JP2018165220A - 給送装置及び画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
Description
面に支持されたシートを給送向きに給送する給送ローラと、一方の端部において上記給送ローラを回転可能に支持し、他方の端部を回動軸として回動可能な第1アームと、上記支持面に設けられた凹部と、一端が他端よりも上記給送向き上流側且つ上記支持面から離間しており、一端側を回動軸とし且つ他端側を先端側として回動可能であり、他端が上記凹部に進入した第1位置及び他端が上記凹部から退出した第2位置に回動する第2アームと、上記第2アームを上記第1位置側へ付勢する付勢部材と、を備える。上記第1位置の上記第2アームにおいて、上記凹部に進入していない部分であって上記支持面と対向する案内面は、上記給送ローラよりも上記給送向き上流側に位置している。上記第2位置の上記第2アームにおいて、上記第2アームの他端は、上記給送ローラよりも上記給送向き下流側に位置している。
沿った方向において、上記給送ローラを挟んで配置されている。
の位置にある上記第2アームを検知する検知部を備える。
て回動可能である。
に配置されている。
記録する記録部と、を備える画像記録装置として捉えることもできる。
図1に示されるように、複合機10は、概ね直方体に形成されており、インクジェット記録方式で記録用紙などのシートに画像を記録するプリンタ部11を備えている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。
以下、プリンタ部11の詳細な構造が説明される。プリンタ部11は画像記録装置の一例である。
図1及び図2に示される給送トレイ20は、前後方向8及び左右方向9の長さが上下方向7の長さよりも長い外形であって、上面が開放された箱型の形状を有している。給送トレイ20の上面前側には、排出トレイ21が設けられている。給送トレイ20は、例えば日本工業規格によるA4サイズから写真記録に用いられるL版などの大小様々なサイズの記録用紙を支持面で支持することにより記録用紙を収容可能である。給送トレイ20は、筐体14の開口13に通ずる内部空間に着脱自在に装着される。この給送トレイ20は、開口13を通じて筐体14に対して前後方向8に沿って進退可能である。
図2に示されるように、給送部15は、給送ローラ25、給送アーム26、駆動伝達機構27及び分離パッド181を備えている。給送部15は、給送トレイ20の上方であって記録部24の下方に設けられている。給送ローラ25は、給送アーム26の先端部に回転可能に軸支されている。給送アーム26は、基端部に設けられた回動軸28を中心として、矢印29の方向に回動する。これにより、給送ローラ25は、給送トレイ20の支持面に対して当接及び離間が可能である。したがって、記録用紙を収容して給送トレイ20が筐体14内に装着されたとき、給送ローラ25は、給送トレイ20に収容された記録用紙に当接可能である。記録用紙を収容していない給送トレイ20が筐体14内に装着されたとき、給送トレイ20の支持面に、給送ローラ25が当接する位置には分離パッド181が設けられている。分離パッド181は、記録用紙に対して、給送トレイ20の支持面の摩擦係数より大きな摩擦係数を有する材料で形成されている。
図2に示されるように、筐体14の内部空間に設けられた搬送経路65は、給送トレイ20の後側から上方へUターンするように湾曲して延び、さらにプリンタ部11の後ろ側から前側へ曲がった後、更に前側へ向かってほぼ真っ直ぐに延びて排出トレイ21に至っている。搬送経路65は、Uターンする湾曲路65Aと、真っ直ぐな直線路65Bとに大別される。
図2に示されるように、後面カバー22は、外側ガイド部材18を支持して筐体14の後面の一部を構成する部材である。後面カバー22は、下側の左右両端において筐体14に対して回動可能に軸支されている。後面カバー22が、下側の左右方向9に沿った回動軸周りに、上側が後ろ向きへ倒伏するように回動することにより、搬送経路65の一部及び後述されるバイパス経路182の一部が筐体14の外方に開放(露出)される。
図2に示されるように、搬送経路65における記録部24よりも搬送向き(前後方向8の前向き)の上流側には、第1搬送ローラ対59が設けられている。第1搬送ローラ対59は、第1搬送ローラ60とピンチローラ61とを有する。搬送経路65において、記録部24よりも搬送向きの下流側には、第2搬送ローラ対180が設けられている。第2搬送ローラ対180は、第2搬送ローラ62と拍車ローラ63とを有する。第1搬送ローラ60及び第2搬送ローラ62は、モータ(不図示)の回転が伝達されて回転する。第1搬送ローラ対59及び第2搬送ローラ対180は、それぞれを構成する各ローラの間に記録用紙を挟持した状態において、第1搬送ローラ60及び第2搬送ローラ62が回転することによって、記録用紙を搬送する。
図2に示されるように、第1搬送ローラ対59と第2搬送ローラ対180との間に記録部24が設けられている。記録部24は、キャリッジ40と記録ヘッド39とを備えている。キャリッジ40は、プラテン42の後側及び前側に設けられたガイドレール43,44によって左右方向9に往復動可能に支持されている。ガイドレール44には、公知のベルト機構が設けられている。キャリッジ40は、ベルト機構の無端ベルトと連結されており、無端ベルトの回動によってガイドレール43,44に沿って左右方向9に往復動する。キャリッジ40と記録ヘッド39とが、プラテン42と空間を隔てて対向しているとき、キャリッジ40、記録ヘッド39、及びプラテン42は、直線路65Bの一部を規定する。
図2に示されるように、筐体14の後面において後面カバー22の上方に開口184が設けられている。筐体14の内部には、開口184から第1搬送ローラ対59へと延びるバイパス経路182が形成されている。バイパス経路182は、筐体14の内部において前後方向8の後方から前方へ斜め下方に向かって延びる経路である。バイパス経路182は、ガイド部材31、外側ガイド部材18及び後面カバー22によって規定されている。ガイド部材31は、バイパス経路182に沿って記録用紙が搬送されるとき、上側の案内面を構成する部材である。外側ガイド部材18及び後面カバー22は、バイパス経路182に沿って記録用紙が搬送されるとき、下側の案内面を構成する部材である。搬送経路65の湾曲路65A及び直線路65Bは、いずれもバイパス経路182より下方に配置されている。外側ガイド部材18及び後面カバー22が、上側が後ろ向きへ倒伏するように回動することによって、搬送経路65の一部と共にバイパス経路182の一部が筐体14の外方に開放(露出)される。
図5及び図6に示されるように、プリンタ部11は、給送装置70を備えている。給送装置70は、バイパストレイ71(本発明の支持部の一例)と、給送ローラ75(本発明の給送ローラの一例)と、給送アーム76(本発明の第1アーム部の一例)と、不図示の給送用モータと、駆動伝達機構79と、押さえアーム73(本発明の第2アームの一例)と、トーションばね52(本発明の付勢部材の一例)と、シートセンサ54(本発明の検知部の一例)と、分離片72とを備えている。
図1及び図5に示されるように、複合機10の後面側には、バイパストレイ71が設けられている。バイパストレイ71は、給送トレイ20とは独立して記録用紙を収容するものである。
図6に示されるように、給送ローラ75は、バイパストレイ71の前方に配置されている。給送ローラ75は、支持部材189の支持面188に当接可能である。給送ローラ75の回転軸83は左右方向9に延びている。図9に示されるように、給送ローラ75は、左右方向9に間隔を空けて2個設けられているが、給送ローラ75の個数は、2個に限らない。
図6に示されるように、押さえアーム73は、給送アーム76と同様に、一端49から給送向き87下流側に向かい且つ支持部材189の支持面188に近づく向きに延びている。つまり、押さえアーム73の一端49は、他端50よりも給送向き87上流側且つ面45から離間している。回動軸66が、押さえアーム73の給送向き87上流端側、つまり一端49側に設けられた孔51に挿通されている。これにより、押さえアーム73は、給送アーム76と同様に、回動軸66を中心に、矢印67、68の方向に回動する。つまり、押さえアーム73は、一端49側を回動軸とし且つ他端50側を先端側として回動可能である。その結果、押さえアーム73の先端側は、支持面188または当該支持面188に支持された記録用紙に対して、当接及び離間が可能である。
図9に示されるように、バイパストレイ71の左方に、シートセンサ54が設けられている。シートセンサ54は、左側の押さえアーム73から左方に延びた延設部55と、延設部55の左端部から押さえアーム73と同方向に突出した検出子56と、発光素子57及び当該発光素子57から発光された光を受光する受光素子58を有する光学センサ35とを備えている。
以下、バイパストレイ71に記録用紙が支持される過程における給送装置70の動作が説明される。給送装置70のうち、押さえアーム73の動作が特に詳細に説明される。
本実施形態によれば、バイパストレイ71の面45に記録用紙が支持されていない状態において、押さえアーム73は、トーションばね52に付勢されることによって第1位置である。この状態において、1枚または複数枚の記録用紙を給送向き87下流側から給送装置70に進入させて面45に支持させる場合、当該記録用紙は、最初に押さえアーム73の面53に当接する。つまり、当該記録用紙は最初に給送ローラ75に当接しない。ここで、給送ローラ75の多くは、ローラ面をゴムで構成されているため、当該ローラ面に接触した記録用紙は折れ曲がり易い。つまり、本構成では、当該記録用紙が、最初に給送ローラ75に当接しないため、給送装置70に進入した記録用紙が折れ曲がる可能性を低くできる。
上述の実施形態において、給送アーム76と押さえアーム73の回動軸の中心は同一であったが、図13に示されるように、押さえアーム73の回動軸が、給送アーム76の回動軸よりも給送向き87上流側に配置されていてもよい。
45・・・面
46・・・凹部
52・・・トーションばね
53・・・面
70・・・給送装置
71・・・給送トレイ
73・・・押さえアーム
76・・・給送アーム
Claims (7)
- シートを支持する支持面を有する支持部と、
上記支持面に支持されたシートを給送向きに給送する給送ローラと、
一方の端部において上記給送ローラを回転可能に支持し、他方の端部を回動軸として回動可能な第1アームと、
上記支持面に設けられた凹部と、
一端が他端よりも上記給送向き上流側且つ上記支持面から離間しており、一端側を回動軸とし且つ他端側を先端側として回動可能であり、他端が上記凹部に進入した第1位置及び他端が上記凹部から退出した第2位置に回動する第2アームと、
上記第2アームを上記第1位置側へ付勢する付勢部材と、を備え、
上記第1位置の上記第2アームにおいて、上記凹部に進入していない部分であって上記支持面と対向する案内面は、上記給送ローラよりも上記給送向き上流側に位置しており、
上記第2位置の上記第2アームにおいて、上記第2アームの他端は、上記給送ローラよりも上記給送向き下流側に位置している給送装置。 - 上記第2アームは一対設けられており、上記給送向きと直交し且つ上記支持面に沿った方向において、上記給送ローラを挟んで配置されている請求項1に記載の給送装置。
- 上記第1位置または上記第2位置のうちいずれか一方の位置にある上記第2アームを検知する検知部を備える請求項1または2に記載の給送装置。
- 上記第1アームと上記第2アームの回動軸の中心は同一であり且つ互いに独立して回動可能である請求項1から3のいずれかに記載の給送装置。
- 上記第2アームの回動軸は、上記第1アームの回動軸よりも上記給送向き上流側に配置されている請求項1から3のいずれかに記載の給送装置。
- 上記第2アームの他端は、湾曲している請求項1から5のいずれかに記載の給送装置。
- 請求項1から6のいずれかに記載の給送装置と、
上記給送ローラによって給送されたシートに画像を記録する記録部と、を備える画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018148230A JP2018165220A (ja) | 2018-08-07 | 2018-08-07 | 給送装置及び画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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