JP3663686B2 - クレーン装置のフォーク制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動倉庫に設けられたクレーン装置のフォーク制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、図8に示すように、フォーク61と収納部62との間で行われるフォーク61上に荷Wを載置する荷すくい作業及びフォーク61から荷Wをおろす荷おろし作業は、フォーク61を伸縮させることによって行われる。この荷すくい及び荷おろし作業時にフォーク61が伸縮する伸縮量は、図8において荷Wの左右方向の幅(荷幅)に関わらず同一の所定量に設定されている。このため、たとえ小さい荷(荷幅が短い荷)Wに対して荷すくい及び荷おろし作業を行う場合であっても、フォーク61を所定量だけ伸縮させることになり、荷すくい及び荷おろし作業の効率が悪いという問題がある。
【0003】
そこで、実開平3−122005号公報には、例えば収納部62に収納される荷の品番及び数量を管理する管理コンピュータ等に、荷Wの品番と、荷幅とを対応させるデータを予め入力しておく技術が提案されている。そして、荷Wの入庫又は出庫作業時にはそのデータに基づいて入庫又は出庫する荷Wの荷幅を求め、フォーク61の移動量を調節することによって、迅速に荷すくい及び荷おろし作業を行うことができる。従って、効率良く入庫又は出庫作業を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この公報に示す技術によれば、全ての荷Wの品番に対する荷幅のデータを記憶させねばならず、管理コンピュータの記憶容量を大きくしなければならないという問題がある。又、荷幅のデータが記憶されていない荷に関しては、その荷幅が分からないため、迅速に荷すくい及び荷おろし作業ができない。従って、効率良く入庫又は出庫作業ができないという問題がある。
【0005】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は荷取り作業時に荷幅を検出することによって、効率良く入庫又は出庫作業を行わせるクレーン装置のフォーク制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1記載の発明は、自動倉庫の枠組棚に形成された複数の収納部に対して荷を搬送するクレーン装置に設けられ、前記収納部との間で荷の受け渡しを行うため収納部方向に伸縮可能に設けられたフォークと、前記フォークを伸縮させるフォーク駆動手段と、前記フォークの収納部側端に設けられた荷検出手段と、前記フォーク上に荷を載置する荷取り作業時において、載置すべき荷の方向へフォークを伸縮させるアプローチ動作時には、前記荷検出手段が荷の検出を開始してから荷の検出を終了するまでの時間を荷の幅を示す荷幅時間として計時する計時手段と、前記フォーク駆動手段を制御してフォークを伸縮させることにより前記荷取り作業及びフォークから荷をおろす荷おろし作業を行わせるとともに、当該荷おろし作業時には前記計時手段によって計時された荷幅時間に基づいてフォーク駆動手段を制御するフォーク制御手段とを備え、前記アプローチ動作時において、前記フォーク制御手段は荷検出手段が荷の検出を終了した時、フォークの伸縮を停止させるようにしたことをその要旨とする。
【0008】
請求項記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記荷おろし作業時において、前記フォーク制御手段は荷幅時間に基づいて、各収納部に収納される荷の表側面がそれぞれ面一となるように、フォーク駆動制御手段を制御することをその要旨とする。
【0009】
従って、請求項1記載の発明によれば、自動倉庫はクレーン装置によって荷が搬送されることによって入庫又は出庫作業が行われる。例えば入庫作業では、クレーン装置は荷受け台から荷を受け取る荷取り作業を行った後、その荷を目的の収納部まで搬送し、目的の収納部にて荷をおろす荷おろし作業を行う。
【0010】
この荷取り作業時において、フォーク制御手段は、まず、フォーク駆動手段を駆動して、フォークを載置すべき荷の方向へと伸縮させるアプローチ動作を行わせる。そして、フォークの収納部端が例えば荷の下方へと到達すると、荷検出手段は荷の検出を開始し、荷検出信号を計時手段に出力する。この時、計時手段は時間の計時を開始する。更にフォークが伸縮し、フォークの収納部側端が荷よりも外方へと伸縮すると、荷検出手段は荷を検出しなくなり、荷検出信号の出力を中止する。すると、計時手段は時間の計時を終了する。即ち、この間に、計時手段は荷幅時間を計時する。その後、例えばフォークを上昇させてフォーク上に荷を載置させると、フォーク制御手段はフォーク駆動手段を駆動して、フォークを元の位置へと伸縮させる。
【0011】
次に、クレーン装置はフォーク上の荷を目的の収納部まで搬送し、目的の収納部にて荷おろし作業を行う。この荷おろし作業時において、フォーク制御手段は荷幅時間に基づいてフォークの伸縮を行わせ、収納部に荷を収納させる。従って、フォーク制御手段は、その計測された荷幅に基づいてフォークを伸縮させることによって迅速に荷を収納部に収納できる。
【0012】
又、出庫作業では、クレーン装置は収納部にて荷取り作業を行った後、その荷を目的の荷受け台まで搬送し、目的の荷受け台にて荷おろし作業を行う。この出庫作業時での荷取り作業及び荷おろし作業時にも、前記入庫作業時と同様の制御が行われる。
【0013】
、アプローチ動作時において、フォーク制御手段は、荷検出手段が荷の検出を終了した時、フォークの伸縮を中止する。
請求項記載の発明によれば、前記荷おろし作業時において、前記フォーク制御手段は荷幅時間に基づいて、各収納部に収納される荷の表側面がそれぞれ面一となるように、フォーク駆動制御手段を制御する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図1〜図7に従って説明する。
図1,図3に示すように、自動倉庫1には左右一対の枠組棚2a,2bが設けられ、各枠組棚2a,2bには奥行き方向(連方向)及び上下方向(段方向)に複数の収納部3が設けられている。両枠組棚2a,2b間には走行用レール4が敷設され、走行用レール4にはクレーン装置としてのスタッカクレーン5が走行可能に設けられている。スタッカクレーン5はホームポジションHPとオポジットポジション(図示せず)との間を走行するようになっている。これらホームポジションHP及びオポジットポジションはスタッカクレーン5の走行の基準となる位置であって、例えばスタッカクレーン5の走行位置は、ホームポジションHPを基準として計測される。自動倉庫1の非使用状態時には、スタッカクレーン5はホームポジションHP又はオポジットポジションのいずれかの位置に停止した状態で保持される。又、ホームポジションHPの左右両側には、入出庫時に荷Wを載置するための左荷受け台6a及び右荷受け台6bが設けられている。
【0015】
枠組棚2a,2bには図3に示すように連方向に向かって複数のトラス7が等間隔に配設されている。即ち、各収納部3は連方向においてその前後両側をトラス7によって区画されている。この場合、収納部3の荷Wを入出庫するための間口の幅(間口幅)は全ての収納部3において同一幅となっている。尚、間口幅とは、その収納部3を区画する前後一対のトラス7の内側面間の長さを意味している。
【0016】
枠組棚2a,2bの段方向には載置板8が等間隔に配設されている。即ち、収納部3の段方向は載置板8によって区画されている。一収納部3において、載置板8は、その収納部3の前後両側に位置する各トラス7に、互いに対向するように内側に延びた状態で取り付けられている。これら前後一対の各載置板8の間には隙間が形成されている。又、各載置板8の連方向の取付位置は、各段毎に同一高さとなっている。このように構成された収納部3では、荷Wを各載置板8上に懸架するように載置することにより収納される。
【0017】
左右荷受け台6a,6bは、収納部3とほぼ同様の構成からなり、荷Wを載置するための一対の載置板9を備えている。各載置板9は前後に互いに対向するように内側に延びた状態で配置されている。そして、入庫又は出庫するために左右荷受け台6a,6bに載置される荷Wは、各載置板9を懸架するように載置される。
【0018】
通常、前記収納部3には、荷Wはその表側面Waと走行用レール4側のトラス7の表側面7aとが面一となる位置に載置される。この荷Wの収納された位置を基準収納位置という。尚、荷Wの表側面Waとは、荷Wの走行用レール4に面する側の面を意味し、トラス7の表側面7aとは、走行用レール4側に位置するトラス7の走行用レール4に面する側の面を意味する。
【0019】
又、左右荷受け台6a,6bにおいても、荷Wは、図1に示すようにその表側面Waが左右荷受け台6a,6bを構成する走行用レール4側のトラス7の表側面7aと面一となる位置(基準収納位置)に載置される。この場合、収納部3内の基準収納位置に位置する荷Wの表側面Waと、左右荷受け台6a,6bの基準収納位置に位置する荷Wの表側面Waとは、その収納部3及び荷受け台6a,6bが同一の枠組棚2a,2b側に位置しているのであれば、面一となる。
【0020】
前記スタッカクレーン5には走行用レール4に沿って走行する走行台11が設けられている。走行台11には上下方向に延びる一対のマスト12a,12bが立設され、マスト12a側にはクレーンコントローラ13が、マスト12b側には走行モータ14及び昇降モータ15(共に図7参照)が設けられている。
【0021】
走行台11は走行輪11aを備え、当該走行輪11aは走行モータ14によって回転駆動される。そして、走行輪11aが走行用レール4上を転動することによってスタッカクレーン5は走行用レール4に沿って走行するようになっている。又、走行台11には光通信器Ha(図7参照)が設けられている。
【0022】
各マスト12a,12b間には、昇降キャリッジ16がワイヤにて吊下され、ワイヤが図示しない巻き上げ装置にて巻き上げ及び繰り出しされることによって昇降するようになっている。巻き上げ装置は昇降モータ15によって駆動される。又、昇降キャリッジ16にはフォーク17が左右方向に伸縮可能に設けられている。
【0023】
図2に示すように、フォーク17は昇降キャリッジ16に設けられた伸縮装置21によって左右方向に伸縮するようになっている。伸縮装置21は案内レール22、ボールネジ23及びフォーク駆動モータ(以下、「伸縮モータ」という。)24等から構成されている。案内レール22は昇降キャリッジ16上に左右に延びるように、前後に一本づつ固着されている。即ち、フォーク17は案内レール22に沿って伸縮するようになっている。各案内レール22間にはボールネジ23が配設されている。ボールネジ23は昇降キャリッジ16側に固定されるとともに、ボールネジの回転に従って移動するナット(図示せず)はフォーク17側に固定されている。又、伸縮モータ24は昇降キャリッジ16に固定されるとともに、その回転軸はボールネジに連結されている。従って、伸縮モータ24の回転駆動に基づいてボールネジが回転すると、フォーク17はナットとともに左右方向に伸縮するようになっている。
【0024】
このフォーク17の左端側には左荷検出センサ25aが、右端側には右荷検出センサ25bが設けられている。これら左右荷検出センサ25a,25bは光検出型のセンサである。
【0025】
通常、フォーク17は左右対称となる伸縮中央位置S0 (図4参照)に位置している。そして、フォーク17は左ストロークエンドから右ストロークエンドとの間を伸縮できるようになっている。このストローク間において、左右荷検出センサ25a,25bがそれぞれ対応する側の枠組棚2a,2bのトラス7の表側面7aの位置に位置するフォーク17の伸縮位置を荷おろし作業時等の基準となる伸縮基準位置S1 としている。即ち、フォーク17の左伸縮時の伸縮基準位置S1 は、左荷検出センサ25aが枠組棚2aにおけるトラス7の表側面7aの位置にある位置であり、右伸縮時の伸縮基準位置S1 は、右荷検出センサ25bが枠組棚2bにおけるトラス7の表側面7aの位置にある位置である。
【0026】
又、自動倉庫1のホームポジションHP側には、地上制御盤31が設けられている。地上制御盤31にはディスプレイ32及び各種のキーからなる操作パネル33が設けられている。更に、地上制御盤31には光通信器Hbが設けられ、地上制御盤31は光通信器Ha,Hbを介してスタッカクレーン5側(クレーンコントローラ13)との間で通信できるようになっている。
【0027】
このように構成した自動倉庫1では、スタッカクレーン5の駆動に基づいて入庫作業及び出庫作業等が行われる。この場合、入庫作業とは、スタッカクレーン5が左又は右荷受け台6a,6bから荷Wを受け取る荷取り作業を行い、その荷Wを搬送し、目的の収納部3において荷Wを渡す荷おろし作業を行うことをいう。出庫作業とは、スタッカクレーン5が目的の収納部3にて荷取り作業を行い、その荷Wを搬送し、左又は右荷受け台6a,6bに荷おろし作業を行うことをいう。
【0028】
図4は、荷取り作業を示す模式図である。尚、前記荷受け台6a,6bでの荷取り作業と収納部3での荷取り作業は、荷Wを載置している載置部8,9の違いだけで、その動作については全く同一であるので、収納部3に対する荷取り作業についてのみ説明する。
【0029】
まず、昇降キャリッジ16を目的の収納部3の荷取り時の荷受け渡し位置(荷取り基準位置)に位置決めする。この荷取り基準位置は、連方向の停止位置(走行停止位置)と段方向の停止位置(昇降停止位置)とで特定され、走行停止位置とはフォーク17の前後方向の幅の中心と目的の収納部3の間口幅の中心とが一致する位置であり、昇降停止位置とは、フォーク17の上面が載置板8の上面よりも若干下方に位置する位置である。この時、フォーク17は伸縮中央位置S0 に位置している。
【0030】
次に、フォーク17を伸縮モータ24の駆動に基づいて目的の収納部3側に伸ばす(アプローチ動作としての伸長動作(A))。続いて、昇降モータ15の駆動に基づいてフォーク17を上方へ移動させる。この時、収納部3の荷Wがフォーク17上に載置される(上昇動作(B))。最後に、フォーク17を伸縮モータ24の駆動に基づいて縮ませる(縮短動作(C))。この(A)〜(C)の一連の動作を行うことによって荷取り作業が行われる。
【0031】
図5は、荷おろし作業を示す模式図である。尚、前記荷受け台6a,6bでの荷おろし作業と収納部3での荷おろし作業は、荷Wを載置している載置部8,9の違いだけで、その動作については全く同一であるので、収納部3に対する荷おろし作業についてのみ説明する。
【0032】
まず、昇降キャリッジ16を目的の収納部3の荷おろし時の荷受け渡し位置(荷おろし基準位置)に位置決めする。この荷おろし基準位置は走行停止位置と昇降停止位置とで特定され、走行停止位置は荷取り時と同一の位置であり、昇降停止位置はフォーク17の上面が載置板8の上面よりも若干上方に位置する位置である。この時、フォーク17は伸縮中央位置S0 に位置している。
【0033】
次に、フォーク17を伸縮モータ24の駆動に基づいて目的の収納部3側に伸ばす(伸長動作(D))。続いて、昇降モータ15の駆動に基づいてフォーク17を下方へ移動させる。この時、フォーク17上から収納部3へと荷Wが降ろしされる(下降動作(E))。最後に、フォーク17を伸縮モータ24の駆動に基づいて縮ませる(縮短動作(F))。この(D)〜(F)の一連の動作を行うことによって荷取り作業が行われる。
【0034】
次に、電気的構成について説明する。
地上制御盤31は地上コントローラ34を備え、地上コントローラ34にはディスプレイ32及び操作パネル33が接続されている。又、地上コントローラ34には各種のデータを記憶するためのメモリ34aが設けられている。更に、地上コントローラ34には光通信器Hbが設けられ、地上コントローラ34とクレーンコントローラ13とは光通信器Ha,Hbを介して互いに通信できるようになっている。例えば地上コントローラ34は操作パネル33の操作に基づいて入力された入庫要求データ及び出庫要求データに基づいて入庫作業指示データ及び出庫作業指示データを作成する。そして、地上コントローラ34は入庫作業指示データ及び出庫作業指示データに基づいてスタッカクレーン5を制御して入庫又は出庫を行わせる作業データを作成し、クレーンコントローラ13に出力する。同様に、在庫管理コンピュータ(図示せず)にて作成された入庫又は出庫作業指示データに基づいて作業データを作成し、クレーンコントローラ13に出力する。
【0035】
クレーンコントローラ13は各種のデータを記憶するためのメモリ13aを備えている。クレーンコントローラ13には、走行モータ14、昇降モータ15及び伸縮モータ24が接続されている。クレーンコントローラ13には左荷検出センサ25a及び右荷検出センサ25bが接続されている。更に、クレーンコントローラ13には時間をカウントする計時手段としてのタイマ13bが接続されている。このタイマ13bには、前記左荷検出センサ25a及び右荷検出センサ25bが接続されている。
【0036】
メモリ13aには、フォーク17が伸縮して、伸縮中央位置S0 から伸縮基準位置S1 に達するまでの時間(基準時間)が記憶されている。又、メモリ13aには、フォーク17が伸縮して、伸縮中央位置S0 から伸縮反転基準位置に達するまでの反転基準時間が記憶されている。伸縮反転基準位置とは、フォーク17に設けられた左右荷検出センサ25a,25bがそれぞれ自己のセンサ25a,25bとは反対側に位置する枠組棚2a,2bのトラス7の表側面7aに位置する位置である。即ち、左荷検出センサ25aが右側の枠組棚2bのトラス7の表側面7aに位置する位置であり、又、右荷検出センサ25bが左側の枠組棚2aのトラス7の表側面7aに位置する位置である。
【0037】
左荷検出センサ25aは荷Wを検出すると、荷検出信号としてオン信号をクレーンコントローラ13及びタイマ13bに出力し、クレーンコントローラ13は左荷検出センサ25aからのオン信号に基づいて左荷検出センサ25aが荷Wを検出したと判断する。又、タイマ13bは左荷検出センサ25aからオン信号が出力されると計時を開始し、そのオン信号の出力が中止されると計時を終了する。即ち、タイマ13bはオン信号が出力されている間だけ、計時を行う。
【0038】
同様に、右荷検出センサ25bは荷Wを検出すると、荷検出信号としてオン信号をクレーンコントローラ13及びタイマ13bに出力し、クレーンコントローラ13は右荷検出センサ25bからのオン信号に基づいて右荷検出センサ25bが荷Wを検出したと判断する。又、タイマ13bは右荷検出センサ25bからオン信号が出力されると計時を開始し、そのオン信号の出力が中止されると計時を終了する。
【0039】
クレーンコントローラ13は、作業データに基づいて、荷取り及び荷おろし作業が同一の枠組棚2a,2b(同一棚)の収納部3及び荷受け台6a,6bにて行われるか否かを判断するようになっている。又、クレーンコントローラ13は作業データに基づいて走行モータ14、昇降モータ15及び伸縮モータ24を駆動してスタッカクレーン5に入庫又は出庫作業を行わせるようになっている。この入庫又は出庫作業時において、クレーンコントローラ13は昇降モータ14及び伸縮モータ24を駆動することによりスタッカクレーン5に荷取り作業及び荷おろし作業を行わせるようになっている。これら荷取り作業及び荷おろし作業時において、クレーンコントローラ13は伸縮モータ24を駆動して、フォーク14を一定速度で伸縮させるようになっている。
【0040】
前記荷取り作業の伸長動作(A)において、タイマ13bは左又は右荷検出センサ25a,25bからのオン信号に基づいて荷Wの左右方向の幅(荷幅)を計測するようになっている。即ち、左側の収納部3又は左荷受け台6aでの伸長動作(A)において、左荷検出センサ25aが荷Wを検出すると、タイマ13bは時間の計時を開始する。そして、左荷検出センサ25aが荷Wの検出を終了すると、タイマ13bは時間の計時を終了し、その計時した時間を荷Wの荷幅に相当する時間(荷幅時間)としてメモリ13aに記憶させる。又、クレーンコントローラ13は左荷検出センサ25aの荷Wの検出の終了と同時に、クレーンコントローラ13は伸縮モータ24の駆動を直ちに中止して、伸長動作(A)を終了させる。
【0041】
同様に、右側の収納部3又は右荷受け台6bでの伸長動作(A)において、右荷検出センサ25bが荷Wを検出すると、タイマ13bは時間の計時を開始する。そして、右荷検出センサ25bが荷Wの検出を終了すると、タイマ13bは時間の計時を終了し、荷幅時間をメモリ13bに記憶させる。又、クレーンコントローラ13は右荷検出センサ25bの荷Wの検出が終了すると、クレーンコントローラ13は伸縮モータ24の駆動を中止して、伸長動作(A)を終了させる。そして、伸長動作(A)の終了後、クレーンコントローラ13は順次上昇動作(B)、縮短動作(C)を行い、荷取り作業を行わせる。
【0042】
荷おろし作業の伸長動作(D)において、クレーンコントローラ13は荷幅時間及び基準時間等に基づいて伸縮モータ24を駆動してフォーク17を伸縮させる時間(伸長動作時間)を演算し、その伸長動作時間だけフォーク17を伸縮させるようになっている。
【0043】
即ち、荷取り及び荷おろし作業が同一棚にて行われる場合には、クレーンコントローラ13は荷幅時間と基準時間とを加えて、伸長動作時間を演算する。そして、クレーンコントローラ13はその伸長動作時間だけ伸縮モータ24を駆動することによって伸長動作(D)を行う。荷取り作業及び荷おろし作業が同一棚にて行われる場合とは、左荷受け台6aから左枠組棚2a側の収納部3に荷Wを入庫する場合、右荷受け台6bから右枠組棚2b側の収納部3に荷Wを入庫する場合、左枠組棚2a側の収納部3から左荷受け台6aに荷Wを出庫する場合、及び、右枠組棚2b側の収納部3から右荷受け台6bに荷Wを出庫する場合である。
【0044】
荷取り及び荷おろし作業が異なる枠組棚2a,2b(異なる棚)の収納部3及び荷受け台6a,6bにて行われる場合には、クレーンコントローラ13は前記メモリ13aに記憶した反転基準時間を伸長動作時間として、その伸長動作時間だけフォーク17を伸縮させる。荷取り及び荷おろし作業が異なる側の収納部3及び荷受け台6a,6bにて行われる場合とは、左荷受け台6aから右枠組棚2b側の収納部3に荷Wを入庫する場合、右荷受け台6bから左枠組棚2a側の収納部3に荷Wを入庫する場合、左枠組棚2a側の収納部3から右荷受け台6bに荷Wを出庫する場合、及び、右枠組棚2b側の収納部3から左荷受け台6aに荷Wを出庫する場合である。
【0045】
又、荷おろし作業時において、収納部3又は荷受け台6a,6b内での荷Wの収納位置を基準収納位置ではなく所望の収納位置にしたい場合がある。この場合には、クレーンコントローラ13は適宜に伸長動作時間に対して補正時間を加減することによって伸長動作時間を補正する。この補正時間とは、基準収納位置から所望の収納位置までの伸縮に要するフォーク17の伸縮時間を示す時間である。即ち、クレーンコントローラ13は、まず、前記所望の収納位置を示す補正時間を演算する。そして、同一棚にて荷取り及び荷おろし作業を行う場合には、伸長動作時間に補正時間を加算して、伸長動作時間を補正する。一方、異なる棚で荷取り及び荷おろし作業を行う場合には、伸長動作時間から補正時間を減算して伸長時間を補正する。クレーンコントローラ13はこの補正された伸長動作時間(補正伸長動作時間)だけ伸縮モータ24を駆動して、フォーク17を伸縮させる。
【0046】
次に、上記のように構成した自動倉庫のクレーン装置の作用及び効果について説明する。
通常、図6(a)に示すように、この自動倉庫1では、各荷Wは各収納部3及び各荷受け台6a,6bの基準収納位置に収納される。そして、この自動倉庫1にて入庫又は出庫を行う場合には、作業者は操作パネル33を操作して入庫又は出庫要求データを地上コントローラ34に出力する。すると、コントローラ34は入庫又は出庫要求データに基づいて入庫又は出庫作業指示データを作成し、更に、入庫又は出庫作業指示データに基づいて作業データを作成する。クレーンコントローラ13は作業データに基づいてスタッカクレーン5を制御して、当該スタッカクレーン5に入庫作業又は出庫作業を行わせる。
【0047】
例えば、左荷受け台6aから左枠組棚2a側の収納部3に対して荷Wを入庫する場合には、まず、左荷受け台6aから荷Wを受け取る荷取り作業を行う。尚、クレーンコントローラ13はこの入庫作業に先立って、行うべき入庫作業が同一棚にて行われる作業であるか否かを判断する。この場合、クレーンコントローラ13は同一棚、即ち、枠組棚2a側にて行われる作業であると判断する。
【0048】
図4に示すように、荷取り時には、クレーンコントローラ13は、まず、伸長動作(A)を行わせる。即ち、クレーンコントローラ13は伸縮モータ24を駆動して、伸長動作(A)を行わせる。この伸長動作(A)時において、フォーク17の伸縮に従って左荷検出センサ25aが荷受け台6a上の荷Wを検出すると、タイマ13bは時間の計時を開始する。そして、左荷検出センサ25aが荷Wの検出を終了すると、タイマ13bは時間の計時を終了し、荷Wの検出から荷Wの検出終了までに要した荷幅時間を示すデータをクレーンコントローラ13に出力し、クレーンコントローラ13はその荷幅時間を示すデータをメモリ13aに記憶させる。
【0049】
更に、左荷検出センサ25aが荷Wの検出を終了すると、クレーンコントローラ13は直ちに伸縮モータ24の駆動を停止する。そして、クレーンコントローラ13は昇降モータ15を駆動して昇降キャリッジ16に上昇動作(B)を行わせた後、伸縮モータ24を駆動して縮短動作(C)を行わせる。この上昇動作(B)によって荷Wはフォーク17上に載置されるとともに、縮短動作(C)によって荷Wは元の伸縮基準位置S0 へと伸縮する。
【0050】
その後、クレーンコントローラ13は、スタッカクレーン5を駆動して、荷Wをフォーク17上に載置した状態で、荷おろし作業を行うべき目的の収納部3に搬送する。この時、クレーンコントローラ13は昇降キャリッジ16を荷おろし基準位置に位置決めする。
【0051】
図5に示すように、荷おろし時には、クレーンコントローラ13は、まず、伸長動作(D)を行わせる。この時、クレーンコントローラ13はメモリ13aに記憶した荷幅時間と基準時間とに基づいて伸長動作時間を演算し、その演算した伸長動作時間だけ、フォーク17を伸長させる。この場合、クレーンコントローラ13は基準時間に荷幅時間を加えることによって伸長動作時間を演算する。その後、下降動作(E)を行って荷Wを収納部3に降ろし、縮短動作(F)を行って元の伸縮基準位置S0 までフォーク17を伸縮させる。このように、荷取り及び荷おろし作業を行うことによって入庫作業が行われる。
【0052】
更に、同一棚での入庫作業として、枠組棚2b側、即ち、荷受け台6bから右側の収納部3に荷Wを入庫する場合も、荷取り作業を荷受け台6bにて行い、荷おろし作業を右枠組棚2b側の収納部3にて行うことを除いては、クレーンコントローラ13は上記の場合と同様の制御を行う。即ち、クレーンコントローラ13は荷幅時間に基準時間を加えることにより伸長動作時間を演算する。
【0053】
次に、異なる棚での入庫作業の場合、即ち、左荷受け台6aから右枠組棚2b側の収納部3に収納する場合、或いは、右荷受け台6bから左枠組棚2a側の収納部3に荷Wを入庫する場合について説明する。この異なる棚での入庫作業では、上記同一棚での入庫作業と比較して荷おろし時における伸長動作(D)の伸長動作時間の演算方法のみが異なるだけで、基本的には同様の制御が行われる。即ち、クレーンコントローラ13は反転基準時間を伸長動作時間として、荷おろし作業時にはその伸長動作時間だけフォーク17を伸長させることにより入庫作業を行う。
【0054】
又、出庫作業にて行われる荷取り作業及び荷おろし作業も、当該荷取り作業が収納部3との間で、荷おろし作業が荷受け台6a,6bとの間で行われることを除けば、基本的には上記入庫作業の場合と同様の制御にて行われる。即ち、同一棚での出庫作業であれば、クレーンコントローラ13は、基本的に同一棚での入庫作業と同様の制御を行って、基準時間に荷幅時間を加えて伸長動作時間を演算して出庫作業を行わせる。又、異なる棚での出庫作業であれば、クレーンコントローラ13は、基本的に異なる棚での入庫作業時と同様の制御を行って、反転基準時間を伸長動作時間として出庫作業を行わせる。
【0055】
一方、図6(b)に示すように、荷受け台6aに載置される荷Wだけを、所望の収納位置として、左荷受け台6aを構成する走行用レール4とは反対側のトラス7の外側の端面(裏側面)7bと荷Wの裏側面Wbとを面一に合わせた位置(対向収納位置)で収納したい場合がある。この左荷受け台6a上に対向収納位置に載置された荷Wの荷取り作業を行う場合には、前記通常の荷取り作業の制御と同様の制御が行われ、この荷取り作業によって荷幅時間が検出される。
【0056】
又、荷Wの裏側面Wbと裏側面7bとを面一とした状態で、荷Wを荷受け台6a上に載置する場合には、クレーンコントローラ13は伸長動作時間をその収納位置に対応する補正時間にて補正し、その補正した伸長動作時間(補正伸長動作時間)だけフォーク17を伸長させる。同一棚での入庫又は出庫作業であれば、クレーンコントローラ13は伸長動作時間に補正時間を加算して補正伸長動作時間を演算し、異なる棚での入庫又は出庫作業であれば、伸長動作時間から補正時間を減算することによって補正伸長動作時間を演算する。
【0057】
この自動倉庫1にて、図6(b)に示す荷Wの収納状態となるように、入庫又は出庫作業を行う場合には、入庫作業として、右荷受け台6bから右枠組棚2b側の収納部3への第1入庫作業、左荷受け台6aから右枠組棚2b側の収納部3への第2入庫作業、右荷受け台6bから左枠組棚2a側の収納部3への第3入庫作業、左荷受け台6aから左枠組棚2a側の収納部3への第4入庫作業がある。出庫作業として、右枠組棚2b側の収納部3から右荷受け台6bへの第1出庫作業、右枠組棚2b側の収納部3から左荷受け台6aへの第2出庫作業、左枠組棚2a側の収納部3から右荷受け台6bへの第3出庫作業、左枠組棚2a側の収納部3から左荷受け台6aへの第4出庫作業がある。
【0058】
この場合、上記の第1〜第4入庫作業及び第1〜第4出庫作業を行う上で、図8に示す従来例の制御に基づいて荷取り作業を行った場合に要する時間(荷取り時間)をT秒、同様に、荷おろし作業に要する時間(荷おろし時間)もT秒とする。又、本実施の形態に示す制御によって基準収納位置にある荷Wを荷取りする荷取り時間及び基準収納位置へ荷おろしする荷おろし時間は、従来の荷取り時間及び荷おろし時間に比べて共に時間割合αだけ短縮されるものとする。尚、左荷受台6aに示す対向収納位置に収納される荷Wに対する荷取り及び荷おろし時間は、本実施の形態の制御によっても、従来と同様の時間がかかるものとする。
【0059】
以下に、上記前提に従って求めた第1〜第4入庫作業及び第1〜第4出庫作業にかかる作業時間を例示する。
第1入庫作業…2T(1−α)秒、第2入庫作業…2T秒、第3入庫作業…2T(1−α)秒、第4入庫作業…T(2−α)秒。
【0060】
第1出庫作業…2T(1−α)秒、第2出庫作業…T(2−α)秒、第3出庫作業…T(2−α)秒、第4出庫作業…2T(1−α)秒。
この場合、これらの第1〜第4入庫作業及び第1〜第4出庫作業の和(総作業時間)は、T(16−11α)秒となり、従来での総作業時間が16・T秒なので、各入庫及び出庫作業が均等に発生するとすれば、一回の入庫又は出庫作業において平均(11/16)・α・T秒だけ短縮できることになる。
【0061】
この実施の形態によれば、下記(イ)〜(ハ)の特徴
(効果)を有する。
(イ)入庫又は出庫作業の荷取り作業時に、荷Wの荷幅(荷幅時間)の検出を行うので、作業を行う各荷Wの荷幅時間を予め在庫管理コンピュータ又はクレーンコンピュータ13等に記憶させておく必要がない。即ち、例えばクレーンコンピュータ13は荷取り作業時に検出した荷幅時間を、メモリ13aに、その作業中だけ記憶させておけばよい。このため、クレーンコンピュータ13のメモリ13aは大きな記憶容量を必要とせず、クレーンコンピュータ13の入庫又は出庫作業時における制御による負荷を低減できる。
【0062】
(ロ)荷取り作業時において、その伸長動作(A)時での荷幅時間の検出を完了すると、クレーンコントローラ13は直ちにフォーク17を上昇させる。従って、荷取り作業時のフォーク17の伸長ストロークをフォーク17上の荷Wの荷幅に合わせて短くすることができ、荷取り作業の作業時間を短くして、当該荷取り作業を効率良く行うことができる。
【0063】
(ハ)荷おろし作業時には、クレーンコントローラ13は荷幅時間に基づいて荷おろし作業を行うので、荷おろしすべき荷Wの荷幅に応じてスタッカクレーン5を制御でき、迅速且つ効率良く荷おろし作業を行うことができる。この場合、クレーンコントローラ13は荷Wの表側面Waが面一となるように収納部3及び荷受け台6a,6bに荷おろしするので、各荷Wを効率良く且つ迅速に、しかも見栄えよく荷おろしできる。又、荷Wはトラスの表側面7aと面一となるように荷おろしされるので、より効率良く且つ迅速に荷Wを収納できる。
【0064】
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に変更して次のように実施することもできる。
(1)上記実施の形態では、荷Wの表側面Waがトラス7の表側面7aと面一になる位置を基準収納位置として収納部3等に荷Wを収納したが、その表側面Waが当該収納部3から走行用レール4側に若干突出した位置を基準収納位置として荷Wを収納部3に収納してもよい。
【0065】
(2)上記実施の形態では、収納部3に収納される各荷Wの表側面Waが面一となるように荷Wを収納部3に収納したが、各荷Wの裏側面Wbが面一となるように荷Wを収納部3に収納してもよい。
【0066】
(3)上記実施の形態において、収納部3及び左右荷受け台6a,6b側の載置板8,9を上下動可能に設け、荷取り作業時には、前記上昇動作(B)に代えて載置板8,9の下降動作を、荷おろし時には、前記下降動作(E)に代えて載置板8,9の上昇動作を行わせることにより荷取り及び荷おろし作業を行わせてもよい。
【0067】
(4)上記実施の形態では、フォーク17を荷Wの下方から上昇させることによって荷取り作業を行った。これを、例えばフォーク17に荷Wを挟持する挟持装置を設置し、フォーク17を荷Wの側方から近づけ、挟持装置にて荷Wを挟持することによって荷取り作業を行わせてもよい。
【0068】
上記実施の形態から把握できる請求項以外の技術思想について、以下にその効果とともに記載する。
(1)前記フォーク制御手段は荷Wの表側面Waはトラス7の表側面7aと面一となるように伸縮モータ24を制御する。このフォーク制御装置によれば、より迅速且つ効率良く荷取り及び荷おろし作業を行うことができる。
【0069】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1記載の発明によれば、荷取り作業時に荷幅時間を検出でき、その荷幅時間に基づいて荷おろし作業ができるので、予め荷幅時間を記憶させておく必要がなく、迅速且つ効率良く入庫又は出庫作業を行うことができる。また、アプローチ動作時において、フォーク制御手段は荷検出手段が荷の検出を終了した時、フォークの伸縮を停止させるようにしたので、より迅速且つ効率良く入庫又は出庫作業を行うことができる。
【0070】
請求項3記載の発明によれば、より迅速且つ効率良く入庫又は出庫作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動倉庫を示す斜視図。
【図2】 昇降キャリッジを示す投影図。
【図3】 枠組棚とスタッカクレーンとを示す平面図。
【図4】 荷取り作業を示す説明図。
【図5】 荷おろし作業を示す説明図。
【図6】 (a),(b)は、収納部及び荷受け台に荷を載置した状態を示す平面図。
【図7】 スタッカクレーンを制御するための電気ブロック図。
【図8】 従来における枠組棚とスタッカクレーンとを示す平面図。
【符号の説明】
1…自動倉庫、2a,2b…枠組棚、3…収納部、5…クレーン装置としてのスタッカクレーン、13…フォーク制御手段としてのクレーンコントローラ、13b…計時手段としてのタイマ、17…フォーク、24…フォーク駆動手段としての伸縮モータ、25a,25b…荷検出手段としての左,右荷検出センサ、W…荷、Wa…表側面。

Claims (2)

  1. 自動倉庫の枠組棚に形成された複数の収納部に対して荷を搬送するクレーン装置に設けられ、前記収納部との間で荷の受け渡しを行うため収納部方向に伸縮可能に設けられたフォークと、
    前記フォークを伸縮させるフォーク駆動手段と、
    前記フォークの収納部側端に設けられた荷検出手段と、
    前記フォーク上に荷を載置する荷取り作業時において、載置すべき荷の方向へフォークを伸縮させるアプローチ動作時には、前記荷検出手段が荷の検出を開始してから荷の検出を終了するまでの時間を荷の幅を示す荷幅時間として計時する計時手段と、
    前記フォーク駆動手段を制御してフォークを伸縮させることにより前記荷取り作業及びフォークから荷をおろす荷おろし作業を行わせるとともに、当該荷おろし作業時には前記計時手段によって計時された荷幅時間に基づいてフォーク駆動手段を制御するフォーク制御手段とを備え
    前記アプローチ動作時において、前記フォーク制御手段は荷検出手段が荷の検出を終了した時、フォークの伸縮を停止させるようにしたクレーン装置のフォーク制御装置。
  2. 前記荷おろし作業時において、前記フォーク制御手段は荷幅時間に基づいて、各収納部に収納される荷の表側面がそれぞれ面一となるように、フォーク駆動制御手段を制御する請求項1記載のクレーン装置のフォーク制御装置。
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