JP3666386B2 - インクジェットプリンタヘッド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットプリンタヘッドに関し、詳細には、インクに噴射圧力を与えるアクチュエータに対向するキャビティープレートに設けられたインクの圧力室が、一対の鋭角部及び一対の鈍角部を備えた平行四辺形に形成された、インクジェットプリンタヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、米国特許第5,402,159号公報に記載されているような積層型の圧電アクチュエータを用いたインクジェットプリンタヘッドが知られている。このインクジェットプリンタヘッドでは、複数個のノズルと当該各ノズルごとの圧力室とを備えたキャビティープレートに、各圧力室ごとに形成された駆動電極と隣接する圧力室に共通するコモン電極とにより圧電シートを挟んで当該圧電シートを積層したプレート型の圧電アクチェータを接着して構成している。
【0003】
また、インクジェットヘッドの小型化を図るために、特公平2−4429号公報や特公平7−67803号公報に記載の発明のように、キャビティープレートに、菱形の圧力室を設けたものも知られている。特公平2−4429号公報に記載のインクジェットヘッドでは、略長方形のキャビティープレートに菱形の圧力室を円弧状に2列に配列し、当該菱形の圧力室の噴射ノズルに接続される側の鋭角部分を円弧の中心に位置する噴射ノズルに向けて、当該菱形の圧力室から延設したインク通路を噴射ノズルに接続している。また、特公平7−67803号公報に記載の発明では、第1の圧力室列の噴射ノズル側の鋭角部と、第2の圧力室列の噴射ノズル側の鋭角部とを一列に並べている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の特公平2−4429号公報や特公平7−67803号公報に記載の発明インクジェットヘッドでは、菱形のインク圧力室を採用しているが、カラーのインクジェットヘッドで、インクを噴射するノズル数が増加すると、前者の場合、キャビティープレートの端面に噴射ノズルが開口しているために複数のキャビティープレートを積層しなければならず、また、後者の場合第1及び第2の圧力室列からなる組を間隔を置いて複数組並べなければならず、インクを噴射するノズル列を集約することができなかった。このために、インクジェットヘッドの大きさが大きくなってしまうという問題があった。また、上記のように、ノズル列の間隔が大きくなると、インクジェットヘッドが記録媒体との相対移動方法に対してわずかでも傾斜して取り付けられると、各ノズル列から噴射されるインク滴が本来重ねられるべきであっても、ずれてしまうため、インクジェットヘッドの取り付けに高い精度が要求されるという問題点もあった。
【0005】
また、後者のような圧力室配列の場合、高密度化するために、インクの供給口とインク噴射ノズル間の距離を小さくすると、圧力室内のインク中での圧力波の片道伝播時間が短くなりインクの噴射周期が短くなるが、アクチュエータとしての圧電素子の特性から駆動波形が所定電圧に立ち上がるまでに時間がかかり、駆動波形の立ち上げ時間が上記圧力波の片道伝播時間よりも長くなってしまい、効率的なアクチュエータの駆動ができなくなるという問題もあった。さらに、圧力室列を高密度化するために、インクの供給口とインク噴射ノズル間の距離が小さくなりすぎると、圧電素子等のアクチュエータの変位量が必要な量だけとれなくなるという問題点もあった。
【0006】
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、キャビティープレートの寸法を大型化せずに、多ノズルに対応した多数のインク圧力室が配列できるインクジェットプリンタヘッド提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に係る発明のインクジェットプリンタヘッドでは、インクに噴射圧力を与えるアクチュエータと、当該アクチュエータに対向するインクの圧力室とを備えたキャビティープレートとから構成されたインクジェットプリンタヘッドであって、前記キャビティープレートに設けられたインクの圧力室は一対の鋭角部及び一対の鈍角部を備えた平行四辺形に形成され、当該平行四辺形の圧力室の一方の鋭角部にインクの供給口が形成され、他方の鋭角部にインク噴射ノズルが形成され、当該平行四辺形の圧力室は3列以上あって、第1と第2の圧力室列は、噴射ノズル側の鋭角部を互いに他の列の圧力室間に入り込ませて配置され、第3の圧力室列は、噴射ノズル側の鋭角部を、第1または第2の圧力室列の供給口側の鋭角部間に入り込ませて配置されていることを特徴とする構成となっている。
【0008】
この構成のインクジェットプリンタヘッドでは、キャビティープレートに設けられたインクの圧力室は平行四辺形に形成され、平行四辺形の圧力室の一方の鋭角部にインクの供給口が形成され、他方の鋭角部にインク噴射ノズルが形成され、平行四辺形の圧力室は3列以上あって、第1と第2の圧力室列は、噴射ノズル側の鋭角部を互いに他の列の圧力室間に入り込ませて配置され、第3の圧力室列は、噴射ノズル側の鋭角部を、第1または第2の圧力室列の供給口側の鋭角部間に入り込ませて配置されているので、キャビティープレートのサイズを大きくせずに、多数の圧力室を配置することができる。また、圧力室が、平行四辺形に形成され2つの鋭角部にインクの供給口及びインク噴射ノズルが設けられているので、複数列の圧力室列を高密度に配置しても、インクの供給口とインク噴射ノズル間の距離を適切に設定することができ、その結果、駆動波形の立ち上げ時間に余裕を持たせることができるとともに、アクチュエータの変位量を十分にとることができる。
【0009】
また、請求項2に係る発明のインクジェットプリンタヘッドでは、請求項1に記載のインクジェットプリンタヘッドの構成に加えて、前記キャビティープレートは長方形に形成され、前記インクノズルが前記長方形のキャビティープレートの長手方向に一列に配置されるインクノズル列が、前記キャビティープレートには4列以上設けられている。
【0010】
この構成のインクジェットプリンタヘッドでは、請求項1に記載のインクジェットプリンタヘッドの作用に加えて、インクノズル列が、キャビティープレートには4列以上設けられているので、従来と同じ大きさのキャビティープレート上に、多数の圧力室を配置することができる。
【0011】
また、請求項3に係る発明のインクジェットプリンタヘッドでは、請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタヘッドの構成に加えて、前記キャビティープレートは長方形に形成され、前記平行四辺形の圧力室が前記長方形のキャビティープレートの長手方向に一列に配置される圧力室の列が、前記キャビティープレートには6列設けられている。
【0012】
この構成のインクジェットプリンタヘッドでは、請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタヘッドの作用に加えて、平行四辺形の圧力室が長方形のキャビティープレートの長手方向に一列に配置される圧力室の列が、6列設けられているので、従来と同じ大きさのキャビティープレート上に、より多数の圧力室を配置することができる。
【0013】
また、請求項4に係る発明のインクジェットプリンタヘッドでは、請求項1乃至3の何れかに記載のインクジェットプリンタヘッドの構成に加えて、長方形に形成されたキャビティープレートの両短辺の中央を各々結んだ中央線寄りに、前記平行四辺形の圧力室に設けられたインク噴射ノズルが配列されていることを特徴とした構成となっている。
【0014】
この構成のインクジェットプリンタヘッドでは、請求項1乃至3の何れかに記載のインクジェットプリンタヘッドの作用に加えて、長方形に形成されたキャビティープレートの両短辺の中央を各々結んだ中央線寄りに、平行四辺形の圧力室に設けられたインク噴射ノズルが配列されているので、インクのノズル列をより中央に集約することができる。
【0015】
また、請求項5に係る発明のインクジェットプリンタヘッドでは、請求項1乃至4の何れかに記載のインクジェットプリンタヘッドの構成に加えて、前記アクチュエータは、一対の電極間に圧電シートを有するものであって、一方の電極を前記平行四辺形の圧力室の投影形状よりも少し小さい相似形としたことを特徴とする構成となっている。
【0016】
この構成のインクジェットプリンタヘッドでは、請求項1乃至4の何れかに記載のインクジェットプリンタヘッドの作用に加えて、圧力室が平行四辺形なので、対応したアクチュエータの活性部の幅が広くとれ、活性層の有効活用面積の比率が上がり、アクチュエータの効率を上げることができる。
【0017】
また、請求項6に係る発明のインクジェットプリンタヘッドでは、請求項1乃至5の何れかに記載のインクジェットプリンタヘッドの構成に加えて、前記各圧力室の供給口にインクを供給するマニホールド流路は、各圧力室列ごとに独立しており、第3の圧力室列のためのマニホールド流路は、第1または第2の圧力室列のためのマニホールド流路に対して、各圧力室列がなす平面と直交する方向の高さを異にしていることを特徴とする構成となっている。
【0018】
この構成のインクジェットプリンタヘッドでは、請求項1乃至5の何れかに記載のインクジェットプリンタヘッドの作用に加えて、各圧力室の供給口にインクを供給するマニホールド流路は、各圧力室列ごとに独立しており、第3の圧力室列のためのマニホールド流路は、第1または第2の圧力室列のためのマニホールド流路に対して、各圧力室列がなす平面と直交する方向の高さを異にしているので、各列ごとにインクの色を変えたときに互いに干渉を起こすことがない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るインクジェットプリンタヘッドの構造を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1は、本実施の形態のインクジェットプリンタヘッド1の分解斜視図である。図1に示すように、インクジェットプリンタヘッド1は、長方形に形成された金属板の積層構造からなるキャビティープレート10の上に、プレート型の圧電アクチェータ20が積層された構造となっている。また、キャビティープレート10の表面には、一対の鋭角部及び一対の鈍角部を備えた平行四辺形形状に形成されたインク圧力室17cが複数列配列されている。
【0021】
次に、図2及び図3を参照して、キャビティープレート10について説明する。図2は、キャビティープレート10の分解斜視図であり、図3は、キャビティープレート10の図1に示すI−I’線における矢視方向の断面図である。図2及び図3に示すように、キャビティープレート10は、長方形の金属板の板材を7枚積層した7層構造になっている。具体的には、キャビティープレート10は、下層から、ノズルプレート11、第一マニホールドプレート12、第二マニホールドプレート13、第三マニホールドプレート14、第四マニホールドプレート15、スペーサプレート16及びベースプレート17の7枚の薄い金属板を積層した構造となっている。尚、キャビティープレート10は、図2に示す破断線方向に長く形成されている。
【0022】
図2及び図3に示すように、ノズルプレート11には、微小径のインク噴出用のノズル11aが、多数個穿設されている。また、第一マニホールドプレート12には、前記ノズル11aに連通した微小径のインクの通路である貫通孔12aが多数穿設されている。また、第一マニホールドプレート12には、後述するインク供給口17aにインクを供給するためのインク通路の底部を形成する溝状の凹部であるインク通路底部12bが、貫通孔12a列の両側に沿って延びるように2つ形成され、インク通路底部12bは、図3に示すように、第一マニホールドプレート12の厚みの3分の1程度の深さの溝に形成されている。
【0023】
また、第二マニホールドプレート13には、前記貫通孔12aに連通した微小径のインクの通路である貫通孔13aが多数穿設されている。また、第二マニホールドプレート13には、上記インク通路底部12bと対応する位置に溝状の孔部であるインク通路13bが、貫通孔13a列の両側に沿って延びるように2つ形成され、インク通路13bからは、後述するインク供給口17aにインクを供給するためのインク供給分路13dが複数延設されている。また、第二マニホールドプレート13には、インク通路の底部を形成する溝状の凹部であるインク通路底部13cが、インク通路13bの外側に沿って延びるように2つ形成され、インク通路底部13cは、図3に示すように、第二マニホールドプレート13の厚みの2分の1程度の深さの溝に形成されている。
【0024】
また、第三マニホールドプレート14には、前記貫通孔13aに連通した微小径のインクの通路である貫通孔14aが多数穿設されている。また、第三マニホールドプレート14には、上記インク通路底部13cと対応する位置に溝状の孔部であるインク通路14cが、貫通孔14a列の両側に沿って延びるように2つ形成され、インク通路14cからは、後述するインク供給口17aにインクを供給するためのインク供給分路14dが複数延設されている。また、第三マニホールドプレート14には、インク通路の底部を形成する溝状の凹部であるインク通路底部14eが、インク通路14cの外側に沿って延びるように2つ形成され、インク通路底部14eは、図3に示すように、第三マニホールドプレート14の厚みの2分の1程度の深さの溝に形成されている。また、第三マニホールドプレート14には、前記インク供給分路13dからインク供給口17aへインクを供給するための微小径の貫通孔14bが形成されている。
【0025】
また、第四マニホールドプレート15には、前記貫通孔14aに連通した微小径のインクの通路である貫通孔15aが多数穿設されている。また、第四マニホールドプレート15には、上記インク通路底部14eと対応する位置に溝状の孔部であるインク通路15cが、貫通孔15a列の両側に沿って延びるように2つ形成され、インク通路15cからは、後述するインク供給口17aにインクを供給するためのインク供給分路15dが複数延設されている。また、第四マニホールドプレート15には、前記インク供給分路14dからインク供給口17aへインクを供給するための貫通孔15bが形成されている。各対応するインク通路12bとインク通路13b、インク通路底部13cとインク通路14c、インク通路底部14eとインク通路15cで構成される各マニホールドは、その長手方向一端においてそれぞれ別のインクタンク(図示せず)に接続されている。
【0026】
また、スペーサプレート16には、前記貫通孔15aに連通した微小径のインクの通路である貫通孔16a及び後述するインク供給口17aにインクを供給するための貫通孔16bが複数形成されている。
【0027】
さらに、ベースプレート17には、一対の鋭角部及び一対の鈍角部を備えた平行四辺形平行四辺形のインク圧力室17cが複数配列され、インク圧力室17cの一方の鋭角部には、インク圧力室17cにインクを供給するインク供給口17aが設けられ、インク圧力室17cの他方の鋭角部には、前記ノズル11aにインクを送り出すインクノズル口17bが設けられている。
【0028】
次に、図4を参照して、ベースプレート17の構造について説明する。図4は、ベースプレート17の平面図である。図4に示すように、ベースプレート17は、長方形の薄板の金属板から構成され、ベースプレート17の短辺方向には、一対の鋭角部及び一対の鈍角部を備えた平行四辺形平行四辺形のインク圧力室17cがA列からF列まで6列形成され、インク圧力室17cの一方の鋭角部には、インク圧力室17cにインクを供給するインク供給口17aが設けられ、インク圧力室17cの他方の鋭角部には、前記ノズル11aにインクを送り出すインクノズル口17bが設けられている。
【0029】
尚、A列、B列、C列のインク圧力室17cは、インク圧力室17cの鋭角部に形成されているインクノズル口17bを、長方形に形成されたベースプレート17の両短辺の中央を各々結んだ中央線寄りに向けて(図4において、左向きに向けて)配列され、A列のインク圧力室17cが一番外側(図4における一番右側)に配列され、次いで、A列のインク圧力室17cより中央側(図4における左側)に、B列のインク圧力室17cが配列され、次いで、B列のインク圧力室17cより中央側(図4における左側)に、C列のインク圧力室17cが配列されている。
【0030】
また、D列、E列、F列のインク圧力室17cは、インク圧力室17cの鋭角部に形成されているインクノズル口17bを、長方形に形成されたベースプレート17の両短辺の中央を各々結んだ中央線寄りに向けて(図4において、右向きに向けて)配列され、F列のインク圧力室17cが一番外側(図4における一番左側)に配列され、次いで、F列のインク圧力室17cより中央側(図4における右側)に、F列のインク圧力室17cが配列され、次いで、E列のインク圧力室17cより中央側(図4における右側)に、D列のインク圧力室17cが配列されている。
【0031】
また、A列のインク圧力室17cのインクノズル口17bがB列の互いに隣接して配置されているインク圧力室17cのインク供給口17aとインク圧力室17cのインク供給口17aとの間に入り込んで配置されており、また、B列のインク圧力室17cのインクノズル口17bがC列の互いに隣接して配置されているインク圧力室17cのインク供給口17aとインク圧力室17cのインク供給口17aとの間に入り込んで配置されている。
【0032】
また、F列のインク圧力室17cのインクノズル口17bがE列の互いに隣接して配置されているインク圧力室17cのインク供給口17aとインク圧力室17cのインク供給口17aとの間に入り込んで配置されており、また、E列のインク圧力室17cのインクノズル口17bがE列の互いに隣接して配置されているインク圧力室17cのインク供給口17aとインク圧力室17cのインク供給口17aとの間に入り込んで配置されている。
【0033】
また、C列のインク圧力室17cのインクノズル口17bはD列の互いに隣接して配置されているインク圧力室17cのインクノズル口17bとインク圧力室17cのインクノズル口17bとの間に入り込んで配置されている。
【0034】
次に、図5乃至図8を参照して、プレート型圧電アクチュエータ20の構造を説明する。図5は、プレート型圧電アクチュエータ20の図1に示すII−II’線における矢視方向の断面図であり、図6は、プレート型圧電アクチュエータ20を構成する圧電シート26,28,30の平面図であり、図7は、ベースプレート17の平面図であり、図8は、インク圧力室17cの拡大図である。
【0035】
図5に示すように、プレート型圧電アクチュエータ20は、10枚の圧電シート21,22,23,24,25,26,27,28,29,30を積層した構造に形成されている。また、図6に示すように各圧電シート21〜30の内、圧電シート26,28,30は、全て同じ構造に形成され、各圧電シート26,28,30の上面には、前記ベースプレート17に設けられた各インク圧力室17cに対応する位置に前記平行四辺形のインク圧力室17cの投影形状よりも少し小さい相似形の駆動電極36が各々形成されている。
【0036】
尚、プレート型圧電アクチュエータ20をキャビティープレート10を構成するベースプレート17の表面に載置したときには、図7及び図8に示すように、インク圧力室17cに対応する位置に当該駆動電極36が配置されることになる。
【0037】
また、図6に示すように、各駆動電極36の配線部36aは、圧電シート26,28,30の側面端部に各々露出するように形成されている。
【0038】
また、図5に示すように、圧電シート23,24,25,27,29は、全て同じ構造に形成され、圧電シート23,24,25,27,29の上面には、複数個のインク圧力室17cの複数個に対して共通の電極となる帯状のコモン電極35が形成されている。また、各コモン電極35の端部35aは、圧電シート23,24,25,27,29の側面端部に各々露出するように形成され、各圧電シート23,24,25,27,29の上面には、上記駆動電極36の配線部36aの端部と対応する位置に圧電シートの変形には関与しないランドパターンである捨てパターン電極35’が形成されている。捨てパターン電極35’は、駆動電極及びコモン電極と同じ厚みに形成され、後述するように圧電シートを積層したとき、駆動電極およびコモン電極のない部分の圧電シートが凹むのを補正している。
【0039】
なお、上記の実施の形態のプレート型圧電アクチェータ20には、駆動電極36を設けた圧電シートは、圧電シート26,28,30の3層設けられているが、駆動電極36を設けた圧電シートは、1層、2層、5層等任意の枚数としても良く、その枚数に対応してコモン電極35を設けた圧電シートも設けても良い。
【0040】
上記のように構成された圧電シート21〜30の内、圧電シート25のコモン電極35と圧電シート26の駆動電極36との間と、圧電シート27のコモン電極35と圧電シート28の駆動電極36との間と、圧電シート29のコモン電極35と圧電シート30の駆動電極36との間とに、各々、駆動電圧を印加することにより、圧電シート25〜29が変形して、キャビティープレート10のインク圧力室17c内のインクに圧力を加えることができる。
【0041】
よって、上記のように構成された圧電シート21〜30の内、駆動電極36と対応する圧電シート25〜29の部分が活性部を構成することになる。圧電シート21〜30を焼成する場合に、圧電セラミックスと電極を構成する金属材料では焼成した場合の収縮率が異なるので、圧電シート21〜24は、焼成後に圧電シート21〜30が反ったり、あるいは波打ったりしてその平面性が損なわれないようにするため、及び圧電シート25〜29の活性部がインク圧力室17c方向へのみ変形するようにするための拘束層として機能する。
【0042】
次に、上記のように構成されたインクジェットプリンタヘッド1の動作を図2、図3、図7及び図8を参照して説明する。尚、インクジェットプリンタヘッド1は、左右対称の構造となっているために、図3に示す右側の部分の動作を説明するが、左側も同様に動作する。図3に示すように、インク通路底部12b及びインク通路13bから構成されたインクマニホールド通路から供給されるインクは、インク供給分路13dを経て、貫通孔14b、15b、16bを経て図7及び図8に示すインク圧力室17cのインク供給口17aに供給されて、インク圧力室17cに流入する。そして、駆動電極36に駆動電圧が印加されると、圧電アクチェータ20が変形して、インク圧力室17c内のインクは、インクノズル口17bから吐出されて、図2に示す貫通孔16a、15a、14a、13a、12aを経て、ノズル11aから噴射される。
【0043】
また、図3に示すように、インク通路底部13c及びインク通路14cから構成されたインクマニホールド通路から供給されるインクは、インク供給分路14dを経て、貫通孔15b、16bを経て図7及び図8に示すインク圧力室17cのインク供給口17aに供給されて、インク圧力室17cに流入する。そして、駆動電極36に駆動電圧が印加されると、圧電アクチェータ20が変形して、インク圧力室17c内のインクは、インクノズル口17bから吐出されて、図2に示す貫通孔16a、15a、14a、13a、12aを経て、ノズル11aから噴射される。
【0044】
また、図3に示すように、インク通路底部14e及びインク通路15cから構成されたインクマニホールド通路から供給されるインクは、インク供給分路15dを経て、貫通孔16b、17bを経て図7及び図8に示すインク圧力室17cのインク供給口17aに供給されて、インク圧力室17cに流入する。そして、駆動電極36に駆動電圧が印加されると、圧電アクチェータ20が変形して、インク圧力室17c内のインクは、インクノズル口17bから吐出されて、図2に示す貫通孔16a、15a、14a、13a、12aを経て、ノズル11aから噴射される。
【0045】
以上説明したように、上記の実施の形態のインクジェットプリンタヘッド1は、キャビティープレート10のサイズを大きくせずに、多数のインク圧力室17cを配置することができる。また、インク圧力室17cが、一対の鋭角部及び一対の鈍角部を備えた平行四辺形平行四辺形に形成されているので、インク供給口17aとインクノズル口17bとの距離が大きくなり、駆動波形の立ち上げ時間に余裕を持たせることができるとともにアクチュエータの変位量を十分にとることができる。
【0046】
さらに、インクノズル列が、キャビティープレートには6列以上設けられているので、従来と同じ大きさのキャビティープレート10に、多数のインク圧力室17cを配置することができる。長方形に形成されたキャビティープレート10の両短辺の中央を各々結んだ中央線寄りに、一対の鋭角部及び一対の鈍角部を備えた平行四辺形のインク圧力室17cに設けられたインクノズル口17bが配列されているので、インクのノズル列をより中央に集約することができる。従って、キャッピングやワイピングも容易にできる。また、着弾精度を向上することができ、印字品質を向上することができる。
【0047】
また、インク圧力室17cが一対の鋭角部及び一対の鈍角部を備えた平行四辺形なので、対応した圧電アクチュエータ20の活性部の長さ及び幅が大きくとれ、圧電シートの有効活用面積の比率が上がり、圧電アクチュエータ20の効率を上げることができる。
【0048】
尚、本発明は上述した実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更をすることが可能である。例えば、キャビティープレート10には、インク圧力室17cの列を6列設けているが、4列、8列等設けても良い。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明のインクジェットプリンタヘッドでは、キャビティープレートに設けられたインクの圧力室は一対の鋭角部及び一対の鈍角部を備えた平行四辺形に形成され、平行四辺形の圧力室の一方の鋭角部にインクの供給口が形成され、他方の鋭角部にインク噴射ノズルが形成され、平行四辺形の圧力室は3列以上あって、第1と第2の圧力室列は、噴射ノズル側の鋭角部を互いに他の列の圧力室間に入り込ませて配置され、第3の圧力室列は、噴射ノズル側の鋭角部を、第1または第2の圧力室列の供給口側の鋭角部間に入り込ませて配置されているので、キャビティープレートのサイズを大きくせずに、多数の圧力室を配置することができる。また、圧力室が、平行四辺形に形成されているので、インク噴射ノズルとインクの供給口との間の距離が大きくなり、駆動波形の立ち上げ時間に余裕を持たせることができるとともにアクチュエータの変位量を十分にとることができる。
【0050】
また、請求項2に係る発明のインクジェットプリンタヘッドでは、請求項1に記載のインクジェットプリンタヘッドの効果に加えて、インクノズル列が、キャビティープレートには4列以上設けられているので、従来と同じ大きさのキャビティープレート上に、多数の圧力室を配置することができる。
【0051】
また、請求項3に係る発明のインクジェットプリンタヘッドでは、請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタヘッドの効果に加えて、平行四辺形の圧力室が長方形のキャビティープレートの長手方向に一列に配置される圧力室の列が、キャビティープレートには6列設けられているので、従来と同じ大きさのキャビティープレート上に、より多数の圧力室を配置することができる。
【0052】
また、請求項4に係る発明のインクジェットプリンタヘッドでは、請求項1乃至3の何れかに記載のインクジェットプリンタヘッドの効果に加えて、長方形に形成されたキャビティープレートの両短辺の中央を各々結んだ中央線寄りに、一対の鋭角部及び一対の鈍角部を備えた平行四辺形の圧力室に設けられたインク噴射ノズルが配列されているので、インクのノズル列をより中央に集約することができる。従って、キャッピングやワイピングも容易にできる。また、インクジェットプリンタヘッドが記録媒体との相対移動方向に対して傾斜して取り付けられても、各ノズル列から噴射されたインク滴の着弾位置のずれを少なくすることができ、印字品質を向上することができる。
【0053】
また、請求項5に係る発明のインクジェットプリンタヘッドでは、請求項1に記載のインクジェットプリンタヘッドの効果に加えて、圧力室が一対の鋭角部及び一対の鈍角部を備えた平行四辺形なので、対応したアクチュエータの活性部の長さ及び幅が大きくとれ、圧電シートの有効活用面積の比率が上がり、アクチュエータの効率を上げることができる。
【0054】
また、請求項6に係る発明のインクジェットプリンタヘッドでは、請求項1に記載のインクジェットプリンタヘッドの効果に加えて、各圧力室の供給口にインクを供給するマニホールド流路は、各圧力室列ごとに独立しており、第3の圧力室列のためのマニホールド流路は、第1または第2の圧力室列のためのマニホールド流路に対して、各圧力室列がなす平面と直交する方向の高さを異にしているので、各列ごとにインクの色を変えたときに互いに干渉を起こすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本実施の形態のインクジェットプリンタヘッド1の分解斜視図である。
【図2】 図2は、キャビティープレート10の分解斜視図である。
【図3】 図3は、キャビティープレート10の図1に示すI−I’線における矢視方向の断面図である。
【図4】 図4は、ベースプレート17の平面図である。
【図5】 図5は、プレート型圧電アクチュエータ20の図1に示すII−II’線における矢視方向の断面図である。
【図6】 図6は、プレート型圧電アクチュエータ20を構成する圧電シート26,28,30の平面図である。
【図7】 図7は、ベースプレート17の平面図である。
【図8】 図8は、インク圧力室17cの拡大図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタヘッド
10 キャビティープレート
11 ノズルプレート
12 第一マニホールドプレート
13 第二マニホールドプレート
14 第三マニホールドプレート
15 第四マニホールドプレート
16 スペーサプレート
17 ベースプレート
17a インク供給口
17b インクノズル口
17c インク圧力室
36 駆動電極
Claims (6)
- インクに噴射圧力を与えるアクチュエータと、当該アクチュエータに対向するインクの圧力室とを備えたキャビティープレートとから構成されたインクジェットプリンタヘッドであって、
前記キャビティープレートに設けられたインクの圧力室は一対の鋭角部及び一対の鈍角部を備えた平行四辺形に形成され、
当該平行四辺形の圧力室の一方の鋭角部にインクの供給口が形成され、他方の鋭角部にインク噴射ノズルが形成され、
当該平行四辺形の圧力室は3列以上あって、
第1と第2の圧力室列は、噴射ノズル側の鋭角部を互いに他の列の圧力室間に入り込ませて配置され、
第3の圧力室列は、噴射ノズル側の鋭角部を、第1または第2の圧力室列の供給口側の鋭角部間に入り込ませて配置されていること
を特徴とするインクジェットプリンタヘッド。 - 前記キャビティープレートは長方形に形成され、前記インクノズルが前記長方形のキャビティープレートの長手方向に一列に配置されるインクノズル列が、前記キャビティープレートには4列以上設けられていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタヘッド。
- 前記キャビティープレートは長方形に形成され、前記平行四辺形の圧力室が前記長方形のキャビティープレートの長手方向に一列に配置される圧力室の列が、前記キャビティープレートには6列設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタヘッド。
- 長方形に形成されたキャビティープレートの両短辺の中央を各々結んだ中央線寄りに、前記平行四辺形の圧力室に設けられたインク噴射ノズルが配列されていることを特徴とした請求項1乃至3の何れかに記載のインクジェットプリンタヘッド。
- 前記アクチュエータは、一対の電極間に圧電シートを有するものであって、一方の電極を前記平行四辺形の圧力室の投影形状よりも少し小さい相似形としたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のインクジェットプリンタヘッド。
- 前記各圧力室の供給口にインクを供給するマニホールド流路は、各圧力室列ごとに独立しており、第3の圧力室列のためのマニホールド流路は、第1または第2の圧力室列のためのマニホールド流路に対して、各圧力室列がなす平面と直交する方向の高さを異にしていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のインクジェットプリンタヘッド。
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