JP6853942B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、シート材である記録媒体を収納するシート材収納装置である給紙トレイと、この給紙トレイに収納されたシート材に接触して搬送力を付与する給紙ローラ等の給送搬送手段とを備えたシート材給送装置を有する画像形成装置が知られている。
この種の画像形成装置の給紙トレイとして、特許文献1には、シート材の後端に突き当たるエンドフェンスを備え、このエンドフェンスのトレイ筐体における給送方向の位置を、収納するシート材の給送方向の長さに応じて変更可能なものが記載されている。
特許文献1に記載の給紙トレイでは、エンドフェンスは、シート材の給送方向後端に突き当たっているが、トレイ筐体に対して移動可能なエンドフェンスは、トレイ筐体に対してガタツキがある。このため、給送方向に対して傾斜状態で載置されようとするシート材の傾斜を解消するにはエンドフェンスの突き当たりでは不十分であり、トレイ筐体内にシート材が傾いた状態で収納される場合がある。このような場合、シート材給送装置ではシート材の斜め送りが発生し、画像形成装置ではシート材に対して画像が傾いた不良画像が発生するおそれがある。
上述した課題を解決するために、本発明は、シート材に画像を形成する画像形成手段と、シート材収納装置と前記シート材収納手段に収納されたシート材に搬送力を付与する給送搬送手段とを備えるシート材給送装置とを備え、前記シート材収納装置は、給送対象に向けて給送されるシート材を収納する収納筐体と、前記収納筐体に対して移動可能で、シート材の給送方向後端に突き当たるエンドフェンスとを有する画像形成装置において、前記シート材収納装置は、前記収納筐体に対して固定され、前記収納筐体におけるシート材を収納し得る領域の給送方向上流端で、且つ、幅方向で前記エンドフェンスよりも外側の箇所に後端壁部を備え、前記収納筐体は、給送方向下流側の筐体を形成する下流側筐体と、給送方向上流側の筐体を形成する上流側筐体とを有し、前記上流側筐体は、装置本体内に完全に収納される収納位置と、前記装置本体から一部が出っ張る延長位置との間を前記下流側筐体に対して給送方向に平行な方向に移動可能であり、前記上流側筐体の装置本体から出っ張った部分の上部を覆う給紙トレイ上面カバーと、前記給紙トレイ上面カバーを前記給送方向に付勢するカバー付勢バネとを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、収納筐体に対して移動可能なエンドフェンスを備える構成で、収納筐体内にシート材が給送方向に対して傾いた状態で収納されることを抑制できるという優れた効果がある。
実施形態に係る給紙トレイの上面図。 実施形態に係るプリンタの概略構成図。 実施形態に係る給紙トレイにおける給紙方向上流端近傍の拡大斜視図。 実施形態に係る給紙トレイにおける給紙方向下流端近傍の拡大斜視図。 A4サイズの用紙をセットした非延長状態の給紙トレイの上面図。 延長状態の給紙トレイの上面図。 リーガルサイズの用紙をセットした延長状態の給紙トレイの上面図。 エンドフェンスを給紙方向の下流側に移動させた非延長状態の給紙トレイの斜視説明図。 延長状態の給紙トレイを搭載したプリンタの概略構成図。 延長状態の給紙トレイと給紙トレイ上面カバーとの位置関係を示す斜視説明図。 エンドフェンスの位置を小サイズの用紙に合わせた非延長状態の給紙トレイの上面図。 用紙がセットされていない状態の給紙トレイの給紙方向上流端近傍の拡大説明図。 用紙がセットされた状態の給紙トレイの給紙方向上流端近傍の拡大説明図。
以下、本発明に係る画像形成装置として、電子写真方式で画像を形成する電子写真プリンタ(以下、単にプリンタという)について説明する。
まず、実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図2は、実施形態に係るプリンタ100の概略構成図である。
図2に示すプリンタ100は、潜像担持体である感光体6と、感光体6の表面上にトナー像を作像する作像部7と、感光体6の表面上のトナー像を用紙Pに転写する転写装置8と、用紙P上に転写されたトナー像を用紙Pに定着する定着装置9と、を備える。これらによって、シート材である用紙Pに画像を形成する画像形成部20を構成する。
また、プリンタ100は、画像形成部20の下方に、用紙Pの紙束を収納するシート材収納手段である給紙トレイ1と、給紙トレイ1に収納された用紙Pに搬送力を付与する給送搬送手段である給紙ローラ2とを備える給紙装置200が配置されている。
さらに、画像形成部20の図中の右側には、手差しの用紙Pを載置する手差し給紙トレイ3と、手差し給紙トレイ3に載置された用紙Pに搬送力を付与する手差し給紙ローラ4とを備える。
プリンタ100で画像を形成する場合には、作像部7が具備する露光手段によって感光体6の表面上に潜像を形成し、作像部7が具備する現像装置で感光体6の表面上の潜像を現像し、感光体6の表面上にトナー像を形成する。
給紙トレイ1に収納された用紙Pに画像を形成する場合には、給紙ローラ2によって一枚ずつ搬送される用紙Pが、用紙搬送路21を通過して、レジストローラ対5に突き当たる位置まで搬送される。
手差し給紙トレイ3に載置された用紙Pに画像を形成する場合には、手差し給紙ローラ4によって一枚ずつ搬送される用紙Pが、レジストローラ対5に突き当たる位置まで搬送される。
そして、感光体6の表面上のトナー像が転写装置8との対向部である転写位置に到達するタイミングに合わせるようにレジストローラ対5が回転駆動し、転写位置で感光体6の表面上のトナー像が用紙Pの表面上に転写される。トナー像が転写された用紙Pは、定着装置9での加熱及び加圧によりトナー像が定着され、排紙部10を通過し、排紙ローラ対16によって装置外の排紙トレイ19に排出される。
給紙トレイ1は、プリンタ100本体に対して図2中の水平方向左側に引き出し可能となっている。給紙トレイ1を引き出すことで、給紙トレイ1における用紙Pの収納部が露出し、使用者が用紙Pを収納部内にセットすることができるようになる。
次に、本実施形態の給紙トレイ1について説明する。
図1は、給紙トレイ1の上面図であり、図3は、給紙トレイ1における給紙方向上流端近傍の拡大斜視図であり、図4は、給紙トレイ1における給紙方向下流端近傍の拡大斜視図である。
本実施形態の給紙トレイ1は、前側筐体40と後側筐体50とからなるトレイ筐体30によって用紙Pを収納する収納部を形成する。また、給紙トレイ1は、二つのサイドフェンス41と、エンドフェンス51と、前端壁部42によって用紙Pをトレイ筐体30内に保持する構成である。
二つのサイドフェンス41のうち、第一サイドフェンス41aは、図1中の矢印A1で示す範囲でトレイ筐体30に対して移動可能となっており、第二サイドフェンス41bは、図1中の矢印A2で示す範囲でトレイ筐体30に対して移動可能となっている。
また、エンドフェンス51は、図1中の矢印Bで示す範囲でトレイ筐体30に対して移動可能となっている。
エンドフェンス51は、給紙トレイ1内にセットされた用紙Pサイズに合わせるように給紙方向に移動可能となっており、用紙Pのセット後に使用者が用紙Pの後端に合わせて移動させることで、用紙Pの束の後端部を押さえることができる。これにより、トレイ筐体30内における給紙方向の用紙Pの位置決めを行うことができる。
サイドフェンス41は、給紙トレイ1内にセットされた用紙Pサイズに合わせるように幅方向に移動可能となっており、用紙Pのセット後に使用者が用紙Pの幅に合わせて移動させることで、用紙Pの束の幅方向両端部を押さえることができる。これにより、トレイ筐体30内における幅方向の用紙Pの位置決めを行うことができる。また、サイドフェンス41を用紙Pの幅方向の端部に突き当て、シート材の幅方向端部の位置をそろえることで、シート材が給紙方向に対して傾斜した状態で収納されることを抑制し、シート材の斜め送りを抑制することができる。
しかしながら、使用者が用紙Pの束を載置した後に、サイドフェンス41を用紙Pの幅方向に突き当てる作業を忘れる場合がある。例えば、A4サイズ等の収納できる最大サイズの用紙Pを載置した場合は、サイドフェンス41を幅方向の最も外側に移動させて、用紙Pを載置する。このとき、載置した用紙Pの幅方向の端部とサイドフェンス41との間の隙間が狭いため、サイドフェンス41を用紙Pに突き当てる作業を忘れる場合がある。このような場合、サイドフェンス41によって用紙Pが給紙方向に対して傾斜した状態で収納されることを抑制することができない。
エンドフェンス51は、用紙Pの給紙方向後端に突き当たっているが、トレイ筐体30に対して移動可能なエンドフェンス51は、トレイ筐体30に対してガタツキがある。このため、給紙方向に対して傾斜状態で載置されようとする用紙Pの束の傾斜を解消するにはエンドフェンス51の突き当たりでは不十分であり、トレイ筐体30内に用紙Pが傾いた状態で収納される場合がある。このような場合、給紙装置では用紙Pの斜め送りが発生し、画像形成装置では用紙Pに対して画像が傾いた不良画像が発生するおそれがある。
本実施形態の給紙トレイ1は、トレイ筐体30に対して固定され、トレイ筐体30における用紙Pを収納し得る領域の給紙方向上流端で、且つ、幅方向でエンドフェンス51よりも外側の箇所に第一後端壁部52及び第二後端壁部53を備える。第一後端壁部52及び第二後端壁部53は、用紙Pの給紙方向後端におけるエンドフェンス51が突き当たる部分よりも幅方向外側に突き当たる。
給紙トレイ1は、所定のサイズの用紙Pに対して、第一後端壁部52の第一後端壁面52a及び第二後端壁部53の第二後端壁面53aと、複数の前端壁部42の前端壁面42aとの間で、用紙Pの束を挟み込む長さに設定している。また、第一後端壁部52及び第二後端壁部53は、用紙Pの後端の角から近い部分を押さえる位置に設けられている。
前端壁部42が形成されたトレイ筐体30の前端側の壁の中央部には、給紙分離部材である分離ローラ22を備える。分離ローラ22は、給紙ローラ2と対向し、給紙ローラ2によって搬送力を付与される紙束の最上部の一枚の用紙Pと他の用紙Pとを分離する。これにより、一枚の用紙Pを次工程に送り込むことができるようになっている。
サイドフェンス41、エンドフェンス51、第一後端壁面52a、第二後端壁面53a及び前端壁面42aは、給紙ローラ2による用紙Pの給紙方向(図1中の右方向)に対して、垂直または平行な位置関係にある。これにより、給紙ローラ2による給紙方向に対して、用紙Pを真っ直ぐに送り出すことができる構成を実現させている。
給紙トレイ1は、給紙方向下流端が上昇して水平方向に対して下流端側が上になるように傾斜する上昇底板43を備える。上昇底板43の給紙方向下流端は上昇及び下降自在となっており、セットした用紙Pの枚数が多い場合は下降した状態となり、セットした用紙Pの枚数が少なくなると上昇して、用紙Pの上面における先端側端部近傍が給紙ローラ2に接触する状態を維持できる。これにより、セットした用紙Pの枚数によらず、用紙Pを次工程に送り込むことができる。
また、給紙トレイ1は、給紙トレイ1の後端近傍に設けられた延長レバー54を操作することで、前側筐体40に対して後側筐体50を給紙方向に平行な方向に移動可能となる。延長レバー54を操作して、エンドフェンス51が配置された後側筐体50を前側筐体40から離れる方向に移動させることで、図1に示す非延長状態よりも給紙方向に長い延長状態に移行することができる。
図5は、図1に示す非延長状態の給紙トレイ1での最大積載サイズであるA4サイズの用紙Pをセットしたときの給紙トレイ1の上面図である。図5中の矢印C1〜C4で示すように、第一後端壁部52及び第二後端壁部53と、二つの前端壁部42とによって、用紙Pの四つの角部をそれぞれの矢印方向から押さえている。このため、用紙Pは、仮にサイドフェンス41(41a、41b)が幅方向に広がったり、エンドフェンス51が給紙方向の上流側に移動したりしても、給紙方向に対して垂直な方向に移動することはあっても、給紙方向に対して斜めに置かれることを防止できる。
図6は、延長状態の給紙トレイ1の上面図であり、図7は延長状態の給紙トレイの最大積載サイズであるリーガルサイズの用紙Pをセットしたときの給紙トレイ1の上面図である。
延長レバー54を操作して、前側筐体40に対して後側筐体50を給紙方向上流側(図1及び図6中の左側)に移動させることで、図6中の矢印Dで示す長さだけ給紙トレイ1を延長することができる。
延長状態としても、用紙Pに対する第一後端壁部52及び第二後端壁部53と、二つの前端壁部42との位置関係は変わらず、第一後端壁部52及び第二後端壁部53と、二つの前端壁部42との距離は、用紙Pの長さに対応した距離となっている。延長状態で前側筐体40と後側筐体50との位置関係は固定され、第一後端壁部52及び第二後端壁部53と、二つの前端壁部42とによって用紙Pの四つの角部を押さえる作用を得ることができる。用紙Pの長さに対応した第一後端壁部52及び第二後端壁部53と前端壁部42との距離として、本実施形態では、A4サイズまたはリーガルサイズの給紙方向の長さに対して、±5[mm]の範囲に設定している。
本実施形態の給紙トレイ1の第一後端壁部52及び第二後端壁部53と前端壁部42との距離は、トレイ筐体30に収納可能な最大サイズであるA4サイズまたはリーガルサイズの用紙Pの給紙方向の長さに合わせてある。
例えば、A4縦サイズが用紙Pの給紙方向の最大長さである場合は、第一後端壁部52及び第二後端壁部53と前端壁部42との壁面間の297[mm]である。仮に、これよりも小さくしてしまうと、A4縦が入る空間があるのに第一後端壁部52及び第二後端壁部53と前端壁部42とが邪魔になって最大長さの用紙Pを載置出来なくなってしまう。これに対して、本実施形態の給紙トレイ1は、トレイ筐体30の収納可能な最大サイズであるA4サイズまたはリーガルサイズの用紙Pの給紙方向の長さに対応した距離に、第一後端壁部52及び第二後端壁部53と前端壁部42との壁面間の距離を設定している。これにより、第一後端壁部52及び第二後端壁部53を配置した構成であっても、用紙Pの収納に問題が生じることを抑制できる。
本実施形態の給紙トレイ1は、A4サイズまたはリーガルサイズをセットするときに、用紙Pの束の給紙方向後端における幅方向の端部である角部の近傍を第一後端壁部52及び第二後端壁部53で押さえることができる。これにより、用紙Pが給紙方向に対して左右に傾いた状態で収納されることを防止することができる。
給紙トレイ1は、A4サイズまたはリーガルサイズの用紙Pの後端部における角部の近く(本実施形態では、30[mm]以内)の部分に突き当たることができる第一後端壁部52及び第二後端壁部53を備える。
用紙Pの後端部の縁における、幅方向の中央部から最も離れた角部の近くに第一後端壁部52及び第二後端壁部53が突き当たることにより、用紙Pが給紙方向に対して左右に傾いた状態で収納されることを防止する効果の向上を図ることができる。
また、図1に示すように、給紙トレイ1では、第一後端壁部52及び第二後端壁部53は、用紙Pの給紙方向後端におけるエンドフェンス51が突き当たる部分を挟んで幅方向両端側にそれぞれ突き当たる。エンドフェンス51が突き当たる位置を挟んで、一方のみに後端壁部を備える構成では、用紙Pの後端が後端壁部を設けた側に傾斜しようとする傾きを抑制できるが、逆方向に傾斜しようとする傾きを抑制できない。幅方向両端側に後端壁部(第一後端壁部52及び第二後端壁部53)を配置することで、いずれの方向に傾斜しようとする傾きも抑制できる。よって、トレイ筐体30内に用紙Pが給紙方向に対して傾いた状態で収納されることを抑制する機能の向上を図ることができる。
給紙トレイ1はトレイ筐体30に対して用紙Pの給紙方向に直交する幅方向に移動可能で、用紙Pの幅方向端部が突き当たる二つのサイドフェンス41(41a及び41b)を備える。
給紙方向にある程度の長さを有するサイドフェンス41を用紙Pの幅方向端部に突き当てることで、用紙Pの幅方向端部の縁が給紙方向に沿う状態となり、トレイ筐体30内に用紙Pが給紙方向に対して傾いた状態で収納されることを抑制することができる。しかし、用紙Pをセットし易いように、セット時には二つのサイドフェンス41の間隔を用紙Pの幅よりも広げた後、用紙Pのセット後にサイドフェンス41が用紙Pの幅方向端部に突き当たるようにサイドフェンス41の位置を調整し忘れる場合がある。この場合、サイドフェンスによって用紙Pの傾きを補正することはできないが、第一後端壁部52及び第二後端壁部53を備えることにより、サイドフェンス41の位置を調整し忘れた場合であっても用紙Pが傾いた状態で収納されることを抑制できる。
本実施形態では、二つのサイドフェンス41の両方が幅方向に移動可能となっているが、一方がトレイ筐体30に固定され、他方のみがトレイ筐体30に対して幅方向に移動可能な構成でもよい。
また、図1に示すように、給紙トレイ1では、複数の前端壁部42が用紙Pの給紙方向前端における幅方向の中央部を挟んで幅方向両端側にそれぞれ突き当たる。幅方向の中央部を挟んで、一方のみに前端壁部42を備える構成では、用紙Pの前端が前端壁部42を設けた側に傾斜しようとする傾きを抑制できるが、逆方向に傾斜しようとする傾きを抑制できない。幅方向両端側に前端壁部42を配置することで、いずれの方向に傾斜しようとする傾きも抑制できる。よって、トレイ筐体30内に用紙Pが給紙方向に対して傾いた状態で収納されることを抑制する機能の向上を図ることができる。
給紙トレイ1は、A4サイズまたはリーガルサイズの用紙Pの前端部における角部の近く(本実施形態では、30[mm]以内)の部分に突き当たることができる前端壁部42を備える。
用紙Pの前端部の縁における、幅方向の中央部から最も離れた角部の近くに前端壁部42が突き当たることにより、用紙Pが給紙方向に対して左右に傾いた状態で収納されることを防止する効果の向上を図ることができる。
本実施形態の給紙トレイ1は、箱形状のトレイ筐体30の前端側の内側壁面から突出するように複数の前端壁部42が配置されている。前端壁部42としては、トレイ筐体30の前端側の内側壁面から突出した形状に限らず、トレイ筐体30の前端側の内側壁面の全体が用紙Pの前端部に突き当たり、前端壁部42として機能する構成であってもよい。
図8は、非延長状態の給紙トレイ1のエンドフェンス51を給紙方向の前側に移動させた状態の斜視説明図である。
図8に示すように、後側筐体50におけるエンドフェンス51よりも後側には、後端側の壁である後側筐体後端壁55を備える。
給紙トレイ1は、底板の上方の空間の四方が壁で囲まれ、上方が開口した箱形状である。給紙トレイ1の延長部を形成する後側筐体50は、給紙方向前側以外の三方が壁で囲まれた箱状の一部となる形状であるため、後側筐体50を移動させて給紙トレイ1を延長することによって、箱形状の給紙トレイ1が給紙方向に大きくなったようになる。
本実施形態の給紙トレイ1を非延長状態でプリンタ100に搭載した場合、給紙トレイ1は、プリンタ100内に完全に収納される。このとき、プリンタ100の給紙トレイ1の引き出し方向(図2中の右方向)とは反対側の壁面(図2中の左側面)であるプリンタ背面は、平面状となり、給紙トレイ1の出し入れに必要な小さな隙間以外の隙間はない状態となる。
図9は、延長状態の給紙トレイ1を搭載した状態のプリンタ100の概略構成図である。
図9に示すように、延長状態の給紙トレイ1を搭載すると、非延長状態の給紙トレイ1を搭載した場合には、平面状だったプリンタ背面(図2及び図9中の左側面)から給紙トレイ1の延長分が出っ張った状態となる。
このとき、上方が開口した箱形状の給紙トレイ1の給紙方向後端側がそのまま出っ張ると、プリンタ背面側に出っ張った部分から給紙トレイ1の中身が見える状態となる。
これに対して、プリンタ100は、給紙トレイ1における給紙方向後側の延長分の範囲の上部を覆う給紙トレイ上面カバー60を備える。
図10は、延長状態の給紙トレイ1と給紙トレイ上面カバー60との位置関係を示す斜視説明図である。
図10中の矢印Eで示す、給紙トレイ上面カバー60の給紙方向に平行な方向の長さは、図10中の矢印Dで示す給紙トレイ1の延長分の長さよりも長い。これにより、延長状態の給紙と例1を搭載することによって出っ張った延長分の範囲(図9中の矢印D’で示す範囲)を給紙トレイ上面カバー60で覆い、給紙トレイ1の中身が完全に隠れた状態を簡単に作ることが可能である。
プリンタ100は、給紙トレイ上面カバー60を給紙方向(図9及び図10中の矢印F方向)に付勢するカバー付勢バネ61を備える。これにより、非延長状態の給紙トレイ1を搭載したときには、給紙トレイ上面カバー60は給紙トレイ1とともにプリンタ背面の内側に収まり、図2に示すように、プリンタ背面を平面状に保つことができる。また、延長状態の給紙トレイ1を搭載したときには、カバー付勢バネ61の付勢力に抗して、給紙トレイ1に引っ張られ、給紙トレイ1とともにプリンタ背面から出っ張った状態となる。これにより、給紙トレイ1の出っ張った部分を覆うことができ、中身が見えてしまうことを防止できる。
図11は、非延長状態の給紙トレイ1のエンドフェンス51の位置を、A4サイズよりも小サイズの用紙Pに合わせた状態の上面図である。
図1に示す状態からエンドフェンス51を移動して、図11に示すように小サイズの用紙Pに小サイズに合わせたとき、図11中の破線で示す領域Gで示す空間が広がる。このため、用紙Pを手で持って給紙トレイ1にセットする際に、用紙Pを持つ手を領域Gで示す空間に入れることができ、簡単に作業することが可能となる。
また、小さいサイズの用紙Pでは角部を押さえなくても、エンドフェンス51の幅(図11中の上下方向の長さ)がある程度広ければ、用紙Pが傾いたまま収納されることを抑制できる。このため、A4サイズまたはリーガルサイズといった給紙トレイ1に収納可能な最大サイズの用紙Pの角部に合わせて第一後端壁部52及び第二後端壁部53を配置することは、理にかなった構成である。
給紙トレイ1は、小サイズの用紙Pの後端部における角部の近く(本実施形態では、30[mm]以内)の部分に突き当たることができるエンドフェンス51を備えている。これにより、小サイズの用紙Pをセットするときは手を入れる作業空間を確保しつつ、用紙後端を押さえて、用紙Pが傾いた状態で収納されることを抑制できる。
図12及び図13は、用紙Pの有無の違いによるエンドフェンス51の加圧板51aの状態の違いの説明図である。
図12は、用紙Pがセットされていない状態の給紙トレイ1の給紙方向後端近傍の拡大説明図であり、図13は、用紙Pの紙束がセットされた状態の給紙トレイ1の給紙方向後端近傍の拡大説明図である。
図12に示すように、エンドフェンス51は、加圧板51aと、スライド部51bと、加圧バネ51cとを備える。
スライド部51bは、加圧板51a及び加圧バネ51cを保持し、トレイ筐体30に対して給紙方向に移動可能な部材である。加圧板51aはスライド部51bに対して、上端部を中心に下端側が回動可能に支持されている。加圧バネ51cは、給紙方向の後側の端部がスライド部51bに固定され、給紙方向の前側の端部が加圧板51aに固定されている。そして、加圧板51aの下端部を給紙方向の前側(図12中の矢印H方向)に向けて加圧する。
加圧板51aは加圧バネ51cで加圧されており、給紙トレイ1内に用紙Pがないときは図12に示す下端部が給紙方向の前側に移動するように開き、用紙Pがあるときは、用紙Pに押されて下端部が給紙方向の後側に移動して閉じた状態になる。
用紙Pのセット後、収納された用紙Pが減少し、加圧板51aの下端部が給紙方向の前側に移動すると、第一後端壁部52の第一後端壁面52a及び第二後端壁部53の第二後端壁面53aは、加圧板51aが用紙Pを押す位置よりも給紙方向の後側に位置する。この状態では、第一後端壁部52及び第二後端壁部53は、用紙Pの後端を押さえる手段としては機能していない。しかし、用紙Pのセット時には加圧板51aは図13で示す状態となり、第一後端壁面52a第二後端壁面53aと加圧板51aが用紙Pを押す位置との給紙方向の位置が一致する。この状態では、第一後端壁部52及び第二後端壁部53は、用紙Pの後端を押さえる手段としては機能する。
用紙Pのセット時には、第一後端壁部52及び第二後端壁部53が用紙Pの後端に突き当たることで、用紙Pが給紙方向に対して真っ直ぐに置かれる。その後、用紙Pを次工程に送り込み用紙Pの残り枚数が少なくなっていく過程で、上昇底板43の前端側が上昇し、用紙Pがトレイ筐体30の底板に対して傾斜することで、用紙Pも傾斜する。この用紙Pの傾斜に合わせて加圧板51aの下端部が給紙方向に移動し、加圧板51aが傾斜する。これにより、加圧板51aが用紙Pを押す位置が給紙方向の前側に移動し、用紙Pの後端が第一後端壁部52及び第二後端壁部53から離れていくことになる。
用紙Pのセット時に用紙Pが給紙方向に対して真っ直ぐに置かれ、その後の給紙トレイ1内の用紙Pには、給紙方向に向けて力が作用する。このため、用紙Pのセット後の給紙動作によって用紙Pの後端が第一後端壁部52及び第二後端壁部53から離れても、用紙Pが給紙方向に対して真っ直ぐに置かれた状態を維持することができる。このような給紙トレイ1を有する給紙装置200は用紙Pの斜め送りを抑制することができる。また、斜め送りを抑制できる給紙装置200を備えるプリンタ100は、用紙Pに対して画像が斜めに形成される画像不良の発生を抑制することができる。
また、上昇底板43の前端側が上昇して用紙Pが傾斜すると、そのままでは用紙Pの先端が給紙ローラ2から遠ざかり、給紙が出来なくなるおそれがある。これに対して、本実施形態の給紙トレイ1では、用紙Pの収納枚数が減少すると、加圧板51aが用紙Pの後端を給紙方向の前側に向けて押圧する。このため、上昇底板43の前端側が上昇して用紙Pが傾斜しても用紙Pの先端近傍の位置を給紙ローラ2に追従させることが可能であり、用紙Pを給紙可能な状態を維持することができる。
本実施形態の給紙トレイ1は、前側筐体40に対して後側筐体50を給紙方向に平行な方向に移動させることで、トレイ筐体30に収容できる最大サイズの用紙をA4サイズとリーガルサイズとに切り替えることができる。このため、トレイ筐体30に固定された第一後端壁部52及び第二後端壁部53によって、用紙Pが給紙方向に対して傾いた状態で収納されることを抑制する機能を、A4サイズとリーガルサイズとの二つのサイズで得ることができる。
本実施形態では、シート材収納装置である給紙トレイ1が収納するシート材が記録媒体である用紙Pである場合について説明した。本発明に係るシート材収納装置が収納するシート材としては、普通紙、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、ラベル紙、OHPシート、記録シート及びフィルム等を含む。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
画像形成部20等の給送対象に向けて給送される用紙P等のシート材を収納するトレイ筐体30等の収納筐体と、収納筐体に対して移動可能で、シート材の給紙方向後端等の給送方向後端に突き当たるエンドフェンス51等のエンドフェンスとを備える給送トレイ1等のシート材収納装置において、収納筐体に対して固定され、収納筐体におけるシート材を収納し得る領域の給紙方向上流端等の給送方向上流端で、且つ、幅方向でエンドフェンスよりも外側の箇所に第一後端壁部52または第二後端壁部53等の後端壁部を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、収納できる最大サイズのシート材を収納しようとすると、シート材の給送方向後端は、収納筐体におけるシート材を収納し得る領域の給送方向上流端に位置する。このとき、シート材が給紙方向等の給送方向に対して傾いた状態で収納されそうになった場合、幅方向でエンドフェンスよりも外側に位置する後端壁部にシート材の給送方向後端が突き当たる。そして、エンドフェンスと後端壁部との間、または、複数の後端壁部同士の間で、シート材の給送方向後端が突き当たるようにシート材の向きが補正され、シート材の向きを給送方向に対して真っ直ぐにすることが可能となる。よって、収納筐体内にシート材が給送方向に対して傾いた状態で収納されることを抑制することが可能となる。
(態様B)
態様Aにおいて、第一後端壁部52及び第二後端壁部53等の後端壁部を、エンドフェンス51等のエンドフェンスを挟んで幅方向両端側にそれぞれ備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、トレイ筐体30等の収納筐体内にシート材が給紙方向等の給送方向に対して傾いた状態で収納されることを抑制する機能の向上を図ることができる。
(態様C)
態様AまたはBにおいて、トレイ筐体30等の収納筐体に対して用紙P等のシート材の幅方向に移動可能で、シート材の幅方向端部が突き当たるサイドフェンス41等のサイドフェンスを備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、サイドフェンスをシート材の幅方向端部に突き当てることで、シート材が傾いた状態で収納筐体に収納されることを抑制できる。また、サイドフェンスの位置をシート材の幅方向端部に突き当たるように調整し忘れた場合であっても、第一後端壁部52及び第二後端壁部53等の後端壁部を有することで、シート材が傾いた状態で収納筐体に収納されることを抑制できる。
(態様D)
態様A乃至Cの何れかの態様において、トレイ筐体30等の収納筐体に対して固定され、収納筐体における用紙P等のシート材を収納し得る領域の給紙方向下流端等の給送方向下流端に前端壁部42等の前端壁部を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート材の後端だけでなく前端も突き当てることができ、シート材が傾いた状態で収納筐体に収納されることを抑制できる機能の向上を図ることができる。
(態様E)
態様Dにおいて、前端壁部42等の前端壁部を、幅方向の中央部を挟んで幅方向両端側にそれぞれ備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、トレイ筐体30等の収納筐体内にシート材が給紙方向等の給送方向に対して傾いた状態で収納されることを抑制する機能の向上を図ることができる。
(態様F)
態様DまたはEにおいて、前端壁部42等の前端壁部は、A4サイズ等の所定のサイズの用紙P等のシート材の給紙方向前端等の給送方向前端における角部等の幅方向端部から30[mm]以内の部分に突き当たる構成である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート材が給紙方向等の給送方向に対して左右に傾いた状態で収納されることを防止する効果の向上を図ることができる。
(態様G)
態様D乃至Fの何れかの態様において、第一後端壁部52及び第二後端壁部53等の後端壁部と前端壁部42等の前端壁部との給紙方向等の給送方向の距離は、A4サイズまたはリーガルサイズ等の所定のサイズのシート材の長さに対応した長さ(±5[mm]の範囲等)である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、後端壁部と前端壁部との間で、用紙P等のシート材を挟みこむことができ、シート材が給紙方向等の給送方向に対して斜めに置かれることを防止できる。
(態様H)
態様A乃至Gの何れかの態様において、第一後端壁部52及び第二後端壁部53等の後端壁部は、A4サイズまたはリーガルサイズ等の所定のサイズの用紙P等のシート材の給紙方向後端等の給送方向後端における幅方向端部(角部等)から30[mm]以内の部分に突き当たる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート材が給紙方向等の給送方向に対して左右に傾いた状態で収納されることを防止する効果の向上を図ることができる。
(態様I)
態様F乃至Hの何れかの態様において、所定のサイズの用紙P等のシート材は、トレイ筐体30等の収納筐体に収納し得る最大サイズ(A4サイズまたはリーガルサイズ等)のシート材である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、第一後端壁部52及び第二後端壁部53等の後端壁部を配置した構成で、後端壁部が他のサイズのシート材の収納を阻害する問題が生じることを抑制できる。
(態様J)
態様A乃至Iの何れかの態様において、エンドフェンス51等のエンドフェンスは、用紙P等のシート材との接触部に、給紙方向等の給送方向に対する上下方向の傾きが変動する加圧板51a等の可動板を有する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート材の給紙方向後端等の給送方向後端を可動板で給送方向に押すことで、収納されるシート材が減少しても、シート材を給紙ローラ2に追従させる等のシート材を給送可能な状態を維持することが出来る。
(態様K)
態様A乃至Jの何れかの態様において、トレイ筐体30等の収納筐体の後側筐体後端壁55等の給紙方向上流端部等の給送方向上流端部は、切れ目の無い全面壁状に形成された壁部である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、収納筐体を箱形状とすることが可能となり、箱形状とすることで収納筐体の内部へのほこり等の異物の侵入を防止することができる。また、箱形状とすることで収納筐体の内部の音が外部に漏れることを抑制することができる。
(態様L)
態様A乃至Kの何れかの態様において、トレイ筐体30等の収納筐体は、給紙方向下流側等の給送方向下流側の筐体を形成する前側筐体40等の下流側筐体と、給紙方向上流側等の給送方向上流側の筐体を形成する後側筐体50等の上流側筐体と、を備え、上流側筐体は下流側筐体に対して給紙方向等の給送方向に平行な方向に移動可能である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、用紙P等のシート材が給送方向に対して傾いた状態で収納されることを抑制する機能を、二つのサイズ等の複数のサイズのシート材で得ることができる。
(態様M)
態様Lにおいて、エンドフェンス51等のエンドフェンスは、後側筐体50等の上流側筐体に対して移動可能に支持されており、上流側筐体を前側筐体40等の下流側筐体に対して移動させても、エンドフェンスに対する第一後端壁部52及び第二後端壁部53等の後端壁部の位置関係は変動しない。
これによれば、上記実施形態について説明したように、トレイ筐体30等の収納筐体が非延長状態及び延長状態等の複数の長さの状態となっても、幅方向でエンドフェンスよりも外側に位置する後端壁部にシート材の給紙方向後端等の給送方向後端が突き当たる構成を維持できる。これにより、二つのサイズ等の複数のサイズのシート材について、収納筐体内にシート材が給紙方向等の給送方向に対して傾いた状態で収納されることを抑制することが可能となる。
(態様N)
シート材収納手段と、シート材収納手段に収納された用紙P等のシート材に搬送力を付与する給紙ローラ2等の給送搬送手段とを備える給紙装置200等のシート材給送装置において、シート材収納手段として、態様A乃至Mの何れかに係る給紙トレイ1等のシート材収納装置を有する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート材の斜め送りを抑制することができる。
(態様O)
態様LまたはMの構成を備える態様Nにおいて、後側筐体50等の上流側筐体を前側筐体40等の下流側筐体に対して給紙方向等の給送方向とは逆方向に移動させ、トレイ筐体30の収納筐体の給送方向の長さを延長したときに、収納筐体の給紙方向上流端側等の給送方向上流端側の上面を覆う給紙トレイ上面カバー60等の延長筐体カバー部材を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、収納筐体の給送方向の長さを延長したときに、収納筐体の中身が見えてしまうことを防止できる。
(態様P)
用紙P等のシート材に画像を形成する画像形成部20等の画像形成手段と、画像形成手段へ向けてシート材を給送する給送手段とを備えたプリンタ100等の画像形成装置において、給送手段として、態様NまたはOに係る給紙装置200等のシート材給送装置を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート材に対して画像が斜めに形成される画像不良の発生を抑制することができる。
1 給紙トレイ
2 給紙ローラ
3 手差し給紙トレイ
4 手差し給紙ローラ
5 レジストローラ対
6 感光体
7 作像部
8 転写装置
9 定着装置
10 排紙部
16 排紙ローラ対
19 排紙トレイ
20 画像形成部
21 用紙搬送路
22 分離ローラ
30 トレイ筐体
40 前側筐体
41 サイドフェンス
41a 第一サイドフェンス
41b 第二サイドフェンス
42 前端壁部
42a 前端壁面
43 上昇底板
50 後側筐体
51 エンドフェンス
51a 加圧板
51b スライド部
51c 加圧バネ
52 第一後端壁部
52a 第一後端壁面
53 第二後端壁部
53a 第二後端壁面
54 延長レバー
55 後側筐体後端壁
60 給紙トレイ上面カバー
61 カバー付勢バネ
100 プリンタ
200 給紙装置
P 用紙
特許4204990号

Claims (9)

  1. シート材に画像を形成する画像形成手段と、
    シート材収納装置と前記シート材収納装置に収納されたシート材に搬送力を付与する給送搬送手段とを備えるシート材給送装置とを備え、
    前記シート材収納装置は、給送対象に向けて給送されるシート材を収納する収納筐体と、前記収納筐体に対して移動可能で、シート材の給送方向後端に突き当たるエンドフェンスとを有する画像形成装置において、
    前記シート材収納装置は、前記収納筐体に対して固定され、前記収納筐体におけるシート材を収納し得る領域の給送方向上流端で、且つ、幅方向で前記エンドフェンスよりも外側の箇所に後端壁部を備え、
    前記収納筐体は、給送方向下流側の筐体を形成する下流側筐体と、給送方向上流側の筐体を形成する上流側筐体とを有し、
    前記上流側筐体は、装置本体内に完全に収納される収納位置と、前記装置本体から一部が出っ張る延長位置との間を前記下流側筐体に対して給送方向に平行な方向に移動可能であり、
    前記上流側筐体の装置本体から出っ張った部分の上部を覆う給紙トレイ上面カバーと、
    前記給紙トレイ上面カバーを前記給送方向に付勢するカバー付勢バネとを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    前記シート材収納装置は、前記収納筐体に対して固定され、前記収納筐体におけるシート材を収納し得る領域の給送方向下流端に前端壁部を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置において、
    前記前端壁部は、所定のサイズのシート材の給送方向前端における幅方向端部から30[mm]以内の部分に突き当たる構成であることを特徴とする画像形成装置
  4. 請求項2または3の画像形成装置において、
    前記後端壁部と前記前端壁部との給送方向の距離は、所定のサイズのシート材の長さに対応した長さであることを特徴とする画像形成装置
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の画像形成装置において、
    前記後端壁部は、所定のサイズのシート材の給送方向後端における幅方向端部から30[mm]以内の部分に突き当たる構成であることを特徴とする画像形成装置
  6. 請求項3乃至4の何れかに記載の画像形成装置において、
    前記所定のサイズのシート材は、前記収納筐体に収納し得る最大サイズのシート材であることを特徴とする画像形成装置
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の画像形成装置において、
    前記エンドフェンスは、前記シート材との接触部に、給送方向に対する上下方向の傾きが変動する可動板を有することを特徴とする画像形成装置
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の画像形成装置において、
    前記収納筐体の給送方向上流端部は、切れ目の無い全面壁状に形成された壁部であることを特徴とする画像形成装置
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の画像形成装置において、
    前記エンドフェンスは、前記上流側筐体に対して移動可能に支持されており、
    前記上流側筐体を前記下流側筐体に対して移動させても、
    前記エンドフェンスに対する前記後端壁部の位置関係は変動しないことを特徴とする画像形成装置
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