JP3671549B2 - 静電荷潜像現像用トナー、現像剤及びそのトナーを用いた画像形成方法 - Google Patents

静電荷潜像現像用トナー、現像剤及びそのトナーを用いた画像形成方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ等に関するものであり、特にカラー複写機、カラープリンタ等に用いられる静電荷潜像現像用トナー、現像剤及びそのトナーを用いた画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真の現像に用いられるトナーは、一般に熱可塑性樹脂中に着色剤(カーボンブラック、磁性粉、顔料等)、荷電制御剤、及びその他添加剤を溶融混練し、次いで粉砕、分級する方法が用いられてきた。
【0003】
これら粉砕法によるトナーに見られるさまざまな欠点を改良するために乳化重合法や懸濁重合法等により製造する方法が開発されている。(特公昭36−10231号、特公昭47−518305号、特公昭51−14895号等)。
【0004】
しかしながら、これら従来のトナーには種々の欠点が存在する。特に、繰り返し使用時の帯電量の安定性および帯電立ち上がりの安定性に問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、帯電性がよく、低温低湿、高温高湿環境下での繰り返し使用にも特性が左右されない静電荷潜像現像用トナー、現像剤及びそのトナーを用いた画像形成方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記構成を採ることにより達成される。
【0007】
(1) 電気伝導度滴定により得られる表面カルボキシル基の量Aが、5×10-11mol/cm2≦A≦3×10-9mol/cm2である重合体粒子を用いて作製したことを特徴とする静電荷潜像現像用トナー。
【0008】
(2) BET比表面積が5〜100m2/gであることを特徴とする(1)記載の静電荷潜像現像用トナー。
【0009】
(3) 電気伝導度滴定により得られる表面カルボキシル基の量Aが、5×10-11mol/cm2≦A≦3×10-9mol/cm2である重合体粒子を用いて作製した静電荷潜像現像用トナーとキャリアを含むことを特徴とする現像剤。
【0010】
(4) 感光体上に形成された静電荷潜像を顕在化しトナー像とする画像形成方法において、使用する静電荷潜像現像用トナーが、電気伝導度滴定により得られる表面カルボキシル基の量Aが5×10-11mol/cm2≦A≦3×10-9mol/cm2の重合体粒子を用いて作製した、BET比表面積5〜100m2/gの静電荷潜像現像用トナーであることを特徴とする画像形成方法。
【0011】
(5) 感光体上に形成されたトナー重ね合せ像を転写材に一括転写する画像形成方法において、使用する静電荷潜像現像用トナーが、電気伝導度滴定により得られる表面カルボキシル基の量Aが5×10-11mol/cm2≦A≦3×10-9mol/cm2の重合体粒子を用いて作製した、BET比表面積5〜100m2/gの静電荷潜像現像用トナーであることを特徴とする画像形成方法。
【0012】
(6) 感光体上に形成されたトナー像を転写材上に転写した後、その感光体上に残留するトナーをクリーニングし除去する画像形成方法において、使用する静電荷潜像現像用トナーが、電気伝導度滴定により得られる表面カルボキシル基の量Aが5×10-11mol/cm2≦A≦3×10-9mol/cm2の重合体粒子を用いて作製した、BET比表面積5〜100m2/gの静電荷潜像現像用トナーであることを特徴とする画像形成方法。
【0013】
本発明において静電荷潜像現像用トナー(以下、単に本発明のトナーという)を作製する前駆体である重合体粒子(ラテックス)の表面カルボキシル基の値Aが、5×10-11mol/cm2≦A≦3×10-9mol/cm2である必要があり、好ましくは8×10-11mol/cm2≦A≦1.5×10-9mol/cm2である。この範囲において帯電量の安定性が長期に渡って優れているトナーを得ることができ、初期および繰り返しコピー後においてもカブリおよび濃度低下の発生がない画像を得ることができる。
【0014】
一方、トナーを作製するための重合体粒子の表面カルボキシル基の量が5×10-11mol/cm2未満の場合には、低温低湿条件下において、繰り返し複写後に帯電量が上昇し、濃度低下が発生する。また、トナーの表面カルボキシル基の量が3×10-9mol/cm2を越える場合には、高温高湿条件下において、繰り返し複写後に帯電量が下降し、カブリが発生する。
【0015】
表面カルボキシル基量の定量は、既知のどのような方法を使っても良いが、好ましくは、Gray W.Poehlen/Ronald H.Ottewill/James W.Goodwin;Sience and Technology of Polymer Colloids.Volume II,p.449等の文献に見られるように、電導度滴定法、電位差滴定法、電気泳動法、中圧クロマトグラフィー法により、カルボキシル基の量を定量した。
【0016】
他粒子と比較のため、この値を粒子の表面積で割って、単位表面積当たりの値を用いた。
【0017】
粒子の表面積の算出の基となる粒径の測定は、0.09μm以上が測定できる粒子径粒度測定装置ならどのようなものでも良いが、本願発明では電気泳動法粒度測定装置を使用した。
【0018】
単位面積当たりの表面カルボキシル基量は、測定により得た平均粒径(D50)の値より、真球換算で計算した粒子の表面積の値を用いた。
【0019】
本発明のトナーは、上記条件に適合するものであれば、後述するごとく製造方法に特に限定はない。しかし、望ましくはBET比表面積が5〜100m2/gである、通常よりかなり大きな比表面積を持つものが好ましく使用出来る。
【0020】
BET比表面積値の測定は、島津製作所(株)製フローソープII2300を用いて、N2ガスを流して一点法により測定した。
【0021】
〔静電荷潜像現像用トナー〕
本発明の静電荷潜像現像用トナーは、製造方法としては、粉砕法によっても、重合法によるいわゆる重合トナーであっても良い。
【0022】
粉砕法によって作製する場合には、従来よく行われてきた公知の方法で良い。すなわち、乳化重合法、造粒重合法等で作製した重合体粒子を一旦乾燥してブロック状にした樹脂に、着色剤その他のトナーとしての機能を付与するに必要な添加剤を加え加熱熔融し、粉砕、分級して所定の粒径のものを得る。
【0023】
しかし、本発明のトナーを得る方法としては下記に示すごとき、造粒重合、鹸濁重合法等によりラテックス状粒子を作り、これを用いて直接トナー粒子をつくり、粉砕工程等は行わない、いわゆる重合法トナーによるのが望ましい。
【0024】
本発明に好ましく用いられる重合法トナーでは、着色剤、離型剤等静電荷潜像現像用トナーに必要とされる添加剤の共存下にて、懸濁重合、或いは乳化重合等により、それらの着色剤、離型剤を含有する重合体粒子を製造する。特に好ましくは水系分散媒体中の乳化重合法により重合体微粒子を合成した後にそれらを複数個会合させ、トナーとしての所望の粒径を有する重合体粒子とする方法が、得られるトナーの粒度分布及び形状の制御性が容易であり好ましい。
【0025】
その製造方法の詳細としては、先ず重合工程として、必要な場合は表面改質剤で処理された着色剤を、界面活性剤分散濃度をCMC以上にした水溶液中で分散した後にその分散液を界面活性剤濃度がCMC以下になるまで希釈し、次いでその分散液に水溶性ラジカル重合開始剤を溶解し、更に単量体を添加して水系析出重合を行い、前記着色剤を含有する重合体微粒子を得る方法である。次いで会合工程として、重合体微粒子分散液の臨界凝集濃度以上の凝集剤及び水に対して無限溶解し、且つ前記重合体微粒子を溶解しない有機溶媒を添加し、前記重合体微粒子を複数個会合せしめ、会合した着色粒子を生成する。
【0026】
水に無限溶解し、かつ、重合体微粒子を溶解しない有機溶媒としては、具体的にはアルコール系溶媒、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、アリルアルコール、エチレンクロロヒドリン、エチレングリコール、グリセリンを挙げることが出来る。特にイソプロパノールが好ましい。
【0027】
この有機溶媒を添加する工程は、重合体微粒子を形成した後に、室温すなわち0〜40℃程度で添加するのが良い。又、混合溶媒における有機溶媒と水との比率は、1:1〜1:1000であり、好ましくは1:4〜1:100である。
【0028】
さらに形成された重合体自体のガラス転移点温度以上で加熱融着することによって本発明のBET比表面積を有するトナーを形成することが出来る。
【0029】
以上、本発明の製造方法に使用する製造方法に使用する製造装置、使用する原材料等につき具体的代表例をあげて説明する。
【0030】
〔製造装置〕
(1)撹拌釜
会合時の反応釜の形状は、特には限定されないが、好ましくは通常の円筒状または球状の反応釜が好ましい。
【0031】
(2)撹拌翼
会合時の撹拌翼の形状は、特には限定されない。たとえば、アンカー翼、タービン翼、ファウドラー翼、マックスブレンド翼、パドル翼、ヘリカルリボン翼、ブルマージン翼等が挙げられる。
【0032】
〔単量体〕
重合性単量体としては、疎水性単量体を必須の構成成分とし、必要に応じて親水性単量体、架橋性単量体が用いられる。
【0033】
(1)疎水性単量体
単量体成分を構成する疎水性単量体としては、特に限定されるものではなく従来公知の単量体を用いることができる。また、要求される特性を満たすように、1種または2種以上のものを組み合わせて用いることができる。
【0034】
具体的には、ビニル芳香族系単量体、アクリル酸エステル系単量体、メタアクリル酸エステル系単量体等のα−メチレン脂肪族カルボン酸エステル系単量体、ビニルエステル系単量体、ビニルエーテル系単量体、モノオレフィン系単量体、ジオレフィン系単量体、ハロゲン化オレフィン系単量体等を用いることができる。
【0035】
ビニル芳香族系単量体としては、例えば、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレン、p−クロロスチレン、p−エチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、3,4−ジクロロスチレン等のスチレン系単量体およびその誘導体が挙げられる。
【0036】
α−メチレン脂肪族カルボン酸エステル系単量体としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、β−ヒドロキシアクリル酸エチル、γ−アミノアクリル酸プロピル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル等が挙げられる。
【0037】
ビニルエステル系単量体としては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル等が挙げられる。
【0038】
ビニルエーテル系単量体としては、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル、ビニルフェニルエーテル等が挙げられる。
【0039】
モノオレフィン系単量体としては、エチレン、プロピレン、イソブチレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン等が挙げられる。
【0040】
ジオレフィン系単量体としては、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等が挙げられる。
【0041】
(2)親水性単量体
単量体成分を構成する親水性単量体としては、特に限定されるものではなく従来公知の単量体を用いることができる。また、要求される特性を満たすように、1種または2種以上のものを組み合わせて用いることができる。
【0042】
例えば、カルボキシル基含有単量体、スルホン酸基含有単量体、第1級アミン、第2級アミン、第3級アミン、第4級アンモニウム塩等のアミン系の化合物を用いることができる。
【0043】
カルボン酸基含有単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、フマール酸、マレイン酸、イタコン酸、ケイ皮酸、マレイン酸モノブチルエステル、マレイン酸モノオクチルエステル等が挙げられる。
【0044】
スルホン酸基含有単量体としては、スルホン酸スチレン、アリルスルホコハク酸、アリルスルホコハク酸オクチル等が挙げられる。
【0045】
アミン系の化合物としては、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタアクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルメタアクリレート、3−ジメチルアミノフェニルアクリレート、2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシプロピルトリメチルアンモニウム塩等が挙げられる。
【0046】
(3)架橋性単量体
重合粒子の特性を改良するために架橋性単量体を添加しても良い。架橋性単量体としては、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン、ジビニルエーテル、ジエチレングリコールメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、フタル酸ジアリル等の不飽和結合を2個以上有するものが挙げられる。
【0047】
本発明に係る単量体は、疎水性単量体が85乃至99.9重量パーセントで且つ親水性単量体が0.1乃至15重量パーセントの範囲で適宜選択される。
【0048】
〔連鎖移動剤〕
分子量を調整する目的として、一般的に用いられる連鎖移動剤が用いることが可能である。
【0049】
連鎖移動剤としては、特に限定されるものではなく例えばオクチルメルカプタン、ドデシルメルカプタン、tert−ドデシルメルカプタン等のメルカプタンが使用される。
【0050】
〔重合開始剤〕
本発明に用いられるラジカル重合開始剤は水溶性であれば適宜使用が可能である。例えば過硫酸塩(過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等)、アゾ系化合物(4,4′−アゾビス−4−シアノ吉草酸及びその塩、2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩等)、パーオキサイト化合物等が挙げられる。
【0051】
更に上記ラジカル性重合開始剤は、必要に応じて還元剤と組み合わせレドックス系開始剤とする事が可能である。レドックス系開始剤を用いる事で、重合活性が上昇し重合温度の低下が図れ、更に重合時間の短縮が期待できる。
【0052】
重合温度は、重合開始剤の最低ラジカル生成温度以上であればどの温度を選択しても良いが例えば50℃から80℃の範囲が用いられる。但し、常温開始の重合開始剤例えば過酸化水素−還元剤(アスコルビン酸等)の組み合わせを用いる事で室温またはそれ以上の温度で重合する事も可能である。
【0053】
〔界面活性剤〕
界面活性剤は、スルホン酸塩(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アリールアルキルポリエーテルスルホン酸ナトリウム、3,3−ジスルホンジフェニル尿素−4,4−ジアゾ−ビス−アミノ−8−ナフトール−6−スルホン酸ナトリウム、オルト−カルボキシベンゼン−アゾ−ジメチアニリン、2,2,5,5−テトラメチル−トリフェニルメタン−4,4−ジアゾ−ビス−β−ナフトール−6−スルホン酸ナトリウムなど)、硫酸エステル塩(テトラデシル硫酸ナトリウム、ペンタデシル硫酸ナトリウム、オクチル硫酸ナトリウムなど)、脂肪酸塩(オレイン酸ナトリウム、ラウリン酸ナトリウム、カプリン酸ナトリウム、カプリル酸ナトリウム、カプロン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、オレイン酸カルシウムなど)などが挙げられる。
【0054】
〔着色剤〕
着色剤としては無機顔料、有機顔料を挙げることができる。
【0055】
(1)無機顔料
無機顔料としては、従来公知のものを用いることができる。どのような顔料でも使用することができるが、具体的な無機顔料を以下に例示する。
【0056】
黒色の顔料としては、例えば、ファーネスブラック、チャンネルブラック、アセチレンブラック、サーマルブラック、ランプブラック等のカーボンブラック、更にマグネタイト、フェライト等の磁性粉も用いられる。
【0057】
これらの無機顔料は所望に応じて単独または複数を選択併用する事が可能である。また顔料の添加量は重合体に対して一般的には2から20部であり、好ましくは3から15部が選択される。
【0058】
(2)有機顔料
有機顔料としては、従来公知のものを用いることができる。どのような顔料でも使用することができるが、具体的な有機顔料を以下に例示する。
【0059】
マゼンタまたはレッド用の顔料としては、C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド15、C.I.ピグメントレッド16、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントレッド53:1、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド139、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド178、C.I.ピグメントレッド222等が挙げられる。
【0060】
オレンジまたはイエロー用の顔料としては、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.ピグメントイエロー138等が挙げられる。
【0061】
グリーンまたはシアン用の顔料としては、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:2、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントグリーン7等が挙げられる。
【0062】
これらの有機顔料は所望に応じて単独または複数を選択併用する事が可能である。また顔料の添加量は重合体に対して一般的には2〜20部であり、好ましくは3〜15部が選択される。
【0063】
(3)表面改質剤
着色剤の表面改質剤を使用する場合は、従来公知のものを使用することができる。具体的には、シラン化合物、チタン化合物、アルミニウム化合物等が好ましく用いることができる。
【0064】
シラン化合物としては、メチルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、メチルフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン等のアルコキシシラン、ヘキサメチルジシロザン等のシリザン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。
【0065】
チタン化合物としては、例えば、味の素社製の「プレンアクト」と称する商品名で市販されているTTS、9S、38S、41B、46B、55、138S、238S等、日本曹達社製の市販品A−1、B−1、TOT、TST、TAA、TAT、TLA、TOG、TBSTA、A−10、TBT、B−2、B−4、B−7、B−10、TBSTA−400、TTS、TOA−30、TSDMA、TTAB、TTOP等が挙げられる。
【0066】
アルミニウム化合物としては、例えば、味の素社製の「プレンアクトAL−M」等が挙げられる。
【0067】
これらの表面改質剤濃度は着色剤に対して0.01〜20重量%であり、好ましくは1〜15重量%が選択される。
【0068】
そのほか重合体粒子をトナーとして用いる場合に必要な添加剤を含有させるが、代表的なものとしては定着向上剤、荷電制御剤等がある。
【0069】
(4)定着向上剤
定着向上剤としては、公知のものが用いられる。一般的には、ポリオレフィン系が用いられる。例えば低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、酸化処理されたポリエチレン及びポリプロピレン、酸変成処理されたポリエチレン及びポリプロピレン等が用いられる。
【0070】
(5)荷電制御剤
荷電制御剤も同様に公知のものが用いられる。但し、重合体粒子表面に極性基を有するモノマーを共重合させた場合には、必要がない場合もある。ここで言う極性基とはカルボキシル基、スルホン酸基、アミノ基、アンモニウム塩基等、正負に問わず電荷を有する基を表す。
【0071】
荷電制御剤としては、プラス帯電性としてニグロシン染料、アルコキシル化アミン、第4級アンモニウム塩、アルキルアミド等、マイナス帯電性としてアゾ系金属錯体、塩素化パラフィン、塩素化ポリエステル、銅フタロシアニンのスルホニルアミン等が挙げられる。
【0072】
〔外添剤〕
本発明において、重合体粒子を洗浄乾燥して静電荷像現像用トナーを作製する場合、その流動性や凝集性等を改善するため、流動化剤、帯電制御剤及び滑剤等各種の添加剤を添加するのが普通である。
【0073】
(1)無機微粒子
無機微粒子としては、従来公知のものを使用することができる。具体的には、シリカ、チタン、アルミナ微粒子等が好ましく用いることができる。
【0074】
シリカ微粒子としては、例えば、日本アエロジル(株)製の市販品R−805、R−976、R−974、R−972、R−812、R−809、ヘキスト(株)製のHVK−2150、H−200、キャボット(株)製の市販品TS−720、TS−530、TS−610、H−5、MS−5等が挙げられる。
【0075】
チタン微粒子としては、例えば、日本アエロジル(株)製の市販品T−805、T−604、テイカ(株)製の市販品MT−100S、MT−100B、MT−500BS、MT−600、MT−600SS、JA−1、富士チタン(株)製の市販品TA−300SI、TA−500、TAF−130、TAF−510、TAF−510T、出光興産(株)製の市販品IT−S、IT−OA、IT−OB、IT−OC等が挙げられる。
【0076】
アルミナ微粒子としては、例えば、日本アエロジル(株)製の市販品RFY−C、C−604、石原産業(株)製の市販品TTO−55等が挙げられる。
【0077】
(2)有機微粒子
例えば帯電制御剤としてはポリフッ化ビニリデン、ポリスチレン粉末、ポリメチルメタクリレート粉末及びポリエチレン微粒子等が挙げられる。
【0078】
(3)滑剤
滑剤には、例えばステアリン酸のカドミウム、バリウム、ニッケル、コバルト、ストロンチウム、銅、マグネシウム、カルシウム塩等、オレイン酸亜鉛、パルミチン酸亜鉛、リノール酸亜鉛、リシノール酸亜鉛、カプリル酸鉛塩、カプロン酸鉛塩等の高級脂肪酸の金属塩が挙げられる。これらは必要に応じて添加される。
【0079】
本発明のトナー自体の粒径は任意であるが、小粒径のものが本発明の効果を呈しやすい。体積平均粒径で2〜10μmのものが好ましく、特に3〜9μmのものが好ましい。この粒径は、凝集剤の濃度や有機溶媒の添加量、さらには重合体自体の組成によって制御することができる。
【0080】
本発明のトナーは、例えば磁性体を含有させて一成分磁性トナーとして使用する場合、いわゆるキャリアと混合して二成分現像剤として使用する場合、非磁性トナーを単独で使用する場合等が考えられいずれも好適に使用することができる。本発明ではキャリアと混合して使用する二成分現像剤として使用することが特に好ましい。
【0081】
二成分現像剤を構成するキャリアとしては鉄、フェライト等の磁性材料粒子のみで構成される非被覆キャリア、あるいは磁性材料粒子表面を樹脂等によって被覆した樹脂被覆キャリアのいずれを使用してもよい。このキャリアの平均粒径は体積平均粒径で30〜150μmが好ましい。また、被覆するための樹脂としては特に限定されるものでは無いが、例えばスチレン−アクリル樹脂をあげることができる。
【0082】
〔画像形成方法〕
本発明のトナーが使用できる現像方式としては特に限定されない。接触現像方式あるいは非接触現像方式等に好適に使用することができる。特に本発明のトナーは、高い帯電立ち上がり性を有しており、非接触現像方法に有用である。すなわち、非接触現像方法では現像電界の変化が大きいことから、トナーの微少な帯電量の変化が大きく現像自体に作用する。しかし、本発明のトナーは帯電立ち上がり性が高いことから、帯電の変化が少なく、安定した帯電量を確保することができるため、非接触現像方法でも安定した画像を長期に渡って形成することができる。
【0083】
接触方式の現像としては、本発明のトナーを有する現像剤の層厚は現像領域に於いて0.1〜8mm、特に0.4〜5mmであることが好ましい。また、感光体と現像剤担持体との間隙は、0.15〜7mm、特に、0.2〜4mmであることが好ましい。
【0084】
また、非接触系現像方式としては、現像剤担持体上に形成された現像剤層と感光体とが接触しないものであり、この現像方式を構成するために現像剤層は薄層で形成されることが好ましい。この方法は現像剤担持体表面の現像領域で20〜500μmの現像剤層を形成させ、感光体と現像剤担持体との間隙が該現像剤層よりも大きい間隙を有するものである。この薄層形成は磁気の力を使用する磁性ブレードや現像剤担持体表面に現像剤層規制棒を押圧する方式等で形成される。さらに、ウレタンブレードや燐青銅板等を現像剤担持体表面に接触させ現像剤層を規制する方法もある。押圧規制部材の押圧力としては1〜15gf/mmが好適である。押圧力が小さい場合には規制力が不足するために搬送が不安定になりやすく、一方、押圧力が大きい場合には現像剤に対するストレスが大きくなるため、現像剤の耐久性が低下しやすい。特に好ましい範囲は3〜10gf/mmである。
【0085】
さらに、現像に際して現像バイアスを付加する場合、直流成分のみ付与する方式でも良いし、交流バイアスを印加する方式のいずれでも良い。
【0086】
現像剤担持体の大きさとしては直径が10〜40mmのものが好適である。直径が小さい場合には現像剤の混合能力が不足し、トナーに対して充分な帯電付与を行うことが困難となり、直径が大きい場合には現像剤に対する遠心力が大きくなり、トナーの飛散の問題を発生しやすい。
【0087】
以下、非接触現像方式の一例を図1を用いて説明する。
【0088】
図1は、本発明の画像形成方法に好適に使用できる非接触現像方式の現像部の概略図であり、1は感光体、2は現像剤担持体、3は本発明のトナーを含有する二成分現像剤、4は現像剤層規制部材、5は現像領域、6は現像剤層、7は交番電界を形成するための電源である。
【0089】
本発明のトナーを含有する二成分現像剤はその内部に磁石2Bを有する現像剤担持体2上に磁気力により担持され、現像スリーブ2Aの移動により現像領域5に搬送される。この搬送に際して、現像剤層6は現像剤層規制部材4により、現像領域5に於いて、感光体1と接触することがないようにその厚さの層に規制される。
【0090】
現像領域5の最小間隙(Dsd)はその領域に搬送される現像剤層6の厚さ(好ましくは20〜500μm)より大きく、例えば100〜1000μm程度である。交番電界を形成するための電源7は、周波数1〜10kHz、電圧1〜3kVp−pの交流が好ましい。電源7には必要に応じて直流を交流に直列に加えた構成であってもよい。直流電圧を付加する場合は300〜800Vが好ましい。
【0091】
本発明のトナーをカラー画像形成方式へ適用する場合、感光体上へ単色の画像を形成しつつ逐次画像支持体へ転写する方式(これを逐次転写方式とし、図2に示す。)、あるいは感光体上に複数回単色画像を現像しカラー画像を形成した後に一括して画像支持体へ転写する方式(これを一括転写方式とし、図3に示す。)等の方式があげられる。
【0092】
図2、3における画像形成方式について以下に詳述する。
【0093】
本発明に於いて使用される現像剤担持体としては、図1に示すごとく、担持体内部に磁石2Bを内蔵した現像器が用いられ、現像剤担持体表面を構成する現像スリーブ2Aとしてはアルミニウムや表面を酸化処理したアルミニウムあるいはステンレス製のものが用いられる。
【0094】
以下、図2に示した逐次転写方式の一例について説明する。
【0095】
11は帯電電極であり、12はイエロー、マゼンタ、シアン、黒のトナーを各々に装填する現像器からなる現像ユニットで、4色のトナーに対応する4つの器に分かれている。これら現像器の基本構成は、図1に示した現像部の概略図と同じである。14は感光体ドラム、13はクリーニングユニット、15は感光体ドラム上に形成された単色カラートナー像を一時的に保持し、さらにその上に次の単色トナー像を保持し、最終的に所望の多色カラー画像を形成する転写ドラム、16は転写ドラム上のトナー画像が転写される転写材を搬送する搬送ユニット、17は転写ドラム15の内部に設けられ、内部からのコロナ放電し、転写材を該ドラムに静電吸着する吸着電極、18は感光体ドラム14上に形成されたトナー像を逐次転写ドラムに転写させる転写電極、19は転写ドラム15上に静電吸着した転写材を剥離するための剥離電極、20は転写材剥離後、転写ドラムに残留する電荷を除去する除去電極である。
【0096】
感光体ドラム14上に帯電電極11により、一様に電荷を形成し、その後、像様露光(手段図示せず)し、静電潜像を形成する。この静電潜像は、現像ユニット12の一色のトナー(例えば黒トナー)を保有する現像器により現像され、一色のトナー画像が感光体ドラム14上に形成される。一方搬送ユニット16により転写ドラム15上に搬送された転写材料は吸着電極17により転写ドラム上に静電吸着され、転写部に搬送される。
【0097】
この搬送された転写材へは、転写部において、感光体ドラム14上に形成されている上記トナー像を転写する。この転写像を転写後の感光体ドラム14上には、トナーが残留しており、この残留トナーはクリーニングユニット13によりクリーニングされ、次のプロセスに使用される。多色画像を形成する場合、同様なプロセスに従い他の色のトナー画像が現像により形成され、逐一転写ドラム15に転写される。最終的には、所望のトナー画像が転写ドラム15上に吸着されている転写材上に形成される。所望のトナー画像を形成した転写材は、剥離電極19により剥離され、定着部へ搬送され、最終の固定された多色トナー画像が得られる。一方、転写ドラム15は残留している電荷を除去電極20により除去され、次のプロセスに使用される。
【0098】
次に図3を使用し、一括転写方式について説明する。
【0099】
装置の各部は図2の例と同じであるので省略する。但し、21は搬送された転写材を搬送しながら、トナー像を転写する搬送部である。感光体ドラム14上に帯電電極により一様に電荷を形成し、その後潜像形成手段(手段図示せず)により静電潜像を形成する。この静電潜像は、現像ユニット12の一色のトナー(例えば黒トナー)を保有する現像器により現像され、一色のトナー画像が感光体ドラム上に形成される。本図示例においては、このトナー像は転写されることなく、そのままトナー画像を有している感光体ドラム上に再度、帯電電極11により一様に電荷を形成し、さらに静電潜像を形成し、上記とは異なる色のトナーを有する現像器により現像され、他の色のトナー像が先のトナー像上に重ね合わせて形成される。この間クリーニングユニット13、転写電極18、搬送部21は作動せず、かつ感光体ドラム14上のトナー像を乱すことがない様に感光体ドラム14から退避させられている。
【0100】
所望の画像形成が終了し、多色トナー画像が形成された後、感光体ドラム上のトナー画像は、搬送ユニット16により搬送された転写材に、搬送部21により搬送されながら、転写電極18によりトナー画像は転写される。転写されたトナー画像を担持して転写材は定着部へ搬送され、固定化され、転写材上に最終多色トナー画像が形成される。トナー像を転写した後の感光体ドラム14にはトナーが残留するのでクリーニングユニット13によりクリーニングされ、次のプロセスに使用される。
【0101】
上述した各種方式で感光体上に形成されたトナー像は、転写工程により紙等の転写材に転写される。転写方式としては特に限定されず、いわゆるコロナ転写方式やローラー転写方式等種々の方式を採用することができる。
【0102】
本発明のトナーは転写効率が高く、かつ感光体上に残留するトナーが少ないので例えばブレードクリーニング方式に用いた場合ブレードの感光体への押接力を軽減する等ができ、感光体の長寿命化にも寄与することができる等の効果も有する。
【0103】
トナー像を転写材に転写した後、感光体上に残留したトナーはクリーニングにより除去され、感光体は次のプロセスに繰り返し使用される。
【0104】
本発明に於いてクリーニングする機構に関しては特に限定されず、ブレードクリーニング方式、磁気ブラシクリーニング方式、ファーブラシクリーニング方式などの公知のクリーニング機構を任意に使用することができる。これらクリーニング機構として、好適なものは上述した理由から、いわゆるクリーニングブレードを用いたブレードクリーニング方式である。
【0105】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0106】
製造例1
〔着色剤分散液の調製〕
着色剤としてカーボンブラック(リーガルR330、キャボット社製)25.6kgに対してドデシル硫酸ナトリウム11.98kg、イオン交換水265lを混和した後、日本精機製作所社製加圧分散式ホモジナイザー(NPH−70)を用い、カーボンブラックの1次粒子径の10倍以下の分散粒径に分散した着色剤分散液を調製した。
【0107】
〔着色重合体粒子の合成法〕
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を付けた1000mlのセパラブルフラスコにイオン交換純水114mlに上記着色剤分散液21ml、WAXエマルジョン(数平均分子量3000のポリプロピレンを融点以上に加熱し、分散して、エマルジョン化したもの)4.64gを添加し、更にスチレン16.4g、アクリル酸ノルマルブチル2.48g、アクリル酸0.07g、t−ドデシルメルカプタン0.30gを加え、窒素気流下250rpmの撹拌速度で撹拌しつつ、内温を75℃に昇温させた。内温が75℃になった時点で、過硫酸カリウム0.50gをイオン交換純粋水30mlに溶解した重合開始剤水溶液を添加し、3時間重合させた後40℃まで冷却した。(1段目)
重合液の液温が40℃になったら、さらに、この重合液の入ったままの1000mlセパラブルフラスコに、イオン交換蒸留水312mlに上記着色剤分散液60ml、WAXエマルジョン(同上)13.44gを添加し、更にスチレン36.6g、アクリル酸ノルマルブチル8.88g、アクリル酸0.45g、t−ドデシルメルカプタン1.44gを加え、窒素気流下500rpmの撹拌速度で撹拌しつつ、内温を75℃に昇温させた。内温が75℃になった時点で、過硫酸カリウム1.34gをイオン交換純水85mlに溶解した重合開始剤水溶液を添加し、3時間重合させた後40℃まで冷却し、撹拌を停止した。(2段目)
得られたカーボンブラック含有着色粒子分散液を「分散液1」とする。
【0108】
分散粒径は電気泳動式粒度分布測定装置ELS−800(大塚電子(株)製)を用い粒径を測定した結果、体積平均粒径は0.20μmであった。
【0109】
〔非球状粒子及びトナーの作製〕
温度センサー、窒素導入装置を付けた500lのアンカー撹拌翼を装着したステンレス反応釜に上記着色剤複合重合体粒子分散液1を150l入れ、室温下100rpmで撹拌する。ここに、ニューコール565C(日本乳化剤製)1.37kgを加え撹拌した後、5N水酸化ナトリウムを液のpHが9.80になるまで滴下する。ここに塩化カリウム15.67kgを79lのイオン交換水に溶解した塩化カリウム水溶液を添加し、次いでイソプロパノール39l、ニューコール565C1.24kgをイオン交換水30lに溶解した液を添加した。添加終了時の液温は31.0℃であった。この混合液を85℃まで昇温した。その後、液温85℃(変動±3℃以下であった)で6時間反応を行い室温(40℃以下)まで冷却した。
【0110】
この反応液をレーザー回折粒度分布測定装置SALD−1100(島津製作所(株)製)を用い粒径を測定した結果、体積平均粒径6.55μmの非球形粒子を得た。更に、非球形粒子を濾過後、蒸留水に懸濁分散後、5Nの水酸化ナトリウム水溶液を用いpH=13まで調整しカルボン酸を完全解離状態にした後、200lの水で1回洗浄し、さらに水/MeOH=7/3の混合溶媒200lにより8回洗浄し、イオン性界面活性剤等の夾雑物を有る程度除去した後、濾過、乾燥を行いトナー1を得た。
【0111】
製造例2
製造例1において、カーボンブラック(リーガルR330、キャボット社製)の代わりにC.I.ピグメントブルー15:3を用いた他は同様にして、トナー2を得た。
【0112】
製造例3
製造例1において、カーボンブラック(リーガルR330、キャボット社製)の代わりにC.I.ピグメントレッド122を用いた他は同様にして、トナー3を得た。
【0113】
製造例4
製造例1において、カーボンブラック(リーガルR330、キャボット社製)の代わりにC.I.ピグメントイエロー17を用いた他は同様にして、トナー4を得た。
【0114】
製造例5
製造例1において、着色重合体粒子の合成時に、アクリル酸の量を、1段目0.09g、2段目0.48gとし、着色剤分散液の調整時に、日本精機製作所製超音波ホモジナイザー(US−150T)を併用した他は同様にして、トナー5を得た。
【0115】
製造例6
製造例5において、非球状粒子の生成時に、塩化カリウム13.86kgを80lの蒸留水に溶解した液を添加し、次いでイソプロパノール40lを添加したのみで、ニューコール565C(日本乳化剤製)を使用しなかった他は同様にして、トナー6を得た。
【0116】
製造例7
製造例3において、着色重合体粒子の合成時に、アクリル酸の量を、1段目0.02g、2段目0.25gとし、非球状粒子の生成時に、塩化カリウム13.86kgを80lの蒸留水に溶解した液を添加し、次いでイソプロパノール40lを添加したのみで、ニューコール565C(日本乳化剤製)を使用しなかった他は同様にして、トナー7を得た。
【0117】
製造例8
製造例3において、着色重合体粒子の合成時に、アクリル酸の量を、1段目0.22g、2段目0.78gとし、着色剤分散液の調製時に、日本精機製作所製超音波ホモジナイザー(US−150T)を併用した他は同様にして、トナー8を得た。
【0118】
比較製造例1
製造例1において、着色重合体粒子の合成において、アクリル酸の量を、1段目0.005g、0.071gとした他は製造例1と同様にして、比較トナー1を作製した。
【0119】
比較製造例2
製造例2において、着色重合体粒子の合成において、アクリル酸の量を、1段目0.01g、2段目0.12とした他は製造例2と同様にして、比較トナー2を作製した。
【0120】
比較製造例3
製造例3において、着色重合体粒子の合成において、アクリル酸の量を、1段目0.22g、1.42gとした他は製造例3と同様にして、比較トナー3を作製した。
【0121】
比較製造例4
製造例4において、着色重合体粒子の合成において、アクリル酸の量を、1段目0.15、2段目1.03gとした他は製造例4と同様にして、比較トナー4を作製した。
【0122】
(BET値)
BET値の測定は、島津製作所(株)製フローソープII2300を用いて、N2ガスを流して一点法により測定した結果を下記表1に示す。
【0123】
【表1】
Figure 0003671549
【0124】
(表面カルボキシル基の量Aの測定例)
前処理として透析処理を行い、遊離塩類等を取り除いた後、製造例1の「分散液1」の固形分濃度を、赤外水分計(カールツアイス社製)で測定した結果、8.18%であった。
【0125】
製造例1の「分散液1」25.0gをビーカーに入れ、固形分濃度から計算して、純水を加えて、固形分濃度5.00%(固形分:1.25g)まで希釈した。
【0126】
RADIOMETER社製・電気伝導度滴定装置(ABU91 AUTOBURETTE+COM80 CONDUCTIVITY METER)を使って、上記液を0.05Nの水酸化ナトリウム(関東化学社製)で滴定した。結果として、図4のような滴定曲線を得た。
【0127】
図4において、表面カルボキシル基の滴定曲線(変極点aと変極点bの間)より、表面カルボキシル基を中和するようにした1/20Nの水酸化ナトリウムの量は、5.3mlであった。
【0128】
式(1)より、カルボキシル基とナトリウムイオンの価数は共に1であるから、表面カルボキシル基の量(ML)は、2.65×10-4(mol)であった。
【0129】
Figure 0003671549
一方、製造例1の「分散液1」の平均粒径を、大塚電子社製電気泳動式粒度測定装置ELS800を用いて、測定した結果、体積平均粒径で0.20μmであった。
【0130】
測定に用いた「分散液1」25.0g中の重合体粒子の表面積は以下の様に計算した。
【0131】
乾燥したラテックスの比重を、エステック社製真比重計で測定した結果、比重(Sp)は1.01である。従って、
(1個のラッテクスの重さ:WLg)
L=4/3πr3×Sp
(1個のラッテクスの表面積:SLcm2
L=4πr2
より、SL=3/r×Sp×WL・・・式(2)
分散粒径は電気泳動式粒度分布測定装置ELS−800(大塚電子(株)製)を用い粒径を測定した結果、体積平均粒径は0.20μmであった。よって、
r=0.10μm=0.000010cm
よって、式(2)より
L=3.0×105×WL(cm2
L=1.25gより、
L=3.75×105(cm2
(単位表面当たりのカルボキシル基の量)
L/L=7.07×10-10(mol/cm2
である。
【0132】
尚、カルボキシル基の量は、上記のごとき方法で測定に用いた水酸化ナトリウムのmol数に対応することからmol/gで表示し記述することにした。
【0133】
(表面カルボキシル基量)
上記のごとくして測定した表面カルボキシル基の量Aを下記表3に記載する。
【0134】
【表2】
Figure 0003671549
【0135】
〔評価例〕
(帯電量および現像量)
帯電量の測定は、本発明のトナーと比較トナーをトナー濃度5%で、平均粒径60μmのフェライト粒子にスチレン/メチルメタクリレート共重合体でコートしたキャリアと混合させ異なる環境下(高温高湿HH(温度30℃、湿度80%)下および低温低湿LL(温度10℃、湿度20%)下)で50時間放置後、帯電量を測定した。結果は、以下の表3に示した。
【0136】
【表3】
Figure 0003671549
【0137】
現像量の測定は、コニカ(株)製フルカラー複写機「Konica9028」を現像器を単体で駆動できる構造に改造し、本発明の実施例及び比較例の現像剤を現像器中に投入し、異なる環境下(高温高湿HH(温度30℃、湿度80%)下および低温低湿LL(温度10℃、湿度20%)下)で、撹拌を行った後の現像性、すなわち感光体上に現像された単位面積あたりの現像量を測定した。結果を下記表4に示す。
【0138】
本発明のトナーは粒子表面にカルボキシル基が存在しているので、帯電性に優れ、高温高湿HH(温度30℃、湿度80%)下および低温低湿LL(温度10℃、湿度20%)下でも帯電量および現像量の変化が少なかった。一方、比較トナーでは、トナー表面のカルボキシル基の多いものは、高温高湿HH(温度30℃、湿度80%)下で帯電量が低く、現像量が多い。トナー粒子表面のカルボキシル基の少ないものは、低温低湿LL(温度10℃、湿度20%)下で帯電量が高く、現像量が少ない。いずれも帯電量および現像量の環境差が大きかった。
【0139】
【表4】
Figure 0003671549
【0140】
上記現像剤を用い、熱ローラー定着器とクリーニングブレードを備えた電子写真複写機Konica U−BIX3035(コニカ(株)製)により、コピー像を形成する実写テストを行い、下記項目に関して1万コピー連続した時点での特性を評価した。但し、(トナー−4)に関してはKonica 9028(コニカ(株)製)にて評価を行った。
【0141】
尚、濃度測定は、サクラデンシトメーターPDA−60(コニカ(株)製)により、白地部の反射濃度を0として行った。
【0142】
本発明のトナーは粒子表面に適量のカルボキシル基が存在しているので、帯電性に優れ、高温高湿HH(温度30℃、湿度80%)下および低温低湿LL(温度10℃、湿度20%)下でも、かぶりおよび濃度低下が起こらず、鮮明な画像が得られた。一方、比較トナーでは、トナー粒子表面のカルボキシル基の多いものは、高温高湿(温度30℃、湿度80%)下でかぶりが発生した。トナー粒子表面のカルボキシル基の少ないものは、低温低湿(温度10℃、湿度20%)下で、濃度低下が発生した。
【0143】
【表5】
Figure 0003671549
【0144】
【発明の効果】
本発明により、帯電性がよく、低温低湿、高温高湿環境下でも特性が左右されない静電荷潜像現像用トナー、現像剤及びそのトナーを用いた画像形成方法を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】非接触現像方式の一例を示す概略図。
【図2】逐次転写方式の一例を示す概略図。
【図3】一括転写方式の一例を示す概略図。
【図4】表面カルボキシル基の滴定曲線。
【符号の説明】
1 感光体
2 現像剤担持体
2A 現像スリーブ
2B 磁石
3 二成分現像剤(本発明のトナー含有)
4 現像剤層規制部材
5 現像領域
6 現像剤層
7 交番電界を形成するための電源
11 帯電電極
12 現像ユニット
13 クリーニングユニット
14 感光体ドラム
15 転写ドラム
16 搬送ユニット
17 吸着電極
18 転写電極
19 剥離電極
20 除去電極
21 搬送部

Claims (6)

  1. 電気伝導度滴定により得られる表面カルボキシル基の量Aが、5×10-11mol/cm2≦A≦3×10-9mol/cm2である重合体粒子を用いて作製したことを特徴とする静電荷潜像現像用トナー。
  2. BET比表面積が5〜100m2/gであることを特徴とする請求項1記載の静電荷潜像現像用トナー。
  3. 電気伝導度滴定により得られる表面カルボキシル基の量Aが、5×10-11mol/cm2≦A≦3×10-9mol/cm2である重合体粒子を用いて作製した静電荷潜像現像用トナーとキャリアを含むことを特徴とする現像剤。
  4. 感光体上に形成された静電荷潜像を顕在化しトナー像とする画像形成方法において、使用する静電荷潜像現像用トナーが、電気伝導度滴定により得られる表面カルボキシル基の量Aが5×10-11mol/cm2≦A≦3×10-9mol/cm2の重合体粒子を用いて作製した、BET比表面積5〜100m2/gの静電荷潜像現像用トナーであることを特徴とする画像形成方法。
  5. 感光体上に形成されたトナー重ね合せ像を転写材に一括転写する画像形成方法において、使用する静電荷潜像現像用トナーが、電気伝導度滴定により得られる表面カルボキシル基の量Aが5×10-11mol/cm2≦A≦3×10-9mol/cm2の重合体粒子を用いて作製した、BET比表面積5〜100m2/gの静電荷潜像現像用トナーであることを特徴とする画像形成方法。
  6. 感光体上に形成されたトナー像を転写材上に転写した後、その感光体上に残留するトナーをクリーニングし除去する画像形成方法において、使用する静電荷潜像現像用トナーが、電気伝導度滴定により得られる表面カルボキシル基の量Aが5×10-11mol/cm2≦A≦3×10-9mol/cm2の重合体粒子を用いて作製した、BET比表面積5〜100m2/gの静電荷潜像現像用トナーであることを特徴とする画像形成方法。
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