジ31,34同士を離間させた状態にて、これらのフランジ31,34がそれぞれ第1の小係合部42及び第2の小係合部43に係合するようこれらのフランジ31,34にクリップ36を係着してソケット32とプラグ35とを連結する。
【0037】
この配管接続装置30を用いることにより、ホース7を止水栓6とボールタップとにそれぞれワンタッチで接続することができる。
【0038】
この配管接続装置にあっては、ソケット32のフランジ31を第1の小係合部42に係合させ、プラグ35のフランジ34を第2の小係合部43に係合させることにより、該フランジ31,34同士を重ね合わせて大係合部41に係合させたときよりも配管接続装置30の全長を大きくすることができる。このようにして配管接続装置30の全長を大きくすることにより、ホース7の長さが止水栓6とボールタップとの間の距離よりも多少短くても、ホース7の両端を止水栓6とボールタップとに接続することが可能である。
【0039】
この実施の形態では、クリップ36に重ね合わされたフランジ31,34が係合可能な大係合部41が設けられているので、ホース7の全長が止水栓6とボールタップとの間の距離とほぼ一致するとき、又はホース7の長さがこれらの間の距離よりも多少長いときには、フランジ31,34を重ね合わせてこの大係合部41に係合させ、配管接続装置30の全長が大きくならないようにソケット32とプラグ35とを連結することもできる。これにより、ホース7が止水栓6とボールタップとの間において過度に弛むことが防止され、見栄えの良い配管接続構造が得られる。
【0040】
この実施の形態では、互いに離間した第1の小係合部42と第2の小係合部43との間に大係合部41を配置したことにより、クリップ36が比較的小型のものとなっている。
【0041】
このクリップ36にあっては、第1外周片38と第2外周片39とを手や指で離隔させるように弾性変形させてフランジ31,34の両サイドに被せることにより、工具等を用いなくても簡単にクリップ36を該フランジ31,34に係着することができる。
【0042】
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記実施の形態では大係合部41の両サイドに第1の小係合部42と第2の小係合部43を1個ずつ設け、配管接続装置30の全長を2段階に変えることができるように構成しているが、大係合部41の両サイドにそれぞれ2個以上の第1の小係合部42と第2の小係合部とを設け、配管接続装置30の全長を3段階以上に変えることができるように構成してもよい。
【0043】
また、上記実施の形態は、洋風便器設備のボールタップと止水栓とをつなぐための配管接続構造への本発明の適用例を示しているが、これ以外にも、洗面台やキッチンキャビネット等などにおける止水栓と水栓等の水回り機器との接続構造、配管同士の接続構造などの種々の配管接続構造に本発明を適用することが可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明によると、配管の長さが接続予定機器同士の間の距離よりも多少短くても、配管をより長いものに交換することなく機器同士を接続することができるワンタッチ式の配管接続装置及びクリップが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る配管接続装置の分解斜視図である。
【図2】図1の配管接続装置の側面図である。
【図3】従来例に係る配管接続装置を採用した洋風便器設備の斜視図である。
【図4】図3の配管接続装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 洋風便器
2 ロータンク
6 止水栓
7 ホース
30 配管接続装置
31,34 フランジ
32 ソケット
33 挿入筒
35 プラグ
36 クリップ
38 第1外周片
39 第2外周片
40 連結片
41 大係合部
42 第1の小係合部
43 第2の小係合部
Claims (4)
- 先端側にフランジを有した筒状のソケットと、
該ソケットに挿入される挿入筒を先端側に有すると共に、長手方向の途中部分に該ソケットのフランジと当接可能なフランジを有したプラグと、
これらのフランジに係合してフランジ同士の離間を阻止するクリップと
を有する配管接続装置において、
該クリップは、該挿入筒の該ソケットへの異なる挿入深さにおいてフランジの離間を阻止するものであることを特徴とする配管接続装置。 - 請求項1において、前記クリップは、前記フランジが係合する係合部を複数個備えており、そのうちの1個は、重ね合わされた前記フランジと係合する大きさを有しており、各係合部は、前記挿入筒の挿入方向において配置位置が異なっていることを特徴とする配管接続装置。
- 請求項2において、前記係合部として、重ね合わされた2枚のフランジが係合可能な1個の大係合部と、前記ソケットのフランジが1枚だけ係合可能な第1の小係合部と、前記プラグのフランジが1枚だけ係合可能な第2の小係合部とが設けられており、
該第1の小係合部と第2の小係合部との間に該大係合部が設けられていることを特徴とする配管接続装置。 - ソケットのフランジとプラグのフランジとを連繋するためのクリップであって、
フランジ外周の一部に沿って配置される第1外周片と、
フランジの中心を挟んで該第1外周片と反対側のフランジ外周の一部に沿って配置される第2外周片と、
該第1外周片と第2外周片とを連結している連結片と、
該第1外周片及び第2外周片にそれぞれ設けられたフランジ係合部と
を有し、該第1外周片と第2外周片とは接離方向に弾性変形可能であるクリップにおいて、
前記係合部として、重ね合わされた2枚のフランジが係合可能な1個の大係合部と、前記ソケットのフランジが1枚だけ係合可能な第1の小係合部と、前記プラグのフランジが1枚だけ係合可能な第2の小係合部とが設けられており、
該第1の小係合部と第2の小係合部との間に該大係合部が設けられていることを特徴とする配管接続装置。
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