JP3673264B2 - サーマルヘッド制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、抵抗要素電子部品を備え、この抵抗要素電子部品に予め設定された時間で必要な電力量の通電制御を行って1ドットを印字する印字素子を複数個使用したサーマルヘッドを制御するサーマルヘッド制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
抵抗を使用した印字素子を複数個使用した印字ヘッド、例えば発熱体を複数個1列に配列したラインサーマルヘッドは、インクリボンを使用した印字の場合にインクリボンのインク層を印字素子に通電したことより発生させた熱により溶融させて用紙へ転写する。
【0003】
このようなサーマルヘッドを備えた、記録装置のサーマルヘッド制御方法として特願平8−344174号に記載されるサーマルヘッド制御方法がある。
【0004】
ここで、このサーマルヘッド制御方法を図5乃至図8を参照して簡単に説明する。図5は、この発明を適用した印字ヘッド制御装置としてのヘッドコントローラ2及びこのヘッドコントローラ2により制御されるラインサーマルヘッド1の概略の構成を示す一部回路図を含むブロック図である。なお、このラインサーマルヘッドを使用したサーマルプリンタでは樹脂系インクのインクリボンを使用する。
【0005】
このヘッドコントローラ2は、前記ラインサーマルヘッド1を制御すると共に、サーマルプリンタ全体の制御を行うプリンタ本体制御部3に制御されるように接続され、印字データがドットデータに展開(描画)される印字データメモリ4に対して印字データの読取りができるように接続されている。
【0006】
なお、前記プリンタ本体制御部3は、図示しないが、各種コントローラ及びインターフェイスを介して周辺装置を制御して、用紙を搬送し、この用紙に前記ラインサーマルヘッド1により所望の印字データを印字して排出するようになっている。
【0007】
ラインサーマルヘッドは、印字素子としての1280個の発熱抵抗体1−1〜1−1280を一列に配列して構成されている。これらの全ての発熱抵抗体1−1〜1−1280の一端は共にコモン抵抗5を介して駆動電源Vccに接続されている。
【0008】
前記各発熱抵抗体1−1〜1−1280の他端はそれぞれ、NPN形のトランジスタ6−1〜6−1280のコレクタ端子に接続され、これらの全てのトランジスタ6−1〜6−1280のエミッタ端子は共にグランド(0[V])に接続されている。
【0009】
これらの各トランジスタ6−1〜6−1280のベース端子はそれぞれ、各AND回路7−1〜7−1280の出力端子に接続されている。これらの全てのAND回路7−1〜7−1280の一方の入力端子には共に、前記ヘッドコントローラ2から出力されるイネーブル信号が入力されるようになっており、前記各AND回路7−1〜7−1280の他方の入力端子は、ラッチ回路8の各チャンネル出力端子(No.1〜No.1280)と接続されている。
【0010】
このラッチ回路8の各チャンネル入力端子は、シフトレジスタ9の各データ出力端子(No.1〜No.1280)に接続され、前記ヘッドコントローラ2から入力されるラッチ信号(ストローブ信号)により、前記ラッチ回路8は、前記シフトレジスタ9の各データ出力端子から出力されているデータをそれぞれラッチして各チャンネル出力端子から出力するようになっている。
【0011】
前記シフトレジスタ9は、前記ヘッドコントローラ2から供給されるシリアルの印字データ(1ライン=1280ビット)を順番にシフトして、前述したように各データ出力端子から出力する。
【0012】
図6は、前記ヘッドコントローラ2の概略の構成を示すブロック図である。このヘッドコントローラ2は、ヘッド制御部11と、データ制御部12と、イネーブル信号出力部13と、カウンタ部14と、温度保持期選択部15と、60%パルス発生部16と、40%パルス発生部17と、温度上昇タイマ18とから構成されている。
【0013】
なお、前記イネーブル信号出力部13と、前記60%パルス発生部16又は前記40%パルス発生部17と、前記温度上昇タイマ18とにより通電制御手段が構成されている。また、前記カウンタ部14及び前記温度保持期選択部15により断続通電調節手段が構成されている。
【0014】
前記ヘッド制御部11は、前記プリンタ本体制御部3と接続されており、このプリンタ本体制御部3からの制御信号又は制御データに基づいて、まず、前記データ制御部12にデータ読取り出力の制御信号を出力し、前記シフトレジスタ9に1ラインの印字データがセットされたタイミングで、前記ラッチ回路8にラッチ信号(ストローブ信号)を出力した後、用紙への印字タイミングに合わせて、前記イネーブル信号出力部13にイネーブル信号出力制御信号を出力する。
【0015】
前記データ制御部12は、データ読取り出力の制御信号に基づいて、前記印字データメモリ4にアクセス可能に接続されており、この印字データメモリ4から印字データを1ラインデータ(1280ビット)毎に読取って、前記カウンタ部14と共に前記シフトレジスタ9へ出力する。
【0016】
前記カウンタ部14は、1ライン中(1280ビット中)の印字するドットのデータ(1)の個数をカウントし、予め設定された個数以上の場合には、印字率大を示す切換信号(ローレベル信号)を前記温度保持期選択部15へ出力する。一方、前記60%パルス発生部16及び前記40%パルス発生部17からは、予め設定された周期のそれぞれデューティ比60%及び40%のパルス信号を前記温度保持期選択部15へ出力する。
【0017】
この温度保持期選択部15は、前記カウンタ部14から切換信号が入力されないときには、前記40%パルス発生部17からのデューティ比40%のパルス信号を前記イネーブル信号出力部13へ供給し、前記カウンタ部14からの切換信号が入力されたときには、前記60%パルス発生部16からのデューティ比60%のパルス信号を前記イネーブル信号出力部13へ供給する。
【0018】
このイネーブル信号出力部13は、前記AND回路7−1〜7−1280へイネーブル信号を出力するようになっており、前記ヘッド制御部11からのイネーブル信号出力制御信号に基づいて、まず、前記温度上昇期タイマ18をスタートさせると同時にイネーブル信号をローレベルに固定する。この温度上昇タイマ18には、前記ラインサーマルヘッド1の発熱抵抗体1−1〜1−1280の温度(ヘッド温度)が樹脂系インクの融点T2より十分に高く、インクリボンの耐熱温度T1より低い印字に最適なヘッド温度に到達するのにかかる通電時間t1が予め設定されており、この通電時間t1の計時を終了すると、前記イネーブル信号出力部13へ温度上昇期終了信号を出力するようになっている。このイネーブル信号出力部13は、この温度上昇終了信号に基づいて、前記温度保持期選択部15から供給されるパルス信号をイネーブル信号として予め設定された印字に必要な転写時間tだけ出力し、この転写時間tを終了すると、イネーブル信号をハイレベルに固定する。
【0019】
このような構成においては、図7に示すように、印字を行う発熱抵抗体1−1〜1−1280を通電制御する。
【0020】
1ライン中の印字率が小さい場合には、データ制御部12からシフトレジスタ9に1ラインの印字データが出力された段階で、カウンタ部14から切換信号が出力されないことが決まる。温度保持期選択部15は40%パルス発生部からのデューティ比40%のパルス信号を選択してイネーブル信号出力部13に供給する。
【0021】
従って、この1ライン(1ドット)の印字では最初、印字を行う発熱抵抗体1−1〜1−1280には温度上昇期タイマ18により計時される通電時間t1だけ連続通電が行われ、印字を行う発熱抵抗体1−1〜1−1280のヘッド温度は、グラフ曲線S1に示すように、樹脂系インクの融点T2より十分に高く、インクリボンの耐熱温度T1より低い印字に最適なヘッド温度まで上昇する。この通電時間t1が経過すると、印字を行う発熱抵抗体1−1〜1−1280には予め設定された印字に必要な転写時間tだけ、デューティ比40%のパルス信号に基づく断続通電が行われ、印字を行う発熱抵抗体1−1〜1−1280のヘッド温度は、樹脂系インクの融点T2とインクリボンの耐熱温度T1との範囲内の温度で維
持される。この転写時間tが経過すると、印字を行う発熱抵抗体1−1〜1−1280への通電が停止され、発熱抵抗体1−1〜1−1280のヘッド温度は急激に下降する。
【0022】
また、1ライン中の印字率が大きい場合には、データ制御部12からシフトレジスタ9に1ラインの印字データが出力された段階で、カウンタ部14から切換信号が出力される。温度保持期選択部15は60%パルス発生部からのデューティ比60%のパルス信号を選択してイネーブル信号出力部13に供給する。従って、1ライン(1ドット)の印字では最初、印字を行う発熱抵抗体1−1〜1−1280には温度上昇期タイマ18により計時される通電時間t1だけ連続通電が行われ、印字を行う発熱抵抗体1−1〜1−1280のヘッド温度は、グラフ曲線S2に示すように、樹脂系インクの融点T2より十分に高く、インクリボンの耐熱温度T1より低い印字に最適なヘッド温度まで上昇する。ただし、印字率が大きいため、印字を行う発熱抵抗体1−1〜1−1280の個数が多くなるため、コモン抵抗5との関係から、印字を行う各発熱抵抗体1−1〜1−1280にかかる電圧が低下して、発熱抵抗体1−1〜1−1280の温度上昇カーブは印字率が小さい場合に比べて緩やかになり、その到達温度も低くなる。
【0023】
この通電時間t1が経過すると、印字を行う発熱抵抗体1−1〜1−1280には予め設定された印字に必要な転写時間tだけ、デューティ比60%のパルス信号に基づく断続通電が行われ、印字を行う発熱抵抗体1−1〜1−1280のヘッド温度は、樹脂系インクの融点T2とインクリボンの耐熱温度T1との範囲内の温度で維持される。この転写時間tが経過すると、印字を行う発熱抵抗体1−1〜1−1280への通電が停止され、発熱抵抗体1−1〜1−1280のヘッド温度は下降する。
【0024】
このような構成によれば、デューティ比60%及びデューティ比40%のパルス信号をそれぞれ出力する60%パルス発生部16及び40パルス発生部17と、1ラインの印字データ中の印字する(選択された)ドットのデータの個数をカウントして予め設定された個数以上の場合に印字率大を示す切換信号を出力するカウンタ部14と、この切換信号に基づいてデューティ比60%及びデューティ比40%のパルス信号のいずれか一方を選択して出力する温度保持期選択部15と、発熱抵抗体1−1〜1−1280のヘッド温度が樹脂系インクの融点T2より十分に高く、インクリボンの耐熱温度T1より低い印字に最適な温度に到達するのにかかる通電時間t1を計時する温度上昇期タイマ18とを設け、発熱抵抗体1−1〜1−1280を通電時間t1だけ連続通電した後、温度保持期選択部15により選択出力されたパルス信号で予め設定された印字に必要な転写時間tだけ断続通電することにより、発熱抵抗体1−1〜1−1280のヘッド温度を樹脂系インクの融点T2より十分に高く、インクリボンの耐熱温度T1より低い印字に最適な温度範囲で印字に必要な転写時間tだけ維持させることができる。
【0025】
また、印字率の大小により断続通電におけるデューティ比を変更することにより、印字率による発熱抵抗体1−1〜1−1280にかかる電圧の変動に対して、適切に電力調整を行って、発熱抵抗体1−1〜1−1280の温度制御を行うことができる。
【0026】
このような構成のサーマルヘッド制御装置において、ヘッドに蓄積される熱量を印字素子への通電電力へ反映させる際、ラインサーマルヘッド近傍に備えられた、サーミスタ等の温度検出手段によりヘッドの温度を検出し、その情報が考慮され前記通電時間を決定していた。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
印字率が大きい(同時に通電される発熱体の個数が多い)印字が連続的に続く際、図8に示すようにヘッドの蓄熱が大きく、インク溶融温度T2を越える時間が長くなり、形成されるドットに必要以上の熱エネルギーが印字され、ドットが大きく形成され印字品質が損なわれる。この問題を解消するため、1ライン中の印字率が大きいラインが所定ライン数続いた場合には、発熱量を少なくするために小電力通電モードAとする。
【0028】
一方、1ライン中の印字率が小さい場合には、小電力通電モードBとする。
【0029】
ところで、ヘッドコントローラ100が小電力通電モードBであるときに、カウンタ部14がn以上の数n1をカウントしたとき、小電力通電モードの状態としてモードBからモードAへ移行すると、今まで発熱していない蓄熱のない領域の印字素子を通電させることになるので、蓄熱のない領域への通電電力が不足して印字かすれを引き起こすといった問題がある。
【0030】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的はラインサーマルヘッドを用いた記録装置において、印字中に今まで発熱していない領域の印字素子への通電不足を防止することができるサーマルヘッド制御装置を提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数の印字素子を備えたサーマルヘッドに予め設定された時間で必要な電力を与える通電制御として、1ライン中に同時に印字する印字素子個数が予め設定された個数n以上の場合はデューティ比が大きいパルスを用い、1ライン中に同時に印字する印字素子個数が予め設定された個数nよりも少ない場合はデューティ比が小さいパルスを用いて行う制御をするサーマルヘッド制御装置において、印字時に選択された同時に通電される前記印字素子の個数が予め設定された個数nよりも少ないライン数を、カウンタがm回連続してカウントするとHレベルの信号を出力する第1の信号出力手段と、この第1の信号出力手段からのHレベルの信号出力により、通電時間を前記mラインの印字のときよりも小さい小電力通電モードとする温度保持期選択部と、前記温度保持期選択部が小電力通電モードのときに、前記同時に通電される前記印字素子の個数がn以上となったとき前記小電力通電モードを解除するとともに前記デューティ比が大きいパルスで前記印字素子を通電する通電調整手段を備えたことを特徴とするサーマルヘッド制御装置としたものである。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を図1乃至図5を参照して説明する。なお、従来の技術で説明したものは、同じ参照符号を用い、その詳細な説明は省略する。
まず、図4を参照してサーマルプリンタの概略的ブロック図について説明する。図において、31はサーマルプリンタを統括的に制御するためのCPU(中央処理装置)である。このCPU31は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路により構成されている。このCPU31からのシステムバス32には、印字部コントローラ33、ROM(リード・オンリ・メモリ)34、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)35、通信I/F(インタフェース)36が接続されている。
【0033】
この印字部コントローラ33には、印字部37が接続され、通信I/F36にはホストコンピュータ38が接続されている。
【0034】
印字部コントローラ33は図5のプリンタ本体制御部3に相当し、印字部37はラインサーマルヘッド1及びヘッドコントローラ100に相当する。
【0035】
ROM34には各種制御プログラムが記憶されており、RAM35には各種作業領域が確保されている。
【0036】
次に、図1を参照して本発明を適用したサーマルヘッド制御装置としてのヘッドコントローラ100の概略構成を示すブロック図である。本願発明に係わるヘッドコントローラ100は従来のヘッドコントローラ2に、50%パルス発生部101、30%パルス発生部102、mラインカウンタ103及びm1ラインカウンタ104が付加されたものとなっている。従って、図6と同じ部分には、同一番号を付し、その説明については省略する。
【0037】
つまり、温度保持期選択部15には、60%パルス発生部16、40%パルス発生部17と共に、50%パルス発生部101、30%パルス発生部102が接続されている。この50%パルス発生部101及び30%パルス発生部102は、予め設定された周期のそれぞれデューティ比50%及び30%のパルス信号を温度保持期選択部15に出力する。
【0038】
カウンタ部14は、1ライン中(1280ビット中)の印字するドットのデータ(1)の個数をカウントし、予め設定された個数以上の場合には、印字率大を示す切換信号(ローレベル信号)を前記温度保持期選択部15へ出力する。
【0039】
さらに、このカウンタ部14で計数されたドットのデータ(1)の個数のカウント値は、mラインカウンタ103及びm1ラインカウンタ104に出力される。
【0040】
mラインカウンタ103は、前記カウンタ部14が切り換え信号を切り換えるカウント値をnとしたとき、n以上のドットのデータの個数が連続するライン数(以下、n以上の印字率の連続的なライン数という)をカウントし、あるいはn以下のドットのデータの個数が連続するライン数(以下、n以下の印字率の連続的なライン数という)をカウントするカウンタである。
【0041】
つまり、mラインカウンタ103はn以上の印字率の連続的なライン数m(例えば、4)をカウントすると、信号a(第2の信号出力手段)をHレベルにして温度保持期選択部15に出力する。
【0042】
また、mラインカウンタ103はn以下の印字率の連続的なライン数m(例えば、4)をカウントすると、信号b(第1の信号出力手段)をHレベルにして温度保持期選択部15に出力する。
【0043】
また、m1ラインカウンタ104はnよりも小さい数n2以下の印字率の連続的なラインの数をカウントすると、信号cをHレベルにして温度保持期選択部15に出力する。
【0044】
ここで、mラインカウンタ103、m1ラインカウンタ104、50%パルス発生部101、30%パルス発生部102、60%パルス発生部16、40%パルス発生部17、温度上昇期タイマ18により通電調整手段が構成される。
【0045】
次に、上記のように構成された本発明の一実施の形態について説明する。まず、データ制御部12にデータ読取り出力の制御信号を出力し、前記シフトレジスタ91ラインの印字データがセットされたタイミングで、ラッチ回路8にラッチ信号(ストローブ信号)を出力した後、用紙への印字タイミングに合わせて、前記イネーブル信号出力部13にイネーブル信号出力制御信号を出力する。
【0046】
前記データ制御部12は、データ読取り出力の制御信号に基づいて、前記印字データメモリ4にアクセス可能に接続されており、この印字データメモリ4から印字データを1ラインデータ(1280ビット)毎に読取って、前記カウンタ部14と共に前記シフトレジスタ9へ出力する。
【0047】
前記カウンタ部14は、1ライン中(1280ビット中)の印字するドットのデータ(1)の個数をカウントし、予め設定された個数以上の場合には、印字率大を示す切換信号(ローレベル信号)を前記温度保持期選択部15へ出力する。これ以降の動作においては、1ライン中に印字するドットのデータ数が予め設定された個数以上の場合で、切換信号が温度保持期選択部15に出力され、温度保持期選択部15により60%パルスが選択されている状態を想定して説明する。ちなみに、1ライン中に印字するドットのデータ数が予め設定された個数以下の場合には、温度保持期選択部15により40%パルスが選択される。
【0048】
前述したように、1ライン中に印字するドットの個数は、カウンタ部14によりカウントされている。さらに、n以上の印字率の連続的なラインの数はmラインカウンタ103によりカウントされている。そして、同時に通電される印字素子数がn以上の印字率のラインが4ライン連続した際には、mラインカウンタ103は信号aをHレベルとする。
【0049】
この結果、温度保持期選択部15はイネーブル信号出力部13にそれまで出力していた60%パルスに代えて50%パルスを出力する。つまり、小電力通電モードAとなる。
【0050】
従って、図2に示したように、4ライン目まではラインサーマルヘッド1の発熱抵抗体1−1〜1280の温度が樹脂系インクの融点T2とインクリボンの耐熱温度T1との間で上昇していくが、5ライン目からは小電力通電モードAとなるために、ラインサーマルヘッド1の発熱抵抗体1−1〜1280の温度が樹脂系インクの融点T2とインクリボンの耐熱温度T1との間で下降していく。
【0051】
このように、印字時に選択された同時に通電される印字素子の個数が予め設定された個数以上のラインが4ライン以上連続して形成されたとき、通電時間を4ラインのときよりも小さい小電力通電モードとするようにしたので、印字素子の個数nが予め設定された個数以上のラインが4ライン以上連続して形成された場合でも、ヘッドへの蓄熱が大きくなるのを防止することができる。
【0052】
また、同時に通電される印字素子数がnよりも小さいラインが4ライン連続した場合には、mラインカウンタ103から信号bがHレベルとして、温度保持期選択部15に出力される。
【0053】
この信号bを受けて、温度保持期選択部15は、4ライン目までは印字素子数がn以下であるために40%パルスをイネーブル信号出力部13に出力していたのに代えて、30%パルスをイネーブル信号出力部13に出力する。つまり、小電力通電モードBとなる。
【0054】
このように、個数nにより小電力通電モード時の通電する電力を異ならせるようにしたので、個数nにより的確に電力制御を行うことができる。
【0055】
ところで、ヘッドコントローラ100が小電力通電モードBであるときに、カウンタ部14がn以上の数n1をカウントしたとき、小電力通電モードの状態としてモードBからモードAへ移行する。
【0056】
このようにモードBからモードAへ移行すると、印字率が大きくなるということは図3に示すように、今まで発熱していない蓄熱のない領域の印字素子を通電させることになるので、X1,X2領域への通電電力が不足して印字かすれを引き起こすといった問題がある。
【0057】
そこで、ヘッドコントローラ100は、小電力通電モードBから小電力通電モードAへ移行するのではなく、小電力通電モードBであるときに、カウンタ部14がn以上の数n1をカウントしたときには、小電力通電モードを解除して、温度保持期選択部15からイネーブル信号出力部13に60%パルスを発生させるようにしている。
【0058】
このように、印字素子の個数nがnより大きいn1となったときに、小電力通電モードを解除するようにしたので、今まで発熱していない領域の印字素子に通電して、通電電力が不足して印字かすれを引き起こすことを防止することができる。
【0059】
さらに、小電力通電モードにある時に、カウンタ部14がn以下の数n2、例えば“0”をカウントし、そのラインがm1ライン連続すると、サーマルヘッドは蓄熱量が減少していく。従って、それ以降発生する通電に対しては、小電力通電モードを解除して、通常の通電制御をするようにしている。
【0060】
このように、小電力通電モードにある際に、ある予め設定されたライン数m1ライン連続的に同時に通電される前記印字素子の個数がn2以下であった場合、小電力通電モードを解除するようにしたので、印字素子の個数がn2以下となった場合には、ヘッドの蓄熱量は減衰していき、通電電力が不足して印字かすれを引き起こすことを防止することができる。
【0061】
なお、上記実施の形態では、温度保持期選択部15には、30%パルス発生部102、40%パルス発生部17、50%パルス発生部101、60%パルス発生部16から出力される30%パルス、40%パルス、50%パルス、60%パルスとして4つのパルスを入力させるようにしたが、これに限らず5つ以上のパルスを入力されるようにしても良い。
【0062】
さらに、通電調整手段をハードウェア的に行うようにしたが、ソフトウェア的に行うようにしても良い。
【0063】
【発明の効果】
この発明によれば、印字時に選択された同時に通電される印字素子の個数が予め設定されたn個以下のラインがmライン以上連続して形成されたとき、通電時間をmラインのときよりも小さい小電力通電モードとして、この小電力通電モードの時に印字素子の個数n1(>n)となったときに小電力通電モードを解除するので、通電電力が不足して印字かすれを引き起こすことを防止することができる。
【0064】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す図。
【図2】本発明の実施形態の発熱状態の説明図。
【図3】本発明の実施形態の説明図。
【図4】サーマルプリンタの概略的ブロック図。
【図5】従来の形態の構成を示す図。
【図6】従来の形態のヘッドコントローラの構成を示す図。
【図7】タイミングチャート。
【図8】従来の形態の発熱状態の説明図。
【符号の説明】
2 コントローラ
13 イネーブル信号出力部
14 カウンタ部
15 温度保持期選択部
16 60%パルス発生部
17 40%パルス発生部
101 50%パルス発生部
102 30%パルス発生部
103 mラインカウンタ
104 m1ラインカウンタ
信号a 第2の信号出力手段
信号b 第1の信号出力手段
Claims (2)
- 複数の印字素子を備えたサーマルヘッドに予め設定された時間で必要な電力を与える通電制御として、1ライン中に同時に印字する印字素子個数が予め設定された個数n以上の場合はデューティ比が大きいパルスを用い、1ライン中に同時に印字する印字素子個数が予め設定された個数nよりも少ない場合はデューティ比が小さいパルスを用いて行う制御をするサーマルヘッド制御装置において、
印字時に選択された同時に通電される前記印字素子の個数が予め設定された個数nよりも少ないライン数を、カウンタがm回連続してカウントするとHレベルの信号を出力する第1の信号出力手段と、
この第1の信号出力手段からのHレベルの信号出力により、通電時間を前記mラインの印字ときよりも小さい小電力通電モードとする温度保持期選択部と、
前記温度保持期選択部が小電力通電モードのときに、前記同時に通電される前記印字素子の個数がn以上となったとき前記小電力通電モードを解除するとともに前記デューティ比が大きいパルスで前記印字素子を通電する通電調整手段
を備えたことを特徴とするサーマルヘッド制御装置。 - 前記通電調節手段は、1ラインに同時に通電する前記印字素子の個数により、前記小電力通電モ−ドのときの通電する電力が異なることを特徴とする請求項1記載のサーマルヘッド制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003176865A JP3673264B2 (ja) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | サーマルヘッド制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP2003176865A JP3673264B2 (ja) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | サーマルヘッド制御装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21035297A Division JPH1148515A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | サ−マルヘッド制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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