JP3668827B2 - 内燃機関 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は内燃機関、特に可変オーバーラップ機構を備えた内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】
可変バルブタイミング機構によって吸気バルブと排気バルブが共に開弁している所謂オーバーラップ期間を運転条件に応じて変更するようにした内燃機関が公知である。
ところで、良い燃焼を得るためには、燃焼の終わったガス、すなわち排気ガスを排気ポートから出やすくし、その結果、新気を流入しやすくして、いわゆる掃気効率の向上しなければならない、そのために、オーバーラップ時に排気ポート付近を負圧になるように排気管の長さを最適にすることが望ましい。
一方、大きな出力を得るためには気筒内に新気が大量に入るようにオーバーラップを拡大することが望ましい。
【0003】
ところが、上記のオーバーラップ時に排気ポート付近を負圧にすることと、オーバーラップの拡大を併用した場合には、吸入空気が排気ポートに吹き抜けるという問題も発生する。吹き抜けが発生すると以下のような問題が誘発される。
吹き抜けが発生した場合には、気筒内に残留する空気と排気ポートへ吹き抜ける空気を加算した量の空気が吸気管を通るのでエアフローメータは両者の和を出力する。燃料噴射量はエアフローメータの計測した空気量に基づき決定されるので、吹き抜けが発生した場合には燃料噴射量が急激に増大する。
【0004】
したがって、実際に筒内に残留して燃焼に使用される空気量に対しては過多な燃料が噴射され空燃比がリッチになる(図13参照)。
その結果、フィードバック制御をおこなっていれば空燃比を薄くする動作が続けられ運転性が悪化するという問題を引き起こす。
また、吹き抜けにより空気とともに未燃焼の燃料が触媒に運ばれ、そこで燃焼することにより触媒が過熱するという問題もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この問題に対処するために、実際に気筒内に流入する空気量をエアフローメータの検出した吸気管通過空気量から、計算でもとめて記憶しておいた吹き抜け空気量を差し引いてもとめ、この値に基づいて燃料噴射量を演算し所定の空燃比を得るようにした内燃機関(特開昭63−297746号公報参照)がある。
上記公報の機関では、オーバーラップが拡大され、吹き抜けの発生が予想されるすべての運転条件において演算をおこなっている。ところが、必ずしもすべての吹き抜けに対処する必要はなく、実際上は上述したような問題の発生が予想される吹き抜けにのみ対処すればよい。上記公報のやり方は実際には不必要な制御までおこなっており無駄がある。
【0006】
また、上記のようにして実際に気筒内に流入する空気量に見合うように決定される燃料を噴射するタイミングについては配慮がされていないため折角適切に決定された燃料がオーバーラップ中に噴射された場合は燃料が吹き抜けてしまい実際に空燃比を適切にすることはできない。
本発明は上記問題に鑑み、吹き抜けによる問題に適切に効果的に対処できる可変オーバーラップ機構を有する内燃機関を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、負荷検出手段が検出した負荷に基づき燃料噴射量を演算する燃料噴射量演算手段と、燃料噴射タイミングを演算する噴射タイミング演算手段と、オーバーラップ可変機構と、オーバーラップ拡大時に吸気管から気筒内に吸入された吸気の排気ポートへ吹き抜けの度合いを検出する吹き抜け検出手段を備える内燃機関であって、
負荷検出手段が、吸気管を通過する吸気管通過空気量で負荷を検出する第1負荷検出手段と、吸入管通過空気量以外の指標で負荷を検出する第2負荷検出手段からなり、
吹き抜け検出手段が検出した吹き抜けの度合いが予め定めた値を超えない時は、燃料噴射量演算手段が第1負荷検出手段の検出した吸気管通過空気量を用いて燃料噴射量を演算し、噴射タイミング演算手段が予め定めたタイミングマップに基づいて噴射タイミングを決定し、
吹き抜け検出手段が検出した吹き抜けの度合いが予め定めた値を超えた時は、燃料噴射量演算手段が第2負荷検出手段の検出した吸気管通過空気量以外の指標による負荷を用いて燃料噴射量を演算し、噴射タイミング演算手段が、予め定めたタイミングマップに基づく噴射タイミングの決定を中止し、吸気バルブが開き排気バルブが閉じている間に燃料が噴射されるように噴射タイミングを決定する、ものにおいて、
吹き抜け検出手段が、第1負荷検出手段の検出する吸気管通過空気量と、第2負荷検出手段の検出する吸気管通過空気量以外の負荷指標の関係を監視する監視手段であって、吸気管通過空気量と吸気管通過空気量以外の負荷指標の関係が予め定めた所定の範囲を超えた時に、燃料噴射量演算手段が第2負荷検出手段の検出した吸気管通過空気量以外の指標による負荷を用いて燃料噴射量を演算する、ことを特徴とする内燃機関が提供される。
この様に構成された内燃機関では、吸気管通過空気量と吸気管通過空気量以外の負荷指標の関係が予め定めた所定の範囲を超えた時に、燃料噴射量演算手段が第2負荷検出手段の検出した吸気管通過空気量以外の指標による負荷を用いて燃料噴射量が演算され、この様に演算された燃料が吸気バルブが開き排気バルブが閉じている間に燃料が噴射される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の全体の構造を示す図である。
エンジン1の吸気ポート(図示せず)には、吸気管2、サージタンク3、吸気マニホールド4を介して吸入空気が供給される。吸気管2にはエアクリーナ5とエアフローメータ211と電子スロットル251が配設されている。吸気マニホールド4には各気筒毎に燃料噴射弁252が取り付けられている。
電子スロットル251は、アクセルペダル(図示しない)の踏み込み量に応じてスロットル開度を変化せしめるが、また、スロットル開度センサとしての機能も有する。
【0015】
一方、エンジン1の排気ポート(図示しない)には排気マニホールド6が取り付けられている。ここで、このエンジンの点火の順序は#1気筒→#4気筒→#3気筒→#2気筒の順であるが、これに対して、図示される様に、排気マニホールド6は、#1気筒と#3気筒が、#2気筒と#4気筒が、それぞれ等長的に一旦集合され、それがさらに1本に集合されている。そして、オーバーラップ期間中に排気ポートが負圧になるよう長さが最適にされている。
排気マニホールド6の下流に接続された排気管7内には触媒8が配設されている。触媒8の上流には空燃比センサ215が配設されていて、空燃比センサ215の信号をもとに、触媒8が最適に浄化作用をおこなうように燃料噴射弁252の燃料噴射量がフィードバック制御される。また、エンジン1の各気筒に対してイグナイタ一体式の点火栓253が配設されている。
【0016】
また、エンジン1には、特に、本発明に係わるものとして、前述した、エアフローメータ211の他に、クランクシャフトの角度位置を検出するクランクポジションセンサ212、エンジンの冷却水温を検出する水温センサ213、吸気カムシャフト50、排気カムシャフト50’の位相を検出するカム角センサ214、214’等のセンサが配設されていて、これらのセンサからの信号は電子制御ユニット(ECU)200に送られる。
【0017】
エアフローメータ211は負荷としての吸気管通過空気量に応じた信号電圧を発生する。
クランクポジションセンサ212は構造の詳細は省略するが、例えば、クランクシャフトに取り付けられた信号発生円板の突起に近接して電磁ピックアップが配され、この電磁ピックアップが突起が通過する毎に信号電圧を発生する。信号発生円板の突起は10°毎に設けられているが、2つ欠歯しているので34個ある。欠歯箇所は例えば1番気筒の上死点に対して所定の角度位置に設けられているので、欠歯箇所が発した信号から上死点を正確に求めるもとができる。そして、10°おきに発生される信号はさらに分周され計測時点の上死点からのクランク角度を精確にもとめることができる。
【0018】
エンジン水温センサ213はエンジン1の冷却水温TWに対応した信号を発生する。
吸気カム角センサ214と排気カム角センサ214’は、カムシャフトの適切な場所に設けられた信号発生突起に近接して電磁ピックアップが突起が通過する毎に信号電圧を発生するというものである。この突起は、カムシャフトの1回転につき1回、すなわちクランクシャフト2回転につき1回信号を発生する。この突起は、例えば、第1気筒のカム山の最大リフト時に信号を発生する様に設けられている。
【0019】
ECU200は相互に連結された入力インターフェイス210、中央演算処理装置(CPU)220、ランダムアクセスメモリ(RAM)230、リードオンリメモリ(ROM)240、出力インターフェイス250から成るデジタルコンピュータである。
ECU200のCPU220は、入力インターフェイス210に入力された各センサの信号、ROM240に記憶されたデータ等、から後述する本発明にかかわる演算をおこない出力インターフェイス250を介して、電子スロットル251、点火栓253や後述のバルブ特性制御装置100、100’に出力して本発明の制御を実行するが、その他、空燃比のフィードバック制御、点火時期の制御等をおこなう。
【0020】
そして、吸気バルブ(図示しない)の開弁期間の位相、および、排気バルブ(図示しない)の開弁期間の位相を変えてオーバーラップ期間を変更するために、同じ構造のベーンタイプのバルブ特性制御装置100と100’が、吸気カムシャフト50、排気カムシャフト50’に取り付けられている。
そこで、以下、吸気カムシャフト50に取り付けられたバルブ特性制御装置100を例にして説明する。
なお、同じ番号で“’”が付されたのは排気用のものである。
【0021】
図2は吸気カムシャフト50に取り付けられたこのベーンタイプのバルブ特性制御装置100を吸気カムシャフト50の中心軸線Xを通る平面で切った断面図である。
図2を参照すると、クランクシャフト(図示しない)によりチェーン(図示しない)を介して1/2の回転比で駆動されるギア10に、ギア10と共働して進角油室110と遅角油室120を形成するハウジング20とサイドカバ−30がB1(4本の内1本のみ図示)により固定されている。ハウジング20の内側にはロータ40が所定角度回動自在に配設されている。ロータ40は吸気カムシャフト50にボルトB2で固定されている。
【0022】
図3はサイドカバー30とボルトB1、ボルトB2を除去した状態でバルブ特性制御装置1を軸端側(図1の左側)から見た図である。
図3に示されるようにハウジング20は外周部21と4つの内側突起部22からなる。内側突起部22の内周側にはシール部材23が配設されている。24はボルトB1が通る穴である。図2においては、ハウジング20は吸気カムシャフト50の中心軸線Xよりも上側では外周部21と内側突起部22が一体でシール部材23と共に示され、吸気カムシャフト50の中心軸線Xよりも下側ではハウジング20は外周部21が示されており、破線20aは外周部21と内側突起部22の境目である。
【0023】
また、図3に示されるように、ロータ40はボス41とそこから放射状に外側に突き出た4つのベーン42から成る。各ベーン40の外周側にはシール部材43が配設されている。図2においては、ロータ40は、吸気カムシャフト50の中心軸線Xよりも上側ではボス41のみが示され、吸気カムシャフト50の中心軸線Xよりも下側ではボス41とベーン42が一体でシール部材43と共に示されており、破線40aはボス41とベーン42の境目である。
ロータ40のボス41には進角時にカムシャフト内進角油路55を通って来た作動油をボス41の中央部のボルトB2の周りに形成される中央油室44に導く2本の傾斜油路45と、中央油室44から、ロータ40のベーン42とハウジング20の内側突起部22の間に形成される、進角油室110に作動油を導入する4本の分配油路46が形成されている。
【0024】
図2に戻り吸気カムシャフト50に注目すると、吸気カムシャフト50は外側フランジ51と内側フランジ52の間で、半割りの上側メタルベアリング60A、下側メタルベアリング60Bを介して、シリンダヘッド70とカムキャップ80により回転自在に支持されている。そして、外側フランジ51と内側フランジ52の間で、内側フランジ52に近い方に環状進角油路53が、外側フランジ52に近い方に環状遅角油路54が形成されている。
環状進角油路53は中心軸線Xに平行に形成されたカムシャフト内進角油路55と短い油路55aを介して連通している。そしてカムシャフト内進角油路55はロータ40の傾斜油路45に連通している。
環状遅角油路54は中心軸線Xに平行に形成されたカムシャフト内遅角油路56と短い油路56aを介して連通している。カムシャフト内進角油路56は外側フランジ51よりも軸端側に設けられている軸端側環状遅角油路57に連通している。
軸端側環状遅角油路57は、ギヤ10の内周側に設けられたギヤ内環状油路11とギヤ内分配油路12を介して、遅角油室120に連通している。
【0025】
一方、シリンダヘッド70には各油室への作動油の供給を制御するオイルコントロールバルブ90が嵌入されている。
図4にオイルコントロールバルブ90の詳細を示す。図4に示されているようにオイルコントロールバルブ90はスリーブ91内で電磁ソレノイド92のプランジャ93とスプリング94によってスプール弁95を移動して作動油の流れ方向を切り換える。
【0026】
スリーブ91は進角ポート91a、遅角ポート91b、供給ポート91c、ドレインポート91d、91eを有している。一方、スプール弁95は、4つのランド95a、95b、95c、95dと、3つの溝通路95e、95e、95fを有する。
そして電磁ソレノイド92は電子コントロールユニット(以下ECU)200からの信号によりデューテイ制御で励磁されるがそのデューティ比を変えることによりスプール弁95の位置が変化させて作動油の進角油室110、遅角油室120への給排を制御する。
【0027】
例えば、デューティ比100%で励磁されるとスプール弁95は最も左側まで移動し進角ポート91aは全開で供給ポート91cと連通され、遅角ポート91bが全開でドレインポート91eと連通され、バルブ特性制御装置100の進角油室110に向けて作動油が最大能力で供給され、遅角油室120から作動油が最大能力で排出され、吸気カムシャフト50はクランクシャフトに対して最大速度で進角方向に移動する。
また、デューテイ比0%(励磁されない)の場合は、スプール弁95は最も右側まで移動し供給ポート91cと遅角ポート91bが全開で連通され、進角ポート91aがドレインポート91dと全開で連通され、バルブ特性制御装置100の遅角油室120に向けて作動油が最大能力で供給され、進角油室110から作動油が最大能力で排出され、吸気カムシャフト50はクランクシャフトに対して最大速度で遅角方向に移動する。
図4はこの供給ポート91cと遅角ポート91bが全開で連通された状態を示している。
【0028】
一方、エンジン1は前述のように吸気カムシャフト50のクランクシャフトに対する位相差を検出する吸気カム角センサ214を有していて(図1参照)、吸気カムシャフト50のクランクシャフトに対する位相差が予め定めた位相差になると、電磁ソレノイド92は中間のデューテイ比で励磁されスプール弁95はランド95a、95b、95c、95dによって、進角ポート91aと供給ポート91c、ドレインポート91dとの連通をそれぞれ遮断し、遅角ポート91bと供給ポート91c、ドレインポート91dとの連通をそれぞれ遮断する位置で停止し、吸気カムシャフト50はクランクシャフトに対してその位相差を保つ。
【0029】
図2において、71で示されるのはオイルコントロールバルブ90の進角ポート91aと吸気カムシャフト50に形成された環状進角油路53を連通するためのシリンダヘッド内進角油路である。また、72で示されるのはオイルコントロールバルブ90の遅角ポート91bと吸気カムシャフト50に形成された環状遅角油路54を連通するためのシリンダヘッド内遅角油路である。
同じく、図2において73で示されるのはオイルコントロールバルブ90の供給ポート91cとオイルポンプ(図示しない)を連通するための供給油路であり、74で示されるのはオイルコントロールバルブ90のドレーンポート91d、91eとオイルパンを連通するためのドレーン油路である。
【0030】
図5は図2の4−4線に沿って見た断面図であって、環状進角油路53とシリンダヘッド内進角油路71との連通、および、環状遅角油路54とシリンダヘッド内遅角油路72との連通を示している。
図4に示されるように、シリンダヘッド内進角油路71はオイルコントロールバルブ90の進角ポート91aからカムキャップ80に向かって上方に延伸しシリンダヘッド70の上面76に突き抜けている。このシリンダヘッド内進角油路71と上側ベアリングメタル60Aの外側を結ぶようにカムキャップ80の下面81に溝82が形成されている。一方、上側ベアリングメタル60Aには穴61が形成されていて、穴61の径は環状進角油路53の幅よりも大きく設定されている。そして、この穴61とカムキャップ80の下面81に溝82を連通するように傾斜油路83が形成されている。
【0031】
一方、シリンダヘッド内遅角油路72はオイルコントロールバルブ90の進角ポート91aからカムキャップ80に向かって上方に延伸するが途中で斜めに曲がって下側ベアリングメタル60Bの外側の開口72aに達している。
上記の開口72aの径よりも幅の大きな断面三日月状の溝78が、この開口72aから軸端方向に向かって、下側ベアリングメタル60Bを受けるシリンダヘッド70に形成されている。
【0032】
一方、下側ベアリングメタル60Bには、そのフランジ部60Fが立ち上がる角部に切り欠き62が形成されている。切り欠きを軸方向から見た大きさは少なくとも溝78の三日月状の断面よりも大きく、切り欠きを軸に直角な方向から見た時の幅は、この部分に内接する吸気カムシャフト50の環状遅角油路54の幅よりも大きい。
【0033】
したがって、進角用の作動油はオイルコントロールバルブ90の進角ポート91aから、シリンダヘッド内油路71、カムキャップ80の溝82、傾斜油路83、上側ベアリングメタル60Aの穴61を通って、吸気カムシャフト50の環状進角油路53に達する。環状進角油路53からは短い連絡油路55aを通ってカムシャフト内進角油路55に入って軸端方向に進み、ロータ40の傾斜油路45を通って中央油室44に達し、そこから分配油路46を通って各進角油室110に分配される。
【0034】
また、遅角用の作動油はオイルコントロールバルブ90の遅角ポート91bからシリンダヘッド内油路72から、断面三日月状の溝78と下側ベアリングメタル60Bの背面の間に形成される油路79に入って軸端方向に進み、下側ベアリングメタル60Bの軸端のフランジ部60Fが立ち上がる角部に形成された切り欠き62を通って吸気カムシャフト50の環状遅角油路54に達する。環状遅角油路54からは短い連絡油路56aを通ってカムシャフト内遅角油路56に入って軸端方向に進み、短い連絡油路56bを通って軸端側環状遅角油路57に達する。そこからは、軸端側環状遅角油路57に対向してギヤ10に形成された環状油路11を経て傾斜分配油路12に入り、各遅角油室120に分配される。
【0035】
次に、排気マニホールド6の長さの最適化について説明する。前述したように、このエンジンは排気マニホールド6の長さが最適にされてオーバーラップの期間に排気ポートの圧力Peが負圧になるようにされている。
したがって、スロットル開度が大きくなると排気ポートの圧力よりも吸気ポートPiの圧力が高くなり吸気が排気ポートへ吹き抜ける。図6はその説明図である。
【0036】
以下、上記の様に構成された、本発明の各実施の形態について説明する。
各実施の形態はオーバーラップ拡大した時に実行されるものであるので、先ず、オーバーラップの制御について説明する。
図7に、負荷に応じてオーバーラップを制御するルーチンのフローチャートが示されている。
【0037】
ステップ701で各パラメータの読み込みをおこない、ステップ702に進んで図8に示すマップよりスロットル開度THAと回転数NEから先ずオーバーラップを無しにする領域にあるか否かを判定する。ステップ702で肯定判定された場合はステップ703と704において図9に示されるように設定されている位相になるように排気カムの位相EXCPを最も進み側のEXCAにし、吸気カムの位相INCPを最も遅れ側のINCRにしてリターンする。
【0038】
ステップ702で否定判定された場合はステップ705に進んでオーバーラップを中程度にする領域にあるか否かを判定する。ステップ705で肯定判定された場合はステップ706と707において図9に示されるように設定されている位相になるように排気カムの位相EXCPを中間のEXCMにし、吸気カムの位相INCPを中間のINCMにしてリターンする。
ステップ705で否定判定された場合はオーバーラップを大きくする領域にあることを意味しているので、図9に示されるように設定されている位相になるように排気カムの位相EXCPを最も遅れ側のEXCRにし、吸気カムの位相INCPを最も進み側にINCAにしてリターンする。
【0039】
次に、上記のようにおこなわれるオーバーラップ量の変更について説明する。オーバーラップ量を無し、中、大にする変更は排気バルブと吸気バルブの開き始め位置と開き終わり(閉じ)位置が図10に示すようになるようにする。
オーバーラップを拡大する場合について以下説明する。オーバーラップの拡大は、例えば、図10の(a)に示す様な状態から図10の(c)に示す様な状態にすることである。このためには、吸気バルブの開弁期間を進角側にずらすと同時に排気バルブ開弁期間を遅角側にずらす必要がある。そこで、吸気カムシャフト50と排気カムシャフト50’の回転位相をそれぞれ、進角側と遅角側に移動する。このカムシャフトの移動は、クランクポジションセンサ212と吸気カム角センサ214と排気カム角センサ214’で、吸気カムシャフト50と排気カムシャフト50’の位相を検出しながらフィードバック制御でおこなう。
【0040】
現在の吸気カムシャフト50、排気カムシャフト50’の位相はクランクポジションセンサ212からの信号と、吸気カム角センサ214、排気カム角センサ214’からの信号に基づいてもとめる。この位相をあらわすパラメータとして#1気筒の圧縮上死点から吸気カム角センサ214、排気カム角センサ214’が信号を発生する時点、すなわち#1気筒のカムの最大リフト時点、までのクランク角を計算する。なお、圧縮上死点は前述のようにクランクポジションセンサ212が欠歯部の信号を発生してから所定のクランク角を過ぎた点としてもとめる。
【0041】
吸気バルブと排気バルブを、図10の(c)に示すように開閉せしめるための位相は図9に示されているものである。図9にはEXCM,INCAで示されているが、実際には前述のカムシャフトの位相の測定に用いたのと同じパラメータで、すなわち、#1気筒の圧縮上死点から吸気カム角センサ214、排気カム角センサ214’が信号を発生する時点、すなわち#1気筒のカムの最大リフト時点、までのクランク角で、記憶されている。
【0042】
そして、マップからもとめたカムシャフトの目標位相値に対して、実測したカムシャフトの位相が遅れていた場合は、オイルコントロールバルブ90の電磁ソレノイド92にデューテイ比100%の励磁電流を送る指令を出し、バルブタイミング制御装置100の進角油室110に作動油が流れるようにして、カムシャフトの位相を進めて目標の位相に近づける。逆に、マップからもとめたカムシャフトの目標位相値に対して、実測したカムシャフトの位相が進んでいた場合は、オイルコントロールバルブ90の電磁ソレノイド92を消磁する指令を出して、バルブタイミング制御装置100の遅角油室120に作動油が流れるようにして、カムシャフトの位相を遅らせ目標の位相に近づける。そして、カムシャフトの位相が目標値と一致したら中間のデューテイ比の励磁電流を送り、その位相を保持する。
【0043】
図11、12は、それぞれ、吸気カムシャフト50の位相を最も進角する場合、排気カムシャフト50’の位相を最も遅角する場合のバルブ特性制御装置100、100’のバルブハウジング20、20’の内側突起部22、22’とロータ40、40’のベーン42、42’の相対位置関係を示している。
なお、各図において、ハウジング20、20’ロータ40、40’は図中矢印の様に時計周りに回転する。また各図においては見やすくするために最小限の符号しか示していない。
【0044】
まず、図11の様に吸気カムシャフト50の位相を最も進角する場合は、オイルコントロールバルブ90の電磁ソレノイド92をデューテイ比100%で励磁し太い破線の矢印で示されるように導入された作動油で進角油室110を満たし、逆に遅角油室120の作動油をすべて排出し、その後、デューテイ比を中間の値にしてその状態を保持する。
【0045】
一方、図12の様に吸気カムシャフト50’の位相を最も遅角する場合は、オイルコントロールバルブ90’の電磁ソレノイド92’を消磁し、太い破線の矢印で示されるように導入された作動油で遅角油室120’を満たし、逆に進角油室110’の作動油をすべて排出し、その後、デューテイ比を中間の値にしてその状態を保持する。
【0046】
なお、オイルコントロールバルブ90、90’は電磁ソレノイド92、92’をデューテイ比を100%に励磁してはじめて進角ポート91a、91a’が開く、また、0%(消磁)ではじめて遅角ポート91b、91b’が開く,というものではなく、100%よりも低い、あるいは0%よりも大きい、デューテイ比から徐々に開き始め、100%、0%(消磁)で最大開度に達するというものであり、常に、100%、0%にする必要はない。むしろ、常に、100%、0%で制御しようとすると、オーバーシュートが発生し目標位相に到達するのに時間がかかるので望ましくない。そこで、この実施の形態においては、目標位相との差に応じてデューテイ比を変更するようにさているが詳細は省略する。
【0047】
以下、上記のようなオーバーラップの拡大にともなう吹き抜けによる実吸入空気量の変化にともなう問題に対処する各実施の形態の制御について説明する。
各実施の形態は、オーバーラップの拡大にともなう実吸入空気量の変化にともなう問題を解決するものである。
先ず、この問題点について図13を用いて説明する。この内燃機関は前述のようにオーバーラップ時に排気ポート付近の圧力が負圧になるようにされていてオーバーラップが大きくなると吸気の吹き抜けが発生する。
吹き抜けが発生すると実際に気筒内に残留し燃焼に使われる空気量と排気ポートに吹き抜ける空気量を合計した空気量が吸気管を通過する。したがって、エアフローメータ211はこの合計した空気量を吸気管通過空気量として検出する。
【0048】
一方、燃料噴射量はエアフローメータの検出した吸気管通過空気量をもとに演算するようにされているので、上記の合計した空気量を基に計算された燃料噴射量は実際に燃焼に使われる空気量に対して過多となる。したがって、このようにしてもとめた燃料噴射量を噴射すると空燃比はリッチになる。このリッチの度合いが大きかったり、リッチ状態が連続したりするとフィードバック制御により空燃比が薄くなるようにされて運転性が悪化する。
【0049】
そこで各実施の形態はオーバーラップが大きくされ、吹き抜けが大きいときに過多な燃料が噴射されないようにする。
図14に示すのが第1の実施の形態における上記の制御のルーチンのフローチャートであって、オーバーラップが大きくされた時(ステップ1402で肯定判定された場合)に、O2 センサ215の示す排気ガス中の酸素濃度OXCが予め定めた値OXCAを超えた場合は(ステップ1403で肯定判定された場合)、燃料噴射量(燃料噴射時間で表される)の計算に用いる1回転当たりの空気量DGをスロットル開度THAとエンジン回転数NEに対して設定しておいた図15に示すようなマップに記憶されたDGMから決定し(ステップ1404)、オーバーラップが大きくない時(ステップ1402で否定判定された場合)、オーバーラップが大きくてもO2 センサ215の示す排気ガス中の酸素濃度OXCが予め定めた値OXCAを超えない場合は(ステップ1403で否定判定された場合)通常通りにDGをエアフローメータ211の検出値DGAからもとめる(ステップ1406)。
【0050】
そして、マップを使って空気量DGを決定した場合はその事を示すように空気量決定方法フラグFOLGを1にし(ステップ1405)、エアフローメータ211から空気量DGを決定した場合はその事を示すように空気量決定方法フラグFOLGを0にして(ステップ1407)から、DGに係数aを乗算して基本燃料噴射時間TPをもとめ(ステップ1408)。さらに基本燃料噴射時間TPに補正係数Kを乗算して燃料噴射時間TAUをもとめる(ステップ1409)。
【0051】
そして、このようにして求めた気筒内に残留し燃焼に使用される空気量に見合った燃料噴射時間TAUで噴射される燃料もオーバーラップ期間中に噴射したのでは吹き抜けてしまい適正な空燃比を得ることができなかったり失火をおこしたり、触媒の過熱の問題を回避することもできない。そこでこの実施の形態においては、燃料がオーバーラップ終了後に実施されるようにする。
【0052】
図16に示すのがそのフローチャートであって、図14のフローチャートのルーチンの実行において空気量決定方法フラグFOLGが1になった場合(ステップ1602で肯定判定された場合)には、図9のマップから排気バルブの閉じ時期TEXVCを計算し(ステップ1603)、排気バルブの閉じ時期TEXVCに予め定めた適切な時間TASを加算して燃料噴射弁の開弁時期TIBGNを決定し(ステップ1604)、燃料噴射弁の開弁時期TIBGNに図14のフローチャートでもとめたTAUを加算して燃料噴射弁の閉弁時期TIFINを決定する(ステップ1606)。図14のフローチャートのルーチンの実行において空気量決定方法フラグFOLGが0の場合(ステップ1602で否定判定された場合)にはステップ1605で通常のマップ(図示せず)からTIBGNを決定する。
【0053】
このようにして決定されたタイミングで燃料を噴射することにより燃料は排気ポートに吹き抜けることなく気筒内に流入することができ、気筒内に残留する空気とともに適切な空燃比の混合気を形成し燃焼の悪化等の問題の発生が防止される。
【0054】
次に上述した実施の形態の変形例を説明する。
第1の変形例は図14のフローチャートのステップ1403の部分を図17に示す1403aのように変更して排気ポートの圧力PEXが予め定めたPEXAを下回ったときに空気量DGをスロットル開度THAとエンジン回転数NEに対して設定しておいた図15に示すようなマップから決定するようにしたものである。
【0055】
第2の変形例は図14のフローチャートのステップ1403の部分を図18に示す1403bのように変更して排気ポートの圧力PEXと吸気ポートの圧力PINの差圧が予め定めた値DPEIAを下回ったときに空気量DGをスロットル開度THAとエンジン回転数NEに対して設定しておいた図15に示すようなマップから決定するようにしたものである。
【0056】
第3の変形例は図14のフローチャートのステップ1403の部分を図19に示す1403cのように変更してエアフローメータ211からもとめた空気量DGであるDGAと図15のマップに示されるスロットル開度THAとエンジン回転数NEに対して設定した空気量DGであるDGMの比が予め定めた値RDGを超えた場合に、燃料噴射量の計算に用いる空気量DGをスロットル開度THAとエンジン回転数NEに対して設定しておいた図15に示すようなマップから決定するようにしたものである。
【0057】
第4の変形例は図14のフローチャートのステップ1403の部分を図20に示す1403dのように変更して触媒の温度TOXが予め定めた値TOXAを上回ったときに空気量DGをスロットル開度THAとエンジン回転数NEに対して設定しておいた図15に示すようなマップから決定するようにしたものである。
【0058】
第5の変形例は図21のフローチャートでしめすようにエアフローメータ211から燃料噴射量の計算に用いる空気量DGを決定すべきではないと判定された場合は直接基本噴射時間TPをマップからもとめてしまう(ステップ2104)ものである。図22はそのためのTPのマップである。この第5の変形例に第1から第4の変形例を組み合わせることもできる。
【0059】
【発明の効果】
各請求項に記載の発明によれば、オーバーラップの拡大により吹き抜けが発生した場合、吹き抜けの程度が予め定めた程度を超え問題を起こしそうな時には、吸気管を通過する吸気管通過空気量によらずに燃料噴射量が実際に気筒内に流入する空気量に見合うように決定され、この様に決定された燃料が排気バルブが閉じ、吸気バルブが開いている間に噴射されるので機関は適切な空燃比で運転され運転性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の全体の構成を示す図である。
【図2】バルブタイミング制御装置の構造をカム中心軸を通る平面で切った断面図である。
【図3】図1の装置を軸方向から見た図である。
【図4】オイルコントロールバルブ90の構造を示す図である。
【図5】図1の4−4線に沿って見たオイルコントロールバルブ90とカムシャフト50内の油路の連通を示す断面図である。
【図6】排気管長の最適化による排気ポート圧力の低下を説明する図である。
【図7】オーバーラップの制御のフローチャートである。
【図8】機関回転数NEとスロットル開度THAに対するオーバーラップの量の変化を示すマップである。
【図9】各オーバーラップ量に対する排気カムと吸気カムの位相を示す図である。
【図10】オーバーラップ大、中、無しの時の排気バルブと吸気バルブの開弁期間、オーバーラップ期間を示す図であって、
(a)オーバーラップ無しの場合、
(b)オーバーラップ中の場合、
(c)オーバーラップ大の場合、である。
【図11】吸気カムシャフトの位相を、最も進角する場合のバルブ特性制御装置100のバルブハウジング20とロータ40の相対位置関係を示している。
【図12】排気カムシャフトの位相を、最も遅角する場合のバルブ特性制御装置100’のバルブハウジング20’とロータ40’の相対位置関係を示している。
【図13】排気ポート圧力と吸気ポート圧力を比較して示した図である。
【図14】オーバーラップの変化による空気量、燃料噴射量、A/Fの変化を示す図である。
【図15】機関回転数NEとスロットル開度THAに対して設定した燃料噴射量を計算するための空気量のマップである。
【図16】噴射タイミングの演算のフローチャートである。
【図17】第1の変形例により変更される図14のフローチャートの一部である。
【図18】第2の変形例により変更される図14のフローチャートの一部である。
【図19】第3の変形例により変更される図14のフローチャートの一部である。
【図20】第4の変形例により変更される図14のフローチャートの一部である。
【図21】第5の変形例のフローチャートである。
【図22】第5の変形例に用いる機関回転数NEとスロットル開度THAに対して設定した燃料噴射量のマップである。
【符号の説明】
2…吸気管
3…サージタンク
4…吸気マニホールド
5…エアクリーナ
6…排気マニホールド
7…排気管
10…ギヤ
20、20’…ハウジング
22、22’…内側突出部
30…サイドカバー
40、40’…ロータ
42、42’…ベーン
50、50’…カムシャフト
70…シリンダヘッド
80…カムキャップ
90…オイルコントロールバルブ
100、100’…バルブ特性制御装置
200…ECU
211…エアフローメータ
212…クランクポジションセンサ
213…冷却水温センサ
214、214’…カム角センサ
215…O2 センサ
251…電子スロットル
253…点火栓
Claims (1)
- 負荷検出手段が検出した負荷に基づき燃料噴射量を演算する燃料噴射量演算手段と、燃料噴射タイミングを演算する噴射タイミング演算手段と、オーバーラップ可変機構と、オーバーラップ拡大時に吸気管から気筒内に吸入された吸気の排気ポートへ吹き抜けの度合いを検出する吹き抜け検出手段を備える内燃機関であって、
負荷検出手段が、吸気管を通過する吸気管通過空気量で負荷を検出する第1負荷検出手段と、吸入管通過空気量以外の指標で負荷を検出する第2負荷検出手段からなり、
吹き抜け検出手段が検出した吹き抜けの度合いが予め定めた値を超えない時は、燃料噴射量演算手段が第1負荷検出手段の検出した吸気管通過空気量を用いて燃料噴射量を演算し、噴射タイミング演算手段が予め定めたタイミングマップに基づいて噴射タイミングを決定し、
吹き抜け検出手段が検出した吹き抜けの度合いが予め定めた値を超えた時は、燃料噴射量演算手段が第2負荷検出手段の検出した吸気管通過空気量以外の指標による負荷を用いて燃料噴射量を演算し、噴射タイミング演算手段が、予め定めたタイミングマップに基づく噴射タイミングの決定を中止し、吸気バルブが開き排気バルブが閉じている間に燃料が噴射されるように噴射タイミングを決定する、ものにおいて、
吹き抜け検出手段が、第1負荷検出手段の検出する吸気管通過空気量と、第2負荷検出手段の検出する吸気管通過空気量以外の負荷指標の関係を監視する監視手段であって、吸気管通過空気量と吸気管通過空気量以外の負荷指標の関係が予め定めた所定の範囲を超えた時に、燃料噴射量演算手段が第2負荷検出手段の検出した吸気管通過空気量以外の指標による負荷を用いて燃料噴射量を演算する、
ことを特徴とする内燃機関。
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