JP3679479B2 - 外装材の取付け構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、サイディングなどの個々の外装材を、上下方向に組付け遊びをもちながら、個別に縦胴縁に取付け得るようにした外装材の取付け構造、更に詳しくは、縦胴縁に対して前もって組付け用意した取付け具を用いて、個別に、しかも確実に、個々の外装材を縦胴縁に組付け得るようにした外装材の取付け構造の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】
木造屋根などにおける外壁の典型的な構成例としては、例えば図21〜図23の構成のものがあった。
この図21〜図23で示される壁Wは、柱1、間柱1’などの構造材によって画成される室内側に、防水シート6を裏打ち状態に備えさせて化粧内壁材2を張り込むと共に、この柱1、間柱1’の構成する空間に断熱材4を配し、これに防水シート6を添装し、更に、この防水シート6とサイディングなどの外壁材3との間に、壁体内の湿気を逃がすための通気層7を構成するために、壁下地材としての縦胴縁5を、柱1、間柱1’の外側面に設け、これに各外壁材3を張設するように構成してある。
【0003】
また、この各外壁材3…3の取付けにあっては、縦胴縁5の下部に水切金物51を有するスタータ金物52をビス53で止着すると共に、このスタータ金物52に対して、サインディングなどの外壁材3の下端部を支承状態に取付け、次いで、この外壁材3の上端部に、取付け具60を嵌めつけ状態で取付けると共に、この外壁材3の上端部の収め入れられた取付け具60をビス61を用いて縦胴縁に止着する構成としてある。
【0004】
かかる第1段目の外壁材3を縦胴縁5に取付けた後、この第1段目の外壁材3の取付けに用いられた取付け具60を利用し、この取付け具60の嵌め合い溝部に対して、第2段目の外壁材3の下端部の一部を嵌め入れ、この第2段目の外壁材3の下支えをなすようになすと共に、前記と同様に、この第2段目の外壁材3の上部側を、取付け具60によって、縦胴縁5に対して組付けることによって、所謂、相じやくり箱目地張り状態に各外壁材を張り込む構成としてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる外壁材の張込み手法にあっては、個々の外壁材の取付けにあたって、この外壁材を組付ける各取付け具60の取付けのために、逐一墨出しをなす必要があり、整然と水平状態に整えられた外壁材の張込み施工に多くの作業手間を要する不都合があった。
【0006】
また、かかる手法にあっては、各外壁材の個々の取付けにあたって、その都度、取付け具60を用意し、これを、各外壁材の上端部分に対して、嵌め付けの状態にセットすると共に、これを、その都度ビス61などによって縦胴縁5に止着する必要があり、この結果、外壁材の組付け作業が煩雑となる不都合があった。
【0007】
また、かかる手法にあっては、一旦、張込まれた外壁材の補修に際して、補修対象外壁材の上部方に位置する全ての外壁材を、逐一取付け具60と共に縦胴縁5から取外すことを要し、手軽な外壁材の補修に難があった。
【0008】
また、かかる従来外壁材における施工手法における不都合を改善する目的で提案されている実開平4−130644号の考案に係る外装材の取付け構造にあっては、レール上の折曲り立設片間に、各外装材の幅側が収まり入る構成としてあり、この結果、例えば、外装材が反り出しに伴って寸法に誤差を生ずる場合などに対して効果的に対応できない難があった。
【0009】
また、前記考案に係る外装材の取付け構造にあっては、取付けようとする外装材を、その都度レールに対して立てかけの状態で保持しながら、逐一取付け具を用いて、この外装材の上部側を、該レールに対して組付ける必要があり、外装材の組付け施工に多くの作業手間を要する難があった。
【0010】
また、実開平4−132125号の考案で開示されている外装材の取付け構造にあっては、取付けレールに対して装着用意した取付け具を、先ず上方にスライドさせて外装材をレールに添装すると共に、この取付け具を下方にスライドさせることによって、この外装材をレールに対して取付けることができるものの、上方に移動させた取付け具は、これを別段に保持しない限り落下する不都合があり、また、取付け具を、逐一回転しながら取付けレールに組付け準備をする必要があって、これらが外装材の組付け施工に多くの手間を要請するものであった。
【0011】
また、実開平4−47036号の考案で開示されている外装材の取付け構造では、取付けレールに対して、各取付け具を装着用意できるものの、各外装材の取付けに際して、この外装材より上方に組付けられる各外装材の取付け具を、逐一持ち上げ状態に保持しながら、個々の外装材の取付けをなす必要があり、外装材の張込み作業に多くの手間を要する不都合がある。
また、かかる手法にあっては、各取付け具は、個々の組付け外装材の荷重を分担請負うことがなく、スタータ用金具など、一部の金具に対して、組付け外装材の荷重が集中的にかかる不都合があった。
【0012】
また、かかる従来の縦胴縁あるいは取付けレールなどにあっては、前記の図23で示されている通気層7が、柱1、間柱1’、縦胴縁5、土台、軒げたなどによって密閉された空間として構成されており、この結果、通気層7内にある空気に移動を生ずることがなく、これが結露などの発生要因となる不都合があった。
【0013】
この発明は、かかる従来の外装材の取付け構造における不都合を解消するものであって、縦胴縁Bに前もって備えさせた取付け穴に対して、上下方向に向けて調節可能に取付け具Aを装着できるようになすと共に、この装着取付け具Aの移動によって、取付け外装材の上端側を確実に保持できるようになし、又、この取付け具Aを、縦胴縁Bに対して、仮留めの状態に装着用意すると共に、この取付け具Aを、下方に押し下げることによって、本留めの状態に外装材を保持できるようになし、又、外装材の取付けによって、外装材内面に構成される空間を、相互に連通状態とした外装材の取付け構造の提供を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る外装材の取付け構造は、前記の特長ある目的を達成するために、請求項1の発明に係る外装材の取付け構造を、柱1、間柱1’などに対して、その溝21側を向き合せるように備えられるチャンネル材20よりなる縦胴縁Bと、
この縦胴縁Bの上下方向に亘って開設されている複数個の各取付け穴22…22に対して、着脱可能に装着用いられる取付け具Aとよりなり、
前記取付け穴22が、この取付け穴22に装着用いられる取付け具Aの上下方向に向けた移動装着を可能としてあり、
前記取付け具Aが、この取付け具Aの装着される取付け穴22の上下方向に亘る開口幅よりも広い板幅を少なくとも上下方向に備えていると共に該取付け穴22から縦胴縁B内に差し入れられる基板部10と、この取付け穴22内に差し入れられる基板部10の中心より下方の位置から板厚の向きを上下方向にして突設された仕切り板部11と、
前記基板部10に向き合うように該仕切り板部11から下方向に向けて突設されて、前記基板部10との間で、前記取付け穴22の穴縁部の差し込まれる溝状挾持部15を構成する支持板部12と、
この支持板部12より前方にあって、この支持板部12に向き合うように、該仕切り板部11から下方に向けて突設されて、この支持板部12との間で、前記縦胴縁Bに取付けられる外装材30の上部側の少なくとも一部を保持する溝状嵌め合い部17を構成する保持板部13と、
前記基板部10に向き合うように前記仕切り板部11から上方に向けて突設されて、前記縦胴縁Bとの間で、この縦胴縁Bに取付けられる外装材30の下部側の少なくとも一部を収め入れる溝状嵌め合い部16を構成する支承板部14とを備えた構成としてあり、
前記溝状挟持部15に前記取付け穴22の穴縁部を受け入れるように前記基板部10を前記縦胴縁Bの内側に位置づけた際に前記支持板部12の先端側の係合する係合手段40が該縦胴縁Bにおける該取付け穴22の下方に備えられており、
前記縦胴縁Bに備えられた取付け具Aの支承板部14と縦胴縁Bとが構成する溝状嵌め合い部16に、外装材30の下部側の少なくとも一部を収め入れると共に、この外装材30の上部側の少なくとも一部を、前記取付け具Aの上方に備えられる取付け具Aの保持板部13と前記支持板部12とが構成する溝状嵌め合い部17に収め入れ保持するように構成してある。
【0015】
次いで、請求項2の発明に係る外装材の取付け構造を、前記請求項1の発明に係る外装材の取付け構造において、取付け具Aにおける支持板部12が、基板部10に対して略平行に備えられていると共に、該支持板部12の先端側には、この基板部10の側に向けて突き出す突部12aが備えられている構成としてある。
【0016】
更に、請求項3の発明に係る外装材の取付け構造を、前記請求項1の発明に係る外装材の取付け構造において、取付け具Aにおける支持板部12を、先端側が基板部10の面に近接する傾斜板部12’とした構成としてある。
【0017】
更に又、請求項4の発明に係る外装材の取付け構造を、前記請求項1の発明に係る外装材の取付け構造において、縦胴縁Bに備えられる係合手段が、取付け具Aにおける支持板部12の先端側の係合する上部係合手段41と下部係合手段42とを備えており、前記上部係合手段41に該支持板部12の先端側が係合された際に、前記縦胴縁Bに取付けられる取付け具Aにおける保持板部13の前方から前記支持板部12に当接するように外装材30が組込み可能としてあり、且つ、この取付け具Aにおける支持板部12の先端側が前記下部係合手段42に係合された際に、前記外装材30の上部側の少なくとも一部が、該取付け具Aにおける溝状嵌め合い部17に保持される構成としてある。
【0018】
次いで又、請求項5の発明に係る外装材の取付け構造を、前記請求項1の発明に係る外装材の取付け構造において、縦胴縁Bにおける柱1、間柱1’に対する取付け面と、外装材30に対する取付け面とを除いた面に通気孔23が開設されている構成としてある。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る典型的な各実施の形態について詳細に説明する。
先ず、図1〜図13は、第1の実施の形態に係る外装材の取付け構造を示している。
図1は、この第1の実施の形態に係る外装材の取付け構造を、一部を破断して示す要部の斜視として、図2は、これを平断面として示している。また、図3では、壁の外側の要部を縦断面で示している。
図4〜図7は、チャンネル材20を縦胴縁Bとして用いている状態の各実施の形態を、その上端要部のみを斜視で示している。
図8〜図10は、取付け具Aの典型例を示すものであって、図8は、これを斜視として、図9は正面から、図10は側面から見て夫々示している。
図11〜図13は、外装材の取付け状態を、図11では、外装材を縦胴縁Bに添装している状態を、図12では、この添装された外装材の上端側を取付け具Aで保持した状態を、図13では、この外装材を保持した取付け具Aを用いて、更に、他の外装材を立て掛け状態に添装支承している状態を夫々要部の断面で示している。
【0020】
図14〜図20は、第2の実施の形態に係る外装材の取付け構造を示している。
図14は、この第2の実施の形態に係る外装材の取付け構造の要部を縦断面で示している。
又、図15〜図17は、外装材の取付け状態を断面で示すものであり、図15は、外装材を縦胴縁Bに添装している状態を、図16は、この添装された外装材の上端側を取付け具Aで保持した状態を、図17は、この外装材を保持した取付け具Aを用いて、更に、他の外装材を立て掛け状態に添装支承している状態を示している。
図18〜図20は、この第2の実施の形態に用いられる取付け具Aを示すものであり、図18は、これを斜視の状態で、図19は、これを正面から見て、図20は、これを側面から見て夫々示している。
【0021】
(1) 第1の実施の形態に係る外装材の取付け構造
先ず、図1〜図13に示す、第1の実施の形態に係る外装材の取付け構造について説明する。
【0022】
この第1の実施の形態に係る外装材の取付け構造は、典型的には、柱1、間柱1’などに対して、その溝21側を向き合せるように備えられるチャンネル材20よりなる縦胴縁Bと、この縦胴縁Bの上下方向に亘って開設されている複数個の各取付け穴22…22に対して、着脱可能に装着用いられる取付け具Aとにより構成されており、しかも、前記取付け穴22が、この取付け穴22に装着用いられる取付け具Aの上下方向に向けた移動装着を可能としてある。
【0023】
また、この取付け具Aの装着される取付け穴22の上下方向に亘る開口幅よりも広い板幅を少なくとも上下方向に備えていると共に、該取付け穴22から縦胴縁B内に差し入れられる基板部10と、この取付け穴22内に差し入れられる基板部10の中心より下方の位置から板厚の向きを上下方向にして突設された仕切り板部11と、前記基板部10に向き合うように該仕切り板部11から下方向に向けて突設されて、前記基板部10との間で、前記取付け穴22の穴縁部の差し込まれる溝状挾持部15を構成する支持板部12と、この支持板部12より前方にあって、この支持板部12に向き合うように、該仕切り板部11から下方に向けて突設されて、この支持板部12との間で、前記縦胴縁Bに取付けられる外装材30の上部側の少なくとも一部を保持する溝状嵌め合い部17を構成する保持板部13と、前記基板部10に向き合うように前記仕切り板部11から上方に向けて突設されて、前記縦胴縁Bとの間で、この縦胴縁Bに取付けられる外装材30の下部側の少なくとも一部を収め入れる溝状嵌め合い部16を構成する支承板部14とをもって取付け具Aを構成してある。
【0024】
さらに、前記縦胴縁Bに備えられた取付け具Aの支承板部14と縦胴縁Bとが構成する溝状嵌め合い部16に、外装材30の下部側の少なくとも一部を収め入れると共に、この外装材30の上部側の少なくとも一部を、前記取付け具Aの上方に備えられる取付け具Aの保持板部13と前記支持板部12とが構成する溝状嵌め合い部17に収め入れ保持するように構成してある。
【0025】
このように構成されていることから、逐一墨出しをすることなく、縦胴縁Bに備えられた各取付け穴22…22を用いて、取付け具A…Aを所期の基準線上に並ぶように備えつけることができ、これによって、各外装材30を、整然と、しかも、水平に揃えられた状態に、容易、且つ、確実に張込むことができる。
【0026】
また、外装材30の取付けに用いられる取付け具Aを、前もって縦胴縁Bに備えつけると共に、この備えつけられた取付け具Aを利用して、外装材30を縦胴縁Bに立てかけることができ、しかも、この立てかけの状態で、この備えつけの取付け具Aを用いて、立てかけ外装材30の止着をなすことができる。
【0027】
また、縦胴縁Bに取付けられる外装材30の上下間の幅寸法にばらつきのある場合であっても、縦胴縁Bに備えつけられる取付け具Aを、取付け穴22内において、これを上下方向に移動調節することによって、この上下間にある各取付け具A、A間に収め入れ組付けることができる。
【0028】
更に、縦胴縁Bに備えつけられる各外装材30…30は、夫々に、これを保持する取付け具Aによって夫々に垂直荷重を受けることとなり、取付け外装材30…30における取付け面に乱れを生じたり、取付け具A、あるいはスタータ金物52に変形あるいは歪みを生ずることがない。
【0029】
また、前記構成よりなる外装材の取付け構造にあっては、取付け具Aにおける支持板部12が、基板部10に対して略平行に備えられていると共に、該支持板部12の先端側に、この基板部10の側に向けて突き出す突部12aが備えられている構成としたことを、典型的な他の実施の形態の一つとしている。
【0030】
このように構成したことから、縦胴縁Bに備えつけられる取付け具Aは、この突部12aによって、縦胴縁Bに対して、がたつきなく、確実に組付けられる。
【0031】
更に、前記の外装材の取付け構造において、取付け具Aにおける支持板部12を、先端側が基板部10の面に近接する傾斜板部12’として構成したことを、典型的な他の実施の形態の一つとしている。
【0032】
このように構成したことから、縦胴縁Bに備えつけられる取付け具Aは、傾斜板部12’の先端を弾性的に縦胴縁Bの取付け穴22の周面に当接し、がたつきなく、確実に、縦胴縁Bに対して組付けられる。
【0033】
次いで、前記の外装材の取付け構造において、縦胴縁Bに備えられる取付け穴22の下方に、取付け具Aにおける支持板部12の先端側の係合する係合手段40が備えられていることを、典型的な他の実施の形態の一つとしている。
【0034】
このように構成したことによって、縦胴縁Bに備えられる取付け具Aは、確実に、縦胴縁Bに対して止着状態に取付け用意することが可能とされ、特に、縦胴縁Bを伏せた状態で、取付け具Aを装着用意することができる。
【0035】
更に、前記の外装材の取付け構造において、縦胴縁Bに備えられる取付け穴22の下方に、取付け具Aにおける支持板部12の先端側の係合する上部係合手段41と、下部係合手段42とが備えられていると共に、前記上部係合手段41に該支持板部12の先端側が係合された際に、前記縦胴縁Bに取付けられる取付け具Aにおける保持板部13の前方から前記支持板部12に当接するように外装材30が組込み可能としてあり、且つ、この取付け具Aにおける支持板部12の先端側が前記下部係合手段42に係合された際に、前記外装材30の上部側の少なくとも一部が、該取付け具Aにおける溝状嵌め合い部17に保持される構成としたことを、典型的な他の実施の形態の一つとしている。
【0036】
このように構成したことによって、縦胴縁Bに対して、仮留めの状態にある取付け具Aに対して、外装材30を立てかけの状態で添装し、この状態で、取付け具Aを下方に押し下げることで、外装材30を縦胴縁Bに対して、本留めの状態に止着することができる。
【0037】
次いで、前記の外装材の取付け構造において、縦胴縁Bにおける柱1、間柱1’に対する取付け面と、外装材30に対する取付け面とを除いた面に通気孔23が開設されていることを、典型的な他の実施の形態の一つとしている。
【0038】
このように構成したことによって、各縦胴縁B…Bで区画された各空間が通気孔23によって連通状態とされ、これらの各区画内において結露などを生ずる空気の滞溜を防ぐことができる。
【0039】
先ず、ここで構成される壁Wは、例えば、土台8に起立して備えられた柱1、間柱1’によって構成される構造材空間を、ガラスウールなどの断熱材4で埋めると共に、この断熱材4の室内側と、室外側とに夫々防水シート6、6を張り設けている。
また、室内側には、化粧石膏ボードなどの内壁材3を張り設けると共に、室外側には、前記柱1、間柱1’を利用して備えつけられた縦胴縁Bを用いてサイディング材などの外装材30を留めつけ、この外装材30と、前記防水シート6との間に通気層7を設けるようにしてある。
【0040】
ここで、縦胴縁Bに備えつけられる外装材30は、外装材として機能するものであればいかなるものであっても良く、例えば、ケイ酸カルシウム板、スラグセメント板、木毛セメント板などの無機質系ボード材などがあり、特に重量のある外装材を、この実施例にあっては用いることができる。
【0041】
ここで用いられる外装材30は、横に長いボード材の上端に、取付け側端面に沿って起立する突縁30aを生ずるように、前面側に段欠き部30bを設けると共に、該ボード材の下端に、前端面に沿って垂下する突縁30cを生ずるように、取付け側に段欠き部30dを設けた構成とし、しかも、突縁30aが、段欠き部30d内に収まり、且つ取付け具Aの仕切り板部11に当接する際に、突縁30cと、段欠き部30bとの間に箱目地31を都合良く生ずるように、突縁30cが、段欠き部30b内に収まり、夫々の外装材30、30の表面が、面一となる構成としてある。
【0042】
また、前記段欠き部30dにおける突縁30cに沿った部分には、この突縁30cの内側の面から延長された溝30eが設けてあり、段欠き部30dの段面30d’が取付け具Aの仕切り板部11に当接した際に、支承板部14が、この溝30e内に入り込む構成としてある。
【0043】
また、互に向き合うように重ね合せられる下部側にある外装材30における突縁30aと、上部側にある外装材30における突縁30cとは、この重ね合せ状態の対向面間に、取付け具Aの保持板部13が収まり入るように、夫々の突縁30a、30cの厚さを構成してある。
【0044】
さらに、縦胴縁Bに接する外装材30の面、特に、突縁30aの頂端から下方に向けて、取付け具Aの支持板部12の収まり入る凹段部30fが設けてある。
【0045】
かかる外装材30の取付けに用いられる縦胴縁Bは、コ字状断面をなす形鋼材、所謂チャンネル材20によって構成してあり、溝21を、柱1、又は間柱1’に向けてビス54によって止着される構成としてある。
【0046】
ここで用いられている縦胴縁Bは、柱1に取付けられる比較的幅の広いチャンネル材20A(図4及び図6参照)と、間柱1’に取付けられる比較的幅の狭いチャンネル材20B(図5及び図7参照)とが用意されていると共に、夫々溝21の開口縁に外向きの鍔24A(図4及び図5参照)と、内向きの鍔24B(図6及び図7参照)とを備えた構成としてあり、いずれも、柱1、又は間柱1’における外側の面内に収まるように、夫々の鍔24を、該面に密着してビス54によって止着される構成としてある。
【0047】
尚、このチャンネル材20A、20Bは、これが都合良く柱1、間柱1’に対して止着し得るように外装材30の取付け面20aにビス54の挿通孔25を透設用意し、また、外鍔24Aを備えたチャンネル材20にあっては、この鍔24Aに同様にビス54の挿通孔25を透設用意してある。
【0048】
かかるチャンネル材20A、20Bは、その側面20b、即ち、前記の外装材30の取付け面20aを除いた面に通気孔23…23を適宜貫設状態に設けると共に、取付け面20aに取付け穴22を開設状態に用意してある。
【0049】
このチャンネル材20A、20Bに備えられる取付け穴22は、開口下縁22aを略水平の縁とした四角形の穴として構成してあり、この開口下縁22aと、これに向き合っている開口上縁22bとの間の寸法を、この取付け穴22に装着用いられる取付け具Aが、上下方向に動作でき、しかも、一旦装着された取付け具Aが、抜け外れることなしに、上下方向に移動調整できる大きさに設定してある。
【0050】
また、この取付け穴22における開口下縁22aの下方には、この開口下縁22aに平行な上部係合手段41と、下部係合手段42とが、追って説明する取付け具Aの係合手段40として設けてある。
この係合手段40は、チャンネル材20の面20aの幅方向の全幅に亘って設けられた水平溝として構成してあり、取付け具Aにおける支持板部12の先端突部12aが都合良く収まり入る位置に、この先端突部12aが都合良く係合する幅及び深さのものとして設けてある。
【0051】
この一連の係合手段40は、上部係合手段41に、前記の取付け穴22に備えつけた取付け具Aの支持板部12の先端突部12aを係合状態でセットした際に、取付け具Aの保持板部13の下方から、外装材30の上端を、支持板部12に当接するように押しつけ得る位置に、この上部係合手段41を設ける。
【0052】
また、チャンネル材20に外装材30を添装した状態で、取付け具Aを下方に押し入れ、この取付け具Aにおける溝状嵌め合い部17に対して、外装材30の上部側を収め入れると共に、溝状挾持部15内に、チャンネル材20における開口下縁22aの開口端を充分に収め入れた状態で、この取付け具Aの支持板部12の先端突部12aが係合する位置に、下部係合手段41を設ける。
【0053】
かかる係合手段40は、並設される一対の凸条によって、この凸条間に係合手段40としての条溝を構成するようにしてあっても良い。
また、この係合手段40は、支持板部12の先端突部12aの係合するスリットとして構成してあっても良い。
また、この係合手段40は、一対のダボによって、このダボ間に係合手段40としての凹部を構成するようにしてあっても良い。
【0054】
かかるチャンネル材20に外装材30を留めつける手段としての取付け具Aは、形鋼材のように押し出し成形により成形された金属材、板金などのように加工処理によって成形された金属材よりなるものであっても、また、難燃性のプラスチック材によって押し出し成形、又は金型成形されたものであっても良い。
【0055】
この取付け具Aは、上下方向の幅を、前記取付け穴の上下方向にある幅よりも大きく、又、左右方向の幅を、前記取付け穴の左右方向にある穴空間内に収まり入る寸法に構成してある。
【0056】
この取付け具Aは、平らな、この図示例にあっては、鉛直な基板部10と、この基板部10の下部側にあって、この基板部10の左右方向の全幅に亘って、この基板部10の一方の面10aから、この面10aに対して直交する向き、この図示例にあっては水平の向きに突き出す仕切り板部11と、この仕切り板部11の下面から、前記基板部10の面に向き合い、且つ、これと平行に鉛直の状態に突設された支持板部12と、前記仕切り板部11の先端にあって、上下方向に向けて鉛直に設けられた各突片における上部側にある支承板部14と、下部側にある保持板部13とによって、構成してある。
【0057】
かかる取付け具Aにあっては、前記基板部10における仕切り板部11より上方にある部分を取付け穴22に差し入れることによって、この基板部10における仕切り板部11より下方にある部分を、この取付け穴22内に案内できると共に、この基板部10を下方に押し下げて、仕切り板部11を取付け穴22の開口下縁22aに当接した際に、この基板部10における面10aの上部側が、取付け穴22の内側にあって、この取付け穴22の内側にある面に係当できる構成としてある。
【0058】
かかる構成よりなる取付け具Aにおいて、前記基板部10と、支持板部12との間に、取付け穴22の開口下縁22aが密に押し入れられる溝状挾持部15を設けると共に、この支持板部12の先端に、基板部10の面10aに向けて突き出す突部12aを設けると共に、この支持板部12に相応の反発弾性機能をもたらし、この支持板部12と基板部10との間で取付け穴22の開口下縁22aを確実に保持できる構成としてある。
【0059】
また、かかる支持板部12と、前記保持板部13との間には、外装材30の上端の一部、特に突縁30aの収められる溝状嵌め合い部17が設けられていると共に、支承板部14とチャンネル材20との間には、外装材30の下端の一部、特に、溝30eによって区分された段面30d’を含む係合突部30gの収め入れられる溝状嵌め合い部16が設けられている。
【0060】
かかる取付け具Aに備えられる溝状嵌め合い部16、17は、外装材30の上端、又は下端の一部分を収め入れる構成としてあるが、この外装材30における上端、又は下端の全幅を収め入れるように構成してあっても良い。
【0061】
かくして構成される外装材30の取付け構造にあっては、土台8に沿うように水切り金物51を備えたスタータ金物52を備えつけ、又、取付け具Aを、前記チャンネル材20における取付け穴22を利用して取付け準備する。
このスタータ金物52は、前記支持板部12の下端に突部12aを設けず、この支持板部12から、一連に連続するように水切り金物51を設けるようにしたこと、及び、外装材30の上部側を収め入れる溝状嵌め合い部17を構成する保持板部13を省略した以外の構成を、前記取付け具Aと同一の構成としてある。 従って、同一又は実質的に同一の構成部分については、同一の番号を付して説明を省略する。
【0062】
次いで、チャンネル材20の各取付け穴22に取付け具Aを、夫々の取付け具Aにおける支持板部12の先端突部12aを、上部係合手段41に係合した状態にセットする。
かかるチャンネル材20に対するスタータ金物52、取付け具Aなどのセットに先立ち、又は、セット後に、チャンネル材20を、ビス54を用いて柱1、間柱1’などに対して止着する。
【0063】
次いで、スタータ金物52に対して、外装材30の下端側の一部を収め入れるように支承させると共に、この外装材30を、チャンネル材20の面20aに密着させ、この外装材30の上部の一部に、溝状嵌め合い部16内に収まるように取付け具Aを下方に押し下げ、この取付け具Aにおける支持板部12の先端突部12aを、下部係合手段42に対して、係合、保持して、外装材30の確実な取付けをなす。
【0064】
(2) 第2の実施の形態に係る外装材の取付け構造
次いで、図14〜図20で示される第2の実施の形態に係る外装材の取付け構造について説明する。
【0065】
この第2の実施の形態に係る外装材の取付け構造は、前記取付け具Aにおいて、基板部10との間で、チャンネル材20の取付け穴22の開口下縁22aを挾持する支持板部12を、この基板部10と平行な板とせず、仕切り板部11から、その先端が、基板部10の面10aに漸次接近するように傾斜する傾斜板部12’とし、これに伴って、外装材30における上端側の突縁30aを、段欠き部30bと、この段欠き部30bと反対側にあって、この上端側を先窄まり状とする傾斜状割欠き部30hとによって構成したこと、及びビス54の挿通孔25に、このビス54の頭部の収まる凹部を設けるようにした以外の構成を、前記第1の実施の形態に係る外装材の取付け構造と同一、又は実質的に同一としてある。 従って、前記第1の実施の形態に係る外装材の取付け構造におけると同一、又は実質的に同一の構成部分については同一の番号を付して、その説明を省略する。
【0066】
この第2の実施の形態に係る外装材の取付け構造にあっては、取付け具Aの基板部10の上部側を、チャンネル材20の取付け穴22内に差し入れると共に、これを下方にずらせながら、溝状挾持部15内に、開口下縁22aを、前記傾斜板部12’の弾性を利用して導き入れると共に、上部係合手段41の水平溝に対して、この傾斜板部12’の先端を係合状態として、この取付け具Aを、チャンネル材20に対して仮留めの状態にセットする。
【0067】
かくして、柱1、間柱1’などに配されたチャンネル材20の構成する縦胴縁Bに対して備えつけ準備されたスタータ金物52、各取付け具A…Aを用いて、前記の第1の実施の形態に係る外装材の取付け構造におけると同一の手法で、各外装材30を、その下段位置から、順次上段位置に向けて取付けをなすようにしてある。
【0068】
この外装材30の、取付け具Aによる取付けにおいて、外装材30の上端に構成される段欠き部30bと傾斜状割欠き部30hとの間にある突縁30aは、取付け具Aにおける溝状嵌め合い部17に対して、密に収まり、がたつきのない外装材30の取付けをなすことができる。
【0069】
【発明の効果】
この発明は、上記の特長ある構成、特に、柱1、間柱1’などに対して、その溝21側を向き合せるように備えられるチャンネル材20よりなる縦胴縁Bと、この縦胴縁Bの上下方向に亘って開設されている複数個の各取付け穴22…22に対して、着脱可能に装着用いられる取付け具Aとにより構成されており、しかも、前記取付け穴22が、この取付け穴22に装着用いられる取付け具Aの上下方向に向けた移動装着を可能としてあり、また、この取付け具Aの装着される取付け穴22の上下方向に亘る開口幅よりも広い板幅を少なくとも上下方向に備えていると共に該取付け穴22から縦胴縁B内に差し入れられる基板部10と、この取付け穴22内に差し入れられる基板部10の中心より下方の位置から板厚の向きを上下方向にして突設された仕切り板部11と、前記基板部10に向き合うように該仕切り板部11から下方向に向けて突設されて、前記基板部10との間で、前記取付け穴22の穴縁部の差し込まれる溝状挾持部15を構成する支持板部12と、この支持板部12より前方にあって、この支持板部12に向き合うように、該仕切り板部11から下方に向けて突設されて、この支持板部12との間で、前記縦胴縁Bに取付けられる外装材30の上部側の少なくとも一部を保持する溝状嵌め合い部17を構成する保持板部13と、前記基板部10に向き合うように前記仕切り板部11から上方に向けて突設されて、前記縦胴縁Bとの間で、この縦胴縁Bに取付けられる外装材30の下部側の少なくとも一部を収め入れる溝状嵌め合い部16を構成する支承板部14とをもって取付け具Aを構成し、しかも、前記縦胴縁Bに備えられた取付け具Aの支承板部14と縦胴縁Bとが構成する溝状嵌め合い部16に、外装材30の下部側の少なくとも一部を収め入れると共に、この外装材30の上部側の少なくとも一部を、前記取付け具Aの上方に備えられる取付け具Aの保持板部13と前記支持板部12とが構成する溝状嵌め合い部17に収め入れ保持するように構成したことによって、逐一墨出しをすることなく、縦胴縁Bに備えられた各取付け穴22…22を用いて、取付け具A…Aを所期の基準線上に並ぶように備えつけることができ、これによって、各外装材30を、整然と、しかも、水平に揃えられた状態に、容易、且つ、確実に張込むことができる特長を有している。
【0070】
また、外装材30の取付けに用いられる取付け具Aを、前もって縦胴縁Bに備えつけ得ると共に、この備えつけられた取付け具Aを利用して、外装材30を縦胴縁Bに立てかけることができ、しかも、この立てかけの状態で、この備えつけの取付け具Aを用いて、立てかけ外装材30の止着をなすことができる特長を有している。
【0071】
また、縦胴縁Bに取付けられる外装材30の上下間の幅寸法にばらつきのある場合であっても、縦胴縁Bに備えつけられる取付け具Aを、取付け穴22内において、これを上下方向に移動調節することによって、この上下間にある各取付け具A、A間に外装材30をがたなく収め入れ組付けることができる特長を有している。
【0072】
更に、縦胴縁Bに備えつけられる各外装材30…30は、夫々に、これを保持する取付け具Aによって夫々に垂直荷重を受けることが可能とされ、取付け外装材30…30における取付け面に乱れを生じたり、取付け具A、あるいはスタータ金物52に変形あるいは歪みをもたらすことがない特長を有している。
【0073】
また、前記構成よりなる外装材の取付け構造にあって、取付け具Aにおける支持板部12が、基板部10に対して略平行に備えられていると共に、該支持板部12の先端側に、この基板部10の側に向けて突き出す突部12aが備えられた構成としたことによって、縦胴縁Bに備えつけられる取付け具Aは、この突部12aによって、縦胴縁Bに対して、がたつきなく、確実に組付けられる特長を有している。
【0074】
更に、前記の外装材の取付け構造において、取付け具Aにおける支持板部12を、先端側が基板部10の面に近接する傾斜板部12’として構成したことによって、縦胴縁Bに備えつけられる取付け具Aは、傾斜板部12’の先端を弾性的に縦胴縁Bの取付け穴22の周面に当接することとなり、がたつきなく、確実に、縦胴縁Bに対して外装材30を組付けられる特長を有している。
【0075】
次いで、前記の外装材の取付け構造において、縦胴縁Bに備えられる取付け穴22の下方に、取付け具Aにおける支持板部12の先端側の係合する係合手段40が備えられた構成としたことによって、縦胴縁Bに備えられる取付け具Aは、確実に、縦胴縁Bに対して止着状態に取付け用意することが可能とされ、特に、縦胴縁Bを伏せた状態で、取付け具Aを装着用意することができる特長を有している。
【0076】
更に、前記の外装材の取付け構造において、縦胴縁Bに備えられる取付け穴22の下方に、取付け具Aにおける支持板部12の先端側の係合する上部係合手段41と、下部係合手段42とが備えられていると共に、前記上部係合手段41に該支持板部12の先端側が係合された際に、前記縦胴縁Bに取付けられる取付け具Aにおける保持板部13の前方から前記支持板部12に当接するように外装材30が組込み可能としてあり、且つ、この取付け具Aにおける支持板部12の先端側が前記下部係合手段42に係合された際に、前記外装材30の上部側が、該取付け具Aにおける溝状嵌め合い部17に保持される構成としたことによって、縦胴縁Bに対して、仮留めの状態にある取付け具Aに対して、外装材30を立てかけの状態で添装し、この状態で、取付け具Aを下方に押し下げることで、外装材30を縦胴縁Bに対して、本留めの状態に止着することができる特長を有している。
【0077】
次いで、前記の外装材の取付け構造において、縦胴縁Bにおける柱1、間柱1’に対する取付け面と、外装材30に対する取付け面とを除いた面に、通気孔23が開設されている構成としたことによって、各縦胴縁B…Bで区画された各空間が通気孔23によって連通状態とされ、これらの各区画内において結露などを生ずる空気の滞溜を生ずることがない特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態に係る外装材の取付け構造に係る壁の要部破断斜視図
【図2】 同平断面図
【図3】 同要部の縦断面図
【図4】 同縦胴縁を柱1に添装した状態の要部斜視図
【図5】 同縦胴縁を間柱1’に添装した状態の要部斜視図
【図6】 同他の縦胴縁を柱1に添装した状態の要部斜視図
【図7】 同他の縦胴縁を間柱1’に添装した状態の要部斜視図
【図8】 同取付け構造に用いられる取付け具の斜視図
【図9】 同取付け構造に用いられる取付け具の正面図
【図10】 同取付け構造に用いられる取付け具の側面図
【図11】 同外装材の取付け状態の一つを側面から見て示す要部断面図
【図12】 同外装材の取付け状態の一つの次の手順を側面から見て示す要部断面図
【図13】 同外装材の取付け状態の一つの更に次の手順を側面から見て示す要部断面図
【図14】 第2の実施の形態に係る外装材の取付け構造の要部縦断面図
【図15】 同外装材の取付け状態の一つを側面から見て示す要部断面図
【図16】 同外装材の取付け状態の一つの次の手順を側面から見て示す要部断面図
【図17】 同外装材の取付け状態の一つの更に次の手順を側面から見て示す要部断面図
【図18】 同取付け構造に用いられる取付け具の斜視図
【図19】 同取付け構造に用いられる取付け具の正面図
【図20】 同取付け構造に用いられる取付け具の側面図
【図21】 従来における外装材の取付け構造の要部縦断面図
【図22】 同要部拡大断面図
【図23】 同平断面図
【符号の説明】
1 柱
1’ 間柱
10 基板部
11 仕切り板部
12 支持板部
12’ 傾斜板部
12a 突部
13 保持板部
14 支承板部
15 溝状挾持部
16 溝状嵌め合い部
17 溝状嵌め合い部
20 チャンネル材
21 溝
22 取付け穴
23 通気孔
30 外装材
40 係合手段
41 上部係合手段
42 下部係合手段

Claims (5)

  1. 柱、間柱などに対して、その溝側を向き合せるように備えられるチャンネル材よりなる縦胴縁と、
    この縦胴縁の上下方向に亘って開設されている複数個の各取付け穴に対して、着脱可能に装着用いられる取付け具とよりなり、
    前記取付け穴が、この取付け穴に装着用いられる取付け具の上下方向に向けた移動装着を可能としてあり、
    前記取付け具が、この取付け具の装着される取付け穴の上下方向に亘る開口幅よりも広い板幅を少なくとも上下方向に備えていると共に該取付け穴から縦胴縁内に差し入れられる基板部と、この取付け穴内に差し入れられる基板部の中心より下方の位置から板厚の向きを上下方向にして突設された仕切り板部と、
    前記基板部に向き合うように該仕切り板部から下方向に向けて突設されて、前記基板部との間で、前記取付け穴の穴縁部の差し込まれる溝状挾持部を構成する支持板部と、
    この支持板部より前方にあって、この支持板部に向き合うように、該仕切り板部から下方に向けて突設されて、この支持板部との間で、前記縦胴縁に取付けられる外装材の上部側の少なくとも一部を保持する溝状嵌め合い部を構成する保持板部と、
    前記基板部に向き合うように前記仕切り板部から上方に向けて突設されて、前記縦胴縁との間で、この縦胴縁に取付けられる外装材の下部側の少なくとも一部を収め入れる溝状嵌め合い部を構成する支承板部とを備えた構成としてあり、
    前記溝状挟持部に前記取付け穴の穴縁部を受け入れるように前記基板部を前記縦胴縁の内側に位置づけた際に前記支持板部の先端側の係合する係合手段が該縦胴縁における該取付け穴の下方に備えられており、
    しかも、前記縦胴縁に備えられた取付け具の支承板部と縦胴縁とが構成する溝状嵌め合い部に、外装材の下部側の少なくとも一部を収め入れると共に、この外装材の上部側の少なくとも一部を、前記取付け具の上方に備えられる取付け具の保持板部と前記支持板部とが構成する溝状嵌め合い部に収め入れ保持するようにしたことを特徴とする外装材の取付け構造。
  2. 取付け具における支持板部が、基板部に対して略平行に備えられていると共に、該支持板部の先端側には、この基板部の側に向けて突き出す突部が備えられていることを特徴とする請求項1記載に係る外装材の取付け構造。
  3. 取付け具における支持板部を、先端側が基板部の面に近接する傾斜板部としたことを特徴とする請求項1記載に係る外装材の取付け構造。
  4. 前記縦胴縁に備えられる係合手段が、取付け具における支持板部の先端側の係合する上部係合手段と下部係合手段とを備えており、前記上部係合手段に該支持板部の先端側が係合された際に、前記縦胴縁に取付けられる保持板部の前方から前記支持板部に当接するように外装材が組込み可能としてあり、且つ、この取付け具における支持板部の先端側が前記下部係合手段に係合された際に、前記外装材の上部側が、該取付け具における溝状嵌め合い部に保持されることを特徴とする請求項1記載に係る外装材の取付け構造。
  5. 縦胴縁における柱、間柱に対する取付け面と、外装材に対する取付け面とを除いた面に通気孔が開設されていることを特徴とする請求項1記載に係る外装材の取付け構造。
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