JP3664795B2 - 壁掛け形空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体背面で配管を壁面貫通させて設置する壁掛け形空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、いわゆるエアコンで代表される空気調和機の普及は目覚ましいものがあり、各家庭に多く設置されるようになっている。
【0003】
ところで、このような空気調和機は、冷暖房のためのエアを吹き出すための室内ユニットと、冷暖房に必要な熱源を生成するための室外ユニットから構成している。このうちの室内ユニットは、部屋の壁面などに据え付けられるが、この据え付けの際、ユニット背面から導出される接続配管・配線を室外に設置される室外ユニットに接続するための作業が必要となる。
【0004】
この場合、室内ユニットを据え付ける壁面に設けられた貫通穴を通して接続配管・配線を室外に導出することになるが、この際、ユニット背面の接続配管・配線の導出部に貫通穴が一致していれば、さほど問題にならないが、仮に接続配管・配線の導出部と反対側に貫通穴が位置するような場合は、接続配管・配線を室内ユニットの背部を横切って反対側まで引き回して貫通穴より室外に導出すようにしている。
【0005】
そこで、従来では、このような場合、図4(a)に示すように室内ユニット1の上部を、壁面2に設けた据え付け板3に引っ掛けて、室内ユニット1の下部を浮かせ、この状態から接続配管・配線を室内ユニット1の後部を横切って反対側まで引き回す作業を行い、その後に同図(b)に示すように室内ユニット1下部の浮きを戻して据え付け板3に固定するようにしている。
【0006】
しかして、従来、このような室内ユニット1は、図5に示すように構成したものがある。この場合、ユニットベース5前面にフロントパネル6を設けている。このフロントパネル6は、前面および上面にエア吸い込み口61を有し、また、前面の下部にエア吹き出し口62を有している。
【0007】
また、このフロントパネル6の内側に、エアフィルタ7を介して熱交換器8を配置し、さらに、この熱交換器8の内側にクロスフローファン9を配置していて、この熱交換器8で生成される冷暖房のためのエアをクロスフローファン9の回転によりフロントパネル6のエア吹き出し口62より吹き出すようにしている。なお、10は、エア吹き出し口62より吹き出されるエアの方向を可変するためのルーバである。
【0008】
そして、このように構成した室内ユニット1のユニットベース5後部の真中付近にサポート11を設けている。このサポート11は、取り付け部51に上下方向に回動自在に支持されており、上述した接続配管・配線の引き回し作業を要する場合は、サポート11を図示時計方向に回動して図示実線の起立状態にして、サポート11先端を据え付け板に突き当てることで、室内ユニット1の下部を浮かせるようにする。そして、その後の作業の終了を待って、サポート11を図示反時計方向に回動させて、図示破線の倒した状態に戻すようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような構成によると、サポート11を取り付けるユニットベース5の取り付け部51は、ユニットベース5後部の真中付近に設けられるため、特に、作業終了によりサポート11を倒した状態に戻すには、手を奥の方まで差し込むとともに、サポート11を上方向に回動操作しなければならないため、作業性が悪く、また、このような作業は、室内ユニット1後部を横切る接続配管・配線の上部の狭い空間で行わなければならないため、さらに作業性が悪化するという問題点があった。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、サポート操作のための作業性を改善できる壁掛け形空気調和機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、本体背面で配管を壁面貫通させて配置され、かつ前記本体が壁掛け時に上下方向に回動支持される壁掛け形空気調和機において、
前記本体を構成するベース下部の配管収容凹部内の底壁奥に支持軸により前記本体の上下方向の回動に対し直交する方向に回動可能に支持され、壁掛け時に本体を支える位置に回動可能で、かつ不使用時に前記凹部内位置に収容可能な所定長さのサポートを設置するように構成している。
【0013】
この結果、本発明によれば、本体の配管収容凹部のデッドスペースを利用してサポートが設けられ、かかるサポートの回動操作を配管などと干渉しない比較的広い空間で行なうことができるので、据付けの際におけるサポート操作のための作業性が改善される。
【0014】
また、本発明によれば、据付けの際に本体を持ち上げて上方向に回動させた状態で、サポートを水平方向に引き出し、また、押し込むように回動操作できるので、サポートのセット、リセットのための操作をさらに簡単なものにできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に従い説明する。
【0016】
図1は、本発明が適用される室内ユニットを後方から見た図を示している。図において、21は室内ユニットで、この室内ユニット21は、ユニットベース211の後面下部に接続配管・配線22を収容する配管収容凹部212を形成している。この配管収容凹部212に収容された接続配管・配線22は、壁面の貫通穴(図示せず)を通って室外に導出されるもので、この貫通穴が接続配管・配線22の導出部と反対側に位置する場合は、図示のように配管収容凹部212に沿って配置されるようになっている。
【0017】
そして、この室内ユニット21は、壁面に設けられた据え付け板23に取り付けられる。この場合、室内ユニット21は、ユニットベース211上部を据え付け板23の引っ掛け部231に引っ掛けて上下方向に回動可能にした状態から、接続配管・配線22の室内ユニット21などの引き回し作業などを行った後に、据え付け板23に固定するようにしている。
【0018】
図2は、このような室内ユニット21の概略構成を示している。この場合、ユニットベース211前面にフロントパネル24を設けている。このフロントパネル24は、前面および上面にエア吸い込み口241を有し、また、前面の下部にエア吹き出し口242を有している。
【0019】
このフロントパネル24の内側には、エアフィルタ25を介して熱交換器26を配置し、さらに、この熱交換器26の内側にクロスフローファン27を配置していて、この熱交換器26で生成される冷暖房のためのエアをクロスフローファン27の回転によりフロントパネル24のエア吹き出し口242より吹き出すようにしている。なお、28は、エア吹き出し口242より吹き出されるエアの方向を可変するためのルーバである。
【0020】
ユニットベース211の後面下部に配管収容凹部212を有し、この配管収容凹部212に接続配管・配線22を収容している。また、この配管収容凹部212の底壁奥に、所定長さのサポート29を回転可能に支持している。
【0021】
図3は、このようなサポート29の支持構造を拡大して示すもので、ユニットベース211の配管収容凹部212内の底壁奥部に突出部213を形成し、この突出部213に支持軸291によりサポート29の基端部を回転可能に支持している。この場合、室内ユニット21が据え付け板23の引っ掛け部231に引っ掛けられて上下方向に回動可能になるのに対して、サポート29は、室内ユニット21の上下方向の回動に直交する方向、つまり水平方向に回動するようになっている。
【0022】
しかして、このような構成とすると、サポート29は、常時、配管収容凹部212内にしまわれている。そして、据付け時の壁面の貫通穴の位置の関係から接続配管・配線22の引き回し作業を必要とする場合は、サポート29を水平方向に回動させながら配管収容凹部212内から引き出し、図示状態まで突設させ、この状態で、サポート29先端を据え付け板23面に突き当てることで、室内ユニット21の下部を浮かせるようにする。そして、その後の作業の終了を待って、再びサポート29を水平方向に回動させ、配管収容凹部212内に収納するようになる。
【0023】
従って、このようにすれば室内ユニット21のユニットベース211の後面下部に形成された、接続配管・配線22を収容する配管収容凹部212の底壁奥に、支持軸291を介してサポート29を回転可能に支持するようになっていて、室内ユニット21の据付け時には、室内ユニット21を支える位置に回動させて、室内ユニット21下部を浮かせるように支持し、サポート29の不使用時には、配管収容凹部212内に収納できるので、ユニットベース211の後面下部の接続配管・配線22を収容するための配管収容凹部212のスペースを有効に利用してサポート29が設けられ、これによりサポート29の回動操作を接続配管・配線22などと干渉しない比較的広い空間で行うことができるようになり、サポート操作のための作業性を大幅に改善することができる。
【0024】
また、据付けの際に、室内ユニット21を持ち上げて上方向に回動させた状態で、サポート29を水平方向に引き出し、または押し込むように回動操作できるので、サポート29のセット、リセットのための操作をさらに簡単なものにできる。
【0025】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、本体の配管収容凹部のデッドスペースを利用してサポートが設けられ、サポートの回動操作を配管などと干渉しない比較的広い空間で行うことができるので、サポート操作のための作業性を大幅に改善することができる。
【0026】
また、据付の際に本体を持ち上げて上方向に回動させた状態で、サポートを水平方向に引き出し、または押し込むように回動操作できるので、サポートのセット、リセットのための操作をさらに簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態が適用される室内ユニットを後方から見た図。
【図2】 一実施の形態の室内ユニットの概略構成を示す図。
【図3】 一実施の形態のサポートの支持構造を拡大して示す図。
【図4】 壁掛け形空気調和機の室内ユニットの据え付け作業を説明するための図。
【図5】 従来の壁掛け形空気調和機の室内ユニットの概略構成を示す図。
【符号の説明】
21…室内ユニット、
211…ユニットベース、
212…配管収容凹部、
213…突出部、
22…接続配管・配線、
23…据え付け板、
231…引っ掛け部、
24…フロントパネル、
241…エア吸い込み口、
242…エア吹き出し口、
25…エアフィルタ、
26…熱交換器、
27…クロスフローファン、
28…ルーバ、
29…サポート、
291…支持軸。
Claims (1)
- 本体背面で配管を壁面貫通させて配置され、かつ前記本体が壁掛け時に上下方向に回動支持される壁掛け形空気調和機において、
前記本体を構成するベース下部の配管収容凹部内の底壁奥に支持軸により前記本体の上下方向の回動に対し直交する方向に回動可能に支持され、壁掛け時に本体を支える位置に回動可能で、かつ不使用時に前記凹部内位置に収容可能な所定長さのサポートを設置してなることを特徴とする壁掛け形空気調和機。
Priority Applications (1)
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JP03583896A JP3664795B2 (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 壁掛け形空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03583896A JP3664795B2 (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 壁掛け形空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09210453A JPH09210453A (ja) | 1997-08-12 |
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Family
ID=12453126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03583896A Expired - Fee Related JP3664795B2 (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 壁掛け形空気調和機 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (3)
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CN210463231U (zh) | 2019-07-08 | 2020-05-05 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调器室内机 |
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-
1996
- 1996-01-31 JP JP03583896A patent/JP3664795B2/ja not_active Expired - Fee Related
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