JP3667491B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は皮膚外用剤、特に肌荒れ防止、肌荒れ改善機能の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ヒアルロン酸は保湿効果を付与する目的で皮膚外用剤に配合され、皮膚に対して親和性があるという高分子独特の使用感を得るためにも使用されてきた。一方、α−ヒドロキシ酸(クエン酸、乳酸等)は、近年肌荒れ改善を目的に多くの化粧品に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ヒアルロン酸あるいはα−ヒドロキシ酸による肌荒れ防止、肌荒れ改善効果はいまだ十分でなく効果を期待するには及ばなかった。
本発明は上記従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、肌荒れ防止、肌荒れ改善効果を高めた新規な皮膚外用剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは前記課題を解決するために鋭意研究した結果、アセチル化ヒアルロン酸と、乳酸、酒石酸、クエン酸、グリコール酸およびそれらの塩から選択される一種または二種以上とを配合することによって、この目的が達成できることを見出して本発明を完成するに至った。
【0005】
すなわち、本発明にかかる皮膚外用剤は、ヒアルロン酸構成単位当たりのアセチル基の置換数が2〜4であるアセチル化ヒアルロン酸0.0001〜10重量%と、α−ヒドロキシ酸およびその塩から選択される一種または二種以上を0.001〜10重量%含有し、アセチル化ヒアルロン酸とα−ヒドロキシ酸およびその塩の配合重量比が100/1〜1/10000であり、α−ヒドロキシ酸が乳酸、酒石酸、クエン酸、グリコール酸であることすることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳述する。
本発明に使用されるアセチル化ヒアルロン酸は、ヒアルロン酸換算で1万〜100万程度の分子量をもつものが好適である。
【0007】
また、本発明に使用されるアセチル化ヒアルロン酸は、ヒアルロン酸構成単位当たりのアセチル基の置換数が2〜4のものである。アセチル基の置換数が2より小さいと本発明の効果は十分に得られず、アセチル基の置換数が、4より大きいものは製法上困難である。本発明に使用されるアセチル化ヒアルロン酸の製法は次の通りである。
【0008】
粉末状のヒアルロン酸を酢酸に分散し、触媒として無水トリフルオロ酢酸を加て反応させる方法や、酢酸に分散しp−トルエンスルホン酸を加えさらに無水酢酸を加えて反応させる方法、無水酢酸溶媒に懸濁させ濃硫酸を加えて反応させる方法等が知られている(特開平6−9707、特開平8−53501)。
【0009】
本発明においてアセチル化ヒアルロン酸を配合する場合の配合量は、皮膚外用剤全量中、0.0001〜10重量%、好ましくは0.001〜5重量%である。0.0001重量%未満ではその効果は発揮されない場合があり、10重量%を越えて配合しても肌荒れ改善効果の向上は期待できず、さらには使用性が悪くなることがあり、好ましくない。
【0010】
本発明で用いられるα−ヒドロキシ酸は、1分子中にカルボキシル基とアルコール性水酸基とを持つ有機化合物で、カルボキシル基が結合している炭素原子(α炭素)に水酸基が結合している化合物である。具体的には、乳酸、酒石酸、クエン酸、グリコール酸およびその塩が挙げられる。
【0011】
本発明におけるα−ヒドロキシ酸およびその塩の配合量には特に限定はないが、好ましくは皮膚外用剤全量中に、0.001〜10重量%さらに好ましくは、0.01〜5重量%配合される。α−ヒドロキシ酸およびその塩の配合量が0.001重量%より少なくなると顕著な肌荒れ改善効果が得られない場合があり、10重量%を超えて配合しても肌荒れ改善効果の向上は期待できず、さらには使用性が悪くなることがあるので好ましくない。
【0012】
本発明におけるアセチル化ヒアルロン酸とα−ヒドロキシ酸およびその塩の両者の相乗作用が顕著に認められる配合重量比は、両者の有効な配合量を満たした上で、概ね100/1〜1/10000である。この配合重量比をはずれると、どちらかの薬剤が必要以上に配合されていることになり、肌荒れ改善効果としては問題ないが費用面で不利益を被ることになるので好ましくない。
【0013】
本発明の皮膚外用剤には上記した必須成分の他に通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる他の成分、例えばアボガド油、パーム油、ピーナッツ油、牛脂、コメヌカ油、ホホバ油、カルナバロウ、ラノリン、流動パラフィン、オキシステアリン酸、パルミチン酸イソステアリル、イソステアリルアルコール等の油分、グリセリン、ソルビトール、ポリエチレングリコール、ピロリドンカルボン酸およびその塩、コラーゲン、ヒアルロン酸およびその塩、コンドロイチン硫酸およびその塩等の保湿剤、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、ウロカニン酸、ジイソプロピルケイヒ酸エチル等の紫外線吸収剤、エリソルビン酸ナトリウム、セージエキス、パラヒドロキシアニソール等の酸化防止剤、ステアリル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ジエタノールアミン、セチルトリメチルアンモニウムサッカリン、イソステアリン酸ポリエチレングリコール、アラキン酸グリセリル等の界面活性剤、エチルパラベン、ブチルパラベン等の防腐剤、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、ビワ等の抽出物、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等の消炎剤、胎盤抽出物、グルタチオン、ユキノシタ抽出物、アスコルビン酸誘導体等の美白剤、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ等の抽出物、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体、各種アミノ酸類等の賦活剤、サフラン、センキュウ、ショウキョウ、オトギリソウ、オノニス、ローズマリー、ニンニク等の抽出物、γ−オリザノール、デキストラン硫酸ナトリウム、等の血行促進剤、硫黄、チアントール等の抗脂漏剤、香料、水、アルコール、カルボキシビニルポリマー等の増粘剤、チタンイエロー、カーサミン、ベニバナ赤等の色剤等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0014】
本発明の皮膚外用剤の剤型は任意であり、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水- 油二層系、水- 油- 粉末三層系等、どのような剤型でも構わない。
また、本発明の皮膚外用剤の用途も任意であり、化粧水、乳液、クリーム、パック等のフェーシャル化粧料やファンデーション、口紅、アイシャドー等のメーキャップ化粧料やボディー化粧料、芳香化粧料、洗浄料、軟膏等に用いることができる。
【0015】
【実施例】
つぎに実施例、比較例および試験例を挙げて、本発明を具体的に明らかにする。本発明はこれにより限定されるものではない。なお、配合量は重量%である。また、アセチル化度は、アセチル化ヒアルロン酸のヒアルロン酸構成単位当たりのアセチル基の置換数を示す。
まず、本発明者らは、アセチル化ヒアルロン酸を配合した皮膚外用剤を検討する過程で、下記のような試験を行った。
【0016】
本発明と従来技術との比較
〔実施例1および比較例〕
表1に示す組成のクリームを調製し、実施例1および比較例とした。
【0017】
【表1】
Figure 0003667491
−製法−
A(油相)とB(水相)をそれぞれ70℃に加熱し、完全溶解する。AをBに加えて、乳化機で乳化する。乳化物を熱交換機を用いて冷却してクリームを得た。
【0018】
<肌荒れ改善効果試験>
上記表1の処方のクリームを人体パネルで肌荒れ改善効果試験を行った。
まず、パネルを選ぶにあたって、女性健康人(顔面)の皮膚表面形態をミリスチン樹脂によるレプリカ法を用いて肌のレプリカを採り顕微鏡(17倍)にて観察し、皮紋の状態および角層の剥離状態から表2に示す基準に基づいて肌荒れ評価1、2と判断された者(肌荒れパネル)20名をパネルとした。各パネルの顔面左右半々に、実施例1のクリームと比較例のクリームを1日2回塗布した。2週間後再びレプリカを採り肌の状態を観察し、表2の判断基準に従って評価した。
評価結果を表3に示す。
【0019】
【表2】
Figure 0003667491
【0020】
【表3】
Figure 0003667491
表3の結果から明らかなように、アセチル化ヒアルロン酸とα−ヒドロキシ酸(グリコール酸)を配合したクリーム(実施例1)は、通常のヒアルロン酸とα−ヒドロキシ酸を配合したクリーム(比較例)と比較して、顕著な肌荒れ改善効果が認められた。このことから、本発明は肌荒れ防止にも顕著な効果が期待できる。また、被験者(肌荒れパネル)には副作用は何ら認められなかった。
【0021】
アセチル化ヒアルロン酸とα−ヒドロキシ酸およびその塩の配合
〔試験例1〜4〕
下記表4の種々の処方のクリームの肌荒れ改善効果試験を肌荒れパネル30名により行い、その結果を表5に示した。なお、クリームの製造方法、肌荒れ改善効果試験の方法は、実施例1および比較例に準じて行い、その評価基準は表2のとおりである。
【0022】
【表4】
Figure 0003667491
【0023】
【表5】
Figure 0003667491
【0024】
表5の結果から明らかなように、アセチル化ヒアルロン酸とα−ヒドロキシ酸(グリコール酸)を併用したクリーム(試験例1)を使用した顔面部位は両物質を併用しなかったクリーム(試験例2〜4)を使用した顔面部位と比較し、顕著な肌荒れ改善効果が認められた。
したがって、アセチル化ヒアルロン酸とα−ヒドロキシ酸およびその塩を配合することによって、肌荒れ防止・肌荒れ改善効果が飛躍的に高まることがわかる。
【0025】
アセチル化ヒアルロン酸のアセチル基の置換数
〔試験例5〜8〕
下記表6のアセチル化度の異なるアセチル化ヒアルロン酸を配合した種々の処方のクリームの肌荒れ改善効果試験を肌荒れパネル20名により行い、その結果を表7に示した。なお、クリームの製造方法、肌荒れ改善効果試験の方法は、実施例1および比較例に準じて行い、その評価基準は表2のとおりである。
【0026】
【表6】
Figure 0003667491
【0027】
【表7】
Figure 0003667491
【0028】
表7の結果から明らかなように、ヒアルロン酸構成単位当たりのアセチル基の置換数が2〜4であるアセチル化ヒアルロン酸を配合したクリーム(試験例8〜9)は、アセチル基の置換数が2より少ないアセチル化ヒアルロン酸を配合したクリーム(試験例5、6)と比較して肌荒れ改善効果に優れていることがわかる。
【0029】
α−ヒドロキシ酸およびその塩の配合
〔試験例9〜14〕
下記表8のα−ヒドロキシ酸または別の肌荒れ防止剤を配合した種々の処方のクリームの肌荒れ改善効果試験を肌荒れパネル30名により行い、その結果を表9に示した。なお、クリームの製造方法、肌荒れ改善効果試験の方法は、実施例1および比較例に準じて行い、その評価基準は表2のとおりである。
【0030】
【表8】
Figure 0003667491
【0031】
【表9】
Figure 0003667491
【0032】
表9の結果から明らかなように、アセチル化ヒアルロン酸とα−ヒドロキシ酸を配合したクリーム(試験例9〜12)は優れた肌荒れ改善効果をもっていることがわかる。これに対して、α−ヒドロキシ酸ではないが水酸基とカルボキシル基の両方をもつ有機酸であり、肌荒れ防止に用いられるタンニン酸(試験例13)、パントテン酸(試験例14)を配合したクリームでは本発明のような顕著な肌荒れ改善の相乗効果は得られないことがわかる。
【0033】
アセチル化ヒアルロン酸の配合量
〔試験例15〜20〕
下記表10のアセチル化ヒアルロン酸の配合量を変えた種々の処方のクリームの肌荒れ改善効果試験を肌荒れパネル30名により行い、その結果を表11に示した。なお、クリームの製造方法、肌荒れ改善効果試験の方法は、実施例1および比較例に準じて行い、その評価基準は表2のとおりである。
【0034】
【表10】
Figure 0003667491
【0035】
【表11】
Figure 0003667491
【0036】
表11の結果から明らかなように、アセチル化ヒアルロン酸の配合量が0.0001〜10重量%のクリーム(試験例16〜19)は、肌荒れ改善効果に優れていることがわかる。
【0037】
これに対して、アセチル化ヒアルロン酸の配合量が10重量%を超えるクリーム(試験例20)は肌荒れ改善効果には優れているが、その効果の向上がないことがわかる。また、表11より本発明に用いられるアセチル化ヒアルロン酸の配合量が0.0001重量%より少ないと本発明の効果は得られにくいことがわかる(試験例16)。
したがって、本発明の皮膚外用剤においては、アセチル化ヒアルロン酸の配合量が0.0001〜10重量%であることが好適であることがわかる。
【0038】
α−ヒドロキシ酸およびその塩の配合量
〔試験例21〜26〕
下記表12のα−ヒドロキシ酸の配合量を変えた種々の処方のクリームの肌荒れ改善効果試験を肌荒れパネル30名により行い、その結果を表13に示した。なお、クリームの製造方法、肌荒れ改善効果試験の方法は、実施例1および比較例に準じて行い、その評価基準は表2のとおりである。
【0039】
【表12】
Figure 0003667491
【0040】
【表13】
Figure 0003667491
【0041】
表13の結果から明らかなように、α−ヒドロキシ酸の配合量が0.001重量%より少ないクリーム(試験例21)は、顕著な肌荒れ改善効果が得られないことがわかる。また、α−ヒドロキシ酸の配合量が0.001〜10重量%であるクリーム(試験例22〜25)は、α−ヒドロキシ酸の配合量を増やすことによって、肌荒れ改善効果の向上が見られる。これに対して、10重量%を越えて配合されたクリーム(試験例26)は、α−ヒドロキシ酸10重量%が配合されたクリーム(試験例25)と比較して、肌荒れ改善効果に向上が見られないことがわかる。
したがって、α−ヒドロキシ酸の配合量は、0.001〜10重量%が適当であることがわかる。
【0042】
アセチル化ヒアルロン酸とα−ヒドロキシ酸およびその塩の配合重量比
〔試験例27〜32〕
下記表14のアセチル化ヒアルロン酸(AcHA)とα−ヒドロキシ酸およびその塩(AHA)の配合重量比を変えた種々の処方のクリームの肌荒れ改善効果試験を肌荒れパネル30名により行い、その結果を表15に示した。なお、クリームの製造方法、肌荒れ改善効果試験の方法は、実施例1および比較例に準じて行い、その評価基準は表2のとおりである。
【0043】
【表14】
Figure 0003667491
【0044】
【表15】
Figure 0003667491
【0045】
表15の結果から明らかなように、アセチル化ヒアルロン酸とα−ヒドロキシ酸の配合重量比が1/1であるクリーム(試験例29)と比較して、100/1のクリーム(試験例28)は、肌荒れ改善効果に向上がみられる。これに対して、100/1を越えてアセチル化ヒアルロン酸の割合を増やしたクリーム(試験例27)は、100/1のクリーム(試験例28)と比較して、肌荒れ改善効果の向上が見られないことがわかる。
【0046】
また、アセチル化ヒアルロン酸とα−ヒドロキシ酸の配合重量比が1/10000であるクリーム(試験例31)は、1/1000のクリーム(試験例30)と比較して、肌荒れ改善効果が認められる。これに対して、1/10000を越えてが配合されたクリーム(試験例32)は、1/10000のクリーム(試験例31)と比較して、肌荒れ改善効果の向上が得られないことがわかる。
したがって、アセチル化ヒアルロン酸とα−ヒドロキシ酸の配合重量比は100/1〜1/10000が適当であることがわかる。
【0047】
以下に本発明のかかる皮膚外用剤をより具体的にするため実施例を示す。実施例1と同様な評価を行ったところ、各実施例の皮膚外用剤は実施例1と同様優れた肌荒れ改善効果を示した。
【0048】
Figure 0003667491
−製法−
Aの油相部とBの水相部をそれぞれ70℃に加熱し完全溶解する。A相をB相に加えて、乳化機で乳化する。乳化物を熱交換機を用いて冷却してクリームを得た。
【0049】
Figure 0003667491
実施例2に準じてクリームを得た。
【0050】
Figure 0003667491
実施例2に準じて乳液を得た。
【0051】
Figure 0003667491
実施例2に準じてファンデーションを得た。
【0052】
Figure 0003667491
Aのアルコール相をBの水相に添加し、可溶化して化粧水をえた。
【0053】
Figure 0003667491
−製法−
室温で(4)(7)(8)を混合溶解し、(1)(2)(3)および(5)(6)(9)を80℃で混合溶解した中に撹拌添加した後、室温まで放冷してパックを得た。
【0054】
Figure 0003667491
−製法−
80℃にて混合溶解し、 型に流し込んで室温まで放冷した後、型からとり出して棒状口紅を得た。
【0055】
【発明の効果】
本発明の皮膚外用剤は、アセチル化ヒアルロン酸と乳酸、酒石酸、クエン酸、グリコール酸およびそれらの塩を配合することにより、肌荒れ防止・肌荒れ改善効果を副作用なく著しく増加させることができる利点を持っている。

Claims (1)

  1. アセチル基の置換数が、ヒアルロン酸構成単位当たり、2〜4であるアセチル化ヒアルロン酸0.0001〜10重量%と、
    α−ヒドロキシ酸およびその塩から選択される一種または二種以上を0.001〜10重量%配合し、
    かつアセチル化ヒアルロン酸とα−ヒドロキシ酸およびその塩の配合重量比が100/1〜1/10000であり、α−ヒドロキシ酸が、乳酸、酒石酸、クエン酸、グリコール酸であることを特徴とする皮膚外用剤。
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