JP3678843B2 - 掘削機等における駆動部支持装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、立設されるリーダマストのガイドレールにそって昇降自在に設けられ、掘削軸等の作業部材を連結してこれを回転駆動するための駆動源を搭載する駆動部の支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば地中に竪孔を掘削する装置として、図9に側面を示すように、ベースマシン1にリーダマスト2を垂直に立設し、このリーダマスト2の前面にそって上下方向に取付けられたガイドレール3に駆動部4の背面側の上下部乃至上中下部に左右一対ずつ設けられたスライド金具5,5のスライド部を係合させ、駆動部4の上部に設けられたシーブブロック6のシーブ7に巻回するワイヤ8をリーダマスト2の上端のトップシーブ9,9を経由してベースマシン1上の図示しないウインチに導き、このウインチの巻上げ巻さげにより駆動部4が昇降自在とされ、この駆動部4の下部の出力軸に例えば図示のように作業部材としてオーガスクリュー10を連結し、駆動部4内の駆動源(モータ)によりオーガスクリュー10を回転駆動させながら駆動部4を下降させて地中に竪穴を掘削する作業機械がある。図9において11はステーである。
【0003】
ところで上記の駆動部4をリーダマスト2にセットするには、予めスライド金具5,5のうち一方(通常は上部のスライド金具)を外しておき、駆動部4をクレーン等で吊り上げてガイドレール3にそわせるように起立させ、他方のスライド金具5をガイドレール3に係合させたのち、外しておいたスライド金具5を作業者が人手により取付位置まで持ち上げてこれをガイドレール3に係合させつつ駆動部4に取付けて固定するようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに上記従来の技術では、前記スライド金具自体重量が大きく、その持ち運びや取付作業は容易ではないばかりでなく危険を伴い、多くの作業時間を必要とするものであった。
【0005】
本発明は、駆動部のガイドレールへの装着時に安全かつ迅速に作業を行うことができるようにすることを課題としてなされたもので、立設されるリーダマストのガイドレールにそって昇降自在に設けられ、掘削軸等の作業部材を連結してこれを回転駆動するための駆動源を搭載する駆動部の支持装置であって、前記駆動部の背面に、最上位に位置して前記ガイドレールにスライド自在に係合する左右一対のスライド部を有するスライド金具を垂直面内で回動可能に取付け、このスライド金具の上面に、駆動部装着時に前記ガイドレールの下端側面に当接して該スライド金具のスライド面とガイドレールとを整合させるための位置合わせ用ガイド部材を設けたことにある。
【0006】
したがって、駆動部をリーダマストのガイドレールに装着する際に横倒し状とした駆動部をガイドレールの方へ移動させることによりスライド金具の上面に設けられている位置合わせ用ガイド部材がガイドレールの下端側面に最先に当り、これによってスライド金具とガイドレールとの位置関係が定められる。こうしたのち、駆動部を吊り上げればスライド金具は駆動部に対し相対的に回転しながら駆動部の起き上がりにつれてガイドレールを摺動して上昇し、最終的には駆動部と平行姿勢となって装着が完了する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照し、掘削機に関しては前記図9と対応する箇所にはこれと同一符号を用いて説明する。
【0008】
本発明による駆動部20は、図1(A),(B)に側面を示し、図3に平面を示すように、所要の間隔をおいて平行に設けられる左右の側板21,21間に駆動源としてのモータ(図示せず)、減速機22等が装着されており、その下部の出力軸23の軸端にオーガスクリュー等の作業部材が連結されるようになっている。
【0009】
上記駆動部20は、その上端にシーブブロック24が軸25を中心に図1(A),(B)に示す範囲で揺動自在に取付けられており、その揺動位置で側板21に設けられたピン孔にピン26を挿入することによりシーブブロック24を駆動部20の側板21に固定することができるようになっている。
【0010】
前記駆動部20の前記ガイドレール3,3に面する側の上下部にはスライド金具27,5が設けられている。このスライド金具27,5自体は上下とも同一構成を有しており、断面円形のスライドレール3,3の外側から略半周にわたって嵌合する円弧状内周面のスライド面28を有する一対のスライド部29,29を有するもので、下部のスライド金具5は駆動部20に従来と同様に固定的に設けられ、上部のスライド金具27は軸30を中心に図1(A)の状態と同(B)の状態とをとり得るよう揺動自在に設けられている。そして図1(B)のように前記下部のスライド金具(5)と同じ向きになったときその位置の側板21に設けられているピン孔31aにピン31を挿入することにより駆動部20に固定することができるようになっている。
【0011】
前記上部のスライド金具27の軸30,30の外端には摩擦機構32,32が設けられている。この摩擦機構32は、図2、図3に示すように、側板21側に設けられた間欠円形状の一対の摩擦面33,33と、スライド金具27側に設けられ前記摩擦面33,33に摩擦係合または摩擦面33,33から離脱する棒状の摩擦部材34とで構成され、スライド金具27を軸30を中心に旋回(図1(A)示)させたときには摩擦部材34が摩擦面33,33上に位置してスライド金具27がみだりに回動しないように保持し、スライド金具27が駆動部20と平行する位置(図1(B)示)になると摩擦部材34が摩擦面33,33から外れて摩擦保持が解かれるようになっている。
【0012】
前記上部のスライド金具27のスライド部29の上面には、駆動部20をガイドレール3に装着する際にガイドレール3の下端側面に当接してスライド金具27のスライド面28とガイドレール3とを整合させるための位置合わせ用ガイド部材35が設けられている。
【0013】
図3および図4に示す実施形態では、ガイドレール3,3の軸心間を結ぶ線P−Pに対し平面視において略45°の傾斜角をもってガイドレール3,3の外側から当接し得る平板状の部材を溶接等により固着することによりガイド部材35,35とされており、その背面とスライド金具27の上面とにわたって補強リブ36,36が溶接等により固着されて補強されている。
【0014】
図5に示す実施形態では、上記ガイド部材35のガイドレール3側の面を円弧面とした点が前記図4の形態と相違し、ガイドレール3への当接時に面接触するようになされているが、他の構成は前記実施形態と同様である。
【0015】
次に駆動部20をリーダマスト2のガイドレール3,3に装着する手順について説明する。
【0016】
まず図8(A)のように駆動部20を横倒しの状態に置き、上記のスライド金具27は地面に対し垂直姿勢になるように駆動部20に対し軸30を中心に回転させておく。またシーブ24も揺動した状態としてピン26により固定しておき、吊り上げ時の重量バランスの崩れを防いでおく。このとき摩擦機構2の摩擦部材34は摩擦面33,33に位置して摩擦係合しており、スライド金具27はみだりに回転することがない状態におかれている。
【0017】
このようにしたのち駆動部20のシーブ24に巻回されているワイヤ8を巻き上げて、スライド金具27のガイド部材35がガイドシール3の下端側部に当り得る高さ位置まで駆動部20を徐々に吊り上げ(図8(B))、次いで矢印X方向へ移動させる。
【0018】
これによりガイド部材35,35が図6(A)、図7(A)から図6(B)、図7(B)のようにガイドレール3,3の下端側部に当接し、スライド金具27のスライド面28,28とガイドレール3,3との位置が整合する(図8(C))。
【0019】
さらにワイヤ8を巻き上げれば、スライド金具27もガイド部材35,35にガイドされてガイドレール3,3にそって図8(D)の矢印Y方向に上昇し、スライド金具27のスライド部29,29がガイドレール3,3にスムーズに係合する。この間、ガイド部材35,35はスライド金具27の図において時計方向への回転を防止している。そして駆動部20は、軸30により摩擦機構32の摩擦に抗って回転しながら次第に垂直姿勢に変換され、下部のスライド金具5もガイドレール3,3に係合する(図8(E))。この状態においてピン31を挿入し、スライド金具27を駆動部20に固定する。またシーブ24のピン26を抜いてシーブ24が重心位置にくるようにする。
【0020】
こうして駆動部20の所定の高さまで吊り上げ、その下部にオーガスクリュー10を位置させて出力軸23の下端に連結し、掘削作業に移行する。
【0021】
駆動部20をガイドレール3,3から外す場合は、上記の手順を逆に行えばよい。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、最上位に位置するスライド金具を駆動部に対し垂直面内で回動可能とするとともに、このスライド金具の上面に、駆動部装着時に前記ガイドレールの下端側面に当接して該スライド金具のスライド面とガイドレールとを整合させるための位置合わせ用ガイド部材を設け、駆動部を吊り上げてリーダマストのガイドレールに係合させる際に上記ガイド部材が最先にガイドレールの下端側部に当接してスライド金具のスライド面とガイドレールとが整合するようにしたので、駆動部を吊り上げてリーダマストのガイドレールに係合させる際に容易に係合させることができ、駆動部の吊り上げに伴って安全迅速かつスムーズにガイドレールに嵌込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における駆動部を示すもので、(A)はスライド金具を回転させた状態、(B)は戻した状態の各側面図。
【図2】(A),(B)は図1における摩擦機構の作用を示す説明図。
【図3】図1(B)の拡大平面図。
【図4】(A)は図3の一部拡大平面図、(B)は側面図。
【図5】(A)は同他の例を示す平面図、(B)は側面図。
【図6】(A),(B)はガイド部材とガイドレールとの位置関係を示す側面図。
【図7】(A),(B)は図6(A),(B)の平面図。
【図8】(A)〜(E)は駆動部をリーダマストへ装着する手順を示す説明図。
【図9】本発明の適用対象である掘削機の一例を示す側面図。
【符号の説明】
2 リーダマスト
3 ガイドレール
4,20 駆動部
5,27 スライド金具
6,24 シーブブロック
10 作業部材としてのオーガスクリュー
21 側板
22 減速機
23 出力軸
25 軸
26 ピン
28 スライド面
29 スライド部
30 軸
31 ピン
32 摩擦機構
33 摩擦面
34 摩擦部材
35 ガイド部材
36 補強リブ
【発明の属する技術分野】
本発明は、立設されるリーダマストのガイドレールにそって昇降自在に設けられ、掘削軸等の作業部材を連結してこれを回転駆動するための駆動源を搭載する駆動部の支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば地中に竪孔を掘削する装置として、図9に側面を示すように、ベースマシン1にリーダマスト2を垂直に立設し、このリーダマスト2の前面にそって上下方向に取付けられたガイドレール3に駆動部4の背面側の上下部乃至上中下部に左右一対ずつ設けられたスライド金具5,5のスライド部を係合させ、駆動部4の上部に設けられたシーブブロック6のシーブ7に巻回するワイヤ8をリーダマスト2の上端のトップシーブ9,9を経由してベースマシン1上の図示しないウインチに導き、このウインチの巻上げ巻さげにより駆動部4が昇降自在とされ、この駆動部4の下部の出力軸に例えば図示のように作業部材としてオーガスクリュー10を連結し、駆動部4内の駆動源(モータ)によりオーガスクリュー10を回転駆動させながら駆動部4を下降させて地中に竪穴を掘削する作業機械がある。図9において11はステーである。
【0003】
ところで上記の駆動部4をリーダマスト2にセットするには、予めスライド金具5,5のうち一方(通常は上部のスライド金具)を外しておき、駆動部4をクレーン等で吊り上げてガイドレール3にそわせるように起立させ、他方のスライド金具5をガイドレール3に係合させたのち、外しておいたスライド金具5を作業者が人手により取付位置まで持ち上げてこれをガイドレール3に係合させつつ駆動部4に取付けて固定するようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに上記従来の技術では、前記スライド金具自体重量が大きく、その持ち運びや取付作業は容易ではないばかりでなく危険を伴い、多くの作業時間を必要とするものであった。
【0005】
本発明は、駆動部のガイドレールへの装着時に安全かつ迅速に作業を行うことができるようにすることを課題としてなされたもので、立設されるリーダマストのガイドレールにそって昇降自在に設けられ、掘削軸等の作業部材を連結してこれを回転駆動するための駆動源を搭載する駆動部の支持装置であって、前記駆動部の背面に、最上位に位置して前記ガイドレールにスライド自在に係合する左右一対のスライド部を有するスライド金具を垂直面内で回動可能に取付け、このスライド金具の上面に、駆動部装着時に前記ガイドレールの下端側面に当接して該スライド金具のスライド面とガイドレールとを整合させるための位置合わせ用ガイド部材を設けたことにある。
【0006】
したがって、駆動部をリーダマストのガイドレールに装着する際に横倒し状とした駆動部をガイドレールの方へ移動させることによりスライド金具の上面に設けられている位置合わせ用ガイド部材がガイドレールの下端側面に最先に当り、これによってスライド金具とガイドレールとの位置関係が定められる。こうしたのち、駆動部を吊り上げればスライド金具は駆動部に対し相対的に回転しながら駆動部の起き上がりにつれてガイドレールを摺動して上昇し、最終的には駆動部と平行姿勢となって装着が完了する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照し、掘削機に関しては前記図9と対応する箇所にはこれと同一符号を用いて説明する。
【0008】
本発明による駆動部20は、図1(A),(B)に側面を示し、図3に平面を示すように、所要の間隔をおいて平行に設けられる左右の側板21,21間に駆動源としてのモータ(図示せず)、減速機22等が装着されており、その下部の出力軸23の軸端にオーガスクリュー等の作業部材が連結されるようになっている。
【0009】
上記駆動部20は、その上端にシーブブロック24が軸25を中心に図1(A),(B)に示す範囲で揺動自在に取付けられており、その揺動位置で側板21に設けられたピン孔にピン26を挿入することによりシーブブロック24を駆動部20の側板21に固定することができるようになっている。
【0010】
前記駆動部20の前記ガイドレール3,3に面する側の上下部にはスライド金具27,5が設けられている。このスライド金具27,5自体は上下とも同一構成を有しており、断面円形のスライドレール3,3の外側から略半周にわたって嵌合する円弧状内周面のスライド面28を有する一対のスライド部29,29を有するもので、下部のスライド金具5は駆動部20に従来と同様に固定的に設けられ、上部のスライド金具27は軸30を中心に図1(A)の状態と同(B)の状態とをとり得るよう揺動自在に設けられている。そして図1(B)のように前記下部のスライド金具(5)と同じ向きになったときその位置の側板21に設けられているピン孔31aにピン31を挿入することにより駆動部20に固定することができるようになっている。
【0011】
前記上部のスライド金具27の軸30,30の外端には摩擦機構32,32が設けられている。この摩擦機構32は、図2、図3に示すように、側板21側に設けられた間欠円形状の一対の摩擦面33,33と、スライド金具27側に設けられ前記摩擦面33,33に摩擦係合または摩擦面33,33から離脱する棒状の摩擦部材34とで構成され、スライド金具27を軸30を中心に旋回(図1(A)示)させたときには摩擦部材34が摩擦面33,33上に位置してスライド金具27がみだりに回動しないように保持し、スライド金具27が駆動部20と平行する位置(図1(B)示)になると摩擦部材34が摩擦面33,33から外れて摩擦保持が解かれるようになっている。
【0012】
前記上部のスライド金具27のスライド部29の上面には、駆動部20をガイドレール3に装着する際にガイドレール3の下端側面に当接してスライド金具27のスライド面28とガイドレール3とを整合させるための位置合わせ用ガイド部材35が設けられている。
【0013】
図3および図4に示す実施形態では、ガイドレール3,3の軸心間を結ぶ線P−Pに対し平面視において略45°の傾斜角をもってガイドレール3,3の外側から当接し得る平板状の部材を溶接等により固着することによりガイド部材35,35とされており、その背面とスライド金具27の上面とにわたって補強リブ36,36が溶接等により固着されて補強されている。
【0014】
図5に示す実施形態では、上記ガイド部材35のガイドレール3側の面を円弧面とした点が前記図4の形態と相違し、ガイドレール3への当接時に面接触するようになされているが、他の構成は前記実施形態と同様である。
【0015】
次に駆動部20をリーダマスト2のガイドレール3,3に装着する手順について説明する。
【0016】
まず図8(A)のように駆動部20を横倒しの状態に置き、上記のスライド金具27は地面に対し垂直姿勢になるように駆動部20に対し軸30を中心に回転させておく。またシーブ24も揺動した状態としてピン26により固定しておき、吊り上げ時の重量バランスの崩れを防いでおく。このとき摩擦機構2の摩擦部材34は摩擦面33,33に位置して摩擦係合しており、スライド金具27はみだりに回転することがない状態におかれている。
【0017】
このようにしたのち駆動部20のシーブ24に巻回されているワイヤ8を巻き上げて、スライド金具27のガイド部材35がガイドシール3の下端側部に当り得る高さ位置まで駆動部20を徐々に吊り上げ(図8(B))、次いで矢印X方向へ移動させる。
【0018】
これによりガイド部材35,35が図6(A)、図7(A)から図6(B)、図7(B)のようにガイドレール3,3の下端側部に当接し、スライド金具27のスライド面28,28とガイドレール3,3との位置が整合する(図8(C))。
【0019】
さらにワイヤ8を巻き上げれば、スライド金具27もガイド部材35,35にガイドされてガイドレール3,3にそって図8(D)の矢印Y方向に上昇し、スライド金具27のスライド部29,29がガイドレール3,3にスムーズに係合する。この間、ガイド部材35,35はスライド金具27の図において時計方向への回転を防止している。そして駆動部20は、軸30により摩擦機構32の摩擦に抗って回転しながら次第に垂直姿勢に変換され、下部のスライド金具5もガイドレール3,3に係合する(図8(E))。この状態においてピン31を挿入し、スライド金具27を駆動部20に固定する。またシーブ24のピン26を抜いてシーブ24が重心位置にくるようにする。
【0020】
こうして駆動部20の所定の高さまで吊り上げ、その下部にオーガスクリュー10を位置させて出力軸23の下端に連結し、掘削作業に移行する。
【0021】
駆動部20をガイドレール3,3から外す場合は、上記の手順を逆に行えばよい。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、最上位に位置するスライド金具を駆動部に対し垂直面内で回動可能とするとともに、このスライド金具の上面に、駆動部装着時に前記ガイドレールの下端側面に当接して該スライド金具のスライド面とガイドレールとを整合させるための位置合わせ用ガイド部材を設け、駆動部を吊り上げてリーダマストのガイドレールに係合させる際に上記ガイド部材が最先にガイドレールの下端側部に当接してスライド金具のスライド面とガイドレールとが整合するようにしたので、駆動部を吊り上げてリーダマストのガイドレールに係合させる際に容易に係合させることができ、駆動部の吊り上げに伴って安全迅速かつスムーズにガイドレールに嵌込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における駆動部を示すもので、(A)はスライド金具を回転させた状態、(B)は戻した状態の各側面図。
【図2】(A),(B)は図1における摩擦機構の作用を示す説明図。
【図3】図1(B)の拡大平面図。
【図4】(A)は図3の一部拡大平面図、(B)は側面図。
【図5】(A)は同他の例を示す平面図、(B)は側面図。
【図6】(A),(B)はガイド部材とガイドレールとの位置関係を示す側面図。
【図7】(A),(B)は図6(A),(B)の平面図。
【図8】(A)〜(E)は駆動部をリーダマストへ装着する手順を示す説明図。
【図9】本発明の適用対象である掘削機の一例を示す側面図。
【符号の説明】
2 リーダマスト
3 ガイドレール
4,20 駆動部
5,27 スライド金具
6,24 シーブブロック
10 作業部材としてのオーガスクリュー
21 側板
22 減速機
23 出力軸
25 軸
26 ピン
28 スライド面
29 スライド部
30 軸
31 ピン
32 摩擦機構
33 摩擦面
34 摩擦部材
35 ガイド部材
36 補強リブ
Claims (1)
- 立設されるリーダマストのガイドレールにそって昇降自在に設けられ、掘削軸等の作業部材を連結してこれを回転駆動するための駆動源を搭載する駆動部の支持装置であって、前記駆動部の背面に、最上位に位置して前記ガイドレールにスライド自在に係合する左右一対のスライド部を有するスライド金具を垂直面内で回動可能に取付け、このスライド金具の上面に、駆動部装着時に前記ガイドレールの下端側面に当接して該スライド金具のスライド面とガイドレールとを整合させるための位置合わせ用ガイド部材を設けたことを特徴とする掘削機等における駆動部支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15675596A JP3678843B2 (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 掘削機等における駆動部支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15675596A JP3678843B2 (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 掘削機等における駆動部支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH102176A JPH102176A (ja) | 1998-01-06 |
JP3678843B2 true JP3678843B2 (ja) | 2005-08-03 |
Family
ID=15634617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15675596A Expired - Fee Related JP3678843B2 (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 掘削機等における駆動部支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3678843B2 (ja) |
-
1996
- 1996-06-18 JP JP15675596A patent/JP3678843B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH102176A (ja) | 1998-01-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
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