JP3663314B2 - 記録媒体検知装置及び記録媒体検知方法 - Google Patents

記録媒体検知装置及び記録媒体検知方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体検知装置及び記録媒体検知方法に関する。更に詳述すると、本発明は、磁気記録部の抗磁力が異なる2種類の記録媒体を判別することが出来る記録媒体検知装置及び記録媒体検知方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
磁気カード等の記録媒体について、その磁気ストライプ等の磁気記録部の抗磁力の大きさが異なるものが規格化されている。例えば、従来からJISやISOで規格化されていた低抗磁力カード(300(Oe)、650(Oe))に加えて、ISOでは高抗磁力カード(2500〜4200(Oe))が新たに規格化されている。磁気カードに記録した磁気データ保護の観点からは高抗磁力カードの使用が有利であるため、使用する磁気カードを低抗磁力カードから高抗磁力カードに切り換える動きがあり、過渡期には高抗磁力カードと低抗磁力カードとが同時に使用される可能性がある。
【0003】
一般に、抗磁力の異なる磁気カードを使用する場合、抗磁力に応じた適正なライト電流でライトしなければ適正な出力を得ることができない。したがって、磁気カードリーダ等においては、カード挿入口に挿入された磁気カードが低抗磁力カードであるか、高抗磁力カードであるかを判定する機能を備えておく必要がある。このため、透磁率センサを使用して、磁気カードの磁気ストライプの抗磁力を判定する方法が検討されている。この透磁率センサは、磁気ストライプの透磁率と磁気ストライプのない空間の透磁率の差を出力するものであり、透磁率と抗磁力との間には一定の関係があることから、透磁率センサの出力に基づいて磁気カードが低抗磁力カードであるか高抗磁力カードであるかを判定することが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、低抗磁力カードの磁気ストライプの透磁率と磁気ストライプが存在しない空間の透磁率との差は比較的大きい(低抗磁力カードの磁気ストライプの透磁率の10数%の差)のに対し、高抗磁力カードの磁気ストライプの透磁率と磁気ストライプが存在しない空間の透磁率との差は僅か(高抗磁力カードの磁気ストライプの透磁率の1%未満の差)であった。このため、透磁率センサの出力によって低抗磁力カードの検知は容易ではあるが、高抗磁力カードの検知は非常に困難である。
【0005】
本発明は、低抗磁力カードと高抗磁力カードの検知が可能な記録媒体検知装置及び記録媒体検知方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために請求項1記載の発明は、抗磁力の異なる2種類の磁気記録部を有する記録媒体の抗磁力を判定するようにした記録媒体検知装置において、磁気記録部の透磁率を検知する透磁率センサと、磁気記録部の有無を検知する磁気ヘッドとを備え、透磁率センサにより検知された透磁率が空気の透磁率に近い側の第1の範囲に属するとき、磁気ヘッドの検知出力が有であることをもって記録媒体の磁気記録部が高抗磁力であると判定する一方、透磁率センサにより検知された透磁率が第1の範囲より大きい第2の範囲に属するとき、記録媒体の磁気記録部が低抗磁力であると判定するようにしたものである。
【0007】
透磁率センサは、磁気記録部の透磁率と磁気記録部が存在しない空間の透磁率の差を出力するものである。したがって、使用される記録媒体の磁気記録部の透磁率が第2の透磁率である場合には、透磁率センサの出力として大きな値を得ることが出来る。このため、透磁率センサの出力が所定値以上の場合には、記録媒体の透磁率が第2の透磁率であると判断する。一方、使用される記録媒体の磁気記録部の透磁率が第1の透磁率である場合には、透磁率センサの出力として大きな値を得ることが出来ず、透磁率センサの出力値が磁気記録部の透磁率を示しているのか、空気の透磁率を示しているのか判断が困難なことがある。このため、磁気ヘッドの出力により磁気記録部の存在を確認し且つ透磁率センサの出力が所定値よりも小さい場合には、記録媒体の透磁率が第1の透磁率であると判別する。
【0008】
また、請求項2記載の記録媒体検知装置は、記録媒体を媒体挿入口より装置内部に取り込み可能とするとともに、媒体挿入口と装置内部との間に記録媒体の装置内部への取り込みを許可するため媒体通路に対して開閉可能なシャッタ板を設け、該シャッタ板より媒体挿入口側に透磁率センサと磁気ヘッドとを設けたものである。
【0009】
したがって、透磁率センサと磁気ヘッドとが近くに配置されることになり、磁気ヘッドの出力によって透磁率センサが磁気記録部に接触しているか否かを判断することができる。
【0010】
また、請求項3記載の記録媒体検知装置のように、記録媒体を媒体挿入口より装置内部に取り込み可能とするとともに、媒体挿入口と装置内部との間に記録媒体の装置内部への取り込みを許可するため媒体通路に対して開閉可能なシャッタ板を設け、該シャッタ板より媒体挿入口側に磁気ヘッドを、シャッタ板より装置内部に透磁率センサを設けても良い。
【0011】
さらに、請求項4記載の記録媒体検知装置のように、磁気ヘッドを、巻線型磁気ヘッドまたは磁気抵抗素子型ヘッドとしても良い。
【0012】
また、請求項5記載の発明は、抗磁力の異なる2種類の磁気記録部を有する記録媒体の抗磁力を判定するようにした記録媒体検知方法において、磁気記録部の透磁率を検知する透磁率センサと、磁気記録部の有無を検知する磁気ヘッドとを備え、磁気ヘッドにより磁気記録部の有無を検知するとともに、透磁率センサにより検知された透磁率が空気の透磁率に近い側の第1の範囲に属するとき、磁気ヘッドの検知出力が有であることをもって記録媒体の磁気記録部が高抗磁力であると判定する一方、透磁率センサにより検知された透磁率が第1の範囲より大きい第2の範囲に属するとき、記録媒体の磁気記録部が低抗磁力であると判定するものである。
【0013】
透磁率センサは、磁気記録部の透磁率と磁気記録部が存在しない空間の透磁率の差を出力するものである。したがって、使用される記録媒体の磁気記録部の透磁率が第2の透磁率である場合には、透磁率センサの出力として大きな値を得ることが出来る。このため、透磁率センサの出力が所定値以上の場合には、記録媒体の透磁率が第2の透磁率であると判断する。一方、使用される記録媒体の磁気記録部の透磁率が第1の透磁率である場合には、透磁率センサの出力として大きな値を得ることが出来ず、透磁率センサの出力値が磁気記録部の透磁率を示しているのか、空気の透磁率を示しているのか判断が困難なことがある。このため、磁気ヘッドの出力により磁気記録部の存在を確認し且つ透磁率センサの出力が所定値よりも小さい場合には、記録媒体の透磁率が第1の透磁率であると判別する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0015】
図1に、本発明を適用した記録媒体検知装置の実施形態の一例を示す。この記録媒体検知装置は、例えば記録媒体として磁気カード14を使用する磁気カードリーダに適用したもので、抗磁力の異なる2種類の磁気記録部(磁気ストライプ)6を有する記録媒体(磁気カード)14の抗磁力を判定するようにしている。
【0016】
この記録媒体検知装置は、磁気記録部6の透磁率を検知する透磁率センサ20と、磁気記録部6の有無を検知する磁気ヘッド21とを備え、検知すべき磁気記録部6の透磁率が空気の透磁率に近い側の第1の透磁率と、第1の透磁率より空気の透磁率とはより異なる第2の透磁率であるときに、第2の透磁率である磁気記録部6は透磁率センサ20の出力によって抗磁力を判定する一方、第1の透磁率である磁気記録部6は透磁率センサ20と磁気ヘッド21との出力によって抗磁力を判定するようにしている。
【0017】
即ち、磁気カード14として磁気ストライプ6の透磁率(第1の透磁率)が空気の透磁率に近い値となる高抗磁力カードと、磁気ストライプ6の透磁率(第2の透磁率)が空気の透磁率とは比較的大きく異なる値となる低抗磁力カードの2種類のカードが使用される場合に、透磁率センサ20の出力によって低抗磁力カードを判定する一方、透磁率センサ20の出力と磁気ヘッド21の出力によって高抗磁力カードを判定するようにした記録媒体検知装置である。そしてこの記録媒体検知装置によれば、透磁率センサ20により検知された透磁率が空気の透磁率に近い側の第1の範囲に属するとき、磁気ヘッド21の検知出力が有であることをもって磁気カード(記録媒体)14の磁気記録部6が高抗磁力であると判定する一方、透磁率センサ20により検知された透磁率が第1の範囲より大きい第2の範囲に属するとき、磁気カード14の磁気記録部6が低抗磁力であると判定することができる。
【0018】
記録媒体検知装置が適用されている磁気カードリーダは、磁気カード14を媒体挿入口22より装置内部23に取り込み可能となっている。また、媒体挿入口22と装置内部23との間には、磁気カード14の装置内部23への取り込みを許可するために媒体通路24に対して開閉可能なシャッタ板25が設けられている。このシャッタ板25は、図示しないアクチュエータによって開閉操作されるものである。本実施形態では、シャッタ板25よりも媒体挿入口22側の位置に透磁率センサ20と磁気ヘッド21を設けている。透磁率センサ20と磁気ヘッド21は、図2に示すように、磁気カード14の挿入方向に対して並列に配置されている。また、透磁率センサ20と磁気ヘッド21は、磁気カード14の磁気ストライプ6に同時に接触するように設けられている。
【0019】
透磁率センサ20を図3に示す。この透磁率センサ20は、少なくとも一方側に空隙部1を有するように並置された2つの主磁極2に励磁コイル3と検出コイル4を巻回して磁気センサ部5を構成するとともに、磁気センサ部5を媒体通路24上を搬送される磁気カード14の磁気ストライプ6によって主磁極2のうち一方の主磁極2を通る磁束が変化するように設け、一方の主磁極2の磁束の変化を検出コイル4により検出するように構成されている。本実施形態では、空隙部1を各主磁極2の一端側のみに設け、各主磁極2の他端側を連結部8によって連結している。
【0020】
2つの主磁極2の少なくとも一端部には、磁気ストライプ6による磁路形成の補助となる補助コア部7が形成されている。本実施形態では、2つの主磁極2の両端部に補助コア部7を形成している。各補助コア部7は連結部8とは逆側に突出して形成されている。そして、各主磁極2及び各補助コア部7は高透磁率磁性材料により一体的に構成され、補助コア部7の間を励磁コイル3と検出コイル4を巻回する巻線部9としている。
【0021】
励磁コイル3は各主磁極2の巻線部9にそれぞれ巻回されている。各励磁コイル3は互いに反対回りに巻回されており、各主磁極2を通る磁束が互いに逆向きになって全体として閉ループの磁束Φ1が発生するようになっている。
【0022】
なお、各コイル3,4の引き出し線3a,4aは、各主磁極2を通る磁束がバランスするように各主磁極2に対して等しい位置関係になるように配置されている。即ち、各主磁極2から等距離に存在する仮想中間面に基づいた面対称の位置関係になるように、又は図4に示すように、各主磁極2が仮想中間軸Lを挟んで等距離に配置されていると考えた場合に同図(A)の方向(同図(B)の上から下方向)から見て当該仮想中間軸Lに基づく点対称の位置関係になるように各コイル3,4の引き出し線3a,4aが配置されている。このように各コイル3,4の引き出し線3a,4aを配置することで、各主磁極2を通る磁束をバランスさせることができる。ただし、必ずしもかかる位置関係で各コイル3,4の引き出し線3a,4aを配置する必要はなく、各コイル3,4に接続された回路において電気的に補正して各主磁極2を通る磁束がバランスするようにしても良い。また、励磁コイル3には、各主磁極2及び各補助コア部7の高透磁率コア部材を磁気飽和させない領域で磁気ストライプ6の透磁率の検出を行うことができる程度の励磁電流が供給されている。
【0023】
この透磁率センサ20は、図3に示すように、磁気ストライプ6の通る面Aに対して各主磁極2が平行となるように配置される。
【0024】
この透磁率センサ20の磁気センサ部5には、例えば図5に示す回路が接続されている。励磁コイル3は例えば交流電源10に接続されており、2つの主磁極2を通って閉ループとなる磁束Φ1を発生させる。磁気センサ部5の周辺に磁気ストライプ6が存在せず各主磁極2を通る磁束が等しい場合には、各主磁極2を通る磁束がバランスしており検出コイル4の出力は変化しない。この状態より磁気センサ部5に磁気ストライプ6が近づくと、一方の主磁極2から各補助コア部7を通って磁気ストライプ6に向けて漏れる磁束Φ2が発生し、各主磁極2を通る磁束のバランスが崩れる。磁束Φ2の漏れ具合は磁気ストライプ6の透磁率によって変化するので、透磁率の大きさに応じて検出コイル4の出力が変化する。検出コイル4の出力はアンプ回路11によって増幅された後、検波回路12及びピークホールド回路13によって半波整流されて包絡線検波され、磁気ストライプ6の透磁率に応じた大きさの出力信号となる。この場合、増幅と検波の順序は逆でも良い。磁気ストライプ6の透磁率と磁気ストライプ6の抗磁力の大きさとの間には一定の関係があるので、予め抗磁力の大きさに対応する検出コイル4の出力値を確認しておくことで、検出コイル4の出力に基づいて磁気ストライプ6の抗磁力を識別することができる。
【0025】
即ち、この透磁率センサ20では、略π型形状の高透磁率コア部材に各励磁コイル3を磁束Φ1が閉ループとなるように巻き線し、検出コイル4は差動型となるように巻き線されている。このため、磁気ストライプ6が磁気センサ部5に近づくと、殆どの磁束Φ1は閉ループとなるが、磁気ストライプ6の媒体透磁率に依存した最低限の磁束Φ2が磁気ストライプ6に作用する。したがって、磁気ストライプ6には記録データを損なう程大きな磁束が作用することはない。
【0026】
磁気ヘッド21は、磁気データから磁気カード14の磁気ストライプ6の有無を検知するものである。磁気カードリーダの媒体挿入口22の近くには、一般的に媒体挿入口22に適正な磁気カード14が挿入されたか否か、磁気カード14の表裏面が正しく挿入されたか否かを磁気データの有無により判定するプリヘッドが設けられている。このため、本実施形態では、プリヘッドを磁気ヘッド21として機能させている。この磁気ヘッド21は、例えば巻線型磁気ヘッドまたは磁気抵抗素子型ヘッドである。
【0027】
装置内部23の所定位置には、磁気カード14を搬送する複数のローラ対26と、磁気カード14の磁気ストライプ6に磁気データをリード・ライトする磁気ヘッド27が設けられている。各ローラ対26は、図示しないモータによって駆動される。
【0028】
この記録媒体検知装置は、抗磁力の異なる2種類の磁気ストライプ6を有する磁気カード14の抗磁力を判定する場合において、磁気ストライプ6の透磁率を検知する透磁率センサ20と、磁気ストライプ6の有無を検知する磁気ヘッド21とを備えることで、磁気ヘッド21により磁気ストライプ6の有無を検知するとともに、透磁率センサ20によって空気の透磁率とはより異なる第2の透磁率であるかを検出し、第2の透磁率でなければ空気の透磁率に近い側の第1の透磁率と抗磁力を判定するようにしている。
【0029】
即ち、本発明の記録媒体検知方法は、磁気カード14として磁気ストライプ6の透磁率(第1の透磁率)が空気の透磁率に近い値となる高抗磁力カードと、磁気ストライプ6の透磁率(第2の透磁率)が空気の透磁率とは比較的大きく異なる値となる低抗磁力カードの2種類のカードが使用される場合に、透磁率センサ20の出力によって使用される磁気カード14が低抗磁力カードであるか否かを判定する一方、透磁率センサ20の出力と磁気ヘッド21の出力によって使用される磁気カード14が高抗磁力カードであるか否かを判定するものである。
【0030】
図6に基づいて具体的に説明する。まず、カードユーザが磁気カード14を媒体挿入口22に差し込むと、磁気カード14の磁気ストライプ6が磁気ヘッド21及び透磁率センサ20に接触しながら奥に向かって相対移動する(図2)。この場合、磁気カード14の表裏面や前後を逆にして差し込んでいたり、差し込んだものが適切な磁気カード14でなければ、磁気ヘッド21が磁気ストライプ6の磁気データの存在を確認することが出来ないので、ステップS31からステップS32に進み、挿入されたものを装置内部23に取り込むことがない。即ち、シャッタ板25は閉じたままであり、また、各ローラ対26を駆動するモータも停止したままである。
【0031】
一方、磁気ヘッド21が磁気ストライプ6の存在を検知すると、媒体挿入口22に差し込まれたものが適切な磁気カード14であり、しかもこの磁気カード14は正しく挿入されていると考えられるので、ステップS33に進んで装置内部23に磁気カード14を取り込む。即ち、シャッタ板25を開くと共に、モータを始動させて各ローラ対26を回転させて磁気カード14を装置内部23に取り込む。
【0032】
ステップS34では、透磁率センサ20の出力に基づいて取り込んでいる磁気カード14が低抗磁力カードであるか高抗磁力カードであるかを判別する。いま、取り込んでいる磁気カード14が低抗磁力カードであるとすると、磁気ストライプ6の透磁率と空気の透磁率は大きく異なるので、磁気ストライプ6が接触している側の主磁極2と磁気ストライプ6の存在していない空間に配置された主磁極2との間で発生する磁束のバランスが比較的大きく崩れることになる。このため、透磁率センサ20からは比較的大きな値の出力が得られる。一方、取り込んでいる磁気カード14が高抗磁力カードであるとすると、磁気ストライプ6の透磁率は空気の透磁率と殆ど差がないので、各主磁極2との間で発生する磁束のバランスは殆ど崩れることがない。このため、透磁率センサ20からは極めて小さな値の出力しか得ることが出来ない。
【0033】
したがって、透磁率センサ20の出力が所定のしきい値よりも大きい場合には取り込んだ磁気カード14が低抗磁力カードであると判断し、ステップS34からステップS35に進んで磁気ヘッド27によって磁気ストライプ6に記録されている磁気データをリードする。そして、磁気カード14を装置内部23の奥まで取り込みながら磁気データをリードし終えると、モータが逆転して磁気カード14を逆方向、即ちシャッタ板25に向けて搬送し、搬送方向を再度切り換えて装置内部23の奥側に搬送しながら磁気ヘッド27によってデータをライトする(ステップS36)。このとき、磁気カード14が低抗磁力カードであることが既にわかっているので、磁気ヘッド27は低抗磁力カードに対応した電流値で磁気ストライプ6に磁気データをライトする。
【0034】
この後、磁気カード14の搬送方向がふたたび切り換えられ、即ち磁気カード14をシャッタ板25に向けて搬送しながらベリファイリードを行う(ステップS37)。そして、磁気データが適正にライトされてることが確認できた場合には媒体挿入口22から排出し、確認できない場合にはステップS36に戻って磁気データをライトし直す。
【0035】
一方、ステップS34において、透磁率センサ20の出力が所定のしきい値以下の場合には、取り込んだ磁気カード14が高抗磁力カードであると判断し、ステップS38に進んで磁気ヘッド27によって磁気ストライプ6に記録されている磁気データをリードする。そして、磁気カード14を装置内部23の奥まで取り込みながら磁気データをリードし終えると、モータが逆転して磁気カード14を逆方向、即ちシャッタ板25に向けて搬送し、搬送方向を切り換えて装置内部23の奥側に搬送しながら磁気ヘッド27によってデータをライトする(ステップS39)。このとき、磁気カード14が高抗磁力カードであることが既にわかっているので、磁気ヘッド27は高抗磁力カードに対応した電流値で磁気ストライプ6に磁気データをライトする。
【0036】
この後、磁気カード14の搬送方向が再度切り替わり、磁気カード14をシャッタ板25に向けて搬送しながらベリファイリードを行う(ステップS40)。そして、磁気データが適正にライトされてることが確認できた場合には当該磁気カード14を媒体挿入口22から排出し、確認できない場合にはステップS39に戻って磁気データをライトし直す。
【0037】
そして、磁気カード14を排出した後、各ローラ対26を回転させるモータが停止すると共に、シャッタ板25が閉められる。
【0038】
このように、磁気ヘッド21の出力と透磁率センサ20の出力とによって、使用される磁気カード14が低抗磁力カードであるか高抗磁力カードであるかを正確に判別することができる。即ち、透磁率センサ20の出力は磁気カード14の磁気ストライプ6の透磁率によって変化するものであるが、高抗磁力カードについては磁気ストライプ6の透磁率が空気の透磁率とあまり差がないため、空気の透磁率と磁気ストライプ6の透磁率との差に基づいて出力を生じさせる透磁率センサ20のみによっては高抗磁力カードの検知が困難なこともある。しかしながら、磁気ヘッド21によって磁気ストライプ6の有無を検知しているので、磁気ヘッド21によって磁気ストライプ6の存在が確認されているにもかかわらず、透磁率センサ20の出力が所定のしきい値以下である場合には、存在確認されている磁気ストライプ6が高抗磁力カードのものであると判断することができる。
【0039】
また、透磁率センサ20と磁気ヘッド21とを並列に配置しているので、磁気ヘッド21を使用して透磁率センサ20が磁気ストライプ6に接触しているか否かを検出することができる。即ち、透磁率センサ20は、磁気ストライプ6を通る磁束が発生する一方の主磁極2と磁気ストライプ6が存在していない空間に配置された他方の主磁極2とにおいて、発生する磁束の差に基づいて磁気ストライプ6を検出するものである。このため、一方の主磁極2が磁気ストライプ6と接触せずに離れている場合には、一方の主磁極2と磁気ストライプ6との間に空気が存在することになり、各主磁極2が両方とも空気中に配置されることになって検出感度が悪化することになる。したがって、たとえ磁気ストライプ6が低抗磁力カードのものであっても透磁率センサ20の出力は所定のしきい値以下になってしまうので、一方の主磁極2が磁気ストライプ6に接触した状態の出力であるか離れた状態の出力であるかを認識できることが必要である。磁気ヘッド21は磁気ストライプ6に接触することでこの磁気ストライプ6を検知するので、透磁率センサ20と磁気ヘッド21を並列に配置することで、磁気ヘッド21が磁気ストライプ6に接触しこれを検知した場合には、透磁率センサ20も磁気ストライプ6に接触している考えることが出来る。このように磁気センサ20を接触センサとして機能させることで、低抗磁力カードを高抗磁力カードと誤って判断することを防止でき、高抗磁力カード用の大きな電流値で低抗磁力カードにライトして磁気ストライプ6の隣接トラックに記録されているデータを破壊してしまうのを確実に防止することが出来る。
【0040】
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の説明では、透磁率センサ20と磁気ヘッド21を並列に配置していたが、図7に示すように、透磁率センサ20と磁気ヘッド21を直列に配置しても良い。この場合、図8に示すように、透磁率センサ20と磁気ヘッド21を近づけて配置することで、透磁率センサ20が磁気ストライプ6に接触しているか否かを検出する接触センサとして磁気ヘッド21を機能させることが出来る。
【0041】
また、上述の説明では、シャッタ板25よりも媒体挿入口22側に透磁率センサ20と磁気ヘッド21を設けているが、シャッタ板25よりも媒体挿入口22側に磁気ヘッド(プリヘッド)21を、シャッタ板25より装置内部23に透磁率センサ20をそれぞれ設けるようにしても良い。この場合、透磁率センサ20が磁気ストライプ6に接触しているか否かを検出する接触センサを別に設けるようにしても良い。
【0042】
また、必ずしもシャッタ板25を設ける必要はなく、シャッタ板25を省略しても良い。
【0043】
また、上述の透磁率センサ20では、磁気ストライプ6の通る面Aに対して各主磁極2を平行となるように配置していたが、図9に示す透磁率センサ20の第2の実施形態のように、磁気ストライプ6の通る面Aに対して各主磁極2を垂直に配置しても良い。この場合、磁気ストライプ6と各主磁極2のそれぞれの位置関係が等しくなると各主磁極2を通る磁束がバランスして検出コイル4の出力が得られなくなるので、図示するように、磁気ストライプ6が一方の主磁極2の磁束のみに影響する位置に磁気センサ部5を設置し、即ち磁気ストライプ6が相対的に移動する経路に対して一方の主磁極2のみを対向させるように磁気センサ部5を設置し、磁気ストライプ6が一方の主磁極2に近づいた場合には各主磁極2を通る磁束のバランスが崩れるようにする。あるいは、磁気ストライプ6が相対移動する経路に対して両方の主磁極2が対向するように磁気センサ部5を設置する場合であっても、相対移動する磁気ストライプ6が一方の主磁極2を通る磁束にのみ影響を与えている段階で、即ち両方の主磁極2の磁束がバランスしていない状態で磁気ストライプ6の透磁率を検出するようにする。この場合、透磁率の検出後に磁気ストライプ6が両方の主磁極2に対向することになるので、このときには各主磁極2を流れる磁束の殆どが磁気ストライプ6を通ることになる。したがって、記録データを損なわない程度の強さの磁束を使用して透磁率を検出するようにするか、又は例えば磁気カード14の磁気ストライプ6のうち空き領域に磁気センサ部5を対向させるようにすれば良い。
【0044】
また、上述の透磁率センサ20では、各主磁極2の両端部に補助コア部7を形成していたが、必ずしも両端部に補助コア部7を形成する必要はなく、各主磁極2の片側にのみ補助コア部7を形成しても良く、又は補助コア部7を省略しても良い。例えば、図10に示す透磁率センサ20の第3の実施形態のように、補助コア部7を省略しても良い。
【0045】
また、上述の透磁率センサ20では、各主磁極2の励磁コイル3を互いに逆方向に巻回して各主磁極2を通る磁束の向きを逆向きにして閉ループとなる磁束Φ1を発生させるようにしていたが、図11に示す透磁率センサ20の第4の実施形態のように、各主磁極2の励磁コイル3を同一方向に巻回して各主磁極2を通る磁束が一方向に向かう磁束Φ3となるようにしても良い。この場合、磁気ストライプ6が近づくことで一方の主磁極2を通る磁束の殆どが磁気ストライプ6を通る磁束Φ2になるので、記録データを損なわない程度の強さの磁束を使用して透磁率を検出するか、又は例えば磁気カード14の磁気ストライプ15のうち空き領域に磁気センサ部5が対向するようにすれば良い。
【0046】
また、上述の透磁率センサ20では、各主磁極2のそれぞれに励磁コイル3を巻回していたが、図12に示す透磁率センサ20の第5の実施形態のように、励磁コイル3は1つであっても良い。
【0047】
また、上述の透磁率センサ20では、2つの主磁極2に1つの検出コイル4を巻回していたが、例えば図13に示す透磁率センサ20の第6の実施形態のように、2つの主磁極2のそれぞれに検出コイル4を巻回し、各検出コイル4より差動出力を取り出すようにしても良い。
【0048】
また、図14に示す透磁率センサ20の第7の実施形態のように、2つの主磁極2を含むように大きく検出コイル4を巻いても良い。
【0049】
さらに、上述の説明では、一方の主磁極2を通る磁束のみに磁気ストライプ6が作用するようにしていたが、一方の主磁極2に代えて他方の主磁極2を通る磁束のみに磁気ストライプ6が作用するようにしても良いことは勿論である。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の記録媒体検知装置では、磁気記録部の透磁率を検知する透磁率センサと、磁気記録部の有無を検知する磁気ヘッドとを備え、透磁率センサにより検知された透磁率が空気の透磁率に近い側の第1の範囲に属するとき、磁気ヘッドの検知出力が有であることをもって記録媒体の磁気記録部が高抗磁力であると判定する一方、透磁率センサにより検知された透磁率が第1の範囲より大きい第2の範囲に属するとき、記録媒体の磁気記録部が低抗磁力であると判定するようにしたので、記録媒体の磁気記録部の透磁率が第1の透磁率であるか第2の透磁率であるかを正確に判別することができる。即ち、磁気記録部の透磁率と抗磁力との間には一定の関係があるので、使用される記録媒体が第1の透磁率に対応する高抗磁力媒体であるか、第2の透磁率に対応する低抗磁力媒体であるかを正確に判別することが出来る。
【0051】
また、請求項2記載の記録媒体検知装置では、記録媒体を媒体挿入口より装置内部に取り込み可能とするとともに、媒体挿入口と装置内部との間に記録媒体の装置内部への取り込みを許可するため媒体通路に対して開閉可能なシャッタ板を設け、該シャッタ板より媒体挿入口側に透磁率センサと磁気ヘッドとを設けているので、透磁率センサと磁気ヘッドとが近くに配置されることになり、磁気ヘッドの出力で透磁率センサが磁気記録部に接触しているか否かを判断することができる。また、一般に、シャッタ板の媒体挿入口側には媒体挿入口に差し込まれたものが適正な記録媒体であるか否かを確認するプリヘッドが設置されているが、このプリヘッドを磁気記録部の有無を検知する磁気ヘッドとして機能させることができる。
【0052】
また、請求項3記載の記録媒体検知装置のように、記録媒体を媒体挿入口より装置内部に取り込み可能とするとともに、媒体挿入口と装置内部との間に記録媒体の装置内部への取り込みを許可するため媒体通路に対して開閉可能なシャッタ板を設け、該シャッタ板より媒体挿入口側に磁気ヘッドを、シャッタ板より装置内部に透磁率センサを設けても良い。
【0053】
さらに、請求項4記載の記録媒体検知装置のように、磁気ヘッドを、巻線型磁気ヘッドまたは磁気抵抗素子型ヘッドとしても良い。
【0054】
また、請求項5記載の記録媒体検知方法では、磁気記録部の透磁率を検知する透磁率センサと、磁気記録部の有無を検知する磁気ヘッドとを備え、磁気ヘッドにより磁気記録部の有無を検知するとともに、透磁率センサにより検知された透磁率が空気の透磁率に近い側の第1の範囲に属するとき、磁気ヘッドの検知出力が有であることをもって記録媒体の磁気記録部が高抗磁力であると判定する一方、透磁率センサにより検知された透磁率が第1の範囲より大きい第2の範囲に属するとき、記録媒体の磁気記録部が低抗磁力であると判定するので、記録媒体の磁気記録部の透磁率が第1の透磁率であるか第2の透磁率であるかを正確に判別することができる。即ち、磁気記録部の透磁率と抗磁力との間には一定の関係があるので、使用される記録媒体が第1の透磁率に対応する高抗磁力媒体であるか、第2の透磁率に対応する低抗磁力媒体であるかを正確に判別することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録媒体検知装置の実施形態の一例を示し、磁気カードリーダに適用した場合の概略構成図である。
【図2】図1の透磁率センサ及び磁気ヘッドと磁気カードの磁気ストライプとの位置関係を示す説明図である。
【図3】透磁率センサの第1の実施形態を示す概略構成図である。
【図4】透磁率センサの励磁コイル及び検出コイルの引き出し線の配置を示し、(A)は主磁極を仮想中間軸に沿う方向から見た図、(B)は主磁極を仮想中間軸に直交する方向から見た図である。
【図5】透磁率センサの磁気センサ部に接続される回路図である。
【図6】本発明を適用した記録媒体検知方法の実施形態の一例を示し、その手順を示す流れ図である。
【図7】本発明の記録媒体検知装置の他の実施形態を示す概略構成図である。
【図8】図7の透磁率センサ及び磁気ヘッドと磁気カードの磁気ストライプとの位置関係を示す説明図である。
【図9】透磁率センサの第2の実施形態を示す概略構成図である。
【図10】透磁率センサの第3の実施形態を示す概略構成図である。
【図11】透磁率センサの第4の実施形態を示す概略構成図である。
【図12】透磁率センサの第5の実施形態を示す概略構成図である。
【図13】透磁率センサの第6の実施形態を示す概略構成図である。
【図14】透磁率センサの第7の実施形態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
6 磁気記録部(磁気ストライプ)
14 記録媒体(磁気カード)
20 透磁率センサ
21 磁気ヘッド
22 媒体挿入口
23 装置内部
24 媒体通路
25 シャッタ板

Claims (5)

  1. 抗磁力の異なる2種類の磁気記録部を有する記録媒体の上記抗磁力を判定するようにした記録媒体検知装置において、上記磁気記録部の透磁率を検知する透磁率センサと、上記磁気記録部の有無を検知する磁気ヘッドとを備え、上記透磁率センサにより検知された透磁率が空気の透磁率に近い側の第1の範囲に属するとき、上記磁気ヘッドの検知出力が有であることをもって上記記録媒体の上記磁気記録部が高抗磁力であると判定する一方、上記透磁率センサにより検知された透磁率が上記第1の範囲より大きい第2の範囲に属するとき、上記記録媒体の上記磁気記録部が低抗磁力であると判定するようにしたことを特徴とする記録媒体検知装置。
  2. 上記記録媒体を媒体挿入口より装置内部に取り込み可能とするとともに、上記媒体挿入口と装置内部との間に上記記録媒体の装置内部への取り込みを許可するため媒体通路に対して開閉可能なシャッタ板を設け、該シャッタ板より上記媒体挿入口側に上記透磁率センサと磁気ヘッドとを設けたことを特徴とする請求項1記載の記録媒体検知装置。
  3. 上記記録媒体を媒体挿入口より装置内部に取り込み可能とするとともに、上記媒体挿入口と装置内部との間に上記記録媒体の装置内部への取り込みを許可するため媒体通路に対して開閉可能なシャッタ板を設け、該シャッタ板より上記媒体挿入口側に上記磁気ヘッドを、上記シャッタ板より装置内部に上記透磁率センサを設けたことを特徴とする請求項1記載の記録媒体検知装置。
  4. 上記磁気ヘッドは、巻線型磁気ヘッドまたは磁気抵抗素子型ヘッドであることを特徴とする請求項1から3のいずれか記載の記録媒体検知装置。
  5. 抗磁力の異なる2種類の磁気記録部を有する記録媒体の上記抗磁力を判定するようにした記録媒体検知方法において、上記磁気記録部の透磁率を検知する透磁率センサと、上記磁気記録部の有無を検知する磁気ヘッドとを備え、上記磁気ヘッドにより上記磁気記録部の有無を検知するとともに、上記透磁率センサにより検知された透磁率が空気の透磁率に近い側の第1の範囲に属するとき、上記磁気ヘッドの検知出力が有であることをもって上記記録媒体の上記磁気記録部が高抗磁力であると判定する一方、上記透磁率センサにより検知された透磁率が上記第1の範囲より大きい第2の範囲に属するとき、上記記録媒体の上記磁気記録部が低抗磁力であると判定することを特徴とする記録媒体検知方法。
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