JP3679178B2 - オフセット補償電流源を用いる電圧参照回路 - Google Patents

オフセット補償電流源を用いる電圧参照回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積回路の分野に関し、特に集積回路において有用な参照電圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願は、米国における出願番号08/360,228(代理人案件No. 94-C-116),出願番号08/359,397(代理人案件No. 94-C-123),出願番号08/359,927(代理人案件No. 94-C-124),出願番号359,926(代理人案件番号No. 94-C-125),出願番号360,227(代理人案件番号No. 94-C-126)の出願に関連し、すべてが本出願と同時に提出されている。これら全ての出願はSGS−トムソン・マイクロエレクトロニクス社に譲渡されている。
【0003】
近代のデジタル集積回路において、特に良く知られた相補型メタルオキサイド半導体(CMOS)技術に従って生産されたデジタル集積回路において、回路動作は、しばしば安定な参照電圧を得られるか否かに影響を受けることが多い。例えば、集積回路の内部の数多くの機能的回路は、安定な電流を流す電流源に依存している。そのような機能的回路の例としては、差動増幅器、カレントミラー回路、演算増幅器、レベルシフト回路および自身が参照電圧を発生する回路がある。電流源は一般的にnチャネル電界効果トランジスタによって実施されているので、電流源の安定性は、nチャネル電界効果トランジスタのゲートに印加される参照電圧の安定性に依存する。
【0004】
図11を参照すると、カレントミラー回路に基づく従来の参照電圧発生回路が示されている。図11の電圧参照回路は、カレントミラー式に接続されたpチャネルトランジスタ1,3を含んでおり、それらのソースはVccにバイアスされ、それらのゲートは一緒にトランジスタ1のドレインに接続されている。トランジスタ1のドレインは、nチャネルトランジスタ7のドレインに接続されており、トランジスタ7のゲートは、電圧分割器5によって決定されるVccの分割電圧を受け取るように接続されている。トランジスタ1,7は、カレントミラー回路の参照用枝回路を構成している。トランジスタ3のドレインは、そこにおいて参照電圧Vref が生成されるnチャネルトランジスタ9のドレインとゲートとに接続されている。したがって、トランジスタ3,9は、トランジスタ3によって流された電流が、トランジスタ1によって流された電流を反映するように、カレントミラー回路のミラー用枝回路を構成する。トランジスタ7,9のソースは、一緒に電流源11に接続され、電流源11は、本例においては、参照用枝回路とミラー用枝回路を流れる電流の総和である電流IBIASを流す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この図11の従来のカレントミラー回路に基礎を置く電圧参照回路は、ある応用例においては有益である。例えば、もしもトランジスタ3,9がかなり大きく作られているならば(すなわち、チャネル長さに対するチャネル幅の比率が相当大きい)、図11の回路の出力インピーダンスはかなり低く、ラインVref における著しい電圧調節なしに、ソースおよびシンク(Sink)に接続された回路に対し相当大きな電流を可能にしている。しかし、もしも、そのように大きなソースおよびシンク電流が得られるならば、その回路によって引かれるDC電流を低減させるため、および電流増幅度を与えるために、ミラー比(すなわちトランジスタ1の大きさに対するトランジスタ3の大きさの比)が大きいことが望ましい。
【0006】
図11の回路は、その回路のオフセット電圧の利用如何であることが見て取れる。例えば、もしも大きなソース電流がラインVref に生成されることが、要求されるならば、トランジスタ9を流れる電流がゼロ近くに低減されるので(ミラー用枝回路における全ての電流は、ラインVref のソースとされ)、トランジスタ1,7のドレインにおける電圧は降下するであろうことが見つけられていた。所望のソース電流を出力するのに充分に大きなミラー比を要求されたトランジスタ1の小サイズの故に、またそのダイオードの構成によりトランジスタ1は、それのドレインにおける節点を素早く引き上げることができず、このことは、次ぎにラインVref の電圧が、それの所望の電圧をオーバシュート(トランジスタ3が相当強くオンにされて)するのを可能にしてしまう。ラインVref におけるこのオーバシュートは、ラインVref の安定な電圧に依存する回路に印加された場合に、望ましいものではない。
【0007】
さらに、単位チャネル幅当たりの電流が、ミラー用枝回路に比較し参照用枝回路において異なるので、特にトランジスタ7,9によって誘導されるので、電圧Vref は、正しくない恒常的な値に落ち着いてしまう可能性がある。
【0008】
そこで、本発明の目的は、相当に大きな電流を供給でき、一方オフセット電圧の進展を防止できる電圧参照回路を提供することである。
【0009】
本発明のもう一つの目的は、改善された過渡応答を有するとともに、安定な出力参照電圧を維持する回路を提供することである。
【0010】
また、本発明のさらなる目的は、改善されたスイッチング特性を有する回路を提供することである。
【0011】
また、本発明のさらなる目的は、大きなソースおよびシンク電流が要求されるとき、参照電圧の調節が最少化されるような、比較的に低い出力インピーダンスを有する回路を提供することである。
【0012】
さらに、本発明の他の目的および利点は、後続の明細書を図面をともに参照することにより、当業者には明らかであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、カレントミラー回路に基づいた電圧参照回路として、半導体回路に実現されてもよい。カレントミラー回路は参照用枝回路およびミラー用枝回路を含む。この場合、ミラー用枝回路におけるミラー動作をするトランジスタのサイズは、参照用枝回路における参照用トランジスタよりは著しく大きい。参照用枝回路に電流を供給するために、本発明に従って、オフセット補償用電流源が設けられている。この追加された電流は、ミラー用および参照用枝回路増幅装置によって流される単位チャネル幅当たりの電流を等しくするとともに、参照用トランジスタのゲートの電圧を引き下げるのを助力することにより、恒常的なオフセットの進展を除去するように働き、回路の過渡応答を改善する。
【0014】
【発明の実施の形態】
後続の記載から明らかになるように、本発明は、デジタル出力信号を発生する種々の形式の集積回路に実施されてもよいと考えられている。そのような集積回路の例としては、読み出し専用、プログラム可能な読み出し専用、ランダムアクセス(スタティックまたはダイナミック)、FIFO等のタイプのメモリ回路と、さらに、タイマ回路、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、一般またはプログラム可能なタイプのその他のロジック回路を含む。メモリ回路は、低い電源供給電圧を有する集積回路(例えば、マイクロプロセッサ)に出力データを出力するためにしばしば用いられると考えられるので、記載の目的から、本発明の好ましい実施例は、メモリ集積回路の例について記載される。
【0015】
図1は、本発明の好ましい実施例が実行されている読み出し/書き込みメモリ10のブロック図を示している。メモリ10は、メモリアレイ16に配列された複数のメモリセルを含んでいる。一般に、メモリ10は、システムクロック(“CLK”と符号がつけられている)に同期してMビットのアドレスを受け取り、Nビットのデータ量を出力するように動作する。整数M,Nは、望ましいメモリ密度およびデータパスサイズにしたがって、設計者によって選択される。メモリアレイ16の選択されたメモリセルは、従来方法で、下記に述べるように、アドレスレジスタ12、タイミングおよび制御回路14、アドレスデコーダ17の働きによりアクセスされる。データ端子28は、読み出し/書き込みメモリ10が授受するデータ通信のために備えられている。また、データ端子28は、この例においては、共通の入力/出力端子であり、もちろん、代わりに分離された専用の入力端子および出力端子がメモリ10に実施されてもよいことは理解されよう。データは、読み出し回路19(従来技術のように、センスアンプ、バッファ回路等を含んでもよい)、出力バッファ21、出力ドライバ20を介して、メモリアレイ16の中の選択されたメモリセルから読み出される。逆に、データは、入力ドライバ18、書き込み回路23を介して、メモリアレイ16の中の選択されたメモリセルに書き込まれる。
【0016】
アドレスレジスタ12は、A1からAMまでのラベルが付けられた整数Mの数のアドレス入力端を含む。メモリ技術において知られるように、アドレス入力端は、Mビットのアドレスがメモリ10に印加され、アドレスレジスタ12に格納されるのを可能にする。この例においてメモリ10は、アドレス入力端Aにおけるアドレス値がCLKにより、アドレスレジスタ12にタイミングをとって格納されるような同期型のものであり、この場合、CLKは、タイミングおよび制御回路14からアドレスレジスタ12に送られる。アドレスが一旦格納されると、アドレスレジスタ12は、アドレスをアドレスデコーダ17を介して通常の方法でメモリアレイ16に与える。タイミングおよび制御回路14は、概括された一組の制御入力(“CTRL”と表示されている)を有しているように表示されている。この場合、制御入力は、読み出し/書き込みイネーブル、出力イネーブル、バーストモードイネーブル、チップイネーブル等のように、従来技術において知られている種々の制御および/またはタイミング信号を表わすように意図されている。
【0017】
この例において、メモリ10は、電力供給端子Vccから電力を受け、さらに参照電圧端子GNDを具備する。本発明の好ましい実施例によれば、メモリ10は、メモリ10の電力供給端子Vccに加えられた電圧よりも低い電源供給電圧によって電力供給されている他の集積回路に受信させるために、出力データをデータ端子28に出力しようとする。例えば、メモリ10の端子Vccに加えられた電源供給電圧は、通常5ボルト(端子GNDにおける電圧に対して)であり、端子28においてメモリ10によって出力されたデータを受け取る集積回路は、通常3.3ボルトの電源供給電圧を受けるであろう。この条件を可能にするために、データ端子28におけるメモリ10の出力ドライバ20によって駆動される最大電圧は、下流の集積回路に損傷を与えないように、この低い電源供給電圧またはその近辺(すなわち、3.3ボルトまたはその近辺)になければならない。以下に詳細に記載されるように、本発明の好ましい実施例は、メモリ10の出力ドライバ20によって駆動される最大出力高レベル電圧にそのような制限を提供することを意図している。
【0018】
メモリアレイ16は、望みの密度およびアーキテクチャに従って寸法が与えられ構築された標準メモリ格納アレイである。一般的に、アレイ16は、所望の1以上のメモリセルがそれに応じてアクセスを受ける復号化されたアドレス信号を、アドレスデコーダ17から受け取る。上述したような制御信号の一つは、読み出し操作あるいは書き込み操作のいずれが行なわれるべきか選択する。書き込み操作においては、データ端子28に与えられ、入力バッファ18を介して連絡された入力データは、書き込み回路2により選択されたメモリセルに与えられる。逆に、読み出し操作においては、選択されたメモリセルに格納されたデータは、読み出し回路19により出力バッファ21に与えられる。そこで出力バッファ21は、デジタル出力データ信号をデータ端子28に出力するために、出力ドライバ20に対し制御信号を生成する。いずれの場合にも、メモリ10の内部操作は、従来方法で、タイミングおよび制御回路14によって制御される。
【0019】
本発明の好ましい実施例によれば、メモリ10は、さらに出力バッファバイアス回路22を含んでいる。出力バッファバイアス回路22は、出力バッファ21によって出力された制御信号が、データ端子28において出力ドライバ20によって駆動される最大出力電圧を順次に制限するように、出力バッファ21に出力されるバイアス電圧をラインVOHREFに発生する。図1に示されたように、また、下記により詳細に記載されるように、本発明の好ましい実施例に従う出力バッファバイアス回路22は、タイミングおよび制御回路14によって、メモリアクセスサイクルのタイミングに従って制御される。
【0020】
図2を参照すると、本発明の好ましい実施例に従っての、出力バッファバイアス回路22の構成、および出力バッファ21と出力ドライバ20との出力バッファバイアス回路22の協働は、さらに詳細に記載される。図2に示されるように、出力バッファバイアス回路22は、出力端において調節された電圧VOHREFを出力する電圧参照および調節器24を含んでいる。出力バッファバイアス回路22は、さらに以下に詳細に記載されるように、タイミングおよび制御回路14によってラインC50に発生されるクロック信号によって制御されるバイアス電流源26を含んでいる。バイアス電流源26は、ラインVOHREFに電圧を発生する際に、電圧参照および調節器24によって用いられるバイアス電流iBIASを生成する。さらに、本発明のこの実施例に従って、電圧参照および調節器24は、オフセット補償電流源2からオフセット補償電流iNULLを受け取る。出力バッファバイアス回路22は、さらに、電圧VOHREFを設定するように働くVtシフト回路30を含んでいる。出力バッファバイアス回路22の詳細な構成と動作、およびそれの各構成要素のブロックは、以下に詳細に記載される。
【0021】
電圧VOHREFは、出力バッファ21のそれぞれに出力される。そういうものとして、出力バッファバイアス回路22は、出力バッファ21の複合したものの役に立つ。多くの場合において、出力バッファ21の数により、単一の出力バッファバイアス回路22が、全ての出力バッファ21を制御するのに充分であるといってもよい。各出力バッファ21は、読み出し回路19(図1を参照のこと)によって発生される相補的なデータ入力DATA,DATA* を受け取る。例えば、出力バッファ21jは、相補的なデータ入力DATAj,DATAj* (*は論理的に相補であることを示す)を受け取る。各出力バッファ21は、コントロール信号(出力バッファ21jに対してPU,PDとして示されている)を対応する出力ドライバ20に出力する。各出力ドライバ20は、対応するデータ端子28を駆動する。一方、図1に示されるように、データ端子は共通な入力/出力端子であって、入力側(すなわち、データ入力バッファ等)は、明確化のために図2には示されていない。
【0022】
本発明のこの実施例における各出力バッファ21は、nチャネルプシュプルドライバとして実施されている。図2に詳しく示されている特に出力ドライバ20j(他の出力ドライバ20も同じように構成されていることが理解される)を参照すると、nチャネルプルアップトランジスタ32のドレインはVccにバイアスされ、ソースはデータ端子28jに接続されているとともに、nチャネルプルダウントランジスタ34のドレインはデータ端子28jに接続され、ソースはグランドにバイアスされている。さらに、従来技術と同様に、出力ドライバ20は、好ましくも静電気放電保護装置(図示せず)を含んでいる。トランジスタ32,34のゲートは、そらぞれ制御信号PU,PDを出力バッファ21から受ける。当業者によって認められるように、Vcc(例えば、通常5ボルト)は、プルアップトランジスタ32のドレインにバイアスを与えるので、トランジスタ32が論理1(VOH最大値として参照される)を表すためにデータ端子28j を駆動する最大の電圧が制限(例えば、3.3ボルト)を超えないことを確実にするために、トランジスタ32のゲートに印加されたラインPUの電圧は適切に制御されなければならない。この制限が本発明の好ましい実施例に従って達成されるという方法が以下に記載される。
【0023】
図2に示されるように、nチャネルプルアップトランジスタ32の本体節点(body node)は、データ端子28jにおけるそれのソースにバイアスされるよりも、グランドにバイアスされるのが好ましい。nチャネルプルアップトランジスタ32に対するこの本体節点のバイアスは、ラッチアップし易いのを避けるために好ましいことは当業者に認められよう。しかし、さらに認められるように、トランジスタ32に対するこのバイアス条件は、閾値電圧を実際に大きくし、出力ドライバ20によって駆動されるVOH最大値を制限するのをより困難している。この困難性は、トランジスタ32をオンさせるために、ラインPUが駆動されなければならないより高い電圧に理由がある。本発明の好ましい実施例は、以下に記載されるであろうごとく、トランジスタ32の本体節点が帰還バイアス(back biased,すなわち、それのソースの電圧以外の電圧に)されるような方法で、この困難性を処理しようとする。
【0024】
出力バッファ
他の出力バッファ21も同じように構成されていることが理解されるので、図2に示される出力バッファ21j の構成が詳細に記載される。出力バッファ21j は、データ入力ラインDATAj,DATAj* をそれぞれナンド機能部40,42(NAND functions)の入力端に受けている。出力イネーブルラインOUTENも、以下に記載されるごとく、出力イネーブル機能を実行するために、各ナンド機能部40,42の入力端に受けられている。
【0025】
ナンド機能部の出力は、pチャネルトランジスタ36とnチャネルトランジスタ38とのゲートに印加される。pチャネルトランジスタのソースは、出力バッファバイアス回路22によって発生された電圧VOHREFにバイアスされ、ドレインはラインPUに接続されている。nチャネルトランジスタ38のドレインは、ラインPUに接続され、ソースはグランドにバイアスされている。そのように、トランジスタ36,38は、ナンド機能部40によって出力された論理信号の論理的相補性を有するラインPUを駆動する従来のCMOSインバータを構成する。しかし、ラインPUがトランジスタ36によって駆動される高電圧は、出力バッファバイアス回路22によって発生される電圧VOHREFに制限されている。ラインPUは、出力ドライバ20j のnチャネルプルアップトランジスタ32のゲートに向けられているので、電圧VOHREFは、プルアップトランジスタ32の最大駆動を制御し、したがって、データ端子28j が駆動される電圧を制御する。
【0026】
低い側において、ナンド機能部42の出力は、インバータ43(本例の場合、Vccにバイアスされている)の入力端に印加される。インバータ43の出力は、nチャネルプルダウントランジスタ34のゲートに加えられるラインPDを駆動する。
【0027】
作動の際、出力イネーブルラインOUTEN が高論理レベルにあると、ナンド機能部40,42の状態は、データ入力ラインDATAj ,DATAj* の状態によって制御され、互いの論理的相補(logical complement)となる(データ入力ラインDATAj ,DATAj* が互いの論理的相補であるから)。このようにラインDATAj の高論理レベルは、ナンド機能部40の出力において、低論理レベルになり、トランジスタ36をオンさせる。このことにより、電圧VOHREFがラインPUを介してトランジスタ32のゲートに印加され、データ端子28j を高論理レベル(上記したように、VOHREFの電圧によって制限され)に駆動する。この条件におけるナンド機能部42の出力は高レベルとなり(ラインDATAj* が低レベル)、インバータ43による反転の後に、出力ドライバ20j のトランジスタ34をオフさせる。他のデータ状態においては、ナンド機能部40の出力は、高レベルとなり(データラインDATAj が低レベル)、トランジスタ38をオンさせ、ラインPUを低レベルに引き、トランジスタ32をオフさせる。ナンド機能部42の出力は、低レベルとなり、インバータ43にラインPDを高レベルに駆動させ、トランジスタ34をオンさせ、データ端子28j を低レベルに引く。出力イネーブルラインOUTENが低論理レベルの場合には、ナンド機能部40,42の出力は、データ入力ラインDATAj ,DATAj* によって印加されるデータ状態に無関係に、高レベルに強制される。結果として、トランジスタ32,34は、両方ともオフされ、データ端子28j をハイインピーダンス状態に保つ。
【0028】
上に記されたように、本発明のこの実施例におけるラインVOHREFの電圧は、出力ドライバ20のnチャネルプルアップトランジスタ32に印加される駆動を決定する。本発明のこの実施例によれば、プルアップトランジスタ32のゲートに電圧VOHREFを供給する出力バッファ21の構造は、最少のトランジスタで実施されているので、格別に有利であり、データ端子28における高速な移行を達成するように、高速で切り替えることを可能にする。加うるに、本発明のこの実施例によれば、VOH最大値を制限するために出力ドライバ20において直列装置が必要とされない。このような直列装置は、必ず出力ドライバ20の切り替え速度を低減し、静電気放電やラッチアップの悪影響を受けやすくするものである。さらに、本発明のこの実施例によれば、nチャネルトランジスタ32に対するゲート駆動のブートストラッピングが必要でなく、したがって、電圧の立ち上がり速度(voltage slew)や電圧衝突の影響を受けやすいことを避ける。
【0029】
本発明のこの実施例のメモリ10が、低い電源供給電圧を持つ集積回路による受信のために、論理的高レベルを安全な最大レベルまで駆動できるように、適切な電圧VOHREFを出力している出力バッファバイアス回路22の構造が、図2に示された出力バッファバイアス回路22の各回路機能部に関連して詳細に記載される。
【0030】
t シフトを伴う電圧参照および調節器
図3を参照して、電圧参照および調節器24の構造と動作とが、出力バッファバイアス回路22の他の要素と協力して詳細に記載される。
【0031】
図3に示されるように、電圧参照および調節器24は、カレントミラー式に構成されている。pチャネルトランジスタ44,46のそれぞれのソースは、Vcc にバイアスされ、それらのゲートは一緒に接続されている。このカレントミラー回路の参照用枝回路においては、トランジスタ44のドレインはそれのゲートと、nチャネルトランジスタ48のドレインとに接続されている。nチャネルトランジスタ48のゲートは、Vcc とグランドとの間に直列に接続された抵抗47,49から構成された電圧分割器に接続されている。この場合、トランジスタ48のゲートは、電源供給電圧Vccの所望の分割電圧(例えば、60%)を受けるために、抵抗47と49との間の点に接続されている。この代わりに、抵抗分割器の各枝回路が、初期にはフューズによって短絡され、直列に接続された複数の抵抗から構成され、選択されたフューズを開放状態にすることにより、トランジスタ48のゲートに印加される電圧のプログラム化を可能にするようにしてもよい。
【0032】
トランジスタ48のソースは、バイアス電流源26に接続されている。このカレントミラー回路のミラー用枝回路では、トランジスタ46のドレインは、出力節点VOHREFにおいて、nチャネルトランジスタ50のドレインに接続されている。トランジスタ50のゲートは、以下に詳しく記載される方法で、Vt シフト回路30を介して節点VOHREFに結合されている。nチャネルトランジスタ50のソースは、参照用枝回路のトランジスタ48のソースと、バイアス電流源26とに接続されている。上に示されたように、バイアス電流源26は、電圧参照および調節器24のカレントミラー回路の参照用枝回路とミラー用枝回路との合計電流(すなわち、トランジスタ48,50を通過する合計電流)である電流iBIASを流す。電流iBIASは、主として、そのドレインがトランジスタ48,50のソースに接続され、そのソースがグランドにバイアスされ、そのゲートがバイアス参照回路54によって制御されるnチャネルトランジスタ52によって生成される。さらに以下に詳細に記載されるように、本発明の好ましい実施例によれば、さらに動的バイアス回路60が、電流iBIASを制御するために設けられている。この電流iBIASは、メモリアクセスサイクルの種々の部分に対して電圧参照および調節器24の出力インピーダンスを最適化するために、メモリアクセスサイクルにおけるある回数(クロック信号C50の制御下にある)において低減される。
【0033】
本発明のこの好ましい実施例において、電圧VOHREFが出力ドライバ21におけるnチャネルプルアップトランジスタ32のゲートに印加される(出力バッファ21を介して)であろうことを考慮して、電圧VOHREFがnチャネル閾値電圧によって上方にシフトされるのを確実にするために、Vt シフト回路30は、電圧参照および調節器24のミラー用枝回路のnチャネルトランジスタ50のゲートのバイアスを出力する。このシフトが達成される方法が、以下に電圧参照および調節器24の働きとともに記載される。
【0034】
その間に出力データがデータ端子28に出力されることになっているメモリサイクルの一点における電圧参照および調節器24の働きが詳細に記載される。バイアス参照回路54は、カレントミラー回路を通して流されるiBIASの値を設定するために、バイアス電圧をnチャネルトランジスタ52のゲートに出力する。動的バイアス回路60は、このとき実際的にオフされている。nチャネルトランジスタ48のゲートに対する参照電圧として出力される抵抗47,49によって発生された分割電圧は、トランジスタ48がどこまで導通状態であるかの範囲を決定し、pチャネルトランジスタ44のドレインにおけるバイアス条件を決定する。トランジスタ44によって流される電流は、ミラー用枝回路のトランジスタ46によって反映させられ、トランジスタ44によって流される電流の何倍かになろう(以下に述べられるであろうように)。
【0035】
トランジスタ46,50のドレインにおける電圧VOHREFはトランジスタ44,48のドレインにおける電圧、回路におけるトランジスタの相互の寸法、Vt シフト回路30の効果によって決定されるであろう。カレントミラー回路の技術においてよく知られているように、電圧参照および調節器24の差動増幅器効果を考慮に入れ、トランジスタ50のゲートに対するラインVOHREFの電圧の帰還により、トランジスタ50のゲート電圧は、トランジスタ48のゲートにおける電圧に釣り合うようになるであろう。しかし、Vt シフト回路30は、それのゲートは、VOHREFにおいてそれのドレインと接続され、すなわちダイオード形式に接続されたトランジスタ56を含む。そしてトランジスタ56のソースは、トランジスタ50のゲートに接続され、閾値電圧の低下が、ラインVOHREFとトランジスタ50のゲートとの間に現れる。トランジスタ56は、出力ドライバ20のnチャネルプルアップトランジスタ32の一つと同じように構成され、特に同じあるいは同様なゲート長を有し、同じ本体節点バイアス(例えば、グランドに)を有する点で同じように構成される。正確な閾値電圧降下がトランジスタ56を経て現れるように、トランジスタ56を通った適切な電流伝導を確実にするために、nチャネルトランジスタ58のドレインは、トランジスタ56のソースに接続され、ゲートはバイアス参照回路54によって制御される。
【0036】
t シフト回路30の結果として、ラインVOHREFの電圧は、トランジスタ48のゲートにおいて参照電圧から、出力ドライバ20のnチャネルプルアップトランジスタ32の閾値電圧と正確に釣り合う閾値電圧値によって上昇される。この追加的閾値電圧シフトは、電圧VOHREFが出力ドライバ20のnチャネルプルアップトランジスタ32のゲートに印加され、充分な高レベルドライブを確実にするという必然的な考えである。Vt シフトは、電圧参照および調節器24の出力インピーダンス、特に出力バッファ21をスイッチングすることにより起こされる電圧VOHREFの変動が起きた場合にトランジスタ50を経て電流を吸収するインピーダンスを増大させない方法で回路30によって達成される。さらに回路30の実施は、最小のオフセット電圧を電圧参照および電圧調節器24に導くとともに、一段の回路をそっくり追加することなしに、2個の追加のトランジスタ56,58のみが必要となる。
【0037】
もちろん、電圧参照および調節器24によってラインVOHREFに発生された電圧が、出力バッファ21のプルアップトランジスタ36のソース電圧を制御することの好ましい試みに関して上に記載された方法に対する代替方法として出力ドライバ20の論理レベルハイのドライブを制御するために、適用されてもよいということが考えられる。例えば、ラインVOHREFに発生された電圧は、出力ドライバ20のプルアップトランジスタに直列のトランジスタのゲートに直接印加されてもよいし、もう一つの例としては、ラインVOHREFに発生された電圧は、出力バッファ21のプルアップトランジスタに直列なトランジスタのゲートに印加されてもよい。これら代替の場合のそれぞれにおいて、ラインVOHREFの参照電圧は、出力端子に加えられたドライブを制限する。しかし、そのような代替の場合において、当業者の一人は、ラインVOHREFの参照電圧の絶対レベルは、前の記載で用いられたものからシフトされねばならないということを認識するであろう。
【0038】
オフセット補償電流源
電圧参照および調節器24が、極端に低い出力インピーダンスを有することは望ましい。というのは、実質的な電流は、ラインVOHREFの電圧の意味のある調節なしに、ラインVOHREFに供給され、ラインVOHREFから吸収される。上記されたように、ラインVOHREFの電圧は、最大出力ドライブを行なう一方、データ端子28の出力論理信号を受け取る集積回路を損傷しないように最大出力ハイレベル電圧VOH最大値を制御するので、ラインVOHREFの電圧が調節されたレベル近くに安定し続けるということは重要である。
【0039】
そこで、電圧参照および調節器24においては、ドライブ能力、したがってトランジスタ46,50のトランジスタサイズ(すなわち、チャネル長に対するチャネル幅の比、W/L)が極めて大きいということが好ましい。トランジスタ46,50の大サイズは、電圧参照および調節器24が高速に電流を供給し(Vccからトランジスタ46を通してラインVOHREFへ)、または電流を吸収する(ラインVOHREFからトランジスタ50,52を通してグランドへ)。例えば、トランジスタ46のW/Lは、およそ1200で、トランジスタ50のW/Lは、およそ600で、トランジスタ48のW/Lは、本実施例の場合、およそ300であってよい。加えて、かなり大きなミラー比が得られ、ラインVOHREFで得られるソース電流を増加するように、トランジスタ46のW/Lがトランジスタ44のものより大きいことが望ましい。さらに、高い利得のために、トランジスタ48のW/Lがトランジスタ44のものより相当大きいということが望ましい。上の例においては、トランジスタ44のW/Lがおよそ60であり、この場合、電圧参照および調節器24のミラー比は、およそ20となろう。最大ソース電流iSOURCE MAX 、次ぎのように決定されるであろう。
【0040】
SOURCE MAX=iBIAS×{(W/L)46/(W/L)44
上の例において、最大ソース電流iSOURCE MAXは、およそiBIASの20倍となろう。電圧参照および調節器24の最大シンク電流は、バイアス電流源26によって制御されるiBIASに等しくなるであろう。本発明のこの実施例において、もちろん、本発明のこの実施例にとってソース電流は、それが出力ドライバ21のプルアップトランジスタ32のオンするのを制御するとき、より決定的なパラメータとなるであろうことが認められるであろう。
【0041】
しかしながら、電圧参照および調節器24の参照用およびミラー用枝回路を通る電流は、お互いに同じではないので、オフセット電圧が節点間で、すなわち、一方はトランジスタ44,48のドレインにおける節点と、他方はトランジスタ46,50のドレインにおける節点との間で進展する可能性がある。このオフセット電圧は、およそ300から400mVになる可能性があり、増加するiBIASとともに増加する。
【0042】
さらに、トランジスタ48のW/Lは、トランジスタ44のものよりも実質的に大きく、トランジスタ44のダイオード構成(ゲートがドレインに接続されている)により、トランジスタ44は、トランジスタ48のドレインの電圧(トランジスタ44,46のゲート)を、必要なときに高速に引き上げることができない。例えば、出力ドライバ21の複数のものが、それぞれのプルアップトランジスタ32を同時にオンさせるとき、電圧参照および調節器24からの実質的なソース電流は、ラインVOHREFの電圧を適切なレベルに維持することを要求される。このソース電流は、最初にラインVOHREFの電圧を引き下げる傾向があり、それは順次に電圧参照および調節器24の参照用枝回路のトランジスタ44,48のドレインの電圧を引き下げるであろう、その理由は、トランジスタ46によって流される電流の実質的に全てがラインVOHREFに向けられる故に、トランジスタ48が、電流iBULKの大部分を臨時に供給することを、電流源26により要求されるであろうからである。しかし、比較的小さな寸法のために(高いミラー比のため)、トランジスタ44は自身によって自身のドレインの電圧を素早く引き上げることができない。もしも、この電圧が低いままで、一旦ソース電流に対する要求が過ぎてしまうと、トランジスタ44,46はそれらのゲートにおける低い電圧により強くオン状態にされるので、電圧VOHREFは、それの安定状態電圧をオーバーシュートしてしまうであろう。上に述べたように、電圧VOHREFのオーバーシュートは、低い電源供給電圧を有する下流の集積回路を損傷する可能性がある。
【0043】
そこで、本発明の好ましい実施例にしたがって、電圧参照および調節器24のトランジスタ44,48のドレインに電流iNULLを供給するために、オフセット補償電流源2が用意されている。そこで、バイアス電流源トランジスタ52の寸法は、カレントミラー回路を超えて電圧参照および調節器24の参照用枝回路に供給されるであろう追加の電流iNULLを流すために適切でなければならない。もちろん、この追加の電流を流すために、追加のトランジスタが、トランジスタ52に並列に配置されてもよい。電流iNULLは、トランジスタ48によって流される単位チャネル幅当たりの電流を、トランジスタ50によって流される単位チャネル幅当たりの電流と等しくするように意図されており、オフセット電圧は起こらず、トランジスタ44にかかるトランジスタ48の負荷を和らげ、トランジスタ44,48のドレインのドレインの電圧、したがって、トランジスタ44,46のゲートの電圧が必要なときに素早く引き上げられることを可能にしている。このように、ラインVOHREFの電圧のオーバーシュートは、阻止される。
【0044】
図4を参照して、オフセット補償電流源2の構造が詳細に記載される。本発明のこの特別な実施例において、オフセット補償電流源2は、実現のために必要とされるトランジスタの数を最少にするために、バイアス電流源26のバイアス参照回路54によって制御される。もちろん、望みであれば、オフセット補償電流源は、自身のバイアス参照回路網を具備していてもよい。
【0045】
バイアス参照回路54は、ソースがVccにバイアスされ、ゲートが参照電圧PVBIASによってバイアスされたpチャネルトランジスタ62によって実施される。この参照電圧PVBIASは、従来の電圧参照回路によって発生されてもよく、メモリ10の他の所で使われているかもしれないし、あるいは、この参照電圧PVBIASは、この参照によってここに組み込まれ、SGS-Thomson Microelectronics, Inc.,に譲渡され、“補償されたバイアス電圧を供給する回路”と題され、1991年12月16日に出願された共通出願の08/357,664(代理人案件No. 94-C-114)に記載の補償バイアス電圧参照回路によって好適に発生される。nチャネルトランジスタ64は、それのゲートとドレインとがトランジスタ64のドレインに接続されたダイオード形式で接続されている。トランジスタ62,64の寸法は、pチャネルトランジスタ62が特定電圧PVBIASに対し飽和状態で留まることを確実にするために選択されている。例えば、約2ボルトの電圧PVBIASに対し、約15のW/L比を持ったトランジスタ62,64が、トランジスタ62を、Vccが普通に5ボルトである場合の飽和状態に保つであろう。トランジスタ62,64のドレインにおける共通節点は、バイアス電流源26のトランジスタ52のゲートとオフセット補償電流源2とに印加される参照電圧ISVRを出力する。
【0046】
温度に関して予測される工程パラメータと電源供給電圧との大きな変化と同様に、電圧参照および調節器24に流される大きな電流という理由から、バイアス参照回路54の動作は出来るだけ安定であることが望ましい。図4に示されるバイアス参照回路54の構造は、そのような安定性を提供する。上の例において、シミュレーションの結果は、温度と工程パラメータと電源供給電圧との変化に関して、節点ISVRにおけるゲート電圧を設定するためにバイアス参照回路54を用いて、バイアス電流源26のトランジスタ52によって流される最小電流に対する最大電流の比は約1.17であるということを示している。
【0047】
本発明のこの実施例によるオフセット補償電流源2は、参照用枝回路がpチャネルトランジスタ66とnチャネルトランジスタ68とを含むカレントミラー回路によって実行される。トランジスタ66,68のソースは、それぞれVccとグランドとにバイアスされ、ドレインは一緒に接続される。nチャネルトランジスタ68のゲートは、節点ISVRにおける参照電圧をバイアス参照回路54から受け取り、pチャネルトランジスタ66のゲートは、トランジスタ66,68の共通ドレイン節点と、ミラー用枝回路のpチャネルトランジスタ69のゲートとに、典型的なカレントミラー回路形式に接続されている。トランジスタ69は、それのドレイン電流が電流iNULLを供給するように、Vccにバイアスされたソースを有する。トランジスタ66,69の相互の寸法は、もちろん、ミラー比、および電流iNULLを決定する。およそ2.5mAの電流iNULLを生成するために、およそ5のミラー比は典型的であろう。上に示されたように、この追加的電流iNULLを流すためには、充分な電流能力がトランジスタ52に与えられなければならない。追加的電流iNULLを釣り合った形で流すために、ゲートがラインISVRによって制御され、トランジスタ66,68,69からなるミラー回路の寸法に釣り合う寸法を有するnチャネルトランジスタがトランジスタ52と並列に設けられるのが好ましい。
【0048】
図5および図6を参照して、電圧参照および調節器24の動作に対するオフセット補償電流源2の効果が、シミュレーションに基づいて記載される。図5は、電流iNULLがゼロ、換言すれば、オフセット補償電流源2が存在しないような場合の電圧参照および調節器24の動作を示している。図5は、電圧参照および調節器24の出力端における電圧VOHREFと、トランジスタ44,48の共通ドレイン節点における電圧V44と、データ端子28の一つにおける出力電圧DQとを示している。時間t0は、全てのデータ端子28が低出力電圧を駆動している場合において、これらの電圧の安定状態条件を示している。例えば、安定状態において、電圧VOHREFは、3.3ボルト(メモリ10から出力データを受け取る集積回路の低い側の電源供給電圧)にnチャネル閾値電圧(出力ドライバ20のプルアップトランジスタ32がnチャネル装置であるということを考えて)を加えたものであるのが好ましい。時間t1において、データ端子28は、新しいデータ状態への切り替えを始める。この例において、最悪の場合の条件は、全ての(例、18個)データ端子28が低論理レベルから高論理レベルに切り替わることである。図5に示されるように、電圧DQが上昇を開始することにより表されるように一旦切り替えが開始すると、ラインVOHREFの電圧を引き下げるラインVOHREF上の出力バッファ21によって要求される大きなソース電流のために、電圧VOHREFと電圧V44とは沈み込む。この時に電圧V44も沈み込むが、その理由は、トランジスタ50を通過する電流がゼロ近くに低減され(ミラー用枝回路の全ての電流が出力バッファ21によって要求されている)、トランジスタ48が実質的に電流iBIASの全てを流すようにトランジスタ48を強制しているからである。トランジスタ48によるこの追加の電流が、こんどは節点V44の電圧を下げる。時間t2は、ソース電流要求が減少し始め、電圧参照および調節器24の動作によりラインVOHREFの電圧が上昇するのを可能にさせるような出力過渡特性の終了を表わしている。しかし、上記したように、出力バッファ21によって要求されたソース電流を出力するのに充分に大きいミラー比のために要求されたトランジスタ44の小さな寸法とダイオード構成との理由により、節点V44の電圧は相当な時間の間低いままであり、時間t3まで上昇(緩やかに)し始めない。節点V44の電圧が、トランジスタ44,46を強く導通された状態に保つ安定状態値以下に留まる限り、ラインVOHREFの電圧は、上昇することを可能にされており、実際に相当のマージン(VOS)分だけ安定状態値を超えて上昇している。そこで、所望の値を超えるVOHREFのこの上昇は、出力バッファ21および出力ドライバ20を介して、データ端子28に接続された低電源供給集積回路に実際に損傷を引き起こす程にデータ端子28に反映されることがある。
【0049】
図6を参照すると、例えば、電流iNULLが2.5mAである場合の電圧参照および調節器24の動作が、図5に示されたと同じ条件のシミュレーションに基づくとともに、図5と同じ時間スケールを持って示されている。前のように、時間t1に起きた切り替えは、電圧VOHREFと電圧V44とを沈み込ませる。しかしながら、トランジスタ44,46の共通ドレイン節点に印加された追加的電流iNULLは、この節点に充電するのを助け、結果として、電圧V44が上昇しようとする時間t3は、初期の切り替え時間t1の後にずっと直ぐに上昇し始める。この場合、電圧V44は非常に速く上昇を始めるので、電圧VOHREFは、iNULL=0の図5の場合のように大きく、また、同じように長い時間、安定状態値をオーバーシュートすることは不可能である。このようにして、データ端子28に接続された低電源供給集積回路の損傷は避けられる。
【0050】
バイアス電流の動的制御
前述の記載から明らかなように、電圧参照および調節器24の出力インピーダンスは、出力バッファ21および出力ドライバ20がデータ端子28の状態を切り替える期間において、できるだけ低いことが望ましい。この低い出力インピーダンスは、大きなソースおよびシンク電流が、電圧VOHREFの大きな調節なしに、電圧参照および調節器24によって供給されるのを可能にする。しかしながら、そのような低い出力インピーダンスは、電圧参照および調節器24を通る直流電流が大きいこと、したがって、全てが望ましくないところの、大きな安定状態電力の消失、それに応じる温度の上昇、信頼性の低下、システム電源供給に対する負荷を引き起こすような直流電流が大きいことを必要とする。
【0051】
図7を参照して、メモリアクセスサイクル内でバイアス電流iBIASを制御している動的バイアス回路60の構成と動作とが詳しく記載される。動的バイアス回路60は、それによって引かれる安定状態電流を低減する目的で、電圧参照および調節器24における選択自由の機能部として配置されている。図7に示されるように、動的バイアス回路60は、クロック信号C50を受け取り、それをインバータ71を介して、nチャネルトランジスタ72のゲートに印加する。トランジスタ72は、バイアス参照回路54の出力端および電流源トランジスタ52のゲートにおける節点ISVRに接続されたドレインを有する。トランジスタ72のソースは、節点ISVRに接続されたゲートとグランドにバイアスされたソースとを有するnチャネルトランジスタ74のドレインに接続されている。
【0052】
クロック信号C50が高レベルを保っている間の動作において、トランジスタ72は、オフとなり、動的バイアス回路60は、トランジスタ52のゲートのバイアスに影響を与えないし、また、それによって流される電流iBIASの値にも影響を与えない。しかしながら、クロック信号C50が低レベルの場合には、トランジスタ72はオン状態にされるとともに、節点ISVRをグランド方向に引き、それによって流される電流を低減するトランジスタ72,74のために、トランジスタ52のゲートの電圧は低減されよう。
【0053】
トランジスタ52のゲートバイアスが動的バイアス60により低減される範囲は、当業者に明らかなように、バイアス参照回路54のトランジスタ64の寸法に関連するとともに、トランジスタ52の寸法に関連したトランジスタ74の寸法によって決定される。この寸法取りは、トランジスタ74のソースに対するゲートの電圧が、バイアス参照回路54のトランジスタ64のソースに対するゲートの電圧と同じになろうことを考えて、簡単に決定される。トランジスタ74のソースに対するドレインの電圧は、トランジスタ64のそれよりも、オン状態のトランジスタ72のソースに対するドレインの電圧分だけ少なくなろう。オン状態のトランジスタ72のソースに対するドレインの電圧は、一般に相当小さく、例えばおよそ100mVである。飽和状態における両方のトランジスタ64,74に関して、トランジスタ64,74はトランジスタ72がオンであるとき、互いに並列であると考えられるので、それらのドレイン電流は、それらのソースに対するドレイン電圧により、大きく影響されない。トランジスタ52の電流はトランジスタ64(トランジスタ72がオンであるとき、トランジスタ74と並列)の電流を反映するので、クロック信号C50は、トランジスタ52に対するトランジスタ64のカレントミラー比を効果的に変更する電流iBIASを制御する。
【0054】
例えば、出力切り替え期間を除いて、電流iBIASが完全な値の50%に低減される場合には、もしも、この例のように、トランジスタ64,52のチャネル幅とチャネル長とが同じであるならば、トランジスタ64,74のチャネル幅とチャネル長とは同じになろう。トランジスタ72がオフ状態にされた場合、電流iBIASは、バイアス参照回路54のトランジスタ64を通る電流i64に等しくなるであろう。上記したように、トランジスタ72がオン状態(クロック信号C50が低レベル)にされた場合、トランジスタ64,74は、事実上互いに並列になり、この例ではトランジスタ52のチャネル幅の事実上2倍になるチャネル幅を有する。カレントミラー比は1/2になる。その理由は、
52/(W64+W74)=1/2
この場合、W52,W64,W74は、トランジスタ52,64,74のチャネル幅(チャネル長は同じと考えられている)である。合計W64+W74は、互いに並列になったトランジスタ64,74の有効チャネル幅である。したがって、電流iBIASは、クロック信号C50が低レベルの期間、1/2に低減される。
【0055】
図8を参照して、動的バイアス回路60の動作と、メモリアクセスサイクル内のバイアス電流iBIASに対する影響とが記載される。時間t0は、安定状態における前のサイクルの終わりにおけるメモリ10の状態を示している。データ端子DQは、前のサイクルからの出力データ値DATA0を示している。このときクロックC50は、この時点では出力切り替えが起きていないので、低レベルである。したがって、トランジスタ72(図7)がインバータ71によってオン状態にされ、トランジスタ74をバイアス参照回路54のトランジスタ64に並列にし、トランジスタ52のミラー比を低減しているので、電流iBIASは最大値の半分である。このことは、出力切り替えが期待されないメモリアクセスサイクルの期間、および前のデータ状態(すなわち、DATA0)が保たれる期間に、電圧参照および調節器24によって引かれる電流iBIASを低減する。電圧参照および調節器24の出力インピーダンスは、この期間比較的に高いであろうが、ラインVOHREFの電圧は、正しい安定状態レベルに保たれるであろう。
【0056】
時間t1において、新しいメモリアクセスサイクルが、アクティブになろうとする入力クロックCLKにより開始される。代わりには、例えば、完全にスタティックなメモリにおいては、クロックCLKは、メモリのアドレス入力端子またはデータ入力端子の変化の検出によって発生されるエッジ変化検出パルスに一致してもよい。クロックCLKの立ち上がりエッジに応答して、確実に短いメモリの最小予想読み出しアクセス時間に対応する選択された遅延の後にクロック信号C50がアクティブにされる。一旦、クロック信号C50が時間t2にアクティブになると、トランジスタ72は、インバータ71の動作によりオフされる。したがって、トランジスタ52のカレントミラー比は、出力バッファ21と出力ドライバ20とがデータ端子28を新しいデータ状態(すなわち、DATA1)に駆動するのを開始するときに先立ち、最大値(この例では、1(unity))に回復される。新しいデータ状態DATA1が安定であることを確実にするのに充分なもう一つの遅延の後に、クロック信号C50は、図8の時間t3 に示されるように低レベルに戻る。このことは、再びトランジスタ72をオン状態にし、この例においては、iBIASをそれの最大値の50%に低減し、電圧参照および調節器24を通して引かれる直流電流を低減する。
【0057】
可変バイアス電流源
図9を参照して、本発明の他の実施例に従ってバイアス電流源26’が詳細に記載される。バイアス電流源26’は、電圧参照および調節器24のために、上述した動的バイアス回路60の場合におけるようにクロック信号によるか、あるいはプログラムするフューズによって制御可能である電流iBIASの複数レベルの調整機能を備えている。
【0058】
バイアス電流源26’は、以前のように電圧参照および調節器24に接続され、バイアス参照回路54と電流源トランジスタ52とを組み込んでいる。追加するに、図7に関連して上述されたように、トランジスタ72がオン状態にされるとき、電流iBIASを前の値の50%に低減するために、トランジスタ72,74が設けられている。しかし、この場合、トランジスタ72のゲートは、一方の入力端にクロック信号C50を受け、他方の入力端に節点FEN50* 上のフューズ回路75の出力を受けるナンド機能部73によって制御される。
【0059】
フューズ回路75は、トランジスタ72の状態のプログラム可能性を永続する形式で設けている。そのようなプログラム可能性は、iBIASの最適値がまだ決定されていないメモリ10の設計および生産の初期段階において有用であろう。さらに、もしもメモリ10の生産における工程変更が、iBIASの最適値はメモリ10の初期試験の後に設定されるのが好ましいというほどに充分大幅に変わるならば、iBIASの値のプログラム可能性は望ましいことである。例えば、もしもメモリ10が非常に短いチャネル幅を持つように処理されているならば、iBIASの値は、トランジスタ72を常時オン状態に保つために、プログラムするフューズ回路75によって低減されるのが好ましいであろう。さらに、望みの出力立ち上がり速度を選択するために、フューズ回路75をプログラムしてもよい。
【0060】
フューズ回路75の構造は、数多くの従来の方法の一つで達成されてよい。図9の例は、その出力で節点FEN50* を駆動するインバータ77の入力端とVccとの間に接続されたフューズ76を単に具備している。トランジスタ78,79は、インバータ77の入力端とグランドとの間に接続されたソース/ドレイン路を有する。トランジスタ78のゲートは、リセット信号POR の電力を受け、メモリ10の電力アップの際には、トランジスタ78はインバータ77の入力端をグランドに引く。トランジスタ78のゲートは、節点FEN50*におけるインバータ77の出力端に接続されている。フューズ76をそのままにした動作においては、節点FEN50* は、インバータ77の働きによって低レベルに保たれる。フューズ76が開放状態の場合、ラインPOR 上のパルスは、インバータ77の入力端を引き下げ、節点FEN50* を高レベルに駆動し、この状態を保つためにトランジスタ78をオン状態にするであろう。
【0061】
動作において、ナンド機能部73の出力は、もしもクロック信号C50または節点FEN50*が低レベルであるならば、高レベルとなるであろう。したがって、開放になるようにフューズ76を飛ばさなければ、ナンド機能部7の出力を高レベルに保ち、トランジスタ72を無条件にオン状態に保ち、節点FEN50*は、低レベルに保たれるであろう。フューズ76が開放状態にされた場合には、クロック信号C50は、上述された図8の場合におけるように、トランジスタ72の状態を、制御するであろう。
【0062】
もちろん、メモリ10は、トランジスタ72の状態がフューズ回路75のプログラムされた状態にのみ依存するように、クロック信号C50無しに実施されてもよいということは考えられる。
【0063】
さらに、本発明のこの他の実施例によるバイアス電流源26’は、前に記載されたトランジスタ72,74と同様な形式にされていて、節点ISVRとグランドとの間に直列に接続されたトランジスタ72’,74’を含んでいる。トランジスタ72のゲートは、クロック信号C67の状態と、節点FEN67*を介したフューズ回路75’とに応答して、ナンド機能部73’によって同様に制御される。しかし、トランジスタ74’の寸法は、トランジスタ72’がクロック信号C67あるいはフューズ回路75’によってオン状態にされるとき、電流iBIASが最大値の種々の分割電流値となるように選択されるように、トランジスタ74の寸法とは異なるように選択されている。たとえば、もしも、トランジスタ74’のチャネル幅がトランジスタ52と、バイアス参照回路54のトランジスタ64のチャネル幅(同じチャネル長として)の半分であるならば、トランジスタ64,74’の並列組み合わせの有効チャネル幅は、トランジスタ52のチャネル幅の1.5倍になるであろう。したがって、オン状態のトランジスタ74’のiBIASの値は、オフ状態のトランジスタ74’に関する最大値の2/3になるであろう。
【0064】
もちろん、もしも電流iBIASの異なる値が、恒久的にプログラムされることが望まれたり、メモリサイクルの特定な時間にクロックに同期させられることが望まれるならば、種々な寸法の他のトランジスタが、バイアス電流源26’に同様に実施されてもよい。さらに、例えば、トランジスタ72,72’の両方が、さらに電流iBIASを低減するために、同時にオン状態にされてもよい。他の電流の低減の組み合わせが当業者には明らかであろうと考えられる。
【0065】
そこで、本発明のこの他の実施例によれば、個々のメモリ回路は、電気試験によって決められたり、メモリサイクルの期間の特定時点において決められたりする工程パラメータに依存するので、バイアス電流iBIASの値は、個々の設計に対して最適化される。この最適化は、一方では、最大ソースおよびシンク電流と、電圧参照および調節器24に対する最小出力インピーダンスとの釣り合いの最適化を可能にし、他方では、電圧参照および調節器24に引かれる電流の最適化を可能にする。さらに、望ましい出力立ち上がり速度が、この最適化において選択できよう。
【0066】
可変出力V OH 制御
本発明のもう一つの他の実施例によれば、論理信号またはフューズプログラム能力によるVOHREF制限機能の選択能力が設けられている。本発明のこの実施例によれば、全てではない同じ設計のメモリが、低電源供給を用いる他の集積回路との組み合わせでの使用のための特性を持たされるということが考えられる。例えば、メモリのある部分が5.0ボルトのVOH最大値を有し、他の部分は3.3ボルトに制限されたVOH最大値を有していてもよい。生産の容易化や在庫管理の目的で、VOH最大値を5.0ボルトにするか3.3ボルトにするかを生産工程の出来るだけ遅い段階で決定がなされるような使用に適する単一の集積回路設計を有することは望ましい。さらに、3.3ボルト動作に対する特定のメモリチップの適合性は、電流駆動のような工程パラメータに依存するであろうから、あるメモリは、たとえVOHREF制限機能がイネーブルにされても3.3ボルト動作仕様に適合しないかも知れないが、5.0ボルトVOH最大値のメモリに対する動作仕様には適合するかもしれない。この場合、電気試験後のVOHREF制限機能の選択能力を有することは望ましいことであろう。
【0067】
また、もう一つの例において、メモリ10に対して、VOHREF制限機能が選択的にイネーブルにされたり、ディスエーブルにされたりする特別の試験モードを有することは有用であろう。
【0068】
図10を参照すると、電圧参照および調節器124が、上に記載した電圧参照および調節器24と同様に構成されているが、外部信号、特別試験モード信号、フューズ回路のプログラミングによってディスエーブルにされる本発明のもう一つの実施例が示されている。電圧参照および調節器24と電圧参照および調節器124とに共通な要素は、同じ参照番号で参照され、図10の電圧参照および調節器124に関連して再び記載はなされない。
【0069】
先に記載された要素に加えて、電圧参照および調節器124は、pチャネルトランジスタ82,84,89と、nチャネルトランジスタ86とを含んでいる。これらトランジスタは、以下に記載されるノアゲート80の出力によって表わされるようにVOHREF機能がディスエーブルにされた場合には、所定の節点をVccまたはグランドに強制する。各pチャネルトランジスタ82,84,89は、Vccにバイアスされたソースと、ノアゲート80の出力端からくるラインLIMOFF* を受けるゲートとを有する。トランジスタ82のドレインは、電圧参照および調節器124のカレントミラー回路のトランジスタ44,46のゲートに接続され、トランジスタ84のドレインは、電圧参照および調節器124の出力端におけるラインVOHREFに接続され、トランジスタ89のドレインは、バイアス参照回路54の入力端に接続されている。nチャネルトランジスタ86は、バイアス電流源26の節点ISVRに接続されたドレインと、グランドに接続されたソースと、インバータ85による論理反転後の信号LIMOFF* を受けるゲートとを有する。本発明のこの実施例に従って、通過ゲート88が、電圧PVBIASとバイアス参照回路54との間に配置されており、信号LIMOFF* に基づく真および相補の信号によって制御される。
【0070】
作動中に、もしもノア機能部80の出力端におけるラインLIMOFF* が高論理レベルであるならば、トランジスタ82,84,86,89は、全てオフされ、通過ゲート88は、オンされる。この場合、電圧参照および調節器124は、電圧参照および調節器24について上に記載したように、ラインVOHREFの電圧を制限するように働く。
【0071】
しかし、ノア機能部80の出力端におけるラインLIMOFF*が、低論理レベルであるならば、トランジスタ82,84,86,89は、全てオンされ、通過ゲート88は、オフされる。この状態で、ラインVOHREFは、5.0ボルトに強制され、出力バッファ21に印加されたドレイン電圧(そして出力ドライバ20のプルアップトランジスタ32のゲートに印加された)は、低減されたレベルに制限されない。電圧参照および調節器124を通して引かれた直流電流を最小化するために、さらに、そこの所定の節点は、特定の電圧に強制される。この例においては、トランジスタ44,46のゲートは、トランジスタ82によってVccに引き上げられ、電圧参照および調節器124の参照用枝回路およびミラー用枝回路の両方をオフ状態にする。通過ゲート88は、電圧PVBIASをバイアス参照回路54から切り離し、トランジスタ89は、バイアス参照回路54の入力端をVccに引き、トランジスタ86は、節点ISVRをグランドに引き、トランジスタ52,58をオフさせる。もちろん、ノア機能部80の出力は、オフセット補償電流源2、バイアス参照回路54などの中の節点に望ましいように印加されてもよい。
【0072】
本発明のこの実施例において、ノア機能部80は、3つの入力を受け、そのうちのいずかが高論理レベルにあると、ラインLIMOFF* が低レベルに駆動されるようにする。第1の入力は、メモリ10のいずこか、例えばタイミングおよび制御回路14の中で発生される論理信号DISであり、例えば、論理信号DIS が活性にされるように、入力あるいは命令の所定の組み合わせがメモリ10に印加されてもよい。ノア機能部80の第2の入力は、節点FDISにおいて、フューズ回路90によって発生される。フューズ回路90は、フューズ回路75に関連して上述したしたように構成されているので、節点FDISはフューズがそのままの場合には低論理レベルにあり、フューズが飛ばされている場合には高論理レベルにある。
【0073】
本発明のこの実施例により、特別試験パッドTPが、ウェーハ形状(すなわち、パッケージする前)における電気試験の間に電圧参照および調節器124をイネーブルにしたり、ディスエーブルにしたりするのを制御できる。試験パッドTPは、ノア機能部80の入力として受けられる節点TDISを駆動するインバータ91の入力端に接続されている。トランジスタ92は、インバータ91の入力端とグランドとの間に接続されたソース/ドレイン路を有し、インバータ91の出力端の節点TDISに接続されたゲートを有する。トランジスタ93は、インバータ91の入力端とグランドとの間に接続されたソース/ドレイン路を有し、リセット信号POR の電力によって制御されるゲートを有する。
【0074】
動作中に、もしも、試験パッドTPがVccに保たれると、インバータ91は、節点TDISを低レベルに強制するであろう。しかし、もしも、試験パッドが開放にされたままになっているか、グランドに接続されているならば、電力アップに際して、トランジスタ93は、インバータ91の入力端を引き下げ、トランジスタ92の働きを通して保たれる高論理レベルを節点TDISに強制するであろう。このようにして試験パッドTPが、電気試験の期間に、電圧参照および調節器124のイネーブルおよびディスエーブルを制御できるということを考えることができる。このような試験の結果により、もしも、電圧参照および調節器124が恒久的にイネーブルにされるべきであるならば、試験パッドTPはVccにワイヤボンディングされてもよいし、もしも、電圧参照および調節器124が特定のメモリ10に対して恒久的にディスエーブルにされるべきであるならば、試験パッドTPは開放状態(好ましくは、グランドにハードワイヤ接続)にされてもよい。
【0075】
本発明による電圧参照および調節器のVOH制限機能のこのような選択的イネーブルおよびディスエーブルは、前記機能を組み込んだ集積回路の生産管理を非常に改善すると考えられる。特に、異なる仕様制限に対応する集積回路が、電気試験の後で、工程の後方で行なわれる最大VOH電圧の選択とともに、同じ設計をもとに製造されるであろう。さらに、上述されたように、電圧参照および調節器回路に入力電圧を出力し、望ましい最大VOH電圧のさらなる調節を可能にする電圧分割器を調節するためにフューズプログラミングが用いられよう。
【0076】
本発明は、好ましい実施例に関連して記載されたが、本発明の利点や利益を得られるこれらの実施例の修正や変更が、この明細書および図面を参照すれば、当業者には明らかである。このような修正や変更は、続いて請求されるように本発明の範囲にあると考えられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい実施例に従って、出力駆動回路が組み込まれた集積メモリ回路のブロック形式で表わされた回路図である。
【図2】 本発明の好ましい実施例に従って、出力駆動回路のブロック形式で表わされた回路図である。
【図3】 本発明の好ましい実施例に従った電圧参照回路および調節回路の概略形式の回路図である。
【図4】 本発明の好ましい実施例に従った電圧参照回路および調節回路に用いられたバイアス電流源の概略形式の回路図である。
【図5】 オフセット補償電流のない場合の本発明の好ましい実施例に従った電圧参照回路および調節回路の動作のタイミング曲線である。
【図6】 オフセット補償電流のある場合の本発明の好ましい実施例に従った電圧参照回路および調節回路の動作のタイミング曲線である。
【図7】 本発明の好ましい実施例に従った電圧参照回路および調節回路に用いられた動的バイアス制御回路の概略形式の回路図である。
【図8】 集積回路メモリにおける図7の回路の操作を示すタイミング図である。
【図9】 プログラム可能なバイアス電流レベルを含む本発明の他の実施例に従ったバイアス電流源の概略形式の回路図である。
【図10】 本発明の他の実施例に従った電圧参照回路および調節回路の概略形式の回路図である。
【図11】 従来の電圧参照回路の概略形式の回路図である。
【符号の説明】
10 メモリ
12 アドレスレジスタ
14 タイミングおよび制御回路
16 メモリアレイ
17 アドレスデコーダ
19 読み出し回路
20 出力ドライバ
21 書き込み回路
21 出力バッファ
22 出力バッファバイアス回路
24 電圧参照および調節器
26 バイアス電流源
28 データ端子
28 オフセット補償電流源
30 Vt シフト回路
32,34,38,50,52 nチャネルトランジスタ
36,44 pチャネルトランジスタ
40,42 ナンド機能部
44,46 pチャネルトランジスタ
47,49 抵抗
54 バイアス参照回路
60 動的バイアス回路

Claims (18)

  1. 第1の端末が電源供給電圧に接続されたソース/ドレイン路を具備し、前記ソース/ドレイン路のドレイン端末に接続されたゲートを具備する第1の参照トランジスタと、
    第1の参照トランジスタの前記ソース/ドレイン路の第2の端末と共通節点との間に接続されたソース/ドレイン路を具備し、参照電圧を受けるためのゲートを具備する第2の参照トランジスタと、
    前記電源供給電圧と出力節点との間に接続されたソース/ドレイン路を具備し、第1の参照トランジスタの前記ゲートに接続されたゲートを具備する第1のミラートランジスタと、
    前記出力節点と前記共通節点との間に接続されたソース/ドレイン路を具備し、ゲートを具備する第2のミラートランジスタと、
    前記共通節点に結合され、前記第2の参照トランジスタと前記第2のミラートランジスタの電流の合計を含む電流を流すバイアス電流源と、
    オフセット補償電流を与えるために第1の参照トランジスタの第2の端末に接続された出力を具備しているオフセット補償電流源
    とを有する電圧参照回路。
  2. 前記バイアス電流源前記オフセット補償電流流す請求項1記載の電圧参照回路。
  3. 第1のミラートランジスタは、第1の参照トランジスタよりも実質的に大きな駆動特性を有する請求項1記載の電圧参照回路。
  4. 前記第2の参照トランジスタは、第1の参照トランジスタよりも実質的に大きな駆動特性を有する請求項3記載の電圧参照回路。
  5. 前記第1のミラートランジスタと第1の参照トランジスタとは、pチャネル電界効果トランジスタである請求項1記載の電圧参照回路。
  6. 前記第2のミラートランジスタと第2の参照トランジスタとは、nチャネル電界効果トランジスタである請求項5記載の電圧参照回路。
  7. 前記第2の参照トランジスタのゲートに印加される参照電圧を発生させる電圧分割器を有する請求項1記載の電圧参照回路。
  8. 電源供給電圧にバイアスされたソースおよびドレイン並びにドレインに接続されたゲートを具備するpチャネル参照トランジスタ、前記pチャネル参照トランジスタの前記ドレインに接続されたドレインおよび参照電圧を受けるゲート並びにソースを具備するnチャネル参照トランジスタを具備する参照枝回路と、
    前記電源供給電圧にバイアスされたソースおよび出力節点に接続されたドレイン並びに前記pチャネル参照トランジスタのゲートに接続されたゲートを具備するpチャネルミラー用トランジスタ、前記出力節点において前記pチャネルミラー用トランジスタのドレインに接続されたドレインおよびそれのドレインに結合されたゲート並びにソースを具備するnチャネルミラートランジスタを具備するミラー枝回路と、
    オフセット補償電流を印加するためにnチャネル参照トランジスタのドレインに接続された出力を具備するオフセット補償電流源と、
    前記nチャネル参照トランジスタとnチャネルミラートランジスタの前記ソースに接続され、前記pチャネル参照トランジスタおよび前記nチャネルミラートランジスタの電流並びに前記オフセット補償電流の合計を流すバイアス電流源と、
    を有するMOS電圧参照回路。
  9. 前記nチャネル参照トランジスタのゲートに接続され、そこに電源供給電圧の分割電圧を出力する電圧分割器を有する請求項記載の電圧参照回路。
  10. 前記pチャネルミラートランジスタの幅/長さ比が、前記pチャネル参照トランジスタのものより実質的に大きい請求項記載の電圧参照回路。
  11. 前記nチャネル参照トランジスタの駆動が、pチャネル参照トランジスタのそれよりも実質的に大きい請求項1記載の電圧参照回路。
  12. 前記出力節点に接続されたドレインおよびゲートを具備し、前記nチャネルミラートランジスタのゲートに接続されたソースを具備するnチャネル閾値シフトトランジスタ有する請求項記載の電圧参照回路。
  13. 参照電圧を発生させる方法であって、
    カレントミラー回路に流される参照電流を制御するためと、カレントミラー回路のミラー枝回路のミラー電流を制御するためにバイアス電圧を、前記参照電圧が前記ミラー枝回路の節点に生成され、前記ミラー電流が前記参照電流より大である状態で、カレントミラー回路の参照枝回路に印加し、
    オフセット補償電流が前記ミラー枝回路内のミラー電流に含まれないように、節点におけるカレントミラー回路の参照枝回路に、オフセット補償電流を印加し、
    前記カレントミラー回路の前記参照枝回路およびミラー枝回路から、前記参照電流および前記ミラー電流並びに前記オフセット補償電流を含む制御された電流を流す
    という上記各ステップを有する方法。
  14. 前記参照枝回路が、電源供給電圧にバイアスされたソースを具備し、一緒に接続されたゲートおよびドレインを具備するpチャネル参照トランジスタと、前記pチャネル参照トランジスタの前記ゲートとドレインとに接続されたドレインを具備し、印加された分割電源供給電圧を受け取るゲートを具備し、さらにソースを具備するnチャネル参照トランジスタとを有し、この場合に、前記pチャネル参照トランジスタのゲートが、そこに流されたミラー電流を制御するように、前記ミラー枝回路に接続されている請求項1記載の方法。
  15. 前記ミラー枝回路は、前記電源供給電圧にバイアスされたソースを具備し、前記pチャネル参照トランジスタのゲートに接続されたゲートを具備し、前記参照電圧が発生されるドレインを具備するpチャネルミラー用トランジスタと、
    前記pチャネルミラートランジスタのドレインに接続されたドレインを具備し、それのドレインに結合されたゲートを具備し、共通節点において前記nチャネル参照トランジスタのソースに接続されたソースを具備するnチャネルミラートランジスタとを有する請求項1記載の方法。
  16. 制御された電流を流す前記ステップが、前記共通節点と参照電圧との間に接続された電流源を制御することを有する請求項1記載の方法。
  17. オフセット補償電流を印加する前記ステップが、前記オフセット補償電流を前記nチャネル参照トランジスタのドレインに印加する請求項1記載の方法。
  18. 前記nチャネルミラートランジスタのゲートを閾値電圧シフトを介してそれのドレインに結合する請求項1記載の方法。
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