JP3670390B2 - スロット・ノズル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ノズル入口とマウスピース開口とを有するスロット・ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】
上述の種類のスロット・ノズルは、種々の種類の表面に種々の種類の流動性材料を或る面積で塗布するのに使用される。塗布すべき材料としては、使用目的に応じて、例えばポリウレタンのような溶解された又は反応性の合成樹脂が使用されたり、コールド接着剤又はホットメルト接着剤が使用されたりする。このような材料は例えば、木やプラスチックや金属の狭い表面にコーティングの目的で塗布されたり、又はフィルムや紙の表面に接着剤細片として塗布される。
【0003】
いずれの塗布の場合にも、例えば、コーティングされる木やプラスチックの厚さが種々異なるため、又は接着剤又は塗料が幅を変えながら例えばフィルム表面に塗布される場合があるために、流動性材料の塗布幅が変化するといった問題がしばしば発生する。このような塗布分野では吐出幅を変えることができるスロット・ノズルが公知である。もちろん、このようなスロット・ノズルは洗浄の為に分解及び組立が容易でなければならず、かつ接着剤又は合成樹脂の残留物を簡単に除去できる構造でなければならない。例えば反応性樹脂がスロット・ノズルの「止水領域(デッド・ウォーター・エリア)」に滞留して硬化することがないように、材料はスロット・ノズルの全チャンネルを連続的に流通しなければならない。このことは、スロット幅が減少した時に一時的に不要となるチャンネルや部品についても同様である。
【0004】
スロット・ノズルを分解可能な構造とすると、その分割面において漏出の問題が生ずる。塗布される材料は種々の種類があり、このような材料は粘性が低くかつ流動性が高いことが望まれる。しかしながら、この要求を満足する材料は、スロット・ノズルのシール部を害する恐れのある溶剤を含有することがある。更に、スロット・ノズルが平面であることが非常に重要となる塗布分野が多数存在する。例えばテーブル補助板などの横表面にエッジ・ベニア板を接着する場合である。このエッジ・ベニア板は非常に脆いので、横表面に張り合わせる時に、曲げ半径が非常に小さいと、簡単に破損してしまう。従ってエッジ・ベニア板は横表面に必ず鈍角の角度で供給される。同時に、接着剤は、エッジ・ベニア板と横表面とが接触する点の近傍にできるだけ即時に塗布すべきである。この理由は、生産速度を高めるために、急速硬化性材料が使用されるので、エッジ・ベニア板と横表面とが接触する前に接着剤が硬化してしまう恐れを回避する為である。テーブル補助板の横表面を張り合せる場合にテーブル補助板の厚さが異なっているので接着剤フィルムの幅をこの厚さに合せなければならないといった問題がしばしば発生する。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上述した諸問題をできるだけ解決しかつ上述の要求を充足し、構造をできるだけ単純化した、汎用的に使用できるスロット・ノズルを考案することである。
この目的は本発明の以下の構成によって達成される。即ち、上述した種類に係わる本発明のスロット・ノズルは、スロット・ノズルが2個のスライダ部材を具備し、これらのスライダ部材が所定方向(変位方向)に互いに相対的に変位可能であり、各スライダ部材が摺動表面を有し、第1の摺動表面が切欠部を有し、第2の摺動表面が上記切欠部に係合する突起を有し、両スライダ部材がそれらの間に空洞を構成し、この空洞が切欠部の基部と切欠部の横方向表面と突起の端面と第2の摺動表面とから形成され、上記空洞を形成する両スライダ部材の表面がシール状態で互いに当接し、上記空洞がスライダ部材の一方の外表面に形成されたノズル入口に連通し、上記空洞が、2個のスライダ部材の間であって変位方向に平行に位置する側面に、スロット形状の開口を有し、このスロット形状の開口がスロット・ノズルのマウスピース開口を構成し、この開口の吐出幅が、スライダ部材を互いに相対的に変位させることによって、調整可能であることを特徴とするものである。
【0006】
本発明の主要な概念は、スロット・ノズルのマウスピース開口に隣接する空洞の全体が一方向に調整可能であり、これによってマウスピース開口の幅が調整できる点である。例えばスロット・ノズルのマウスピース開口がスライダーによって部分的に閉止できる公知の構成に比べて、本発明は多数の利点を有する。即ち、空洞とマウスピース開口がそれらの設定に無関係に対称性を保つと共に、材料流がマウスピース開口の全幅にわたって均一になる。また、スロット・ノズルの構造を非常に簡単にすることができ、かつ2個のスライダ部材間が平面シールであるので、シールの問題も生じない。本発明によるスロット・ノズルは、分解が容易であり、洗浄も容易である。更に、空洞の形状及びこの空洞に連通するマウスピース開口形状は、所望のものにすることができる。2個の摺動表面はスライダ部材の変位方向に交わる方向に延在していてもよいので、空洞は断面が幅広くなったり、減少することができる。この時、2個の摺動表面は互いに面接触し、互いに相対的に一方向に変位可能である。最後に、空洞の大きさはスロット・ノズル幅の調整によって正確かつ自動的に決定されるので、材料がたまってしまうような領域が発生しない点も本発明の重要な利点である。
【0007】
空洞内を流れる材料流を更に均一にする為に、本発明の一変更例はノズル入口と空洞との間にディストリビュータ空間を有し、そのディストリビュータ空間はノズル入口に連通すると共に空洞に隣接し、変位方向におけるディストリビュータ空間の長さは空洞の最大長さに対応する。
ディストリビュータ空間が両スライダ部材の一方に位置する空洞を始点とする凹部によって形成される場合にはディストリビュータ空間の作成及び洗浄に関して利点があり、その凹部は最大吐出幅の時に開放し、吐出幅がもっと小さくなると一部が閉止される。
【0008】
スロット・ノズルの吐出幅が変化する場合にも「止水領域」が生ぜず、かつ材料が全吐出幅においてディストリビュータ空間の全長を流れるようにする為には、ディストリビュータ空間をノズル入口に連通する供給ラインは、両スライダ部材が最大吐出幅の時の位置を始点として互いに相対的に変位した時に最初に被覆されるディストリビュータ空間の端の所に開口することが好ましい。
【0009】
特別な一実施例によると、ディストリビュータ空間は、第2のスライダ部材の凹部によって形成され、突起を始点として変位方向に延在する。供給ラインは突起から遠い方のディストリビュータ空間の端に開口している。
生産が特に簡単である実施例にあっては、両摺動表面と切欠部の基部とは平面に作られ、互いに平行に延在している。変位方向に直角な方向におけるマウスピース開口の高さは、一定である。
【0010】
本発明によるスロット・ノズルの構造を尚一層単純化する為に、切欠部が形成された第1のスライダ部材は単一部品で作られる。
更に、第1の摺動表面は平面を矩形としてもよく、切欠部は摺動表面の隅部に配置してもよい。これによって、切欠部は、2個の隣接側面と基部とを有し、第1のスライダ部材の2個の隣接側面に横方向に開口する。
【0011】
この実施例の一変形例にあっては、突起が形成された第2のスライダ部材は、2個の部品部材から構成される。これらの部品のうちの第1の部品は、その一側面が突起を有する第2の摺動表面の一部を構成し、第2の摺動表面の第2の部品は第2のスライダ部材の第2の部品部材によって構成される。第1の部品部材は、ノズル入口と、このノズル入口に連通するディストリビュータ空間の溝とを有し、この溝はその一側が第2の部品部材の横方向表面によって制限される。
【0012】
第1のスライダ部材が圧力片によって第2のスライダ部材に変位可能に取付けられた場合には、取付け及び分解が容易になるといった利点がある。ネジ付きのスピンドルが第2のスライダ部材に同様に取付けられ、このスピンドルは第1のスライダ部材に係合する。このネジ付きのスピンドルの回転によって、第1のスライダ部材は第2のスライダ部材に対して直線的に変位することができ、これによって、空洞の上述の寸法を簡単かつ正確に設定することができる。
以下に、本発明の概略的な実施例と実際的な実施例とに基づき、本発明を図面を参照して説明する。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明によるスロット・ノズルの概略的な実施例を示したもので、このスロット・ノズルは第1及び第2のスライダ部材10,20を有し、各スライダ部材10,20は単一部品のみから成る。2個のスライダ部材10,20は、図に符号xを付した所定の方向に互いに相対変位できるように、設計されかつ配置されている。第1のスライダ部材10はその下面に第1の摺動表面12を具備し、この摺動表面12には切欠部14が形成されている。第1の摺動表面12及び切欠部14の両方とも矩形形状である。切欠部14は、スライダ部材10の基部表面の一隅から始まり、基部表面よりも短くかつ狭い。図では、切欠部14の深さはtで示され、その幅はbで示されている。
【0014】
第2のスライダ部材20の上面(図1に関して)は、第2の摺動表面22を構成する。この表面22からはその一隅において突起24が突出し、この突起24の高さhは第1のスライダ部材10の切欠部14の深さtに対応している。また、突起24の幅bは切欠部14の幅に対応している。しかしながら、突起24の長さは切欠部14の長さよりもかなり短い。突起24には第2の摺動表面22に形成された凹部26が隣接し、この凹部26は変位方向xに平行に延在し、ディストリビュータ空間として働く。供給ライン28は、始点が第2のスライダ部材20の下面に形成された接続開口30であり、凹部26内に開口している。
【0015】
図2において、図1の第1のスライダ部材10と第2のスライダ部材20とは、組立てられて、本発明に関わるスロット・ノズルの単純構造の一例を構成する。2個の摺動表面12,22は互いに当接して、これによって、切欠部14に空洞が形成され、この空洞は、一側面が突起24によってシールされるので、正面(図2に関して)にスロット形状の開口を唯一有し、このスロット形状の開口は、供給ライン28によって形成される開口とディストリビュータ空間26とから離れて位置する。尚、このスロット形状の開口はスロット・ノズルのマウスピース開口32となる。
【0016】
このスロット・ノズルは接着剤塗布用のものである。この場合の接着剤は、スロット・ノズルの下面に形成された接続開口30を介してスロット・ノズル内に入り、供給ライン28を介してディストリビュータ空間26に流入する。このディストリビュータ空間26において、接着剤は、空洞の全幅にわたって分布し、スロット・ノズルのマウスピース開口32から流出する。
【0017】
図3において、2個のスライダ部材10,20は、切欠部14の長手方向に互いに相対的に変位される。この変位によって、マウスピース開口32とこれに隣接した空洞とは共に、図2の状態に比べて短くなる。接着剤を基材に塗布する為に、基材をマウスピース開口の所を通過させる場合には、図2及び図3から容易に分かるように接着剤フィルムの幅は、スライダ部材10,20を単に互いに相対変位させるだけで設定することができる。この場合には、マウスピース開口32の幅が小さくなると共にマウスピース開口32に隣接する空洞の幅も小さくなる。こうして、接着剤流は、ディストリビュータ空間26と協働して、一様な流れとなる。
【0018】
図2及び図3に示したスロット・ノズルの概略的な実施例にあっては、接着剤が供給ライン28及びディストリビュータ空間26の両方と空洞とを、通る時にそれらの全長又は全幅にわたって流れて、止水(デッドウォーター)領域が生じないようにする為には、供給ライン28は、突起24から遠い方のディストリビュータ空間26の端に開口することもできる。即ちこの時には、図2及び図3において、供給ライン28はディストリビュータ空間26の右側端に位置することになる。
【0019】
スロット・ノズルの実際的な実施例は、図4から分るように、二部材よりももっと多くの部材から構成される。図4のスロット・ノズルは基部本体40を有し、この基部本体40はマウス板42と共に図1乃至図3の第2のスライダ部材20に対応するユニットを構成する。マウス部品44は、圧力片46によって基部本体40に変位可能に取付けられたもので、図1乃至図3の第1のスライダ部材10に対応する。このマウス部品44を、基部本体40とマウス板42とから成るユニットに対して変位可能とする為に、基部本体40に対して静止状態に取付けられたスピンドル48はそのネジ50がマウス部品44の孔54の対応するネジ52と螺合している。
マウス部品44は、スピンドル48に配置された回転ノブ56を回転することによって、基部本体40及びマウス板42に対して図4において上下方向へ変位される。
【0020】
図4に示したスロット・ノズルは、上述の部材に加えて、使用目的に応じて連結された追加部材を有する。接着剤を供給する為のホース接続部60が基部本体40に取付けられる。スロット・ノズルのマウスピース開口への接着剤の供給は、基部本体40の複数の孔を介して行われる。尚、これらの孔のうちの一つの孔は、接着剤流を中断する為に、基部本体40に取付けられた磁気式の補助弁64を備えた空気圧弁62によって閉止することができる。最後に、スロット・ノズル全体を加熱する電気加熱手段66がホットメルト接着剤の使用の為に設けられている。電気接続部68が電気加熱手段66に取付けられ、この電気接続部68は、加熱に必要な電力と磁気式補助弁64用の制御信号との両方を供給する。磁気式補助弁64用の制御信号を送出する為に、2個の電気接続部70,72が設けられている。基部本体40に設けられた2本のネジ付きボルト74,76は、スロット・ノズルを支持体に取付ける為に使用される。
【0021】
本発明に関連して重要であるスロット・ノズルの部材は、基部本体40と、マウス板42と、マウス部品44である。これらの三部材は図5に断面が示されている。基部本体40は複数の孔80〜88を具備し、これらの孔のうちの孔80は加熱部材を収容する為のものであり、残りの孔82〜88は接着剤をディストリビータ空間90に供給する為のものである。弁62が孔84内にねじ込まれる。従って、接着剤の供給は孔84の所で遮断することができ、この遮断によって、接着剤は孔82から孔86及び88に流入することができない。ディストリビータ空間90は基部本体40に形成された溝から成り、この溝は図5の図面の平面に対して直角に延在している。また、溝はその一側面がマウス板42によって被覆され、これによって、ディストリビータ空間90は、基部本体40とマウス板42とから成るユニットの下面に狭いスロット形状の出口92を有する。
【0022】
基部本体40の下面において、マウス部品44が密閉状態で基部本体40に隣接している。図示のように、マウス部品44には孔54が形成され、この孔54はメネジ52を有し、このメネジ52にはネジ付きのスピンドル48が螺合される。マウス部品44は、スピンドル48(不図示)によって、基部本体40及びマウス板42に対して相対的に、図5の図面の面に直角方向に変位可能である。マウス板42とマウス部品44との間には、スロット形状の空洞94が、摺動表面として働くマウス部品44の上面の切欠部によって形成される。この空洞94はその入口側面においてディストリビータ空間90の出口92に連通し、出口側面端においてスロット形状のマウスピース開口96に連通する。尚、接着剤の流れは図5において矢印によって示されている。
【0023】
図6において、矢印は、接着剤が基部本体40とマウス部品44とから成るユニット内を流れて分流する様子を示している。マウス板42はこの図面には示されていないので、ディストリビータ空間90の溝は、開放状態に露出している。接着剤はホース接続部62用の孔98を介して基部本体40に流入し、孔82から空気圧弁64用の孔84に流れ、その後に、孔86,88を介してディストリビータ空間90用の溝に流入する。更に、接着剤はディストリビータ空間90のスロット形状の出口開口92を介して、基部本体40とマウス部品44との間の空洞94内に流入する。尚、この空洞は図6において最大幅となっている。
【0024】
空洞94は、マウス板42とマウス部品44との間に位置するマウス部品44の切欠部に形成される。この場合には、この切欠部は、スロット・ノズルの単純な一例を示した図1乃至図3から明らかなように、マウス部品44の摺動表面に対して配置される。切欠部に係合して空洞を形成する突起は、基部本体40とマウス板42とから成るユニットの下面(図5)上の摺動表面の一部を構成する。基部本体40とマウス板42とから成るユニットの摺動表面は、本例にあっては、マウス板42の下面全体(図5)とマウス部品44の摺動表面上に位置する、基部本体40の下面上の表面の一部とによって形成される。尚、突起は基部本体40の一部である。
【0025】
図7は、図6と比べて、マウス部品44のみが基部本体40に対して変位したものである。この変位によって、基部本体40とマウス部品44との間の空洞は、図示のようにその最小幅まで減少する。従って、接着剤はスロット・ノズルから、寸法線によって示された領域内のみに放出される。空洞と、スロット・ノズルのマウスピース開口とは、図6に示した空洞の最大幅と図7に示した空洞の最小幅との間で連続的に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロット・ノズルの単純な一例の2個のスライダ部材を概略的に示した分解図。
【図2】組立てた状態の図1の2個のスライダ部材を示した斜視図。
【図3】両スライダ部材が互いに相対的に変位した状態を示した図2に対応する斜視図。
【図4】接続部をすべて備えたスロット・ノズルの実際的な実施例を示した正面図。
【図5】図4のスロット・ノズルを示した断面図。
【図6】マウスピース開口が最大幅である状態を示したスロット・ノズルの図。
【図7】マウスピース開口が最小幅になった時の状態を示した図6に対応する図。
【符号の説明】
10 スライダ部材
12 摺動表面
14 切欠部
20 スライダ部材
22 摺動表面
24 突起
30 ノズル入口
32 マウスピース開口

Claims (16)

  1. ノズル入口とマウスピース開口とを備えたスロット・ノズルにおいて、
    上記スロット・ノズルは2個のスライダ部材(10,20)を有し、上記2個のスライダ部材(10,20)は所定の方向(変位方向x)に互いに相対的に変位可能であり、各スライダ部材(10,20)は摺動表面(12,22)を有し、
    上記摺動表面(12,22)は互いに面接触し、
    第1の摺動表面(12)は切欠部(14)を有し、第2の摺動表面(22)は上記切欠部(14)に係合する突起(24)を有し、
    上記スライダ部材(10,20)は両者の間に空洞を作り、上記空洞は、上記切欠部(14)の基部と上記切欠部(14)の横方向表面と上記突起(24)の端面と上記第2の摺動表面(22)とによって形成され、
    上記空洞を形成する両スライダ部材(10,20)の上記表面は、シール状態で互いに当接し、
    上記空洞は上記スライダ部材(10,20)の一方の外表面上のノズル入口 (30)に連通し、
    上記空洞は上記2個のスライダ部材(10,20)の間であって、上記変位方向(x)に平行に位置する側面にスロット形状の開口を有し、上記開口は上記スロット・ノズルのマウスピース開口(32)を構成し、上記開口の吐出幅は、上記スライダ部材(10,20)を互いに相対的に変位させることによって、調整可能であり、
    上記スロット・ノズルは上記ノズル入口(30)と上記空洞との間にディストリビュータ空間(26)を有し、上記ディストリビュータ空間は、上記ノズル入口(30)に連通すると共に上記空洞に隣接し、上記変位方向(x)における上記ディストリビュータ空間(26)の長さは、上記空洞の最大長さに対応しており、
    上記ディストリビュータ空間(26)は、上記スライダ部材(10,20)のうちの一方のスライダ部材の上記空洞を始点とする凹部によって形成され、上記凹部は最大吐出幅の時に開放され、吐出幅がもっと小さくなった時に一部閉止されることを特徴とするスロット・ノズル。
  2. 上記ディストリビュータ空間(26)は供給ライン(28)を介して上記ノズル入口(30)に連通し、上記供給ライン(28)は、上記スライダ部材(10,20)が最大吐出幅の時の位置を始点として互いに相対的に変位した時に最初に被覆される上記ディストリビュータ空間(26)の端に開口していることを特徴とする請求項1に記載のスロット・ノズル。
  3. ノズル入口とマウスピース開口とを備えたスロット・ノズルにおいて、
    上記スロット・ノズルは2個のスライダ部材(10,20)を有し、上記2個のスライダ部材(10,20)は所定の方向(変位方向x)に互いに相対的に変位可能であり、各スライダ部材(10,20)は摺動表面(12,22)を有し、
    上記摺動表面(12,22)は互いに面接触し、
    第1の摺動表面(12)は切欠部(14)を有し、第2の摺動表面(22)は上記切欠部(14)に係合する突起(24)を有し、
    上記スライダ部材(10,20)は両者の間に空洞を作り、上記空洞は、上記切欠部(14)の基部と上記切欠部(14)の横方向表面と上記突起(24)の端面と上記第2の摺動表面(22)とによって形成され、
    上記空洞を形成する両スライダ部材(10,20)の上記表面は、シール状態で互いに当接し、
    上記空洞は上記スライダ部材(10,20)の一方の外表面上のノズル入口 (30)に連通し、
    上記空洞は上記2個のスライダ部材(10,20)の間であって、上記変位方向(x)に平行に位置する側面にスロット形状の開口を有し、上記開口は上記スロット・ノズルのマウスピース開口(32)を構成し、上記開口の吐出幅は、上記スライダ部材(10,20)を互いに相対的に変位させることによって、調整可能であり、
    上記スロット・ノズルは上記ノズル入口(30)と上記空洞との間にディストリビュータ空間(26)を有し、上記ディストリビュータ空間は、上記ノズル入口(30)に連通すると共に上記空洞に隣接し、上記変位方向(x)における上記ディストリビュータ空間(26)の長さは、上記空洞の最大長さに対応しており、
    上記ディストリビュータ空間(26)は、上記第2の摺動表面(22)に設けられた凹部によって形成され、かつ上記突起(24)を始点として上記変位方向(x)に延在していることを特徴とするスロット・ノズル。
  4. 上記ディストリビュータ空間(26)は、上記第2の摺動表面(22)に設けられた凹部によって形成され、かつ上記突起(24)を始点として上記変位方向(x)に延在していることを特徴とする請求項2に記載のスロット・ノズル。
  5. 上記供給ライン(28)は、上記突起(24)から離れた方の、上記ディストリビュータ空間(26)の端に開口することを特徴とする請求項2に記載のスロット・ノズル。
  6. 上記摺動表面(12,22)は平面であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のスロット・ノズル。
  7. 上記切欠部(14)の基部は平面であり、上記摺動表面(12,22)に平行に延在していることを特徴とする請求項6に記載のスロット・ノズル。
  8. 上記変位方向(x)に直角な方向の上記マウスピース開口(32)の高さは一定であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のスロット・ノズル。
  9. 上記切欠部(14)が形成された第1のスライダ部材(10,44)は単一構成品であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のスロット・ノズル。
  10. 上記第1の摺動表面(12)は矩形であることを特徴とする請求項9に記載のスロット・ノズル。
  11. 上記切欠部(14)は上記第1の摺動表面(12)の隅部に位置し、これによって上記切欠部(14)は、2個の隣接側面と基部とを有し、上記第1のスライダ部材(10)の2個の隣接側面において横方向に開口していることを特徴とする請求項10に記載のスロット・ノズル。
  12. 上記突起(24)が形成された第2のスライダ部材(20)は2個の部品部材(40,42)から構成されることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載のスロット・ノズル。
  13. 第1の部品部材(40)は、上記ノズル入口(98)とこのノズル入口(98)に連通する上記ディストリビュータ空間(90)用の溝とを有することを特徴とする請求項12に記載のスロット・ノズル。
  14. 上記ディストリビュータ空間(90)用の溝は、第2の部品部材(42)の横方向表面によって、制限されることを特徴とする請求項13に記載のスロット・ノズル。
  15. 第1のスライダ部材(10,14)は圧力片(46)によって第2のスライダ部材(20,40+42)に変位可能に取付けられていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載のスロット・ノズル。
  16. ネジ付きのスピンドル(48)が第2のスライダ部材(20,40+42)に取付けられ、上記ネジ付きのスピンドルは第1のスライダ部材(10,44)に係合し、これによって、上記第1のスライダ部材(10,44)は、上記ネジ付きのスピンドル(48)の回転によって、上記第2のスライダ部材(20,40+42)に対して直線方向に変位することができることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載のスロット・ノズル。
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