JP3678328B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置に関し、詳細には、受信文書の分類・整理を容易にしたファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置においては、一般に、ファクシミリ受信を行うと、受信原稿の画情報を一旦メモリに記憶した後、あるいは、直接、記録部に転送して、記録紙に記録出力する。そして、受信画情報を直接記録部で記録する場合は、当然、受信順に受信原稿の記録出力が行われるが、従来、画情報を記憶するメモリを備えたファクシミリ装置においても、受信画情報の記録出力を受信順に行っている。
【0003】
ところで、受信を頻繁に行うファクシミリ装置では、受信原稿の分類・整理等の管理を如何に容易に行うかが重要な問題となる。
【0004】
そこで、従来、複数のトレイを備えて、空きのトレイに出力文書を出力する画像形成装置が提案されている(特開平8−20469号公報参照)。また、本出願人が先に提案している複合機では、複数の排紙口を備えて、通信データの種類毎に異なった排紙口から排紙している(特開平7−23167号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のファクシミリ装置にあっては、複数の排紙トレイや排紙口を設けて、受信文書毎、あるいは、通信種別毎に排紙トレイや排紙口を切り換えて受信文書の排出を行っていたため、複数の排紙トレイや排紙口を設ける必要があり、装置が大型化するとともに、高価なものになるという問題があった。
【0006】
そして、近時、複数枚の記録紙をセットする給紙カセットを複数備えたファクシミリ装置が普及している。
【0007】
そこで、本発明は、複数の給紙カセットに、それぞれ色、サイズ、あるいは、セット方向等の種類の異なる記録紙をセットして、受信毎に受信文書の記録に使用する記録紙の収納されている給紙カセットを順次切り換えることにより、受信文書の分類・整理を容易にすることを目的としている。
【0008】
すなわち、請求項1記載の発明は、受信文書の画情報の記録に際し、異なる複数種類の記録紙をそれぞれ収納する複数の給紙カセットのうち、前回の受信文書の記録に使用した給紙カセットの記録紙とは異なる給紙カセットの記録紙を選択して記録部で記録する受信文書分類記録処理を行うことにより、色、サイズ、セット方向等の種類の異なる記録紙のセットされた複数の給紙カセットを、受信文書の記録毎に切り換えて、安価かつ小型の構成で容易に受信文書を文書毎に異なる種類の記録紙に記録し、受信文書の分類・整理を容易に行うことのできるファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0009】
請求項2記載の発明は、記録済みの記録紙を排出する排紙トレイ上に記録済み記録紙があるときのみ、受信文書分類記録処理を行うことにより、排紙トレイ上に記録済み記録紙が無く、複数の受信文書の記録紙が排紙トレイ上で混在する可能性のないときには、例えば、大量の記録紙を収納する給紙トレイの記録紙を使用して記録を行って、記録紙切れによる不慮の事態の発生を防止し、受信文書の分類・整理を容易に行うことができるとともに、利用性を向上させることのできるファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0010】
請求項3記載の発明は、受信文書の画情報の記録に際し、現在時刻が受信文書分類記録処理を行う時間帯として設定された時間帯内であるときのみ、受信文書分類記録処理を行うことにより、例えば、夜間等のようにオペレータが不在で、排紙トレイ上から記録済みの記録紙を取り除くことのできない時間帯のみ、設定操作に応じて、受信文書分類記録処理を行い、複数の受信文書の記録紙が排紙トレイ上で混在する可能性のないときには、例えば、大量の記録紙を収納する給紙トレイの記録紙を使用して記録を行って、記録紙切れによる不慮の事態の発生を防止し、受信文書の分類・整理を容易に行うことができるとともに、利用性を向上させることのできるファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明のファクシミリ装置は、受信文書の画情報を記録部で記録紙に記録した後、当該記録済みの前記記録紙を排紙トレイ上に排出するファクシミリ装置において、それぞれ種類の異なる前記記録紙を複数枚収納する複数の給紙カセットと、前記給紙カセットのうち前回の受信文書の記録に使用した前記給紙カセットを記憶するカセット記憶手段と、前記受信文書分類記録処理を行う時間帯を設定操作する操作手段と、前記操作手段により設定された前記時間帯を記憶する時間帯記憶手段と、現在時刻を計時する計時手段と、前記受信文書の画情報の記録に際し、前記計時手段の計時する現在時刻が前記時間帯記憶手段に記憶されている前記時間帯内であるときのみ、前記カセット記憶手段の記憶内容に基づいて、当該受信文書の画情報を前回の受信文書の記録に使用した前記給紙カセットの前記記録紙とは異なる前記給紙カセットの前記記録紙を選択して前記記録部に記録させる受信文書分類記録処理を行う制御手段と、備えることにより、上記目的を達成している。
【0012】
上記構成によれば、受信文書の画情報の記録に際し、現在時刻が受信文書分類記録処理を行う時間帯として設定された時間帯内であるときのみ、受信文書分類記録処理を行うので、例えば、夜間等のようにオペレータが不在で、排紙トレイ上から記録済みの記録紙を取り除くことのできない時間帯のみ、設定操作に応じて、受信文書分類記録処理を行い、複数の受信文書の記録紙が排紙トレイ上で混在する可能性のないときには、例えば、大量の記録紙を収納する給紙トレイの記録紙を使用して記録を行って、記録紙切れによる不慮の事態の発生を防止することができ、受信文書の分類・整理を容易に行うことができるとともに、利用性を向上させることができる。
【0013】
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記ファクシミリ装置は、前記排紙トレイ上に前記記録済み記録紙があるか否かを検出する記録紙有無検出手段を、さらに備え、前記制御手段は、前記記録紙有無検出手段が前記排紙トレイ上に前記記録済み記録紙があることを検出しているときのみ、前記受信文書分類記録処理を行うものであってもよい。
【0014】
上記構成によれば、請求項1記載の効果に加えて、記録済みの記録紙を排出する排紙トレイ上に記録済み記録紙があるときのみ、受信文書分類記録処理を行うので、排紙トレイ上に記録済み記録紙が無く、複数の受信文書の記録紙が排紙トレイ上で混在する可能性のないときには、例えば、大量の記録紙を収納する給紙トレイの記録紙を使用して記録を行って、記録紙切れによる不慮の事態の発生を防止することができ、受信文書の分類・整理を容易に行うことができるとともに、利用性を向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0018】
図1〜図4は、本発明のファクシミリ装置の一実施の形態を示す図であり、図1は、本発明のファクシミリ装置の一実施の形態を適用したファクシミリ装置1の回路ブロック図である。
【0019】
図1において、ファクシミリ装置1は、プロッタ2、スキャナ3、画像メモリ4、パラメータメモリ5、操作表示部6、通信制御部7、モデム8、回線接続部9、符号化・復号化部10、CPU11、DRAM(Dynamic Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13及び時計/クロック部14等を備え、上記各部は、バス15に接続されている。
【0020】
プロッタ2は、例えば、サーマル素子を利用したサーマル記録装置、インク噴射方式の記録装置あるいは電子写真式記録装置等が使用されており、受信した受信文書の画情報やスキャナ3で読み取った原稿の画情報及び必要な管理ファイル等を記録紙に記録出力する。
【0021】
プロッタ(記録部)2は、図示しないが、複数の給紙カセットを備えており、各給紙カセットには、複数枚の記録紙をセットすることができる。また、各給紙カセットには、異なる種類、例えば、色、サイズ、あるいは、給紙カセットへのセット方向の異なる記録紙をセットすることができ、各給紙カセットには、記録紙センサ16が配設されている。記録紙センサ16は、各給紙カセット内の記録紙の有無及び各給紙カセットにセットされた記録紙の種類を検出して、CPU11に出力する。プロッタ2は、画情報の記録の完了した記録紙を1つの排紙トレイ上に排出する。すなわち、ファクシミリ装置1は、1個の排紙トレイのみを備え、プロッタ2で記録の完了した記録紙を当該1個の排紙トレイ上に排出する。そして、ファクシミリ装置1は、この排紙トレイ上に記録済みの記録紙があるか否かを検出する排紙センサが設けられており、排紙センサは、検出結果をCPU11に出力する。
【0022】
スキャナ3は、例えば、CCD(Charge Coupled Device )を利用したイメージスキャナ等が利用されており、一般に、ADF(自動原稿送り装置)を備えている。ADFには、複数枚の原稿がセットされ、ADFは、セットされた原稿を1枚ずつスキャナ3の原稿読取位置に送給する。スキャナ3は、ADFから搬送されてきた原稿を走査し、原稿の画像を所定の解像度で読み取る。
【0023】
画像メモリ4は、ハードディスクあるいは半導体メモリ等の大容量記憶装置が使用されており、スキャナ3により読み取られた原稿の画情報を蓄積するとともに、受信文書の画情報を蓄積する。
【0024】
パラメータメモリ(カセット記憶手段、時間帯記憶手段)5は、ファクシミリ装置1の電源がオフされても記憶内容が保持されるように、バッテリバックアップされた読み/書き可能なSRAM(Static Random Access Memory)あるいは不揮発性メモリで構成され、送信先電話番号や名称及び自己の電話番号や名称等の各種管理情報を記憶する。特に、パラメータメモリ5は、給紙カセット制御情報記憶領域及び受信文書分類記録モード記憶領域を有し、給紙カセット制御情報記憶領域には、プロッタ2の備えている給紙カセットの数と記録紙センサ16の検出した各給紙カセットにセットされている記録紙の種類及び前回の受信文書の記録に使用した給紙カセットを記憶し、受信文書分類記録モード記憶領域には、操作表示部6からセットされた受信文書分類記録処理のオン時間帯及びモードオン/オフフラグを記憶する。
【0025】
操作表示部(操作手段)6は、テンキー、スタートキー、ワンタッチキー及びファンクションキー等の各種操作キーを備えるとともに、ディスプレイ、例えば、液晶ディスプレイを備え、操作キーからは、送信操作等の各種命令の入力操作が行われ、ディスプレイには、操作キーから入力された命令内容やファクシミリ装置1からファクシミリ装置1のオペレータに通知する各種情報が表示される。特に、操作表示部6は、受信文書を記録する記録紙のセットされている給紙カセットを受信文書毎に切り換える受信文書分類記録処理のオン/オフの操作及び当該受信文書分類記録処理をオンにする時間帯の入力操作が行われる。
【0026】
モデム8は、通信制御部7に接続され、CPU11の制御下で動作して、送信信号の変調及び受信信号の復調を行う。通信制御部7は、モデム8に接続されているとともに、モデム8を介して回線接続部9に接続されており、回線接続部9には、回線L、例えば、公衆電話回線が接続されている。回線接続部9は、回線の捕捉、発信先電話番号である選択信号の送出、着信の検出等を行って、回線Lからの発呼に対して自動着呼し、回線Lへの自動発呼処理を行う。通信制御部7は、回線接続部9及びモデム8を制御して、相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御信号を交換し、ファクシミリ通信手順を実行する。なお、回線Lとして、ディジタル回線を使用する場合には、モデム8及び回線接続部9の代わりに、DSU(Digital Service Unit:加入者線終端装置)が使用される。
【0027】
符号化・復号化部10は、画情報の画像メモリ4への蓄積の効率化及び伝送時間の短縮化を図るためのものであり、所定の符号化方式に従って画情報を符号化し、また、符号化された画情報を復号化する。
【0028】
ROM13は、ファクシミリ装置1の基本処理プログラム及び後述する受信文書分類記録処理プログラム等の各種プログラムを記憶しているとともに、これら各処理プログラムを実行するのに必要な各種データ及びシステムデータ等を記憶している。
【0029】
CPU11は、ROM13内の基本処理プログラム及び受信文書分類記録処理プログラムに基づいて、DRAM12をワークメモリとして利用しつつファクシミリ装置1の各部を制御し、ファクシミリ装置1としての基本処理を実行するとともに、後述する受信文書分類記録処理を実行する。
【0030】
なお、上記CPU11、DRAM12、ROM13及びパラメータメモリ5は、ワンチップマイコン化されていてもよい。
【0031】
時計/クロック部(計時手段)14は、発振回路や分周回路を備え、ファクシミリ装置1の動作に必要な各種クロックを発生するとともに、現在時刻を計時する。
【0032】
次に、本実施の形態の作用を説明する。ファクシミリ装置1は、給紙カセットを受信文書毎に切り換えて、受信文書毎に異なる種類の記録紙を使用して受信文書を記録する受信文書分類記録処理を行うところにその特徴がある。
【0033】
なお、本実施の形態においては、ファクシミリ装置1は、プロッタ2の複数の給紙カセットのうち2つ以上の給紙カセットに、A4サイズの種類の異なる記録紙、例えば、色の異なるA4サイズの記録紙あるいはセット方向の異なるA4サイズの記録紙がセットされており、これらの種類の異なるA4サイズの記録紙がセットされていることを記録紙センサ16が検出して、CPU11に出力する。
【0034】
ファクシミリ装置1は、着呼があると、CPU11が通信制御部7を制御して、回線制御部9を介して相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御手順を実行し、画情報を受信する。このとき、CPU11は、プロッタ2の給紙カセットにセットされている記録紙が、全てA4サイズのときには、相手ファクシミリ装置に受信原稿の幅サイズとして、A4幅サイズを通信制御部7に宣言させ、給紙カセットに2種類以上のA4サイズ以外のサイズ、例えば、A3サイズの記録紙もセットされていても、2種類以上のA4サイズの記録紙へ分類記録する受信文書分類記録処理を行うときには、A4幅サイズを通信制御部7に宣言させる。
【0035】
ファクシミリ装置1は、画情報を受信すると、受信した受信文書の画情報を画像メモリ4に一時記憶した後、プロッタ2に転送して、プロッタ2でA4サイズの記録紙に分類記録する。
【0036】
この受信文書分類記録処理について、図2に示すフローチャートに基づいて、以下説明する。CPU11は、受信文書の画情報の記録に際して、まず、種類の異なるA4サイズの記録紙のセットされている給紙カセットが2つ以上あるかどうかを、記録紙センサ16の検出結果に基づいてチェックし(ステップS101)、A4サイズの記録紙のセットされている給紙カセットが2つ以上あるときには、パラメータメモリ5の給紙カセット制御情報記憶領域(図2では、メモリaと記載しており、以下、必要に応じて、メモリaと記載する。)を参照して、前回の受信文書の記録に使用した給紙カセットとは異なる給紙カセット(給紙)を選択して(ステップS102)、受信画情報のサイズがA4サイズであるかどうかチェックする(ステップS103)。
【0037】
ステップS103で、受信画情報のサイズがA4サイズのときには、CPU11は、受信画情報をプロッタ2に転送して、プロッタ2で、当該受信画情報を上記選択した給紙カセットの記録紙に記録(印字)させ(ステップS104)、当該記録を行ったページが受信文書の最終ページであるかチェックする(ステップS105)。
【0038】
ステップS105で、最終ページでないときには、ステップS101に戻って、上記同様に処理し(ステップS101〜ステップS103)、ステップS103で、受信画情報がA4サイズでないときには、例えば、A3サイズのときには、当該受信画情報を縮小処理してプロッタ2に転送して(ステップS106)、プロッタ2で、縮小した画情報をA4サイズの記録紙に記録出力させる(ステップS104)。
【0039】
そして、ステップS106で、最終ページの記録を完了すると、CPU11は、A4サイズの記録紙のセットされている給紙カセットが2つ以上あるかチェックし(ステップS107)、2つ以上あるときには、パラメータメモリ5の記録紙カセット制御情報記憶領域(メモリa)に今回使用した給紙カセットを前回受信文書の記録に使用した給紙カセットとして登録するメモリaの更新を行って、処理を終了する(ステップS108)。
【0040】
また、上記ステップS101で、A4サイズの記録紙のセットされている給紙カセットが2つ以上ないときには、CPU11は、通常の記録紙選択(給紙選択)、すなわち、受信画情報に対応したサイズの記録紙のセットされている給紙カセットを選択し(ステップS109)、当該選択した給紙カセットの記録紙に、受信画情報を記録させる(ステップS104)。
【0041】
このように、受信文書の画情報の記録に際し、異なる複数種類の記録紙をそれぞれ収納する複数の給紙カセットのうち、前回の受信文書の記録に使用した給紙カセットの記録紙とは異なる給紙カセットの記録紙を選択してプロッタ2で記録する受信文書分類記録処理を行っている。その結果、色、サイズ、セット方向等の種類の異なる記録紙のセットされた複数の給紙カセットを、受信文書の記録毎に切り換えて、安価かつ小型の構成で、容易に受信文書を文書毎に異なる種類の記録紙に記録することができ、受信文書の分類・整理を容易に行うことができる。
【0042】
次に、排紙トレイ上に記録済みの記録紙があるか否かによって、記録する記録紙を切り換えて分類する受信文書分類記録処理を行うか否かを選択する場合について、図3に基づいて説明する。
【0043】
すなわち、ファクシミリ装置1は、画情報を受信すると、受信した受信文書の画情報を画像メモリ4に一時記憶した後、プロッタ2に転送して、プロッタ2でA4サイズの記録紙に記録するが、この受信文書の画情報の記録に際して、CPU11が、図3に示すように、まず、種類の異なるA4サイズの記録紙のセットされている給紙カセットが2つ以上あるかどうかを、記録紙センサ16の検出結果に基づいてチェックし(ステップS201)、A4サイズの記録紙のセットされている給紙カセットが2つ以上あるときには、記録済みの記録紙を排出する排紙トレイ上に記録済みの記録紙があるかどうかを排紙センサからの検出信号に基づいてチェックする(ステップS202)。
【0044】
ステップS202で、排紙トレイ上に記録紙があるときには、CPU11は、パラメータメモリ5の給紙カセット制御情報記憶領域(メモリa)を参照して、前回の受信文書の記録に使用した給紙カセットとは異なる給紙カセット(給紙)を選択し(ステップS203)、受信画情報のサイズがA4サイズであるかどうかチェックする(ステップS204)。
【0045】
ステップS204で、受信画情報のサイズがA4サイズのときには、CPU11は、受信画情報をプロッタ2に転送して、プロッタ2で、当該受信画情報を上記選択した給紙カセットの記録紙に記録(印字)させ(ステップS205)、当該記録を行ったページが受信文書の最終ページであるかチェックする(ステップS206)。プロッタ2は、この画情報を記録した記録紙を排紙トレイ上に排出する。
【0046】
ステップS206で、最終ページでないときには、CPU11は、ステップS201に戻って、上記同様に処理し(ステップS201〜ステップS204)、ステップS204で、受信画情報がA4サイズでないときには、例えば、A3サイズのときには、当該受信画情報を縮小処理してプロッタ2に転送して(ステップS207)、プロッタ2で、縮小した画情報をA4サイズの記録紙に記録出力させる(ステップS205)。
【0047】
そして、ステップS206で、最終ページの記録を完了すると、CPU11は、A4サイズの記録紙のセットされている給紙カセットが2つ以上あるかチェックし(ステップS209)、2つ以上あるときには、パラメータメモリ5の記録紙カセット制御情報記憶領域(メモリa)に今回使用した給紙カセットを前回受信文書の記録に使用した給紙カセットとして登録するメモリaの更新を行って、処理を終了する(ステップS210)。
【0048】
また、上記ステップS202で、排紙トレイ上に記録済みの記録紙がないときには、複数の受信文書の記録済みの記録紙が排紙トレイ上に重なることがないため、予め設定された給紙カセット、例えば、大量の記録紙をセット可能な記録紙カセットを選択し(ステップS208)、当該選択した給紙カセットの記録紙に受信文書の画情報をプロッタ2で記録させる(ステップS205)。
【0049】
さらに、上記ステップS201で、種類の異なるA4サイズの記録紙のセットされている給紙カセットが2つ以上ないときには、CPU11は、通常の記録紙選択(給紙選択)、すなわち、受信画情報に対応したサイズの記録紙のセットされている給紙カセットを選択し(ステップS211)、当該選択した給紙カセットの記録紙に、受信画情報を記録させる(ステップS205)。
【0050】
したがって、記録済みの記録紙を排出する排紙トレイ上に記録済み記録紙があるときのみ、受信文書分類記録処理を行うことができ、排紙トレイ上に記録済み記録紙が無く、複数の受信文書の記録紙が排紙トレイ上で混在する可能性のないときには、例えば、大量の記録紙を収納する給紙トレイの記録紙を使用して記録を行って、記録紙切れによる不慮の事態の発生を防止することができる。その結果、受信文書の分類・整理を容易に行うことができるとともに、利用性を向上させることができる。
【0051】
次に、操作表示部6で受信文書分類記録モードが選択されているときにのみ、受信文書毎に記録紙を切り換えて画情報を記録する受信文書分類記録処理を行う場合について、図4に基づいて以下説明する。
【0052】
ファクシミリ装置1は、夜間等のようにオペレータが排紙トレイ上の記録紙を取り除くことのできない時間帯等を受信文書分類記録処理を行うオン時間帯として、操作表示部6のキー操作により設定入力することができ、CPU11は、操作表示部6からこのオン時間帯が設定入力されると、当該入力されたオン時間帯をパラメータメモリ5の受信文書分類記録モード記憶領域に登録する。また、CPU11は、時計/クロック部14の計時する現在時刻がこのオン時間帯内になると、受信文書分類記録モード記憶領域に記憶されている分類記録モードフラグをオンに設定する。
【0053】
なお、受信文書分類記録モードは、上記オン時間帯の設定入力によって行うものに限るものではなく、例えば、操作表示部6のキー操作により、直接、分類記録モードフラグをオン/オフ設定するようにしてもよい。
【0054】
ファクシミリ装置1は、上記オン時間帯が設定された状態で、画情報を受信すると、当該受信文書の画情報を画像メモリ4に一時記憶した後、プロッタ2に転送して、プロッタ2でA4サイズの記録紙に記録するが、この受信文書の画情報の記録に際して、CPU11は、図4に示すように、まず、パラメータメモリ5の受信文書分類記録モード記憶領域(以下、必要に応じて、メモリbという。)を参照して、メモリbに受信文書分類記録モード、すなわち、受信文書毎に受信文書の画情報の記録に使用する記録紙の収納されている給紙カセットを切り換えて受信文書を分類する受信文書分類処理を行う分類記録モードフラグがオン(ON)に設定されているか、オフ(OFF)に設定されているかをチェックする(ステップS301)。なお、この分類記録モードフラグは、上述のように、CPU11が、時計/クロック部14の計時する現在時刻がオン時間帯内であるか否かによりオン/オフ設定する。
【0055】
ステップS301で、分類記録モードフラグがオフに設定されていると、CPU11は、通常の記録紙選択(給紙選択)、すなわち、受信画情報に対応したサイズの記録紙のセットされている給紙カセットを選択し(ステップS303)、当該選択した給紙カセットの記録紙に、プロッタ2で受信画情報を記録させた後(ステップS303)、最終ページかどうかチェックする(ステップS304)。
【0056】
ステップS304で、最終ページでないときには、CPU11は、ステップS302に戻って、通常の給紙選択を行って(ステップS302)、当該選択した記録紙にプロッタ2で受信画情報を記録し(ステップS303)、最終ページかどうかチェックして(ステップS304)、最終ページであると、処理を終了する。
【0057】
上記ステップS301で、分類記録モードフラグがオンに設定されていると、上記図2のステップS101、あるいは、図3のステップS201に移行して、上記同様に処理する。
【0058】
したがって、受信文書の画情報の記録に際し、現在時刻が受信文書分類記録処理を行う時間帯として設定された時間帯内であるときのみ、受信文書分類記録処理を行うことができ、例えば、夜間等のようにオペレータが不在で、排紙トレイ上から記録済みの記録紙を取り除くことのできない時間帯のみ、設定操作に応じて、受信文書分類記録処理を行い、複数の受信文書の記録紙が排紙トレイ上で混在する可能性のないときには、例えば、大量の記録紙を収納する給紙トレイの記録紙を使用して記録を行って、記録紙切れによる不慮の事態の発生を防止することができる。その結果、受信文書の分類・整理を容易に行うことができるとともに、利用性を向上させることができる。
【0059】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、受信文書の画情報の記録に際し、現在時刻が受信文書分類記録処理を行う時間帯として設定された時間帯内であるときのみ、受信文書分類記録処理を行うので、例えば、夜間等のようにオペレータが不在で、排紙トレイ上から記録済みの記録紙を取り除くことのできない時間帯のみ、設定操作に応じて、受信文書分類記録処理を行い、複数の受信文書の記録紙が排紙トレイ上で混在する可能性のないときには、例えば、大量の記録紙を収納する給紙トレイの記録紙を使用して記録を行って、記録紙切れによる不慮の事態の発生を防止することができ、受信文書の分類・整理を容易に行うことができるとともに、利用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の一実施の形態を適用したファクシミリ装置の回路ブロック図。
【図2】図1のファクシミリ装置による受信文書分類記録処理を示すフローチャート。
【図3】図1のファクシミリ装置による排紙トレイ上に記録紙があるか否かに基づく受信文書分類記録処理を示すフローチャート。
【図4】図1のファクシミリ装置による設定時間帯による受信文書分類記録処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置
2 プロッタ
3 スキャナ
4 画像メモリ
5 パラメータメモリ
6 操作表示部
7 通信制御部
8 モデム
9 回線接続部
10 符号化・復号化部
11 CPU
12 DRAM
13 ROM
14 時計/クロック部
15 バス
16 記録紙センサ

Claims (2)

  1. 受信文書の画情報を記録部で記録紙に記録した後、当該記録済みの前記記録紙を排紙トレイ上に排出するファクシミリ装置において、
    それぞれ種類の異なる前記記録紙を複数枚収納する複数の給紙カセットと、前記給紙カセットのうち前回の受信文書の記録に使用した前記給紙カセットを記憶するカセット記憶手段と、
    前記受信文書分類記録処理を行う時間帯を設定操作する操作手段と、
    前記操作手段により設定された前記時間帯を記憶する時間帯記憶手段と、
    現在時刻を計時する計時手段と、
    前記受信文書の画情報の記録に際し、前記計時手段の計時する現在時刻が前記時間帯記憶手段に記憶されている前記時間帯内であるときのみ、前記カセット記憶手段の記憶内容に基づいて、当該受信文書の画情報を前回の受信文書の記録に使用した前記給紙カセットの前記記録紙とは異なる前記給紙カセットの前記記録紙を選択して前記記録部に記録させる受信文書分類記録処理を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記ファクシミリ装置は、前記排紙トレイ上に前記記録済み記録紙があるか否かを検出する記録紙有無検出手段を、さらに備え、前記制御手段は、前記記録紙有無検出手段が前記排紙トレイ上に前記記録済み記録紙があることを検出しているときのみ、前記受信文書分類記録処理を行うことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
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