JPH06104857A - 受信機及び復調装置 - Google Patents

受信機及び復調装置

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JPH06104857A
JPH06104857A JP27794092A JP27794092A JPH06104857A JP H06104857 A JPH06104857 A JP H06104857A JP 27794092 A JP27794092 A JP 27794092A JP 27794092 A JP27794092 A JP 27794092A JP H06104857 A JPH06104857 A JP H06104857A
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JP
Japan
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signal
circuit
data
frequency
supplied
Prior art date
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Application number
JP27794092A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Sato
一博 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 RDSサービスの文字情報を、まとめて表示
する。 【構成】 RDSサービスの放送の受信機に、受信した
放送の放送波信号S12から周波数多重化された信号S1
7、S31を復調する復調回路16と、この復調された周
波数多重化信号S17、S31から被変調信号S52を取り出
す回路51〜53と、この取り出された被変調信号S52
を外部に出力する出力端子62とを設ける。復調装置
に、出力端子62に接続され、この出力端子62からの
被変調信号S52が供給されるとともに、この供給された
被変調信号S52からデータを復調する回路と、この復調
されたデータを、ビデオ信号に変換する回路とを設け
る。そのビデオ信号をディスプレイに供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、RDSデータを利用
する受信機及び復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパにおけるFM放送局の中に
は、RDSサービスを行っている局がある。このRDS
サービスは、本来のオーディオ信号にRDSデータを付
加して放送するものである。そして、そのRDSデータ
は、放送局や番組などに関するデジタルデータの集まり
であり、このRDSデータには、 PIコード ・・・ 放送局の識別コード PSデータ ・・・ 放送局名を示す文字データ PTYコード ・・・ 番組の種類の識別コード RTデータ ・・・ 文字情報(ラジオテキスト) などのデータが含まれている。
【0003】なお、PTYコードは、ニュース、ポップ
ス、教育、スポーツ、インフォメーションなどの番組の
種類を5ビットのコードで示している。また、RTデー
タの情報量は、毎回、最大64文字である。
【0004】そして、上述のRDSデータは、次のよう
にして、ステレオのオーディオ信号に周波数多重化され
て放送されている。
【0005】すなわち、ステレオの左及び右チャンネル
のオーディオ信号の和信号(L+R)と、差信号(L−
R)とが形成され、この差信号(L−R)により、周波
数が38kHzのサブキャリア信号が平衡変調される。そし
て、図5に示すように、和信号(L+R)と、差信号
(L−R)による被変調信号と、周波数が19kHzのパイ
ロット信号Spとが、周波数多重化される(ここまで
は、一般のFMステレオ放送と同じ)。
【0006】一方、上述のRDSデータに、まず、エラ
ー訂正用のエンコード処理が行われ、このエンコード処
理されたRDSデータが差動エンコードされる。そし
て、この差動エンコードされたRDSデータにより、所
定のクロックが2相PSK変調されて、PSK信号とさ
れる。なお、このときのクロックの周波数は、パイロッ
ト信号Spの周波数19kHzの1/16倍、すなわち、118
7.5Hzである。
【0007】さらに、このPSK信号により、周波数が
57kHz(これは、パイロット信号Spの周波数19kHzの
3倍の値)のサブキャリア信号が平衡変調されて、DS
B信号が形成され、このDSB信号が、図5に示すよう
に、上述の周波数多重化信号に加算される。なお、DS
B信号の周波数範囲は57±2.4 kHz程度とされる。
【0008】そして、以上のように周波数多重化された
多重化信号により、メインのキャリア信号がFM変調さ
れ、放送波として送信される。
【0009】したがって、リスナは、RDSデータを利
用できるFM受信機(FMチューナ)を用意すれば、特
定の放送局や特定の番組などを自動受信したり、文字情
報などを得ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、RDSサー
ビスを利用できるFM受信機においては、特定の放送局
や特定の番組などを自動受信できるだけでなく、例えば
図6に示すように、受信機1の正面パネル2に、蛍光表
示管やLCDなどのディスプレイ41を設ければ、PS
データやPTYコードを利用することにより、放送局名
や番組の種類を表示することができる。さらに、RTデ
ータを利用すれば、文字情報を表示することもできる。
【0011】ところが、FM受信機1は他のオーディオ
機器とのバランスを考慮した大きさとされるとともに、
その正面パネル2には、選局キーを始めとする各種の操
作キー42が設けられるので、ディスプレイ41の大き
さは制限され、一度に表示できる文字数は、10文字程度
に過ぎない。したがって、RTデータが送られてきて
も、その64文字の文字情報の全部を一度に見ることはで
きず、スクロールなどの補助的なキー操作が必要となっ
てしまう。
【0012】また、例えば30分前に放送されたRTデー
タによる文字情報が見たくても、そのようなことはでき
ない。
【0013】この発明は、以上のような問題点を解決し
ようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、各部の参照符号を後述の実施例に対応させる
と、番組の種類や文字情報などを示すデータを所定の変
調形式の被変調信号S52に変換し、この被変調信号S52
を、オーディオ信号L、Rに周波数多重化して送信する
ようにした放送の受信機10において、受信した放送の
放送波信号S12から周波数多重化された信号S17、S31
を復調する復調回路16と、この復調された周波数多重
化信号S17、S31から被変調信号S52を取り出す回路5
1〜53と、この取り出された被変調信号S52を外部に
出力する出力端子62とを設ける。また、復調装置10
0には、出力端子62に接続され、この出力端子62か
らの被変調信号S52が供給されるとともに、この供給さ
れた被変調信号S52からデータを復調する回路155〜
159、131と、この復調されたデータを、ビデオ信
号に変換する回路131、137とを設け、そのビデオ
信号をディスプレイ220に供給するようにしたもので
ある。
【0015】
【作用】一般のモニタディスプレイ220に、RTデー
タによる文字情報が表示されるとともに、このとき、そ
の文字情報は全部がまとめて表示される。
【0016】
【実施例】
《FM受信機》図1において、10はシンセサイザ方式
に構成されたFM受信機を示し、アンテナ11の受信信
号が電子同調方式のアンテナ同調回路12に供給されて
目的とする周波数f12のFM放送波信号S12が取り出さ
れる。
【0017】そして、この信号S12が、高周波アンプ1
3を通じてミキサ回路14に供給されるとともに、VC
O21から周波数f21が、例えば、 f21=f12+10.7[MHz] ・・・ (1) の発振信号S21が取り出され、この信号S21がミキサ回
路14に局部発振信号として供給され、信号S12は中間
周波信号S14(中間周波数は10.7MHz)に周波数変換さ
れる。そして、この中間周波信号S14が、中間周波アン
プ15を通じてFM復調回路16に供給されてオーディ
オ信号(モノラル信号あるいはステレオコンポジット信
号)S17と、RDSデータにより変調されたDSB信号
S31とが取り出される。
【0018】さらに、そのオーディオ信号S17が、ロー
パスフィルタ17を通じてステレオ復調回路18に供給
され、この復調回路18からは、信号S17がステレオコ
ンポジット信号のときには、その信号S17から左及び右
チャンネルのオーディオ信号L、Rが復調され、信号S
17がモノラル信号のときには、信号S17が左及び右チャ
ンネルのオーディオ信号L、Rとして出力され、これら
信号L、Rが端子19L、19Rに取り出される。
【0019】そして、このとき、VCO21は、回路2
2〜25とともに、PLL20を構成している。すなわ
ち、VCO21からの信号S21が、可変分周回路22に
供給されて1/Nの周波数に分周され、この分周信号が
位相比較回路23に供給されるとともに、発振回路24
から基準周波数、例えば周波数が50kHzの発振信号が取
り出され、この発振信号が比較回路23に供給され、そ
の比較出力がローパスフィルタ25を通じてVCO21
にその制御電圧として供給される。また、フィルタ25
の出力電圧が、同調回路12に選局電圧として供給され
る。
【0020】したがって、定常状態においては、分周回
路22からの分周信号と、発振回路24の発振信号とは
周波数が等しいので、このときの発振信号S21の周波数
f21は、 f21=N×50[kHz] =N×0.05[MHz] ・・・ (2) となり、(1) 、(2) 式から f12=N×0.05−10.7[MHz] となる。
【0021】したがって、分周比Nを、1964〜2374の間
において、「1」ずつ変化させれば、局部発振周波数f
21が、98.2MHz〜118.7 MHzの間を50kHzの間隔で変化
するので、受信周波数f12は、87.5MHz〜108.0 MHzの
周波数帯を50kHzの周波数ステップで、かつ、分周比N
に対応して変化することになる。
【0022】さらに、30はシステムコントロール用の
マイクロコンピュータを示し、31はそのCPU、32
は各種の処理ルーチンが書き込まれているROM、33
はワークエリア用のRAM、34は各種のデータを記憶
するためのメモリで、これらメモリ32〜34はシステ
ムバス39を通じてCPU31に接続されている。
【0023】この場合、メモリ34は、データの消去及
び書き込みを電気的に行うことのできるROMとされ、
あるいは、図示はしないが、電池によりバックアップさ
れたRAMとされ、すなわち、メモリ34は不揮発性メ
モリとされ、電源をオフにしたときでも、書き込まれた
データを保持できるようにされている。そして、このメ
モリ34には、FM放送をプリセットにより受信すると
きの周波数に関するデータなどが記憶される。
【0024】また、35は出力ポート、36は入力ポー
ト、37はディスプレイコントローラ、38はキーイン
ターフェイス回路で、これら回路35〜38はシステム
バス39を通じてCPU31に接続されている。そし
て、ポート35は分周回路22に接続され、このポート
35を通じてCPU31により分周回路22に分周比N
がセットされる。
【0025】さらに、ディスプレイコントローラ37に
は、蛍光表示管あるいはLCDなどにより構成された内
蔵のディスプレイ41が接続され、このディスプレイ4
1には、放送局名など10文字程度の情報が表示される。
また、インターフェイス回路38には各種の操作キー4
2が接続され、選局操作などが行われる。
【0026】さらに、RDSデータの処理回路50が、
次のように構成される。すなわち、FM復調回路16か
らのDSB信号S31が、バンドパスフィルタ51を通じ
てミキサ回路52に供給されるとともに、PLL52に
供給されてサブキャリア信号S53(周波数は57kHz)が
形成され、このサブキャリア信号S53がミキサ回路52
に供給される。こうして、ミキサ回路52において、D
SB信号S31が信号S53により同期検波されてPSK信
号S52が復調される。なお、このPSK信号S52は、上
述から明らかなように、オーディオ帯域の信号である。
【0027】そして、このPSK信号S52が、ローパス
フィルタ54を通じてPSK復調回路55に供給されて
差動エンコードされたRDSデータS55が復調され、こ
のデータS55が、2つのDフリップフロップ回路56、
57を通じてエクスクルーシブオア回路58に供給され
るとともに、フリップフロップ回路56の出力がエクス
クルーシブオア回路58に供給される。
【0028】さらに、PLL53からのサブキャリア信
号S53が、クロック生成回路59に供給されるととも
に、復調回路55からのデータS55が生成回路59に供
給されてビットクロックS59(周波数は1187.5Hz)が形
成され、このクロックS59がフリップフロップ回路5
6、57に供給される。
【0029】こうして、フリップフロップ回路56、5
7及びエクスクルーシブオア回路58により、差動エン
コードされたRDSデータS55からもとのRDSデータ
S58がデコードされ、このデコードされたRDSデータ
S58と、ビットクロックS59とが、ポート36に供給さ
れる。
【0030】そして、マイコン30において、ポート3
6に供給されたRDSデータS58のエラー訂正が行われ
る。
【0031】さらに、ローパスフィルタ54からのPS
K信号S52が、アンプ61において、端子19L、19
Rに出力されているオーディオ信号L、Rと同程度のレ
ベル、例えば500 mVrms 程度まで増幅されてから出力
端子62に取り出される。
【0032】したがって、RDSデータにしたがって、
ディスプレイ41には、放送局名や番組の種類などが表
示される。また、RTデータ(文字情報)を利用すると
きには、そのRTデータによる文字がディスプレイ41
に、例えば10文字ずつ表示される。
【0033】しかし、このとき、この発明によれば、受
信中のDSB信号S31から復調されたPSK信号S52、
すなわち、デコード前のRDSデータS58を有するPS
K信号S52が、端子62に出力されている。そして、端
子62に出力されたPSK信号S52により、RTデータ
による文字情報が、外部の表示装置にまとめて表示され
る。このため、AVアンプが例えば次のように構成され
る。
【0034】《AVアンプ》図2において、100はA
Vアンプを示し、110はその左チャンネルのオーディ
オ信号の信号回路、120はビデオ信号の信号回路、1
30はシステムコントロール用のマイクロコンピュータ
である。
【0035】そして、VTR、レーザーディスクプレー
ヤ、TVチューナ装置などの信号源(図示せず)から左
及び右チャンネルのオーディオ信号と、ビデオ信号とが
取り出され、その左チャンネルのオーディオ信号が、信
号回路110の入力端子111A〜111Nを通じてス
イッチ回路112に供給されてそのうちの1つのオーデ
ィオ信号が選択される。そして、その選択されたオーデ
ィオ信号が、可変レベル回路113を通じてDSP回路
114に供給されてイコライザ処理及びサラウンド処理
などが行われ、その処理の行われた信号が、出力アンプ
115及び出力端子116を通じて左チャンネルのスピ
ーカ210に供給される。
【0036】また、紙面の都合で図示はしないが、右チ
ャンネルの信号回路も同様に構成され、信号源からの右
チャンネルのオーディオ信号が、その信号回路において
同様に処理されてから右チャンネルのスピーカに供給さ
れる。
【0037】さらに、信号源からのビデオ信号が、信号
回路120の入力端子121A〜121Nを通じてスイ
ッチ回路122に供給されてスイッチ回路112により
選択されたオーディオ信号に対応するビデオ信号が選択
され、この選択されたビデオ信号が、ビデオ回路123
において所定の処理が行われてから出力端子126に取
り出される。
【0038】そして、この端子126の出力ビデオ信号
が、一般のテレビ受像機のビデオ入力端子、あるいは標
準のビデオ信号を画像として表示するモニタディスプレ
イ(ディスプレイ装置)220に供給される。なお、ス
ピーカ210は、ディスプレイ220に内蔵されたスピ
ーカであってもよい。
【0039】そして、信号回路110の回路112〜1
14及び信号回路120の回路122、123は、マイ
コン130により制御される。すなわち、マイコン13
0において、131はそのCPU、132は各種の処理
ルーチンが書き込まれているROM、133はワークエ
リア用のRAM、134は各種のデータを記憶するため
の不揮発性メモリで、これらメモリ132〜134はシ
ステムバス139を通じてCPU131に接続されてい
る。
【0040】また、135は出力ポート、136は入力
ポート、137はディスプレイコントローラ、138は
キーインターフェイス回路で、これら回路135〜13
8はシステムバス139を通じてCPU131に接続さ
れている。そして、インターフェイス回路138には、
各種の操作キー142が接続される。さらに、ポート1
35から、信号回路110の回路112〜114及び信
号回路120の回路122、123に、それらの制御信
号が供給される。また、ポート135からは、ビデオ回
路123にもその制御信号が供給される。
【0041】こうして、キー142のうちのあるキーを
操作すると、信号回路110及び120のスイッチ回路
112及び122が切り換えられてオーディオ信号及び
ビデオ信号が切り換えられる。また、キー142のうち
の別のキーを操作すると、その操作されたキーに対応し
た回路が制御されて所望の出力音あるいは再生画面とさ
れる。
【0042】さらに、AVアンプ100には、RDSデ
ータの処理回路150が設けられる。すなわち、FM受
信機10の端子62に出力された、デコード前のRDS
データS58を有するPSK信号S52が、入力端子151
を通じてPSK復調回路155に供給されて差動エンコ
ードされたRDSデータS55が復調され、このデータS
55が、2つのDフリップフロップ回路156、157を
通じてエクスクルーシブオア回路158に供給されると
ともに、フリップフロップ回路156の出力がエクスク
ルーシブオア回路158に供給される。
【0043】さらに、復調回路155からのデータS55
がクロック生成回路159に供給されてビットクロック
S59が形成され、このクロックS59がフリップフロップ
回路156、157に供給される。
【0044】こうして、フリップフロップ回路156、
157及びエクスクルーシブオア回路158により、差
動エンコードされたRDSデータS55からもとのRDS
データS58がデコードされ、このデコードされたRDS
データS58と、ビットクロックS59とが、ポート136
に供給される。
【0045】そして、マイコン130において、ポート
136に供給されたRDSデータS58のエラー訂正が行
われるとともに、このエラー訂正されたRDSデータS
58に含まれるRTデータ(文字情報)が、コントローラ
137に供給されてビデオ信号に変換され、ビデオ回路
123に供給される。
【0046】そして、ユーザが、操作キー142のうち
の所定のキーを操作すると、そのキー出力にしたがって
ビデオ回路123が制御され、スイッチ回路122から
のビデオ信号に代わって、コントローラ137からのビ
デオ信号が、端子126に出力される。あるいはスイッ
チ回路122からのビデオ信号に、コントローラ137
からのビデオ信号がスーパーインポーズされて端子12
6に出力される。
【0047】したがって、ディスプレイ220の画面に
は、RTデータによる文字情報が表示される。そして、
この場合、ディスプレイ220の画面は、十分にたくさ
んの文字を表示できるだけの大きさがあるので、そのR
Tデータによる1回分の文字情報が、まとめて表示され
る。
【0048】したがって、ユーザは、スクロールなどの
補助的なキー操作をおこなわなくても、一度に多量の文
字情報を容易に見ることができる。
【0049】また、FM受信機10の端子62から出力
されるPSK信号S52は、オーディオ帯域の信号なの
で、オーディオ用のカセットテープやDATテープなど
のメディアにいったん記録し、その再生信号をAVアン
プ100の端子151に供給してRTデータによる文字
情報をディスプレイ220に表示することもできる。し
たがって、放送された文字情報をあとで確認することが
でき、あるいは保存することもできる。
【0050】また、緊急放送のときには、PTY=31と
なるが、このPTY=31がCPU131により検出され
たときには、マイコン130において、緊急放送を知ら
せる文字あるいは記号などのビデオ信号が形成され、こ
の緊急放送を示すビデオ信号が、スイッチ回路122か
らのビデオ信号に代わって端子126に出力され、ある
いはスイッチ回路122からのビデオ信号に、緊急放送
を示すビデオ信号がスーパーインポーズされ、ディスプ
レイ220には、緊急放送を表わす文字あるいは記号が
大きく表示される。
【0051】《他の実施例》図3に示す例においては、
受信機10にスイッチ63L、63Rが設けられ、この
スイッチ63L、63Rにより、ステレオ復調回路18
からのオーディオ信号L、Rと、アンプ61からのPS
K信号S52とが、出力端子19L、19Rに選択的に取
り出される。
【0052】したがって、スイッチ63L、63Rを図
の状態に接続した場合には、FM放送を聴取することが
でき、スイッチ63L、63Rを図とは逆の状態に接続
した場合には、RDSデータを有するPSK信号S52を
取り出すことができる。そして、この取り出したPSK
信号S52を、そのままAVアンプ100の入力端子15
1に供給すれば、あるいはDATなどにより記録すると
ともに、その再生信号をAVアンプ100の入力端子1
51に供給すれば、RTデータによる文字情報を、ディ
スプレイ220に表示することができる。
【0053】図4に示す例においては、受信機10のエ
クスクルーシブオア回路58からのRDSデータS58が
出力端子62Dに取り出されるとともに、クロック生成
回路59からのビットクロックS59が出力端子62Cに
取り出される。
【0054】そして、これら端子65D、62Cからの
信号S58、S59が、AVアンプ100の入力端子151
D、151Cに供給され、さらに、バッファ回路16
1、162を通じてマイコン130のポート136に供
給される。
【0055】したがって、ディスプレイ220に、RT
データによる文字情報を表示することができる。そし
て、この例によれば、AVアンプ100に、PSK信号
S52からRDSデータS58を取り出すための回路155
〜159は設ける必要がなく、AVアンプ100のコス
トダウンができる。
【0056】なお、上述においては、AVアンプ100
とディスプレイ220とが別体であるが、一体化されて
いてもよい。
【0057】また、上述においては、FM受信機10と
AVアンプ100とを、信号ケーブルにより接続した
が、光ケーブルにより接続することもできる。あるいは
赤外線や電波を使用してコードレスとすることもでき
る。さらに、DSR放送など文字情報を放送している放
送の受信機であれば、この発明を適用できる。
【0058】
【発明の効果】この発明によれば、FM受信機10から
のRDSデータを、外部のディスプレイ220に供給し
ているとともに、そのディスプレイ220の画面は、十
分にたくさんの文字を表示できるだけの大きさがあるの
で、そのRTデータによる1回分の文字情報が、まとめ
て表示することができる。したがって、ユーザは、スク
ロールなどの補助的なキー操作をおこなわなくても、一
度に多量の文字情報を容易に見ることができる。
【0059】また、FM受信機10から出力されるPS
K信号S52は、オーディオ帯域の信号なので、オーディ
オ用のメディアに記録及び再生することができ、したが
って、放送された文字情報を、あとで確認することがで
き、あるいは保存することもできる。さらに、緊急放送
のときには、ディスプレイ220に、緊急放送を表わす
文字を大きく表示することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す系統図である。
【図2】この発明の一例を示す系統図である。
【図3】この発明の他の例の一部を示す系統図である。
【図4】この発明の他の例の一部を示す系統図である。
【図5】この発明を説明するための周波数スペクトル図
である。
【図6】FM受信機の外観の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 FM受信機 12 同調回路 14 ミキサ回路 16 FM復調回路 18 ステレオ復調回路 20 PLL 30、130 マイクロコンピュータ 31、131 CPU 37、137 ディスプレイコントローラ 41 ディスプレイ 50、150 RDSデータの処理回路 52 ミキサ回路 53 PLL 54 ローパスフィルタ 55、155 PSK復調回路 56、156 Dフリップフロップ回路 57、157 Dフリップフロップ回路 59、159 クロック生成回路 61 出力アンプ 62 出力端子 100 AVアンプ 110 オーディオ信号の信号回路 120 ビデオ信号の信号回路 123 ビデオ回路 220 モニタディスプレイ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 番組の種類や文字情報などを示すデータ
    を所定の変調形式の被変調信号に変換し、この被変調信
    号を、オーディオ信号に周波数多重化して送信するよう
    にした放送の受信機において、 受信した上記放送の放送波信号から上記周波数多重化さ
    れた信号を復調する復調回路と、 この復調された周波数多重化信号から上記被変調信号を
    取り出す回路と、 この取り出された被変調信号を外部に出力する出力端子
    とを有する受信機。
  2. 【請求項2】 番組の種類や文字情報などを示すデータ
    を所定の変調形式の被変調信号に変換し、この被変調信
    号を、オーディオ信号に周波数多重化して送信するよう
    にした放送の受信機において、 受信した上記放送の放送波信号から上記周波数多重化さ
    れた信号を復調する復調回路と、 この復調された周波数多重化信号から、上記オーディオ
    信号と、上記被変調信号とを分離して取り出す回路と、 この分離して取り出された上記オーディオ信号と、上記
    被変調信号とを選択するスイッチ手段と、 このスイッチ手段により選択された信号を外部に出力す
    る出力端子とを有する受信機。
  3. 【請求項3】 番組の種類や文字情報などを示すデータ
    を所定の変調形式の被変調信号に変換し、この被変調信
    号を、オーディオ信号に周波数多重化して送信するよう
    にした放送の受信機において、 受信した上記放送の放送波信号から上記周波数多重化さ
    れた信号を復調する復調回路と、 この復調された周波数多重化信号から上記被変調信号を
    取り出す回路と、 この取り出された被変調信号から上記データを復調する
    回路と、 この復調されたデータを外部に出力する出力端子とを有
    する受信機。
  4. 【請求項4】 請求項1あるいは請求項2による受信機
    の上記出力端子に接続され、この出力端子からの上記被
    変調信号が供給されるとともに、この供給された上記被
    変調信号から上記データを復調する回路と、 この復調されたデータを、ビデオ信号に変換する回路と
    を有し、 上記ビデオ信号をディスプレイに供給するようにした復
    調装置。
  5. 【請求項5】 請求項2による受信機の上記出力端子に
    接続され、この出力端子からの上記データが供給される
    とともに、この供給された上記データに所定のデータ処
    理を行う回路と、 このデータ処理されたデータを、ビデオ信号に変換する
    回路とを有し、 上記ビデオ信号をディスプレイに供給するようにした復
    調装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0879206A (ja) * 1994-08-31 1996-03-22 Fujitsu Ten Ltd Fm多重放送受信装置
KR970009012A (ko) * 1995-07-29 1997-02-24 요트.게.아. 롤페즈 Rds-tmc 방송 수신기

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JPH0879206A (ja) * 1994-08-31 1996-03-22 Fujitsu Ten Ltd Fm多重放送受信装置
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