JP3679733B2 - 枚葉印刷機の刷版クランプ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、枚葉印刷機の刷版クランプ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、枚葉印刷機における版胴には、その周面に刷版が巻き付けられ、この刷版にインキ及び湿し水が供給されて印刷が行われる。この刷版を版胴に固定すると共にその周面に密着させるために刷版クランプ装置が用いられる。従来の刷版クランプ装置を図16及び図17を用いて説明する。
【0003】
版胴1の周面には軸方向に沿って取付溝2が形成され、この取付溝2に刷版クランプ装置が設けられる。該刷版クランプ装置は、刷版Wの前後両端部、即ち、紙送り方向両端部を、それぞれクランプする前クランプ3と後ろクランプ4を備えている。前後両クランプ3,4は、取付溝2に前後に並んで配設される。尚、前後方向とは取付溝2の幅方向である。
【0004】
前後両クランプ3,4は略同様の構成であり、版胴1の軸方向に伸びたベース5,6と、該ベース5,6上に揺動自在に設けられた咥え板7,8とを備え、咥え板7,8が揺動することでクランプ3,4は開閉して、ベース5,6と咥え板7,8との間に刷版Wの端部を挟み込んで固定し、また、固定した端部を開放する。
【0005】
ところで、刷版Wを版胴1の周面に密着させるためには、両クランプ3,4で固定した刷版Wに張力を付与する必要がある。この張力は後ろクランプ4側で付与する。
後ろクランプ4は、取付溝2内において前後方向に移動可能に構成されている。即ち、前側が刷版Wに紙送り方向の張力が付与される版張り方向で、後ろ側が刷版Wを弛める版弛め方向である。取付溝2の後ろ壁面2bとベース6との間には圧縮バネからなる版張りバネ9が介装され、該版張りバネ9の弾発力によってベース6、ひいては後ろクランプ4は常に前側、即ち、版張り方向に付勢されている。この版張りバネ9で後ろクランプ4が前側に付勢されることにより、刷版Wに張力を付与することができて刷版Wを版胴1の周面に密着させることができる。
【0006】
また、クランプ3,4に刷版Wを取り付けたり取り外したりするために後ろクランプ4を版弛め方向に移動させることが必要である。そのため、周面の一部に切欠を有し、版胴1の軸方向に沿った軸線を中心として回転する版張りカム10が、周面をベース6に当接可能なように設けられている。図16のようにベース6の係合部6aに版張りカム10の切欠が面した状態から版張りカム10を所定角度回転させてその周面をベース6の係合部6aに当接させると、後ろクランプ4が版張りバネ9の弾発力に抗して後ろ側に移動して版弛め状態となる。その状態において刷版Wの取り外し、取付作業を行い、再び版張りカム10を回転させて係合部6aと切欠が係合すると、後ろクランプ4が版張りバネ9の弾発力によって前側に僅かに移動して版張り状態となり、刷版Wに張力が付与される。
【0007】
このようにして刷版Wに張力を付与することができるが、刷版Wにはアルミ、樹脂、紙等のように種々の材質のものが存在する。従って、刷版Wの種類に応じた張力を付与する必要がある。例えば、金属製のPS版(presensitized offset plate)の場合には大きな張力を付与する必要がある一方、紙版には比較的小さな張力で引っ張ることが必要となる。そのため、ベース6を後ろ側、即ち、版弛め方向に付勢する圧縮バネからなる制限バネ11が設けられている。該制限バネ11は、ワッシャ12を介して制限バネ11の前端部を押す調節ボルト13によってそのバネ圧が調節可能となっている。調節ボルト13を弛めてバネ圧を略0にすると、制限バネ11のベース6への弾発力もなくなり、版張り状態において版張りバネ9の弾発力によって刷版Wには大きな張力が付与される。そして、調節ボルト13を締め込んでいって制限バネ11のバネ圧を高めると、版張り状態において、版張りバネ9の弾発力が制限バネ11の弾発力によって部分的に相殺され、刷版Wに付与される張力が小さくなる。このように制限バネ11のバネ圧を調節することにより、刷版Wの種類に応じて付与する張力を調節できる。
【0008】
一方、前クランプ3も後ろクランプ4と同様に前後方向に移動可能に構成されている。これは、刷版Wの傾きを調節するためである。
刷版Wに形成された画像が刷版Wの前後方向に対して僅かに傾いている場合があり、その傾きを版胴1に装着した刷版Wの傾きを調節することによって補正できる構成とされている。具体的には、取付溝2の幅方向略中央に突設された固定部14と、前クランプ3のベース5との間に、圧縮バネからなる傾き調節バネ15が介装されていて、該傾き調節バネ15は、ベース5を常に前側、即ち、版弛め方向に付勢している。また、図17のように、ベース5を前後方向に螺入、貫通する調節ボルト16が調節部材として設けられ、該調節ボルト16の先端は取付溝2の前壁面2aに当接し、ベース5がそれ以上前壁面2aに接近することを阻止している。そして、調節ボルト16を締め込んでいくとベース5は傾き調節バネ15の弾発力に抗して取付溝2の前壁面2aから離れるように後ろ側、即ち、版張り方向に移動し、逆に、調節ボルト16を弛めるとベース5は傾き調節バネ15の弾発力によって前壁面2aに接近するように前側に移動する。このように調節ボルト16を回転操作するとベース5と前壁面2aとの間の離間距離が変わる。
【0009】
かかる調節ボルト16と傾き調節バネ15から前クランプ3の傾き調節機構が構成されている。例えば、調節ボルト16と傾き調節バネ15を版胴1の軸方向に間隔をおいて複数配置することによって前クランプ3を前後に傾斜させることができる。調節ボルト16と傾き調節バネ15をベース5の軸方向両端部に各々設けた場合、一端側の調節ボルト16を押し込むとベース5は他端側を支点として一端側が後側に傾斜する。
尚、調節ボルト16と傾き調節バネ15を一端側にのみに設けて他端側を回動可能に支持する構成とすることもできる。また、図17の符号17は、調節ボルト16の緩みを防止するためのコイルバネである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の刷版クランプ装置においては、ベース5,6を付勢するためのバネが、後ろクランプ4側に二種類、前クランプ3側に一種類の合計三種類使用される構成であり、取付溝2もその分幅広に形成する必要がある。従って、取付溝2を幅をそれほど広く形成できない版胴1には採用できず、刷版クランプ装置の構造の簡素化と省スペース化が求められていた。
【0011】
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、刷版の傾き調節及び刷版の種類に応じた適切な張力の付与を行うことができる構造が簡素で省スペース化が可能な枚葉印刷機の刷版クランプ装置を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係る枚葉印刷機の刷版クランプ装置は、版胴の周面に軸方向に沿って形成された取付溝に前後並んで配設されて、刷版の前後両端部をそれぞれクランプする前クランプと後ろクランプとを備え、前後両クランプは各々前後方向に移動可能であり、刷版の傾きを調節すべく、前クランプは、前クランプを前側に付勢する第一付勢部材と、該第一付勢部材の付勢力に抗して前クランプを後ろ側に移動させる調節部材とにより、その傾きが調節可能に構成されており、後ろクランプは、刷版に張力を付与すべく、第一付勢部材よりも付勢力の大きい第二付勢部材によって前側に付勢されており、前クランプと後ろクランプとの間には、前後方向に移動可能な伝達部材が設けられ、該伝達部材と前クランプとの間に前記第一付勢部材が介装されて伝達部材は第一付勢部材によって後ろクランプ側に付勢されており、伝達部材が後ろクランプに当接しないように伝達部材の後ろクランプ側への移動を規制する規制手段が設けられ、該規制手段による規制を解除することにより、伝達部材が後ろクランプに当接して第一付勢部材の付勢力が伝達部材を介して後ろクランプに作用するよう構成されていることを特徴とする。尚、前後方向は取付溝の幅方向である。
【0013】
この構成においては、規制手段によって伝達部材が規制されている場合、版張り状態において後ろクランプは第二付勢部材のみから付勢力を受け、従ってPS版等の刷版に大きな張力を付与できる。尚、第二付勢部材は複数の部材から構成されていてもよい。また、規制手段による伝達部材の規制を解除すると、版張り状態において後ろクランプは第二付勢部材の付勢力のみならず第一付勢部材の付勢力も受ける。第一付勢部材の付勢力は第二付勢部材のそれと方向が逆であるため、第二付勢部材の付勢力が第一付勢部材によって部分的に相殺される。従って、紙版等の刷版に小さな張力を付与することができる。このように、規制手段によって伝達部材の後ろ側への移動を規制したり、その規制を解除したりすることで、刷版に付与する張力を大小切り替えることができる。
【0014】
特に、伝達部材は、第一付勢部材の後端部が当接すると共に後ろクランプに当接可能な伝達部材本体と、該伝達部材本体に装着された被規制部材とを備え、該被規制部材に当接することにより伝達部材の移動を規制する規制部が規制手段として取付溝に移動不能に設けられ、被規制部材の伝達部材本体への装着位置は、基準位置と該基準位置より所定距離前側の前方位置とがあり、基準位置では、被規制部材が規制部により規制されて伝達部材本体は後ろクランプに当接せず、前方位置では、規制部による規制が解除されて伝達部材本体が後ろクランプに当接して第一付勢部材の付勢力が後ろクランプに作用することが好ましい。
【0015】
この構成においては、被規制部材の装着位置を基準位置から前方位置に変更することで規制部による規制が解除され、逆に前方位置から基準位置に変更すれば規制部により伝達部材の後ろ側への移動が規制される。
【0016】
また、伝達部材に当接してその移動を規制する規制部が規制手段として取付溝に移動不能に設けられ、伝達部材は、その前後方向の軸線を中心に回転可能に構成され且つ、一回転のうちの所定角度範囲のみ規制部に当接する被規制部を有していることが好ましい。
【0017】
この構成においては、被規制部が規制部に当接している状態では伝達部材の後ろ側への移動が規制され、伝達部材を所定角度回転させて被規制部が規制部に当接しない状態にすると、伝達部材の規制が解除されて第一付勢部材の付勢力が後ろクランプに作用する。
【0018】
更に、第一付勢部材は前後方向に伸縮する圧縮バネから構成され、伝達部材は前後方向に伸縮可能に構成され、伝達部材を伸ばすと圧縮バネは圧縮し、伝達部材を縮めると圧縮バネは伸張するよう構成されていることが好ましい。
【0019】
この構成においては、規制手段による規制が解除されると圧縮バネの弾発力が伝達部材を介して後ろクランプに作用することとなる。また、伝達部材を伸ばして圧縮バネを圧縮させると弾発力が増加し、逆に圧縮バネを伸張すると弾発力が減少する。従って、伝達部材を伸縮させることによって、伝達部材を介して後ろクランプに作用する圧縮バネの弾発力を調節することができる。即ち、紙版等の刷版に張力を付与する場合において、その張力を伝達部材の伸縮により調節できる。
【0020】
特に、伝達部材は、圧縮バネの後端部が当接する前側部材と、該前側部材の後ろ側に螺合連結され且つ規制手段によってその位置が規制される後ろ側部材とを備え、前後両部材の螺合長さを調節することにより伝達部材が伸縮可能に構成されていることが好ましい。
【0021】
この構成では、螺合長さを調節して伝達部材を前側に向けて伸縮でき、簡単な機構でありながらも確実に且つ細かな調節を行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る枚葉印刷機の刷版クランプ装置の一実施形態について図1乃至図9を参酌しつつ説明するが、上記従来のものと同様の構成部分については同一の符号を付すと共にその説明は省略する。
【0023】
図1に示すように、版胴1は左右一対のフレーム20に回転自在に支持されていて、その周面には、軸方向に沿って取付溝2が版胴1の全長に亘って形成されている。該取付溝2は、図4のように断面視略矩形に形成されて、フラットな底面2cと、該底面2cに対して略垂直をなす互いに略平行な前後一対の壁面2a,2bとを備える。そして、取付溝2に前後両クランプ3,4が前後に並んで配設されている。具体的には、図4のように前クランプ3は前壁面2aに近接して、後ろクランプ4は後ろ壁面2bに近接してそれぞれ配設されている。また、図1に示すように、前クランプ3は二枚の咥え板7を有し、後ろクランプ4は四枚の咥え板8を有している。
【0024】
また、本実施形態においても、図3及び図4に示すように、前クランプ3を前側に付勢する第一付勢部材としての圧縮バネからなる傾き調節バネ15と、図2に示すように、第一付勢部材の付勢力に抗して前クランプ3を後ろ側に移動させる調節部材としての調節ボルト16とから、前クランプ3の傾き調節機構が構成されている。後ろクランプ4を前側に付勢する第二付勢部材としての圧縮バネからなる版張りバネ9等の構成は従来と同様である。但し、図1のように、調節ボルト16は、版胴1の軸方向に一定間隔毎に合計3本設けられ、前クランプ3のベース5の両端部と中央部に各々対称関係を有して配置されている。また、傾き調節バネ15は、版胴1の軸方向に間隔をあけて合計4本設けられている。尚、図4のように傾き調節バネ15の伸縮方向は前後方向であり、底面2cと略平行に設置されている。
【0025】
一方、図4のように、前後両クランプ3,4の間の位置にはガイドブロック21が設けられている。該ガイドブロック21は、図3に示すように、ボルト22によって取付溝2の底面2cに移動不能に固定されており、取付溝2の前後方向略中央に位置している。
該ガイドブロック21には、図4のように上方に開口する断面視略矩形の凹部23が形成され、凹部23の前後両面23a,23bは互いに略平行で且つ底面2cに対して略垂直をなしている。即ち、凹部23の前後両面23a,23bは、傾き調節バネ15の伸縮方向に対して略直交している。
【0026】
また、ガイドブロック21には前後方向に貫通した丸孔が形成され、該丸孔には円筒状のピン24が挿通されており、ピン24は丸孔の壁面25をガイド面として前後方向に摺動可能に且つ回転可能に支持されている。該ピン24は、前記凹部23を前後方向に横切っており、凹部23から表出した部位にはリング状のカラー26が外装着されている。該カラー26の前後両面はその軸線に対して直交しており、従って、カラー26の前後両面と凹部23の前後両面23a,23bとは互いに略平行である。また、カラー26は凹部23の前後方向の幅に対して薄くなっている。
【0027】
カラー26は、止めネジ27によってピン24と一体化されているが、止めネジ27を緩めると、ピン24に対して前後方向に相対移動可能となる。即ち、止めネジ27の操作により、カラー26はピン24に対して前後方向に相対移動可能なフリー状態と、ピン24に対して前後方向に相対移動不能な固定状態とが変更可能に構成されている。但し、カラー26の前後方向の移動は凹部23によって制限されており、図4のように、カラー26の後面が凹部23の後面23bに当接した状態から、カラー26の前面が凹部23の前面23aに当接するまでの範囲内で移動可能である。
尚、カラー26の外周面には、工具差し込み孔28が略90度毎に合計4カ所形成されている。
【0028】
また、ピン24の内周面には全長に亘って雌ねじ部24aが形成されており、該雌ねじ部24aに圧調節ネジ29が前側から螺入している。圧調節ネジ29は、軸方向略中央に略矩形のフランジ30を有し、フランジ30より後ろ側に雌ねじ部24aと螺合する雄ねじ部31が形成されている。そして、傾き調節バネ15は、前クランプ3のベース5の下方に位置すると共に、ベース5の底部前端位置に下方に向けて突設された受け座部5aとフランジ30との間に介装されていて、その弾発力により常にベース5を前側に、フランジ30を後ろ側にそれぞれ付勢している。尚、圧調節ネジ29は、フランジ30より前側に伸びた軸部32を有し、該軸部32の先端部は受け座部5aを貫通する。そして、この軸部32にコイル状の傾き調節バネ15が外装されている。即ち、各傾き調節バネ15毎に、ガイドブロック21、ピン24、カラー26、圧調節ネジ29が一組ずつ一直線状に設けられている。
このように、傾き調節バネ15の弾発力がフランジ30に作用することで圧調節ネジ29自体が後ろクランプ4側に付勢され、圧調節ネジ29に同軸状に螺合連結されたピン24、及び、ピン24に止めネジ27により固定されたカラー26も、同時に後ろクランプ4側に付勢される。
【0029】
図4は、PS版を取り付ける前の状態を示しており、版張りカム10は版張りバネ9の弾発力に抗して後ろクランプ4を後ろ壁面2b側に移動させている。PS版には大きな張力を付与する必要があり、そのため版張りカム10が回転し、ベース6が壁面2a側へ移動してもピン24が後ろクランプ4のベース6に当接しないようにしている。ピン24が後ろクランプ4に当接しないように、ピン24の後ろクランプ4側への移動を規制する規制手段が設けられている。具体的には、固定状態のカラー26がガイドブロック21の凹部23の後面23bに当接してその移動が規制されている。ピン24へのこの装着位置がPS版取付時の基準位置である。尚、凹部23の後面23bが、規制手段としての規制部を構成する。また、圧調節ネジ29とピン24とカラー26とから伝達部材が構成され、圧調節ネジ29とピン24とから伝達部材本体が構成され、カラー26が被規制部材を構成している。更に、圧調節ネジ29が前側部材を、また、カラー26が装着されたピン24が後ろ側部材をそれぞれ構成している。
【0030】
また、上述のようにカラー26には工具差し込み孔28が形成されており、該工具差し込み孔28に棒状の工具50(図12参照)を差し込んでカラー26を回転させることができる。カラー26は止めネジ27によってピン24に固定されているので、カラー26とピン24は一体的に回転する。ピン24を回転させても、傾き調節バネ15の弾発力によってカラー26の後面23bは常に凹部23の後面23bに当接した状態にあり、従ってピン24はその軸方向に移動しない。一方、ピン24が回転しても、略矩形のフランジ30が例えば前クランプ3や取付溝2の底面2cに接触等するため、圧調節ネジ29は回転しない。従って、カラー26を工具50で回転操作すると、それに伴ってピン24と圧調節ネジ29との螺合長さが変化しながら圧調節ネジ29はその軸方向に移動する。即ち、伝達部材は前後方向に伸縮可能であり、フランジ30の位置が前後に変化することに伴って傾き調節バネ15も前後方向に伸びたり縮んだりしてそのバネ圧が変化する。カラー26を回転させてピン24と圧調節ネジ29との螺合長さを長くするように圧調節ネジ29を後ろ側に移動させると、傾き調節バネ15がその分伸張して弾発力が減少する。カラー26を逆に回転させて螺合長さを短くすると、傾き調節バネ15はその分圧縮して弾発力が増加する。このようにカラー26を回転操作することで傾き調節バネ15の弾発力を調節できる。
【0031】
但し、弾発力を調節してもピン24の位置は変化せず、従ってピン24は後ろクランプ4のベース6から離れた状態のままであり、この弾発力調節は後述する紙版等の場合に有効である。
また、傾き調節バネ15を伸縮させてその弾発力を増減させると、前クランプ3のベース5を前側に押す付勢力も増減するが、この傾き調節バネ15の弾発力の基準値は、前クランプ3のベース5を付勢するのに必要な値に対してかなり大きく設定されているため問題がない。
【0032】
以上の構成からなる刷版クランプ装置における刷版Wの取付作業をその流れとともに説明する。
まず、大きな張力が必要となるPS版を取り付ける場合から説明すると、図4のような取付前の状態において、咥え板7が開いた状態の前クランプ3に刷版Wの前端部を挿入し、開閉カム33を回転させて咥え板7を閉じて刷版Wの前端部を固定する。そして、版胴1を回転させながら刷版Wを版胴1の周面に巻き付けていってその後端部を後ろクランプ4に挿入し、開閉カム34を回転させて刷版Wの後端部を固定する。その後、張力を付与すべく版張りカム10を回転させて図5のような版張り状態となる。尚、このときの後ろクランプ4の前側への移動は僅かであり、切欠に係合しているベース6の係合部6aは版張りカム10には接触しない。同様にベース6はピン24にも接触しない。このように、基準位置にあるカラー26が凹部23の後面23bに当接し、ピン24の後ろ側への移動が規制されてピン24がベース6に当接しないので、ベース6には版張りバネ9の弾発力のみが作用し、従って、刷版Wに大きな張力を付与でき、刷版Wを版胴1の周面に確実に密着させることができる。
【0033】
次に、紙版を取り付ける場合を説明する。まず、図4の状態から両咥え板7,8を閉じた後、図6のように版張りカム10を回転させてベース6でピン24を前側に押してカラー26を凹部23の後面23bから離反させる。刷版Wを取り付ける前の状態であるので、版張りカム10を回転させると、切欠において係合部6aが版張りカム10に当接するまで後ろクランプ4のベース6は前側に移動する。版張りバネ9の弾発力は傾き調節バネ15のそれよりも大きいため、ピン24は後ろクランプ4のベース6に押されて僅かに前側に移動し、これによりカラー26は凹部23の後面23bから前側に離れて図6のような状態となる。
【0034】
そして、止めネジ27を緩めてカラー26をフリー状態とし、図7のように凹部23の前面23aに当接するまでカラー26を前側に移動させ、止めネジ27によりその位置で固定する。この位置が前方位置である。
【0035】
その後、版張りカム10を回転させて版張りバネ9の弾発力に抗して後ろクランプ4を後ろ側に移動させ、両咥え板7,8を開いて図8のような状態に戻すと、ピン24はベース6に当接した状態であり、カラー26は凹部23の後面23bにぎりぎり当接するかあるいは僅かに離れた状態となる。この場合、カラー26が凹部23の後面23bから僅かに離れた状態になるようにすることが好ましい。
【0036】
そして、刷版Wの前後両端部をそれぞれのクランプ3,4で固定し、版張りカム10を回転させて図9に示すような版張り状態にすると、版張りバネ9の弾発力によってベース6が僅かに前側に移動し、カラー26も凹部23の後面23bから離れた状態となる。この版張り状態においては、カラー26の規制が解除されているため、傾き調節バネ15の弾発力が圧調節ネジ29とピン24を介してベース6に作用する。従って、版張りバネ9の弾発力は傾き調節バネ15の弾発力で部分的に相殺され、相殺された分だけ張力が減少する。従って、刷版Wを小さな張力で引っ張ることができる。
【0037】
更に、この状態において、張力をある程度の範囲で増減させたい場合には、工具50でカラー26を回転させる。ピン24がベース6に当接していて前後に移動しないので、カラー26を回転させると圧調節ネジ29が前後に移動し、これにより傾き調節バネ15の弾発力を微調節できる。尚、傾き調節バネ15を伸縮させることによってその弾発力を調節するが、傾き調節バネ15を伸ばして弾発力が減少しても僅かであるので前クランプ3を前側に付勢する力は十分確保されている。
【0038】
以上のように、PS版のように大きな張力で引っ張る必要のある刷版Wの時には、カラー26を基準位置に装着し、版張り状態においてピン24が後ろクランプ4に当接しないようにカラー26の後ろ側への移動を凹部23の後面23bで規制する。そして、紙版のように逆に小さい張力が求められる刷版Wでは、カラー26を前方位置にすることにより、版張り状態におけるカラー26の規制を解除し、傾き調節バネ15の弾発力をピン24を介して後ろクランプ4に作用させる。
【0039】
このように、傾き調節バネ15の弾発力を利用して版張りバネ9の弾発力を部分的に相殺する構成であるので、従来使用していた制限バネ11が不要になり、構造の簡素化と省スペース化が達成できる。
【0040】
更に、本実施形態では、カラー26のピン24への装着位置を変更することにより、凹部23の後面23bにカラー26を規制させたり、その規制を解除させたりして、簡単に張力の大小の切替を行うことができ、刷版Wの種類に応じた適切な張力を容易に且つ確実に得ることができる。しかも、一つの、しかも簡易な工具50でカラー26を回転操作でき、圧調節ネジ29とピン24との螺合長さを簡単に調節できる。従って、伝達部材の伸縮も容易であり、傾き調節バネ15の伸縮による張力の微調節も容易に行うことができる。
【0041】
尚、カラー26の装着位置を変更する構成ではなく、別の構成によって張力の大小を切り替えることもできる。その一例を図10乃至図14に示している。
図10には、PS版取付前の状態を示しており、カラー26及びガイドブロック21の凹部23以外の構成は上記実施形態と同じ構成である。カラー26はその後面23bの形状のみが異なる。上記実施形態ではカラー26の後面23b全体が同一平面であったが、この実施形態におけるカラー26の後面23bには、被規制部40が後ろ側に向けて突設されている。具体的には、図14に示すように、全周のうちの所定角度範囲のみが後ろ側に突出して被規制部40が形成されている。
【0042】
一方、凹部23の後面23bは、その上端部所定領域が後ろ側に切りかかれている。そして、図10に示した状態においては、切りかかれていない部分にカラー26の被規制部40が当接していてカラー26の位置が規制されており、ピン24は後ろクランプ4のベースに当接しない。この状態は図4の状態に相当する。
【0043】
この状態からカラー26をピン24と共に工具で略180度回転させると、図13のように被規制部40が凹部23の後面23bの切欠部41に面してカラー26の規制が解除され、ピン24がベース6に当接して傾き調節バネ15の弾発力がピン24を介してベース6に作用する。また、カラー26を何れかの方向に略180度回転させると図13のように再び被規制部40が凹部23の後面23bに当接した状態となる。
【0044】
このようにカラー26の被規制部40は、一回転のうちの略180度の範囲のみ凹部23の後面23bに規制される構成となっている。従って、カラー26の止めネジ27を緩めることなく、カラー26を回転させることで容易に張力の大小を切り替えることができる。
【0045】
尚、この構成においても上述した構成と同様に、カラー26を回転させる場合には、まず、図11のように版張りカム10を回転させてベース6を前側に移動させることにより、カラー26の被規制部40を凹部23の後面23bから離反させる。その状態でカラー26をピン24と共に略180度回転させて図12のような状態とし、その後、版張りカム10を回転させてベース6を後ろ側に移動させて図13のような状態とする。この状態では、被規制部40が凹部23の後面23bの切欠部41に係合しているため、この状態からカラー26を略180度回転させる場合にも同様に版張りカム10を回転させてベース6を一旦前側に移動させる。
【0046】
この構成では、カラー26をフリー状態とすることなく規制を解除できるが、その状態で傾き調節バネ15の弾発力を微調節する場合には、一旦止めネジ27を緩めてカラー26をフリー状態にすることが必要である。フリー状態としたカラー26を前側にシフトさせて被規制部40を凹部23の後面23bの切欠部41から前側に抜き出し、再び止めネジ27を締め付けてカラー26を固定状態とし、そのうえでカラー26をピン24と共に回転させて弾発力の微調節、即ち張力の微調節を行う。
【0047】
尚、図15のように、所定角度範囲のみ後ろ側に突設された部位である被規制部40の境界位置における段差部分40aをテーパ状に形成すると共に、凹部23の後面23bの切欠部41の境界位置における段差部分41aもテーパ状に形成することが好ましい。このように各段差部分40a,41aをテーパ状(曲面状含む)に形成すれば、傾き調節バネ15の弾発力を調節する際に、カラー26の止めネジ27を緩めてフリー状態にする必要がなくなり、固定状態のまま一回転を越える回転操作をスムーズに行うことができ、カラー26の一回転分を一単位として傾き調節バネ15の弾発力を簡単に微調節することができる。
尚、略180度の回転によって切り替えることができるように被規制部40を形成したが、例えば略90度の回転で規制が解除されるように形成するなど、角度範囲は適宜設計変更可能である。
【0048】
尚、上記実施形態では、圧調節ネジ29側に雄ねじ部31を、ピン24に雌ねじ部24aを設けたが、逆の構成としても無論構わない。
また、被規制部材としてリング状のカラー26を設けたがリング状以外の形状や構成としてもよい。更に、カラー26をピン24とは別体にて形成したが、ピン24にフランジ状に一体形成することもできる。その他、規制手段も種々の構成を採用でき、第一及び第二付勢部材として圧縮バネ以外の部材を用いてもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、第一付勢部材の付勢力を利用することによって第二付勢部材の付勢力を部分的に相殺する構成としたので、刷版の傾き調節と、刷版の種類に応じた適切な張力の付与という二つの機能を確保しつつも、従来のような制限バネが不要となって、構造を簡素化、省スペース化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における刷版クランプ装置を示す平面図。
【図2】図1のP−P断面図。
【図3】図1の要部を示す一部破断線を含む拡大図。
【図4】図1のQ−Q断面であって、PS版等の刷版取付前の状態を示す。
【図5】同断面であって、PS版等の刷版取付状態を示す。
【図6】同断面であって、後ろクランプを前側に移動させた状態を示す。
【図7】同断面であって、図6の状態からカラーを前方位置にシフトした状態を示す。
【図8】同断面であって、図7の状態から後ろクランプを後ろ側に移動させた状態を示す。
【図9】同断面であって、紙版等の刷版取付状態を示す。
【図10】本発明の他の実施形態における刷版クランプ装置を示す一部破断線を含む要部断面図。
【図11】同断面であって、図10の状態から後ろクランプを前側に移動させた状態を示す。
【図12】同断面であって、図11の状態からカラーを略180度回転させた状態を示す。
【図13】同断面であって、図12の状態から後ろクランプを後ろ側に移動させた状態を示す。
【図14】同装置に使用されているカラーの斜視図。
【図15】他の実施形態における刷版クランプ装置を示す一部破断線を含む要部断面図。
【図16】従来の刷版クランプ装置を示す要部断面図。
【図17】従来の刷版クランプ装置を示す要部断面図。
【符号の説明】
1…版胴、2…取付溝、2a…前壁面、2b…後ろ壁面、2c…底面、3…前クランプ、4…後ろクランプ、5,6…ベース、7,8…咥え板、9…版張りバネ(第二付勢部材)、10…版張りカム、15…傾き調節バネ(第一付勢部材)、16…調節ボルト(調節部材)、21…ガイドブロック、23…凹部、23b…後面(規制部)、24…ピン、24a…雌ねじ部、26…カラー(被規制部材)、27…止めネジ、28…工具差し込み孔、29…圧調節ネジ、30…フランジ、31…雄ねじ部、32…軸部、33,34…開閉カム、40…被規制部、41…切欠部、W…刷版
Claims (5)
- 版胴(1)の周面に軸方向に沿って形成された取付溝(2)に前後並んで配設されて、刷版(W)の前後両端部をそれぞれクランプする前クランプ(3)と後ろクランプ(4)とを備え、前後両クランプ(3,4)は各々前後方向に移動可能であり、刷版(W)の傾きを調節すべく、前クランプ(3)は、前クランプ(3)を前側に付勢する第一付勢部材(15)と、該第一付勢部材(15)の付勢力に抗して前クランプ(3)を後ろ側に移動させる調節部材(16)とにより、その傾きが調節可能に構成されており、後ろクランプ(4)は、刷版(W)に張力を付与すべく、第一付勢部材(15)よりも付勢力の大きい第二付勢部材(9)によって前側に付勢されており、前クランプ(3)と後ろクランプ(4)との間には、前後方向に移動可能な伝達部材(29,24,26)が設けられ、該伝達部材(29,24,26)と前クランプ(3)との間に前記第一付勢部材(15)が介装されて伝達部材(29,24,26)は第一付勢部材(15)によって後ろクランプ(4)側に付勢されており、伝達部材(29,24,26)が後ろクランプ(4)に当接しないように伝達部材(29,24,26)の後ろクランプ(4)側への移動を規制する規制手段が設けられ、該規制手段による規制を解除することにより、伝達部材(29,24,26)が後ろクランプ(4)に当接して第一付勢部材(15)の付勢力が伝達部材(29,24,26)を介して後ろクランプ(4)に作用するよう構成されていることを特徴とする枚葉印刷機の刷版クランプ装置。
- 伝達部材(29,24,26)は、第一付勢部材(15)の後端部が当接すると共に後ろクランプ(4)に当接可能な伝達部材本体(29,24)と、該伝達部材本体(29,24)に装着された被規制部材(26)とを備え、該被規制部材(26)に当接することにより伝達部材(29,24,26)の移動を規制する規制部(23b)が規制手段として取付溝(2)に移動不能に設けられ、被規制部材(26)の伝達部材本体(29,24)への装着位置は、基準位置と該基準位置より所定距離前側の前方位置とがあり、基準位置では、被規制部材(26)が規制部(23b)により規制されて伝達部材本体(29,24)は後ろクランプ(4)に当接せず、前方位置では、規制部(23b)による規制が解除されて伝達部材本体(29,24)が後ろクランプ(4)に当接して第一付勢部材(15)の付勢力が後ろクランプ(4)に作用する請求項1記載の枚葉印刷機の刷版クランプ装置。
- 伝達部材(29,24,26)に当接してその移動を規制する規制部(23b)が規制手段として取付溝(2)に移動不能に設けられ、伝達部材(29,24,26)は、その前後方向の軸線を中心に回転可能に構成され且つ、一回転のうちの所定角度範囲のみ規制部(23b)に当接する被規制部(40)を有している請求項1記載の枚葉印刷機の刷版クランプ装置。
- 第一付勢部材(15)は前後方向に伸縮する圧縮バネから構成され、伝達部材(29,24,26)は前後方向に伸縮可能に構成され、伝達部材(29,24,26)を伸ばすと圧縮バネは圧縮し、伝達部材(29,24,26)を縮めると圧縮バネは伸張するよう構成されている請求項1記載の枚葉印刷機の刷版クランプ装置。
- 伝達部材(29,24,26)は、圧縮バネの後端部が当接する前側部材(29)と、該前側部材(29)の後ろ側に螺合連結され且つ規制手段によってその位置が規制される後ろ側部材(24,26)とを備え、前後両部材(29,24,26)の螺合長さを調節することにより伝達部材(29,24,26)が伸縮可能に構成されている請求項4記載の枚葉印刷機の刷版クランプ装置。
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