JP2018048839A - 三次元データ生成装置及び三次元データ生成方法、並びに三次元データ生成装置を備えた監視システム - Google Patents

三次元データ生成装置及び三次元データ生成方法、並びに三次元データ生成装置を備えた監視システム Download PDF

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Abstract

【課題】三次元センサの測定データを用いて、観察領域に存在する死角の認識や物体間の距離の把握を行う。
【解決手段】三次元データ生成装置10は、観察領域を測定する三次元センサ12の測定データDに基づき、観察領域に設定される直交三軸座標系における物体の測定座標Mを取得する測定座標取得部14と、直交三軸座標系のXY平面に平行な基準面を観察領域に定めるとともに、この基準面を、複数の区画に等分し、それら複数の区画のうち、物体の測定座標MのXY座標値が含まれる区画に、同じ測定座標MのZ値を当該区画の代表高さHとして与える区画情報作成部16とを備える。三次元データ生成装置10は、複数の区画の各々の、基準面における位置と寸法と代表高さHとを用いて、観察領域22の三次元データを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、観察領域に存在する物体を認識するための三次元データを生成する三次元データ生成装置及び三次元データ生成方法に関する。本発明はまた、三次元データ生成装置を備えた監視システムに関する。
所定の空間的広がりを有する観察領域を、当該観察領域を撮像した画像情報を用いて監視するシステムは知られている。例えば特許文献1は、広域に渡って人物や車両等の移動物体を監視する広域監視装置を開示する。この広域監視装置は、監視対象領域の画像情報から移動物体の位置と特徴量とを検出し、移動物体の位置を監視対象領域地図の座標に変換して座標と特徴量とを出力する移動物体認識装置と、移動物体が有する識別情報を検出する個体識別装置と、移動物体の識別情報と予め登録した登録識別情報とを照合して照合結果を出力する照合装置と、移動物体の座標及び特徴量の情報と、識別情報及び照合結果とを結合して、移動物体を監視対象領域地図上で追跡する移動物体追跡装置とを有する。
特開平9−130781号公報
画像情報を用いて観察領域を監視するシステムでは、画像情報を取得するセンサの撮像部と観察領域に存在する物体との位置関係に応じて、撮像部から見て物体の背後に位置するために画像情報を取得できない区域(いわゆる死角)が生ずる場合がある。死角が生ずると、死角に相当する空間の状態を知ることができず、例えば撮像部から2つの物体が重なって見える場合にはそれら物体間の距離を把握することもできない。一般に撮像部の個数を増やすことにより死角を削減できるが、例えば、画像情報に基づき観察領域を自動監視するシステムでは、個々の撮像部の画像情報を組み合わせて物体を認識するための演算量の増加により処理速度が低下する懸念があり、また、観察領域を画像表示するモニタを観察者が随時監視するシステムでは、撮像部及びモニタの増加により監視作業が煩雑になる危惧がある。
本発明の一態様は、観察領域に存在する物体を認識するための三次元データを生成する三次元データ生成装置であって、観察領域を測定する三次元センサの測定データに基づき、観察領域に設定される直交三軸座標系における物体の測定座標を取得する測定座標取得部と、直交三軸座標系のXY平面に平行な基準面を観察領域に定めるとともに、基準面を複数の区画に等分し、複数の区画のうち、物体の測定座標のXY座標値が含まれる区画に、同じ測定座標のZ値を区画の代表高さとして与える区画情報作成部と、を具備し、複数の区画の各々の、基準面における位置と寸法と代表高さとを用いて、観察領域の三次元データを生成する、三次元データ生成装置である。
本発明の他の態様は、観察領域に存在する物体を認識するための三次元データを生成する三次元データ生成方法であって、観察領域を測定する三次元センサの測定データに基づき、観察領域に設定される直交三軸座標系における物体の測定座標を取得し、直交三軸座標系のXY平面に平行な基準面を観察領域に定めるとともに、基準面を複数の区画に等分し、複数の区画のうち、物体の測定座標のXY座標値が含まれる区画に、同じ測定座標のZ値を区画の代表高さとして与え、複数の区画の各々の、基準面における位置と寸法と代表高さとを用いて、観察領域の三次元データを生成する、三次元データ生成方法である。
本発明のさらに他の態様は、観察領域を測定する三次元センサと、上記した三次元データ生成装置と、を具備し、三次元データ生成装置が生成した三次元データを用いて観察領域を監視する、監視システムである。
一態様に係る三次元データ生成装置によれば、観察領域を測定した三次元センサの測定データに基づき、基準面における位置及び寸法と代表高さとをそれぞれに持つ複数の区画で観察領域を表現した三次元データが生成される。三次元センサと物体との位置関係に起因して観察領域に生ずる死角は、代表高さを持たない区画として、代表高さを持つ他の区画とは区別可能な状態で、三次元データが生成される。したがって、生成された三次元データを参照することにより、観察領域内の死角を正確に認識できる。また、観察領域に存在する2つの物体の間の距離を、それら物体の間に存在する区画の、基準面における位置及び寸法に基づき容易に把握できる。さらに、三次元センサの個数を増やすことで死角を削減できることに加えて、残留している死角については単一の画像上で物体とは区別可能な状態で表現できるので、例えば、モニタに画像表示した三次元データを観察者が随時監視する監視システムで三次元データ生成装置を使用する場合に、観察者が複数の三次元センサに対応する画像を見比べて死角の有無を判断するといった、煩雑な監視作業が不要になる。しかも、基準面を等分する複数の区画の各々の、基準面における位置と寸法と代表高さとを用いて三次元データを生成する構成であるから、例えば、電算機等が三次元データに基づき観察領域を自動監視する監視システムで三次元データ生成装置を使用する場合に、三次元センサの個数を増やしたとしても、個々の三次元センサの測定データを組み合わせて物体及び死角を認識するための演算量の増加を抑制でき、以って、処理速度の低下を防止できる。
他の態様に係る三次元データ生成方法によれば、三次元データ生成装置の前述した効果と同等の効果が奏される。
他の態様に係る監視システムによれば、三次元データ生成装置を備えたことにより、観察領域内の死角を正確に認識したり物体間の距離を容易に把握したりすることが可能になり、また、死角を削減するべく三次元センサの個数を増やす場合にも、観察者が複数の三次元センサに対応する画像を見比べて死角の有無を判断するといった煩雑な監視作業を排除でき、或いは、個々の三次元センサの測定データを組み合わせて物体及び死角を認識するための演算量の増加を抑制して処理速度の低下を防止できる。また、三次元センサに予め設定される観察領域の測定周期に合わせて三次元データ生成装置が生成する三次元データを用いることで、観察領域を実時間で継続して監視することができる。
一実施形態による三次元データ生成装置の基本構成を示す機能ブロック図である。 一実施形態による監視システムの構成を概念的に示す図である。 従来の監視システムで生成される監視画像の一例を示す図である。 図2の監視システムで生成される監視画像の一例を示す図である。 一実施形態による三次元データ生成方法を概念的に示す図である。 三次元データ生成装置が生成した三次元データの一例を概念的に示す図である。 三次元データ生成装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 図6の三次元データ生成装置における座標選択条件の一例を概念的に示す図である。 三次元データ生成装置の他の構成例を示す機能ブロック図である。 三次元データ生成装置のさらに他の構成例を示す機能ブロック図である。 図9の三次元データ生成装置におけるデータ変換方法を説明する図である。 図9の三次元データ生成装置におけるデータ変換方法を説明する図である。 図9の三次元データ生成装置におけるデータ変換方法を説明する図である。 図10の一部分を拡大して示す図である。 図9の三次元データ生成装置におけるデータ変換方法を説明する図である。 三次元データ生成装置のさらに他の構成例を示す機能ブロック図である。 三次元データ生成装置のさらに他の構成例を示す機能ブロック図である。 三次元データ生成装置のさらに他の構成例を示す機能ブロック図である。 図16の三次元データ生成装置が表示する画像の一例を示す図である。 図17Aの画像の一部分を拡大して示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。
図1は、一実施形態による三次元データ生成装置10の基本構成を機能ブロック図で示す。三次元データ生成装置10は、所定の空間的広がりを有する観察領域に存在する物体を認識するための三次元データを生成するものであって、例えば電算機の一機能(ハードウェア及びソフトウェア)として構成できる。三次元データ生成装置10は、観察領域を測定する三次元センサ12の測定データDに基づき、観察領域に設定される直交三軸座標系における物体の測定座標Mを取得する測定座標取得部14と、直交三軸座標系のXY平面に平行な基準面を観察領域に定めるとともに、この基準面を、三次元センサ12が各々を測定可能な複数の区画に等分し、それら複数の区画のうち、物体の測定座標MのXY座標値が含まれる区画に、同じ測定座標MのZ値を当該区画の代表高さHとして与える区画情報作成部16とを備える。三次元データ生成装置10は、複数の区画の各々の、基準面における位置と寸法と代表高さHとを用いて、観察領域の三次元データを生成する。三次元データ生成装置10が実行する三次元データ生成方法の詳細は後述する。
図2は、一実施形態による監視システム20の構成を概念的に示す。監視システム20は、三次元データ生成装置10が生成した三次元データを用いて観察領域22を監視するものであって、三次元データ生成装置10と、観察領域22を測定する三次元センサ12とを備える。三次元センサ12は、被写体を撮像する撮像部(以下、カメラと称する)24と、カメラ24の撮像動作を制御するカメラ制御部26とを備える。カメラ制御部26は、カメラ24が撮像した被写体の位置情報から測定データDを演算したり、測定データDを適宜に画像処理したりすることができる。或いは、これらデータ演算機能や画像処理機能を三次元データ生成装置10に持たせることもできる。
図2の実施形態では、監視システム20は、それぞれが三次元センサ12の構成要素である2個のカメラ24を備え、各カメラ24が、観察領域22の床面28から鉛直上方へ離れた所定位置に設置される。2個のカメラ24は、それぞれの視野24aが一部重複する位置であって、互いに協働して少なくとも床面28の全体を撮像可能な位置に配置される。観察領域22には、床、壁、設備等の静止構造体が常時存在することに加えて、人、移動機械等の移動体が常時又は一時的に存在する(これら静止構造体や移動体を物体OBと総称する)。各カメラ24は好ましくは、観察領域22において観察対象となり得る全ての物体OBの現実の高さよりも、高い位置に設置される。なお、カメラ24の個数(すなわち三次元センサ12の個数)は、観察領域22の全体に渡って物体OBの測定データDを生成できることを前提として、2個に限定されず、1個でもよいし3個以上であってもよい。
図3Aは、比較のため、図2に示す観察領域22を2個のカメラ24で撮像して得た測定データDを従来一般的な手法で画像化した監視画像の一例を示す。図3Aの左側の図は、図2の観察領域22の上方左側に設置したカメラ24による監視画像を示す。また図3Aの右側の図は、図2の観察領域22の上方右側に設置したカメラ24による監視画像を示す。図示のように、三次元センサ12で得た測定データDを従来手法で画像化すると、被写体である物体OBは、高さ情報(例えば色で表現)を含む透視図で表される。このような手法では、カメラ24から見て物体OBの背後に位置する区域は、画像情報を取得できないために死角となって画像化することができない。2個のカメラ24を設置することで、一方のカメラ24で死角となった区域を他方のカメラ24で画像化できる場合もあるが、例えば観察領域22を画像表示するモニタを観察者が随時監視する構成では、カメラ24及びモニタの増加により、観察者が両カメラ24の画像を見比べて死角の有無を判断する必要が生じる。また物体OBが透視図で表されると、特にカメラ24の光軸を中心として放射状の方向へ隣り合う物体OBについては、それら物体OBの間の距離を把握することが困難になる。
これに対し図3Bは、監視システム20において三次元データ生成装置10が生成した三次元データを画像化した監視画像の一例を示す。図示のように、図3Aの手法と同じ2個のカメラ24の測定データDを用いているにも拘らず、三次元データ生成装置10によると、2個のカメラ24の測定データDの組合せに相当する三次元データを生成することで、被写体である物体OBは、あたかも床面28の鉛直上方無限遠の位置から観察領域22の全体を俯瞰したような、高さ情報(例えば色で表現)を含む単一の平面図で表される。このように、三次元データ生成装置10によれば、カメラ24から見て物体OBの背後に位置する区域をそれ以外の区域と共に単一の画像内で可視化できるので、例えば観察領域22を画像表示するモニタを観察者が随時監視する構成では、観察者が両カメラ24の画像を見比べて死角の有無を判断する必要が無くなる。また、物体OBが平面図で表されるから、カメラ24の光軸から放射状の方向へ隣り合う物体OBについても、それら物体OBの間の距離を単一の画像内で容易に把握することができる。
図4は、2個のカメラ24を備えた監視システム20(図2)において実行される一実施形態による三次元データ生成方法を概念的に示す。また図5は、三次元データ生成装置10が生成した三次元データの一例を概念的に示す。以下、図1〜図5を参照して、三次元データ生成装置10が実行する三次元データ生成方法の一実施形態の構成を説明する。
図4に示すように、観察領域22には、複数の物体OBとして、床面28を有する床30と、床面28上に置かれた大小2つの構造体32(左側の構造体321、右側の構造体322)とが存在する。また図4は、2個のカメラ24(左側のカメラ241、右側のカメラ242)が複数の物体OBの表面の三次元位置を測定する状況を、観察領域22に設定される直交三軸座標系34(図2)のXZ平面において簡略化して示している。直交三軸座標系34は、監視システム20におけるグローバル座標系であり、X軸及びY軸を床面28に平行に位置付けるとともにZ軸の正方向を床面28に対し鉛直上方に向けた姿勢で、観察領域22に設定されている。
図4において、個々のカメラ241、242から下方へ放射状に延びる複数の実線S1、S2は、各カメラ241、242のセンサチップ(撮像素子)が有する複数の受光素子に物体OBから入射する光線を示す。カメラ241は、個々の受光素子において個々の実線S1と物体OBの表面との交点M1の位置情報を取得し、カメラ242は、個々の受光素子において個々の実線S2と物体OBの表面との交点M2の位置情報を取得する。カメラ制御部26(図2)は、これら点M1、M2(以下、撮像点M1、M2と称する)の位置情報(いわゆる生データ)に基づき、物体OBの表面の測定データDを演算することができる。なお図4には、カメラ241の視野24aの右半分及び視野中心の光軸24bと、カメラ242の視野24aの左半分及び視野中心の光軸24bとが示されている。
図4に示すように、カメラ241は、大きい方の構造体321の頂面の一部分及び左側面と、構造体321よりもカメラ241に近い側に位置する床面28とを撮像できる(つまり撮像点M1の位置情報を取得できる)一方、構造体321の頂面の他部分及び右側面と、構造体321よりもカメラ241から遠い側に位置する床面28及び小さい方の構造体322とを撮像できない。またカメラ242は、小さい方の構造体322の頂面及び右側面と、大きい方の構造体321の頂面及び右側面と、構造体322よりもカメラ242に近い側に位置する床面28と、構造体322と構造体321との間に位置する床面28の一部分と、構造体321よりもカメラ242から遠い側に位置する床面28の一部分とを撮像できる(つまり撮像点M2の位置情報を取得できる)一方、構造体322の左側面と、構造体321の左側面と、構造体322と構造体321との間に位置する床面28の他部分と、構造体321よりもカメラ242から遠い側に位置する床面28の他部分とを撮像できない。構造体322と構造体321との間に位置する床面28の他部分は、いずれのカメラ241、242によっても撮像されない死角となっている。
測定座標取得部14(図1)は、カメラ241、242が観察領域22を撮像することで得られた三次元センサ12の測定データDに基づき、観察領域22に設定される直交三軸座標系34における構造体321、322の表面及び床30の床面28の測定座標Mを取得する。測定座標Mは、カメラ241、242が撮像した撮像点M1、M2の位置情報を直交三軸座標系34(つまりX座標、Y座標、Z座標)で表したものであって、必要に応じて測定座標取得部14が、撮像点M1、M2の測定データDに対し座標変換等の演算処理を行うことにより取得される。なお、測定座標Mを取得するために用いられる測定データDは、三次元センサ12の種類に応じて、カメラ241、242が撮像した撮像点M1、M2の位置情報(生データ)自体であってもよいし、例えばカメラ制御部26(図2)がこの位置情報(生データ)に何らかの演算処理を施したものであってもよい。測定座標取得部14が測定データDに対し実行可能な演算処理の一例は後述する。
区画情報作成部16(図1)は、直交三軸座標系34のXY平面に平行な基準面36を観察領域22に仮想的に定めるとともに、この基準面36を、三次元センサ12が各々を測定可能な(つまりカメラ241、242が撮像点M1、M2の位置情報を取得可能な)複数の区画38に等分する。基準面36を複数に等分する区画38の形状としては、形状把握や演算処理の容易さから正方形を採用できるが、基準面36を等分できる形状であることを前提として正方形以外の形状(例えば、他の矩形、三角形、六角形等)を採用することもできる。また、基準面36を等分する区画38の個数及び各区画38の寸法は、各カメラ241、242が個々の区画38に撮像点M1、M2を少なくとも1つずつ持つことを前提として、各カメラ241、242の画素数、要求される三次元データの精度(解像度)、許容される死角の大きさ等に応じて予め設定される。区画情報作成部16は、複数の区画38の各々の、基準面36における位置(区画38の任意点のXY座標)と寸法(区画38の面積)とを、三次元データを生成するための情報として保有する。
区画情報作成部16は、基準面36を等分する複数の区画38のうち、構造体321、322の表面及び床30の床面28の測定座標MのXY座標値(つまり撮像点M1、M2に対応する二次元座標値)が含まれる区画38を特定する。図4に簡略化して示す観察領域22では、構造体322と構造体321との間で死角となった床面28の部分に対応する位置にある区画381だけが、測定座標MのXY座標値が含まれない区画であって、それ以外の区画38には測定座標MのXY座標値が含まれる。区画情報作成部16は、測定座標MのXY座標値が含まれる区画38に、同じ測定座標MのZ値を、当該区画38の代表高さHとして与える。区画情報作成部16は、複数の区画38の各々の代表高さHを、三次元データを生成するための情報として保有する。
基準面36を等分する個々の区画38に代表高さHが与えられると、各区画38を底面とする高さHの角柱(直角柱)の外形に相当する三次元データが生成される。各区画38を底面とする角柱で表される三次元データは、基準面36における位置と底面の寸法とを情報として持つものである。三次元データ生成装置10は、複数の区画38の各々の、基準面36における位置と寸法と代表高さHとを用いて、物体OB(構造体321、322及び床30)を含む観察領域22の三次元データを生成する。このようにして生成された図4の観察領域22の三次元データは、例えば図5に示すような、区画38の個数に対応する個数の角柱(直角柱)を隙間無く集合させた形態で表現できるものとなる。
図5では例として、代表高さH1を有する20個の角柱の集合体で構造体321が表現され、代表高さH2を有する18個の角柱の集合体で構造体322が表現され、代表高さH3を有する多数の角柱の集合体で床30が表現されている。なお、個々の物体OBを表す角柱の集合体は、物体OBを単純化ないし様式化したものに相当し、物体OBの現実の形状と一致する形状を必ずしも有さないものである。カメラ24の画素数を増加させるとともに基準面36を等分する区画38の個数を増加させるに伴い、角柱の集合体の形状を物体OBの現実の形状に近付けることができ、三次元データの精度(解像度)を向上させることができる。
上記した三次元データは、2個の三次元センサ12による観察領域22の測定データDを適宜組み合わせたものに相当するが、構造体321、322が、床面28から鉛直に突出する角柱の集合体で表されるので、観察領域22を上方から俯瞰した状態を表現する際には、構造体321、322に遮られることなく床面28を表現できるものである。つまり、上記した三次元データは、2個の三次元センサ12による観察領域22の測定データDを用いているにも拘らず、図3Aで説明したような2つの透視図ではなく、図3Bで説明したような、床面28の鉛直上方無限遠の位置から観察領域22の全体を俯瞰した単一の平面図で画像化できるものである。この単一の画像には、個々の物体OBの高さ情報(代表高さHの大きさ)を、例えば色(明度、彩度、色相)や網掛け等で識別可能に付加することができる。
各区画38を底面とする角柱の集合として観察領域22の三次元データを生成する上記した三次元データ生成方法によると、例えば、構造体322と構造体321との間で死角となった床面28の部分に対応する区画381は、代表高さHが与えられないので角柱で表すことができない。しかしこのような区画381についても、区画情報作成部16が基準面36における位置及び寸法の情報を保有しているから、代表高さHを持たない区画(つまり死角)として、代表高さHを持つ他の区画38とは区別可能な状態で三次元データを生成できる。例えば監視システム20が、三次元データ生成装置10が生成した三次元データに基づき電算機等により観察領域22を自動監視する構成を有する場合、基準面36における区画381の位置及び寸法に基づき、代表高さHを持たない区画381を死角として正確に自動認識できる。或いは監視システム20が、三次元データ生成装置10が生成した三次元データをモニタに画像表示して観察者が随時監視する構成を有する場合、基準面36における区画381の位置及び寸法に基づき、区画381を他の区画38(つまり物体OB)とは区別可能な形態(図5に例として×印で示す)で表示でき、その結果、観察者は区画381を死角として正確に視認できる。
また、各区画38を底面とする角柱の集合として観察領域22の三次元データを生成する上記した三次元データ生成方法によると、カメラ241、242の光軸24bを中心に放射状の方向へ隣り合う2つの構造体321、322が、いずれも床面28から鉛直に突出する角柱の集合体で表されるので、それら構造体321、322の間に位置する床30を表す角柱によって、2つの構造体321、322の間の距離を実質的に表現することができる。例えば監視システム20が、三次元データ生成装置10が生成した三次元データに基づき電算機等により観察領域22を自動監視する構成を有する場合、2つの構造体321、322の間の区画38の個数、位置及び寸法に基づき、それら構造体321、322の間の距離を比較的容易な演算で自動把握できる。或いは監視システム20が、三次元データ生成装置10が生成した三次元データをモニタに画像表示して観察者が随時監視する構成を有する場合、2つの構造体321、322の間の区画38の個数、位置及び寸法に基づき、それら構造体321、322の間に床面28(つまり空間)を表示でき、その結果、観察者はそれら構造体321、322の間の距離を容易に把握できる。
上記した三次元データ生成方法によると、1個の三次元センサ12(したがってカメラ24)の測定データDのみを用いる構成においても、同様に、複数の区画38の各々を底面とする角柱の集合として観察領域22の三次元データを生成することができる。この構成では、前述した区画381のような死角が増加することが予測されるものの、2個以上の三次元センサ12の測定データDを用いる構成と同様の効果が奏される。例えば図4のシステム構成において、右側のカメラ242による測定データDのみを用いることを想定すると、大きい方の構造体321よりもカメラ242から遠い側に位置する床面28の部分に、区画381のような死角が生ずることになるが、前述したように、それら死角となる複数の区画を代表高さHを持たない区画として、代表高さHを持つ他の区画38とは区別可能な状態で三次元データを生成できる。その結果、電算機等は死角を正確に自動認識でき、或いは観察者はモニタ表示から死角を正確に視認できる。また、例えば図4のシステム構成において、右側のカメラ242による測定データDのみを用いたとしても、前述したように、2つの構造体321、322の間の距離を、それら構造体321、322の間に位置する床30を表す角柱によって実質的に表現できる。その結果、電算機等は2つの構造体321、322の間の距離を容易に自動把握でき、或いは観察者はモニタ表示からそれら構造体321、322の間の距離を容易に把握できる。
このように、三次元データ生成装置10及び三次元データ生成方法によれば、観察領域22を測定した三次元センサ12の測定データDに基づき、基準面36における位置及び寸法と代表高さHとをそれぞれに持つ複数の区画38(つまり角柱)で観察領域22を表現した三次元データが生成される。三次元センサ12のカメラ24と観察領域22に存在する物体OBとの位置関係に起因して観察領域22に生ずる死角は、代表高さHを持たない区画として、代表高さHを持つ他の区画38とは区別可能な状態で、三次元データが生成される。したがって、生成された三次元データを参照することにより、観察領域22内の死角を正確に認識できる。また、観察領域22に存在する2つの物体OBの間の距離を、それら物体OBの間に存在する区画38の、基準面36における位置及び寸法に基づき容易に把握できる。
さらに、三次元センサ12(カメラ24)の個数を増やすことで死角を削減できることに加えて、残留している死角については単一の画像上で物体OBとは区別可能な状態で表現できるので、例えば、モニタに画像表示した三次元データを観察者が随時監視する監視システムで三次元データ生成装置10を使用する場合に、観察者が複数のカメラ24に対応する画像を見比べて死角の有無を判断するといった、煩雑な監視作業が不要になる。しかも、基準面36を等分する複数の区画38の各々の、基準面36における位置と寸法と代表高さHとを用いて、観察領域22の三次元データを生成する構成であるから、例えば、電算機等が三次元データに基づき観察領域22を自動監視する監視システムで三次元データ生成装置10を使用する場合に、三次元センサ12(カメラ24)の個数を増やしたとしても、個々の三次元センサ12の測定データDを組み合わせて物体OB及び死角を認識するための演算量の増加を抑制でき、以って、処理速度の低下を防止できる。
一方、監視システム20によれば、三次元データ生成装置10を備えたことにより、観察領域22内の死角を正確に認識したり物体OB間の距離を容易に把握したりすることが可能になり、また、死角を削減するべく三次元センサ12(カメラ24)の個数を増やす場合にも、観察者が複数の三次元センサ12に対応する画像を見比べて死角の有無を判断するといった煩雑な監視作業を排除でき、或いは、個々の三次元センサ12の測定データDを組み合わせて物体OB及び死角を認識するための演算量の増加を抑制して処理速度の低下を防止できる。また、三次元センサ12に予め設定される観察領域22の測定周期に合わせて三次元データ生成装置10が生成する三次元データを用いることで、観察領域22を実時間で継続して監視することができる。
上記した三次元データ生成方法において、三次元データ生成装置10の区画情報作成部16が、基準面36を等分する複数の区画38のうち物体OBの測定座標MのXY座標値が含まれる区画38を特定する際に、単一の区画38に複数の異なる測定座標MのXY座標値が含まれる場合がある。例えば図4に示す三次元データ生成方法において、基準面36を等分する複数の区画38には、単一の測定座標Mのみが含まれる区画382に加えて、同じ(又は測定や演算の誤差を含む実質同一の)Z値を持つ複数の異なる測定座標Mが含まれる区画383、384や、明確に異なるZ値を持つ複数の異なる測定座標Mが含まれる区画385、386が存在する。同じ(又は実質同一の)Z値を持つ複数の異なる測定座標Mが含まれる区画383、384については、それら測定座標Mの共通の(実質同一の場合はいずれか任意の)Z値を代表高さHとして区画383、384に与えればよい。しかし、明確に異なるZ値を持つ複数の異なる測定座標Mが含まれる区画385、386については、いずれの測定座標MのZ値を代表高さHとするかを、適宜選定する必要がある。
図6は、基準面36を等分する複数の区画38の各々に対し複数の測定座標Mから1つの測定座標Mを選択する機能を有する三次元データ生成装置40の構成を示す。三次元データ生成装置40は、前述した三次元データ生成装置10の基本構成を有する1つの具体的構成例であって、対応する構成要素には共通する参照符号を付してその詳細説明を省略する。なお図2の監視システム20は、三次元データ生成装置10に代えて三次元データ生成装置40を備えることもできる。
三次元データ生成装置40は、測定座標取得部14及び区画情報作成部16を備える。区画情報作成部16は、1つの区画38に複数の測定座標MのXY座標値が含まれる場合に、予め定めた条件Cに従い、それら複数の測定座標Mのうちいずれか1つの測定座標Mを選択する座標選択部42を備える。区画情報作成部16は、座標選択部42が選択した測定座標MのZ値を、代表高さHとして、同じ測定座標MのXY座標値が含まれる区画38に与える。なお条件Cは、1つの区画38内の複数の測定座標Mから条件Cを満たす測定座標Mを選択することで、それ以外の測定座標Mを選択した場合よりも、前述した角柱集合体で表現される物体OBの三次元データの形状を、物体OBの現実の形状に一層近付けることができる条件として、予め定められる。
例えば座標選択部42は、1つの区画38にXY座標値が含まれる複数の測定座標Mのうち、条件Cとして、三次元センサ12のカメラ24までの距離Lが最も短い測定座標Mを選択するように構成できる。例えば図4に示す三次元データ生成方法において、区画385に対応する空間範囲には、構造体321の左側面に、カメラ241が撮像する複数の撮像点M1が鉛直方向へ並んで存在するとともに、構造体321の頂面の左端近傍に、カメラ241が撮像する2つの撮像点M1(M1−1、M1−2)とカメラ242が撮像する2つの撮像点M2(M2−1、M2−2)とが水平方向へ並んで存在する。測定座標取得部14は、区画385に対応する全ての撮像点M1、M2に基づきそれぞれの測定座標Mを取得する。座標選択部42は、これら測定座標Mのうち、カメラ241、242までの距離Lが最も短い撮像点M1、M2に対応する測定座標Mを選択する。図4の例では、構造体321の頂面の左端近傍に存在する右側の撮像点M2−2とカメラ242との間の距離Lが、区画385に対応する全ての撮像点M1、M2とカメラ241、242との間の距離Lの中で最も短い。したがって座標選択部42は、カメラ242が撮像した構造体321の頂面左端近傍の右側の撮像点M2−2に対応する測定座標Mを選択し、区画情報作成部16は、選択した測定座標MのZ値を代表高さHとして区画385に与える。
或いは座標選択部42は、1つの区画38にXY座標値が含まれる複数の測定座標Mのうち、条件Cとして、当該区画の中心点までの距離rが最も短い測定座標Mを選択するように構成できる。例えば図7は、1つの区画387に対応する空間範囲に、座標値の異なる3つの撮像点M1−1、M2−1、M2−2が存在する状態を示す。この状態では、区画387の中心点(正確には中心点を通る法線N)までの距離rが最も短い撮像点は、カメラ242が撮像する撮像点M2−1である。したがって座標選択部42は、カメラ242が撮像した撮像点M2−1に対応する測定座標Mを選択し、区画情報作成部16は、選択した測定座標MのZ値を代表高さHとして区画387に与える。
座標選択部42は、上記した2種類の条件Cを含む複数の条件Cのうち、観察領域22の状況や要求される三次元データの精度等に応じてシステム設計者が予め選定した1つの条件Cを用いて、測定座標Mを選択することができる。
図8に他の構成例として示すように、三次元データ生成装置40は、複数の区画38の各々について、XY座標値が含まれる複数の測定座標M(撮像点M1又はM2)の各々とカメラ24との間の距離L又は区画中心点(法線N)との間の距離rを記憶する選択条件記憶部44をさらに備えることができる。区画情報作成部16は、基準面36を等分する複数の区画38のうち物体OBの測定座標MのXY座標値が含まれる区画38を特定する際に、座標選択部42の機能として、各区画38において測定座標M(撮像点M1又はM2)の距離L又はrを演算する都度、選択条件記憶部44に設けた各区画38の記憶領域を参照し、当該記憶領域に距離L又はrが記憶されていない場合は、新たに演算した距離L又はrを当該記憶領域に格納する。また座標選択部42の機能として、各区画38の記憶領域を参照したときに当該記憶領域に別の測定座標Mの距離L又はrが記憶されていた場合には、記憶されている距離L又はrと新たに演算した測定座標Mの距離L又はrとを比較して、新たな距離L又はrの方が短い場合に当該記憶領域を新たな距離L又はrで更新する(つまり記憶されていた距離L又はrを新たな距離L又はrに書き換える)。区画情報作成部16は、個々の区画38に対し、選択条件記憶部44に格納する最新の距離L又はrを持つ測定座標MのZ値を代表高さHとして与える。
三次元データ生成装置40は、観察領域22(図2)を任意の時間に渡り継続して測定する三次元センサ12の測定データを用いて、測定座標取得部14による測定座標Mの取得と区画情報作成部16による代表高さHの付与とを含むデータ生成動作を、任意の時間に渡って繰り返し実行することができる。ここで、1回のデータ生成動作は、単一の三次元センサ12(カメラ24)の測定データを用いる構成においては、単一のカメラ24の全ての受光素子で取得される物体OBの位置情報に対し連続して1回行う処理(測定座標Mを取得するための処理及び区画38に代表高さHを与えるための処理)を意味し、複数の三次元センサ12(カメラ24)の測定データを用いる構成においては、全てのカメラ24の全ての受光素子で取得される物体OBの位置情報に対し連続して1回行う処理(測定座標Mを取得するための処理及び区画38に代表高さHを与えるための処理)を意味する。
選択条件記憶部44を備える三次元データ生成装置40が上記データ生成動作を繰り返し実行する場合、区画情報作成部16は、1回のデータ生成動作が完了したとき(つまり測定座標Mの選択が必要であった区画38に対する測定座標Mの選択がひと通り完了したとき)に、選択条件記憶部44が有する区画38毎の記憶領域の全てを無効状態にするように構成できる。ここで「無効状態」とは、記憶領域にデータが全く格納されていない状態、又は記憶領域に無効を示すデータ(例えば無限大等の特殊値を示すデータ)が格納されている状態を意味する。
1回のデータ生成動作が完了する都度、選択条件記憶部44が有する全ての記憶領域を無効状態にすることで、区画情報作成部16(座標選択部42)は、毎回のデータ生成動作において、前回のデータ生成動作における区画38毎の測定座標Mの選択結果とは無関係に、新たに区画38毎の測定座標Mの選択を実行できる。したがって、観察領域22において物体OBが移動したり新たな物体OBが出現したりする状況に対しても、区画情報作成部16は毎回のデータ生成動作で、物体OBの移動や出現に追従するように区画38毎に新たな代表高さHを与えることができる。なお、選択条件記憶部44の記憶領域を無効状態にする時期として、1回のデータ生成動作の完了時点に代えて、1回のデータ生成動作の完了に要する時間以上の予め設定した周期を採用することもできる。
また、図8に他の構成例として示すように、三次元データ生成装置40は、選択条件記憶部44に加えて、或いはその代わりに、複数の区画38の各々について代表高さHを記憶する高さ記憶部46を備えることができる。区画情報作成部16は、基準面36を等分する複数の区画38のうち物体OBの測定座標MのXY座標値が含まれる区画38を特定する際に、各区画38において測定座標M(撮像点M1又はM2)のZ値(つまり代表高さH)を求める都度、求めた代表高さHを、高さ記憶部46に設けた各区画38の記憶領域に格納する。なお、前述した三次元データ生成装置10も(つまり座標選択部42の有無に関わらず)高さ記憶部46を備えることができる。
高さ記憶部46を備える三次元データ生成装置40が任意の時間に渡り前述したデータ生成動作を繰り返し実行する構成では、区画情報作成部16は、毎回のデータ生成動作において、個々の区画38の代表高さHを求めるたびに高さ記憶部46の当該区画38の記憶領域を参照する。参照した記憶領域が無効状態であった場合は、区画情報作成部16は、新たに求めた代表高さHを当該記憶領域に格納する。また、参照した記憶領域に別の代表高さHが記憶されていた場合は、区画情報作成部16は、新たに求めた代表高さHによって当該記憶領域を更新する(つまり記憶されていた代表高さHを新たな代表高さHに書き換える)。区画情報作成部16は毎回のデータ生成動作において、個々の区画38に対し、高さ記憶部46に格納する最新の代表高さHを与える。
さらに、区画情報作成部16は、毎回のデータ生成動作において、代表高さHが与えられない区画38が生じるたびに、高さ記憶部46の当該区画38の記憶領域を無効状態にすることができる。代表高さHが与えられない区画38が生じるたびに記憶領域を無効状態にすることで、例えば観察領域22において物体OBが移動したり新たな物体OBが出現したりする状況に対し、三次元データ生成装置40は、物体OBの移動や出現に追従して発生する新たな死角を正確に表す三次元データを生成できる。なお、三次元データ生成装置40が選択条件記憶部44と高さ記憶部46との双方を備える構成においては、区画情報作成部16は、例えば1回のデータ生成動作の完了時に、前述した選択条件記憶部44の記憶領域を無効状態にする動作に先立って、選択条件記憶部44に既に無効状態となっている記憶領域が存在するか否かを探索し、既に無効状態の記憶領域が存在する(つまり代表高さHが与えられない区画38が存在している)場合は、当該記憶領域に対応する区画38の、高さ記憶部46における記憶領域を無効状態にすることができる。
なお1つの実施例として、複数の区画38にそれぞれを識別可能な番号を付すとともに、高さ記憶部46の複数の記憶領域に対応の区画38と同じ番号を用いたアドレスを付して、個々の区画38に与えられた代表高さHが対応のアドレスの記憶領域に格納されるように構成することができる。この実施例によれば、生成した三次元データから各物体OBの形状や物体OB間の距離を算出したり、生成した三次元データを画像化したりする際の処理が容易になる利点が得られる。
上記した三次元データ生成装置40によれば、座標選択部42を備えたことにより、三次元データ生成装置40が生成する物体OBの三次元データの形状(特に鉛直上方無限遠から俯瞰した平面図における輪郭及び高さ情報)を、物体OBの現実の形状に近似させることが可能になる。
図9は、測定座標取得部14が三次元センサ12の測定データDに対し座標変換等の演算処理を行うことにより測定座標Mを取得する機能を有する三次元データ生成装置50の構成を示す。三次元データ生成装置50は、前述した三次元データ生成装置10の基本構成を有する他の1つの具体的構成例であって、対応する構成要素には共通する参照符号を付してその詳細説明を省略する。なお、前述した三次元データ生成装置40に、三次元データ生成装置50と同様のデータ変換機能を持たせることもできる。また図2の監視システム20は、三次元データ生成装置10に代えて三次元データ生成装置50を備えることもできる。
三次元データ生成装置50は、測定座標取得部14及び区画情報作成部16を備える。測定座標取得部14は、直交三軸座標系34(図2)における三次元センサ12のカメラ24の位置及び撮像方向を含むセンサ情報Eを予め格納するセンサ情報格納部52と、センサ情報格納部52に格納されたセンサ情報Eに基づき、三次元センサ12の測定データDを直交三軸座標系34の測定座標Mに変換するデータ変換部54とを備える。センサ情報Eの1つであるカメラ24の位置は、監視システム20(図2)の構築時に定まるパラメータであって、観察領域22に対するカメラ24の位置関係を直交三軸座標系34で表すものである。また、センサ情報Eの他の1つであるカメラ24の撮像方向は、監視システム20の構築時に定まるパラメータであって、観察領域22に対するカメラ24の姿勢関係(つまり光軸方向)を直交三軸座標系34で表すものである。測定座標取得部14が行うデータ変換方法は、三次元センサ12の種類に応じて異なるが、以下、図10〜図13を参照して、三次元センサ12としてTOF(Time of Flight)カメラを用いた場合のデータ変換方法の一例を説明する。
図10は、一般的なTOFカメラの撮像部(カメラ24に相当)の構造及び撮像部と被写体との関係性を模式的に示す。TOFカメラの撮像部は、主な構成要素としてセンサチップ56とレンズ58とを備える。センサチップ56は、複数の受光素子の各々において、被写体までの距離Lを撮像点の位置情報(生データ)として取得できる。一般にTOFカメラは予め、センサチップ56とレンズ58の中心点(光学中心)Oとの間の距離がレンズ58の焦点距離fに等しく、またセンサチップ56の中心点をレンズ58の光軸58aが鉛直に貫くように調整されている。
図11A及び図11Bは、センサチップ56の構造を模式的に示す。センサチップ56は、一般に一辺長(或いはピッチ)pの正方格子状に配置される複数の受光素子(ピクセル)Pを有する。図示の例では、センサチップ56は横m個、縦n個の受光素子P(1,1)〜P(m,n)で構成されている(図11A)。個々の受光素子Pは、当該受光素子Pが撮像している被写体上の撮像点までの距離L(1,1)〜L(m,n)を取得できる(図11B)。距離Lは一般に、極座標系のデータとして取得される。なお、焦点距離f、画素数m及びn、並びに画素ピッチpは、TOFカメラの仕様によって定められるパラメータである。
まず、TOFカメラによる被写体上の個々の撮像点の位置情報(距離L)を、TOFカメラ自体に設定されるローカルな直交三軸座標系(以下、ローカル座標系と称する。)の座標値に変換する手法を説明する。なおこのデータ変換は、前述したように、撮像点の位置情報(生データ)自体を三次元センサ12の測定データDとして用いる場合は、データ変換部54(図9)が行う演算処理であり、或いは、位置情報(生データ)に演算処理を施したものを三次元センサ12の測定データDとして用いる場合は、カメラ制御部26(図2)が行う当該演算処理である。
図10には、理解を助ける目的で、レンズ58を挟んでセンサチップ56とは反対側(被写体側)に、レンズ58から同じ焦点距離fだけ離れた仮想のセンサチップ56′を補足して描いている。また図10は、TOFカメラのローカル座標系60を、原点が光学中心Oに位置するとともにx軸、y軸及びz軸が図示の方向を向くものとして示している。さらに図10は、センサチップ56の1つの受光素子P(u,v)が、被写体である物体OB上の撮像点(x,y,z)(ローカル座標系60の座標値)を撮像している状態を示している。
図12は、理解を助ける目的で、仮想センサチップ56′における1つの受光素子P(u,v)を拡大して模式的に示している。受光素子Pは所定の面積を有するが、実質的には受光素子Pの中心部が撮像を行うので、距離Lの測定点として仮想センサチップ56′上での受光素子P(u,v)の中心位置(i,j)を求める。図11A及び図12から理解されるように、受光素子P(u,v)の中心位置(i,j)は以下の式1で表される。
光学中心Oから受光素子P(u,v)の中心位置(i,j)までの距離L′は、以下の式2で表される。
相似の関係から、比例関係の式3が得られる。
したがって、物体OB上の撮像点の座標値(x,y,z)は、以下の式4〜6によって計算される。
式4〜6から理解されるように、L(u,v)以外の項は、TOFカメラの仕様と個々の受光素子P(u,v)の位置とによって決まる定数である。よって、個々の撮像点の位置情報L(u,v)をローカル座標系60の座標値(x,y,z)に変換する際には、例えば、受光素子P毎に定数項を予め計算して記憶しておき、この定数項にL(u,v)を乗ずることで座標値を求めることができる。
次に、ローカル座標系60の座標値(x,y,z)を、直交三軸座標系(グローバル座標系)34の座標値(x,y,z)(すなわち測定座標M)に変換する手法(データ変換部54による行為)を説明する。図13は、ローカル座標系と直交三軸座標系34との関係性を示す。図13では識別のため、ローカル座標系60を原点O及び各軸x、y、zで示す一方、直交三軸座標系(グローバル座標系)34を原点O及び各軸x、y、zで示している。
ローカル座標系60と直交三軸座標系34との関係性は、通常、各軸同士の回転成分と原点同士の平行移動成分とによって表すことができる。この関係性は、以下の式7で表される。
ここで、R及びTはそれぞれ、以下に示す回転行列及び平行移動ベクトルである。
回転行列Rの各成分(パラメータ)及び並行移動ベクトルTは、センサ情報格納部52に格納されたセンサ情報Eに含まれるTOFカメラの撮像部(カメラ24)の位置及び撮像方向のデータに基づいて決定される。データ変換部54は、これら回転行列R及び並行移動ベクトルTを用いて、ローカル座標系60の座標値(x,y,z)を、以下の式8により、直交三軸座標系34の座標値(x,y,z)(つまり測定座標M)に変換する。これにより、1つの受光素子Pが測定した測定データDから測定座標Mへの変換が完了する。
上記した三次元データ生成装置50によれば、データ変換部54を備えたことにより、三次元センサ12の種類に応じて測定データDから測定座標Mを適正に取得することができる。
図14は、測定座標取得部14が、任意の時間に渡り継続して三次元センサ12の測定データDを監視し、測定データDに変化が確認されたときに、変化後の測定データDに基づき測定座標Mを取得する機能を有する三次元データ生成装置70の構成を示す。三次元データ生成装置70は、前述した三次元データ生成装置10の基本構成を有するさらに他の1つの具体的構成例であって、対応する構成要素には共通する参照符号を付してその詳細説明を省略する。なお、前述した三次元データ生成装置40、50に、三次元データ生成装置70と同様の測定データ監視機能を持たせることもできる。また図2の監視システム20は、三次元データ生成装置10に代えて三次元データ生成装置70を備えることもできる。
三次元データ生成装置70は、観察領域22(図2)を任意の時間に渡り継続して測定する三次元センサ12の測定データを用いて、測定座標取得部14による測定座標Mの取得と区画情報作成部16による代表高さHの付与とを含むデータ生成動作を、任意の時間に渡って繰り返し実行するものであって、測定座標取得部14及び区画情報作成部16に加えて、三次元センサ12の測定データDを過去データDpとして格納する過去データ格納部72を備える。測定座標取得部14は、毎回のデータ生成動作において、三次元センサ12の測定データDに基づき直交三軸座標系34における物体OBの測定座標Mを取得する際に、三次元センサ12から現在の測定データDがカメラ24の受光素子毎に出力されるたびに、過去データ格納部72に設けた受光素子毎の記憶領域を参照する。そして、現在の測定データDを生じた受光素子に対応する記憶領域が無効状態であった場合は、測定座標取得部14は、当該受光素子の現在の測定データDに基づき測定座標Mを取得するとともに、現在の測定データDを対応の記憶領域に格納する。
また、現在の測定データDを生じた受光素子に対応する記憶領域に過去データDpが格納されていた場合は、測定座標取得部14は、当該受光素子の現在の測定データDを過去データDpと比較して、現在の測定データDが過去データDpから変化しているときに、現在の測定データDに基づき測定座標Mを取得するとともに、過去データ格納部72の対応の記憶領域を現在の測定データDで更新する(つまり現在の測定データDを新たな過去データDpとして格納する)。区画情報作成部16は、現在の測定データDに基づき取得された測定座標MのXY座標値が含まれる区画38に、同じ測定座標MのZ値を代表高さHとして与える。受光素子の現在の測定データDを過去データDpと比較して、現在の測定データDが過去データDpから変化していない場合、測定座標取得部14は、当該受光素子に関する測定座標Mの取得を実行しない。現在の測定データDを過去データDpと比較する際に、測定対象の物体OBの寸法、測定や演算の誤差、要求される三次元データの精度等を考慮して、変化量の許容値を予め設定し、現在の測定データDが許容値を超えて過去データDpから変化している場合に、現在の測定データDに基づいて上記処理を進めるように構成することもできる。
三次元センサ12が予め設定される測定周期において観察領域22を最初に測定するときには、過去データ格納部72の全ての記憶領域が無効状態であるから、測定座標取得部14は、カメラ24の全受光素子が生じる現在の測定データDに基づき測定座標Mを取得するとともに、それら測定データDを対応の記憶領域に格納する。そして区画情報作成部16は、現在の測定データDに基づき取得された測定座標Mを用いて個々の区画38に代表高さHを与えるとともに、測定座標MのXY座標値が含まれない区画38(例えば図4の区画381)を死角として処理する。次の測定周期以降、測定座標取得部14は、1測定周期の間に観察領域22において物体OBが移動したり新たな物体OBが出現したりした場合(つまり受光素子毎の現在の測定データDが過去データDpから変化した場合)のみ、移動又は出現した物体OBの測定座標Mを現在の測定データDに基づき取得する。そして区画情報作成部16は、物体OBの移動や出現に伴い状態が変化した区画38のみに対し、現在の測定データDに基づき取得された測定座標Mを用いて、代表高さHを与えるか或いは死角として処理するように動作する。このように、三次元データ生成装置70によれば、観察領域22において物体OBが移動したり新たな物体OBが出現したりしたときに、それに伴って状態が変化した区画38のみに対して三次元データを生成するので、演算量が削減されて、三次元データ生成に関わる処理速度を向上させることができる。
図15は、測定座標取得部14が、任意の時間に渡り継続して三次元センサ12の測定データDを監視し、現在の測定データDが、予め定めた位置で恒常に静止する物体OBのみが観察領域22(図2)に存在するとき(以下、平静時と称する。)の測定データDから変化しているときに、平静時の物体OBの測定座標Mを現在の観察領域22の三次元データ生成に利用する機能を有する三次元データ生成装置80の構成を示す。三次元データ生成装置80は、前述した三次元データ生成装置10の基本構成を有するさらに他の1つの具体的構成例であって、対応する構成要素には共通する参照符号を付してその詳細説明を省略する。なお、前述した三次元データ生成装置40、50に、三次元データ生成装置80と同様の平静時データ利用機能を持たせることもできる。また図2の監視システム20は、三次元データ生成装置10に代えて三次元データ生成装置80を備えることもできる。
三次元データ生成装置80は、観察領域22(図2)を任意の時間に渡り継続して測定する三次元センサ12の測定データを用いて、測定座標取得部14による測定座標Mの取得と区画情報作成部16による代表高さHの付与とを含むデータ生成動作を、任意の時間に渡って繰り返し実行するものであって、測定座標取得部14及び区画情報作成部16に加えて、予め定めた位置で恒常に静止する物体OBのみが存在する(つまり平静時の)観察領域22を測定した測定データDを、平静時データDqとして保持する平静時データ保持部82と、平静時の観察領域22を測定した測定データDに基づき測定座標取得部14が取得した測定座標Mの、XY座標値が含まれる区画38に、区画情報作成部16が与えた代表高さHを、平静時高さHqとして保持する平静時高さ保持部84とを備える。
測定座標取得部14は、毎回のデータ生成動作において、三次元センサ12の測定データDに基づき直交三軸座標系34における物体OBの測定座標Mを取得する際に、三次元センサ12から現在の測定データDがカメラ24の受光素子毎に出力されるたびに、平静時データ保持部82に設けた受光素子毎の記憶領域を参照する。そして、受光素子毎に現在の測定データDを平静時データDqと比較して、現在の測定データDが平静時データDqから変化しているときに、現在の測定データDに基づき測定座標Mを取得する。受光素子の現在の測定データDを平静時データDqと比較して、現在の測定データDが平静時データDqから変化していない場合、測定座標取得部14は、当該受光素子に関する測定座標Mの取得を実行しない。現在の測定データDを平静時データDqと比較する際に、測定対象の物体OBの寸法、測定や演算の誤差、要求される三次元データの精度等を考慮して、変化量の許容値を予め設定し、現在の測定データDが許容値を超えて平静時データDqから変化している場合に、現在の測定データDに基づいて上記処理を進めるように構成することもできる。
区画情報作成部16は、毎回のデータ生成動作において、現在の測定データDに基づき取得された測定座標MのXY座標値が含まれる区画に、同じ測定座標MのZ値を代表高さHとして与える。また区画情報作成部16は、1回のデータ生成動作が完了したときに、現在の測定データDに基づき取得された測定座標MのXY座標値が含まれない区画38(例えば図4の区画381)に対しては、同じXY座標値が含まれる区画38の平静時高さHqを平静時高さ保持部82から抽出して、この平静時高さHqを代表高さHとして与える。
三次元センサ12が予め設定される測定周期で観察領域22を測定したときに、平静時の観察領域22に存在した物体OBとは別の物体OBが観察領域22に新たに存在する場合、カメラ24と当該別の物体OBとの位置関係に応じて、平静時には生じていなかった位置に新たな死角が生じることがある。三次元データ生成装置80によれば、そのような新たな死角を、代表高さHを持たない区画38として扱う代わりに、平静時高さHqを持つ区画38として扱って、観察領域22の三次元データを生成することができる。この構成は、例えば監視システム20において、観察領域22における新たな死角の検出よりも新たな物体OBの侵入検知を重視する場合に有用である。また測定座標取得部14は、1測定周期の間に平静時の観察領域22に存在した物体OBとは別の物体OBが観察領域22に新たに存在する場合(つまり受光素子毎の現在の測定データDが平静時データDqから変化した場合)のみ、別の物体OBの測定座標Mを現在の測定データDに基づき取得する。そして区画情報作成部16は、別の物体OBの存在に伴い平静時から状態が変化した区画38のみに対し、現在の測定データDに基づき取得された測定座標Mを用いて、代表高さH(平静時高さHqを含む)を与えるように動作する。このように、三次元データ生成装置80によれば、観察領域22において平静時とは別の物体OBが存在したときに、それに伴い平静時から状態が変化した区画38のみに対して三次元データを生成するので、演算量が削減されて、三次元データ生成に関わる処理速度を向上させることができる。
図16は、三次元センサ12が測定している観察領域22(図2)を画像化して表示する機能を有する三次元データ生成装置90の構成を示す。三次元データ生成装置90は、前述した三次元データ生成装置10の基本構成を有するさらに他の1つの具体的構成例であって、対応する構成要素には共通する参照符号を付してその詳細説明を省略する。なお、前述した三次元データ生成装置40、50、70、80に、三次元データ生成装置90と同様の画像表示機能を持たせることもできる。また図2の監視システム20は、三次元データ生成装置10に代えて三次元データ生成装置90を備えることもできる。
三次元データ生成装置90は、測定座標取得部14及び区画情報作成部16に加えて、複数の区画38(図4)の各々の、基準面36(図4)における位置と寸法と代表高さHとを用いて、物体OBを含む観察領域22の画像Iを生成する画像生成部92と、画像生成部92が生成した画像Iを表示する表示部94とを備える。画像生成部92は、観察領域22の三次元データに基づき、図3Bで説明したような、床面28の鉛直上方無限遠の位置から観察領域22の全体を俯瞰した単一の平面図の形態で、観察領域22の画像Iを生成する。また画像生成部92は、観察領域22に存在する物体OBの高さ情報(代表高さHの大きさ)を、例えば色(明度、彩度、色相)や網掛け等で、識別可能に画像化することができる。表示部94は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の内蔵又は外付けの表示装置(図示せず)に画像Iを表示できる。表示部94は、区画情報作成部16により代表高さHが与えられない区画38(すなわち死角)を、画像Iの中に物体OBとは区別可能な形態で表示することができる。
図17Aは、表示部94が表示する観察領域22の画像Iの一例を、三次元センサ12の測定対象となった観察領域22の概略図と共に示す。また図17Bは、画像Iの一部分を拡大して示す。図示の例では、画像Iは、物体OBの高さ情報(代表高さHの大きさ)を、色(明度)の違いで表している。図示のように、三次元データ生成装置90は、三次元センサ12の個数に関わらず、観察領域22の全体を単一の平面図の形態で画像化できる。また三次元データ生成装置90は、観察領域22に存在する移動体OB1(図17B)を、実時間で追跡しながら画像化して表示できるとともに、移動体OB1と静止構造体OB2(図17B)との間の距離が変化する態様を、実時間で追跡しながら画像化して表示できる。三次元データ生成装置90に、図15の三次元データ生成装置80が有する平静時データ利用機能を付加すれば、図示のように全体として死角の無い画像Iを表示できる。
三次元データ生成装置90によれば、表示部94により観察領域22の画像Iが単一の平面図の形態で表示されるので、例えば観察者が画像Iを観察することにより、観察領域22に存在する死角を視認したり、物体OB同士の間隔を把握したりすることができる。また、監視システム20に三次元データ生成装置90を装備すれば、観察者が画像Iを観察することにより、観察領域22における物体OBの移動や観察領域22への新たな物体OBの侵入等を、視覚により監視できる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明は図示の構成に限定されず、様々な修正を施すことができる。例えば、電子機器の一般的な特性として電源ON時には記憶領域の値が乱れる傾向があるので、選択条件記憶部44、高さ記憶部46、センサ情報格納部52、過去データ格納部72については、三次元データ生成装置40、50、70の起動時に初期化処理を行って、記憶領域に格納されていたデータを消去したり記憶領域を無効状態にしたりすることができる。その後にそれぞれの記憶領域にデータを格納することで、起動時の揺らぎの影響を排除できる。
10、40、50、70、80、90 三次元データ生成装置
12 三次元センサ
14 測定座標取得部
16 区画情報作成部
20 監視システム
22 観察領域
24 カメラ
34 直交三軸座標系
36 基準面
38 区画
42 座標選択部
44 選択条件記憶部
46 高さ記憶部
52 センサ情報格納部
54 データ変換部
72 過去データ格納部
82 平静時データ保持部
84 平静時高さ保持部
92 画像生成部
94 表示部
D 測定データ
H 代表高さ
M 測定座標
OB 物体

Claims (15)

  1. 観察領域に存在する物体を認識するための三次元データを生成する三次元データ生成装置であって、
    前記観察領域を測定する三次元センサの測定データに基づき、前記観察領域に設定される直交三軸座標系における前記物体の測定座標を取得する測定座標取得部と、
    前記直交三軸座標系のXY平面に平行な基準面を前記観察領域に定めるとともに、該基準面を複数の区画に等分し、該複数の区画のうち、前記物体の前記測定座標のXY座標値が含まれる区画に、同じ前記測定座標のZ値を該区画の代表高さとして与える区画情報作成部と、
    を具備し、
    前記複数の区画の各々の、前記基準面における位置と寸法と前記代表高さとを用いて、前記観察領域の三次元データを生成する、三次元データ生成装置。
  2. 1つの前記区画に複数の前記測定座標の前記XY座標値が含まれる場合に、予め定めた条件に従い、複数の前記測定座標のうちいずれか1つの測定座標を選択する座標選択部を具備し、
    前記区画情報作成部は、選択した前記測定座標のZ値を前記代表高さとする、
    請求項1に記載の三次元データ生成装置。
  3. 前記座標選択部は、1つの前記区画に前記XY座標値が含まれる前記複数の測定座標のうち、三次元センサの撮像部までの距離が最も短い測定座標を選択する、請求項2に記載の三次元データ生成装置。
  4. 前記座標選択部は、1つの前記区画に前記XY座標値が含まれる前記複数の測定座標のうち、当該区画の中心点までの距離が最も短い測定座標を選択する、請求項2に記載の三次元データ生成装置。
  5. 前記複数の区画の各々について、前記XY座標値が含まれる前記複数の測定座標の各々と前記撮像部又は前記中心点との間の前記距離を記憶する選択条件記憶部を具備する、請求項3又は4に記載の三次元データ生成装置。
  6. 前記測定座標の取得と前記代表高さの付与とを含むデータ生成動作を任意の時間に渡って繰り返し実行する、請求項5に記載の三次元データ生成装置において、
    前記区画情報作成部は、1回の前記データ生成動作が完了したときに、前記選択条件記憶部が有する区画毎の記憶領域を無効状態にする、請求項5に記載の三次元データ生成装置。
  7. 前記複数の区画の各々について前記代表高さを記憶する高さ記憶部を具備する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の三次元データ生成装置。
  8. 前記測定座標の取得と前記代表高さの付与とを含むデータ生成動作を任意の時間に渡って繰り返し実行する、請求項7に記載の三次元データ生成装置において、
    前記区画情報作成部は、毎回の前記データ生成動作において、前記代表高さが与えられない前記区画が生じるたびに、前記高さ記憶部が有する当該区画の記憶領域を無効状態にする、請求項7に記載の三次元データ生成装置。
  9. 前記測定座標の取得と前記代表高さの付与とを含むデータ生成動作を任意の時間に渡って繰り返し実行する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の三次元データ生成装置において、
    前記測定データを過去データとして格納する過去データ格納部を具備し、
    前記測定座標取得部は、毎回の前記データ生成動作において、現在の前記測定データを前記過去データと比較して、現在の前記測定データが前記過去データから変化しているときに、現在の前記測定データに基づき前記測定座標を取得するとともに、前記過去データ格納部を現在の前記測定データで更新し、
    前記区画情報作成部は、現在の前記測定データに基づき取得された前記測定座標のXY座標値が含まれる区画に、同じ前記測定座標のZ値を前記代表高さとして与える、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の三次元データ生成装置。
  10. 前記測定座標の取得と前記代表高さの付与とを含むデータ生成動作を任意の時間に渡って繰り返し実行する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の三次元データ生成装置において、
    予め定めた位置で恒常に静止する物体のみが存在する前記観察領域を測定した前記測定データを、平静時データとして保持する平静時データ保持部と、
    予め定めた位置で恒常に静止する物体のみが存在する前記観察領域を測定した前記測定データに基づき前記測定座標取得部が取得した前記測定座標の、前記XY座標値が含まれる前記区画に、前記区画情報作成部が与えた前記代表高さを、平静時高さとして保持する平静時高さ保持部とを具備し、
    前記測定座標取得部は、毎回の前記データ生成動作において、現在の前記測定データを前記平静時データと比較して、現在の前記測定データが前記平静時データから変化しているときに、現在の前記測定データに基づき前記測定座標を取得し、
    前記区画情報作成部は、現在の前記測定データに基づき取得された前記測定座標のXY座標値が含まれる区画に、同じ前記測定座標のZ値を前記代表高さとして与える一方、現在の前記測定データに基づき取得された前記測定座標のXY座標値が含まれない前記区画に対しては、同じXY座標値が含まれる前記区画の前記平静時高さを前記代表高さとして与える、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の三次元データ生成装置。
  11. 前記測定座標取得部は、
    前記直交三軸座標系における前記三次元センサの撮像部の位置及び撮像方向を含むセンサ情報を予め格納するセンサ情報格納部と、
    前記センサ情報に基づき、前記測定データを前記測定座標に変換するデータ変換部と、
    を具備する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の三次元データ生成装置。
  12. 前記複数の区画の各々の前記位置と前記寸法と前記代表高さとを用いて、前記物体を含む前記観察領域の画像を生成する画像生成部と、
    前記画像を表示する表示部と、
    をさらに具備する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の三次元データ生成装置。
  13. 前記表示部は、前記代表高さが与えられない前記区画を、前記画像の中に前記物体とは区別可能な形態で表示する、請求項12に記載の三次元データ生成装置。
  14. 観察領域に存在する物体を認識するための三次元データを生成する三次元データ生成方法であって、
    前記観察領域を測定する三次元センサの測定データに基づき、前記観察領域に設定される直交三軸座標系における前記物体の測定座標を取得し、
    前記直交三軸座標系のXY平面に平行な基準面を前記観察領域に定めるとともに、該基準面を複数の区画に等分し、該複数の区画のうち、前記物体の前記測定座標のXY座標値が含まれる区画に、同じ前記測定座標のZ値を該区画の代表高さとして与え、
    前記複数の区画の各々の、前記基準面における位置と寸法と前記代表高さとを用いて、前記観察領域の三次元データを生成する、
    三次元データ生成方法。
  15. 観察領域を測定する三次元センサと、
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の三次元データ生成装置と、
    を具備し、
    前記三次元データ生成装置が生成した前記三次元データを用いて前記観察領域を監視する、監視システム。
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