JP3661463B2 - 位置決め治具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車体の一部であるエンジンコンパートメントアッセンブリ(E/C Assy)の組み付け工程において、このE/C Assyの各種構成部品(サブアッセンブリ)を位置決めするための位置決め治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の位置決め治具については、例えば特開平3−43025号公報あるいは特開平10−166230号公報に開示されている技術が公知である。これらの技術では、パレット本体に対してワークの位置決め基準となる部材を個別に、または各種の基準部材を備えた基板を脱着できるように構成されている。これにより、ワークの種類に適合した基準部材あるいは基板を選定して交換することができ、それによって各種のワークに対応した位置決めが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記のE/C Assyなどをワークとする組み付け工程においては、車種によってワークの形状などが変われば、そのたびに前記の基準部材や基板を交換しなければならず、位置決め治具としての汎用性が低い。またE/C Assyなどの位置決め治具にあっては、各構成部品を位置決めする基準ポストなどがワークの外側に配置されていることも多く、この基準ポストなどがワークをセットするときの障害となるばかりか、溶接ガンの進入を妨げることとなる。
【0004】
本発明は前記課題を解決しようとするもので、その目的は、位置決め治具の汎用性を高めるとともに、ワークのセットを容易とし、かつ溶接ガンの進入を妨げるような障害物を少なくすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するためのもので、請求項1記載の発明は、ワークの組み付け工程において各構成部品を位置決めするための位置決め治具であって、治具本体がアッパ治具とロア治具とに分離され、ロア治具に対しては各車種に共通のワーク構成部品を位置決め可能な基準が集約して設けられている。またアッパ治具には車種によって変化するワーク構成部品を位置決めする基準が設けられている。しかも両治具の基準はワークの構成部品を内側から位置決めするように配置されている。
【0006】
このようにロア治具に対しては各車種に共通のワーク構成部品を位置決めできる基準が集約して設けられているので、車種に応じてアッパ治具の基準を選択的に使用し、あるいはアッパ治具そのものの使用を選択することにより、位置決め治具としての汎用性が向上する。なお車両のモデルチェンジなどに対してもアッパ治具を交換するだけで対応できる場合もあり、そういった意味でも汎用性が高い。
【0007】
また両治具の基準はワークの内側に位置することから、ワークを治具本体にセットする作業が容易となる。さらにスポット溶接は通常ワークの外側から行われるが、基準が溶接ガンの進入に対する妨げとならず、溶接作業を効率よく行うことができる。
【0008】
前記のアッパ治具及びロア治具は、具体的にはフレーム構造であって、これらに対して固定された支柱形状の基準ポストとその付属部品とによってそれぞれの基準が構成されている。なお対象となる車種が多い場合は、車種によってアッパ治具だけを交換することもあり得るので、そのためには異なる基準を備えた複数のタイプのアッパ治具を用意しておく必要がある。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の位置決め治具であって、アッパ治具及びロア治具がそれぞれの基準に対してワークの構成部品を位置決め状態に保持するクランパーを備え、これらのクランパーのうち、ワークを外側からクランプするものについては溶接ガンの進入を妨げないように配置されている。
この場合には、位置決め治具に不可欠なクランパーについても溶接の障害とならず、溶接作業の容易性を維持できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1はE/C Assyの位置決め治具を表した正面図、図2は図1の右側面図である。これらの図面で明らかなように位置決め治具はアッパ治具10とロア治具30とに分離しており、これらの両治具10,30によって「治具本体」を構成している。そして両治具10,30は個々にフレーム12,32が基礎となっており、アッパ治具10のフレーム12はリフターやロボットなど(図示外)によって図示の状態からリフトアップ可能となっている。これに対してロア治具30のフレーム32はフロア上に設置されている。
【0011】
さてアッパ治具10のフレーム12には、4本の基準ポスト14が下向きに固定されている。なお隣り合う基準ポスト14は、補強用の梁15によって相互に結合されている。これらの基準ポスト14とその付属部品とにより、ワーク50(E/C Assy)の所定の構成部品(サブAssy)を必要に応じて内側から位置決めするための「基準」が構成されている。さらに前記フレーム12には、その両側に位置するクランパー16や上面に位置するクランパー20を含めて計8個程のクランパーが設けられている。これらの各クランパー16,20は、個々のエアシリンダ18,22の駆動制御によってワーク50に対するクランプ及びアンクランプが可能である。
【0012】
前記ロア治具30のフレーム32には4本の基準ポスト34が上向きに固定されており、これらはアッパ治具10の各基準ポスト14と相対応する間隔で配置されている。しかもアッパ治具10の基準ポスト14とロア治具30の基準ポスト34との端部は、両治具10,30を図示のようにドッキングさせた状態で互いにはまり合うようになっている。またフレーム32は、基準ポスト34とその他の部品とによる計7個程の「基準」を備えており、これらの「基準」によってワーク50の構成部品(サブAssy)を内側から位置決めするようになっている。
【0013】
このロア治具30の「基準」は、各車種に共通のワーク50の構成部品を位置決めできるように構成されている。これに対し、アッパ治具10の「基準」は、車種によって変化するワーク50の構成部品を必要に応じて位置決めするように構成されている。またロア治具30のフレーム32には、クランパー36,40を含めて複数個のクランパーが設けられている。これらの各クランパー36,40は、それぞれのエアシリンダ38,42の駆動制御によってワーク50に対するクランプ及びアンクランプが可能となっている。
【0014】
さて前記ワーク50、つまりE/C Assyを構成する各種のサブAssyのうち、各車種に共通のサブAssyであるダッシュAssy、ラジエータサポートAssy、エプロンとフロントサイドメンバとを合わせたAssyについては、ロア治具30に位置決めされた状態で保持される。この位置決め作業は、各車種に共通のサブAssyをロア治具30の基準ポスト34や基準ピン35に対して外側から組み付けて位置決めするとともに、前記の各クランパー36,40によってクランプする。
【0015】
すなわちロア治具30の「基準」は、ワーク50の共通サブAssyをその内側から位置決めするのであるから、これらのサブAssyのセットが容易になるとともに、サブAssy相互のスポット溶接に際しては「基準」が溶接ガンの進入の妨げとならない。またロア治具30において、ワーク50を外側からクランプしているクランパー36及びクランパー40の一部についても、可能な限り溶接ガンの進入を妨げない位置に設けられている。
【0016】
車種によっては、必要に応じてアッパ治具10をロア治具30にドッキングさせ、個々の基準ポスト14,34の端部が図示のように互いにはまり合った状態にする。そしてE/C Assyにおいて車種により変更されるサブAssyについては、アッパ治具10に対して位置決めした状態に保持する。この場合の位置決めについても、アッパ治具10の基準ポスト14にサブAssyを外側から組み付けるとともに、前記の各クランパー16,20によってクランプする。
【0017】
このように車種毎に異なるサブAssyについても、その内側からアッパ治具10の「基準」であるところの基準ポスト14やその付属部部品によって位置決めされる。したがって、これらのサブAssyのセットも容易であり、また「基準」がスポット溶接時における溶接ガンの進入の妨げとならない。なおアッパ治具10においてもワーク50を外側からクランプしているクランパー16については、可能な限り溶接ガンの進入を妨げない位置に設けられている。
【0018】
以上のようにロア治具30については、各車種に共通のワーク構成部品(サブAssy)を位置決めできるので、車種に応じてアッパ治具10をロア治具30に対して選択的にドッキングさせるだけで各車種に対応でき、その汎用性が向上する。なおアッパ治具10を選択的に用いる態様には、基準ポスト14やクランパー16,20を選択的に使用する場合と、アッパ治具10そのものを使用したり、しなかったりする場合とがある。また車両のモデルチェンジなどに対しては、それに応じたアッパ治具10のみを用意すれば足りる場合もある。
【0019】
本実施の形態では、位置決めの対象となるワーク50として車両のE/C Assyを例にとって説明したが、車種によって共通の構成部品と変更される構成部品とからなるワークであればE/C Assyに限るものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】位置決め治具を表した正面図。
【図2】図1の右側面図。
【符号の説明】
10 アッパ治具
14 基準ポスト(基準)
16 クランパー
20 クランパー
30 ロア治具
34 基準ポスト(基準)
36 クランパー
40 クランパー
50 ワーク

Claims (2)

  1. ワークの組み付け工程において各構成部品を位置決めするための位置決め治具であって、治具本体がアッパ治具とロア治具とに分離され、ロア治具に対しては各車種に共通のワーク構成部品を位置決め可能な基準が集約して設けられているとともに、アッパ治具には車種によって変化するワーク構成部品を位置決めする基準が設けられ、しかも両治具の基準はワークの構成部品を内側から位置決めするように配置されている位置決め治具。
  2. 請求項1記載の位置決め治具であって、アッパ治具及びロア治具がそれぞれの基準に対してワークの構成部品を位置決め状態に保持するクランパーを備え、これらのクランパーのうち、ワークを外側からクランプするものについては溶接ガンの進入を妨げないように配置されている位置決め治具。
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