JP3657404B2 - データ受信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、データグループの内容が更新されたことを示す更新フラグがそれぞれ付けられた複数のデータグループを順次受信し、各データグループの内容に応じて情報を蓄積および出力するデータ受信装置に関するものである。
【0002】
さらに詳しくは、周波数変調(FM)放送波に多重化されて放送局から送出される文字・図形等の可視情報のディジタルデータの電波を受信するFM文字多重放送用受信装置として好適なデータ受信装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
近年、FM放送波の間隙に、文字・図形等の可視情報のディジタルデータの電波を多重化して放送するFM文字多重放送が、普及しつつある。
【0004】
FM文字多重放送では、電界強度の低下、マルチパス誤差、フェージング、ノイズ等の影響により、受信機で受信されたディジタルデータにデータパケットの欠落(抜け)が生じることが多い。この結果、受信機で表示される上記可視情報のディジタルデータの放送には、ページ(番組内容)の欠落が発生することが多い。
【0005】
このため、FM文字多重放送の放送局が上記データ放送の番組のデータを送信する際には、通常、上記データを確実に受信できるように、上記番組の1ページ分のデータであるデータグループを一度送信した後、続けて何回か繰り返して再送している。そして、上記放送局は、次に、上記データグループと内容が異なる他のデータグループを送出する際には、そのデータグループのプリフィックスに設けた更新フラグを順次インクリメントすることによって、データグループの内容が変化したこと、即ち、ページの内容が変化したことを表すようになっている。
【0006】
日本国において実用化されているFM文字多重放送では、メインの音声放送に文字情報等の可視情報のディジタルデータ(以下、FM文字多重放送データと称する)を多重して放送している。FM文字多重放送では、(270,190)短縮化差集合巡回符号の積符号を用いる誤り訂正を行う。上記誤り訂正は、フレーム単位で行われる。
【0007】
上記各フレームは、190個のデータパケットと、82個のパリティーパケットで構成される。上記各パケットは、パケットの同期検出およびパケット種別(データパケットあるいはパリティーパケット)の識別のためのブロック識別符号(BIC符号)を備える。上記データパケットは、190ビットの情報ビットと、82ビットのパリティービットで構成される。
【0008】
上記の190ビットの情報ビットは、32ビットのプリフィックスと、144ビットのデータブロックと、14ビットの誤り検出符号(CRC符号)で構成される。上記プリフィックスは、そのプリフィックスが属するデータパケットの属性情報である、番組番号、ページ番号、更新フラグ、パケット番号等で構成される。
【0009】
FM文字多重放送の受信機では、上記プリフィックスの情報により、少なくとも1つ以上のデータパケットを用いて番組の最小単位(ページ単位)を作成する。即ち、FM文字多重放送の受信機に表示される番組は、番組のページ単位で管理される。
【0010】
上記FM文字多重放送の放送局では、データグループの内容を変える時には、データグループのプリフィックスに設けた更新フラグを0から1ずつインクリメントし、3になった時点で0に戻し、続いて1ずつインクリメントする。従って、FM文字多重放送データの更新フラグは、データグループの内容の変化に伴い、0、1、2、3、0、1、2、3、…と順次変更される。一方、FM文字多重放送の放送局では、データグループを送出した後、続けて同じ内容のデータグループを再送するときには、同じ更新フラグを付けて再送している。
【0011】
従来のFM文字多重放送用受信装置では、直前に受信したデータグループと異なる更新フラグを有するデータグループのみに受信処理、即ち、受信データのデータ処理および受信データに対応する情報の出力、例えば、表示装置による表示を行う。従って、上記従来の受信装置は、受信したデータグループの更新フラグが直前に受信したデータグループの更新フラグと同じであるときには、同じ内容のデータグループであるとして受信データの受信処理を行わない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、FM文字多重放送データは、更新フラグが一巡すると、データグループの内容が異なっても、同じ更新フラグとなるので、上記従来の受信装置では、受信状況の悪化によって、更新フラグの変化を検出できなくなる現象が生じることがある。
【0013】
例えば、更新フラグ「0」を受信した後、受信状況が悪くなり、データグループの内容が変化しているにもかかわらず、データグループの内容が変化したことを示す更新フラグ「1」、「2」、「3」が受信不可能となり、更新フラグが「0」に戻った時点で、受信状況が良くなり、該更新フラグが受信可能となった場合、上記受信装置は、更新フラグが変化してない、即ち、データグループの内容が変化していないと判断してしまうことがある。
【0014】
また、放送局では、放送終了時に送信機の電源を切るので、放送開始時に送出されるデータグループの更新フラグは、どの番組(ぺージ)でも0に初期化されている。このため、AC(交流)アダプター等を用いてコンセント(アウトレット)に接続され、常時FM多重放送を受信している受信装置では、前日の放送終了時に送出されたデータグループの更新フラグが放送開始時と同じ0であると、番組内容が変化しているにもかかわらず、更新フラグが変化してないと判断してしまう。
【0015】
さらに、AM放送を受信して聴くためのAMモードを有するFM多重放送用受信装置では、FM多重モードでデータを受信処理した後にAMモードに切り換え、さらにAM放送を聴いた後、再度FM多重モードに切り換えた場合、FM多重モードに切り換えた直後のデータグループの更新フラグがAMモードに切り換える直前と同じになることがある。この場合、上記従来の構成では、更新フラグが変化してないと判断してしまう。
【0016】
このように、上記従来の受信装置では、データグループの内容が更新されているにもかかわらず、更新フラグが変化していないと判断してしまうことがある。このため、上記従来の受信装置では、新規なページデータを取りこぼす、即ち、更新後の新規な内容のデータグループを受信処理せずに消去してしまう恐れがある。
【0017】
そこで、更新フラグに関係なく全てのデータグループの受信処理を行い、表示を行う方式の受信装置も考えられる。
【0018】
しかしながら、この方式の受信装置では、例えば、受信したページのデータを表示する際に、ぺージが再送される度に同じ内容のページを再描画するので画面がちらつくという問題がある。また、この方式の受信装置では、同じ内容のぺージを再送した場合でも、常に受信データを受信処理するので、同じ受信データの受信処理を繰り返し行うという無駄な処理を行うことになる。
【0019】
この問題を回避するため、更新フラグを無視し、受信したデータグループを予め記憶された直前に受信したデータグループと1バイトずつ比較することによって表示ページの更新を制御する受信装置も考えられる。上記受信装置では、両者の何れかのバイトが異なっているときにのみ、古い以前のデータグループを消去し、新規受信データグループに置き換えて、新規ページの表示を行う。また、上記受信装置では、両者の全てのバイトが同じであれば、同じ内容のデータグループであるとして、受信したデータグループを消去する。
【0020】
しかしながら、上記受信装置では、データグループの比較に長時間を要する。この結果、上記受信装置では、受信したデータをリアルタイムで表示しようとすると、最悪の場合、上記システム全体の動作速度を制御するクロックの周波数を高くする必要が生じるので、消費電力の見地から不利である。
【0021】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、データグループの内容が更新されたことを示す更新フラグがそれぞれ付けられた複数のデータグループを順次受信し、各データグループの内容に応じて情報を蓄積および出力するデータ受信装置において、複雑な制御を行うことなしにデータグループの内容の更新を確実に検出して出力情報を更新できるデータ受信装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本願発明者等は、上記データ受信装置において、更新フラグに受信状態フラグを付加した合成更新フラグの変化に基づいてデータグループの内容の更新を検出し、各データグループの出力情報への変換処理を合成更新フラグだけで制御することにより、複雑な制御を行うことなしにデータグループの内容の更新を確実に検出して出力情報を更新できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0023】
即ち、請求項1記載の発明のデータ受信装置は、上記の課題を解決するために、FM文字多重放送の番組の1ページ分のデータであるデータグループに、所定ビットで表され、上記データグループの内容の変化に伴い順次変更される更新フラグがそれぞれ付けられた複数のデータグループを順次受信し、各データグループの内容に応じて情報を蓄積および出力するデータ受信装置において、受信した更新フラグに対し、上記データグループおよび更新フラグの受信状態を識別するための受信状態フラグを付加する受信状態フラグ付加手段と、受信状態フラグを更新フラグに付加することによって得られた合成更新フラグを記憶する記憶手段と、受信したデータグループ中の各データパケットについて、合成更新フラグと更新フラグとの比較を行う更新フラグ比較部と、上記更新フラグ比較部の比較結果に基づき、合成更新フラグと更新フラグとが異なるデータパケットのみ受信処理を行うとともに、合成更新フラグを、新規に完成されたデータグループに対応する更新フラグに書き換える出力情報制御手段とを備えることを特徴としている。
【0024】
上記構成によれば、同期が外れたとき等のように受信状態が変化したときには、記憶手段に記憶された合成更新フラグ中の受信状態フラグを0から他の値(1ビットであれば1)に変更することにより合成更新フラグを変更する。それゆえ、次にどのような更新フラグが付けられたデータグループを受信しても、受信した更新フラグと記憶手段に記憶された合成更新フラグとが異なるため、確実に出力情報が更新される。
【0025】
これにより、同じ内容のデータグループの再取り込みおよび再表示、バイト単位の比較によるデータグループ更新の判定等の無駄な処理をすることなく、受信した更新フラグと記憶手段に記憶された合成更新フラグとの比較のみに基づく簡単な処理によってデータグループの更新を確実に検出し、新規なデータグループの受信処理(表示データ等の出力情報への変換処理)および出力情報の更新をより確実に行うことができる。この結果、無駄な制御を少なくし、メインクロックの周波数を下げることができるので、省電力化を図ることができる。
【0026】
請求項1記載の構成は、上記出力情報を表示する表示部を備えていることが望ましい。また、上記構成は、FM放送波に多重化されて放送局から送出される文字・図形等の可視情報のディジタルデータの電波を受信するFM文字多重放送用受信装置として特に好適である。
【0027】
なお、本発明において、受信状態とは、同期状態と非同期状態との間の変化等のような送信側とのデータ通信の状況だけでなく、受信周波数、日付、電源のON/OFF等、受信装置の状態も含むものとする。
【0028】
請求項2記載の発明のデータ受信装置は、上記の課題を解決するために、請求項1記載のデータ受信装置において、上記各データグループおよび各更新フラグを含む受信データが同期しているか否かを判定する同期判定手段と、同期判定手段の判定結果に基づいて受信状態フラグを変更し、合成更新フラグを更新フラグとは異なる値とする第1の受信状態フラグ変更手段とをさらに備えることを特徴としている。
【0029】
上記構成によれば、同期判定手段によって同期外れ(あるいは同期確立)が検出された時点で、受信状態フラグを変更することにより合成更新フラグを変更する。このため、上記構成では、同期外れ(あるいは同期確立)が検出された後に初めて受信されたデータグループに対しては、どのような更新フラグが付けられていても確実に受信処理を行い、出力情報を制御する。これにより、たとえ受信状況が悪く更新フラグの変化の検出が不可能となっている間にデータグループの内容が変化されても、出力情報の更新をし損なうことがない。
【0030】
なお、上記同期判定手段は、フレーム単位で受信データの同期を判定するフレーム同期判定部であることが望ましい。ブロック単位で同期を判定する場合には、受信状況の悪化に対する反応が速すぎて、更新フラグが受信可能な程度の受信状況の悪化であっても更新フラグに関係なく出力情報を更新する恐れがあり、フレーム同期判定部では、このような恐れを回避できる。
【0031】
請求項3記載の発明のデータ受信装置は、上記の課題を解決するために、請求項1記載のデータ受信装置において、日付の変化に基づいて受信状態フラグを変更し、合成更新フラグを更新フラグとは異なる値とする第2の受信状態フラグ変更手段をさらに備えることを特徴としている。
【0032】
上記構成によれば、日付が変わった時点で、受信状態フラグを変更することにより合成更新フラグを変更する。このため、上記構成では、日付が変わった後に初めて受信されたデータグループに対しては、どのような更新フラグが付けられていても確実に受信処理を行い、出力情報を更新する。これにより、たとえ、日付が変わる前の放送終了直前の更新フラグと、日付が変わった後の放送開始直後の更新フラグとが同じであっても、出力情報を更新し損なうことがない。
【0033】
なお、FM文字多重放送では、付加情報として日時データが一定間隔(1分間隔)で送信されるので、請求項3記載の構成は、上記日時データを利用して上記日付を算出する日付算出部をさらに備えることが望ましい。これにより、データ受信装置にカレンダー機能を設けることが不要となる。
【0034】
請求項4記載の発明のデータ受信装置は、上記の課題を解決するために、請求項1記載のデータ受信装置において、上記データグループおよび更新フラグの電波を含む周波数変調放送波を受信するための周波数変調放送受信手段と、振幅変調放送波を受信するための振幅変調放送受信手段と、周波数変調放送受信手段および振幅変調放送受信手段のいずれを作動状態にするかを切り換える周波数変調放送受信/振幅変調放送受信切り換え手段と、周波数変調放送受信/振幅変調放送受信切り換え手段による周波数変調放送受信手段と振幅変調放送受信との切り換えに基づいて受信状態フラグを変更し、合成更新フラグを更新フラグとは異なる値とする第3の受信状態フラグ変更手段とをさらに備えることを特徴としている。
【0035】
上記構成によれば、ユーザーのキー操作等により、周波数変調放送受信から振幅変調放送受信への切り換え、あるいは、振幅変調放送受信から周波数変調放送受信への切り換えが行われた時点で、受信状態フラグを変更することにより合成更新フラグを変更する。このため、上記構成では、周波数変調放送受信から振幅変調放送受信へ切り換えられた後に周波数変調放送受信へ切り換えられると、その切り換え直後に初めて受信されたデータグループに対しては、どのような更新フラグが付けられていても確実に受信データ処理を行い、出力情報を更新する。これにより、振幅変調放送受信に切り換えられる直前の更新フラグと、周波数変調放送受信に切り換えられた直後の更新フラグとが同じであっても、出力情報を更新し損なうことがない。
【0036】
なお、上記構成では、周波数変調放送受信から振幅変調放送受信への切り換え信号をトリガに受信状態フラグを変更するとよい。
【0037】
請求項5記載の発明のデータ受信装置は、上記の課題を解決するために、請求項1記載のデータ受信装置において、上記データグループおよび更新フラグの電波を受信するための受信手段と、受信手段の受信周波数を変更するための受信周波数変更手段と、受信手段の受信周波数変更に基づいて受信状態フラグを変更し、合成更新フラグを更新フラグとは異なる値とする第4の受信状態フラグ変更手段とをさらに備えることを特徴としている。
【0038】
上記構成によれば、ユーザーのキー操作等により受信手段の受信周波数が変更された時点で、受信状態フラグを変更することにより合成更新フラグを変更する。このため、上記構成では、受信周波数の変更直後に初めて受信されたデータグループに対しては、どのような更新フラグが付けられていても確実に受信データ処理を行い、出力情報を更新する。これにより、受信周波数が変更される直前の更新フラグと、受信周波数が変更された直後の更新フラグとが同じであっても、出力情報を更新し損なうことがない。
【0039】
請求項1記載の発明のデータ受信装置は、上記データ受信装置本体に接続された電源から上記データ受信装置本体への電力供給を有効または無効に切り換える電源オン/オフ手段と、上記電源オン/オフ手段によってデータ受信装置本体への電力供給が開始された時に受信状態フラグを初期化する第5の受信状態フラグ変更手段とをさらに備え、上記出力情報制御手段が、電源オン直後に初めて受信されたデータグループに対しては、どのような更新フラグが付けられていても受信データ処理を行うことが望ましい。
【0040】
これにより、電源オンされた時の更新フラグがその前に電源オフされた時の更新フラグと同じであっても、出力情報を更新し損なうことがない。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0042】
図1に示すように、本発明にかかるデータ受信装置としてのFM多重放送用受信装置1は、放送局からのFM多重放送波を取り込むためのダイバーシティーアンテナ等のFMアンテナ2、FMアンテナ2から取り込まれたFM多重放送波をFM検波(周波数復調)し、コンポジット信号をFM多重デコーダ4に出力するFMチューナ(受信手段、周波数変調放送受信手段)3、FMチューナ3によって復調された信号を復号化してFM多重放送データを再生するFM多重デコーダ4、電源ON/OFF、FM/AM切り換え、受信周波数調節、番組(ぺージ)選択等のキー操作を行うためのキー入力部5、キー入力部5によって選択された番組(ページ)のデータやFM多重放送用受信装置1に関する各種情報等を表示するための液晶ディスプレイ等の表示部6、発振子7、FM多重放送データを表示部6に表示するための表示データに変換するとともに、FM多重放送用受信装置1全体を制御するデータ処理・制御部8、番組(ページ)のデータや更新フラグ、受信状態フラグを更新フラグに付加することによって得られた合成更新フラグ等を記憶するメモリ(記憶手段)9、AM放送波を取り込むためのAMアンテナ11、AMアンテナ11から取り込まれたAM放送波(535〜1605KHz)を復調するためのAMチューナ(振幅変調放送受信手段)12、AMチューナ12で復調された信号を音声に変換して出力するスピーカ13等を備えている。
【0043】
FM多重デコーダ4は、上記コンポジット信号を復号化してFM多重放送データおよびクロックを再生するとともに、復号後に、PN(pseudo-noise)復号、誤り検出、および誤り訂正を施し、さらに、上記FM多重放送データの同期・非同期の判定も行う。FM多重デコーダ4の詳細については、後述する。
【0044】
キー入力部5は、FM多重放送用受信装置1本体に接続された電池、交流電源等の電源10からFM多重放送用受信装置1本体への電力供給を有効化または無効化する電源ON/OFFキー(電源オン/オフ手段)52と、FMチューナ3およびAMチューナ12のいずれを作動状態にするかを切り換えるFM/AM切換キー(周波数変調放送受信/振幅変調放送受信切り換え手段)51と、FMチューナ3の同調周波数(受信周波数)を少なくともFM放送帯(76〜90MHz)を含む範囲内で調節するための受信周波数調節キー(受信周波数変更手段)50とを備えている。
【0045】
データ処理・制御部8は、マイクロコンピュータ等によって実現され、発振子7の発振周波数により動作速度が制御される。データ処理・制御部8は、FM多重デコーダ4から出力されたディジタルデータおよび同期信号と、更新フラグとに基づいて、対応するメモリ9に記憶されている合成更新フラグを比較し、表示部6に表示する番組(ぺージ)のデータ(以下、表示データと称する)を作成し、該表示データをメモリ9に蓄積する。
【0046】
また、データ処理・制御部8は、FM多重デコーダ4から出力された更新フラグに対して受信状態フラグを付加することによって上記合成更新フラグを生成するとともに、フレーム同期判定結果、キー入力部5の操作、および日付情報に基づいて受信状態フラグを付加することによってメモリ9に記憶されている合成更新フラグを更新する。さらに、データ処理・制御部8は、キー入力部5の操作に基づいて、FMチューナ3、FM多重デコーダ4、およびAMチューナ12を制御する。データ処理・制御部8の各部の詳細については、後述する。
【0047】
なお、FM多重放送用受信装置1には、FM多重放送用受信装置1本体に電力を供給するための電源10が接続されている。電源10は、電池、あるいはACアダプターを介してFM多重放送用受信装置1本体に電力を供給する交流電源である。
【0048】
ここで、FM多重放送の番組について説明しておく。
【0049】
FM多重放送の番組数は、1ジャンル(サービス識別)につき、8ビットで表すことが可能な255番組となっている。また、それに対応するページ数は、6ビットで表すことが可能な63ページとなっている。
【0050】
FM多重放送の番組には、ニュース、スポーツ、天気予報、FM多重放送のメイン音声放送に対応した連動番組(メイン音声放送で流れている曲の曲名や歌手等の情報)等があり、それぞれにつきページが存在する。FM多重放送用受信装置1では、これら各番組を、目次番組での使用者によるキー選択により画面に表示するとともに、現在表示されているページが更新されたときに自動的に表示する。
【0051】
次に、FM文字多重放送の放送局から音響信号に重畳して送出されるFM文字多重放送データのフォーマットについて説明する。
【0052】
FM多重放送データは、図2に示すデータパケットを構成単位として放送局から送信される。上記データパケットは、図2に示すように、288ビットであり、16ビットのブロック識別符号(以下、BICと記す)、データの識別情報や係合関係などを表す32ビットのプリフィックス、番組情報の本体や各種の制御情報が格納されている144ビットのデータブロック、14ビットのCRC(Cyclic Redundancy Check;巡回冗長検査)符号、および誤り検出および誤り訂正のための82ビットのパリティビットからなる288ビットのデータである。1つのデータパケットの全288ビットのうち、通常、受信側で番組(ぺージ)の表示に使用されるのは、プリフィックス、データブロック、およびCRC符号の190ビットである。
【0053】
また、FM多重放送データの1フレームは、図3で示されるような272個のパケットで構成されるものであり、図2に示すデータパケット190個と、パリティパケット82個とからなっている。上記各データパケットのBICは、予め決められた4種類のビットパターン(以下、これらをBIC1〜4と記す)から選ばれる1つのビットパターンを有している。また、1つのフレーム内において、BICのビット配列は、4箇所(ブロック番号1、14、137、および150のデータブロック)で変化する。
【0054】
前記プリフィックスは、図4に示すように、4ビットのサービス識別データ、1ビットの復号識別データ、1ビットの情報終了フラグ、2ビットの更新フラグ、8ビットの番組番号、8ビットのページ番号、2ビットのリンク符号、および6ビットのパケット番号から構成されている。
【0055】
FM文字多重放送の番組の1ぺージのデータは、図4に示すように、該当する番組番号、ページ番号の各データパケットを、パケット番号が0のデータパケットから昇順に情報終了フラグ1が付されたデータパケットまで繋げることにより得られた1つのデータグループである。そして、通常、1つの番組は、複数のページデータにより構成される。
【0056】
上記更新フラグは、番組、ページの内容が更新されたことを示すものであり、その更新フラグが属するページの内容が更新された時に変更される。更新フラグは、その更新フラグが属するデータブロックの内容が更新されたときに1ずつインクリメントされ、上記内容が更新されないときには同じ値に維持される。
【0057】
前記FM文字多重放送の放送局では、上記構成の番組データとともに、付加情報として日時データを一定間隔(1分間隔)で送信している。上記日時データは、図5に示すように、9ビットのブロック番号、17ビットの日付、5ビットの時間、6ビットの分、および6ビットのローカル時間オフセットを併せた35ビットのデータである。なお、17ビットの日付データは、修正ユリウス日(MJD)データであり、上記の5ビットの時間データおよび6ビットの分データは、11ビットの協定世界時(UTC)データである。
【0058】
次に、FM多重デコーダ4について、詳しく説明する。
【0059】
FM多重デコーダ4は、FMチューナ3から出力された信号を復号化する復号部40と、再生されたディジタルデータから抽出されたBICの検出によりブロック単位で同期判定を行うブロック同期判定部41と、BICの変化点の検出によりフレーム単位で同期判定を行うフレーム同期判定部(同期判定手段)42と、データパケット単位での誤り検出および誤り訂正(横訂正)を行うとともに、フレーム単位での誤り検出および誤り訂正(縦横正)を行う誤り検出・誤り訂正部43とを備えている。
【0060】
FM多重デコーダ4では、まず、FMチューナ3から出力された信号が復号部40にて復号化され、ディジタルデータおよびクロックが再生される。次に、再生されたディジタルデータは、誤り検出・誤り訂正部43にて、CRC符号およびパリティビットを用いてデータパケット単位の誤り検出および誤り訂正がなされるとともに、パリティパケットを用いてフレーム単位の誤り検出および誤り訂正がなされる。そして、このようにして誤り検出および誤り訂正がなされたディジタルデータは、データ処理・制御部8へ送られる。
【0061】
ブロック同期判定部41は、再生されたディジタルデータについて、FM多重デコーダ4内部のBIC検出タイミングカウンタ(図示しない)により生成された1データパケットに対応する所定の時間間隔で16ビットのパターンを抽出し、抽出されたパターンが所定のBICパターンと一致しているか否かを判定する。そして、ブロック同期判定部41は、上記判定結果に基づいてブロック同期が確立された同期状態(受信状況が良い)であるのかブロック同期が外れた非同期状態(受信状況が悪い)であるのかを判定する。
【0062】
即ち、ブロック同期判定部41は、再生されたディジタルデータについて、所定のBICパターンを予め定められた回数(ブロック同期の後方保護数)連続して1データパケット間隔で検出した場合に、ブロック同期が確立されたと判定する(ブロック同期後方保護)。また、ブロック同期判定部41は、再生されたディジタルデータについて、ブロック同期中に、所定のBICパターンを予め定められた回数(ブロック同期の前方保護数)連続して1データパケット間隔で検出することができなくなった場合に、ブロック同期が外れたと判定する(ブロック同期前方保護)。
【0063】
フレーム同期判定部42は、再生されたディジタルデータについて、所定の時間間隔(BIC変化点検出タイミング)でBICの変化点が検出されるか否かを判定し、その判定結果に基づいてフレーム同期が確立された同期状態であるのかフレーム同期が外れた非同期状態であるのかを判定する。
【0064】
即ち、フレーム同期判定部42は、再生されたディジタルデータについて、BICの変化点を予め定められた回数(フレーム同期の後方保護数)連続してBIC変化点検出タイミングで検出した場合に、フレーム同期が確立されたと判定する(フレーム同期後方保護)。また、フレーム同期判定部42は、再生されたディジタルデータについて、フレーム同期中に、BICの変化点を予め定められた回数(フレーム同期の前方保護数)連続してBIC変化点検出タイミングで検出することができなくなった場合に、フレーム同期が外れたと判定する(フレーム同期前方保護)。このようにして得られたフレーム同期判定結果は、誤り検出および誤り訂正されたディジタルデータに付加されて、データ処理・制御部8に入力される。
【0065】
データ処理・制御部8は、受信した更新フラグに対し、受信状態を識別するための受信状態フラグを付加する受信状態フラグ付加部(受信状態フラグ付加手段)80と、フレーム同期判定部42の判定結果に基づきフレーム同期外れ時に受信状態フラグを変更する第1受信状態フラグ制御部(第1の受信状態フラグ変更手段)81と、FM文字多重放送データに付加された日時データの修正ユリウス日(MJD)から現在の日付を算出する日付算出部87と、上記日付の変化に基づいて受信状態フラグを変更する第2受信状態フラグ制御部(第2の受信状態フラグ変更手段)82と、FM/AM切換キー51によるFM多重受信からAM受信への切り換え操作に基づいて受信状態フラグを変更する第3受信状態フラグ制御部(第3の受信状態フラグ変更手段)83と、受信周波数調節キー50によるFMチューナ3の受信周波数変更に基づいて受信状態フラグを変更する第4受信状態フラグ制御部(第4の受信状態フラグ変更手段)84と、電源ON/OFFキー52による電源オンに基づいて受信状態フラグを変更する第5受信状態フラグ制御部85と、ディジタルデータおよび合成更新フラグに基づいて表示部6へ表示データを送出する表示データ制御部(出力情報制御手段)86と、キー入力部5の操作に基づいてFMチューナ3およびAMチューナ12を制御する受信制御部88と、1データパケット毎に合成更新フラグと更新フラグとの比較を行う更新フラグ比較部89とを備えている。
【0066】
受信状態フラグ付加部80は、請求項2ないし5に示した条件の時、メモリ9に記憶された合成更新フラグの受信状態フラグを1にする。
【0067】
受信状態フラグ付加部80にて付加される受信状態フラグは、電源ON時に第5受信状態フラグ制御部85によって1に初期化され、データグループを受信したときに0に変更される。その後、受信状態フラグは、受信状態が変化したときに受信状態フラグ制御部81〜84によって1に変更され、受信状態変化後にデータグループを受信したときに0に戻される。
【0068】
第1受信状態フラグ制御部81による受信状態フラグの制御では、ブロック同期判定部41のブロック同期判定結果より変化の少ないフレーム同期判定部42のフレーム同期判定結果を使用している。
【0069】
これは、ブロック同期判定結果がデータパケット単位であり、受信状態の悪化に対する反応が速すぎ、従って、メモリ9に記憶している合成更新フラグの受信状態フラグも同様に変化するため、受信データを更新フラグに関係なく出力情報として更新してしまうおそれがあるからである。
【0070】
表示データ制御部86は、誤り検出・誤り訂正部41から送られたディジタルデータのプリフィックスを参照して、番組番号、ページ番号、パケット番号、および更新フラグを判断するとともに、対応する合成更新フラグをメモリ9から読み出す。
【0071】
更新フラグ比較部89は、受信したデータグループ中の各データパケットについて、1データパケット毎に合成更新フラグと更新フラグとの比較を行い、比較結果を表示データ制御部86へ送出する。
【0072】
表示データ制御部86は、更新フラグ比較部89の比較結果に基づき、合成更新フラグと更新フラグとが一致するデータパケットに対しては受信処理を行わず、合成更新フラグと更新フラグとが異なるデータパケットにのみ受信処理を行い、1ページ(データグループ)を完成させる。完成されたデータグループは、メモリ9に記憶され、対応した直前のデータグループは消去される。また、表示データ制御部86は、合成更新フラグを、新規に完成されたデータグループに対応した更新フラグに書き換える。さらに、表示データ制御部86は、表示データを表示部6に送り、表示部6にその情報を表示させる。
【0073】
受信制御部88は、FM/AM切換キー51の入力に基づいてFMチューナ3およびAMチューナ12のいずれを作動状態にするかを切り換えるとともに、受信周波数調節キー50の入力に基づいてFMチューナ3の同調周波数を調節する。
【0074】
次に、FM多重放送用受信装置1の受信動作について説明する。
【0075】
FM多重放送用受信装置1では、取り込んだ完成した番組(ページ)データグループを、メモリ9に記憶するとともに、それぞれに対応した合成更新フラグ3ビット(受信状態フラグ1ビット+本来の更新フラグ2ビット)をメモリ9に記憶する。
【0076】
FM多重デコーダ4からデータパケットが出力されると、データ処理・制御部8は、データパケット中のプリフィックスから番組番号、ページ番号を判断し、もし、メモリ9中に同じ番組の同じページが存在すれば、それに対応した合成更新フラグ3ビットと、FM多重デコーダ4から出力されたデータパケットの更新フラグ2ビット(本来は最上位ビットが0の3ビット)とを比較する。もし更新フラグが同じなら、そのデータパケットの受信処理を行わず、更新フラグが異なる場合には、データパケットのパケット番号からそのページを作成し、更新フラグとともにメモリ9に新規に記憶する。
【0077】
ところで、メモリ9中に同じ番組のページが存在していなければ、無条件にデータパケットを取り込み、そのデータパケットのパケット番号からそのページを作成し、そのページのデータおよび対応する更新フラグをメモリ9に記憶させる。上記ページが完成したときに、それに対応する番組が現在表示中(使用者により選択中)であれば、即座に更新表示する。なお、原則として、1ページ1画面のみである。
【0078】
本発明のFM多重放送用受信装置1では、メモリ9中の合成更新フラグ3ビットのうちの受信状態フラグ1ビットを請求項2ないし5記載の条件により強制的に変化させ、FM多重デコーダ4から出力される更新フラグと同じにならないようにし、受信状況の良いときには、新規に更新されるデータの取りこぼしをなくしている。従って、受信状態フラグを1にしたときには、同じ内容のデータグループを1回だけ受信処理する可能性もある。
【0079】
以下、FM多重放送用受信装置1の受信動作について、さらに詳細に説明する。
【0080】
まず、使用者が、キー入力部5の電源ON/OFFキー52を押して電源オンすると、FM多重放送用受信装置1では、FM多重放送用受信装置1の各部の初期化を行うとともに、FM多重デコーダー4から受信要求が出されて、1パケット単位で受信動作を行う。
【0081】
電源ON/OFFキー52の操作に基づき、第5受信状態フラグ制御部85によってメモリ9中の全番組・ぺージの受信状態フラグが1に初期化され、これにより合成更新フラグは4、5、6、7のいずれかの値となる。具体的には、例えば、番組番号30、ぺージ3、更新フラグ2のデータが、現在メモリ9に記憶されている場合、第5受信状態フラグ制御部85による上記受信状態フラグ初期化動作により、3ビットの合成更新フラグは6となる。このため、電源ON直後の合成更新フラグは、FM多重放送データの更新フラグが取り得る値0、1、2、3とは一致することがない。(なお、新データの合成更新フラグは1とする、つまり合成更新フラグ=1がメモリ9に書き込まれる。)
従って、表示データ制御部86は、電源ON直後の受信データグループに対しては、必ず新規データとして表示部6に表示させるとともに、メモリ9に新規データ(データグループ)を記憶させる。そして、上記データグループの全データパケットの受信処理が終了し、1ぺージが完成したら、受信状態フラグは0に変更される。
【0082】
この後の表示データ制御部86の動作は、3ビットの合成更新フラグと2ビットの更新フラグとの比較に基づいて行われる。表示データ制御部86は、メモリ9に記憶された合成更新フラグと新規に受信された更新フラグとが同じであれば、同じ内容のデータグループが送信されたと判断し、表示部6に表示させる内容を変更しない。
【0083】
FM多重放送用受信装置1では、電界強度の低下、マルチパス誤差、フェージング、ノイズ等の影響により、FM文字多重放送波の受信状況が悪化することがある。この場合、FM多重デコーダ4のフレーム同期判定部42によってフレーム同期外れが検出され、この検出信号に基づき、第1受信状態フラグ制御部81によって受信状態フラグが変更される。例えば、受信状態フラグが0であれば1に変更されるので、更新フラグが2のデータグループの合成更新フラグは6となる。
【0084】
これにより、例えば、更新フラグが2のデータグループを受信した後、更新フラグが3、0、1のデータグループがいずれも受信不可能となった場合、更新フラグが一巡して、再度、更新フラグが2のデータグループを受信しても、表示データ制御部86は、メモリ9に記憶された合成更新フラグと異なることによりページの内容が更新されたと判断して、受信したページ(データグループ)を表示部6に表示させる。
【0085】
また、使用者が受信周波数調節キー50を押して受信周波数を変更すると、この操作に基づいて第4受信状態フラグ制御部84により受信状態フラグが変更される。これにより、表示データ制御部86が、受信周波数変更後に受信した新規なページのデータを確実に表示部6に表示させることができる。
【0086】
さらに、使用者がFM/AM切換キー51によりFM多重受信からAM受信への切り換え操作を行うと、この操作に基づいて第3受信状態フラグ制御部83により受信状態フラグが変更される。これにより、表示データ制御部86が、AM受信からFM多重受信に戻した直後に受信した新規なページのデータを確実に表示部6に表示させることができる。
【0087】
また、ACアダプターを使用してFM多重放送用受信装置1を交流電源に接続し、常に通電している場合、FM文字多重放送データに付加された日時データから日付算出部87によって算出された日付の変化に基づき、日付が変化した時点で第2受信状態フラグ制御部82により受信状態フラグが変更される。
【0088】
この受信状態フラグの制御により、放送終了時のメモリ9に記憶されたぺージデータの更新フラグが0であった場合、放送開始時に送信されるフレームの更新フラグは0に初期化されるが、合成更新フラグは放送終了時の0から4に変更される。これにより、表示データ制御部86が、放送開始時に送信された新規なページのデータを表示部6に表示させることができる。
【0089】
次に、FM多重放送用受信装置1の受信動作の具体例について、図6に基づいて説明する。なお、以下の説明において、数字の後に括弧付きで示す数字は、ビット列を表すものとする。
【0090】
まず、FM多重放送用受信装置1では、電源ON時には、データを既に受信しており、メモリ9に記憶されている更新フラグが0(00)、メモリ9に記憶されている合成更新フラグ(以下、記憶合成更新フラグと記す)が0であれば、電源ONの信号により、合成更新フラグの3ビット目(最上位ビット)である受信状態フラグを1にするので、新たにメモリ9に書き込まれる合成更新フラグ(以下、新規合成更新フラグと記す)は4(100)となる(S1)。また、S1では、FM多重放送により更新フラグが0の番組が送出されているが、FM多重放送用受信装置1は、非同期なので受信できない。
【0091】
次に、FM多重放送用受信装置1は、同期状態となり、更新フラグ0(00)のデータを受信すると、更新フラグ0(00)と、S1で制御されたメモリ9中の記憶合成更新フラグ4(100)とを比較し、両者が異なっているので、受信処理を行う(S2)。また、FM多重放送用受信装置1は、S2の1つのデータグループが完成した時点で、合成更新フラグを新しく受信した更新フラグと同じ値、即ち、0(000)に置き換える。従って、受信状態フラグは結果的に0にクリアされることになる。なお、S2では、データが変化しているので、当然、新規なデータの表示が可能である。
【0092】
次に、FM多重放送用受信装置1は、更新フラグ1(01)のデータを受信すると、更新フラグ1(01)と、S2で制御されたメモリ9中の記憶合成更新フラグ0(000)とを比較し、両者が異なっているので、受信処理を行う(S3)。また、FM多重放送用受信装置1は、S3の1つのデータグループが完成した時点で、合成更新フラグを新しく受信した更新フラグと同じ値、即ち、1(001)に置き換える。なお、S3では、データが変化しているので、当然、新規なデータの表示が可能である。
【0093】
次に、FM多重放送用受信装置1は、更新フラグ1(01)のデータを受信すると、更新フラグ1(01)と、S3で制御されたメモリ9中の記憶合成更新フラグ1(001)とを比較し、両者が同じなので、受信処理を行わない(S4)。従って、FM多重放送用受信装置1は、合成更新フラグを現状維持させ、1(001)のままにする。なお、S4では、データが変化していないので、当然、新規なデータを表示できない。
【0094】
次に、FM多重放送用受信装置1は、更新フラグ2(10)のデータを受信すると、更新フラグ2(10)と、S4で制御されたメモリ9中の記憶合成更新フラグ1(001)とを比較し、両者が異なっているので、受信処理を行う(S5)。また、FM多重放送用受信装置1は、S5の1つのデータグループが完成した時点で、合成更新フラグを新しく受信した更新フラグと同じ値、即ち、2(010)に置き換える。なお、S5では、データが変化しているので、当然、新規なデータの表示が可能である。
【0095】
次に、FM多重放送用受信装置1は、非同期時信号に基づいて受信状態フラグ(3ビット目)を1にする(S6)。これにより、S5で制御されたメモリ9中の記憶合成更新フラグ2(010)は、3ビット目が変化して6(110)となる。また、S6では、FM多重放送により更新フラグが3(011)の番組が送出されているが、FM多重放送用受信装置1は、非同期なので受信できない。
【0096】
FM多重放送用受信装置1は、S6の後、非同期である間はデータの受信を不可能にするので、合成更新フラグを変化させずに6(110)のままにする(S7〜10)。
【0097】
次に、FM多重放送用受信装置1は、同期状態となり、更新フラグ2(10)のデータを受信すると、更新フラグ2(10)と、S6で制御されたメモリ9中の記憶合成更新フラグ6(110)とを比較し、両者が異なっているので、受信処理を行う(S11)。また、FM多重放送用受信装置1は、S11の1つのデータグループが完成した時点で、合成更新フラグを新しく受信した更新フラグと同じ値、即ち、2(010)に置き換える。従って、受信状態フラグは結果的に0にクリアされることになる。なお、S11では、データが変化しているので、当然、新規なデータの表示が可能である。
【0098】
次に、FM多重放送用受信装置1は、FM多重放送受信からAM放送受信への切り換え信号に基づいて受信状態フラグ(3ビット目)を1にする(S12)。これにより、S11で制御されたメモリ9中の記憶合成更新フラグ2(010)は、3ビット目が変化して6(110)となる。また、S12では、FM多重放送により更新フラグが3(011)の番組が送出されているが、FM多重放送用受信装置1は、非同期なので受信できない。
【0099】
FM多重放送用受信装置1は、S12の後、AM放送を受信している間は、非同期であるためにデータの受信を不可能にするので、合成更新フラグを変化させずに6(110)のままにする(S13〜15)。
【0100】
次に、FM多重放送用受信装置1は、AM放送受信からFM多重放送受信へ切り換えられ、同期状態となり、更新フラグ2(10)のデータを受信すると、更新フラグ2(10)と、S12で制御されたメモリ9中の記憶合成更新フラグ6(110)とを比較し、両者が異なっているので、受信処理を行う(S16)。また、FM多重放送用受信装置1は、S16の1つのデータグループが完成した時点で、合成更新フラグを新しく受信した更新フラグと同じ値、即ち、2(010)に置き換える。従って、受信状態フラグは結果的に0にクリアされることになる。なお、S16では、データが変化しているので、当然、新規なデータの表示が可能である。
【0101】
次に、FM多重放送用受信装置1は、更新フラグ2(10)のデータを受信すると、更新フラグ2(10)と、S16で制御されたメモリ9中の記憶合成更新フラグ2(010)とを比較し、両者が同じなので、受信処理を行わない(S17)。従って、FM多重放送用受信装置1は、合成更新フラグを現状維持させ、2(010)のままにする。なお、S17では、データが変化していないので、当然、新規なデータを表示できない。
【0102】
次に、FM多重放送用受信装置1は、更新フラグ3(11)のデータを受信すると、更新フラグ3(11)と、S17で制御されたメモリ9中の記憶合成更新フラグ2(010)とを比較し、両者が異なっているので、受信処理を行う(S18)。また、FM多重放送用受信装置1は、S18の1つのデータグループが完成した時点で、合成更新フラグを新しく受信した更新フラグと同じ値、即ち、3(011)に置き換える。なお、S18では、データが変化しているので、当然、新規なデータの表示が可能である。
【0103】
次に、FM多重放送用受信装置1は、更新フラグ0(00)のデータを受信すると、更新フラグ0(00)と、S18で制御されたメモリ9中の記憶合成更新フラグ3(011)とを比較し、両者が異なっているので、受信処理を行う(S19)。また、FM多重放送用受信装置1は、S19の1つのデータグループが完成した時点で、合成更新フラグを新しく受信した更新フラグと同じ値、即ち、0(000)に置き換える。なお、S19では、データが変化しているので、当然、新規なデータの表示が可能である。
【0104】
次に、FM多重放送用受信装置1は、日付算出部87によって日付の変化を検出すると、受信状態フラグ(3ビット目)を1にする(S20)。これにより、S19で制御されたメモリ9中の記憶合成更新フラグ0(000)は、3ビット目が変化して4(100)となる。そして、FM多重放送用受信装置1は、更新フラグ0(00)のデータを受信すると、更新フラグ0(00)と、3ビット目が変更された記憶合成更新フラグ4(100)とを比較し、両者が異なっているので、受信処理を行う(S20)。また、FM多重放送用受信装置1は、S20の1つのデータグループが完成した時点で、合成更新フラグを新しく受信した更新フラグと同じ値、即ち、0(000)に置き換える。
【0105】
以上のように、FM多重放送用受信装置1は、受信したデータグループの更新フラグMビット(例えば、2ビット)に対して、それぞれ受信状態フラグNビット(例えば、1ビット)を追加して、M+Nビットの合成更新フラグとし、以下の1)〜5)に示すような受信状態の変化をトリガとして受信状態フラグNビットを0から他の値に変更する。
【0106】
1)受信状態悪化による同期外れ
2)ユーザーのキー操作による周波数変更
3)ユーザーによるFM/AM切り換えキーの操作
4)電源ON/OFFキー操作
5)受信データに付加された日時情報から算出した日付の変化
そして、新規受信データグループの更新フラグと、メモリ9に記憶している直前の受信データグループの合成更新フラグとの比較に基づいて、表示データを更新する。
【0107】
これにより、同じ内容のデータグループの再取り込みおよび再表示、バイト単位の比較によるデータグループ更新の判定等の無駄な処理をすることなく、簡単な処理によって新規なデータグループの受信処理を従来より確実に行うことができる。この結果、無駄な制御を少なくし、メインクロックの周波数を下げることができるので、省電力化を図ることができる。
【0108】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載のデータ受信装置は、以上のように、受信した更新フラグに対し、上記データグループおよび更新フラグの受信状態を識別するための受信状態フラグを付加する受信状態フラグ付加手段と、受信状態フラグを更新フラグに付加することによって得られた合成更新フラグを記憶する記憶手段と、受信したデータグループ中の各データパケットについて、合成更新フラグと更新フラグとの比較を行う更新フラグ比較部と、上記更新フラグ比較部の比較結果に基づき、合成更新フラグと更新フラグとが異なるデータパケットのみ受信処理を行うとともに、合成更新フラグを、新規に完成されたデータグループに対応する更新フラグに書き換える出力情報制御手段とを備える構成である。
【0109】
上記構成によれば、同期が外れたとき等のように受信状態が変化したときに受信状態フラグを変更することで、次にどのような更新フラグが付けられたデータグループを受信しても、合成更新フラグが変化しているため、確実に出力情報が更新される。これにより、複雑な制御を行うことなしにデータグループの内容の更新を確実に検出して出力情報を更新できるという効果を奏する。
【0110】
本発明の請求項2記載のデータ受信装置は、以上のように、上記各データグループおよび各更新フラグを含む受信データが同期しているか否かを判定する同期判定手段と、同期判定手段の判定結果に基づいて受信状態フラグを変更し、合成更新フラグを更新フラグとは異なる値とする第1の受信状態フラグ変更手段とをさらに備える構成である。
【0111】
これにより、たとえ受信状況が悪く更新フラグの変化の検出が不可能となっている間にデータグループの内容が変化されても、出力情報の更新をし損なうことことを防止できるという効果を奏する。
【0112】
本発明の請求項3記載のデータ受信装置は、以上のように、日付の変化に基づいて受信状態フラグを変更し、合成更新フラグを更新フラグとは異なる値とする第2の受信状態フラグ変更手段をさらに備える構成である。
【0113】
これにより、日付が変わる前の放送終了直前の更新フラグと、日付が変わった後の放送開始直後の更新フラグとが同じであっても、出力情報を更新し損なうことを防止できるという効果を奏する。
【0114】
本発明の請求項4記載の発明のデータ受信装置は、以上のように、上記データグループおよび更新フラグの電波を含む周波数変調放送波を受信するための周波数変調放送受信手段と、振幅変調放送波を受信するための振幅変調放送受信手段と、周波数変調放送受信手段および振幅変調放送受信手段のいずれを作動状態にするかを切り換える周波数変調放送受信/振幅変調放送受信切り換え手段と、周波数変調放送受信/振幅変調放送受信切り換え手段による周波数変調放送受信手段と振幅変調放送受信との切り換えに基づいて受信状態フラグを変更し、合成更新フラグを更新フラグとは異なる値とする第3の受信状態フラグ変更手段とをさらに備える構成である。
【0115】
これにより、振幅変調放送受信に切り換えられる直前の更新フラグと、周波数変調放送受信に切り換えられた直後の更新フラグとが同じであっても、出力情報を更新し損なうことを防止できるという効果を奏する。
【0116】
本発明の請求項5記載のデータ受信装置は、以上のように、上記データグループおよび更新フラグの電波を受信するための受信手段と、受信手段の受信周波数を変更するための受信周波数変更手段と、受信手段の受信周波数変更に基づいて受信状態フラグを変更し、合成更新フラグを更新フラグとは異なる値とする第4の受信状態フラグ変更手段とをさらに備える構成である。
【0117】
これにより、受信周波数が変更される直前の更新フラグと、受信周波数が変更された直後の更新フラグとが同じであっても、出力情報を更新し損なうことを防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるデータ受信装置の実施の一形態としてのFM多重放送用受信装置の回路構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 FM多重放送データのデータパケットの構成を示す線図である。
【図3】 FM多重放送データのフレーム(データグループ)の構成を示す線図である。
【図4】 FM多重放送データのプリフィックスの構成を示す線図である。
【図5】 FM多重放送データに付加される日時データのフォーマットを示す線図である。
【図6】 更新フラグおよび受信状態フラグに基づく表示データ更新制御の一例を示すイメージ概略図である。
【符号の説明】
1 FM多重放送用受信装置
2 FMアンテナ
3 FMチューナ(受信手段、周波数変調放送受信手段)
4 FM多重デコーダ
5 キー入力部
6 表示部
7 発振子
8 データ処理・制御部
9 メモリ(記憶手段)
10 電源
11 AMアンテナ
12 AMチューナ(振幅変調放送受信手段)
13 スピーカ
40 復号部
41 ブロック同期判定部
42 フレーム同期判定部(同期判定手段)
43 誤り検出・誤り訂正部
50 受信周波数調節キー(受信周波数変更手段)
51 FM/AM切換キー
(周波数変調放送受信/振幅変調放送受信切り換え手段)
52 電源ON/OFFキー(電源オン/オフ手段)
80 受信状態フラグ付加部(受信状態フラグ付加手段)
81 第1受信状態フラグ制御部(第1の受信状態フラグ変更手段)
82 第2受信状態フラグ制御部(第2の受信状態フラグ変更手段)
83 第3受信状態フラグ制御部(第3の受信状態フラグ変更手段)
84 第4受信状態フラグ制御部(第4の受信状態フラグ変更手段)
85 第5受信状態フラグ制御部
86 表示データ制御部(出力情報制御手段)
87 日付算出部
88 受信制御部
Claims (5)
- FM文字多重放送の番組の1ページ分のデータであるデータグループに、所定ビットで表され、上記データグループの内容の変化に伴い順次変更される更新フラグがそれぞれ付けられた複数のデータグループを順次受信し、各データグループの内容に応じて情報を蓄積および出力するデータ受信装置において、
受信した更新フラグに対し、上記データグループおよび更新フラグの受信状態を識別するための受信状態フラグを付加する受信状態フラグ付加手段と、
受信状態フラグを更新フラグに付加することによって得られた合成更新フラグを記憶する記憶手段と、
受信したデータグループ中の各データパケットについて、合成更新フラグと更新フラグとの比較を行う更新フラグ比較部と、
上記更新フラグ比較部の比較結果に基づき、合成更新フラグと更新フラグとが異なるデータパケットのみ受信処理を行うとともに、合成更新フラグを、新規に完成されたデータグループに対応する更新フラグに書き換える出力情報制御手段とを備えることを特徴とするデータ受信装置。 - 上記各データグループおよび各更新フラグを含む受信データが同期しているか否かを判定する同期判定手段と、
同期判定手段の判定結果に基づいて受信状態フラグを変更し、合成更新フラグを更新フラグとは異なる値とする第1の受信状態フラグ変更手段とをさらに備える
ことを特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。 - 日付の変化に基づいて受信状態フラグを変更し、合成更新フラグを更新フラグとは異なる値とする第2の受信状態フラグ変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。
- 上記データグループおよび更新フラグの電波を含む周波数変調放送波を受信するための周波数変調放送受信手段と、
振幅変調放送波を受信するための振幅変調放送受信手段と、
周波数変調放送受信手段および振幅変調放送受信手段のいずれを作動状態にするかを切り換える周波数変調放送受信/振幅変調放送受信切り換え手段と、
周波数変調放送受信/振幅変調放送受信切り換え手段による周波数変調放送受信手段と振幅変調放送受信との切り換えに基づいて受信状態フラグを変更し、合成更新フラグを更新フラグとは異なる値とする第3の受信状態フラグ変更手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。 - 上記データグループおよび更新フラグの電波を受信するための受信手段と、
受信手段の受信周波数を変更するための受信周波数変更手段と、
受信手段の受信周波数変更に基づいて受信状態フラグを変更し、合成更新フラグを更新フラグとは異なる値とする第4の受信状態フラグ変更手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。
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