JP3665771B2 - スライダ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に備えられ用紙を収容可能な用紙収容を画像形成装置本体に対してスライド移動させるためのスライダに関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置(たとえば、複写機)の内部には、カット紙を収容して画像形成機構へと給紙するカット紙ユニット(用紙収容機構)や、カット紙ユニットから供給されたカット紙に画像を形成する画像形成機構が備えられている。カット紙ユニットは、用紙を収容するカット紙収容器およびカット紙収容器を画像形成装置本体に対してスライド移動させるスライダを含んでおり、カット紙収容器にカット紙を補充するときは、カット紙収容器はスライダを介して画像形成装置本体に対して手前側に引き出されるようになっている。
【0003】
図6(a)は、従来のカット紙ユニット70の構造を示す図解的な正面図であり、図6(b)は、その図解的な平面図である。
このカット紙ユニット70は、略水平に配された平板状のベース71と、このベース71の上に配され内部にカット紙を収容可能なカット紙収容器72とを備えている。カット紙収容器72の両側には、互いにほぼ直交する2つの細長い平板部で構成された断面L字形の支持部材73,74がそれぞれ取り付けられている。支持部材73,74は樹脂製であり、カット紙収容器72の側面に沿って延びている。支持部材73,74は、いずれも一方の平板部がカット紙収容器72の側面に平行に取り付けられており、他方の平板部73a,74aがベース71に平行に接触するようになっている。
【0004】
平板部73a,74aは、カット紙収容器72の底面からわずかに突出してベース71に接触している。これにより、カット紙収容器72はベース71に対してわずかな間隔をあけて保持されている。平板部73aは、カット紙収容器72の側方に突出するように取り付けられており、平板部74aは、カット紙収容器72の下方に回り込むように取り付けられている。
ベース71上には、支持部材73,74の長さ方向と略平行な方向に延びる案内部材75と規制部材76とが配されている。案内部材75とベース71との間には間隙が形成されており、平板部73aはこの間隙内にその長さ方向にスライド移動可能に嵌められている。すなわち、ベース71、案内部材75、および平板部73aによって、スライダが構成されている。
【0005】
規制部材76は、支持部材74とわずかな間隔をあけて配されており、支持部材74のカット紙収容器72とは反対側への移動を規制している。これにより、カット紙収容器72は、案内部材75と規制部材76との間で、前後方向にスライド移動させることができるようになっている。
カット紙収容器72にカット紙を補充する際は、図6(b)に示すように、カット紙収容器72を手前側に引き出した状態とすることができるようになっている。これにより、容易にカット紙をカット紙収容器72に補充することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなカット紙ユニット70では、カット紙収容器72を手前に引き出しすぎると、平板部73aがベース71と案内部材75との間隙から抜けてしまい、カット紙収容器72はベース71上から落下する。
また、平板部73aが案内部材75とベース71との間隙から抜けない場合であっても、カット紙の補充を十分容易に行えるようにカット紙収容器72を手前側に引き出すと、平面視において案内部材75と平板部73aとが重なる部分の長さ(重なり幅)L2は極めて短くなる。このため、カット紙収容器72を保持するために十分な強度が得られないことがあった。
【0007】
そこで、この発明の目的は、用紙収容器が画像形成装置本体から落下しないスライダを提供することである。
この発明の他の目的は、たくさん引き出しても用紙収容器を十分な強度で保持できるスライダを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記の課題を解決するための請求項1記載の発明は、画像形成装置に備えられた用紙収容器を画像形成装置本体に対してスライド移動させるための伸縮可能なスライダであって、用紙収容器に固定され、長手形状を有する第1スライド部材と、長手形状を有して上記第1スライド部材とほぼ平行な状態で嵌め合わされ、上記第1スライド部材に対して長手方向にスライド移動可能な第2スライド部材と、画像形成装置本体に固定され、長手形状を有して上記第2スライド部材とほぼ平行な状態で嵌め合わされ、上記第2スライド部材に対して長手方向にスライド移動可能な第3スライド部材とを備え、上記第1スライド部材が、長手方向に関して間隔をあけて配された第1突起および第2突起を備え、上記第2スライド部材が、長手方向に関して上記第1突起と上記第2突起との間に配され、上記第1スライド部材に対する上記第2スライド部材のスライド移動にともなって上記第1および第2突起に当接する第3突起、および長手方向に沿って延びるように形成された開口を備え、上記第3スライド部材が、上記開口より突出し上記開口の両端に係合可能な第4突起を備え、上記第1突起が上記第3突起に当接し、上記第4突起が上記開口の一端側に係合した状態で、上記用紙収容器が、上記画像形成装置内において給紙を行う給紙位置に位置決めされることを特徴とするスライダである。
【0009】
このスライド部材は、第1スライド部材が第2スライド部材に対してスライド移動し、第2スライド部材が第3スライド部材に対してスライド移動することにより、伸縮可能である。
第1スライド部材と第2スライド部材とが嵌め合わされている部分では、たとえば、第2スライド部材は第1スライド部材を上下から挟むように配されているものとすることができる。また、第2スライド部材と第3スライド部材とが嵌め合わされている部分では、たとえば、第3スライド部材は第2スライド部材を上下から挟むように配されているものとすることができる。
【0010】
この発明によれば、第1スライド部材は、第3突起が第1突起と第2突起との間にある範囲内で第2スライド部材に対してスライド移動可能である。第2スライド部材は、第4突起が開口内にある範囲内でスライド移動可能である。そして、第1スライド部材は用紙収容器に固定されており、第3スライド部材は画像形成装置本体に固定されているので、このような3段構成のスライダは、伸張させてもいずれの部分においても分離することはない。したがって、用紙収容器が落下することはない。
【0011】
スライダは、最も伸張させた状態のとき、その長さ方向に関して、第1スライド部材と第2スライド部材とが重なる部分の長さ、ならびに第2スライド部材と第3スライド部材とが重なる部分の長さが長いことが好ましい。この場合、高い強度で用紙収容器を保持できる。
第1スライド部材は、用紙収容器に取り付けられた金具などを介して、用紙収容器に取り付けられていてもよい。
【0012】
第1ないし第4突起のいずれかは、請求項2記載のように、ビスで形成されていてもよく、第1、第2、または第3スライド部材と一体成形されていてもよく、第1、第2、または第3スライド部材の切り起こし片で形成されていてもよい。
ビスを用いた場合、簡単に突起を形成することができる。第1または(および)第2突起は、第1スライド部材を用紙収容器に取り付けるためのビスであってもよい。
【0013】
また、第1、第3スライド部材が板状の部材(特に、金属部材)で形成されている場合は、第1ないし第3スライド部材を切り起こすことにより、容易に突起を形成できる。
第1、第2、または第3スライド部材が樹脂からなる場合、突起は、第1、第2、または第3スライド部材と容易に一体成形できる。
請求項3記載の発明は、上記第1ないし第3スライド部材がスライド移動するとき、上記第2スライド部材が、長手方向に渡って上記第1スライド部材および上記第3スライド部材と重なる状態が維持されることを特徴とする請求項1または2記載のスライダである。
【0014】
この発明によれば、スライダが最も伸張された状態においても、第2スライド部材は長さ方向に関して、いずれの部分においても第1スライド部材および第3スライド部材の一方と重なるように突起および開口の位置が決定されている。すなわち、第1ないし第3スライド部材のうちの2つ以上が重なる部分の長さは、第2スライド部材の長さに等しい。したがって、第2スライド部材が十分な長さを有していれば、カット紙収容器を十分な強度で保持できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下では、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るスライダが採用された複写機1の内部構成を示す断面概略図である。この複写機1は、たとえば、A0サイズなどの幅広の用紙に画像を形成することができるものであって、用紙収容部2、用紙を画像形成機構5へと供給するための搬送機構3、原稿を読み取るための光学系4、光学系4から与えられる信号に基づいて画像を形成しその画像を用紙に転写するための画像形成機構5、および用紙に転写された画像を定着するための定着装置6などを備えている。
【0016】
用紙収容部2は、ハウジング7の正面側(図1の右側)下方から上方に向かって3段構成で配置されており、上段の用紙収容部2A、中段の用紙収容部2B、および下段の用紙収容部2Cからなる。各用紙収容部2A,2B,2Cのうち、たとえば中段および下段の用紙収容部2B,2Cには、ロール紙ユニットが装着されていて、目的や用途に応じて異なるサイズ(たとえば、A0サイズやA1サイズ)のロール紙Rや、異なる種類(たとえば、普通紙やトレーシングペーパ)のロール紙Rが収容される。
【0017】
上段の用紙収容部2Aには、カット紙ユニット19が装着されていて、たとえば、A3サイズやA4サイズのカット紙が収容される。
用紙収容部2の後方側には、搬送径路11が下方から上方に向かって画像形成機構5近傍まで延びている。複写機1の運転を開始すると、選択された用紙に対応する用紙収容部2A,2B,または2Cから、カット紙またはロール紙Rが搬送される。カット紙が選択された場合、カット紙はピックアップローラ26および給紙ローラ27により搬送経路11へ供給される。用紙収容部2B,2Cに収容されたロール紙Rが選択された場合、給紙ローラ10,10によりロール紙Rがその先端から搬送径路11へと供給される。
【0018】
カット紙またはロール紙Rは、搬送径路11を下方から上方へと搬送される。搬送径路11の下流側には搬送ローラ12が設けられていて、カット紙またはロール紙Rは搬送ローラ12により画像形成機構5側へとさらに搬送される。このように、各用紙収容部2A,2B,2Cに収容されたカット紙およびロール紙Rは、搬送径路11を通って同一径路で搬送される。
搬送ローラ12の上流には、ロール紙Rを切断するためのカッタ機構13が設けられている。カッタ機構13には搬送されるロール紙Rの長さを検知する長さ検知手段(図示せず)が備えられていて、搬送されるロール紙Rは所定の長さに切断されて、たとえば、A0サイズやA1サイズなどにされる。
【0019】
カット紙または切断されたロール紙Rは、画像形成機構5でトナー像が転写された後、定着装置6でトナー像が定着されて排出される。
図2は、カット紙ユニット19の構造を示す図解的な斜視図である。
カット紙ユニット19は、ベース8およびベース8上に備えられカット紙を収容するカット紙収容器17を含んでいる。ベース8は略長方形の平板状の部材である。ベース8の上面にはベース8の長さ方向に沿って延びる2本の補強部材29が取り付けられており、カット紙収容器17の重量によりベース8がたわまないようにされている。
【0020】
カット紙収容器17は、収容する最大のカット紙の大きさに合わせた高さの低い箱状体である。カット紙収容器17には、カット紙を載せて持ち上げるためのリフト板20が備えられている。リフト板20には、左右両側にそれぞれ2つの開口23が形成されている。各開口23からは、それぞれカット紙収容器17の底面に直立して設けられた用紙ガイド24が突出している。各用紙ガイド24は、使用するカット紙のサイズに合わせて左右方向にスライド可能に取り付けられている。
【0021】
また、リフト板20の前端部20aには、カット紙の搬送方向後端を規制するための規制板25が直立して設けられている。カット紙は、その左右両端がそれぞれ対向する用紙ガイド24の側面に当てられ、後端が規制板25の対向する側面に当てられた状態で、リフト板20の上に載せられる。
このカット紙ユニット19では、たとえば、A3およびA4サイズのカット紙を収容することができる。図1を参照して、幅広の用紙に画像を形成することができる複写機1では、用紙の長さが長いので、画像形成機構5から定着装置6までの距離も長く形成されている。したがって、A4サイズのカット紙は、画像形成機構5から定着装置6まで届くように、長辺(縦方向)が搬送方向に沿うように収容される。
【0022】
カット紙収容器17の一方の側面の後方側には、セクタギア52が取り付けられている。セクタギア52には、図示しないモータの回転駆動力が伝えられるようになっており、この回転駆動力によりリフト板20の後方側が持ち上げられるようになっている。複写機1の運転時には、リフト板20によりリフト板20に載せられたカット紙が所定の高さに持ち上げられて、図示しないピックアップローラにより繰り出されるようになっている。
【0023】
カット紙収容器17の両側面には、前後方向に略水平に延びた金具48が取り付けられている。金具48とベース8との間には、金具48とほぼ平行に延びる一対のスライダ49が設けられている。スライダ49は、その長さ方向の両端部でベース8の上面からわずかに持ち上げられて固定されており、2本の補強部材29と干渉しないようにされている。
図3は、スライダ49の近傍を示す断面概略図である。
【0024】
スライダ49は、スライダ49の長さ方向(図3で、紙面に垂直な方向)に沿って延びる第1スライド部材31、第2スライド部材32、および第3スライド部材33により構成されている。第1スライド部材31は、POM(ポリオキシメチレン)などの樹脂からなり、下方が開いた凸の字形の断面形状を有している。第1スライド部材31の上部は、平板状の固定部31aとなっており、第1スライド部材30の下部は、両側方に突出した突出部31bとなっている。固定部31aは、ビス35により金具48の下面に固定されている。
【0025】
第2スライド部材32は、第1スライド部材31の外方に配されており、第1スライド部材31の突出部31bを上下から挟むように、第2スライド部材とスライド移動可能に嵌め合わされている。第3スライド部材33は、第2スライド部材32の外方に配されており、第2スライド部材32を上下から挟むように第2スライド部材とスライド移動可能に嵌め合わされている。第3スライド部材33は、長さ方向両端部でベース8の上面に取り付けられている。第2スライド部材32および第3スライド部材33は、金属からなる。
【0026】
以上のような構成により、スライダ49は伸縮可能となっている。
図2を参照して、カット紙収容器17は、スライダ49によりベース8に対してスライド移動させて、複写機1の手前側(図2に矢印Fで示す。)に相当する方向に引き出すことが可能である。複写機1の運転時には、図2に示すように、カット紙収容器17のほぼ全体がベース8上に載る位置(以下、「給紙位置」という。)に配される。この状態で、カット紙収容器17からカット紙を供給できる。
【0027】
図4は、図3のIV−IV切断線断面図である。図4(a)は、カット紙収容器17が給紙位置にあるときのスライダ49の状態を示しており、図4(b)は、カット紙収容器17を手前に引き出したときのスライダ49の状態を示している。第1スライド部材31の固定部31aは、手前側(図4に矢印Fで示す。)で、ビス35により金具48に固定されている。ビス35は、頭が固定部31aの下面から下に突出するように締め付けられている。また、第1スライド部材31の固定部31aは、後方側(図4に矢印Bで示す。)において、第1スライド部材31と一体に成形され下方に突出した突起36を有している。
【0028】
第2スライド部材32には、その下部を貫通する開口37が形成されている。開口37は、第2スライド部材32の長さ方向に沿って延びている。開口37の手前側には、第2スライド部材32の下部を切り起こしてなる切り起こし38が設けられている。切り起こし38は、スライダ49の長さ方向に関して、ビス35と突起36との間に配されている。切り起こし38の上端は、ビス35の下端および突起36の下端より高くなっている。
【0029】
第3スライド部材33下部の手前側には、ビス39が取り付けられている。ビス39は、頭が第3スライド部材33下部の上面から上に突出するように締め付けられている。第2スライド部材32は、開口37内にビス39の頭が位置するように配されている。
以上のような構造により、第1スライド部材31は、切り起こし38がビス35と突起36との間にある範囲内で、第2スライド部材32に対してスライド移動させることができる。また、第2スライド部材32は、ビス39が開口37の前端部と後端部との間にある範囲内で、第3スライド部材33に対してスライド移動させることができる。
【0030】
カット紙収容器17が給紙位置にあるとき(図4(a))、切り起こし38はビス35に近接して位置しており、ビス39は開口37前端部に近接して位置している。
カット紙収容器17を手前側に引き出すと、金具48を介してカット紙収容器17と一体に設けられた第1スライド部材31が手前に引き出される。この際、先ず、突起36が切り起こし38に当接し、突起36および切り起こし38を介して第2スライド部材32が手前側に引き出される。すなわち、第2スライド部材32は、第3スライド部材33に対して手前側に移動する。そして、ビス39が開口37内の最も後方側で第2スライド部材32に係合すると、スライダ49は最も伸張した状態(図4(b))となり、カット紙収容器17はそれ以上手前に引き出せなくなる。
【0031】
これにより、カット紙収容器17がベース8から落下する事態を回避することができる。
カット紙収容器17を給紙位置に戻すときは、カット紙収容器17を後方側(複写機1本体側)に押し込む。これにより、第1スライド部材31が後方側に押し込まれ、先ず、ビス35の頭が切り起こし38に当接し、ビス35および切り起こし38を介して第2スライド部材32が後方側に押し込まれる。さらに、カット紙収容器17を後方に押し込むと、ビス39が開口37内の最も手前側で第2スライド部材32に係合する。これにより、カット紙収容器17は、それ以上後方に押し込めなくなり給紙位置に位置決めされる(図4(a))。
【0032】
図5は、カット紙収容器17を手前いっぱいに引き出した状態のカット紙ユニット19を示す図解的な平面図である。
第2スライド部材32は、長さ方向に渡って第1スライド部材31および第3スライド部材33と重なっている。したがって、スライダ49の長さ方向に関して、第1ないし第3スライド部材31〜33のうち少なくとも2つが重なる部分の長さ(以下、「重なり幅」という。)L1は、第2スライド部材32の長さに等しい。重なり幅L1は、従来のカット紙ユニット70におけるスライダの重なり幅L2(図6参照)と比べて著しく長くなっている。したがって、このスライダ49は、カット紙収容器を十分な強度で保持できる。
【0033】
本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、たとえば、第1スライド部材31の固定部31a(図4)には、手前側にビス35に代えて第1スライド部材31と一体に成形された突起が設けられていてもよく、後方側に突起36に代えてビスが設けられていてもよい。
また、ビス35は、第1スライド部材31と金具48とを固定するためのものでなくてもよい。この場合、第1スライド部材31と金具48とは、別の方法(たとえば、他の位置で締め付けられたビスなど)によって固定される。
【0034】
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスライダが採用された複写機の内部構成を示す断面概略図である。
【図2】カット紙ユニットの構造を示す図解的な斜視図である。
【図3】スライダの近傍を示す断面概略図である。
【図4】図3のIV−IV切断線断面図である。
【図5】カット紙収容器を手前に引き出した状態のカット紙ユニットを示す図解的な平面図である。
【図6】従来のカット紙ユニットの構造を示す図解的な正面図および平面図である。
【符号の説明】
1 複写機
17 カット紙収容器
19 カット紙ユニット
31 第1スライド部材
32 第2スライド部材
33 第3スライド部材
35,39 ビス
36 突起
37 開口
38 切り起こし
49 スライダ
Claims (3)
- 画像形成装置に備えられた用紙収容器を画像形成装置本体に対してスライド移動させるための伸縮可能なスライダであって、
用紙収容器に固定され、長手形状を有する第1スライド部材と、
長手形状を有して上記第1スライド部材とほぼ平行な状態で嵌め合わされ、上記第1スライド部材に対して長手方向にスライド移動可能な第2スライド部材と、
画像形成装置本体に固定され、長手形状を有して上記第2スライド部材とほぼ平行な状態で嵌め合わされ、上記第2スライド部材に対して長手方向にスライド移動可能な第3スライド部材とを備え、
上記第1スライド部材が、長手方向に関して間隔をあけて配された第1突起および第2突起を備え、
上記第2スライド部材が、長手方向に関して上記第1突起と上記第2突起との間に配され、上記第1スライド部材に対する上記第2スライド部材のスライド移動にともなって上記第1および第2突起に当接する第3突起、および長手方向に沿って延びるように形成された開口を備え、
上記第3スライド部材が、上記開口より突出し上記開口の両端に係合可能な第4突起を備え、
上記第1突起が上記第3突起に当接し、上記第4突起が上記開口の一端側に係合した状態で、上記用紙収容器が、上記画像形成装置内において給紙を行う給紙位置に位置決めされることを特徴とするスライダ。 - 上記第1ないし第4突起のいずれかは、次のa.b.またはc.の部材により形成されていることを特徴とする請求項1記載のスライダ。
a.ビス
b.上記第1、第2、または第3スライド部材との一体成形
c.上記第1、第2、または第3スライド部材の切り起こし片 - 上記第1ないし第3スライド部材がスライド移動するとき、上記第2スライド部材が、長手方向に渡って上記第1スライド部材および上記第3スライド部材と重なる状態が維持されることを特徴とする請求項1または2記載のスライダ。
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