JP2000260112A - 記録媒体検知装置及び記録媒体検知方法 - Google Patents

記録媒体検知装置及び記録媒体検知方法

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JP2000260112A JP11057714A JP5771499A JP2000260112A JP 2000260112 A JP2000260112 A JP 2000260112A JP 11057714 A JP11057714 A JP 11057714A JP 5771499 A JP5771499 A JP 5771499A JP 2000260112 A JP2000260112 A JP 2000260112A
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Eikichi Ariga
英吉 有賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低抗磁力カードと高抗磁力カードを正確に判
別する。 【解決手段】 抗磁力の異なる2種類の磁気ストライプ
6を有する磁気カード14の抗磁力を判定するようにし
た記録媒体検知装置であって、磁気ストライプ6の透磁
率を検知する透磁率センサ20と、磁気ストライプ6の
有無を検知する磁気ヘッド21とを備え、検知すべき磁
気ストライプ6の透磁率が空気の透磁率に近い側の第1
の透磁率と、第1の透磁率より空気の透磁率とはより異
なる第2の透磁率であるときに、第2の透磁率である磁
気ストライプ6は透磁率センサ20の出力によって抗磁
力を判定する一方、第1の透磁率である磁気ストライプ
6は透磁率センサ20と磁気ヘッド21との出力によっ
て抗磁力を判定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体検知装置
及び記録媒体検知方法に関する。更に詳述すると、本発
明は、磁気記録部の抗磁力が異なる2種類の記録媒体を
判別することが出来る記録媒体検知装置及び記録媒体検
知方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気カード等の記録媒体について、その
磁気ストライプ等の磁気記録部の抗磁力の大きさが異な
るものが規格化されている。例えば、従来からJISや
ISOで規格化されていた低抗磁力カード(300(O
e)、650(Oe))に加えて、ISOでは高抗磁力
カード(2500〜4200(Oe))が新たに規格化
されている。磁気カードに記録した磁気データ保護の観
点からは高抗磁力カードの使用が有利であるため、使用
する磁気カードを低抗磁力カードから高抗磁力カードに
切り換える動きがあり、過渡期には高抗磁力カードと低
抗磁力カードとが同時に使用される可能性がある。
【0003】一般に、抗磁力の異なる磁気カードを使用
する場合、抗磁力に応じた適正なライト電流でライトし
なければ適正な出力を得ることができない。したがっ
て、磁気カードリーダ等においては、カード挿入口に挿
入された磁気カードが低抗磁力カードであるか、高抗磁
力カードであるかを判定する機能を備えておく必要があ
る。このため、透磁率センサを使用して、磁気カードの
磁気ストライプの抗磁力を判定する方法が検討されてい
る。この透磁率センサは、磁気ストライプの透磁率と磁
気ストライプのない空間の透磁率の差を出力するもので
あり、透磁率と抗磁力との間には一定の関係があること
から、透磁率センサの出力に基づいて磁気カードが低抗
磁力カードであるか高抗磁力カードであるかを判定する
ことが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、低抗磁
力カードの磁気ストライプの透磁率と磁気ストライプが
存在しない空間の透磁率との差は比較的大きい(低抗磁
力カードの磁気ストライプの透磁率の10数%の差)の
に対し、高抗磁力カードの磁気ストライプの透磁率と磁
気ストライプが存在しない空間の透磁率との差は僅か
(高抗磁力カードの磁気ストライプの透磁率の1%未満
の差)であった。このため、透磁率センサの出力によっ
て低抗磁力カードの検知は容易ではあるが、高抗磁力カ
ードの検知は非常に困難である。
【0005】本発明は、低抗磁力カードと高抗磁力カー
ドの検知が可能な記録媒体検知装置及び記録媒体検知方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1記載の発明は、抗磁力の異なる2種類の磁
気記録部を有する記録媒体の抗磁力を判定するようにし
た記録媒体検知装置において、磁気記録部の透磁率を検
知する透磁率センサと、磁気記録部の有無を検知する磁
気ヘッドとを備え、検知すべき磁気記録部の透磁率が空
気の透磁率に近い側の第1の透磁率と、第1の透磁率よ
り空気の透磁率とはより異なる第2の透磁率であるとき
に、第2の透磁率である磁気記録部は透磁率センサの出
力によって抗磁力を判定する一方、第1の透磁率である
磁気記録部は透磁率センサと磁気ヘッドとの出力によっ
て抗磁力を判定するようにしたものである。
【0007】透磁率センサは、磁気記録部の透磁率と磁
気記録部が存在しない空間の透磁率の差を出力するもの
である。したがって、使用される記録媒体の磁気記録部
の透磁率が第2の透磁率である場合には、透磁率センサ
の出力として大きな値を得ることが出来る。このため、
透磁率センサの出力が所定値以上の場合には、記録媒体
の透磁率が第2の透磁率であると判断する。一方、使用
される記録媒体の磁気記録部の透磁率が第1の透磁率で
ある場合には、透磁率センサの出力として大きな値を得
ることが出来ず、透磁率センサの出力値が磁気記録部の
透磁率を示しているのか、空気の透磁率を示しているの
か判断が困難なことがある。このため、磁気ヘッドの出
力により磁気記録部の存在を確認し且つ透磁率センサの
出力が所定値よりも小さい場合には、記録媒体の透磁率
が第1の透磁率であると判別する。
【0008】また、請求項2記載の記録媒体検知装置
は、記録媒体を媒体挿入口より装置内部に取り込み可能
とするとともに、媒体挿入口と装置内部との間に記録媒
体の装置内部への取り込みを許可するため媒体通路に対
して開閉可能なシャッタ板を設け、該シャッタ板より媒
体挿入口側に透磁率センサと磁気ヘッドとを設けたもの
である。
【0009】したがって、透磁率センサと磁気ヘッドと
が近くに配置されることになり、磁気ヘッドの出力によ
って透磁率センサが磁気記録部に接触しているか否かを
判断することができる。
【0010】また、請求項3記載の記録媒体検知装置の
ように、記録媒体を媒体挿入口より装置内部に取り込み
可能とするとともに、媒体挿入口と装置内部との間に記
録媒体の装置内部への取り込みを許可するため媒体通路
に対して開閉可能なシャッタ板を設け、該シャッタ板よ
り媒体挿入口側に磁気ヘッドを、シャッタ板より装置内
部に透磁率センサを設けても良い。
【0011】さらに、請求項4記載の記録媒体検知装置
のように、磁気ヘッドを、巻線型磁気ヘッドまたは磁気
抵抗素子型ヘッドとしても良い。
【0012】また、請求項5記載の発明は、抗磁力の異
なる2種類の磁気記録部を有する記録媒体の抗磁力を判
定するようにした記録媒体検知方法において、磁気記録
部の透磁率を検知する透磁率センサと、磁気記録部の有
無を検知する磁気ヘッドとを備え、磁気ヘッドにより磁
気記録部の有無を検知するとともに、透磁率センサによ
って空気の透磁率とはより異なる第2の透磁率であるか
を検出し、第2の透磁率でなければ空気の透磁率に近い
側の第1の透磁率と抗磁力を判定するようにしたもので
ある。
【0013】透磁率センサは、磁気記録部の透磁率と磁
気記録部が存在しない空間の透磁率の差を出力するもの
である。したがって、使用される記録媒体の磁気記録部
の透磁率が第2の透磁率である場合には、透磁率センサ
の出力として大きな値を得ることが出来る。このため、
透磁率センサの出力が所定値以上の場合には、記録媒体
の透磁率が第2の透磁率であると判断する。一方、使用
される記録媒体の磁気記録部の透磁率が第1の透磁率で
ある場合には、透磁率センサの出力として大きな値を得
ることが出来ず、透磁率センサの出力値が磁気記録部の
透磁率を示しているのか、空気の透磁率を示しているの
か判断が困難なことがある。このため、磁気ヘッドの出
力により磁気記録部の存在を確認し且つ透磁率センサの
出力が所定値よりも小さい場合には、記録媒体の透磁率
が第1の透磁率であると判別する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0015】図1に、本発明を適用した記録媒体検知装
置の実施形態の一例を示す。この記録媒体検知装置は、
例えば記録媒体として磁気カード14を使用する磁気カ
ードリーダに適用したもので、抗磁力の異なる2種類の
磁気記録部(磁気ストライプ)6を有する記録媒体(磁
気カード)14の抗磁力を判定するようにしている。
【0016】この記録媒体検知装置は、磁気記録部6の
透磁率を検知する透磁率センサ20と、磁気記録部6の
有無を検知する磁気ヘッド21とを備え、検知すべき磁
気記録部6の透磁率が空気の透磁率に近い側の第1の透
磁率と、第1の透磁率より空気の透磁率とはより異なる
第2の透磁率であるときに、第2の透磁率である磁気記
録部6は透磁率センサ20の出力によって抗磁力を判定
する一方、第1の透磁率である磁気記録部6は透磁率セ
ンサ20と磁気ヘッド21との出力によって抗磁力を判
定するようにしている。
【0017】即ち、磁気カード14として磁気ストライ
プ6の透磁率(第1の透磁率)が空気の透磁率に近い値
となる高抗磁力カードと、磁気ストライプ6の透磁率
(第2の透磁率)が空気の透磁率とは比較的大きく異な
る値となる低抗磁力カードの2種類のカードが使用され
る場合に、透磁率センサ20の出力によって低抗磁力カ
ードを判定する一方、透磁率センサ20の出力と磁気ヘ
ッド21の出力によって高抗磁力カードを判定するよう
にした記録媒体検知装置である。
【0018】記録媒体検知装置が適用されている磁気カ
ードリーダは、磁気カード14を媒体挿入口22より装
置内部23に取り込み可能となっている。また、媒体挿
入口22と装置内部23との間には、磁気カード14の
装置内部23への取り込みを許可するために媒体通路2
4に対して開閉可能なシャッタ板25が設けられてい
る。このシャッタ板25は、図示しないアクチュエータ
によって開閉操作されるものである。本実施形態では、
シャッタ板25よりも媒体挿入口22側の位置に透磁率
センサ20と磁気ヘッド21を設けている。透磁率セン
サ20と磁気ヘッド21は、図2に示すように、磁気カ
ード14の挿入方向に対して並列に配置されている。ま
た、透磁率センサ20と磁気ヘッド21は、磁気カード
14の磁気ストライプ6に同時に接触するように設けら
れている。
【0019】透磁率センサ20を図3に示す。この透磁
率センサ20は、少なくとも一方側に空隙部1を有する
ように並置された2つの主磁極2に励磁コイル3と検出
コイル4を巻回して磁気センサ部5を構成するととも
に、磁気センサ部5を媒体通路24上を搬送される磁気
カード14の磁気ストライプ6によって主磁極2のうち
一方の主磁極2を通る磁束が変化するように設け、一方
の主磁極2の磁束の変化を検出コイル4により検出する
ように構成されている。本実施形態では、空隙部1を各
主磁極2の一端側のみに設け、各主磁極2の他端側を連
結部8によって連結している。
【0020】2つの主磁極2の少なくとも一端部には、
磁気ストライプ6による磁路形成の補助となる補助コア
部7が形成されている。本実施形態では、2つの主磁極
2の両端部に補助コア部7を形成している。各補助コア
部7は連結部8とは逆側に突出して形成されている。そ
して、各主磁極2及び各補助コア部7は高透磁率磁性材
料により一体的に構成され、補助コア部7の間を励磁コ
イル3と検出コイル4を巻回する巻線部9としている。
【0021】励磁コイル3は各主磁極2の巻線部9にそ
れぞれ巻回されている。各励磁コイル3は互いに反対回
りに巻回されており、各主磁極2を通る磁束が互いに逆
向きになって全体として閉ループの磁束Φ1が発生する
ようになっている。
【0022】なお、各コイル3,4の引き出し線3a,
4aは、各主磁極2を通る磁束がバランスするように各
主磁極2に対して等しい位置関係になるように配置され
ている。即ち、各主磁極2から等距離に存在する仮想中
間面に基づいた面対称の位置関係になるように、又は図
4に示すように、各主磁極2が仮想中間軸Lを挟んで等
距離に配置されていると考えた場合に同図(A)の方向
(同図(B)の上から下方向)から見て当該仮想中間軸
Lに基づく点対称の位置関係になるように各コイル3,
4の引き出し線3a,4aが配置されている。このよう
に各コイル3,4の引き出し線3a,4aを配置するこ
とで、各主磁極2を通る磁束をバランスさせることがで
きる。ただし、必ずしもかかる位置関係で各コイル3,
4の引き出し線3a,4aを配置する必要はなく、各コ
イル3,4に接続された回路において電気的に補正して
各主磁極2を通る磁束がバランスするようにしても良
い。また、励磁コイル3には、各主磁極2及び各補助コ
ア部7の高透磁率コア部材を磁気飽和させない領域で磁
気ストライプ6の透磁率の検出を行うことができる程度
の励磁電流が供給されている。
【0023】この透磁率センサ20は、図3に示すよう
に、磁気ストライプ6の通る面Aに対して各主磁極2が
平行となるように配置される。
【0024】この透磁率センサ20の磁気センサ部5に
は、例えば図5に示す回路が接続されている。励磁コイ
ル3は例えば交流電源10に接続されており、2つの主
磁極2を通って閉ループとなる磁束Φ1を発生させる。
磁気センサ部5の周辺に磁気ストライプ6が存在せず各
主磁極2を通る磁束が等しい場合には、各主磁極2を通
る磁束がバランスしており検出コイル4の出力は変化し
ない。この状態より磁気センサ部5に磁気ストライプ6
が近づくと、一方の主磁極2から各補助コア部7を通っ
て磁気ストライプ6に向けて漏れる磁束Φ2が発生し、
各主磁極2を通る磁束のバランスが崩れる。磁束Φ2の
漏れ具合は磁気ストライプ6の透磁率によって変化する
ので、透磁率の大きさに応じて検出コイル4の出力が変
化する。検出コイル4の出力はアンプ回路11によって
増幅された後、検波回路12及びピークホールド回路1
3によって半波整流されて包絡線検波され、磁気ストラ
イプ6の透磁率に応じた大きさの出力信号となる。この
場合、増幅と検波の順序は逆でも良い。磁気ストライプ
6の透磁率と磁気ストライプ6の抗磁力の大きさとの間
には一定の関係があるので、予め抗磁力の大きさに対応
する検出コイル4の出力値を確認しておくことで、検出
コイル4の出力に基づいて磁気ストライプ6の抗磁力を
識別することができる。
【0025】即ち、この透磁率センサ20では、略π型
形状の高透磁率コア部材に各励磁コイル3を磁束Φ1が
閉ループとなるように巻き線し、検出コイル4は差動型
となるように巻き線されている。このため、磁気ストラ
イプ6が磁気センサ部5に近づくと、殆どの磁束Φ1は
閉ループとなるが、磁気ストライプ6の媒体透磁率に依
存した最低限の磁束Φ2が磁気ストライプ6に作用す
る。したがって、磁気ストライプ6には記録データを損
なう程大きな磁束が作用することはない。
【0026】磁気ヘッド21は、磁気データから磁気カ
ード14の磁気ストライプ6の有無を検知するものであ
る。磁気カードリーダの媒体挿入口22の近くには、一
般的に媒体挿入口22に適正な磁気カード14が挿入さ
れたか否か、磁気カード14の表裏面が正しく挿入され
たか否かを磁気データの有無により判定するプリヘッド
が設けられている。このため、本実施形態では、プリヘ
ッドを磁気ヘッド21として機能させている。この磁気
ヘッド21は、例えば巻線型磁気ヘッドまたは磁気抵抗
素子型ヘッドである。
【0027】装置内部23の所定位置には、磁気カード
14を搬送する複数のローラ対26と、磁気カード14
の磁気ストライプ6に磁気データをリード・ライトする
磁気ヘッド27が設けられている。各ローラ対26は、
図示しないモータによって駆動される。
【0028】この記録媒体検知装置は、抗磁力の異なる
2種類の磁気ストライプ6を有する磁気カード14の抗
磁力を判定する場合において、磁気ストライプ6の透磁
率を検知する透磁率センサ20と、磁気ストライプ6の
有無を検知する磁気ヘッド21とを備えることで、磁気
ヘッド21により磁気ストライプ6の有無を検知すると
ともに、透磁率センサ20によって空気の透磁率とはよ
り異なる第2の透磁率であるかを検出し、第2の透磁率
でなければ空気の透磁率に近い側の第1の透磁率と抗磁
力を判定するようにしている。
【0029】即ち、本発明の記録媒体検知方法は、磁気
カード14として磁気ストライプ6の透磁率(第1の透
磁率)が空気の透磁率に近い値となる高抗磁力カード
と、磁気ストライプ6の透磁率(第2の透磁率)が空気
の透磁率とは比較的大きく異なる値となる低抗磁力カー
ドの2種類のカードが使用される場合に、透磁率センサ
20の出力によって使用される磁気カード14が低抗磁
力カードであるか否かを判定する一方、透磁率センサ2
0の出力と磁気ヘッド21の出力によって使用される磁
気カード14が高抗磁力カードであるか否かを判定する
ものである。
【0030】図6に基づいて具体的に説明する。まず、
カードユーザが磁気カード14を媒体挿入口22に差し
込むと、磁気カード14の磁気ストライプ6が磁気ヘッ
ド21及び透磁率センサ20に接触しながら奥に向かっ
て相対移動する(図2)。この場合、磁気カード14の
表裏面や前後を逆にして差し込んでいたり、差し込んだ
ものが適切な磁気カード14でなければ、磁気ヘッド2
1が磁気ストライプ6の磁気データの存在を確認するこ
とが出来ないので、ステップS31からステップS32
に進み、挿入されたものを装置内部23に取り込むこと
がない。即ち、シャッタ板25は閉じたままであり、ま
た、各ローラ対26を駆動するモータも停止したままで
ある。
【0031】一方、磁気ヘッド21が磁気ストライプ6
の存在を検知すると、媒体挿入口22に差し込まれたも
のが適切な磁気カード14であり、しかもこの磁気カー
ド14は正しく挿入されていると考えられるので、ステ
ップS33に進んで装置内部23に磁気カード14を取
り込む。即ち、シャッタ板25を開くと共に、モータを
始動させて各ローラ対26を回転させて磁気カード14
を装置内部23に取り込む。
【0032】ステップS34では、透磁率センサ20の
出力に基づいて取り込んでいる磁気カード14が低抗磁
力カードであるか高抗磁力カードであるかを判別する。
いま、取り込んでいる磁気カード14が低抗磁力カード
であるとすると、磁気ストライプ6の透磁率と空気の透
磁率は大きく異なるので、磁気ストライプ6が接触して
いる側の主磁極2と磁気ストライプ6の存在していない
空間に配置された主磁極2との間で発生する磁束のバラ
ンスが比較的大きく崩れることになる。このため、透磁
率センサ20からは比較的大きな値の出力が得られる。
一方、取り込んでいる磁気カード14が高抗磁力カード
であるとすると、磁気ストライプ6の透磁率は空気の透
磁率と殆ど差がないので、各主磁極2との間で発生する
磁束のバランスは殆ど崩れることがない。このため、透
磁率センサ20からは極めて小さな値の出力しか得るこ
とが出来ない。
【0033】したがって、透磁率センサ20の出力が所
定のしきい値よりも大きい場合には取り込んだ磁気カー
ド14が低抗磁力カードであると判断し、ステップS3
4からステップS35に進んで磁気ヘッド27によって
磁気ストライプ6に記録されている磁気データをリード
する。そして、磁気カード14を装置内部23の奥まで
取り込みながら磁気データをリードし終えると、モータ
が逆転して磁気カード14を逆方向、即ちシャッタ板2
5に向けて搬送し、搬送方向を再度切り換えて装置内部
23の奥側に搬送しながら磁気ヘッド27によってデー
タをライトする(ステップS36)。このとき、磁気カ
ード14が低抗磁力カードであることが既にわかってい
るので、磁気ヘッド27は低抗磁力カードに対応した電
流値で磁気ストライプ6に磁気データをライトする。
【0034】この後、磁気カード14の搬送方向がふた
たび切り換えられ、即ち磁気カード14をシャッタ板2
5に向けて搬送しながらベリファイリードを行う(ステ
ップS37)。そして、磁気データが適正にライトされ
てることが確認できた場合には媒体挿入口22から排出
し、確認できない場合にはステップS36に戻って磁気
データをライトし直す。
【0035】一方、ステップS34において、透磁率セ
ンサ20の出力が所定のしきい値以下の場合には、取り
込んだ磁気カード14が高抗磁力カードであると判断
し、ステップS38に進んで磁気ヘッド27によって磁
気ストライプ6に記録されている磁気データをリードす
る。そして、磁気カード14を装置内部23の奥まで取
り込みながら磁気データをリードし終えると、モータが
逆転して磁気カード14を逆方向、即ちシャッタ板25
に向けて搬送し、搬送方向を切り換えて装置内部23の
奥側に搬送しながら磁気ヘッド27によってデータをラ
イトする(ステップS39)。このとき、磁気カード1
4が高抗磁力カードであることが既にわかっているの
で、磁気ヘッド27は高抗磁力カードに対応した電流値
で磁気ストライプ6に磁気データをライトする。
【0036】この後、磁気カード14の搬送方向が再度
切り替わり、磁気カード14をシャッタ板25に向けて
搬送しながらベリファイリードを行う(ステップS4
0)。そして、磁気データが適正にライトされてること
が確認できた場合には当該磁気カード14を媒体挿入口
22から排出し、確認できない場合にはステップS39
に戻って磁気データをライトし直す。
【0037】そして、磁気カード14を排出した後、各
ローラ対26を回転させるモータが停止すると共に、シ
ャッタ板25が閉められる。
【0038】このように、磁気ヘッド21の出力と透磁
率センサ20の出力とによって、使用される磁気カード
14が低抗磁力カードであるか高抗磁力カードであるか
を正確に判別することができる。即ち、透磁率センサ2
0の出力は磁気カード14の磁気ストライプ6の透磁率
によって変化するものであるが、高抗磁力カードについ
ては磁気ストライプ6の透磁率が空気の透磁率とあまり
差がないため、空気の透磁率と磁気ストライプ6の透磁
率との差に基づいて出力を生じさせる透磁率センサ20
のみによっては高抗磁力カードの検知が困難なこともあ
る。しかしながら、磁気ヘッド21によって磁気ストラ
イプ6の有無を検知しているので、磁気ヘッド21によ
って磁気ストライプ6の存在が確認されているにもかか
わらず、透磁率センサ20の出力が所定のしきい値以下
である場合には、存在確認されている磁気ストライプ6
が高抗磁力カードのものであると判断することができ
る。
【0039】また、透磁率センサ20と磁気ヘッド21
とを並列に配置しているので、磁気ヘッド21を使用し
て透磁率センサ20が磁気ストライプ6に接触している
か否かを検出することができる。即ち、透磁率センサ2
0は、磁気ストライプ6を通る磁束が発生する一方の主
磁極2と磁気ストライプ6が存在していない空間に配置
された他方の主磁極2とにおいて、発生する磁束の差に
基づいて磁気ストライプ6を検出するものである。この
ため、一方の主磁極2が磁気ストライプ6と接触せずに
離れている場合には、一方の主磁極2と磁気ストライプ
6との間に空気が存在することになり、各主磁極2が両
方とも空気中に配置されることになって検出感度が悪化
することになる。したがって、たとえ磁気ストライプ6
が低抗磁力カードのものであっても透磁率センサ20の
出力は所定のしきい値以下になってしまうので、一方の
主磁極2が磁気ストライプ6に接触した状態の出力であ
るか離れた状態の出力であるかを認識できることが必要
である。磁気ヘッド21は磁気ストライプ6に接触する
ことでこの磁気ストライプ6を検知するので、透磁率セ
ンサ20と磁気ヘッド21を並列に配置することで、磁
気ヘッド21が磁気ストライプ6に接触しこれを検知し
た場合には、透磁率センサ20も磁気ストライプ6に接
触している考えることが出来る。このように磁気センサ
20を接触センサとして機能させることで、低抗磁力カ
ードを高抗磁力カードと誤って判断することを防止で
き、高抗磁力カード用の大きな電流値で低抗磁力カード
にライトして磁気ストライプ6の隣接トラックに記録さ
れているデータを破壊してしまうのを確実に防止するこ
とが出来る。
【0040】なお、上述の形態は本発明の好適な形態の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、上述の説明では、透磁率センサ20と磁気
ヘッド21を並列に配置していたが、図7に示すよう
に、透磁率センサ20と磁気ヘッド21を直列に配置し
ても良い。この場合、図8に示すように、透磁率センサ
20と磁気ヘッド21を近づけて配置することで、透磁
率センサ20が磁気ストライプ6に接触しているか否か
を検出する接触センサとして磁気ヘッド21を機能させ
ることが出来る。
【0041】また、上述の説明では、シャッタ板25よ
りも媒体挿入口22側に透磁率センサ20と磁気ヘッド
21を設けているが、シャッタ板25よりも媒体挿入口
22側に磁気ヘッド(プリヘッド)21を、シャッタ板
25より装置内部23に透磁率センサ20をそれぞれ設
けるようにしても良い。この場合、透磁率センサ20が
磁気ストライプ6に接触しているか否かを検出する接触
センサを別に設けるようにしても良い。
【0042】また、必ずしもシャッタ板25を設ける必
要はなく、シャッタ板25を省略しても良い。
【0043】また、上述の透磁率センサ20では、磁気
ストライプ6の通る面Aに対して各主磁極2を平行とな
るように配置していたが、図9に示す透磁率センサ20
の第2の実施形態のように、磁気ストライプ6の通る面
Aに対して各主磁極2を垂直に配置しても良い。この場
合、磁気ストライプ6と各主磁極2のそれぞれの位置関
係が等しくなると各主磁極2を通る磁束がバランスして
検出コイル4の出力が得られなくなるので、図示するよ
うに、磁気ストライプ6が一方の主磁極2の磁束のみに
影響する位置に磁気センサ部5を設置し、即ち磁気スト
ライプ6が相対的に移動する経路に対して一方の主磁極
2のみを対向させるように磁気センサ部5を設置し、磁
気ストライプ6が一方の主磁極2に近づいた場合には各
主磁極2を通る磁束のバランスが崩れるようにする。あ
るいは、磁気ストライプ6が相対移動する経路に対して
両方の主磁極2が対向するように磁気センサ部5を設置
する場合であっても、相対移動する磁気ストライプ6が
一方の主磁極2を通る磁束にのみ影響を与えている段階
で、即ち両方の主磁極2の磁束がバランスしていない状
態で磁気ストライプ6の透磁率を検出するようにする。
この場合、透磁率の検出後に磁気ストライプ6が両方の
主磁極2に対向することになるので、このときには各主
磁極2を流れる磁束の殆どが磁気ストライプ6を通るこ
とになる。したがって、記録データを損なわない程度の
強さの磁束を使用して透磁率を検出するようにするか、
又は例えば磁気カード14の磁気ストライプ6のうち空
き領域に磁気センサ部5を対向させるようにすれば良
い。
【0044】また、上述の透磁率センサ20では、各主
磁極2の両端部に補助コア部7を形成していたが、必ず
しも両端部に補助コア部7を形成する必要はなく、各主
磁極2の片側にのみ補助コア部7を形成しても良く、又
は補助コア部7を省略しても良い。例えば、図10に示
す透磁率センサ20の第3の実施形態のように、補助コ
ア部7を省略しても良い。
【0045】また、上述の透磁率センサ20では、各主
磁極2の励磁コイル3を互いに逆方向に巻回して各主磁
極2を通る磁束の向きを逆向きにして閉ループとなる磁
束Φ1を発生させるようにしていたが、図11に示す透
磁率センサ20の第4の実施形態のように、各主磁極2
の励磁コイル3を同一方向に巻回して各主磁極2を通る
磁束が一方向に向かう磁束Φ3となるようにしても良
い。この場合、磁気ストライプ6が近づくことで一方の
主磁極2を通る磁束の殆どが磁気ストライプ6を通る磁
束Φ2になるので、記録データを損なわない程度の強さ
の磁束を使用して透磁率を検出するか、又は例えば磁気
カード14の磁気ストライプ15のうち空き領域に磁気
センサ部5が対向するようにすれば良い。
【0046】また、上述の透磁率センサ20では、各主
磁極2のそれぞれに励磁コイル3を巻回していたが、図
12に示す透磁率センサ20の第5の実施形態のよう
に、励磁コイル3は1つであっても良い。
【0047】また、上述の透磁率センサ20では、2つ
の主磁極2に1つの検出コイル4を巻回していたが、例
えば図13に示す透磁率センサ20の第6の実施形態の
ように、2つの主磁極2のそれぞれに検出コイル4を巻
回し、各検出コイル4より差動出力を取り出すようにし
ても良い。
【0048】また、図14に示す透磁率センサ20の第
7の実施形態のように、2つの主磁極2を含むように大
きく検出コイル4を巻いても良い。
【0049】さらに、上述の説明では、一方の主磁極2
を通る磁束のみに磁気ストライプ6が作用するようにし
ていたが、一方の主磁極2に代えて他方の主磁極2を通
る磁束のみに磁気ストライプ6が作用するようにしても
良いことは勿論である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の記
録媒体検知装置では、磁気記録部の透磁率を検知する透
磁率センサと、磁気記録部の有無を検知する磁気ヘッド
とを備え、検知すべき磁気記録部の透磁率が空気の透磁
率に近い側の第1の透磁率と、第1の透磁率より空気の
透磁率とはより異なる第2の透磁率であるときに、第2
の透磁率である磁気記録部は透磁率センサの出力によっ
て抗磁力を判定する一方、第1の透磁率である磁気記録
部は透磁率センサと磁気ヘッドとの出力によって抗磁力
を判定するようにしたので、記録媒体の磁気記録部の透
磁率が第1の透磁率であるか第2の透磁率であるかを正
確に判別することができる。即ち、磁気記録部の透磁率
と抗磁力との間には一定の関係があるので、使用される
記録媒体が第1の透磁率に対応する高抗磁力媒体である
か、第2の透磁率に対応する低抗磁力媒体であるかを正
確に判別することが出来る。
【0051】また、請求項2記載の記録媒体検知装置で
は、記録媒体を媒体挿入口より装置内部に取り込み可能
とするとともに、媒体挿入口と装置内部との間に記録媒
体の装置内部への取り込みを許可するため媒体通路に対
して開閉可能なシャッタ板を設け、該シャッタ板より媒
体挿入口側に透磁率センサと磁気ヘッドとを設けている
ので、透磁率センサと磁気ヘッドとが近くに配置される
ことになり、磁気ヘッドの出力で透磁率センサが磁気記
録部に接触しているか否かを判断することができる。ま
た、一般に、シャッタ板の媒体挿入口側には媒体挿入口
に差し込まれたものが適正な記録媒体であるか否かを確
認するプリヘッドが設置されているが、このプリヘッド
を磁気記録部の有無を検知する磁気ヘッドとして機能さ
せることができる。
【0052】また、請求項3記載の記録媒体検知装置の
ように、記録媒体を媒体挿入口より装置内部に取り込み
可能とするとともに、媒体挿入口と装置内部との間に記
録媒体の装置内部への取り込みを許可するため媒体通路
に対して開閉可能なシャッタ板を設け、該シャッタ板よ
り媒体挿入口側に磁気ヘッドを、シャッタ板より装置内
部に透磁率センサを設けても良い。
【0053】さらに、請求項4記載の記録媒体検知装置
のように、磁気ヘッドを、巻線型磁気ヘッドまたは磁気
抵抗素子型ヘッドとしても良い。
【0054】また、請求項5記載の記録媒体検知方法で
は、磁気記録部の透磁率を検知する透磁率センサと、磁
気記録部の有無を検知する磁気ヘッドとを備え、磁気ヘ
ッドにより磁気記録部の有無を検知するとともに、透磁
率センサによって空気の透磁率とはより異なる第2の透
磁率であるかを検出し、第2の透磁率でなければ空気の
透磁率に近い側の第1の透磁率と抗磁力を判定するよう
にしているので、記録媒体の磁気記録部の透磁率が第1
の透磁率であるか第2の透磁率であるかを正確に判別す
ることができる。即ち、磁気記録部の透磁率と抗磁力と
の間には一定の関係があるので、使用される記録媒体が
第1の透磁率に対応する高抗磁力媒体であるか、第2の
透磁率に対応する低抗磁力媒体であるかを正確に判別す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録媒体検知装置の実施形態の一
例を示し、磁気カードリーダに適用した場合の概略構成
図である。
【図2】図1の透磁率センサ及び磁気ヘッドと磁気カー
ドの磁気ストライプとの位置関係を示す説明図である。
【図3】透磁率センサの第1の実施形態を示す概略構成
図である。
【図4】透磁率センサの励磁コイル及び検出コイルの引
き出し線の配置を示し、(A)は主磁極を仮想中間軸に
沿う方向から見た図、(B)は主磁極を仮想中間軸に直
交する方向から見た図である。
【図5】透磁率センサの磁気センサ部に接続される回路
図である。
【図6】本発明を適用した記録媒体検知方法の実施形態
の一例を示し、その手順を示す流れ図である。
【図7】本発明の記録媒体検知装置の他の実施形態を示
す概略構成図である。
【図8】図7の透磁率センサ及び磁気ヘッドと磁気カー
ドの磁気ストライプとの位置関係を示す説明図である。
【図9】透磁率センサの第2の実施形態を示す概略構成
図である。
【図10】透磁率センサの第3の実施形態を示す概略構
成図である。
【図11】透磁率センサの第4の実施形態を示す概略構
成図である。
【図12】透磁率センサの第5の実施形態を示す概略構
成図である。
【図13】透磁率センサの第6の実施形態を示す概略構
成図である。
【図14】透磁率センサの第7の実施形態を示す概略構
成図である。
【符号の説明】
6 磁気記録部(磁気ストライプ) 14 記録媒体(磁気カード) 20 透磁率センサ 21 磁気ヘッド 22 媒体挿入口 23 装置内部 24 媒体通路 25 シャッタ板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有賀 英吉 長野県諏訪郡原村10801番地の2 株式会 社三協精機製作所諏訪南工場内 Fターム(参考) 5B058 CA31 KA02 KA13 KA24 5B072 AA02 CC27 DD04 JJ08 JJ10 5D066 SA01 SB01 SC03 SD05 SF03 5D091 AA11 FF02 HH20 JJ21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗磁力の異なる2種類の磁気記録部を有
    する記録媒体の上記抗磁力を判定するようにした記録媒
    体検知装置において、上記磁気記録部の透磁率を検知す
    る透磁率センサと、上記磁気記録部の有無を検知する磁
    気ヘッドとを備え、検知すべき上記磁気記録部の透磁率
    が空気の透磁率に近い側の第1の透磁率と、上記第1の
    透磁率より空気の透磁率とはより異なる第2の透磁率で
    あるときに、上記第2の透磁率である上記磁気記録部は
    上記透磁率センサの出力によって上記抗磁力を判定する
    一方、上記第1の透磁率である上記磁気記録部は上記透
    磁率センサと上記磁気ヘッドとの出力によって上記抗磁
    力を判定するようにしたことを特徴とする記録媒体検知
    装置。
  2. 【請求項2】 上記記録媒体を媒体挿入口より装置内部
    に取り込み可能とするとともに、上記媒体挿入口と装置
    内部との間に上記記録媒体の装置内部への取り込みを許
    可するため媒体通路に対して開閉可能なシャッタ板を設
    け、該シャッタ板より上記媒体挿入口側に上記透磁率セ
    ンサと磁気ヘッドとを設けたことを特徴とする請求項1
    記載の記録媒体検知装置。
  3. 【請求項3】 上記記録媒体を媒体挿入口より装置内部
    に取り込み可能とするとともに、上記媒体挿入口と装置
    内部との間に上記記録媒体の装置内部への取り込みを許
    可するため媒体通路に対して開閉可能なシャッタ板を設
    け、該シャッタ板より上記媒体挿入口側に上記磁気ヘッ
    ドを、上記シャッタ板より装置内部に上記透磁率センサ
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の記録媒体検知
    装置。
  4. 【請求項4】 上記磁気ヘッドは、巻線型磁気ヘッドま
    たは磁気抵抗素子型ヘッドであることを特徴とする請求
    項1から3のいずれか記載の記録媒体検知装置。
  5. 【請求項5】 抗磁力の異なる2種類の磁気記録部を有
    する記録媒体の上記抗磁力を判定するようにした記録媒
    体検知方法において、上記磁気記録部の透磁率を検知す
    る透磁率センサと、上記磁気記録部の有無を検知する磁
    気ヘッドとを備え、上記磁気ヘッドにより上記磁気記録
    部の有無を検知するとともに、上記透磁率センサによっ
    て空気の透磁率とはより異なる第2の透磁率であるかを
    検出し、上記第2の透磁率でなければ空気の透磁率に近
    い側の第1の透磁率と上記抗磁力を判定するようにした
    ことを特徴とする記録媒体検知方法。
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