JP3679692B2 - カラオケシステムおよびホスト装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、端末装置と、それに通信網を介して接続されるホスト装置とを備えるカラオケシステム、およびホスト側通信インタフェースと、記憶手段と、中央処理手段とを備えるホスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の音楽データを保持したホストと、ユーザの要求に応じて音楽データを演奏するカラオケ装置とを通信網で接続した通信カラオケシステムが普及している。
【0003】
このような通信カラオケシステムには、アクセス型と蓄積型とがある。アクセス型とは、ユーザがカラオケ装置に曲を予約したときに、カラオケ装置がホストへその予約された曲の音楽データの送信を要求し、音楽データを取得する方式である。
【0004】
また、蓄積型とは、夜中などの通信網が空いているときに、複数曲の音楽データをまとめてホストからカラオケ装置へ送信し、カラオケ装置が受信した複数曲の音楽データを記憶しておく方式である。
【0005】
蓄積型は、ユーザがカラオケ装置に曲を予約したときに、ホストからカラオケ装置へ音楽データを送信する必要がないので、ユーザが予約してから曲が演奏されるまでのアクセス時間は短いという利点がある。
【0006】
しかし、蓄積型は、ユーザから予約された曲を保持していない場合は、その予約を拒否することになり、ユーザの要求に応えることができない。また、ユーザの要求は、幅広くなっているため、ユーザの要求を全て満たそうとすると大容量の記憶装置が必要となり、カラオケ装置が大掛かりになる。
【0007】
かかる理由から、一般に家庭用はアクセス型、業務用は蓄積型の通信カラオケシステムが普及している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、アクセス型の通信カラオケシステムでは、カラオケ装置からホストへアクセスするためのアクセス時間が問題になる。つまり、ユーザは、複数曲を予約することが多く、カラオケ装置は、その予約された複数曲の送信要求をホストへ送信し、その複数曲の音楽データを受信するまでホストと接続したままになっている。その結果、カラオケ装置が音楽データを取得するのに時間を要するという問題がある。
【0009】
また、時間帯によってはカラオケ装置からホストへのアクセスが集中して応答が悪くなるという問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、カラオケ装置(端末装置)からホスト装置へのアクセス時間を最小限に短くし、ホスト装置へ容易にアクセスできるカラオケシステムを提供することである。また、端末装置へのアクセス時間を最小限に短くし、端末装置へ容易にアクセスできるホスト装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明によるカラオケシステムは、端末装置と、それに通信網を介して接続されるホスト装置とを備えるカラオケシステムであって、端末装置は、端末側通信インタフェースと、操作部と、演奏手段と、演算処理手段とを備え、端末側通信インタフェースは、通信網とデータのやり取りを行い、操作部は、ユーザの操作により要求を受け付け、演奏手段は、演算処理手段の制御に従って音楽データを演奏し、演算処理手段は、要求処理と、演奏処理を行い、要求処理は、操作部から要求された演奏曲を端末側通信インタフェースを介してホスト装置に送信し、演奏処理は、ホスト装置から受信した音楽データを演奏させるとともに、演奏開始から一定時間後に当該音楽データの全体演奏時間を端末側通信インタフェースを介してホスト装置に送信し、ホスト装置は、ホスト側通信インタフェースと、記憶手段と、中央処理手段とを備え、ホスト側通信インタフェースは、通信網とデータのやり取りを行い、記憶手段は、複数の音楽データを記憶し、中央処理手段は、予約処理と、送信処理を行い、予約処理は、端末装置から受信した演奏曲の要求を順番に記憶し、送信処理は、端末装置から全体演奏時間を受信した場合、第1−3処理を行い、第1処理は、受信した全体演奏時間と、端末の演奏処理での一定時間とに基づいて現在演奏中の残演奏時間を算出し、第2処理は、第1処理で算出した残演奏時間と次に送信する演奏曲の音楽データの送信時間に基づいて次の演奏曲の音楽データの送信タイミングを決定し、第3処理は、当該送信タイミングで次の演奏曲の音楽データをホスト側通信インタフェースを介して要求のあった端末装置に送信する。
【0012】
また、この発明によるカラオケシステムは、端末装置と、それに通信網を介して接続されるホスト装置とを備えるカラオケシステムであって、端末装置は、端末側通信インタフェースと、操作部と、演奏手段と、演算処理手段とを備え、端末側通信インタフェースは、通信網とデータのやり取りを行い、操作部は、ユーザの操作により要求を受け付け、演奏手段は、演算処理手段の制御に従って音楽データを演奏し、演算処理手段は、要求処理と、演奏処理を行い、要求処理は、操作部から要求された演奏曲を端末側通信インタフェースを介してホスト装置に送信し、演奏処理は、ホスト装置から受信した音楽データを演奏させるとともに、当該音楽データの全体演奏時間と、演奏開始からの時間である実演奏時間とを端末側通信インタフェースを介してホスト装置に送信し、ホスト装置は、ホスト側通信インタフェースと、記憶手段と、中央処理手段とを備え、ホスト側通信インタフェースは、通信網とデータのやり取りを行い、記憶手段は、複数の音楽データを記憶し、中央処理手段は、予約処理と、送信処理を行い、予約処理は、端末装置から受信した演奏曲の要求を順番に記憶し、送信処理は、端末装置から全体演奏時間と実演奏時間を受信した場合、第1−3処理を行い、第1処理は、受信した全体演奏時間と実演奏時間に基づいて現在演奏中の残演奏時間を算出し、第2処理は、第1処理で算出した残演奏時間と次に送信する演奏曲の音楽データの送信時間に基づいて次の演奏曲の音楽データの送信タイミングを決定し、第3処理は、当該送信タイミングで次の演奏曲の音楽データをホスト側通信インタフェースを介して要求のあった端末装置に送信する。
【0013】
また、この発明によるカラオケシステムは、端末装置と、それに通信網を介して接続されるホスト装置とを備えるカラオケシステムであって、端末装置は、端末側通信インタフェースと、操作部と、演奏手段と、演算処理手段とを備え、端末側通信インタフェースは、通信網とデータのやり取りを行い、操作部は、ユーザの操作により要求を受け付け、演奏手段は、演算処理手段の制御に従って音楽データを演奏し、演算処理手段は、要求処理と、演奏処理を行い、要求処理は、操作部から要求された演奏曲を端末側通信インタフェースを介してホスト装置に送信し、演奏処理は、ホスト装置から受信した音楽データを演奏させるとともに、演奏開始からの時間である実演奏時間を端末側通信インタフェースを介してホスト装置に送信し、ホスト装置は、ホスト側通信インタフェースと、記憶手段と、中央処理手段とを備え、ホスト側通信インタフェースは、通信網とデータのやり取りを行い、記憶手段は、複数の音楽データを記憶し、中央処理手段は、予約処理と、送信処理を行い、予約処理は、端末装置から受信した演奏曲の要求を順番に記憶し、送信処理は、端末装置から実演奏時間を受信した場合、第1−3処理を行い、第1処理は、受信した実演奏時間と当該演奏曲の全体演奏時間とに基づいて現在演奏中の残演奏時間を算出し、第2処理は、第1処理で算出した残演奏時間と次に送信する演奏曲の音楽データの送信時間に基づいて次の演奏曲の音楽データの送信タイミングを決定し、第3処理は、当該送信タイミングで次の演奏曲の音楽データをホスト側通信インタフェースを介して要求のあった端末装置に送信する。
【0014】
この発明によれば、カラオケシステムは、ホスト装置が音楽データを送信しないときは、他の端末装置からのアクセスを受付けることができる。また、ホスト装置へのアクセスが容易になる。
【0015】
好ましくは、演奏処理における全体演奏時間は、操作部が受け付けた演奏モードに従って算出される。
【0016】
ユーザによっては、音楽データの一部分だけ、たとえば、1フレームだけとか、さびの部分だけとかというように演奏する。このように端末装置における演奏時間は、その音楽データの全体演奏時間でない場合もある。そのため端末装置は、ユーザからの各種の演奏モード(1フレーム、さび、2倍速演奏等)を受付ける。そして、端末装置は、操作部が受付けた演奏モードによる実際の演奏時間を演算処理手段によって演算し、実際の演奏時間をホスト装置へ送信する。
この発明によれば、端末装置における音楽データの実際の演奏時間をホスト装置へ知らせることができる。その結果、ホスト装置は、端末装置において演奏されている曲の終了時を正確に把握し、次の曲を端末装置へ送信するタイミングを正確に決定でき、端末装置と接続するタイミングを容易に管理できる。したがって、端末装置が音楽データを本来の演奏時間よりも短い時間だけ演奏しても連続して複数の音楽データを演奏できる。
【0017】
好ましくは、ホスト装置の中央処理手段は、端末装置から受信した全体演奏時間に応じて当該端末装置に対する課金額を決定する。
【0018】
この発明によれば、本来の演奏時間ではなく実際の演奏時間に応じて料金を決定できる。その結果、ユーザは、本来の演奏時間よりも短い時間だけ音楽データを演奏した場合は、それだけ安い料金でカラオケを楽しむことができる。
【0019】
好ましくは、中央処理手段は、端末装置との通信が完了するたび毎に通信網との接続を切断する。
【0020】
この発明によれば、ホスト装置と通信網との接続が切断されているときは、他の端末装置がホスト装置へアクセスできる。その結果、ホスト装置へのアクセスが容易になる。特に、コネクション型の公衆回線網を使用しているとき、ホスト装置は他の端末装置からのアクセスを容易に受付けることができる。
【0021】
好ましくは、中央処理手段は、端末装置から少なくとも全体演奏時間または実演奏時間を受信した後から次の演奏曲の音楽データを送信する前までの間、通信網との接続を切断する。
【0022】
この発明によれば、ホスト装置が端末装置と接続している時間が短くなり、ホスト装置へのアクセスがより容易になる。特に、コネクション型の公衆回線網を使用しているとき、ホスト装置は他の端末装置からのアクセスを容易に受付けることができる。
【0023】
また、この発明によるホスト装置は、ホスト側通信インタフェースと、記憶手段と、中央処理手段とを備え、ホスト装置から受信した音楽データを演奏するとともに、演奏開始から一定時間後に当該音楽データの全体演奏時間をホスト装置に送信する端末装置に通信網を介して接続されるホスト装置であって、ホスト側通信インタフェースは、通信網とデータのやり取りを行い、記憶手段は、複数の音楽データを記憶し、中央処理手段は、予約処理と、送信処理を行い、予約処理は、端末装置から受信した演奏曲の要求を順番に記憶し、送信処理は、端末装置から全体演奏時間を受信した場合、第1−3処理を行い、第1処理は、受信した全体演奏時間と、端末の演奏処理での一定時間とに基づいて現在演奏中の残演奏時間を算出し、第2処理は、第1処理で算出した残演奏時間と次に送信する演奏曲の音楽データの送信時間に基づいて次の演奏曲の音楽データの送信タイミングを決定し、第3処理は、当該送信タイミングで次の演奏曲の音楽データをホスト側通信インタフェースを介して要求のあった端末装置に送信する。
【0024】
また、この発明によるホスト装置は、ホスト側通信インタフェースと、記憶手段と、中央処理手段とを備え、ホスト装置から受信した音楽データを演奏するとともに、当該音楽データの全体演奏時間と、演奏開始からの時間である実演奏時間とをホスト装置に送信する端末装置に通信網を介して接続されるホスト装置であって、ホスト側通信インタフェースは、通信網とデータのやり取りを行い、記憶手段は、複数の音楽データを記憶し、中央処理手段は、予約処理と、送信処理を行い、予約処理は、端末装置から受信した演奏曲の要求を順番に記憶し、送信処理は、端末装置から全体演奏時間と実演奏時間を受信した場合、第1−3処理を行い、第1処理は、受信した全体演奏時間と実演奏時間に基づいて現在演奏中の残演奏時間を算出し、第2処理は、第1処理で算出した残演奏時間と次に送信する演奏曲の音楽データの送信時間に基づいて次の演奏曲の音楽データの送信タイミングを決定し、第3処理は、当該送信タイミングで次の演奏曲の音楽データをホスト側通信インタフェースを介して要求のあった端末装置に送信する。
【0025】
また、この発明によるホスト装置は、ホスト側通信インタフェースと、記憶手段と、中央処理手段とを備え、ホスト装置から受信した音楽データを演奏するとともに、演奏開始からの時間である実演奏時間をホスト装置に送信する端末装置に通信網を介して接続されるホスト装置であって、ホスト側通信インタフェースは、通信網とデータのやり取りを行い、記憶手段は、複数の音楽データを記憶し、中央処理手段は、予約処理と、送信処理を行い、予約処理は、端末装置から受信した演奏曲の要求を順番に記憶し、送信処理は、端末装置から実演奏時間を受信した場合、第1−3処理を行い、第1処理は、受信した実演奏時間と当該演奏曲の全体演奏時間とに基づいて現在演奏中の残演奏時間を算出し、第2処理は、第1処理で算出した残演奏時間と次に送信する演奏曲の音楽データの送信時間に基づいて次の演奏曲の音楽データの送信タイミングを決定し、第3処理は、当該送信タイミングで次の演奏曲の音楽データをホスト側通信インタフェースを介して要求のあった端末装置に送信する。
【0026】
この発明によれば、端末装置における音楽データの演奏時間をホスト装置へ知らせることができる。その結果、ホスト装置は、次の曲を端末装置へ送信するタイミングを決定でき、常時、端末装置と接続しておく必要がなくなる。
【0027】
好ましくは、演奏処理における全体演奏時間は、操作部が受け付けた演奏モードに従って算出される。
【0028】
この発明によれば、端末装置における音楽データの実際の演奏時間をホスト装置へ知らせることができる。その結果、ホスト装置は、端末装置において演奏されている曲の終了時を正確に把握し、次の曲を端末装置へ送信するタイミングを正確に決定でき、端末装置と接続するタイミングを容易に管理できる。したがって、端末装置が音楽データを本来の演奏時間よりも短い時間だけ演奏しても連続して複数の音楽データを演奏できる。
【0029】
好ましくは、ホスト装置の中央処理手段は、端末装置から受信した全体演奏時間に応じて当該端末装置に対する課金額を決定する。
【0030】
この発明によれば、本来の演奏時間ではなく実際の演奏時間に応じて料金を決定できる。その結果、ユーザは、本来の演奏時間よりも短い時間だけ音楽データを演奏した場合は、それだけ安い料金でカラオケを楽しむことができる。
【0031】
好ましくは、中央処理手段は、端末装置との通信が完了するたび毎に通信網との接続を切断する。
【0032】
この発明によれば、ホスト装置と通信網との接続が切断されているときは、他の端末装置がホスト装置へアクセスできる。その結果、ホスト装置へのアクセスが容易になる。特に、コネクション型の公衆回線網を使用しているとき、ホスト装置は他の端末装置からのアクセスを容易に受付けることができる。
【0033】
好ましくは、中央処理手段は、端末装置から少なくとも全体演奏時間または実演奏時間を受信した後から次の演奏曲の音楽データを送信する前までの間、通信網との接続を切断する。
【0034】
この発明によれば、ホスト装置が端末装置と接続している時間が短くなり、ホスト装置へのアクセスがより容易になる。特に、コネクション型の公衆回線網を使用しているとき、ホスト装置は他の端末装置からのアクセスを容易に受付けることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0042】
[実施の形態1]
図1を参照して、この発明の実施の形態1による通信カラオケシステム100は、ホスト10と、モデム10A,10Bと、公衆回線網20と、カラオケ端末装置30,30と、モデム30A,30Bとを備える。
【0043】
ホスト10は、後に詳述するように音楽データ、課金情報等のデータを保持し、カラオケ端末装置30,30からの音楽データの送信要求に応じて、音楽データをモデム10A(または10B)、公衆回線網20、およびモデム30A(または30B)を介してカラオケ端末装置30へ送信する。
【0044】
モデム10A,10Bは、ホスト10と公衆回路網20との間に配置される。そして、モデム10A,10Bは、ホスト10から出力された音楽データを公衆回線網20に適合する信号形式に変換し、その変換した音楽データを公衆回線網20へ出力する。また、モデム10A,10Bは、公衆回線網20から受取った信号をホスト10に適合する信号形式に変換し、その変換した信号をホスト10へ出力する。たとえば、公衆回線網20が公衆電話網の場合、モデム10A,10Bは、アナログ信号からディジタル信号へ、またはディジタル信号からアナログ信号への変換を行なう。
【0045】
公衆回線網20は、コネクション型通信を行なう回線網であり、モデム10A(または10B)からの信号をモデム30A(または30B)へ送信し、また、モデム30A(または30B)からの信号をモデム10A(または10B)へ送信する。つまり、公衆回線網20は、モデム10Aまたは10Bとモデム30Aまたは30Bとを1対1に接続し、相互間で信号のやり取りを行なう回線網である。このような公衆回線網20の具体例として公衆電話網がある。なお、本発明において、「コネクション型通信」とは、通信を行なうにあたり、前もって通信に必要なネットワークリソースを確保して通信を行なう方式を言う。すなわち、前もって通信路を確保してから通信を行なう方式である。
【0046】
したがって、図1においては、公衆回線網20は、ホスト10とカラオケ端末装置30との間で通信を行なう前に、モデム10Aまたは10Bとモデム30Aまたは30Bとを接続する通信路を確保した後に、相互間で信号のやり取りを行なう。
【0047】
モデム30A,30Bは、公衆回路網20とカラオケ端末装置30,30との間に配置される。そして、モデム30A,30Bは、カラオケ端末装置30,30から出力されたデータを公衆回線網20に適合する信号形式に変換し、その変換したデータを公衆回線網20へ出力する。また、モデム30A,30Bは、公衆回線網20から受取った信号をカラオケ端末装置30に適合する信号形式に変換し、その変換した信号をカラオケ端末装置30へ出力する。
【0048】
公衆回線網20が公衆電話網である場合、モデム10A,10B,30A,30Bは、それぞれ、アナログ信号からディジタル信号への変換、またはディジタル信号からアナログ信号への変換を行なう。
【0049】
カラオケ端末装置30は、後述するように、ユーザからの演奏予約に応じて、モデム30A(または30B)、公衆回線網20、およびモデム10A(または10B)を介してホスト10へ演奏予約を送信し、ホスト10からモデム10A(または10B)、公衆回線網20、およびモデム30A(または30B)を介して予約した曲の音楽データを受信する。そして、カラオケ端末装置30は、受信した音楽データを演奏する。
【0050】
図2を参照して、ホスト10は、バスBS1と、通信インタフェース2と、中央処理手段3と、主記憶手段4と、表示手段5と、二次記憶手段6と、キー操作部7とを備える。
【0051】
通信インタフェース2は、カラオケ端末装置30からデータを受信するとき、モデム10A(または10B)からのデータをバスBS1へ出力し、カラオケ端末装置30へ音楽データを送信するとき、バスBS1からのデータをモデム10A(または10B)へ出力する。
【0052】
主記憶手段4は、二次記憶手段6に記憶された音楽データの題名リスト、各音楽データの演奏時間リストを保持する。そして、中央処理手段3は、カラオケ端末装置30からの演奏予約を通信インタフェース2を介して受取り、その予約された曲が二次記憶手段6に記憶されているか否かを、主記憶手段4から読出した題名リストによって判断する。予約された曲が二次記憶手段6に記憶されているとき、中央処理手段3は、その曲の音楽データを二次記憶手段6から読出し、バスBS1を介して主記憶手段4へ記憶する。そして、中央処理手段3は、音楽データをカラオケ端末装置30へ送信する際の速度を設定し、その速度に適合するように主記憶手段4から音楽データを読出し、バスBS1および通信インタフェース2を介してカラオケ端末装置30へ送信する。
【0053】
また、中央処理手段3は、1曲目の音楽データをカラオケ端末装置30へ送信した後、1曲目の演奏時間をカラオケ端末装置30から通信インタフェース2およびバスBS1を介して受取ると、二次記憶手段6に記憶された課金情報に基づいてカラオケ端末装置30に対して課金する。この1曲目の演奏時間は、1曲目の演奏開始から、カラオケ端末装置30が演奏時間をホスト10へ送信するまでの時間、すなわち、カラオケ端末装置30において実際に演奏された演奏時間である。つまり、中央処理手段3は、カラオケ端末装置30への音楽データの送信時ではなく、カラオケ端末装置30において実際に演奏が開始された後に課金する。これは、カラオケ端末装置30への音楽データの送信ミスおよびカラオケ端末装置30における演奏ミスを避けるためである。
【0054】
また、中央処理手段3は、2曲目の演奏予約を通信インタフェース2を介して受取ると、その2曲目の音楽データが二次記憶手段6に記憶されているか否かを題名リストによって判断する。2曲目の音楽データが二次記憶手段6に記憶されているとき、中央処理手段3は、カラオケ端末装置30から受取った1曲目の演奏時間と、保持している1曲目の全体の演奏時間とから1曲目の残演奏時間を演算し、2曲目の音楽データの全体の演奏時間とカラオケ端末装置30への送信速度とから2曲目の音楽データをカラオケ端末装置30へ送信するのに要する送信時間を演算する。そして、中央処理手段3は、1曲目の残演奏時間と、2曲目の送信時間とに基づいて1曲目の演奏が終了した時点で2曲目の音楽データの送信が完了しているように、2曲目の音楽データのカラオケ端末装置30への送信タイミングを決定する。
【0055】
そうすると、中央処理手段3は、バスBS1を介して二次記憶手段6から2曲目の音楽データを読出して主記憶手段4へ記憶する。そして、中央処理手段3は、決定したタイミングに基づいて主記憶手段4から2曲目の音楽データを読出し、バスBS1および通信インタフェース2を介して2曲目の音楽データをカラオケ端末装置30へ送信する。
【0056】
その他、中央処理手段3は、ホスト10の各部の制御を行なう。
主記憶手段4は、バスBS1を介して入力されたデータを記憶する。表示手段5は、各種キー操作部7から音楽データを新たにホスト10に登録するとき、既に登録されている音楽データの題名リスト等の情報を表示し、新たな音楽データの登録が終了するとその新たな音楽データの題名も含めた題名リストを表示する。
【0057】
二次記憶手段6は、たとえばハードディスク(HD)等によって構成され、音楽データおよび課金情報等を記憶する。なお、音楽データは、圧縮された形式で記憶されており、解凍時にカラオケ伴奏データ、歌詞データ、およびバックコーラスデータに解凍されて再生される。各種キー操作部7は、音楽データや顧客リストを登録するときに用いられる。
【0058】
図3を参照して、カラオケ端末装置30は、バスBS2と、通信媒体別モデム31と、通信インタフェース32と、演算処理手段33と、送受信バッファ34と、主記憶手段35と、各種キー操作部36と、通信制御手段37と、再生手段38と、表示手段39とを備える。
【0059】
通信媒体別モデム31は、通信インタフェース32に接続される。また、通信インタフェース32、演算処理手段33、送受信バッファ34、主記憶手段35、各種キー操作部36、通信制御手段37、再生手段38および表示手段39の各々は、バスBS2に接続されている。
【0060】
通信媒体別モデム31は、カラオケ端末装置30がホスト10と通信を行なう際の通信網の種類によって決定されるモデムである。そして、通信媒体別モデム31は、通信インタフェース32からの信号を公衆回線網20に適合する信号形式に変換し、また、公衆回線網20からの信号をカラオケ端末装置30に適合する信号形式に変換する。
【0061】
また、図3においては、カラオケ端末装置30は、通信媒体別モデム31を構成要素に含むものとして記載されているが、この場合は、図1に示すモデム30A、30Bは不要である。また、カラオケ端末装置30が通信媒体別モデム31を含まない場合、図1に示すモデム30A,30Bを介して公衆回線網20とカラオケ端末装置30との間でデータのやり取りが行なわれる。以下においては、カラオケ端末装置30が通信媒体別モデム31を含むものとして説明する。
【0062】
通信インタフェース32は、ホスト10から音楽データを受信するとき、通信媒体別モデム31からのデータをバスBS2へ出力し、ホスト10へ曲の演奏時間等のデータを送信するとき、バスBS2からのデータを通信媒体別モデム31へ出力する。
【0063】
演算処理手段33は、ユーザが各種キー操作部36を介して演奏予約を行なうと、バスBS2を介して、その演奏予約を受付ける。そして、演算処理手段33は、受付けた演奏予約をバスBS2を介して送受信バッファ34へ入力するとともに、演奏予約をホスト10へ送信するように通信制御手段37を制御する。
【0064】
また、演算処理手段33は、通信媒体別モデム31および通信インタフェース32を介して受信され、通信制御手段37によって送受信バッファ34に入力された音楽データをバスBS2を介して読出し、主記憶手段35へ記憶する。そして、演算処理手段33は、主記憶手段35から予約された曲の音楽データをバスBS2を介して読出し、再生手段38へ出力する。
【0065】
さらに、演算処理手段33は、再生手段38において曲の演奏が開始されてから一定時間経過後に、曲の演奏開始からホスト10へ演奏時間を送信するまでの実際の演奏時間を計測し、その計測した演奏時間をバスBS2を介して送受信バッファ34へ入力してホスト10へ送信する。
【0066】
その他、演算処理手段33は、各種入出力装置の制御、メモリー管理、およびデータ処理を行なう。
【0067】
送受信バッファ34は、ホスト10とのデータのやり取りにおいて、一旦、音楽データ等のデータを記憶する。主記憶手段35は、半導体メモリーなどの書き換えおよび高速アクセスが可能な記憶媒体で構成され、ホスト10から受信された音楽データ、フォントデータなどを記憶する。しかし、主記憶手段35が記憶できる音楽データは2曲分程度である。それゆえ、ユーザが2曲以上の演奏予約を行ない、3曲目を主記憶手段35に記憶するときは、1曲目の音楽データを消去した後に3曲目の音楽データが記憶される。また、主記憶手段35は、音楽データを再生するときのOS、各種キー操作部36を介してユーザがインプットした演奏予約を行なった曲の番号等を記憶する。
【0068】
各種キー操作部36は、ユーザからの演奏予約や演奏モード等を入力するものである。通信制御手段37は、ホスト装置37とのデータの通信を制御する。再生手段38は、後述するようにユーザから予約された曲の音楽データを再生する。表示手段39は、各種キー操作部36から演奏予約された曲のリストを表示したり、再生手段38によって音楽データを再生中に、その音楽データの歌詞や背景映像等を表示する。
【0069】
図4を参照して、再生手段38は、外部映像再生装置381と、映像表示部382と、マイク383と、MIDI音源部384と、スーパーインポーズ部385と、ミキサ/アンプ部386と、スピーカ387とを含む。
【0070】
外部映像再生装置381は、広く普及しているVTR、ビデオCDプレーヤ、LDプレーヤ、MPEGプレーヤ、およびDVD(Digital Video Disc)プレーヤなどであって、演算処理手段33の制御によって記録媒体であるビデオテープや各種ディスクに記録されている映像データから映像信号を再生して出力する。
【0071】
映像表示部382は、最近、広く普及しているワイドTVやモニターTVなどの複数の映像を複数のウインドウに同時に表示可能な表示装置である。また、映像表示部382は、複数の映像表示装置1〜Nで構成されており、各映像表示装置は、スーパーインポーズ部385から入力される映像信号に基づいた映像を同時に表示する。
【0072】
マイク383は、歌い手の歌声を音声信号として取り込み、ミキサ/アンプ部386へ出力する。MIDI音源部384は、主記憶手段35に記憶された音楽データ中のMIDIデータが演算処理手段33によって供給され、このMIDIデータを電子楽器の機能によって演奏音楽信号としてミキサ/アンプ部386へ出力する。
【0073】
スーパーインポーズ部385は、主記憶手段35に記憶されたフォントデータや色替情報などが演算処理手段33によって供給される。また、スーパーインポーズ部385は、演算処理手段33の指示によって外部映像再生装置381から供給される背景映像信号に、供給されたフォントデータや色替情報などに基づいて作製した歌詞映像を合成して表示手段39に出力する。
【0074】
ミキサ/アンプ部386は、MIDI音源部384から出力された演奏音楽信号と、マイク383によって取り込まれた歌い手の歌声の音声信号とを合成、および増幅してスピーカ387へ出力することによって、演奏音楽および歌い手の歌声を可聴音として再生する。スピーカ387は、ミキサ/アンプ部386から出力された演奏音楽信号と歌い手の音声信号とが合成された合成信号を外部へ出力する。
【0075】
次に、上述したカラオケ端末装置30の動作について説明する。ユーザがカラオケ端末装置30の電源をオンすると、演算処理手段33は、種々の初期設定を行なった後、演奏待機状態となり、各種キー操作部36からの入力を待つ。
【0076】
ユーザが表示手段39に表示された情報を見ながら、各種キー操作部36に含まれるリモコンを操作して、演奏を希望する曲の番号を入力して選曲を行なうと、演算処理手段33は、その入力された演奏曲の曲番号を主記憶手段35に記憶する。通常、演算処理手段33は、主記憶手段35に記憶する曲番号の音楽データを登録順序に従って演奏曲を演奏する。演算処理手段33は、主記憶手段35を常に検索しており、再生すべき演奏曲があるか否かを判断するが、通常は2曲分の音楽データが記憶されているので、直ちに演奏曲の再生動作に移行する。
【0077】
演算処理手段33は、主記憶手段35に記憶する曲番号に基づいて、その曲番号に該当する音楽データを検索し、データ圧縮された状態で格納されている音楽データをカラオケ伴奏データ、歌詞データおよびバックコーラスデータに解凍した後、カラオケ伴奏データおよびバックコーラスデータを再生手段38のMIDI音源部384へ入力し、歌詞データを表示手段39に入力する。そして、表示手段39によって歌詞データが表示される。一方、MIDI音源部384は、カラオケ伴奏データを演奏音楽信号に変換し、ミキサ/アンプ部386は、演奏音楽信号を増幅し、スピーカ387を介して外部へ出力する。そして、歌い手が表示手段39に表示された歌詞を見ながら歌い始める。この場合、再生手段38は、外部映像再生装置381、映像表示部382によって表示手段39の背景に映像を表示し、スーパーインポーズ部385は演奏の進行に合わせて歌詞の色を変化させる。これによって、音楽データの再生が終了する。
【0078】
図5を参照して、ユーザがカラオケ端末装置30に複数曲の演奏予約を行ない、カラオケ端末装置30がホスト10から複数曲の音楽データを受信するフローチャートについて説明する。カラオケ端末装置30の各種キー操作部36からユーザが表示手段39に表示された曲番号を指定することによって第1曲目の演奏予約を行なう(ステップS1)。演算処理手段33は、演奏予約された曲番号をバスBS2を介して受取り、曲番号をバスBS2を介して主記憶装置35に入力する。また、演算処理手段33は、予約された曲の曲番号をバスBS2を介して送受信バッファ34に入力する。そうすると、通信制御手段37は、通信インタフェース32および通信媒体別モデム31を介してホスト10と回線を接続する(ステップS2)。そして、通信制御装置37は、送受信バッファ34から曲番号を読出して通信インタフェース32、通信媒体別モデム31および公衆回線網20を介して曲番号をホスト10へ送信し、カラオケ端末装置30は、ホスト10に対して楽曲要求を行なう(ステップS3)。その後、カラオケ端末装置30は、ホスト10との回線を切断する(ステップS4)。
【0079】
そうすると、ホスト10の中央処理手段3は、通信インタフェース2を介して受信されたバスBS1上の曲番号を取得する。そして、中央処理手段3は、取得した曲番号の音楽データが既に予約されているか否かを判別し、予約されていなければ通信インタフェース2を介してカラオケ端末装置30と回線を接続する(ステップS5)。回線接続後、中央処理手段3は、予約された曲番号の音楽データをバスBS1を介して二次記憶手段6から読出し、主記憶手段4に入力する。そして、中央処理手段3は、所定の転送レートで音楽データを主記憶手段4から読出し、通信インタフェース2、および公衆回線網20を介してカラオケ端末装置30へ音楽データを送信する(ステップS6)。音楽データをカラオケ端末装置30へ送信後、中央処理手段3はカラオケ端末装置30との回線を切断する(ステップS7)。
【0080】
カラオケ端末装置30の通信制御手段37は、通信媒体別モデム31および通信インタフェース32を介して受信した音楽データをバスBS2を介して送受信バッファ34へ入力する。そして、演算処理手段33は、音楽データを送受信バッファ31から読出し、主記憶手段35へ入力する。この場合、主記憶手段35に既に2曲分の音楽データが記憶されているときは、先に記録された音楽データが消去された後に新たに受信した音楽データを主記憶手段35に記憶する。その後、演算処理手段33は、主記憶手段35から受信した音楽データを読出して再生手段38へ入力させ、上述したように音楽データの演奏が開始される(ステップS8)。演奏開始から一定時間経過後に、演算処理手段33は、演奏開始からの実演奏時間と曲番号とを送受信バッファ34へ入力し、通信制御手段37によって実演奏時間と曲番号とをホスト10へ送信する(ステップS9)。この場合、通信制御手段37は、実演奏時間と曲番号とを送信する前にホスト10との回線を接続し、実演奏時間と曲番号とを送信し終わったとき、ホスト10との回線を切断する。カラオケ端末装置30が演奏している曲の演奏時間をホスト10へ送信する時間は、演奏開始から20秒程度経過したタイミングである。
【0081】
カラオケ端末装置30において演奏されている曲の実演奏時間と曲番号とを受信したホスト10の中央処理手段3は、曲番号に基づいてカラオケ端末装置30において演奏されている曲の全体の演奏時間を検出し、実演奏時間と全体の演奏時間とに基づいて残演奏時間を演算し、保持する(ステップS10)それとともに、実演奏時間を受信した時点でカラオケ端末装置30に対して課金を行ない、課金記録を二次記憶手段6に記憶する(ステップS10)。そして、中央処理手段3は、カラオケ端末装置30から次の楽曲要求を受信すると(ステップS11)、要求された曲の曲番号を予約リストに追加する(ステップS12)。
【0082】
そして、中央処理手段3は、次の予約曲の曲番号から次の曲の演奏時間を検出し、その検出した演奏時間と、カラオケ端末装置30への送信速度、すなわち、主記憶手段4からの音楽データの読出し時の転送レートとに基づいて次の予約曲をカラオケ端末装置30へ送信するのに要する送信時間を演算する。その後、中央処理手段3は、演算した残演奏時間と、次の曲の送信時間とに基づいて次の曲をカラオケ端末装置30へ送信するタイミングを決定する。この場合、現在、カラオケ端末装置30において演奏されている曲の演奏が終了するまでに、次の曲のカラオケ端末装置30への送信が完了するようにタイミングが決定される。そして、中央処理手段3は、決定したタイミングに従って次の曲の音楽データを二次記憶手段6から読出し、主記憶手段4に、一旦、格納した後、所定の転送レートで主記憶手段4から読出してカラオケ端末装置30へ音楽データを送信する(ステップS13)。1曲分の演奏時間は、通常、3分から5分程度であり、ホスト10がカラオケ端末装置30から受信する実演奏時間は20秒程度であり、2曲目の音楽データをホスト10からカラオケ端末装置30へ送信する送信時間は、60秒程度であるので、2分から4分の間、ホスト10とカラオケ端末装置30との間で回線を切断しておくことができる。そして、この2分から4分の間、ホスト10は他のカラオケ端末装置からのアクセスを受付けることができ、ホスト10へのアクセスの集中を防止できる。
【0083】
そうすると、カラオケ端末装置30の通信制御手段37は、通信媒体別モデム31および通信インタフェース32を介して受信した次の曲の音楽データを、一旦、送受信バッファ34に格納し、その後、次の曲の音楽データを送受信バッファ34から読出し、主記憶手段35に記憶する(ステップS14)。そして、1曲目の演奏が終了した後、2曲目の演奏が開始される(ステップS15)。その後は、ステップS8〜ステップS15が繰返されて複数の音楽データが次々とホスト10からカラオケ端末装置10へ送信される。
【0084】
なお、ステップS9,11,13の各々においても、データの送信前の回線の接続と、データの送信後の回線の切断とが行なわれる。
【0085】
図5のフローチャートからも明らかなように、ホスト10とカラオケ端末装置30とのデータのやり取りにおいてデータの送信ごとに、回線の接続、データの送信、および回線の切断とを行なっている。したがって、ステップS4からステップS5までの間、ステップS7からステップS9までの間、ステップS9からステップS11までの間、およびステップS11からステップS13までの間、回線は切断されており、ホスト10は、他のカラオケ端末装置とデータのやり取りを行なうことができる。また、カラオケ端末装置30がホスト10と接続する時間は短くなるので、実際にホスト10と接続した時間に基づいて接続料金を決定するようにできる。
【0086】
また、ホスト10は、1曲目の音楽データをカラオケ端末装置30へ送信した後、次の楽曲要求を受信した時点で直ちに次の曲の音楽データを送信せずに、カラオケ端末装置30における1曲目の演奏終了時間を演算し、次の曲の音楽データをカラオケ端末装置30へ送信するタイミングを決定する。つまり、ホスト10が、カラオケ端末装置30への音楽データの送信スケジュールを管理する。これによって、ホスト10への回線接続が集中することを防止できる。
【0087】
上記においては、ホスト10の中央処理手段3は、カラオケ端末装置30において演奏されている曲の演奏開始からの実演奏時間を受信して、カラオケ端末装置30において演奏されている曲の演奏が終了する時間を演算したが、本発明においては、カラオケ端末装置30における実際の全体演奏時間をホスト10が受信して、カラオケ端末装置30において演奏されている曲の演奏が終了する時間を演算するようにしてもよい。すなわち、ユーザは、カラオケ端末装置30において、通常の速度で音楽データを演奏させるとは限らず、倍速度で音楽データを演奏させることもある。また、1曲の全部を演奏させずに、1フレームだけ演奏させることもある。さらに、その曲の「さび」の部分だけを演奏させることもある。
【0088】
これらの場合、カラオケ端末装置30における実際の全体演奏時間は、ホスト10が保持する演奏時間とは異なる。したがって、ホスト10は、自身が保持する演奏時間に基づいて次の曲をカラオケ端末装置30へ送信するタイミングを決定すると、カラオケ端末装置30における実際の演奏が終了するまでに次の曲の音楽データをカラオケ端末装置30へ送信することができない。
【0089】
したがって、カラオケ端末装置30の演算処理手段33は、各種キー操作部36からユーザが入力した演奏モードに基づいて、その曲の実際の全体演奏時間を演算し、実際の全体演奏時間をホスト10へ送信する。
【0090】
この場合、ホスト10は、自身が保持する演奏時間ではなく、カラオケ端末装置30が各種の演奏モードに基づいて実際に演奏した全体演奏時間に基づいて、カラオケ端末装置30に対する課金料を決定する。これにより、ユーザは、実際にカラオケ端末装置30を使用した時間に応じて料金を支払えば良く、1フレームだけを演奏させる演奏モードを選択した場合、通常モードで演奏させた場合の曲数よりも2倍以上の曲数を同じ料金で楽しむことができる。
【0091】
また、上記においては、カラオケ端末装置30から複数の曲が1曲づつホスト10へ予約される場合について説明したが、本発明においては、一度に複数曲の演奏予約をホスト10が受信した場合にも、その全ての曲の音楽データをカラオケ端末装置30へ送信せずに、上述した方法によって1曲づつカラオケ端末装置30へ送信する。
【0092】
実施の形態1によれば、ホスト10は、カラオケ端末装置30からの複数の楽曲要求に応じて、1曲目の音楽データをカラオケ端末装置30へ送信し、1曲目の演奏開始からの実演奏時間と曲番号とを受信すると、1曲目の全体の演奏時間を演算し、2曲目の楽曲要求があると、2曲目の演奏時間も考慮して1曲目の演奏が終了するまでに2曲目の音楽データをカラオケ端末装置30へ送信するので、ホスト10はカラオケ端末装置30へ音楽データを送信するタイミングを管理することができる。また、ホスト10とカラオケ端末装置30とは、データの送受信が終了するごとに回線を切断するので、複数のカラオケ端末装置からホスト10へのアクセスが集中しない通信カラオケシステムを提供できる。
【0093】
[実施の形態2]
図6を参照して、実施の形態2による通信カラオケシステム200は、図1に示す通信カラオケシステム100のモデム10A,10Bをケーブルモデム40に代え、モデム30A,30Bをケーブルモデム60A,60Bに代え、公衆回線網20をケーブルテレビジョン(CATV)網50に代えたものであり、その他は通信カラオケシステム100と同じである。
【0094】
ケーブルモデム40は、ホスト10とCATV網50との間に接続され、CATV網50上の信号をホスト10に適合する信号に変換し、またはホスト10からの信号をCATV網50に適合する信号に変換する。ケーブルモデム60A,60Bは、CATV網50とカラオケ端末装置30,30との間に接続され、CATV網50上の信号をカラオケ端末装置30,30に適合する信号に変換し、またはカラオケ端末装置30,30からの信号をCATV網50に適合する信号に変換する。
【0095】
CATV網50は、コネクションレス型通信を行なうものである。「コネクションレス型」とは、通信の開始に先だってネットワークとの間で通信路の確保を行なわずに通信を行なう方式である。したがって、ホスト10からカラオケ端末装置30へデータを送信する場合、データの先頭に通信相手であるカラオケ端末装置30のアドレスを付与してCATV網50に送出する。そうすると、CATV網50内のルータがデータの先頭に付与されたアドレスに従って通信相手であるカラオケ端末装置30へデータを送り届けてくれる。カラオケ端末装置30からホスト10へデータを送信する場合も同じである。
【0096】
ユーザが各種キー操作部36から曲番号を指定して演奏予約を行なうと、カラオケ端末装置30は、通信制御手段37によってケーブルモデム60A(または60B)を介して曲番号をCATV網50に送出する。そして、ホスト10は、CATV網50、およびケーブルモデム40を介してカラオケ端末装置30からの曲番号を受信し、上述した方法により予約された曲の音楽データをケーブルモデム40、およびCATV網50を介してカラオケ端末装置30へ送信する。
【0097】
この場合、CATV網50およびケーブルモデム40を介して複数のカラオケ端末装置30,30が各々独立にホスト10へアクセス可能である。つまり、ホスト10とカラオケ端末装置30との間でデータの通信を行なう場合、ホスト10とカラオケ端末装置30とを通信カラオケシステム100のように回線で接続せずに、ホスト10、またはカラオケ端末装置30,30が、独自に、データをCATV網50に送出し、CATV網50内のルータが通信の相手先までデータを送り届ける。したがって、コネクションレス型の通信方式を用いた通信カラオケシステム200においては、コネクション型の通信方式を用いた通信カラオケシステム100のようにホスト10とカラオケ端末装置30との間で回線を接続せずにデータの送受信を行なうことができるが、データが集中してCATV網50が混雑しないようにすることが重要である。
【0098】
図7は、コネクションレス型の通信方式を用いたネットワークにおいて、カラオケ端末装置30からホスト10へ演奏予約をした場合のホスト10からカラオケ端末装置30への音楽データの送信のフローチャートを示すしたものであり、実施の形態1における図5に対応するものである。図7に示すフローチャートにおいては、カラオケ端末装置30からホスト10へ楽曲要求を行なう場合、回線接続ではなく、カラオケ端末装置30からホスト10へコネクションを接続するので、「コネクション接続(ステップS2a)」としている。また、カラオケ端末装置30からホスト10へ楽曲要求を行なった後のコネクション切断についても同様である。通信カラオケシステム200においては、カラオケ端末装置30からのデータがホスト10へ届くとき、またはホスト10からのデータがカラオケ端末装置30へ届くとき、コネクション接続がなされ、ホスト10またはカラオケ端末装置30によってデータが受信されてしまうと、自動的にコネクション切断になる。その他、カラオケ端末装置30から演奏予約があった場合のホスト10からカラオケ端末装置30への音楽データの送信方法については実施の形態1と同じである。
【0099】
上述したように、通信カラオケシステム200においてはCATV網50が混雑しないようにすることが重要であるが、カラオケ端末装置30,30はユーザからの演奏予約に応じて、曲番号を、随時、ホスト10へ送信するのでカラオケ端末装置30,30にCATV網50の混雑を解消する機能を持たせることができない。しかし、本発明によれば、ホスト10は、カラオケ端末装置30へ音楽データを送信するタイミングを一定のタイミングに決定し、その決定したタイミングに従って音楽データをカラオケ端末装置30へ送信する。したがって、ホストによってCATV網50の混雑を解消することができる。
【0100】
コネクションレス型の通信方式としては、CATV網50の他にインターネット、LAN、および無線パケット通信等が考えられる。これらの通信方式を用いた場合もCATV網50を用いた場合と同様にホスト10とカラオケ端末装置30との間でデータの送受信を行なうことができる。
【0101】
なお、無線パケット通信を用いた場合、1曲分の音楽データは一度にカラオケ端末装置30へ送信されるのではなく、複数のパケットに分割されてカラオケ端末装置30へ送信される。その場合、複数のカラオケ端末装置30,30からの複数のパケットは、時分割方式または周波数分割方式によって、随時、送信される。したがって、ホスト10からカラオケ端末装置30へ1曲分の音楽データを無線パケット通信によって送信する場合、カラオケ端末装置30の通信制御手段37は、1つのパケットで送られてくる所定の単位ごとに送受信バッファ34に音楽データを記憶し、演算処理手段33は、所定の単位ごとに送受信バッファ34から音楽データを読出して主記憶手段35に記憶する。
【0102】
実施の形態2によれば、コネクションレス型の通信方式を用いて、ホスト10は、カラオケ端末装置30からの複数の楽曲要求に応じて、1曲目の音楽データをカラオケ端末装置30へ送信し、1曲目の演奏開始からの実演奏時間と曲番号とを受信すると、1曲目の全体の演奏時間を演算し、2曲目の楽曲要求があると、2曲目の演奏時間も考慮して1曲目の演奏が終了するまでに2曲目の音楽データをカラオケ端末装置30へ送信するので、ホスト10はカラオケ端末装置30へ音楽データを送信するタイミングを管理することができる。また、ホスト10とカラオケ端末装置30とは、データの送受信が終了するごとに接続を切断するので、複数のカラオケ端末装置からホスト10へのアクセスが集中しない通信カラオケシステムを提供できる。
【0103】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0104】
【発明の効果】
本発明によれば、ホスト10は、カラオケ端末装置30からの複数の楽曲要求に応じて、複数の音楽データをカラオケ端末装置30へ所定のタイミングで送信するので、音楽データを送信するタイミングを管理することができる。その結果、ホスト10へのアクセスが集中しない通信カラオケシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による通信カラオケシステムの概略ブロック図である。
【図2】 図1に示す通信カラオケシステムにおけるホスト装置の概略ブロック図である。
【図3】 図1に示す通信カラオケシステムにおけるカラオケ端末装置の概略ブロック図である。
【図4】 図3に示すカラオケ端末装置の再生手段の概略ブロック図である。
【図5】 図1に示す通信カラオケシステムにおいて、複数の音楽データの演奏予約を行なったときのホスト装置からカラオケ端末装置への音楽データの送信を説明するためのフローチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態2による通信カラオケシステムの概略ブロック図である。
【図7】 図6に示す通信カラオケシステムにおいて、複数の音楽データの演奏予約を行なったときのホスト装置からカラオケ端末装置への音楽データの送信を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
2,32 通信インタフェース、3 中央処理手段、4,35 主記憶手段、5,39 表示手段、6 二次記憶手段、7,36 各種キー操作部、10 ホスト、10A,10B,30A,30B モデム、20 公衆回線網、31 通信媒体別モデム、33 演算処理手段、34 送受信バッファ、37 通信制御手段、40,60A,60B ケーブルモデム、100,200 通信カラオケシステム、381 外部映像再生装置、382 映像表示部、383 マイク、384 MIDI音源部、385 スーパーインポーズ部、386 ミキサ/アンプ部、387 スピーカ。
Claims (14)
- 端末装置と、それに通信網を介して接続されるホスト装置とを備えるカラオケシステムであって、
端末装置は、端末側通信インタフェースと、操作部と、演奏手段と、演算処理手段とを備え、
端末側通信インタフェースは、通信網とデータのやり取りを行い、
操作部は、ユーザの操作により要求を受け付け、
演奏手段は、演算処理手段の制御に従って音楽データを演奏し、
演算処理手段は、要求処理と、演奏処理を行い、
要求処理は、操作部から要求された演奏曲を端末側通信インタフェースを介してホスト装置に送信し、
演奏処理は、ホスト装置から受信した音楽データを演奏させるとともに、演奏開始から一定時間後に当該音楽データの全体演奏時間を端末側通信インタフェースを介してホスト装置に送信し、
ホスト装置は、ホスト側通信インタフェースと、記憶手段と、中央処理手段とを備え、
ホスト側通信インタフェースは、通信網とデータのやり取りを行い、
記憶手段は、複数の音楽データを記憶し、
中央処理手段は、予約処理と、送信処理を行い、
予約処理は、端末装置から受信した演奏曲の要求を順番に記憶し、
送信処理は、端末装置から全体演奏時間を受信した場合、第1−3処理を行い、
第1処理は、受信した全体演奏時間と、端末の演奏処理での一定時間とに基づいて現在演奏中の残演奏時間を算出し、
第2処理は、第1処理で算出した残演奏時間と次に送信する演奏曲の音楽データの送信時間に基づいて次の演奏曲の音楽データの送信タイミングを決定し、
第3処理は、当該送信タイミングで次の演奏曲の音楽データをホスト側通信インタフェースを介して要求のあった端末装置に送信する
カラオケシステム。 - 端末装置と、それに通信網を介して接続されるホスト装置とを備えるカラオケシステムであって、
端末装置は、端末側通信インタフェースと、操作部と、演奏手段と、演算処理手段とを備え、
端末側通信インタフェースは、通信網とデータのやり取りを行い、
操作部は、ユーザの操作により要求を受け付け、
演奏手段は、演算処理手段の制御に従って音楽データを演奏し、
演算処理手段は、要求処理と、演奏処理を行い、
要求処理は、操作部から要求された演奏曲を端末側通信インタフェースを介してホスト装置に送信し、
演奏処理は、ホスト装置から受信した音楽データを演奏させるとともに、当該音楽データの全体演奏時間と、演奏開始からの時間である実演奏時間とを端末側通信インタフェースを介してホスト装置に送信し、
ホスト装置は、ホスト側通信インタフェースと、記憶手段と、中央処理手段とを備え、
ホスト側通信インタフェースは、通信網とデータのやり取りを行い、
記憶手段は、複数の音楽データを記憶し、
中央処理手段は、予約処理と、送信処理を行い、
予約処理は、端末装置から受信した演奏曲の要求を順番に記憶し、
送信処理は、端末装置から全体演奏時間と実演奏時間を受信した場合、第1−3処理を行い、
第1処理は、受信した全体演奏時間と実演奏時間に基づいて現在演奏中の残演奏時間を 算出し、
第2処理は、第1処理で算出した残演奏時間と次に送信する演奏曲の音楽データの送信時間に基づいて次の演奏曲の音楽データの送信タイミングを決定し、
第3処理は、当該送信タイミングで次の演奏曲の音楽データをホスト側通信インタフェースを介して要求のあった端末装置に送信する
カラオケシステム。 - 端末装置と、それに通信網を介して接続されるホスト装置とを備えるカラオケシステムであって、
端末装置は、端末側通信インタフェースと、操作部と、演奏手段と、演算処理手段とを備え、
端末側通信インタフェースは、通信網とデータのやり取りを行い、
操作部は、ユーザの操作により要求を受け付け、
演奏手段は、演算処理手段の制御に従って音楽データを演奏し、
演算処理手段は、要求処理と、演奏処理を行い、
要求処理は、操作部から要求された演奏曲を端末側通信インタフェースを介してホスト装置に送信し、
演奏処理は、ホスト装置から受信した音楽データを演奏させるとともに、演奏開始からの時間である実演奏時間を端末側通信インタフェースを介してホスト装置に送信し、
ホスト装置は、ホスト側通信インタフェースと、記憶手段と、中央処理手段とを備え、
ホスト側通信インタフェースは、通信網とデータのやり取りを行い、
記憶手段は、複数の音楽データを記憶し、
中央処理手段は、予約処理と、送信処理を行い、
予約処理は、端末装置から受信した演奏曲の要求を順番に記憶し、
送信処理は、端末装置から実演奏時間を受信した場合、第1−3処理を行い、
第1処理は、受信した実演奏時間と当該演奏曲の全体演奏時間とに基づいて現在演奏中の残演奏時間を算出し、
第2処理は、第1処理で算出した残演奏時間と次に送信する演奏曲の音楽データの送信時間に基づいて次の演奏曲の音楽データの送信タイミングを決定し、
第3処理は、当該送信タイミングで次の演奏曲の音楽データをホスト側通信インタフェースを介して要求のあった端末装置に送信する
カラオケシステム。 - 演奏処理における全体演奏時間は、操作部が受け付けた演奏モードに従って算出される
請求項1、2に記載のカラオケシステム。 - 中央処理手段は、端末装置から受信した全体演奏時間に応じて当該端末装置に対する課金額を決定する
請求項1、2、4に記載のカラオケシステム。 - 中央処理手段は、端末装置との通信が完了するたび毎に通信網との接続を切断する
請求項1−5に記載のカラオケシステム。 - 中央処理手段は、端末装置から少なくとも全体演奏時間または実演奏時間を受信した後から次の演奏曲の音楽データを送信する前までの間、通信網との接続を切断する
請求項1−6に記載のカラオケシステム。 - ホスト側通信インタフェースと、記憶手段と、中央処理手段とを備え、ホスト装置から受信した音楽データを演奏するとともに、演奏開始から一定時間後に当該音楽データの全体演奏時間をホスト装置に送信する端末装置に通信網を介して接続されるホスト装置であ って、
ホスト側通信インタフェースは、通信網とデータのやり取りを行い、
記憶手段は、複数の音楽データを記憶し、
中央処理手段は、予約処理と、送信処理を行い、
予約処理は、端末装置から受信した演奏曲の要求を順番に記憶し、
送信処理は、端末装置から全体演奏時間を受信した場合、第1−3処理を行い、
第1処理は、受信した全体演奏時間と、端末の演奏処理での一定時間とに基づいて現在演奏中の残演奏時間を算出し、
第2処理は、第1処理で算出した残演奏時間と次に送信する演奏曲の音楽データの送信時間に基づいて次の演奏曲の音楽データの送信タイミングを決定し、
第3処理は、当該送信タイミングで次の演奏曲の音楽データをホスト側通信インタフェースを介して要求のあった端末装置に送信する
ホスト装置。 - ホスト側通信インタフェースと、記憶手段と、中央処理手段とを備え、ホスト装置から受信した音楽データを演奏するとともに、当該音楽データの全体演奏時間と、演奏開始からの時間である実演奏時間とをホスト装置に送信する端末装置に通信網を介して接続されるホスト装置であって、
ホスト側通信インタフェースは、通信網とデータのやり取りを行い、
記憶手段は、複数の音楽データを記憶し、
中央処理手段は、予約処理と、送信処理を行い、
予約処理は、端末装置から受信した演奏曲の要求を順番に記憶し、
送信処理は、端末装置から全体演奏時間と実演奏時間を受信した場合、第1−3処理を行い、
第1処理は、受信した全体演奏時間と実演奏時間に基づいて現在演奏中の残演奏時間を算出し、
第2処理は、第1処理で算出した残演奏時間と次に送信する演奏曲の音楽データの送信時間に基づいて次の演奏曲の音楽データの送信タイミングを決定し、
第3処理は、当該送信タイミングで次の演奏曲の音楽データをホスト側通信インタフェースを介して要求のあった端末装置に送信する
ホスト装置。 - ホスト側通信インタフェースと、記憶手段と、中央処理手段とを備え、ホスト装置から受信した音楽データを演奏するとともに、演奏開始からの時間である実演奏時間をホスト装置に送信する端末装置に通信網を介して接続されるホスト装置であって、
ホスト側通信インタフェースは、通信網とデータのやり取りを行い、
記憶手段は、複数の音楽データを記憶し、
中央処理手段は、予約処理と、送信処理を行い、
予約処理は、端末装置から受信した演奏曲の要求を順番に記憶し、
送信処理は、端末装置から実演奏時間を受信した場合、第1−3処理を行い、
第1処理は、受信した実演奏時間と当該演奏曲の全体演奏時間とに基づいて現在演奏中の残演奏時間を算出し、
第2処理は、第1処理で算出した残演奏時間と次に送信する演奏曲の音楽データの送信時間に基づいて次の演奏曲の音楽データの送信タイミングを決定し、
第3処理は、当該送信タイミングで次の演奏曲の音楽データをホスト側通信インタフェースを介して要求のあった端末装置に送信する
ホスト装置。 - 演奏処理における全体演奏時間は、操作部が受け付けた演奏モードに従って算出される
請求項8、9に記載のホスト装置。 - 中央処理手段は、端末装置から受信した全体演奏時間に応じて当該端末装置に対する課金額を決定する
請求項8、9、11に記載のホスト装置。 - 中央処理手段は、端末装置との通信が完了するたび毎に通信網との接続を切断する
請求項8−12に記載のホスト装置。 - 中央処理手段は、端末装置から少なくとも全体演奏時間または実演奏時間を受信した後から次の演奏曲の音楽データを送信する前までの間、通信網との接続を切断する
請求項8−13に記載のホスト装置。
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