JPH10126075A - ヒートシンク及びその製造方法 - Google Patents

ヒートシンク及びその製造方法

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JPH10126075A
JPH10126075A JP28191596A JP28191596A JPH10126075A JP H10126075 A JPH10126075 A JP H10126075A JP 28191596 A JP28191596 A JP 28191596A JP 28191596 A JP28191596 A JP 28191596A JP H10126075 A JPH10126075 A JP H10126075A
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metal plates
heat sink
bent
bent metal
manufacturing
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Koichi Kumagai
浩一 熊谷
Kazuhiro Mori
和弘 森
Shinji Shimazaki
新二 島崎
Masataka Tokunaga
昌孝 徳永
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱効果の低下を抑えて製造工程を簡略化か
つ簡単化でき、安価で容易に所望形状が得られるヒート
シンク及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 複数枚の平面金属板がそれぞれ折り曲げ
られて作成された複数枚の折り曲げ金属板K11,K1
2,K13,K14は、その折り曲げにより形成された
屈曲面に接触するようにして各折り曲げ金属板K11,
K12,K13,K14間に介在手段として介装された
熱伝導性接着剤B11,B12,B13を介して積層さ
れ、介装された熱伝導性接着剤B11,B12,B13
の良好な熱伝導性を利用して各折り曲げ金属板K11,
K12,K13,K14間で相互に熱を授受する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子等の電
子部品に発生した熱を放熱するヒートシンク及びその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ヒートシンクは、その表面に
半導体素子等の電子部品が取り付けられ、その電子部品
の作動状態における発生熱を常に空中に放熱して、その
発生熱が蓄積されることにより電子部品が過熱して破壊
するのを防止するため、そのような熱を多く発生する半
導体を搭載した電子機器に広く利用されている。
【0003】以下に従来のヒートシンクについて説明す
る。図10は従来のヒートシンクの一例を示す構成図で
ある。図10において、放熱対象となる電子部品が密着
して取り付けられる部品取付面M1と、部品取付面M1
による放熱効果をさらに向上するために、部品取付面M
1に対して直角方向の立ち上がり平面となるように形成
された複数枚のフィンF1と、部品取付面M1および複
数枚のフィンF1を電子機器を構成するプリント基板や
筐体などに固定するために、取り付け用切り欠きTK1
が形成された固定面E1とにより、ヒートシンクH5が
構成されている。
【0004】以上のように構成されたヒートシンクの使
用状態について以下に説明する。図11はヒートシンク
の使用状態の一例を示す構成図である。図11に示すよ
うに、まず、部品取付面M1には放熱対象となる電子部
品D4が密着して取り付けられる。このように電子部品
D4が取り付けられたヒートシンクH5は、その固定面
E1を取り付け用切り欠きTK1を通した固定ビスBi
1により電子機器Dk1の例えば筐体Ky1の背面など
に固定することによって、電子機器Dk1に取り付けら
れ、部品取付面M1に取り付けられた電子部品D4の作
動状態における発生熱を常に空中に放熱して、その発生
熱が電子部品D4内に蓄積されて過熱し電子部品D4が
破壊するのを防止するために使用される。
【0005】このようなヒートシンクは、従来において
は、まず製造しようとするヒートシンクの断面形状に対
応する開口が形成された開口金型を用意し、その開口金
型を通じてヒートシンクの材料となる金属材を外部に引
き抜くことにより所望の断面形状を有するヒートシンク
を得る引き抜き工法を用いた製造方法や、上記の開口金
型を通じてヒートシンクの材料となる金属材を内部から
押し出すことにより所望の断面形状を有するヒートシン
クを得る押し出し工法を用いた製造方法によって製造さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の製造方法(引き抜き工法や押し出し工法)で
製造されたヒートシンクでは、その製造方法がゆえに一
定の断面形状を有するものしか製造することができず、
その製造に際しては、必然的に製品形状に制限を受けて
しまい、取り付け場所の状況に応じた自由な形状の製品
が製造できないという問題点を有していた。
【0007】このような問題点に対して、もし取り付け
場所の状況に応じて自由な形状の製品を得るためには、
予め上記の製造方法によって製造した断面形状一定のも
のを、手作業または機械作業により2次加工を施さなけ
ればならず、所望形状のヒートシンクを得るためには、
より多くの製造工程が必要となり製造工法そのものも繁
雑化してしまい、そのため製品コストがアップしてしま
うという問題点も有していた。
【0008】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、従来の製造方法で製造された従来品と比較して、
その形状制限を軽減し、かつ製造の際に必要であった所
望形状を得るための2次加工を不要として、製造工程を
簡略化しかつ製造工法そのものを簡単化することがで
き、安価で容易に所望形状のものを得ることができると
ともに、ほぼ同等の放熱効果を確保することができるヒ
ートシンク及びその製造方法を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のヒートシンクは、複数枚の平面金属板をそ
れぞれ折り曲げて作成した複数枚の折り曲げ金属板を、
その折り曲げにより形成された屈曲面に接触するように
して各折り曲げ金属板間に介装した介在手段を介して積
層し、介装した介在手段の良好な熱伝導性を利用して各
折り曲げ金属板間で相互に熱を授受するよう構成する。
【0010】本発明のヒートシンクの製造方法は、複数
枚の平面金属板を折り曲げて屈曲面構造の折り曲げ金属
板を複数枚作成し、それらの各折り曲げ金属板間にその
屈曲面に接触するように良好な熱伝導性を有する介在手
段を介装し、その介在手段を介して各折り曲げ金属板を
積層して接合する方法とする。
【0011】以上により、従来の製造方法で製造された
従来品と比較して、その形状制限を軽減し、かつ製造の
際に必要であった所望形状を得るための2次加工を不要
として、製造工程を簡略化しかつ製造工法そのものを簡
単化することができ、安価で容易に所望形状のものを得
ることができるとともに、ほぼ同等の放熱効果を確保す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のヒート
シンクは、電子部品に発生した熱を放熱するヒートシン
クであって、平面金属板を屈曲面が形成されるように折
り曲げて作成した複数枚の折り曲げ金属板と、良好な熱
伝導性を有し前記屈曲面に接触するように各折り曲げ金
属板間に介装した介在手段とで構成し、前記複数枚の折
り曲げ金属板を、前記介在手段を介して積層し各折り曲
げ金属板間で相互に熱を授受するよう構成する。
【0013】請求項2に記載のヒートシンクは、請求項
1に記載の介在手段として、各折り曲げ金属板間を半田
付けにより密着させるためのクリーム半田を介装し、折
り曲げ金属板の積層部分に、前記クリーム半田の介装に
より各折り曲げ金属板間に発生する空気ボイドを通過さ
せて除去するためのボイド防止穴を形成した構成とす
る。
【0014】請求項3に記載のヒートシンクは、請求項
1に記載の介在手段として、各折り曲げ金属板間を密着
させるために、良好な熱伝導性および接着性を有する熱
伝導性接着剤または粘着シート、または高分子フィルム
をグラファイト化して形成され良好な熱伝導性および柔
軟性を備えたグラファイトシートを介装した構成とす
る。
【0015】請求項4に記載のヒートシンクは、電子部
品に発生した熱を放熱するヒートシンクであって、銅系
または鉄系の合金からなる平面金属板を屈曲面が形成さ
れるように折り曲げて作成した複数枚の折り曲げ金属板
で構成し、前記複数枚の折り曲げ金属板を、積層した状
態で溶接工法により接合し各折り曲げ金属板間で相互に
熱を授受するよう構成する。
【0016】請求項5に記載のヒートシンクは、請求項
4に記載の複数枚の折り曲げ金属板を、スポット溶接工
法またはレ−ザ溶接工法により接合して構成する。請求
項6に記載のヒートシンクは、請求項1から請求項5の
いずれかに記載の複数枚の折り曲げ金属板を、略同一形
状の複数枚の平面金属板をそれぞれ異なる位置で折り曲
げて作成した構成とする。
【0017】請求項7に記載のヒートシンクは、請求項
1から請求項5のいずれかに記載の複数枚の折り曲げ金
属板を、互いに形状の異なる複数枚の平面金属板をそれ
ぞれ異なる位置で折り曲げて作成した構成とする。
【0018】請求項8に記載のヒートシンクは、請求項
1から請求項7のいずれかに記載の複数枚の折り曲げ金
属板を、それらの1部が異なる方向に配列するように積
層して構成する。
【0019】請求項9に記載のヒートシンクは、請求項
1から請求項8のいずれかに記載の複数枚の折り曲げ金
属板のうちの少なくとも1枚に、積層状態の前記複数枚
の折り曲げ金属板を固定するための突起または凹部を形
成した構成とする。
【0020】請求項10に記載のヒートシンクは、請求
項1から請求項9のいずれかに記載の複数枚の折り曲げ
金属板を、複数種の金属からなる複数枚の平面金属板を
折り曲げて作成した構成とする。
【0021】請求項11に記載のヒートシンクは、請求
項10に記載の複数枚の平面金属板を構成する複数種の
金属のうちの少なくとも1種を、良好な半田付け性を有
するか良好な半田付け性が得られるように表面処理した
金属とした構成とする。
【0022】請求項12に記載のヒートシンクの製造方
法は、電子部品に発生した熱を放熱するヒートシンクを
製造するに際し、複数枚の平面金属板のそれぞれを屈曲
面が形成されるように折り曲げて複数枚の折り曲げ金属
板を作成する工程と、良好な熱伝導性を有する介在手段
を前記屈曲面に接触するように各折り曲げ金属板間に介
装する工程と、前記介在手段を介して各折り曲げ金属板
を積層して複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程とか
らなる方法とする。
【0023】請求項13に記載のヒートシンクの製造方
法は、請求項12に記載の複数枚の折り曲げ金属板を接
合する工程を、各折り曲げ金属板を、その積層部分にろ
う付けのための表面処理を施し介在手段であるろう付け
材を介して積層した後に、加圧および加熱し前記ろう付
け材によりろう付けして実行する方法とする。
【0024】請求項14に記載のヒートシンクの製造方
法は、請求項12に記載の複数枚の折り曲げ金属板を接
合する工程を、各折り曲げ金属板を、介在手段であるク
リーム半田を介して積層した後に、加圧および加熱し前
記クリーム半田により半田付けして実行する方法とす
る。
【0025】請求項15に記載のヒートシンクの製造方
法は、請求項12に記載の複数枚の折り曲げ金属板を接
合する工程を、各折り曲げ金属板を、介在手段として良
好な熱伝導性および接着性を有する熱伝導性接着剤を介
装して積層した後に、加圧し前記熱伝導性接着剤により
接着して実行する方法とする。
【0026】請求項16に記載のヒートシンクの製造方
法は、請求項12に記載の複数枚の折り曲げ金属板を接
合する工程を、各折り曲げ金属板を、介在手段として良
好な熱伝導性および接着性を有する粘着シートを介装し
て積層した後に、加圧し前記粘着シートにより接着して
実行する方法とする。
【0027】請求項17に記載のヒートシンクの製造方
法は、請求項12に記載の複数枚の折り曲げ金属板を接
合する工程を、介在手段として高分子フィルムをグラフ
ァイト化して形成され良好な熱伝導性および柔軟性を備
えたグラファイトシートを介装し、各折り曲げ金属板を
積層した後に実行する方法とする。
【0028】請求項18に記載のヒートシンクの製造方
法は、電子部品に発生した熱を放熱するヒートシンクを
製造するに際し、銅系または鉄系の合金からなる複数枚
の平面金属板のそれぞれを屈曲面が形成されるように折
り曲げて複数枚の折り曲げ金属板を作成する工程と、各
折り曲げ金属板を積層した状態で溶接工法により複数枚
の折り曲げ金属板を接合する工程とからなる方法とす
る。
【0029】請求項19に記載のヒートシンクの製造方
法は、請求項18に記載の複数枚の折り曲げ金属板を接
合する工程を、スポット溶接工法またはレ−ザ溶接工法
を用いて実行する方法とする。
【0030】請求項20に記載のヒートシンクの製造方
法は、請求項12から請求項19のいずれかに記載の複
数枚の折り曲げ金属板を作成する工程を、略同一形状の
複数枚の平面金属板をそれぞれ異なる位置で折り曲げて
実行する方法とする。
【0031】請求項21に記載のヒートシンクの製造方
法は、請求項12から請求項19のいずれかに記載の複
数枚の折り曲げ金属板を作成する工程を、互いに形状の
異なる複数枚の平面金属板をそれぞれ異なる位置で折り
曲げて実行する方法とする。
【0032】請求項22に記載のヒートシンクの製造方
法は、請求項12から請求項21のいずれかに記載の複
数枚の折り曲げ金属板を接合する工程を、各折り曲げ金
属板を前記複数枚の折り曲げ金属板の1部が異なる方向
に配列するように積層して、実行する方法とする。
【0033】請求項23に記載のヒートシンクの製造方
法は、請求項12から請求項22のいずれかに記載の複
数枚の折り曲げ金属板を作成する工程を、複数枚の平面
金属板のうちの少なくとも1枚に積層状態の前記複数枚
の折り曲げ金属板を固定するための突起または凹部をプ
レス打ち抜き工法もしくはエッチング工法により一体成
形して、実行する方法とする。
【0034】請求項24に記載のヒートシンクの製造方
法は、請求項12から請求項23のいずれかに記載の複
数枚の折り曲げ金属板を作成する工程を、複数枚の平面
金属板を構成する複数種の金属のうちの少なくとも1種
に良好な半田付け性が得られるように表面処理して、実
行する方法とする。
【0035】これらの構成および方法によると、複数枚
の平面金属板がそれぞれ折り曲げられて作成された複数
枚の折り曲げ金属板は、その折り曲げにより形成された
屈曲面に接触するようにして各折り曲げ金属板間に介装
された介在手段を介して積層され、介装された介在手段
の良好な熱伝導性を利用して各折り曲げ金属板間で相互
に熱を授受する。
【0036】以下、本発明の実施の形態を示すヒートシ
ンク及びその製造方法について、図面を参照しながら具
体的に説明する。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1のヒートシンク
及びその製造方法について説明する。
【0037】図1は本実施の形態のヒートシンクの構成
を示す斜視図である。図1において、K11,K12,
K13,K14は、複数枚の平面金属板を屈曲面が形成
されるように折り曲げて作成した複数枚の折り曲げ金属
板、B11,B12,B13は、良好な熱伝導性および
接着性を有し、各折り曲げ金属板K11,K12,K1
3,K14により形成された各屈曲面に接触するよう
に、各折り曲げ金属板K11,K12,K13,K14
間に介装した介在手段としての熱伝導性接着剤であり、
これら複数枚の折り曲げ金属板K11,K12,K1
3,K14および、熱伝導性接着剤B11,B12,B
13によって、ヒートシンクH1が構成されている。
【0038】このヒートシンクH1は、複数枚の折り曲
げ金属板K11,K12,K13,K14が、それらの
間に介装された熱伝導性接着剤B11,B12,B13
を介して積層され、熱伝導性接着剤B11,B12,B
13の良好な熱伝導性を利用して、各折り曲げ金属板K
11,K12,K13,K14の相互間で熱を授受する
ように構成されている。
【0039】ここで、熱伝導性接着剤B11,B12,
B13は、複数枚の折り曲げ金属板K11,K12,K
13,K14を積層する際に、それらの折り曲げ金属板
K11,K12,K13,K14を接着するための接合
部材として作用する。
【0040】以上のように構成されたヒートシンクにつ
いて、その使用状態の一例を以下に説明する。図2は本
実施の形態のヒートシンクの使用状態を示す正面図であ
る。図2において、D1は放熱対象となる電子部品であ
る半導体素子、P1は金属薄などにより回路パターンが
形成されたプリント基板である。
【0041】そして、半導体素子D1は、ビスBi2に
よりヒートシンクH1に取り付けられた状態で、各端子
が、プリント基板P1の回路パターン上に設けられたホ
ールに挿入された後に回路パターンにハンダ付けされる
ことにより、プリント基板P1上に実装される。
【0042】以上のように構成されたヒートシンクにつ
いて、その製造方法の一例を以下に説明する。図3は本
実施の形態のヒートシンクの製造方法を示す説明図であ
る。このヒートシンクの製造方法は、図3(a)に示す
ように、各辺の長さがほぼ同一でかつ略同一形状の複数
枚の平面金属板のそれぞれを各々異なる位置で折り曲げ
て、(a1+b1),(a2+b2),(a3+b
3),(a4+b4)がほぼ等しくなるような複数枚の
折り曲げ金属板K11,K12,K13,K14を作成
し、各折り曲げ金属板K11,K12,K13,K14
のそれぞれに屈曲面Ku1,Ku2,Ku3,Ku4を
形成する工程と、図3(b)に示すように、熱伝導性接
着剤B11,B12,B13を、折り曲げ金属板K1
1,K12,K13の屈曲面Ku1,Ku2,Ku3の
みに塗布し、各折り曲げ金属板K11,K12,K1
3,K14が積層された際に、熱伝導性接着剤B11,
B12,B13が各屈曲面Ku1,Ku2,Ku3,K
u4に接触する状態で各折り曲げ金属板K11,K1
2,K13,K14間に介装されるようにする工程と、
図3(c)に示すように、各折り曲げ金属板K11,K
12,K13,K14を、矢印Y11,Y12,Y13
に従って、熱伝導性接着剤B11,B12,B13を介
した状態で積層した後に加圧して接合する工程とから成
っている。
【0043】このようにして、本実施の形態のヒートシ
ンクを製造することができる。以上により、従来の製造
方法で製造された従来品と比較して、その形状制限を軽
減し、かつ製造の際に必要であった所望形状を得るため
の2次加工を不要として、製造工程を簡略化しかつ製造
工法そのものを簡単化することができ、安価で容易に所
望形状のものを得ることができるとともに、ほぼ同等の
放熱効果を確保することができる。 (実施の形態2)本発明の実施の形態2のヒートシンク
及びその製造方法について説明する。
【0044】図4は本実施の形態のヒートシンクの構成
を示す斜視図である。図4において、K21,K22,
K23,K24は、互いに形状の異なる複数枚の平面金
属板を屈曲面が形成されるように折り曲げて作成した複
数枚の折り曲げ金属板、B21,B22,B23は、良
好な熱伝導性および接着性を有し、各折り曲げ金属板K
21,K22,K23,K24により形成された各屈曲
面に接触するように、各折り曲げ金属板K21,K2
2,K23,K24間に介装した介在手段としての熱伝
導性接着剤であり、これら複数枚の折り曲げ金属板K2
1,K22,K23,K24および、熱伝導性接着剤B
21,B22,B23によって、ヒートシンクH2が構
成されている。
【0045】このヒートシンクH2も、実施の形態1の
ヒートシンクH1と同様に、複数枚の折り曲げ金属板K
21,K22,K23,K24が、それらの間に介装さ
れた熱伝導性接着剤B21,B22,B23を介して積
層され、熱伝導性接着剤B21,B22,B23の良好
な熱伝導性を利用して、各折り曲げ金属板K21,K2
2,K23,K24の相互間で熱を授受するように構成
されている。
【0046】ここで、熱伝導性接着剤B21,B22,
B23は、複数枚の折り曲げ金属板K21,K22,K
23,K24を積層する際に、それらの折り曲げ金属板
K21,K22,K23,K24を接着するための接合
部材として作用する。
【0047】このヒートシンクH2における複数の折り
曲げ金属板K21,K22,K23,K24は、それぞ
れに対応する平面金属板を、折り曲げにより形成される
各フィンが略同一高さh1になるようにそれぞれ異なる
位置で折り曲げて作成されている。
【0048】また、折り曲げ金属板K21,K22につ
いては各フィンが略同一幅W1になるように、折り曲げ
金属板K23,K24については各フィンが略同一幅W
2になるように、それぞれに対応する幅の平面金属板が
用いられる。
【0049】以上のように構成されたヒートシンクにつ
いて、その使用状態の一例を以下に説明する。図5は本
実施の形態のヒートシンクの使用状態を示す正面図であ
る。図5において、D2は放熱対象となる電子部品であ
る半導体素子、P2は金属薄などにより回路パターンが
形成されたプリント基板である。
【0050】そして、半導体素子D2は、2本のビスB
i5によりヒートシンクH2に取り付けられた状態で、
各端子が、プリント基板P2の回路パターン上に設けら
れたホールに挿入された後に回路パターンにハンダ付け
されることにより、プリント基板P2上に実装される。
【0051】以上により、従来の製造方法で製造された
従来品と比較して、その形状制限を軽減し、かつ製造の
際に必要であった所望形状を得るための2次加工を不要
として、製造工程を簡略化しかつ製造工法そのものを簡
単化することができ、安価で容易に所望形状のものを得
ることができるとともに、ほぼ同等の放熱効果を確保す
ることができる。
【0052】また、実施の形態1のヒートシンクの場合
に比べて、電子部品の取り付けスペースを横長に広く取
れ、より大型であり横長で端子数の多い電子部品を実装
することができる。
【0053】なお、本実施の形態のヒートシンクにおい
ても、その製造方法の一例としては、実施の形態1のヒ
ートシンクの場合と同様であるので、ここでの説明は省
略する。 (実施の形態3)本発明の実施の形態3のヒートシンク
及びその製造方法について説明する。
【0054】図6は本実施の形態のヒートシンクの構成
を示す斜視図である。図6において、K31,K32,
K33は、互いに形状の異なる複数枚の平面金属板を屈
曲面が形成されるように折り曲げて作成した複数枚の折
り曲げ金属板、B31,B32は、良好な熱伝導性およ
び接着性を有し、各折り曲げ金属板K31,K32,K
33により形成された各屈曲面に接触するように、各折
り曲げ金属板K31,K32,K33間に介装した介在
手段としての熱伝導性接着剤であり、これら複数枚の折
り曲げ金属板K31,K32,K33および、熱伝導性
接着剤B31,B32によって、ヒートシンクH3が構
成されている。
【0055】このヒートシンクH3も、実施の形態1の
ヒートシンクH1および実施の形態2のヒートシンクH
2と同様に、複数枚の折り曲げ金属板K31,K32,
K33が、それらの間に介装された熱伝導性接着剤B3
1,B32を介して積層され、熱伝導性接着剤B31,
B32の良好な熱伝導性を利用して、各折り曲げ金属板
K31,K32,K33の相互間で熱を授受するように
構成されている。
【0056】ただし、このヒートシンクH3では、複数
枚の折り曲げ金属板K31,K32,K33は、折り曲
げ金属板K31の取り付け方向が、他の折り曲げ金属板
K32,K33に対して異なり、約90°ずれた方向に
配列するように積層されている。
【0057】ここで、熱伝導性接着剤B31,B32
は、複数枚の折り曲げ金属板K31,K32,K33を
積層する際に、それらの折り曲げ金属板K31,K3
2,K33を接着するための接合部材として作用する。
【0058】このヒートシンクH3における複数の折り
曲げ金属板K31,K32,K33も、それぞれのフィ
ンの高さおよび幅に対応する平面金属板を所定の位置で
折り曲げて作成されている。
【0059】以上のように構成されたヒートシンクにつ
いて、その使用状態の一例を以下に説明する。図7は本
実施の形態のヒートシンクの使用状態を示す正面図であ
る。図7において、D3は放熱対象となる電子部品であ
る半導体素子、P3は金属薄などにより回路パターンが
形成されたプリント基板である。
【0060】そして、半導体素子D3は、2本のビスB
i7によりヒートシンクH3に取り付けられた状態で、
各端子が、プリント基板P3の回路パターン上に設けら
れたホールに挿入された後に回路パターンにハンダ付け
されることにより、プリント基板P3上に実装される。
【0061】以上により、従来の製造方法で製造された
従来品と比較して、その形状制限を軽減し、かつ製造の
際に必要であった所望形状を得るための2次加工を不要
として、製造工程を簡略化しかつ製造工法そのものを簡
単化することができ、安価で容易に所望形状のものを得
ることができるとともに、ほぼ同等の放熱効果を確保す
ることができる。
【0062】また、この場合も、実施の形態1のヒート
シンクの場合に比べて、電子部品の取り付けスペースを
横長に広く取れ、より大型であり横長で端子数の多い電
子部品を実装することができる。
【0063】なお、本実施の形態のヒートシンクにおい
ても、その製造方法の一例としては、基本的に実施の形
態1のヒートシンクの場合と同様であるので、ここでの
説明は省略する。
【0064】なお、上記の各実施の形態のヒートシンク
における熱伝導性接着剤としては、例えば、グレースジ
ャパン(株)製で、ビスフェノールA型エポキシ樹脂,
ジシアンジアミド,酸化アルミを主成分とし、品番がE
CCOBOND A−401である熱伝導性接着剤等が
挙げられる。
【0065】なお、上記の各実施の形態のヒートシンク
においては、折り曲げ金属板間に介装され接合部材とし
てそれら折り曲げ金属板を接着する介在手段として、熱
伝導性接着剤を用いたが、その熱伝導性接着剤と同様
に、良好な熱伝導性および接着性を有する粘着シートを
用いても良く、同様の効果が得られる。
【0066】この粘着シートとしては、例えば、住友ス
リーエム(株)製で、ライナー材としてシリコン処理ポ
リエステルフィルムおよびアクリル系の粘着剤を用い、
品番がTCATT #9882である粘着シート等が挙
げられる。
【0067】上記の各実施の形態のヒートシンクにおい
て、積層される複数枚の折り曲げ金属板を、そのうちの
少なくとも1枚に、図8(a)または図8(b)に示す
ような突起T1,T2を形成し、この突起T1,T2
を、プリント基板上に形成されたヒートシンク固定用パ
ターン内に設けられたホールに挿入した後に、そのパタ
ーンにハンダ付けすることにより、積層状態の複数枚の
折り曲げ金属板からなるヒートシンクをプリント基板上
に固定するように構成してもよい。図8(a)は複数枚
の折り曲げ金属板のうちの2枚に突起T1を設けた場合
を示し、図8(b)は1枚に突起T2を設けた場合を示
している。
【0068】また、図8(a)または図8(b)に示す
ような突起T1,T2を形成する代わりに、図8(c)
に示すような凹部He1を形成し、この凹部He1を、
プリント基板上に形成されたヒートシンク固定用突起
(図示せず)にハンダ付けなどするように構成すること
もできる。
【0069】以上のように構成することにより、ヒート
シンクに無理な外力が加えられても、そのヒートシンク
に取り付けられた半導体素子などの電子部品に対しては
直接外力が係らないようにでき、電子部品の外力による
機械的な破損を防止することができる。
【0070】なお、図8に示すような折り曲げ金属板
は、例えば、プレス打ち抜き工法もしくはエッチング工
法により一体成形するようにして作成することができ
る。上記の各実施の形態のヒートシンクにおいては、接
合部材として、図9(a)に示すように、積層される各
折り曲げ金属板K10,K20,K30間に、それらを
半田付けにより密着させるためのクリーム半田B10,
B20を用いることもできる。
【0071】この場合には、各折り曲げ金属板K10,
K20,K30の積層部分に、各折り曲げ金属板K1
0,K20,K30間に発生する空気ボイドを通過させ
て除去するためのボイド防止穴H10,H20を形成
し、上記の各実施の形態と同様の製造方法によってヒー
トシンクを製造する。
【0072】この場合には、各折り曲げ金属板K10,
K20,K30を、クリーム半田B10,B20を介し
て積層した後に加圧および加熱して、クリーム半田B1
0,B20により半田付けするようにして、ヒートシン
クを製造する。
【0073】上記の各実施の形態のヒートシンクにおい
ては、接合部材として、図9(b)に示すように、高分
子フィルムをグラファイト化して形成され良好な熱伝導
性および柔軟性を備えたグラファイトシートG1,G2
を用いることもできる。
【0074】この場合には、各折り曲げ金属板K15,
K25,K35の積層部分にグラファイトシートG1,
G2を突き刺すように無数の突起T10,T20を形成
し、上記の各実施の形態と同様の製造方法によってヒー
トシンクを製造する。
【0075】ここで、接合部材として用いたグラファイ
トシートとしては、例えば、松下電器産業(株)製で、
炭素の結晶体から成り、品名がパナソニックグラファイ
トシートであるグラファイトシート等が挙げられる。
【0076】上記の各実施の形態のヒートシンクにおい
ては、接合部材として、熱伝導性接着剤,粘着シート,
クリーム半田やグラファイトシート等を用いたが、これ
らの接合部材を用いないで、銅系または鉄系の合金から
なる複数枚の平面金属板を用いて、上記の各実施の形態
と同様の製造方法によって、図9(c)に示すように、
複数枚の折り曲げ金属板K45,K55,K65を作成
し、これらを積層した状態で溶接工法により溶接し、そ
の溶接部分YS5で接合してヒートシンクを製造するこ
ともできる。
【0077】この場合には、折り曲げ金属板K45,K
55,K65を接合する溶接工法としては、スポット溶
接工法またはレ−ザ溶接工法などの溶接工法を利用する
ことができる。
【0078】上記の各実施の形態のヒートシンクにおい
て、各折り曲げ金属板を、その積層部分にろう付けのた
めの表面処理を施したうえで、ろう付け材を介して積層
した後に、加圧および加熱してろう付けすることによ
り、複数枚の折り曲げ金属板を接合するようにしてもよ
い。
【0079】また、複数枚の折り曲げ金属板を、複数種
の金属からなる複数枚の平面金属板を折り曲げて作成
し、そのうちの少なくとも1種を、良好な半田付け性を
有するか良好な半田付け性が得られるように表面処理し
てもよい。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数枚の
平面金属板がそれぞれ折り曲げられて作成された複数枚
の折り曲げ金属板は、その折り曲げにより形成された屈
曲面に接触するようにして各折り曲げ金属板間に介装さ
れた介在手段を介して積層され、介装された介在手段の
良好な熱伝導性を利用して各折り曲げ金属板間で相互に
熱を授受することができる。
【0081】そのため、従来の製造方法で製造された従
来品と比較して、その形状制限を軽減し、かつ製造の際
に必要であった所望形状を得るための2次加工を不要と
して、製造工程を簡略化しかつ製造工法そのものを簡単
化することができ、安価で容易に所望形状のものを得る
ことができるとともに、ほぼ同等の放熱効果を確保する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のヒートシンクの構成図
【図2】同実施の形態における使用状態を示す概略図
【図3】同実施の形態における製造工程の説明図
【図4】本発明の実施の形態2のヒートシンクの構成図
【図5】同実施の形態における使用状態を示す概略図
【図6】本発明の実施の形態3のヒートシンクの構成図
【図7】同実施の形態における使用状態を示す概略図
【図8】各実施の形態における取り付けのための構成図
【図9】各実施の形態における他の接合方法の説明図
【図10】従来のヒートシンクの一例を示す構成図
【図11】同従来例のヒートシンクの使用状態の一例を
示す斜視図
【符号の説明】
B10,B20 クリーム半田 B11,B12,B13 熱伝導性接着剤 B21,B22,B23 熱伝導性接着剤 B31,B32 熱伝導性接着剤 G1,G2 グラファイトシート K10,K20,K30 折り曲げ金属板 K11,K12,K13,K14 折り曲げ金属板 K15,K25,K35 折り曲げ金属板 K21,K22,K23,K24 折り曲げ金属板 K31,K32,K33 折り曲げ金属板 K45,K55,K65 折り曲げ金属板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳永 昌孝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品に発生した熱を放熱するヒート
    シンクであって、平面金属板を屈曲面が形成されるよう
    に折り曲げて作成した複数枚の折り曲げ金属板と、良好
    な熱伝導性を有し前記屈曲面に接触するように各折り曲
    げ金属板間に介装した介在手段とで構成し、前記複数枚
    の折り曲げ金属板を、前記介在手段を介して積層し各折
    り曲げ金属板間で相互に熱を授受するよう構成したヒー
    トシンク。
  2. 【請求項2】 介在手段として、各折り曲げ金属板間を
    半田付けにより密着させるためのクリーム半田を介装
    し、折り曲げ金属板の積層部分に、前記クリーム半田の
    介装により各折り曲げ金属板間に発生する空気ボイドを
    通過させて除去するためのボイド防止穴を形成した請求
    項1に記載のヒートシンク。
  3. 【請求項3】 介在手段として、各折り曲げ金属板間を
    密着させるために、良好な熱伝導性および接着性を有す
    る熱伝導性接着剤または粘着シート、または高分子フィ
    ルムをグラファイト化して形成され良好な熱伝導性およ
    び柔軟性を備えたグラファイトシートを介装した請求項
    1に記載のヒートシンク。
  4. 【請求項4】 電子部品に発生した熱を放熱するヒート
    シンクであって、銅系または鉄系の合金からなる平面金
    属板を屈曲面が形成されるように折り曲げて作成した複
    数枚の折り曲げ金属板で構成し、前記複数枚の折り曲げ
    金属板を、積層した状態で溶接工法により接合し各折り
    曲げ金属板間で相互に熱を授受するよう構成したヒート
    シンク。
  5. 【請求項5】 複数枚の折り曲げ金属板を、スポット溶
    接工法またはレーザ溶接工法により接合して構成した請
    求項4に記載のヒートシンク。
  6. 【請求項6】 複数枚の折り曲げ金属板を、略同一形状
    の複数枚の平面金属板をそれぞれ異なる位置で折り曲げ
    て作成した請求項1から請求項5のいずれかに記載のヒ
    ートシンク。
  7. 【請求項7】 複数枚の折り曲げ金属板を、互いに形状
    の異なる複数枚の平面金属板をそれぞれ異なる位置で折
    り曲げて作成した請求項1から請求項5のいずれかに記
    載のヒートシンク。
  8. 【請求項8】 複数枚の折り曲げ金属板を、それらの1
    部が異なる方向に配列するように積層して構成した請求
    項1から請求項7のいずれかに記載のヒートシンク。
  9. 【請求項9】 複数枚の折り曲げ金属板のうちの少なく
    とも1枚に、積層状態の前記複数枚の折り曲げ金属板を
    固定するための突起または凹部を形成した請求項1から
    請求項8のいずれかに記載のヒートシンク。
  10. 【請求項10】 複数枚の折り曲げ金属板を、複数種の
    金属からなる複数枚の平面金属板を折り曲げて作成した
    請求項1から請求項9のいずれかに記載のヒートシン
    ク。
  11. 【請求項11】 複数枚の平面金属板を構成する複数種
    の金属のうちの少なくとも1種を、良好な半田付け性を
    有するか良好な半田付け性が得られるように表面処理し
    た金属とした請求項10に記載のヒートシンク。
  12. 【請求項12】 電子部品に発生した熱を放熱するヒー
    トシンクを製造するに際し、複数枚の平面金属板のそれ
    ぞれを屈曲面が形成されるように折り曲げて複数枚の折
    り曲げ金属板を作成する工程と、良好な熱伝導性を有す
    る介在手段を前記屈曲面に接触するように各折り曲げ金
    属板間に介装する工程と、前記介在手段を介して各折り
    曲げ金属板を積層して複数枚の折り曲げ金属板を接合す
    る工程とからなるヒートシンクの製造方法。
  13. 【請求項13】 複数枚の折り曲げ金属板を接合する工
    程を、各折り曲げ金属板を、その積層部分にろう付けの
    ための表面処理を施し介在手段であるろう付け材を介し
    て積層した後に、加圧および加熱し前記ろう付け材によ
    りろう付けして実行する請求項12に記載のヒートシン
    クの製造方法。
  14. 【請求項14】 複数枚の折り曲げ金属板を接合する工
    程を、各折り曲げ金属板を、介在手段であるクリーム半
    田を介して積層した後に、加圧および加熱し前記クリー
    ム半田により半田付けして実行する請求項12に記載の
    ヒートシンクの製造方法。
  15. 【請求項15】 複数枚の折り曲げ金属板を接合する工
    程を、各折り曲げ金属板を、介在手段として良好な熱伝
    導性および接着性を有する熱伝導性接着剤を介装して積
    層した後に、加圧し前記熱伝導性接着剤により接着して
    実行する請求項12に記載のヒートシンクの製造方法。
  16. 【請求項16】 複数枚の折り曲げ金属板を接合する工
    程を、各折り曲げ金属板を、介在手段として良好な熱伝
    導性および接着性を有する粘着シートを介装して積層し
    た後に、加圧し前記粘着シートにより接着して実行する
    請求項12に記載のヒートシンクの製造方法。
  17. 【請求項17】 複数枚の折り曲げ金属板を接合する工
    程を、介在手段として高分子フィルムをグラファイト化
    して形成され良好な熱伝導性および柔軟性を備えたグラ
    ファイトシートを介装し、各折り曲げ金属板を積層した
    後に実行する請求項12に記載のヒートシンクの製造方
    法。
  18. 【請求項18】 電子部品に発生した熱を放熱するヒー
    トシンクを製造するに際し、銅系または鉄系の合金から
    なる複数枚の平面金属板のそれぞれを屈曲面が形成され
    るように折り曲げて複数枚の折り曲げ金属板を作成する
    工程と、各折り曲げ金属板を積層した状態で溶接工法に
    より複数枚の折り曲げ金属板を接合する工程とからなる
    ヒートシンクの製造方法。
  19. 【請求項19】 複数枚の折り曲げ金属板を接合する工
    程を、スポット溶接工法またはレーザ溶接工法を用いて
    実行する請求項18に記載のヒートシンクの製造方法。
  20. 【請求項20】 複数枚の折り曲げ金属板を作成する工
    程を、略同一形状の複数枚の平面金属板をそれぞれ異な
    る位置で折り曲げて実行する請求項12から請求項19
    のいずれかに記載のヒートシンクの製造方法。
  21. 【請求項21】 複数枚の折り曲げ金属板を作成する工
    程を、互いに形状の異なる複数枚の平面金属板をそれぞ
    れ異なる位置で折り曲げて実行する請求項12から請求
    項19のいずれかに記載のヒートシンクの製造方法。
  22. 【請求項22】 複数枚の折り曲げ金属板を接合する工
    程を、各折り曲げ金属板を前記複数枚の折り曲げ金属板
    の1部が異なる方向に配列するように積層して、実行す
    る請求項12から請求項21のいずれかに記載のヒート
    シンクの製造方法。
  23. 【請求項23】 複数枚の折り曲げ金属板を作成する工
    程を、複数枚の平面金属板のうちの少なくとも1枚に積
    層状態の前記複数枚の折り曲げ金属板を固定するための
    突起または凹部をプレス打ち抜き工法もしくはエッチン
    グ工法により一体成形して、実行する請求項12から請
    求項22のいずれかに記載のヒートシンクの製造方法。
  24. 【請求項24】 複数枚の折り曲げ金属板を作成する工
    程を、複数枚の平面金属板を構成する複数種の金属のう
    ちの少なくとも1種に良好な半田付け性が得られるよう
    に表面処理して、実行する請求項12から請求項23の
    いずれかに記載のヒートシンクの製造方法。
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