JPH0993503A - 受信機 - Google Patents

受信機

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Publication number
JPH0993503A
JPH0993503A JP7251513A JP25151395A JPH0993503A JP H0993503 A JPH0993503 A JP H0993503A JP 7251513 A JP7251513 A JP 7251513A JP 25151395 A JP25151395 A JP 25151395A JP H0993503 A JPH0993503 A JP H0993503A
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JP
Japan
Prior art keywords
signal
audio
broadcast
output
intermediate frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP7251513A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Majima
勲 馬島
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aiwa Co Ltd filed Critical Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】FM多重放送の文字図形情報とテレビ放送の両
方を楽しむことができるとともに目覚まし機能の向上を
図った受信機を提供する。 【解決手段】「おはようモード」において「文字多重&
テレビポジション」に設定されたときは、設定された
「FM文字情報受信時刻」になると、FM多重放送の音
声がスピーカ49より出力されるとともに受像管24の
画面上にそのFM多重放送の文字図形情報が出力される
ので、起床したい時刻に「受信時刻」を設定すれば、使
用者はFM放送の音声によって起床を促されるとともに
起床時からFM多重放送の文字図形情報を楽しむことが
できる。更に、「テレビ放送受信時刻」になると、テレ
ビ放送の音声がスピーカ49より出力されるとともに受
像管24の画面上にそのテレビ放送の画像が出力される
ので、「テレビ放送受信時刻」から、テレビ放送の音声
と画像を楽しむことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、受信機に関す
る。詳しくは、テレビ放送信号に係る映像信号による画
像又はFM多重放送信号に係る多重データによる画像あ
るいはそれらの合成画像を選択的に表示することによっ
て、FM多重放送の文字図形情報とテレビ放送の両方を
楽しむことができるようにした受信機に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近、FMラジオ放送信号に様々の文字
図形情報を表す信号を多重化して送信するFM多重放送
が開始されて話題を呼んでいる。FM多重放送信号を受
信して文字図形情報を楽しむための専用の受信機も販売
されている。
【0003】FM多重放送は、既存のFM放送の設備を
ほとんどそのまま使えること、また新たな周波数を必要
としないこと等により、各国で研究開発が進められ、い
くつかの方式が実用化している。このうち、現在国際標
準として規格化されている方式は、約1kbit/sの
伝送容量を持つRDS(Radio Data Sys
tem)方式と、約16kbit/sの伝送容量を持つ
DARC(DataRadio Channel)方式
の2種類である。
【0004】FM多重放送に含まれる文字図形情報の番
組としては、音声放送で流されている音楽の曲名等、音
声放送の番組内容に関係する情報(親番組関連情報)を
提供するものの他に、ニュース、スポーツ情報、天気予
報、交通情報、エンターテイメント情報等の独立した情
報をそれぞれ提供するものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、使用者は一
般にFM多重放送用の受信機とテレビ放送用の受信機と
を併用することが多く、FM多重放送の文字図形情報と
テレビ放送番組とをともに楽しむことのできる受信機が
要求されてきている。
【0006】また、FM多重放送用の受信機及びテレビ
放送用の受信機とも、目覚まし時計代わりに用いられる
ことが多く、また、FM放送用の受信機及びテレビ放送
用の受信機を併用して目覚まし時計代わりに用いられる
ことが多いことから、簡単な操作でその設定を行うこと
のできる受信機も要求されてきている。
【0007】そこで、この発明では、FM多重放送の文
字図形情報とテレビ放送の両方を楽しむことができ、特
に目覚まし機能の向上が図られた受信機を提供するもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る受信機
は、テレビ放送信号と第1の局部発信信号とを混合して
テレビ中間周波信号を出力するテレビ放送選局部と、テ
レビ中間周波信号に含まれる映像中間周波信号を検波処
理して映像信号として出力する映像検波回路と、FM多
重放送信号と第2の局部発振信号とを混合してFMラジ
オ中間周波信号を出力するFMラジオ放送選局部と、F
Mラジオ放送選局部より出力されるFM中間周波信号を
検波処理して出力する第1の音声検波回路と、第1の音
声検波回路より出力されるFM放送音声信号から多重デ
ータを取り出すとともにその多重データによる情報を表
示するための画像信号を出力するFM多重データ受信部
と、映像検波回路より出力される映像信号による画像又
はFM多重データ受信部より出力される画像信号による
画像あるいはそれらの合成画像を表示するための画像表
示部とを備えるものである。
【0009】更に、この発明に係る受信機は、テレビ中
間周波信号に含まれる映像中間周波信号と音声中間周波
信号とから音声第2中間周波信号を取り出す映像中間周
波増幅回路と、映像中間周波増幅回路より出力される音
声第2中間周波信号を検波処理して出力する第2の音声
検波回路と、第1の音声検波回路より出力されるテレビ
放送音声信号又は第2の音声検波回路より出力されるF
M放送音声信号による音声を出力する音声出力部とを備
えるものである。
【0010】また、この発明に係る受信機は、設定時刻
に画像信号による画像を画像表示部に表示するモードを
設けたものである。
【0011】あるいは、この発明に係る受信機は、第1
の設定時刻に画像信号による画像を画像表示部に表示す
るとともにFM放送音声信号による音声を音声出力部よ
り出力し、第2の設定時刻に映像信号による画像を画像
表示部に表示するとともにテレビ放送音声信号による音
声を音声出力部より出力するモードを設けたものであ
る。
【0012】テレビ放送選局部からは、選局されたテレ
ビ放送信号に係る中間周波信号が出力される。そして、
この中間周波信号が映像検波回路で検波処理されて映像
信号が得られる。また、FM放送選局部からは、選局さ
れたFM放送信号に係る中間周波信号が出力され、これ
が、音声検波回路で検波処理されてFM放送音声信号が
得られる。更に、FM多重データ受信部で、このFM放
送音声信号から多重データが取り出されそれによる情報
を表示するための画像信号が得られる。そして、画像表
示部では、選択的に以下の〜の表示が行われる。
【0013】映像検波処理回路より出力される映像信
号による画像 FM多重データ受信部より出力される画像信号による
画像 映像信号及び画像信号の合成画像 また、映像中間周波増幅回路でテレビ放送の音声第2中
間周波信号が取り出され、それが第2の音声検波回路で
検波処理されてFM放送音声信号が得られる。そして、
音声出力部では、テレビ放送音声信号又はFM放送音声
信号による音声が出力される。また、第1のモードで
は、設定時刻になるとFM多重放送の画像信号による画
像が画像表示部に表示されるとともに、FM放送音声信
号による音声が音声出力部より出力される。また、第2
のモードでは、第1の設定時刻になるとFM多重放送の
画像信号による画像が画像表示部に表示され、第2の設
定時刻になるとテレビ放送の映像信号による画像が画像
表示部に表示されるとともにテレビ放送音声信号による
音声が音声出力部より出力される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、実
施の形態としての受信機の構成を示している。
【0015】図1に示す受信機10は、テレビ放送選局
部1、映像受信部2、FM放送選局部3、音声受信部
4、システムコントローラを構成するマイクロコンピュ
ータ(以下、「マイコン」という)5及びFM多重デー
タ受信部6を有している。
【0016】テレビ放送選局部1には、テレビ放送受信
用アンテナATTVで捕らえられた高周波のテレビ放送信
号STVBが供給される。テレビ放送選局部1では、アン
テナATTVより供給されるテレビ放送信号STVBの中か
ら、希望するチャネルに相当する帯域の信号のみが同調
により選択されて増幅される。この増幅された信号と、
その局部発振信号とが混合されて両信号の差の周波数の
信号のみが取り出され、これがテレビ中間周波信号S
TIFとして映像受信部2に供給される。なお、同調周波
数及び局部発振信号の周波数はともにマイコン5によっ
て制御される。
【0017】映像受信部2は、映像中間周波増幅回路2
1と、映像検波回路22と、映像処理回路23とを有し
ている。
【0018】映像中間周波増幅回路21には、テレビ放
送選局部1よりテレビ中間周波信号STIF(58.75M
Hzの映像中間周波信号及び54.25MHzの音声第
1中間周波信号)が供給されて増幅される。増幅された
映像中間周波信号SVIFは映像検波回路22に供給され
てAM検波処理され、このAM検波処理によって取り出
された映像信号SVは映像処理回路23に供給される。
【0019】映像処理回路23では、映像信号SVの増
幅処理、輝度信号と色信号の分離処理、色信号の復調処
理、輝度信号および色差信号のマトリックス処理等が行
われて、赤色信号R、緑色信号G、青色信号Bが形成さ
れる。そして、映像処理回路23より出力される色信号
R,G,Bはカラー受像管24に供給され、このカラー
受像管24の画面上には色信号R,G,Bによるカラー
画像が表示される。なお、映像処理回路23での処理は
マイコン5によって制御される。
【0020】また、映像中間周波増幅回路21では、上
述した中間周波信号STIFが振幅検波されて、音声搬送
周波数が4.5MHzの音声第2中間周波信号S2IF(映
像中間周波信号及び音声第1中間周波信号の差信号)が
取り出される。この取り出された音声第2中間周波信号
2IFは、音声受信部4のテレビ放送音声中間周波増幅
回路41に供給される。
【0021】FM放送選局部3には、FM放送受信用ア
ンテナATFMで捕らえられた高周波のFMラジオ放送信
号SFMBが供給される。FM放送選局部3では、アンテ
ナATFMより供給されるFMラジオ放送信号SFMBの中
から、希望するチャネルに相当する帯域の信号のみが同
調により選択されて増幅される。この増幅された信号
と、その搬送波周波数より10.7MHzだけ低い局部
発振信号とが混合されて両信号の差の周波数の信号のみ
が取り出され、これがFM中間周波信号SFIFとして音
声受信部4のFM放送音声中間周波増幅回路46に供給
される。なお、同調周波数及び局部発振信号の周波数は
ともにマイコン5によって制御される。
【0022】このように、映像受信部2の映像中間周波
増幅回路21より出力されるテレビ放送の音声第2中間
周波信号S2IFは音声受信部4のテレビ放送音声中間周
波増幅回路41に供給され、FM放送選局部3より出力
されるFM中間周波信号SFI Fは音声受信部4のFM放
送音声中間周波増幅回路46に供給される。
【0023】音声受信部4は、上記した音声中間周波増
幅回路41,46と、テレビ放送音声検波回路42と、
音声切替スイッチ43と、FM放送音声検波回路47
と、音声処理回路48とを有している。
【0024】テレビ放送音声中間周波増幅回路41は
4.5MHzのバンドパスフィルタを有して構成され
る。増幅回路41には、映像中間周波増幅回路21より
音声第二中間周波信号S2IFが供給され、帯域制限処理
及び増幅処理されてテレビ中間周波信号SIFTが取り
出される。
【0025】テレビ放送音声検波回路42には、増幅回
路41で取り出されたテレビ中間周波信号SIFTが供
給されてFM検波処理が行われる。このFM検波処理に
より取り出されたテレビ放送音声信号SATは、音声切
替スイッチ43のa側の固定端子に供給される。
【0026】FM放送音声中間周波増幅回路46は1
0.7MHzのバンドパスフィルタを有して構成され
る。増幅回路46には、FM放送選局部3よりFM中間
周波信号SFIFが供給され、帯域制限処理及び増幅処理
されてFM中間周波信号SIFFが取り出される。
【0027】FM放送音声検波回路47には、増幅回路
46で取り出されたFM中間周波信号SIFFが供給さ
れてFM検波処理が行われる。このFM検波処理により
取り出されたFM放送音声信号SAFは、音声切替スイ
ッチ43のb側の固定端子に供給される。
【0028】音声処理回路48には、音声切替スイッチ
43の可動端子cよりテレビ放送音声信号SAT又はF
M放送音声信号SAFが供給され、増幅や音質制御され
た後にスピーカ49に供給され、このスピーカ49より
各音声信号による音声が出力される。なお、音声処理回
路48での処理はマイコン5によって制御される。
【0029】また、音声切替スイッチ43の切替動作も
マイコン5によって制御される。キー操作部16や送信
機18でユーザが「テレビ受信モード」に設定したとき
は、スイッチ43はa側に接続され、ユーザが「FM受
信モード」に設定したときは、スイッチ43はb側に接
続される。
【0030】マイコン5にはメモリが内蔵され、受信機
本体パネル上のキー操作部16、リモートコントロール
用信号の受信部(以下、「リモコン信号受信部)17及
び現在時刻のデータを得るための時計回路19が接続さ
れる。
【0031】リモコン信号受信部17は送信機18から
のリモコン信号(例えば赤外線信号)を受信するための
もので、上述の受信モードの設定は、キー操作部16や
送信機18をユーザが操作することで行われる。
【0032】FM多重データ受信部6は、バンドパスフ
ィルタ回路61と、FM多重データ復調回路62と、R
AM(ランダムアクセスメモリ)63と、文字図形情報
その他の画像情報を出力するオンスクリーンディスプレ
イ回路(以下、「OSD回路」という)64と、OSD
表示スイッチ65とを有している。
【0033】バンドパスフィルタ回路61は、中心周波
数が76kHzのものである。バンドパスフィルタ回路
61には、FM放送音声検波回路47で取り出されたF
M放送音声信号(FMコンポジット信号)SAFが供給
され、周波数54kHz以下の成分(主チャネル信号、
副チャネル信号、パイロット信号等の音声信号)が取り
除かれて中心周波数が76kHzの多重データ信号SMD
のみが取り出される。
【0034】FM多重データ復調回路62には、バンド
パスフィルタ回路は61より多重データ信号SMDが供給
されディジタル復調処理や誤り訂正処理が行われてディ
ジタルデータが取り出される。
【0035】RAM63には、FM多重データ復調回路
62で復調されたディジタルデータがマイコン5の制御
によって格納される。
【0036】なお、テレビ放送の受信時や設定FMチャ
ネル放送の受信時にあっては、FM放送選局部3で設定
FMチャネル放送を常に選局して、その各番組について
の新しいディジタルデータがFM多重データ復調回路6
2より供給される毎に、古い情報をその新しい情報に更
新してRAM63に格納するように設定することもでき
る。この設定では、FM放送選局部3で設定FMチャネ
ル放送が選局され、FM多重データ受信部6でその中に
含まれる文字図形情報がRAM63に格納される。ま
た、これらの設定は、上述の受信モード設定と同様に、
キー操作部16や送信機18をユーザが操作することで
決定される。例えば、一定時間毎に取り込むように設定
することもでき、その動作はマイコン5によって制御さ
れる。
【0037】また、音声切替スイッチ43の切替動作も
マイコン5によって制御される。キー操作部16や送信
機18でユーザが「テレビ受信モード」に設定したとき
は、スイッチ43はa側に接続され、ユーザが「FM受
信モード」に設定したときは、スイッチ43はb側に接
続される。
【0038】OSD回路64には、RAM63に格納さ
れたディジタルデータがマイコン5の制御によって供給
される。このとき、マイコン5は、ディジタルデータに
付加された識別番号を判別して、予め設定された番組の
ディジタルデータのみをOSD回路64に供給する。
【0039】OSD回路64では、RAM63より読み
出される所定番組のディジタルデータに基づいて、文字
図形情報の画像を表示するための画像信号が形成され
る。この画像信号SCHRはOSD表示スイッチ65の固
定端子dに供給される。
【0040】OSD表示スイッチ65のオン・オフ動作
はマイコン5によって制御される。「FM文字情報表示
モード」に設定されたときは、スイッチ65の可動端子
eが固定端子dに接続されて、OSD回路64より供給
される画像信号SCHRが映像処理回路23に供給され
る。
【0041】また、上記「FM文字情報表示モード」に
設定されたとき、一定時間経過ごとに文字図形情報を表
示するように設定することもできる。また、後述する
「おはようモード」においては、設定時刻に文字図形情
報を表示するために、「情報取り込み」に要する時間を
考慮して「設定時刻」前からFM放送選局部3で設定F
Mチャネル放送を選局し、取り込んだ情報をRAM63
に格納するように設定することもできる。なお、「情報
取り込み」には通常5秒程度を要するので、安全性を見
て「表示時刻」の10秒以上前から取り込みを開始する
のが好ましい。
【0042】映像処理回路23では、スイッチ65を介
してOSD回路64より供給される画像信号SCHRが、
単独で又は映像信号SVと混合されて、カラー受像管2
4の画面上に表示される。なお、映像処理回路23での
画像処理はマイコン5によって制御される。
【0043】キー操作部16及び送信機18には、「テ
レビ受信モード」、「FM受信モード」又は「FM文字
情報表示モード」に設定するための各選択ボタンが配設
される。
【0044】これにより、「テレビ受信モード」に設定
されたときは、テレビ放送選局部1の電源がオンされて
設定テレビチャネルの選局が開始され、音声切替スイッ
チ43が固定端子a側に接続される。よって、テレビ放
送音声検波回路42より出力されるテレビ放送音声信号
SATが可動端子cより音声処理回路48に供給され、
音声処理回路48の電源がオンされることによりスピー
カ49よりテレビ放送音声信号SATによる音声が出力
される。一方、映像処理部23の電源がオンされること
によりカラー受像管24の画面上にはテレビ放送の映像
信号SVによるカラー画像が表示される。
【0045】また、「FM受信モード」に設定されたと
きは、FM放送選局部3の電源がオンされて設定FMチ
ャネルの選局が開始され、音声切替スイッチ43が固定
端子b側に接続される。よって、FM放送音声検波回路
47より出力されるFM放送音声信号SAFが可動端子
cより音声処理回路48に供給され、音声処理回路48
の電源がオンされることによりスピーカ49よりFM放
送音声信号SAFによる音声が出力される。
【0046】また、「FM文字情報表示モード」に設定
されたときは、FM放送選局部3の電源がオンされるこ
とにより設定されたFMチャネルの受信が開始され、F
M放送音声検波回路47でFM放送音声信号SAFが取
り出される。FM多重データ復調回路62では、FM放
送音声信号SAFに含まれる多重データSMDがディジタ
ル復調処理や誤り訂正処理されて取り出され、OSD回
路64よりFM放送の設定チャネルの文字図形情報に係
る画像信号SCHRが出力される。OSD表示スイッチ6
5の可動端子eは固定端子dに接続され、OSD回路6
4より出力される画像信号による画像がブルーバックで
カラー受像管24の画面上に表示される。なお、FM音
声切替スイッチ43を固定端子a側に接続するとともに
音声処理回路48を電源オン状態としてスピーカ49よ
りFM放送音声信号SAFによる音声を出力することも
できる。
【0047】また、上述した「テレビ受信モード」と
「FM文字情報表示モード」は同時に設定することもで
きる。その場合には、テレビ放送の設定チャネルの音声
がスピーカ49から出力されとともに、FM放送の設定
チャネルの文字図形情報に係る画像信号SCHRがOSD
回路64より映像処理回路23に供給され、受像管24
にはテレビ放送番組の画像に文字図形情報の画像がスー
パインポーズ表示される。
【0048】また、キー操作部16又は送信機18に
は、設定時刻に音声を出力させる「おはようモード」に
設定するための選択ボタンが配設される。
【0049】この「おはようモード」の選択ボタンは、
一回押圧する毎に、以下に示す〜のポジションと
「おはようモード」を解除するポジションにサイクリッ
クに切り換えられる。
【0050】設定時刻に、テレビ放送の音声をスピー
カより出力するとともにそのテレビ放送の画像を受像管
の画面上に表示するポジション(以下、「テレビポジシ
ョン」という) 設定時刻に、FM放送の音声をスピーカより出力する
とともにそのFM放送に含まれる多重データの画像情報
を受像管の画面上に表示するポジション(以下、「「文
字多重ポジション」という) 第1の設定時刻にFM放送の音声をスピーカより出力
するとともにそのFM放送に含まれる多重データの画像
情報を受像管の画面上に表示し、第2の設定時刻になる
と、上記FM放送の音声及び画像に切り換えてテレビ放
送の音声をスピーカより出力するとともにそのテレビ放
送の画像を受像管の画面上に表示するポジション「文字
多重&テレビポジション」という) なお、上記各ポジションでの、電源オン時刻、放送チャ
ネル、FM多重放送の番組等の設定を行うための選択
は、キー操作部16又は送信機18のキー操作で行われ
る。
【0051】キー操作によって、上述した「テレビポジ
ション」、「文字多重ポジション」、「文字多重&テレ
ビポジション」のいずれかが設定される場合、マイコン
5は、各ポジションに対応してそれぞれ、図2、図3、
図4の各フローチャートに沿ってシステムの動作を制御
する。
【0052】以下、図2、図3、図4に基づいて各ポジ
ションにおける動作を説明する。
【0053】キー操作部16又は送信機18のキー操作
によって使用者が、自分の起床したい時刻等のテレビ放
送を目覚まし代わりに受信したい時刻(以下、「テレビ
放送受信時刻」)、及びそのチャネル等を入力し、「お
はようモード」選択ボタンを1回押圧すると、「テレビ
ポジション」に設定されて受信機10は電源オフ状態と
される。
【0054】図2において、まず、ステップST21で
は、時計回路19より出力される現在時刻のデータとマ
イコン5の内蔵メモリに記憶された「テレビ受信時刻」
のデータとを比較してその時刻になったか否かを判定
し、現在時刻が「テレビ受信時刻」になるまでその判定
を繰り返す。
【0055】ステップST21で「テレビ受信時刻」に
なったと判定するときは、ステップST22に進み、テ
レビ放送選局部1を電源オン状態として、設定されたテ
レビチャネルの選局を開始する。
【0056】続いてステップST23に進み、映像処理
部23を電源オン状態として、映像検波回路22で検波
されたテレビ放送映像信号SVによるカラー画像を受像
管24の画面上に表示し、ステップST24に進む。
【0057】ステップST24では、音声処理部48を
電源オン状態とし、ステップST25に進む。
【0058】ステップST25では、音声切替スイッチ
43の可動端子cを固定端子a側に接続して、テレビ放
送音声検波回路42より出力されるテレビ放送音声信号
SA Tを音声処理回路48に供給させ、スピーカ49よ
りテレビ放送音声信号SATによる音声を出力させる。
【0059】このように、「おはようモード」において
「テレビポジション」に設定されたときは、「テレビ受
信時刻」になると、テレビ放送の音声がスピーカ49よ
り出力されるとともに受像管24の画面上にそのテレビ
放送の画像が出力される。
【0060】また、キー操作部16又は送信機18のキ
ー操作によって使用者が、FM多重放送の音声と画像を
出力させたい時刻(以下、「FM文字情報表示時
刻」)、及びそのチャネル、文字図形情報の番組の種類
等を入力し、「おはようモード」選択ボタンを2回押圧
すると、「文字多重ポジション」に設定されて受信機1
0は電源オフ状態とされる。
【0061】図3において、まず、ステップST31で
は、時計回路19より出力される現在時刻のデータとマ
イコン5の内蔵メモリに記憶された「FM文字情報表示
時刻」(以下、単に「表示時刻」という)のデータとを
比較してその「表示時刻」の「10秒前」になったか否
かを判定し、両者が一致するまでその判定を繰り返す。
【0062】ステップST31で「表示時刻」になった
と判定するときは、ステップST32に進み、FM放送
選局部1を電源オン状態として、設定されたFMチャネ
ルの選局を開始し、ステップST33に進む。
【0063】ステップST33では、多重データ復調回
路62でディジタル復調処理や誤り訂正処理された設定
FMチャネルのディジタルデータをRAM63に格納し
てステップST34に進む。
【0064】なお、ステップST34におけるRAM6
3に格納するディジタルデータは、FM多重データ復調
回路62で処理された全てのディジタルデータである。
【0065】また、このステップST33における操作
は、後述する各ステップの後であっても、番組の内容が
更新されて新しいディジタルデータが作成される毎に、
随時行われる。
【0066】ステップST34では、時計回路19より
出力される現在時刻のデータとマイコン5の内蔵メモリ
に記憶された「表示時刻」のデータとを比較してその時
刻になったか否かを判定し、「表示時刻」になるまでそ
の判定を繰り返す。
【0067】ステップST34で現在時刻が「表示時
刻」になっていると判定するときは、ステップST35
に進んで映像処理部23を電源オン状態とし、ステップ
ST36に進む。
【0068】ステップST36では、OSD表示スイッ
チ65の可動端子eを固定端子dに接続するとともに、
RAM63から設定チャネルのディジタルデータを取り
出し、OSD回路64でそのディジタルデータに基づい
た文字図形情報の画像信号を形成してカラー受像管24
の画面上にその文字図形情報がブルーバックで表示され
る。
【0069】続いて、ステップST37に進み、音声処
理部48を電源オン状態とし、ステップST38に進
む。
【0070】ステップST38では、音声切替スイッチ
43の可動端子cを固定端子b側に接続して、FM放送
音声検波回路47より出力されるFM放送音声信号SA
Fを音声処理回路48に供給させ、スピーカ49よりF
M放送音声信号SAFによる音声が出力される。
【0071】このように、「おはようモード」において
「文字多重ポジション」に設定されたときは、「受信時
刻」になると、FM多重放送の音声がスピーカ49より
出力されるとともに受像管24の画面上にそのFM多重
放送の文字図形情報が出力されるので、使用者は音声に
よって起床を促されると共に起床時からFM多重放送の
文字図形情報を楽しむことができる。
【0072】なお、上述した「文字多重ポジション」に
設定された場合に、FM多重放送の音声ミュートをかけ
て文字図形情報のみを出力するようにすることもでき
る。このときは、画面を明るくすることにより起床を促
すことができる。
【0073】また、キー操作部16又は送信機18のキ
ー操作によって使用者が、FM多重放送の音声と画像を
出力させたい時刻(以下、「FM文字情報表示時
刻」)、そのチャネル及び文字図形情報の番組の種類並
びにテレビ放送を受信したい時刻(以下、「テレビ放送
受信時刻」)及びそのチャネル等を入力し、「おはよう
モード」選択ボタンを3回押圧すると、「文字多重&テ
レビポジション」に設定されて受信機10は電源オフ状
態とされる。
【0074】図4において、まず、ステップST31〜
ステップST38では、図3におけるステップST31
〜ステップST38と同様の動作をして、「FM文字情
報表示時刻」に、FM多重放送の音声がスピーカ49よ
り出力されるとともに受像管24の画面上にそのFM多
重放送の文字図形情報が出力されて、使用者の起床を促
す。なお、ステップST35において、映像処理部23
の出力モードをビデオ出力モードにしてFM多重データ
受信部6が出力する画像信号SCHRの文字図形情報をブ
ルーバックで受像管24の画面上に出力する。
【0075】ステップST36、ステップST38で、
「FM文字情報表示時刻」にFM多重放送の音声と文字
図形情報を出力すると、ステップST41に進む。
【0076】ステップST41では、時計回路19より
出力される現在時刻のデータとマイコン5の内蔵メモリ
に記憶された「テレビ放送受信時刻」のデータとを比較
してその時刻になったか否かを判定し、現在時刻が「テ
レビ受信時刻」になるまでその判定を繰り返す。
【0077】ステップST41で「テレビ放送受信時
刻」になったと判定するときは、ステップST42に進
み、テレビ放送選局部1を電源オン状態として、設定さ
れたテレビチャネルの選局を開始する。
【0078】続いてステップST43に進み、映像処理
部23の出力モードをビデオモードからテレビ放送モー
ドに切り換えて、映像検波回路22で検波されたテレビ
放送映像信号SVによるカラー画像を受像管24の画面
上に表示し、ステップST44に進む。
【0079】ステップST44では、音声切替スイッチ
43の可動端子cを固定端子a側に接続して、テレビ放
送音声検波回路42より出力されるテレビ放送音声信号
SA Tを音声処理回路48に供給させ、スピーカ49よ
りテレビ放送音声信号SATによる音声を出力させる。
【0080】このように、「おはようモード」において
「文字多重&テレビポジション」に設定されたときは、
「FM文字情報表示時刻」になると、FM多重放送の音
声がスピーカ49より出力されるとともに受像管24の
画面上にそのFM多重放送の文字図形情報が出力される
ので、使用者は音声によって起床を促されると共に起床
時からFM多重放送の文字図形情報を楽しむことができ
る。また、「テレビ放送受信時刻」になると、テレビ放
送の音声がスピーカ49より出力されるとともに受像管
24の画面上にそのテレビ放送の画像が出力される。
【0081】以上説明したように、本形態によれば、
「テレビ受信モード」に設定されたときは、スピーカ4
9よりテレビ放送音声信号SATによる音声が出力され
カラー受像管24の画面上にはテレビ放送の映像信号S
Vによるカラー画像が表示される。また、「FM受信モ
ード」に設定されたときは、スピーカ49よりFM放送
音声信号SAFによる音声が出力される。また、「FM
文字情報表示モード」に設定されたときは、FM多重デ
ータ復調回路62でFM放送音声信号SAFに含まれる
多重データSMDがディジタル復調処理や誤り訂正処理さ
れて取り出され、OSD回路64よりFM放送の設定チ
ャネルの文字図形情報に係る画像信号SCH Rが出力され
てその画像がカラー受像管24の画面上に表示される。
【0082】そのため、テレビ放送の画像及び音声と、
FM放送の画像及び音声と、FM多重放送の文字図形情
報を楽しむことができる。
【0083】「テレビ受信モード」と「FM文字情報表
示モード」が同時に設定されたときは、テレビ放送の設
定チャネルの音声がスピーカ49から出力されととも
に、FM多重放送の設定チャネルの文字図形情報がテレ
ビ放送番組の画像にスーパインポーズされてカラー受像
管24の画面上に表示されるので、使用者はテレビ放送
の画像とFM多重放送の文字図形情報を同時に楽しむこ
とができる。
【0084】「おはようモード」において「テレビポジ
ション」に設定されたときは、設定された「テレビ受信
時刻」になると、テレビ放送の音声がスピーカ49より
出力されるとともに受像管24の画面上にそのテレビ放
送の画像が出力されるので、起床したい時刻に「テレビ
受信時刻」を設定すれば、使用者はテレビ放送の音声と
画像によって起床を促される。また、「おはようモー
ド」において「文字多重ポジション」に設定されたとき
は、設定された「受信時刻」になると、FM多重放送の
音声がスピーカ49より出力されるとともに受像管24
の画面上にそのFM多重放送の文字図形情報が出力され
るので、起床したい時刻に「受信時刻」を設定すれば、
使用者はFM放送の音声によって起床を促されるととも
に起床時からFM多重放送の文字図形情報を楽しむこと
ができる。更に、「おはようモード」において「文字多
重&テレビポジション」に設定されたときは、「FM文
字情報表示時刻」になると、FM多重放送の音声がスピ
ーカ49より出力されるとともに受像管24の画面上に
そのFM多重放送の文字図形情報が出力され、「テレビ
放送受信時刻」になると、テレビ放送の音声がスピーカ
49より出力されるとともに受像管24の画面上にその
テレビ放送の画像が出力されるので、起床したい時刻に
「受信時刻」を設定すれば、使用者は、FM放送の音声
によって起床を促されると共に起床時からFM多重放送
の文字図形情報を楽しむことができ、また、「テレビ放
送受信時刻」から、テレビ放送の音声と画像を楽しむこ
とができる。
【0085】次に、図5を参照しながら、この発明の第
2の実施の形態としての受信機70について説明する。
この、受信機70の構成を示す図5において、図1と対
応する部分には同一の符号を付し、その詳細説明は省略
する。本形態においても、図1の例と同様に、テレビ放
送及びFMラジオ放送の両方を受信することができる。
【0086】本形態においては、図1の例におけるテレ
ビ放送選局部1とFM放送選局部3と音声受信部4と
が、それぞれテレビ放送選局部7とFM放送選局部8と
音声受信部9とに代わっている。
【0087】テレビ放送選局部7は、高周波増幅回路7
1と、周波数変換回路を構成する局部発振回路72及び
第1の混合回路としてのテレビ放送混合回路73とを有
している。
【0088】高周波増幅回路71には、テレビ放送受信
用アンテナATTVで捕らえられた高周波のテレビ放送信
号STVBが供給される。高周波増幅回路71では、アン
テナATTVより供給されるテレビ放送信号STVBの中か
ら、希望するチャネルに相当する帯域の信号のみが同調
により選択される。選択された信号(以下、「テレビチ
ャネル信号」という)STCHは次段の処理に必要なレベ
ルまで増幅されて混合回路73に供給される。なお、同
調周波数はマイコン5によって制御される。
【0089】また、局部発振回路72からは、テレビ受
信モードにおいては、高周波増幅回路71で選択される
テレビチャネル信号STCHの映像搬送波周波数より58.
75MHzだけ高い周波数の、第1の周波数信号として
の局部発振信号STLOが出力される。例えば、希望する
チャネルが1チャネルの場合、局部発振回路72が出力
する局部発振信号の周波数fTLOは150.0MHzであ
る。なお、発振周波数はマイコン5によって制御され
る。
【0090】混合回路73には、高周波増幅回路71よ
りテレビチャネル信号STCHが供給されるとともに局部
発振回路72より局部発振信号STLO(周波数fTLO)が
供給されて両信号が混合される。そして、混合回路73
からは、その出力部に配された共振回路でもって両信号
の差の周波数の信号のみが取り出され、これがテレビ中
間周波信号STIFとして映像受信部2に供給される。
【0091】映像処理部2は、図1に示す第1の形態と
同様に構成され、映像中間周波増幅回路21で取り出さ
れた音声第2中間周波信号S2IFは音声受信部9の音声
切替スイッチ91のa側の固定端子に供給される。
【0092】FM放送選局部8は、高周波増幅回路81
と、分周器82と、第2の混合回路としてのFM放送混
合回路83とを有している。
【0093】高周波増幅回路81には、FM放送受信用
アンテナATFMで捕らえられた高周波のFMラジオ放送
信号SFMBが供給される。高周波増幅回路81では、ア
ンテナATFMより供給されるFMラジオ放送信号SFMB
の中から、希望するチャネルに相当する帯域の信号のみ
が同調により選択される。選択された信号(以下、「F
Mチャネル信号」という)SFCHは、次段の処理に必要
なレベルまで増幅されて混合回路83に供給される。な
お、同調周波数はマイコン5によって制御される。
【0094】分周器82には、テレビ放送選局部7の局
部発振回路72より局部発振信号S TLO(周波数fTLO
が供給されて1/2に分周される。この、第2の周波数
信号としての、分周された信号SDEM(周波数fTLO
2)は、混合回路83に供給される。この場合、局部発
振回路72より出力される局部発振信号の周波数は、F
M受信モードにおいては、分周信号SDEMの周波数がF
Mチャネル信号SFCHの搬送波周波数より4.5MHzだ
け低くあるいは高くなるように、マイコン5によって制
御される。例えば、希望するFMチャネル信号SFCH
搬送波周波数が82.5MHzであるときは、分周信号
DEMの周波数が78.0MHzあるいは87.0MHz
になるように周波数156MHzあるいは174MHz
の局部発振信号が局部発振回路72より出力される。
【0095】混合回路83には、高周波増幅回路81よ
りFMチャネル信号SFCHが供給されるとともに分周器
82より第2の周波数信号としての分周信号SDEMが供
給されて両信号が混合される。そして、混合回路83か
らは、その出力部に配された共振回路でもって両信号の
差の周波数の信号のみが取り出され、これがFM中間周
波信号SFIFとして、音声切替スイッチ91のb側の固
定端子に供給される。
【0096】このように、映像受信部部2の映像中間周
波増幅回路21より出力される音声第2中間周波信号S
2IFは音声切替スイッチ91のa側の固定端子に供給さ
れ、混合回路83より出力されるFM中間周波信号S
FIFは音声切替スイッチ91のb側の固定端子に供給さ
れる。
【0097】音声受信部9は、上述した音声切替スイッ
チ91と、音声中間周波増幅回路92と、音声検波回路
93とを有している。
【0098】音声中間周波増幅回路92は4.5MHz
のバンドパスフィルタを有して構成される。音声中間周
波増幅回路92には、音声切替スイッチ91の可動端子
cより音声第2中間周波信号S2IF又はFM中間周波信
号SFIFが供給され、帯域制限処理及び増幅処理されて
中間周波信号SIFが取り出される。
【0099】音声検波回路93には、音声中間周波増幅
回路92で取り出された中間周波信号SIFが供給され
てFM検波処理が行われる。このFM検波処理により取
り出された音声信号SAは、FM多重データ受信部6の
バンドパスフィルタ回路61に供給されるとともに、音
声処理回路48に供給されて増幅や音質制御された後に
スピーカ49に供給されて音声が出力される。
【0100】また、音声切替スイッチ91の切替動作は
マイコン5によって制御される。テレビ受信モードに設
定されているときは、音声切替スイッチ91はa側に接
続され、FM受信モードに設定されているときは、音声
切替スイッチ91はb側に接続される。これら受信モー
ド設定は、マイコン5に接続されているキー操作部16
や送信機18をユーザが操作することで決定される。
【0101】図5の例は以上のようにその他は、図1の
例と同様に構成されている。
【0102】以上の構成において、テレビ受信モードに
設定されているときは、キー操作部16や送信機18で
選局されたテレビチャネルの局部発振信号が局部発振回
路72より出力されて、この局部発振信号が混合回路7
3に供給される。混合回路73より出力されるテレビ中
間周波信号は映像受信部2の映像中間周波増幅回路21
に供給される。映像中間周波増幅回路21より出力され
る音声第2中間周波信号は音声切替スイッチ91のa側
の固定端子に供給される。このとき、切替スイッチ91
はa側の固定端子に接続されて、音声第2中間周波信号
が音声処理部6に供給される。これにより、音声受信部
9からは選局したテレビ放送に係る音声信号が出力され
てスピーカ49よりその音声が出力され、映像受信部2
からは、選局したテレビ放送に係る映像信号が出力され
てカラー受像管24の画面上にはその映像が表示され
る。また、FM受信モードに設定されているときは、キ
ー操作部16や送信機18で選局されたFMチャネル用
の局部発振信号が局部発振回路72より出力され、分周
器82で分周されて混合回路83に供給される。混合回
路83より出力されるFM中間周波信号は音声切替スイ
ッチ91のb側の固定端子に供給される。このとき、音
声切替スイッチはb側の固定端子に接続されて、FM中
間周波信号が音声受信部9に供給される。これにより、
音声受信部9からは、選局したFM放送に係る音声信号
が出力されてスピーカ49よりその音声が出力される。
【0103】以上説明したように、本形態によれば、テ
レビ受信モードに設定されているときは、局部発振回路
72より出力される局部発振信号STLOと高周波増幅回
路71より出力されるテレビチャネル信号STCHとが混
合回路73で混合されてテレビ中間周波信号STIFが出
力される。一方、FM受信モードに設定されているとき
は、局部発振信号STLOが分周器82で1/2に分周さ
れて、その1/2分周信号SDEMと高周波増幅回路81
より出力されるFMチャネル信号SFCHと混合されてF
M中間周波信号SFIFが出力される。そのため、テレビ
放送及びFMラジオ放送をテレビ放送用の局部発振回路
72を共用して選局することができる。
【0104】また、FM放送選局部8の混合回路83よ
り音声切替スイッチ91を介して音声受信部6に供給さ
れるFM中間周波信号SFIFの周波数fFIFは4.5MH
zとされ、同様にして音声切替スイッチ91を介して音
声受信部9に供給される音声第2中間周波信号S2IF
周波数f2IFと等しくされる。そのため、音声中間周波
増幅回路92や音声検波回路92等、音声切替スイッチ
91から供給される各音声中間周波信号S2IF,SFIF
周波数に合わせて用いられる回路を共用することができ
る。
【0105】よって、第1の実施の形態のものに比べ
て、コストメリットやスペースメリットを享受すること
ができる。
【0106】ただし、第1の実施の形態のものとは異な
り、テレビ放送とFM放送を同時に受信することはでき
ない。しかし、第1の実施の形態で示した「おはようモ
ード」における「文字多重&テレビポジション」の動作
のようにFM文字図形情報とテレビ放送を交互に楽しむ
ことはできる。
【0107】また、上述した第2の実施の形態において
は、FM中間周波数を4.5MHzとすることにより、
テレビ放送の音声第二中間周波信号とFM中間周波信号
の音声処理を共通の音声受信部9で行うものを示した
が、テレビ放送用とFMラジオ放送用の音声受信部を別
々に持ってもよい。たとえば、FM中間周波数を10.
7MHzに設定すれば、FM中間周波信号の音声受信部
として従来の音声処理部を使用することができる。
【0108】また、本発明に係る技術的思想の適用範囲
は、上述した第1、第2の実施の形態に限らず、様々な
例が考えられる。
【0109】たとえば、テレビ放送局が早朝、テストパ
ターンを送出しているときに、文字図形情報をテストパ
ターンの代わりに表示したり、深夜のテレビ放送終了後
もテレビ受像管の画面を見続けることができるように、
文字図形情報を代わりに表示する等である。
【0110】更に、使っていないチャネル(例えば、5
チャネル、11チャネル等)を使用者が選択したときに
は、FM文字図形情報を(ブルーバックで)表示するよ
うにして、そのチャネルを文字多重放送の受信専用のチ
ャネルにすることもできる。
【0111】
【発明の効果】この発明によれば、テレビ放送選局部で
選局されたテレビ放送信号に係る映像信号が映像検波回
路で得られ、FM放送選局部で選局されたFM放送信号
に係るFM放送音声信号が第1の音声検波回路で得られ
る。更に、FM多重データ受信部でFM放送音声信号か
ら多重データが取り出されそれによる情報を表示するた
めの画像信号が得られる。そして、画像表示部では、選
択的に以下の〜の表示が行われる。
【0112】映像検波処理回路より出力される映像信
号による画像 FM多重データ受信部より出力される画像信号による
画像 映像信号及び画像信号の合成画像 そのため、FM多重放送の文字図形情報とテレビ放送の
画像とを、単独に又は同時に操作で楽しむことができ
る。
【0113】また、映像中間周波増幅回路でテレビ放送
の音声第2中間周波信号が取り出され、それが第2の音
声検波回路で検波処理されてFM放送音声信号が得られ
る。そして、音声出力部では、テレビ放送音声信号又は
FM放送音声信号による音声が出力される。また、第1
のモードでは、設定時刻になるとFM多重放送の画像信
号による画像が画像表示部に表示されるとともに、FM
放送音声信号による音声が出力される。また、第2のモ
ードでは、第1の設定時刻になるとFM多重放送の画像
信号による画像が表示され、第2の設定時刻になるとテ
レビ放送の映像信号による画像が表示されるともにテレ
ビ放送信号による音声が出力される。
【0114】そのため、簡単な操作でFM多重放送の文
字図形情報及び音声とテレビ放送の音声及び画像が任意
の設定時刻に出力され、目覚まし機能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態としての受信機の
構成を示すブロック図である。
【図2】マイクロコンピュータの制御ルーチンの第1の
例を示すフローチャートである。
【図3】マイクロコンピュータの制御ルーチンの第2の
例を示すフローチャートである。
【図4】マイクロコンピュータの制御ルーチンの第3の
例を示すフローチャートである。
【図5】この発明の第2の実施の形態としての受信機の
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 テレビ放送選局部 2 映像受信部 3 FM放送選局部 4 音声受信部 5 マイクロコンピュータ 6 FM多重データ受信部 7 テレビ放送選局部 8 FM放送選局部 9 音声受信部 10 受信機 16 キー操作部 17 リモートコントロール用信号の受信部 18 リモートコントロール用信号の送信機 19 時計回路 21 映像中間周波増幅回路 22 映像検波回路 23 映像処理回路 24 カラー受像管 41 テレビ放送音声中間周波増幅回路 42 テレビ放送音声検波回路 43 音声切替スイッチ 44 FM放送音声中間周波増幅回路 47 FM放送音声検波回路 48 音声処理回路 49 スピーカ 61 バンドパスフィルタ回路 62 FM多重データ復調回路 63 RAM 64 オンスクリーンディスプレイ回路 65 OSD表示スイッチ 70 受信機 71 高周波増幅回路 72 局部発振回路 73 テレビ放送混合回路 81 高周波増幅回路 82 分周器 83 FM放送混合回路 91 音声切替スイッチ 92 音声中間周波増幅回路 93 音声検波回路 ATTV テレビ放送受信用アンテナ ATFM FMラ放送受信用アンテナ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビ放送信号と第1の局部発信信号と
    を混合してテレビ中間周波信号を出力するテレビ放送選
    局部と、 上記テレビ中間周波信号に含まれる映像中間周波信号を
    検波処理して映像信号として出力する映像検波回路と、 FM多重放送信号と第2の局部発振信号とを混合してF
    Mラジオ中間周波信号を出力するFMラジオ放送選局部
    と、 上記FMラジオ放送選局部より出力されるFM中間周波
    信号を検波処理して出力する第1の音声検波回路と、 上記第1の音声検波回路より出力されるFM放送音声信
    号から多重データを取り出すとともにその多重データに
    よる情報を表示するための画像信号を出力するFM多重
    データ受信部と、 上記映像検波回路より出力される映像信号による画像又
    は上記FM多重データ受信部より出力される画像信号に
    よる画像あるいはそれらの合成画像を表示するための画
    像表示部とを備えることを特徴とする受信機。
  2. 【請求項2】 上記テレビ中間周波信号に含まれる映像
    中間周波信号と音声中間周波信号とから音声第2中間周
    波信号を取り出す映像中間周波増幅回路と、 上記映像中間周波増幅回路より出力される音声第2中間
    周波信号を検波処理して出力する第2の音声検波回路
    と、 上記第1の音声検波回路より出力されるテレビ放送音声
    信号又は上記第2の音声検波回路より出力されるFM放
    送音声信号による音声を出力する音声出力部とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の受信機。
  3. 【請求項3】 設定時刻に上記画像信号による画像を上
    記画像表示部に表示するとともに上記FM放送音声信号
    による音声を上記音声出力部より出力するモードを設け
    たことを特徴とする請求項2記載の受信機。
  4. 【請求項4】 第1の設定時刻に上記画像信号による画
    像を上記画像表示部に表示し、第2の設定時刻に上記映
    像信号による画像を上記画像表示部に表示するとともに
    上記テレビ放送音声信号による音声を上記音声出力部よ
    り出力するモードを設けたことを特徴とする請求項2記
    載の受信機。
  5. 【請求項5】 上記第1及び第2の音声検波回路は一つ
    の音声検波回路であるとともに、上記第1及び第2の局
    部発振信号は一つの発振回路より得ることを特徴とする
    請求項2記載の受信機。
  6. 【請求項6】 上記第1の局部発振信号は、上記発振回
    路より出力される発振信号とするとともに、上記第2の
    局部発振信号は、上記発振回路より出力される発振信号
    を分周器を介して得ることを特徴とする請求項5記載の
    受信機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005050984A1 (en) * 2003-11-20 2005-06-02 Koninklijke Philips Electronics N.V. Audio information display in a multimode display device

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