JP3680101B2 - ゴルフボールとその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明はゴルフボール、より特別には保管寿命(shelf life)を増大させたゴルフボールに関する。
【0002】
【発明の背景】
ゴルフクラブで打った時ゴルフボールが移行する飛距離は弾道角度とクラブヘッド速度と反撥係数とを含む多くの要因の関数である。反撥係数(COR)はゴルフボール技術に熟達した人にはなじみ深い測定値である。COR測定のための1つの方法はボールを与えられた速度で堅いどっしりした表面に向って発進させ、そして往きと戻りとの速度を測定することである。CORは戻り速度対往き速度の比であり、0と1との間の小数で表わされる。
【0003】
ゴルフボールのCORに関する全米ゴルフ協会制限はないが、ゴルフボールの初速度は250±5ft/secを越えることはできない。その結果初速度に関する業界目標は255ft/secであり、この制限をおかすことなくCORを最大にしようと業界は努力している。
【0004】
ワンピースソリッドゴルフボールにおいては、CORはボールの組成と固さを含め種々な特性によつている。与えられた組成においては、CORは一般に固さが増すに従って増加する。コア(球心)とカバーとを含むツーピースソリッドゴルフボールにおいては、カバーの目的の1つはコアのCOR以上のCORの利得を生み出すことである。コアの高CORに対する寄与が相当なものである場合はカバーからはより少い寄与でよい。同様にカバーが実質的にボールの高CORに寄与している場合はコアからはより少い寄与でよい。
【0005】
在来のワンピースゴルフボールおよびツーピースゴルフ用のコアは、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸例えばアクリル酸、メタアクリル酸、クロトン酸または珪皮酸の亜鉛または他の金属塩と組合されたエラストマー例えば高cis含有ポリブタジエンを含む。より高いCOR達成のため、少量の金属酸化物例えば酸化亜鉛を添加できる。その上、仕上がりボールをU.S.G.A.重量上限1.620オンスにより密接に近づけるように、コア重量を増大するために、所望の係数を達成するのに必要な量以上の酸化亜鉛を含んでいることもできる。コア組成物中には、相溶性のゴムまたはイオノマーおよび低分子量脂肪酸例えばステアリン酸を含む他の材料を用いることもできる。コア組成物には熱と圧力とを適用する際、複雑な硬化または橋かけ反応が起るように、遊離基反応開始剤触媒例えば過酸化物を添加する。ゴルフボールコア組成物については米国特許第5,018,740号において更に詳しく論ぜられており、その内容はここに文献で組込まれている。
【0006】
ソリッドツーピースゴルフボールのカバーは、典型的には、ボールの耐久性に寄与することになる材料からつくられる。更に上記のように、カバーの使用は特異な固さを持つボールについてより高いCORの達成を可能にする。その上、カバーの包含はゴルフボールの加工を容易にする。
【0007】
ツーピースゴルフボールのカバーは一般に耐久性のあるアイオノマー樹脂例えば商標“SurlynTM”の下にE.I.DuPont de Nemours& Company により、および商標“EscorTM”と“IotekTM”の下に Exxon Corporation により製造されているものから形成されている。アイオノマー樹脂は一般に、オレフィン例えばエチレンと、不飽和カルボン酸例えばアクリル酸、メタアクリル酸またはマレイン酸の金属塩とのイオン性共重合体である。金属イオン例えばナトリウムまたは亜鉛はその共重合体中にある割合の酸残基を中和するのに用いられ、ゴルフボールカバー構造物のために性状例えば耐久性を増大させた熱可塑性エラストマーを生じさせる。
【0008】
イオノマーゴルフボールカバーはしばしば蛍光材料と/またはボールの外側表面に所望の色特性を与える染料または顔料を含有している。ボールカバーの外側表面には商標または他の印が刻印され、それからボールカバーは透明な塗料材料の1つまたはそれ以上の薄層で被覆される。透明な塗料はボールに光沢ある仕上りを与え、カバー上に刻印された印を保護する。技術において周知の透明塗料材料には典型的にエポキシドとウレタンとが含まれる。
【0009】
【発明の要約】
ソリッドゴルフボールと糸巻きゴルフボールとが雰囲気条件の下で長期に貯蔵された場合、ゴルフボールのCORがその期間にわたり低下する傾向があることが見出された。ボールのCORが低下するに従ってその重量は増加する。CORの低下と重量増加とはボールの中への水分の吸収によると考えられている。水分は水中につけられているボールにより吸収され、保持されるのみならず、“平均”湿度即ち相対湿度(RH)25〜35%の室内および戸外条件並びに高湿度即ちRH65〜75%またはそれ以上の条件を含む水分が空気中にある条件の下に貯蔵されているボールによつても吸収され、保持されることが見出された。特定期間内でのCOR低下の度合いは低湿度の環境中に貯蔵されたゴルフボールに関するより、高湿度環境中に貯蔵されたゴルフボールに関して、より高いことが見出された。COR低下はより冷たい水中につけられているゴルフボールに関してより暖い水中につけられているゴルフボールにおいて、より大きい。本発明は前記のCOR低下の問題を、ゴルフボールのコアをボールのカバーより低い水蒸気透過率を持つ水分障壁(moisture barrier)で取り囲むことにより克服する。その水分障壁は最も好ましくはカバーとコアとの間に位置させるが、カバーと透明塗料との間に位置させることができる。ある場合には、障壁を理論的には透明塗料の外側に位置させることができるが、使用中にその層が損傷されるかもしれない故に、余り望ましくない。好ましくは、その水分障壁は分子的厚さと20milとの間程の厚さを持ち、少なくとも約25〜30mil,好ましくは50〜100mil程の厚さを持つカバーと一緒に用いる。
【0010】
本発明の他の好ましい形はカバーを持つソリッドゴルフボールまたは糸巻きゴルフボール作製に用いるゴルフボールコアである。そのコアは約20mil以上ではない平均的厚さを持つ外側の水分障壁を包含し、カバーより低い水蒸気透過率を示す。
【0011】
他の好ましい形においては、本発明は、中央コアとカバーとそのコアを取り囲む水分障壁とを包含し、その水分障壁が約100゜F,相対湿度約70%で6週間貯蔵した後のゴルフボールの反撥係数の低下を少くとも5%,好ましくは少くとも10〜15%減少させるのに有効であるゴルフボールである。
【0012】
更に他の好ましい形においては、本発明はワンピース、ツーピースまたはマルチピースのゴルフボールの作製に用いるゴルフボールコアに向けられている。そのコアは外側表面を持つ内部コア部分と、約20mil以上ではない平均的厚さと、90%RH,100゜F,ASTM D−96で水蒸気透過率約0.2g・mil/100in2 ・日またはそれ以下とを持ち、前記の外側表面と密接にかみ合っている水分障壁とを持っている。より好ましくはその水分障壁は平均的厚さ約10milまたはそれ以下と水蒸気透過率90%RH,100゜F,ASTM D−96で約0.05g・mil/100in2 ・日またはそれ以下とを持つ。最も好ましくは、障壁の水蒸気透過率は90%RH,100゜F,ASTM
D−96で0.03g・mil/100in2 ・日またはそれ以下である。
【0013】
本発明に従う水分障壁層は好ましくはコア全体を囲む連続層である。その層は、使用される厚さにおいてゴルフボールの好適な競技性に意味ある程には影響せず、100゜F,70%RHで貯蔵したゴルフボールに関して、ゴルフボールコア中への水および/または水蒸気侵入速度の低下、好ましくはボールのCORの低下を少くとも約5%低下するのに充分な程度の低下を提供するどんな水分障壁材料からでも形成することができる。本発明の1つの好ましい形においては、水分障壁層はコアとは異なる材料で形成され、好ましくはポリ塩化ビニリデンの形にある塩化ビニリデンとバーミキュライト即ち黒雲母の地球化学的交替により形成された水和マグネシウム−アルミニウムシリカートである雲母様材料とで成る群の少くとも1つを包含またはから成っている。また、個別の層を形成する他の型の障壁材料を用いることもできる。他の好ましい形においては、水分障壁層は障壁形成材料とコアの外側表面との反応生成物としてその場所で形成される。例えば、コアの外側表面の弗素化が外側表面上に有用な障壁層を形成し、或る期間にわたるCOR低下を減少させることが見出された。技術に熟達した人には周知の他の気体の障壁形成物質もまたコア材料の外側表面と反応し、障壁層または膜として働かせることができる。
【0014】
ツーピースゴルフボールのコアとカバーとの間に適用する場合、障壁層はカバーより低い水蒸気透過率を持つ。好ましくはこの速度は非常に低く、即ち90%RH,100゜F,ASTM D−96で約0.2g・mil/100in2 ・日より低く、より好ましくは、90%RH,100゜F,ASTM D−96で約0.05g・mil/100in2 ・日より低い。水分障壁層は特に、ポリブタジエン組成物コアとイオノマーカバーとを持つツーピースソリッドゴルフボールについて使用するのが好適である。
【0015】
本発明のなお他の好ましい形は水分に晒した場合のゴルフボールの反撥係数低下を減少させる方法である。その方法にはゴルフボールコアの周りの水分障壁層設置を含む。ツーピースゴルフボールまたはマルチピースゴルフボールにおいては、水分障壁層はカバーより低い水透過性を持つ。ワンピースゴルフボール、他の好ましいツーピースまたはマルチピースゴルフボールにおいては約20milより厚くはない厚さを持ち、好ましくは90%RH,100゜F,ASTM D−96で約0.2〜0.3g・mil/100in2 ・日より大きくはない水蒸気透過率を持つ。これらの同じ線に沿って、本発明は、コアの周りに水分障壁を形成させる段階を包含し、その障壁が約100゜F,相対湿度約70%で6週間貯蔵したゴルフボールの反撥係数の低下を少くとも5%減少させるのに有効である、コアを持つゴルフボールの製造方法を含む。
【0016】
本発明の目的は在来のゴルフボールより長い保管寿命を持つゴルフボールを提供することにある。
【0017】
本発明の他の目的は水分によるCORの低下が実質的に減少するワンピース、ツーピースまたはマルチピースゴルフボールを提供することにある。
【0018】
本発明のなおもう1つの目的は広範囲の温度と湿度レベルに晒す場合、初期のCORを実質的に保持するゴルフボールを提供することにある。
【0019】
本発明のなお他の1つの目的は前記の有利さをもつゴルフボールの製造方法を提供することにある。
【0020】
他の目的は一部明らかになつただろうし、一部は以下より詳細に指摘されるであろう。
【0021】
従って本発明は次の詳細な開示において例示される要素の特徴と性状と関連性とを持つ物品と、以下に記載のような幾つかの工程とそれらの組合わせとを包含する。
【0022】
【詳細な説明】
本発明は長期間貯蔵された在来のゴルフボールがそのコアへの液状の水および/または水蒸気の漸進的な透過によるCORの低下をこうむり得るという問題を認めている。本発明はこの新に認められた問題を、コアへの水蒸気と液体の水との侵入を実質的に防止あるいは少くとも減少させるため、ゴルフボールの周りに水分障壁を与えることにより克服する。
【0023】
発明は特にツーピースソリッドゴルフボール例えば厚さ約30〜110milのカバーを含み、総括的直径1.680インチまたはそれ以上を持つボールに適用できる。ツーピースソリッドゴルフボールにおいては、水分障壁は好ましくは中央のコアとカバーとの間に位置する水分不透過性膜である。この位置においた場合、その水分障壁は耐久性のあるイオノマーまたはバラタカバーにより保護されている故に最小の設計並びに製造上の変化だけが必要であるようにみえる。更にその上、その水分障壁はコアとカバーとの間にきつくはさまれている故に、その水分障壁を決った場所に保持する物理的または化学的結合の強さはそれがゴルフボールの外側表面上に位置させるとした場合に要求されるであろう結合程に強い必要はない。しかし、水分障壁がボールが許容できる競技性と摩耗特性とを持つほど充分に耐久性がある限り、ツーピースボールのもろくない水分障壁をカバーと下塗りまたは下塗りと透明塗料との間に位置させることもできることは認められる。ワンピースボールにおいては、水分障壁は一般にコアの外側表面におかれる。
【0024】
水分障壁はゴルフボールのコアへの液体の水および水蒸気の透過性を低下させるに充分な程厚い一方、ボールの競技性に対して悪影響を与えるのを避ける程に薄くあるべきである。実際問題として、ただ薄い障壁層を必要とするためには非常に低い水透過性を持つ障壁材料を選択するのが望ましい。ここに用いるように、術語“水透過性”とはある層例えばゴルフボール上の塗装を通じてゴルフボールコアへの、液体の水および/または水蒸気の透過する能力を言う。
【0025】
一般に、ツーピースボールのコアとカバーとの間に位置され、厚さ1/2〜20mil(障壁の効果に左右される)を持つポリ塩化ビニリデンはCOR低下を減少するであろう。好ましくはポリ塩化ビニリデン水分障壁はカバーの半分の厚さより薄い。本発明に従って使用できる、商業的に入手できるポリ塩化ビニリデン水分障壁の非限定の幾つかの例は次のものを含む。
【表1】
Figure 0003680101
コア上直接におかれている、厚さ1/2〜20milのSaran障壁はボールの競技性に実質的に影響しないことが期待される。典型的には障壁層は厚さ5〜15milを持つ。また、ポリ塩化ビニリデン層は金属化ポリエステル例えばアルミニウム化ポリエステルの膜により被覆して水分障壁を形成することができることが発見された。若し障壁がカバーの外側におかれるならば、ディンプルの効果を損うことを避けるのに充分な程薄くあるべきである。
【0026】
バーミキュライト、好ましくは約1〜15mil、より好ましくは5〜10mil、もまた、コアとカバーとの間におかれた場合COR低下の初期の速さを減少することになる。
【0027】
その場所で例えばゴルフボールコアの弗素化により形成した水分障壁の厚さは具合よく測定できないが、その様な障壁は分子的な層の厚さであり、確かに、塗料として適用された膜形成障壁層の全てではないにせよ殆ど例えばポリ塩化ビニリデンとバーミキュライトより薄いことは予想される。またゴルフボールカバーの外側表面の弗素化も水分障壁層を形成するであろうことが予想される。
【0028】
本発明の水分障壁または在来のワンピースゴルフボール例えば総括的直径1.680インチまたはそれ以上をもつものについての使用に改造できる。前記の如く、この型の水分障壁はコアと下塗りあるいは下塗りと透明塗料との間に位置される。
【0029】
本発明の水分障壁層はポリブタジエンと、不飽和カルボン酸例えばアクリル酸とメタアクリル酸とクロトン酸と珪皮酸との金属塩とを含有するコアを保護するのに有用である。水分障壁はまた、ツーピースコア例えば米国特許第5,072,944号に記載のものを含む、他の材料から出来ているコアと共にそして糸巻きコアと共に用いることができることが期待される。
【0030】
ツーピースゴルフボールのカバー材料は一般にコア材料より低い水蒸気透過率を持っている。エチレンと不飽和カルボン酸の金属塩との共重合体であるイオノマーはその高い耐久性と良好なCORと圧縮性とへの寄与のため、ゴルフボールカバー材料としての使用が好ましい。これらのイオノマーは本発明者により多くの他の熱可塑性物より良好な対水蒸気透過障壁であることが発見された。過去においてはそのようなカバーは約40〜100milの厚さを持っていた。ツーピースボールに対しては、イオノマーカバーは本発明の水分障壁と共に用いるのが好ましいが、他の材料からつくられたカバーをもつゴルフボールも本発明に包含される。その材料の非限定的例にはナイロンと熱可塑性ウレタンとポリウレタンとアクリル酸とメタアクリル酸と分子のエラストマー中央ブロック(midblock)が不飽和ゴムまたは飽和オレフィンゴムであるブロック共重合体からなる熱可塑性ゴムポリマー例えばKratonTM ゴム(Shell Chemical Co.)とポリエチレンと合成または天然の加硫ゴム例えばバラタが含まれる。
【0031】
有効であるためには、水分障壁はコアと、ボールの外側表面即ちカバーと下塗り(若し含まれているならば)と透明塗料との間にある他の層より低い水蒸気透過率を持つべきである。ここで用いるごとく、“水蒸気透過率”とは90%RH,100゜F,ASTM D−96でのg・mil/100in2 ・日の単位で表わされる透過率を言う。水分障壁のその水蒸気透過率は好ましくは90%RH,100゜F,ASTM D−96で1.5g・mil/100in2 ・日よりも有意に小さいことが好ましい。
【0032】
水分障壁の有効性はその障壁の組成と厚さとによる。実際的見地から、水分障壁を持たず、同じ型のコアとカバー(若し含まれているならば)とを持ち、そして実質的に同一条件の下に貯蔵されたゴルフボールの反撥係数の低下に比較して、同一条件の約100゜F,約70%RHで6週間貯蔵されたゴルフボールの係数の低下を少くとも5%、より好ましくは少くとも10〜15%減少させるのに、水分障壁が有効であることが好ましい。0.5〜5%のCOR低下の減少を生む障壁もまた本発明の範囲であることが留意される。若し厚い水分障壁がコアまたはカバーの上にあると、改良された水分抵抗性を持つゴルフボールが水分障壁を含んでいない相応するボールと寸法で同一であるように、障壁の厚さと同じ厚さだけカバーの厚さを減少させる必要がある。水分障壁は好ましくはイオノマーではないが、種々なイオノマー材料の幾層かを持つカバーを形成させるのは本発明の範囲であり、その材料の1つは他より著しく低い水蒸気透過率を持ち、従って障壁としてはたらく。
【0033】
種々な型の材料がツーピースボールのコアを取り囲む層を形成するように用いられると、それが水分障壁として働きCOR低下を減少させることが発見された。これらの材料にはポリ塩化ビニリデンと、バーミキュライトと、熱可塑性コア材料例えばポリブタジエンおよび/または他のコア成分と弗素ガスとの反応生成物とが含まれる。カバー材料の水蒸気透過率より小さい水蒸気透過率を持つどんな膜形成材料もツーピースソリッドボールに対して、水分障壁として使用できることが期待される。コアの外側層を含浸させてカバーより低い水蒸気透過率をもつ障壁層を形成させる材料もまた本発明に従って用いられてもよい。含浸剤はコア表面の細孔中に充満するであろう。前記のように、90%RH,100゜F,ASTM D−96で0.02g・mil/100in2 ・日程に低い水蒸気透過率をもつ障壁材料例えばSaran Resin F−278(Dow Chemical Co.)が利用できる。
【0034】
雰囲気(室内)条件(70〜80゜F)の下での長期の貯蔵および高湿度オーブン(100゜F,約70%RH)における長期の貯蔵による仕上りゴルフボールのCORおよび重量への影響をいろいろな提供者から購入したソリッドツーピースゴルフボールおよび糸巻きスリーピースゴルフボールについて測定した。試験したゴルフボールはイオノマーまたはバラタのカバーを持っている。初期CORに対するCORおよび初期重量に対する重量増を、高湿度オーブン中のボールに関して1ケ月重量増とCORとの測定を行わなかったのを除いて、5ケ月間毎月行った。各試料は約6個のゴルフボールを含み、結果は平均した。その結果を表2Aおよび2Bで与えた。表2Aおよび2B並びに残りの表に示されている重量増とCOR低下との値は累積されたものである。この適用において、“約70%”のオーブン湿度は支配的に69〜71%にあつた湿度であるが、約67〜72%の多くの実験の一時的ゆらぎがあつた。
【0035】
表2Aおよび2Bとに示すように、高湿度オーブン中のゴルフボールは雰囲気条件下で貯蔵された同じ型のゴルフボールより大きい重量増とCOR低下とがあつた。高湿度オーブン中に保持した全てのゴルフボールは少くとも幾らかのCOR低下を示した。鋼湿度オーブン中の殆どのボールは5ケ月後で少なくとも0.1gの重量増を経験した。5ケ月間雰囲気条件の下で貯蔵されたほとんどのボールは測定出来る程のCOR低下を経験した。雰囲気条件下で貯蔵されたほとんどのボールに関する重量増は検出するには余りにも少いが、多分重量における軽微な増加が起ったと信じられる。
【0036】
いろいろな気象条件への長期の暴露によるゴルフボールのCORと重量との変化をツーピースソリッドゴルフボールとツーピースソリッドゴルフボール用のカバーのないコアについて測定した。重量の測定は表2Aと2Bとに示した実験において検出され得なかった小さい重量変化を検出するためミリグラムで行った。試験に用いたツーピースボールは仕上げされてなく、即ちカバーの外側表面上には下塗り(primer)または透明塗料(clear coat)を持っていない。ボールの型XとYとは同型のポリブタジエンコアと種々なカバー材料とをもつている。ボールの型Zはボール型XとYとのコアと同じ寸法と組成とを持つカバーのないコアである。そのカバー材料は商業的に入手できるイオノマーの混合物を含む。CORと重量とにおける変化はおのおのの気象条件への16週間の暴露の間毎2週間ごとに測定した。CORにおける変化を示す結果を表3に与えた。各試料は6個のゴルフボールを含み、その結果は平均した。
【0037】
表3に示すように、CORで最も大きい減少をしたゴルフボールは100゜F,少くとも70%RHの高湿度オーブン中にあつたものと、75゜Fと100゜Fとの水中に浸漬したものであつた。後者の条件をうけたボールはまた最も大きい重量増があつた。その重量増は水分吸収に由来すると信じられる。重量増の増大と共にCORは減少する。
【0038】
高湿度オーブン中に貯蔵したカバー付きゴルフボールと、室温条件に保持されたものとの比較は2週間高湿度オーブンにあつたカバーつきボールのCOR低下が一般には約16週間室温で貯蔵したボールのCOR低下に匹敵することを示している。2週間高湿度オーブンに貯蔵されたカバーのないコアのCOR低下は一般に12〜14週間雰囲気条件下で貯蔵されたカバーのないコアのCOR低下に匹敵した。
【0039】
表3の結果はカバーのないコアZは同じ条件にかけられたカバーのついたゴルフボールXとYとより、或る期間にわたり大きいCOR低下と大きい重量増とがあることを示している。それ故、カバー材料はコア材料よりも水および水蒸気について低い透過性を持つ。表3はまたワンピースゴルフボール、即ちイオノマーカバーを持たないゴルフボールはコア中への水分吸収と保持とによつて、ツーピースボールよりさらに大きい或る期間にわたるCOR低下を経験したであろうことを示している。
【0040】
ツーピースソリッドゴルフボールに用いられるカバー材料の型による或る期間にわたるCOR低下への影響が、おのおの同じ型のポリブタジエンコア組成物を持ち、異なっていて商業的に入手できるカバー組成物およびその混合物でカバーされている未仕上げのゴルフボールについて測定された。用いられたそれ以外のカバー型にはメタアクリル酸とアクリル酸とポリエチレンが含まれる。おのおののカバーは55milの厚さをもつ。重量増とCOR低下とは2日と5日と9日と23日と42日後に測定された。その結果を表4に示す。
【0041】
表4に示すように、イオノマーカバーに関する、42日後の総括的COR低下はイオノマー9に対する0.004の低下からイオノマー10に対する0.024の低下の範囲にある。ポリエチレンでカバーされたボールを除き、ゴルフボールは、より大きい重量増はより大きいCOR低下に相応し、より小さい重量増はより小さいCOR低下に相応すると言うCOR低下と重量増との間の一般的に一貫した相互関係がある。
【0042】
本発明を一般的に説明したが、以下の実施例は、本発明がより容易に理解されてもよく、他の特別に指示されていない限り、本発明の範囲を限定する意図は何もないように、説明の目的のために包含されている。コアは主として、商業的に入手できるゴルフボールに用いられているポリブタジエン組成物から成る。適当な組成物は米国特許第4,726,590号と米国特許第5,018,740号とで論じられていて、その内容は文献によりここに組込まれている。カバーは商業的に入手できるイオノマーから形成される。適当なカバー組成物は米国特許第5,120,791号と第4,884,814号とで論じられていて、それは文献によりここに組込まれている。
【0043】
【実施例1】
ポリ塩化ビニリデンで被覆されているコアを持つゴルフボール
ポリブタジエンゴルフボールコアの第1群、これを試料4Aとする、をポリ塩化ビニリデン(Saran Resin F−239,Dow Chemical Company)20部とテトラヒドロフラン(THF)65部とトルエン35部とを含有する溶液に約5秒間浸漬する。試料4Bとする、コアの第2の試料を、ポリ塩化ビニリデン(Saran Resin F−279,Dow Chemical Company)20部とTHF65部とトルエン35部とを含有する溶液に5秒間浸漬する。ゴルフボールの第3群、これを試料4Cとする、は試料4Bと同じ溶液中に浸漬し、つづいて乾燥した後アルミニウム化マイラー膜で覆う。その膜は比較的しわのないようにのばし、ポリ塩化ビニリデンとマイラーとの全体の厚さが約10milであるような厚さで適用する。ボールはエポキシ−ポリウレタン透明塗料を用いて仕上げる。初期の平均CORと総括的膜厚を試料4A〜4Cのおのおのについて測定し、平均CORを、3つの被覆されていないゴルフボールコアの対照試料4Xについて測定する。試料4Aと4Bと4Cと4Xのコア全ては同じ組成を持っている。試料4A〜Cと4Xとのコアおのおのをボールの全てが同じ外側直径を持つように、商業的に入手できるイオノマーカバー材料の同じ混合物で被覆する。全てのゴルフボールとコアとを100゜F,70%RHの鋼湿度オーブン中におく。CORの測定は2週間と6週間と10週間後とに行う。COR値、2週間と6週間と10週間後との累積的COR低下と初期膜厚とを表5に示す。
【0044】
表5に示すように、水分障壁をもつ試料ボールのおのおのは対照試料4Xのボールより少い総括的COR低下を経験している。6週間後に、被覆されていないコアから作った試料4Xのボールは(19/807)・100=2.35%のCOR低下を経験した。試料4Aと4Cのボールは6週間後(14/800)・100=1.75%のCOR低下を経験している。それ故、水分障壁の包含は水分障壁を包含していないゴルフボールのCOR低下より、6週間後において(2.35−1.75)・100/2.35=25.5%小さいCOR低下をもたらした。10週間後においては、試料4Aと4Bと4Cとのボールは試料4Xのボールよりそれぞれ22.0%と17.6%と8.1%小さいCOR低下を経験した。
【0045】
7〜10milの範囲の膜厚は全てCOR低下量を減少させるのに適当な厚さである。これらの結果に基けば、ポリ塩化ビニリデンのより薄い層とより厚い層とも水分障壁として使用できることが予想される。
【0046】
試料4Cのコアと同じコアの更に別の試料を金属化されたポリエステル層の上をポリ塩化ビニリデン(Saran Resin F−279,Dow Chemical Company)の第2のコーティングで被覆する。COR測定値並びに初期膜厚を測定する。この試料は対照と比較してCOR低下に改良をもたらさず、その結果は障壁層を適用することの手続き上の困難さによるのかもしれないと信じられている。
【0047】
【実施例2】
弗素化コアを持つゴルフボール
ポリブタジエン組成物でできているゴルフボールコアを8〜10%弗素−窒素雰囲気中、25℃で30分間弗素化する。弗素化は独占的方法を用い Fluolo Tec GmbH(Germany)により行われた。弗素化されたコア11個を、亜鉛とナトリウムとを含有する商業的に入手できるイオノマーから形成されているカバー原料により被覆し、それを試料5Aとした。12個のコアは対照として用いるため、同じ厚さで、同じカバー原料により被覆し、試料5X(カバー対照物)とした。3つのコアは被覆しないで残し、それを試料5Y(コア対照物)とした。ボールは未仕上げのままにした。
【0048】
各ゴルフボールと未被覆コアの初期CORを測定する。各試料のボールの初期重量を各試料中の3つのボールを秤り、各試料について平均を決めて測定値とする。重量増の測定を2日と5日と9日と23日と53日後に行う。COR測定は5日と9日と23日と53日後とに行う。各試料に対する重量増とCOR低下との平均値を表6に示す。
【0049】
表6で示すように、弗素化コアを持つゴルフボールは未処理のコアを持つゴルフボールより、23日後において、少い重量増と少いCOR低下を持っている。7.5週間後、試料5Aのボールは(20/804)・100=2.49%のCOR低下した。試料5Xのボールは3.07%のCOR低下を経験した。試料5Yのコアは4.06%COR低下した。従って、水分障壁の包含は7.5週間後において、被覆したゴルフボールのCOR低下を(3.07−2.49)・100/3.07=18.9%減少させた。
【0050】
予想されるように、試料5Yの被覆していないゴルフボールコアは試料5Xの被覆したゴルフボールより高い重量増と大きいCOR低下とを持っている。試料5Yの対照コアは被覆されたゴルフボールのコアとは違ったロットからのものではあるが、このことは実験結果に実質的に影響したとは信じられない。
【0051】
【実施例3】
3−バーミキュライトで被覆されたコアを持つゴルフボール
9個のポリブタジエンゴルフボールコアを試料6Aとし、バーミキュライトの接着剤として用いられるエポキシの溶液に浸漬する。同じ組成物の9個のコア、試料6Bとする、を試料6Aと同じエポキシ溶液に浸漬し、つづいてMicroliteTM 903(W.R.Grace & Co.,Cambridge,MA)として販売されている水中のバーミキュライトの100%無機分散液に3回浸漬する。この溶液は固形物7.5%と特大の粒子<28%とを含有し、pH7〜9と粘度200〜1000センチポアズとを持っている。同じ組成物の11個のゴルフボールコア、試料6Cとする、を前記のバーミキュライト溶液中に3回浸漬し、乾燥後前記エポキシ溶液に1回浸漬する。
【0052】
7個のゴルフボールコアを試料6Dとし、前記のバーミキュライト溶液に3回浸漬する。12個のゴルフボールコアを試料6X(対照)とし、被覆しない。全てのゴルフボールは同じイオノマーカバー原料でカバーをつけ、同じ外側直径を持ち、エポキシ−ポリウレタン透明塗料で仕上げる。
【0053】
各ゴルフボール試料6A〜6D並びに対照試料6Xとされたゴルフボールの初期CORを測定する。
【0054】
ゴルフボールを12週間、100゜F,70%RHの高湿度オーブン中におく。2週間と8週間と12週間後にCOR低下の測定をする。結果は表7に示されている。
【0055】
表7で示されるように、バーミキュライト被覆コアを持つゴルフボールのCOR低下は対照試料についての低下より初めは緩やかである。10週間後において対照試料6XのCORは3.45%低下したが、一方試料6Bと6Cと6DとのCORは2.90%と3.39%と3.14%低下した。
【0056】
試料6Aと6Xとのゴルフボールコアは試料6B〜6Dのそれとは違ったロットからのものであるが、この相異は実験結果に影響したとは信じられないことを示している。
【0057】
前記の試料によつて示されるように、水分に晒されることによつて生ずる、或る期間にわたるゴルフボールのCOR低下を減少させるために、いろいろ異なった型の材料を用いることができる。
【0058】
技術に熟達した人には明らかなように、説明した生成物と方法との種々な変更と改作とが本発明の精神と、添付した特許請求事項で定義した範囲とから逸脱することなく、容易に明らかになるであろう。
【表2A】
Figure 0003680101
【表2B】
Figure 0003680101
【表3】
Figure 0003680101
【表4】
Figure 0003680101
【表5】
Figure 0003680101
【表6】
Figure 0003680101
【表7】
Figure 0003680101

Claims (19)

  1. 中央のコアと、コアを取り囲み、厚さ少くとも0.762mm[=30mil]を有し、イオノマー、アクリル酸、メタクリル酸及びポリエチレンから成る群から選ばれたものを含んで成るカバーと、コアを取り囲み、カバーとコアとの間にあり、カバーより低い水蒸気透過率を有し、カバーの厚さより実質的に小さい平均厚さを有する水分障壁とを包含する非糸巻きゴルフボールであって、その水分障壁は、相対湿度90%、37.8℃[=100°F]、ASTM D−96で0.2g・2.54×10−3cm/6.45×10cm・日[=0.2g・mil/100in・日]より小さい水蒸気透過率を有するものである、ゴルフボール。
  2. 水分障壁が連続層から成る請求項1に記載のゴルフボール。
  3. 連続層が平均厚さ0.508mm[=20mil]以下を有する請求項2に記載のゴルフボール。
  4. 連続層が平均厚さ0.254mm[=10mil]以下を有する請求項3に記載のゴルフボール。
  5. 水分障壁が障壁形成材料とコアとの反応生成物から成る請求項1に記載のゴルフボール。
  6. 障壁形成材料が弗素原子を含む請求項5に記載のゴルフボール。
  7. 水分障壁が塩化ビニリデンを含む請求項1に記載のゴルフボール。
  8. 水分障壁がバーミキュライトを含む請求項1に記載のゴルフボール。
  9. カバーがイオノマーを含む請求項1に記載のゴルフボール。
  10. コアがソリッドコアである請求項1に記載のゴルフボール。
  11. 中央のコアと、イオノマー、アクリル酸、メタクリル酸及びポリエチレンから成る群から選ばれたものを含んで成るカバーと、コアを取り囲み、カバーとコアとの間にあり、厚さが0.508mm[=20mil]より小さく、相対湿度90%、37.8℃[=100°F]、ASTM D−96で1.5g・2.54×10−3cm/6.45×10cm・日[=1.5g・mil/100in・日]より小さい水蒸気透過率を有する水分障壁とを包含する非糸巻きゴルフボール。
  12. 水分障壁が障壁形成材料とコアとの反応生成物から成る請求項11に記載のゴルフボール。
  13. 障壁形成材料が弗素原子を含む請求項12に記載のゴルフボール。
  14. 水分障壁がバーミキュライトを含む請求項11に記載のゴルフボール。
  15. カバーがイオノマーを含む請求項11に記載のゴルフボール。
  16. コアがソリッドコアである請求項11に記載のゴルフボール。
  17. コアと、イオノマー、アクリル酸、メタクリル酸及びポリエチレンから成る群から選ばれたものを含んで成り少くとも0.762mm[=30mil]の厚さをもつカバーとを有するツーピース非糸巻きゴルフボールにおいて、ゴルフボールコアを用意する段階と、そのコアへの水の浸入速度を低下するため、そのコアの周りに水分障壁を形成させる段階とを包含し、カバーとコアとの間に位置する水分障壁は相対湿度90%、37.8℃[=100°F]、ASTM D−96で1.5g・2.54×10−3cm/6.45×10cm・日[=1.5g・mil/100in・日]より小さい水蒸気透過率をもつものとする、ゴルフボールを水分に晒した場合の反撥係数の低下を減少させる方法。
  18. カバーがイオノマーを含むものである、請求項17に記載の方法。
  19. コアがソリッドコアである請求項17に記載の方法。
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