JP2009228529A - 内燃機関のブローバイガス処理装置 - Google Patents

内燃機関のブローバイガス処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関の個体差やPCVバルブの個体差に関係なく、ガス流出通路から吸気通路に流れるブローバイガスのガス流量を最適な値に制御する。
【解決手段】エンジン1の暖機完了後であり、且つエンジン1の吸気圧がチョーク圧力以下である状況のもとで、PCVバルブ14を動作させ、指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させたときのガス流出通路13から吸気通路3に流れるブローバイガスのガス流量の適正値に対するずれ量Zを求めることが行われる。そして、そのずれ量Zに対応する値である学習値が算出され、エンジン回転速度及びエンジン負荷に基づき算出される指令ステップ数Rに対し上記学習値が反映される。従って、上記学習値を反映させた後の指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させることで、ガス流出通路13から吸気通路3に流れるブローバイガスのガス流量の適正値に対するずれが抑制される。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関のブローバイガス処理装置に関する。
自動車等の車両に搭載される内燃機関においては、運転中に燃焼室からシリンダ内壁とピストンリングとの間を介してクランクケースに燃料成分や排気成分を含んだガス(ブローバイガス)が漏れるため、そのガスを吸気通路に戻して処理するためのブローバイガス処理装置が設けられる。同装置は、燃焼室から漏れたブローバイガスを吸気通路に戻すガス流出通路と、そのガス流出通路のガス流通面積を可変とすべく開閉動作するPCVバルブとを備えている。なお、こうしたPCVバルブとしては、例えば特許文献1に示されるような電動式のものを採用することが考えられる。
上記PCVバルブは機関運転状態に応じて算出される動作指令値に基づき開閉動作され、そのPCVバルブの開閉動作を通じてガス流出通路から吸気通路へと流れるブローバイガスのガス流量が制御される。なお、上記ブローバイガスのガス流量を制御するための上記動作指令値については、例えば以下のように機関運転状態に応じて算出することが考えられる。
上記ブローバイガスのガス流量に関しては、クランクケース内に溜まったオイルに対し燃焼室から漏れたブローバイガス中の排気成分や未燃燃料成分の混入して同オイルが劣化することを抑制する観点から、クランクケース内のブローバイガスを速やかに吸気通路に流すべく、上記ガス流量を可能な限り多くすることが好ましい。ただし、上記ガス流量を多くし過ぎると、クランクケース内に溜まったオイルのうちブローバイガスによって同ケースから吸気通路へと持ち去られるオイルの量が多くなり、そのオイルに起因して吸気通路側でのデポジットの付着が多くなるといった問題が生じる。吸気通路に流されるブローバイガスのガス流量を制御するための上記動作指令値に関しては、そのガス流量が上述した二つの点をふまえた最適な値となるよう機関運転状態に応じて算出される。
特開平9−68028公報(段落[0024]〜[0028])
ところで、機関運転状態に応じて算出される動作指令値に基づきPCVバルブを開閉動作させたとしても、ガス流出通路から吸気通路に流れるブローバイガスのガス流量が必ずしも上述した最適な値になるとは限らないことが確認された。これは、上記ガス流量は内燃機関の吸気圧とクランクケースの内圧との差から影響を受けるものであり、それら吸気圧及び内圧には内燃機関の個体差に起因するばらつきが生じ、そのばらつきの分だけ上記ガス流量が最適な値からずれるためと推測される。また、上記ガス流量を制御するためのPCVバルブにも同バルブの個体差に起因するガス流量のばらつきが存在し、そのばらつきの分だけガス流出通路から吸気通路に流れるブローバイガスのガス流量が最適な値からずれることも原因と推測される。
なお、特許文献1には、機関回転速度及び機関負荷によって区画される複数の学習領域毎に、クランクケース内を負圧とし得るPCVバルブの動作指令値を学習し、学習値後の動作指令値に基づきPCVバルブの開閉動作を行うことが開示されている。この特許文献1では、学習後の動作指令値に基づきPCVバルブを開閉動作させることで、ガス流出通路から吸気通路に流れるブローバイガスのガス流量がクランクケース内を負圧とし得る程度の大まかな値に制御することはできるものの、同ガス流量を最適な値に対しずれることなく制御するといった厳密な制御を実現することは不可能である。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、内燃機関の個体差やPCVバルブの個体差に関係なく、ガス流出通路から吸気通路に流れるブローバイガスのガス流量を最適な値に制御することのできる内燃機関のブローバイガス処理装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、内燃機関の燃焼室からクランクケースに漏れたブローバイガスを吸気通路に戻すガス流出通路と、そのガス流出通路のガス流通面積を可変とすべく開閉動作するPCVバルブとを備え、機関運転状態に応じて算出される前記PCVバルブの動作指令値に基づき同PCVバルブを開閉動作させることにより、前記ガス流出通路から前記吸気通路に流されるブローバイガスのガス流量を制御する内燃機関のブローバイガス処理装置において、前記PCVバルブの開度一定の条件下での内燃機関の吸気圧変化が前記ガス流量に影響を及ぼすことのない吸気圧領域の最大値であるチョーク圧力に対し、内燃機関の吸気圧がその値以下であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により内燃機関の吸気圧が前記チョーク圧力以下である旨判断されているとき、前記PCVバルブを動作させ、その動作により可変とされる前記ガス流量に関係するパラメータを用いて、前記動作指令値に基づき同PCVバルブを動作させたときの前記ガス流量の適正値に対するずれ量を求めるずれ量算出手段と、前記ずれ量算出手段により求められたずれ量に基づき同ずれ量に対応する値として学習値を算出し、その算出された学習値を記憶する算出記憶手段と、前記記憶した学習値を前記機関運転状態に基づき前記動作指令値を算出する際に同動作指令値に反映させる反映手段と、を備えた。
内燃機関やPCVバルブの個体差により、動作指令値に基づきPCVバルブを開閉動作させたときにガス流出通路から吸気通路に流れるブローバイガスのガス流量が適正値からずれることがある。上記構成によれば、上記ガス流量の適正値からのずれ量が求められ、そのずれ量に対応する値として学習値が算出される。そして、同学習値を動作指令値に反映された状態で、同動作指令値に基づくPCVバルブの開閉動作が行われるため、その開閉動作を通じて上記ガス流量の適正値に対するずれをなくし、同ガス流量を適正値に制御することができる。
また、上記ガス流量の適正値からのずれ量に関しては、内燃機関の吸気圧がチョーク圧力以下である旨判断されている状況のもと、PCVバルブを動作させ、その動作により可変とされる上記ガス流量に関係するパラメータを用いて求められることとなる。従って、上記ガス流量の適正値に対するずれ量を内燃機関の吸気圧の変動から影響を受けることなく求めることができ、その求められたずれ量を正確な値とすることができる。そして、そのずれ量に対応した値として算出される学習値を動作指令値に反映させ、同動作指令値に基づきPCVバルブを開閉動作させることにより、上記ガス流量をより一層正確に最適値へと制御することができる。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記内燃機関は、その吸気圧を検出する吸気圧センサを備えており、前記判断手段は、前記吸気圧センサによって検出される吸気圧が前記チョーク圧力以下であるとき、前記ずれ量を求めることを要旨とした。
上記構成によれば、内燃機関の吸気圧が吸気圧センサによって検出されるため、吸気圧がチョーク圧力以下である状況のもとで上記ずれ量を求めることが一層的確に行われるようになり、求められるずれ量が一層正確な値とされるようになる。
請求項3記載の発明では、請求項1又は2記載の発明において、前記内燃機関は、その排気中の酸素濃度に対応した信号を出力する空燃比センサを備えており、前記ずれ量算出手段は、内燃機関の暖機完了後である条件のもと、前記PCVバルブを予め定められた開度量だけ開度変化させ、そのときの前記空燃比センサの出力値の変化量の適正値に対する乖離に基づき前記ずれ量を求めることを要旨とした。
内燃機関の暖機完了後には、クランクケース内に溜まったオイルに混入した燃料が揮発し終わっているため、クランクケースからガス流出通路を介して吸気通路に流れるブローバイガス中にほとんど燃料成分が含まれなくなる。このような状況下で、PCVバルブを上記開度量だけ変化させると、それに伴い上記ブローバイガスのガス流量が変化し、そのガス流量の変化に対応した分だけ空燃比センサの出力値というパラメータが変化する。この空燃比センサの出力値の変化量の適正値に対する乖離は、ガス流出通路から吸気通路へのブローバイガスの流れの生じやすさを表すものとなる。
すなわち、内燃機関やPCVバルブがガス流出通路から吸気通路へのブローバイガスの流れの生じにくい固体であるほど、上記出力値の変化量が適正値に対し減少側に乖離する。従って、この出力値の変化量が適正値に対し減少側に乖離するほど、上記ブローバイガスの流れが生じにくく、動作指令値に基づきPCVバルブを開閉動作させたときの上記ブローバイガスのガス流量が適正値に対し減少側に大きくずれることになる。一方、内燃機関やPCVバルブがガス流出通路から吸気通路へのブローバイガスの流れの生じやすい固体であるほど、上記出力値の変化量が適正値に対し増加側に乖離する。この出力値の変化量が適正値に対し増加側に乖離するほど、上記ブローバイガスの流れが生じやすく、動作指令値に基づきPCVバルブを開閉動作させたときの上記ブローバイガスのガス流量が適正値に対し増加側に大きくずれることになる。
上記構成によれば、上記出力値の変化量の適正値に対する乖離に基づき、動作指令値を用いてPCVバルブを開閉動作させたときの上記ブローバイガスのガス流量の適正値に対するずれ量が求められるため、その求められるずれ量を正確な値とすることができる。また、内燃機関には一般的に空燃比センサが設けられており、その空燃比センサを上記ずれ量を求める際に利用することができるため、同ずれ量を求めるための新たなセンサを設ける必要がない。
請求項4記載の発明では、請求項1又は2記載の発明において、前記内燃機関は、その吸気圧を検出する吸気圧センサを備えており、前記ずれ量算出手段は、前記PCVバルブを予め定められた開度量だけ開度変化させ、そのときに前記吸気圧センサによって検出される吸気圧の変化量の適正値に対する乖離に基づき前記ずれ量を求めることを要旨とした。
PCVバルブを上記開度量だけ変化させると、それに伴い上記ブローバイガスのガス流量が変化し、そのガス流量の変化に対応した分だけ吸気圧センサによって検出される吸気圧というパラメータが変化する。このときの吸気圧の変化量の適正値に対する乖離は、ガス流出通路から吸気通路へのブローバイガスの流れの生じやすさを表すものとなる。
すなわち、内燃機関やPCVバルブがガス流出通路から吸気通路へのブローバイガスの流れの生じにくい固体であるほど、上記吸気圧の変化量が適正値に対し減少側に乖離する。従って、この吸気圧の変化量が適正値に対し減少側に乖離するほど、上記ブローバイガスの流れが生じにくく、動作指令値に基づきPCVバルブを開閉動作させたときの上記ブローバイガスのガス流量が適正値に対し減少側に大きくずれることになる。一方、内燃機関やPCVバルブがガス流出通路から吸気通路へのブローバイガスの流れの生じやすい固体であるほど、上記吸気圧の変化量が適正値に対し増加側に乖離してゆく。この出力値の変化量が適正値に対し増加側に乖離するほど、上記ブローバイガスの流れが生じやすく、動作指令値に基づきPCVバルブを開閉動作させたときの上記ブローバイガスのガス流量が適正値に対し増加側に大きくずれることになる。
上記構成によれば、上記吸気圧の変化量の適正値に対する乖離に基づき、動作指令値を用いてPCVバルブを開閉動作させたときの上記ブローバイガスのガス流量の適正値に対するずれ量が求められるため、その求められるずれ量を正確な値とすることができる。また、内燃機関は一般的に吸気圧センサが設けられているものが多く、その吸気圧センサを上記ずれ量を求める際に利用することができるため、同ずれ量を求めるための新たなセンサを設ける必要がない。
請求項5記載の発明では、請求項1又は2記載の発明において、前記内燃機関は、前記ガス流出通路から前記吸気通路に流れるブローバイガスのガス流量を検出する流量センサを備えており、前記ずれ量算出手段は、前記動作指令値に基づきPCVバルブを動作させたときの前記ガス流量を前記流量センサによって検出し、その検出されたガス流量に基づき同ガス流量の適正値に対するずれ量を求めることを要旨とした。
上記構成によれば、ガス流出通路から吸気通路に流れるブローバイガスのガス流量が流量センサによって検出されるため、その検出されたガス流量を実際の値に即した正確な値とすることができる。更に、動作指令値に基づきPCVバルブを開閉動作させたときの上記ガス流量の適正値に対するずれ量が流量センサによって検出された上記ガス流量というパラメータに基づいて求められるため、そのずれ量を正確な値とすることができるようにもなる。
[第1実施形態]
以下、本発明を自動車用エンジンに適用した第1実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
図1に示されるエンジン1においては、各気筒の燃焼室2に吸気通路3及び排気通路4が接続されている。そして、エンジン1の吸入空気量を調整するためのスロットルバルブ11が設けられた吸気通路3を介して燃焼室2に空気が吸入されるとともに、燃料噴射弁5から吸気通路3内に燃料が噴射供給されることにより、燃焼室2内に空気と燃料とからなる混合気が充填される。この混合気が各気筒の点火プラグ6による点火に基づき燃焼すると、そのときの燃焼エネルギによってピストン7が往復移動し、エンジン1の出力軸であるクランクシャフト8が回転する。また、燃焼後の混合気は排気として排気通路4に送り出され、その排気は排気通路4に設けられた触媒15によって浄化される。
なお、エンジン1の圧縮行程や膨張行程においては、燃焼室2に存在するガスの一部がブローバイガスとしてピストンリング7aとシリンダ内壁9との間からクランクケース10内に漏れる。このため、エンジン1には、燃焼室2から漏れたブローバイガスを吸気通路3に戻して処理するブローバイガス処理装置が設けられている。
同装置は、吸気通路3におけるスロットルバルブ11の上流側の部分に接続されてクランクケース10内に新気を導入する新気導入通路12と、クランクケース10内のブローバイガスを吸気通路3に戻すべく同通路3におけるスロットルバルブ11の下流側の部分に接続されたガス流出通路13とを備えている。また、ガス流出通路13にはブローバイガスを吸気通路3に戻す際のガス流量を調整するPCVバルブ14が設けられている。このPCVバルブ14は、ステップモータ等により開度調整される電動式のものであって、その開度を開き側に調整するほどガス流出通路13から吸気通路3に流れるガスの流量を多くするものである。そして、同装置においては、新気導入通路12からクランクケース10内への新気導入により、燃焼室2からクランクケース10内に漏れたブローバイガスがガス流出通路13を介して吸気通路3に戻されるようになる。
次に、ブローバイガス処理装置の電気的構成について説明する。
ブローバイガス処理装置は、自動車に搭載されてエンジン1等に関する各種制御を実行する電子制御装置19を備えている。この電子制御装置19は、上記制御に係る各種演算処理を実行するCPU、その制御に必要なプログラムやデータの記憶されたROM、CPUの演算結果等が一時記憶されるRAM、外部との間で信号を入・出力するための入・出力ポート等を備えて構成されている。
電子制御装置19の入力ポートには、以下に示す各種センサ等が接続されている。
・自動車の運転者によって踏込操作されるアクセルペダル20の踏み込み量(アクセル踏込量)を検出するアクセルポジションセンサ21。
・エンジン1の吸気通路3に設けられたスロットルバルブ11の開度(スロットル開度)を検出するスロットルポジションセンサ22。
・吸気通路3を通過して燃焼室2に吸入される空気の量を検出するエアフロメータ23。
・クランクシャフト8の回転に対応した信号を出力するクランクポジションセンサ24。
・エンジン1の冷却水温を検出する水温センサ25。
・排気通路4を流れる排気中の酸素濃度に対応した信号を出力する空燃比(A/F)センサ26。
・吸気通路3におけるスロットルバルブ11よりも下流側の部分の圧力である吸気圧を検出する吸気圧センサ27。
また、電子制御装置19の出力ポートには、燃料噴射弁5、点火プラグ6、スロットルバルブ11、及びPCVバルブ14等の駆動回路が接続されている。
電子制御装置19は、上記各センサから入力された検出信号より把握されるエンジン運転状態に応じて、上記出力ポートに接続された各機器類の駆動回路に指令信号を出力する。こうして点火プラグ6の点火時期制御、スロットルバルブ11の開度制御、燃料噴射弁5による燃料噴射の制御、及びPCVバルブ14の開度制御等の各種制御が電子制御装置19により実施されている。
次に、クランクケース10内からガス流出通路13を介して吸気通路3に流れるブローバイガスのガス流量の制御について説明する。
こうしたブローバイガスのガス流量の制御は、PCVバルブ14の開度制御を通じて行われる。このPCVバルブ14の開度制御は、電子制御装置19により求められる動作指令値である指令ステップ数Rに基づいて行われる。具体的には、エンジン回転速度及びエンジン負荷といったエンジン運転状態に基づき指令ステップ数Rが算出され、その指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14が開閉動作される。なお、このように開度制御されるPCVバルブ14に関しては、指令ステップ数Rが「0」のときに全閉とされ、同指令ステップ数Rが「0」から多くなるほど開き側の開度に調整される。こうしたPCVバルブ14の開度制御を通じて、クランクケース10内からガス流出通路13を介して吸気通路3に流れるブローバイガスのガス流量が制御されることとなる。
なお、上記指令ステップ数Rの算出に用いられるエンジン回転速度は、クランクポジションセンサ24からの検出信号に基づき求められる。また、上記エンジン負荷は、エンジン1の吸入空気量に対応するパラメータと上記エンジン回転速度とから算出される。ここで用いられる吸入空気量に対応するパラメータとしては、例えば、エアフロメータ23からの検出信号に基づき求められるエンジン1の吸入空気量の実測値が用いられる。これらエンジン回転速度及びエンジン負荷に基づき算出される指令ステップ数Rについては、例えば以下のように算出されることとなる。
上記ブローバイガスのガス流量に関しては、クランクケース10内に溜まったオイルに対し燃焼室2から漏れたブローバイガス中の排気成分や未燃燃料成分の混入して同オイルが劣化することを抑制する観点から、クランクケース10内のブローバイガスを速やかに吸気通路3に流すべく、上記ガス流量を可能な限り多くすることが好ましい。ただし、上記ガス流量を多くし過ぎると、クランクケース10内に溜まったオイルのうちブローバイガスによって同ケース10から吸気通路3へと持ち去られるオイルの量が多くなり、そのオイルに起因して吸気通路3側でのデポジットの付着が多くなるといった問題が生じる。吸気通路3に流されるブローバイガスのガス流量の制御に関係する上記指令ステップ数Rに関しては、そのガス流量が上述した二つの点をふまえた最適な値となるよう、エンジン回転速度及びエンジン負荷といったエンジン運転状態に基づき算出される。なお、上記ガス流量の最適値に関しては、上記のように算出される指令ステップ数Rの変化に対し、例えば図2に実線L1で示されるように推移する。
ところで、エンジン運転状態に応じて算出される指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させたとしても、ガス流出通路13から吸気通路3に流れるブローバイガスのガス流量が必ずしも上述した最適な値になるとは限らないことは[発明が解決しようとする課題]の欄に記載したとおりである。例えば、上記ガス流量が指令ステップ数Rの変化に対して図2の二点鎖線L2や二点鎖線L3で示されるように推移し、最適な値(実線L)に対しずれた値となることがある。これは、上記ガス流量はエンジン1の吸気圧とクランクケース10の内圧との差から影響を受けるものであり、それら吸気圧及び内圧にはエンジン1の個体差に起因するばらつきが生じ、そのばらつきの分だけ上記ガス流量が最適な値(実線L1)からずれるためと推測される。また、上記ガス流量を制御するためのPCVバルブ14にも同バルブ14の個体差に起因するガス流量のばらつきが存在し、そのばらつきの分だけガス流出通路13から吸気通路3に流れるブローバイガスのガス流量が最適な値(実線L1)からずれることも原因と推測される。
そこで本実施形態では、上記ガス流量の適正値(図2の実線L1)に対するずれ量Zを求め、そのずれ量Zに基づき同ずれ量Zに対応する値として学習値を算出し、その学習値を指令ステップ数Rに反映させる。このように指令ステップ数Rに上記学習値を反映させることで、指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させたとき、上記ガス流量が適正値に対しずれることが抑制され、同ガス流量が適正値(実線L1)に制御されるようになる。
また、上記ずれ量Zに関しては、PCVバルブ14を予め定められた開度量OPだけ動作させ、その動作により可変とされる上記ガス流量に関係するパラメータ、例えば空燃比センサ26の出力値を用いて求められる。より詳しくは、吸気通路3に戻されるブローバイガス中にほとんど燃料成分が含まれなくなる条件下でPCVバルブ14を上記開度量OPだけ変化させ、そのときの空燃比センサ26の出力値の変化量の適正値に対する乖離に基づき、上記ずれ量Zが求められる。
ここで、上記出力値の変化量が適正値に対し減少側に乖離しているほど、エンジン1やPCVバルブ14がガス流出通路13から吸気通路3へのブローバイガスの流れの生じにくい固体であることを意味する。指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させたときの上記ブローバイガスのガス流量は、上記ブローバイガスの流れが生じにくいほど、適正値(実線L1)に対し減少側に大きくずれることになる。このことを考慮して、上記ずれ量Zに関しては、上記出力値の変化量が適正値に対し減少側に大きく乖離するほど、マイナス側の値となるよう求められる。
また、上記出力値の変化量が適正値に対し増加側に乖離しているほど、エンジン1やPCVバルブ14がガス流出通路13から吸気通路3へのブローバイガスの流れの生じやすい固体であることを意味する。指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させたときの上記ブローバイガスのガス流量は、上記ブローバイガスの流れが生じにくいほど、適正値(実線L1)に対し増加側に大きくずれることになる。このことを考慮して、上記ずれ量Zに関しては、上記出力値の変化量が適正値に対し増加側に大きく乖離するほど、プラス側の値となるよう求められる。
以上のように求められたずれ量Zに基づき学習値を算出し、その学習値を指令ステップ数Rに対し加算することにより、同指令ステップ数Rに上記学習値が反映されることとなる。そして、学習値を反映させた後の指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させることにより、上記ガス流量の適正値(実線L1)に対するずれの抑制が図られるようになる。
ただし、上記ずれ量Zを求めるためにPCVバルブ14を上記開度量OP分だけ変化させて空燃比センサ26の出力値を変化させる際、エンジン1の吸気圧が変動すると、その変動が上記出力値の変化量に影響を及ぼし、その変化量の適正値に対する乖離が上記ブローバイガスのガス流量の流れやすさを表す値として不適切になるおそれがある。言い換えれば、上記出力値の変化量の適正値に対する乖離に基づき求められる上記ずれ量Zが、エンジン1の吸気圧の変動の影響を受けて不適切な値になるおそれがある。
このことを考慮して、本実施形態では、PCVバルブ14の開度一定の条件下でのエンジン1の吸気圧変化が上記ガス流量に影響を及ぼすことのない吸気圧領域の最大値であるチョーク圧力に対し、エンジン1の吸気圧がその値以下である旨判断されているときのみ、上記ずれ量Zを求めるようにする。これにより、上記ずれ量Zをエンジン1の吸気圧の変動から影響を受けることなく求めることができ、その求められたずれ量Zを正確な値とすることができる。従って、そのずれ量Zに対応した値として算出される学習値を指令ステップ数Rに反映させ、同指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させることで、上記ガス流量をより一層正確に最適値(実線L1)へと制御することができるようになる。
なお、図3は、チョーク圧力を説明するためのグラフであり、吸気圧及び指令ステップ数Rの変化に対する上記ガス流量の変化を示すものである。同図から分かるように、全吸気圧領域のうち吸気圧の低い領域である吸気圧領域BAでは、指令ステップ数Rを一定とした条件下において吸気圧の変化が上記ガス流量に影響を及ぼさなくなる。これは、上記吸気圧領域BAでは、吸気通路3を流れる空気の流速が音速を越え、その空気の流れの下流側から上流側への圧力変化の伝播速度よりも上記空気の流速が速くなることによって生じると考えられる。そして、この実施形態では、上記吸気圧領域BAの最大値が上述したチョーク圧力として設定されている。ちなみに、エンジン1の吸気圧が上記吸気圧領域BAに入る状況としては、例えばエンジン1の低負荷運転等があげられる。
次に、上記ずれ量Zに対応する学習値の学習、及び、同学習値の指令ステップ数Rへの反映を行う手順について、指令ステップ数補正ルーチンを示す図4のフローチャートを参照して説明する。なお、この指令ステップ数補正ルーチンは、電子制御装置19を通じて、例えば所定時間毎の時間割り込みにて周期的に実行される。
同ルーチンにおいては、まずエンジン1の暖機完了後であるか否か(S101)、より詳しくはエンジン1の冷却水温が同エンジン1の暖機完了状態を表す値(例えば70℃)以上であるか否かが判断される。この判断において肯定判定がなされるということは、ガス流出通路13から吸気通路3に流れるブローバイガス中に燃料成分がほとんど存在しない状態であることを意味する。
ちなみに、エンジン1の始動開始から暖機完了までの間においては、クランクケース10内に溜まったオイルの温度上昇に伴い同オイルに混入した燃料が揮発するため、上記ブローバイガス中に燃料成分が多く含まれることになる。これに対し、エンジン1の暖機完了後においては、クランクケース10内に溜まったオイルに混入した燃料が揮発し終わっているため、上記ブローバイガス中にほとんど燃料成分が含まれなくなる。なお、エンジン1のクランクケース10内に溜まったオイルへの燃料の混入に関しては、エンジン1の冷えた状態での運転時、シリンダ内壁9に付着した燃料がピストン7の往復移動に伴いピストンリング7aによってクランクケース10内に掻き落とされることが原因で生じることとなる。
上記ステップS101で肯定判定がなされると、吸気圧センサ27によって検出された吸気圧が上述したチョーク圧力以下であるか否かが判断される(S102)。ここで肯定判定がなされると、PCVバルブ14の開閉動作に用いられる指令ステップ数Rが上記開度量OP分に対応する値だけ変化され(S103)、同指令ステップ数Rに基づき開閉動作されるPCVバルブ14の開度が開度量OP分だけ変化される。その後、上記PCVバルブ14の開度量OP分の開度変化に伴う空燃比センサ26の出力値の変化量ΔA/Fが求められる(S104)。そして、この変化量ΔA/Fの適正値に対する乖離に基づき上記ずれ量Zが求められる(S105)。なお、変化量ΔA/Fの適正値としては、予め実験等により定められた値が用いられる。
図5は、変化量ΔA/Fの適正値に対する乖離と、それに基づき求められる上記ずれ量Zとの関係を示すグラフである。同図から分かるように、上記変化量ΔA/Fが適正値と一致している場合には、ガス流出通路13から吸気通路3へと流れるブローバイガスの流れやすさは適正な状態であることを意味し、指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させたときの上記ブローバイガスのガス流量が適正値に対しずれることはない。従って、このときには上記ずれ量Zが「0」とされる。
一方、上記変化量ΔA/Fが適正値に対し乖離した場合には、ガス流出通路13から吸気通路3へと流れるブローバイガスの流れやすさが適正状態と異なることから、指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させたときの上記ブローバイガスのガス流量が適正値に対しずれることになる。この場合、上記変化量ΔA/Fの適正値に対する乖離に基づき、上記ずれ量Zが「0」に対しマイナス側あるいはプラス側の値として求められることとなる。
すなわち、上記変化量ΔA/Fが適正値に対し減少側に大きく乖離するほど、上記ブローバイガスが流れにくい状態であることを意味することから、それを考慮して上記ずれ量Zが「0」に対しよりマイナス側の値として求められる。また、上記変化量ΔA/Fが適正値に対し増加側に大きく乖離するほど、上記ブローバイガスが流れやすい状態であることを意味することから、それを考慮して上記ずれ量Zが「0」に対しよりプラス側の値として求められる。
続いて、求められたずれ量Zに基づき、同ずれ量Zに対応する値として図6に示されるように学習値が算出され、算出後の学習値が電子制御装置19に設けられた不揮発性のRAMに記憶される(図4のS106)。このように算出された学習値に関しては、上記ずれ量Zが「0」であるときには「0」とされ、同ずれ量Zが「0」に対しマイナス側の値となるほど「0」に対し大きくされ、同ずれ量Zが「0」に対しプラス側の値となるほど「0」に対し小さくされる。算出後の学習値は、エンジン回転速度及びエンジン負荷に基づき算出された指令ステップ数Rに加算されることにより、同指令ステップ数Rに反映される(S107)。そして、上記学習値を反映させた後の指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させることにより、上記ブローバイガスのガス流量の適正値に対するずれが抑制される。
なお、ステップS101とステップS102のいずれかで否定判定がなされた場合にも、ステップS107の処理が実行される。このステップS107の処理を実行するに当たり、上記ステップS106での学習値の算出・学習が行われる前であれば、同ステップS107での指令ステップ数Rへの学習値の反映が同学習値の初期値(例えば「0」)を用いて行われることとなる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)エンジン1の暖機完了後であり、且つエンジン1の吸気圧がチョーク圧力以下である状況のもとで、PCVバルブ14を動作させ、その動作により可変とされる上記ブローバイガスのガス流量に関係するパラメータを用いて、上記ずれ量Zを求めることが行われる。そして、そのずれ量Zに対応する値である学習値が算出され、エンジン回転速度及びエンジン負荷に基づき算出される指令ステップ数Rに対し上記学習値が反映されることとなる。従って、上記学習値を反映させた後の指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させることで、ガス流出通路13から吸気通路3に流れるブローバイガスのガス流量の適正値に対するずれを抑制することができるようになる。
また、PCVバルブ14を動作させて上記ずれ量Zを求めることに関しては、吸気圧がチョーク圧力以下である旨判断されるときに限って行われる。このため、上記ずれ量Zをエンジン1の吸気圧の変動から影響を受けることなく求めることができ、その求められたずれ量Zを正確な値とすることができる。従って、上記ずれ量Zに対応した値として算出される学習値を指令ステップ数Rに反映させ、同指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させることで、上記ブローバイガスのガス流量をより一層正確に最適値へと制御することができるようになる。
(2)エンジン1の吸気圧が吸気圧センサ27によって検出されるため、吸気圧がチョーク圧力以下である状況のもとで上記ずれ量Zを求めることが一層的確に行われるようになり、求められるずれ量Zが一層正確な値とされるようになる。
(3)上記ずれ量Zを求める際には、PCVバルブ14を予め定められた開度量OPだけ動作させ、その動作により可変とされる上記ガス流量に関係するパラメータである空燃比センサ26の出力値の変化量ΔA/Fが求められる。そして、その変化量ΔA/Fの適正値に対する乖離に基づき、上記ずれ量Zが求められる。
ここで、上記出力値の変化量ΔA/Fが適正値に対し減少側に乖離しているほど、エンジン1やPCVバルブ14がガス流出通路13から吸気通路3へのブローバイガスの流れの生じにくい固体であることを意味する。指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させたときの上記ブローバイガスのガス流量は、上記ブローバイガスの流れが生じにくいほど、適正値に対し減少側に大きくずれることになる。このことを考慮して、上記ずれ量Zに関しては、上記出力値の変化量が適正値に対し減少側に大きく乖離するほど、マイナス側の値となるよう求められる。
また、上記出力値の変化量ΔA/Fが適正値に対し増加側に乖離しているほど、エンジン1やPCVバルブ14がガス流出通路13から吸気通路3へのブローバイガスの流れの生じやすい固体であることを意味する。指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させたときの上記ブローバイガスのガス流量は、上記ブローバイガスの流れが生じやすいほど、適正値に対し増加側に大きくずれることになる。このことを考慮して、上記ずれ量Zに関しては、上記出力値の変化量が適正値に対し増加側に大きく乖離するほど、プラス側の値となるよう求められる。
以上のように、空燃比センサ26の出力値の変化量ΔA/Fの適正値に対する乖離に基づき上記ずれ量Zを求めることにより、その求められるずれ量Zを正確な値とすることができる。また、エンジン1には一般的に空燃比センサ26が設けられており、その空燃比センサ26を上記ずれ量Zを求める際に利用することができるため、同ずれ量Zを求めるための新たなセンサを設ける必要がない。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図7及び図8に基づき説明する。
この実施形態は、PCVバルブ14を予め定められた開度量OPだけ動作させ、その動作により可変とされるエンジン1の吸気圧を用いて、上記ずれ量Zを求めるようにしたものである。なお、上記吸気圧は、エンジン1に設けられた吸気圧センサ27によって検出される値であり、上記PCVバルブ14の開度量OP分の動作に基づき可変とされるガス流出通路13から吸気通路3に流れるブローバイガスのガス流量に関係するパラメータである。
図7は、この実施形態における指令ステップ数補正ルーチンを示すフローチャートである。この指令ステップ数補正ルーチンも、電子制御装置19を通じて、例えば所定時間毎の時間割り込みにて周期的に実行される。
同ルーチンにおいては、エンジン1の暖機完了後であるか否か(S201)、及び吸気圧センサ27によって検出された吸気圧がチョーク圧力以下であるか否か(S202)、といった判断が行われる。そして、ステップS201,S202で共に肯定判定がなされると、PCVバルブ14の開閉動作に用いられる指令ステップ数Rが上記開度量OP分に対応する値だけ変化され(S203)、同指令ステップ数Rに基づき開閉動作されるPCVバルブ14の開度が開度量OP分だけ変化される。その後、上記PCVバルブ14の開度量OP分の開度変化に伴う吸気圧センサ27により検出される吸気圧の変化量ΔPMが求められる(S204)。そして、この変化量ΔPMの適正値に対する乖離に基づき上記ずれ量Zが求められる(S205)。なお、変化量ΔPMの適正値としては、予め実験等により定められた値が用いられる。
図8は、変化量ΔPMの適正値に対する乖離と、それに基づき求められる上記ずれ量Zとの関係を示すグラフである。同図から分かるように、上記変化量ΔPMが適正値と一致している場合には、ガス流出通路13から吸気通路3へと流れるブローバイガスの流れやすさは適正な状態であることを意味し、指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させたときの上記ブローバイガスのガス流量が適正値に対しずれることはない。従って、このときには上記ずれ量Zが「0」とされる。
一方、上記変化量ΔPMが適正値に対し乖離した場合には、ガス流出通路13から吸気通路3へと流れるブローバイガスの流れやすさが適正状態と異なることから、指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させたときの上記ブローバイガスのガス流量が適正値に対しずれることになる。この場合、上記変化量ΔPMが適正値に対する乖離に基づき、上記ずれ量Zが「0」に対しマイナス側あるいはプラス側の値として求められることとなる。
すなわち、上記変化量ΔPMが適正値に対し減少側に大きく乖離するほど、上記ブローバイガスが流れにくい状態であることを意味することから、それを考慮して上記ずれ量Zが「0」に対しよりマイナス側の値として求められる。また、上記変化量ΔPMが適正値に対し増加側に大きく乖離するほど、上記ブローバイガスが流れやすい状態であることを意味することから、それを考慮して上記ずれ量Zが「0」に対しよりプラス側の値として求められる。
続いて、求められたずれ量Zに基づき、同ずれ量Zに対応する値として図6に示されるのと同様に学習値が算出され、算出後の学習値が電子制御装置19に設けられた不揮発性のRAMに記憶される(図7のS206)。このように算出された学習値に関しては、上記ずれ量Zが「0」であるときには「0」とされ、同ずれ量Zが「0」に対しマイナス側の値となるほど「0」に対し大きくされ、同ずれ量Zが「0」に対しプラス側の値となるほど「0」に対し小さくされる。算出後の学習値は、エンジン回転速度及びエンジン負荷に基づき算出された指令ステップ数Rに加算されることにより、同指令ステップ数Rに反映される(S207)。そして、上記学習値を反映させた後の指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させることにより、上記ブローバイガスのガス流量の適正値に対するずれが抑制される。
なお、ステップS201とステップS202のいずれかで否定判定がなされた場合にも、ステップS207の処理が実行される。このステップS207の処理を実行するに当たり、上記ステップS206での学習値の算出・学習が行われる前であれば、同ステップS207での指令ステップ数Rへの学習値の反映が同学習値の初期値(例えば「0」)を用いて行われることとなる。
以上詳述した本実施形態によれば、第1実施形態の(1)及び(2)に示される効果に加え、以下に示す効果が得られるようになる。
(4)上記ずれ量Zを求める際には、PCVバルブ14を予め定められた開度量OPだけ動作させ、その動作により可変とされる上記ガス流量に関係するパラメータ、すなわち吸気圧センサ27により検出される吸気圧の変化量ΔPMが求められる。そして、その変化量ΔPMの適正値に対する乖離に基づき、上記ずれ量Zが求められる。
ここで、上記吸気圧の変化量ΔPMが適正値に対し減少側に乖離しているほど、エンジン1やPCVバルブ14がガス流出通路13から吸気通路3へのブローバイガスの流れの生じにくい固体であることを意味する。指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させたときの上記ブローバイガスのガス流量は、上記ブローバイガスの流れが生じにくいほど、適正値に対し減少側に大きくずれることになる。このことを考慮して、上記ずれ量Zに関しては、上記吸気圧の変化量が適正値に対し減少側に大きく乖離するほど、マイナス側の値となるよう求められる。
また、上記吸気圧の変化量ΔPMが適正値に対し増加側に乖離しているほど、エンジン1やPCVバルブ14がガス流出通路13から吸気通路3へのブローバイガスの流れの生じやすい固体であることを意味する。指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させたときの上記ブローバイガスのガス流量は、上記ブローバイガスの流れが生じやすいほど、適正値に対し増加側に大きくずれることになる。このことを考慮して、上記ずれ量Zに関しては、上記吸気圧の変化量ΔPMが適正値に対し増加側に大きく乖離するほど、プラス側の値となるよう求められる。
以上のように、吸気圧センサ27により検出される吸気圧の変化量ΔPMの適正値に対する乖離に基づき上記ずれ量Zを求めることにより、その求められるずれ量Zを正確な値とすることができる。また、エンジン1には一般的に吸気圧センサ27が設けられているものが多く、その吸気圧センサ27を上記ずれ量Zを求める際に利用することができるため、同ずれ量Zを求めるための新たなセンサを設ける必要がない。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を図9及び図10に基づき説明する。
この実施形態は、PCVバルブ14を指令ステップ数Rに基づき開閉動作させ、そのときにガス流出通路13から吸気通路3に流れるブローバイガスのガス流量を図9に示されるようにガス流出通路13に設けられた流量センサ28を用いて検出し、その検出したガス流量の適正値に対するずれ量Zを求めるようにしたものである。従って、この実施形態では、上記ずれ量Zが流量センサ28によって検出されたガス流量というパラメータに基づいて求められることとなる。
図10は、この実施形態における指令ステップ数補正ルーチンを示すフローチャートである。この指令ステップ数補正ルーチンも、電子制御装置19を通じて、例えば所定時間毎の時間割り込みにて周期的に実行される。
同ルーチンにおいては、エンジン1の暖機完了後であるか否か(S301)、及び吸気圧センサ27によって検出された吸気圧がチョーク圧力以下であるか否か(S302)、といった判断が行われる。そして、ステップS301,S302で共に肯定判定がなされると、上記ずれ量Zに基づく学習値の学習(算出・記憶)が未完了であるか否かが判断される(S303)。このステップS303で肯定判定がなされると、上記学習値の反映前の指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14が開閉動作される(S304)、その後、ガス流出通路13から吸気通路3に流れるブローバイガスのガス流量が流量センサ28によって検出され、そのガス流量に基づき同ガス流量の適正値に対するずれ量Zが求められる(S305)。
続いて、求められたずれ量Zに基づき、同ずれ量Zに対応する値として図6に示されるのと同様に学習値が算出され、算出後の学習値が電子制御装置19に設けられた不揮発性のRAMに記憶される(図10のS306)。このように算出された学習値に関しては、上記ずれ量Zが「0」であるときには「0」とされ、同ずれ量Zが「0」に対しマイナス側の値となるほど「0」に対し大きくされ、同ずれ量Zが「0」に対しプラス側の値となるほど「0」に対し小さくされる。算出後の学習値は、エンジン回転速度及びエンジン負荷に基づき算出された指令ステップ数Rに加算されることにより、同指令ステップ数Rに反映される(S307)。そして、上記学習値を反映させた後の指令ステップ数Rに基づきPCVバルブ14を開閉動作させることにより、上記ブローバイガスのガス流量の適正値に対するずれが抑制される。
なお、ステップS301〜303のいずれかで否定判定がなされた場合にも、ステップS307の処理が実行される。このステップS307の処理を実行するに当たり、上記ステップS306での学習値の算出・学習が行われる前であれば、同ステップS307での指令ステップ数Rへの学習値の反映が同学習値の初期値(例えば「0」)を用いて行われることとなる。
以上詳述した本実施形態によれば、第1実施形態の(1)及び(2)の効果に加え、以下に示す効果が得られるようになる。
(5)ガス流出通路13から吸気通路3に流れるブローバイガスのガス流量が流量センサ28によって検出されるため、その検出されたガス流量を実際の値に即した正確な値とすることができる。更に、学習値の反映前の指令ステップ数R値に基づきPCVバルブ14を開閉動作させたときの上記ガス流量の適正値に対するずれ量Zが、流量センサ28によって検出された上記ガス流量というパラメータに基づいて求められるため、そのずれ量Zを正確な値とすることができるようにもなる。
[その他の実施形態]
なお、上記各実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・第1実施形態において、吸気圧がチョーク圧以下であるか否かの判断を、その時のエンジン運転状態が上記チョーク圧力以下の吸気圧となる状態であるか否かに基づいて行ってもよい。上記チョーク圧力以下の吸気圧となるエンジン運転状態としては、例えばエンジン低負荷運転状態等があげられる。この場合、吸気圧センサ27を省略してエンジン1の部品点数の減少を図ってもよい。
・第2実施形態において、ずれ量Zを求めること、及び同ずれ量Zに対応した学習値を算出することに関して、必ずしもエンジン1の暖機完了後であることを実行条件とする必要はない。なお、上記実施形態のように上記実行条件としてエンジン1の暖機完了後であるという条件を加えれば、ずれ量Zを求めるためにPCVバルブ14を開度量OP分だけ開度変化させる際、ガス流出通路13から吸気通路3に流れるブローバイガスに含まれる燃料成分がエンジン1の運転に影響を及ぼすことを回避できるという効果が得られるようになる。
・第3実施形態において、ずれ量Zを求めること、及び同ずれ量Zに対応した学習値を算出することに関して、必ずしもエンジン1の暖機完了後であることを実行条件とする必要はない。
・第1〜第3実施形態において、電動式のPCVバルブ14として、ステップモータにより駆動されるものに代えて、電磁ソレノイドにより駆動されるものを用いてもよい。
第1実施形態のブローバイガス処理装置が適用されるエンジン全体を示す略図。 指令ステップ数Rの変化に対するブローバイガスのガス流量の推移を示すグラフ。 吸気圧及び指令ステップ数Rの変化に対する上記ガス流量の変化を示すグラフ。 ブローバイガスのガス流量の適正値に対するずれ量Zに対応する学習値の学習、及び同学習値の指令ステップ数Rへの反映を行うための指令ステップ数補正ルーチンを示すフローチャート。 空燃比センサの出力値の変化量ΔA/Fの適正値に対する乖離に基づく上記ずれ量Zの変化を示すグラフ。 上記ずれ量Zの変化に対する学習値の変化を示すグラフ。 第2実施形態の指令ステップ数補正ルーチンを示すフローチャート。 吸気圧センサによって検出された吸気圧の変化量ΔPMの適正値に対する乖離に基づく上記ずれ量Zの変化を示すグラフ。 第3実施形態のブローバイガス処理装置が適用されるエンジン全体を示す略図。 第3実施形態の指令ステップ数補正ルーチンを示すフローチャート。
符号の説明
1…エンジン、2…燃焼室、3…吸気通路、4…排気通路、5…燃料噴射弁、6…点火プラグ、7…ピストン、7a…ピストンリング、8…クランクシャフト、9…シリンダ内壁、10…クランクケース、11…スロットルバルブ、12…新気導入通路、13…ガス流出通路、14…PCVバルブ、15…触媒、19…電子制御装置(判断手段、ずれ量算出手段、算出記憶手段、反映手段)、20…アクセルペダル、21…アクセルポジションセンサ、22…スロットルポジションセンサ、23…エアフロメータ、24…クランクポジションセンサ、25…水温センサ、26…空燃比センサ、27…吸気圧センサ、28…流量センサ。

Claims (5)

  1. 内燃機関の燃焼室からクランクケースに漏れたブローバイガスを吸気通路に戻すガス流出通路と、そのガス流出通路のガス流通面積を可変とすべく開閉動作するPCVバルブとを備え、機関運転状態に応じて算出される前記PCVバルブの動作指令値に基づき同PCVバルブを開閉動作させることにより、前記ガス流出通路から前記吸気通路に流されるブローバイガスのガス流量を制御する内燃機関のブローバイガス処理装置において、
    前記PCVバルブの開度一定の条件下での内燃機関の吸気圧変化が前記ガス流量に影響を及ぼすことのない吸気圧領域の最大値であるチョーク圧力に対し、内燃機関の吸気圧がその値以下であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により内燃機関の吸気圧が前記チョーク圧力以下である旨判断されているとき、前記PCVバルブを動作させ、その動作により可変とされる前記ガス流量に関係するパラメータを用いて、前記動作指令値に基づき同PCVバルブを動作させたときの前記ガス流量の適正値に対するずれ量を求めるずれ量算出手段と、
    前記ずれ量算出手段により求められたずれ量に基づき同ずれ量に対応する値として学習値を算出し、その算出された学習値を記憶する算出記憶手段と、
    前記記憶した学習値を前記機関運転状態に基づき前記動作指令値を算出する際に同動作指令値に反映させる反映手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関のブローバイガス処理装置。
  2. 前記内燃機関は、その吸気圧を検出する吸気圧センサを備えており、
    前記判断手段は、前記吸気圧センサによって検出される吸気圧が前記チョーク圧力以下であるとき、前記ずれ量を求める
    請求項1記載の内燃機関のブローバイガス処理装置。
  3. 前記内燃機関は、その排気中の酸素濃度に対応した信号を出力する空燃比センサを備えており、
    前記ずれ量算出手段は、内燃機関の暖機完了後である条件のもと、前記PCVバルブを予め定められた開度量だけ開度変化させ、そのときの前記空燃比センサの出力値の変化量の適正値に対する乖離に基づき前記ずれ量を求める
    請求項1又は2記載の内燃機関のブローバイガス処理装置。
  4. 前記内燃機関は、その吸気圧を検出する吸気圧センサを備えており、
    前記ずれ量算出手段は、前記PCVバルブを予め定められた開度量だけ開度変化させ、そのときに前記吸気圧センサによって検出される吸気圧の変化量の適正値に対する乖離に基づき前記ずれ量を求める
    請求項1又は2記載の内燃機関のブローバイガス処理装置。
  5. 前記内燃機関は、前記ガス流出通路から前記吸気通路に流れるブローバイガスのガス流量を検出する流量センサを備えており、
    前記ずれ量算出手段は、前記動作指令値に基づきPCVバルブを動作させたときの前記ガス流量を前記流量センサによって検出し、その検出されたガス流量に基づき同ガス流量の適正値に対するずれ量を求める
    請求項1又は2記載の内燃機関のブローバイガス処理装置。
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