JP3664487B1 - 写真貼付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】貼付品質を確保でき、かつ、両面テープ上に貼り付けられる写真同士の密接性を高めることができる写真貼付装置を提供する。
【解決手段】傾斜面61aによって、第2の写真10bに掛る搬送方向への圧力から下方向への押圧成分が抽出される。この下方向への圧力によって、第2の写真10bの先縁が傾斜面61aに沿って第1の写真10aの上面に接触され、第1の写真10aの後縁がスペースhを通過した時点で、この後縁に沿って両面テープ11に圧着される。
【選択図】図3

Description

本発明は、一連の両面テープの一方の粘着面に複数の写真を連続的に貼り付ける写真貼付装置に関する。
特許文献1には、両面テープの一方の面にカードを貼り付け、他方の面に写真を貼り付ける写真貼付機が開示されている。この写真貼付機のカード収納部には、積層された多数のカードが収納されるとともに、1枚のカードが通過できるだけの隙間が設けられている。最も上のカードの先端は、ローラに巻き掛けられた両面テープの粘着面と接触し、回転するローラとの摩擦および両面テープの粘着力によって、カード収納部の隙間から引き出される。このような動作を反復することにより、一連の両面テープにカードが連続して貼り付けられる。
特開2000−335817号公報
本発明の目的は、一連の両面テープの一方の粘着面に複数の写真を連続的に貼り付けるための新規な構成を有する写真貼付装置を提供することである。
また、本発明の別の目的は、このような写真貼付装置において、粘着面上に写真を精度よく貼り付けることである。
本発明にかかる写真貼付装置において、第1の搬送面と、テープ送り機構と、貼押え部材と、第2の搬送面と、写真送り機構と、規制部材とを有する。第1の搬送面には、粘着面が上方に向けられた両面テープが置かれる。テープ送り機構は、第1の搬送面上に置かれた両面テープを所定の搬送方向に送る。貼押え部材は、第1の搬送面との間に所定のスペースを隔てて配置されているとともに、スペースを起点として搬送方向の上流側に向かって鋭角に延在する傾斜面を有する。第2の搬送面には、貼押え部材に向けて搬送される写真が置かれる。この第2の搬送面の終端は、自己の終端が貼押え部材の傾斜面から離間している。写真送り機構は、第1の搬送面上を移動する両面テープの粘着面に貼り合わされた第1の写真がスペースを通過し終わる前に、第1の写真に続く第2の写真を第2の搬送面を介して貼押え部材に向けて送る。規制部材は、第2の搬送面の終端近傍に配置されている。この規制部材は、貼押え部材の傾斜面に沿って導かれた第2の写真の先縁が、粘着面に貼り合わされた第1の写真の上面に接触している状態において、第2の写真の後縁が上方へ変位することを規制する。
本発明において、貼押え部材によって規定されるスペースの高さは、写真と両面テープとを貼り合わせた厚みと実質的に同一であることが好ましい。
また、本発明において、第1の調節機構、第2の調節機構または第3の調節機構の少なくとも一つを追加してもよい。第1の調節機構は、貼押え部材の位置を上下方向に変位させることにより、スペースの高さを調整する。第2の調節機構は、貼押え部材の位置を搬送方向に変位させる。第3の調節機構は、規制部材の位置を搬送方向に変位させる。
本発明によれば、第2の写真の先端が接触するのは、先に送られた第1の写真の上面および粘着面のいずれかである。粘着面上に貼り合わされた第1の写真がスペースを通過し終わるまでの間、第2の写真の先端は、粘着面と直接接触せず、粘着面上を覆う第1の写真の上面と接触する。この状態では、第1の写真の上面上を第2の写真の先端が滑るので、第2の写真は引き出されない。そして、第1の写真がスペースを通過し終わるタイミングで、第2の写真の先端が粘着面と接触して、第2の写真が引き出され始める。したがって、第1の写真の後縁と第2の写真の前縁とがほぼ一致するように、換言すれば、両者の隙間が生じないように、第2の写真が粘着面上に貼り合わされる。その結果、粘着面上に写真を精度よく貼り付けることができる。
図1は、本発明を実施した写真貼付装置の縦断面図である。また、図2は、写真貼付装置の平面図である。写真貼付装置1は、フレーム2を主体に構成されており、このフレーム2には、第1の収納部3、写真送り機構4、テープ送り機構5、貼付部6、打抜き部7、切取り部8および第2の収納部9といった各種のサブユニットが取り付けられている。第1の搬送面12上には、粘着面が上方に向けられた一連の両面テープ11が置かれている。この両面テープ11は、貼付部6から打抜き部7と切取り部8とを経て第2の収納部9に至るまで経路で延在しており、所定の搬送方向(図1の左から右に向かう方向)に搬送される。さらに、第2の搬送面13上に置かれたシート状の写真10は、第1の収納部3から写真送り機構4を介して貼付部6に向かって搬送される。両面テープ11の上方の粘着面には、第2の搬送面13を介して供給された写真10は、隙間なく連続的に貼り付けられる。
第1の搬送面12の搬送方向に対して左右の両縁には、一対のガイド板14が設けられている。このガイド板14は、写真10および両面テープ11の幅に応じて左右に移動可能である。したがって、異なる幅の写真10または両面テープ11を搬送する場合、写真10または両面テープ11の幅に第1の搬送面12の幅を対応させ、幅方向への写真10および両面テープ11のズレの発生を抑制することができる。同様の理由で、第2の搬送面13の搬送方向に対して左右の両縁には、一対の写真ガイド板15が設けられている。
第1の収納部3に収納された複数の写真10のそれぞれは、写真送り機構4によって、第2の搬送面13に沿って貼付部6に順次送られる。一方、テープ送り機構5からは、両面テープ11が貼付部6に向かって送り出される。そして、貼付部6によって、写真10は、両面テープ11の粘着面に貼り付けられる。両面テープ11に貼り付けられた写真10は、第1の搬送面12に沿って、打抜き部7まで送られる。この打抜き部7によって、それぞれの写真10には切り目が入れられ、続く切取り部8によって、写真10毎に切り分けられる。最後に、写真10は、第2の収納部9に収納される。なお、写真10と両面テープ11とを過不足なく貼り合せるという観点で言えば、写真10および両面テープ11の搬送方向に対する左右の幅は、同一であることが好ましい。
写真貼付装置1を構成するサブユニットのそれぞれについて説明する。まず、フレーム2は、略矩形状の底板21と、この底板21の周囲に沿って連続的に起立した側板22とによって、箱型状に形成されている。フレーム2の搬送方向上流側には、第1の収納部3が形設されている。この第1の収納部3は、底部31と、この底部31の周囲に沿って連続的に起立した側部32とを有し、複数の写真10を収納可能な箱状に形成されている。この第1の収納部3には、さらに、載置板33、シフト部材34、および昇降モータ35が取り付けられている。載置板33は、その上面が平板状に形成され、第1の収納部3内で、底部31に平行に設けられており、複数の写真10を積載可能である。この載置板33は、ベルトやチェーンなどで構成されたシフト部材34を介して、昇降モータ35に接続されており、昇降モータ35の駆動によって、第1の収納部3内を上下に昇降自在なエレベータ機構となっている。昇降モータ35は、載置板33に積層された写真10のうち、後述する写真送り機構4の吸引搬送部41が最上層の写真10のみを吸引できる所定の高さに位置するように駆動する。なお、写真10は、図2に示すように、例えば、4つの証明写真が現像された面が上面になるように第1の収納部3に収納される。ここで、第1の収納部3は、シフト部材34および昇降モータ35の代わりに、コイルバネなどを載置板33の下部に設け、このコイルバネによって載置板33を上方へ付勢する構造にしてもよい。
写真送り機構4は、第1の収納部3に収納された写真10を、貼付部6へ送る。この写真送り機構4は、具体的には、吸引搬送部41、第1の送りローラ対42,第2の送りローラ対43、写真送りモータ44、第1の送りベルト45、第1の送出しローラ46、第2の送りベルト47、および第2の送出しローラ48によって構成されている。写真10は、吸引搬送部41によって吸引され、第2の搬送面13に搬送される。つぎに、写真10は、第2の搬送面13の入り口近傍に設けられた第1の送りローラ対42に挟持されて、続く第2の送りローラ対43に送られる。その後、写真10は、第1の送りベルト45および第2の送りベルト47によって挟持され、貼付部6に送られる。
吸引搬送部41には、エアコンプレッサである第1のコンプレッサ41aに接続され、搬送方向に対して上下にスライド可能な第1のシャフト41bが設けられている。また、この第1のシャフト41bの下方先端には、吸盤41cが取り付けられている。一方、第1のコンプレッサ41aの側面には、エアコンプレッサである第2のコンプレッサ41dに接続され、搬送方向に向かって前後にスライド可能な第2のシャフト41eが接続されている。これにより、第1の収納部3内の最上層の写真10は、吸盤41cに吸着され、第1のシャフト41bが上方向にスライドすることによって吸い上げられ、第2のシャフト41eが搬送方向へスライドすることにより、第2の搬送面13上に搬送される。なお、本実施形態では、第1のコンプレッサ41aおよび第2のコンプレッサ41dはエアコンプレッサであるが、他の構造によって、第1のシャフト41bおよび第2のシャフト41eをスライドさせても構わない。
第2の搬送面13の上流側入り口近傍には、送りローラ42aと送りローラ42bとから構成される第1の送りローラ対42が配置されている。送りローラ42aは、第2の搬送面13の上方に配置され、送りローラ42bは、第2の搬送面13の下方の送りローラ42aに対応する位置に写真10を挟持するように配置されている。この第1の送りローラ対42の搬送方向下流には、第2の送りローラ対43が配置されている。第2の送りローラ対43を構成する送りローラ43aは、第2の搬送面13の上方に配置され、送りローラ43bは、第2の搬送面13の下方に、送りローラ43aと協働して写真10を挟持するように配置されている。この送りローラ43aおよび送りローラ42aは、図示しない連動ベルトを介して相互に連結されている。同様に、送りローラ43bおよび送りローラ42bは、図示しない連動ベルトを介して相互に連結されている。さらに、送りローラ43aと送りローラ43bとは、図示しないギアにより、相互に接続され、送りローラ43bは、送りローラ43aの回転方向とは逆方向に回転する構造となっている。ここで、送りローラ43aは、写真送りモータ44にシャフトなどを介して接続されており、写真送りモータ44の駆動によって、写真10を搬送方向へ送り出す回転(図1において半時計回り)をする。したがって、写真送りモータ44の駆動により、送りローラ42a,43aは図1において、半時計回りに回転し、送りローラ42b,43bは時計回りに回転する。
送りローラ43aの周回には、第1の送りベルト45が巻き付けられており、送りローラ43aの搬送方向下流の第2の搬送面13上方に設けられた第1の送出しローラ46の周回にも巻き付けられている。同様に、第2の送りベルト47が、送りローラ43bの周回と、第1の送出しローラ46の搬送方向下流の第2の搬送面13下方に設けられた第2の送出しローラ48の周回とに巻き付けられている。この第2の送りベルト47の写真10を搬送する上面は、第2の搬送面13に対応付けられている。これらの第1の送りベルト45および第2の送りベルト47は、写真送りモータ44の駆動により、写真10を挟持して搬送方向へ送る構造となっている。なお、送りローラ42a,42b,43a,43b、第1の送出しローラ46、および第2の送出しローラ48は、図2が示すように実際は、それぞれ3つのローラによって構成されている。加えて、これらのローラに対応させるため、第1の送りベルト45および第2の送りベルト47は、それぞれ3本ずつ存在する。なお、写真送り機構4は、このような構成に限らず、写真10を第1の収納部3から貼付部6へ送る機構であれば他の構成でもよい。
一方、テープ送り機構5は、第1の搬送面12上に置かれた両面テープ11を所定の搬送方向へ送る。このテープ送り機構5は、テープ送りモータ51に第1のテープ送りローラ52が接続され、テープ連動ベルト53が、第1のテープ送りローラ52の周回とテープローラ54の周回とに巻き付けられて構成されている。また、テープローラ54には、両面テープ11が、粘着面をテープローラ54の中心に向けて複数層巻き付けられている。このテープ送り機構5は、さらに第2のテープ送りローラ55および第3のテープ送りローラ56を有し、これらのローラを介して、両面テープ11を、テープ送りモータ51の駆動により、テープローラ54から貼付部6に送る。
両面テープ11は、粘着面が上方に向けられた状態で、貼付部6に送られ、第1の搬送面12上を搬送される。このとき、貼付部6によって、写真送り機構4から送られてくる写真10が両面テープ11に貼り付けられるが、その詳細は後述する。この両面テープ11に貼り付けられた写真10は、貼付部6から第1の搬送面12上を打抜き部7に向かって搬送される。ここで、貼付部6と打抜き部7との間には、押えローラ16が、第1の搬送面12との間に所定の空間を隔てて設けられている。この押えローラ16は、両面テープ11上に連続して貼り付けられた複数の写真10の継ぎ目が両面テープ11の厚み分しか強度がないことに起因して上下方向にズレることを抑制する。
打抜き部7は、両面テープ11に貼り付けられた複数の写真10のそれぞれに打抜き処理を施す。この打抜き部7は、搬送モータ71、第1の搬送ローラ72、第2の搬送ローラ73、前後調節ハンドル74、打抜きプレス75、およびカメラ76などによって構成されている。第1の搬送面12の下方には、搬送モータ71に連動して回転する第1の搬送ローラ72が設置されており、第1の搬送ローラ72は、搬送モータ71の駆動により写真10を打抜き処理の実行に適切な位置に搬送する。一方、第1の搬送面12の上方の第1の搬送ローラ72に対応する位置には、第2の搬送ローラ73が設置され、前後調節ハンドル74に係合されている。この前後調節ハンドル74をユーザが手動で操作することによって、前後方向の打抜き位置の微調整を行なうことができる。打抜きプレス75は、第2の搬送ローラ73の下流に設けられ、プレスモータ75a、カム75b、およびクラッチ75cの動作によって、写真10上面の証明写真のそれぞれの周囲に切込みを入れる。この切込みは、両面テープ11の下面の剥離紙直前まで入れられる。なお、図示しない打抜刃を着脱自在に打抜きプレス75に取り付けることによって、多彩な切込みパターンを設定することができる。また、左右方向の打抜き位置の調節は、ユーザによって、打抜きプレス75に係合されている左右調節ハンドル77を調節することによりなされる。ここで、カメラ76により打抜きプレス75下の写真10の位置を検出し、図示しないモニタなどに出力すれば、ユーザはより正確に打抜き位置を決定することができる。
打抜き部7で切込みを入れられた写真10は、続く切取り部8に搬送される。この切取り部8において、カッター81は、第1の搬送面12の上方に設けられており、両面テープ11に貼り付けられた複数の写真10のそれぞれを、継ぎ目に沿って切り分ける。このカッター81には、カッターローラ81aが回転自在に設けられており、このカッターローラ81aの外周の一点と、第1のカッター駆動ローラ82の外周の一点とがカッター駆動弦83によって係合されている。また、第1のカッター駆動ローラ82に接合して設けられ、同期して回転する第2のカッター駆動ローラ84の外周には、カッター連動ベルト85が巻き付けられている。このカッター連動ベルト85は、さらに第3のカッター駆動ローラ86の外周に巻きつけられている。カッター駆動モータ87が駆動すると、カッター駆動モータ87に接続された第3のカッター駆動ローラ86が回転し、カッター連動ベルト85により、第2のカッター駆動ローラ84が回転する。これにより、第1のカッター駆動ローラ82が第2のカッター駆動ローラ84に同期して回転し、カッター駆動弦83を引き下げる。その結果、カッターローラ81aを介して、カッター81が第1の搬送面12上の写真10に押し当てられ、写真10を切断する。ここで、カット位置調節機構88を設け、ユーザがカット位置調節機構88に接続されたカット位置調節ハンドル89を操作することによって、カッター81が搬送方向前後に移動し、写真10のカット位置が自在に設定される。なお、複数の写真10のそれぞれに現像プロセスにおいて焼き込みマークを付加し、この焼きこみマークをセンサなどを使用して検出することにより、切取り部8を自動化して写真10を切断することができる。
切取り部8によって切断された各々の両面テープ11付きの写真10は、第1の搬送面12上を第2の収納部9まで搬送され、順次第2の収納部内に積層され収納される。第2の搬送面13は、底部91、側部92、載置板93、シフト部材94、および昇降モータ95から構成される。なお、この第2の収納部9は、第1の収納部3と同様の構造を有しているので、ここでの説明は省略する。
図3は、貼付部6の縦断面図である。貼付部6は、主に貼押え部材61や規制部材62などから構成されている。貼押え部材61は、第1の搬送面12との間に所定のスペースhを隔てて配置されているとともに、スペースhを起点として搬送方向の上流側、つまり第2の搬送面13の終端に向かって、鋭角に延在する傾斜面61aを有する。この傾斜面61aは、第2の搬送面13の終端から所定の距離をおいて離間しており、第2の搬送面13から搬送された写真10が接触する。また、貼押え部材61には、固定ばね61bが取り付けられており、搬送方向前後に適度なフレキシビリティをもって貼押え部材61を固定している。貼押え部材61には、さらに、ネジなどの第1の調節機構61cが取り付けられており、スペースhは、ユーザの操作によって貼押え部材61の位置を上下方向に変位させることにより調整可能である。したがって、異なる厚みの写真10または両面テープ11を貼り合わせる場合、その厚みに応じてスペースhを調整し、多様な厚みの写真10や両面テープ11の貼り合せに対応することができる。通常、スペースhは、両面テープ11の粘着面に貼り合わされた写真10が通過できる高さおよび幅に設定される。例えば、スペースhの高さは、写真10と両面テープ11とを貼り合わせた厚みと実質的に同一に設定される。これにより、写真10に過剰な押圧を掛けることがなく、写真の損傷を抑制し、貼付品質を確保することができる。
規制部材62は、例えば、前後に回転可能な送りローラで、写真送り機構4の第1の送りベルト45の搬送方向下流であって、第2の搬送面13の終端近傍に配置されている。この規制部材62は、搬送方向上下に移動可能で、自重によって第2の搬送面13上を搬送される写真10を押圧する。また、第2の搬送面13の終端に配置されたブリッジ63は、貼押え部材61に搬送される写真10が第1の搬送面12上で両面テープ11に貼り付けられる以前に、両面テープ11に接触することを防止する。
なお、貼押え部材61には、歯車と歯の組合わせである第2の調節機構64が接続されており、この第2の調節機構64を前後に移動させることによって、貼押え部材61の位置を搬送方向に変位させることができる。さらに、この第2の調節機構64にロック65を設けることにより、貼押え部材61の調節位置を固定することができる。一方、規制部材62には、歯車と歯の組合わせである第3の調節機構66が接続されており、この第3の調節機構66を前後に移動させることによって、規制部材62の位置を搬送方向に変位させることができる。したがって、これらの調整機構を協働させることによって、写真10の搬送方向への長さに対応した貼り付けを行なうことができる。
つぎに、図4を参照しつつ、第1の写真10aが第1の搬送面12上の両面テープ11に貼り付けられている状態で、第2の写真10bが第2の搬送面13から貼付部6に向かって搬送されるケースについて説明する。図4(a)は、第1の搬送面12上に置かれた両面テープ11に貼り付けられた第1の写真10aが、スペースhを通過途中で待機している状態を示している。この状態において、ユーザは、第1の写真10aより下流側に存在する写真10に対して打抜き部7による位置抜き処理を行なう。ここで、図示しないセンサが、第1の写真10aの次に両面テープ11に貼り付けられる第2の写真10bがスペースhの上流側の第1の写真10a上に存在しないことを検出した場合、図4(b)が示すように、第2の写真10bが、第1の収納部3より貼押え部材61に向かって搬送される。つまり、第1の搬送面12上を移動する両面テープ11の粘着面に貼り合わされた第1の写真10aがスペースhを通過し終わる前に、第1の写真10aに続く第2の写真10bを第2の搬送面13を介して貼押え部材61に向けて送る。具体的には、第2の写真10bは、写真送り機構4の第2の送りベルト47によって、第2の搬送面13の終端から貼押え部材61に向けて送り出される。第2の写真10bの先縁が傾斜面61aに接触する際、第2の写真10bには、第2の送りベルト47の第2の搬送面13側上面との摩擦により、搬送方向への圧力が掛る。この搬送方向への圧力は、傾斜面61aによって、搬送方向および下方向への圧力に分離される。続いて、これらの圧力により、第2の写真10bの先縁は、傾斜面61aに沿って、スペースhの下縁の第1の写真10a上に導かれる。
第2の写真10bの先縁が第1の写真10a上に到達した場合、下方向への圧力に起因して第2の写真10bに撓みが生じ、この撓みによって、第2の写真10bの後縁には下方向への圧力に対して上方への反発力が掛る。また、第2の送りベルト47は、常時駆動している構造となっているので、第2の写真10bは常に搬送方向へ押圧される。これにより、第2の写真10bの後縁は、上方への反発力により持ち上げられる。ここで、規制部材62は、貼押え部材61の傾斜面61aに沿って導かれた第2の写真10bの先縁が、粘着面に貼り合わされた第1の写真10aの上面に接触している状態において、第2の写真10bの後縁が上方へ変位することを規制する。すなわち、規制部材62は、第2の写真10bの後縁が持ち上げられる度に、自重によって、第2の写真10bの後縁が第2の搬送面13に接触するよう、に第2の写真10bを押圧する。これにより、第2の写真10bの先縁には、常時下方向への圧力が掛り、第1の写真10aを押圧し続ける。
打抜き処理を施された後、第1の写真10aは、図4(c)が示すように、再びスペースhの通過を再開する。そして、図4(d)が示すように、第1の写真10aの後縁がスペースhを通過し終わる際、第2の写真11bの先縁は、下方向への圧力によって、第1の写真10aの後縁に沿って両面テープ11の粘着面上へと圧着される。第1の写真10aの後縁に連続して貼り付けられた第2の写真10bは、図4(e)が示すように、第1の写真10aに続いて、スペースhを通過する。なお、次の打抜き処理を開始するため、第1の写真10aが図4(a)に示された待機状態から略写真1枚分、第1の搬送面12を搬送方向へ搬送された時点で、再び上述した待機状態となる。このような貼付動作を反復することにより、一連の両面テープ11の一方の粘着面に複数の写真10を連続的に貼り付けることができる。
このように、本実施形態によれば、貼押え部材61の傾斜面61aによって、写真10に掛る搬送方向への圧力から下方向への押圧成分が抽出される。この下方向への圧力によって、第2の写真10bの先縁が傾斜面61aに沿って第1の写真10aの上面に接触され、第1の写真10aの後縁がスペースhを通過した時点で、この後縁に沿って両面テープ11に圧着される。したがって、第1の写真10aの後縁と第2の写真10bの先縁との継ぎ目が略密接できる。その結果、両面テープ11上の余分な隙間の形成を抑制することができる。
なお、第2の写真10bが第1の写真10aの上面に接触するにあたって、様々なケースが考えられる。例えば、図5(a)は、第2の写真10bが下方に撓んだ状態で第1の写真10aに接触したケースを示している。また、図5(b)は、第2の写真10bが、上方に撓んだ状態で第1の写真10aに接触したケースを示している。さらに、図5(c)は、第2の写真10bが、第1の写真10aの上面に水平に接触したケースを示している。いずれのケースにおいても、第2の写真10bに搬送方向への圧力が掛っていれば、傾斜面61aによって、下方向の圧力が抽出される。したがって、この下方向への圧力によって、上述したように第2の写真10bの先縁が両面テープ11に、第1の写真10の後縁に略密接して圧着される。ここで、写真10は、シート状の素材であればよく、現像写真に限らない。一方、両面テープ11は、写真10を貼り付ける側の面が粘着面であればよく、他方の面に、剥離紙などで覆われた粘着面を設けなくてもよい。
写真貼付装置の縦断面図 写真貼付装置の平面図 貼付部の縦断面図 貼付部材における貼付動作の説明図 貼付動作における写真の状態説明図
符号の説明
1 写真貼付装置
2 フレーム
3 第1の収納部
4 写真送り機構
5 テープ送り機構
6 貼付部
7 打抜き部
8 切取り部
9 第2の収納部
10 写真
11 両面テープ
12 第1の搬送面
13 第2の搬送面
14 ガイド板
15 写真ガイド板
16 押えローラ
61 貼押え部材
61a 傾斜面
61b 固定ばね
61c 第1の調節機構
62 規制部材
63 ブリッジ
64 第2の調節機構
65 ロック
66 第3の調節機構

Claims (5)

  1. 一連の両面テープの一方の粘着面に複数の写真を連続的に貼り付ける写真貼付装置において、
    前記粘着面が上方に向けられた前記両面テープが置かれる第1の搬送面と、
    前記第1の搬送面上に置かれた前記両面テープを所定の搬送方向に送るテープ送り機構と、
    前記第1の搬送面との間に所定のスペースを隔てて配置されているとともに、前記スペースを起点として前記搬送方向の上流側に向かって鋭角に延在する傾斜面を有する貼押え部材と、
    前記貼押え部材に向けて搬送される前記写真が置かれるとともに、自己の終端が前記貼押え部材の前記傾斜面から離間した第2の搬送面と、
    前記第1の搬送面上を移動する前記両面テープの前記粘着面に貼り合わされた第1の写真が前記スペースを通過し終わる前に、前記第1の写真に続く第2の写真を前記第2の搬送面を介して前記貼押え部材に向けて送る写真送り機構と、
    前記第2の搬送面の前記終端近傍に配置されているとともに、前記貼押え部材の前記傾斜面に沿って導かれた前記第2の写真の先縁が、前記粘着面に貼り合わされた前記第1の写真の上面に接触している状態において、前記第2の写真の後縁が上方へ変位することを規制する規制部材と
    を有することを特徴とする写真貼付装置。
  2. 前記貼押え部材によって規定されるスペースの高さは、前記写真と前記両面テープとを貼り合わせた厚みと実質的に同一であることを特徴とする請求項1に記載された写真貼付装置。
  3. 前記貼押え部材の位置を上下方向に変位させることにより、前記スペースの高さを調整する第1の調節機構をさらに有することを特徴とする請求項1に記載された写真貼付装置。
  4. 前記貼押え部材の位置を前記搬送方向に変位させる第2の調節機構を有することを特徴とする請求項1に記載された写真貼付装置。
  5. 前記規制部材の位置を前記搬送方向に変位させる第3の調節機構を有することを特徴とする請求項1に記載された写真貼付装置。
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