JP4238968B2 - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録ヘッドに係り、より詳しくは、列状に並ぶ複数のノズルを有するインクジェット記録ヘッドの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
先行技術のオンディマンド型のインクジェット記録ヘッドにおいては、特開平9−70966号公報や特開2002−19102号公報等に開示されているように、複数枚のプレートを積層して、インク流通路を有するキャビティユニットが構成され、これらのプレートは複数個のノズルを列状に備えたノズルプレートと、この各ノズルごとの圧力室を備えたベースプレートと、インク供給源に接続され、且つ前記各圧力室に接続するマニホールド室を有するマニホールドプレート等とから構成されている。圧電アクチュエータは、圧電セラミックス素子を電極間に構成され、キャビティユニット上に接合されている。
【0003】
一般に、圧力室の配置間隔とノズルの配置間隔は、同じに形成され、圧力室からノズルまでの各インク流路の長さが互いに等しく形成されている。圧力室と対応するアクチュエータの活性部の配列間隔もノズルの配置間隔と同じに形成されている。
【0004】
ところで、高密度の印字を可能にするため、圧力室の容積または圧電アクチュエータの性能を維持して、ノズルの配置間隔を小さくする要請がある。また、ノズルの配置間隔を一定にしたまま、圧電アクチュエータを小さくする要請もある。
【0005】
このようにすると、ノズル配置間隔と圧力室の配置間隔が一致しなくなり、各圧力室とノズルとを結ぶ各インク流路の長さがそれぞれ異なって、各ノズルからのインクの噴射特性が揃わなくなる。これを解決するため、特開昭58−112754号公報に記載のように、圧力室、ノズル及びその両者を結ぶインク流路が一平面内に形成されるものでは、圧力室を円弧状に配置して、インク流路の長さを揃えることが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開2002−19102号公報に記載のように、ノズルと圧力室とを別のプレートに形成し、そのノズルと圧力室を結ぶインク流路を更に別のプレートに貫通形成するものでは、上記のような解決策をとることができない。
【0007】
本発明は、ノズル、圧力室及びその両者を結ぶインク流路を、積層したプレートによって形成するインクジェット記録ヘッドにおいて、ノズルの配置間隔と圧力室の配置間隔とを異ならせても、各圧力室からノズルまでのインク流路の長さを略等しくなるように工夫し、各ノズルのインクの噴射特性を略等しくできるインクジェット記録ヘッドを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ベースプレートに複数の同一形状で、同じピッチで所定の直線の列状に並ぶように形成された圧力室と、この各圧力室に対応し、ノズルプレートの平面に列状に配置された複数個のノズルと、前記各圧力室の先端から前記各ノズル毎に連通するように他の複数のプレートを貫通して形成されたインク流路と、インク供給源からインクを溜めたのち前記各圧力室における後端にインクを補充するマニホールド室とを有し、複数のプレートを積層して構成したキャビティユニットと、前記圧力室毎に選択的に駆動可能な活性部を有してインクを噴射させるアクチュエータとを設けてなるインクジェット記録ヘッドにおいて、前記一列状の圧力室における前記先端が前記ベースプレートの平面の所定方向に直線状となる基準線に沿って同一配置間隔にて配置され、前記先端が並ぶ前記基準線と直交し、且つ前記各プレートの平面と平行な方向の投影視において、前記各ノズル列における前記ノズルの配置間隔を前記先端の前記基準線に沿った配置間隔と異なるように設定し、前記各圧力室の前記先端から対応するノズルまでのインク流路の長さが互いに略等しくなるように、前記各ノズルの位置を、前記基準線の延びる方向と直交し、且つ前記ノズルプレートの平面に沿う方向に偏倚させたことを特徴とするものである。
【0009】
そして、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット記録ヘッドにおいて、前記各ノズル列におけるノズルの前記配置間隔が前記対応する前記一列状の圧力室における前記先端の前記配置間隔より小さくなるように設定され、前記ノズルの列の中央から離れるに従って、そのノズルの偏倚量が前記ノズルの列の中央側に位置するノズルの偏倚量よりも順次小さくなるように設定されているものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット記録ヘッドにおいて、前記各ノズル列におけるノズルの前記配置間隔が前記対応する前記一列状の圧力室における前記先端の前記配置間隔より大きくなるように設定され、前記ノズルの列の中央から離れるに従って、そのノズルの偏倚量が前記ノズルの列の中央側に位置するノズルの偏倚 量よりも順次小さくなるように設定されているものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のインクジェット記録ヘッドにおいて、複数のアクチュエータが前記基準線の延びる方向に沿って適宜隔てて縦列配置されているものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面について説明する。本発明の圧電式インクジェットプリンタヘッドは、図1〜図3に示すように、キャビティユニット1に対して接合されるプレート型の圧電アクチュエータ2の上面には、外部機器との接続のために、フレキシブルフラットケーブル3が重ね接合されているものであり、キャビティユニット1の下面側に開口されたノズル15から下向きにインクが噴射するものとする。
【0011】
実施の形態によるキャビティユニット1は、図2及び図3に示すように構成されている。すなわち、ノズルプレート9、2枚のマニホールドプレート11,12、スペーサプレート13及びベースプレート14の5枚の薄板を接着にて重ねて接合して積層した構造である。実施形態では、ノズルプレート9を除く各プレート11、12、13、14は42%ニッケル合金鋼板製で、50μm〜150μm程度の厚さである。この各プレートには、電解エッチング、レーザ加工、プラズマジェット加工、等により、以下の各流路または室を構成する開口または凹部が形成されている。合成樹脂製等のノズルプレート9には、微小径(実施形態では25μm程度)のインク噴出用のノズル15が、当該ノズルプレート9における第1の方向(長辺方向)に沿って2列の千鳥配列状に設けられている。即ち、ノズルプレート9の前記第1の方向と平行な左右の基準線9a、9bに沿って、微小ピッチP1の間隔で千鳥状配列にて多数個のノズル15が穿設されている。
【0012】
また、前記各ノズル15に対応する後述の圧力室16と、後述する圧電アクチュエータ2における圧電素子の活性部とは各プレートの平面視において上下に重なり対応する位置となるように配列され、前記各圧力室16は前記第1の方向(ノズルの列方向でもある)と交差(直交)する方向に延びるように形成されて、圧力室16の列は前記第1の方向に沿って延びる。
【0013】
即ち、前記ベースプレート14には、その長辺(前記第1の方向)に沿う中心線に対して直交する第2の方向(短辺方向)に延びる細幅の圧力室16の多数個が穿設されている。その場合、前記中心線を挟んで左右両側にて平行状の基準線14a、14bを設定すると、前記中心線より左側の圧力室16の細幅の先端16aは前記右側の基準線14b上に位置し、逆に前記長手中心線より右側の圧力室16の先端16aは前記左側の基準線1ab上に位置し、且つこの左右の圧力室16の先端16aが交互に配置されているので、左右両側の圧力室16は一つおきに互いに逆方向に延びるように交互に千鳥配列状に配置されていることになる(図1参照)。そして、前記左右両側の圧力室16の前記ノズルの列方向の配置間隔P2とするとき、P2>P1となる。即ち、圧力室16の配置間隔をノズル15の配置間隔P1より大きく設定する。
【0014】
そして、前記2枚のマニホールドプレート11、12には、インク通路としての一対のマニホールド室11a、12aが、前記ノズル15の列の両側に沿って延びるように穿設されている。その場合、上位置のマニホールドプレート12におけるマニホールド室12aの深さは当該マニホールドプレート12の板厚さに等しく貫通形成されており、下位置のマニホールドプレート11にはその上面にのみ開放するように、その下面側に薄い厚さの底板部を残して凹み形成されている。従って、前記マニホールド室11a、12aは、上側のスペーサプレート13の下位置のマニホールドプレート11とにより、密閉される構造になっている。各マニホールド室11a,12aの平面視形状は、前記圧力室16の列と重なり且つ圧力室16の列を跨ぐように延びている(図1参照)。
【0015】
前記各圧力室16の先端16aは、前記ノズルプレート9における前記千鳥状配列のノズル15に、前記スペーサプレート13、マニホールドプレート12、11、ダンパープレート11及びカバープレートに同じく千鳥状配列にて穿設されている微小径のインク流路17、17を介して連通している。一方、前記各圧力室16の他端16bは、前記スペーサプレート13における左右両側部位に穿設された貫通孔18を介して、前記マニホールドプレート12におけるマニホールド室12aに連通している。なお、前記他端16bは、図1に示すように、ベースプレート14の下面側にのみ開口するように凹み形成されているものである。
【0016】
これにより、図示しないインク供給源(インクタンク)から前記前記ベースプレート14及びスペーサプレート13の一端部に穿設の供給孔19a,19bを介して前記左右両マニホールド室11a,12a内に流入したインクは、前記各貫通孔18を通って前記各圧力室16内に分配されたのち、この各圧力室16内から前記インク流路17を通って、当該圧力室16に対応するノズル15に至るという構成になっている(図2参照)。
【0017】
アクチュエータ2は、特開平3−274159号公報に記載されているものと同様に、複数枚の圧電セラミックスシートを積層して構成され、各圧電セラミックスシート間に、各圧力室16と対応した電極2aが介挿されている。積層方向の各電極2aに挟まれた部分を活性部として、その電極に電圧を印加することにより、各圧力室16に対して圧電歪みを発生し、圧力室16内のインクに噴射エネルギーを与える。なお、アクチュエータ2は、圧電素子に代えて、他の形式のものを採用しても良い。
【0018】
次に、本発明の構成である、アクチュエータ2による各圧力室16に付与するエネルギーを同一にし、且つ、圧力室16の配置間隔をノズル15の配置間隔よりも大きくしながらも、各圧力室16からノズル15までのインク流路の長さを略等しくなるように形成する実施形態について説明する。
【0019】
前記実施形態では、千鳥状配列された一方(右側)の圧力室16とそれに対応するノズル15との間の前記インク流路17の形態について説明する。例えば、図1において、前記一方の基準線14aに位置する圧力室16の先端部16aの列と、その下方であって、ノズルプレート9における対応する一方の基準線9aに位置するノズル15の列では、ノズルの列方向に隣接するノズル9の配置間隔は2P1(前記ピッチP1の二倍の長さ)であり、同様にそのノズルの列方向に隣接する圧力室16の先端部16aの配置間隔は2P2(前記ピッチP2の二倍の長さ)となる。
【0020】
そこで、前記各圧力室から対応するノズルまでのインク流路の長さが互いに略等しくなるように、前記各ノズルの位置を、当該ノズルの列方向と直交する方向に偏倚させること、及び前記複数個のノズルのうち、当該ノズルの列の中央側に位置するノズルの前記偏倚量を、前記ノズルの列の前後側に位置するノズルの前記偏倚量よりも大きくなるように設定することについて、図1の III −III 線(一方の基準線14a及び基準線9a)に沿って切断した断面図である図3及び作用説明図である図4を参照しながら説明する。
【0021】
図3及び図4において、多数個のノズル15からなる列において、その列の中央に位置するノズル15の位置をA0とし、その位置より後側のノズル15の位置を順番にA1,A2,A3‥‥とし、前記A0の位置より手前側のノズル15の位置を−A1,−A2,−A3とする。他方、前記A0の位置から鉛直線上の先端16aの位置をB0とし、その位置より後側の先端16aの位置を順番にB1,B2,B3‥‥とし、前記B0の位置より手前側の先端16aの位置を−B1,−B2,−B3とする。そして、前記先端16aの列(−B3〜B0〜B3)は前記基準線14aに沿って配置されているとする。また、ノズル15の列のうち、最前位置−A3及びA3を前記基準線9a上に置くとする。そして、圧力室16の先端16aから対応するノズル15までのインク流路の符号を、それぞれ17(−B3)、17(−B2)、17(−B1)、17(B0)、17(B1)、17(B2)、17(B3)とするとき、これらのインク流路の長さを略等しくするため、前記ノズル15の列の中央側のA0は、前記基準線9aからC0の寸法だけ横方向(前記基準線9aと直交する方向)に偏倚させる。そして、この中央のノズル15に隣接するA1及び−A1の位置では、前記基準線9aからC1(<C0)の寸法だけ横方向に偏倚させる。同様にして、A2及び−A2の位置では、前記基準線9aからC2(<C1<C0)の寸法だけ横方向に偏倚させるのである。これらの偏倚量(C2<C1<C0)の差異は、幾何級数的になるものと思われる。
【0022】
以上のように、インク流路の長さを略等しくすることより、その内部流れるインク流の抵抗値を略等しくすることができるから、圧電アクチュエータ2の各活性部の作動に必要な駆動電圧を同じにして、各ノズル15のインクの噴射力を略等しくでき、印字性能が安定したインクジェット記録ヘッドを提供することができるのである。
【0023】
このように構成した場合、インクジェット記録ヘッドが基準線と直交する方向に走査しながら、記録媒体に対して印字を行うとき、図示しない制御装置において、基準線9a上に位置するノズルに対応する圧電アクチュエータの電極への電圧の印加に対して、他のノズルに対応する電極への電圧の印加を、基準線9aからの偏倚量C0,C1,C2に応じた時間だけずらすように制御する。
【0024】
次に、本発明の他の実施形態を図5、図6で説明する。この実施の形態では、ノズルの配置間隔2P′1よりも圧力室16の配置間隔2P′2を小さくしている。このようにしたのは、複数圧力室16を列方向に複数の群に分け、各群ごとに圧電アクチュエータ2を分けて製作したためである。
【0025】
つまり、圧電セラミックス製の圧電アクチュエータ2は焼成して製作するために、焼成による収縮があり、圧力室16の列が長くなると、アクチュエータ2内の電極2aと圧力室16とが一致しにくくなる。このため、複数の圧力室16を列方向に複数の群に分け、各群ごとに短い圧電アクチュエータ2を配置する。このとき、圧電アクチュエータ2をその両端の電極よりも外に、配置間隔2P′2の半分よりも小さい余裕を持たせて製作することは困難であるので、圧力室の群問に配置間隔2P′2よりも大きい間隔Paを持たせる必要がある。一方、すべてのノズルの配置間隔は2P′1で均一である必要があるので、ノズルの配置間隔2P′1よりも圧力室16の配置間隔2P′2を小さくしているのである。
【0026】
この場合も、インク流路17の長さが略等しくなるように、図6に示すように、基準線9aに対して直行する方向にノズル15を偏倚して配置する。基準線9aと平行な方向のノズルの配置間隔は2P′1のままである。
【0027】
この実施の形態の構成は、圧電アクチュエータ2が1個のみの場合でも、コスト低減のために圧電アクチュエータを小さく製作することに利用することができる。
【0028】
【発明の作用・効果】
以上に説明したように、請求項1に記載の発明は、ベースプレートに複数の同一形状で、同じピッチで所定の直線の列状に並ぶように形成された圧力室と、この各圧力室に対応し、ノズルプレートの平面に列状に配置された複数個のノズルと、前記各圧力室の先端から前記各ノズル毎に連通するように他の複数のプレートを貫通して形成されたインク流路と、インク供給源からインクを溜めたのち前記各圧力室における後端にインクを補充するマニホールド室とを有し、複数のプレートを積層して構成したキャビティユニットと、前記圧力室毎に選択的に駆動可能な活性部を有してインクを噴射させるアクチュエータとを設けてなるインクジェット記録ヘッドにおいて、前記一列状の圧力室における前記先端が前記ベースプレートの平面の所定方向に直線状となる基準線に沿って同一配置間隔にて配置され、前記先端が並ぶ前記基準線と直交し、且つ前記各プレートの平面と平行な方向の投影視において、前記各ノズル列における前記ノズルの配置間隔を前記先端の前記基準線に沿った配置間隔と異なるように設定し、前記各圧力室の前記先端から対応するノズルまでのインク流路の長さが互いに等しくなるように、前記各ノズルの位置を、前記基準線の延びる方向と直交し、且つ前記ノズルプレートの平面に沿う方向に偏倚させたものである
【0029】
このように構成することにより、インク流路の長さを略等しくすることより、その内部流れるインク流の抵抗値を略等しくすることができるから、アクチュエータの各活性部の作動に必要な駆動電圧を同じにして、各ノズルのインクの噴射力を略等しくでき、印字性能が安定したインクジェット記録ヘッドを提供することができるという効果を奏する。
【0030】
そして、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット記録ヘッドにおいて、前記各ノズル列におけるノズルの前記配置間隔が前記対応する前記一列状の圧力室における前記先端の前記配置間隔より小さくなるように設定され、前記ノズルの列の中央から離れるに従って、そのノズルの偏倚量が前記ノズルの列の中央側に位置するノズルの偏倚量よりも順次小さくなるように設定されている。他方、請求項3に記載の発明では、前記各ノズル列におけるノズルの前記配置間隔が前記対応する前記一列状の圧力室における前記先端の前記配置間隔より大きくなるように設定され、前記ノズルの列の中央から離れるに従って、そのノズルの偏倚量が前記ノズルの列の中央側に位置するノズルの偏倚量よりも順次小さくなるように設定されているものであるから、いずれの場合にも、ノズルの列の中央部を起点にして前後方向の偏倚量を対称に設定することができ、インク流路の設計が簡単になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるキャビティユニットの分解斜視図である。
【図2】図1のII−II線矢視断面図である。
【図3】図1の III−III 線矢視断面図である。
【図4】本発明のインク流路の形態を示す説明図である。
【図5】他の実施の形態における図3相当の断面図である。
【図6】図5の実施の形態における図4相当の説明図である。
【符号の説明】
1 キャビティユニット
2 圧電アクチュエータ
9 ノズルプレート
11、12 マニホールドプレート
13 スペーサプレート
14 ベースプレート
15 ノズル
16 圧力室
17 インク流路

Claims (4)

  1. ベースプレートに複数の同一形状で、同じピッチで所定の直線の列状に並ぶように形成された圧力室と、この各圧力室に対応し、ノズルプレートの平面に列状に配置された複数個のノズルと、前記各圧力室の先端から前記各ノズル毎に連通するように他の複数のプレートを貫通して形成されたインク流路と、インク供給源からインクを溜めたのち前記各圧力室における後端にインクを補充するマニホールド室とを有し、複数のプレートを積層して構成したキャビティユニットと、前記圧力室毎に選択的に駆動可能な活性部を有してインクを噴射させるアクチュエータとを設けてなるインクジェット記録ヘッドにおいて、
    前記一列状の圧力室における前記先端が前記ベースプレートの平面の所定方向に直線状となる基準線に沿って同一配置間隔にて配置され、
    前記先端が並ぶ前記基準線と直交し、且つ前記各プレートの平面と平行な方向の投影視において、前記各ノズル列における前記ノズルの配置間隔を前記先端の前記基準線に沿った配置間隔と異なるように設定し、
    前記各圧力室の前記先端から対応するノズルまでのインク流路の長さが互いに等しくなるように、前記各ノズルの位置を、前記基準線の延びる方向と直交し、且つ前記ノズルプレートの平面に沿う方向に偏倚させたことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 前記各ノズル列におけるノズルの前記配置間隔が前記対応する前記一列状の圧力室における前記先端の前記配置間隔より小さくなるように設定され、
    前記ノズルの列の中央から離れるに従って、そのノズルの偏倚量が前記ノズルの列の中央側に位置するノズルの偏倚量よりも順次小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 前記各ノズル列におけるノズルの前記配置間隔が前記対応する前記一列状の圧力室における前記先端の前記配置間隔より大きくなるように設定され、
    前記ノズルの列の中央から離れるに従って、そのノズルの偏倚量が前記ノズルの列の中央側に位置するノズルの偏倚量よりも順次小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 複数のアクチュエータが前記基準線の延びる方向に沿って適宜隔てて縦列配置されていることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録ヘッド。
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