JP3669792B2 - ヒートシンク及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体素子等の電子部品に発生した熱を放熱するヒートシンク及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ヒートシンクは、その表面に半導体素子等の電子部品が取り付けられ、その電子部品の作動状態における発生熱を常に空中に放熱して、その発生熱が蓄積されることにより電子部品が過熱して破壊するのを防止するため、そのような熱を多く発生する半導体を搭載した電子機器に広く利用されている。
【0003】
以下に従来のヒートシンクについて説明する。
図10は従来のヒートシンクの一例を示す構成図である。図10において、放熱対象となる電子部品が密着して取り付けられる部品取付面M1と、部品取付面M1による放熱効果をさらに向上するために、部品取付面M1に対して直角方向の立ち上がり平面となるように形成された複数枚のフィンF1と、部品取付面M1および複数枚のフィンF1を電子機器を構成するプリント基板や筐体などに固定するために、取り付け用切り欠きTK1が形成された固定面E1とにより、ヒートシンクH5が構成されている。
【0004】
以上のように構成されたヒートシンクの使用状態について以下に説明する。
図11はヒートシンクの使用状態の一例を示す構成図である。図11に示すように、まず、部品取付面M1には放熱対象となる電子部品D4が密着して取り付けられる。このように電子部品D4が取り付けられたヒートシンクH5は、その固定面E1を取り付け用切り欠きTK1を通した固定ビスBi1により電子機器Dk1の例えば筐体Ky1の背面などに固定することによって、電子機器Dk1に取り付けられ、部品取付面M1に取り付けられた電子部品D4の作動状態における発生熱を常に空中に放熱して、その発生熱が電子部品D4内に蓄積されて過熱し電子部品D4が破壊するのを防止するために使用される。
【0005】
このようなヒートシンクは、従来においては、まず製造しようとするヒートシンクの断面形状に対応する開口が形成された開口金型を用意し、その開口金型を通じてヒートシンクの材料となる金属材を外部に引き抜くことにより所望の断面形状を有するヒートシンクを得る引き抜き工法を用いた製造方法や、上記の開口金型を通じてヒートシンクの材料となる金属材を内部から押し出すことにより所望の断面形状を有するヒートシンクを得る押し出し工法を用いた製造方法によって製造されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような従来の製造方法(引き抜き工法や押し出し工法)で製造されたヒートシンクでは、その製造方法がゆえに一定の断面形状を有するものしか製造することができず、その製造に際しては、必然的に製品形状に制限を受けてしまい、取り付け場所の状況に応じた自由な形状の製品が製造できないという問題点を有していた。
【0007】
このような問題点に対して、もし取り付け場所の状況に応じて自由な形状の製品を得るためには、予め上記の製造方法によって製造した断面形状一定のものを、手作業または機械作業により2次加工を施さなければならず、所望形状のヒートシンクを得るためには、より多くの製造工程が必要となり製造工法そのものも繁雑化してしまい、そのため製品コストがアップしてしまうという問題点も有していた。
【0008】
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、従来の製造方法で製造された従来品と比較して、その形状制限を軽減し、かつ製造の際に必要であった所望形状を得るための2次加工を不要として、製造工程を簡略化しかつ製造工法そのものを簡単化することができ、安価で容易に所望形状のものを得ることができるとともに、ほぼ同等の放熱効果を確保することができるヒートシンク及びその製造方法を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のヒートシンクは、複数枚の平面金属板をそれぞれ折り曲げて作成した複数枚の折り曲げ金属板を、その折り曲げにより形成された屈曲面に接触するようにして各折り曲げ金属板間に介装した介在手段を介して積層し、介装した介在手段の良好な熱伝導性を利用して各折り曲げ金属板間で相互に熱を授受するよう構成する。
【0010】
本発明のヒートシンクの製造方法は、複数枚の平面金属板を折り曲げて屈曲面構造の折り曲げ金属板を複数枚作成し、それらの各折り曲げ金属板間にその屈曲面に接触するように良好な熱伝導性を有する介在手段を介装し、その介在手段を介して各折り曲げ金属板を積層して接合する方法とする。
【0011】
以上により、従来の製造方法で製造された従来品と比較して、その形状制限を軽減し、かつ製造の際に必要であった所望形状を得るための2次加工を不要として、製造工程を簡略化しかつ製造工法そのものを簡単化することができ、安価で容易に所望形状のものを得ることができるとともに、ほぼ同等の放熱効果を確保することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載のヒートシンクは、電子部品に発生した熱を放熱するヒートシンクであって、平面金属板を屈曲面が形成されるように折り曲げて作成した複数枚の折り曲げ金属板と、良好な熱伝導性を有し前記屈曲面に接触するように各折り曲げ金属板間に介装した介在手段とで構成し、前記複数枚の折り曲げ金属板を、前記介在手段を介して積層し各折り曲げ金属板間で相互に熱を授受するよう構成する。
【0013】
請求項2に記載のヒートシンクは、請求項1に記載の介在手段として、各折り曲げ金属板間を半田付けにより密着させるためのクリーム半田を介装し、折り曲げ金属板の積層部分に、前記クリーム半田の介装により各折り曲げ金属板間に発生する空気ボイドを通過させて除去するためのボイド防止穴を形成した構成とする。
【0014】
請求項3に記載のヒートシンクは、請求項1に記載の介在手段として、各折り曲げ金属板間を密着させるために、良好な熱伝導性および接着性を有する熱伝導性接着剤または粘着シート、または高分子フィルムをグラファイト化して形成され良好な熱伝導性および柔軟性を備えたグラファイトシートを介装した構成とする。
【0015】
請求項4に記載のヒートシンクは、電子部品に発生した熱を放熱するヒートシンクであって、銅系または鉄系の合金からなる平面金属板を屈曲面が形成されるように折り曲げて作成した複数枚の折り曲げ金属板で構成し、前記複数枚の折り曲げ金属板を、積層した状態で溶接工法により接合し各折り曲げ金属板間で相互に熱を授受するよう構成する。
【0016】
請求項5に記載のヒートシンクは、請求項4に記載の複数枚の折り曲げ金属板を、スポット溶接工法またはレ−ザ溶接工法により接合して構成する。
請求項6に記載のヒートシンクは、請求項1から請求項5のいずれかに記載の複数枚の折り曲げ金属板を、略同一形状の複数枚の平面金属板をそれぞれ異なる位置で折り曲げて作成した構成とする。
【0017】
請求項7に記載のヒートシンクは、請求項1から請求項5のいずれかに記載の複数枚の折り曲げ金属板を、互いに形状の異なる複数枚の平面金属板をそれぞれ異なる位置で折り曲げて作成した構成とする。
【0018】
請求項8に記載のヒートシンクは、請求項1から請求項7のいずれかに記載の複数枚の折り曲げ金属板を、それらの1部が異なる方向に配列するように積層して構成する。
【0019】
請求項9に記載のヒートシンクは、請求項1から請求項8のいずれかに記載の複数枚の折り曲げ金属板のうちの少なくとも1枚に、積層状態の前記複数枚の折り曲げ金属板を固定するための突起または凹部を形成した構成とする。
【0020】
請求項10に記載のヒートシンクは、請求項1から請求項9のいずれかに記載の複数枚の折り曲げ金属板を、複数種の金属からなる複数枚の平面金属板を折り曲げて作成した構成とする。
【0021】
請求項11に記載のヒートシンクは、請求項10に記載の複数枚の平面金属板を構成する複数種の金属のうちの少なくとも1種を、良好な半田付け性を有するか良好な半田付け性が得られるように表面処理した金属とした構成とする。
【0022】
請求項12に記載のヒートシンクの製造方法は、電子部品に発生した熱を放熱するヒートシンクを製造するに際し、複数枚の平面金属板のそれぞれを屈曲面が形成されるように折り曲げて複数枚の折り曲げ金属板を作成する工程と、良好な熱伝導性を有する介在手段を前記屈曲面に接触するように各折り曲げ金属板間に介装する工程と、前記介在手段を介して各折り曲げ金属板を積層して複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程とからなる方法とする。
【0023】
請求項13に記載のヒートシンクの製造方法は、請求項12に記載の複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程を、各折り曲げ金属板を、その積層部分にろう付けのための表面処理を施し介在手段であるろう付け材を介して積層した後に、加圧および加熱し前記ろう付け材によりろう付けして実行する方法とする。
【0024】
請求項14に記載のヒートシンクの製造方法は、請求項12に記載の複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程を、各折り曲げ金属板を、介在手段であるクリーム半田を介して積層した後に、加圧および加熱し前記クリーム半田により半田付けして実行する方法とする。
【0025】
請求項15に記載のヒートシンクの製造方法は、請求項12に記載の複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程を、各折り曲げ金属板を、介在手段として良好な熱伝導性および接着性を有する熱伝導性接着剤を介装して積層した後に、加圧し前記熱伝導性接着剤により接着して実行する方法とする。
【0026】
請求項16に記載のヒートシンクの製造方法は、請求項12に記載の複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程を、各折り曲げ金属板を、介在手段として良好な熱伝導性および接着性を有する粘着シートを介装して積層した後に、加圧し前記粘着シートにより接着して実行する方法とする。
【0027】
請求項17に記載のヒートシンクの製造方法は、請求項12に記載の複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程を、介在手段として高分子フィルムをグラファイト化して形成され良好な熱伝導性および柔軟性を備えたグラファイトシートを介装し、各折り曲げ金属板を積層した後に実行する方法とする。
【0028】
請求項18に記載のヒートシンクの製造方法は、電子部品に発生した熱を放熱するヒートシンクを製造するに際し、銅系または鉄系の合金からなる複数枚の平面金属板のそれぞれを屈曲面が形成されるように折り曲げて複数枚の折り曲げ金属板を作成する工程と、各折り曲げ金属板を積層した状態で溶接工法により複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程とからなる方法とする。
【0029】
請求項19に記載のヒートシンクの製造方法は、請求項18に記載の複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程を、スポット溶接工法またはレ−ザ溶接工法を用いて実行する方法とする。
【0030】
請求項20に記載のヒートシンクの製造方法は、請求項12から請求項19のいずれかに記載の複数枚の折り曲げ金属板を作成する工程を、略同一形状の複数枚の平面金属板をそれぞれ異なる位置で折り曲げて実行する方法とする。
【0031】
請求項21に記載のヒートシンクの製造方法は、請求項12から請求項19のいずれかに記載の複数枚の折り曲げ金属板を作成する工程を、互いに形状の異なる複数枚の平面金属板をそれぞれ異なる位置で折り曲げて実行する方法とする。
【0032】
請求項22に記載のヒートシンクの製造方法は、請求項12から請求項21のいずれかに記載の複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程を、各折り曲げ金属板を前記複数枚の折り曲げ金属板の1部が異なる方向に配列するように積層して、実行する方法とする。
【0033】
請求項23に記載のヒートシンクの製造方法は、請求項12から請求項22のいずれかに記載の複数枚の折り曲げ金属板を作成する工程を、複数枚の平面金属板のうちの少なくとも1枚に積層状態の前記複数枚の折り曲げ金属板を固定するための突起または凹部をプレス打ち抜き工法もしくはエッチング工法により一体成形して、実行する方法とする。
【0034】
請求項24に記載のヒートシンクの製造方法は、請求項12から請求項23のいずれかに記載の複数枚の折り曲げ金属板を作成する工程を、複数枚の平面金属板を構成する複数種の金属のうちの少なくとも1種に良好な半田付け性が得られるように表面処理して、実行する方法とする。
【0035】
これらの構成および方法によると、複数枚の平面金属板がそれぞれ折り曲げられて作成された複数枚の折り曲げ金属板は、その折り曲げにより形成された屈曲面に接触するようにして各折り曲げ金属板間に介装された介在手段を介して積層され、介装された介在手段の良好な熱伝導性を利用して各折り曲げ金属板間で相互に熱を授受する。
【0036】
以下、本発明の実施の形態を示すヒートシンク及びその製造方法について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1のヒートシンク及びその製造方法について説明する。
【0037】
図1は本実施の形態のヒートシンクの構成を示す斜視図である。図1において、K11,K12,K13,K14は、複数枚の平面金属板を屈曲面が形成されるように折り曲げて作成した複数枚の折り曲げ金属板、B11,B12,B13は、良好な熱伝導性および接着性を有し、各折り曲げ金属板K11,K12,K13,K14により形成された各屈曲面に接触するように、各折り曲げ金属板K11,K12,K13,K14間に介装した介在手段としての熱伝導性接着剤であり、これら複数枚の折り曲げ金属板K11,K12,K13,K14および、熱伝導性接着剤B11,B12,B13によって、ヒートシンクH1が構成されている。
【0038】
このヒートシンクH1は、複数枚の折り曲げ金属板K11,K12,K13,K14が、それらの間に介装された熱伝導性接着剤B11,B12,B13を介して積層され、熱伝導性接着剤B11,B12,B13の良好な熱伝導性を利用して、各折り曲げ金属板K11,K12,K13,K14の相互間で熱を授受するように構成されている。
【0039】
ここで、熱伝導性接着剤B11,B12,B13は、複数枚の折り曲げ金属板K11,K12,K13,K14を積層する際に、それらの折り曲げ金属板K11,K12,K13,K14を接着するための接合部材として作用する。
【0040】
以上のように構成されたヒートシンクについて、その使用状態の一例を以下に説明する。
図2は本実施の形態のヒートシンクの使用状態を示す正面図である。図2において、D1は放熱対象となる電子部品である半導体素子、P1は金属薄などにより回路パターンが形成されたプリント基板である。
【0041】
そして、半導体素子D1は、ビスBi2によりヒートシンクH1に取り付けられた状態で、各端子が、プリント基板P1の回路パターン上に設けられたホールに挿入された後に回路パターンにハンダ付けされることにより、プリント基板P1上に実装される。
【0042】
以上のように構成されたヒートシンクについて、その製造方法の一例を以下に説明する。
図3は本実施の形態のヒートシンクの製造方法を示す説明図である。このヒートシンクの製造方法は、図3(a)に示すように、各辺の長さがほぼ同一でかつ略同一形状の複数枚の平面金属板のそれぞれを各々異なる位置で折り曲げて、(a1+b1),(a2+b2),(a3+b3),(a4+b4)がほぼ等しくなるような複数枚の折り曲げ金属板K11,K12,K13,K14を作成し、各折り曲げ金属板K11,K12,K13,K14のそれぞれに屈曲面Ku1,Ku2,Ku3,Ku4を形成する工程と、図3(b)に示すように、熱伝導性接着剤B11,B12,B13を、折り曲げ金属板K11,K12,K13の屈曲面Ku1,Ku2,Ku3のみに塗布し、各折り曲げ金属板K11,K12,K13,K14が積層された際に、熱伝導性接着剤B11,B12,B13が各屈曲面Ku1,Ku2,Ku3,Ku4に接触する状態で各折り曲げ金属板K11,K12,K13,K14間に介装されるようにする工程と、図3(c)に示すように、各折り曲げ金属板K11,K12,K13,K14を、矢印Y11,Y12,Y13に従って、熱伝導性接着剤B11,B12,B13を介した状態で積層した後に加圧して接合する工程とから成っている。
【0043】
このようにして、本実施の形態のヒートシンクを製造することができる。
以上により、従来の製造方法で製造された従来品と比較して、その形状制限を軽減し、かつ製造の際に必要であった所望形状を得るための2次加工を不要として、製造工程を簡略化しかつ製造工法そのものを簡単化することができ、安価で容易に所望形状のものを得ることができるとともに、ほぼ同等の放熱効果を確保することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2のヒートシンク及びその製造方法について説明する。
【0044】
図4は本実施の形態のヒートシンクの構成を示す斜視図である。図4において、K21,K22,K23,K24は、互いに形状の異なる複数枚の平面金属板を屈曲面が形成されるように折り曲げて作成した複数枚の折り曲げ金属板、B21,B22,B23は、良好な熱伝導性および接着性を有し、各折り曲げ金属板K21,K22,K23,K24により形成された各屈曲面に接触するように、各折り曲げ金属板K21,K22,K23,K24間に介装した介在手段としての熱伝導性接着剤であり、これら複数枚の折り曲げ金属板K21,K22,K23,K24および、熱伝導性接着剤B21,B22,B23によって、ヒートシンクH2が構成されている。
【0045】
このヒートシンクH2も、実施の形態1のヒートシンクH1と同様に、複数枚の折り曲げ金属板K21,K22,K23,K24が、それらの間に介装された熱伝導性接着剤B21,B22,B23を介して積層され、熱伝導性接着剤B21,B22,B23の良好な熱伝導性を利用して、各折り曲げ金属板K21,K22,K23,K24の相互間で熱を授受するように構成されている。
【0046】
ここで、熱伝導性接着剤B21,B22,B23は、複数枚の折り曲げ金属板K21,K22,K23,K24を積層する際に、それらの折り曲げ金属板K21,K22,K23,K24を接着するための接合部材として作用する。
【0047】
このヒートシンクH2における複数の折り曲げ金属板K21,K22,K23,K24は、それぞれに対応する平面金属板を、折り曲げにより形成される各フィンが略同一高さh1になるようにそれぞれ異なる位置で折り曲げて作成されている。
【0048】
また、折り曲げ金属板K21,K22については各フィンが略同一幅W1になるように、折り曲げ金属板K23,K24については各フィンが略同一幅W2になるように、それぞれに対応する幅の平面金属板が用いられる。
【0049】
以上のように構成されたヒートシンクについて、その使用状態の一例を以下に説明する。
図5は本実施の形態のヒートシンクの使用状態を示す正面図である。図5において、D2は放熱対象となる電子部品である半導体素子、P2は金属薄などにより回路パターンが形成されたプリント基板である。
【0050】
そして、半導体素子D2は、2本のビスBi5によりヒートシンクH2に取り付けられた状態で、各端子が、プリント基板P2の回路パターン上に設けられたホールに挿入された後に回路パターンにハンダ付けされることにより、プリント基板P2上に実装される。
【0051】
以上により、従来の製造方法で製造された従来品と比較して、その形状制限を軽減し、かつ製造の際に必要であった所望形状を得るための2次加工を不要として、製造工程を簡略化しかつ製造工法そのものを簡単化することができ、安価で容易に所望形状のものを得ることができるとともに、ほぼ同等の放熱効果を確保することができる。
【0052】
また、実施の形態1のヒートシンクの場合に比べて、電子部品の取り付けスペースを横長に広く取れ、より大型であり横長で端子数の多い電子部品を実装することができる。
【0053】
なお、本実施の形態のヒートシンクにおいても、その製造方法の一例としては、実施の形態1のヒートシンクの場合と同様であるので、ここでの説明は省略する。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3のヒートシンク及びその製造方法について説明する。
【0054】
図6は本実施の形態のヒートシンクの構成を示す斜視図である。図6において、K31,K32,K33は、互いに形状の異なる複数枚の平面金属板を屈曲面が形成されるように折り曲げて作成した複数枚の折り曲げ金属板、B31,B32は、良好な熱伝導性および接着性を有し、各折り曲げ金属板K31,K32,K33により形成された各屈曲面に接触するように、各折り曲げ金属板K31,K32,K33間に介装した介在手段としての熱伝導性接着剤であり、これら複数枚の折り曲げ金属板K31,K32,K33および、熱伝導性接着剤B31,B32によって、ヒートシンクH3が構成されている。
【0055】
このヒートシンクH3も、実施の形態1のヒートシンクH1および実施の形態2のヒートシンクH2と同様に、複数枚の折り曲げ金属板K31,K32,K33が、それらの間に介装された熱伝導性接着剤B31,B32を介して積層され、熱伝導性接着剤B31,B32の良好な熱伝導性を利用して、各折り曲げ金属板K31,K32,K33の相互間で熱を授受するように構成されている。
【0056】
ただし、このヒートシンクH3では、複数枚の折り曲げ金属板K31,K32,K33は、折り曲げ金属板K31の取り付け方向が、他の折り曲げ金属板K32,K33に対して異なり、約90°ずれた方向に配列するように積層されている。
【0057】
ここで、熱伝導性接着剤B31,B32は、複数枚の折り曲げ金属板K31,K32,K33を積層する際に、それらの折り曲げ金属板K31,K32,K33を接着するための接合部材として作用する。
【0058】
このヒートシンクH3における複数の折り曲げ金属板K31,K32,K33も、それぞれのフィンの高さおよび幅に対応する平面金属板を所定の位置で折り曲げて作成されている。
【0059】
以上のように構成されたヒートシンクについて、その使用状態の一例を以下に説明する。
図7は本実施の形態のヒートシンクの使用状態を示す正面図である。図7において、D3は放熱対象となる電子部品である半導体素子、P3は金属薄などにより回路パターンが形成されたプリント基板である。
【0060】
そして、半導体素子D3は、2本のビスBi7によりヒートシンクH3に取り付けられた状態で、各端子が、プリント基板P3の回路パターン上に設けられたホールに挿入された後に回路パターンにハンダ付けされることにより、プリント基板P3上に実装される。
【0061】
以上により、従来の製造方法で製造された従来品と比較して、その形状制限を軽減し、かつ製造の際に必要であった所望形状を得るための2次加工を不要として、製造工程を簡略化しかつ製造工法そのものを簡単化することができ、安価で容易に所望形状のものを得ることができるとともに、ほぼ同等の放熱効果を確保することができる。
【0062】
また、この場合も、実施の形態1のヒートシンクの場合に比べて、電子部品の取り付けスペースを横長に広く取れ、より大型であり横長で端子数の多い電子部品を実装することができる。
【0063】
なお、本実施の形態のヒートシンクにおいても、その製造方法の一例としては、基本的に実施の形態1のヒートシンクの場合と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0064】
なお、上記の各実施の形態のヒートシンクにおける熱伝導性接着剤としては、例えば、グレースジャパン(株)製で、ビスフェノールA型エポキシ樹脂,ジシアンジアミド,酸化アルミを主成分とし、品番がECCOBOND A−401である熱伝導性接着剤等が挙げられる。
【0065】
なお、上記の各実施の形態のヒートシンクにおいては、折り曲げ金属板間に介装され接合部材としてそれら折り曲げ金属板を接着する介在手段として、熱伝導性接着剤を用いたが、その熱伝導性接着剤と同様に、良好な熱伝導性および接着性を有する粘着シートを用いても良く、同様の効果が得られる。
【0066】
この粘着シートとしては、例えば、住友スリーエム(株)製で、ライナー材としてシリコン処理ポリエステルフィルムおよびアクリル系の粘着剤を用い、品番がTCATT #9882である粘着シート等が挙げられる。
【0067】
上記の各実施の形態のヒートシンクにおいて、積層される複数枚の折り曲げ金属板を、そのうちの少なくとも1枚に、図8(a)または図8(b)に示すような突起T1,T2を形成し、この突起T1,T2を、プリント基板上に形成されたヒートシンク固定用パターン内に設けられたホールに挿入した後に、そのパターンにハンダ付けすることにより、積層状態の複数枚の折り曲げ金属板からなるヒートシンクをプリント基板上に固定するように構成してもよい。図8(a)は複数枚の折り曲げ金属板のうちの2枚に突起T1を設けた場合を示し、図8(b)は1枚に突起T2を設けた場合を示している。
【0068】
また、図8(a)または図8(b)に示すような突起T1,T2を形成する代わりに、図8(c)に示すような凹部He1を形成し、この凹部He1を、プリント基板上に形成されたヒートシンク固定用突起(図示せず)にハンダ付けなどするように構成することもできる。
【0069】
以上のように構成することにより、ヒートシンクに無理な外力が加えられても、そのヒートシンクに取り付けられた半導体素子などの電子部品に対しては直接外力が係らないようにでき、電子部品の外力による機械的な破損を防止することができる。
【0070】
なお、図8に示すような折り曲げ金属板は、例えば、プレス打ち抜き工法もしくはエッチング工法により一体成形するようにして作成することができる。
上記の各実施の形態のヒートシンクにおいては、接合部材として、図9(a)に示すように、積層される各折り曲げ金属板K10,K20,K30間に、それらを半田付けにより密着させるためのクリーム半田B10,B20を用いることもできる。
【0071】
この場合には、各折り曲げ金属板K10,K20,K30の積層部分に、各折り曲げ金属板K10,K20,K30間に発生する空気ボイドを通過させて除去するためのボイド防止穴H10,H20を形成し、上記の各実施の形態と同様の製造方法によってヒートシンクを製造する。
【0072】
この場合には、各折り曲げ金属板K10,K20,K30を、クリーム半田B10,B20を介して積層した後に加圧および加熱して、クリーム半田B10,B20により半田付けするようにして、ヒートシンクを製造する。
【0073】
上記の各実施の形態のヒートシンクにおいては、接合部材として、図9(b)に示すように、高分子フィルムをグラファイト化して形成され良好な熱伝導性および柔軟性を備えたグラファイトシートG1,G2を用いることもできる。
【0074】
この場合には、各折り曲げ金属板K15,K25,K35の積層部分にグラファイトシートG1,G2を突き刺すように無数の突起T10,T20を形成し、上記の各実施の形態と同様の製造方法によってヒートシンクを製造する。
【0075】
ここで、接合部材として用いたグラファイトシートとしては、例えば、松下電器産業(株)製で、炭素の結晶体から成り、品名がパナソニックグラファイトシートであるグラファイトシート等が挙げられる。
【0076】
上記の各実施の形態のヒートシンクにおいては、接合部材として、熱伝導性接着剤,粘着シート,クリーム半田やグラファイトシート等を用いたが、これらの接合部材を用いないで、銅系または鉄系の合金からなる複数枚の平面金属板を用いて、上記の各実施の形態と同様の製造方法によって、図9(c)に示すように、複数枚の折り曲げ金属板K45,K55,K65を作成し、これらを積層した状態で溶接工法により溶接し、その溶接部分YS5で接合してヒートシンクを製造することもできる。
【0077】
この場合には、折り曲げ金属板K45,K55,K65を接合する溶接工法としては、スポット溶接工法またはレ−ザ溶接工法などの溶接工法を利用することができる。
【0078】
上記の各実施の形態のヒートシンクにおいて、各折り曲げ金属板を、その積層部分にろう付けのための表面処理を施したうえで、ろう付け材を介して積層した後に、加圧および加熱してろう付けすることにより、複数枚の折り曲げ金属板を接合するようにしてもよい。
【0079】
また、複数枚の折り曲げ金属板を、複数種の金属からなる複数枚の平面金属板を折り曲げて作成し、そのうちの少なくとも1種を、良好な半田付け性を有するか良好な半田付け性が得られるように表面処理してもよい。
【0080】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、複数枚の平面金属板がそれぞれ折り曲げられて作成された複数枚の折り曲げ金属板は、その折り曲げにより形成された屈曲面に接触するようにして各折り曲げ金属板間に介装された介在手段を介して積層され、介装された介在手段の良好な熱伝導性を利用して各折り曲げ金属板間で相互に熱を授受することができる。
【0081】
そのため、従来の製造方法で製造された従来品と比較して、その形状制限を軽減し、かつ製造の際に必要であった所望形状を得るための2次加工を不要として、製造工程を簡略化しかつ製造工法そのものを簡単化することができ、安価で容易に所望形状のものを得ることができるとともに、ほぼ同等の放熱効果を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のヒートシンクの構成図
【図2】同実施の形態における使用状態を示す概略図
【図3】同実施の形態における製造工程の説明図
【図4】本発明の実施の形態2のヒートシンクの構成図
【図5】同実施の形態における使用状態を示す概略図
【図6】本発明の実施の形態3のヒートシンクの構成図
【図7】同実施の形態における使用状態を示す概略図
【図8】各実施の形態における取り付けのための構成図
【図9】各実施の形態における他の接合方法の説明図
【図10】従来のヒートシンクの一例を示す構成図
【図11】同従来例のヒートシンクの使用状態の一例を示す斜視図
【符号の説明】
B10,B20 クリーム半田
B11,B12,B13 熱伝導性接着剤
B21,B22,B23 熱伝導性接着剤
B31,B32 熱伝導性接着剤
G1,G2 グラファイトシート
K10,K20,K30 折り曲げ金属板
K11,K12,K13,K14 折り曲げ金属板
K15,K25,K35 折り曲げ金属板
K21,K22,K23,K24 折り曲げ金属板
K31,K32,K33 折り曲げ金属板
K45,K55,K65 折り曲げ金属板

Claims (24)

  1. 電子部品に発生した熱を放熱するヒートシンクであって、平面金属板を屈曲面が形成されるように折り曲げて作成した複数枚の折り曲げ金属板と、良好な熱伝導性を有し前記屈曲面に接触するように各折り曲げ金属板間に介装した介在手段とで構成し、前記複数枚の折り曲げ金属板を、前記介在手段を介して積層し各折り曲げ金属板間で相互に熱を授受するよう構成したヒートシンク。
  2. 介在手段として、各折り曲げ金属板間を半田付けにより密着させるためのクリーム半田を介装し、折り曲げ金属板の積層部分に、前記クリーム半田の介装により各折り曲げ金属板間に発生する空気ボイドを通過させて除去するためのボイド防止穴を形成した請求項1に記載のヒートシンク。
  3. 介在手段として、各折り曲げ金属板間を密着させるために、良好な熱伝導性および接着性を有する熱伝導性接着剤または粘着シート、または高分子フィルムをグラファイト化して形成され良好な熱伝導性および柔軟性を備えたグラファイトシートを介装した請求項1に記載のヒートシンク。
  4. 電子部品に発生した熱を放熱するヒートシンクであって、銅系または鉄系の合金からなる平面金属板を屈曲面が形成されるように折り曲げて作成した複数枚の折り曲げ金属板で構成し、前記複数枚の折り曲げ金属板を、積層した状態で溶接工法により接合し各折り曲げ金属板間で相互に熱を授受するよう構成したヒートシンク。
  5. 複数枚の折り曲げ金属板を、スポット溶接工法またはレーザ溶接工法により接合して構成した請求項4に記載のヒートシンク。
  6. 複数枚の折り曲げ金属板を、略同一形状の複数枚の平面金属板をそれぞれ異なる位置で折り曲げて作成した請求項1から請求項5のいずれかに記載のヒートシンク。
  7. 複数枚の折り曲げ金属板を、互いに形状の異なる複数枚の平面金属板をそれぞれ異なる位置で折り曲げて作成した請求項1から請求項5のいずれかに記載のヒートシンク。
  8. 複数枚の折り曲げ金属板を、それらの1部が異なる方向に配列するように積層して構成した請求項1から請求項7のいずれかに記載のヒートシンク。
  9. 複数枚の折り曲げ金属板のうちの少なくとも1枚に、積層状態の前記複数枚の折り曲げ金属板を固定するための突起または凹部を形成した請求項1から請求項8のいずれかに記載のヒートシンク。
  10. 複数枚の折り曲げ金属板を、複数種の金属からなる複数枚の平面金属板を折り曲げて作成した請求項1から請求項9のいずれかに記載のヒートシンク。
  11. 複数枚の平面金属板を構成する複数種の金属のうちの少なくとも1種を、良好な半田付け性を有するか良好な半田付け性が得られるように表面処理した金属とした請求項10に記載のヒートシンク。
  12. 電子部品に発生した熱を放熱するヒートシンクを製造するに際し、複数枚の平面金属板のそれぞれを屈曲面が形成されるように折り曲げて複数枚の折り曲げ金属板を作成する工程と、良好な熱伝導性を有する介在手段を前記屈曲面に接触するように各折り曲げ金属板間に介装する工程と、前記介在手段を介して各折り曲げ金属板を積層して複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程とからなるヒートシンクの製造方法。
  13. 複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程を、各折り曲げ金属板を、その積層部分にろう付けのための表面処理を施し介在手段であるろう付け材を介して積層した後に、加圧および加熱し前記ろう付け材によりろう付けして実行する請求項12に記載のヒートシンクの製造方法。
  14. 複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程を、各折り曲げ金属板を、介在手段であるクリーム半田を介して積層した後に、加圧および加熱し前記クリーム半田により半田付けして実行する請求項12に記載のヒートシンクの製造方法。
  15. 複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程を、各折り曲げ金属板を、介在手段として良好な熱伝導性および接着性を有する熱伝導性接着剤を介装して積層した後に、加圧し前記熱伝導性接着剤により接着して実行する請求項12に記載のヒートシンクの製造方法。
  16. 複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程を、各折り曲げ金属板を、介在手段として良好な熱伝導性および接着性を有する粘着シートを介装して積層した後に、加圧し前記粘着シートにより接着して実行する請求項12に記載のヒートシンクの製造方法。
  17. 複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程を、介在手段として高分子フィルムをグラファイト化して形成され良好な熱伝導性および柔軟性を備えたグラファイトシートを介装し、各折り曲げ金属板を積層した後に実行する請求項12に記載のヒートシンクの製造方法。
  18. 電子部品に発生した熱を放熱するヒートシンクを製造するに際し、銅系または鉄系の合金からなる複数枚の平面金属板のそれぞれを屈曲面が形成されるように折り曲げて複数枚の折り曲げ金属板を作成する工程と、各折り曲げ金属板を積層した状態で溶接工法により複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程とからなるヒートシンクの製造方法。
  19. 複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程を、スポット溶接工法またはレーザ溶接工法を用いて実行する請求項18に記載のヒートシンクの製造方法。
  20. 複数枚の折り曲げ金属板を作成する工程を、略同一形状の複数枚の平面金属板をそれぞれ異なる位置で折り曲げて実行する請求項12から請求項19のいずれかに記載のヒートシンクの製造方法。
  21. 複数枚の折り曲げ金属板を作成する工程を、互いに形状の異なる複数枚の平面金属板をそれぞれ異なる位置で折り曲げて実行する請求項12から請求項19のいずれかに記載のヒートシンクの製造方法。
  22. 複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程を、各折り曲げ金属板を前記複数枚の折り曲げ金属板の1部が異なる方向に配列するように積層して、実行する請求項12から請求項21のいずれかに記載のヒートシンクの製造方法。
  23. 複数枚の折り曲げ金属板を作成する工程を、複数枚の平面金属板のうちの少なくとも1枚に積層状態の前記複数枚の折り曲げ金属板を固定するための突起または凹部をプレス打ち抜き工法もしくはエッチング工法により一体成形して、実行する請求項12から請求項22のいずれかに記載のヒートシンクの製造方法。
  24. 複数枚の折り曲げ金属板を作成する工程を、複数枚の平面金属板を構成する複数種の金属のうちの少なくとも1種に良好な半田付け性が得られるように表面処理して、実行する請求項12から請求項23のいずれかに記載のヒートシンクの製造方法。
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