JP3661316B2 - 上下階連絡タイプの洗びん機 - Google Patents

上下階連絡タイプの洗びん機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は洗びん機に係り、特に、下階に給びん部を、そして、上階に排びん部を配置し、これら上下階を接続部によって連絡した上下階連絡タイプの洗びん機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
下階に給びん部と複数の苛性浸漬槽等の洗浄液槽から成る洗浄部を、そして、上階にすすぎ部および排びん部を配置し、これら上階と下階とを接続部によって連絡した上下階連絡タイプの洗びん機は従来から知られている(特公昭63−14666号公報第4図等参照)。このような上下階連絡タイプの洗びん機の従来の構成およびその問題点について図2より説明する。
【0003】
図2は、従来の上下階連絡タイプの洗びん機の一例を示すもので、下階には、この洗びん機内に容器(図示せず)を供給する給びん部102と、複数の隔壁104A,104B,104C,104D,104E,104F,104Gによって区画された複数(この例では6個)の洗浄液槽106A,106B,106C,106D,106E,106Fを有する洗浄部106とが配置され、上階には、すすぎ部108および排びん部110が配置され、これら上階と下階の間を接続部112によって連絡しており、前記各部102,106,112,108,110を順次通過するように掛け回された無端状チェーンに多数の容器ホルダ(図示を省略)が取り付けられたキャリア114によって容器を搬送するようになっている。前記各洗浄液槽106A,106B,106C,106D,106E,106F内には、温度および濃度の異なる苛性ソーダ溶液がそれぞれ満たされており、キャリア114の走行によって各ホルダ内に保持されている容器をこれら各洗浄液槽106A,106B,106C,106D,106E,106F内に順次浸漬することにより洗浄を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記のような上下階連絡タイプの洗びん機では、給びん部102と排びん部110の雰囲気を分離して洗浄後の容器が再び汚染されないように、給びん部102と排びん部110をそれぞれ上下階に配置して、その間を接続部112によって接続するようにしているが、この接続部112の搬送経路が長く、しかも、前記洗浄液槽106A,106B,106C,106D,106E,106Fに浸漬されてきた容器は高温になっているため、接続部112を通過する間に容器が乾燥する。このように苛性溶液が表面に付着したままで急激に乾燥すると、この苛性分が濃縮されて容器の表面に焼き付いてしまい、いわゆる白濁びんの状態になる。苛性分が焼き付いた容器は、その後上階のすすぎ洗浄部108において、比較的低温または常温の水を噴射しても除去することが不可能であった。
【0005】
前述のように接続部112内を搬送される間に容器が乾燥し苛性分が濃縮されて容器の表面に焼き付くことを防止するためには、下階ですすぎ洗浄を行なって苛性分を洗い流してしまうという方法があるが、苛性分が除去された容器を長い搬送経路の接続部112内を移動させると、その間に雑菌に汚染されるおそれがあり、また、接続部112内で雑菌が繁殖するおそれがあるため好ましくない。
【0006】
また、下階の最終の洗浄液槽106Fの後に、低温の液槽を追加し、容器を冷却したのち上階へ搬送することも可能であるが、低温の液槽では洗浄能力がほとんど期待できないので、無駄な液槽を増やすことになり好ましくない。
【0007】
本発明は前記欠点を除くためになされたもので、接続部内を下階から上階へ搬送される容器に、苛性分が焼き付くことを防止するとともに、これら容器が接続部内で雑菌に汚染されることも防止できるように、容器に苛性分が付着したまま、しかも、温度を低下させ低温にして搬送するようにした上下階連絡タイプの洗びん機を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る上下階連絡タイプの洗びん機は、下階に給びん部および少なくとも1つの液槽を有する洗浄部を配置するとともに、上階にすすぎ部および排びん部を配置し、これら上下階間を接続部によって連絡し、上下階および接続部内を循環する無端状キャリアによって容器を搬送して洗浄を行なうものであって、さらに、排びん部で容器を排出した後の空のキャリアを浸漬させる浸漬槽と、下階に配置された洗浄部の最後の洗浄液槽内の液をこの浸漬槽内に供給する供給手段と、浸漬槽内の液を前記最後の洗浄液槽の下流側で、キャリアによって搬送されている容器に散水するノズルとを設けたものである。
【0009】
前記上下階連絡タイプの洗びん機では、洗浄部の各液槽を通過した時点では、容器の表面には比較的高濃度の洗浄液が付着し、しかも、この容器は高温になっているが、キャリアが浸漬される浸漬槽内の液をノズルによって容器に散水することにより、低濃度の洗浄液を付着させ、かつ、容器温度を低下させるので、接続部内を搬送中に乾燥しにくく、また、雑菌が付着することもない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により本発明について説明する。図1は本発明に係る上下階連絡タイプの洗びん機の一実施の形態を示すもので、下階側に設けられている給びん部および洗浄部6の上流側の構成は、前記従来の構成と同様であるのでその一部の図示を省略してある。図において、6Eは隔壁4E,4Fによって区画された第5番目の洗浄液槽、6Fは隔壁4F,4Gによって区画された第6番目(最後)の洗浄液槽であり、これらの液槽6E,6Fの上流側に配置されている図示しない洗浄液槽を含めて洗浄部6が構成されている。なお、液槽の数は6個に限らないことはいうまでもない。
【0011】
第5番目の液槽6E内には、高濃度で高温(例えば、濃度が3〜4%、温度が75℃)の苛性ソーダ溶液が満たされ、第6番目の液槽6F(洗浄部6の最後の洗浄液槽)内には、前記第5番目の液槽6Eの溶液よりも低濃度でやや低温(例えば、苛性濃度が0.5〜2%、温度が60℃)の苛性ソーダ溶液が満たされたており、通常、前者の洗浄液槽6Eを熱苛性槽、後者の洗浄液槽6Fを弱苛性槽と呼ぶ。なお、前記各洗浄液槽6E,6Fの苛性ソーダ濃度および液温は前記のものに限定されるものでないことはいうまでもない。
【0012】
洗浄部6の下流端(すなわち、第6番目の洗浄液槽6Fの出口側)の上方に、下階の洗浄部6と、後に説明する上階のすすぎ部8とを接続する接続部12が設けられている。接続部12の上方側に続く上階に設けられたすすぎ部8は、前半部の回収水によるすすぎ部8Aと、後半部の清水による仕上すすぎ部8Bとから成っており、このすすぎ部8において、前記下階の各洗浄液槽……,6E,6F中に容器20が浸漬されて洗浄が行なわれた際にこの容器20に付着した苛性溶液が洗い流される。後半部の仕上すすぎ部8Bでは、供給管22を介して供給された清水が散水ノズル24から容器20に散水され、散水後のその清水は、下方の回収液槽26内に流下して回収される。また、前半の回収水によるすすぎ部8Aでは、前記後半の清水による仕上すすぎ部8Bで使用されて回収された回収液槽26内の回収水が、散水ノズル28から容器20に散水され、そのノズル28の下方に配置された回収液槽30内に流下して回収される。上階の接続部12寄りに配置されたすすぎ部8に続いて、その下流側には排びん部10が設けられており、この排びん部10で洗浄が終了した容器20が排出される。
【0013】
下階に設けられた図示しない給びん部および複数の洗浄液槽……,6E,6Fから成る洗浄部6と、上階に設けられたすすぎ部8および排びん部10と、これら上下階を接続する接続部12内とを循環するキャリア14が配設されており、このキャリア14によって洗びん機内の各部6,12,8,10に亘って容器20を搬送する。このキャリア14は、複数のスプロケット16に掛け回された無端状のチェーン18と、この無端状チェーン18に所定の間隔で取り付けられた多数の容器ホルダ19(一部だけを図示)から成っている。キャリア14は、前記給びん部で、各ホルダ19内に1本ずつ容器20が供給され、下階の各洗浄液槽……,6E,6F内を通過して容器20を苛性ソーダ溶液に浸漬して洗浄した後、接続部12を上昇してこれら容器20を上階へと搬送する。上階では、すすぎ部8を通過する間に容器20のすすぎ洗浄を行なった後、排びん部10において、スプロケット16の周囲を回転することにより容器ホルダ19を倒立状態にしてこのホルダ19から容器20を排出する。
【0014】
さらに、本実施例に係る洗びん機では、下階の洗浄部6の最後に設けられている第6番目の洗浄液槽6F上に、仕切板32が設けられている。この仕切板32は本洗びん機の缶体34の両側壁(紙面の手前側と向こう側に位置する)間に亘る幅を有しており、かつ、下階の天板34aから下方に配置された前記第6番目の洗浄液槽6Fに向って延び、その下端部32aが苛性溶液中に挿入されている。このように仕切板32によって下階の洗浄部6側と接続部12内とを仕切っているので、高温の下階から比較的低温の上階へ向かって生ずる空気の流れを止めることができる。従って、長い搬送距離を有する接続部12を搬送する間に、下階からの温風により容器20が乾燥してしまうことを抑制することができる。また、給びん部側の汚染された雰囲気が上階の清潔な排びん部10に向かって持ち込まれることを防止することができる。
【0015】
前記上階のすすぎ部8の下方に別の浸漬槽36が設けられている。この浸漬槽36には、下階の洗浄部6の第6番目(最後)の洗浄液槽6F内の苛性溶液が、ポンプ38によって吸い上げられ、配管40を介して導入される。この浸漬槽36内には、排びん部10において洗浄後の容器20を排出した後の空になったキャリア14が通過するようになっている。さらに、前記洗浄部6の最後の洗浄液槽6Fの出口側に、散水ノズル42が設けられており、前記浸漬槽36内の苛性溶液が配管44を介して送られ、最後の洗浄液槽6Fから出てきた容器20に散水される。容器20に散水された苛性溶液は、再び、下方の最後の洗浄液槽6F内に流下する。
【0016】
前記浸漬槽36内には、洗浄部6の最後の洗浄液槽6F内の苛性溶液が導入されるので、この浸漬槽36内の苛性溶液の温度および濃度は、もともと前記最後の洗浄液槽6F内の溶液と同一であるが、容器20を排出した後の空になった戻りキャリア14が浸漬されるため、液温が低下し苛性濃度も薄められる。すなわち、容器20を搬送しているキャリア14には、すすぎ部8の後半部8Bで常温(例えば15℃)の清水が散水されるので、容器20排出後のキャリア14には清水が付着し温度も低温(ほぼ常温)になっている。このキャリア14が前記浸漬槽36内の液中に浸漬されることにより、前記最後の洗浄液槽6Fの苛性溶液が清水により希釈され、液温も低下する。例えば、前述のように、最後の洗浄液槽6F内の苛性溶液の濃度が0.5〜2%で、温度が60℃の場合、清水によって仕上すすぎが行なわれることにより、清水が付着するとともに、温度が常温の15℃程度まで低下しているキャリア14が浸漬されると、この浸漬槽36内の苛性溶液の濃度が0.2〜1.5%程度に薄められ、液温も45℃程度に冷却される。従って、最後の洗浄液槽6F内に浸漬されて出てきた容器20に対し、散水ノズル42から、この洗浄液槽6Fの苛性溶液よりも低濃度で低温の苛性溶液が散水される。なお、前記苛性溶液の濃度および液温は一例であり、前記数値に限定されるものでないことはいうまでもない。
【0017】
また、前記浸漬槽36から送られて散水ノズル42を介して容器20に散水された苛性溶液は、散水ノズル42の下方に位置している前記最後の洗浄液槽6F内に還流する。この最後の洗浄液槽6Fは前述のように弱苛性槽であり、本来、その上流側の液槽(熱苛性槽)6Eよりも低濃度で、やや低温の苛性溶液が用いられるように設定されているが、その上流側の洗浄液槽(熱苛性槽)6Eからキャリア14および容器20とともに高温・高濃度の苛性溶液が持ち込まれるため、徐々に液温が上昇し苛性濃度も次第に濃くなってしまう。本実施例装置では、前記のように、この最後の洗浄液槽6Fから苛性溶液を取り出して上階の浸漬槽36で濃度を希釈し、かつ、温度を低下させた後、容器20に散水して再びこの洗浄液槽6Fに戻すようにしているので、この洗浄液槽6Fの苛性溶液の濃度および温度を好適な状態に維持することができる。なお、この最後の洗浄液槽6Fの苛性濃度および液温は、循環させる液量を調整することにより所望の値に設定することができる。
【0018】
前記戻り行程のキャリア14が通過する浸漬槽36は、すすぎ部8の散水後の液を回収する液槽26の下方に配置されており、この回収液槽26の下面から下方の浸漬槽36に向かって仕切板46が設けられている。この仕切板46によって排びん部10と、接続部12および下階の洗浄部8とを完全に遮断することができる。
【0019】
以上の構成に係る上下階連絡タイプの洗びん機の作動について説明する。下階の図示しない給びん部で容器20が供給されたキャリア14は、無端状チェーン18の配設された経路に沿って走行し、複数の洗浄液槽……,6E,6F中に順次浸漬されることにより、容器20の洗浄が行なわれる。洗浄部8の最後の洗浄液槽6Fを出た容器20には、この洗浄液槽6Fの出口側に設けられた散水ノズル42から、前記上方の浸漬槽36内の苛性溶液が噴射される。前記浸漬槽42内の苛性溶液は、最後の洗浄液槽6Fの苛性溶液よりも低濃度で、かつ低温になっており、この苛性溶液が噴射された容器20は、冷却されるとともに、濃度の薄い苛性溶液が付着した状態になる。例えば、最後の洗浄液槽(弱苛性槽)6Fに浸漬されて約60℃の温度になった容器20は、前記上方の浸漬槽36の約45℃の苛性溶液を噴射されて55℃以下にまで冷却される。このように接続部12を上昇する前に、従来の洗びん機の場合よりも容器20が低温になっているので、接続部12を搬送される過程で急激に温度が低下することがなく、容器20の乾燥を抑制して、苛性ソーダが焼き付くことを防止することができる。しかも、最後の洗浄液槽6F上には、仕切板46が設けられているので、洗浄部6側から温風が接続部12内を吹き上げることがなく、容器20の乾燥をさらに抑制することができる。
【0020】
次に、キャリア14によって搬送されてきた容器20は、すすぎ部8に移動する。すすぎ部8では、その前半部8Aで回収水によるすすぎが行なわれる。ここでは、後半部8Bの回収液槽26内の回収水がノズル28を介して容器20に散水されてすすぎが行なわれ、前記洗浄部8での洗浄時に付着した苛性溶液を除去するとともに、容器20の温度を低下させる。例えば、後半部8Bの仕上すすぎで回収された液温が25℃の回収水を容器20に散水することにより、容器20を約35℃まで冷却する。容器20に散水された回収水は下方の回収液槽30に流入して回収される。
【0021】
続いて、容器20はすすぎ部8の後半部8Bに搬入され、ここでは、供給管22から送られた清水がノズル24から容器20に散水されて仕上すすぎが行なわれる。この仕上すすぎにより、容器20に付着していた苛性分は完全に除去され、さらに、容器20の温度がほぼ常温まで冷却される。例えば、常温(15℃)の清水が供給されて容器20およびキャリア14に散水されると、容器20はほぼこの常温まで冷却される。なお、前述のように、容器20がすすぎ部8へ搬入される際に、すでに従来の洗びん機の場合よりも温度が低下しているので、すすぎ工程における水量を少なくすることができる。
【0022】
すすぎ部8によるすすぎ工程を経て、付着していた苛性分が完全に除去され、常温にまで冷却された容器20は、排びん部10において、容器ホルダ19から排出される。容器20が排出されて空になった容器ホルダ19は、給びん部への戻り行程で、すすぎ部8の下方に配置されている浸漬槽36内に浸漬される。この浸漬槽36内には、前記洗浄部6の最後の洗浄液槽6Fから苛性溶液が供給されているが、ほぼ常温まで冷却され清水が付着しているキャリア14がこの浸漬槽36内に浸漬されるので、苛性溶液の濃度が低下するとともに、液温も低くなる。このようにして、最後の苛性液槽6Fの苛性溶液よりも低濃度、低温になった苛性溶液は、前述のように、前記散水ノズル42から接続部12を上昇していく容器20に散水される。
【0023】
なお、前記実施例では、洗浄部6において複数の洗浄液槽……,6E,6F内に容器20を浸漬させて洗浄を行なう浸漬型の洗びん機について説明したが、本発明は、必ずしも浸漬式にがぎらず、ジェット式その他液槽を有する洗びん機であれば適用することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、下階に給びん部および少なくとも1つの液槽を有する洗浄部を配置するとともに、上階にすすぎ部および排びん部を配置し、これら上下階間を接続部によって連絡し、上下階および接続部内を循環する無端状キャリアによって容器を搬送して洗浄を行なう上下階連絡タイプの洗びん機において、排びん部で容器を排出した後の空のキャリアを浸漬させる浸漬槽と、下階に配置された洗浄部の最後の液槽内の液をこの浸漬槽内に供給する供給手段と、浸漬槽内の液を前記最後の液槽の下流側で、キャリアによって搬送されている容器に散水するノズルとを設けたことにより、接続部内を搬送される容器の温度を前記液槽直後の温度よりも低下させることができ、急激な温度低下による乾燥を防止することができ、また、容器に付着している苛性濃度も低下させることができる。従って、容器に付着している苛性分が濃縮されて表面に焼き付いてしまうことがない。また、接続部を搬送される容器には苛性溶液が付着しているので、完全に苛性分を除去してしまった場合のように、接続部内で雑菌に汚染されるおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る上下階連絡タイプの洗びん機の要部を簡略化して示す概略縦断面図である。
【図2】従来の上下階連絡タイプの洗びん機を簡略化して示す概略縦断面図である。
【符号の説明】
6 洗浄部
6E 液槽
6F 液槽(最後の洗浄液槽)
8 すすぎ部
10 排びん部
12 接続部
14 キャリア
20 容器
36 浸漬槽
38 ポンプ(供給手段)
40 配管(供給手段)
42 ノズル

Claims (2)

  1. 下階に給びん部および少なくとも1つの液槽を有する洗浄部を配置するとともに、上階にすすぎ部および排びん部を配置し、これら上下階間を接続部によって連絡し、上下階および接続部内を循環する無端状キャリアによって容器を搬送して洗浄を行なう上下階連絡タイプの洗びん機において、
    排びん部で容器を排出した後の空のキャリアを浸漬させる浸漬槽と、下階に配置された洗浄部の最後の液槽内の液をこの浸漬槽内に供給する供給手段と、浸漬槽内の液を前記最後の液槽の下流側で、キャリアによって搬送されている容器に散水するノズルとを設けたことを特徴とする上下階連絡タイプの洗びん機。
  2. 前記ノズルを介して容器に散水した液を、前記洗浄部の最後の液槽内に還流させることを特徴とする請求項1に記載の上下階連絡タイプの洗びん機。
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