JPS6213990Y2 - - Google Patents

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JPS6213990Y2
JPS6213990Y2 JP1327380U JP1327380U JPS6213990Y2 JP S6213990 Y2 JPS6213990 Y2 JP S6213990Y2 JP 1327380 U JP1327380 U JP 1327380U JP 1327380 U JP1327380 U JP 1327380U JP S6213990 Y2 JPS6213990 Y2 JP S6213990Y2
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tank
bottle
cooling
liquid discharge
supply pipe
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【考案の詳細な説明】 本考案は洗びん機に関するものである。
例えば、ビールびんなどを多量に洗浄する洗び
ん機は通常、多数の洗浄もしくは浸びん槽に区分
けされ、給びん機から供給された汚れたびんは、
各槽間に亘つてループ状に形成された洗びん経路
に沿つて移動するボトルホルダーに把持されてこ
れら各槽間を移動する間にきれいになり、出口側
の排びん機側から送り出される。すなわち、びん
を予備洗浄行程、加熱行程、浸びん行程、冷却行
程、洗浄すすぎ行程、水切り行程とこの順で移動
させ、先ず最も入口側にある予備洗浄行程におい
てびんの表面に付着した大きな異物を払い落と
す。次いで加熱工程において、最初常温であつた
びんが次第に加熱されると同時に苛性液に浸され
て、該びんに強力に付着した異物やラベルが膨じ
ゆんを始める。そして浸びん行程において、高温
でしかも高濃度の苛性液で完全に浸びんされる。
次いで冷却行程で冷却されたびんは、洗浄すすぎ
行程において温水または清水によつて洗浄され、
そして水切り行程で水切りされてきれいになつた
びんは排びん部から排出されるのである。このよ
うな洗びん作業においてびんは、例えば加熱工程
においては熱を吸収し、冷却工程においては熱を
放出することになるのであるが、ここで各槽にお
ける苛性液の温度および濃度は夫々ほぼ一定に維
持しなければならない。そのため従来では各槽に
夫々加熱器を設けている。
しかし、従来のこの方式の場合は、加熱工程に
おいて必要となる蒸気などの熱量はすべて外部か
ら供給されており、冷却工程においては冷却のた
めの冷却水を常時補給し、熱交換して温度の上昇
した冷却水はそのまま外部に排出されるため、熱
エネルギーの大きな損失となつている。そこで冷
却工程の昇温した冷却水を加熱工程に送り込むこ
とが考えられ、これによると昇温冷却水の有効利
用と、加熱工程での蒸気使用量の軽減とをはかる
ことができる。しかしこの場合も冷却水を常時補
給し、加熱工程での余剰槽液を排出しなければな
らず、これによる熱的ならびに物質的損失は解決
されない。この場合に加熱工程で使用され、びん
を加熱することによつて温度が下降した槽液を冷
却工程に送り込むことにより上記問題点を解決し
得るように思えるが、実際に加熱工程で使用した
槽液はドロやラベルなどが混入して汚れがひど
く、きれいな冷却水を必要とする冷却工程で使用
することはできない。
そこで本考案は上記問題点を解決し得る洗びん
機を提案するもので、以下その一実施例を図面に
基づいて説明する。
1はタンク本体で、その一対の側板2間に支持
された多数のスプロケツトホイール(図示せず)
間にループ状に形成されチエン駆動される洗びん
経路3は複数の槽間に亘る。すなわち洗びん経路
3は無端状体の多数のボトルホルダー(図示せ
ず)を取付けることにより構成され、一端の給び
ん部4において給びん機からびんが供給され、他
端の排びん部(図示せず)においてびんが排出さ
れる。両側板2の底部間には底板5が取付けら
れ、この底板5から立設され且つ両側板2に一体
化される状態で前記給びん部4側から順に、第1
区画板6、第2区画板7、第3区画板8、第4区
画板9、第5区画板10、第6区画板11、第7
区画板12、第8区画板13、第9区画板14が
設けられる。前記第1区画板6の外側はスクリー
ンネツトコンベヤやスプレー装置などを有する予
備洗浄行程Aとなる。前記第1区画板6と第2区
画板7との間に入口側加熱槽である第1槽15
が、第2区画板7と第3区画板8との間に第2槽
16が、第3区画板8と第4区画板9との間に第
3槽17が、第4区画板9と第5区画板10との
間に第4槽18が、第5区画板10と第6区画板
11との間に第5槽19が夫々形成され、これら
第1〜第5槽15〜19が加熱行程Bとなる。第
6区画板11と第7区画板12との間に第6槽2
0が形成され、これが浸びん行程Cとなる。そし
て第7区画板12と第8区画板13との間に出口
側冷却槽である第7槽21が第8区画板13と第
9区画板14との間に第8槽22が形成され、こ
れら第7、第8槽21,22が冷却工程Dとな
る。第9区画板14の外側には清水による洗浄装
置23が設けられ、ここが洗浄すすぎ工程Eとな
る。前記第1区画板6の第1槽(入口側加熱槽)
15側の面の上部には、タンク巾全長に亘るオー
バーフロー堰24によつて冷液排出槽25が形成
される。この冷液排出槽25はストレーナ27に
連通する。そしてこのストレーナ27と、第1槽
15の下部に配設した温液供給管28とが、例え
ば伝動効率のよりプレート式などの熱交換器29
を通る加熱工程側配管30によつて連通される。
この加熱工程側配管30には、ストレーナ27か
ら熱交換器29に亘るまでの間にバルブ31とポ
ンプ32がこの順で介装され、そして熱交換器2
9から温液供給管28に亘るまでの間にバルブ3
3が介装される。前記第7区画板12の第7槽
(出口側冷却槽)21側の面の上部には、タンク
巾全長に亘るオーバーフロー堰34によつて温液
排出槽35が形成される。この温液排出槽35は
ストレーナ37に連通する。そしてこのストレー
ナ37と、第7槽21の下部に配設した冷液供給
管38とが、前記熱交換器29を通る冷却工程側
配管39によつて連通される。この冷却工程側配
管39にも、バルブ40、ポンプ41、バルブ4
2が介装される。43は蒸気供給口で、図におい
ては第1、第2槽15,16のみしか示されてい
ないが全槽設けられるものである。この蒸気供給
口43からの蒸気44を槽内に配置された熱交換
器に供給して、各槽を運転中に加熱するものであ
るが、第1槽15と第7槽21においては、洗び
んの始動時においてのみ加熱され、所定温度に保
持される正常状態になつてからは蒸気供給は止め
られる。前記冷却工程側配管39の熱交換器29
の下手からは分岐管45が分岐され、この分岐管
45は第1槽15の下部に配設した供給管46に
連通する。分岐管45に介装したバルブ47は通
常閉塞されている。そして運転されているうちに
第1槽15の液は第2槽16へと、液はびんの移
動に伴つてわずかづつ運ばれ、第7槽21の液が
漸増する。したがつてこの場合、バルブ47を開
けてやれば、第7槽21側の循環している液の一
部が第1槽15に供給されることになる。
前記ストレーナ27,37は、通常タンク本体
1の側板2に固着されたボツクスであつて、この
ボツクスと夫々の排出槽25,35とが連通して
いる。そしてボツクス内にストレーナが内蔵され
ている。
上記構成において、より高い温度の第7槽21
の槽液は温液排出槽35にオーバーフローされ、
ポンプ41により冷却工程側配管39内を流動さ
せられる。また、より低い温度の第1槽15の槽
液は冷液排出槽25にオーバーフローされ、ポン
プ32により加熱工程側配管30内を流動させら
れる。両配管39,30内を流れる夫々の槽液は
熱交換器29において熱交換される。これにより
第7槽21側の槽液は温度が低下され、冷液供給
管38を介して該第7槽21に戻され、また第1
槽15側の槽液は温度が上昇され、温液供給管2
8を介して該第1槽15に戻される。
第1槽15および第7槽21における夫々の排
出槽25,35の槽液吸込口の位置は最も温度条
件の良い場所となる。すなわち同一槽内であつて
も部分的に温度が異なることから、例えば第1槽
15は最も低い温度の位置、第7槽21は最も高
い温度の位置となる。さらにオーバーフロー堰2
4,34をタンク本体1の巾方向に設けて槽液を
滝状にオーバーフローさせて効率良く導びいてい
る。熱交換後の液も同様に、槽内の温度条件の良
い場所へタンク巾方向に均一に送り込まれる。す
なわち両供給管28,38はタンク巾方向ほぼ全
長に配管され、そして所定間隔置きに数十個の穴
明けがしてある。これにより槽15,21内に均
等に熱分配し得る。なおストレーナ27,37
は、熱交換器29の目詰り防止のために設けられ
る。
以上述べたように本考案によると、機械の運転
条件(温度設定)より最も効率の良い入口側加熱
槽と出口側冷却槽とで使用される槽液を、熱交換
器を介して熱交換するから、両槽における熱エネ
ルギーを相互に有効に利用することができ、これ
により使用蒸気量を減少できて運転コストを低減
でき、さらに従来の冷却水の常時補給や余剰槽液
の排出などの無駄をなくすることができる。特
に、入口側加熱槽及び出口側冷却槽のそれぞれの
びん入口側上方位置に冷液排出槽及び温液排出槽
を設け、それぞれの排出槽と対向して該排出槽か
ら洗びん経路を横切つたびん出口側下方位置に温
液供給管及び冷液供給管を設けることにより、入
口側加熱槽では槽内の最も低い温度の位置に温液
供給管で温液を供給し、出口側冷却槽では槽内の
最も高い温度位置に冷液供給管で冷液を供給する
ので、槽液の加熱又は冷却を効率よく行ない、し
かもこれらの槽液は洗びん経路に交叉して循環す
る方向に流れるため、びんに対する加熱又は冷却
は効果的に行なえるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すフローシートで
ある。 1……タンク本体、3……洗びん経路、15…
…第1槽(入口側加熱槽)、21……第7槽(出
口側冷却槽)、24……オーバーフロー堰、25
……冷液排出槽、28……温液供給管、29……
熱交換器、30……加熱工程側配管、34……オ
ーバーフロー堰、35……温液排出槽、38……
冷却供給管、39……冷却工程側配管、43……
蒸気供給口、45……分岐管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数槽に亘る洗びん経路の入口側加熱槽及び出
    口側冷却槽のそれぞれのびん入口側上方位置に冷
    液排出槽及び温液排出槽を設け、それぞれの排出
    槽と対抗して該排出槽から洗びん経路を横切つた
    びん出口側下方位置に温液供給管及び冷液供給管
    を設け、上記加熱槽の冷液排出槽から温液供給管
    に至る加熱工程側配管経路と上記冷却槽の温液排
    出槽から冷液供給管に至る冷却工程側配管経路と
    の間に熱交換器を介装し、前記加熱工程側配管経
    路と冷却工程側配管経路との間で槽液の熱交換を
    行なうように構成したことを特徴とする洗びん
    機。
JP1327380U 1980-02-04 1980-02-04 Expired JPS6213990Y2 (ja)

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JPS56115397U JPS56115397U (ja) 1981-09-04
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JP5484966B2 (ja) * 2010-03-04 2014-05-07 三菱重工食品包装機械株式会社 資源並びにエネルギー消費節約の洗壜機およびその使用方法
JP5766453B2 (ja) * 2011-01-31 2015-08-19 三菱重工業株式会社 温水洗浄システムおよび温水洗浄方法

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