JP3679598B2 - 光起電力素子及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高い光電変換効率を有する光起電力素子を製造する技術に属する。
【0002】
【従来の技術】
太陽電池、光センサ等の光起電力素子においては、近年高い変換効率と低い製造コストとを両立するために、単結晶シリコン、多結晶シリコン等の結晶系半導体と非晶質もしくは微結晶を有するシリコン等の半導体とを組み合わせてなる光起電力素子が検討されている(例えば特開平5−102504号に詳しい)。
【0003】
図4は斯かる光起電力素子の素子構造断面図であり、1はn型の単結晶または多結晶シリコン等の結晶系半導体からなる基板、2は該基板1の一主面上に形成された、真性の非晶質または微結晶シリコン等の非結晶性半導体からなる膜厚約100Åの真性半導体層、3は該真性半導体層上に形成された、前記基板1とは逆導電型を有するp型の非晶質または微結晶シリコン等の非結晶性半導体からなる膜厚約100Åの第一半導体層であり、該第一半導体層3上にはSnO2、ITO等の透光性導電材からなる透光性電極4、及び櫛型形状を有するAg,Al等の導電材からなる集電極5が形成されている。
【0004】
また、前記基板1の他主面上には真性の非晶質または微結晶シリコン等の非結晶性半導体からなる膜厚約100Åの真性半導体層6、n型の非晶質または微結晶シリコン等の非結晶性半導体からなる膜厚約200Åの第二半導体層7、及びSnO2、ITO等の透光性導電材からなる透光性電極8、及び櫛型形状を有するAg,Al等の導電材からなる集電極9が順次形成されている。
【0005】
そして、斯かる光起電力素子においては基板1の一主面上に備える真性半導体層2,第一半導体層3及び他主面上の真性半導体層6,第二半導体層7をいずれも非晶質または微結晶の非結晶性半導体で構成している。従って、上記各層2,3,6及び7の形成をいずれもプラズマCVD法を用いて200℃程度の温度で行うことができることから、従来pn接合の形成に1000℃以上の高温を要していた結晶系光起電力素子に比べ製造コストを低減でき、且つ特性的にも遜色のない光起電力素子を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図4に示した構造の光起電力素子を製造するにあたっては、洗浄済の基板1をプラズマCVD装置内に導入し、そして該基板1の一主面上に真性半導体層2,第一半導体層3を、また前記基板1の他主面上に真性半導体層6,第二半導体層7を、夫々プラズマCVD法により形成することとなる。
【0007】
然し乍ら、斯かる従来の方法では、高い光電変換特性を有する光起電力素子を再現性良く得ることが困難であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
斯かる課題を解決するために、本発明に係る光起電力素子は、基板の両主面上に、夫々互いに逆導電型を有する半導体層を設けてなる光起電力素子であって、側面を含む前記基板の全面に整流接合を備えたことを特徴とする。
【0009】
さらに、前記基板が結晶系半導体からなり、前記半導体層が共に非晶質もしくは微結晶半導体からなることを特徴とし、前記基板の両主面と前記半導体層との間に、非晶質もしくは微結晶半導体からなる真性半導体層を介在せしめたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る光起電力素子の製造方法は、基板の両主面上に、互いに逆導電型を有する半導体層を備えてなる光起電力素子の製造方法であって、前記基板の一方の主面上に、前記半導体層のうち前記基板と同導電型を示す一方の半導体層を形成した後に、前記基板の他方の主面上に他方の半導体層を形成することを特徴とする。
【0011】
さらに、前記基板が結晶系半導体からなり、前記半導体層が非晶質もしくは微結晶半導体からなることを特徴とし、加えて前記基板と前記半導体層との間に、非晶質もしくは微結晶半導体からなる真性半導体層を形成する工程を備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明製造方法により図4に示した光起電力素子を製造する工程を説明するための工程別素子構造図である。
【0013】
まず、同図(A)に示す工程においては、約500μmのn型の単結晶シリコンからなる基板1の一方の主面上に、プラズマCVD法を用いて真性の非晶質或いは微結晶シリコンからなる真性半導体層6及び、前記基板と同導電型を示すn型の非晶質もしくは微結晶シリコンからなる第二半導体層7を順次形成する。
【0014】
次いで、同図(B)に示す工程においては、上記基板1の他方の主面上に、プラズマCVD法を用いて真性の非晶質或いは微結晶シリコンからなる真性半導体層2及びp型の非晶質或いは微結晶シリコンからなる第一半導体層3を順次形成する。
【0015】
最後に、上記第一半導体層3及び第二半導体層7上に夫々ITO又はSnO2からなる透光性導電膜4,8を形成し、これら透光性導電膜4,8上に夫々櫛型形状を有する集電極5,9を形成し、図4に示した構成の光起電力素子を完成する。
【0016】
本発明によれば、光電変換特性の良好な光起電力素子を再現性良く得ることが可能となる。この理由を以下に詳述する。
【0017】
図2は本発明により光電変換特性の良好な光起電力素子を再現性良く得ることできる理由を説明するための説明図であり、同図(A)は先に基板の他主面上に、該基板と同導電型を示す第二半導体層を形成して製造した光起電力素子の、また同図(B)は、先に基板の一主面上に、該基板と逆導電型を示す第一半導体層を形成して製造した光起電力素子の、要部拡大断面図を夫々示している。尚、簡単のために真性半導体層2及び6は省略している。
【0018】
一般にプラズマCVD法を用いて基板の一方の面上に薄膜を形成せんとすると、基板の側面及び他方の面上にも薄膜が回り込んで形成される。
【0019】
従って、n型の基板1の他主面上に先に第二半導体層7を形成し、然る後に基板1の一主面上に第一半導体層3を形成した場合にあっては、図2(A)のAに示す如く、光入射側となる一主面上の周端部において基板1上に第二半導体層7及び第一半導体層3が順次積層されてなるn/n/pの整流接合が形成されることとなる。また、光透過側となる他主面上の周端部においてもBに示すようにn/n/pの整流接合が形成されることとなる。
【0020】
一方、 n型の基板1の一主面上に先に第一半導体層3を形成し、しかる後に基板1の他主面上に第二半導体層7を形成した場合にあっては、図2(B)のAに示す如く、光入射側となる一主面上の周端部において基板1上に第一半導体層3及び第二半導体層7が順次積層されてなるn/p/nの逆接合が形成されることとなる。また、光透過側となる他主面上の周端部においてもBに示すようにn/p/nの逆接合が形成されることとなる。
【0021】
これらの場合において、本発明に相当する図2(A)の場合にあっては、基板1の両主面上の周端部A,Bに形成される接合はいずれもn/n/pの整流接合であるので特に光電変換特性に大きな影響を与えることはない。
【0022】
然し乍ら、同図(B)の場合にあっては、基板1の両主面上の周端部A,Bにいずれもn/p/nの逆接合が形成されることとなり、この逆接合がキャリアの移動を妨げるバリアとして作用するために光電変換特性が低下することとなる。特に第一半導体層の形成時にドーピングガスとしてB26を用いた場合にあっては、B26ガスは室温でも分解することから基板1の全面にB26の分解生成物が付着し、このため基板1の他主面上の全面においてn/p/nの逆接合が形成されることから、その影響が一層大きなものとなる。
【0023】
以上詳述した如く、本発明によれば、基板の一方の主面上に、該基板と同導電型を示す一方の半導体層を先に形成し、然る後に基板の他方の主面上に逆導電型を示す他方の半導体層を形成している。従って、得られる光起電力素子は、基板の両主面上に、夫々互いに逆導電型を有する半導体層を設けてなる光起電力素子であって、側面を含む前記基板の全面に整流接合を備えることとなる。このことから、上記逆接合によるキャリア移動の抑制等の悪影響が生じることがなく、光電変換特性の良好な光起電力素子を再現性良く得ることができるものと考えられる。
(実施例)
図3は、本発明光起電力素子の製造にプラズマCVD装置の装置構成概要図である。同図において、P,I及びNは夫々第一半導体層、真性半導体層及び第二半導体層を形成するための反応室となるP室,I室及びN室である。そして、基板1は図示しない搬送系によりこれら各反応室P,I,N間を移動する。
【0024】
また、P室P,I室I及びN室Nには、夫々図示しない排気系が独立して設けられると共に、図示しない反応ガス供給系により各半導体層形成に必要な反応ガス、即ちP室PにはSiH4, H2,B26が、I室IにはSiH4及びH2が、N室NにはSiH4及びPH3が、夫々導入される。そして各反応室P,I,N内にはRF電極P1,I1,N1及びアース電極P2,I2及びN2が、夫々互いに対向して配置されている。またLは、基板の仕込み及び取出し用の補助室である。
【0025】
次に、斯かるプラズマCVD装置を用いて図4に示した光起電力装置を製造する工程について説明する。
【0026】
まず、厚み約500μmのn型の単結晶シリコンからなる基板1を、他主面側を成膜面として補助室L内に導入すると共に、10-6Torr程度の真空度に排気した状態で約250℃の温度に加熱し、上記基板1に付着した水分等を脱ガスする。
【0027】
次いで、基板1を図示しない搬送系により反応室I内に搬送し、例えば180℃程度の基板温度に保持すると共に、図示しない原料ガス供給系よりSiH4及びH2を例えば夫々20SCCMの流量で供給し、図示しない排気系により反応室内を例えば50mTorr程度の圧力に保持する。
【0028】
そして、この状態でRF電極I1に50mW/cm2程度の電力密度で高周波電力を印加し、対向するRF電極I1及びアース電極I2間でSiH4及びH2ガスのプラズマを生起せしめ、このプラズマ中で生成されたラジカルを基板1の他主面上に堆積させて、膜厚約50Åの非晶質シリコンからなる真性半導体層6を形成する。
【0029】
次いで、RF電極I1に印加していた高周波電力の供給及び反応室I内へのSiH4ガスの供給を停止すると共に図示しない排気系により反応室I内を10-7Torr程度の真空度にまで排気し、図示しない搬送系により基板1をn室N内に搬送する。
【0030】
そして、該n室N内において基板を例えば180℃程度の基板温度に保持すると共に、図示しない原料ガス供給系よりSiH4及びPH3ガスを例えば50SCCMづつ供給し、図示しない排気系により反応室内を例えば200mTorr程度の圧力に保持する。
【0031】
そして、この状態でRF電極N1に50mW/cm2程度の電力密度で高周波電力を印加し、対向するRF電極N1及びアース電極N2間でSiH4及びPH3ガスのプラズマを生起せしめ、このプラズマ中で生成されたラジカルを真性半導体層6上に堆積させて、膜厚約200Åのn型の非晶質シリコンからなる第二半導体層7を形成する。
【0032】
次いで、RF電極N1に印加していた高周波電力の供給及びn室N内へのSiH4及びPH3ガスの供給を停止すると共に図示しない排気系によりn室N内を10-7Torr程度の真空度にまで排気し、図示しない搬送系により基板1を補助室Lに搬送する。
【0033】
そして、該補助室L内において基板1の温度を降温させた後に基板1を取出す。以上の工程により、基板の他主面上に、真性半導体層6及び第二半導体層7が積層形成されることとなる。
【0034】
次いで、他主面上に真性半導体層6及び第二半導体層7が積層形成された基板1の一主面側を成膜面として、再度補助室L内に導入する。
【0035】
そして、10-6Torr程度の真空度に排気した状態で約250℃の温度で加熱し、上記基板1に付着した水分等を脱ガスする。
【0036】
次いで、基板1を図示しない搬送系により反応室I内に搬送し、例えば180℃程度の基板温度に保持すると共に、図示しない原料ガス供給系よりSiH4及びH2を例えば夫々20SCCMの流量で供給し、図示しない排気系により反応室内を例えば50mTorr程度の圧力に保持する。
【0037】
そして、この状態でRF電極I1に50mW/cm2程度の電力密度で高周波電力を印加し、対向するRF電極I1及びアース電極I2間でSiH4及びH2ガスのプラズマを生起せしめ、このプラズマ中で生成されたラジカルを基板1の一主面上に堆積させて、膜厚約50Åの非晶質シリコンからなる真性半導体層2を形成する。
【0038】
次いで、RF電極I1に印加していた高周波電力の供給及び反応室I内へのSiH4ガスの供給を停止すると共に図示しない排気系により反応室I内を10-7Torr程度の真空度にまで排気し、図示しない搬送系により基板1をP室P内に搬送する。
【0039】
そして、該P室P内において基板を例えば180℃程度の基板温度に保持すると共に、図示しない原料ガス供給系よりSiH4, B26及びH2ガスを例えば10SCCM, 100SCCM,100SCCMづつ供給し、図示しない排気系により反応室内を例えば200mTorr程度の圧力に保持する。尚、B26ガスはH2で1000ppmに希釈されたものを用いた。
【0040】
そして、この状態でRF電極N1に50mW/cm2程度の電力密度で高周波電力を印加し、対向するRF電極N1及びアース電極N2間でSiH4, B26及びH2ガスのプラズマを生起せしめ、このプラズマ中で生成されたラジカルを真性半導体層2上に堆積させて、膜厚約200Åのp型の非晶質シリコンからなる第一半導体層3を形成する。
【0041】
次いで、RF電極N1に印加していた高周波電力の供給及びp室P内へのSiH4, B26及びH2ガスの供給を停止すると共に図示しない排気系によりp室P内を10-7Torr程度の真空度にまで排気し、図示しない搬送系により基板1を補助室Lに搬送する。
【0042】
そして、該補助室L内において基板1の温度を降温させた後に基板1を取出す。以上の工程により、基板の一主面上に真性半導体層2及び第一半導体層3が、また他主面上に真性半導体層6及び第二半導体層7が積層形成されることとなる。
【0043】
そして、スパッタ法によりITOからなる膜厚700Å程度の透光性導電膜4及び8を夫々第一半導体層3、第二半導体層7上に形成し、次いで該透光性導電膜4,8上にスクリーン印刷法を用いてAgからなる櫛型状の集電極5,9を形成し、図4に示した構造の光起電力素子を完成する。
【0044】
尚、この時前述した通り、基板の側面を含んで両主面上における周端部に、真性半導体層2、6、第一半導体層3及び第二半導体層7の積層体が形成されることとなり、この部分で第一半導体層3及び第二半導体層7の短絡を生じる可能性がある。これを防止するためには、基板の一主面上或いは他主面上における周端部或いは側面において、接合分離のための分離溝を設ければ良い。
【0045】
以上の製造方法を用いて図4の構造の光起電力素子を20個形成し、その光電変換特性を測定した。また比較のため、基板1の一主面上に先に真性半導体層2及び第一半導体層3を形成し、次いで他主面上に真性半導体層6及び第二半導体層7を形成する順序で20個の光起電力素子を製造し、その光電変換特性を測定した。
【0046】
表1に本実施例と比較例の光起電力素子の光電変換特性をあわせて示す。尚、同表において、光電変換特性の各パラメータは夫々20個の光起電力素子の平均値であり、本実施例による値を1とした相対値で示している。
【0047】
【表1】
Figure 0003679598
【0048】
同表から明らかに、本実施例により製造した光起電力装置の方が各パラメータとも良好な値を示し、変換効率で18%程度も向上した値が得られた。
【0049】
尚、上述した実施例においては真性半導体層2,6を備えるものについて説明したが、これに限らず真性半導体層2,6を備えないものについても本発明は適用することができる。
【0050】
但し、特開平5−102504号に開示した如く、非晶質もしくは微結晶からなる第一及び第二半導体層3,7と基板1との間の界面特性を良好なものとするために、約250Å以下の膜厚を有する真性半導体層を備えることが好ましい。また、以上の説明においては、基板1としてn型を有する基板を用いたが、p型を有する基板を用いた光起電力素子についても本発明を適用することがでることは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明によれば、基板の一方の主面上に、該基板と同導電型を示す一方の半導体層を先に形成し、然る後に基板の他方の主面上に逆導電型を示す他方の半導体層を形成している。従って、得られる光起電力素子は、基板の両主面上に、夫々互いに逆導電型を有する半導体層を設けてなる光起電力素子であって、側面を含む前記基板の全面に整流接合を備えることとなる。このことから、上記逆接合によるキャリア移動の抑制等の悪影響が生じることがなく、光電変換特性の良好な光起電力素子を再現性良く得ることができるものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明製造方法を説明するための工程別素子構造図である。
【図2】本発明の効果を説明するための説明図である。。
【図3】プラズマCVD装置の装置構成概要図である。
【図4】従来の光起電力素子の素子構造断面図である。
【符号の説明】
1…基板、2,6…真性半導体層、3…第一半導体層、
4、8…透光性導電膜、5,9…集電極、7…第二半導体層

Claims (6)

  1. 基板の両主面上に、夫々互いに逆導電型を有する半導体層を設けてなる光起電力素子であって、
    側面を含む前記基板の全面に整流接合を備えたことを特徴とする光起電力素子。
  2. 前記基板が結晶系半導体からなり、前記半導体層が共に非晶質もしくは微結晶半導体からなることを特徴とする請求項1記載の光起電力素子。
  3. 前記基板の両主面と前記半導体層との間に、非晶質もしくは微結晶半導体からなる真性半導体層を介在せしめたことを特徴とする請求項2記載の光起電力素子。
  4. 基板の両主面上に、互いに逆導電型を有する半導体層を備えてなる光起電力素子の製造方法であって、
    前記基板の一方の主面上に、前記半導体層のうち前記基板と同導電型を示す一方の半導体層を形成した後に、前記基板の他方の主面上に他方の半導体層を形成することを特徴とする光起電力素子の製造方法。
  5. 前記基板が結晶系半導体からなり、前記半導体層が非晶質もしくは微結晶半導体からなることを特徴とする請求項4記載の光起電力素子の製造方法。
  6. 前記基板と前記半導体層との間に、非晶質もしくは微結晶半導体からなる真性半導体層を形成する工程を備えることを特徴とする請求項5記載の光起電力素子の製造方法。
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