JP3668673B2 - エラー訂正符号の構成方法、復号方法、伝送装置、ネットワーク - Google Patents

エラー訂正符号の構成方法、復号方法、伝送装置、ネットワーク Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信網に好適なエラー訂正符号の構成(エンコード)方法、復号(デコード)方法、伝送装置、及びネットワーク構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、LSI等のディジタル信号処理技術の発達に伴い、高い信号品質を確保する目的で、エラー訂正符号の符号化・復号化技術が広い分野で使用されている。特に数学的に整然とした体系を有するブロック符号の中で、情報の透過性から組織符号と呼ばれる符号が工学的に専ら用いられる。これは、連続した信号系列を一定のブロック毎に区切り、各ブロック毎に符号化を行うもので、信号内の予め定めらた空領域に検査ビットを付加するのみで、元の信号情報は操作されないという特徴を有する。ブロック符号としては古くからハミング符号、BCH符号(Bose−Chaudhuri−Hocquenghem code)、リードソロモン符号等が用いられている。以降、エラー訂正符号の符号化・復号化を単に符号化、復号化と呼ぶ。
【0003】
一方、大容量のデータ伝送が可能な光ファイバ通信は光ファイバという比較的高品質な伝送路を媒体としており、そのビットエラーレートは通常10のマイナス10乗以下である。また、現用系の光ファイバに対して予備系の光ファイバを具備する冗長系構成とすることで信号劣化時の経路切替を容易に実現できる。このことから、システム的にエラー訂正符号の使用を前提としていなかった。この光ファイバ通信の代表例として、世界的な規格が存在するディジタル同期伝送システムが挙げられる。このシステムは国際電気通信連合(以下、ITU−Tと称する)が勧告G.707等で定めたSDH(Synchronous Digital Hierarchy)(1988年制定)、およびアメリカ標準化委員会(以下、ANSIと称する)が規格T1.105で定めたSONET(Synchronous Optical Network)(1991年制定)として、広く世界中の幹線系の伝送網で普及している。
【0004】
光ファイバ通信へのエラー訂正符号導入の例外として、海底用の光伝送システムについてITU−Tが勧告G.975(1996年制定)で規定したフレームフォーマットに8個エラー訂正リードソロモン符号(255,239)を適用したものが挙げられる。また、本発明にもっとも近い公知例として特開昭62−221223号公報が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
今日のインターネット通信の普及とあいまって、光ファイバ通信を用いた幹線網や地域網では伝送するデータ容量の大容量化に迫られており、時分割多重や、波長分割多重、及びこれらの複合技術によって実現されつつある。
【0006】
しかし、時分割多重度が大きくなるにつれ、信号のビット幅が狭まり、光ファイバ固有の物理的性質である種々の分散や非線形性の影響を受けて信号品質が劣化する為、ある一定の信号品質を保てる伝送距離が短くなる。光ファイバ通信では品質として10のマイナス12乗以下のビットエラーレートを保証する場合が多く、多重度は2の倍数毎へと増加する傾向がある。また、光ファイバの持つ分散や非線形性により、一定の送信光パワーに対して伝送可能な距離は多重度の2乗に反比例する為、多重度が2倍になった場合、伝送可能な距離は4分の1となる。これは6dBの劣化損失に相当する為、伝送距離を維持したまま、時分割多重によって伝送容量を2倍にアップグレードするには6dB以上の損失補償が必要となる。従ってこの損失補償をエラー訂正符号を使用して得る場合6dB以上の符号化利得が必要となる。8個エラー訂正リードソロモン符号の利得は、約7%の伝送レート上昇を考慮して、10のマイナス12乗のビットエラーレートに対して5.4dBである為、このエラー訂正符号だけでは上記した伝送容量2倍化を実現するのに十分でない。
【0007】
また、波長分割多重度が大きくなるにつれ、1本の光ファイバ心線中を伝送する複数の光信号の各々の波長間隔が隣接し、分離度が劣化し、上記と同様に伝送距離が短くなる。あるいは、互いの波長間隔が分離度を劣化させない程度に十分離れている場合でも、各々の波長のビットレートが全て同一でない場合、伝送距離は最も高いビットレートによって決まる為、低ビットレートの光信号はより遠方まで伝送できるにも関わらずその伝送距離を制限された使用しかできないこととなる。1本の光ファイバ心線中を伝送する複数の光信号のビットレートは世代時期によって異なるものの、一時期で見るとその比率は2倍程度であることが多い。従って上記例と同様の理由から、波長分割多重伝送において、異種ビットレートの光信号が混在する場合に伝送距離を最大化する為には、高ビットレート信号に対して6dB以上の損失補償が必要となるが、8個エラー訂正リードソロモン符号だけでは実現するのに十分でない。
【0008】
さらに、伝送容量を増大しない代わりに網建設に関わるコストを低減する目的で電気的にディジタル信号の再生を行う中継装置や端局装置間の距離(単に中継間隔と呼ぶ)を長くして中継装置の数を減らす場合、中継間隔が長くなるほど信号品質も劣化する。例えば、中継間隔を4倍にする場合、6dB以上の損失補償が必要となるが、8個エラー訂正リードソロモン符号だけでは実現するのに十分でない。
【0009】
また、インターネット通信の増大はIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)の規格802.3zにて規定される1000Base−SX、1000Base−LX、1000Base−CXの通称ギガイーサ信号の需要を増大し、ギガイーサ信号を光信号として収容する地域網や、幹線網内で長距離の区間を伝送する必要が生じている。ギガイーサ信号は、リンク層よりも上位層でのエンド・トゥー・エンド通信を前提としたARQ(Auto Repeate Request)と呼ばれる再送要求方式を用いている為、エラー訂正符号を具備していない。
【0010】
また、勧告G.975のエラー訂正方式は、2.48832Gbit/sのビットレートを有するSDHのSTM−16信号を1ビット毎に並列化し、各々238ビットの長さを有する(8×n)個のサブフレームに分割し、8個のサブフレーム毎に8個エラー訂正リードソロモン符号(255,239)化を行い、そのチェックビットとフレーミング構造用の情報を付け足して、サブフレーム長を各々255ビットに変換し、変換した(8×n)個のサブフレームを1ビット毎にインターリーブし、約2.666Gbit/sのビットレートを有するFECフレームとしている。そして、エンコーダとデコーダを容易に構成する為に上記のnの値を16とする手法がよく用いられており、この場合1個当たりののサブフレームの処理速度は約21(正確には19.44×255÷238)Mbit/sとなる。
【0011】
しかしビットレートが上記の4倍の9.95328Gbit/sであるSDHのSTM−64、あるいはSONETのOC−192信号をFECフレーム化する場合、まず4個のSTM−16相当の信号に並列に分割する必要がある。何故ならば勧告G.975のエラー訂正方式は、STM−16信号を最小単位としている為である。よってこの場合、上記のnの値を16から64へと4倍にすることとなり、エンコーダやデコーダ内での処理速度は先の約21Mbit/sと同一となるが、4倍の規模が必要となる。例えば1個あたり約170Mbit/sの処理能力を有するエンコーダ・デコーダを用いる場合、STM−16信号に対して16個で済んでいたのが、STM−64信号に対しては64個必要となるし、1個あたり約2.7Gbit/sの処理能力を有するエンコーダ・デコーダを用いる場合は、1個で済んでいたのが4個必要となる。この規模の増大はビットレートの増加に比例する。この為、クライアント信号がSTM−64等の場合、エンコーダ・デコーダを含むコーデック装置が大型化し、装置の価格の増加をもたらすこととなる。
【0012】
本発明の課題は、光信号の時分割多重度を増加した際に元の伝送距離を維持したり、また波長分割多重下において異なるビットレートの光信号が混在する場合の伝送距離を最大化したり、さらに時分割の多重度を変えない条件下で中継間隔を増加させたりするのに好適なエラー訂正符号の構成方法と、これを用いた伝送装置及びネットワークを提供することにある。
【0013】
特に、1心の光ファイバ中を伝送する光信号の時分割多重度が2倍程度になった際や、このような光信号を波長多重した際に元の伝送距離を維持したり、光信号の中継間隔を4倍に増加することを実現するのに十分な利得を有するエラー訂正符号の構成方法と、これを用いた伝送装置及びネットワークを提供することにある。
【0014】
さらに、8個エラー訂正リードソロモン符号を導入した既存の伝送網との相互接続性を確保しつつより高い利得を有するエラー訂正符号の構成方法と、これを用いた伝送装置及びネットワークを提供することにある。
【0015】
また、ギガイーサ信号の長距離伝送に適したエラー訂正符号の構成方法と、これを用いた伝送装置及びネットワークを提供することにある。
【0016】
さらに、クライアント信号がSTM−16以上のビットレートを有する場合に、装置規模の増大を抑制するエラー訂正符号の構成方法と、これを用いた伝送装置及びネットワークを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明によるエラー訂正符号の構成方法では、一定のビットレートのクライアント信号をaバイト毎に区切って符号情報ブロックとし、符号情報ブロックとbバイトの空エリアを有し、c/aの比率が110%以上となるようにビットレートを上昇させてcバイトの符号ブロック3とし、符号ブロック内の符号情報ブロックを、10のマイナス12乗のビットエラーレートに対して6dB以上の符号化利得を有するようにエラー訂正符号化し、そのチェックビットを空エリア内に配置してスーパーFEC信号とした。
【0018】
あるいは一定のビットレートのクライアント信号を(Kr×Kc)バイト毎に区切って情報ブロック100とし、情報ブロック100のビットレートを{(Nr×Nc)÷(Kr×Kc)}倍に増加して、(Nr×Nc)バイトの符号化ブロック130とし、情報ブロック100を任意のδバイト毎にKr回のインターリーブを施して符号化ブロック130内の(Kr行×Kc列)内に配置し、空エリア110B,110C,120Bを創出する。そしてKr個の各行の符号サブブロック10−i(i=1,2,3、…,Kr)毎にk個エラー訂正符号化(C1符号化)を行い、そのチェックビットを空エリア110B内に配置する。この後、Kr個の符号サブブロック10−iの各々から連続するmバイトずつとりだして、jm個の(m×Nr)バイトの符号サブブロック20−j(j=1,2,3、…,jm)毎にn個エラー訂正符号化(C2符号化)を行い、そのチェックビットを空エリア120B内に配置する。
【0019】
そして{(Nr×Nc)÷(Kr×Kc)}が100分率で110%以上130%以下となるようにし、かつC1符号化とC2符号化を組み合わせた擬似的な積符号ないしは連接符号とすることにより、10のマイナス12乗のビットエラーレートに対して6dB以上の符号化利得を有するスーパーFEC信号とした。
【0020】
また、クライアント信号の種類の如何に関わらず、同一のフレーム構造を用いることとした。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いながら詳細に説明する。
本実施例に適用される信号は、一定長の符号ブロックに区切ることができる一定のビットレートを有する信号であり、適用するエラー訂正符号は組織符号である。例えばSDHやSONETの伝送信号は、125マイクロ秒を周期とするフレーム化された信号であり、任意に一定長の符号ブロックに区切ることができるので上記範疇に含まれる。
【0022】
以下では、リードソロモン符号はガロア体(256)上の符号とし、BCH符号は2元BCH符号とする。また、リードソロモン符号を単にRS符号と略す。
【0023】
(実施例1)
本発明の実施の形態であるエラー訂正符号化方法の実施例を図1、図2、図20および図21を用いて説明する。
図1と図2は情報データエリアと符号化エリアをフレーム図として示したものである。
【0024】
(符号化側の説明)
クライアント側の通信路からクライアント信号を受信してエラー訂正符号化を行った後にスーパーFEC信号としてスーパーライン側へ送信する符号化側について記述する。
【0025】
クライアント信号は実際は電気信号でも光信号でもどちらでもよいが、光信号の場合は電気信号に変換したものをクライアント信号とする。
【0026】
ビットの並びが時系列的にシリアルなクライアント信号を(Kr×Kc)バイト毎のブロック(第1被符号化情報ブロックと呼ぶ)に区切り、第1被符号化情報ブロックの各々を所定の連続するバイト毎(δバイト毎)にKr段に並列展開する。
【0027】
ここでKr、Kcは任意の整数値で、例えばKr=16、Kc=238である。図1の白抜きで示したエリア100が並列展開された第1被符号化情報ブロックを表す。また、図1の小四角一マスは1バイトを示しており、バイト内のビットの向きは行方向でも列方向でもよく、行方向の場合はKrビット分の並列展開、列方向の場合は(Kr×8)ビット分の並列展開となる。以下では、バイト内のビットの向きに関わらず、Kr段の並列展開として扱うが、列方向の場合は(Kr×8)を新たにKrとして以降と同様に処理してもよい。
【0028】
また、並列展開の順序は、シリアルなクライアント信号上の連続するδバイト分を図1の第1行目のシリアルなδバイト分にマッピングし、クライアント信号上の次の連続するδバイト分を第2行目のシリアルなδバイト分にマッピングするという具合に行う。なおδの値はKcの約数であれば任意でよく、例えば1でもよいし、クライアント信号がSONET/SDH信号の場合はその多重化則のインターリーブのバイト数でもよい。さらに、この並列展開においてδバイト毎の代わりにδビット毎としてもよい。δビット毎とする場合は、以降の説明で“δバイト毎”を“δビット毎”に置き換えればよい。このクライアント信号のシリアルなビットやバイトの並びと、並列信号のそれとの関係を図20に示す。図中のKc*はKcをδで割った値である。
【0029】
図20はクライアント信号を並列化クライアント信号にする際、あるいはその逆の際のデータのビットやバイトの並びの関係を示している。
【0030】
クライアント信号を並列化クライアント信号に並列化する際は、シリアルなクライアント信号上の連続するδバイト分(#1−1)を並列信号の第1行目のシリアルなδバイト分(#1−1)にマッピングし、シリアルなクライアント信号上の以降の連続する各δバイト分(#2−1、#3−1、…、#Kr−1)を並列信号の第2行目〜第Kr行目の各δバイト分(#2−1、#3−1、…、#Kr−1)にマッピングすることで、シリアルなクライアント信号上の連続する(Kr×δ)バイト分をKr個に並列化する。シリアルなクライアント信号上で、以降の連続する(Kr×δ)バイト分についても上記と同様にKr個に並列化する。勿論このようにして並列化した信号は装置内で各列が同時に伝送される。
【0031】
逆に、並列化クライアント信号をクライアント信号にシリアル化する際は、上記と逆の操作を施す。
【0032】
並列展開された(Kr×Kc)バイトの第1被符号化情報ブロック信号を受け取り、そのビットレートを(Nc÷Kc)倍に増加して{Kr×(Nc−Kc)}バイトの空エリアを作る。図1の右斜線で示したエリア110Bとエリア110Cがこれに相当する。ここでNcは任意の整数値であり、例えば255である。
【0033】
次にまず、Kr個の各行(各々Ncバイト)を符号サブブロック10−i(i=1,2,…,Kr)として、各符号サブブロック10−i毎に独立に第1の符号化(C1符号と呼ぶ)を行う。具体的には符号サブブロック10−iの各々において、エリア110A内の第1列から第(Kc+1)列の合計(Kc+1)バイトに対してC1符号化のチェックビット計算を行い、チェックビットをエリア110B内の第(Kc+2)列から第Nc列の合計(Nc−Kc−1)バイトの中に配置する。
【0034】
このC1符号の例として、φ個エラー訂正RS符号(na,ka)や、η個エラー訂正BCH符号(nb、kb)を用いることができる。
【0035】
ここで、一般にRS符号(na,ka)の表記は、符号長がna個のシンボル、情報長がnb個のシンボル、チェックビットが(na−nb)個のシンボルであることを意味し、ガロア体(256)上の符号の場合、1個のシンボルは1バイトである。また、BCH符号(nb、kb)の表記は、符号長がnbビット、情報長がkbビット、チェックビットが(nb−kb)ビットであることを意味する。
【0036】
上記のRS符号としては、Ncが255以下の場合は、各パラメータが
1≦φ≦[(Nc−Kc−1)÷2 ]
na=Nc
ka=na−2×φ
の各式を満たす符号を使用できる。
【0037】
また、Ncが256の場合は、1バイト分を符号領域から除外することが必要で、第1列目を除外領域とする場合は、各パラメータが
1≦φ≦[(Nc−Kc−1)÷2 ]
na=Nc−1
ka=na−2×φ
の各式を満たすRS符号を使用できるし、
第256列目を除外領域とする場合は、各パラメータが
1≦φ≦[(Nc−Kc−2)÷2 ]
na=Nc−1
ka=na−2×φ
の各式を満たすRS符号を使用できる。ここで[z]はz以下の最大の整数を表す。
【0038】
一方、上記のBCH符号については、符号サブブロック10−iの各々のビット数をNp、符号サブブロック10−iの各々の第2列目から第(Kc+1)列目までのビット数をKpとし、
Npが2の階乗でない場合は、rを
Np<(2のr乗)
を満たす最小の整数として、各パラメータが
1≦η≦[(Np−Kp−s)÷r ]
nb=Np
kb=nb−r×φ
の各式を満たすガロア体(2のr乗)を基礎とするBCH符号が使用できる。
【0039】
また、Npが2のr乗の場合は、1ビット分を符号領域から除外することが必要で、例えば符号サブブロック10−iの各々の最後の1ビットを除外領域として、各パラメータが
1≦η≦[(Np−Kp−s−1)÷r ]
nb=Np−1
kb=nb−r×φ
の各式を満たすガロア体(2のr乗)を基礎とするBCH符号が使用できる。
【0040】
ここでsは、Kr段の並列展開の並列展開数が(Kr×8)ビット分であり各ビット毎に符号サブブロック10−i(i=1,2,…、Kr×8)を構成する場合に限り1であり、それ以外では8である。
【0041】
上記のkaが(Kc+1)よりも大きい場合や、kbが(Kp+s)よりも大きい場合は、エリア110B内のチェックビットに必要な領域以外を、符号化の情報領域としてもよいし、あるいは仮想的な固定値としてもよい。
【0042】
また、C1符号で、上記naが255に満たない場合や、nbが((2のr乗)−1)に満たない場合は、理論的に不足する情報を仮想的にゼロに見立てた短縮化符号とする。
【0043】
次にC1符号化されたKr個の符号サブブロック10−i(i=1,2,…Kr)全体の(Kr×Nc)バイトを第2被符号化情報ブロックとし、並列段数をKrからNrに増加して{(Nr−Kr)×Nc}バイトの空エリアを作る。図2の白抜きで示したエリア120Aが第2被符号化情報ブロックを、右斜線で示したエリア120Bが空エリアに相当する。ここでNrはKrよりも大きい任意の整数値で、例えば18である。
【0044】
この並列段数増加後の信号を任意のm個の列毎、すなわち(Nr×m)バイト毎に区切った各々を符号サブブロック20−j(j=1,2,…,jm)とし、符号サブブロック20−j毎に独立に第2の符号化(C2符号と呼ぶ)を行う。具体的には符号サブブロック20−jの各々において、エリア120A内の第1行から第Kr行の合計(Kr×m)バイトに対してC2符号化のチェックビット計算を行い、チェックビットをエリア120B内の第(Kr+1)行から第Nr行の合計{(Nr−Kr)×m}バイト内に配置する。ここでjmは〈Nc÷m〉で、〈z〉はz以上の最小の整数値を表す。
【0045】
ここでまた、符号サブブロック20−j(j=1,2,…,jm)のチェックビットを、次の符号サブブロック20−(j+1)内のチェックビットエリアにずらして配置することも可能で、これにより符号化での遅延時間の発生を抑制することができる。この場合、最後の符号サブブロック20−jmのチェックビットは、次のフレームの符号サブブロック20−1内に配置する。
【0046】
また、mが1を含むNrの約数でない時、最後の符号サブブロック20−jmの列数はm個未満となる。このような場合は、符号サブブロック20−jmをC2符号化対象から外すか、又は次の第2被符号化情報ブロックへとまたがって区切りなくC2符号化すればよい。後者の場合、第1列目の使用方法にて後述するように特定のフレーミングパターンを挿入することで適切な符号・復号を実現できる。
【0047】
このC2符号の例として、λ個エラー訂正RS符号(nd,kd)や、ρ個エラー訂正BCH符号(ne、ke)を用いることができる。
【0048】
上記のRS符号としては、Nrが255以下の場合は、各パラメータが
1≦λ≦[(Nr−Kr)×m÷2 ]
nd=Nr
kd=nd−2×λ
の各式を満たす符号を使用できる。
【0049】
また、Nrが256の場合は、1バイト分を符号領域から除外することが必要で、エリア120B内の所定バイトを除外領域とし、各パラメータが
1≦λ≦[{(Nr−Kr)×m−1}÷2 ]
nd=Nr−1
kd=nd−2×λ
の各式を満たすRS符号を使用できる。
【0050】
一方、上記のBCH符号については、符号サブブロック20−jの各々のビット数をNq、符号サブブロック20−jの各々の第1行目から第Nr行目までのビット数をKqとし、
Nqが2の階乗でない場合は、rを
Nq<(2のr乗)
を満たす最小の整数として、各パラメータが
1≦ρ≦[(Nq−Kq)÷r ]
ne=Nq
ke=ne−r×ρ
の各式を満たすガロア体(2のr乗)を基礎とするBCH符号が使用できる。
【0051】
また、Npが2のr乗の場合は、1ビット分を符号領域から除外することが必要で、エリア120B内の所定ビットを除外領域とし、各パラメータが
1≦ρ≦[(Nq−Kq−1)÷r ]
ne=Nq−1
ke=ne−r×ρ
の各式を満たすガロア体(2のr乗)を基礎とするBCH符号が使用できる。
【0052】
上記のkdが(Kr×m)よりも大きい場合や、keがKqよりも大きい場合は、エリア120B内のチェックビットに必要な領域以外を、符号化の情報領域としてもよいし、あるいは仮想的な固定値としてもよい。
【0053】
また、C2符号で、上記のndが255に満たない場合や、neが((2のr乗)−1)に満たない場合は、理論的に不足する情報を仮想的にゼロに見立てた短縮化符号とする。
【0054】
上記の如くC1符号化とC2符号化された(Nr×Nc)バイトの既符号化ブロック130を、最初に第1被符号化情報ブロックを並列展開した時と逆の順序でεバイト毎に行から行へとNr段のインターリーブを施してビットの並びが時系列的にシリアルなデジタル信号に変換し、必要に応じてスクランブルを施した後、スーパーFEC信号としてスーパーライン側へ送信する。ここでインターリーブの順序は、図2の第1行目の連続するεバイト分をシリアルなデジタル信号上の連続するεバイト分にマッピングし、第2行目の連続するεバイト分をシリアルなデジタル信号上の次の連続するεバイト分にマッピングするという具合に行う。なおεの値はNcの約数であれば任意でよく、例えば1でもよいし、δと同じでもよいし、クライアント信号がSONET/SDH信号の場合はその多重化則のインターリーブのバイト数でもよい。また上記においてεバイト毎の代わりにεビット毎としてもよい。εビット毎とする場合は、上記と以降の説明で“εバイト毎”を“εビット毎”に置き換えればよい。並列信号とシリアル化後のスーパーFEC信号のシリアルなビットやバイトの並びの関係を図21に示す。図中のNc*はNcをεで割った値である。
【0055】
図21はスーパーFEC信号を並列信号にする際、あるいはその逆の際のデータのビットやバイトの並びの関係を示している。
【0056】
スーパーFEC信号を並列信号にする際は、シリアルなスーパーFEC信号上の連続するεバイト分(#1−1)を並列信号の第1行目のシリアルなεバイト分(#1−1)にマッピングし、スーパーFEC信号上の以降の連続する各εバイト分(#2−1、#3−1、…、#Nr−1)を並列信号の第2行目〜第Nr行目の各εバイト分(#2−1、#3−1、…、#Nr−1)にマッピングすることで、スーパーFEC信号上の連続する(Nr×ε)バイト分をNr個に並列化する。スーパーFEC信号上で、以降の連続する(Nr×ε)バイト分についても上記と同様にNr個に並列化する。勿論このようにして並列化した信号は装置内で各列が同時に伝送される。
【0057】
逆に、並列信号をスーパーFEC信号にシリアル化する際は、上記と逆の操作を施す。
なお、図20の並列信号に、C1符号用のチェックビットとC2符号用のチェックビットが付いたものが図21の並列信号である。
【0058】
結果として、スーパーFEC信号のビットレートはクライアント信号のビットレートの{(Nr÷Kr)×(Nc÷Kc)}倍となる。なお、スクランブルは適当に並列化して行ってもよく、例えばインターリーブを施す前のNr段の並列化信号に対して行ってもよい。
【0059】
上記において、一定のビットレートのクライアント信号を(Kr×Kc)バイトの第1被符号化情報ブロック毎に区切った後、ビットレートを一度に{(Nr×Nc)÷(Kr×Kc)}倍に増加して、(Nr×Nc)バイトの既符号化ブロック130相当とし、(Kr×Kc)バイトの第1被符号化情報ブロックを1バイト毎にKr回のインターリーブを施して既符号化ブロック130相当内の(Kr行×Kc列)内に配置し、空エリア110B,110C,120Bを創出してもよい。
【0060】
(第1列目の使用方法、挿入方法)
図1、図2の第1列目には受信側で同期を確立する為のフレーミングパターンや伝送網のOAM&P(Operation、Administration、Maintenance and Provisioning)用のオーバヘッドを挿入する。具体的には(Kr×Kc)バイトの第1被符号化情報ブロックのビットレートを(Nc÷Kc)倍に増加した以降の段階において、第1列目の一部又は全てのエリアにフレーミングパターンを、残りのエリアに伝送網のOAM&P用のオーバヘッドを挿入する。なお、OAM&P用のオーバヘッドは別段挿入しなくてもよい。
【0061】
ここで、フレーミングパターンは少なくとも2種類以上の予め定めた固定値を挿入するものとし、その際パターン値の同一のものはインターリーブ方向に連続して配置することとする。例えば、第1行から第ix行までのixバイトのフレーミングエリアF1にはSONETやSDHで規定されるA1バイトと同一値(F6)hexを、第(ix+1)行から第iy行までの(iy−ix)バイトのフレーミングエリアF2にはSONETやSDHで規定されるA2バイトと同一値(28)hexを挿入するという具合である。ここで、(z)hexは16進数表現である。また、ixとiyは、1≦ix<iy≦Nrを満たす任意の整数値であり、例えばizを1以上[Nr÷2]以下の任意の整数値として、(ix,iy)=(iz,iz×2)でもよい。
【0062】
勿論、フレーミングパターン値はこれ以外でもよく、 ビットの値として同一値ができるだけ連続しないパターン値でよい。
【0063】
あるいは、複数個(p個)の第2被符号化情報ブロックまたは複数個(p個)の既符号化ブロックを1個のマルチフレームとし、1個のマルチフレーム内の1番目の第2被符号化情報ブロックまたは複数個の既符号化ブロックの第1列目の一部又は全てのエリアに予め定めたフレーミングパターンを挿入し、残りのエリア及び2番目からp番目の各ブロックの第1列目に伝送網のOAM&Pの為のオーバヘッドを挿入してもよい。
【0064】
さらに上記したようにmが1を含むNrの約数でない場合で、現在の第2被符号化情報ブロックの最後の符号サブブロック20−jmを次の第2被符号化情報ブロックへとまたがって区切りなくC2符号化する場合、現在の第2被符号化情報ブロックの第1列目にフレーミングパターンセットAを挿入し、次の第2被符号化情報ブロック以降から、ある符号サブブロック20−jp(1≦jp≦jm)がちょうど第Nr列目で終了する第2被符号化情報ブロックまでの各々のブロックの第1列目にフレーミングパターンセットAと異なるフレーミングパターンセットBを挿入する。復号側ではこのフレーミングパターンセットAを検出することによって、符号サブブロック20−1が第1列目から始まる第2被符号化情報ブロックを検出でき、最初にこのブロック位置を検出した時に復号動作を開始することで適切な復号動作を実現できる。フレーミングパターンセットAの例として、フレーミングエリアF1への挿入値を(F6)hex、フレーミングエリアF2への挿入値を(28)hexとし、この時のフレーミングパターンセットBの例として、フレーミングエリアF1への挿入値を(AA)hex、フレーミングエリアF2への挿入値を(33)hexとしてもよい。
【0065】
なお、フレーミングパターンセットBの代わりに伝送網のOAM&Pの為のオーバヘッドを挿入してもよい。
【0066】
また、上記したようにスーパーFEC信号にスクランブルを施す場合、フレーミングパターンの挿入エリアはスクランブルしない。
【0067】
(復号側の説明)
スーパーFEC信号を受信して復号を行った後にクライアント信号としてクライアント側の通信路へ送信する復号側について記述する。
【0068】
復号側では符号化側と逆の順序で信号を処理する。上記の如く符号化されたスーパーFEC信号をスーパーライン側の伝送路を経由して受信し、フレーム同期をとった後、必要に応じてデスクランブルを施し、(Nr×Nc)バイト毎の既符号化ブロックに区切った各々をεバイト毎にNr段に並列展開(デインターリーブ)する。図2の全体の領域が並列展開された既符号化ブロックに相当する。なお、フレーム同期やデスクランブルは適当に並列化して行ってもよく、例えばこの段階でεバイト毎にNr段に並列展開してもよい。
【0069】
ここでデインターリーブの順序は、図21に示すように、シリアルなスーパーFEC信号上の連続するεバイト分を図2の第1行目のシリアルなεバイト分にマッピングし、スーパーFEC信号上の次の連続するεバイト分を第2行目のシリアルなεバイト分にマッピングするという具合に行う。
【0070】
この後、まず、jm個の符号サブブロック20−j(j=1,2,…jm)に対して受信した順に独立にC2符号の復号(C2復号と呼ぶ)を行う。
【0071】
次にC2復号されたjm個の符号サブブロック20−j(j=1,2,…jm)内の{(Nr−Kr)×Nc}バイトのC2符号用チェックビットエリア120Bを終端して消去する、または以降の過程において一切無視する。
【0072】
C2復号後のKr個の符号サブブロック10−i(i=1,2,…Kr)に対して各々に独立にC1符号の復号(C1復号と呼ぶ)を行う。
【0073】
最後にC1復号後の符号サブブロック10−i(i=1,2,…Kr)のビットレートを(Kc÷Nc)倍に減少して{Kr×(Nc−Kc)}バイトのC1符号用のチェックビットエリア、フレーミングパターンエリア、オーバヘッドエリアを消去した後、図1の第1行から第Kr行まで、δバイト毎に行から行へとKr段のインターリーブを施して元のビットの並びが時系列的にシリアルなクライアント信号を復元し、必要に応じて光信号へと変換して、クライアント側の通信路へ出力する。ここでインターリーブの順序は、図20に示すように、図1の第1行目の連続するδバイト分をシリアルなクライアント信号上の連続するδバイト分にマッピングし、第2行目の連続するδバイト分をシリアルなクライアント信号上の次の連続するδバイト分にマッピングするという具合に行う。
【0074】
(オーバヘッドの分離・終端、性能監視方法の説明)
なお、伝送網のOAM&P用のオーバヘッドの分離・終端処理は、フレーム同期確立後よりも後で、かつC1復号後の符号サブブロック10−i(i=1,2,…Kr)に対するビットレート減少よりも前の特定の位置で行うものとする。また、伝送網のビットエラー数やビットエラーレートの性能監視に関しては、OAM&P用のオーバヘッド中にBIP(Bit Interleaved Parity)のパリティを付加し、復号側で復号前と復号後の両方またはいずれか一方でのBIPのパリティ照合によって検出できるエラービット数から性能監視を行ってもよいし、あるいは復号器において直接訂正したエラービット数から性能監視を行ってもよい。さらに、C1符号又はC2符号のいずれかがリードソロモン符号かBCH符号であり、その生成多項式G(z)が(z+1)の因子を含む場合は、復号器におけるαのゼロ乗に関するシンドローム計算の結果を用いて性能監視を行ってもよい。これはαのゼロ乗に関するシンドローム計算がBIPのパリティ照合と等価の機能を持つことを利用している。ここで、αはリードソロモン符号やBCH符号が基礎とするガロア体(2のn乗)の原始n乗根である。
【0075】
また、外部制御システムからビットエラー数やビットエラーレートのしきい値を設定し、上記の性能監視方法によって得られた実際のビットエラー数やビットエラーレートと各々比較し、しきい値を超過した場合には劣化警報を外部制御システムに通知する方法を用いてもよい。
【0076】
なお、RS符号やBCH符号の生成多項式の構成方法、チェックビットの計算方法、復号アルゴリズム、すなわちシンドロームの計算方法と、これに基いたエラー位置とエラー値の計算方法、符号長の短縮化を補償する方法については広く知られているので、その詳細は省略する。
【0077】
本実施例により、10のマイナス12乗のビットエラーレートに対して6dB以上の十分な利得を有するエラー訂正符号を簡単に構成できる。その結果、時分割多重における多重度を増加した際の伝送距離の維持や、波長分割多重における異種ビットレートの光信号が混在する場合の伝送距離の最大化や、さらに時分割の多重度を変えない条件下で中継間隔を増加させたりするのに好適なエラー訂正符号を容易に構成することができる。
【0078】
(実施例2)
本発明によるエラー訂正符号化方法の別の実施例を図3と図4に示す。ここで、図3と図4はデータの符号化エリアをフレーム図として示したものである。
【0079】
図3、図4は各々図1、図2の実施例と同様であり、Kc=238、Nc=255、Kr=16、Nr=18の場合である。
【0080】
また、δ=1として、クライアント信号を1バイト毎に16バイトに並列化する。並列化した16バイトの各々が16個の行に対応する。さらに各々の1バイトを各ビット毎に並列化し、結果としてクライアント信号を128個に並列化する。
【0081】
C1符号化用の符号サブブロック10−iを、16個の各行に対応した各々255バイトの長さを持つ16個のサブブロックとすると、C1符号として、
・8個エラー訂正RS符号(255,239)
・ガロア体(2048)を基礎とする11個エラー訂正短縮化BCH符号(2040、1919)
のいずれかを適用できる。勿論、より訂正能力の低い符号を用いることもできる。
【0082】
また、C1符号化用の符号サブブロック10−iを、128個の並列化ビットに対応した各々255ビットの長さを持つ128個のサブブロックとすると、C1符号として、
・ガロア体(256)を基礎とする2個エラー訂正BCH符号(255、239)
を適用できる。
【0083】
図4においてmを1とすると、C2符号化用の符号サブブロック20−jは255個存在し、その各々のビットの並びは列方向にシリアルな並びとなる。この場合、C2符号として、
・1個エラー訂正短縮化RS符号(18,16)
・ガロア体(256)を基礎とする2個エラー訂正短縮化BCH符号(144、128)
のいずれかを適用できる。
【0084】
あるいは、mを2とし、C2符号化用の符号サブブロック20−jを128個作り、最後の符号サブブロック20−128にとって不足する1列分を仮想的にゼロと見なすことで、C2符号として、
・2個エラー訂正短縮化RS符号(36,32)
・ガロア体(512)を基礎とする3個エラー訂正短縮化BCH符号(288、261)
のいずれかを適用できる。
【0085】
あるいは、mを8とし、C2符号化用の符号サブブロック20−jを32個作り、最後の符号サブブロック20−32にとって不足する1列分を仮想的にゼロと見なすことで、C2符号として、
・8個エラー訂正短縮化RS符号(144,128)
・ガロア体(2048)を基礎とする11個エラー訂正短縮化BCH符号(1152、1031)
のいずれかを適用できる。
【0086】
なお、本実施例のスーパーFEC信号のビットレートはクライアント信号に対して約1.2054倍となる。
【0087】
本実施例により、10のマイナス12乗のビットエラーレートに対して約8dBの利得を有するエラー訂正符号を簡単に構成できる。その結果、時分割多重における多重度を増加した際の伝送距離の維持や、波長分割多重における異種ビットレートの光信号が混在する場合の伝送距離の最大化や、さらに時分割の多重度を変えない条件下で中継間隔を増加させたりするのに好適なエラー訂正符号を容易に構成することができる。
【0088】
(実施例3)
本発明によるエラー訂正符号化方法の別の実施例を図5と図6に示す。ここで、図5と図6はデータの符号化エリアをフレーム図として示したものである。
【0089】
図5、図6は各々図1、図2の実施例と同様であり、Kc=232、Nc=256、Kr=56、Nr=64の場合である。
【0090】
また、(実施例2)と同様にδ=1として、クライアント信号を1バイト毎に56バイトに並列化する。並列化した56バイトの各々が56個の行に対応する。さらに各々の1バイトを各ビット毎に並列化し、結果としてクライアント信号を448個に並列化する。
【0091】
C1符号化用の符号サブブロック10−iを、56個の各行に対応した各々256バイトの長さを持つ56個のサブブロックとすることで、C1符号として、
・最後の1バイト分を符号領域から除外した11個エラー訂正RS符号(255,233)
・最後の1ビット分を符号領域から除外したガロア体(2048)を基礎とする16個エラー訂正BCH符号(2047、1904)
のいずれかを適用できる。勿論、より訂正能力の低い符号を用いることもできる。
【0092】
また、C1符号化用の符号サブブロック10−iを、448個の並列化ビットに対応した各々256ビットの長さを持つ448個のサブブロックとすると、C1符号として、
・最後の1ビット分を符号領域から除外したガロア体(256)を基礎とする2個エラー訂正BCH符号(255、239)
を適用できる。
【0093】
図6においてmを1とすると、C2符号として、
・4個エラー訂正短縮化RS符号(64,56)
・最後の1ビット分を符号領域から除外したガロア体(512)を基礎とする7個エラー訂正BCH符号(511、448)
のいずれかを適用できる。
【0094】
あるいは、mを2とすると、C2符号として、
・8個エラー訂正短縮化RS符号(128,112)
・最後の1ビット分を符号領域から除外したガロア体(1024)を基礎とする12個エラー訂正BCH符号(1023、448)
のいずれかを適用できる。
【0095】
あるいは、mを4とすると、C2符号として、
・最後の1バイト分を符号領域から除外した15個エラー訂正RS符号(255,225)
・最後の1ビット分を符号領域から除外したガロア体(2048)を基礎とする23個エラー訂正BCH符号(2047、1794)
のいずれかを適用できる。
【0096】
なお、本実施例のスーパーFEC信号のビットレートはクライアント信号に対して約1.2611倍となる。
本実施例により、(実施例2)よりもさらに高い利得を有するエラー訂正符号を簡単に構成できる。
【0097】
上記の実施例はいずれも、(Kr行×Kc列)の第1被符号化情報ブロックのビットレートを増加させて(Nr行×Nc列)の既符号化ブロックに変換する例を示したが、行数Krを一定に保ったまま、列数を増加させて所定のチェックビットエリアを創出してもよい。次の(実施例4)と(実施例5)にこの例を示す。
【0098】
(実施例4)
本発明によるエラー訂正符号化方法の別の実施例を図7に示す。ここで、図7はデータの符号化エリアをフレーム図として示したものである。
【0099】
本実施例は、(実施例1)で述べた図1のC1符号化/復号を前提とし、さらに図7のC2符号化/復号とする構成であり、C2符号用のチェックビットエリアを(実施例1)の図2と異なる位置に配置した点が異なる。以下、この違いについて記述する。
【0100】
先の実施例では、C2符号化の際に並列段数を増加して作った(Nr−Kr)行分をC2符号用チェックビットエリア120Bとしていた。
これに対し、図7の実施例では、Ncがmの整数倍であり、かつ(Nr×m)がKrの整数倍である場合に限り、符号サブブロック10−i(i=1,2,…Kr)の各々のビットレートを(Nr÷Kr)倍に増加し、m個の列毎に{(Nr−Kr)×m÷Kr}個(これをmc個とする)の列の空エリアを作り、C2符号用チェックビットエリア120C−j(j=1,2,…,jm)とした。結果として、合計(Nc+jm×mc)個の列になる。これはまた、(Nc×Nr÷Kr)個に等しい。ここで、本実施例でjmは(Nc÷m)である。
【0101】
そして、(m+mc)個の列毎、すなわち(Nr×m)バイト毎に区切った各々を符号サブブロック21−j(j=1,2,…jm)とする。ここで、元の第1被符号化情報ブロックに相当するエリア100を符号サブブロック21−j毎に分割してエリア100B−j(j=1,2,…,jm)とする。
【0102】
以上のように区切られた符号サブブロック21−j毎に独立にC2符号化を行う。例えば、Kr=16、Nr=18、m=8の場合、mc=1となる。
【0103】
また、C2符号化後にシリアルなスーパーFEC信号に変換する際は、Nr段ではなく、Kr段のインターリーブを施すこととする。結果としてスーパーFEC信号のビットレートはクライアント信号のビットレートの{(Nr÷Kr)×(Nc÷Kc)}倍となり、(実施例1)と同一となる。
【0104】
本実施例により、C2符号のチェックビットを伝送順序、言い換えれば受信順序でC2符号の末尾に配置することができ、C2符号の符号化・復号を並列処理する際のスキームを簡単化でき、さらに符号化での遅延時間の発生を抑制することが可能となる。
【0105】
(実施例5)
本発明によるエラー訂正符号化方法の別の実施例を図8に示す。ここで、図8はデータの符号化エリアをフレーム図として示したものである。
【0106】
本実施例は、先の(実施例4)と同様であるが、(実施例4)を含むより一般的な手法とした点が異なる。以下、この点について記述する。
【0107】
(実施例4)では、「Ncがmの整数倍であり、かつ(Nr×m)がKrの整数倍である場合」の条件下で、符号サブブロック10−i(i=1,2,…Kr)の各々のビットレートを(Nr÷Kr)倍に増加し、m個の列毎に{(Nr−Kr)×m÷Kr}個の列の空エリアを作り、C2符号用チェックビットエリア120C−j(j=1,2,…,jm)とした。
【0108】
これに対し本実施例では、符号サブブロック10−i(i=1,2,…Kr)の各々のビットレートを{1+(ξ÷m)}倍に増加し、m個の列毎に任意のξ個の列の空エリアを作り、C2符号用チェックビットエリア120C−j(j=1,2,…,jm)とした。結果として、合計(Nc+jm×ξ)個の列になる。
【0109】
そして、(m+ξ)個の列毎、すなわち{Kr×(m+ξ)}バイト毎に区切った各々を符号サブブロック21−j(j=1,2,…jm)とする。ここで、元の第1被符号化情報ブロックに相当するエリア100を符号サブブロック21−j毎に分割してエリア100B−j(j=1,2,…,jm)とする。
以上のように区切られた符号サブブロック21−j毎に独立にC2符号化を行う。
【0110】
また、C2符号化後にシリアルなスーパーFEC信号に変換する際は、Kr段のインターリーブを施す。結果としてスーパーFEC信号のビットレートはクライアント信号のビットレートの{{1+(ξ÷m)}×(Nc÷Kc)}倍となる。
【0111】
本実施例により、C2符号のチェックビットを伝送順序でC2符号の末尾に任意の量だけ配置することができ、C2符号の符号化・復号を並列処理する際のスキームを簡単化でき、符号化での遅延時間の発生を抑制できる符号をよりフレキシブルに構成することを可能とする。
【0112】
なお、図1から図8で示す伝送順序は、クライアント信号上で伝送される順序や、スーパーFEC信号上で伝送される順序を示している。並列化信号としての伝送順序は各図に示した“伝送順序の2nd方向”であり、すなわち各行を同時に伝送して処理する。なお、C1符号化・復号の際は一層の並列化、例えば(Kr×4段)や(Kr×16段)等にして処理してもよい。あるいはまた、C2符号化・復号の際は各図に示した“伝送順序の1st方向”に伝送して各列を同時に処理してもよい。
【0113】
また、オーバヘッドエリアとして110C以外にも、C2符号用のチェックビットエリアである120B内の所定エリアを第2オーバヘッドエリアとして、ここにフレーミングパターンや伝送網のOAM&P用の情報の一部または全部を挿入してもよい。
【0114】
(実施例6)
クライアント信号が既に図1のフレーム構造を有する場合の符号化方法の別の実施例について記述する。
【0115】
クライアント信号を受信してスーパーFEC信号に変換する場合、C1符号用チェックビットエリア創出の為の(Nc÷Kc)倍のビットレート増加をおこなわず、クライアント信号のリフレーミングを行って、C1符号化し、C2符号化のプロセス、すなわちC2符号用のビットレート増加とC2符号化とオーバヘッドの挿入へ移行するシングルラッパーとする。ここで、クライアント信号のリフレーミングとは、クライアント信号のフレーミングパターンを検出して図1の如く配置し、クライアント信号のオーバヘッドエリア110Cの情報を終端して必要に応じて新規情報を再挿入することである。
【0116】
さらに、クライアント信号が既にC1符号と同一符号によって符号化されている場合には、既存のC1符号に対して一度C1復号した後再度新たにC1符号化してもよいし(方法1)、既存のC1符号を無視して新たにC1符号化してもよいし(方法2)、あるいは既存のC1符号に対して一度C1復号してそのままの状態にして(方法3)、各々C2符号化のプロセスへ移行してもよい。
【0117】
勿論上記の実施例と同じ方法でクライアント信号のフレームフォーマットを意識せずに、ビットレートを増加してC1符号化した後C2符号化のプロセスへ移行するダブルラッパーとしてもよい。(方法4)。
【0118】
さらに、オーバヘッドエリア110Cをオーバヘッドエリアとして使用せず、トランスペアレントに処理し、C2符号用のチェックビットエリアである120B内の所定エリアを第2オーバヘッドエリアとして使用してもよい。
【0119】
逆にスーパーFEC信号を受信してクライアント信号に変換する場合、符号化側で(方法1)〜(方法3)を用いた場合、C2復号プロセスの後、C1符号に対して一度C1復号した後再度新たにC1符号化してもよいし(方法1B)、C1復号せずに再度新たにC1符号化してもよいし(方法2B)、あるいはC1復号した後そのままの状態にして(方法3B)、各々(Kc÷Nc)倍のビットレート減少をおこなわず、クライアント信号として出力してもよい。あるいは符号化側で(方法4)を用いた場合は、上記の実施例と同じ方法を用いてC2復号、C1復号した後にビットレートを減少してクライアント信号として出力してもよい(方法4B)。ここで、例えば符号化側で(方法1)を行った場合は復号側では(方法1B)〜(方法3B)のいずれを行ってもよい。
【0120】
また、符号化側でこれら(方法1)〜(方法4)のうちどの動作を行うかの選択を外部制御システムからの設定にもとづいて行ってもよい。
【0121】
さらに、復号側でこれら(方法1B)〜(方法4B)のうちどの動作を行うかの選択を外部制御システムからの設定にもとづいて行ってもいいし、自動で行ってもよい。自動で行う場合は、例えば、第1列目内のOAM&P用のオーバヘッドの任意の所定エリアをFSIバイトと定義し、符号化側で復号の動作指示に対応した所定のコード値をFSIバイトに挿入する。復号側では、このFSIバイトのコード値を検出して、そのコード値に対応する上記の(方法1B)〜(方法4B)のいずれかを選択して動作させるといった具合にである。この場合でも、符号化側でFSIバイトにどの動作指示に対応したコード値を挿入するかを外部制御システムからの設定にもとづいて選択してもよい。
【0122】
本実施例により、クライント信号が既にC1符号化されている場合の相互接続性を確保しつつより高利得な符号を構成してスーパーFEC信号とすることができる。
【0123】
上記いずれの実施例においても、符号化側でC1符号化とC2符号化の順序を逆にし、かつ復号側でC1復号とC2復号の順序を逆にすることも可能である。この場合、符号化側では、まずビットレートを(Nr÷Kr)倍に増加させ、jmb個の符号サブブロック20−j(j=1,2,…,jmb)に対してC2符号で符号化した後、ビットレートを(Nc÷Kc)倍に増加させ、Nr個の符号サブブロック10−i(i=1,2,…,Nr)に対してC1符号で符号化するという具合である。ここでjmbは〈Kc÷m〉である。そして復号側では、上記と逆の処理を行う。
【0124】
また、上記いずれの実施例においても、(Nc÷Kc)倍と、(Nr÷Kr)倍かまたは{1+(ξ÷m)}倍の2回のビットレート増加を纏めて最初に行ってもよい。この場合、クライアント信号を受信して並列展開する前のシリアルなデータのビットレートかまたは、並列展開した後の各々のビットレートを{(Nc÷Kc)×(Nr÷Kr)}倍か、または{(Nc÷Kc)×{1+(ξ÷m)}}倍に増加して、第1被符号化情報ブロックを所定位置に再配置する。
【0125】
(実施例7)
上述した実施例において、C2復号後にC2符号用チェックビットエリア120Bや120Cを消滅させずにそのままとし、このC2符号用チェックビットエリア120Bや120Cを無視してC1復号復号した後、再度C2復号を行ってもよい。またさらにこの後再度C1復号を行ってもよいし、以降C2復号とC1復号を順次交互に繰り返してもよい。最終的にビットレートを{(Kr÷Nr)×(Kc÷Nc)}倍に減少して元のクライアント信号となるようにすればよい。あるいはC2復号、C1復号の各々が最終的に終了した際に、各々の過程でビットレートを(Kr÷Nr)、(Kc÷Nc)倍に減少して元のクライアント信号となるようにすればよい。
【0126】
本実施例により、C2復号とC1復号を順次交互に繰り返すことにより、1回ずつ復号する場合よりも高い利得を得ることができる。
【0127】
(実施例8)
図9AにKc、Ncの組み合わせに対して適用可能なC1符号を、図9BにKr、Nr、m、ξの組み合わせに対して適用可能なC2符号の一例を示す。
【0128】
図9Bは、(実施例1)〜(実施例4)の(Kr,Nr,m)の組に対するC2符号を示しているが、次の関係によって(実施例5)の(Kr,m,ξ)の組に対するC2符号も示している。すなわち、ある(Kr,Nr,m)=(a,b,c)の組と、(Kr,m,ξ)=(c,a,b)の組は同一の符号長とチェックビットエリアを有するので同一の符号が適用可能である。また、(Kr,Nr,m)=(a,b,c)の組と、(Kr,Nr,m)=(a×β,b×β,c÷β)の組も同一の符号長とチェックビットエリアを有するので同一の符号が適用可能である。さらに、(Kr,Nr,m)=(a,b,c)の組と、(Kr,Nr,m)=(d,e,f)の組について、(a×c)と(d×f)が等しく、かつ(b×c)と(e×f)が等しい時も同一の符号が適用可能である。同様に、(Kr,m,ξ)=(a,b,c)の組と、(Kr,m,ξ)=(d,e,f)の組について、(a×b)と(d×e)が等しく、かつ(a×c)と(d×f)が等しい時も同一の符号が適用可能である。ここで、a,b,cは任意の整数、βはcを割り切る任意の整数である。
【0129】
C2符号として、短符号長、例えば127〜144ビット/バイトで、訂正能力の低い代わりに復号アルゴリズムの簡単な符号、例えば1個〜3個エラー訂正RS/BCH符号とすることで符号化や復号に伴う遅延時間を減少し、かつ各々のスキームを簡単化できる。
【0130】
また、一般に光ファイバでは、分散や非線形効果に起因して、伝送可能な距離がビットレートのおよそ二乗に反比例することと、ビットレートを増加してチェックビットエリアを増加しても、エラー訂正符号の符号化利得の増加は次第に鈍ることから、ビットレートの増加を110%から130%内に制限して符号化することにより、最も効率のよい符号を得ることができる。ゆえに、スーパーFEC信号とクライアント信号の各々のビットレートの比率を百分率で110%以上130%以内とし、この冗長ビット、すなわち空エリアにチェックビットが収まるようにC1符号化及びC2符号化を行うこととする。
【0131】
本実施例により、C1符号化及びC2符号化をフレキシブルに行え、かつ伝送可能な距離を最大化する最も効率的な符号を構成することができる。
【0132】
(実施例9)
本発明によるエラー訂正符号の別の実施例を図10に示す。
本実施例は、(実施例1)〜(実施例5)で述べたC2符号化を行った後に、各列の順序を交換してからNr段のインターリーブを施すようにした点が異なる。以下、この違いについて記述する。
【0133】
C2符号化を行った後に、符号サブブロック20−j(j=1,2,…jm ) の各々のサブブロックの1番目の列20−j−1をjの小さいサブブロックから順に並べてjm個の列を作る。次に、符号サブブロック20−jの各々のサブブロックの2番目の列20−j−2を、同様にjの小さいサブブロックから順に並べて合計(2×jm)個の列を作る。以降、符号サブブロック20−jの各々のサブブロックの3番目の列20−j−3からm番目の列20−j−mまでに対して同様の操作を施して合計(m×jm)個の列を作る。このように再配置した信号を既符号化ブロックとして(実施例1)〜(実施例5)と同様にεバイト毎に行から行へとNr段のインターリーブを施してスーパーFEC信号とする。復号側では逆の配置(逆配置)を行って元の符号サブブロック20−j(j=1,2,…jm )の並びを復元した後にC2復号、及びC1復号を行う。
【0134】
また、上記のNrをKrに、mをmcに置き換えれば、本実施例は(実施例4)に対しても適用可能であるし、上記のNrをKrに、mを(m+ξ)に置き換えれば、(実施例5)に対しても適用可能である。
【0135】
勿論本実施例は(実施例6)、(実施例7)に対しても適用可能である。
【0136】
さらに、上記のNrをKrに、jmを適当な2以上の値に置き換え、かつC1符号化を行った後に上記と同様に再配置を行えば、C1符号による単一符号化に対しても適用可能である。
【0137】
また、このように再配置したスーパーFEC信号をクライアント信号と見なしてさらにビットレートを増加させて上述した実施例のようにC1符号化とC2符号化を行ったり、さらにはこのような再配置を複数回繰り返し行ってスーパーFEC信号としてもよい。この場合、復号側では符号化側と逆の動作、すなわち、逆配置→C2復号→C1復号→ビットレート減少を符号化側と同回数だけ繰り返して行う。
【0138】
上記の記述ではC2符号化を行った後に、各列の順序を交換しているが、C1符号化を行った直後に各列の順序を交換してC2符号化を行うこともできる。この場合は、C1符号による単一符号化と同様に、上記のNrをKrに、jmを適当な2以上の値に置き換えて、C1符号化を行った後に上記と同様に再配置を行えばよい。
【0139】
本実施例により、スーパーFEC信号に長大なバーストエラーが発生しても、それらは復号側での逆配置によって異なるC1符号エリアと異なるC2符号エリアに分散される為、スーパーFEC信号は大きなエラー訂正能力を持つことができる。
【0140】
(実施例10)
本発明によるエラー訂正符号の別の実施例を図11に示す。
本実施例は、実施例1〜実施例3で述べたC2符号化を行った後に、各行を少しずつ前後に移動してからNr段のインターリーブを施すようにした点が異なる。以下、この違いについて記述する。
【0141】
C2符号化を行った後に、符号サブブロック10−i(i=1,2,…,Kr)とC2符号用の(Nr−Kr)行分の合計Nr行分の各々の行について、まず第2行目(図中の130−1−2)を時間的位置で後方へjdバイト分だけずらして配置する。ここでjdは1以上の任意の整数値である。次に第3行目(図中の130−1−3)を時間的位置で後方へ(2×jd)バイト分だけずらして配置する。以降、第3行から第Nr行までの行に対して同様の操作を施し、第Nr行(図中の130−1−Nr)は時間的位置で後方へ(Nr×jd)バイト分だけずれて配置することとなる。結果として、再配置後の少なくとも(Nr×jd)個の列には、再配置前の隣接する既符号ブロックのデータが同居することとなる。
【0142】
ここで、図11では既符号化ブロック130の第1列目は、復号側でフレーミングパターンを容易に検出できるように、再配置の対象外としているが、別に再配置の対象とすることも可能である。
【0143】
このように再配置した信号を(実施例1)〜(実施例3)と同様にεバイト毎に行から行へとNr段のインターリーブを施してスーパーFEC信号とする。復号側では逆の配置(逆配置)を行って元の各行の並びを復元した後にC2復号、及びC1復号を行う。
【0144】
また、上記のNrをKrに置き換えれば、本実施例は(実施例4)、(実施例5)に対しても適用可能である。
勿論本実施例は(実施例6)〜(実施例7)に対しても適用可能である。
【0145】
さらに、上記のNrをKrに置き換え、かつC1符号化を行った後に上記と同様に再配置を行えば、C1符号による単一符号化に対しても適用可能である。
【0146】
また、このように再配置したスーパーFEC信号をクライアント信号と見なしてさらにビットレートを増加させて上述した実施例のようにC1符号化とC2符号化を行ったり、さらにはこのような再配置を複数回繰り返し行ってスーパーFEC信号としてもよい。この場合、復号側では符号化側と逆の動作、すなわち、逆配置→C2復号→C1復号→ビットレート減少を符号化側と同回数だけ繰り返して行う。
【0147】
上記の記述ではC2符号化を行った後に、各行の位置をずらしているが、C1符号化を行った直後に各行の位置をずらしてC2符号化を行うこともできる。この場合は、C1符号による単一符号化と同様に、上記のNrをKrに置き換えて、C1符号化を行った後に上記と同様に再配置を行えばよい。
【0148】
本実施例により、スーパーFEC信号に長大なバーストエラーが発生しても、それらは復号側での逆配置によって異なるC1符号エリアと異なるC2符号エリアに分散される為、スーパーFEC信号は大きなエラー訂正能力を持つことができる。
【0149】
(実施例11)
スーパーFEC信号のフレーミングパターンエリアや伝送網のOAM&P用のオーバヘッドエリア、例えば図1〜図7の第1列目はC1符号化やC2符号化の対象から除外してもよい。除外する場合は符号化側では第1列目を仮想的に(00)hexとして符号化し、復号側でも第1列目を仮想的に(00)hexとして復号すればよい。また、外すか否かを外部制御システムから制御してもよい。この場合、“除外”/ “除外しない”が設定された時に第1列目の値をそのまま使用するか、仮想的に(00)hexとするかを選択して符号化・復号化を行うようにすればよい。さらに復号側でのC1復号やC2復号の各々において、上記の第1列目をC1符号エリアやC2符号エリアから除外するか否かを外部制御システムからの設定にもとづいて行ってもいいし、自動で行ってもよい。自動で行う場合は、例えば、第1列目内のOAM&P用のオーバヘッドの任意の所定エリアをFSIBバイトと定義し、符号化側で第1列目を符号化対象か否かに対応した所定のコード値をFSIBバイトに挿入する。復号側では、このFSIBバイトのコード値を検出して、そのコード値に対応した動作を行うといった具合にである。FSIBバイトは先に説明したFSIバイトであってもよい。また、フレーミングパターンエリアと伝送網のOAM&P用のオーバヘッドエリアとに対してそれぞれ独立に上記設定や自動動作を行ってもよい。さらにOAM&P用のオーバヘッドエリアを複数のエリアに分割し、その各々について独立に上記設定や自動動作を行ってもよい。また、C1符号とC2符号とに対してそれぞれ独立に上記設定や自動動作を行ってもよい。
【0150】
本実施例により、C1符号とC2符号の各々に対して、フレーミングパターンエリアやOAM&P用のオーバヘッドエリアを符号化対象にするか否かを独立に設定することができ、伝送網のOAM&Pをよりフレキシブルかつ容易なものとし、さらには伝送網のOAM&Pをオペレータの介在なく自動的に行うことを可能とする。
【0151】
(実施例12)
実施例11の自動動作の手法と同様に、復号動作を自動的にONにしたりOFFにしたりしてもよい。例えば第1列目内のOAM&P用のオーバヘッドの任意の所定エリアをFSICバイトと定義し、符号化側で符号化したか否かに対応した所定のコード値をFSICバイトに挿入する。復号側では、このFSICバイトのコード値を検出して、符号化されている場合は復号動作をONにし、符号化されていない場合は復号動作をOFFにするといった具合にである。ここで、FSICバイトは先に説明したFSIバイトやFSIBバイトであってもよい。また、符号化しない状態から符号化する状態へと変化させる場合は、実際に符号化を開始する第1被符号化ブロックや第2被符号化ブロックよりも時間的に以前のブロックに属するFSICバイトへ、符号化した場合に対応する所定のコード値を挿入してもよい。さらに、復号側ではFSICバイトのコード値の検出に際して時間的にM回連続して同一値を検出した場合に限りそのコード値に対応する動作を行ってもよい。また、C1符号とC2符号とに対してそれぞれ独立に上記の如くのFSICバイトへのコード値挿入や自動復号を行ってもよい。
【0152】
本実施例により、C1符号とC2符号の各々に対して独立に自動的に復号することができ、伝送網のOAM&Pをよりフレキシブルかつ容易なものとし、さらには伝送網のOAM&Pをオペレータの介在なく自動的に行うことを可能とする。
【0153】
上述した全ての実施例においてクライアント信号は次のいずれであってもよい。また、これら以外でも時間的に一定のビットレートを有する任意の2値のデジタル信号、あるいはこれを光信号に変換したものであってもよい。
【0154】
・SONET規格のOC−1、OC−3、OC−12、OC−48、OC−192、OC−768のいずれかの信号。
【0155】
・SDH規格のSTM−1、STM−4、STM−16、STM−64、STM−256のいずれかの信号。
【0156】
・IEEEの規格802.3zにて規定される1000Base−SX、1000Base−LX、1000Base−CXのいずれかの信号(通称ギガイーサ信号)。
【0157】
・IEEEの規格802.3zにて規定される8B10B符号を用いてビットレートを125%に変換した信号。
【0158】
・上記ギガイーサ信号や8B10B符号を具備する信号の8B10B符号を終端し、ビットレートを80%に変換した信号。
【0159】
・任意のデータ信号を所定のデータ圧縮ツールを用いて圧縮した信号。
【0160】
・特願平8−138011にて開示の多重化伝送装置の出力信号。
【0161】
・ITU−Tの勧告G.975にて規定される信号。
【0162】
・ITU−Tの勧告G.872(1999年制定)にて規定されるOCh(Optical Channel)レイヤの信号。
【0163】
・上記信号のいずれか1種類について、任意の複数個の信号を時分割多重した信号、例えば2個のOC−48信号を時分割多重した4.97664Gbit/sのビットレートを有する信号、2個のSTM−64信号を時分割多重した19.90656Gbit/sのビットレートを有する信号、4個の1.25Gbit/sのギガイーサ信号を時分割多重した5.0Gbit/sのビットレートを有する信号。
【0164】
・上記信号のいずれかを(255÷238)、あるいは(256÷240)の倍率でビットレートを増加させた信号。
【0165】
・上記信号のいずれかのビットレートを2倍に増加させて、符号化率2分の1の畳み込み符号によって符号化した信号。
【0166】
・上記信号のいずれかをクライアント信号として上述した実施例の如く符号化したスーパーFEC信号。
【0167】
・複数個のスーパーFEC信号を時分割多重した信号。
【0168】
一例として、2.48832Gbit/sのビットレートを有するOC−48信号、ないしはSTM−16信号をクライアント信号とする場合、並列展開の段数Krを4とし、かつ各バイト内の全ビットを並列展開すれば、計32ビット分の並列展開となり、各1ビット分当たりのビットレートは77.76Mbit/s(Mega Bit Per Second)となる。あるいはKrを8とすれば、各1ビット分当たりのビットレートは38.88Mbit/sとなるし、Krを16とすれば、各1ビット分当たりのビットレートは19.44Mbit/sとなる。
【0169】
同様に、9.95328Gbit/sのビットレートを有するOC−192信号、ないしはSTM−64信号をクライアント信号とする場合、並列展開の段数Krを16とし、かつ各バイト内の全ビットを並列展開すれば、計128ビット分の並列展開となり、各1ビット分当たりのビットレートは77.76Mbit/sとなる。あるいはKrを32とすれば、各1ビット分当たりのビットレートは38.88Mbit/sとなるし、Krを64とすれば、各1ビット分当たりのビットレートは19.44Mbit/sとなる。
【0170】
また、並列展開の段数Krを16、すなわち計128ビット分に固定し、各1ビット分当たりのビットレートをクライアント信号がOC−192信号ないしはSTM−64信号の場合、並列信号の各1ビット分当たりのビットレートを77.76Mbit/sとし、クライアント信号がOC−48信号ないしはSTM−16信号の場合、19.44Mbit/sとし、クライアント信号がOC−12信号ないしはSTM−4信号の場合、4.86Mbit/sとする如く、クライアント信号のビットレートに応じて変わるようにしてもよい。
【0171】
また、上記のギガイーサ信号や、8B10B符号化された信号をクライアント信号とする場合、8B10B符号を終端する一方で、ビットレートをそのまま保ってもよい。ここで8B10B符号の終端は、8B10B符号化される以前のデータを復元することをいう。こうすることでデータ量は80%に減少し、残りの20%の容量、すなわち8B10B符号終端後のデータ量に対して25%の容量が自由に使える空エリアとなる。例えば1.25Gbit/sのギガイーサ信号の場合、0.25Gbit/sの容量が自由に使える空エリアとなる。なお、8B10B符号の終端に際しては、8B10B符号終端前のアイドルパターンを除去し、各パケット間の区切りが分かるように適当な区切りパターンを新たに挿入してもよいし、8B10B符号終端前のアイドルパターンを、8B10B符号終端後に容量がY%(Y<100)になるように識別用の適当なパターンに変換してもよい。あるいは、8B10B符号終端後の各8ビットのデータを所定の方法で9ビットに変換してビットレートを90%に減じることもできる。例えばパケットの各8ビットの先頭に“ゼロ”の値のビットを1ビット付加して計9ビットとする一方で、パケット間の区切りパターンとして先頭の1ビットの値が“1”で、後続の8ビットが任意の所定パターンの計9ビットのものを用いてもよい。いずれにしても8B10B符号終端後のデータ容量に対して6%以上の容量が自由に使える空エリアとなる場合には、ここをC1符号用チエックビット位置とするか、さらにC2符号用チエックビット位置として上述した実施例のC1符号化、またさらにはC2符号化を行える。そして、復号側でクライアント信号を再生する際に、8B10B符号を再生すればよい。これにより、ビットレートを増加させずにスーパーFEC信号を構成することが可能となる。
【0172】
また、任意のデータ信号を所定のデータ圧縮ツールを用いてデータ量を圧縮する一方で、ビットレートを元のままに保った信号に対しても、圧縮後のデータ容量に対して6%以上の容量が自由に使える空エリアとなる場合も同様に、ビットレートを増加させずにスーパーFEC信号を構成することが可能となる。
【0173】
また、1本の光ファイバ心線中の波長分割多重信号の各々の波長の信号をクライアント信号として上述した符号化/復号化を行うこともできるし、各々の波長の信号を時分割多重した信号をクライアント信号として上述した符号化/復号化を行うこともできる。また、複数のスーパーFEC信号の各々の波長を互いに異なる波長にして1本の光ファイバ心線中を波長分割多重伝送することもできる。
【0174】
上記した実施例はいずれも、C1符号を外符号、C2符号を内符号とした擬似的な積符号ないしは連接符号を用いたものであるが、単一の符号だけで符号化を行ってもよい。例えば、上記の実施例と同様にクライアント信号を図1のフレーム構造に変換してC1符号化を行うこととし、C1符号化されたデータをそのままεバイト毎にKr段のインターリーブを施してスーパーFEC信号とする。復号側ではこれと逆の処理を施してクライアント信号を復元する。
【0175】
この場合の例として、(ζ)Gbit/sのビットレートを有するクライアント信号の並列化に関してのδを1とし、Krを16とし、各バイト内の全ビットを並列化して計128個に並列化し、Kcを238とし、Ncを255とし、C1符号を8個エラー訂正リードソロモン符号(255,239)とし、計128個の並列信号の各1個当たりの符号化の処理速度を、ビットレートの増加前で{(ζ÷128)×1000}Mbit/sとし、ビットレートの増加後で{(ζ÷128)×(255÷238)×1000}Mbit/sとする。復号の処理速度も同様である。例えばクライアント信号が9.95328Gbit/sのビットレートを有するOC−192信号、ないしはSTM−64信号の場合には、並列信号の各1個当たりの処理速度をビットレート増加前で77.76Mbit/sとし、ビットレート増加後で約83.4Mbit/sとする。また、例えば12.5Gbit/sのビットレートを有するクライアント信号に対しては、並列信号の各1個当たりの処理速度を97.65625Mbit/s、及び約104.7Mbit/sとする。また、例えば19.90656Gbit/sのビットレートを有するクライアント信号に対しては、並列信号の各1個当たりの処理速度を155.52Mbit/s、及び約166.7Mbit/sとする。また、例えば39.81312Gbit/sのビットレートを有するクライアント信号に対しては、並列信号の各1個当たりの処理速度を311.04Mbit/s、及び約333.3Mbit/sとする。いずれの場合においても、並列信号の8個を1系統とする計16系統の並列信号の各々に対して独立に符号化、及び復号を行うので、クライアント信号のビットレートに関わらず、符号化と復号を行う装置の規模は16セット分と一定である。このように、クライアント信号のビットレートに関わらず、常に一定の並列化処理のスキームとすることで、クライアント信号のビットレートが増大しても、並列化の個数が一定である為、符号化や復号を行う装置の規模増加を抑制することを可能とする。
【0176】
さらにまた、クライアント信号がOC−192信号ないしはSTM−64信号や、12.5Gbit/sのビットレートを有する信号に対して、上記と同様に並列化を行うこととし、これらの整数倍のビットレートを有する信号に対しては、並列化の個数も整数倍(ω倍)にしてもよい。例えば9.95328Gbit/sのビットレートの信号に対しては、上記のようにKrを16にし、各バイト内の全ビットを並列化して計128個に並列化するのに対して、(ω×9.95328)Gbit/sのビットレートの信号に対しては、Krを(ω×16)とし、各バイト内の全ビットを並列化して計(ω×128)個に並列化するという具合にである。こうすることで、並列信号の各1個当たりの処理速度をビットレート増加前で77.76Mbit/sに、ビットレート増加後で約83.4Mbit/sに固定することができ、シリコンプロセスによって作製するLSIの動作速度に適し、かつ符号化や復号を行う装置の規模増加を抑制することを可能とする。
【0177】
(実施例13)
本発明の実施の形態であるスーパーFECシグナルトランスミッタの実施例を図12に示す。ここで、図12はスーパーFECシグナルトランスミッタ2のブロック図である。
【0178】
スーパーFECシグナルトランスミッタ2はクライアント信号200を受信し、スーパーFEC信号250として出力する。クロック抽出部210は、受信したクライアント信号200からそれと同一のビットレートのクロック信号210Cを再生して出力する。 クロック分周部211は、クロック抽出部210からのクロック信号210Cを、スーパーFECシグナルトランスミッタ2内の初段の処理レート、例えば周波数を元のクロック信号のKr分の1倍や、(8×Kr)分の1倍に分周してクロック信号211Cとして出力する。また、必要に応じて外部から所定の周波数のクロック信号を受信して、この信号をPLL(Phase Locked Loop)回路等を用いてクロック抽出部210で抽出したクロック信号に同期化してクロック信号211Cとしてもよい。
【0179】
シリアル・パラレル変換部212は、受信したクライアント信号200を、その1ビット分の周期と位相が、クロック信号211Cのそれに等しくなるようにδバイト毎にKr段に並列化して出力する。
【0180】
第1クロックレート変換部213は、クロック分周部211からのクロック信号211Cの周波数を(Nc÷Kc)倍に増加して第1クロック信号213Cとして出力する。
【0181】
第1フレーム変換部214は、シリアル・パラレル変換部212からの並列データ信号の各々を、第1クロックレート変換部213からの第1クロック信号213Cのタイミングを用いてそのビットレートを(Nc÷Kc)倍に変換し、元の並列データ信号を図1、図3、図5のようなフレームフォーマット内のエリア100に配置して出力する。
【0182】
オーバヘッドプロセッサ部215はスーパ−FEC信号上に挿入して送信すべき伝送網のOAM&P用のオーバヘッド情報やフレーミングパターン等を発生し、第1オーバヘッド挿入部216、第2オーバヘッド挿入部217、第3オーバヘッド挿入部218へと、その各々で処理すべき上記の各種情報の一部又は全て215a、215b、215cを出力する。
【0183】
第1オーバヘッド挿入部216は、オーバヘッドプロセッサ部215からの各種情報215aを、第1フレーム変換部214からのデータ信号内の予め定められた所定の位置、例えば図1、図3、図5のエリア110C内の所定の位置に挿入し、出力する。
【0184】
第1エンコードプロセッサ部217は、第1オーバヘッド挿入部216からの出力データ信号に対して、前記の実施例で記したC1符号化を行う。C1符号化は、Kr個の符号サブブロック10−i(i=1,2,…,Kr)の各々に対して独立にかつ同時に行う。本プロセッサ部217は、Kr個の符号サブブロック10−iの各々を扱うKr個のC1エンコードモジュール217−MDJ−i(i=1,2,…,Kr)で構成してもよい。
【0185】
第2オーバヘッド挿入部218は、オーバヘッドプロセッサ部215からの各種情報215bを、第1エンコードプロセッサ部からのデータ信号内の予め定められた所定の位置、例えば図1、図3、図5のエリア110C内の所定の位置に挿入し、出力する。
【0186】
第2クロックレート変換部219は、第1クロックレート変換部213からの第1クロック信号213Cの周波数を(Nr÷Kr)倍、ないしは{1+(ξ÷m)}倍に増加して第2クロック信号219Cとして出力する。
【0187】
第2フレーム変換部220は、第2オーバヘッド挿入部218からの並列化されたデータ信号の各々を、第2クロックレート変換部219からの第2クロック信号219Cのタイミングを用いてそのビットレートを(Nr÷Kr)倍、ないしは{1+(ξ÷m)}倍に変換し、元の並列データ信号を図7ないしは図8のようなフレームフォーマット内のエリア100Bに配置して出力する。この場合を(ケース1)とする。あるいは第2オーバヘッド挿入部218からのデータ信号に並列に(Nr−Kr)段の並列エリアを作り、元の並列データ信号を図2、図4、図6のようなフレームフォーマット内のエリア100に配置して出力する。この場合を(ケース2)とする。
【0188】
第2エンコードプロセッサ部221は、第2フレーム変換部220からの出力データ信号に対して、前記の実施例で記したC2符号化を行う。その際、jm個の符号サブブロック20−j(j=1,2,…,jm)の各々に対して、符号サブブロック20−1をC2符号化した後ないしは符号化中に符号サブブロック20−2のC2符号化を開始するという具合に、時系列的にC2符号化を行う。そして各1個の符号サブブロック20−jをKr段ないしはNr段に並列展開した状態のまま処理する。例えばチェックビットの計算において、Krバイト分ないしはNrバイト分の並列入力に対し、その各々のバイトやビットの並列の位置に応じたケタ上げを施した後、生成多項式による除余算を行えばよい。C2符号として、mの小さい短符号長の符号を使用することによって、符号化に伴う遅延時間を減少することができる。
【0189】
第3オーバヘッド挿入部222は、オーバヘッドプロセッサ部215からの各種情報215cを、第2エンコードプロセッサ部221からのデータ信号内の予め定められた所定の位置、例えば図1、図3、図5のエリア110C内の所定の位置に挿入し、出力する。
【0190】
クロック倍周部223は、第2クロックレート変換部219からの第2クロック信号219Cを、その周波数を整数倍に、例えば第2フレーム変換部220が(ケース1)の場合はKr倍や(8×Kr)倍に、ケース2の場合はNr倍や(8×Nr)倍に倍周して第3クロック信号223Cとして出力する。また、必要に応じて外部から所定の周波数のクロック信号を受信して第3クロック信号223Cとしてもよい。
【0191】
スクランブラ224は、同一のビット値が連続して送信されないようにランダマイズして出力する。例えば次のパラレル・シリアル変換部225からのシリアルデータ信号に対して所定の次数の原始多項式を生成多項式としてスクランブルを施したのと同一の結果となるように並列処理する。なおスクランブラ224を、パラレル・シリアル変換部225の後方に位置させて、1ビットの直列処理スクランブラとしてもよい。
【0192】
パラレル・シリアル変換部225は、スクランブラ224からのKr段またはNr段の並列データ信号を、その1ビット分の周期と位相が第3クロック信号223Cのそれに等しくなるようにεバイト毎にインターリーブしてビットの並びを時系列的にシリアル化し、スーパーFEC信号250として出力する。
【0193】
上記の各部のうち、第1オーバヘッド挿入部216から第2オーバヘッド挿入部218までの各部はクロック信号213Cのタイミングで動作する。第2エンコードプロセッサ部221からスクランブラ224までの各部はクロック信号219Cのタイミングで動作する。
【0194】
なお、上記において、外部制御システム9から上記スーパーFECシグナルトランスミッタ2を制御してもよい。例えば、オーバヘッドプロセッサ部215に対して、生成すべきOAM&P用のオーバヘッド情報の一部または全部やフレーミングパターン、第1オーバヘッド挿入部216、第2オーバヘッド挿入部218、第3オーバヘッド挿入部222の各々でどのOAM&P用のオーバヘッド情報やフレーミングパターンを挿入するかを制御信号9aによって制御してもよい。あるいは第1エンコードプロセッサ部217や第2エンコードプロセッサ部221に対して、(実施例6)で記した(方法1)〜(方法4)のうちどの動作を行うかや、(実施例11)で記したようにフレーミングパターンエリアやOAM&P用のオーバヘッドエリアを符号化対象にするか否かや、(実施例12)で記したようにC1符号化やC2符号化を行うか否かを制御信号9b、9cによって制御してもよい。また、クライアント信号200が信号断等の異常状態であることを検出した場合や、スーパーFECシグナルトランスミッタ2の動作が異常状態になった際には外部制御システム9に対して警報299を通知してもよい。
【0195】
本実施例により、クライアント信号をC1符号化した後C2符号化してスーパ−FEC信号へと変換することで、10のマイナス12乗のビットエラーレートに対して6dB以上の十分な利得を有するエラー訂正符号への符号化を実現するスーパ−FECトランスミッタを簡単に構成することができる。
【0196】
(実施例14)
本発明の実施の形態であるスーパーFECシグナルトランスミッタの別の実施例を図13に示す。
【0197】
本実施例のスーパーFECシグナルトランスミッタ2の構成と動作は図12の実施例と同様であるが、第1フレーム変換部214と第2フレーム変換部220とを纏めて配置し、第1クロックレート変換部213と第2クロックレート変換部219とを纏めて配置した点と、セレクタ227、セレクタ228を追加した点が異なる。さらに、第2フレーム変換部220の出力信号のデータフォーマットと同等のデータフォーマットを有する並列データ信号204と、並列データ信号204に同期し、かつ第2クロック信号219Cと同一の周波数を有するクロック信号205と、並列データ信号204の位相を示す位相パルス信号206とを外部から受信した点が異なる。
【0198】
第1クロックレート変換部213、第1フレーム変換部214、第2クロックレート変換部219の動作は(実施例13)と同様である。
【0199】
第2フレーム変換部220は、第1フレーム変換部214からの並列データ信号の各々に対して(実施例13)と同様の処理を行う。さらに(ケース1)の場合は、第1フレーム変換部214を除去することが可能で、この場合シリアル・パラレル変換部212からの並列データ信号の各々を、第2クロックレート変換部219からの第2クロック信号219Cのタイミングを用いてそのビットレートを直接{(Nr÷Kr)×(Nc÷Kc)}倍、ないしは{{1+(ξ÷m)}×(Nc÷Kc)}}倍に変換し、元の並列データ信号を図7ないしは図8のようなフレームフォーマット内のエリア100Bに配置して出力してもよい。
【0200】
セレクタ227は、第2フレーム変換部220からの並列データ信号と、外部から受信した並列データ信号204を受信してそのいずれかを選択して出力する。
【0201】
セレクタ228は、第2クロックレート変換部219からの第2クロック信号219Cと、外部から受信したクロック信号205を受信してそのいずれかを選択してクロック信号228Cとして出力する。
【0202】
なお、セレクタ227とセレクタ228は、同一系統の信号を選択する。つまり、セレクタ227で第2フレーム変換部220からの並列データ信号を選択する際は、セレクタ228で第2クロック信号219Cを選択する。逆にセレクタ227で並列データ信号204を選択する際は、セレクタ228でクロック信号205を選択する。また、いづれを選択するかを外部制御システム9が制御信号9fによって制御してもよい。
【0203】
セレクタ227で並列データ信号204を選択する場合は、第1オーバヘッド挿入部216以降の各プロセスにおいて、外部から受信した位相パルス信号206に基いて並列データ信号204のフレーム位置の認識を行う。
【0204】
他の各部の動作は、第1オーバヘッド挿入部216がセレクタ227からのデータ信号を処理する点と、第2エンコードプロセッサ部221が第2オーバヘッド挿入部218からのデータ信号を処理する点のみが異なり、他は(実施例13)と同様である。
【0205】
本実施例により、クライアント信号を予め所定のビットレートへと増加させた後にC1符号化及びC2符号化を行ってスーパ−FEC信号へと変換することで、十分な利得を有するエラー訂正符号への符号化を実現するスーパ−FECトランスミッタをより簡単に構成することができる。
【0206】
また、C1符号による単一符号化を行う場合は、図12、図13において第2クロックレート変換部219、第2フレーム変換部220、第2エンコードプロセッサ部221、第3オーバヘッド挿入部222を除去してここを単にスルーで接続すればよい。
【0207】
あるいはまた、図12、図13において第1オーバヘッド挿入部216、第2オーバヘッド挿入部218、第3オーバヘッド挿入部222のうちいずれか1個、あるいは2個、あるいは3個とも除去して単にスルー接続としてもよい。3個とも除去する場合は第1エンコードプロセッサ部217、第2エンコードプロセッサ部221のいずれかにおいて所定のフレーミングパターンを挿入する。
【0208】
(実施例15)
本発明の実施の形態であるスーパーFECシグナルレシーバの実施例を図14に示す。ここで、図14はスーパーFECシグナルレシーバ3のブロック図である。
【0209】
スーパーFECシグナルレシーバ3はスーパーFEC信号350を受信し、クライアント信号300として出力する。クロック抽出部330は、スーパーFEC信号350からそれと同一のビットレートのクロック信号330Cを再生して出力する。
【0210】
クロック分周部331は、クロック抽出部330で抽出したクロック信号330Cを、スーパーFECシグナルレシーバ3内の初段の処理レート、例えば周波数を元のクロック信号のPr分の1倍や、(8×Pr)分の1倍に分周してクロック信号331Cとして出力する。また、必要に応じて外部から所定の周波数のクロック信号を受信して、この信号をPLL回路等を用いてクロック抽出部330で抽出したクロック信号に同期化してクロック信号331Cとして出力してもよい。
【0211】
ここで、このスーパーFEC信号350の送信元の図12のスーパーFECシグナルトランスミッタ2において、第2フレーム変換部220が(ケース1)の手法でフレーム変換を行った場合は、Pr=Krであり、(ケース2)の手法でフレーム変換を行った場合は、Pr=Nrである。前者の場合を(送信元ケース1)、後者の場合を(送信元ケース2)と称する。
【0212】
第1クロックレート変換部332は、クロック分周部331からのクロック信号331Cの周波数を(Pr÷Nr)倍、ないしは{m÷(m+ξ)}倍に減少して第1クロック信号332Cとして出力する。第2クロックレート変換部333は、第1クロックレート変換部332からの第1クロック信号332Cの周波数を(Kc÷Nc)倍に減少して第2クロック信号333Cとして出力する。クロック倍周部334は、第2クロックレート変換部333からの第2クロック信号333Cを、その周波数を整数倍に、例えばKr倍や(8×Kr)倍に倍周して第3クロック信号334Cとして出力する。また、必要に応じて外部から所定の周波数のクロック信号を受信して第3クロック信号334Cとしてもよい。
【0213】
シリアル・パラレル変換部311は、スーパーFEC信号350を、その1ビット分の周期と位相が、クロック信号331Cのそれに等しくなるようにεバイト毎にPr段に並列化して出力する。フレーム同期部312は、シリアル・パラレル変換部311からの並列データ信号に対して、所定のフレーミングパターンを検出して、信号を適当な順序に並び換えることによって図2、図4、図6、図7のフレームフォーマットの信号を出力する。
【0214】
デスクランブラ313は、フレーム同期部312からの並列データ信号に対して、スーパーFEC信号350の送信元の図12のスーパーFECシグナルトランスミッタ2においてスクランブラ224で行ったのと逆の操作を施して、スクランブルする以前のデータを復元する。
【0215】
第1オーバヘッド抽出部314は、デスクランブラ313からのデータ信号内の予め定められた所定の位置、例えば図2、図4、図6、図7のエリア110C内の所定の位置の情報を抽出した後、データ信号をそのまま第1デコードプロセッサ部315へ出力すると共に、抽出した情報340aをオーバヘッドプロセッサ部340へ出力する。
【0216】
第1デコードプロセッサ部315は、第1オーバヘッド抽出部314からの出力データ信号に対して、前記の実施例のC2復号を行って、復号したデータ信号を第2オーバヘッド抽出部316へ出力すると共に、C2復号結果341a(訂正したビット数、訂正不能なエラーが存在した場合の訂正不能なビット数の推定値、誤訂正した場合の誤訂正したビット数)をFECパフォーマンスモニタ部341へ出力する。ここで、C2復号はC2符号化と同様に、jm個の符号サブブロック20−j(j=1,2,…,jm)の各々に対して、符号サブブロック20−1をC2復号した後ないしは復号中に符号サブブロック20−2のC2復号を開始するという具合に行う。そして各1個の符号サブブロック20−jをKr段ないしはNr段に並列展開した状態のまま処理する。例えばシンドロームの計算において、Krバイト分ないしはNrバイト分の並列入力に対し、その各々のバイトやビットの並列位置に応じたケタ上げを施した後、シンドローム計算を行えばよい。シンドローム計算の結果からエラー位置を示すError Locator Polynominal(ELPと略す)と、エラー値を間接的に示すError Evaluator Polynominal(EVPと略す)の各多項式係数を求める計算は、Euclidの互除算を用いる方法が広く知られており、Krバイト分ないしはNrバイト分の並列状態には依存しない。エラー位置計算は、RS符号ではシンボル位置、BCH符号ではビット位置に対応したガロア体の元をELP多項式に代入して、“ゼロ”となるか否かによって、該当シンボル位置やビット位置にエラーが存在するか否かを判定する。エラー値計算も、シンボル位置やビット位置に対応したガロア体の元をEVP多項式やELPの微分多項式に代入して、該当シンボル位置やビット位置に仮にエラーが存在する場合のエラー値を計算する。
【0217】
このエラー位置計算とエラー値計算を、Krバイト分ないしはNrバイト分の各々のバイトやビットの並列位置に対応した独立な計算を同時に行うこととする。その際、各並列位置に応じたケタ上げを施して計算すればよい。
【0218】
該当ビットに対して上記のエラー位置計算とエラー値計算を行いながら、該当ビットのエラーを訂正して出力するような逐次復号を行うこともできるし、あるいは全てのビット位置に対するエラー位置計算とエラー値計算を行った後、エラーの存在する位置のエラーを訂正して出力してもよい。後者の場合は、エラー訂正能力を超えたエラーが発生した場合に生じるELP多項式とEVP多項式の不合理性を検出できる為、誤訂正を抑制することができる。
【0219】
なお、ELPとEVPの多項式係数計算やエラー値計算では、ガロア体の割り算、すなわち逆元による掛け算が必要となる。このガロア体の逆元の導出手法として、所定のガロア体の元とのかけ算結果が“1”となる元を探索して求める手法(探索化手法と記す)と、所定のガロア体の元の随伴行列を作成し逆行列、ないしは上三角化行列か下三角化行列を計算することで逆元を求める手法(行列化手法と記す)と、予めガロア体の全ての元に対応する逆元をメモリに格納しておき、所定のガロア体の元に対応するメモリの情報を読み出すことで逆元を求める手法(メモリ化手法と記す)とのいずれを用いてもよい。
【0220】
さらに、本プロセッサ部315の内部の上記計算を高速化して、すなわち第1クロック信号331Cを適当に倍周したローカルなクロックを用いて行ってもよい。
【0221】
あるいはまた、シンドロームのパターンに対応したエラー位置とエラー値を予めメモリに格納しておき、シンドロームの計算結果に対応したメモリ内の情報を読み出すことで、直接復号を行ってもよい。
【0222】
C2符号として、訂正能力の低い符号を使用すれば、予めELPやEVPの多項式係数をシンドロームを変数とする数式として求めておき、その計算を簡略化できる。
なお、C2符号がBCH符号の場合は、EVPの多項式係数計算とエラー値計算は不要である。さらに、C2符号として、mの小さい短符号長の符号を使用することによって、復号に伴う遅延時間を減少することができる。
【0223】
第2オーバヘッド抽出部316は、第1デコードプロセッサ部315からのデータ信号内の予め定められた所定の位置、例えば図2、図4、図6、図7のエリア110C内の所定の位置の情報を抽出した後、データ信号をそのまま第1フレーム変換部317へ出力すると共に、抽出した情報340bをオーバヘッドプロセッサ部340へ出力する。
【0224】
第1フレーム変換部317は、(送信元ケース1)の場合、第2オーバヘッド抽出部316からの並列化されたデータ信号の各々を、第1クロックレート変換部332からの第1クロック信号332Cのタイミングを用いてそのビットレートを(Kr÷Nr)倍、ないしは{m÷(m+ξ)}倍に変換し、元の並列データ信号を図1、図3、図5のようなフレームフォーマット内のエリア100に配置して出力する。あるいは(送信元ケース2)の場合、第2オーバヘッド抽出部316からのデータ信号のC2符号用のチエックビットエリアである(Nr−Kr)段相当の並列信号を削除するか終端して以降の各プロセスへ伝播しないようにし、元の並列データ信号を図1、図3、図5のようなフレームフォーマット内のエリア100に配置して出力する。
【0225】
第2デコードプロセッサ部318は、第1フレーム変換部317からの出力データ信号に対して、前記の実施例のC1復号を行って、復号したデータ信号を第3オーバヘッド抽出部319へ出力すると共に、C1復号結果341b(訂正したビット数、訂正不能なエラーが存在した場合の訂正不能なビット数の推定値、誤訂正した場合の誤訂正したビット数)をFECパフォーマンスモニタ部341へ出力する。ここで、C1復号はC1符号化と同様に、Kr個の符号サブブロック10−i(i=1,2,…,Kr)の各々に対して独立にかつ同時に行う。本プロセッサ部318は、Kr個の符号サブブロック10−iの各々を扱うKr個のC1デコードモジュール318−MDJ−i(i=1,2,…,Kr)で構成してもよい。C1デコードモジュール318−MDJ−iの各々は、入力データからのシンドロームの計算と、シンドロームからのELPとEVPの多項式係数の計算と、ELPとEVPの多項式係数からのエラー位置の計算及びエラー値の計算を行う。
【0226】
ここで、シンドロームからのELPとEVPの多項式係数の計算を、C1デコードモジュール318−MDJ−iの各々で共用化してもよい。この場合、例えば符号サブブロック10−1に対してELPとEVPの多項式係数の計算を行った後、符号サブブロック10−2に対してELPとEVPの多項式係数の計算を行うという具合に、符号サブブロック10−i毎に順々に行ってもよいし、共用化する符号サブブロックを10−1〜10−is(is<Kr)と、10−(is+1)〜10−Krとに2分割したり、4分割してもよい。なお、第1デコードプロセッサ部315と同様に、ELPとEVPの多項式係数計算やエラー値計算では、ガロア体の割り算、すなわち逆元による掛け算が必要となるが、前記の探索化手法か、行列化手法か、メモリ化手法のいずれかを用いて逆元を導出できる。勿論、本プロセッサ部318の内部の上記計算を高速化して、すなわち第2クロック信号332Cを適当に倍周したローカルなクロックを用いて行ってもよい。あるいはまた、シンドロームのパターンに対応したエラー位置とエラー値を予めメモリに格納しておき、シンドロームの計算結果に対応したメモリ内の情報を読み出すことで、直接復号を行ってもよい。なお、C1符号がBCH符号の場合は、EVPの多項式係数計算とエラー値計算は不要である。
【0227】
第3オーバヘッド抽出部319は、第2デコードプロセッサ部318からのデータ信号内の予め定められた所定の位置、例えば図1、図3、図5のエリア110C内の所定の位置の情報を抽出した後、データ信号をそのまま第2フレーム変換部320へ出力すると共に、抽出した情報340cをオーバヘッドプロセッサ部340へ出力する。
【0228】
第2フレーム変換部320は、第3オーバヘッド抽出部319からの並列化されたデータ信号の各々を、第2クロックレート変換部333からの第2クロック信号333Cのタイミングを用いてそのビットレートを(Kc÷Nc)倍に変換し、スーパーFEC信号350の送信元の図12のスーパーFECシグナルトランスミッタ2における第1フレーム変換部214に入力されたのと等価な並列データを復元する。
【0229】
パラレル・シリアル変換部321は、第2フレーム変換部320からのKr段の並列データ信号を、その1ビット分の周期と位相が、第3クロック信号334Cのそれに等しくなるようにδバイト毎にインターリーブして、ビットの並びをシリアル化してクライアント信号300として出力する。
【0230】
以上により、出力されるクライアント信号300はスーパーFEC信号350の送信元である図12のスーパーFECシグナルトランスミッタ2において受信したクライアント信号200を復元したものとなる。
【0231】
オーバヘッドプロセッサ部340は、第1オーバヘッド抽出部314、第2オーバヘッド抽出部316、第3オーバヘッド抽出部319から受信した伝送網のOAM&P用のオーバヘッド情報340a、340b、340cを編集したり、この情報からスーパーFEC信号350が正常であったか否かを判断したり、あるいはそのビットエラーレートやビットエラー数といった性能品質を監視して劣化したか否かを判断したり、あるいは伝送網の運用状態や保守状態を監視して、PM情報397を外部制御システム9へ通知する。
【0232】
FECパフォーマンスモニタ部341は、第1デコードプロセッサ部315と第2デコードプロセッサ部318から受信したC1復号結果341bとC2復号結果341aとから、各々の復号結果を総計し、各々の復号結果と総計結果をFEC−PM結果398として外部制御システム9へ通知する。
【0233】
上記の各部のうち、フレーム同期部312から第2オーバヘッド抽出部316までの各部はクロック信号331Cのタイミングで動作する。第2デコードプロセッサ部318と第3オーバヘッド抽出部319はクロック信号332Cのタイミングで動作する。
【0234】
なお、上記において、外部制御システム9から上記スーパーFECシグナルレシーバ3を制御してもよい。例えば第1デコードプロセッサ部315や第2デコードプロセッサ部318に対して、(実施例6)で記した(方法1B)〜(方法4B)のうちどの動作を行うかや、(実施例11)で記したようにフレーミングパターンエリアやOAM&P用のオーバヘッドエリアを復号対象にするかや、(実施例12)で記したようにC1復号やC2復号を行うか否かを制御信号9d、9eによって制御してもよい。また、スーパーFEC信号350が信号断等の異常状態であることを検出した場合や、スーパーFECシグナルレシーバ3の動作が異常状態になった際には外部制御システム9に対して警報399を通知してもよい。
【0235】
本実施例により、スーパ−FEC信号をC2復号した後C1復号してクライアント信号へと変換することで、10のマイナス12乗のビットエラーレートに対して6dB以上の十分な利得を発生するスーパ−FECレシーバを簡単に構成することができる。
【0236】
(実施例16)
本発明の実施の形態であるスーパーFECシグナルレシーバの別の実施例を図15に示す。
本実施例のスーパーFECシグナルレシーバ3の構成と動作は図14の実施例と同様であるが、第1フレーム変換部317と第2フレーム変換部320とを纏めて最後に配置した点、第1クロックレート変換部332と第2クロックレート変換部333とを纏めて配置した点が異なる。さらに、第3オーバヘッド抽出部319からの並列データ信号を分岐した一方の並列データ信号304と、並列データ信号304に同期したクロック信号、すなわちクロック分周部331からのクロック信号を分岐した一方のクロック信号305と、並列データ信号304の位相を示す位相パルス信号306とをスーパーFECシグナルレシーバ3の外部に出力するようにした点が異なる。
【0237】
第1クロックレート変換部332、第1フレーム変換部317、第2クロックレート変換部333の動作は(実施例15)と同様である。
【0238】
第2フレーム変換部320は、第1フレーム変換部317からの並列データ信号の各々に対して(実施例15)と同様の処理を行う。さらに(送信元ケース1)の場合は、第1フレーム変換部317を除去することが可能で、この場合第3オーバヘッド抽出部319からの並列データ信号の各々を、第2クロックレート変換部333からの第2クロック信号333Cのタイミングを用いてそのビットレートを直接{(Kr÷Nr)×(Kc÷Nc)}、ないしは{{m÷(m+ξ)}×(Kc÷Nc)}倍に変換し、スーパーFEC信号350の送信元の図12のスーパーFECシグナルトランスミッタ2における第1フレーム変換部214に入力されたのと等価な並列データを復元する。
【0239】
他の各部の動作は、第2デコードプロセッサ部318が第2オーバヘッド抽出部316からのデータ信号を処理する点のみが異なり、他は(実施例15)と同様である。
【0240】
本実施例により、スーパ−FEC信号をC2復号及びC1復号した後に所定のビットレートへと減少してクライアント信号へと変換することで、十分な利得を発生するスーパ−FECレシーバをより簡単に構成することができる。
【0241】
また、C1符号による単一復号を行う場合は、図14、図15において第1クロックレート変換部332、第1フレーム変換部317、第1デコードプロセッサ部315、第1オーバヘッド抽出部314を除去してここを単にスルーで接続すればよい。
【0242】
あるいはまた、図14、図15において第1オーバヘッド抽出部314、第2オーバヘッド抽出部316、第3オーバヘッド抽出部319の各々は、スーパーFEC信号350の送信元の図12のスーパーFECシグナルトランスミッタ2における第1オーバヘッド挿入部216、第2オーバヘッド挿入部218、第3オーバヘッド挿入部222に対応して除去して単にスルー接続としてもよい。
【0243】
さらにまた、図12〜図15において、クライアント信号200、300の代わりに、適当に並列化した並列化クライアント信号201、301でもよい。
また、並列化クライアント信号201、301と共に、これらと同期し、かつこれらのビットレートと等しいビットレートを有するクロック信号202、302を受信したり送信してもよい。
【0244】
また、クライアント信号200やクライアント信号201の全データ容量のうち、少なくとも{(Nr×Nc−Kr×Kc)÷(Nr×Nc)}倍以上に相当する容量が自由に使用可能な空きエリアであるような場合には、第1フレーム変換部214や、第2フレーム変換部220ではビットレートの変換は不要であり、クライアント信号200やクライアント信号201内のデータ位置を適当に再配置するだけでよい。
【0245】
また、クライアント信号200や並列化クライアント信号201のデータフォーマットが既に図1〜図7のようになっており、110B、110C、120B、120Cの各エリアが全て自由に使用可能な空きエリアであるような場合には、第1フレーム変換部214や、第2フレーム変換部220は不要である。この場合はさらに、110B、110C、120B、120Cのエリアのうち任意の位置に所定の診断パターンを挿入したり分離・照合したりすることによって、クライアント信号200の送信元の装置とスーパーFECシグナルトランスミッタ2との間、あるいはクライアント信号300の送信先の装置とスーパーFECシグナルレシーバ3との間で信号送受に関する診断を行うことができる。また、クライアント信号200、300や並列化クライアント信号201、301のデータフォーマット内の所定の位置を示す周期的な位相パルス信号203、303を受信したり送信してもよい。
【0246】
同様に、スーパーFEC信号250、350は、適当に並列化した並列化スーパーFEC信号251、351であってもよい。また、並列化スーパーFEC信号251、351と共に、これらと同期し、かつこれらのビットレートと等しいビットレートを有するクロック信号252、352や、スーパーFEC信号250、350や並列化スーパーFEC信号251、351のデータフォーマット内の所定の位置を示す周期的な位相パルス信号253、353を受信したり送信してもよい。
【0247】
上記の第1エンコードプロセッサ部217と第2エンコードプロセッサ部221、第1デコードプロセッサ部315と第2デコードプロセッサ部318は符号化・復号化の論理が固定的に実装されるLSIやFPGAであっても、あるいは各々の論理をソフトウェアとして実装し動作するマイクロプロセッサでもよい。また、両者は同一のLSI/FPGAに実装されても、各々のソフトウェアを両方実装して時分割で動作させる同一のCPUであってもよい。
【0248】
(実施例17)
本発明の実施の形態であるスーパーFECシグナルトランスミッタとスーパーFECシグナルレシーバとを用いた伝送装置の実施例を図16に示す。
【0249】
本発明の伝送装置1は、図13のスーパーFECシグナルトランスミッタ2と、図15のスーパーFECシグナルレシーバ3とを具備する。
【0250】
スーパーFECシグナルトランスミッタ2はクライアント側の伝送路50から受信したクライアント信号200をスーパーFEC信号250に変換して電気/光変換部260へ出力する。
【0251】
電気/光変換部260は、スーパーFECシグナルトランスミッタ2からのスーパーFEC信号250を、これと波形が等価で所定の波長と光パワー密度を有する光信号259に変換し、スーパーライン側の光ファイバ伝送路60へ出力する。
【0252】
光/電気変換部360は、スーパーライン側の光ファイバ伝送路61から受信した光信号359を、これと波形が等価な電気信号に変換しスーパーFEC信号350として出力する。
【0253】
スーパーFECシグナルレシーバ3は受信したスーパーFEC信号350をクライアント信号300に変換してクライアント側の伝送路51へ出力すると共に、C1復号及びC2復号後の並列データ信号304とクロック信号305と位相パルス信号306をスーパーFECシグナルトランスミッタ2へ出力する。
以上を動作モードAと称する。
【0254】
スーパーFECシグナルトランスミッタ2を上記とは異なる下記のように動作させることを動作モードBと称する。
【0255】
すなわち、スーパーFECシグナルトランスミッタ2をスーパーFECシグナルレシーバ3から受信した並列データ信号204とクロック信号205と位相パルス信号206(各々304、305、306に接続している)を再度スーパーFEC信号250に変換して電気/光変換部260へ出力する動作状態を動作モードBとする。
【0256】
この2種類の動作モードのうちいずれを選ぶかを、ハードウェア上の固定的配線で選択しても、監視制御線19を介して外部制御システム9によって制御してもよい。
【0257】
本伝送装置を動作モードAで動作させた場合は、クライアント信号とスーパーFEC信号との間の変換を双方向で行うことができ、また動作モードBで動作させた場合は、スーパーFEC信号を中継することが可能となる。
【0258】
また、スーパーFECシグナルレシーバ3からのクライアント信号300を分岐してスーパーFECシグナルトランスミッタ2へループバックしてもよく、この場合は動作モードAの動作となる。
【0259】
あるいはまた、スーパーFECシグナルトランスミッタ2として図13の代わりに図12を、スーパーFECシグナルレシーバ3として図15の代わりに図14のを用いてもよい。この場合は動作モードAのみの動作となる。
【0260】
本実施例により、クライアント信号をスーパーFEC信号に変換して送信したり、あるいはスーパーFEC信号を中継して送信する伝送装置を構成することができる。
【0261】
(実施例18)
本発明の実施の形態であるスーパーFECシグナルトランスミッタとスーパーFECシグナルレシーバとを用いた伝送装置の別の実施例を図17に示す。
【0262】
本発明の伝送装置1Bの構成は実施例17の構成にさらに第1クロスコネクトスイッチ部4A、第1多重部5A、第1分離部6Aを追加した点が異なる。
【0263】
第1クロスコネクトスイッチ部4Aは、入力された複数個のサブクライアント信号240−i(i=1,2,…、u)と、複数個の中間クライアント信号243−j(j=1,2,…、v)の各々を独立に、クロスコネクト/分岐して複数個のサブクライアント信号241−i(i=1,2,…、u)、及び複数個の中間クライアント信号242−j(j=1,2,…、v)として出力する。
【0264】
第1多重部5Aは第1クロスコネクトスイッチ部4Aからの中間クライアント信号242−j(j=1,2,…、v)を時分割多重してクライアント信号200とし、スーパーFECシグナルトランスミッタ2へ出力する。
【0265】
第1分離部6AはスーパーFECシグナルレシーバ3からのクライアント信号300を分離して中間クライアント信号243−j(j=1,2,…、v)とし、第1クロスコネクトスイッチ部4Aへ出力する。
【0266】
他の各部については実施例17と同様である。また、スーパーFECシグナルトランスミッタ2として図13の代わりに図12を、スーパーFECシグナルレシーバ3として図15の代わりに図14のを用いてもよい。
【0267】
本実施例により、複数個のサブクライアント信号をスーパーFEC信号に変換して送信したり、あるいはスーパーFEC信号を中継して送信する伝送装置を構成することができる。
【0268】
(実施例19)
本発明の実施の形態であるスーパーFECシグナルトランスミッタとスーパーFECシグナルレシーバとを用いた伝送装置の別の実施例を図18に示す。
【0269】
本発明の伝送装置1Cの構成は実施例17や実施例18の構成を複数個使用し、かつ第2クロスコネクトスイッチ部4B、第2多重部5B、第2分離部6Bを追加した点が異なる。
【0270】
r個のクライアント/スーパーFEC変換部7−k(k=1,2,…,r)の各々は、図16の伝送装置1Aかまたは図17の伝送装置1Bの構成と同様であり、互いに独立に動作する。具体的には、クライアント信号200−kをスーパーFEC信号の光信号255−kに変換する一方で、スーパーFEC信号の光信号355−kをクライアント信号300−kに変換する。
【0271】
第2クロスコネクトスイッチ部4Bは、r個のクライアント/スーパーFEC変換部7−k(k=1,2,…,r)から入力されたr個の光信号255−a(a=1,2,…、r)と、第2分離部6Bから入力されたwi個の光信号356−b(b=1,2,…、wi)の各々を独立に、クロスコネクト/分岐してr個の光信号355−c(c=1,2,…、r)、及びwo個の光信号256−d(d=1,2,…、wo)として出力する。
【0272】
第2多重部5Bは、第2クロスコネクトスイッチ部4Bからのwo個の光信号256−d(d=1,2,…、wo)を波長分割多重し、波長多重信号257としてスーパーライン側の伝送路60へ出力する。
【0273】
第2分離部6Bは、スーパーライン側の伝送路61から受信した波長多重信号357を各々の波長毎に分離し、wi個の光信号356−b(b=1,2,…、wi)として第2クロスコネクトスイッチ部4Bへ出力する。
【0274】
ここで、wo個の光信号256−d(d=1,2,…、wo)の各々の光の波長が互いに異なるように、クライアント/スーパーFEC変換部7−k(k=1,2,…,r)と第2クロスコネクトスイッチ部4Bを調整する。すなわち、前者で波長を割り当てるか、または後者で波長を変換するかのいずれか、ないしは両方を行って波長を調整する。
【0275】
また、第2クロスコネクトスイッチ部4Bの内部が電気信号処理で、インターフェースが光信号処理の場合、入力されたr個の光信号255−a(a=1,2,…、r)と、wi個の光信号356−b(b=1,2,…、wi)を、電気信号に変換してクロスコネクト/分岐処理した後、光信号に変換してr個の光信号355−c(c=1,2,…、r)、及びwo個の光信号256−d(d=1,2,…、wo)として出力すればよい。
【0276】
この場合でさらに、第2クロスコネクトスイッチ部4Bと、クライアント/スーパーFEC変換部7−k(k=1,2,…,r)間は電気信号であってもよい。この場合、クライアント/スーパーFEC変換部7−kの各々の電気/光変換部260、光/電気変換部360は不要であり、第2クロスコネクトスイッチ部4Bのスーパーライン側、すなわちwo個の光信号256−d(d=1,2,…、wo)、wi個の光信号356−b(b=1,2,…、wi)との間で電気→光変換、光→電気変換を行えばよい。
【0277】
また、上記実施例19において、第2多重部5Bと第2分離部6Bは、波長分割多重・波長分割分離ではなく、時分割多重・時分割分離でもよい。この場合は、r個の光信号255−a(a=1,2,…、r)、wi個の光信号356−b(b=1,2,…、wi)、r個の光信号355−c(c=1,2,…、r)、wo個の光信号256−d(d=1,2,…、wo)の“光信号“を、”電気信号“に読み替えればよい。勿論この場合はクライアント/スーパーFEC変換部7−k(k=1,2,…,r)と第2クロスコネクトスイッチ部4Bには電気信号と光信号との変換機能は不要である。そして第2多重部5Bでは、wo個の電気信号256−d(d=1,2,…、wo)を時分割多重した後に光信号257に変換して出力し、第2分離部6Bでは、光信号357を電気信号に変換した後に時分割分離してwi個の電気信号356−b(b=1,2,…、wi)として出力する。
【0278】
(実施例20)
本発明の実施の形態である伝送装置を用いたネットワークの構成の実施例を図19に示す。
【0279】
スーパーFECドメイン400は、その内部で、光ファイバないしは電気的伝送路を介してスーパーFEC信号を送受して処理するネットワークであり、先の実施例の伝送装置と同様のネットワークエレメント500〜509と、これらを接続する光ファイバないしは電気的伝送路と、ネットワークエレメント500〜509を制御したり本ドメイン400のOAM&Pを実行するオペレーティングシステム9によって構成する。
【0280】
スーパーFECドメイン410は、その内部で、光ファイバないしは電気的伝送路を介してスーパーFEC信号を送受して処理するネットワークであり、ネットワークエレメント510、511の各々をスーパーFECドメイン400内のネットワークエレメント509、508に接続する。例えば、ネットワークエレメント508と511間を光ファイバないしは電気的伝送路で接続し、ネットワークエレメント508から511への信号、及び逆向きのネットワークエレメント511から508への信号を、共にスーパーFEC信号とする。ここで、ネットワークエレメント510、511も先の実施例の伝送装置と同様である。
【0281】
G.975 FECドメイン420〜422は、その内部で、伝送路を介してITU−Tの勧告G.975で規定される信号(これをG.975信号と称す)を送受して処理するネットワークであり、ネットワークエレメント520〜522の各々をスーパーFECドメイン400内のネットワークエレメント500、502、504に接続する。例えば、ネットワークエレメント500と520間を光ファイバないしは電気的伝送路で接続し、ネットワークエレメント500から520への信号、及び逆向きのネットワークエレメント520から500への信号を、共に上記G.975で規定される信号とするという具合にである。
【0282】
ノンFECドメイン430〜434は、その内部で、伝送路を介して任意のデジタル信号を送受して処理するネットワークであり、このデジタル信号はG.975信号でもなく、またスーパーFEC信号でもないものとする。そしてネットワークエレメント530〜534の各々をスーパーFECドメイン400内のネットワークエレメント501、503、505〜507に接続する。例えば、ネットワークエレメント503と531間を光ファイバないしは電気的伝送路で接続し、ネットワークエレメント503から531への信号、及び逆向きのネットワークエレメント531から503への信号を、共にノンFECドメイン内と同一フォーマットの信号(これをノンFEC信号と称す)とするという具合にである。さらに、ノンFECドメイン430内のネットワークエレメント530が、上記G.975で規定される信号を扱うインターフェースを具備する場合は、ネットワークエレメント501から530への信号、及び逆向きのネットワークエレメント530から501への信号を、共にG.975信号とすることもできる。
【0283】
上記のようにネットワークを構成した状態で、スーパーFECドメイン400内のネットワークエレメント500〜509は、外部のスーパーFECドメイン410や、G.975 FECドメイン420〜422や、ノンFECドメイン430〜434との間の信号をクライアント信号として、先の実施例で記したスーパーFEC信号との間の変換や、多重・分離・中継・クロスコネクト切替を行ったり、ネットワークのOAM&P用の各種情報をオペレーティングシステム9に通知したりする。
【0284】
オペレーティングシステム9は各ネットワークエレメント500〜509から通知されたOAM&P用の各種情報や、オペレータからの設定情報にもとづいて、スーパーFECドメイン400のOAM&Pを実行する。さらに、オペレーティングシステム9は各ネットワークエレメント500〜509に対して、クライアント信号の種類に応じて適切な動作を実行するように制御したり、スーパーFEC信号間やクライアント信号間の多重・分離・中継・クロスコネクト切替を制御したり、場合によってはスーパーFEC信号間のプロテクション切替・リストレーション切替を制御したりする。
【0285】
図19では、ネットワークエレメント間を接続するケーブルとして、スーパーFEC信号を伝送するものを3本線で、G.975信号を伝送するものを1本の実線で、ノンFEC信号を伝送するものを1本の破線で示してある。
【0286】
また、ネットワークエレメント間の接続ケーブルは1個である必要はなく、信号の伝送方向に対応させて2個にしても、任意の複数個であってもよい。
【0287】
さらに、スーパーFECドメイン400内のネットワーク・トポロジーは図19のようなリング型でなくてもよく、例えば1対1対向のリニヤ型でも、メッシュ型でも、スター型でも、あるいはこれらの複合であってもよい。
【0288】
本実施例により、既存の各種ネットワークをローカルエリアなネットワークと見立て、これらからの各種クライアント信号をスーパーFEC信号に変換して長距離を伝送させるワイドエリアなネットワークを容易に構成でき、かつG.975信号を扱う既存のネットワークとの相互整合性のよいネットワークを構成することが可能となる。
【0289】
【発明の効果】
本発明のエラー訂正符号の符号化方法を用いれば、10のマイナス12乗のビットエラーレートに対して6dB以上の十分な利得を有するエラー訂正符号で、時分割多重における多重度を増加した際の伝送距離の維持や、波長分割多重における異種ビットレートの光信号が混在する際の伝送距離の最大化や、さらに時分割の多重度を変えない条件下で中継間隔を増加させたりするのに好適なエラー訂正符号や、8個エラー訂正リードソロモン符号を導入した既存の伝送網との相互接続性を確保しつつより高い利得を有するエラー訂正符号を容易に構成することができた。さらに、本発明のスーパーFECシグナルトランスミッタ、レシーバを用いれば、上記の特性を有する伝送装置、及びネットワークを容易に実現することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるエラー訂正符号化方法を示すフレーム図である。
【図2】本発明の実施例であるエラー訂正符号化方法を示すフレーム図である。
【図3】本発明の別の実施例であるエラー訂正符号化方法を示すフレーム図である。
【図4】本発明の別の実施例であるエラー訂正符号化方法を示すフレーム図である。
【図5】本発明の別の実施例であるエラー訂正符号化方法を示すフレーム図である。
【図6】本発明の別の実施例であるエラー訂正符号化方法を示すフレーム図である。
【図7】本発明の別の実施例であるエラー訂正符号化方法を示すフレーム図である。
【図8】本発明の実施例のエラー訂正符号化方法の符号種類を示す図である。
【図9A】本発明の実施例のエラー訂正符号化方法の符号種類を示す図である。
【図9B】本発明の実施例のエラー訂正符号化方法の符号種類を示す図である。
【図10】本発明の別の実施例であるエラー訂正符号化方法を示すフレーム図である。
【図11】本発明の別の実施例であるエラー訂正符号化方法を示すフレーム図である。
【図12】本発明の実施例である符号化装置の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の別の実施例である符号化装置の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の実施例である復号装置の構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の別の実施例である復号装置の構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の実施例の伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の別の実施例の伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図18】本発明の別の実施例の伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図19】本発明の実施例であるネットワークの構成図である。
【図20】並列化信号とクライアント信号やスーパーFEC信号の時系列関係を示す図である。
【図21】並列化信号とクライアント信号やスーパーFEC信号の時系列関係を示す図である。
【符号の説明】
1、1B、1C…伝送装置、 2…スーパーFECシグナルトランスミッタ、 3…スーパーFECシグナルレシーバ、 4A、4B…クロスコネクトスイッチ部、 5A、5B…多重部、 6A、6B…分離部、 7―1〜7−r…クライアント/スーパーFEC変換部、9…外部制御システム、 9a、9b、9c、9d、9e、9f…制御信号、
10−1〜10−Kr、20−1〜20−jm、21−1〜21−jm…符号サブブロック、 20−i−1〜20−i−j:符号サブブロック20−iの第j列目、 19…監視制御線、 50−1〜50−u、51−1〜51−u…クライアント側の伝送路、 60、61…スーパーライン側の光ファイバ伝送路、
100、110B、110C、120A、120B…エリア、 100B−1〜100B−jm、120C−1〜120C−jm…エリア、 130、130−1、130−2…既符号化ブロック、 130−1−1〜130−1−Nr…既符号化ブロック130−1の第1行からNr行、 130−2−1〜130−2−Nr…既符号化ブロック130−2の第1行からNr行、200、200−1〜200−r…クライアント信号、 201…並列化クライアント信号、 202…クロック信号、 203…位相パルス信号、 204…並列データ信号、
205…クロック信号、 206…位相パルス信号、 210…クロック抽出部、 210C…クロック信号、 211…クロック分周部、 211C…クロック信号、 212…シリアル・パラレル変換部、 213…第1クロックレート変換部、 213C…第1クロック信号、 214…第1フレーム変換部、 215…オーバヘッドプロセッサ部、 215a、215b、215c…各種情報、 216…第1オーバヘッド挿入部、 217…第1エンコードプロセッサ部、 217−MDJ−1〜217−MDJ−Kr…C1エンコードモジュール、
218…第2オーバヘッド挿入部、 219…第2クロックレート変換部、 219C…第2クロック信号、 220…第2フレーム変換部220、 221…第2エンコードプロセッサ部、 222…第3オーバヘッド挿入部、 223…クロック倍周部、 223C…第3クロック信号、 224…スクランブラ、
225…パラレル・シリアル変換部、 227、228…セレクタ、 228C…クロック信号、 240−1〜240−u、241−1〜241−u…サブクライアント信号、242−1〜242−v、243−1〜243−v…中間クライアント信号、 250…スーパーFEC信号、 251…並列化スーパーFEC信号、 252…クロック信号、 253…位相パルス信号、 255−1〜255−r、256−1〜256−wo…光信号、 257…波長多重信号、
259…光信号、 260…電気/光変換部、 299…警報、300、300−1〜300−r…クライアント信号、 301…並列化クライアント信号、
302…クロック信号、 303…位相パルス信号、 304…並列データ信号、 305…クロック信号、 306…位相パルス信号、 311…シリアル・パラレル変換部、 312…フレーム同期部、 313…デスクランブラ、
314…第1オーバヘッド抽出部、 315…第1デコードプロセッサ部、 316…第2オーバヘッド抽出部、 317…第1フレーム変換部、 318…第2デコードプロセッサ部、 318−MDJ−1〜318−MDJ−Kr…C1デコードモジュール、 319…第3オーバヘッド抽出部、 320…第2フレーム変換部、 321…パラレル・シリアル変換部、 330…クロック抽出部、 330C…クロック信号、 331…クロック分周部、 331C…クロック信号、 332…第1クロックレート変換部、 332C…第1クロック信号、 333…第2クロックレート変換部、 333C…第2クロック信号、 334…クロック倍周部、 334C…第3クロック信号、 340…オーバヘッドプロセッサ部、 340a、340b、340c…オーバヘッド情報、 341…FECパフォーマンスモニタ部、 341a…C2復号結果、 341b…C1復号結果、 350…スーパーFEC信号、 351…並列化スーパーFEC信号、 352…クロック信号、 353…位相パルス信号、 355−1〜355−r、356−1〜356−wi…光信号、 357…波長多重信号、
359…光信号、 360…光/電気変換部、 397…PM情報、 398…FEC−PM結果、 399…警報、400、410…スーパーFECドメイン、 420〜422…G.975 FECドメイン、 430〜434…ノンFECドメイン、500〜511、520〜522、530〜534…ネットワークエレメント。

Claims (37)

  1. 一定のビットレートを有するクライアント信号をエラー訂正符号化するエラー訂正符号の構成方法であって、
    前記クライアント信号を連続するδバイト毎にKr個の系統に並列化することを順次繰り返して、Kr個の並列化クライアント信号とするステップと、
    前記Kr個の並列化クライアント信号の各々をKcバイト毎に区切って(Kr×Kc)バイトの第1被符号化情報ブロックとするステップと、
    前記(Kr×Kc)バイトの第1被符号化情報ブロックの各々のビットレートを(Nc÷Kc)倍に増加して、長さをKcバイトからNcバイトに増加してKr個のC1符号サブブロックとするステップと、
    前記Kr個のC1符号サブブロックの各々の時系列で第2列目から第(Kc+1)列目までに前記第1被符号化情報ブロックの情報を配置し、第1列目と、第(Kc+2)列目から第Nc列目までをビットレート増加で創出した空エリアとし、前記空エリアのうち、第1列目をオーバーヘッドエリアとし、第(Kc+2)列目から第Nc列目までのエリアをC1符号用チェックビットエリアとするステップと、
    前記Kr個のC1符号サブブロックの各々に対して独立にC1符号による符号化を行い、そのチエックビットを前記C1符号用チェックビットエリア内に配置して、Kr個のC1符号化サブブロックとするステップと、
    前記Kr個のC1符号化サブブロックの並列段数をKrからNrに増加して((Nr−Kr)×Nc)バイトの空エリアを作り、
    該空エリアをC2符号用チェックビットエリアとするステップと、
    前記Kr個のC1符号化サブブロックと前記C2符号用チェックビットエリアとからなる合計(Nr×Nc)バイトのエリアを、m個の列毎に区切り、区切られた各々(Nr×m)バイトを1個のC2符号サブブロックとして、合計jm個のC2符号サブブロックに区切りなおすステップと、
    前記jm個のC2符号サブブロックの各々に対して独立にC2符号による符号化を行い、そのチエックビットを前記C2符号用チェックビットエリア内に配置して、jm個のC2符号化サブブロックとするステップと、
    前記オーバーヘッドエリア内に、前記C1符号化サブブロックと前記C2符号化サブブロックの開始位置を示すフレーミングパターンと、ネットワークのOAM&P用の複数の情報を挿入するステップと、
    前記jm個のC2符号化サブブロックを1個のC2符号化ブロックとみなすステップと、
    前記C2符号化ブロックに所定のスクランブルを施してスクランブル化C2符号化ブロックとするステップと、
    前記スクランブル化C2符号化ブロックのNr個の並列信号の各々から、連続するεバイト毎にインターリーブを行って、ビットレートが前記クライアント信号の((Nc÷Kc)×(Nr÷Kr))倍の1個のシリアルなスーパーFEC信号とするステップとを有することを特徴とし、
    前記のδ,Kr,Kc,Nc,,Nr,jm,εを所定の整数値とし、前記のmを2以上の整数とするエラー訂正符号の構成方法。
  2. 一定のビットレートを有するクライアント信号をエラー訂正符号化するエラー訂正符号の構成方法であって、
    前記クライアント信号を連続するδバイト毎にKr個の系統に並列化することを順次繰り返して、Krの並列化クライアント信号とするステップと、
    前記Kr個の並列化クライアント信号の各々をKcバイト毎に区切って(Kr×Kc)バイトの第1被符号化情報ブロックとするステップと、
    前記(Kr×Kc)バイトの第1被符号化情報ブロックの各々のビットレートを(Nc÷Kc)倍に増加して、長さをKcバイトからNcバイトに増加してKr個のC1符号サブブロックとするステップと、
    前記Kr個のC1符号サブブロックの各々の時系列で第2列目から第(Kc+1)列目までに前記第1被符号化情報ブロックの情報を配置し、第1列目と、第(Kc+2)列目から第Nc列目までをビットレート増加で創出した空エリアとし、前記空エリアのうち、第1列目をオーバーヘッドエリアとし、第2列目から第(Kc+1)列目までのエリアをC1符号用チェックビットエリアとするステップと、
    前記Kr個のC1符号サブブロックの各々に対して独立にC1符号による符号化を行い、そのチエックビットを前記C1符号用チェックビットエリア内に配置して、Kr個のC1符号化サブブロックとするステップと、
    前記Kr個のC1符号化サブブロックの各々のビットレートを(Nr÷Kr)倍に増加して、並列段数がKrの合計(Nr×Nc)バイトのエリアとするステップと、
    前記(Nr×Nc)バイトのエリアのm個の列毎に、ビットレート増加で創出したmc個の列の空エリアを配置し、前記のm個の列内に前記C1符号化サブブロックの情報を配置し、前記mc個の列の空エリアをC2符号用チェックビットエリアとするステップと、
    前記(Nr×Nc)バイトのエリアを、(m+mc)列毎に区切り、区切られた(m+mc)列を1個のC2符号サブブロックとするステップと、
    前記(Nr×Nc)バイトのエリアをjm個の前記C2符号サブブロックに区切りなおすステップと、
    前記jm個のC2符号サブブロックの各々に対して独立にC2符号による符号化を行い、そのチエックビットを前記C2符号用チェックビットエリア内に配置して、jm個のC2符号化サブブロックとするステップと、
    前記オーバーヘッドエリア内に、前記C1符号化サブブロックと前記C2符号化サブブロックの開始位置を示すフレーミングパターンと、ネットワークのOAM&P用の複数の情報を挿入し、
    前記jm個のC2符号化サブブロックを1個のC2符号化ブロックとみなすステップと、
    前記C2符号化ブロックに所定のスクランブルを施してスクランブル化C2符号化ブロックとするステップと、
    前記スクランブル化C2符号化ブロックのKr個の並列信号の各々から、連続するεバイト毎にインターリーブを行って、ビットレートが前記クライアント信号の((Nc÷Kc)×(Nr÷Kr))倍の1個のシリアルなスーパーFEC信号とするステップとを有することを特徴とし、
    前記のδ,Kr,Kc,Nc,jm,ε,,mcを所定の整数値とし、前記のmを2以上の整数とするエラー訂正符号の構成方法。
  3. 所定のフレーム構造と、所定のオーバヘッドエリアと、所定のエラー訂正符号を具備するスーパーFEC信号をエラー訂正復号する復号方法であって、
    前記スーパーFEC信号を連続するεバイト毎にNr個の系統に並列化することを順次繰り返して、Nr個の並列化FEC信号とするステップと、
    前記オーバヘッドエリアに挿入されているフレーミングパターンを検出して、前記並列化FEC信号の時間的並びと並列的並びを調整してスクランブル化C2符号化ブロックの配置を再現するステップと、
    前記スクランブル化C2符号化ブロックに所定のデスクランブルを施してC2符号化ブロックを再現するステップと、
    前記オーバーヘッドエリア内の所定の位置に挿入されているネットワークのOAM&P用の複数の情報を抽出して所定の処理を施すステップと、
    前記C2符号化ブロックから、その各々の並列信号毎に連続するm個の列毎に区切ってjm個のC2符号化サブブロックを再現するステップと、
    前記jm個のC2符号化サブブロックの各々に対して独立にC2符号による復号を行って、jm個のC2復号されたC2符号サブブロックとするステップと、
    前記jm個のC2復号されたC2符号サブブロックから並列段数がNrで列の長さがNcの合計(Nr×Nc)バイトのエリアを再現するステップと
    前記(Nr×Nc)バイトのエリアからKr個のC1符号化サブブロックを再現するステップと、
    前記Kr個のC1符号化サブブロックの各々に対して独立にC1符号による復号を行って、Kr個のC1復号されたC1符号サブブロックとするステップと、
    前記Kr個のC1復号されたC1符号サブブロックの各々のビットレートを(Kc÷Nc)倍に減少して、長さをNcバイトからKcバイトに減少し、オーバーヘッドエリアとC1符号用チェックビットエリアを除去し、時系列で第2列目から第(Kc+1)列目の情報を残して(Kr×Kc)バイトの第1被符号化情報ブロックを再現するステップと、
    前記第1被符号化情報ブロックの各々から、連続するδバイト毎にインターリーブを行って、ビットレートが前記スーパーFEC信号の((Kc÷Nc)×(Kr÷Nr))倍の1個のシリアルなクライアント信号を復元するステップとを有することを特徴とし、
    前記のδ,Kr,Kc,,Nc,Nr,jm,εの各々を所定の値とし、前記のC2符号とC1符号を所定の符号とし、前記のmを2以上の整数とする復号方法。
  4. 所定のフレーム構造と、所定のオーバヘッドエリアと、所定のエラー訂正符号を具備するスーパーFEC信号をエラー訂正復号する復号方法であって、
    前記スーパーFEC信号を連続するεバイト毎にKr個の系統に並列化することを順次繰り返して、Kr個の並列化FEC信号とするステップと、
    前記オーバヘッドエリアに挿入されているフレーミングパターンを検出して、前記並列化FEC信号の時間的並びと並列的並びを調整してスクランブル化C2符号化ブロックの配置を再現するステップと、
    前記スクランブル化C2符号化ブロックに所定のデスクランブルを施してC2符号化ブロックを再現するステップと、
    前記C2符号化ブロックのオーバーヘッドエリア内の所定の位置に挿入されているネットワークのOAM&P用の複数の情報を抽出して所定の処理を施すステップと、
    前記C2符号化ブロックから、その各々の並列信号毎に連続する(m+mc)列毎に区切ってjm個のC2符号化サブブロックを再現するステップと、
    前記jm個のC2符号化サブブロックの各々に対して独立にC2符号による復号を行って、jm個のC2復号されたC2符号サブブロックとするステップと、
    前記jm個のC2復号されたC2符号サブブロックから並列段数がKrの合計(Nr×Nc)バイトのエリアを再現するステップと、
    前記(Nr×Nc)バイトのエリアのビットレートを(Kr÷Nr)倍に減少して、前記(Nr×Nc)バイトのエリアからC2符号用チェックビットエリアを除去し、Kr個のC1符号化サブブロックを再現するステップと、
    前記Kr個のC1符号化サブブロックの各々に対して独立にC1符号による復号を行って、Kr個のC1復号されたC1符号サブブロックとするステップと、
    前記Kr個のC1復号されたC1符号サブブロックの各々のビットレートを(Kc÷Nc)倍に減少して、長さをNcバイトからKcビットに減少し、オーバーヘッドエリアとC1符号用チェックビットエリアを除去し、時系列で第2列目から第(Kc+1)列目の情報を残して(Kr×Kc)バイトの第1被符号化情報ブロックを再現するステップと、
    前記(Kr×Kc)バイトの第1被符号化情報ブロックの各々から、連続するδバイト毎にインターリーブを行って、ビットレートが前記スーパーFEC信号の((Kc÷Nc)×(Kr÷Nr))倍の1個のシリアルなクライアント信号を復元するステップとを有することを特徴とし、
    前記のδ,Kr,Kc,,Nc,,jm,ε,,mc,, Krの各々を所定の値とし、前記のC2符号とC1符号を所定の符号とし、前記のmを2以上の整数とする復号方法。
  5. 請求項1記載のエラー訂正符号の構成方法であって、
    前記δを1に、前記Krを128に、前記Kcを238に、前記(Nc÷Kc)を14分の15に、前記Ncを255に、前記((Nr−Kr)×Nc)を16に、前記Nrを144に、前記jmを255に、前記εを1とし、かつ
    C1符号としてガロア体(256)上の8個エラー訂正リードソロモン符号(255、239)か、またはガロア体(2048)を基礎とする11個エラー訂正短縮化BCH符号(2040、1919)のいずれかを用い、
    C2符号としてガロア体(256)上の1個エラー訂正短縮化リードソロモン符号(18、16)か、またはガロア体(256)を基礎とする2個エラー訂正短縮化BCH符号(144、128)のいずれかを用いることを特徴とするエラー訂正符号の構成方法。
  6. 請求項3記載の復号方法であって、
    前記δを1に、前記Krを128に、前記Kcを238に、前記(Nc÷Kc)を14分の15に、前記Ncを255に、前記((Nr−Kr)×Nc)を16に、前記Nrを144に、前記jmを255に、前記εを1とし、かつ
    C1符号としてガロア体(256)上の8個エラー訂正リードソロモン符号(255、239)か、またはガロア体(2048)を基礎とする11個エラー訂正短縮化BCH符号(2040、1919)のいずれかを用い、
    C2符号としてガロア体(256)上の1個エラー訂正短縮化リードソロモン符号(18、16)か、またはガロア体(256)を基礎とする2個エラー訂正短縮化BCH符号(144、128)のいずれかを用いることを特徴とする復号方法。
  7. 請求項1記載のエラー訂正符号の構成方法あって、
    前記δを1に、前記Krを112に、前記Kcを238に、前記(Nc÷Kc)を14分の15に、前記Ncを255に、前記((Nr−Kr)×Nc)を16に、前記Nrを128に、前記jmを255に、前記εを1とし、かつ
    C1符号としてガロア体(256)上の8個エラー訂正リードソロモン符号(255、239)か、またはガロア体(2048)を基礎とする11個エラー訂正短縮化BCH符号(2040、1919)のいずれかを用い、
    C2符号としてガロア体(256)上の1個エラー訂正短縮化リードソロモン符号(16、14)か、またはガロア体(128)を基礎とする2個エラー訂正BCH符号(127、113)のいずれかを用いることを特徴とするエラー訂正符号の構成方法。
  8. 請求項3記載の復号方法であって、
    前記δを1に、前記Krを112に、前記Kcを238に、前記(Nc÷Kc)を14分の15に、前記Ncを255に、前記((Nr−Kr)×Nc)を16に、前記Nrを128に、前記jmを255に、前記εを1とし、かつ
    C1符号としてガロア体(256)上の8個エラー訂正リードソロモン符号(255、239)か、またはガロア体(2048)を基礎とする11個エラー訂正短縮化BCH符号(2040、1919)のいずれかを用い、
    C2符号としてガロア体(256)上の1個エラー訂正短縮化リードソロモン符号(16、14)か、またはガロア体(128)を基礎とする2個エラー訂正BCH符号(127、113)のいずれかを用いることを特徴とする復号方法。
  9. 請求項2記載のエラー訂正符号の構成方法であって、
    前記δを1に、前記Krを128に、前記Kcを238に、前記(Nc÷Kc)を14分の15に、前記Ncを255に、前記jmを19に、前記εを1に、前記mを112に、前記mcを8に、前記(Nr÷Kr)を14分の15とし、
    C1符号としてガロア体(256)上の8個エラー訂正リードソロモン符号(255、239)か、またはガロア体(2048)を基礎とする11個エラー訂正短縮化BCH符号(2040、1919)のいずれかを用い、
    C2符号としてガロア体(256)上の8個エラー訂正短縮化リードソロモン符号(240、224)か、またはガロア体(2048)を基礎とする11個エラー訂正短縮化BCH符号(1920、1799)のいずれかを用いることを特徴とするエラー訂正符号の構成方法。
  10. 請求項4記載の復号方法であって、
    前記δを1に、前記Krを128に、前記Kcを238に、前記(Nc÷Kc)を14分の15に、前記Ncを255に、前記jmを19に、前記εを1に、前記mを112に、前記mcを8に、前記(Nr÷Kr)を14分の15とし、
    C1符号としてガロア体(256)上の8個エラー訂正リードソロモン符号(255、239)か、またはガロア体(2048)を基礎とする11個エラー訂正短縮化BCH符号(2040、1919)のいずれかを用い、
    C2符号としてガロア体(256)上の8個エラー訂正短縮化リードソロモン符号(240、224)か、またはガロア体(2048)を基礎とする11個エラー訂正短縮化BCH符号(1920、1799)のいずれかを用いることを特徴とする復号方法。
  11. 請求項1記載のエラー訂正符号の構成方法であって、
    前記クライアント信号の容量の{1−(Kr÷(Nc÷Kc)÷Nr)}倍以上の容量が自由に使用可能な空エリアであり、
    前記クライアント信号や前記スーパーFEC信号のビットレートを変換せず、前記空エリアの一部たは全部を前記C1符号用チェックビットエリアとC2符号用チェックビットエリアとオーバヘッドエリアと見なし、
    前記クライアント信号や前記スーパーFEC信号のデータを所定位置に配置して、前記C1符号サブブロックと、前記C2符号サブブロック、あるいは前記C1符号化サブブロックと、前記C2符号化サブブロックとすることを特徴とするエラー訂正符号の構成方法。
  12. 請求項3記載の復号方法であって、
    前記クライアント信号の容量の{1−(Kr÷(Nc÷Kc)÷Nr)}倍以上の容量が自由に使用可能な空エリアであり、
    前記クライアント信号や前記スーパーFEC信号のビットレートを変換せず、前記空エリアの一部たは全部を前記C1符号用チェックビットエリアとC2符号用チェックビットエリアとオーバヘッドエリアと見なし、
    前記クライアント信号や前記スーパーFEC信号のデータを所定位置に配置して、前記C1符号サブブロックと、前記C2符号サブブロック、あるいは前記C1符号化サブブロックと、前記C2符号化サブブロックとすることを特徴とする復号方法。
  13. 請求項2記載のエラー訂正符号の構成方法であって、
    前記クライアント信号の容量の{1−(1÷(Nc÷Kc)÷(Nr÷Kr))}倍以上の容量が自由に使用可能な空エリアであり、
    前記クライアント信号や前記スーパーFEC信号のビットレートを変換せず、前記空エリアの一部たは全部を前記C1符号用チェックビットエリアとC2符号用チェックビットエリアとオーバヘッドエリアと見なし、
    前記クライアント信号や前記スーパーFEC信号のデータを所定位置に配置して、前記C1符号サブブロックと、前記C2符号サブブロック、あるいは前記C1符号化サブブロックと、前記C2符号化サブブロックとすることを特徴とするエラー訂正符号の構成方法。
  14. 請求項4記載の復号方法であって、
    前記クライアント信号の容量の{1−(1÷(Nc÷Kc)÷(Nr÷Kr))}倍以上の容量が自由に使用可能な空エリアであり、
    前記クライアント信号や前記スーパーFEC信号のビットレートを変換せず、前記空エリアの一部たは全部を前記C1符号用チェックビットエリアとC2符号用チェックビットエリアとオーバヘッドエリアと見なし、
    前記クライアント信号や前記スーパーFEC信号のデータを所定位置に配置して、前記C1符号サブブロックと、前記C2符号サブブロック、あるいは前記C1符号化サブブロックと、前記C2符号化サブブロックとすることを特徴とする復号方法。
  15. 請求項1、請求項2、請求項5、請求項7または請求項9のいずれか一つに記載のエラー訂正符号の構成方法であって、
    前記クライアント信号を前記スーパーFEC信号に変換する際に、まず、前記J個のC2符号サブブロックの各々に対して前記のC2符号による符号化を行った後に、前記G個の中間サブブロックまたは前記Kr個の中間サブブロックの各々に対して前記のC1符号による符号化を行うことと、
    前記スーパーFEC信号を前記クライアント信号に変換する際に、まず、前記(Nr×Nc)バイトのエリアに対して前記のC1符号による復号を行った後に、前記jm個のC2符号化サブブロックの各々に対して前記のC2符号による復号を行うことにより、前記のC2符号とC1符号による符号化及び復号の順序を入れ替えることを特徴とするエラー訂正符号の構成方法。
  16. 請求項3、請求項4、請求項6、請求項8または請求項10のいずれか一つに記載の復号方法であって、
    前記クライアント信号を前記スーパーFEC信号に変換する際に、まず、前記jm個のC2符号サブブロックの各々に対して前記のC2符号による符号化を行った後に、(Nr×Nc)バイトのエリアに対して前記のC1符号による符号化を行うことと、
    前記スーパーFEC信号を前記クライアント信号に変換する際に、まず、前記(Nr×Nc)バイトのエリアに対して前記のC1符号による復号を行った後に、前記jm個のC2符号化サブブロックの各々に対して前記のC2符号による復号を行うことにより、前記のC2符号とC1符号による符号化及び復号の順序を入れ替えることを特徴とする復号方法。
  17. 請求項1、請求項5または請求項7のいずれか一つに記載のエラー訂正符号の構成方法であって、
    前記jm個のC2符号サブブロックに対してC2符号による符号化を行う際に、各々のC2符号サブブロックのチエックビットを後続するC2符号サブブロックのチェックビットエリア内に配置し、
    前記jm個のC2符号化サブブロックに対してC2符号による復号を行う際に、各々のC2符号化サブブロックのチエックビットが後続するC2符号化サブブロックにあるとして演算することを特徴とするエラー訂正符号の構成方法。
  18. 請求項3、請求項6または請求項8のいずれか一つに記載の復号方法であって、
    前記jm個のC2符号サブブロックに対してC2符号による符号化を行う際に、各々のC2符号サブブロックのチエックビットを後続するC2符号サブブロックのチェックビットエリア内に配置することと、
    前記jm個のC2符号化サブブロックに対してC2符号による復号を行う際に、各々のC2符号化サブブロックのチエックビットが後続するC2符号化サブブロックにあるとして演算することを特徴とする復号方法。
  19. クライアント信号がITU−Tの勧告G.707で規定されるSDH信号、
    ANSIの勧告T1.105で規定されるSONET信号、
    ITU−Tの勧告G.975で規定されるガロア体(256)上の8個エラー訂正リードソロモン符号(255、239)を用いてエラー訂正符号化される信号、
    ITU−Tの勧告G.872で規定されるOChレイヤの信号、
    IEEEの規格802.3zにて規定される1000Base−SX、1000Base−LX、1000Base−CXのいずれかの信号、
    あるいはこれらを任意に時分割多重した信号、
    のいずれかであることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項5、請求項7または請求項9のいずれか一つに記載のエラー訂正符号の構成方法。
  20. クライアント信号が、ITU−Tの勧告G.707で規定されるSDH信号、
    ANSIの勧告T1.105で規定されるSONET信号、
    ITU−Tの勧告G.975で規定されるガロア体(256)上の8個エラー訂正リードソロモン符号(255、239)を用いてエラー訂正符号化される信号、
    ITU−Tの勧告G.872で規定されるOChレイヤの信号、
    あるいはIEEEの規格802.3zにて規定される1000Base−SX、1000Base−LX、1000Base−CXのいずれかの信号、
    あるいはこれらを任意に時分割多重した信号、
    のいずれかであることを特徴とする請求項3、請求項4、請求項6、請求項8または請求項10のいずれか一つに記載の復号方法。
  21. 請求項1、請求項2、請求項5、請求項7または請求項9のいずれか一つに記載のエラー訂正符号の構成方法であって、
    クライアント信号が前記のC1符号と同一の符号Φによって符号化された信号であり、
    前記クライアント信号を前記スーパーFEC信号に変換する際に、
    前記クライアント信号に対して、所定のビットレートに変換して前記C2符号によって符号化して前記スーパーFEC信号とするか、
    前記クライアント信号に対して、いったん前記の符号Φによる復号を行った後、所定のビットレートに変換して前記C2符号によって符号化して前記スーパーFEC信号とするか、
    前記クライアント信号に対して、いったん前記の符号Φによる復号を行った後、前記C1符号によって再度符号化し、その後所定のビットレートに変換して前記C2符号によって符号化して前記スーパーFEC信号とするか、あるいは、
    前記クライアント信号に対して、所定のビットレートに変換して前記C1符号によって符号化した後、前記C2符号によって符号化して前記スーパーFEC信号とするか、
    のいずれかとし、
    前記スーパーFEC信号を前記クライアント信号に変換する際に、
    前記スーパーFEC信号に対して、前記C2符号によって復号した後、所定のビットレートに変換して前記クライアント信号とするか、
    前記スーパーFEC信号に対して、前記C2符号によって復号した後、所定のビットレートに変換して前記C1符号によって復号して前記クライアント信号とするか、
    前記スーパーFEC信号に対して、前記C2符号によって復号した後、所定のビットレートに変換していったん前記C1符号によって復号し、その後に前記の符号Φによって再度符号化したものを前記クライアント信号とするか、あるいは、
    前記スーパーFEC信号に対して、前記C2符号と前記C1符号によって復号した後に、所定のビットレートに変換して前記クライアント信号とするか、
    のいずれかとすることを特徴とするエラー訂正符号の構成方法。
  22. 請求項3、請求項4、請求項6、請求項8または請求項10のいずれか一つに記載の復号方法であって、
    クライアント信号が前記のC1符号と同一の符号Φによって符号化された信号であり、
    前記クライアント信号を前記スーパーFEC信号に変換する際に、
    前記クライアント信号に対して、所定のビットレートに変換して前記C2符号によって符号化して前記スーパーFEC信号とするか、
    前記クライアント信号に対して、いったん前記の符号Φによる復号を行った後、所定のビットレートに変換して前記C2符号によって符号化して前記スーパーFEC信号とするか、
    前記クライアント信号に対して、いったん前記の符号Φによる復号を行った後、前記C1符号によって再度符号化し、その後所定のビットレートに変換して前記C2符号によって符号化して前記スーパーFEC信号とするか、あるいは、
    前記クライアント信号に対して、所定のビットレートに変換して前記C1符号によって符号化した後、前記C2符号によって符号化して前記スーパーFEC信号とするか、
    のいずれかとし、
    前記スーパーFEC信号を前記クライアント信号に変換する際に、
    前記スーパーFEC信号に対して、前記C2符号によって復号した後、所定のビットレートに変換して前記クライアント信号とするか、
    前記スーパーFEC信号に対して、前記C2符号によって復号した後、所定のビットレートに変換して前記C1符号によって復号して前記クライアント信号とするか、あるいは、
    前記スーパーFEC信号に対して、前記C2符号によって復号した後、所定のビットレートに変換していったん前記C1符号によって復号し、その後に前記の符号Φによって再度符号化したものを前記クライアント信号とするか、あるいは、
    前記スーパーFEC信号に対して、前記C2符号と前記C1符号によって復号した後に、所定のビットレートに変換して前記クライアント信号とするか、
    のいずれかとすることを特徴とする復号方法。
  23. 請求項21に記載のエラー訂正符号の構成方法であって、
    前記δを1に、前記Kcを238に、前記Ncを255とし、
    前記C1符号をガロア体(256)上の8個エラー訂正リードソロモン符号(255、239)とし、
    前記クライアント信号をITU−Tの勧告G.975で規定されるガロア体(256)上の8個エラー訂正リードソロモン符号(255、239)を用いてエラー訂正符号化される信号とすることを特徴とするエラー訂正符号の構成方法。
  24. 請求項22に記載の復号方法であって、
    前記δを1に、前記Kcを238に、前記Ncを255とし、
    前記C1符号をガロア体(256)上の8個エラー訂正リードソロモン符号(255、239)とし、
    前記クライアント信号をITU−Tの勧告G.975で規定されるガロア体(256)上の8個エラー訂正リードソロモン符号(255、239)を用いてエラー訂正符号化される信号とすることを特徴とする復号方法。
  25. 請求項21に記載のエラー訂正符号の構成方法であって、
    前記クライアント信号を前記スーパーFEC信号に変換する際に、
    前記スーパーFEC信号の前記オーバーヘッドエリア内の所定のFSIバイト位置に、前記の4種類の変換のうちいづれを行ったかの情報を挿入し、
    逆に前記スーパーFEC信号を前記クライアント信号に変換する際に、
    前記スーパーFEC信号の前記オーバーヘッドエリア内の所定のFSIバイト位置の情報を抽出し、これにもとづいて前記の4種類の変換のうちいずれを行うかを判断することを特徴とするエラー訂正符号の構成方法。
  26. 請求項22に記載の復号方法であって、
    前記クライアント信号を前記スーパーFEC信号に変換する際に、
    前記スーパーFEC信号の前記オーバーヘッドエリア内の所定のFSIバイト位置に、前記の4種類の変換のうちいづれを行ったかの情報を挿入し、
    逆に前記スーパーFEC信号を前記クライアント信号に変換する際に、
    前記スーパーFEC信号の前記オーバーヘッドエリア内の所定のFSIバイト位置の情報を抽出し、これにもとづいて前記の4種類の変換のうちいずれを行うかを判断することを特徴とする復号方法。
  27. 請求項3または請求項4に記載のスーパーFEC信号の復号方法であって、
    前記のC1符号による復号と前記のC2符号による復号を交互に複数回繰り返すことを特徴とする復号方法。
  28. 請求項1、請求項2、請求項5、請求項7または請求項9のいずれか一つに記載のエラー訂正符号の構成方法であって、
    前記クライアント信号を前記スーパーFEC信号に変換する際に、
    前記スーパーFEC信号の前記オーバーヘッドエリア内の所定のFSIBバイト位置に、
    前記C1符号、及び前記C2符号によって符号化した時に、前記オーバーヘッドエリアを含めて演算したか否かの情報を挿入し、
    逆に前記スーパーFEC信号を前記クライアント信号に変換する際に、
    前記スーパーFEC信号の前記オーバーヘッドエリア内の所定のFSIBバイト位置の情報を抽出し、これにもとづいて前記C2符号、及び前記C1符号によって復号する時に、前記オーバーヘッドエリアを含めて演算するか否かを判断することを特徴とするエラー訂正符号の構成方法。
  29. 請求項3、請求項4、請求項6、請求項8または請求項10のいずれか一つに記載の復号方法であって、
    前記クライアント信号を前記スーパーFEC信号に変換する際に、
    前記スーパーFEC信号の前記オーバーヘッドエリア内の所定のFSIBバイト位置に、
    前記C1符号、及び前記C2符号によって符号化した時に、前記オーバーヘッドエリアを含めて演算したか否かの情報を挿入し、
    逆に前記スーパーFEC信号を前記クライアント信号に変換する際に、
    前記スーパーFEC信号の前記オーバーヘッドエリア内の所定のFSIBバイト位置の情報を抽出し、これにもとづいて前記C2符号、及び前記C1符号によって復号する時に、前記オーバーヘッドエリアを含めて演算するか否かを判断することを特徴とする復号方法。
  30. 請求項1、請求項2、請求項5、請求項7または請求項9のいずれか一つに記載のエラー訂正符号の構成方法であって、
    前記クライアント信号を前記スーパーFEC信号に変換する際に、
    前記スーパーFEC信号の前記オーバーヘッドエリア内の所定のFSICバイト位置に、前記C1符号、及び前記C2符号によって符号化したか否かの情報を挿入し、
    逆に前記スーパーFEC信号を前記クライアント信号に変換する際に、
    前記スーパーFEC信号の前記オーバーヘッドエリア内の所定のFSICバイト位置の情報を抽出し、これにもとづいて前記C2符号によって復号するか否か、及び前記C1符号によって復号するか否かを判断することを特徴とするエラー訂正符号の構成方法。
  31. 請求項3、請求項4、請求項6、請求項8または請求項10のいずれか一つに記載の復号方法であって、
    前記クライアント信号を前記スーパーFEC信号に変換する際に、
    前記スーパーFEC信号の前記オーバーヘッドエリア内の所定のFSICバイト位置に、前記C1符号、及び前記C2符号によって符号化したか否かの情報を挿入し、
    逆に前記スーパーFEC信号を前記クライアント信号に変換する際に、
    前記スーパーFEC信号の前記オーバーヘッドエリア内の所定のFSICバイト位置の情報を抽出し、これにもとづいて前記C2符号によって復号するか否か、及び前記C1符号によって復号するか否かを判断することを特徴とする復号方法。
  32. 請求項1または請求項2に記載のエラー訂正符号の構成方法であって、
    前記jm個のC2符号サブブロックの各々において、時間的に同期した連続する(Nr÷Kr)ビットを並列数分だけ合計したKrビット分、あるいはNrビット分を1個の列と見なし、前記jm個のC2符号サブブロックの各々から1個の列ずつ合計jm個の列を取り出して、時系列的に連続するように配置し、この配置替えを前記jm個のC2符号サブブロックの全ての列に繰り返し行った後、これを新たにjm個のC2符号サブブロックとして前記C2符号によって符号化するか、あるいは、
    前記C2符号による符号化後の前記jm個のC2符号化サブブロックの各々から1個の列ずつ合計jm個の列を取り出して、時系列的に連続するように配置し、この配置替えを前記jm個のC2符号サブブロックの全ての列に繰り返し行った後、これを新たにjm個のC2符号化サブブロックとするか、
    のいずれかとしてスーパーFEC信号とすることを特徴とするエラー訂正符号の構成方法。
  33. 請求項1または請求項2に記載のエラー訂正符号の構成方法であって、
    前記Kr個のC1符号化サブブロックの各々を任意のS個毎に纏めたものを、互いに一定の時間間隔だけずらして新たにKr個のC1符号化サブブロックとするか、あるいは、
    前記C2符号化ブロックのNr個、あるいはKr個の並列信号の各々を前記任意のS個毎に纏めたものを、互いに一定の時間間隔だけずらして新たにC2符号化ブロックとするか、
    のいずれかとしてスーパーFEC信号とすることを特徴とするエラー訂正符号の構成方法。
  34. 請求項1または請求項2に記載のエラー訂正符号の構成方法であって、
    前記Krを16か32か64のうちのいずれかとし、
    クライアント信号がANSIの勧告T1.105で規定されるSONETのOC−192信号か、あるいは、
    ITU−Tの勧告G.707で規定されるSDHのSTM−64信号か、
    のいずれかとし、
    C1符号としてガロア体(256)上の8個エラー訂正リードソロモン符号(255、239)とすることを特徴とするエラー訂正符号の構成方法。
  35. 請求項3または請求項4に記載の復号方法であって、
    前記Krを16か32か64のうちのいずれかとし、
    クライアント信号がANSIの勧告T1.105で規定されるSONETのOC−192信号か、あるいは、
    ITU−Tの勧告G.707で規定されるSDHのSTM−64信号か、
    のいずれかとし、
    C1符号としてガロア体(256)上の8個エラー訂正リードソロモン符号(255、239)とすることを特徴とする復号方法。
  36. IEEEの規格802.3zにて規定される8B10B符号を用いて符号化されたデジタル信号の8B10B符号を終端し、そのビットレートを8B10B符号終端前に対して適切な割合で減少させた信号か、あるいは、8B10B符号を終端し、そのビットレートを保った信号をクライアント信号とすることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項11または請求項13のいずれか一つに記載のエラー訂正符号の構成方法。
  37. IEEEの規格802.3zにて規定される8B10B符号を用いて符号化されたデジタル信号の8B10B符号を終端し、そのビットレートを8B10B符号終端前に対して適切な割合で減少させた信号か、あるいは、8B10B符号を終端し、そのビットレートを保った信号をクライアント信号とすることを特徴とする請求項3、請求項4、請求項12または請求項14のいずれか一つに記載の復号方法。
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