JP3667844B2 - セパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システム - Google Patents

セパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、セパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システムに関し、特にシリアル通信制御線によって双方向に通信可能に接続される室内機、室外機に設けられる制御装置の制御基板検査システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図19は従来のセパレート型空気調和機の構成を示している。図19において、100は室内機の制御装置を、200は室外機の制御装置を示している。室内機の制御装置100と室外機の制御装置200は、各々、マイクロコンピュータ101、201と、空調制御手段102、202と、制御信号受信手段103、203と、コマンド解析手段104、204と、制御信号送信手段105、205とを具備し、室内・室外シリアル通信制御線300によって双方向に通信可能に接続されている。
【0003】
また室内機、室外機の制御装置100、200には、これらが内蔵している制御基板の検査のために、検査専用信号受信手段106、206と、検査専用信号送信手段107、207とが設けられており、基板検査時には検査専用信号受信手段106、206、検査専用信号送信手段107、207に繋がれた検査専用制御線301、302によって検査機400を双方向に通信可能に接続される。
【0004】
このセパレート型空気調和機は、通常動作として、室内機または室外機の制御装置100、200のマイクロコンピュータ101、201よりコンプレッサ動作要求信号や室内・室外温度の信号を制御信号送信手段105、205より室内・室外シリアル通信制御線300を利用して室内機あるいは室外機へ送信する。
【0005】
その信号(コマンド)を室内機あるいは室外機の制御装置100、200の制御信号受信手段103、203が受信することにより、コマンド解析手段104、204がそれを解析し、解析したデータをマイクロコンピュータ101、201に入力し、マイクロコンピュータ101、201が空気調和動作のために必要な各データを空調制御手段102、202へ出力する。この一連の動作が成り立つことにより、空気調和機としての通常の動作(空気調和動作)が行われる。
【0006】
室内機あるいは室外機の制御装置100、200の基板検査を行う場合には、検査専用信号受信手段106、206、検査専用信号送信手段107、207に検査専用制御線301、302によって検査機400を繋ぎ、検査機400より、検査モード切換コマンドを検査専用通信制御線301、302を利用して室内機あるいは室外機の制御装置100、200の検査専用信号受信手段106、206へ送信する。
【0007】
このようにして送信した検査モード切換コマンドをマイクロコンピュータ101、201が検査専用信号受信手段106、206より入力することにより、通常モードから検査モードに切り換わる。検査モードへの切り換えが確立すると、このことを検査専用信号送信手段107、207より検査専用通信制御線301、302を利用して検査機400へ通達する。
【0008】
特開平5−273307号公報には、セパレート型空気調和機ではないが、この発明に関連する従来技術として、二つの集積回路を接続するためのシリアルインタフェースを、テストデータ(検査用データ)入出力用のインタフェースとして兼用することにより、テストデータ入出力専用のインタフェースを省略する技術が示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来のセパレート型空気調和機装置の制御装置は、以上のように構成されているため、制御基板の検査のためだけに、マイクロコンピュータに対し検査用ポートを専用に設けなければならない。
【0010】
このため、マイクロコンピュータの仕様上、マイクロコンピュータに検査用ポートの割り付けができない場合には、室内機や室外機に制御基板を組み込んだ状態で、その制御基板の検査をすることができないか、あるいはマイクロコンピュータのポートと各センサ、各アクチュエータの接続部の全てに検査ピンを設置したり、検査機側に全ての動作プログラムを組み込むなど、複雑な検査装置を作らなければならない。
【0011】
またマイクロコンピュータに検査用ポートを専用に設けることができても、検査専用の信号送受信手段、通信制御線が必要であるため、構成が複雑になる。
【0012】
また特開平5−273307号公報に示されている技術では、ICチップ間の接続状態しか検査することができない。
【0013】
この発明は、上述のような課題を解消するためになされたもので、セパレート型空気調和機の制御装置基板検査が、検査用ポートや検査専用信号送受信手段などを必要とすることなく、簡便に、しかも信頼性よく行われ得るように改良されたセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システムを得ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システムは、マイクロコンピュータ、空調制御手段および制御信号送信・受信手段が実装された制御基板をそれぞれ有し、空調制御時は、前記制御信号送信・受信手段同士を室内・室外シリアル通信制御線によって接続することにより双方向通信を行なう室内機の制御装置および室外機の制御装置と、前記制御基板の検査時には、前記室内・室外シリアル通信制御線によって前記室内機の制御装置および室外機の制御装置のうちの何れかの制御信号送信・受信手段に接続され、前記室内・室外シリアル通信制御線を介して前記マイクロコンピュータの制御モードを切換える検査モード切換コマンドと前記マイクロコンピュータに前記制御基板を検査させるための基板検査コマンドとを出力する検査機と、を備え、前記マイクロコンピュータは、受信したコマンドが前記検査モード切換コマンドであるか否かを判別し、検査モード切換コマンドであれば、前記マイクロコンピュータを検査モードとし、前記基板検査コマンドを受信することにより、前記マイクロコンピュータに前記制御基板の検査動作をさせ、該検査動作後に前記制御基板の検査結果を前記検査機へ送信する基板検査手段を備えることを特徴とするものである。
【0015】
この発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システムでは、制御信号送信・受信手段が検査機よりの検査モード切換コマンドを受信することにより検査モードになり、検査結果を制御信号送信・受信手段より検査機へ送信する。
【0016】
つぎの発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システムは、マイクロコンピュータ、該マイクロコンピュータを空調制御モードから検査モードに切換えるモード切換手段、空調制御手段および制御信号送信・受信手段が実装された制御基板をそれぞれ有し、空調制御時は、前記制御信号送信・受信手段同士を室内・室外シリアル通信制御線によって接続することにより双方向通信を行なう室内機の制御装置および室外機の制御装置と、前記制御基板の検査時には、前記室内・室外シリアル通信制御線によって前記室内機の制御装置および室外機の制御装置のうちの何れかの制御信号送信・受信手段に接続され、前記室内・室外シリアル通信制御線を介して前記マイクロコンピュータに前記制御基板を検査させるための基板検査コマンドを出力する検査機と、を備え、前記マイクロコンピュータは、前記モード切換手段からの信号によって前記マイクロコンピュータを検査モードとし、前記基板検査コマンドを受信することにより、前記マイクロコンピュータに前記制御基板の検査動作をさせ、該検査動作後に前記制御基板の検査結果を前記検査機へ送信する基板検査手段を備えることを特徴とするものである。
【0017】
この発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システムでは、モード切換手段からの信号によって制御装置が検査モードになり、検査結果を制御信号送信・受信手段より検査機へ送信する。
【0038】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1はこの発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の実施の形態1を示している。図1において、10は室内機あるいは室外機の制御装置(以下、これを空調機の制御装置と略称することがある)を、50は検査機を各々示している。
【0039】
空調機の制御装置10は、マイクロコンピュータ11と、マイクロコンピュータ11に接続された空調制御手段12と、制御信号受信手段13と、マイクロコンピュータ11に接続されて制御信号受信手段13より制御信号を入力するコマンド解析手段14と、マイクロコンピュータ11に接続された制御信号送信手段15とを具備し、通常動作時には、制御信号受信手段13、制御信号送信手段15に室内・室外シリアル通信制御線30によって図示されていない室内機あるいは室外機の制御装置と双方向に通信可能に接続される。
【0040】
図1は検査時の状態を示しており、検査時には、空調機の制御装置10の制御信号受信手段13と制御信号送信手段15に、室内機あるいは室外機の制御装置に代えて、室内・室外シリアル通信制御線30によって検査機50が双方向に通信可能に接続される。
【0041】
検査機50を接続された検査時には、空調機の制御装置10は、検査機50よりの検査モード切換コマンドを室内・室外シリアル通信制御線30を利用して制御信号受信手段13により受信し、コマンド解析手段14によってコマンドを解析し、解析結果をマイクロコンピュータ11に入力する。
【0042】
マイクロコンピュータ11は、コマンド解析手段14によって解析された検査モード切換コマンドによって検査モードになり、検査モードになることによって空調制御手段12に対する通常のコマンド出力動作を停止する。またこれと同時にマイクロコンピュータ11から制御信号送信手段15へ検査モード動作確立信号を出力し、この信号を室内・室外シリアル通信制御線30を使用して検査機50へ送信する。
【0043】
即ち、マイクロコンピュータ11は、制御信号受信手段13が受信した入力コマンドが検査モード切換コマンドであるか否かを判別し、その入力コマンドが検査モード切換コマンドであることにより、検査モードになる。
【0044】
検査モードでは、検査機50より検査コマンドを室内・室外シリアル通信制御線30を利用して空調機の制御装置10の制御信号受信手段13へ送信する。
【0045】
また検査モードでは、マイクロコンピュータ11は、検査結果を制御信号送信手段15へ出力し、制御信号送信手段15よりその検査結果を室内・室外シリアル通信制御線30を利用して検査機50へ送信する。
【0046】
図2は実施の形態1における空調機の制御装置の動作フローを示している。室内・室外シリアル通信制御線30を利用して制御信号受信手段13が制御信号(コマンド)を受信すると、この制御信号はコマンド解析手段14へ送られ(ステップS10)、マイクロコンピュータ11はコマンド解析手段14によって解析された制御信号が検査機50からの検査モード切換コマンドであるか否かを判別する(ステップS11)。
【0047】
検査モード切換コマンドでなければ(ステップS11否定)、通常の空調制御を継続する(ステップS12)。これに対し、検査モード切換コマンドであれば(ステップS11肯定)、検査モードとなり、ステップS13へ進む。
【0048】
この検査モード切換コマンドの詳細は、室内機、室外機の制御装置から、あるいは検査機50から送られてくる制御信号が、「01101101101」のような、2進数であるとすると、例えば、最下位ビットが「0」の場合には通常の空調制御モードとなり、「1」の場合には検査モードになる。したがって最下位ビットが0→1に変更された場合、検査モードになる方式である。
【0049】
検査モードになると、検査機50より室内・室外シリアル通信制御線30を利用して制御信号受信手段13へ送信される次の制御信号(基板検査コマンド)を制御信号受信手段13によって受信し(ステップS13)、これをコマンド解析手段14が解析することにより(ステップS14)、マイクロコンピュータ11が制御基板の検査動作に入る(ステップS15)。
【0050】
検査動作後に、マイクロコンピュータ11から制御基板の検査結果を制御信号送信手段15へ出力することにより(ステップS16)、この検査結果が室内・室外シリアル通信制御線30を利用して検査機50へ送信される。
【0051】
なお、この空調機の制御装置10では、検査機50より検査モード終了のコマンドが送信されてきた場合でも、検査モードのままで、次の信号が送信されてくるまで待機状態になり、検査モードはパワーオン・リセットまで続けられる。
【0052】
以上のように、この発明によるセパレート型空気調和機(空調機)の制御装置10では、マイクロコンピュータ11に検査用として専用ポートを設ける必要がなくなり、マイクロコンピュータ11の容量サイズ・単価等が決まっている場合、シリアル通信回路を利用して基板検査をすることにより、マイクロコンピュータ11の容量の自由度が増し、マイクロコンピュータ11の選択難易度を軽減することができる。
【0053】
またマイクロコンピュータ11の空きポートを利用して付加価値を設けることが可能となり、マイクロコンピュータ11を有効に使用することができるようになる。この付加価値とは、マイクロコンピュータに空きポート・空き容量ができることにより、空気調和機の制御を、より高度にするために、特別な仕様を付け加えることができることである。
【0054】
また室内・室外シリアル通信制御線30を、空調制御情報の通信だけでなく、検査時にも利用するため、空調機の制御装置10に接続される検査用通信制御線や検査専用信号送受信手段などを省略できることから、構成が簡単になり、安価な制御基板を作ることができるようになる。
【0055】
また従来は、空調機の制御装置の制御基板に検査機専用の端子を設けたり、専用接続線を設けなければならなかったが、この発明による空調機の制御装置10では、セパレート型空気調和機において必須の室内・室外シリアル通信制御線30を用いて基板検査を行うから、空気調和機の設置後も制御基板に専用接続線を追加することなく基板検査を容易に行えるようになる。
【0056】
また従来は、空調機の制御装置と検査機とを接続し、空調機の制御装置を検査モードにしてから、検査機を検査モードにして通信を行い、制御装置の制御基板の検査を行っていたが、この発明による空調機の制御装置10では、検査機50をシリアル通信回路に接続し、検査機50より空調機の制御装置10に対して検査コマンドを送るだけで、空調機の制御装置10を検査モードにしてその制御装置の基板検査を行うことができる。このように、この発明による空調機の制御装置10では、空調機の制御装置10と検査機50の両方を操作して検査モードにする必要がなくなるため、検査時間を短縮することができる。
【0057】
(実施の形態2)
図3はこの発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の実施の形態2を示している。尚、図3に於いて、図1に対応する部分は図1に付した符号と同一の符号を付けてその説明を省略する。
【0058】
実施の形態2では、空調機の制御装置10のマイクロコンピュータ11に検査モード切換スイッチ16が接続されており、マイクロコンピュータ11はこの検査モード切換スイッチ16がオン状態になることによって検査モードになる。
【0059】
この実施の形態でも、検査時には、空調機の制御装置10の制御信号受信手段13、制御信号送信手段15に、室内機あるいは室外機の制御装置に代えて、室内・室外シリアル通信制御線30によって検査機50が双方向に通信可能に接続される。
【0060】
検査モード切換スイッチ16は、手操作でオンするようなものではなく、室内・室外シリアル通信制御線30によって検査機50が空調機の制御装置10の制御信号受信手段13、制御信号送信手段15に通信可能に接続されることにより、マイクロコンピュータ11のポートの検査モード切り換えがLoになり、あたかもオンしたようになるスイッチである。
【0061】
マイクロコンピュータ11は、検査モードでは、空調制御手段12に対する通常のコマンド出力動作を停止し、検査モードになると同時に制御信号送信手段15へ検査モード動作確立信号を出力し、この信号を室内・室外シリアル通信制御線30を使用して検査機50へ送信する。
【0062】
また検査モードでは、検査機50より検査コマンドを室内・室外シリアル通信制御線30を利用して空調機の制御装置10の制御信号受信手段13へ送信する。
【0063】
制御信号受信手段13が受信した検査コマンドはコマンド解析手段14へ送信され、コマンド解析手段14がコマンドの解析を行い、解析結果をマイクロコンピュータ11に入力する。これによりマイクロコンピュータ11は制御基板の検査動作を行う。検査動作後、マイクロコンピュータ11は制御信号送信手段15より室内・室外シリアル通信制御線30を使用して制御基板の検査結果を検査機50へ出力する。
【0064】
図4は実施の形態2における空調機の制御装置の動作フローを示している。まず、検査モード切換スイッチ16がオンであるか否かを判別する(ステップS20)。検査モード切換スイッチ16がオンでなければ(ステップS20否定)、通常の空調制御を継続とする(ステップS21)。
【0065】
これに対し、検査モード切換スイッチ16がオンであれば(ステップS20肯定)、マイクロコンピュータ11は検査モードになる。この検査切換スイッチ16は、検査機50が室内・室外シリアル通信制御線30によって空調機の制御装置10の制御信号受信手段13、制御信号送信手段15に接続されるだけでオンになり、特別なスイッチ操作を必要としない。
【0066】
検査モードになった場合には、検査機50より室内・室外シリアル通信制御線30を利用して送られてくる検査コマンドを空調機の制御装置10の制御信号受信手段13で受信する(ステップS22)。制御信号受信手段13が受信した検査コマンドをコマンド解析手段14によって解析し(ステップS23)、この解析結果をマイクロコンピュータ11に入力することにより、マイクロコンピュータ11が制御基板の検査動作に入る(ステップS24)。
【0067】
検査動作後に、マイクロコンピュータ11から制御基板の検査結果を制御信号送信手段15へ出力することにより(ステップS25)、この検査結果が室内・室外シリアル通信制御線30を利用して検査機50へ送信される。
【0068】
なお、この動作はパワーオン・リセットまで続けられ、検査動作中・待機中に検査モード切換スイッチ16がオフになった場合でも、空調機の制御装置10は検査モードを継続する。但し、検査モード切換スイッチ16がオフすると云うことは、検査機50が空調機の制御装置10から取り外された場合であり、この場合には、制御装置10に検査機50が接続されていないから、検査は行えないが、空調機の制御装置10は検査モードのままである。
【0069】
以上のように、この発明によれば、空調機の制御装置10のマイクロコンピュータ11に検査用の専用ポートを設ける必要がなくなり、マイクロコンピュータ11の選択の制約を軽減することができ、また検査機50を空調機の制御装置10に接続するだけで検査モードにすることができるため、検査モードに設定する時間を削除・短縮することができる。
【0070】
またこの発明でも、マイクロコンピュータ11の空きポートを利用して付加価値を設けることが可能となり、マイクロコンピュータ11を有効に使用することができ、また室内・室外シリアル通信制御線30を、空調制御情報の通信だけでなく、検査時にも利用するから、空調機の制御装置に接続される検査用通信制御線や検査専用信号送受信手段などを省略でき、このことから構成簡単にして安価の制御基板を作ることができるようになる。
【0071】
またセパレート型空気調和機において必須の室内・室外シリアル通信制御線30を用いて基板検査を行うから、空気調和機の設置後も制御基板に専用接続線を追加することなく基板検査を行うことができる。
【0072】
(実施の形態3)
図5はこの発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の実施の形態3を示している。尚、図5に於いても、図1に対応する部分は図1に付した符号と同一の符号を付けてその説明を省略する。
【0073】
実施の形態3では、空調機の制御装置10は、マイクロコンピュータ11、空調制御手段12、制御信号受信手段13、コマンド解析手段14、制御信号送信手段15に加えて、マイクロコンピュータ11に接続されたワイヤレスリモコン信号用コマンド解析手段17と、ワイヤレスリモコン信号用コマンド解析手段17に接続されたワイヤレスリモコン信号受信手段18とを有している。
【0074】
ワイヤレスリモコン信号用コマンド解析手段17はワイヤレスリモコン信号受信手段18がワイヤレスリモコン19より受信したワイヤレスリモコン信号を解析し、マイクロコンピュータ11は、その解析結果を入力して受信したワイヤレスリモコン信号が検査モード切換コマンドであるか否かを判別し、そのワイヤレスリモコン信号が検査モード切換コマンドであれば、検査モードになる。
【0075】
この実施の形態でも、検査時には、空調機の制御装置10の制御信号受信手段13、制御信号送信手段15に、室内機あるいは室外機の制御装置に代えて、室内・室外シリアル通信制御線30によって検査機50が双方向に通信可能に接続される。
【0076】
検査モード切換コマンドを送信するワイヤレスリモコン19は、通常使用される空気調和機用のものであり、例えば、ワイヤレスリモコン19の「暑いとき」の釦を押しながらワイヤレスリモコン19の電池を抜き、再びセットあるいはリセットを行った場合に検査モード切換コマンドの送信となる。
【0077】
空調機の制御装置10のワイヤレスリモコン信号受信手段18が検査モード切換コマンドを受信すると、このコマンドをワイヤレスリモコン信号用コマンド解析手段17が解析し、解析結果をマイクロコンピュータ11に入力することにより、マイクロコンピュータ11、換言すれば空調機の制御装置10が検査モードになる。
【0078】
マイクロコンピュータ11は、検査モードでは、空調制御手段12に対する通常のコマンド出力動作を停止し、検査モードになると同時に制御信号送信手段15へ検査モード動作確立信号を出力し、この信号を室内・室外シリアル通信制御線30を使用して検査機50へ送信する。
【0079】
検査モードでは、検査機50より検査コマンドを室内・室外シリアル通信制御線30を利用して空調機の制御装置10の制御信号受信手段13へ送信する。検査コマンドを受信した制御信号受信手段13はそのコマンドをコマンド解析手段14へ送信し、コマンド解析手段14がコマンドの解析を行い、その解析結果をマイクロコンピュータ11に入力する。これによりマイクロコンピュータ11は制御基板の検査動作を行う。検査動作後、マイクロコンピュータ11は、制御信号送信手段15より室内・室外シリアル通信制御線30を利用して、制御基板の検査結果を検査機50へ送信する。
【0080】
図6は実施の形態3における空調機の制御装置の動作フローを示している。ワイヤレスリモコン19より送信されたワイヤレスリモコン信号をワイヤレスリモコン信号受信手段17が受信すると(ステップS30)、それをワイヤレスリモコン信号用コマンド解析手段18が解析する。マイクロコンピュータ11はワイヤレスリモコン信号用コマンド解析手段18により解析されたワイヤレスリモコン信号がワイヤレスリモコン19からの検査モード切換コマンドであるか否かを判別する(ステップS31)。
【0081】
検査モード切換コマンドでなければ(ステップS31否定)、通常の空調制御を継続する(ステップS32)。これに対し、検査モード切換コマンドであれば(ステップS31肯定)、検査モードとなり、検査モードでは、検査機50より室内・室外シリアル通信制御線30を利用して制御信号受信手段13へ送信される制御信号を制御信号受信手段13によって受信し(ステップS33)、これをコマンド解析手段14が解析することにより(ステップS34)、マイクロコンピュータ11が制御基板の検査動作に入る(ステップS35)。
【0082】
検査動作後に、マイクロコンピュータ11から制御基板の検査結果を制御信号送信手段15へ出力することにより(ステップS36)、この検査結果が室内・室外シリアル通信制御線30を利用して検査機50へ送信される。
【0083】
なお、この動作は、パワーオン・リセットまで続けられ、検査動作中・待機中にワイヤレスリモコン19から検査コマンド切換モード終了の信号が送信されても、空調機の制御装置10は検査モードを継続する。
【0084】
以上のように、この発明でも、空調機の制御装置10のマイクロコンピュータ11に検査用の専用ポートを設ける必要がなくなるから、マイクロコンピュータ11の選択の制約を軽減することができ、またマイクロコンピュータ11の空きポートを利用して付加価値を設けることが可能となり、マイクロコンピュータ11を有効に使用することができるようになる。
【0085】
また室内・室外シリアル通信制御線30を、空調制御情報の通信だけでなく、検査時にも利用するから、空調機の制御装置に接続される検査用通信制御線や検査専用信号送受信手段などを省略でき、このことから構成を簡単にして安価な制御基板を作ることができるようになる。
【0086】
またワイヤレスリモコン19からの検査モード切換コマンド信号を受信してマイクロコンピュータ11が検査モードに変更するため、空気調和機設置後も従来のように、空気調和機を分解して制御基板に検査用の専用接続線を追加したり、専用回路を接続することなく基板検査を行うことができるから、基板検査時に、誤って空調機の制御装置10を壊す虞れがなくなる。
【0087】
また、従来は、空気調和機を分解して制御基板に検査用の専用接続線の追加や、専用回路の接続を行って検査をしていたため、検査に時間を要していたが、この発明では、空気調和機の室内・室外シリアル通信制御線30を接続する端子台から検査機50を接続し、ワイヤレスリモコン19から検査モード切換コマンドを送信するだけで、検査モード切り換えを行うことができるから、検査時間を大幅に短縮できるメリットがある。
【0088】
(実施の形態4)
図7はこの発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の実施の形態4を示している。尚、図7に於いても、図1に対応する部分は図1に付した符号と同一の符号を付けてその説明を省略する。なお、11aはデータ入力回路である。
【0089】
この実施の形態では、マイクロコンピュータ11に、圧縮機電流計20、温度センサ21、22などの入力機器が接続され、マイクロコンピュータ11はこれらより検出信号を入力する。
【0090】
この実施の形態においても、検査時には、図7に示されているように、空調機の制御装置10の制御信号受信手段13、制御信号送信手段15に、室内機あるいは室外機の制御装置に代えて、室内・室外シリアル通信制御線30によって検査機50が双方向に通信可能に接続される。
【0091】
検査機50を接続された検査時には、空調機の制御装置10は、検査機50よりの入力チェック検査コマンドを室内・室外シリアル通信制御線30を利用して制御信号受信手段13に受信し、コマンド解析手段14によってコマンドを解析し、解析結果をマイクロコンピュータ11に入力する。
【0092】
マイクロコンピュータ11は、コマンド解析手段14によって解析された入力チェック検査コマンドによって検査モードになり、検査モードになることによって通常のコマンド出力動作を停止する。またこれと同時にマイクロコンピュータ11から制御信号送信手段15へ検査モード動作確立信号を出力し、この信号を室内・室外シリアル通信制御線30を使用して検査機50へ送信する。
【0093】
マイクロコンピュータ11は、通常のコマンド出力動作を停止した時点で、通常、制御基板に入力される圧縮機電流計20、温度センサ21、22よりの圧縮機電流、温度の検出信号など、空調機の制御装置10のマイクロコンピュータ11に入力される情報である入力データおよびそれの入力回路の検査を行う。
【0094】
入力チェック検査コマンドの内容決定は、例えば検査機50から送信する2進数のデータ「010011000」を、最上位ビットが0で入力チェック検査コマンド、最下位ビットから3ビット目を0→1に変更して空調機の制御装置10に送信すると、温度センサ22の入力データの制御回路を検査すると云うように行われ、検査機50から送信する検査コマンドの2進数データを変更することにより、入力チェック内容を変更して各入力データおよびデータ入力回路の検査を行うことができる。
【0095】
またこの検査モードでは、マイクロコンピュータ11は、入力チェックの検査結果を制御信号送信手段15へ出力し、制御信号送信手段15より、その検査結果を室内・室外シリアル通信制御線30を利用して検査機50へ送信する。
【0096】
図8は実施の形態4おける空調機の制御装置の動作フローを示している。室内・室外シリアル通信制御線30を利用して制御信号受信手段13が制御信号(コマンド)を受信すると(ステップS40)、この制御信号はコマンド解析手段14へ送られ、マイクロコンピュータ11はコマンド解析手段14により解析された制御信号が検査機50からの入力チェック検査コマンドであるか否かを判別する(ステップS41)。
【0097】
入力チェック検査コマンドでなければ(ステップS41否定)、通常の空調制御を継続する(ステップS42)。これに対し、入力チェック検査コマンドであれば(ステップS41肯定)、検査モードとなり、ステップS43へ進む。
【0098】
検査モードになると、検査機50より室内・室外シリアル通信制御線30を利用して制御信号受信手段13へ送信される次の制御信号(検査コマンド)を制御信号受信手段13によって受信し(ステップS43)、これをコマンド解析手段14が解析することにより(ステップS44)、マイクロコンピュータ11が入力ポートに入力するデータの検査と、入力データおよびデータ入力回路を構成する基板パターンの断線、シュートなどの検査を行う(ステップS45)。
【0099】
但し、検査機50からの入力チェック検査コマンドにより、圧縮機電流、温度など、検査対象になる入力データおよびデータ入力回路が異なる。入力チェック検査コマンドは、1回路づつのチェックとし、その都度、検査機50が1回路づつの入力チェック検査コマンドを出力する。なお、全入力回路を同時にチェックするコマンドを検査機50が出力するように構成することも可能である。
【0100】
検査動作後に、マイクロコンピュータ11から入力データおよびデータ入力回路の検査結果を制御信号送信手段15へ出力することにより(ステップS46)、この検査結果が室内・室外シリアル通信制御線30を利用して検査機50へ送信される。
【0101】
この場合も、空調機の制御装置10では、検査機50より検査モード終了のコマンドが送信されてきた場合でも、検査モードのままであり、次の信号が送信されてくるまで待機状態になり、この検査モードはパワーオン・リセットまで続けられる。
【0102】
なお、この場合も、検査モードの設定は、制御信号受信手段13が入力チェック検査コマンドを受信すること以外に、実施の形態2におけるように、検査モード切換スイッチによって行われても、あるいは実施の形態3におけるように、ワイヤレスリモコン信号受信手段がワイヤレスリモコンより受信するモード切換信号により行われてもよい。
【0103】
以上のように、この発明によれば、空調機の制御装置10の検査時に入力データおよびデータ入力回路のチェックができ、故障個所の発見が迅速が行われるようになるから、検査時間を短縮することができる。
【0104】
また、この発明でも、室内・室外シリアル通信制御線30を空調制御情報の通信だけでなく、検査時にも使用するため、検査用通信制御線や検査専用信号送受信手段等を削除でき、このことから構成が簡単になり、安価な制御基板を作ることができる。また空気調和機を設置する時に必ず使用される室内・室外シリアル通信制御線30を用いて入力チェック検査を行うから、空気調和機設置後も制御基板に専用接続線を追加する等の手を加えることなく入力チェック検査を簡単に行えると云うメリットがある。
【0105】
(実施の形態5)
図9はこの発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の実施の形態5を示している。尚、図9に於いても、図1に対応する部分は図1に付した符号と同一の符号を付けてその説明を省略する。なお、11bはデータ出力回路である。
【0106】
この実施の形態では、マイクロコンピュータ11に、ファン23、圧縮機24、表示器25などの出力機器が接続され、マイクロコンピュータ11はこれらへ出力コマンドを出力する。
【0107】
この実施の形態においても、検査時には、図9に示されているように、空調機の制御装置10の制御信号受信手段13、制御信号送信手段15に、室内機あるいは室外機の制御装置に代えて、室内・室外シリアル通信制御線30によって検査機50が双方向に通信可能に接続される。
【0108】
検査機50を接続された検査時には、空調機の制御装置10は、検査機50よりの出力チェック検査コマンドを室内・室外シリアル通信制御線30を利用して制御信号受信手段13に受信し、コマンド解析手段14によってコマンドを解析し、解析結果をマイクロコンピュータ11に入力する。
【0109】
マイクロコンピュータ11は、コマンド解析手段14によって解析された出力チェック検査コマンドによって検査モードになり、検査モードになることによって通常のコマンド出力動作を停止する。またこれと同時にマイクロコンピュータ11から制御信号送信手段15へ検査モード動作確立信号を出力し、この信号を室内・室外シリアル通信制御線30を使用して検査機50へ送信する。
【0110】
マイクロコンピュータ11は、通常のコマンド出力動作を停止した時点で、出力コマンドおよびそれの制御回路の検査を行う。出力コマンドとは、空調機の制御装置10のマイクロコンピュータ11から出力される情報であり、圧縮機24のオン/オフ制御命令信号やファン23のオン/オフ制御命令信号である。
【0111】
出力チェック検査コマンドの内容決定は、例えば検査機50から送信する2進数のデータ「010011000」を、最上位ビットが1で出力チェック検査コマンドになり、下位ビットから3ビット目を0→1に変更して空調機の制御装置10に送信すると、圧縮機24のオン/オフ命令の制御回路を検査すると云うように行われ、検査機50から送信する検査コマンドのデータを変更することにより、出力チェック内容を変更して各出力コマンドおよびコマンド出力回路を構成する基板パターンの断線、ショートなどの検査を行うことができる。
【0112】
またこの検査モードでは、マイクロコンピュータ11は出力チェックの検査結果を制御信号送信手段15へ出力し、制御信号送信手段15よりその検査結果を室内・室外シリアル通信制御線30を利用して検査機50へ送信する。
【0113】
図10は実施の形態5における空調機の制御装置の動作フローを示している。室内・室外シリアル通信制御線30を利用して制御信号受信手段13が制御信号(コマンド)を受信する(ステップS50)と、この制御信号はコマンド解析手段14へ送られ、マイクロコンピュータ11はコマンド解析手段14により解析された制御信号が検査機50からの出力チェック検査コマンドであるか否かを判別する(ステップS51)。
【0114】
出力チェック検査コマンドでなければ(ステップS51否定)、通常の空調制御を継続する(ステップS52)。これに対し、出力チェック検査コマンドであれば(ステップS51肯定)、検査モードとなり、ステップS53へ進む。
【0115】
検査モードになると、検査機50より室内・室外シリアル通信制御線30を利用して制御信号受信手段13へ送信される次の制御信号(検査コマンド)を制御信号受信手段13によって受信し(ステップS53)、これをコマンド解析手段14が解析することにより(ステップS54)、マイクロコンピュータ11が出力ポートから出力するコマンドの検査とコマンド出力回路の検査を行う(ステップS55)。
【0116】
但し、検査機50からの出力チェック検査コマンドにより、ファン23、圧縮機24、表示器25など、検査対象になる出力コマンドおよびコマンド出力回路が異なる。出力チェック検査コマンドは、1回路づつのチェックとし、その都度、検査機50が1回路づつ出力チェック検査コマンドを出力する。なお、全出力回路を同時にチェックするコマンドを検査機50が出力するように構成することも可能である。
【0117】
検査動作後に、マイクロコンピュータ11から出力コマンドおよびコマンド出力回路の検査結果を制御信号送信手段15へ出力することにより(ステップS56)、この検査結果が室内・室外シリアル通信制御線30を利用して検査機50へ送信される。
【0118】
この場合も、空調機の制御装置10では、検査機50より検査モード終了のコマンドが送信されてきた場合でも、検査モードのままであり、次の信号が送信されてくるまで待機状態になり、この検査モードはパワーオン・リセットまで続けられる。
【0119】
なお、この場合も、検査モードの設定は、制御信号受信手段13が入力チェック検査コマンドを受信すること以外に、実施の形態2におけるように、検査モード切換スイッチによって行われても、あるいは実施の形態3におけるように、ワイヤレスリモコン信号受信手段がワイヤレスリモコンより受信するモード切換信号により行われてもよい。
【0120】
以上のように、この発明によれば、空調機の制御装置10の検査時に出力コマンドおよびコマンド出力回路のチェックができ、故障個所の発見が迅速が行われるようになるから、検査時間を短縮することができる。
【0121】
また、この発明でも、室内・室外シリアル通信制御線30を空調制御情報の通信だけでなく、検査時にも使用するため、検査用通信制御線や検査専用信号送受信手段等を削除でき、このことから構成が簡単になり、安価な制御基板を作ることができる。また空気調和機を設置する時に必ず使用される室内・室外シリアル通信制御線30を用いて出力チェック検査を行うから、空気調和機設置後も制御基板に専用接続線を追加する等の手を加えることなく出力チェック検査を簡単に行えると云うメリットがある。
【0122】
(実施の形態6)
図11はこの発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の実施の形態6を示している。尚、図11に於いても、図1に対応する部分は図1に付した符号と同一の符号を付けてその説明を省略する。なお、11cはデータ出力回路であり、11dはデータ入力回路である。
【0123】
この実施の形態では、マイクロコンピュータ11に、圧縮機電流計20、温度センサ21、22などの入力機器と、ファン23、圧縮機24、表示器25などの出力機器とが接続され、マイクロコンピュータ11は、入力機器より検出信号を入力し、出力機器へ出力コマンドを出力する。
【0124】
この実施の形態においても、検査時には、図11に示されているように、空調機の制御装置10の制御信号受信手段13、制御信号送信手段15に、室内機あるいは室外機の制御装置に代えて、室内・室外シリアル通信制御線30によって検査機50が双方向に通信可能に接続される。
【0125】
検査機50を接続された検査時には、空調機の制御装置10は、検査機50よりの入出力チェック検査コマンドを室内・室外シリアル通信制御線30を利用して制御信号受信手段13に受信し、コマンド解析手段14によってコマンドを解析し、解析結果をマイクロコンピュータ11に入力する。
【0126】
マイクロコンピュータ11は、コマンド解析手段14によって解析された入出力チェック検査コマンドによって検査モードになり、検査モードになることによって通常のコマンド出力動作を停止する。またこれと同時にマイクロコンピュータ11から制御信号送信手段15へ検査モード動作確立信号を出力し、この信号を室内・室外シリアル通信制御線30を使用して検査機50へ送信する。
【0127】
マイクロコンピュータ11は、通常のコマンド出力動作を停止した時点で、通常、制御基板に入力される圧縮機電流計20、温度センサ21、22よりの圧縮機電流、温度の検出信号など、空調機の制御装置10のマイクロコンピュータ11に入力される情報である入力データおよびそれの制御回路の検査と、マイクロコンピュータ11から出力される圧縮機24のオン/オフ制御命令信号やファン23のオン/オフ制御命令信号などの出力コマンドおよびそれの制御回路の検査を行う。
【0128】
またこの検査モードでは、マイクロコンピュータ11は、入出力チェックの検査結果を制御信号送信手段15へ出力し、制御信号送信手段15よりその検査結果を室内・室外シリアル通信制御線30を利用して検査機50へ送信する。
【0129】
図12は実施の形態6における空調機の制御装置の動作フローを示している。室内・室外シリアル通信制御線30を利用して制御信号受信手段13が制御信号(コマンド)を受信すると(ステップS60)、この制御信号はコマンド解析手段14へ送られ、マイクロコンピュータ11はコマンド解析手段14により解析された制御信号が検査機50からの入出力チェック検査コマンドであるか否かを判別する(ステップS61)。
【0130】
入出力チェック検査コマンドでなければ(ステップS61否定)、通常の空調制御を継続する(ステップS62)。これに対し、入出力チェック検査コマンドであれば(ステップS61肯定)、検査モードとなり、ステップS63へ進む。
【0131】
検査モードになると、検査機50より室内・室外シリアル通信制御線30を利用して制御信号受信手段13へ送信される次の制御信号(検査コマンド)を制御信号受信手段13によって受信し(ステップS63)、これをコマンド解析手段14が解析することにより(ステップS64)、マイクロコンピュータ11の入力ポートが入力するデータおよびデータ入力回路の検査を行い(ステップS65)、またマイクロコンピュータ11がマイクロコンピュータ11の出力ポートから出力する出力コマンドおよびコマンド出力回路の検査を行う(ステップS66)。
【0132】
但し、検査機50からの入出力チェック検査コマンドにより、検査対象になる入力データおよびデータ入力回路、出力コマンドおよびコマンド出力回路が異なる。入出力チェック検査コマンドは、1回路づつのチェックとし、その都度、検査機50が1回路づつの入出力チェック検査コマンドを出力する。なお、全ての入力回路と出力回路を同時にチェックするコマンドを検査機50が出力するように構成することも可能である。
【0133】
検査動作後に、マイクロコンピュータ11から入力データおよびデータ入力回路と、出力コマンドおよびコマンド出力回路の検査結果を制御信号送信手段15へ出力することにより(ステップS67)、この検査結果が室内・室外シリアル通信制御線30を利用して検査機50へ送信される。
【0134】
この場合も、空調機の制御装置10では、検査機50より検査モード終了のコマンドが送信されてきた場合でも、検査モードのままであり、次の信号が送信されてくるまで待機状態になり、この検査モードはパワーオン・リセットまで続けられる。
【0135】
なお、この場合も、検査モードの設定は、制御信号受信手段13が入力チェック検査コマンドを受信すること以外に、実施の形態2におけるように、検査モード切換スイッチによって行われても、あるいは実施の形態3におけるように、ワイヤレスリモコン信号受信手段がワイヤレスリモコンより受信するモード切換信号により行われてもよい。
【0136】
以上のように、この発明によれば、空調機の制御装置10の検査時に入力データおよびデータ入力回路と出力コマンドおよびコマンド出力回路のチェックができ、故障個所の発見が迅速が行われるようになるから、検査時間を短縮することができる。
【0137】
また、この発明でも、室内・室外シリアル通信制御線30を空調制御情報の通信だけでなく、検査時にも使用するため、検査用通信制御線や検査専用信号送受信手段等を削除でき、このことから、構成が簡単になり、安価な制御基板を作ることができる。また空気調和機を設置する時に必ず使用される室内・室外シリアル通信制御線30を用いて入力チェック検査と出力チェック検査を行うから、空気調和機設置後も制御基板に専用接続線を追加する等の手を加えることなく、入力チェック検査と出力チェック検査を両方同時に簡単に行えると云うメリットがある。
【0138】
(実施の形態7)
図13はこの発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の実施の形態7を示している。尚、図13に於いても、図1に対応する部分は図1に付した符号と同一の符号を付けてその説明を省略する。
【0139】
この実施の形態では、マイクロコンピュータ11には不揮発性メモリであるEEPROM26が接続されている。
【0140】
この実施の形態においても、検査時には、図13に示されているように、空調機の制御装置10の制御信号受信手段13、制御信号送信手段15に、室内機あるいは室外機の制御装置に代えて、室内・室外シリアル通信制御線30によって検査機50が双方向に通信可能に接続される。
【0141】
検査機50を接続された検査時には、空調機の制御装置10は、検査機50よりの検査コマンドを室内・室外シリアル通信制御線30を利用して制御信号受信手段13に受信し、コマンド解析手段14によってコマンドを解析し、解析結果をマイクロコンピュータ11に入力する。
【0142】
マイクロコンピュータ11は、コマンド解析手段14によって解析された入力検査コマンドによって検査モードになり、検査モードになることによって通常のコマンド出力動作を停止する。またこれと同時にマイクロコンピュータ11から制御信号送信手段15へ検査モード動作確立信号を出力し、この信号を室内・室外シリアル通信制御線30を使用して検査機50へ送信する。
【0143】
検査モードでは、検査機50よりEEPROMデータ読み出し検査コマンドを室内・室外シリアル通信制御線30を利用して空調機の制御装置10の制御信号受信手段13へ送信する。EEPROMデータ読み出し検査コマンドは、例えば検査機50から送信する2進数のデータ「000011000」を、最上位ビットから2ビット目が0→1でEEPROMデータ読み出しの検査コマンドになる。
【0144】
EEPROM読み出し検査コマンドはコマンド解析手段14で解析され、マイクロコンピュータ11に入力され、マイクロコンピュータ11は、コマンド解析手段14により解析されたEEPROMデータ読み出し検査コマンドによりEEPROMデータ読み出しモードになり、EEPROM26からデータを読み出した後、これの検査結果を制御信号送信手段15より室内・室外シリアル通信制御線30を利用して検査機50へ出力する。
【0145】
図14は実施の形態7における空調機の制御装置の動作フローを示している。室内・室外シリアル通信制御線30を利用して制御信号受信手段13が制御信号(コマンド)を受信すると(ステップS70)、この制御信号はコマンド解析手段14へ送られ、マイクロコンピュータ11はコマンド解析手段14により解析された制御信号が検査機50からのEEPROMデータ読み出し検査コマンドであるか否かを判別する(ステップS71)。
【0146】
EEPROMデータ読み出し検査コマンドでなければ(ステップS71否定)、通常の空調制御を継続する(ステップ72)。これに対し、EEPROMデータ読み出し検査コマンドであれば(ステップS71肯定)、検査モードとなり、ステップS73へ進む。
【0147】
検査モードになると、検査機50より室内・室外シリアル通信制御線30を利用して制御信号受信手段13へ送信される次の制御信号(EEPROMデータ読み出し検査コマンド)を制御信号受信手段13によって受信し(ステップS73)、これをコマンド解析手段14が解析することにより(ステップS74)、マイクロコンピュータ11がEEPROM26に書き込まれているデータを読み出す(ステップS75)。
【0148】
検査動作後に、マイクロコンピュータ11からEEPROM26の検査結果を制御信号送信手段15へ出力することにより(ステップS76)、この検査結果が室内・室外シリアル通信制御線30を利用して検査機50へ送信される。
【0149】
この場合も、空調機の制御装置10では、検査機50より検査モード終了のコマンドが送信されてきた場合でも、検査モードのままであり、次の信号が送信されてくるまで待機状態になり、検査モードはパワーオン・リセットまで続けられる。
【0150】
なお、この場合も、検査モードの設定は、制御信号受信手段13が入力チェック検査コマンドを受信すること以外に、実施の形態2におけるように、検査モード切換スイッチによって行われても、あるいは実施の形態3におけるように、ワイヤレスリモコン信号受信手段がワイヤレスリモコンより受信するモード切換信号により行われてもよい。
【0151】
以上のように、この発明によれば、空調機の制御装置の検査時に、空調機の制御装置10のEEPROM26のデータを読み出してEEPROM26に書き込まれているデータのチェックを行うことができ、EEPROM26のデータ書き込み不良個所の発見が迅速に行われるようになる。これにより空調機の制御装置の誤動作を防止でき、またメンテナンス時間を短縮できる。
【0152】
なお、EEPROM26に書き込まれているデータは、通常、初期不良を生じることはないが、雷や静電気等により書き込み中のデータや書き込まれているデータの1部、あるいは全てが破壊されてしまうことがある。
【0153】
また、この発明でも、室内・室外シリアル通信制御線30を空調制御情報の通信だけでなく、検査時にも使用するため、検査用通信制御線や検査専用信号送受信手段等を削除でき、このことにより構成が簡単になり、安価な制御基板を作ることができる。また空気調和機を設置する時に必ず使用される室内・室外シリアル通信制御線30を用いてEEPROMデータ検査を行うから、空気調和機設置後も制御基板に専用接続線を追加する等の手を加えることなく、EEPROM26のデータを簡単にチェックできると云うメリットがある。
【0154】
(実施の形態8)
この実施の形態では、図1、図3、図5、図7、図8、図9、図11、図13に示されている空調機の制御装置10において、検査結果を空調機の制御装置10に接続された検査機50へ送信すると共にマイクロコンピュータ11のポートに出力する。この検査結果の制御信号送信手段15に対する出力とマイクロコンピュータ11のポートに対する出力は必ず同時に行われる。
【0155】
ここでの、検査内容には、制御基板以外に、実施の形態4〜7に示されているように、入力データおよびデータ入力回路、出力コマンドおよびコマンド出力回路、EEPROMデータなどがある。
【0156】
図15は実施の形態8における空調機の制御装置の動作フローを示している。なお、図15の動作フローにおいて図2の動作フローと異なっている所は、ステップS86にて、検査結果を制御信号送信手段15へ出力することに加えてマイクロコンピュータ11のポートに出力することだけである。
【0157】
これによりマイクロコンピュータ11のポートを当たれば、不良個所の確認ができる。
【0158】
以上のように、この発明によれば、マイクロコンピュータのポートを当たれば、不良個所の確認ができるから、検査機50のモニタが故障しているような場合に空調機の制御装置全体が不良である云う誤判定が行われることが回避され、マイクロコンピュータのポートを当って不良個所を確認することで、応急処置対策になる。
【0159】
(実施の形態9)
この実施の形態では、図1、図7、図9、図11、図13に示されている空調機の制御装置10において、検査機50は検査モード終了コマンドを室内・室外シリアル通信制御線30を利用して空調機の制御装置10の制御信号受信手段13へ送信する。
【0160】
空調機の制御装置10は、制御信号受信手段13によって検査モード終了コマンドを受信し、これをコマンド解析手段14によって解析し、解析結果をマイクロコンピュータに送信する。マイクロコンピュータ11は解析コマンド手段14により解析された検査モード終了コマンドにより検査モードより抜け出して通常制御になる。
【0161】
実施の形態1では、空調機の制御装置10が1度検査モードになると、元電源オフまで検査モード継続であったが、この実施の形態では、空調機の制御装置10が検査モードになっても、検査機50から検査モード終了コマンドを送信することにより検査モードが解除になり、通常の空調制御モードに戻る。
【0162】
図16は実施の形態9における空調機の制御装置の動作フローを示している。室内・室外シリアル通信制御線30を利用して制御信号受信手段13が制御信号(コマンド)を受信すると(ステップS90)、この制御信号はコマンド解析手段14へ送られ、マイクロコンピュータ11はコマンド解析手段14により解析された制御信号が検査機50からの検査モード切換コマンドであるか否かを判別する(ステップS91)。
【0163】
検査モード切換コマンドでなければ(ステップS91否定)、通常の空調制御を継続する(ステップS92)。これに対し、検査モード切換コマンドであれば(ステップS91肯定)、検査モードとなり、ステップS93へ進む。
【0164】
検査モードになると、検査機50より室内・室外シリアル通信制御線30を利用して制御信号受信手段13へ送信される次の制御信号を制御信号受信手段13によって受信し(ステップS93)、この制御信号が検査モード終了コマンドであるか否かを判別する(ステップS94)。
【0165】
検査モード切換コマンドの詳細は、室内機、室外機の制御装置から、あるいは検査機50から送られてくる制御信号が、「01101101101」のような、2進数であるとすると、例えば、最下位ビットが「0」の場合には通常の空調制御モードとなり、「1」の場合には検査モードになるから、最下位ビットが0→1に変更された場合は検査モード切換コマンドになり、最下位ビット1→0に変更された場合は検査モード終了コマンドである。
【0166】
検査モード終了コマンドであれば(ステップS94肯定)、検査モードを終了して通常の空調制御モードに戻る(ステップS92)。このように、検査機50から検査モード終了コマンドを送信することにより、このコマンドを空調機の制御装置10が正常に受信して処理することができれば、空調機の制御装置10は通常の空調制御モードに戻ることができる。
【0167】
検査モード終了コマンドでなければ(ステップS94否定)、検査モードが継続になり、制御信号受信手段13が受信した制御信号をコマンド解析手段14が解析することにより(ステップS95)、マイクロコンピュータ11が制御基板などの検査動作に入る(ステップS96)。
【0168】
検査動作後に、マイクロコンピュータ11から制御基板の検査結果を制御信号送信手段15へ出力することにより(ステップS97)、この検査結果が室内・室外シリアル通信制御線30を利用して検査機50へ送信される。
【0169】
以上のように、この発明によれば、検査モードの終了を元電源オフせずに、検査機50より検査モード終了コマンド信号を送信するだけで、空調機の制御装置10が通常の空調制御モードに戻るため、検査動作一連の時間を短縮でき、また空気調和機の制御装置10と検査機50の両方を操作して検査モードを設定したり、解除する必要がなくなることによっても検査時間を短縮できるようになる。
【0170】
また、この発明でも、室内・室外シリアル通信制御線30を空調制御情報の通信だけでなく、検査時にも使用するため、検査用通信制御線や検査専用信号送受信手段等を削除でき、このことから構成が簡単になり、安価な制御基板を作ることができる。また空気調和機を設置する時に必ず使用される室内・室外シリアル通信制御線30を用いて検査を行うから、空気調和機設置後も制御基板に専用接続線を追加する等の手を加えることなく各検査コマンドを実行することができる。
【0171】
(実施の形態10)
この実施の形態では、図3に示されている空調機の制御装置10において、検査モード切換スイッチ16をオフすることにより、マイクロコンピュータ11が検査モードを解除し、通常の空調制御モードに戻る。
【0172】
この検査モード切換スイッチ16は手でオフするのではなく、検査機50を空調機の制御装置10から取り外すことにより、マイクロコンピュータ11の検査モード切り換えポートがHiになり、あたかも検査モード切換スイッチがオフしたようになる。
【0173】
実施の形態2では、空調機の制御装置が1度検査モードになると、元電源オフまで検査モード継続であるが、この実施の形態では、検査モード切換スイッチ16をオフすることにより、検査モードが解除になり、通常の空調制御モードに戻る。
【0174】
図17は実施の形態10における空調機の制御装置の動作フローを示している。まず、検査モード切換スイッチ16がオンであるか否かを判別する(ステップS100)。検査モード切換スイッチ16がオンでなければ(ステップS100否定)、通常の空調制御を継続する(ステップS101)。
【0175】
これに対し、検査モード切換スイッチ16がオンであれば(ステップS100肯定)、マイクロコンピュータ11は検査モードになる。この検査切換スイッチ16は、検査機50が室内・室外シリアル通信制御線30によって空調機の制御装置10の制御信号受信手段13、制御信号送信手段15に接続されるだけでオンになる。
【0176】
検査モードになった場合には、検査機50より室内・室外シリアル通信制御線30を利用して送られてくる検査コマンドを空調機の制御装置10の制御信号受信手段13で受信する(ステップS102)。制御信号受信手段13が受信した検査コマンドをコマンド解析手段14によって解析し(ステップS103)、この解析結果をマイクロコンピュータ11に入力することにより、マイクロコンピュータ11が制御基板の検査動作に入る(ステップS104)。
【0177】
検査動作後に、マイクロコンピュータ11から制御基板の検査結果を制御信号送信手段15へ出力することにより(ステップS105)、この検査結果が室内・室外シリアル通信制御線30を利用して検査機50へ送信される。
【0178】
つぎに検査モード切換スイッチ16がオフであるか否かを判別する(ステップS106)。検査モード切換スイッチ16がオフでなければ(ステップS106否定)、検査モードを継続する。
【0179】
これに対し、検査機50が空調機の制御装置10から取り外されたことにより、検査モード切換スイッチ16がオフであれば(ステップS106肯定)、検査モードを解除して、通常の空調制御モードに戻る(ステップS101)。
【0180】
以上のように、この発明によれば、検査モードの終了を元電源をオフせずに、検査モード切換スイッチをオフするだけで、実際には検査機50を取り外すだけで、通常の空調制御モードに戻るため、検査動作一連の時間を短縮でき、また空気調和機の制御装置10と検査機50の両方を操作して検査モードを設定したり、解除する必要がなくなることによっても検査時間を短縮できるようになる。
【0181】
また、この発明でも、室内・室外シリアル通信制御線30を空調制御情報の通信だけでなく検査時にも使用するため、空調機の制御装置10に接続される検査用通信制御線や検査専用信号送受信手段等を削除でき、このことから構成が簡単になり、安価な制御基板を作ることができる。また空気調和機を設置する時に必ず使用される室内・室外シリアル通信制御線を用いて検査を行うから、空気調和機設置後も制御基板に専用接続線を追加する等の手を加えることなく、各検査コマンドを実行することができる。
【0182】
(実施の形態11)
この実施の形態では、図5に示されている空調機の制御装置10において、ワイヤレスリモコン19は検査モード終了コマンドを空調機の制御装置10のワイヤレスリモコン信号受信手段18へ送信する。
【0183】
制御装置10は、ワイヤレスリモコン信号受信手段18によって検査モード終了コマンドを受信し、これをワイヤレスリモコン信号用コマンド解析手段17によって解析し、解析結果をマイクロコンピュータ11に送信する。マイクロコンピュータ11はワイヤレスリモコン信号用コマンド解析手段17により解析された検査モード終了コマンドにより検査モードより抜け出して通常制御になる。
【0184】
実施の形態3では、空調機の制御装置が1度検査モードになると、元電源オフまで検査モードの継続であったが、この実施の形態では、空調機の制御装置10が検査モードになっても、ワイヤレスリモコン19から検査モード終了コマンドを送信することにより検査モードが解除になり、通常の空調制御モードに戻る。
【0185】
例えば、ワイヤレスリモコン19の「寒いとき」の釦を押しながら電池を抜き再びセットあるいはリセットを行った場合、検査モード終了コマンドの送信となる。
【0186】
図18は実施の形態11における空調機の制御装置の動作フローを示している。ワイヤレスリモコン19より送信されたワイヤレスリモコン信号をワイヤレスリモコン信号受信手段18によって受信し(ステップS110)、それをワイヤレスリモコン信号用コマンド解析手段17によって解析し、マイクロコンピュータ11はワイヤレスリモコン信号用コマンド解析手段17により解析されたワイヤレスリモコン信号制御信号がワイヤレスリモコン19からの検査モード切換コマンドであるか否かを判別する(ステップS111)。
【0187】
検査モード切換コマンドでなければ(ステップS111否定)、通常の空調制御を継続する(ステップS112)。これに対し、検査コマンドであれば(ステップS111肯定)、検査モードとなり、検査モードでは、検査機50より室内・室外シリアル通信制御線30を利用して制御信号受信手段13へ送信される制御信号を制御信号受信手段13によって受信し(ステップS113)、これをコマンド解析手段14が解析することにより(ステップS114)、マイクロコンピュータ11が制御基板の検査動作に入る(ステップS115)。
【0188】
検査動作後に、マイクロコンピュータ11から制御基板の検査結果を制御信号送信手段15へ出力することにより(ステップS116)、この検査結果が室内・室外シリアル通信制御線30を利用して検査機50へ送信される。
【0189】
つぎにワイヤレスリモコン信号受信手段18がワイヤレスリモコン19からの検査モード終了コマンドを受信したか否を判別する(ステップS117)。検査モード終了コマンドを受信していなければ(ステップS117否定)、検査モードを継続する。
【0190】
これに対し、検査モード終了コマンドを受信すれば(ステップS117肯定)、検査モードを解除して、通常の空調制御モードに戻る(ステップS112)。
【0191】
以上のように、この発明によれば、検査モードの終了を元電源オフせずに、ワイヤレスリモコン19からの検査モード終了コマンドを送信して、空調機の制御装置10が受信することにより、通常の空調制御モードに戻るため、検査動作一連の時間を短縮でき、また空気調和機の制御装置10と検査機50の両方を操作して検査モードを設定したり、解除する必要がなくなることによっても検査時間を短縮できるようになる。
【0192】
また、この発明でも、室内・室外シリアル通信制御線30を空調制御情報の通信だけでなく検査時にも使用するため、空調機の制御装置に接続される検査用通信制御線や検査専用信号送受信手段等を削除でき、このことから構成が簡単になり、安価な制御基板を作ることができる。また空気調和機を設置する時に必ず使用される室内・室外シリアル通信制御線を用いて検査を行うから、空気調和機設置後も制御基板に専用接続線を追加する等の手を加えることなく、各検査コマンドを実行することができ、しかも、ワイヤレスリモコンからの基板検査モード信号を受信して、制御基板が検査モードに変更するため、空気調和機設置後も制御基板に専用接続線を追加する等の手を加えることなく、各センサ、アクチュエータの動作を簡単にチェックできると云うメリットがある。
【0193】
【発明の効果】
以上の説明より理解されるように、この発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システムにおいては、室内機と室外機とのシリアル通信回路を利用して基板検査を行うから、制御装置が含むマイクロコンピュータに検査用の専用ポートを設ける必要がなくなり、マイクロコンピュータ容量の自由度が増し、マイクロコンピュータの選択難易度を軽減することができ、またマイクロコンピュータの空きポートを利用して付加価値を設けることが可能となり、マイクロコンピュータを有効に使用することができるようになる。
【0194】
また、室内・室外シリアル通信制御線を、空調制御情報の通信だけでなく、検査時にも利用するため、空調機の制御装置に接続される検査用通信制御線や検査専用信号送受信手段などを省略できることから、構成が簡単になり、安価な制御基板を作ることができるようになり、しかも制御基板に検査機専用の端子を設けることも省略でき、セパレート型空気調和機において必須の室内・室外シリアル通信制御線を用いて検査を行うから、空気調和機の設置後も制御基板に専用接続線を追加することなく基板検査を行うことができるようになる。このことにより、検査に際して空気調和機を分解する必要がなくなり、検査時に誤って空調機の制御装置を壊す虞れがなくなる。
【0195】
また、検査機より空調機の制御装置に対して検査コマンドを送るだけで、空調機の制御装置を検査モードにして基板検査を行うことができるから、空調機の制御装置と検査機の両方を操作して検査モードにする必要がなくなり、検査時間を短縮することができる。
【0196】
つぎの発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システムにおいては、室内機と室外機とのシリアル通信回路を利用して基板検査を行うから、制御装置が含むマイクロコンピュータに検査用の専用ポートを設ける必要がなくなり、マイクロコンピュータ容量の自由度が増し、マイクロコンピュータの選択難易度を軽減することができ、またマイクロコンピュータの空きポートを利用して付加価値を設けることが可能となり、マイクロコンピュータを有効に使用することができるようになる。
【0197】
また、室内・室外シリアル通信制御線を、空調制御情報の通信だけでなく、検査時にも利用するため、空調機の制御装置に接続される検査用通信制御線や検査専用信号送受信手段などを省略できることから、構成が簡単になり、安価な制御基板を作ることができるようになる。
【0198】
また、モード切換手段からの信号によって、空調機の制御装置を検査モードにして基板検査を行うことができるから、空調機の制御装置と検査機の両方を操作して検査モードにする必要がなくなり、検査時間を短縮することができる。
【0199】
つぎの発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システムにおいては、空調機の制御装置に検査機を接続することによって検査モード切換スイッチが切り換わるから、空調機の制御装置に検査機を接続するだけで、空調機の制御装置が検査モードになり、検査時間を短縮することができる。
【0202】
つぎの発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システムにおいては、ワイヤレスリモコンから空調機の制御装置に対して検査コマンドを送るだけで、空調機の制御装置を検査モードにして基板検査を行うことができるから、空調機の制御装置と検査機の両方を操作して検査モードにする必要がなくなり、検査時間を短縮することができる。
【0203】
つぎの発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システムにおいては、上述の発明の効果に加えて、入力データおよびデータ入力回路の検査を行え、故障個所の発見が迅速に行われるようになるから、検査時間を短縮することができる。
【0204】
つぎの発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システムにおいては、上述の発明の効果に加えて、出力コマンドおよびコマンド出力回路の検査を行え、故障個所の発見が迅速が行われるようになるから、検査時間を短縮することができる。
【0205】
つぎの発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システムにおいては、上述の発明の効果に加えて、入力データおよびデータ入力回路と出力コマンドおよびコマンド出力回路の検査を同時に行え、故障個所の発見が迅速に行われるようになるから、検査時間を短縮することができる。
【0206】
つぎの発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システムにおいては、上述の発明の効果に加えて、EEPROMにような不揮発メモリのデータを読み出して不揮発メモリに書き込まれているデータのチェックを行うことができ、不揮発メモリのデータ書き込み不良個所の発見が迅速に行われるようになる。これにより空調機の制御装置の誤動作を防止でき、またメンテナンス時間を短縮できる。
【0207】
つぎの発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システムにおいては、上述の発明の効果に加えて、マイクロコンピュータのポートにも検査結果が出力されるから、マイクロコンピュータのポートを当たれば、不良個所の確認ができ、検査機のモニタが故障しているような場合に空調機の制御装置全体が不良であると云う誤判定が行われることを回避でき、マイクロコンピュータのポートを当って不良個所を確認することで、応急処置対策になる。
【0208】
つぎの発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システムにおいては、上述の発明の効果に加えて、検査機よりの検査モード終了コマンド信号を受信することによって検査モードを終了し、元電源オフを要することなく通常の空調制御モードに戻るから、一連の検査動作に要する時間を短縮できる。
【0209】
つぎの発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システムにおいては、上述の発明の効果に加えて、検査モード切換スイッチを切り換えることによって検査モードを終了し、元電源オフを要することなく通常の空調制御モードに戻るから、一連の検査動作に要する時間を短縮できる。
【0210】
つぎの発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システムにおいては、上述の発明の効果に加えて、ワイヤレスリモコンよりの検査モード終了コマンド信号を受信することによって検査モードを終了し、元電源オフを要することなく通常の空調制御モードに戻るから、一連の検査動作に要する時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の実施の形態1と検査機とを示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1におけるセパレート型空気調和機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】 この発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の実施の形態2と検査機とを示すブロック図である。
【図4】 実施の形態2におけるセパレート型空気調和機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】 この発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の実施の形態3と検査機とを示すブロック図である。
【図6】 実施の形態3におけるセパレート型空気調和機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】 この発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の実施の形態4と検査機とを示すブロック図である。
【図8】 実施の形態4におけるセパレート型空気調和機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図9】 この発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の実施の形態5と検査機とを示すブロック図である。
【図10】 実施の形態5におけるセパレート型空気調和機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】 この発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の実施の形態6と検査機とを示すブロック図である。
【図12】 実施の形態6におけるセパレート型空気調和機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図13】 この発明によるセパレート型空気調和機の制御装置の実施の形態7と検査機とを示すブロック図である。
【図14】 実施の形態7におけるセパレート型空気調和機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図15】 実施の形態8におけるセパレート型空気調和機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図16】 実施の形態9におけるセパレート型空気調和機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図17】 実施の形態10におけるセパレート型空気調和機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図18】 実施の形態11におけるセパレート型空気調和機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図19】 従来のセパレート型空気調和機の制御装置と検査機とを示すブロック図である。
【符号の説明】
10 空調機の制御装置,11 マイクロコンピュータ,12 空調制御手段,13 制御信号受信手段,14 コマンド解析手段,15 制御信号送信手段,16 検査モード切換スイッチ,17 ワイヤレスリモコン信号用コマンド解析手段,18 ワイヤレスリモコン信号受信手段,19 ワイヤレスリモコン,20 圧縮機電流計, 21 温度センサ,22 温度センサ,23 ファン,24 圧縮機,25 表示器, 26 EEPROM

Claims (12)

  1. マイクロコンピュータ、空調制御手段および制御信号送信・受信手段が実装された制御基板をそれぞれ有し、空調制御時は、前記制御信号送信・受信手段同士を室内・室外シリアル通信制御線によって接続することにより双方向通信を行なう室内機の制御装置および室外機の制御装置と、
    前記制御基板の検査時には、前記室内・室外シリアル通信制御線によって前記室内機の制御装置および室外機の制御装置のうちの何れかの制御信号送信・受信手段に接続され、前記室内・室外シリアル通信制御線を介して前記マイクロコンピュータの制御モードを切換える検査モード切換コマンドと前記マイクロコンピュータに前記制御基板を検査させるための基板検査コマンドとを出力する検査機と、を備え、
    前記マイクロコンピュータは、受信したコマンドが前記検査モード切換コマンドであるか否かを判別し、検査モード切換コマンドであれば、前記マイクロコンピュータを検査モードとし、前記基板検査コマンドを受信することにより、前記マイクロコンピュータに前記制御基板の検査動作をさせ、該検査動作後に前記制御基板の検査結果を前記検査機へ送信する基板検査手段を備える
    ことを特徴とするセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システム
  2. マイクロコンピュータ、該マイクロコンピュータを空調制御モードから検査モードに切換えるモード切換手段、空調制御手段および制御信号送信・受信手段が実装された制御基板をそれぞれ有し、空調制御時は、前記制御信号送信・受信手段同士を室内・室外シリアル通信制御線によって接続することにより双方向通信を行なう室内機の制御装置および室外機の制御装置と、
    前記制御基板の検査時には、前記室内・室外シリアル通信制御線によって前記室内機の制御装置および室外機の制御装置のうちの何れかの制御信号送信・受信手段に接続され、前記室内・室外シリアル通信制御線を介して前記マイクロコンピュータに前記制御基板を検査させるための基板検査コマンドを出力する検査機と、を備え、
    前記マイクロコンピュータは、前記モード切換手段からの信号によって前記マイクロコンピュータを検査モードとし、前記基板検査コマンドを受信することにより、前記マイクロコンピュータに前記制御基板の検査動作をさせ、該検査動作後に前記制御基板の検査結果を前記検査機へ送信する基板検査手段を備える
    ことを特徴とするセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システム
  3. 前記モード切換手段が、前記制御信号送信・受信手段に前記検査機が接続されることによってオン・オフ動作する検査モード切換スイッチであることを特徴とする請求項2に記載のセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システム
  4. 前記モード切換手段が、前記マイクロコンピュータを空調制御モードから検査モードに切換えるワイヤレスリモコン信号を受信するワイヤレスリモコン信号受信手段であることを特徴とする請求項2に記載のセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システム。
  5. 前記検査モードでは、入力データとデータ入力回路の検査を行うことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システム
  6. 前記検査モードでは、出力コマンドとコマンド出力回路の検査を行うことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システム
  7. 前記検査モードでは、入力データおよびデータ入力回路の検査と出力コマンドおよびコマンド出力回路の検査とを同時に行うことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システム
  8. 不揮発性メモリを有し、前記検査モードでは、前記不揮発性メモリに書き込まれているデータを読み出して書き込みデータの検査を行うことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システム
  9. 検査結果を前記制御信号送信・受信手段に接続された検査機に送信すると共に、前記マイクロコンピュータのポートに出力することを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システム
  10. 前記制御信号受信手段が検査モード解除への変更信号を受信することにより検査モードを解除することを特徴とする請求項1に記載のセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システム
  11. 前記検査モード切換スイッチが検査モードを設定するオン・オフ状態よりそのオン・オフ状態を反転することにより検査モードを解除することを特徴とする請求項に記載のセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システム
  12. ワイヤレスリモコン信号受信手段が検査モード解除への変更信号を受信することにより検査モードを解除することを特徴とする請求項に記載のセパレート型空気調和機の制御装置の制御基板検査システム
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