JPH0613847A - 放送受信機 - Google Patents

放送受信機

Info

Publication number
JPH0613847A
JPH0613847A JP19277192A JP19277192A JPH0613847A JP H0613847 A JPH0613847 A JP H0613847A JP 19277192 A JP19277192 A JP 19277192A JP 19277192 A JP19277192 A JP 19277192A JP H0613847 A JPH0613847 A JP H0613847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
reception
receiving
signal
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19277192A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Morioka
進 森岡
Seiji Shigematsu
清治 重松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP19277192A priority Critical patent/JPH0613847A/ja
Publication of JPH0613847A publication Critical patent/JPH0613847A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 DSR受信機等の操作性の向上及び受信状態
の改善。 【構成】 放送受信機において、指定された受信周波数
により受信同調動作を行なう受信手段(34,43)
と、受信手段によって受信同調された出力に対して復調
処理を行なう復調手段37と、同期信号を検出する同期
検出手段38と、復調手段において発生されるキャリア
の誤差情報を得るキャリア誤差検出手段37i,37j
を備え、受信手段は、同期信号検出がなされなければ、
受信周波数を第1の周波数量移動させて受信同調処理を
行なうとともに、同期信号検出後は、キャリア誤差情報
に基づいて受信周波数を第2の周波数量移動させて受信
同調処理を行なうように構成する。また、周波数移動量
が不確定範囲量をこえるときは、そのずれ状態を表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばDSR(デジタル
サテライトラジオ)受信機等、特に衛星放送受信機とし
て好適な放送受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、衛星放送受信システムの概略
ブロック図であり、放送衛星から送信されたPSK変調
方式による信号Ssat は衛星放送受信アンテナ81で受
信され、屋外コンバータ82によって第1中間周波信号
SIF1 に変換される。即ち信号Ssat と、ローカルオシ
レータ83からの局発信号SLOC1がミキサ84に供給さ
れて第1中間周波信号SIF1 が生成される。
【0003】第1中間周波信号SIF1 は衛星放送受信機
内のコンバータ85においてさらに第2中間周波信号S
IF2 に変換される。即ち、第1中間周波信号SIF1 とと
もに、コントローラ87からの選局データに基づいてP
LL88で形成される局発信号SLOC2がミキサ86に供
給される。そして、ミキサ86から出力された第2中間
周波信号SIF2 は、バンドパスフィルタ89を介してコ
スタス型PSK復調器90に供給される。
【0004】PSK復調器90におけるPSK復調処理
により得られたデジタル信号はエラー訂正回路91でデ
インターリーブ、エラー訂正等が施されてPCM音声信
号SPCM とされ、端子92から所定回路部に出力され
る。なお、コスタス型PSK復調器90によって捕捉可
能な周波数範囲はfDEM ±0.5MHzである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、屋外コンバ
ータ82ではローカルオシレータ83における誘電体発
振子が 0.5〜2.0MHz程度の周波数ドリフトをおこす。こ
のため、受信入力された放送信号の周波数(第1中間周
波信号SIF1 )としては2.0MHz程度の不確定範囲が存在
することになり、或る放送を受信するために例えばプリ
セットされている受信周波数データによって局発信号S
LOC2の局発周波数fLCO2を指定しても、必ずしもその局
発周波数fLCO2によって最良の受信同調動作がなされる
とは限らない。しかも、図13の場合では、第2中間周
波信号SIF2 が±0.5MHz以上ずれていれば、PSK復調
処理が実行できず、受信不能となる。
【0006】このため、従来は、受信周波数の調節操作
部を設けて、受信状態が不良と思われる場合にはユーザ
ーが調節操作部を操作して受信周波数(即ち局発周波数
fLCO2)を変更していき、最良の受信点に調整するよう
にしていた。ところが、このような調節操作により受信
操作が非常に煩雑になるという問題がある。
【0007】さらに、例えばプリセット周波数の設定時
のミス等により、プリセットされていた受信周波数が、
屋外コンバータにおける周波数ドリフトによる不確定範
囲を越えてずれていた場合などは、受信周波数のサーチ
に時間を費し、迅速な受信ができないという問題もあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、指定された受信周波数により受信同調動作
を行なう受信手段と、受信手段によって受信同調された
出力に対して復調処理を行なう復調手段と、復調手段の
出力から同期信号を検出する同期検出手段を備え、受信
手段は、同期検出手段によって同期信号検出がなされな
ければ、受信周波数を所定周波数量移動させて受信同調
処理を行なうようにする。
【0009】また、加えて復調手段において発生される
キャリアの誤差情報を得るキャリア誤差検出手段を備
え、受信手段は、上記の同期検出情報に基づく、受信周
波数を第1の周波数量移動させて受信同調処理を行なう
とともに、同期信号検出後は、キャリア誤差検出手段か
ら得られるキャリア誤差情報に基づいて受信周波数を第
2の周波数量移動させて受信同調処理を行なうようにす
る。
【0010】さらに、指定された受信周波数により受信
同調動作を行なう第1の受信手段と、この第1の受信手
段の出力に対して受信同調動作を行なう第2の受信手段
とを有する所謂ダブルスーパーヘテロダイン方式を採用
し、第2の受信手段は、同期信号検出情報により受信周
波数を所定周波数量移動させて受信同調処理を行なうよ
うにする。或は、第2の受信手段は、同期信号検出情報
により受信周波数を第1の周波数量移動させて受信同調
処理を行なうようにするとともに、同期信号検出後は、
キャリア誤差情報に基づいて受信周波数を第2の周波数
量移動させて受信同調処理を行なうようにする。
【0011】また、このように指定された受信周波数を
中心として、受信入力信号の周波数の不確定範囲量をこ
える所定の周波数範囲量で受信周波数を変更しながら受
信同調動作を行なうことができる受信手段と、受信手段
における受信周波数が指定された受信周波数を中心とし
た不確定範囲をこえる周波数域となって受信入力信号が
受信された場合に、指定された受信周波数と、受信同調
が実行された受信周波数とのずれ方向を表示する表示手
段を設ける。さらに、受信同調が実行された受信周波数
を記憶することが記憶手段を設ける。
【0012】
【作用】受信手段において、指定された受信周波数を中
心に所定周波数範囲を自動的にサーチして受信同調動作
を行なうことにより、或る程度の周波数ドリフトに対応
して適正な受信動作が自動的に実現される。また、指定
された受信周波数が周波数ドリフト範囲即ち不確定範囲
以上にずれていた場合には、その旨及びずれ方向を表示
することにより、ユーザーに例えばプリセットされてい
る受信周波数の再設定を促すことができ、さらに、実際
に受信同調が実行された受信周波数を記憶手段に再設定
させることにより、次回からの受信動作を迅速化でき
る。
【0013】
【実施例】以下、まずデジタルサテライトラジオ(DS
R)システム及び送信データ構造を説明し、その後本発
明の実施例としてのDSR受信機を説明する。DSRシ
ステムでは、複数の放送局(例えばステレオ放送の16
局又はモノラル放送の32局)からのデジタルデータに
よる放送信号を時分割多重化したうえでQPSK変調処
理を施し、さらに例えば12GHz 帯の周波数で放送衛星
に対して出力する。そして、放送衛星からの電波は集中
受信局(例えばCATV局)や各家庭等で個別に設置さ
れた衛星放送アンテナによって受信され、放送ケーブル
を介して又は衛星放送アンテナから直接DSR受信機に
供給され、DSR受信機において受信復調されてラジオ
放送音声が出力される。
【0014】そしてDSR受信機においては、1受信周
波数チャンネル(以下、周波数ブロックという)に例え
ば16の放送局からの放送信号が多重化されて受信され
るため、受信周波数ブロックの選択(チューニング)だ
けでなく、受信された16局のチャンネルのデジタル放
送信号のうちから1つのデジタル放送信号の選択(選
局)ができるようになされており、ユーザーはチューニ
ング操作及び選局操作を実行することによって所望の放
送を聴取できるようになされている。
【0015】図8はこのようなDSRシステムの概要を
示すものであり、1a〜1uはステレオ放送による16
局の放送局を示す。各放送局1a〜1uでは放送音声を
32KHz のサンプリング周波数で量子化16ビット直線P
CMのデジタルデータとした後、準瞬時圧伸処理により
14ビットに圧縮して出力している。また、出力データ
としては放送音声データとともに、多重化される各デジ
タル放送信号における、各種情報、例えばそれぞれの放
送内容の種別(ニュース、スポーツ、ロック音楽、クラ
シック音楽等)を示すデータ(以下、プログラムタイプ
情報という)や、ステレオ放送/モノラル放送/音声多
重放送の種別を示すデータ(以下、チャンネルモード情
報という)、さらに、音楽放送か例えば会話音声等の音
声放送かを示すデータ(以下、M/Sモード情報とい
う)などが付加されており、DSR受信機においては、
これらの情報を用いて各種受信動作制御を行なうことが
できる。
【0016】各放送局1a〜1uから出力された14ビ
ットのデジタル放送信号は、例えば公衆回線2により送
信所3に送られる。送信所3においては供給された16
チャンネルのデジタル放送信号を時分割多重化処理部4
において多重化処理を施し、8チャンネルが多重化され
たI信号、及び8チャンネルが多重化されたQ信号を生
成する。I信号及びQ信号はQPSK変調処理部5に供
給され、例えば帯域幅15MHz のQPSK変調信号が出
力される。そしてQPSK変調信号は送信アンテナ部6
に供給されて、衛星7に向けて送信される。
【0017】時分割多重化処理部4及びQPSK変調処
理部5の構成は図9に示される。4a,4bは切換多重
化回路で、切換多重化回路4aには、放送局1a〜1h
からの即ちチャンネルch1〜ch8のデジタル放送信
号がそれぞれ接点T1 〜T8 に供給されており、この接
点T1 〜T8 の接続が所定タイミングで順次切り換えら
れることにより8チャンネルのデジタル放送信号を多重
化してI信号を生成している。
【0018】即ち図10(a)に示すようにチャンネル
ch1〜ch8のデジタル放送信号のデータが1/32KHz
毎に接点T1 〜T8 に供給されているのに対し、1/256K
Hzタイミング毎にスイッチングを行なうことにより、図
10(b)のように多重化されたI信号が生成される。
【0019】一方、切換多重化回路4bには、放送局1
i〜1uからの即ちチャンネルch9〜ch16のデジ
タル放送信号がそれぞれ接点T9 〜T16に供給されてお
り、同様に、接点T9 〜T16の接続が1/256KHzタイミン
グで順次切り換えられることにより、図10(c)のよ
うに8チャンネルのデジタル放送信号を多重化したQ信
号が生成される。
【0020】そして図9に示すように、I信号はQPS
K変調処理部5においてローパスフィルタ5aを介して
I乗算器5cに供給される。またQ信号はローパスフィ
ルタ5bを介してQ乗算器5dに供給される。さらにI
乗算器5cには搬送波発生部5eから出力された所定周
波数のキャリアが供給され、またQ乗算器5dには搬送
波発生部5eから出力された所定周波数のキャリアが移
相器5fによって90°移相されて供給されている。従
って、I乗算器5c及びQ乗算器5dの出力がミキサ5
gで混合されることにより、いわゆるQPSK(直交位
相シフトキーイング)変調信号が得られる。
【0021】図8のように、衛星7を介して伝送される
12GHz 帯の信号は例えばCATV局8等の共同受信施
設によって受信され、或は各家庭等で個別に設置された
衛星放送受信アンテナ9によって受信される。
【0022】CATV局8で受信されたDSR信号は所
定のチャンネル周波数に割り当てられてケーブルTV放
送、FM放送等とともに所謂放送ケーブル11によって
伝送され、例えば各家庭のDSR受信機30に供給され
る。放送ケーブル11による伝送信号の周波数帯域は50
〜860MHzとされ、DSR信号の1周波数ブロックはこの
うちの118MHzの帯域が使用される。また、衛星放送受信
アンテナ9によって受信されたDSR放送信号はローノ
イズコンバータ(LNC)10によって 950〜1750MHz
の第1中間周波に変換され、DSR受信機30に入力さ
れる。
【0023】このようなDSR放送信号のI信号、Q信
号としての送信データ構造を図11で説明する。I信
号、Q信号はそれぞれ上記したように8チャンネルの放
送信号を多重化しており、それぞれ図10(a)(f)
に示すように 320ビット(1/32KHz )で1単位のメイン
フレームMA ,MB が形成される。
【0024】メインフレームMA ,MB の先頭11ビッ
トはメインフレーム同期信号SWに割り当てられ、続く
1ビットがサービスビットSSBとされている。メイン
フレームMA においては、サービスビットSSBに続い
てそれぞれ77ビットのデータブロックDB1 〜DB4
が設けられる。各データブロックDB1〜DB4 にはそ
れぞれ図11(b)〜(e)に示すように2チャンネル
づつの放送信号が割り当てられる。
【0025】即ちデータブロックDB1 には先頭から、
第1チャンネルch1の14ビットのL信号のうち上位
11ビット、同じくR信号のうち上位11ビット、第2
チャンネルch2の14ビットのL信号のうち上位11
ビット、同じくR信号のうち上位11ビットが割り当て
られ、続いて19ビットのチェックビットが付加され
る。この63ビットでエラー訂正のためのBCHコード
が形成される。
【0026】さらに続いて第1、第2チャンネルに対す
る1ビットづつの付加ビットZ1 ,Z2 が設けられ、そ
の後に、第1チャンネルch1の14ビットのL信号の
うち下位3ビット、同じくR信号のうち下位3ビット、
第2チャンネルch2の14ビットのL信号のうち下位
3ビット、同じくR信号のうち下位3ビットが割り当て
られて、77ビットのデータブロックDB1 が形成され
る。
【0027】同様の形態でデータブロックDB2 には第
3、第4チャンネルch3,ch4の情報、データブロ
ックDB3 には第5、第6チャンネルch5,ch6の
情報、さらにデータブロックDB4 には第7、第8チャ
ンネルch7,ch8の情報によって各データブロック
が形成される。Q信号のメインフレームMB についても
同様で、図示はしないが、各データブロックDB5 〜D
8 において、チェックビット等を含んだチャンネルc
h9〜ch16の情報が割り当てられている。
【0028】ここで、サービスビットSSBは1メイン
フレーム(MA ,MB )に1ビットしか設けられていな
いが、DSR受信機30において、1/32KHz 毎に供給さ
れるサービスビットSSBが集められ、図12のような
サービスフレームが形成される。このサービスフレーム
によって受信された16チャンネルの各放送における、
上記したプログラムタイプ情報PTY、ステレオ/モノ
ラル/音声多重を判別するチャンネルモード情報CM、
音楽(Music) /音声(Speech)を判別するM/Sモード情
報MSが判別される。
【0029】連続した64単位のメインフレームMA
ら抽出された64ビットのサービスビットSSBによ
り、図12(a)のように2チャンネル分の情報を有す
るサービスブロックが形成される。
【0030】サービスブロックの先頭16ビットはシン
クワードSY1 とされ、続く48ビットにサービス情報
PAが付加される。即ち図12(b)のように、第1チ
ャンネルch1のL信号についてのサービス情報PA(L
ch1)、同じくR信号についてのサービス情報PA(Rch
1)、第2チャンネルch2のL信号についてのサービス
情報PA(Lch2)、同じくR信号についてのサービス情報
PA(Rch2)が、それぞれ8ビットづつ割り当てられる。
なお、残りの16ビットX1 ,X2 は予備バイトとされ
ている。
【0031】このチャンネルch1,ch2に対応する
サービスブロックに続いて、サービスフレームにおいて
は同様に、シンクワードSY(SY2 〜SY8 )及びサ
ービス情報PAによって、チャンネルch3,ch4〜
チャンネルch15,ch16のそれぞれに対応するサ
ービスブロックが形成されている。
【0032】8ビットのサービス情報PAは、図12
(c)のように4ビットのプログラムタイプ情報PT
Y、1ビットのM/Sモード情報MS、2ビットのチャ
ンネルモード情報CM、及びパリティ1ビットで構成さ
れている。4ビットのプログラムタイプ情報PTYによ
り16種類の放送内容種別が記録される。例えば、ニュ
ース、時事番組、情報番組、スポーツ、教育、ドラマ、
文化、科学、ポップ音楽、ロック音楽、MOR音楽、ク
ラシック音楽、等の種別である。
【0033】また、M/Sモード情報MSとして、
『1』であれば音楽、『0』であればスピーチと判別さ
れる。さらにチャンネルモード情報CMとして、例えば
『00』であればモノラル放送であるが、例えば第1チ
ャンネルch1がステレオ放送である場合、L信号につ
いてのサービス情報PA(Lch1)、とR信号についてのサ
ービス情報PA(Rch1)における、各チャンネルモード情
報CMが用いられ、それぞれ『01』『01』であれ
ば、独立したモノラル音声による所謂音声多重放送、
『01』『10』であればL,Rステレオ放送と判別さ
れる。
【0034】このようなDSR放送システムに対応する
DSR受信機30としての本実施例の構成及び動作を図
1〜図7で説明する。図5において、31はアンテナ入
力端子であり、衛星放送受信アンテナ9で受信され、L
NC10を介してDSR受信信号が入力される。なお、
LNC10は発振子10a、ローカルオシレータ10
b、ミキサ回路10cからなり、12GHz 帯の信号を 9
50〜1750MHz の第1中間周波に変換している。一方、3
2はケーブル入力端子であり、50〜860MHzのDSR受信
信号が入力される。
【0035】入力端子31,32からのDSR受信信号
は高周波部33に供給される。アンテナ入力端子31か
らのDSR受信信号は衛星周波数コンバータ34に入力
され、479.5MHzの第2中間周波、さらに、40MHz の第3
中間周波に変換されて入力切換回路36のS接点に供給
される。また、ケーブル入力端子32からのDSR受信
信号はケーブル周波数コンバータ35に入力され、40MH
z の中間周波に変換されて入力切換回路36のC接点に
供給される。
【0036】40MHz の中間周波とされた衛星放送受信ア
ンテナ9又は放送ケーブル11から得られたDSR受信
信号は、入力切換回路36からQPSK復調部37に供
給され、QPSK復調処理がなされ、上述したI信号及
びQ信号として復調出力される。
【0037】QPSK復調部37から復調出力されたメ
インフレームMA ,MB のフォーマットによるI信号及
びQ信号は、デコーダ38においてメインフレーム同期
信号SWによって判別され、誤り訂正及びデコード処理
されて、時分割多重されている16チャンネルのうちか
ら所定のチャンネルの放送が選局されて出力される。選
局出力されたデジタル放送信号は出力端子39から他の
機器に対してデジタル出力され、また、デジタルフィル
タ40、D/A変換器41を介してL,Rアナログ音声
信号として出力端子42から、音声増幅/出力回路部、
又は他の機器に供給されて、放送音声としてスピーカ出
力される。さらに、デコーダ38においてはメインフレ
ームMA ,MB から抽出されるサービスビットSSBを
コントローラ43に供給する。
【0038】43はDSR受信機の各種動作を制御する
コントローラであり、マイクロコンピュータによって構
成される。43Mは制御動作に用いるデータを記憶する
内部のデータRAMである。コントローラ43は高周波
部33における各回路部に対して制御信号として、衛星
周波数コンバータ34及びケーブル周波数コンバータ3
5に対して受信周波数(ブロック選択)制御信号や、入
力切換回路36に対して切換制御信号を出力する。
【0039】また、コントローラ43はデコーダ38に
対して選局制御信号を送り、選局されるチャンネルを指
定する。また、デコーダ38から供給されるサービスビ
ットSSBからサービスフレームを生成し、上記したよ
うに16チャンネルのそれぞれについての情報を得る。
さらに、デコーダ38から同期検出情報が供給されるこ
とにより、受信動作が適正になされているかを判別す
る。また、デジタルフィルタ40に対してフィルタ係数
を選択する制御を行なう。
【0040】44はユーザー操作に供される操作部、4
5は表示部を示す。操作部44、表示部45が設けられ
たDSR受信機のフロントパネルは図5に示される。操
作部44としては、電源キー50、16個のプログラム
タイプ選択キー51、16個(1〜16の数字キー)の
チャンネル選択キー52、受信周波数ブロック指定のた
めのアップ/ダウンキー53、ダイレクト周波数入力又
は登録設定消去のための周波数/クリアキー54、モノ
ラル放送について出力状態選択のためのモノラルモード
キー55、受信周波数調整のためのアップ/ダウンキー
56、及びM/Sモードの設定のためのミュージックバ
ランスキー57とスピーチバランスキー58、及び受信
周波数ブロックを記憶させる操作を行なうメモリキー5
9が設けられている。さらに表示切換のためのディスプ
レイモードキー60、ダイレクト周波数入力操作キー6
1、LNCパワーキー62等が設けられる。これらの各
キーによる操作情報はコントローラ43に入力され、コ
ントローラ43はその操作情報に応じた各部の制御を行
なう。
【0041】ユーザーはアップ/ダウンキー53によ
り、例えばデータRAM43Mにプリセットされている
受信周波数ブロックを選択する。或はダイレクト周波数
入力操作キー61と数字キー(チャンネル選択キー)5
2、及び周波数/クリアキー54を利用して受信周波数
を指定する。するとコントローラ43は高周波部33を
制御して指定された周波数による受信動作を行なう。ま
た、ユーザーのチャンネル選択キー52の操作に基づい
て受信された16のチャンネルから出力チャンネルを選
択し、デコーダ38の出力を制御する。なお、受信周波
数ブロックの設定登録はアップ/ダウンキー53,56
等で周波数指定するとともにメモリキー59を用いて実
行させる。例えば20個の受信周波数ブロックがデータ
RAM43Mに登録可能とされている。なお、登録デー
タ内容としては、受信周波数とともにLNC10への電
源供給電圧値も含まれる。
【0042】また、プログラムタイプ選択キー51によ
ってプログラムタイプが選択されると、コントローラ4
3はそのプログラムタイプに該当する放送チャンネルを
上述したサービスフレームから判別し、これを自動的
に、例えばチャンネル番号の最も小さいものを選局す
る。現在受信中の16チャンネルのうちに該当するプロ
グラムタイプのチャンネルが複数ある場合は、同一のプ
ログラムタイプ選択キー51を押していくことにより、
順次チャンネル番号の小さい順に該当するプログラムタ
イプのチャンネルが選局されていく。
【0043】さらに、M/Sモードキー57,58の操
作によって、ユーザーはミュージックモードとスピーチ
モードにおける音量比の設定を行なうことができ、コン
トローラ43は選局されているチャンネルについてのM
/Sモード判別に基づいて設定された出力音量制御を行
なう。
【0044】また、表示部45として、例えば液晶パネ
ルによる表示エリア64が設けられ、各種動作状況がコ
ントローラ43の制御により表示される。表示エリア6
4の表示内容は図6に示される。即ち、受信中の周波数
ブロックのブロックナンバ表示部65、選局されたチャ
ンネルのチャンネルナンバ表示部66、受信周波数等の
数値や文字情報(例えば放送局名や登録された周波数ブ
ロックに付加された名称等)を表示するドット表示部6
7、信号レベル表示部68、受信周波数ブロックにおけ
る16のチャンネルに対応して、例えば上記したように
指定されたプログラムタイプに該当するチャンネルを点
灯させる表示を行なうチャンネル提示部69等が用意さ
れている。
【0045】また、ステレオ/モノラル等のチャンネル
モード表示部70、M/Sモード表示部71、適正なチ
ューニングがなされた際に点灯して受信状態を示すチュ
ーニングオン表示部72、及び受信周波数のずれを表示
する周波数ずれ表示部73a,73b等が設けられる。
【0046】このように構成された本実施例のDSR受
信機においては、特に衛星アンテナ9によって受信され
LNC10を介して入力された信号の受信同調には、L
NC10の周波数ドリフト等による周波数不確定範囲を
考慮して、受信周波数が所定周波数範囲サーチされる。
この動作を実行する本実施例の要部を図1に示す。
【0047】衛星周波数コンバータ34には、ユーザー
の例えばアップ/ダウンキー53の操作により指定され
たプリセット周波数に応じてコントローラ43から供給
される受信制御信号により分周比が設定され、局発信号
SLOC2a を出力するPLL回路34aと、局発信号SLO
C2a 及び入力端子31から入力される第1中間周波信号
(LNC10の出力)が供給され、同調動作をなすミキ
サ34bを有し、さらに、コントローラ43から供給さ
れる受信調整制御信号により分周比が設定され、局発信
号SLOC2b を出力するPLL回路34c、及び局発信号
SLOC2b とミキサ34bの出力が供給されるミキサ34
dが設けられる。
【0048】即ち、PLL回路34a、ミキサ34bは
指定された受信周波数に応じた固定周波数の局発信号S
LOC2a による受信同調手段であり、PLL回路34c、
ミキサ34dは指定された受信周波数を中心として所定
周波数範囲で局発信号SLOC2a を変化させる、受信周波
数サーチ手段とされている。ミキサ34dの出力はバン
ドパスフィルタ34eを介して出力される。
【0049】コスタス型のQPSK復調部37において
は、衛星周波数コンバータ34で40MHz の中間周波とさ
れ、入力切換回路36を介して入力された受信入力信号
は、乗算器37a,37bに供給される。また、乗算器
37aにはVCO37cから出力された所定周波数のキ
ャリアが供給され、さらに乗算器37bにはVCO37
cから出力された所定周波数のキャリアが移相器37d
により90°移相されて供給される。乗算器37a,3
7bの出力はそれぞれローパスフィルタ37e,37f
を介して復調されたI信号、Q信号として取り出され
る。
【0050】またローパスフィルタ37e,37fの出
力は乗算器37gを介してループフィルタ37hに供給
され、ループフィルタ37hからVCO制御電圧が出力
されてVCO37cの発振周波数が制御される。従っ
て、VCO制御ループが正常なロック状態にあれば、復
調信号として適正なI信号及びQ信号が取り出される。
さらに、VCO制御電圧を基準電圧V1 と比較するコン
パレータ37iと、同じくVCO制御電圧を基準電圧V
2 と比較するコンパレータ37jが設けられ(V1 <V
2 )、コンパレータ37i,37jによる比較情報はコ
ントローラ43に供給される。
【0051】受信同調が適正になされ、QPSK復調部
37が正常なロック状態とされてI信号、Q信号が正し
く抽出されている場合は、デコーダ38によってメイン
フレーム同期信号SWを検出できる。従って、コントロ
ーラ43は、デコーダ38からの同期信号検出情報によ
り、指定された受信周波数が適当であるか否かを判別で
きる。
【0052】このDSR受信機におけるコントローラ4
3による受信制御動作は図2に示される。ユーザーによ
りプリセット受信周波数の1つが指定されると(F101)、
まずコントローラ43はステップカウンタn=0とし(F
102)、続いて指示された受信周波数f0 によりPLL回
路34aを制御し、受信動作を実行させる。
【0053】ここで、デコーダ38でメインフレーム同
期信号SWが検出され同期検出情報が出力されれば、コ
ントローラ43は正常受信と判別するが、同期検出情報
が得られなければ、受信周波数サーチを実行するためス
テップカウンタnをインクリメントする (F104→F105)
。そして、カウンタ値nをサーチ周波数範囲を制限す
るためのしきい値Nと比較した後(F106)、n>Nでなけ
れば、f=f0 +n・ΔF1 、即ち受信周波数をn・Δ
1 (例えばΔF1 =1MHz)高域にシフトさせた受信周
波数fとして受信動作がなされるようにPLL回路34
cの局発周波数SLOC2b を制御する(F107)。そして、再
び同期検出情報が得られたか否かを判断する(F108)。
【0054】同期検出情報が得られなければ、今度はf
=f0 −n・ΔF1 、即ち受信周波数をn・ΔF1 低域
にシフトさせた受信周波数fとして受信動作がなされる
ようにPLL回路34cの局発周波数SLOC2b を制御す
る(F109)。そして、再び同期検出情報が得られたか否か
を判断する(F104)。
【0055】このF104〜F109のループにより、指定され
た受信周波数f0 を中心にN<nである所定周波数範囲
のサーチがなされることになり、或る時点で同期検出情
報が得られ、第1段階の大まかな受信周波数サーチは終
了する。なお、図3(a)に示すように、LNC10に
よる受信周波数の不確定範囲が±2MHz 前後である場
合、周波数サーチは例えば±3MHz 程度の範囲で実行さ
れる。
【0056】ステップF104での同期検出により第1段階
の受信周波数サーチループを脱した場合、つまり、低域
側に受信周波数をシフトした場合(または、サーチを実
行しなかった場合)はフラフF1 がオンとされ(F110)、
またステップF108での同期検出により第1段階の受信周
波数サーチループを脱した場合、つまり、高域側に受信
周波数をシフトした場合はフラフF2 がオンとされる(F
111)。この段階で受信復調動作はほぼ確実に実現される
が、さらに、次に第2段階の周波数微調整サーチを行う
ことによって、より適正な受信周波数ポイントでの受信
動作を実現させる。
【0057】まず、QPSK復調部37におけるループ
フィルタ37hの出力、つまりVCO制御電圧が基準電
圧V1 より低い場合にコンパレータ37iから出力され
る信号SUPを確認し(F112)、信号SUPが得られた場合
は、f=f+F2 、即ち受信周波数をΔF2 (ただしΔ
1 >ΔF2 )だけ高域にシフトさせた受信周波数fと
して受信動作がなされるようにPLL回路34cの局発
周波数SLOC2b を制御する(F113)。この処理を信号SUP
の検出が無くなるまで継続する。
【0058】次に、VCO制御電圧が基準電圧V2 より
高い場合にコンパレータ37iから出力される信号SDW
を確認し(F114)、信号SDWが得られた場合は、f=f−
2、即ち受信周波数をΔF2 だけ低域にシフトさせた
受信周波数fとして受信動作がなされるようにPLL回
路34cの局発周波数SLOC2b を制御する(F115)。この
処理を信号SDWの検出が無くなるまで継続する。
【0059】この第2段階の周波数微調整サーチ(F112
〜F115)によってはV1 <VCO制御電圧<V2 となる
ように受信周波数が微調整され、これによって受信周波
数fは最良の受信ポイントの周波数となる。
【0060】続いてステップF116に進み、フラグF1
2 のいづれかがオンであるかにより、受信周波数は指
定された周波数f0 より高域側か低域側かのいづれにシ
フトされたかを判別する。そして、フラグF1 がオン
(低域側シフト)であり、しかもステップカウンタ値n
>N1 であれば、プリセットされている周波数が最良の
受信周波数よりかなり高域側にずれていることをユーザ
ーに提示するため、前記図7に示した表示部64におい
て周波数ずれ表示部73bを点灯する(F118)。
【0061】ここで、表示処理のためのしきい値N1
は、n>N1 のときLNC10による不確定範囲(±2M
Hz)を越える周波数域までシフトされた状態を示す値と
して設定されている。例えば前述したように第1段階の
サーチが1MHz毎になされる場合はN1 =2とされる。従
って、例えば受信周波数fが図3(d)のように周波数
0 を中心とした不確定範囲(f0 ±2MHz)をこえて低
域側にシフトされた時に最良受信となれば、点灯処理さ
れることになる。
【0062】プリセット周波数f0 について不確定範囲
をこえて受信されるということは、そもそも登録されて
いるプリセット周波数f0 は不適当であることとなり、
この場合f-1、f-2等、より低域にプリセット周波数を
設定し直すことが好ましい。周波数f0 についての不確
定範囲をこえて受信される場合とは、例えば図3(d)
のようにプリセットすべき周波数値はf-2であって、周
波数ドリフトの影響により、f-4〜f0 が不確定範囲と
なっているが、受信周波数fが偶然f0 を中心としたサ
ーチ範囲(図3(a)参照)に含まれていたために受信
できたような場合が考えられる。このような場合、周波
数ずれ表示部73bを点灯することにより、ユーザーに
プリセット周波数の再設定を促す。
【0063】一方、フラグF2 がオン(高域側シフト)
であり、しかもステップカウンタ値n>N1 であれば、
プリセットされている周波数が最良の受信周波数よりか
なり低域側にずれていることをユーザーに提示するため
周波数ずれ表示部73aを点灯する(F119)。例えば受信
周波数fが図3(c)のように周波数f0 を中心とした
不確定範囲をこえて高域側にシフトされた時に最良受信
がなされれば、点灯処理される。つまり、この場合f
1 、f2 等、より高域にプリセット周波数を設定し直す
ことが好ましいため、周波数ずれ表示部73aを点灯す
ることにより、ユーザーにプリセット再設定を促す。
【0064】また、図3(b)のように受信周波数fと
してのシフト量が周波数f0 を中心とした不確定範囲を
こえていない場合は、周波数f0 からのずれはLNC1
0の周波数ドリフトの影響と考えられ、プリセット周波
数f0 は特に変更の必要はない。従って周波数ずれ表示
部73a,73bの点灯処理は行なわない(F117→NO,
F119→NO)。
【0065】なお、図2のフローチャートには示してい
ないが、チューニングオン表示部72は適正なチューニ
ングがなされた際、例えば同期信号が検出された時点で
点灯させるようにすればよい。
【0066】また、上記例では周波数ずれ表示部73
a,73bの点灯判断は、第1段階の大まかな周波数サ
ーチによる周波数シフト量を基準としているが、第2段
階の周波数微調整サーチによって、比較的周波数シフト
量が大きくなる可能性がある場合は、微調整サーチ終了
時点の周波数シフト量で点灯判断を行なうことが好まし
い。
【0067】ところで、周波数ずれ表示部73a,73
bが点灯された場合には、ユーザーは受信周波数調整の
ためのアップ/ダウンキー56を操作して、周波数ずれ
表示部73a,73bが点灯されないように調整し、メ
モリキー59を押してプリセット周波数の再設定を行な
えばよい。これにより、以後、その受信周波数における
受信処理は、不確定範囲をこえてサーチしなくとも最良
の受信ポイントに到達するようになり、受信動作の所要
時間は短縮される。
【0068】また、サーチによって見つけ出された受信
周波数fをデータRAM43Mに記憶するようにし、以
降プリセット周波数f0 が指定された場合の受信動作時
には、その記憶された周波数fが用いられるようにする
こともできる。
【0069】なお、図2の例では第1段階の周波数サー
チ動作に続いて周波数微調整の第2段階の周波数サーチ
動作を行なうようにしたが、機器によっては第1段階の
周波数サーチ動作のみを行なうようにしてもよい。第2
段階の周波数サーチ動作を実行する場合には、VCO制
御電圧を検知して行なうほか、図4に上記実施例の変形
例として示すように、VCO出力周波数を計数する周波
数カウンタ37kを設け、コントローラ43は、このカ
ウント値に基づいて受信周波数を細かくシフトさせるよ
うにすることもできる。
【0070】また、受信手段としてPLL回路とミキサ
ーを2単位設け(34a,34b)(34c,34
d)、一方について受信周波数サーチ制御を行なうよう
にしたが、1単位の受信手段でも同様の処理が実現でき
ることはいうまでもない。
【0071】なお、本発明はDSR受信機だけでなく、
衛星TV放送受信機(所謂BSチューナ)等、他の機器
においても採用可能である。もちろんDSR受信機とし
ての構成や受信時の処理制御方式は上記実施例に限定さ
れず、実際の機器に応じて各種変更可能である。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明の放送受信機
は、屋外コンバータによる周波数ドリフトの影響が現わ
れても、所定周波数範囲で受信周波数を自動的に調整し
て受信動作が行なわれるようにしたため、ユーザーの受
信周波数調整操作は不要となり操作性が向上するととも
に、より正確に最良の受信周波数での受信動作が実現さ
れるという効果がある。また、周波数ドリフトの影響範
囲をこえて周波数がずれている場合は、これを指定周波
数が不適当であるとしてユーザーに提示することができ
るため、ユーザーにプリセット周波数の再設定操作を促
すことができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のDSR受信機の要部のブロッ
ク図である。
【図2】実施例のDSR受信機における受信制御処理の
フローチャートである。
【図3】実施例のDSR受信機における受信制御処理の
説明図である。
【図4】実施例のDSR受信機の要部の変形例を示すブ
ロック図である。
【図5】実施例のDSR受信機の構成を示すブロック図
である。
【図6】実施例のDSR受信機のフロントパネルの正面
図である。
【図7】実施例のDSR受信機の表示部の正面図であ
る。
【図8】DSRシステムの概略の説明図である。
【図9】DSRシステムにおける時分割多重化及びQP
SK処理部の説明図である。
【図10】DSRシステムにおける時分割多重化処理の
説明図である。
【図11】DSRシステムの伝送信号のメインフレーム
構造の説明図である。
【図12】DSRシステムで伝送されるサービスフレー
ム構造の説明図である。
【図13】衛星放送受信システムの概略の説明図であ
る。
【符号の説明】
30 DSR受信機 33 高周波部 34 衛星周波数コンバータ 34a、34c PLL回路 34b、34d ミキサ 36 入力切換回路 37 QPSK復調部 37c、VCO 37h、ループフィルタ 37i、37j コンパレータ 38 デコーダ 43 コントローラ 43M データRAM 44 操作部 45 表示部 53 アップ/ダウンキー 73a,73b 周波数ずれ表示部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指定された受信周波数により受信同調動
    作を行なう受信手段と、前記受信手段によって受信同調
    された出力に対して復調処理を行なう復調手段と、前記
    復調手段の出力から同期信号を検出する同期検出手段を
    備え、 前記受信手段は、前記同期検出手段によって同期信号検
    出がなされなければ、受信周波数を所定周波数量移動さ
    せて受信同調処理を行なうように構成したことを特徴と
    する放送受信機。
  2. 【請求項2】 指定された受信周波数により受信同調動
    作を行なう受信手段と、前記受信手段によって受信同調
    された出力に対して復調処理を行なう復調手段と、前記
    復調手段の出力から同期信号を検出する同期検出手段
    と、前記復調手段において発生されるキャリアの誤差情
    報を得るキャリア誤差検出手段を備え、 前記受信手段は、前記同期検出手段によって同期信号検
    出がなされなければ、受信周波数を第1の周波数量移動
    させて受信同調処理を行なうとともに、前記同期信号検
    出手段によって同期信号検出がなされたら、前記キャリ
    ア誤差検出手段から得られるキャリア誤差情報に基づい
    て受信周波数を第2の周波数量移動させて受信同調処理
    を行なうように構成したことを特徴とする放送受信機。
  3. 【請求項3】 指定された受信周波数により受信同調動
    作を行なう第1の受信手段と、前記第1の受信手段の出
    力に対して受信同調動作を行なう第2の受信手段と、前
    記第2の受信手段によって受信同調された出力に対して
    復調処理を行なう復調手段と、前記復調手段の出力から
    同期信号を検出する同期検出手段を備え、 前記第2の受信手段は、前記同期検出手段によって同期
    信号検出がなされなければ、受信周波数を所定周波数量
    移動させて受信同調処理を行なうように構成したことを
    特徴とする放送受信機。
  4. 【請求項4】 指定された受信周波数により受信同調動
    作を行なう第1の受信手段と、前記第1の受信手段の出
    力に対して受信同調動作を行なう第2の受信手段と、前
    記第2の受信手段によって受信同調された出力に対して
    復調処理を行なう復調手段と、前記復調手段の出力から
    同期信号を検出する同期検出手段と、前記復調手段にお
    いて発生されるキャリアの誤差情報を得るキャリア誤差
    検出手段を備え、 前記第2の受信手段は、前記同期検出手段によって同期
    信号検出がなされなければ、受信周波数を第1の周波数
    量移動させて受信同調処理を行なうとともに、前記同期
    信号検出手段によって同期信号検出がなされたら、前記
    キャリア誤差検出手段から得られるキャリア誤差情報に
    基づいて受信周波数を第2の周波数量移動させて受信同
    調処理を行なうように構成したことを特徴とする放送受
    信機。
  5. 【請求項5】 指定された受信周波数を中心として、受
    信入力信号の周波数の不確定範囲量をこえる所定の周波
    数範囲量で受信周波数を変更しながら受信同調動作を行
    なうことができる受信手段と、 前記受信手段における受信周波数が、指定された受信周
    波数を中心とする不確定範囲量をこえる周波数域となっ
    た状態で、前記受信入力信号が受信同調された場合に、
    前記指定された受信周波数と受信同調が実行された受信
    周波数とのずれ方向を表示する表示手段と、 が設けられたことを特徴とする放送受信機。
  6. 【請求項6】 指定された受信周波数を中心として、受
    信入力信号の周波数の不確定範囲量をこえる所定の周波
    数範囲量で受信周波数を変更しながら受信同調動作を行
    なうことができる受信手段と、 前記受信手段における受信周波数が、指定された受信周
    波数を中心とする不確定範囲量をこえる周波数域となっ
    た状態で、前記受信入力信号が受信同調された場合に、
    指定された受信周波数と受信同調が実行された受信周波
    数とのずれ方向を表示する表示手段と、 受信同調が実行された受信周波数を記憶することが記憶
    手段と、 が設けられたことを特徴とする放送受信機。
JP19277192A 1992-06-29 1992-06-29 放送受信機 Pending JPH0613847A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19277192A JPH0613847A (ja) 1992-06-29 1992-06-29 放送受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19277192A JPH0613847A (ja) 1992-06-29 1992-06-29 放送受信機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0613847A true JPH0613847A (ja) 1994-01-21

Family

ID=16296756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19277192A Pending JPH0613847A (ja) 1992-06-29 1992-06-29 放送受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0613847A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001077671A (ja) * 1999-07-06 2001-03-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd デジタル放送選局装置およびデジタル放送選局方法
US6909470B2 (en) 1994-02-14 2005-06-21 Hitachi, Ltd. Digital broadcast recorder

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6909470B2 (en) 1994-02-14 2005-06-21 Hitachi, Ltd. Digital broadcast recorder
JP2001077671A (ja) * 1999-07-06 2001-03-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd デジタル放送選局装置およびデジタル放送選局方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5416774A (en) Digital broadcast receiver
JPH0993152A (ja) ダブルコンバージョンテレビチューナ
EP0810750A2 (en) Digital broadcast receiver
JPH0613928A (ja) 放送受信機
JPH0613847A (ja) 放送受信機
JPH06260897A (ja) ラジオ受信機
JP2593079B2 (ja) Rdsラジオ受信機
JP3399438B2 (ja) デジタル放送受信機
JP2647672B2 (ja) データ多重放送受信機
JP2694770B2 (ja) デジタルデータ多重システムの受信方法
JPH0614073A (ja) 疑似ロック防止回路
JP3084939B2 (ja) デジタル放送受信機
JP2593077B2 (ja) Rdsラジオ受信機
EP0552442B1 (en) Radio data system receiver
JP2907293B2 (ja) 受信装置
JPH02301330A (ja) 車載用ラジオ受信機
JPH0613995A (ja) デジタル放送受信機
KR100194992B1 (ko) Fm 다중 방송 수신 장치
JP3234542B2 (ja) ラジオデータ受信機
JP2571249B2 (ja) ラジオデータ受信機における受信周波数選択方法
JPH0613846A (ja) 放送受信機
JPH104365A (ja) ラジオ受信機
JPH06104857A (ja) 受信機及び復調装置
JPH0993503A (ja) 受信機
GB2240678A (en) RDS preset receiver