JPH0613995A - デジタル放送受信機 - Google Patents

デジタル放送受信機

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Publication number
JPH0613995A
JPH0613995A JP19013292A JP19013292A JPH0613995A JP H0613995 A JPH0613995 A JP H0613995A JP 19013292 A JP19013292 A JP 19013292A JP 19013292 A JP19013292 A JP 19013292A JP H0613995 A JPH0613995 A JP H0613995A
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JP
Japan
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frequency
reception frequency
reception
data
digital broadcast
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Pending
Application number
JP19013292A
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English (en)
Inventor
Seiji Shigematsu
清治 重松
Susumu Morioka
進 森岡
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0613995A publication Critical patent/JPH0613995A/ja
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  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 DSR受信機等における操作性の向上。 【構成】 1つの受信周波数内に複数のデジタル放送信
号が多重化されて送信される放送を受信するデジタル放
送受信機において、受信周波数を指定する周波数指定手
段と、受信周波数データについてその受信周波数におけ
る最新の選局データを対応させて記憶する記憶手段と、
指定された受信周波数で受信動作を制御し、また受信さ
れた複数の放送信号の中から所定の放送信号を選局制御
する制御手段を備え、この制御手段は、或る受信周波数
が指定された際には、当該指定された受信周波数につい
て記憶されている周波数データ及び最新の選局データを
読み出し(F103)、これにより受信及び選局動作の制御を
実行する(F104,F105) 。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタルデータによる音
声等の放送を受信するデジタル放送受信機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、送信信号のデジタル化が進み、デ
ジタル信号による放送も実現されている。このようなも
のの1つとして、デジタルサテライトラジオ放送(以
下、DSRという)システムが開発されている。DSR
システムでは、複数の放送局(例えばステレオ放送の1
6局又はモノラル放送の32局)からのデジタルデータ
による放送信号を時分割多重化したうえでQPSK変調
処理を施し、さらに例えば12GHz 帯の周波数で放送衛
星に対して出力する。
【0003】そして、放送衛星からの電波は集中受信局
(例えばCATV局)や各家庭等で個別に設置された衛
星放送アンテナによって受信され、放送ケーブルを介し
て又は衛星放送アンテナから直接DSR受信機に供給さ
れ、DSR受信機において受信復調されてラジオ放送音
声が出力される。
【0004】そして、上記したように1受信周波数チャ
ンネル(以下、周波数ブロックという)において例えば
16の放送局からの放送信号が多重化されているため、
DSR受信機においては周波数ブロックの選択(チュー
ニング)だけでなく、受信された16局のチャンネルの
デジタル放送信号のうちから1つのデジタル放送信号の
選択(選局)ができるようになされており、ユーザーは
チューニング操作及び選局操作を実行することによって
所望の放送を聴取できるようになされている。
【0005】また、このDSRシステムにおいては、放
送音声データとともに、多重化される各デジタル放送信
号における、それぞれの放送内容の種別(ニュース、ス
ポーツ、ロック音楽、クラシック音楽等)を示すデータ
(以下、プログラムタイプ情報という)や、ステレオ放
送/モノラル放送/音声多重放送の種別を示すデータ
(以下、チャンネルモード情報という)、さらに、音楽
放送か例えば会話音声等の音声放送かを示すデータ(以
下、M/Sモード情報という)などが付加されており、
DSR受信機においては、これらの情報を用いて各種受
信動作制御を行なうことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常DSR
受信機においては、周波数ブロックが例えばユーザーの
チューニング操作によって変更された際には、その周波
数ブロックにおける16局(又は32局であるが、説明
上1つの周波数ブロックにおいて多重化される放送局は
すべてステレオ放送の16局であるとする)のチャンネ
ルのうち第1チャンネルが強制的に選局されるようにな
されている。
【0007】従って、或る周波数ブロックAにより受信
を行なって、例えば受信された16チャンネルからユー
ザーが希望した第3チャンネルを選局していた後に、一
旦他の周波数ブロックBに切り換えて所望のチャンネル
を選局し、さらに、再び元の番組を聴取しようとして周
波数ブロックAを指定して受信を行なうと、自動的に第
1チャンネルが選局されることになる。このため、ユー
ザーは元の周波数ブロックAを指定する操作に加えてさ
らにチャンネル選局操作を行なわなければ元の番組を聴
取することができない。即ち煩雑な操作が必要であると
いう問題がある。特に、例えば周波数ブロックAの第3
チャンネルと周波数ブロックBの第15チャンネルを切
り換えながら聴取したいような場合は、切換操作の煩雑
性は著しいものとなり、放送を楽しむこと自体が阻害さ
れてしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、1つの周波数ブロック内に複数のデジタル
放送信号が多重化されて送信されるデジタル放送を受信
するデジタル放送受信機において、例えばプリセットさ
れた各受信周波数ブロック毎に、所謂ラストメモリ機能
を付加し、選局操作の煩わしさを解消することを目的と
する。
【0009】即ち、デジタル放送受信機として、受信周
波数(周波数ブロック)を指定する周波数指定手段と、
1又は複数の受信周波数データについてそれぞれその受
信周波数における最新の選局データを対応させて記憶す
ることができる記憶手段と、周波数指定手段によって指
定された受信周波数で受信動作を制御し、また指定され
た受信周波数で受信された複数のデジタル放送信号の中
から所定のデジタル放送信号を選局制御することができ
る制御手段を備える。
【0010】そして特に制御手段は、周波数指定手段に
よって或る受信周波数が指定された際には、当該指定さ
れた受信周波数について記憶手段に記憶されている受信
周波数データ及び最新の選局データを読み出し、記憶手
段から読み出された受信周波数データに基づいて受信動
作制御を実行するとともに、受信された複数のデジタル
放送信号の中から記憶手段から読み出された最新の選局
データに基づいて1つのデジタル放送信号の選局動作制
御を実行することができるように構成する。
【0011】
【作用】例えばプリセットされた受信周波数ブロックに
よって受信動作がなされている際に、新たな受信周波数
ブロックの指定操作がされたら、受信していた周波数ブ
ロックについて最後に選局されていた選局チャンネルデ
ータを記憶手段に記憶していくようにする。すると、各
受信周波数ブロックについて、最新の選局チャンネルデ
ータが記憶手段に保持されていることになり、所謂ラス
トメモリ手段として機能する。そこで、プリセットされ
た或る受信周波数ブロックが指定された際には、記憶手
段において、その受信周波数ブロックの周波数データと
ともに記憶されているチャンネル選局データを参照すれ
ば、ユーザーが最も近い過去において選局していたチャ
ンネル(つまりユーザーがその周波数ブロックにおいて
聴取したい確率の高いチャンネル)に自動的に選局制御
することができる。
【0012】
【実施例】以下、まずDSRシステム及び送信データ構
造を説明し、その後本発明の実施例となるDSR受信機
を説明する。
【0013】図5はDSRシステムの概要を示すもので
あり、1a〜1uはステレオ放送による16局の放送局
を示す。各放送局1a〜1uでは放送音声を32KHz のサ
ンプリング周波数で量子化16ビット直線PCMのデジ
タルデータとした後、準瞬時圧伸処理により14ビット
に圧縮して出力している。また、出力データとして各種
情報、即ちプログラムタイプ情報、チャンネルモード情
報、M/Sモード情報等や、エラー訂正コード等も付加
されている。
【0014】各放送局1a〜1uから出力された14ビ
ットのデジタル放送信号は、例えば公衆回線2により送
信所3に送られる。送信所3においては供給された16
チャンネルのデジタル放送信号を時分割多重化処理部4
において多重化処理を施し、8チャンネルが多重化され
たI信号、及び8チャンネルが多重化されたQ信号を生
成する。I信号及びQ信号はQPSK変調処理部5に供
給され、例えば帯域幅15MHz のQPSK変調信号が出
力される。そしてQPSK変調信号は送信アンテナ部6
に供給されて、衛星7に向けて送信される。
【0015】時分割多重化処理部4及びQPSK変調処
理部5の構成は図6に示される。4a,4bは切換多重
化回路で、切換多重化回路4aには、放送局1a〜1h
からの即ちチャンネルch1〜ch8のデジタル放送信
号がそれぞれ接点T1 〜T8 に供給されており、この接
点T1 〜T8 の接続が所定タイミングで順次切り換えら
れることにより8チャンネルのデジタル放送信号を多重
化してI信号を生成している。
【0016】即ち図7(a)に示すようにチャンネルc
h1〜ch8のデジタル放送信号のデータが1/32KHz 毎
に接点T1 〜T8 に供給されているのに対し、1/256KHz
タイミング毎にスイッチングを行なうことにより、図7
(b)のように多重化されたI信号が生成される。
【0017】一方、切換多重化回路4bには、放送局1
i〜1uからの即ちチャンネルch9〜ch16のデジ
タル放送信号がそれぞれ接点T9 〜T16に供給されてお
り、同様に、接点T9 〜T16の接続が1/256KHzタイミン
グで順次切り換えられることにより、図7(c)のよう
に8チャンネルのデジタル放送信号を多重化したQ信号
が生成される。
【0018】そして図6に示すように、I信号はQPS
K変調処理部5においてローパスフィルタ5aを介して
I乗算器5cに供給される。またQ信号はローパスフィ
ルタ5bを介してQ乗算器5dに供給される。さらにI
乗算器5cには搬送波発生部5eから出力された所定周
波数のキャリアが供給され、またQ乗算器5dには搬送
波発生部5eから出力された所定周波数のキャリアが移
相器5fによって90°移相されて供給されている。従
ってI乗算器5c及びQ乗算器5dの出力がミキサ5g
で混合されることにより、所謂QPSK(直交位相シフ
トキーイング)変調信号が得られる。
【0019】図5のように、衛星7を介して伝送される
12GHz 帯の信号は例えばCATV局8等の共同受信施
設によって受信され、或は各家庭等で個別に設置された
衛星放送受信アンテナ9によって受信される。
【0020】CATV局8で受信されたDSR信号は所
定のチャンネル周波数に割り当てられてケーブルTV放
送、FM放送等とともに所謂放送ケーブル11によって
伝送され、例えば各家庭のDSR受信機30に供給され
る。放送ケーブル11による伝送信号の周波数帯域は50
〜860MHzとされ、DSR信号の1周波数ブロックはこの
うちの118MHzの帯域が使用される。また、衛星放送受信
アンテナ9によって受信されたDSR放送信号はローノ
イズコンバータ(LNC)10によって 950〜1750MHz
の第1中間周波に変換され、DSR受信機30に入力さ
れる。
【0021】このようなDSR放送信号のI信号、Q信
号としての送信データ構造を図8で説明する。I信号、
Q信号はそれぞれ上記したように8チャンネルの放送信
号を多重化しており、それぞれ図8(a)(f)に示す
ように 320ビット(1/32KHz)で1単位のメインフレー
ムMA ,MB が形成される。
【0022】メインフレームMA ,MB の先頭11ビッ
トはメインフレーム同期信号SWに割り当てられ、続く
1ビットがサービスビットSSBとされている。メイン
フレームMA においては、サービスビットSSBに続い
てそれぞれ77ビットのデータブロックDB1 〜DB4
が設けられる。各データブロックDB1〜DB4 にはそ
れぞれ図8(b)〜(e)に示すように2チャンネルづ
つの放送信号が割り当てられる。
【0023】即ちデータブロックDB1 には先頭から、
第1チャンネルch1の14ビットのL信号のうち上位
11ビット、同じくR信号のうち上位11ビット、第2
チャンネルch2の14ビットのL信号のうち上位11
ビット、同じくR信号のうち上位11ビットが割り当て
られ、続いて19ビットのチェックビットが付加され
る。この63ビットでエラー訂正のためのBCHコード
が形成される。
【0024】さらに続いて第1、第2チャンネルに対す
る1ビットづつの付加ビットZ1 ,Z2 が設けられ、そ
の後に、第1チャンネルch1の14ビットのL信号の
うち下位3ビット、同じくR信号のうち下位3ビット、
第2チャンネルch2の14ビットのL信号のうち下位
3ビット、同じくR信号のうち下位3ビットが割り当て
られて、77ビットのデータブロックDB1 が形成され
る。
【0025】同様の形態でデータブロックDB2 には第
3、第4チャンネルch3,ch4の情報、データブロ
ックDB3 には第5、第6チャンネルch5,ch6の
情報、さらにデータブロックDB4 には第7、第8チャ
ンネルch7,ch8の情報によって各データブロック
が形成される。Q信号のメインフレームMB についても
同様で、図示はしないが、各データブロックDB5 〜D
8 において、チェックビット等を含んだチャンネルc
h9〜ch16の情報が割り当てられている。
【0026】ここで、サービスビットSSBは1メイン
フレーム(MA ,MB )に1ビットしか設けられていな
いが、DSR受信機30において、1/32KHz 毎に供給さ
れるサービスビットSSBが集められ、図9のようなサ
ービスフレームが形成される。このサービスフレームに
よって受信された16チャンネルの各放送における、上
記したプログラムタイプ情報PTY、ステレオ/モノラ
ル/音声多重を判別するチャンネルモード情報CM、音
楽(Music) /音声(Speech)を判別するM/Sモード情報
MSが判別される。
【0027】連続した64単位のメインフレームMA
ら抽出された64ビットのサービスビットSSBによ
り、図9(a)のように2チャンネル分の情報を有する
サービスブロックが形成される。
【0028】サービスブロックの先頭16ビットはシン
クワードSY1 とされ、続く48ビットにサービス情報
PAが付加される。即ち図9(b)のように、第1チャ
ンネルch1のL信号についてのサービス情報PA(Lch
1)、同じくR信号についてのサービス情報PA(Rch1)、
第2チャンネルch2のL信号についてのサービス情報
PA(Lch2)、同じくR信号についてのサービス情報PA
(Rch2)が、それぞれ8ビットづつ割り当てられる。な
お、残りの16ビットX1 ,X2 は予備バイトとされて
いる。
【0029】このチャンネルch1,ch2に対応する
サービスブロックに続いて、サービスフレームにおいて
は同様に、シンクワードSY(SY2 〜SY8 )及びサ
ービス情報PAによって、チャンネルch3,ch4〜
チャンネルch15,ch16のそれぞれに対応するサ
ービスブロックが形成されている。
【0030】8ビットのサービス情報PAは、図9
(c)のように4ビットのプログラムタイプ情報PT
Y、1ビットのM/Sモード情報MS、2ビットのチャ
ンネルモード情報CM、及びパリティ1ビットで構成さ
れている。4ビットのプログラムタイプ情報PTYによ
り16種類の放送内容種別が記録される。例えば、ニュ
ース、時事番組、情報番組、スポーツ、教育、ドラマ、
文化、科学、ポップ音楽、ロック音楽、MOR音楽、ク
ラシック音楽、等の種別である。
【0031】また、M/Sモード情報MSとして、
『1』であれば音楽、『0』であればスピーチと判別さ
れる。さらにチャンネルモード情報CMとして、例えば
『00』であればモノラル放送であるが、例えば第1チ
ャンネルch1がステレオ放送である場合は、L信号に
ついてのサービス情報PA(Lch1)、とR信号についての
サービス情報PA(Rch1)における、各チャンネルモード
情報CMが用いられ、それぞれ『01』『01』であれ
ば、独立したモノラル音声による所謂音声多重放送、
『01』『10』であればL,Rステレオ放送と判別さ
れる。
【0032】このようなDSR放送システムに対応する
本実施例のDSR受信機30の構成を図2〜図4で説明
する。図2において、31はアンテナ入力端子であり、
衛星放送受信アンテナ9で受信され、LNC10を介し
てDSR受信信号が入力される。なお、LNC10は発
振子10a、ローカルオシレータ10b、ミキサ回路1
0cからなり、12GHz 帯の信号を 950〜1750MHz の第
1中間周波に変換している。一方、32はケーブル入力
端子であり、50〜860MHzのDSR受信信号が入力され
る。
【0033】入力端子31,32からのDSR受信信号
は高周波部33に供給される。アンテナ入力端子31か
らのDSR受信信号は衛星周波数コンバータ34に入力
され、479.5MHzの第2中間周波、さらに、40MHz の第3
中間周波に変換されて入力切換回路36のS接点に供給
される。また、ケーブル入力端子32からのDSR受信
信号はケーブル周波数コンバータ35に入力され、40MH
z の中間周波に変換されて入力切換回路36のC接点に
供給される。
【0034】40MHz の中間周波とされた衛星放送受信ア
ンテナ9又は放送ケーブル11から得られたDSR受信
信号は、入力切換回路36からQPSK復調部37に供
給され、QPSK復調処理がなされ、上述したI信号及
びQ信号として復調出力される。
【0035】メインフレームMA ,MB のフォーマット
によるI信号及びQ信号はデコーダ38においてメイン
フレーム同期信号SWによって判別され、誤り訂正及び
デコード処理されて、時分割多重されている16チャン
ネルのうちから所定のチャンネルの放送が選局されて出
力される。選局出力されたデジタル放送信号は出力端子
39から他の機器に対してデジタル出力され、また、デ
ジタルフィルタ40、D/A変換器41を介してL,R
アナログ音声信号として出力端子42から、音声増幅/
出力回路部、又は他の機器に供給されて、放送音声とし
てスピーカ出力される。さらに、デコーダ38において
はメインフレームMA ,MB から抽出されるサービスビ
ットSSBをコントローラ43に供給する。
【0036】43はDSR受信機の各種動作を制御する
コントローラであり、マイクロコンピュータによって構
成される。43Mは制御動作に用いるデータを記憶する
内部のデータRAMである。コントローラ43は高周波
部33における各回路部に対して制御信号として、衛星
周波数コンバータ34及びケーブル周波数コンバータ3
5に対して受信周波数(ブロック選択)制御信号や、入
力切換回路36に対して切換制御信号を出力する。
【0037】また、コントローラ38はデコーダ38に
対して選局制御信号を送り、選局されるチャンネルを指
定する。また、デコーダ38から供給されるサービスビ
ットSSBからサービスフレームを生成し、上記したよ
うに16チャンネルのそれぞれについての情報を得る。
さらに、デコーダ38から同期検出情報が供給されるこ
とにより、受信動作が適正になされているかを判別す
る。また、デジタルフィルタ40に対してフィルタ係数
を選択する制御を行う。
【0038】44はユーザー操作に供される操作部、4
5は表示部を示す。操作部44、表示部45が設けられ
たDSR受信機のフロントパネルは図3に示される。操
作部44としては、電源キー50、16個のプログラム
タイプ選択キー51、16個(1〜16の数字キー)の
チャンネル選択キー52、受信周波数ブロック指定のた
めのアップ/ダウンキー53、ダイレクト周波数入力又
は登録設定消去のための周波数/クリアキー54、モノ
ラル放送について出力状態選択のためのモノラルモード
キー55、受信周波数調整のためのアップ/ダウンキー
56、及びM/Sモードの設定のためのミュージックバ
ランスキー57とスピーチバランスキー58、及び受信
周波数ブロックを記憶させる操作を行なうメモリキー5
9が設けられている。さらに表示切換のためのディスプ
レイモードキー60、ダイレクト周波数入力操作キー6
1、LNCパワーキー62等が設けられる。これらの各
キーによる操作情報はコントローラ43に入力され、コ
ントローラ43はその操作情報に応じた各部の制御を行
なう。
【0039】ユーザーはアップ/ダウンキー53によ
り、例えばデータRAM43Mにプリセットされている
受信周波数ブロックを選択する。或はダイレクト周波数
入力操作キー61と数字キー(チャンネル選択キー)5
2、及び周波数/クリアキー54を利用して受信周波数
を指定する。するとコントローラ43は高周波部33を
制御して指定された周波数による受信動作を行なう。ま
た、ユーザーのチャンネル選択キー52の操作に基づい
て受信された16のチャンネルから出力チャンネルを選
択し、デコーダ38の出力を制御する。
【0040】受信周波数ブロックは、ユーザーによって
もプリセット可能とされる。この受信周波数ブロックの
設定登録はアップ/ダウンキー53,56等で周波数指
定するとともにメモリキー59を用いて実行させる。例
えば20個の受信周波数ブロックがデータRAM43M
に登録可能とされている。なお、データRAM43Mに
おけるプリセットデータ内容としては、受信周波数とと
もにLNC10への電源供給電圧値も含まれ、また、こ
れらのプリセットデータに対応して後述するようにその
受信周波数における選局データが随時書き換えられて保
持される。
【0041】また、プログラムタイプ選択キー51によ
ってプログラムタイプが選択されると、コントローラ4
3はそのプログラムタイプに該当する放送チャンネルを
上述したサービスフレームから判別し、これを自動的
に、例えばチャンネル番号の最も小さいものを選局す
る。現在受信中の16チャンネルのうちに該当するプロ
グラムタイプのチャンネルが複数ある場合は、同一のプ
ログラムタイプ選択キー51を押していくことにより、
順次チャンネル番号の小さい順に該当するプログラムタ
イプのチャンネルが選局されていく。
【0042】さらに、M/Sモードキー57,58の操
作によって、ユーザーはミュージックモードとスピーチ
モードにおける音量比の設定を行なうことができ、コン
トローラ43は選局されているチャンネルについてのM
/Sモード判別に基づいて設定された出力音量制御を行
なう。
【0043】また、表示部45として、例えば液晶パネ
ルによる表示エリア64が設けられ、各種動作状況がコ
ントローラ43の制御により表示される。表示エリア6
4の表示内容は図4に示される。即ち、受信中の周波数
ブロックのブロックナンバ表示部65、選局されたチャ
ンネルのチャンネルナンバ表示部66、受信周波数等の
数値や文字情報(例えば放送局名や登録された周波数ブ
ロックに付加された名称等)を表示するドット表示部6
7、信号レベル表示部68、受信周波数ブロックにおけ
る16のチャンネルに対応して、例えば上記したように
指定されたプログラムタイプに該当するチャンネルを点
灯させる表示を行なうチャンネル提示部69等が用意さ
れている。
【0044】また、ステレオ/モノラル等のチャンネル
モード表示部70、M/Sモード表示部71、適正なチ
ューニングがなされた際に点灯して受信状態を示すチュ
ーニングオン表示部72、及び受信周波数のずれを表示
する周波数アップ/ダウン指示表示部73a,73b等
が設けられる。
【0045】このように構成された本実施例のDSR受
信機における、プリセットされた周波数ブロックによる
受信操作がなされた際のコントローラ43による制御動
作は図1に示される。なお、説明の簡略化のためユーザ
ーによる受信周波数の指定は全てプリセットデータから
選択されてなされるものとする。
【0046】ユーザーが例えばアップ/ダウンキー53
によりプリセットされている受信周波数ブロックを指定
すると(F101)、まず、コントローラ43はデータRAM
43Mに対して、現在受信していた受信周波数ブロック
の周波数データに対応させてその時点で選局されていた
チャンネルのデータ(選局データ)を記憶させる(F10
2)。
【0047】そして次に、ユーザーによって新たに選択
された受信周波数ブロックについてのプリセットデー
タ、即ち周波数データをデータRAM41Mから読み出
す。同時に、その周波数データに対応されて記憶されて
いる選局データも読み出す(F103)。この選局データは過
去においてその受信周波数ブロックが選択されていたと
きの最後の選局チャンネルを示している。
【0048】そして、読み出された周波数データにより
高周波部33に対して受信制御を実行して、その周波数
ブロックにおける放送信号を受信するとともに(F104)、
デコーダ34に対して読み出された選局データを選局制
御信号として供給し、選局動作を実行させる。つまり、
その周波数ブロックにおける最後に選局されていた(最
新の)チャンネルが選局されるように制御する(F105)。
なお、このように受信周波数又はチャンネルが切り換え
られたことに応じてコントローラ43は表示エリア64
の表示内容の変更制御することはいうまでもない。
【0049】この図1のような処理を行なうことによ
り、受信周波数ブロックが切り換えられた際に、チャン
ネルはそのユーザーが聴取したい確率の高い、その受信
周波数ブロックにおける所謂ラストチャンネルに制御さ
れ、チャンネル選局操作の必要性は低くなる。即ち操作
の煩雑性が改善される。特に、異なる受信周波数ブロッ
クにまたがって切り換えながら各受信周波数ブロックに
おける特定のチャンネルの番組を聴取したいような場合
でも、単に受信周波数ブロックの切換操作を実行するだ
けでよく、DSR受信機としての使い勝手は向上する。
【0050】なお、このようなラストチャンネルメモリ
機能を付加するのはプリセットされた受信周波数ブロッ
クに対してのみとし、ユーザーがダイレクト周波数入力
操作キー61と数字キー(チャンネル選択キー)52、
及び周波数/クリアキー54を利用してダイレクトに受
信周波数の数値を指定した場合については上記処理を行
なわないようにすることが考えられる。これはダイレク
ト入力の場合はあらゆる周波数が入力される可能性があ
り、全てに対応して選局データを記憶するには莫大な記
憶容量が必要であるためで、また、全てに対応して選局
データを記憶してもそれほど実用的でないためである。
もちろん、記憶容量に余裕のある場合にはダイレクト入
力された周波数(の一部)に対応して選局データを記憶
させ、ラストチャンネル選局動作を実行可能としてもよ
い。
【0051】なお、本発明はDSR受信機に限定される
ものではなく、同様に放送信号が多重化された放送シス
テムの受信機として広く応用できる。もちろんDSR受
信機として採用される際のDSR受信機の構成、処理方
式としても上記実施例に限定されるものではない。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明のデジタル放
送受信機は、ユーザーが受信周波数の指定を行なった際
において、その受信周波数における所謂ラストチャンネ
ルが選局されるように構成したため、チャンネル切換操
作が不要な場合が多く、操作性は向上し、快適な使用が
なされるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のDSR受信機における受信周
波数変更時の処理のフローチャートである。
【図2】実施例のDSR受信機の構成を示すブロック図
である。
【図3】実施例のDSR受信機のフロントパネルの正面
図である。
【図4】実施例のDSR受信機の表示部の正面図であ
る。
【図5】DSRシステムの概略の説明図である。
【図6】DSRシステムにおける時分割多重化及びQP
SK処理部の説明図である。
【図7】DSRシステムにおける時分割多重化処理の説
明図である。
【図8】DSRシステムの伝送信号のメインフレーム構
造の説明図である。
【図9】DSRシステムで伝送されるサービスフレーム
構造の説明図である。
【符号の説明】
30 DSR受信機 33 高周波部 34 衛星周波数コンバータ 35 ケーブル周波数コンバータ 36 入力切換回路 37 QPSK復調部 38 デコーダ 43 コントローラ 44 操作部 45 表示部 53 アップ/ダウンキー 64 表示エリア 65 ブロックナンバ表示部 67 ドット表示部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの受信周波数内に複数のデジタル放
    送信号が多重化されて送信されるデジタル放送を受信す
    るデジタル放送受信機において、 受信周波数を指定する周波数指定手段と、 1又は複数の受信周波数データについてそれぞれその受
    信周波数における最新の選局データを対応させて記憶す
    ることができる記憶手段と、 前記周波数指定手段によって指定された受信周波数で受
    信動作を制御し、また指定された受信周波数で受信され
    た複数のデジタル放送信号の中から所定のデジタル放送
    信号を選局制御することができる制御手段を備え、 前記制御手段は、前記周波数指定手段によって或る受信
    周波数が指定された際には、当該指定された受信周波数
    について前記記憶手段に記憶されている受信周波数デー
    タ及び最新の選局データを読み出し、読み出された受信
    周波数データに基づいて受信動作制御を実行するととも
    に、受信された複数のデジタル放送信号の中から、読み
    出された最新の選局データに基づいて1つのデジタル放
    送信号の選局動作制御を実行することができるように構
    成したことを特徴とするデジタル放送受信機。
JP19013292A 1992-06-25 1992-06-25 デジタル放送受信機 Pending JPH0613995A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100223211B1 (ko) * 1996-11-12 1999-10-15 윤종용 디지털 위성방송 수신기에서 등록 채널정보에 의한 채널 선택방법
KR20010113168A (ko) * 2000-06-16 2001-12-28 황언구 무선통신망을 이용한 다중 디지털 정보 제공 시스템 및 그정보 제공 시스템에서의 정보 제공방법

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