JP3679254B2 - 照明型両面看板 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はビルや駅の構内、プラットホーム、街頭等において各種の広告や案内を表示するのに使用される照明型両面看板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
広告や案内を表示する照明型看板は従来より各種のものがある。その一つとして本件発明者が先に開発した照明型看板がある。この照明型看板は図6に示す様に上方開口の箱形に形成されたケースA内に蛍光灯Bを複数本取付け、隣接する蛍光管Bの中間下方に、同蛍光管Bからの光を表示パネルC側に反射させる傾斜面Dを備えた山形の反射体Eを設けると共に、ケースAの内周面に沿って周面反射体Fを設けてなるものである。
【0003】
前記図6に示す照明型看板は、図7に示す様に蛍光管Bから上方に出た光は直接表示パネルCを照明し、上方以外の方向に出た光は反射体E及び周面反射体Fにより反射されて表示パネルCを照明するため、表示パネルCのうち夫々の蛍光管Bの中間部分も十分に照明され、表示パネルCの明るさにムラができず、全体が明るく照明されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記図6に示す照明型看板は十分に機能するものであり、特に課題はない。本件発明は、前記図6に示す照明型看板に改良を加えることによって、より一層表示パネルをムラなく、且つ明るく照明することが可能な照明型両面看板を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本件出願の請求項1記載の照明型両面看板は、次の(1)〜(14)の構成を備えたことを特徴とするものである。
(1)ケース1内に細長の蛍光灯2が横方向に間隔をあけて2本以上設けられ、ケース1の表裏両側に広告用の透光性のある表示パネル3が対向して2枚設けられ、夫々の蛍光灯2からの光により2枚の表示パネル3が照明される照明型両面看板において、
(2)前記蛍光灯2はケース1内であって両表示パネル3の中間位置に設けられ、
(3)ケース1の両側壁内面とその内側の蛍光灯2との間に外側反射体9が、2本の蛍光灯2の間に中間反射体10が配置されて、二本以上の蛍光灯2と中間反射体10と外側反射体9がケース1内であって両表示パネル3の中間位置に横一列に配置され、
(4)外側反射体9と中間反射体10の反射材にルミラー(商品名)が使用され、
(5)前記外側反射体9はその内側の蛍光灯2側から夫々の表示パネル3側に向けて直線状に外側広がりに傾斜する2つの傾斜反射部5を備えたV字状であり、
(6)夫々の傾斜反射部5は蛍光灯2からの光を2枚の両表示パネル3側に効率良く反射できる傾斜角度であり、
(7)前記2つの傾斜反射部5の表示パネル側端部に、直線状の垂直反射部6が夫々の表示パネル3側に向けて垂直に突設され、
(8)前記2つの傾斜反射部5の蛍光灯側端部にその蛍光灯2に向けて、直線状の水平反射部7が夫々の表示パネル3と平行にして水平に突設され、
(9)前記中間反射体10はその両側方の蛍光灯2側から夫々の表示パネル3側に向けて直線状に外側広がりに傾斜する四つの本体傾斜反射部11を備えた菱形であり、
(10)夫々の本体傾斜反射部11は蛍光灯2からの光を夫々の表示パネル3側に効率良く反射できる傾斜角度であり、
(11)四つの本体傾斜反射部11の表示パネル側頂部に、直線状の本体垂直反射部12が夫々の表示パネル3側に向けて垂直に突設され、
(12)直線状の本体垂直反射部12の先端12aと表示パネル3との間に光が通る隙間48が設けられ、
(13)前記四つの本体傾斜反射部11の蛍光灯側端部にその蛍光灯2に向けて、直線状の本体水平反射部13が夫々の表示パネル3と平行にして水平に突設され、
(14)蛍光灯2からの光は前記外側反射体9の傾斜反射部5と垂直反射部6と水平反射部7と、前記中間反射体10の本体反射部11と本体垂直反射部12と本体水平反射部13とから夫々の表示パネル3に向けて反射される。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
本件出願の請求項2記載の照明型両面看板は、請求項1記載の照明型両面看板において、蛍光灯2が発光管20の外周面に、光反射材14を間隔50をあけて設けたフィルム21を巻き付けたものである。
【0010】
本件出願の請求項3記載の照明型両面看板は、請求項2記載の照明型両面看板において、フィルム21に設けられた複数の光反射材14のうち、表示パネル3と正対する側の光反射材14の横幅を、他の光反射材14の横幅よりも広くしたものである。
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
本発明の照明型両面看板の第1の実施形態を図1、図3〜図5に基づいて詳細に説明する。本発明の照明型両面看板は図1(a)(b)に示す様に、ケース1の厚さ方向両側に形成されている嵌合凹部30に、表面に広告が表示された透光性のある表示パネル3が2枚対向して配置固定され、ケース1内に細長の蛍光灯2と、蛍光灯2からの光を2枚の表示パネル3側に反射させる反射体4を備えてなるものである。
【0013】
前記ケース1はアルミ又はアルミ合金又はステンレス等の板材を加工して横長で上方開口の箱状に形成してなるものである。図1(a)(b)に示す様にケース1の周縁に内側コ字形の嵌合凹部30を形成して、前記表示パネル3の外周縁部33を嵌合可能としてある。このケース1には各種サイズのものがあるが、図1(a)(b)に示すものは一例として縦幅75cm、横幅120cm、高さ10cmとしてある。
【0014】
前記表示パネル3は乳白色の長方形アクリル板の表面に、広告用の文字や図柄等を表示してなるものである。この表示パネル3は前記ケース1の上方から、その外周縁部33を同ケース1の嵌合凹部30に嵌め込む様にしてセットすると、図1(b)に示す様にケース1の嵌合凹部30の内側に隙間なく嵌合される形状及び大きさとしてある。表示パネル3はケース1の嵌合凹部30に嵌合された外周縁部33を図示されていない螺子によってケース1に固定することによって同ケース1に固定することができるようにしてある。
【0015】
前記表示パネル3の板厚、乳白色の濃さ等は任意に選択することができる。但し、蛍光灯2からの光で表示パネル3の表面全体がムラなく照明されるようにするためには乳白色の濃さを濃くする方が望ましいが、その一方で濃くし過ぎると明るさが低下する。したがって、照明ムラがなく、且つ全体が十分な明るさで照明される濃さを選択することが望ましい。また、表示パネル3の表面に表される広告用の文字や図柄等は、同表示パネルの表面に直接印刷してもよく、文字や図柄等が表示されたシートを表示パネルの表面に貼ってもよい。
【0016】
前記反射体4は図1(a)(b)に示すように、ケース内の蛍光灯2の両外側に2つ設けられており、夫々の反射体4は傾斜反射部5、縦向きの垂直反射端部6、水平反射部7を備えており、それらに反射シート36が張設されている。反射シート36は前記傾斜反射部5の表面、垂直反射端部6の表面及び水平反射部7の表面の全てを覆うことが可能な大きさの一枚ものとすることもでき、傾斜反射部5の表面、垂直反射端部6の表面、水平反射部7の夫々に別々の反射シート36を張設することもできる。何れにしてもこの反射シート36としては東レ株式会社製の反射性シート(商品名:ルミラー)が使用される。尚、前記傾斜反射部5は蛍光灯2からの光を最も効率良く表示パネル3に反射可能な傾斜角度としてあることは勿論である。
【0017】
前記蛍光灯2は光反射材付発光管であり、図3(a)に示す様に表面に帯状の光反射材14が一定間隔で複数配置された透明なフィルム21を、同図(b)に示す様に、光反射材14が外側になる向きで発光管20の外周面に巻つけることによって、同図(c)に示す様に発光管20の外周面に帯状の光反射材14が一定間隔で配置されるようにしてある。前記光反射材14には従来から存在する光反射材や専用に開発された光反射材を使用することができる。また、図3(d)に示す様に発光管20の外周面に設けられた複数の光反射材14のうち表示パネル3と正対する発光管20上下の光反射材14を他のそれよりも横幅を広くして表示パネル3により効率的に光が反射されるようにすることもできる。
【0018】
前記蛍光灯2は図4に示す様に、その両端を、ケース1の長手方向両側に設けられている傾斜反射部5に形成された通孔39から同傾斜反射部5の外側まで夫々貫通させ、ケース1の底面34に立設された支持板42に取付けられているソケット45にセットして、図示されていない電源コードを介して電源が供給されるようにしてある。また、各種安定器によって蛍光灯2のちらつきを解消することが望ましく、特にインバータ安定器を用いるのが望ましい。
【0019】
図1(a)(b)に示す照明型看板は同図(b)に示すように2枚の表示パネル3を対向するように配置したいわゆる両面看板である。
【0020】
具体的には図1(a)(b)に示す様に、ケース1の中央に配置された蛍光灯2の軸の両外側に形成された夫々の反射体4は、蛍光灯2側から、対向する上下の表示パネル3の夫々に向けて直線状に外広がりとなる2つの傾斜反射部5によって山形に形成され、且つ2つの傾斜反射部5の接合部から蛍光灯2に向けて表示パネルと水平な水平反射部7を形成し、夫々の傾斜反射部5の表示パネル3側端部には表示パネル3に垂直な縦向き反射端部6が形成されている。これら傾斜反射部5及び水平反射部7、縦向き反射端部6の表面に反射シート36が張設されて、蛍光灯2から出た光をそれら反射シート36により前記表示パネル3に向けて反射させるようにしてある。
【0021】
【0022】
【0023】
(実施の形態2)
図2に示す照明型両面看板の基本構成は図1に示すものと同一であり、表示パネル3が2枚の両面看板であって、ケース1内に間隔を開けて2本の蛍光灯2を配置し、両蛍光灯2の外側に外側反射体9を設け、両蛍光灯2の間に中間反射体10を設けてある。
【0024】
前記外側反射体9は図2に示す様に蛍光灯2側から上下の表示パネル3、3の夫々に向けて直線状に外広がりになる2つの傾斜反射部5により山形(蛍光灯(2)の横方向外側に向けて広がるV字状)に形成される共に、2つの傾斜反射部5の接合部から蛍光灯2に向けて表示パネル3と水平な水平反射部7が突設され、夫々の傾斜反射部5の表示パネル3側端部には同表示パネル3に垂直反射端部6が縦向きに垂直に突設されている。
【0025】
前記中間反射体10は図2に示す様に、その外側の蛍光灯2側から内側(ケース1の中央側)に向けて直線状に外広がりになる4つの本体反射部11によって菱形に形成されると共に、本体反射部11の蛍光灯2側端部から表示パネル3に対して水平な本体水平反射部13が突設され、表示パネル3側端部から同表示パネル3に垂直な本体垂直反射部12が縦向きに突設されている。本体垂直反射部12の先端12aと表示パネル3との間には隙間48を形成して夫々の蛍光灯2からの光が遮られないようにしてある。前記外側反射体9及び中間反射体10の表面に前記と同様の反射シート36が張設されていることは勿論である。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
(他の実施の形態)
蛍光灯には、通常の蛍光管よりも光量を多くした看板用蛍光管を使用することもできる。
【0035】
また、蛍光灯の数は上記の数に限られるものではなく、照明型両面看板の大きさや形状等に合わせて、これより多くすることも少なくすることもできる。さらに、その配置方法も横に複数本並べて配置することもでき、縦に複数本並べて配置することもでき、さらにはこれらを組み合わせた配置も可能である。
【0036】
前記実施形態では表示パネル3をケース1の周縁に形成された嵌合凹部30に嵌合することによって、ケース1に取付けたが、図5に示す様にケース1の周縁に受縁51を形成し、同受縁51の上に表示パネル3の外周縁部33をのせ、表示パネル3の外周縁部33の上から抑え枠54を被せ、この抑え枠54を図示されていない螺子等によってケース1に固定することによって、当該抑え枠54と前記受縁51との間に表示パネル3の外周縁部33を挟着固定することもできる。
【0037】
【発明の効果】
本件出願の請求項1記載の照明型両面看板は、次のような効果を有する。
(1)蛍光灯2を表裏両面の表示パネル3の間に設けたので、ケースの表裏両面の表示パネル3を均等に照射することができる。
(2)ケース1内のケース側壁と蛍光灯2の間に外側反射体9を設け、外側反射体9に夫々の蛍光灯2側から夫々の表示パネル3側に直線状に外側広がりとなる二つの傾斜反射部5を設け、この傾斜反射部5は蛍光灯2からの光を夫々の表示パネル3側に効率良く反射できる傾斜角度としたので、蛍光灯2からケースの側壁側に出射する光が外側反射体9で表示パネル3側に反射される、蛍光灯2からケースの側壁側に出射する光を有効活用して、表示パネル3を効率よく照射することができる。また、傾斜反射部5が無い場合よりも表示パネル3全体が明るく照明される。
(3)夫々の傾斜反射部5の夫々の表示パネル3側端部に、夫々の表示パネル3側に縦向きである垂直反射端部6を設けたので、傾斜反射部5で反射される光が垂直反射端部6によっても表示パネル3に反射され、蛍光灯2からの光が無駄なく活用され、表示パネル全体が明るく照射される。
(4)傾斜反射部5の蛍光灯側端部に表示パネル3と水平な水平反射部7を蛍光灯2側に向けて突設したので、蛍光灯2からの光の一部が表示パネル3で反射されてケース内に戻り、その光が水平反射部7によって反射されて表示パネル3に戻される。このため、蛍光灯2からの光が無駄なく表示パネル3に照射され、照射効率が良く、水平反射部7が無い場合よりも表示パネル3全体が明るく照明され、表示パネル全般に明るさムラがない。
【0038】
(5)ケース1内の隣接する蛍光灯2間に中間反射体10を設けたので、蛍光灯2からの光が中間反射体10により表示パネル3側に反射され、表示パネル3全般を効率よく照射することができる。
(6)中間反射体10が蛍光灯2側から表示パネル3側に向けて外側広がりの傾斜になる四つの本体傾斜反射部11を備えた菱形であり、夫々の本体傾斜反射部11が蛍光灯2からの光を夫々の表示パネル3側に効率良く反射できる傾斜角度であるため、蛍光灯2からの光が本体傾斜反射部11によりケース1の表裏両面の表示パネル3に確実に反射され、本体傾斜反射部11が無い場合よりも表示パネル3全体が明るく照明される。
(7)四つの本体傾斜反射部11の表示パネル3側頂部に、夫々の表示パネル3側に縦向きである本体垂直反射部12を形成したので、蛍光灯2からの光が本体垂直反射部12によっても表示パネル3側に反射される。このため光が無駄なく、効率良く表示パネル3側に照射され、表示パネル3全体が明るくなる。
(8)四つの本体傾斜反射部11の蛍光灯側端部に夫々の表示パネル3と水平で夫々の蛍光灯2側に突出する本体水平反射部13が突設されているので、蛍光灯2からの光の一部が表示パネル3で反射されてケース内に戻り、その光が本体水平反射部13によって反射されて表示パネル3に戻される。このため、蛍光灯2からの光が無駄なく表示パネル3に照射され、照射効率が良く、水平反射部7が無い場合よりも表示パネル3全体が明るく照明され、表示パネル全般に明るさムラがない。
【0039】
(9)外側反射体9の水平反射部7と、中間反射体10の本体水平反射部13と、2以上の蛍光灯2が、蛍光灯2の配列方向に横一列に配列されているので、ケース1の表裏両面側のパネルを均等に照射することができる。
(10)本体垂直反射部12の先端部12aと表示パネル3との間に隙間48を形成して、夫々の蛍光灯2からの光が遮られないようにしたので、蛍光灯2からの光が遮光されることなく表示パネル3側に確実に照射される。また、傾斜反射部7、本体傾斜反射部11からの光も表示パネル3側に確実に照射されるので、蛍光灯2からの光で表示パネル全体がムラなく、明るく照明される。
【0040】
(11)外側反射体9と中間反射体10の表面に夫々の蛍光灯2からの光を夫々の表示パネル3に向けて反射させるルミラー36を張設したので、外側反射体9及び中間反射体10からの反射効率が向上する。
【0041】
【0042】
【0043】
本件出願の請求項2,3記載の照明型両面看板は、次のような効果を有する。
発光管の外周面に光反射材を、間隔をあけて設けたフィルムを巻き付けた蛍光灯を使用したので、光反射材付フィルムの製作が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は照明型両面看板の一例を示す説明図、(b)は(a)の横断面図。
【図2】 本発明の照明型両面看板の実施形態の一例を示す横断面図。
【図3】 (a)は本発明の照明型両面看板に使用される蛍光灯の光反射材付フィルムの一例を示す説明図、(b)は本発明の照明型両面看板に使用される蛍光灯の一例を示す端面図、(c)は(b)の蛍光灯の斜視図、(d)は本発明の照明型両面看板の表示パネルと蛍光灯の配置関係を示す説明図。
【図4】 本発明の照明型両面看板における蛍光灯の取付け状態の一例を示す説明図。
【図5】 本発明の照明型両面看板における蛍光灯の取付け状態の他例を示す説明図。
【図6】 従来の照明型看板の一例を示す説明図。
【図7】 図6に示す照明型看板における表示パネルの照明状態を示す説明図。
【符号の説明】
1 ケース
2 蛍光灯
3 表示パネル
4 反射体
5 傾斜反射部
6 縦向き反射端部
7 水平反射部
9 外側反射体
10 中間反射体
11 本体反射部
12 本体縦向き反射部
13 本体水平反射部
14 光反射材
20 発光管
21 フィルム
Claims (3)
- 次の1〜14の構成を備えたことを特徴とする照明型両面看板。
1.ケース(1)内に細長の蛍光灯(2)が横方向に間隔をあけて2本以上設けられ、ケース(1)の表裏両側に広告用の透光性のある表示パネル(3)が対向して2枚設けられ、夫々の蛍光灯(2)からの光により2枚の表示パネル(3)が照明される照明型両面看板において、
2.前記蛍光灯(2)はケース(1)内であって両表示パネル(3)の中間位置に設けられ、
3.ケース(1)の両側壁内面とその内側の蛍光灯(2)との間に外側反射体(9)が、2本の蛍光灯(2)の間に中間反射体(10)が配置されて、二本以上の蛍光灯(2)と中間反射体(10)と外側反射体(9)がケース(1)内であって両表示パネル(3)の中間位置に横一列に配置され、
4.外側反射体(9)と中間反射体(10)の反射材にルミラー(登録商標)が使用され、
5.前記外側反射体(9)はその内側の蛍光灯(2)側から夫々の表示パネル(3)側に向けて直線状に外側広がりに傾斜する2つの傾斜反射部(5)を備えたV字状であり、
6.夫々の傾斜反射部(5)は蛍光灯(2)からの光を2枚の両表示パネル(3)側に効率良く反射できる傾斜角度であり、
7.前記2つの傾斜反射部(5)の表示パネル側端部に、直線状の垂直反射部(6)が夫々の表示パネル(3)側に向けて垂直に突設され、
8.前記2つの傾斜反射部(5)の蛍光灯側端部にその蛍光灯(2)に向けて、直線状の水平反射部(7)が夫々の表示パネル(3)と平行にして水平に突設され、
9.前記中間反射体(10)はその両側方の蛍光灯(2)側から夫々の表示パネル(3)側に向けて直線状に外側広がりに傾斜する四つの本体傾斜反射部(11)を備えた菱形であり、
10.夫々の本体傾斜反射部(11)は蛍光灯(2)からの光を夫々の表示パネル(3)側に効率良く反射できる傾斜角度であり、
11.四つの本体傾斜反射部(11)の表示パネル側頂部に、直線状の本体垂直反射部(12)が夫々の表示パネル(3)側に向けて垂直に突設され、
12.直線状の本体垂直反射部(12)の先端(12a)と表示パネル(3)との間に光が通る隙間(48)が設けられ、
13.前記四つの本体傾斜反射部(11)の蛍光灯側端部にその蛍光灯(2)に向けて、直線状の本体水平反射部(13)が夫々の表示パネル(3)と平行にして水平に突設され、
14.蛍光灯(2)からの光は前記外側反射体(9)の傾斜反射部(5)と垂直反射部(6)と水平反射部(7)と、前記中間反射体(10)の本体反射部(11)と本体垂直反射部(12)と本体水平反射部(13)とから夫々の表示パネル(3)に向けて反射される。 - 請求項1記載の照明型両面看板において、蛍光灯(2)が発光管(20)の外周面に、光反射材(14)が間隔(50)をあけて設けられたフィルム(21)を巻き付けたものであることを特徴とする照明型両面看板。
- 請求項2記載の照明型両面看板において、フィルム(21)に設けられた複数の光反射材(14)のうち、表示パネル(3)と正対する側の光反射材(14)の横幅を、他の光反射材(14)の横幅よりも広くしたことを特徴とする照明型両面看板。
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