JP3677855B2 - 洗壜機の白濁びん発生防止装置 - Google Patents

洗壜機の白濁びん発生防止装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は洗壜機に係り、特に熱苛性槽内にびんを浸漬して洗浄を行なう浸漬型洗壜機において、洗浄中のびんが苛性槽の上方空間に長時間停止した場合に白濁することを防止する洗壜機の白濁びん発生防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
浸漬型の洗壜機は、通常、予備洗浄部と、この予備洗浄部の下流側に設けられた複数の熱苛性槽と、その下流側の弱苛性槽と、苛性溶液を洗い流すすすぎ洗浄部とを備えており、多数のホルダを備えた無端状のキャリアを、これら予備洗浄部、各苛性槽内およびすすぎ洗浄部を順次通過するように掛け回し、各ホルダ内に1本づつびんを収容して連続的に搬送することにより洗浄を行なうようになっている。
【0003】
上記のような浸漬型の洗壜機では、昼休みに運転を一時停止する場合や、ライントラブル等によって運転が長時間に渡って停止した場合に、無端状のキャリアに取付けられた多数の各ホルダ内に収容されている多数のびんのうち、1つの苛性槽と次の苛性槽との間の上方の空間に露出して停止しているびんが、白く乾いたように変質してしまうという問題があった。これは、空中に露出しているびんは苛性槽の液中で加温されて高温になっているため乾燥しやすく、びんの壁面からの苛性液の蒸発により残渣(蒸発残留物)が濃縮され、さらに、びん、残渣へのガス変質作用が起こるというプロセスによって白く乾いたように変質するものである。
【0004】
そこで、本出願人は、浸漬型の洗壜機が運転中に長時間停止した場合に、苛性槽の上方の空間に露出しているびんが白濁することを防止するために、「多槽浸漬型の白濁壜の発生防止装置」を提案した(特願平5−50051号)。この白濁壜発生防止装置を備えた多槽浸漬型洗壜機は、隔壁によって区画された多数の液槽と、各液槽内を順次通過するように掛け回された無端状のキャリアとを備えている。各液槽内には、温度および濃度の異なる苛性ソーダ液や仕上用の清水が満たされている。また、キャリアは無端状のチェーンに多数のホルダが取付けられており、各ホルダ内に壜を1本ずつ収容して搬送し、上記各液槽内に順次浸漬して洗浄を行なうようになっている。
【0005】
上記洗壜機では、キャリアが1つの液槽から出て次の液槽へ移る部分の両側に仕切壁を設けるとともに、上部をトップカバーによって覆って密閉した空間を形成し、この密閉した空間内に他の液槽から吸引した苛性ソーダ液を噴射するノズルを設けて、空間内の雰囲気を加湿し強制的に撹拌するとともに、加湿空気温の低下を防止するため吹出口を設けて、加湿装置を経たエアを空間内に吹込むことにより、上記空間内に長時間停止した壜が白濁することを防止するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の多槽浸漬型洗壜機の白濁壜発生防止装置は、白濁壜の発生を防止することは可能であるが、洗壜機とは別に加湿装置を設け、また、複雑な配管等を必要とするため、コスト高であり、しかも装置全体が大型化するという問題があった。
【0007】
本発明は上記欠点を除くためになされたもので、簡単な構成で白濁びんの発生を防止することができる洗壜機の白濁びん発生防止装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
また、びんに散水する苛性溶液を高温の熱苛性槽内から取出し、この熱苛性槽よりも上流側の苛性槽内の苛性溶液と熱交換することにより、高温の熱苛性槽内の熱エネルギーを有効に利用することができる洗壜機の白濁びん発生防止装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る洗壜機の白濁びん発生防止装置は、多数のびんを保持して連続的に搬送する無端状のキャリアと、この無端状キャリアへのびんの供給側に設けられた予備洗浄部と、この予備洗浄部の下流側に設けられた、少なくとも1つの熱苛性槽と、この熱苛性槽の下流側に設けられたすすぎ洗浄部とを備えた洗壜機において、上記熱苛性槽の無端状キャリアの出口側に、この無端状キャリアによって搬送されてこの熱苛性槽を通過したびんに対して液体を散水する散水ノズルを設けるとともに、この散水ノズルに、上記熱苛性槽内の苛性溶液とほぼ同じ濃度で、かつこの苛性溶液よりも低温の苛性溶液を供給する供給手段を設け、少なくとも運転を停止する際には、上記熱苛性槽を通過する所定本数のびんに対して上記苛性溶液を散水した後、無端状キャリアによる搬送を停止するようにしたものである。
【0010】
上記発明に係る洗壜機の白濁びん発生防止装置では、昼休み等のように運転の途中で長時間停止する場合には、運転停止前に、熱苛性槽の無端状キャリアの出口側に設けた散水ノズルから、この熱苛性槽の苛性溶液よりも低温でほぼ同濃度の苛性溶液を所定本数のびんに向かって散水した後、無端状キャリアによる搬送を停止する。このように苛性溶液が散水されたびんは、温度が下げられるので、乾燥が抑制され白濁しない。
【0011】
また、他の発明に係る洗壜機の白濁びん発生防止装置は、供給手段が、上記熱苛性槽内の液を吸い上げるポンプと、この熱苛性槽よりも低温の液槽内に設けた熱交換手段からなる液温低下手段とを備えており、上記散水ノズルとポンプは、複数の熱苛性槽のうち最も下流側の熱苛性槽に設けられ、熱交換手段は、上記熱苛性槽よりも低温の苛性溶液が収容されている上流側の苛性槽内に設けられている。
【0012】
この発明に係る洗壜機の白濁びん発生防止装置では、上記最も下流側の熱苛性槽内の苛性溶液を、上流側の苛性槽に送って熱交換することにより温度を低下させた後、空中のびんに向かって散水するので、液中で加温されて高温になっているびんの温度を低下させて白濁を防止することができるとともに、上記上流側の苛性槽内の液温は上昇するので、熱苛性槽内の熱エネルギーを有効に利用することができる。
【0013】
さらに、他の発明に係る洗壜機の白濁びん発生防止装置は、熱交換手段を、すすぎ洗浄部から予備洗浄部に至る配管経路中に設け、上記ポンプを上記配管の熱交換手段よりも上流側に、また、散水ノズルを、上記配管の熱交換手段よりも下流側に、それぞれ切換弁を介して接続したものである。
【0014】
この洗壜機の白濁びん発生防止装置では、通常の洗壜機が備えている、すすぎ洗浄部の回収水を予備洗浄部で利用するための配管および熱交換手段を利用して、白濁びんの発生を防止するようにしたので、ポンプと散水ノズルを追加するだけで良く、極めて構造が簡単で低コストである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1は本発明の一実施例に係る白濁びん発生防止装置を備えた多槽浸漬型洗壜機の概略を示す図であり、この洗壜機は、缶体1内に配置された隔壁2A,2B,2C,2D,2E,2Fによって区画されている複数の苛性浸漬槽4A,4B,4C,4D,4E,4Fと、上記第1の苛性浸漬槽4Aの上流側(図1の左方)に設けられた予備洗浄部(図示せず)と、第6番目の苛性浸漬槽(最も下流側の苛性浸漬槽)4Fの下流側に設けられたすすぎ洗浄部6等を備えており、これら各洗浄部6および各苛性浸漬槽4A,4B,4C,4D,4E,4F内に渡って掛け回された無端状のキャリア8によって多数のびんを搬送して洗浄を行なう。
【0016】
この無端状キャリア8は、その詳細は図示しないが、多数のスプロケット10に掛け回された無端状のチェーンに等間隔で多数のびんホルダが取付けられており、図1の左方に設けられた給壜部(図示せず)において、各ホルダ内に1本づつびんが供給され、これらのびんを保持して連続的に搬送し、上記各苛性浸漬槽4A,4B,4C,4D,4E,4F内を順次通過して洗浄を行なう。浸漬等により洗浄されたびんは、図1の右端側に設けられた排壜部12において各ホルダから排出されて次の工程に送られる。なお、第3および第4の苛性浸漬槽4C,4Dの上方には、各浸漬槽4C,4Dを通過して上部空間に現われたびんに対して、それぞれの槽4C,4D内の苛性溶液を散水する苛性洗浄部14,16が設けられている。
【0017】
上記各苛性浸漬槽4A,4B,4C,4D,4E,4F内には、温度および濃度の異なる苛性溶液が満たされている。例えば、第1の苛性浸漬槽4Aには、濃度が0〜3%(重量%)、温度が50〜60℃の苛性溶液が収容され、第2ないし第5の苛性浸漬槽4B,4C,4D,4Eには、濃度が3〜4%で温度が75〜80℃の苛性溶液が収容され、第6の苛性浸漬槽4Fには、濃度が0.2〜2%で温度が50〜60℃の苛性溶液が収容されている。第1の苛性浸漬槽4Aおよび第6の苛性浸漬槽4F内の苛性溶液は、その他の苛性浸漬槽4B,4C,4D,4Eの苛性溶液と比較して、低濃度で、かつ低温であるので、弱苛性槽と呼び、また、第2ないし第5の苛性浸漬槽4B,4C,4D,4E内の苛性溶液は、高濃度で、かつ高温であるので、熱苛性槽と呼ぶことにする。なお、これら各苛性浸漬槽4A,4B,4C,4D,4E,4Fには、それぞれ温度調節器および加熱装置が設けられており、槽内の液温が低下した場合には加熱して所望の温度に維持するようになっている。
【0018】
上記各苛性浸漬槽4A,4B,4C,4D,4E,4Fおよび各洗浄部6,14,16の構成は、従来から知られた一般的な多槽浸漬型洗壜機の構成と変わるところはないが、本実施例に係る洗壜機では、第5番目の苛性浸漬槽(すなわち複数の熱苛性槽4B,4C,4D,4Eのうち最も下流側に位置している熱苛性槽)4Eの出口側に、無端状のキャリア8によって搬送されてこの熱苛性槽4Eを通過して液面上に露出したびんに対し液体を散水する散水ノズル18が設けられている。また、この熱苛性槽4Eには、槽4E内の液を吸い上げるポンプ20が設けられており、この熱苛性槽4E内の苛性溶液を、配管22を介して上記散水ノズル18に供給するようになっている。さらに、この配管22は、この熱苛性槽4Eの下流側に隣接する苛性浸漬槽(弱苛性槽)4F内に設けられた熱交換器24に接続されており、ポンプ20によって吸い上げられた熱苛性槽4E内の高温・高濃度の苛性溶液は、熱交換器24によって冷却された後、上記散水ノズル18に送られて、無端状のキャリア8に保持されているびんに散水される。
【0019】
上記構成に係る洗壜機の白濁びん発生防止装置の作用について説明する。洗壜機が通常の運転を行なっている際には、給壜部(図示せず)において無端状キャリア8の各ホルダ内にびんが供給され、先ず、図示しない予備洗浄部で予備洗浄が行なわれる。この予備洗浄部では、すすぎ洗浄に使用された回収水を、搬入されてきたびんに散水することにより予備洗浄を行なうとともに、常温で搬入されてきたびんの予備加熱を行なう。この予備洗浄に使用される回収水は、例えば、35〜40℃程度の比較的低温の温水である。
【0020】
続いて、無端状キャリア8の走行によって、びんは、第1の苛性浸漬槽(弱苛性槽)4A、第2ないし第5の苛性浸漬槽(熱苛性槽)4B,4C,4D,4Eおよび第6の苛性浸漬槽(弱苛性槽)4F内の各苛性溶液中に順次浸漬される。第1の苛性浸漬槽(弱苛性槽)4Aでは、熱苛性槽4B,4C,4D,4Eの苛性溶液よりも低濃度でかつ低温の苛性溶液で洗浄を行なうとともに、上記予備洗浄部でやや加熱されたびんをさらに加熱して、次の熱苛性槽4Bにおいて急激な加熱によってびんが破損することがないようにさらにびん温を上昇させる。その後、4つの熱苛性槽4B,4C,4D,4E内に順次浸漬され、高温・高濃度の苛性溶液で洗浄される。4つの熱苛性槽4B,4C,4D,4Eを通過した後、キャリア8によってびんは第6の苛性浸漬槽(弱苛性槽)4F内の苛性溶液に浸漬される。この弱苛性槽4F内の苛性溶液は、上記各熱苛性槽4B,4C,4D,4E内の苛性溶液よりも低濃度でかつ低温であり、この弱苛性槽4F内でさらに洗浄されるとともにびん温が下げられる。
【0021】
複数の苛性浸漬槽4A,4B,4C,4D,4E,4F中に順次浸漬されて洗浄されたびんは、第6の苛性浸漬槽4Fの下流側に設けられたすすぎ洗浄部6において、回収水によるすすぎ洗浄および清水によるすすぎ洗浄が行なわれる。その後、排壜部12において、無端状キャリア8の各ホルダ内からびんが取出されて排出され、次の工程に送られる。
【0022】
上述のように、通常の運転中は、無端状キャリア8に設けられている多数のホルダのうち、給壜部から各苛性浸漬槽4A,4B,4C,4D,4E,4Fを通り排壜部12に至るすべてのホルダ内にびんが保持されており、このキャリア8の走行が停止すると、各苛性浸漬槽から次の苛性浸漬槽へ移る部分の、キャリア8が液面の上方に出ている部分では、びんが空気中に露出した状態になる。このような状態が長時間続くと、高温の液中で加熱されていたびんが乾燥するため、白濁してしまう。そこで、昼休み等のように運転停止を行なう所定時間前に、複数の熱苛性槽のうち最も下流側に位置している熱苛性槽4E内の液を吸い上げるポンプ20を駆動してその苛性溶液を散水ズル18に送り、この熱苛性槽4E内を通過して上方の空間に露出したびんに対し、この熱苛性槽4E内の苛性溶液を散水する。
【0023】
上記ポンプ20から散水ノズル18に送られる苛性溶液は、この熱苛性槽4Eの下流側の弱苛性槽4F内の熱交換器24を経由して比較的低温になっており、各熱苛性槽4B,4C,4D,4E内に浸漬されることにより高温になっていたびんの温度を強制的に降下させる。このようにびん温を下げることにより、びんの乾燥を止めて白濁びんの発生を防止することができる。最も下流側の熱苛性槽4Eの液面とその次の弱苛性槽4Fの液面との間に位置するびんの本数は予めわかっているので、洗壜機の運転を停止する際は、その停止前に、少なくとも上記本数分のびんに低温の苛性溶液を噴射するために必要な時間だけ上記ポンプ20の駆動を行なう。なお、この実施例では、洗壜機の運転を停止する前に所定時間ポンプ20を駆動するようにしたが、運転の停止前だけでなく、洗壜機の運転中、上記ポンプ20を常時駆動して通過して行くびんに対して低温の苛性溶液を噴射するようにしても良い。
【0024】
上記実施例では、複数の熱苛性槽4B,4C,4D,4Eのうち最も下流側に位置している熱苛性槽4Eの出口側に、散水ノズル18を設けて、この熱苛性槽4E内の苛性溶液と同濃度で低温の苛性溶液を、びんに向かって散水するようにしたが、その他の苛性浸漬槽4A,4B,4C,4D,4Fの出口側に設けるようにしても良い。但し、弱苛性槽4A,4Fを通過した後上方空間に停止したびんは、苛性ソーダの濃度が低く、低温であるため、白濁が起こりにくく、また、第2ないし第4の苛性浸漬槽(熱苛性槽)4B,4C,4Dの場合には、これらの熱苛性槽4B,4C,4Dを通過した後空中に停止したためにびんが白濁しても、その後、洗壜機の運転を再開すると、次の熱苛性槽4C,4D,4Eに導入され、高温・高濃度の苛性溶液に浸漬されることにより、白濁が洗い流されるので、必ずしも設けなくとも良い。しかしながら、最も下流側の熱苛性槽4Eを通過した後上方の空間に長時間停止して白濁した場合には、次の弱苛性槽4Fの苛性溶液が比較的低温でかつ低濃度であるため、洗い流すことができないので、この熱苛性槽4Eの出口側に設けることが最も効果的である。なお、上記各苛性浸漬槽4A,4B,4C,4D,4E,4F内の苛性溶液の濃度および温度は、上記数値に限定されるものではなく、複数の苛性浸漬槽のうち、上流側と下流側は比較的低温でかつ低濃度であり、中間の苛性浸漬槽が高温でかつ高濃度であれば良く、上記散水ノズル18およびポンプ20は、この高温・高濃度の苛性浸漬槽(熱苛性槽)4B,4C,4D,4Eのうち最も下流側に位置している熱苛性槽4Eに設けることが望ましい。
【0025】
また、上記熱苛性槽4Eの出口側に設けられている散水ノズル18は、この熱苛性槽4Eと次の弱苛性槽4Fとの間の隔壁2Eよりも熱苛性槽4E側に寄って配置されており、この散水ノズル18から散水された苛性溶液は、元の熱苛性槽4E内に流下するようになっている。従って、この熱苛性槽4E内の液量が変動しないので、苛性溶液を追加したりドレンする必要がない。しかも、本実施例のように複数の熱苛性槽4B,4C,4D,4Eを有する場合には、後半の熱苛性槽、特に最も下流側の熱苛性槽4Eは、洗浄力に問題がなければその前の熱苛性槽4Dよりも若干液温が低いほうが好ましいが、前の熱苛性槽4Dからのキャリーオーバーにより、通常は、前の熱苛性槽4Dの液温と同じ温度になっている。そこで、上記のように、この最も下流側の熱苛性槽4E内の液の温度を下げて同じ熱苛性槽4Eに戻すようにすれば、白濁びん発生防止装置を設けたことにより最後の熱苛性槽4Eの液温をやや下げることができるという効果を得ることもできる。
【0026】
次に、図2により第2の実施例に係る洗壜機の白濁びん発生防止装置について説明する。この洗壜機の基本的構成は上記第1実施例と同一であるので、同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。この第2実施例では、散水ノズル18およびポンプ20は、上記第1実施例と同様に、複数の熱苛性槽4B,4C,4D,4Eのうち最も下流側に位置している熱苛性槽4Eに設けられているが、この熱苛性槽4E内から取出した苛性溶液の液温を低下させるための熱交換器34が、上記第1苛性槽(弱苛性槽)4A内に設けられており、これら散水ノズル18、ポンプ20および熱交換器34は、長い配管36を介して接続されている。この実施例でも、上記第1実施例と同様に、熱苛性槽4E内の高温の苛性溶液を、この熱苛性槽4Eの溶液よりも低温の弱苛性槽4A内の苛性溶液と熱交換をすることにより、液温を低下させた後、散水ノズル18に送って上記熱苛性槽4Eの上方の空間を搬送されるびんに向かって散水するので、その後、洗壜機が停止した際に、空中に長時間停止しているびんが白濁してしまうことを防止できる。
【0027】
なお、多槽浸漬型の洗壜機では、常温で搬入されてきたびんを高温・高濃度の熱苛性槽4B,4C,4D,4Eに浸漬して効果的な洗浄を行なうために、上流側の苛性槽4Aから中央の苛性槽に向かって徐々に液温を上昇させ、また、洗壜機から排出する際にはびんの温度を常温に近い温度まで低下させる必要があるため、下流側の苛性槽4Fに向かって徐々に液温を低下させることが好ましい。従って、上記第1実施例のように、最も下流側に位置する熱苛性槽4Eの苛性溶液を、その下流側に位置している比較的低温の弱苛性槽4Fとの間で熱交換を行なうようにした構成では、両苛性槽4E,4Fが隣接しているため、配管22が短かくて良いというメリットはあるが、上記下流側の弱苛性槽4Fの液温が上昇してしまうという問題がある。
【0028】
これに対して、第2の実施例では、配管36が長くなるという問題はあるが、上記熱苛性槽4E内の熱エネルギーを上流側の苛性槽4Aで利用することができるというメリットがある。浸漬型の洗壜機では、一般に、上流部の苛性槽ではびんを徐々に加熱していくようになっている。しかしながら、キャリアに保持されているびんが予備洗浄部あるいは前の温度の低い液槽から次の液槽へ移動することにより、次の液槽の温度が下がってしまう。そこで、この液槽内の液を加熱して所定の温度に維持する必要があるが、本実施例のように熱苛性槽4Eの熱を利用して上流側の弱苛性槽4A内の苛性溶液を加熱することにより、別の加熱手段によって加熱する熱量を減らすことができる。
【0029】
この第2の実施例でも、運転を停止する所定時間前にポンプ20を駆動して、少なくとも運転停止時に両苛性槽4E,4Fの上方の空間に露出しているびんに対して温度を下げた苛性溶液を散水できるようにしても良く、また、通常の運転をしている間、常時ポンプ20を駆動して散水ノズル18から苛性溶液を散水し続けるようにしても良い。特に、この第2実施例では、熱交換器34が上流側の弱苛性槽4A内に設けられているので、熱交換をすることにより、上記熱苛性槽4Eから取出した苛性溶液の温度を低下させるとともに、弱苛性槽4A内の苛性溶液の温度を上昇させることができるので、常時ポンプ20を駆動しておくことが好ましい。
【0030】
図3は第3の実施例に係る洗壜機の白濁びん発生防止装置を示すもので、洗壜機の基本的構成は、上記各実施例と同一であるので、同一の部分に同一の符号を付して説明を省略する。上記各実施例の図面中には図示してないが、通常の洗壜機は、洗浄用の水および熱エネルギーを有効に利用するために、最終工程のすすぎ洗浄部6で使用した水を回収し、最初の工程である予備洗浄部に送って再利用している。また、このすすぎ洗浄部6から予備洗浄部へ至る配管42を、すすぎ洗浄部6の上流側に配置されている温水の弱苛性槽4F内に設けられた熱交換器44に接続することにより、上記回収水の温度を上昇させて予備洗浄部に送っている。本実施例装置では、この通常の洗壜機が備えている熱交換器44を利用して白濁びんの発生防止装置を構成している。
【0031】
上記構成を詳細に説明すると、無端状キャリア8によって連続的に搬送され各苛性槽4A,4B,4C,4D,4E,4F内に順次浸漬されて洗浄が行なわれたびんは、最後の弱苛性槽4Fから外部に出た後、すすぎ洗浄部6に送られてすすぎ洗浄が行なわれる。このすすぎ洗浄部6では、前半部6aの回収水によるすすぎ洗浄と、後半部6bの清水による最終のすすぎ洗浄とが行なわれ、上記各苛性槽4A,4B,4C,4D,4Fへの浸漬によってびんに付着している苛性溶液が洗い流される。この後半部6bの最終すすぎ洗浄においてびんに散水された清水は、その下方の液槽6d内に流下して回収される。また、前半部6aのすすぎ洗浄では、上記液槽6d内の回収水が吸い上げられてびんに向かって散水される。この散水された水は、下方のすすぎ液槽6cに流下して回収される。
【0032】
すすぎ液槽6cには、この槽6C内の液を吸い上げるポンプ46が設けられ、また、第6番目の苛性槽(弱苛性槽)4F内には、熱交換器44が設けられており、上記ポンプ46によって吸い上げられたすすぎ液槽6c内の回収水は、配管42の上流部42aを通って熱交換器44に送られて弱苛性槽4F内の苛性溶液と熱交換された後、配管42の下流部42bを介して上流側の予備洗浄部(図示せず)に送られる。このポンプ46、熱交換器44および配管42等の構成は、通常の洗壜機に設けられているものと同様である。
【0033】
本実施例では、上記一般的な洗壜機の構成に加えて、上記第1実施例および第2実施例と同様に、複数の熱苛性槽4B,4C,4D,4Eのうち最も下流側に位置する熱苛性槽4Eの出口側に苛性溶液を散水するノズル18が配置され、また、この熱苛性槽4Eに、槽4E内の液を吸い上げる白濁防止用のポンプ20が設けられている。このポンプ20の吐出配管48は、上記熱交換器44よりも上流側の配管42aに、開閉弁50を介して接続されている。また、散水ノズル18への供給配管52は、上記熱交換器44よりも下流側の配管42bに設けられた三方切換弁(以下、第1の三方切換弁と呼ぶ)54を介してこの下流側配管42bに接続されている。従って、開閉弁50および第1の三方切換弁54の切換え操作によって、ポンプ20から吐出された熱苛性槽4E内の苛性溶液を、熱交換器44を介して散水ノズル18に送ることができるようになっている。さらに、熱交換器44よりも上流側の配管42aの、上記白濁防止用のポンプ20が接続されている位置よりも上流側には、第2の三方切換弁56が設けられており、この第2の三方切換弁56と、熱交換器44よりも下流側の配管42bの上記第1の三方切換弁54よりも下流側との間が、バイパス配管58によって接続されている。
【0034】
この第3実施例の洗壜機では、通常の運転中は、開閉弁50を閉じて白濁防止用のポンプ20と熱交換器44との間を遮断し、第1の三方切換弁54は噴射ノズル18側を閉じて熱交換器44と図示しない予備洗浄部側とを接続し、第2の三方切換弁56はバイパス配管58側を閉じてすすぎ液槽6cのポンプ46と熱交換器44とを接続する。この状態では、運転の継続中は、すすぎ液槽6c内のポンプ46から吐出された回収水が、上流側配管42aの第2の三方切換弁56を通って弱苛性槽4F内の熱交換器44に送られて、温水の苛性溶液によって温められ、下流側配管42bの第1の三方切換弁54を通って予備洗浄部へ供給されている。
【0035】
昼休み等のように、キャリア8内に多数のびんを収容したままの状態で長時間運転を停止する際には、運転を停止する時間よりも所定時間前に、各弁50,54,56を切り換えるとともに、熱苛性槽4Eの液を吸い上げる白濁防止用のポンプ20を駆動する。すなわち、この白濁防止用ポンプ20が接続されている開閉弁50を開放し、第1の三方切換弁54を切り換えて、予備洗浄部側を遮断するとともに熱交換器44と散水ノズル52とを接続する。また、第2の三方切換弁56は、熱交換器44側を閉じてすすぎ液槽6Cのポンプ46とバイパス配管58側を接続する。この状態にすると、白濁防止用のポンプ20から吐出された熱苛性槽4E内の高温・高濃度の苛性溶液は、吐出配管48および開閉弁50を通って熱交換器44に送られ、弱苛性槽4Fの温水によって若干温度が下げられた後、第1の三方切換弁54および供給配管52を通って散水ノズル18に供給されて、この熱苛性槽4Eの液中から上部の空間に露出したびんに対して散水される。
【0036】
一方、すすぎ液槽6cのポンプ46から吐出されている回収水は、第2の三方切換弁56およびバイパス配管58を通って予備洗浄部に送られる。この場合には、予備洗浄部に送られる洗浄水の温度を上昇させることはできないが、予備洗浄部で必要とする水量を確保することができる。この第3実施例においても、上記各実施例と同様に、長時間運転を停止した場合に空中に停止しているびんが白濁することを防止することができる。しかも、既存の熱交換器44および配管42の一部を利用することができるので、構成が簡単で低コストである。
【0037】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、多数のびんを保持して連続的に搬送する無端状のキャリアと、この無端状キャリアへのびんの供給側に設けられた予備洗浄部と、この予備洗浄部の下流側に設けられた、少なくとも1つの熱苛性槽と、この熱苛性槽の下流側に設けられたすすぎ洗浄部とを備えた洗壜機において、上記熱苛性槽の無端状キャリア出口側に、無端状キャリアによって搬送されてこの熱苛性槽を通過したびんに対して液体を散水する散水ノズルを設けるとともに、この散水ノズルに上記熱苛性槽内の苛性溶液とほぼ同じ濃度で、かつこの苛性溶液よりも低温の苛性溶液を供給する供給手段を設け、少なくとも運転停止する際には、上記熱苛性槽を通過する所定本数のびんに対して上記低温の苛性溶液を散水した後、無端状キャリアによる搬送を停止するようにしたので、昼休みあるいはライントラブル等により長時間運転を停止した場合に、熱苛性槽に浸漬された後空中に出たびんに対し、熱苛性槽の苛性溶液よりも低温でほぼ等しい濃度の苛性溶液を散水して冷却することにより乾燥を防止することができるので、白濁びんの発生を防止することができる。
【0038】
また、上記熱苛性槽よりも上流側の苛性槽内に熱交換手段を設けたことにより、上記熱苛性槽内から取出された苛性溶液の温度を下げるとともに、上流側の苛性槽内の苛性溶液の温度を上昇させることができるので、洗壜機全体の熱エネルギーを有効に利用することができる。
【0039】
さらに、他の発明に係る洗壜機の白濁びん発生防止装置では、熱交換手段を、すすぎ洗浄部から予備洗浄部に至る配管経路中に設け、上記ポンプを上記配管の熱交換手段よりも上流側に、また、散水ノズルを、上記配管の熱交換手段よりも下流側に、それぞれ切換弁を介して接続したことにより、従来の洗壜機が備えていた熱交換器および配管の一部を利用することができるので、構成が簡単で低コストな白濁びん発生防止装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る洗壜機の白濁びん発生防止装置の概略を説明する図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る洗壜機の白濁びん発生防止装置の概略を説明する図である。
【図3】本発明の第3の実施例に係る洗壜機の白濁びん発生防止装置の概略を説明する図である。
【符号の説明】
4E 熱苛性槽
6 すすぎ洗浄部
8 無端状キャリア
18 散水ノズル
20 供給手段(ポンプ)
24 供給手段(熱交換器)
50 切換弁(開閉弁)
54 切換弁(三方切換弁)

Claims (5)

  1. 多数のびんを保持して連続的に搬送する無端状のキャリアと、この無端状キャリアへのびんの供給側に設けられた予備洗浄部と、この予備洗浄部の下流側に設けられた、少なくとも1つの熱苛性槽と、この熱苛性槽の下流側に設けられたすすぎ洗浄部とを備えた洗壜機において、
    上記熱苛性槽の無端状キャリア出口側に、無端状キャリアによって搬送されてこの熱苛性槽を通過したびんに対して液体を散水するノズルを設けるとともに、この散水ノズルに上記熱苛性槽内の苛性溶液とほぼ同じ濃度で、かつこの苛性溶液よりも低温の苛性溶液を供給する供給手段を設け、少なくとも運転停止する際には、上記熱苛性槽を通過する所定本数のびんに上記苛性溶液を散水した後、無端状キャリアによる搬送を停止することを特徴とする洗壜機の白濁びん発生防止装置。
  2. 供給手段は、上記熱苛性槽内の液を吸い上げるポンプと、液温低下手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の洗壜機の白濁びん発生防止装置。
  3. 洗壜機は、複数の熱苛性槽を有しており、液温低下手段は上記熱苛性槽よりも低温の液槽内に設けた熱交換手段よりなることを特徴とする請求項2に記載の洗壜機の白濁びん発生防止装置。
  4. 洗壜機は、複数の熱苛性槽を有しており、上記散水ノズルおよびポンプは、その最も下流側の熱苛性槽に設けられ、熱交換手段は、この熱苛性槽よりも上流側の液槽に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の洗壜機の白濁びん発生防止装置。
  5. 熱交換手段を、すすぎ洗浄部から予備洗浄部に至る配管経路中に設け、上記ポンプを上記配管の熱交換手段よりも上流側に、また、散水ノズルを、上記配管の熱交換手段よりも下流側に、それぞれ切換弁を介して接続したことを特徴とする請求項3に記載の洗壜機の白濁びん発生防止装置。
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