JP3408741B2 - 印刷機の版張り装置 - Google Patents

印刷機の版張り装置

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JP3408741B2
JP3408741B2 JP11322298A JP11322298A JP3408741B2 JP 3408741 B2 JP3408741 B2 JP 3408741B2 JP 11322298 A JP11322298 A JP 11322298A JP 11322298 A JP11322298 A JP 11322298A JP 3408741 B2 JP3408741 B2 JP 3408741B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機の版張り装
置に関し、特に刷版の端部を挟み込んで保持しているク
ランプ部を移動させて刷版を版胴の外周面に密着させる
版張り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、オフセット印刷に用
いられる版胴60には、外周面に刷版10が巻き付けら
れ、この刷版10にインキおよび湿し水が供給されて印
刷が行なわれる。版胴60には切り欠き部61が形成さ
れており、この切り欠き部61内に咥え側クランプベー
ス62、咥え尻側クランプベース63が設けられてい
る。
【0003】咥え側クランプベース62上には咥え側ク
ランプ64が位置しており、咥え側クランプベース62
と咥え側クランプ64との間で刷版10の咥え側端部1
0aを挟み込み固定する。また、咥え尻側クランプベー
ス63上には咥え尻側クランプ65が位置しており、咥
え尻側クランプベース63と咥え尻側クランプ65との
間で刷版10の咥え尻側端部10bを挟み込み固定す
る。
【0004】ここで、適正な印刷を行なうために、刷版
10を版胴60の外周面に密着させる必要がある。この
場合、通常、咥え尻側クランプベース63、咥え尻側ク
ランプ65を引っ張り方向(矢印91方向)に移動さ
せ、刷版10を引っ張って版胴60の外周面に密着させ
る。
【0005】このような版張り装置の従来技術として特
公平4−70145号公報に記載されている印刷機の版
胴機構を掲げる。図10Aは刷版10に張力が加えられ
ておらず、版胴60の外周面に密着していない状態を示
しており、図10Bは刷版10に張力が加えられ、版胴
60の外周面に密着した状態を示している。
【0006】咥え尻側クランプベース63には版胴60
の軸方向に複数のスプリング70が設けられており、こ
のスプリング70によって咥え尻側クランプベース63
は矢印91方向に付勢されている。各スプリング70に
は、それぞれスプリング調整ボルト71が当接してい
る。このスプリング調整ボルト71は咥え尻側クランプ
ベース63を螺入、貫通しており、回転操作することに
よってスプリング70の弾発力を調整する。
【0007】咥え尻側クランプベース63の下方には突
起74が形成されており、この突起74と版胴60の切
り欠き部61内に形成された段部78との間には円形ク
ランク軸76が位置している。この円形クランク軸76
は切欠平面77を備えている。図10Aに示す状態から
刷版10に張力を加える場合、円形クランク軸76を回
転させて切欠平面77を突起74に対向させる。これに
よって、咥え尻側クランプベース63は引っ張り方向
(矢印91方向)に移動する。
【0008】すなわち、咥え尻側クランプベース63は
複数のスプリング70の弾発力によって常時、矢印91
方向に付勢されているため、切欠平面77に当接する直
前まで咥え尻側クランプベース63は移動し、刷版10
は引っ張られて図10Bに示すように版胴60の外周面
に密着する。以上のようにして、刷版10に張力を加
え、刷版10を版胴60の外周面に密着させる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の版張り装置
には、次のような問題点があった。刷版10には、アル
ミ、樹脂、紙等のように様々な材質のものがあり、版胴
60の外周面に密着させる際、刷版10に加える張力
は、材質に応じて調整する必要がある。たとえば、金属
製のPS版(presensitized offset plate)は強い張力
で引っ張る必要があり、紙版は弱い張力で引っ張る必要
がある。
【0010】図10に示す従来技術においては、円形ク
ランク軸76の回転操作によって、咥え尻側クランプベ
ース63を矢印91方向に移動させる。そして、この従
来技術では、スプリング調整ボルト71によってスプリ
ング70の弾発力を調整する。
【0011】ここで、PS版は強い張力で引っ張り、紙
版は弱い張力で引っ張る必要があるため、たとえばスプ
リング調整ボルト71の矢印91、92方向への移動ス
トロークを大きく設定しておき、スプリング70の長さ
を大幅に変化できるようにしておけばよい。スプリング
70の長さを大幅に変化させることができれば、スプリ
ング70の弾発力を大きく変化させ、PS版や紙版等に
適切に対応できる。
【0012】しかし、一般に版胴60の切り欠き部61
内のスペースは小さく、スプリング調整ボルト71の矢
印91、92方向への移動ストロークを大きく設けるこ
とができない。このため、スプリング70の張力の変化
量を大きく確保することができず、PS版や紙版等に適
切な張力を加えることができない。
【0013】すなわち、張力の強いものをスプリング7
0として用いた場合、紙版を取り付ける際、スプリング
調整ボルト71をゆるめて矢印92方向に移動させてス
プリング70の張力を低下させたとしても、張力の抑制
が不十分であり、過度に強く引っ張ってしまい紙版に版
延びが発生してしまう。
【0014】反面、張力の弱いものをスプリング70と
して用いた場合、PS版を取り付ける際、スプリング調
整ボルト71を締め込んで矢印91方向に移動させてス
プリング70の張力を高めたとしても、張力が弱く、P
S版を版胴60の外周面に確実に密着させることができ
ない。
【0015】また、スプリング調整ボルト71によって
スプリング70の弾発力を調整する場合、版胴60の軸
方向に複数設けられているスプリング調整ボルト71を
一つ一つ回転操作する必要がある。このため、刷版10
の種類に応じた張力の調整に手間や時間がかかるという
問題もある。
【0016】そこで、本発明は、小さな操作ストローク
で、刷版に対する張力を大きく変化させることができ、
さらに容易かつ迅速に刷版に対する張力の調整を行なう
ことが可能な印刷機の版張り装置の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1に係る印刷機の版張り装置においては、引っ張り付勢
部は第2クランプ部を引っ張り方向に付勢し、制限付勢
部は第2クランプ部をゆるみ方向に付勢する。そして、
調整部は、第2クランプ部に対する制限付勢部の付勢力
を調整する。
【0018】すなわち、調整部によって、制限付勢部の
付勢力が小さくなるように調整した場合、第2クランプ
部は引っ張り付勢部によって引っ張り方向に比較的強く
付勢される。反面、調整部によって、制限付勢部の付勢
力が大きくなるように調整した場合、制限付勢部の付勢
によって引っ張り付勢部の付勢は相殺され、第2クラン
プ部は引っ張り方向に比較的弱く付勢される。
【0019】このように、制限付勢部の付勢によって引
っ張り付勢部の付勢を相殺して抑制するため、調整部の
小さな操作ストロークで第2クランプ部の付勢を大幅に
抑制することができ、刷版に対する張力を大きく変化さ
せることができる。
【0020】請求項2に係る印刷機の版張り装置におい
ては、制限付勢部は、バネによって構成された制限バネ
部であり、当該制限バネ部は、第2クランプ部が有する
当接面と、調整部が有する当接面との間に位置してい
る。そして、調整部の当接面が、第2クランプ部の当接
面に対して近づきまたは離れることによって、第2クラ
ンプ部に対する制限バネ部の付勢力を調整する。
【0021】このように、バネによって構成された制限
バネ部を、制限付勢部として用いているため、簡易な構
成で確実に第2クランプ部をゆるみ方向に付勢すること
ができる。また、調整部の当接面を、第2クランプ部の
当接面に対して近づけ、または離すことによって、第2
クランプ部に対する制限バネ部の付勢力を調整するた
め、簡易な構成で確実に制限バネ部の付勢力を調整する
ことができる。
【0022】請求項3に係る印刷機の版張り装置におい
ては、制限バネ部は、第2クランプ部が有する当接面
と、カム調整部が備えるカムのカム面との間に位置して
いる。そして、カム調整部が備える回転操作部の回転操
作にしたがって、カム面は、第2クランプ部の当接面に
対して近づきまたは離れるようになっている。
【0023】カム面が、第2クランプ部の当接面に対し
て近づきまたは離れることによって、第2クランプ部に
対する制限バネ部の付勢力が調整される。そして、第2
クランプ部に対する制限バネ部の付勢力が調整されるこ
とによって、引っ張りバネ部による第2クランプ部の引
っ張り方向への付勢力が調整される。
【0024】すなわち、カム調整部が備えるカムのカム
面を第2クランプ部の当接面から離し、制限バネ部の付
勢力が小さくなるように調整した場合、第2クランプ部
は引っ張りバネ部によって引っ張り方向に比較的強く付
勢される。反面、カム面を第2クランプ部の当接面に近
づけ、制限バネ部の付勢力が大きくなるように調整した
場合、制限バネ部の付勢によって引っ張りバネ部の付勢
は相殺され、第2クランプ部は引っ張り方向に比較的弱
く付勢される。
【0025】このように、制限バネ部の付勢によって引
っ張りバネ部の付勢を相殺して抑制するため、カム調整
部の小さな操作ストロークで第2クランプ部の付勢を大
幅に抑制することができ、刷版に対する張力を大きく変
化させることができる。
【0026】また、引っ張りバネ部によって第2クラン
プ部を引っ張り方向に付勢し、制限バネ部によって第2
クランプ部をゆるみ方向に付勢している。このため、簡
易な構成で確実に第2クランプ部を引っ張り方向および
ゆるみ方向に付勢することができる。
【0027】さらに、回転操作部および当該回転操作部
の中心軸線に偏心位置が固定されたカムを備えて構成さ
れるカム調整部を用いており、回転操作部の回転操作に
したがって、カム面を、第2クランプ部の当接面に対し
て近づけ、または離すようになっている。このため、回
転操作部の小さい回転操作量によって、簡易な構成で確
実に第2クランプ部に対する制限バネ部の付勢力を調整
することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】(1)主要部の構成 本発明に係る印刷機の版張り装置の一実施形態を図1な
いし図7に基づいて説明する。図1は本実施形態におけ
る版張り装置が設けられた版胴60の平面図である。ま
た、図2Aは図1に示すI-I方向の矢視断面図であり、
図2Bは図1に示すII-II方向の矢視断面図である。さ
らに、図3Aおよび図3Bは図1に示すIII-III方向の
矢視断面図である。
【0029】図4Aおよび図4Bは図3Bに示すIX-IX
方向の矢視断面図であり、図5Aは図1に示すIV-IV方
向の矢視断面図、図5Bは図1に示すV-V方向の矢視断
面図である。また、図6Aは図1に示すVI-VI方向の矢
視断面図であり、図6Bは図1に示すVII-VII方向の矢
視断面図である。さらに、図7は図1に示すVIII-VIII
方向の矢視断面図である。
【0030】版胴60は、図1に示す版胴軸60Jを中
心に回転するようになっている。そして、この版胴60
には切り欠き部61が形成されており、切り欠き部61
内に咥え側クランプベース62および咥え尻側クランプ
ベース13が設けられている。
【0031】咥え側クランプベース62の上部には咥え
側クランプ64が設けられている。そして、この咥え側
クランプ64の先端側と咥え側クランプベース62との
間で刷版10の咥え側端部10a(第1端部)を挟み込
んで固定する。咥え側クランプベース62および咥え側
クランプ64が本実施形態における第1クランプ部であ
る。
【0032】咥え側クランプ64は開閉中心ボルト64
J(図1、図5A参照)を中心として矢印93、94方
向に揺動し、咥え側クランプ64の先端が開閉する。咥
え側クランプ64は開き用スプリング64K(図2B参
照)によって常時、矢印94方向に付勢されている。
【0033】咥え側クランプ64の後端には咥え用カム
軸17が当接している。この咥え用カム軸17は版胴6
0の版胴軸60Jと同一方向に配置されており、版胴6
0に回転可能に支持されている。咥え用カム軸17の外
周面17Gが咥え側クランプ64の後端に当接している
とき、咥え側クランプ64の後端は押し上げられ先端は
矢印93方向に閉じる。これに対して、咥え用カム軸1
7の平坦面17Mが咥え側クランプ64の後端に当接し
ているとき、開き用スプリング64Kの付勢を受けて咥
え側クランプ64の先端は矢印94方向に開く。
【0034】咥え側クランプ64を矢印94方向に開い
た状態で、咥え側クランプベース62と咥え側クランプ
64との間に刷版10の咥え側端部10aを挿入し、咥
え用カム軸17を回転させて咥え側クランプ64を閉じ
る。これによって、刷版10の咥え側端部10aを咥え
側クランプベース62と咥え側クランプ64とで挟み込
んで固定することができる。
【0035】咥え尻側クランプベース13の上部には咥
え尻側クランプ15が設けられており、版胴60の外周
面に巻き付けられた刷版10の咥え尻側端部10b(第
2端部)を、咥え尻側クランプベース13と咥え尻側ク
ランプ15との間で挟み込んで固定する。咥え尻側クラ
ンプベース13および咥え尻側クランプ15が本実施形
態における第2クランプ部である。
【0036】咥え尻側クランプ15は、版胴60の切り
欠き部61内に向って延びており、クランプ軸15Jに
揺動可能に支持されている(図2B参照)。そして、咥
え尻側クランプ15に設けられたボルト21には、開き
用スプリング15Kが取り付けられ(図3A、B、図6
A参照)、この開き用スプリング15Kによって咥え尻
側クランプ15の先端は常時、矢印93方向に付勢され
ている。
【0037】咥え尻側クランプ15の背面側には当接用
ボルト23が取り付けられており(図2A、B参照)、
この当接用ボルト23に咥え尻用カム軸18が当接して
いる。この咥え尻用カム軸18は版胴60の版胴軸60
Jと同一方向に配置されており、版胴60に回転可能に
支持されている。
【0038】咥え尻用カム軸18の外周面18Gが当接
用ボルト23に当接しているとき、咥え尻側クランプ1
5は押圧され先端は矢印94方向に閉じる。これに対し
て、咥え尻用カム軸18の平坦面18Mが当接用ボルト
23に当接しているとき、開き用スプリング15Kの付
勢を受けて咥え尻側クランプ15の先端は矢印93方向
に開く(図2Bの破線参照)。
【0039】刷版10の咥え側端部10aを咥え側クラ
ンプベース62と咥え側クランプ64との間で固定した
後、刷版10を版胴60の外周面に巻き付け、咥え尻側
クランプ15を矢印93方向に開いた状態で、咥え尻側
クランプベース13と咥え尻側クランプ15との間に刷
版10の咥え尻側端部10bを挿入する。
【0040】そして、咥え尻用カム軸18を回転させて
咥え尻側クランプ15を閉じる。これによって、刷版1
0の咥え尻側端部10bを咥え尻側クランプベース13
と咥え尻側クランプ15とで挟み込んで固定し、刷版1
0を版胴60に取り付けることができる。
【0041】咥え尻側クランプ15は版胴60に対して
矢印91、92方向に移動可能に設けられている。矢印
91方向が本実施形態における引っ張り方向であり、矢
印92方向が本実施形態におけるゆるみ方向である。咥
え尻側クランプ15が移動する場合、クランプ軸15
J、咥え尻側クランプ15、咥え尻用カム軸18も一体
となって移動する。
【0042】図5Aに示すように、版胴60の切り欠き
部61内壁と咥え尻側クランプ15との間には、引っ張
り付勢部または引っ張りバネ部としての版張りスプリン
グ2が設けられている。この版張りスプリング2によっ
て咥え尻側クランプ15は常時、矢印91方向に付勢さ
れている。本実施形態においては、図1に示すように、
版張りスプリング2は版胴軸60J方向に10個設けら
れているが、10個よりも少なくまたは多く設けてもよ
い。
【0043】咥え尻側クランプベース13にはベース空
間13Sが形成されている。そして、このベース空間1
3Sを貫通するように版張り用カム軸16が位置してい
る。この版張り用カム軸16は版胴60の版胴軸60J
と同一方向に配置されており、版胴60に回転可能に支
持されている。
【0044】版張り用カム軸16の外周面16Gが咥え
尻側クランプベース13のベース空間13S内壁に当接
しているとき、咥え尻側クランプベース13は版張り用
カム軸16の外周面16Gに押圧されて矢印92方向へ
移動している。これに対して、版張り用カム軸16の凹
み面16Mがベース空間13S内壁に対向していると
き、版張りスプリング2の付勢を受けて咥え尻側クラン
プベース13の先端は矢印91方向に移動する。
【0045】図6Aに示すように、版胴60の切り欠き
部61内にはブロック固定ボルト22によってブロック
9が固定されている。ブロック9は版胴60に対して不
動である。このブロック9には、矢印91、92方向に
延びるスプリング用孔3S、および矢印91、92方向
と直交する方向に延びるカム用孔5Sが形成されている
(図3A、B参照)。スプリング用孔3Sの一方の端部
は咥え尻側クランプベース13側に向って開放されてお
り、他方の端部はカム用孔5Sに連通している。
【0046】スプリング用孔3S内には、図3A、Bに
示すように戻しスプリング3、介在ピン4が同軸上に位
置し、接続された状態で収容されている。戻しスプリン
グ3はブロック9のスプリング用孔3S内で伸縮可能で
あり、介在ピン4は矢印91、92方向に移動可能であ
る。
【0047】戻しスプリング3および介在ピン4が、本
実施形態における制限付勢部または制限バネ部である。
なお、本実施形態においては、戻しスプリング3の付勢
力は版張りスプリング2の付勢力に比べて弱く設定され
ている。
【0048】戻しスプリング3の端部は咥え尻側クラン
プ15に当接している。この戻しスプリング3が当接す
る部分が咥え尻側クランプ15の当接面である。戻しス
プリング3が当接する咥え尻側クランプ15の当接面
は、上述の版張りスプリング2が当接する咥え尻側クラ
ンプ15の面の反対側に位置しており、ほぼ平行に位置
している。
【0049】ブロック9の上面には、回転操作部として
の操作ボルト6が取り付けられている。そして、この操
作ボルト6にはカム5が取り付けられている。カム5は
上記カム用孔5S内に位置しており、操作ボルト6の中
心軸線である回転軸線6Jに、偏心位置が支持されてい
る。カム5および操作ボルト6が、本実施形態における
調整部またはカム調整部である。
【0050】カム5のカム面には介在ピン4の端部が当
接している。戻しスプリング3の付勢によって、介在ピ
ン4は常時、カム5のカム面に押しつけられている。図
4A、Bに示すように、カム5のカム面には互いに対向
する2箇所に凹み部が形成されており、操作ボルト6を
回転操作した場合、この2箇所の凹み部のいずれかに介
在ピン4の端部が填り込み、位置決めされるようになっ
ている。
【0051】このように、ブロック9には、戻しスプリ
ング3、介在ピン4、操作ボルト6およびカム5が組み
込まれている。本実施形態においては、このブロック9
は図1に示すように、版胴軸60J方向に4つ設けられ
ているが、4つよりも少なくまたは多く設けてもよい。
【0052】図3A、図3B、図5Aの状態に対応する
のが図4Aであり、図4Aの状態から操作ボルト6、カ
ム5をほぼ180度回転させた状態が図4Bである。カ
ム5が図4Aに示す状態に位置する場合、介在ピン4は
カム5のカム面に押圧され矢印92方向に移動する。こ
れによって戻しスプリング3は圧縮され、この圧縮に応
じて戻しスプリング3は咥え尻側クランプベース13を
矢印92に加圧することになる。
【0053】これに対して、カム5を図4Bに示す状態
に位置させた場合、介在ピン4は矢印91方向に移動し
て戻しスプリング3は伸張する。この伸張によって、咥
え尻側クランプベース13に対する戻しスプリング3の
矢印92への加圧がほぼ解除されるようになっている。
【0054】(2) 版張り作業 (2-1) 弱い張力で刷版を引っ張る場合 刷版10の咥え側端部10aを咥え側クランプベース6
2と咥え側クランプ64との間で挟み込んで固定し、刷
版10の咥え尻側端部10bを咥え尻側クランプベース
13と咥え尻側クランプ15との間で挟み込んで固定し
た状態が図3Aである。この段階では、刷版10は版胴
60の外周面に密着しておらず、刷版10の咥え尻側端
部10b近傍は版胴60の外周面から浮き上がってい
る。
【0055】刷版10が版胴60の外周面に密着してい
ない状態では、適正な印刷を行うことができない。この
ため、版張り用カム軸16を回転させて、咥え尻側クラ
ンプベース13、咥え尻側クランプ15を矢印91方向
に移動させ、刷版10を引っ張って版胴60の外周面に
密着させる。
【0056】ところで、刷版10には、アルミ、樹脂、
紙等のように様々な材質のものがあり、版胴60の外周
面に密着させる際、刷版10に加える張力は、材質に応
じて調整する必要がある。たとえば、金属製のPS版は
強い張力で引っ張る必要があり、紙版は弱い張力で引っ
張る必要がある。
【0057】ここでは、まず紙版等の刷版10を版胴6
0に取り付ける場合、すなわち弱い張力で刷版10を引
っ張る場合を説明する。この場合、予め操作ボルト6を
操作してカム5を図3A、図3B、図4Aに示す状態に
位置させておく。これによって、介在ピン4はカム5の
カム面に押圧され矢印92方向に移動し、戻しスプリン
グ3は圧縮される。
【0058】この戻しスプリング3の圧縮に応じて、咥
え尻側クランプベース13は矢印92に付勢される。そ
して、この状態で版張り用カム軸16を回転させ、凹み
面16Mを咥え尻側クランプベース13の内壁に対向さ
せる。この版張り用カム軸16の回転によって、咥え尻
側クランプベース13は版張り用カム軸16の外周面1
6Gによる制限を解かれ、版張りスプリング2(図1、
図5参照)の付勢を受けて矢印91方向に移動する。
【0059】この際、咥え尻側クランプベース13は戻
しスプリング3によって矢印92方向に付勢されてい
る。このため、版張りスプリング2による矢印91方向
への付勢は戻しスプリング3の付勢によって相殺され、
矢印91方向への付勢力は抑制される。したがって、刷
版10は弱い張力で引っ張られ、紙版等の刷版10に対
して適した張力を加えることができる。
【0060】このように、矢印92方向への戻しスプリ
ング3の付勢力によって、矢印91方向への版張りスプ
リング2の付勢力を相殺するため、カム5の小さい操作
ストローク(カム5の矢印91、92方向への移動量)
で、咥え尻側クランプベース13、咥え尻側クランプ1
5の付勢を大幅に抑制することができ、紙版等の刷版1
0に適した弱い張力を加えることができる。
【0061】(2-2) 強い張力で刷版を引っ張る場合 次に、PS版等の刷版10を版胴60に取り付ける場
合、すなわち強い張力で刷版10を引っ張る場合を説明
する。この場合、予め操作ボルト6を操作してカム5を
図4Bに示す状態に位置させておく。これによって、介
在ピン4は矢印91方向に移動し、戻しスプリング3は
伸張する。本実施形態においては、この時点で戻しスプ
リング3は十分に伸張し、咥え尻側クランプベース13
に対し戻しスプリング3の付勢がほとんど加わらないよ
うに設定されている。
【0062】この状態で版張り用カム軸16を回転さ
せ、凹み面16Mを咥え尻側クランプベース13の内壁
に対向させる。この版張り用カム軸16の回転によっ
て、咥え尻側クランプベース13は版張り用カム軸16
の外周面16Gによる制限を解かれ、版張りスプリング
2(図1、図5参照)の付勢を受けて矢印91方向に移
動する。
【0063】この際、上述のようにカム5が図4Aに示
す状態に位置している場合とは異なり、咥え尻側クラン
プベース13に対する版張りスプリング2の付勢力は戻
しスプリング3の付勢力によって相殺されていない。こ
のため、咥え尻側クランプベース13は版張りスプリン
グ2の付勢力を受けて強力に矢印91方向に押圧され、
刷版10の咥え尻側端部10bは強い張力で引っ張られ
る。
【0064】このように、操作ボルト6、カム5を操作
し、咥え尻側クランプベース13に対する矢印92方向
への戻しスプリング3の付勢力を解除することによっ
て、カム5の小さい操作ストローク(カム5の矢印9
1、92方向への移動量)で、咥え尻側クランプベース
13、咥え尻側クランプ15の付勢を大幅に増加させる
ことができ、PS版等の刷版10に適した強い張力を加
えることができる。
【0065】なお、刷版10の咥え尻側端部10bを引
っ張るために咥え尻側クランプベース13が矢印91方
向に移動するのに対して、戻しスプリング3が設けられ
ているブロック9は版胴60に固定されており移動しな
い。
【0066】このため、咥え尻側クランプベース13の
矢印91方向への移動によって、結果的に戻しスプリン
グ3は圧縮され、戻しスプリング3の付勢力によって版
張りスプリング2の付勢力はやや相殺されることになる
が、この相殺された状態でPS版等の刷版10を引っ張
るのに適した強い張力が生じるように、版張りスプリン
グ2、戻しスプリング3の付勢力を設定しておけばよ
い。
【0067】本実施形態においては、版張り作業の際に
咥え尻側クランプベース13が矢印91方向へ移動する
移動量は、約1mm以下と微小である。このため、咥え
尻側クランプベース13が矢印91方向へ移動しても、
カム5を用いて設定した戻しスプリング3の付勢力はほ
とんど変化せず、刷版10に対する張力には実際上、影
響は生じない。
【0068】(3) その他の実施形態 (3-1) 本発明に係る印刷機の版張り装置の他の実施形態
として、図8Aに示すような構成を採用してもよい。図
8Aは、図1ないし図7に基づいて説明したブロック9
部分の平面断面図である。図8Aに示すブロック9に
は、上述のカム5、操作ボルト6の代りに調整部または
カム調整部として直動カム25が設けられている。その
他の構成は図1ないし図7に基づいて説明したものと同
様である。
【0069】直動カム25は斜面部25Nを有してお
り、ブロック9内で矢印95、96方向に移動可能に保
持されている。直動カム25の斜面部25Nには介在ピ
ン4の端部が当接するようになっている。図8Aに示す
状態では、斜面部25Nの先端部分であって、矢印9
1、92方向における直動カム25の長さが短い部分に
介在ピン4の端部が当接している。
【0070】このため、介在ピン4は戻しスプリング3
の付勢を受けて矢印91方向に移動しており、咥え尻側
クランプベース13に対する戻しスプリング3の矢印9
2方向への付勢力は小さい。したがって、版張り用カム
軸16(図3A、B参照)を回転させ咥え尻側クランプ
ベース13を矢印91方向に移動させる場合、咥え尻側
クランプベース13は版張りスプリング2(図5A参
照)の付勢力を受けて矢印91方向に強力に移動し、刷
版10の咥え尻側端部10bは強い張力で引っ張られ
る。このため、PS版等の刷版10に適した強い張力を
加えることができる。
【0071】図8Aに示す構成を用いて紙版等の刷版1
0を版胴60に取り付ける場合、図8Aに示す状態から
直動カム25を矢印95方向に移動させる。これによっ
て、介在ピン4は直動カム25の斜面部25Nに沿って
矢印92方向に押圧され、戻しスプリング3は圧縮され
る。
【0072】この戻しスプリング3の圧縮に応じて、咥
え尻側クランプベース13は矢印92に付勢される。そ
して、この状態で版張り用カム軸16(図3A、B参
照)を回転させ咥え尻側クランプベース13を矢印91
方向に移動させた場合、版張りスプリング2による矢印
91方向への付勢は戻しスプリング3の付勢によって相
殺され、矢印91方向への付勢力は抑制される。したが
って、刷版10は弱い張力で引っ張られ、紙版等の刷版
10に対して適した張力を加えることができる。
【0073】(3-2) 本発明に係る印刷機の版張り装置の
さらに他の実施形態として、図8Bに示すような構成を
採用してもよい。図8Bは、図1ないし図7に基づいて
説明したブロック9部分の平面側面図である。図8Bに
示すブロック9には、上述のカム5、操作ボルト6の代
りに調整部として切り換えレバー26が設けられてい
る。この切り換えレバー26はレバー中心軸26Jを中
心に揺動可能にブロック9に支持されている。その他の
構成は図1ないし図7に基づいて説明したものと同様で
ある。
【0074】図8Bに示すように、切り換えレバー26
には介在ピン4の端部が当接している。介在ピン4の端
部と当接している部分が切り換えレバー26の作用点P
2であり、ブロック9上面から突出した切り換えレバー
26の端部が力点P1である。図8Bに示す状態では、
切り換えレバー26はレバー中心軸26Jを支点として
矢印94方向に揺動しており、作用点P2は咥え尻側ク
ランプベース13から離れる方向(矢印91方向)に移
動している。
【0075】このため、介在ピン4は戻しスプリング3
の付勢を受けて矢印91方向に移動しており、咥え尻側
クランプベース13に対する戻しスプリング3の矢印9
2方向への付勢力は小さい。したがって、版張り用カム
軸16(図3A、B参照)を回転させ咥え尻側クランプ
ベース13を矢印91方向に移動させる場合、咥え尻側
クランプベース13は版張りスプリング2(図5A参
照)の付勢力を受けて矢印91方向に強力に移動し、刷
版10の咥え尻側端部10bは強い張力で引っ張られ
る。このため、PS版等の刷版10に適した強い張力を
加えることができる。
【0076】図8Bに示す構成を用いて紙版等の刷版1
0を版胴60に取り付ける場合、図8Bに示す状態から
切り換えレバー26の力点P1を矢印93方向に移動さ
せる。これによって、切り換えレバー26はレバー中心
軸26Jを支点として揺動し、切り換えレバー26の作
用点P2は咥え尻側クランプベース13に近づく方向
(矢印92方向)に移動する。これによって、介在ピン
4は押圧され戻しスプリング3は圧縮される。
【0077】この戻しスプリング3の圧縮に応じて、咥
え尻側クランプベース13は矢印92方向に付勢され
る。そして、この状態で版張り用カム軸16(図3A、
B参照)を回転させ咥え尻側クランプベース13を矢印
91方向に移動させた場合、版張りスプリング2による
矢印91方向への付勢は戻しスプリング3の付勢によっ
て相殺され、矢印91方向への付勢力は抑制される。し
たがって、刷版10は弱い張力で引っ張られ、紙版等の
刷版10に対して適した張力を加えることができる。
【0078】(3-3) 本発明に係る印刷機の版張り装置
は、上記実施形態において示したものに限られない。た
とえば、上記の実施形態においては、戻しスプリング
3、介在ピン4等が組み込まれたブロック9は、版胴6
0に固定されて不動である。しかし、図1ないし図7に
基づいて説明した戻しスプリング3、介在ピン4、カム
5、操作ボルト6、図8Aに基づいて説明した戻しスプ
リング3、介在ピン4、直動カム25、または図8Bに
基づいて説明した戻しスプリング3、介在ピン4、切り
換えレバー26を、咥え尻側クランプベース13内に設
けて咥え尻側クランプベース13と一体となって矢印9
1、92方向に移動するようにしてもよい。
【0079】この場合、上記実施形態のように、咥え尻
側クランプベース13の移動によって、咥え尻側クラン
プベース13に対する戻しスプリング3の付勢力が変動
することはなく、戻しスプリング3の当該付勢力を一定
に保持することができる。
【0080】また、上記実施形態においては、制限付勢
部または制限バネ部として戻しスプリング3および介在
ピン4を例示したが、たとえば戻しスプリング3のよう
なバネのみによって制限付勢部または制限バネ部を構成
してもよい。さらに、制限付勢部、引っ張り付勢部とし
て、たとえば流体圧を利用して第2クランプ部をそれぞ
れゆるみ方向、引っ張り方向に付勢する機構を採用して
もよい。
【0081】また、上記実施形態においては、調整部と
してカム5および操作ボルト6、直動カム25、または
切り換えレバー26を例示したが、たとえば螺入によっ
て引っ張り方向、ゆるみ方向に移動するネジ機構を備え
たものを採用し、制限付勢部または制限バネ部の付勢力
を調整してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷機の版張り装置の一実施形態
が設けられた版胴60の平面図である。
【図2】Aは図1に示すI-I方向の矢視断面図であり、
Bは図1に示すII-II方向の矢視断面図である。
【図3】AおよびBは図1に示すIII-III方向の矢視断
面図である。
【図4】AおよびBは図3Bに示すIX-IX方向の矢視断
面図である。
【図5】Aは図1に示すIV-IV方向の矢視断面図であ
り、Bは図1に示すV-V方向の矢視断面図である。
【図6】Aは図1に示すVI-VI方向の矢視断面図であ
り、Bは図1に示すVII-VII方向の矢視断面図である。
【図7】図1に示すVIII-VIII方向の矢視断面図であ
る。
【図8】Aは他の実施形態を示す図であり、ブロック9
の平面断面図、Bはさらに他の実施形態を示す図であ
り、ブロック9の側面断面図である。
【図9】従来の版胴60の概略を示す一部断面図であ
る。
【図10】従来の版胴60を示す一部断面図である。
【符号の説明】
2・・・・・版張りスプリング 3・・・・・戻しスプリング 4・・・・・介在ピン 5・・・・・カム 6・・・・・操作ボルト 6J・・・・・回転軸線 10・・・・・刷版 10a・・・・・咥え側端部 10b・・・・・咥え尻側端部 13・・・・・咥え尻側クランプベース 15・・・・・咥え尻側クランプ 25・・・・・直動カム 26・・・・・切り換えレバー 60・・・・・版胴 62・・・・・咥え側クランプベース 64・・・・・咥え側クランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 27/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】版胴に設けられており、刷版の第1端部を
    固定する第1クランプ部、 版胴に設けられており、前記第1クランプ部に第1端部
    を固定され、版胴の外周面に巻き付けられた刷版の第2
    端部を固定する第2クランプ部であって、版胴の外周面
    に対し刷版が密着する引っ張り方向、または版胴の外周
    面に対し刷版が密着しないゆるみ方向に移動可能な第2
    クランプ部、 第2クランプ部を引っ張り方向に付勢する引っ張り付勢
    部、 第2クランプ部をゆるみ方向に付勢する制限付勢部、 第2クランプ部に対する制限付勢部の付勢力を調整する
    調整部、 を備えたことを特徴とする印刷機の版張り装置。
  2. 【請求項2】請求項1に係る印刷機の版張り装置におい
    て、 制限付勢部は、バネによって構成された制限バネ部であ
    り、 当該制限バネ部は、第2クランプ部が有する当接面と、
    調整部が有する当接面との間に位置しており、 調整部の当接面が、第2クランプ部の当接面に対して近
    づきまたは離れることによって、第2クランプ部に対す
    る制限バネ部の付勢力を調整する、 ことを特徴とする印刷機の版張り装置。
  3. 【請求項3】版胴に設けられており、刷版の第1端部を
    固定する第1クランプ部、 版胴に設けられており、前記第1クランプ部に第1端部
    を固定され、版胴の外周面に巻き付けられた刷版の第2
    端部を固定する第2クランプ部であって、版胴の外周面
    に対し刷版が密着する引っ張り方向、または版胴の外周
    面に対し刷版が密着しないゆるみ方向に移動可能な第2
    クランプ部、 第2クランプ部を引っ張り方向に付勢する引っ張りバネ
    部、 第2クランプ部をゆるみ方向に付勢し、引っ張りバネ部
    による引っ張り方向への付勢を相殺する制限バネ部、 第2クランプ部に対する制限バネ部の付勢力を調整する
    カム調整部であって、回転操作部および当該回転操作部
    の中心軸線に偏心位置が固定されたカムを備えて構成さ
    れるカム調整部、 を備えており、 制限バネ部は、第2クランプ部が有する当接面と、カム
    調整部が備えるカムのカム面との間に位置しており、 カム調整部が備える回転操作部の回転操作にしたがっ
    て、カム面は、第2クランプ部の当接面に対して近づき
    または離れ、 カム面が、第2クランプ部の当接面に対して近づきまた
    は離れることによって、第2クランプ部に対する制限バ
    ネ部の付勢力が調整され、 第2クランプ部に対する制限バネ部の付勢力が調整され
    ることによって、引っ張りバネ部による第2クランプ部
    の引っ張り方向への付勢力が調整される、 ことを特徴とする印刷機の版張り装置。
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