JP3664784B2 - 広域監視装置 - Google Patents

広域監視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3664784B2
JP3664784B2 JP28380295A JP28380295A JP3664784B2 JP 3664784 B2 JP3664784 B2 JP 3664784B2 JP 28380295 A JP28380295 A JP 28380295A JP 28380295 A JP28380295 A JP 28380295A JP 3664784 B2 JP3664784 B2 JP 3664784B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving object
identification information
monitoring
information
identification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28380295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09130781A (ja
Inventor
村 健 児 北
基 孫 中
中 武 久 田
澤 和 史 水
岡 利 和 藤
真 人 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP28380295A priority Critical patent/JP3664784B2/ja
Publication of JPH09130781A publication Critical patent/JPH09130781A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3664784B2 publication Critical patent/JP3664784B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、広い領域に渡って人物や車両等移動物体の監視を行う広域監視装置に関するものであり、交通管制や駐車場管理、あるいはビル・工場監視等の監視システムに応用されるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、可視、赤外線および3次元計測の複数の画像入力部(以降、カメラと呼ぶ。)により撮像された画像情報を用いて、複数のカメラの監視対象領域での人物や車両等の移動物体の追跡により不審者や侵入者の監視を行う自動監視システムにが知られている。
【0003】
これまでの複数のカメラを用いた監視システムは、カメラの画像情報を人間がモニタするものが一般的であった。このようなシステムでは、人間がモニタするため少ないデイスプレイで構成されており、各カメラの画像情報を適当な時間間隔で切り替えているが、人間のモニタリング機能に頼る方法では見落としが発生することがあるので、上記のような人間のモニタリング機能に頼らないで自動的にシステムが監視を行う機器の開発が行われている。
【0004】
図5は複数のカメラの画像情報を処理する従来の自動監視システムの構成を示すものである。図5において、51は移動物体認識装置であり、監視対象領域の画像情報を入力する画像入力部511と、画像入力部511の画像情報を処理して画像情報内における移動物体の位置及び特徴量を検出して移動物体を認識する移動物体認識部512と、画像情報及び移動物体認識部512によって検出された前述の情報をネットワーク53に送出するインタフェース部513とから構成される。移動物体認識装置51は1台以上で構成できるものとする。52は移動物体追跡装置であり、各々の移動物体認識装置51において検出されネットワーク53を介して送られてきた情報を受信するインタフェース部521と、各々の移動物体認識装置51において検出された情報を統合して、監視対象領域地図上で移動物体を追跡する移動物体追跡部522とから構成される。移動物体認識装置51と移動物体追跡装置52とは、何れもネットワーク53に接続されている。
【0005】
次に、上記従来例の動作について説明する。複数の画像入力部511は、監視対象領域を俯瞰撮像し、得られた画像情報は、移動物体認識部512において処理される。移動物体認識部512は、フレーム間差分処理もしくは背景差分処理等の前処理及びその後ノイズ除去処理や領域整形処理を行って監視対象領域内に存在する対象物体領域を検出する。次に検出された領域内の画像情報を処理して対象物体の特徴量を検出する。特徴量としては、形状、色・輝度、テクスチャを用いる。更に、検出した領域の画像上の座標を画像入力部511の設置条件に基づいて監視対象領域地図上の座標に変換し、対象物体の位置情報とする。これらの情報はインタフェース部513からネットワーク53を介して移動物体追跡装置52へと送られる。移動物体追跡装置52は、複数の移動物体認識装置51から送られてきた情報をインタフェース部521で受信し、移動物体追跡部522で統合し、監視対象領域地図上において対象物体を追跡して行く。ここで監視対象領域地図上に警報領域を設定することにより、対象物体の警報領域内への侵入を自動的に検出し、警報信号を発生させることも可能である。以上が従来例における複数カメラの画像情報を処理する自動監視システムである。
【0006】
一方、人物や車両を個体識別する従来技術は複数存在する。人物個体識別技術としては、その人物が有する固有の特徴を認識して人物識別を行う方法と、特定の人物に個体識別可能な物体を所持させる方法とがある。前者としては指紋照合、声紋照合、顔特徴照合及び眼底網膜照合が存在する。この内、実用化のレベルに達していると言われているものは指紋照合、眼底網膜照合である。後者は、識別情報をカード形状等の識別札内に格納して所持させ、識別処理時にこの情報を読み出すもので、読み出し方法によって接触型及び非接触型に分類される。接触型としては磁気カード読取方式、非接触型としては無線通信方式が代表的である。車両を個体識別する技術としては、前述の識別札を車両に搭載して識別情報を無線通信する方式と、車両のナンバープレートの文字を認識処理して個体識別する方式が実用化されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の方式では、以下の問題点が指摘されていた。まず画像情報を用いた自動監視システムにおいては、対象物体を個体識別することは実現されていない。従来例における移動物体認識装置は、対象物体が有している特徴量を検出し、それに基づいて対象物体を認識し追跡することは可能であるが、個体を識別し、不審な物体であることを判断することまでは不可能である。対象物体を追跡し、その軌跡情報から行動解析を行い、不審物体を検出するという、より高度な監視は現状では実用のレベルに達していない。
【0008】
一方、人物や車両の個体識別技術であるが、これらの個体識別は識別処理を実施した地点においてのみ実現されるものであり、対象物体が再び移動した後に識別を継続することは困難である。したがって、個体識別を入口やその他特定の場所において実施し、その情報のみ管理する、いわゆる特定点監視というのが一般的な個体識別応用システムの形態であった。このような特定点監視に対して、より広い範囲を監視領域として設定し、その領域内に存在する対象物体を継続的に識別し監視するという、いわゆる広域監視に対する要望が高まってきた。指紋照合、眼底網膜照合、磁気カード読取、自動車ナンバープレート認識等は、何れも識別装置を設置した特定点で個体識別が実現されるものであり、これらの装置は広域監視を実現する性格のものではない。無線通信を用いる場合は、ある程度広い範囲で個体識別は可能であるが、この場合も識別札を所持している対象物体の識別のみが可能であり、識別札を所持していない不審物体を検出することはできず、広域監視を実現することはできない。
【0009】
本発明は、上記従来の問題点を解決するものであり、対象物体の個体識別情報とその物体の監視対象領域地図上の座標情報を対応付けることによって監視領域内に存在する対象物体を識別し、識別完了後は対象物体が監視領域内を移動しても対象物体を識別したまま追跡することができ、広い領域に渡って人物や車両等移動物体の監視を行うことのできる広域監視装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の広域監視装置は、移動物体認識装置、移動物体追跡装置、個体識別装置及び照合装置によって構成される。移動物体認識装置は、画像情報を処理して画像情報内における移動物体の位置及び色・輝度、形状等の特徴量を検出して移動物体を認識し、その情報をネットワークに送出する。移動物体追跡装置は、ネットワークを介して送られてきた移動物体検出情報を統合して、移動物体を監視対象領域地図上で追跡する。個体識別装置は、前述の個体識別手段を用いて対象物体が有する識別情報を検出して個体を識別する。照合装置は、個別識別装置により検出された識別情報をネットワークを介して受信し、予め登録してある登録識別情報を検索して照合処理を行い、結果を移動物体追跡装置に送信する。移動物体追跡装置は、対象物体が個体識別装置において識別されて識別情報が出力された時点で、その識別情報とその物体の移動物体追跡装置における監視対象領域地図上の座標情報を対応付け、移動物体追跡装置の追跡情報に個体識別装置の識別情報を結合させるとともに、照合装置から照合結果が送られてきた時点で、その情報をも結合させる。
【0011】
本発明の広域監視装置は、上記構成により、対象物体の個体識別情報とその物体の監視対象領域地図上の座標情報を対応付けることによって監視領域内に存在する対象物体を識別し、識別完了後は対象物体が監視領域内を移動しても対象物体を識別したまま追跡することが可能である。また個体識別装置において対象物体が正常識別されずに識別情報が発せられなかった場合は、その識別不可情報とその物体の監視対象領域地図上の座標情報を対応付け、移動物体を不審物体として識別し追跡することも可能である。また不審物体を追跡し、予め設定してあった監視対象領域地図上の警報領域内に侵入した時点で警報信号を発生することも可能である。更には、照合装置において予め登録してある登録識別情報を検索して識別情報を照合し、その結果を監視対象領域地図上の座標情報に対応付けることにより、正規に登録されていることの確認もしくは手配物体を検出し追跡することも可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、監視対象領域の画像情報から移動物体の位置と色、輝度、形状を含む特徴量とを検出し、前記移動物体の位置を、前記監視対象領域を示す監視対象領域地図の座標に変換し、前記移動物体の座標と前記特徴量とを出力する移動物体認識装置と、予め定められた領域に設置され、前記移動物体が有する識別情報を検出する個体識別装置と、前記個体識別装置で検出された移動物体の識別情報を、予め登録してある登録識別情報を検索し、前記識別情報と前記登録識別情報とが一致するかを照合し、照合結果を出力する照合装置と、前記移動物体認識装置からの移動物体の座標と特徴量の情報、前記個体識別装置からの識別情報及び前記照合装置からの照合結果を結合し、前記移動物体を前記監視対象領域地図上で追跡する移動物体追跡装置とを有する広域監視装置とするものであり、対象物体の個体識別情報とその物体の監視対象領域地図上の座標情報を対応付けることによって監視領域内に存在する対象物体を識別し、識別完了後は対象物体が監視領域内を移動しても対象物体を識別したまま追跡することが可能である。
【0013】
本発明の請求項2に記載の発明は、前記移動物体認識装置が、監視対象領域の画像情報を入力する画像入力部と、前記画像情報から移動物体の位置及び特徴量を検出し、前記移動物体の位置を、前記監視対象領域を示す監視対象領域地図の座標に変換し、前記移動物体の座標と前記特徴量とを出力する移動物体認識部と、前記移動物体の座標と特徴量の情報をネットワークに送出するインタフェース部とを含み、前記個体識別装置が、前記移動物体が有する識別情報を検出する個体識別部と、前記移動物体の識別情報を出力するインタフェース部とを含み、照合装置が、前記移動物体の識別情報と登録識別情報とを照合して照合結果を出力する照合部と、前記照合結果を送信するインタフェース部とを含み、前記移動物体追跡装置が、ネットワークを介して前記移動物体の座標と特徴量の情報、前記識別情報及び前記照合結果を受信するインタフェース部と、前記移動物体の座標と特徴量の情報を統合して、前記監視対象領域地図上で前記移動物体を追跡する移動物体追跡部と、前記移動物体の識別情報と前記移動物体追跡部における移動物体の監視対象領域地図上の座標情報とを対応付け、さらに前記照合結果と結合させて、正常物体と不審物体とで表示部における表示色を変更させる識別情報結合部と、前記識別情報結合部の処理結果を前記監視対象領域地図上に表示する表示部とを含む請求項1記載の広域監視装置とするものであり、対象物体の個体識別情報とその物体の監視対象領域地図上の座標情報を対応付けることによって監視領域内に存在する対象物体を識別し、識別完了後は対象物体が監視領域内を移動しても対象物体を識別したまま追跡することが可能である。
【0014】
本発明の請求項3に記載の発明は、移動物体認識装置を複数備え、各画像入力部は、比較的広い監視対象領域を俯瞰撮像するように設置されている請求項2記載の広域監視装置とするものであり、広い監視領域を隈なく撮影することができる。
【0015】
本発明の請求項4に記載の発明は、移動物体認識装置の各画像入力部の撮像範囲が、他の画像入力部の撮像範囲と重複するか、重複しないかが事前に設定されている請求項3記載の広域監視装置とするものであり、移動物体の位置情報を的確に伝えることができる。
【0018】
本発明の請求項に記載の発明は、移動物体追跡装置が、同一方向に移動している複数の移動物体の特徴量から作成した特徴量列を用いて前記複数の移動物体を識別した後、前記複数の移動物体内の個々の移動物体を、前記個々の移動物体の特徴量を用いて識別する請求項1ないし4のいずれかに記載の広域監視装置とするものであり、個々の移動物体の識別が困難な場合に対応することができる。
【0019】
本発明の請求項に記載の発明は、移動物体追跡装置が、識別情報と前記識別情報が示す移動物体の監視対象領域地図上の座標情報を対応付けて前記移動物体を識別済物体として識別し、前記識別情報が対応付けされない前記移動物体を認識不可物体として識別する請求項1ないし5のいずれかに記載の広域監視装置とするものであり、正常に識別できない場合に、それを認識不可物体と認定することができる。
【0021】
本発明の請求項に記載の発明は、移動物体追跡装置が、不審物体又は認識不可物体が予め設定してあった監視対象領域地図上の警報領域内に侵入した時点で警報信号を発生する侵入監視機能を更に含む請求項6記載の広域監視装置とするものであり、金庫、兵器庫等の監視を確実に行なうことができる。
【0024】
本発明の請求項に記載の発明は、個体識別装置が、移動物体に付帯され無線媒体である無線通信識別札から出力される識別情報を受信する無線通信装置によって移動物体を識別する請求項1ないし7のいずれかに記載の広域監視装置とするものであり、個体を非接触に識別することができる。
【0025】
本発明の請求項に記載の発明は、個体識別装置が、移動物体に付帯された文字表示媒体である識別札を画像入力手段及び文字認識手段を用いて識別情報を認識することで前記移動物体を識別する請求項1ないし7のいずれかに記載の広域監視装置とするものであり、自動車のナンバープレート等を識別することができる。
【0026】
本発明の請求項10に記載の発明は、個体識別装置が、移動物体に付帯された磁気カードから識別情報を読み取る磁気カード読取装置を用いて識別情報を認識することで前記移動物体を識別する請求項1ないし7のいずれかに記載の広域監視装置とするものであり、人物の識別を確実に行なうことができる。
【0027】
本発明の請求項11に記載の発明は、個体識別装置が、人物を移動物体とし、人物の指紋画像を認識して人物を識別する人物識別手段を用いて識別情報を認識することで前記移動物体を識別する請求項1ないし7のいずれかに記載の広域監視装置とするものであり、人物の識別を確実に行なうことができる。
【0028】
本発明の請求項12に記載の発明は、個体識別装置が、人物を移動物体とし、人物の眼底網膜像を認識して人物を識別する人物識別手段を用いて識別情報を認識することで前記移動物体を識別する請求項1ないし7のいずれかに記載の広域監視装置とするものであり、人物の識別を確実に行なうことができる。
【0029】
本発明の請求項13に記載の発明は、移動物体認識装置が、可視光撮像装置及び赤外光撮像装置を備え、太陽光照射時間帯は前記可視光撮像装置を画像入力部として用い、照射光が前記可視光撮像装置の撮像可能限界以下となった時点で、前記赤外光撮像装置を画像入力部として用いる請求項1ないし12のいずれかに記載の広域監視装置とするものであり、夜間における対象物体の監視を確実に行なうことができる。
【0030】
本発明の請求項14に記載の発明は、移動物体認識装置が、可視光撮像装置、赤外光放射装置及び赤外光撮像装置を備え、太陽光照射時間帯は前記可視光撮像装置を画像入力部として用い、照射光が前記可視光撮像装置の撮像可能限界以下となった時点で、前記赤外光放射装置が赤外光を放射し、前記赤外光撮像装置を画像入力部として用いる請求項13記載の広域監視装置とするものであり、夜間における対象物体の監視を確実に行なうことができる。
【0031】
本発明の請求項15に記載の発明は、移動物体認識装置が、可視光撮像装置及び超低照度撮像装置を備え、太陽光照射時間帯は前記可視光撮像装置を画像入力部として用い、照射光が前記可視光撮像装置の撮像可能限界以下となった時点で、前記超低照度撮像装置を画像入力部として用いる請求項1ないし12のいずれかに記載の広域監視装置とするものであり、夜間における対象物体の監視を確実に行なうことができる。
【0032】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の第1の実施の形態における広域監視装置の構成を示すものであり、ビルや工場の構内のような比較的広い領域を監視領域として設定し、その領域内に存在している人物や車両を追跡して監視を行うものである。
【0033】
図1において、11は移動物体認識装置であり、監視対象領域の画像情報を入力する画像入力部111と、画像入力部111の画像情報を処理して画像情報内における移動物体の位置及び特徴量を検出し、移動物体を認識する移動物体認識部112と、画像情報及び移動物体認識部112によって検出された情報をネットワーク15に送出するインタフェース部113から構成される。移動物体認識装置11は1台以上で構成できるものとする。12は移動物体追跡装置であり、各々の移動物体認識装置11において検出されネットワーク15を介して送られてきた情報及び画像入力部111の画像情報を受信するインタフェース部121と、各々の移動物体認識装置11において検出された情報を統合して、移動物体の監視対象領域地図上で移動物体を追跡する移動物体追跡部122と、対象物体が個体識別装置13において識別され識別情報が出力された時点で、その識別情報とその物体の移動物体追跡部122における監視対象領域地図上の座標情報を対応付け、移動物体追跡部122の追跡情報に個体識別装置13の情報を結合させる識別情報結合部123と、識別情報結合部123の処理結果の監視対象領域地図上の軌跡図等および受信した画像情報を表示する表示部124から構成される。13は個体識別装置であり、対象物体が有する識別情報を検出することにより個体を識別する個体識別部131と、識別結果をネットワーク15に送出するインタフェース部132から構成される。14は照合装置であり、個別識別装置13により検出された識別情報を受信するインタフェース部141と、識別情報を予め登録してある登録識別情報を検索して照合する照合部142とから構成される。移動物体認識装置11、移動物体追跡装置12、個体識別装置13及び照合装置14は、何れもネットワーク15に接続されている。
【0034】
次に、上記のように構成された広域監視装置の動作について説明する。複数の画像入力部111は、ビルや工場の構内のような比較的広い領域を監視対象領域として俯瞰撮像する。画像入力部111は、通常のITVカメラとして用いられる可視光撮像カメラ装置及び赤外光撮像カメラを併用し、可視光撮像カメラ、赤外光撮像カメラ、屋外照度計測器、赤外光放射装置及び映像信号切替器によって構成される。屋外照度計測器は、屋外の照度を計測し、照度が可視光撮像カメラの撮像限界以上の場合は、可視光撮像カメラを画像入力として用い、可視光撮像カメラの撮像可能限界を下回った時点で、赤外光撮像カメラを画像入力として用いる。画像入力の切替は、映像信号切替器によって行う。また屋外照度計測器は、赤外光撮像カメラを用いるときに赤外光放射装置を動作させ、赤外光を放射する。尚、赤外光放射装置は、赤外光撮像カメラが近赤外領域(波長800nm〜1μm)を撮像する際にのみ用いることとし、更に長波長領域を撮像する場合(波長5〜10μm)には用いない。また、若干の照度(0.01〜0.001lx)が保証される環境下においては、赤外光撮像カメラの代わりに超低照度カメラを用いても良い。この場合、赤外光放射装置は不要である。
【0035】
画像入力部111によって得られた画像情報は、移動物体認識部112において処理される。移動物体認識部112は、フレーム間差分処理もしくは背景差分処理等の前処理及びその後ノイズ除去処理や領域整形処理を行って監視対象領域内に存在する人物や車両を対象物体領域として検出する。次に検出された領域内の画像情報を処理して対象物体の特徴量を検出する。特徴量としては、形状、色・輝度、テクスチャを用いる。更に、検出した領域の画像上の座標を画像入力部111の設置条件に基づいて監視対象領域地図上の座標に変換し、対象物体の位置情報とする。これらの情報はインタフェース部113からネットワーク15を介して移動物体追跡装置12へと送られる。
【0036】
移動物体追跡装置12は、複数の移動物体認識装置11から送られてきた情報をインタフェース部121により受信し、移動物体追跡部122で統合する。統合処理の際は上記特徴量を用いるが、画像入力部111の撮像範囲において他の画像入力部111の撮像範囲と重複が無く離散的な場合は、更に同一方向に移動している複数の移動物体の特徴量列をそれら移動物体群の特徴量とし、この移動物体群を認識した後、移動物体群内の個々の移動物体を認識する方法や、速度を算出して移動物体の出現時間を予測して認識する方法も用いる。こうして監視対象領域内に存在する対象物体を監視対象領域地図上において追跡していく。
【0037】
対象物体が、監視対象領域内の個体識別装置13の設置してある設置地点へ移動すると、個体識別装置13によって識別処理がなされ、識別情報が検出される。識別処理としては対象物体に無線通信識別札を付帯し、無線によって識別情報を通信する方法を用いる。ここで対象物体としては人物及び車両を想定している。但し、識別対象が人物の場合は人物が識別情報を記憶している磁気カードを所持し、これを磁気カード読取装置によって読み取る方法、人物の指紋照合を行い識別する方法、人物の眼底網膜照合を行い識別する方法等を用いても実現可能である。また対象物体が車両の場合は、車両に無線通信識別札を取り付けず、車両のナンバープレートの文字を認識して識別する方法等を用いても良い。
【0038】
識別処理の一例を図2を参照して説明する。図2において、21は人物及び車両に付帯されている無線通信識別札、22は無線通信装置、23は無線通信識別札21と無線通信装置22が通信可能な通信可能領域を示す。24は監視領域である。無線通信識別札21には人物及び車両を識別する識別情報が記憶されている。対象物体が通信可能領域23に入ると通信可能となり、無線通信装置22は無線通信識別札21内の識別情報を読み出す。通信可能領域23は、監視領域24よりも狭くなるため、監視領域24に入る人物及び車両は全て通信可能領域23を通り、識別処理を行うことを義務付けておく。
【0039】
図1にもどって、個体識別部131によって識別情報が検出されると、その識別結果がインタフェース部132からネットワーク15を介して照合装置14へと送られる。照合装置14は、識別情報をインタフェース部141により受信し、照合部142で予め登録してある登録識別情報を検索して照合処理を行う。登録識別情報とは、監視対象であるビルや工場等の勤務者及び常連訪問者等の識別を目的として登録されている情報である。個体識別装置13が対象物体の無線通信識別札21から識別情報を正しく受信できると、移動物体追跡装置12は、識別情報結合部123において、その識別情報を受信し、それと移動物体追跡部122における物体の監視対象領域地図上の座標情報を対応付け、移動物体追跡部122の追跡情報と個体識別装置13の識別情報を結合させる。即ち、第1の実施の形態では、個体識別された状態で対象物体の監視対象領域地図上における追跡が可能である。また識別対象が無線通信識別札21を所持していない、いわゆる不審物体の場合は識別情報が出力されず、この時点でこの移動物体を不審物体と判定することができる。また、不審物体が通信可能領域23に入らず正しく識別処理を行えなかった場合においても、この移動物体を不審物体と判定することができる。処理結果は、表示部124において監視対象領域地図上の軌跡図等に表示される。
【0040】
また、照合装置14によって登録識別情報との検索が完了すると、その結果をインタフェース部121により受信し、識別情報結合部123において追跡情報及び識別情報と結合する。結合結果は表示部124の表示にも反映させ、例えば軌跡図における表示色を正常物体と不審物体とで変更することにより、表示部124を見れば不審物体の侵入が瞬時に確認できる。ここで不審物体の侵入を検出した時点または侵入後、予め定めた一定時間経過後、もしくは監視対象領域地図上に警報領域を設定し、不審物体が警報領域内へ侵入した時点で警報信号を発生させることも可能である。また不審物体の侵入に気付き、不審物体の画像を目視にて確認したい場合は、移動物体追跡装置12を操作し、移動物体認識装置11から画像情報を転送して表示部124に表示することも可能である。
【0041】
以上のように、上記第1の実施の形態によれば、ビルや工場の構内のような比較的広い監視対象領域内において、人物や車両等の対象物体を識別して追跡することが可能であり、不審者や侵入者を自動的に監視する優れた自動監視システムを実現することができる。また、不審物体が検出された時点で、その画像情報をネットワークを使って転送し、表示することも可能であるため、観測者が必要に応じて詳細な状況を確認することが可能である。
【0042】
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、自動車ナンバープレート認識を用いた自動検問システムにおいて、検出された手配車両を追跡し、経路等の追跡情報を即座に警察官に伝達し、迅速な捕捉のための検問態勢を取ることを目的とした監視システムであり、構成は図1に示した第1の実施の形態における構成とほぼ同じなので、ここでは第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明する。
【0043】
移動物体認識装置11及び個体識別装置13は、道路上に設置される。個体識別装置13は、自動車ナンバープレート認識装置13Aであり、その構成を図3に示す。図3において、31は走行車両を検出する車両検出部、32は車両を含むナンバープレート画像を撮像する画像入力部、33は夜間走行車両においてもナンバープレート画像を画像入力部32が撮像可能なように赤外光を照射する補助照明部、34は画像入力部32の画像情報を処理してナンバープレートの全ての文字を認識する認識部であり、これらによって個別識別装置13の個体識別部131が構成される。35は認識部34の認識結果をネットワーク15に送出するインタフェース部である。個体識別装置13である自動車ナンバープレート認識装置13Aは、走行車両を車両検出部31によって検知し、この検知信号をトリガーに画像入力部32の画像情報を認識部34に静止画像として取り込む。補助照明部33がストロボ方式の場合は、検知信号をトリガーにストロボ発光も行う。認識部34は、取り込んだ画像を処理して画像内からナンバープレートを検出し、その全ての文字を認識する。認識結果はインタフェース部35からネットワーク15を介して照合装置14へと送られる。
【0044】
移動物体認識装置11及び個体識別装置13の道路上設置の状況を図4を用いて説明する。図4において、41は個体識別装置設置地点、42〜45はそれぞれ移動物体認識装置11の画像入力部111による監視領域、46は手配車両を捕捉する検問地点である。ここで監視領域44は交差点を監視しているものとする。
【0045】
画像入力部111は、図4に示すような個体識別装置設置地点41から検問地点46までの道路を監視対象領域として離散的に撮像する。画像入力部111は第1の実施の形態と同様に可視光撮像カメラ及び赤外光撮像カメラもしくは超低照度カメラを併用する。得られた画像情報は、移動物体認識部112において処理される。移動物体認識部112は、フレーム間差分処理もしくは背景差分処理等の前処理及びその後ノイズ除去処理や領域整形処理を行って、監視対象領域内に存在する車両を対象物体領域として検出する。次に検出された領域内の画像情報を処理して車両の特徴量を検出する。特徴量としては、形状、色・輝度、テクスチャを用いる。更に、検出した領域の画像上の座標を画像入力部111の設置条件に基づいて監視対象領域地図上の座標に変換し、車両の位置情報とする。これらの情報は、インタフェース部113からネットワーク15を介して移動物体追跡装置12へと送られる。
【0046】
移動物体追跡装置12は、複数の移動物体認識装置11から送られてきた情報をインタフェース部121により受信し、移動物体追跡部122で統合する。統合処理の際は、上記特徴量以外に、同一方向に移動している複数の車両の特徴量列をそれら車両群の特徴量とし、この特徴量列情報から個々の車両を認識する方法や、車両の速度を算出して移動物体の出現時間を予測して認識する方法等も用いる。こうして監視対象領域内に存在する車両を監視対象領域地図上において追跡していく。
【0047】
車両が監視領域42を走行し、個体識別装置設置地点41に到達すると、個体識別装置13の個体識別部131(自動車ナンバープレート認識装置13Aの車両検出部31から認識部34まで)によって識別処理即ちナンバープレート認識処理がなされ、識別情報即ちナンバープレート認識情報が検出される。個体識別部131によって識別情報が検出されると、その識別結果がインタフェース部132からネットワーク15を介して照合装置14へと送られる。照合装置14は識別情報をインタフェース部141により受信し、照合部142で予め登録してある登録識別情報を検索して照合する。登録識別情報とは、盗難等により手配車両として届け出がなされ登録された車両のナンバープレート情報である。
【0048】
個体識別装置13が車両の識別情報を正しく検出できると、移動物体追跡装置12は、識別情報結合部123においてその識別情報を受信し、それと移動物体追跡部122における車両の監視対象領域地図上の座標情報を対応付け、移動物体追跡部122の追跡情報と個体識別装置13の識別情報を結合させる。即ち、第2の実施の形態では、個体識別された状態で車両を監視対象領域地図上において識別済車両として追跡することが可能である。またナンバープレートが認識できず識別情報として検出できなかった場合は、識別不可車両と判定し追跡する。追跡処理結果は表示部124において監視対象領域地図上の軌跡図等に表示される。
【0049】
照合装置14によって登録識別情報との検索が完了すると、その結果をインタフェース部121により受信し、識別情報結合部123において追跡情報及び識別情報と結合する。結合結果は表示部124の表示にも反映させ、例えば軌跡図における表示色を通常の車両と手配車両とで変更することにより、表示部124を見れば手配車両の検出が瞬時に確認できる。ここで手配車両を検出した時点もしくは図4の監視領域44における交差点で手配車両が右折または左折により経路変更をした場合、更には手配車両が監視領域43で観測された後、予測された出現時間を過ぎても監視領域44において観測されない場合等の異常事態が生じた際に警報信号を発生させることも可能である。また手配車両の検出に気付き、手配車両の画像を目視にて確認したい場合は、移動物体追跡装置12を操作し、移動物体認識装置11から画像情報を転送して表示部124に表示することも可能である。
【0050】
以上のように、上記第2の実施の形態によれば、自動車ナンバープレート認識を用いた自動検問システムにおいて、検出された手配車両を追跡し、経路等の追跡情報を即座に警察官に伝達することが可能であり、手配車両を迅速に捕捉する優れた自動検問システムを実現することができる。また、手配車両が検出された時点でその画像情報をネットワークを使って転送し、表示することも可能であるため、警察官が必要に応じて詳細な状況を確認することも可能である。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、移動物体認識技術、追跡技術及び個体識別技術を融合することによって、広い監視対象領域内において、人物や車両等の対象物体を識別して追跡することが可能であり、不審者や侵入者、或いは手配車両を自動的に監視する優れた自動監視システムを実現することができる。また、不審物体検出時に警報信号を自動的に観測者に伝達することも可能である。更には、不審物体が検出された時点でその画像情報をネットワークを使って転送し、表示することも可能であるため、観測者が必要に応じて詳細な状況を確認することができ、優れた広域監視装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における広域監視装置のブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態における無線通信装置による監視を行なう場合の模式図
【図3】本発明の第2の実施の形態における自動者ナンバープレート認識装置のブロック図
【図4】本発明の第2の実施の形態における監視領域設定例を示す模式図
【図5】従来例における広域監視装置のブロック図
【符号の説明】
11 移動物体認識装置
12 移動物体追跡装置
13 個体識別装置
14 照合装置
15 ネットワーク
21 無線通信識別札
22 無線通信装置
23 通信可能領域
24 監視領域
31 車両検出部
32 画像入力部
33 補助照明部
34 認識部
35 インタフェース部
36 ネットワーク
41 個体識別装置設置地点
42〜45 監視領域
46 検問地点
51 移動物体認識装置
52 移動物体追跡装置
53 ネットワーク
111 画像入力部
112 移動物体識別部
113 インタフェース部
121 インタフェース部
122 移動物体追跡部
123 識別情報結合部
124 表示部
131 個体識別部
132 インタフェース部
141 インタフェース部
142 照合部
511 画像入力部
512 移動物体識別部
513 インタフェース部
521 インタフェース部
522 移動物体追跡部

Claims (15)

  1. 監視対象領域の画像情報から移動物体の位置と色、輝度、形状を含む特徴量とを検出し、前記移動物体の位置を、前記監視対象領域を示す監視対象領域地図の座標に変換し、前記移動物体の座標と前記特徴量とを出力する移動物体認識装置と、予め定められた領域に設置され、前記移動物体が有する識別情報を検出する個体識別装置と、前記個体識別装置で検出された移動物体の識別情報を、予め登録してある登録識別情報を検索し、前記識別情報と前記登録識別情報とが一致するかを照合し、照合結果を出力する照合装置と、前記移動物体認識装置からの移動物体の座標と特徴量の情報、前記個体識別装置からの識別情報及び前記照合装置からの照合結果を結合し、前記移動物体を前記監視対象領域地図上で追跡する移動物体追跡装置とを有する広域監視装置。
  2. 前記移動物体認識装置が、監視対象領域の画像情報を入力する画像入力部と、前記画像情報から移動物体の位置及び特徴量を検出し、前記移動物体の位置を、前記監視対象領域を示す監視対象領域地図の座標に変換し、前記移動物体の座標と前記特徴量とを出力する移動物体認識部と、前記移動物体の座標と特徴量の情報をネットワークに送出するインタフェース部とを含み、
    前記個体識別装置が、前記移動物体が有する識別情報を検出する個体識別部と、前記移動物体の識別情報を出力するインタフェース部とを含み、
    照合装置が、前記移動物体の識別情報と登録識別情報とを照合して照合結果を出力する照合部と、前記照合結果を送信するインタフェース部とを含み、
    前記移動物体追跡装置が、ネットワークを介して前記移動物体の座標と特徴量の情報、前記識別情報及び前記照合結果を受信するインタフェース部と、前記移動物体の座標と特徴量の情報を統合して、前記監視対象領域地図上で前記移動物体を追跡する移動物体追跡部と、前記移動物体の識別情報と前記移動物体追跡部における移動物体の監視対象領域地図上の座標情報とを対応付け、さらに前記照合結果と結合させて、正常物体と不審物体とで表示部における表示色を変更させる識別情報結合部と、前記識別情報結合部の処理結果を前記監視対象領域地図上に表示する表示部とを含む請求項1記載の広域監視装置。
  3. 移動物体認識装置を複数備え、各画像入力部は、比較的広い監視対象領域を俯瞰撮像するように設置されている請求項2記載の広域監視装置。
  4. 移動物体認識装置の各画像入力部の撮像範囲が、他の画像入力部の撮像範囲と重複するか、重複しないかが事前に設定されている請求項3記載の広域監視装置。
  5. 移動物体追跡装置が、同一方向に移動している複数の移動物体の特徴量から作成した特徴量列を用いて前記複数の移動物体を識別した後、前記複数の移動物体内の個々の移動物体を、前記個々の移動物体の特徴量を用いて識別する請求項1ないし4のいずれかに記載の広域監視装置。
  6. 移動物体追跡装置が、識別情報と前記識別情報が示す移動物体の監視対象領域地図上の座標情報とを対応付けて前記移動物体を識別済物体として識別し、前記識別情報が対応付けされない前記移動物体を認識不可物体として識別する請求項1ないし5のいずれかに記載の広域監視装置。
  7. 移動物体追跡装置が、不審物体又は認識不可物体が予め設定してあった監視対象領域地図上の警報領域内に侵入した時点で警報信号を発生する侵入監視機能を更に含む請求項6記載の広域監視装置。
  8. 個体識別装置が、移動物体に付帯された無線媒体である無線通信識別札から出力される識別情報を受信する無線通信装置によって移動物体を識別する請求項1ないし7のいずれかに記載の広域監視装置。
  9. 個体識別装置が、移動物体に付帯された文字表示媒体である識別札を画像入力手段及び文字認識手段を用いて識別情報を認識することで前記移動物体を識別する請求項1ないし7のいずれかに記載の広域監視装置。
  10. 個体識別装置が、移動物体に付帯された磁気カードから識別情報を読み取る磁気カード読取装置を用いて識別情報を認識することで前記移動物体を識別する請求項1ないし7のいずれかに記載の広域監視装置。
  11. 個体識別装置が、人物を移動物体とし、人物の指紋画像を認識して人物を識別する人物識別手段を用いて識別情報を認識することで前記移動物体を識別する請求項1ないし7のいずれかに記載の広域監視装置。
  12. 個体識別装置が、人物を移動物体とし、人物の眼底網膜像を認識して人物を識別する人物識別手段を用いて識別情報を認識することで前記移動物体を識別する請求項1ないし7のいずれかに記載の広域監視装置。
  13. 移動物体認識装置が、可視光撮像装置及び赤外光撮像装置を備え、太陽光照射時間帯は前記可視光撮像装置を画像入力部として用い、照射光が前記可視光撮像装置の撮像可能限界以下となった時点で、前記赤外光撮像装置を画像入力部として用いる請求項1ないし12のいずれかに記載の広域監視装置。
  14. 移動物体認識装置が、可視光撮像装置、赤外光放射装置及び赤外光撮像装置を備え、太陽光照射時間帯は前記可視光撮像装置を画像入力部として用い、照射光が前記可視光撮像装置の撮像可能限界以下となった時点で、前記赤外光放射装置が赤外光を放射し、前記赤外光撮像装置を画像入力部として用いる請求項13記載の広域監視装置。
  15. 移動物体認識装置が、可視光撮像装置及び超低照度撮像装置を備え、太陽光照射時間帯は前記可視光撮像装置を画像入力部として用い、照射光が前記可視光撮像装置の撮像可能限界以下となった時点で、前記超低照度撮像装置を画像入力部として用いる請求項1ないし12のいずれかに記載の広域監視装置。
JP28380295A 1995-10-31 1995-10-31 広域監視装置 Expired - Fee Related JP3664784B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28380295A JP3664784B2 (ja) 1995-10-31 1995-10-31 広域監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28380295A JP3664784B2 (ja) 1995-10-31 1995-10-31 広域監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09130781A JPH09130781A (ja) 1997-05-16
JP3664784B2 true JP3664784B2 (ja) 2005-06-29

Family

ID=17670339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28380295A Expired - Fee Related JP3664784B2 (ja) 1995-10-31 1995-10-31 広域監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3664784B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001309263A (ja) * 2000-04-26 2001-11-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 映像内オブジェクトの状態に応じた関連アクション提供方法及びその提供装置並びに前記方法のプログラムを記録した記録媒体
US7123126B2 (en) 2002-03-26 2006-10-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of and computer program product for monitoring person's movements
JP2006074513A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Oki Electric Ind Co Ltd 監視システム及び監視装置
JP4977440B2 (ja) * 2006-10-25 2012-07-18 株式会社日立製作所 車両認識装置
JP2008152328A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Hitachi Information & Control Solutions Ltd 不審者監視システム
JP4812695B2 (ja) * 2007-05-31 2011-11-09 パナソニック株式会社 ナンバー読取装置
JP2008299787A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Mitsubishi Electric Corp 車両検知装置
KR101324221B1 (ko) * 2008-08-27 2013-11-06 삼성테크윈 주식회사 영상 촬영을 통한 물체 추적 시스템 및 그 방법
US8531523B2 (en) * 2009-12-08 2013-09-10 Trueposition, Inc. Multi-sensor location and identification
JP6224343B2 (ja) * 2013-04-26 2017-11-01 パイオニア株式会社 サーバ装置、情報処理方法並びに情報処理システム及び情報処理プログラム
JP6224344B2 (ja) * 2013-04-26 2017-11-01 パイオニア株式会社 情報処理装置、情報処理方法並びに情報処理システム及び情報処理プログラム
JP6060058B2 (ja) * 2013-09-19 2017-01-11 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 交通流把握装置及び方法
SE541541C2 (en) * 2016-03-10 2019-10-29 Scania Cv Ab Method and system for theft detection in a vehicle
JP2018048839A (ja) 2016-09-20 2018-03-29 ファナック株式会社 三次元データ生成装置及び三次元データ生成方法、並びに三次元データ生成装置を備えた監視システム

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4109237A (en) * 1977-01-17 1978-08-22 Hill Robert B Apparatus and method for identifying individuals through their retinal vasculature patterns
JPS62136991A (ja) * 1985-12-10 1987-06-19 Matsushita Electric Works Ltd 異常監視装置
JP2876360B2 (ja) * 1991-08-21 1999-03-31 株式会社山武 位置認識システム
JPH05139641A (ja) * 1991-11-21 1993-06-08 Toshiba Corp エレベータの呼び登録装置
JP2998383B2 (ja) * 1992-01-14 2000-01-11 松下電器産業株式会社 駐車検出装置
JPH05284501A (ja) * 1992-04-06 1993-10-29 Mitsubishi Electric Corp 侵入監視画像装置
JPH06266840A (ja) * 1993-03-11 1994-09-22 Hitachi Ltd 移動物体の状態検出装置
JP2972479B2 (ja) * 1993-03-18 1999-11-08 株式会社日立製作所 道路交通異常検出方法および道路交通異常監視システム
JPH06325180A (ja) * 1993-05-14 1994-11-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 移動体自動追跡装置
JP3257165B2 (ja) * 1993-08-06 2002-02-18 株式会社日立製作所 移動物体監視装置
JPH0785385A (ja) * 1993-09-16 1995-03-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 河川監視装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09130781A (ja) 1997-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109686109B (zh) 一种基于人工智能的停车场安全监控管理系统及方法
JP3664784B2 (ja) 広域監視装置
KR102189569B1 (ko) 다기능 스마트 객체인식 사고방지 표지 안내판 및 그것을 이용한 사고방지방법
CN110008298B (zh) 驻车多维信息感知应用系统及方法
RU2251739C2 (ru) Система распознавания объектов и слежения за ними
US8188430B2 (en) Omnidirectional monitoring using near-infrared electromagnetic radiation
KR101967610B1 (ko) 다차로 차량속도 및 차량번호 인식이 가능한 다차로 모니터링 시스템
JP4494983B2 (ja) ポータブル型車両番号認識装置およびポータブル型車両番号認識装置による車両番号認識方法
US20070291985A1 (en) Intelligent railyard monitoring system
CN112489272A (zh) 一种专用于园区的智能安防控制系统
CN107662872A (zh) 乘客运输机的监测系统及其监测方法
CN101635834A (zh) 类神经控制自动追踪识别系统
KR101651008B1 (ko) 장애인 주차구역 감시장치
KR102181355B1 (ko) 인공지능 기반 차량 검색 시스템
CN111325954B (zh) 人员走失预警方法、装置、系统及服务器
KR101625573B1 (ko) 차량 번호판 인식과 차량 하부 검색을 동시에 이용한 입출차 보안 시스템
KR100970278B1 (ko) 주차위치 안내 및 방범기능을 갖는 통합 주차관제 시스템
JP2005086626A (ja) 広域監視装置
JP2003219399A (ja) 監視対象物を識別する監視装置
KR102309106B1 (ko) 상황 연계형 영상분석장치
KR101111724B1 (ko) 불법 주정차 무인 검지 방법과 그 시스템
KR101989376B1 (ko) 궤도 회로 통합 감시 장치
JPH09265585A (ja) 監視および威嚇装置
KR101903615B1 (ko) 영상감시 시스템 및 이를 이용한 영상감시 방법
KR101625571B1 (ko) 영상감시시스템을 이용한 차량번호인식 제어시스템 및 그 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080408

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100408

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110408

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120408

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130408

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees