JP3678730B2 - X線異物検査方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、食品や工業原料粉体あるいはその他の製品に含まれている固体からなる異物や欠陥を高精度で検知可能なX線異物検査方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
食品や工業原料粉体内部の異物に対する最も有力な検査手段は、例えば、特許文献1に記載のようなX線透視による自動異物検査装置である。ところが、特許文献1に記載されているようなラインセンサー型の自動異物検査装置の分解能は、X線強度と検査速度の限界から、0.4mm程度、検出限界は、0.25〜0.3mmφ程度の金属片となっている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−74856号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、PL法施行以来、食品異物検査装置の導入が積極的に行われ、食品内に異物が混入していると、社会的な信用を無くすことになって企業が致命的打撃を受けるので、微小物の異物発見にも真剣な取り組みがなされるようになっている。
更には、今後期待されているナノテクや新エネルギーを推進する上で、原材料製造工程で混入する異物は、製品にとって致命的な場合があり、製造技術確立のために微細な異物の検出除去が求められている。このため、より微細な異物を検査する要望は強いが、これまでのところこの要望に対応できる手段は技術及びコスト両面の制約から提案されていない。
【0005】
特に、X線透視により移動中のより微細な異物を検出するためには、幾つかの課題があるが、小さな異物を顕在化させるためのマイクロフォーカスX線源による拡大撮影が、有力な手段である。ところが、このマイクロフォーカスX線源の出力は小さいために、従来のX線ラインセンサーでは感度不足であり、X線イメージインテンシファイヤー型カメラで撮影し積算処理すれば、静的には検査可能となるが、移動中の検査はできず、工業的に実用性が低いという問題がある。
【0006】
また、異物の大きさが小さくなるにつれ、検査対象物の偏在や混合物のバラツキによるノイズ成分とのSNが問題になってくる。検査対象物の層厚を薄くすれば解決可能であるが、検査能率が落ち、パッケージや瓶詰めでは、適用不可能である。
【0007】
そして、異物の大きさが小さくなるにつれ、検査対象物が粉体混合物の場合、混合物の偏在やバラツキによるノイズ成分とのSNが低下し、正常物体の過検出が多くなる。人間では簡単に判別できるのに、従来型の固定二値化や、ハイパスフィルター法では、異物のみを抽出できない。
【0008】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、従来法の限界を打破し、製品や原料(以下、「被検査材」ともいう)中の微小な異物をSN比よく検査でき、しかも、被検査材を連続的に検査を行うことができるX線異物検査方法及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う第1の発明に係るX線異物検査方法は、被検査材を搬送装置にて搬送中にX線を照射し、透過したX線をX線検出手段にて電気信号として検出し、この信号を処理して前記被検査材中の異物を検査するX線異物検査方法において、
前記X線検出手段として、X線イメージインテンシファイヤーと、該X線イメージインテンシファイヤーの画像を撮像する時間遅延積分型のCCD撮像素子を使用するカメラとを用い、前記X線イメージインテンシファイヤーの結像面上を移動するX線透過画像に同期させて、前記CCD撮像素子の電荷転送速度を制御し、鮮明でSN比の高い画像信号を得ている。
【0010】
ここで、X線イメージインテンシファイヤーとは、映像増幅を行う電子管の一種で、管内の一方の面に被検査材を透過したX線が当たると、X線強度に比例した電子を放出する。放出した電子は高電界で加速され、更にエネルギー増幅を行って、電子レンズで管内の他方の面に結像すると同時に蛍光画像に変換される。これによって、単なる蛍光面にX線を当てた場合の約1000倍程度の光増幅が可能である。
【0011】
また、時間遅延積分型のCCD撮像素子を使用するカメラ(「TDIカメラ」ともいう)は、時間遅延積分機能を持つエリアカメラである。一定速度で動く物体を撮像したときにレンズによって結像された画像は、反対方向に撮像倍率で決まる一定速度で移動する。この速度に同期して、CCDの電荷転送と電荷蓄積を行えば、分解能は1画素のままで、感度はCCDシフト蓄積段数と同じ(例えば96)倍になる。微小物を検知するため、X線発生器が、マイクロフォーカスX線源(又はナノクロフォーカスX線源、以下同じ)となってX線量子数が減少して、量子的なバラツキノイズが問題となるが、この時間遅延積分型のCCD撮像素子を使用することによって、蓄積段数分積分したことになって、量子ノイズが減少し、きれいな画像信号を得ることができる。なお、時間遅延積分型のCCD撮像素子は、例えば、特開平7−111621号公報や特表2002−540395号公報においても知られており、例えば、ダルサ(DALSA) 社のエクリプス(Eclipse) カメラ等が具体的商品として知られている。
【0012】
第2の発明に係るX線異物検査方法は、第1の発明に係るX線異物検査方法において、前記CCD撮像素子の電荷転送速度は、前記搬送装置の移動速度Vと、前記X線のX線発生器、前記被検査材、及び前記X線イメージインテンシファイヤーの入力画面の位置関係で定まる光学的拡大率と、前記X線イメージインテンシファイヤーの画像拡縮率αと、前記X線イメージインテンシファイヤーの出力画面の画像を撮像する前記カメラの撮像倍率βとから決定される。
【0013】
第3の発明に係るX線異物検査方法は、被検査材を搬送装置にて搬送中にX線を照射し、透過したX線をX線検出手段にて電気信号として検出し、この信号を処理して前記被検査材中の異物を検査するX線異物検査方法において、
前記X線検出手段として、X線蛍光板と、このX線蛍光板の画像を撮像する時間遅延積分型のCCD撮像素子を使用するカメラとを用い、前記X線蛍光板上を移動するX線透過画像に同期させて、前記CCD撮像素子の電荷転送速度を制御して、鮮明でSN比の高い画像信号を得ている。
【0014】
第4の発明に係るX線異物検査方法は、第3の発明に係るX線異物検査方法において、前記CCD撮像素子の電荷転送速度は、前記搬送装置の移動速度Vと、前記X線のX線発生器、前記被検査材、及び前記X線蛍光板の位置関係で定まる光学的拡大率と、前記X線蛍光板を撮像する前記カメラの撮像倍率βとから決定される。
第2の発明に係るX線異物検査方法と同様、第4の発明に係るX線異物検査方法においては、時間遅延積分型のCCD撮像素子で、微小なX線の画像信号を増幅して、明確な画像の電気信号を得ることができる。
【0015】
第5の発明に係るX線異物検査方法は、第1〜第4の発明に係るX線異物検査方法において、前記時間遅延積分型のCCD撮像素子を使用するカメラを複数設置し、X線透過方向に厚みのある被検査物を検査するに際し、該被検査物を厚み方向にカメラ台数で分割した複数の厚み領域を設定し、個々の厚み領域の光学的拡大率に対応させて、前記CCD撮像素子の電荷転送速度を制御することにより、等価的に断層像再構成を行い、前記被検査材が厚い場合でも、厚み方向に精度の良い検査を可能にしている。
【0016】
第6の発明に係るX線異物検査装置は、被検査材を搬送装置にて搬送中にX線を照射し、透過したX線をX線検出手段にて電気信号として検出し、この信号を処理して前記被検査材中の異物を検査するX線異物検査装置において、
前記X線を発生するX線発生器と、
搬送中の前記被検査材の前記X線投射による画像を可視画像に変えるX線蛍光板と、
前記X線蛍光板の画像を撮像する時間遅延積分型のCCD撮像素子を用いるカメラとを有し、
前記X線蛍光板上を移動するX線透過画像に同期させて、前記CCD撮像素子の電荷転送速度を調整し、前記被検査材の鮮明でSN比の高い画像信号を得ている。
【0017】
第7の発明に係るX線異物検査装置は、被検査材を搬送装置にて搬送中にX線を照射し、透過したX線をX線検出手段にて電気信号として検出し、この信号を処理して前記被検査材中の異物を検査するX線異物検査装置において、
前記X線を発生するX線発生器と、
搬送中の前記被検査材の前記X線投射による画像を可視画像に変えて微弱なX線透過画像を明るい可視光の画像に変換する機能を有するX線イメージインテンシファイヤーと、
前記X線イメージインテンシファイヤーの画像を撮像する時間遅延積分型のCCD撮像素子を用いたカメラとを有し、
前記X線イメージインテンシファイヤー上を移動するX線透過画像に同期させて、前記CCD撮像素子の電荷転送速度を調整し、前記被検査材の鮮明でSN比の高い画像信号を得ている。
【0018】
そして、第8の発明に係るX線異物検査装置は、第6及び第7の発明に係るX線異物検査装置において、前記時間遅延積分型のCCD撮像素子を用いるカメラを複数設置し、X線透過方向に厚みのある被検査物を検査するに際し、該被検査物を厚み方向にカメラ台数で分割した複数の厚み領域を設定し、個々の厚み領域の光学的拡大率に対応させて、前記CCD撮像素子の電荷転送速度を制御することにより、等価的に断層像再構成を行い、前記被検査物が厚い場合でも、精度の良い検査を可能にしている。
【0019】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の第1の実施の形態に係るX線異物検査装置の概略説明図、図2(A)は本発明の第1の実施の形態に係るX線異物検査装置(及びその方法)の説明図、(B)はその変形例に係るX線異物検査装置の説明図、図3は時間遅延積分型のCCD撮像素子の動作説明図、図4は本発明の第2の実施の形態に係るX線異物検査装置の概略説明図である。
【0020】
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係るX線異物検査装置10は、ベルトコンベア11で搬送される粉体原料(例えば、食品、薬品、その他工業用原料)A中の微小金属分(例えば、鉄、銅)やその他の固形異物等を検知するもので、被検査材を構成する原料を搬送するベルトコンベア(搬送装置の一例)11と、ベルトコンベア11上に徐々に原料を切り出すホッパー12と、ベルトコンベア11の直上に配置されているマイクロフォーカスX線源(X線発生器の一例)13と、ベルトコンベア11の直下に配置されているX線イメージインテンシファイヤー14と、X線イメージインテンシファイヤー14の画像を撮像する時間遅延積分型のCCD撮像素子25(図2参照)を用いたカメラ15とを有している。なお、X線イメージインテンシファイヤー14とカメラ15でX線検出手段を構成する。
【0021】
ベルトコンベア11は、複数のガイドローラ16〜19と駆動ローラ20とを有し、所定幅のゴム又はプラスチック製の無端ベルトを所定の速度(V)で移動させている。
ホッパー12の底部には、定量切り出し装置21が設けられ、ホッパー12内の原料は一定の厚みでベルトコンベア11上に供給され搬送されて、駆動ローラ20の端部側から、回収容器22に投入され、この過程で、マイクロフォーカスX線源13からのX線を照射されている。
【0022】
マイクロフォーカスX線源13は、X線の発生源であるが、その焦点半径が10μm以下(例えば、5μm以下)のX線源であって、照射される被検査材中の微小な異物であっても、鮮明な影を発生させることができるようになっている。従って、X線は、電子ビームを高電界(−数十KV〜数百KV)で加速して、ターゲット金属(タングステン、モリブデン等の高融点金属)に衝突させて発生させるが、X線の発生効率は3%以下と言われ、ほとんどは熱になる。マイクロフォーカスX線源では、電子レンズで電子ビームを絞って、直径10μm以下の領域に集中(フォーカス)させるため、ターゲットの金属が熱的に劣化(ターゲットの熱疲労、溶融、蒸発、肌荒れ)を引き起こす危険性が高くなる。このため投入できる電流が制限され、発生できるX線量も比例的に少なくなる。また、マイクロフォーカスX線源で拡大撮影する場合には、X線の密度は距離の二乗で低下するため、同じ大きさの被検査材を検査しようとすると、拡大撮影の方が極端にX線量が低下するので、X線イメージインテンシファイヤーのような、より高感度なセンサーが必要になる。
【0023】
X線イメージインテンシファイヤー14は、X線を可視光に変換するだけでなく、微弱な光を明るくする機能を有する大型の電子管であって、1952年にオランダのフィリップ社によって最初に商品化されたものであり、例えば、特開2003−004856号公報、特開2002−162471号公報、特開平5−174746号公報、特開平09−017361号公報等において、その構造は周知のものとなっているので、詳しい説明を省略するが、マイクロフォーカスX線源13から被検査材に対して照射されるX線によるX線透過画像を、更に光増幅して可視光の画像として出力するものである。なお、この画像は、ベルトコンベア11の移動速度(V)に応じて像が移動する。また、X線イメージインテンシファイヤー14を通すと画像の大きさが変わる(通常、小さくなる)ので、その画像拡縮率をαとする。
【0024】
時間遅延積分型のCCD撮像素子25を用いたカメラ15は、X線イメージインテンシファイヤー14によって光増幅された画像を撮像するものである。図2に示すように、X線イメージインテンシファイヤー14の出力画面(即ち、結像面)23の画像をレンズ系24を介して時間遅延積分型のCCD撮像素子25上に結像させている。CCD撮像素子25においては、仮に、被検査材である粉体原料A中に、異物Bが存在すると、CCD撮像素子25上の画像もベルトコンベア11の移動に応じて移動するので、その移動速度に対応して、CCD撮像素子25の電荷蓄積と電荷転送を行っている。
【0025】
即ち、ベルトコンベア11の移動速度Vに対して、X線イメージインテンシファイヤーの入力画面26に結像される画像は、マイクロフォーカスX線源13と異物B(実際には、ベルトコンベア11の上側面)までの距離をbとし、マイクロフォーカスX線源13と入力画面26までの距離をaとした場合、b/a(光学的拡大率)に拡大される。そして、X線イメージインテンシファイヤー14の画像拡縮率αによってその大きさが変わり、更に、カメラ15のレンズ系24によってβ倍(撮像倍率)に拡大されて、CCD撮像素子25に結像される。従って、CCD撮像素子25に結像される異物Bの画像B′は、(V・b/a・α・β)=V3 の速度で、しかも、ベルトコンベア11の移動方向と同一方向に移動する。なお、この速度V3 は、X線イメージインテンシファイヤー14の出力画面23の移動する画像(X線透過画像)に同期している。
【0026】
そこで、図3に示すように、例えば、縦が2048で横が96のセル27を有するCCD撮像素子25の横列の各セル27の電荷を、速度V3 でベルトコンベア11の移動方向と同一方向に移動させると、異物の画像B′の電荷は、1画素の単位で蓄積されるので、この実施の形態の場合には、96倍に画素信号が増幅される。そして、最終工程にある縦方向に並んだ縦セル列28にチャージされるので、今度は縦方向に各セルの電荷の取り出し信号を送って信号を取り出し、この信号を、横方向に並んだセルの電荷転送毎に取り出して、画像信号(電気信号)とする。
【0027】
従って、本発明の第1の実施の形態に係るX線異物検査装置10を用いて、異物の検査を行う場合は、図1、図2(A)に示すように、ホッパー12から粉体原料Aを徐々にベルトコンベア11上に切り出し、ベルトコンベア11上に設けられたマイクロフォーカスX線源13から、X線を照射して、その投射画像をX線イメージインテンシファイヤー14の入力画面26に入力させ、その信号を増幅して、X線イメージインテンシファイヤー14の出力画面(画像表示面)23に表示し、これを時間遅延積分型のCCD撮像素子25を備えたカメラ15によって撮像する。そして、CCD撮像素子25の電荷転送速度を、(V・b/a・α・β)=V3 の速度として、しかも、ベルトコンベア11の移動方向と同一方向とする。
【0028】
これによって、CCD撮像素子25によって、その出力信号が増幅(96倍)されて出力される。即ち、細かい異物を検知するためには、マイクロフォーカスX線源13の発生源の焦点を極端に絞る必要があるが、これによって、マイクロフォーカスX線源13から発生するX線の線量は著しく減少する。そこで、この実施の形態においては、画像出力をX線イメージインテンシファイヤー14で光信号を増幅し、更に、時間遅延積分型のCCD撮像素子25を用いて増幅しているので、弱いX線画像から、鮮明でSN比の高い画像信号を得ることができる。
【0029】
この実施の形態では、X線による投射画像をX線イメージインテンシファイヤー14に入力したが、例えば、図2(B)に示すように、X線イメージインテンシファイヤー14の代わりにX線蛍光板29を使用し、このX線蛍光板29にマイクロフォーカスX線発生源13からの投射画像を光信号に変換し、時間遅延積分型のCCD撮像素子25を有するカメラ15で撮像することもできる。この場合、X線蛍光板29の画像は、V・b/aに拡大され、更にカメラ15によってβ倍になって、時間遅延積分型のCCD撮像素子25に結像し、しかも、その移動方向がベルトコンベア11の移動方向と逆方向になるので、CCD撮像素子25の電荷転送速度を、ベルトコンベア11の移動方向と逆方向にβ・V・b/aとすると、CCD撮像素子25で96倍に増幅されて、鮮明でSN比の高い異物B″の画像信号(電気信号)を得ることができる。ここで、X線蛍光板29とカメラ15がX線検出手段を構成する。この場合、時間遅延積分型のCCD撮像素子25の画像の移動速度は、X線蛍光板29を移動する画像(X線透過画像)に同期していることになる。
【0030】
続いて、図4に示す本発明の第2の実施の形態に係るX線異物検査装置30について説明するが、図1〜図3と同一の構成要素については、同一の番号を付してその詳しい説明を省略する。
図4に示すように、このX線異物検査装置30は、マイクロフォーカスX線発生源13と、被検査材(例えば、豆腐や蒟蒻等の厚みを有する食品)31を搬送するベルトコンベア32と、マイクロフォーカスX線発生源13の直下でかつベルトコンベア32の直下に配置されたX線イメージインテンシファイヤー14と、X線イメージインテンシファイヤー14の出力画像を3分割するプリズム33と、3分割された出力画像をそれぞれ撮像する3つの時間遅延積分型のCCD撮像素子25を備えたカメラ34〜36と、これらの制御装置37〜39と、制御装置37〜39に接続される画像処理装置(記憶部を有する)40及びこれに接続されるコンピュータ41とを有している。そして、ベルトコンベア32の下部にはベルトの速度を検知する速度センサー(例えば、ロータリエンコーダ)42が設けられ、その出力は、制御装置37〜39に入力されている。なお、ここで、X線イメージインテンシファイヤー14とカメラ34〜36とでX線検出手段を構成する。
【0031】
この実施の形態に係るX線異物検査装置30においては、マイクロフォーカスX線発生源13から発するX線に照射されて、X線イメージインテンシファイヤー14の入力画面26に結像した異物B1、B2、B3の画像は、X線イメージインテンシファイヤー14によって光増幅されて、その出力画面23に表示される。そして、プリズム33を介してベルトコンベア32の流れ方向に3分割されて、カメラ34〜36によって撮像される。ここで、カメラ34〜36の時間遅延積分型のCCD撮像素子25の電荷転送速度Va〜Vcは以下のように調整しておく。
【0032】
即ち、ベルトコンベア32上を移動する被検査材31は一定の速度Vで移動するが、仮に、被検査材31中に厚み方向に異なる位置(c、d、e)に、3つの異物B1〜B3が存在したとすると、X線イメージインテンシファイヤー14の入力画面26に入力される各異物B1〜B3の画像の移動速度は、(V・c/a)、(V・d/a)、(V・e/a)になり、異物B1〜B3の存在位置によって異なることになる。この結果、時間遅延積分型のCCD撮像素子25に結像する画像の移動速度も、(α・β・V・c/a)、(α・β・V・d/a)、(α・β・V・e/a)となり、この画像を、第1の実施の形態に係るX線異物検査装置10のように、一つのカメラを使用し、その時間遅延積分型のCCD撮像素子25を一つの電荷転送速度に設定したのでは、他の層にある異物の画像がぼけることになる。
【0033】
そこで、この実施の形態に係るX線異物検査装置30においては、3つ(即ち、複数)のカメラ34〜36を用意し、各時間遅延積分型のCCD撮像素子25の電荷の転送速度Va〜Vcを、前述のように、複数分割した各層の中心位置毎に、例えば、(α・β・V・c/a)、(α・β・V・d/a)、(α・β・V・e/a)に合わせることによって、等価的に断層像再構成を行い、被検査材31の各層に応じて鮮明でSN比の高い画像信号を得るようにしている。制御装置37〜39は、速度センサー42によって検出されたベルトコンベア32の速度を入力して、被検査材31の高さや厚みに応じて、各カメラ34〜36のCCD撮像素子25の電荷転送速度を決定して、鮮明な画像信号を得る装置である。そして、この制御装置37〜39によって得られた画像信号は、一旦画像処理装置40に入力された後、コンピュータ41に入力されて、実際の被検査材31の画像と組み合わせて、異物を画面上に表示し、更にそのデータを記録している。なお、この実施の形態において、カメラの数は3つに限定されず、2個又は4個以上であっても本発明は適用される。
【0034】
第1の発明に係るX線異物検査装置を用いて、食品、薬品、粉体原材料等の被検査材を検査したところ、検査速度を60mpmとして、直径が0.1μmの鉄製ワイヤ屑の検知が可能となった。従来技術では、20mpmで約200〜300μm以上の大きさの異物しか検知できなかったので、本技術によって格段の検査精度を確保できた。
【0035】
本発明は、前記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲での変形や改良であっても、本発明の権利範囲に含まれる。具体的には、第2の実施の形態に係るX線異物検査装置30において、X線イメージインテンシファイヤー14の代わりに、X線投射による画像を可視画像に変える前述したX線蛍光板29を使用することもでき、これによって安価に装置を構成できる。
また、第2の実施の形態に係るX線異物検査装置30において、プリズム33の代わりにハーフミラーを使用することもできる。この場合は、信号光が減少するが、検出する異物の大きさによっては十分使用できる。
前記実施の形態においては、時間遅延積分型のCCD撮像素子25のセル数を具体的に限定して説明したが、本発明はこの数に限定されず、用途に応じて適切な時間遅延積分型のCCD撮像素子を選定することができる。
【0036】
【発明の効果】
請求項1、2記載のX線異物検査方法においては、X線による投射画像をX線イメージインテンシファイヤーによって可視光の画像に変え、この画像を時間遅延積分型のCCD撮像素子を使用するカメラを用いて撮像し、更にX線イメージインテンシファイヤーの結像面上を移動するX線透過画像に同期させて、CCD撮像素子の電荷転送速度を調整したので、鮮明でSN比の高い画像信号を得ることができる。
これによって、X線源の焦点をより小さくすることが可能となり、更には、検査速度も向上させることが可能となったので、被検査材中に混入している微小異物の高速検査が可能となった。
【0037】
そして、請求項3、4記載のX線異物検査方法においては、請求項1、2記載のX線イメージインテンシファイヤーの変わりにX線蛍光板を用いているので、X線イメージインテンシファイヤーを用いたものより感度は多少落ちるが、全体として制作費が安い。
そして、従来のラインセンサー型の異物検査装置に比較すると、格段の信号出力を得られ、よりSN比の高い画像信号を得ることができ、結果として、より小さな焦点のX線源でより高速に被検査材を移動できるので、より高速に被検査材の検査を行えることになった。
【0038】
また、請求項1〜4記載のX線異物検査方法においては、時間遅延積分型のCCD撮像素子を用いるカメラを複数設置し、厚みのある被検査物を検査するに際し、被検査物を厚み方向に焦点が合うようにカメラ台数で分割した複数の厚み領域を設定し、個々の厚み領域の光学的拡大率に対応させて、CCD撮像素子の電荷転送速度を制御することにより、等価的に断層像再構成を行い、被検査物が厚い場合でも、精度の良い検査を可能にした。
これによって、被検査材の厚みが厚い場合であっても、画像のピンぼけを生じることなく、鮮明な画像信号を得ることができる。
【0039】
請求項記載のX線異物検査装置は、X線を発生するX線発生器と、搬送中の被検査材のX線投射による画像を可視画像に変えるX線蛍光板と、X線蛍光板の画像を撮像する時間遅延積分型のCCD撮像素子を用いるカメラとを有し、X線蛍光板上を移動するX線透過画像に同期させて、CCD撮像素子の電荷転送速度を調整しているので、被検査材の鮮明でSN比の高い画像信号を得ることができる。
これによって、X線発生器により焦点の小さいX線源を使用することができ、より高速度で被検査材の検査が可能となった。
【0040】
請求項記載のX線異物検査装置においては、請求項記載のX線蛍光板の代わりに、X線イメージインテンシファイヤーを用いているので、更に、鮮明でSN比の高い画像信号を得ることができ、結果としてより小さい異物の検知が高速で行えることになった。
【0041】
そして、請求項5及び6記載のX線異物検査装置においては、時間遅延積分型のCCD撮像素子を用いるカメラを複数設置し、厚みのある被検査物を検査するに際し、被検査物を厚み方向にカメラ台数で分割した複数の厚み領域を設定し、個々の厚み領域の光学的拡大率に対応させて、CCD撮像素子の電荷転送速度を制御しているので、等価的に断層像再構成を行い、被検査物が厚い場合でも、精度の良い検査を可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るX線異物検査装置の概略説明図である。
【図2】(A)は本発明の第1の実施の形態に係るX線異物検査装置(及びその方法)の説明図、(B)はその変形例に係るX線異物検査装置の説明図である。
【図3】時間遅延積分型のCCD撮像素子の動作説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るX線異物検査装置の概略説明図である。
【符号の説明】
10:X線異物検査装置、11:ベルトコンベア、12:ホッパー、13:マイクロフォーカスX線源、14:X線イメージインテンシファイヤー、15:カメラ、16〜19:ガイドローラ、20:駆動ローラ、21:定量切り出し装置、22:回収容器、23:出力画面、24:レンズ系、25:CCD撮像素子、26:入力画面、27:セル、28:縦セル列、29:X線蛍光板、30:X線異物検査装置、31:被検査材、32:ベルトコンベア、33:プリズム、34〜36:カメラ、37〜39:制御装置、40:画像処理装置、41:コンピュータ、42:速度センサー、A:粉体原料、B:異物、B1〜B3:異物

Claims (6)

  1. 被検査材を搬送装置にて搬送中にX線を照射し、透過したX線をX線検出手段にて電気信号として検出し、この信号を処理して前記被検査材中の異物を検査し、しかも、前記X線検出手段として、X線イメージインテンシファイヤーと、該X線イメージインテンシファイヤーの画像を撮像する時間遅延積分型のCCD撮像素子を使用するカメラとを用い、前記X線イメージインテンシファイヤーの結像面上を移動するX線透過画像に同期させて、前記CCD撮像素子の電荷転送速度を制御し、鮮明でSN比の高い画像信号を得るX線異物検査方法において、
    前記時間遅延積分型のCCD撮像素子を使用するカメラを複数設置し、X線透過方向に厚みのある被検査物を検査するに際し、該被検査物を厚み方向にカメラ台数で分割した複数の厚み領域を設定し、個々の厚み領域の光学的拡大率に対応させて、前記CCD撮像素子の電荷転送速度を制御することにより、等価的に断層像再構成を行い、前記被検査材が厚い場合でも、厚み方向に精度の良い検査を可能にしたことを特徴とするX線異物検査方法。
  2. 請求項1記載のX線異物検査方法において、前記CCD撮像素子の電荷転送速度は、前記搬送装置の移動速度Vと、前記X線のX線発生器、前記被検査材、及び前記X線イメージインテンシファイヤーの入力画面の位置関係で定まる光学的拡大率と、前記X線イメージインテンシファイヤーの画像拡縮率αと、前記X線イメージインテンシファイヤーの出力画面の画像を撮像する前記カメラの撮像倍率βとから決定されることを特徴とするX線異物検査方法。
  3. 被検査材を搬送装置にて搬送中にX線を照射し、透過したX線をX線検出手段にて電気信号として検出し、この信号を処理して前記被検査材中の異物を検査し、しかも、前記X線検出手段として、X線蛍光板と、このX線蛍光板の画像を撮像する時間遅延積分型のCCD撮像素子を使用するカメラとを用い、前記X線蛍光板上を移動するX線透過画像に同期させて、前記CCD撮像素子の電荷転送速度を制御して、鮮明でSN比の高い画像信号を得るX線異物検査方法において
    前記時間遅延積分型のCCD撮像素子を使用するカメラを複数設置し、X線透過方向に厚みのある被検査物を検査するに際し、該被検査物を厚み方向にカメラ台数で分割した複数の厚み領域を設定し、個々の厚み領域の光学的拡大率に対応させて、前記CCD撮像素子の電荷転送速度を制御することにより、等価的に断層像再構成を行い、前記被検査材が厚い場合でも、厚み方向に精度の良い検査を可能にしたことを特徴とするX線異物検査方法。
  4. 請求項3記載のX線異物検査方法において、前記CCD撮像素子の電荷転送速度は、前記搬送装置の移動速度Vと、前記X線のX線発生器、前記被検査材、及び前記X線蛍光板の位置関係で定まる光学的拡大率と、前記X線蛍光板を撮像する前記カメラの撮像倍率βとから決定されることを特徴とするX線異物検査方法。
  5. 被検査材を搬送装置にて搬送中にX線を照射し、透過したX線をX線検出手段にて電気信号として検出し、この信号を処理して前記被検査材中の異物を検査する装置であって、前記X線を発生するX線発生器と、搬送中の前記被検査材の前記X線投射による画像を可視画像に変えるX線蛍光板と、前記X線蛍光板の画像を撮像する時間遅延積分型のCCD撮像素子を用いるカメラとを有し、前記X線蛍光板上を移動するX線透過画像に同期させて、前記CCD撮像素子の電荷転送速度を調整し、前記被検査材の鮮明でSN比の高い画像信号を得るX線異物検査装置において、
    前記時間遅延積分型のCCD撮像素子を用いるカメラを複数設置し、X線透過方向に厚みのある被検査物を検査するに際し、該被検査物を厚み方向にカメラ台数で分割した複数の厚み領域を設定し、個々の厚み領域の光学的拡大率に対応させて、前記CCD撮像素子の電荷転送速度を制御することにより、等価的に断層像再構成を行い、前記被検査物が厚い場合でも、精度の良い検査を可能にしたことを特徴とするX線異物検査装置。
  6. 被検査材を搬送装置にて搬送中にX線を照射し、透過したX線をX線検出手段にて電気信号として検出し、この信号を処理して前記被検査材中の異物を検査する装置であって、前記X線を発生するX線発生器と、搬送中の前記被検査材の前記X線投射による画像を可視画像に変えて微弱なX線透過画像を明るい可視光の画像に変換する機能を有するX線イメージインテンシファイヤーと、前記X線イメージインテンシファイヤーの画像を撮像する時間遅延積分型のCCD撮像素子を用いたカメラとを有し、前記X線イメージインテンシファイヤー上を移動するX線透過画像に同期させて、前記CCD撮像素子の電荷転送速度を調整し、前記被検査材の鮮明でSN比の高い画像信号を得るX線異物検査装置において、
    前記時間遅延積分型のCCD撮像素子を用いるカメラを複数設置し、X線透過方向に厚みのある被検査物を検査するに際し、該被検査物を厚み方向にカメラ台数で分割した複数の厚み領域を設定し、個々の厚み領域の光学的拡大率に対応させて、前記CCD撮像素子の電荷転送速度を制御することにより、等価的に断層像再構成を行い、前記被検査物が厚い場合でも、精度の良い検査を可能にしたことを特徴とするX線異物検査装置。
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