JP3667943B2 - 電気器具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ランプソケットなどの電気器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
第1の従来例を図5および図6に示す。すなわち、ランプソケットは、少なくとも一面に開口を有する略箱体状の絶縁性のボディ100と、このボディ100の開口を閉塞する絶縁性のカバー101と、ボディ100およびカバー101の内側に収納された導電体102とを備え、導電体102と絶縁距離をおいて取付ねじ103を挿通させる取付ねじ部104,105をボディ100およびカバー101の各々に設けた電気器具において、取付ねじ部104,105は、ボディ100およびカバー101に取付部ボスを設けたものであり、取付部ボスの先端を対面接触し、各々のねじ挿通孔106,107を整合し、これらに取付ねじ103を挿通し、取付板108に形成したねじ孔109にねじ込んでいる。
【0003】
第2の従来例を図7に示すが、第1の従来例と異なる点は、ボディ100の取付ねじ部104がねじ挿通孔107を兼ねた孔により形成され、カバー101の取付ねじ部105が取付ねじ部104に嵌合する嵌合突部110を設けた取付部ボスにより形成されていることである。
第3の従来例を図8に示すが、第1の従来例と異なる点は、ボディ100の取付ねじ部104がねじ挿通孔107を兼ねた孔により形成され、カバー101の取付ねじ部105がボディ100の底面に接触する取付部ボスにより形成されていることである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
第1の従来例は、導電体102と取付ねじ103との絶縁距離L3 =(取付部ボスの直径−ねじ挿通孔の直径)/2である。
第2の従来例は、導電体102と取付板108との絶縁距離=取付部ボスの外周から嵌合突部110までの径方向長さL4 +ボディ100の厚さL5 である。
【0005】
第3の従来例の絶縁距離L6 は第1の従来例と同様である。
これらの従来例では、電気器具を小型化しようとすると、内部の導電体102と取付ねじ103の間隔も狭くなる。一方蛍光灯の場合には、点灯を確実にするため印加電圧が高くなる傾向にある。このため、ランプソケットなどの電気器具を小型化すると絶縁距離が不足することがあった。
【0006】
したがって、この発明の目的は、小型化しても絶縁距離を確保することができる電気器具を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の電気器具は、少なくとも一面に開口を有する略箱体状の絶縁性のボディと、このボディの前記開口を閉塞する絶縁性のカバーと、前記ボディおよび前記カバーの内側に収納された導電体とを備え、前記導電体と絶縁距離をおいて取付ねじを挿通させる取付ねじ部を前記ボディおよび前記カバーの各々に設けた電気器具において、前記取付ねじ部は、前記ボディおよび前記カバーのうち、取付面側に位置するものに相対向方向に突出する外筒部を設け、前記取付面に対向するものに前記外筒部に対向して前記外筒部の上端に載りかつ前記取付ねじが挿入される貫通孔付き取付部ボスを設け、前記取付部ボスの先端より前記貫通孔に連通するように突出して前記外筒部に嵌合する内筒部を突設し、前記貫通孔の外端に前記取付ねじの頭部が嵌まる凹部を形成し、前記外筒部の底部に前記取付ねじの先端が挿通するねじ挿通孔を形成したものである。
【0008】
請求項1記載の電気器具によれば、取付ねじ部の外筒部と内筒部の嵌合により、従来例と比較して、外筒部の高さ分だけ絶縁距離が長くなるので、取付ねじ部が小さくなっても絶縁距離が確保できる。また外筒部と内筒部の嵌合により、ボディとカバーの相互の中心ずれを少なくすることができるので、取付ねじを通す孔を小さくすることも可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を図1ないし図4により説明する。すなわち、この電気器具であるランプソケットは、ボディ1と、カバー2と、導電体3とを有する。ボディ1は,少なくとも一面に開口を有する絶縁性の略箱体状である。実施の形態は背板14の外面が取付板13に取付けるための取付面となるものであり、ボディ1の一側縁は半円弧状に形成され、開口を形成する周壁15は背板14の若干内側に設けられ、半円弧状の側縁部の中央付近に壁開口4を形成している。またボディ1の背板14の中央に筒部5を立設しており、筒部5はランプピンを径方向に挿通するため壁開口4に向いた凹部16を形成し、かつ先端の外周に周溝17を形成している。また筒部5の壁開口4と反対側の周壁15に取付板13に取付けるための取付ねじ部6を形成している。この取付ねじ部6は導電体3と絶縁距離をおいて取付ねじ7を挿通させるものであり、カバー2に対向する方向に突出する外筒部8を設け、外筒部8の底部にねじ挿通孔18を形成している。外筒部8は略円筒状に形成している。9は速結端子位置決め部、10は導電体位置決め溝、11は端子接続孔、12は電線解錠孔、20はカバー引掛突起である。
【0010】
カバー2も絶縁性であり、ボディ1の開口を閉塞するもので、ボディ1の取付ねじ部6に対向する取付ねじ部21を設けている。実施の形態では、ボディ1の周壁15に外嵌してボディ1の背板14に載る周壁22を有する略箱形であり、筒部5に対応する位置に周縁部が段になった回転体受け穴23を形成し、壁開口4に嵌合する係合部24にランプピン挿通溝25を形成している。また取付ねじ部21は外筒部8の上端に載る取付部ボス26と取付部ボス26の先端より突出して外筒部8に嵌合する略円筒状の内筒部27とを有する。取付部ボス26の外面はねじ頭29を沈めるための凹部28を形成しこの凹部28の底部を内筒部27に連通している。取付ねじ30は内筒部27およびねじ挿通孔18を通る。またカバー2はカバー引掛突起20に嵌合する凹部(図示せず)を有する。
【0011】
回転体34は、回転体受け穴23を塞ぐ円板状であり、内面に筒部5に嵌合する嵌合筒部35を有しその内周面に、周溝17に係止する内つば36を設け、また前面の直径方向に形成されたランプピン挿通スリット37を形成している。回転体34の嵌合筒部35を回転体受け穴23に挿入し筒部5に嵌合すると、内つば36が周溝17に回転自在に係合し、回転体34の周縁部が回転体受け穴23の縁部の段に係合する。31は電線接続孔11に整合する電線挿入孔、32は電線解錠孔12に整合する電線解錠用孔、38は電線接続確認孔である。
【0012】
導電体3はボディ1およびカバー2の内側に収納されている。実施の形態では導電性板ばねを用いたものであり、一端に速結端子部40を形成し、速結端子位置決め部9に収納され、他端41は溝10に係止している。また中間部が回転体34の嵌合筒部34に弾接するともに、この中間部にランプピン係合凹部42をコ字形に段曲げしている。
【0013】
図1はカバー2をボディ1に被せ、取付板13にボディ1を載せて取付ねじ30を内筒部27およびねじ挿通孔18に通し、取付板13に形成したねじ孔19に螺合して取付けている。直管蛍光ランプのランプピン(図示せず)を装着するときは、図4に示すようにランプピン挿通溝25を通してランプピン挿通スリット37に通し、蛍光ランプの端部を回転体34の中心に合わせて約90度回転する。これにより回転体34がともに回転し、ランプピンが筒部5の外周に回動し、導電体3のランプピン係合凹部42に弾性係止し、接続状態となり給電可能となる。
【0014】
この実施の形態によれば、取付ねじ部6,21の外筒部8と内筒部27の嵌合により、従来例と比較して、外筒部8の高さ分だけ絶縁距離が長くなる。すなわち、導電体3と取付ねじ30との間の絶縁距離は絶縁距離L1 と絶縁距離L2 の和である。絶縁距離L1 =(取付部ボス26の直径−内筒部27の内径)/2である。絶縁距離L2 は外筒部8の高さである。
【0015】
したがって、取付ねじ部6,21が小さくなっても絶縁距離が確保できる。また外筒部8と内筒部27の嵌合により、ボディ1とカバー2の相互の中心ずれを少なくすることができるので、取付ねじ30を通すねじ挿通18および内筒部27の内径を小さくすることも可能である。
また略円筒の外筒部8と内筒部27に勾配を付けてしまりばめとすることにより、挿入位置ではがたつきをもたせて挿入容易にしてもしっかり結合することができるとともに、取付ねじ部から内部へ水が浸入することがなくなるかもしくは微量にできるので、水を介して導電体3から取付ねじ30に漏電することを防止または起こりにくくすることができる。
【0016】
さらに回転体34も筒部5に嵌合筒部35が嵌合して2重構造になっているので回転体34の外部に対する絶縁確保が容易であり、またランプピンを位置決めするランプピン係合凹部42を導電体3の中間部にコ字形に折曲しているためランプピンの接続状態が確実に位置決めされる。
なお、カバー2側を取付面とし、外筒部5をカバー2に形成し、内筒部27をボディ1に形成してもよい。
【0017】
【発明の効果】
請求項1記載の電気器具によれば、取付ねじ部の外筒部と内筒部の嵌合により、従来例と比較して、外筒部の高さ分だけ絶縁距離が長くなるので、取付ねじ部が小さくなっても絶縁距離が確保できる。また外筒部と内筒部の嵌合により、ボディとカバーの相互の中心ずれを少なくすることができるので、取付ねじを通す孔を小さくすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の取付ねじ部の断面図である。
【図2】その分解斜視図である。
【図3】取付ねじ部を示す部分破断分解斜視図である。
【図4】カバーをボディに閉じた状態の斜視図である。
【図5】第1の従来例の分解斜視図である。
【図6】その取付ねじ部の断面図である。
【図7】第2の従来例の取付ねじ部の断面図である。
【図8】第3の従来例の取付ねじ部の断面図である。
【符号の説明】
1 ボディ
2 カバー
3 導電体
6,21 取付ねじ部
8 外筒部
27 内筒部
30 取付ねじ
Claims (1)
- 少なくとも一面に開口を有する略箱体状の絶縁性のボディと、このボディの前記開口を閉塞する絶縁性のカバーと、前記ボディおよび前記カバーの内側に収納された導電体とを備え、前記導電体と絶縁距離をおいて取付ねじを挿通させる取付ねじ部を前記ボディおよび前記カバーの各々に設けた電気器具において、前記取付ねじ部は、前記ボディおよび前記カバーのうち、取付面側に位置するものに相対向方向に突出する外筒部を設け、前記取付面に対向するものに前記外筒部に対向して前記外筒部の上端に載りかつ前記取付ねじが挿入される貫通孔付き取付部ボスを設け、前記取付部ボスの先端より前記貫通孔に連通するように突出して前記外筒部に嵌合する内筒部を突設し、前記貫通孔の外端に前記取付ねじの頭部が嵌まる凹部を形成し、前記外筒部の底部に前記取付ねじの先端が挿通するねじ挿通孔を形成した電気器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17205097A JP3667943B2 (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 電気器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17205097A JP3667943B2 (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 電気器具 |
Publications (2)
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JPH1126119A JPH1126119A (ja) | 1999-01-29 |
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17205097A Expired - Fee Related JP3667943B2 (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 電気器具 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3667943B2 (ja) |
-
1997
- 1997-06-27 JP JP17205097A patent/JP3667943B2/ja not_active Expired - Fee Related
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