JPH0576000A - テレビジヨン受像機 - Google Patents

テレビジヨン受像機

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JPH0576000A
JPH0576000A JP3258584A JP25858491A JPH0576000A JP H0576000 A JPH0576000 A JP H0576000A JP 3258584 A JP3258584 A JP 3258584A JP 25858491 A JP25858491 A JP 25858491A JP H0576000 A JPH0576000 A JP H0576000A
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Shunei Hayashi
俊英 林
Takanobu Hizuka
隆展 肥塚
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 BSチューナ23は、衛星放送を受信選局す
る。JSBデコーダ52は、選局されたチャンネルの信
号をディスクランブルしてカラーテレビ信号、テレビ音
声信号及び独立音声信号を再生する。PSK復調器25
は、テレビ音声信号のスクランブル状態を検出する。シ
ステムコントローラ41は、内部モードであって独立音
声モードを選択した際に、検出結果に基づいて、テレビ
音声信号がスクランブルされているときは自動的に外部
モードとなるように制御する。一方、消画モードでは、
自動的に内部モードを維持するように制御する。 【効果】 自動的に外部モードとなり、独立音声信号に
よる音楽番組等を聞くことができる共に、ブラウン管3
6に画像を正しく表示することができる。一方、消画モ
ードでは、内部モードが自動的に維持され、JSBデコ
ーダ52を経由することなく、独立音声信号による音楽
番組等を聞くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機に
関し、特に衛星放送を受信するテレビジョン受像機に関
する。
【0002】
【従来の技術】衛星放送としては、現在、放送衛星(Br
oadcasting Satellite) を利用した、例えばBS3チャ
ンネル(日本衛星放送)、BS7チャンネル(NHK)
及びBS11チャンネル(NHK)の放送(以下BS放
送という)が行われており、また、近い将来には、通信
衛星(Communication Satellite )を利用して、映像や
音楽等を放送(以下CS放送という)することが計画さ
れている。
【0003】そして、BS放送番組を観たり、CS放送
の音楽番組を聞くためには、専用の受信システムが必要
である。例えば、BS放送を受信するための基本的な衛
星放送受信システムは、衛星放送アンテナ(以下BSア
ンテナという)、BSコンバータ、BSチューナから構
成される。BSアンテナは、衛星からの微弱な電波を効
率良く集めてBSコンバータに供給するものであり、民
生用としては所謂パラボラアンテナが広く用いられてい
る。BSコンバータは、BSアンテナで受信した12G
Hz帯の信号を増幅し、1GHz帯の信号に周波数変換する
ものである。また、BSチューナは、周波数変換された
信号から所望チャンネルの信号を選択(選局)し、選局
したチャンネルの信号に、所謂AGC(Automatic Gain
Contorol )、IF増幅、FM復調、ディエンファシ
ス、エネルギー拡散除去等の信号処理を施して、映像信
号と音声信号を出力するようになっている。そして、こ
のようにして得られるBSチューナからの映像信号と音
声信号をテレビジョン受像機等に供給することにより、
BS放送番組を観ることができるようになっている。ま
た、BSチューナを内蔵したテレビジョン受像機も供給
されている。
【0004】具体的には、例えばBS放送では、1チャ
ンネルの周波数帯域が、例えば27MHzとされ、映像信
号とPCM(Pulse Code Modulation )された複数の音
声信号(以下PCM音声信号という)を周波数分割多重
した後にFM変調する方式が採用されている。すなわ
ち、PCM音声信号は、所謂副搬送波をPSK変調して
伝送され、ダイナミックレンジ及び伝送帯域幅は地上放
送に比して広く、A、B2つのモードの伝送帯域幅を選
択できるようになっている。このAモードは、音声信号
の帯域幅を15kHzとする4チャンネルからなり、その
うちの2チャンネル(モノラルでは2チャンネル、ステ
レオでは1チャンネル)を映像信号の内容に対応した音
声信号(以下テレビ音声信号という)の伝送に使い、残
りの2チャンネルを映像信号の内容に対応しない別の内
容の音声信号(以下独立音声信号という)の伝送に使う
ようになっている。また、Bモードは、2チャンネルの
みの構成とし、その代わりに音声信号の帯域幅をAモー
ドよりも広く20kHzとし、より広帯域の音声信号を伝
送できるようになっている。したがって、BS放送番組
を、例えば観たり、録画するときは、上述したBSチュ
ーナでチャンネルの設定を行うと共に、テレビ音声と独
立音声の切換選択の設定を行うことになる。
【0005】ところで、BS放送やCS放送では、上述
のBSチューナで選局したチャンネルの番組を、直接観
たり、聞いたりすることができないときがある。例え
ば、BS11チャンネルにおいて特定の時間帯に放送さ
れる所謂ハイビジョン放送番組や、BS3チャンネルや
CS放送において放送される有料放送番組等である。
【0006】すなわち、ハイビジョン放送番組は、所謂
MUSE信号として放送され、また、有料放送番組は、
映像信号や音声信号に所謂スクランブルが施されて放送
されるからである。したがって、ハイビジョン放送番組
を観るためには、MUSE信号をデコードするMUSE
デコーダと、MUSEデコーダからのハイビジョン映像
信号を所謂NTSC方式に準拠した映像信号に変換する
ためのダウンコンバータ(以下MUSEデコーダとダウ
ンコンバータを単にMUSEダウンコンバータという)
が必要となり、また、有料放送番組を観るためには、デ
ィスクランブラ(以下デコーダという)が必要となる。
【0007】具体的には、例えばBSチューナを内蔵し
たテレビジョン受像機において、ハイビジョン放送番組
を観るためには、例えばBSチューナをBS11チャン
ネルに設定し、選局されたチャンネルの信号を、このテ
レビジョン受像機の外部に接続されているMUSEダウ
ンコンバータに供給し、MUSEダウンコンバータから
のNTSC方式に変換された信号を、再びテレビジョン
受像機に供給するモード(以下外部モードという)に設
定する必要がある。
【0008】また、例えば、有料放送番組を、音声をテ
レビ音声として、観るためには、チャンネルをBS3チ
ャンネルに設定すると共に、モードを外部モードに設定
する必要がある。すなわち選局されたチャンネルの信号
を外部に接続されているデコーダに供給し、デコーダで
ディスクランブルされた映像信号を、再びテレビジョン
受像機に供給する必要がある。さらに、デコーダから供
給されるディスクランブルされたテレビ音声信号と独立
音声信号のうちのテレビ音声信号を選択するモード(以
下テレビ音声モードという)に設定して、テレビ音声信
号をテレビジョン受像機に供給する必要がある。
【0009】一方、例えば、独立音声を聞くためには、
独立音声信号にスクランブルが施されているか否を判断
し、スクランブルが施されているときは、デコーダから
供給されるディスクランブルされたテレビ音声信号と独
立音声信号のうちの独立音声信号を選択するモード(以
下独立音声モード)に設定して、独立音声信号をテレビ
ジョン受像機に供給し、スクランブルが施されていない
ときは、内蔵されているBSチューナあるいはデコーダ
からの独立音声信号の何れか1つを選択する必要があ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のテ
レビジョン受像機では、スクランブルされていない(無
料放送番組の)独立音声信号は、内蔵されているBSチ
ューナと外部に接続されているデコーダの2つから得る
ことができる。しかし、、利用者が、独立音声を聞くた
めに、内部モードであって独立音声モードを選択する
と、映像信号にスクランブルが施されていないときは、
正常な画像が表示部に表示されるが、スクランブルが施
されているときは、スクランブルされた映像信号に対応
した画像、すなわち内容を理解することができない画像
が表示されることになる。したがって、正常な画像を表
示するためには、内部モードと外部モードの切換を外部
モードに設定しなおさなければならず、すなわち、映像
信号のスクランブル状態を判断して内部モードと外部モ
ードの切換設定が必要となり、はなはだ不便であった。
【0011】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、例えばBSチューナを内蔵し、スクラン
ブルされた映像信号や音声信号をディスクランブルする
デコーダが接続され、BS放送やCS放送を受信可能な
テレビジョン受像機において、テレビ音声信号がスクラ
ンブルされ、独立音声信号がスクランブルされていない
状態の放送中に、独立音声を聞くために独立音声モード
に設定したときに、ディスクランブルされた映像信号に
基づいた画像を自動的に表示するとができるテレビジョ
ン受像機の提供を目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するために、1つの映像信号と該映像信号の内容に
対応したテレビ音声信号及び該映像信号の内容に対応し
ない独立音声信号を多重して1チャンネルの信号とする
衛星放送の受信信号を選局する衛星放送チューナを内蔵
すると共に、該衛星放送チューナによる選局出力をデコ
ードするデコーダが外部接続され、上記衛星放送チュー
ナからの選局出力に基づいた画像を表示部に表示する内
部モードと上記デコーダからのデコード出力に基づいた
画像を上記表示部に表示する外部モードを選択可能であ
ると共に、該内部モードと外部モードの各モードにおい
て、テレビ音声信号に基づいた音声を音声出力部から出
力するテレビ音声モードと独立音声信号に基づいた音声
を上記音声出力部から出力する独立音声モードを選択可
能なテレビジョン受像機において、上記衛星放送チュー
ナからのテレビ音声信号のスクランブル状態を検出する
スクランブル検出手段と、内部モードであって独立音声
モードを選択した際に、上記スクランブル検出手段から
の検出結果に基づいて、テレビ音声信号がスクランブル
されているときは自動的に外部モードとなるように制御
する制御手段とを有することを特徴とする。
【0013】また、上記表示部の電源供給を停止する電
源停止手段を有し、該電源停止手段により上記表示部の
電源供給を停止する消画モードでは、上記内部モードと
外部モードの選択を内部モードに維持するように上記制
御手段により制御することを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明に係るテレビジョン受像機では、スクラ
ンブル検出手段によって衛星放送チューナからのテレビ
音声信号のスクランブル状態を検出し、内部モードであ
って独立音声モードを選択した際に、スクランブル検出
手段からの検出結果に基づいて、テレビ音声信号がスク
ランブルされているときは自動的に外部モードとなるよ
うに制御する。
【0015】また、電源停止手段により表示部の電源供
給を停止する消画モードでは、内部モードと外部モード
の選択を内部モードに維持するように制御する。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係るテレビジョン受像機の一
実施例を図面を参照しながら説明する。この実施例は、
所謂衛星放送チューナ(以下BSチューナという)を内
蔵したテレビジョン受像機に、本発明を適用したもので
あり、図1は、このテレビジョン受像機の回路構成を示
すブロック図である。
【0017】このテレビジョン受像機は、所謂VHFや
UHF信号から所望のチャンネルの信号を選局して所謂
NTSC方式に準拠したカラーテレビ信号及び音声信号
を再生する地上放送受信部と、放送衛星(Broadcasting
Satellite) を利用した衛星放送(以下BS放送とい
う)あるいは通信衛星(Communication Satellite )を
利用した衛星放送(以下CS放送という)から所望のチ
ャンネルの信号を選局してNTSC方式に準拠したカラ
ーテレビ信号及び音声信号を再生する衛星放送受信部
と、上記地上放送受信部、衛星放送受信部及び後述する
外部デコーダ部からのカラーレビ信号及び音声信号を切
り換え選択して、画面に表示すると共にスピーカから音
を出す出力部と、上記地上放送受信部〜出力部を制御す
る制御部とから構成される。
【0018】上記地上放送受信部には、図1に示すよう
に、例えば所謂八木・宇田アンテナからなるアンテナ1
1が接続され、この地上放送受信部は、上記アンテナ1
1からのVHFやUHF信号から所望のチャンネルの信
号を選択(選局)し、選局されたチャンネルの信号に増
幅、検波等の信号処理を施して、カラーテレビ信号及び
音声信号を再生し、これらのカラーテレビ信号及び音声
信号を上記出力部に供給するVHF/UHFチューナ1
2から構成される。
【0019】そして、この地上放送受信部は、アンテナ
11からのVHFやUHF信号から所望のチャンネルの
信号を選局し、この選局されたチャンネルのカラーテレ
ビ信号及び音声信号を再生して出力部に供給するように
なっている。
【0020】上記衛星放送受信部には、上述の図1に示
すように、例えば所謂パラボラアンテナからなるBSア
ンテナ21で受信した、例えばBS放送の12GHz帯の
信号を増幅し、1GHz帯の信号に周波数変換するBSコ
ンバータ22が接続され、この衛星放送受信部は、上記
BSコンバータ22からの周波数変換された信号から所
望のチャンネルの信号を選局し、選局したチャンネルの
信号に、例えば所謂AGC(Automatic Gain Contorol
)、IF増幅、FM復調、ディエンファシス、エネル
ギー拡散除去等の信号処理を施して、映像信号と所謂P
SK(Phase Shift Keying)変調及びPCM(Pulse Co
de Modulation )された音声信号(以下PCM音声信号
という)を再生し、これらの信号を上記外部デコーダ部
等に供給するBSチューナ23と、該BSチューナ23
からの映像信号をNTSC方式に準拠したカラーテレビ
信号に変換するビデオ処理回路24と、上記BSチュー
ナ23からのPSK変調されたPCM音声信号を復調し
て、例えばBS放送における所謂Aモードでは4チャン
ネル分のPCM音声信号を、Bモードでは2チャンネル
分のPCM音声信号を再生し、再生される複数チャンネ
ルのPCM音声信号から少なくとも1つを選択して出力
すると共に、PCM音声信号等のスクランブル状態を検
出するPSK復調器25と、該PSK復調器25からの
PCM音声信号をアナログ信号に変換して、上記出力部
に供給するディジタル/アナログ(以下D/Aという)
変換器26と、上記BSチューナ23の出力の例えば8
MHz帯のレベルに基づいて上記BSアンテナ21の受信
レベルを検出し、この受信レベルを上記制御部に供給す
るレベル検出回路27と、上記BSチューナ23の出力
を上記外部デコーダ部に供給するための外部出力端子2
8a、28b、28cと、上記外部デコーダ部からの所
謂MUSE信号におけるキードAFCパルスを上記BS
チューナ23に供給するための外部入力端子28dとか
ら構成される。
【0021】そして、BSアンテナ21は、BS衛星あ
るいはCS衛星からの微弱な電波を効率良く集めてBS
コンバータ22に供給し、BSコンバータ22は、1G
Hz帯の信号に周波数変換してBSチューナ23に供給す
る。そして、この衛星放送受信部は、所望のチャンネ
ル、例えばBS3チャンネル(日本衛星放送)、BS7
チャンネル(NHK)、BS11チャンネル(NH
K)、CS放送の所望のチャンネルの信号を選局し、選
局したチャンネルの信号を、該信号が例えばMUSE信
号あるいはスクランブルされた信号のときは、外部出力
端子28a〜28cを介して外部デコーダ部に供給する
ようになっている。一方、それ以外の信号のときは、N
TSC方式に準拠したカラーテレビ信号に変換して出力
部に供給すると共に、音声がAモードのときは、再生さ
れる4チャンネルのうちの映像信号の内容に対応した2
チャンネル(モノラルでは2チャンネル、ステレオでは
1チャンネル)の音声信号(以下テレビ音声信号とい
う)と映像信号の内容に対応しない2チャンネルの音声
信号(以下独立音声信号という)を切り換え選択して、
Bモードのときは映像信号の内容に対応した2チャンネ
ル(モノラルでは2チャンネル、ステレオでは1チャン
ネル)のテレビ音声信号を、出力部に供給するようにな
っている。
【0022】一方、このテレビジョン受像機には、例え
ば、BS放送が所謂ハイビジョン放送番組や有料放送番
組のとき、すなわちMUSE信号やスクランブルされた
信号が受信されるとき、上記BSチューナ23からの信
号をNTSC方式に準拠し、スクランブルされていない
カラーテレビ信号及びスクランブルされていない音声信
号に変換する外部デコーダ部が接続されるようになって
おり、この外部デコーダ部は、上述の図1に示すよう
に、上記BSチューナ23から上記外部出力端子28c
を介して供給されるMUSE信号をデコードしてハイビ
ジョン映像信号を再生した後、NTSCに準拠したカラ
ーテレビ信号に変換すると共に、所謂垂直帰線期間に時
分割多重されて受信される所謂準瞬時圧縮差分PCM音
声信号(DPCM Audio Near-instaneous Compressing and
Expanding)をデコートして音声信号を再生し、これら
のカラーテレビ信号及び音声信号を上記出力部に供給す
るMUSEダウンコンバータ51と、上記BSチューナ
23から上記外部出力端子28bを介して供給されるス
クランブルされた映像信号をディスクランブルしてカラ
ーテレビ信号を再生すると共に、映像信号に周波数分割
多重されて受信されるPSK変調及びスクランブルされ
たPCM音声信号を復調した後、このスクランブルされ
たPCM音声信号をディスクランブル及びデコードして
テレビ音声信号と独立音声信号を再生し、これらのカラ
ーテレビ信号及び音声信号を上記出力部に供給するJS
Bデコーダ52と、上記BSチューナ23から上記外部
出力端子28aを介して供給されるPSK変調及びスク
ランブルされたPCM音声信号を復調した後、このスク
ランブルされたPCM音声信号をディスクランブル及び
デコードして音声信号を再生し、この音声信号を上記出
力部に供給するCSデコーダ53とから構成される。
【0023】そして、この外部デコーダ部は、衛星放送
が、例えばハイビジョン放送番組や有料放送番組のと
き、すなわち受信される信号がMUSE信号やスクラン
ブルされた信号のとき、BSチューナ23からの信号
を、NTSC方式に準拠し、スクランブルされていない
カラーテレビ信号及びスクランブルされていないテレビ
音声信号と独立音声信号に変換し、すなわちデコード
し、これらのデコードされたカラーテレビ信号と音声信
号を上記出力部に供給するようになっている。
【0024】上記出力部は、上述の図1に示すように、
上記外部デコーダ部と接続される外部入力端子31a、
31b、31c、31d、31e、31fと、上記VH
F/UHFチューナ12、BSチューナ23、MUSE
ダウンコンバータ51及びJSBデコーダ52からの各
カラーテレビ信号を切り換え選択すると共に、上記VH
F/UHFチューナ12、D/A変換器26、MUSE
ダウンコンバータ51、JSBデコーダ52及びCSデ
コーダ53からの各音声信号を切り換え選択するAVス
イッチ32と、所謂映像増幅回路、色信号再生回路等か
らなり、上記AVスイッチ32で選択されたカラーテレ
ビ信号を所謂RGB信号に変換するビデオプロセス回路
33と、所謂ピクチャ・イン・ピクチャ(以下P in Pと
いう)の処理を行うP in P回路34と、該P in P回路3
4からのRGB信号と上記制御部からの例えば操作内容
等を表示するためのRGB信号をスイッチングして上記
ビデオプロセス回路33に供給するRGBスイッチ35
と、上記ビデオプロセス回路33からのRGB信号に基
づいて、画像を表示するブラウン管36と、上記AVス
イッチ32で選択された音声信号に、例えば音質調整等
の信号処理を施すオーディオプロセス回路37と、該オ
ーディオプロセス回路37からの音声信号に基づいて、
音を出すスピーカ38と、例えば外部に接続されたビデ
オテープレコーダ(以下VTRという)60で録画を行
うために、上記AVスイッチ32で選択されたカラーテ
レビ信号及び音声信号を上記VTR60にそれぞれ供給
するための外部出力端子31g、31hとから構成され
る。
【0025】さらに、上記AVスイッチ32は、上述の
図1に示すように、上記MUSEダウンコンバータ5
1、JSBデコーダ52からそれぞれ上記外部入力端子
31a、31bを介して供給される各カラーテレビ信号
及び上記VHF/UHFチューナ12、ビデオ処理回路
24からの各カラーテレビ信号を切り換え選択して上記
ビデオプロセス回路33に供給する切換スイッチ32a
と、上記MUSEダウンコンバータ51、JSBデコー
ダ52からそれぞれ上記外部入力端子31a、31bを
介して供給される各カラーテレビ信号及び上記VHF/
UHFチューナ12、ビデオ処理回路24からの各カラ
ーテレビ信号を切り換え選択して上記P inP回路34に
供給する切換スイッチ32bと、上記MUSEダウンコ
ンバータ51、JSBデコーダ52、CSデコーダ53
からそれぞれ外部入力端子31c〜31fを介して供給
される各音声信号及び上記VHF/UHFチューナ1
2、D/A変換器26からの各音声信号を切り換え選択
して上記オーディオプロセス回路37に供給する切換ス
イッチ32cとから構成される。
【0026】そして、この出力部は、例えば、制御部の
制御のもとに、選局されたチャンネルの映像信号と音声
信号がスクランブルされていないときは、ビデオ処理回
路24からのカラーテレビ信号に基づいた画像をブラウ
ン管36に表示すると共に、D/A変換器26からのテ
レビ音声信号あるいは独立音声信号に基づいた音声をス
ピーカ38から出力し(以下内部モードといい、さらに
テレビ音声を出力するときをテレビ音声モードといい、
独立音声を出力するときを独立音声モードという)、一
方、選局されたチャンネルの映像信号と音声信号がスク
ランブルされているときは、例えばJSBデコーダ52
でディスクランブルされて得られるカラーテレビ信号に
基づいた画像をブラウン管36に表示すると共に、ディ
スクランブルされたテレビ音声信号あるいは独立音声信
号に基づいた音声をスピーカ38から出力する(以下外
部モードという)ようになっている。また、例えば録画
を行うために、AVスイッチ32で選択されたカラーテ
レビ信号と音声信号をそれぞれ外部出力端子31g、3
1hを介してVTR60に供給するようになっている。
また、必要に応じて、P in Pの表示や、例えば受信レベ
ル等のテレビジョン受像機の状態表示、録画手順等の操
作内容(以下メニューという)の表示を行うようになっ
ている。
【0027】上記制御部は、上述の図1に示すように、
例えばこのテレビジョン受像機の前面に設けられた操作
部や所謂リモコン(図示せず)からの制御信号、上記P
SK復調器25からのPCM音声信号等のスクランブル
状態、レベル検出回路27から受信レベル及びビデオプ
ロセス回路33からのカラーテレビ信号の有無等に基づ
いて、上記地上放送受信部〜出力部を制御するシステム
コントローラ41と、例えば不揮発性メモリからなり、
制御内容等のプログラムが記憶されているメモリ42
と、上記システムコントローラ41からのデータに基づ
いて上記BSチューナ23の選局等を制御するBSマイ
クロコンピュータ(以下BSマイコンという)43と、
上記システムコントローラ41からのデータをアナログ
信号に変換し、例えば音量調節用のボリューム(図示せ
ず)等を制御するD/A変換器44と、上記システムコ
ントローラ41からのデータに基づいて、メニュー表示
を制御する表示マイコン45と、上記システムコントロ
ーラ41からのデータに基づいて、上記ブラウン管36
の偏向を制御するD−CONV46とから構成される。
なお、上記システムコントローラ41と、ビデオプロセ
ス回路33、P in P回路34、オーディオプロセス回路
37及びメモリ42〜D−CONV46間は所謂I2Cバ
スで互いに接続されている。
【0028】そして、この制御部は、例えば、利用者が
リモコンを用いて行った操作に従って、例えばチャンネ
ルをBS7チャンネルに設定したときは、衛星放送のB
S7チャンネルを選局し、ビデオ処理回路24からのカ
ラーテレビ信号をAVスイッチ32で選択して、画像を
ブラウン管36に表示すると共に、D/A変換器26か
らの音声信号をAVスイッチ32で選択し、選択された
例えばAモードのときはテレビ音声あるいは独立音声
を、Bモードのときはテレビ音声をスピーカ38から出
力する内部モードの制御を行うようになっている。
【0029】また、例えば、チャンネルをBS3チャン
ネルに設定したときは、BS3チャンネルの例えばPC
M音声信号のスクランブル状態を判断し、スクランブル
が施されている(有料放送番組)ときは、BSチューナ
23からの映像信号をJSBデコーダ52に一旦送り、
JSBデコーダ52でデコード、すなわちディスクラン
ブルされたカラーテレビ信号をAVスイッチ32で選択
して、画像をブラウン管36に表示すると共に、JSB
デコーダ52でディスクランブルされて得られるテレビ
音声信号と独立音声信号のうちの1つをAVスイッチ3
2で選択して、音声をスピーカ38から出力する外部モ
ードの制御を行うようになっている。一方、スクランブ
ルが施されていない(無料放送番組)ときは、ビデオ処
理回路24からのカラーテレビ信号をAVスイッチ32
で選択して、画像をブラウン管36に表示すると共に、
D/A変換器26からの音声信号をAVスイッチ32で
選択し、すなわちAモードのときはテレビ音声あるいは
独立音声を、Bモードのときはテレビ音声をスピーカ3
8から出力する内部モードの制御を行うようになってい
る。なお、これらの内部モードと外部モードの各モード
において、独立音声信号を選択する独立音声モードで
は、利用者が、消費電力を低減させる等の目的で、必要
に応じて消画モードの設定を行うと、BSコンバータ2
2、BSチューナ23、PSK復調器25、D/A変換
器26、オーディオプロセス回路37等の音声系の回路
及びシステムコントローラ41への電源供給を通電状態
とし、その他の例えば画像表示を行うビデオプロセス回
路33等への電源供給を停止状態にする制御を行うよう
になっている。
【0030】また、例えば、利用者がBS3チャンネル
の有料放送番組を、録音する音声をテレビ音声(テレビ
音声モード)として、録画すると共に、録画をしている
際に、誤ってチャンネルを切り換える操作を行って、意
図するチャンネルの録画を失敗するのを防止するため
に、チャンネル切り換えを禁止するチャンネル固定モー
ドの設定を行うと、この制御部は、衛星放送のBS3チ
ャンネルを選局して、このチャンネルのカラーテレビ信
号とテレビ音声信号をそれぞれ外部出力端子31g、3
1hを介してVTR60に供給すると共に、利用者が例
えばリモコンを用いてチャンネル切換やテレビ音声信号
と独立音声信号の切換(以下音声切換という)の操作を
行っても、チャンネル及び音声が切り換わらない(固定
される)ようにBSチューナ23、AVスイッチ32等
を制御するようになっている。なお、このとき、利用者
が、消費電力を低減させる等の目的で、必要に応じてB
Sチューナモードの設定を行うと、BSコンバータ22
〜D/A変換器26及びシステムコントローラ41への
電源供給を通電状態とし、その他の例えば画像表示を行
うビデオプロセス回路33等への電源供給を停止状態に
する制御を行うようになっている。
【0031】また、利用者が必要に応じてメニュー表示
の操作を行うと、この制御部は、例えばBS放送の録画
手順をメニュー形式で子画面内に表示するように表示マ
イコン45等を制御するようになっている。また、利用
者が必要に応じてP in Pの操作を行うと、この制御部
は、例えばBS放送番組を所謂親画面に、地上放送番組
を所謂子画面に表示するようにAVスイッチ32、P in
P回路34等を制御するようになっている。
【0032】具体的には、例えば、利用者が地上放送に
おける所望のチャンネルの番組を観るために、リモコン
を用いてチャンネル番号を設定すると、システムコント
ローラ41は、リモコンからのチャンネル番号を示す制
御信号を受信し、設定されたチャンネルの信号を選局す
るようにVHF/UHFチューナ12を制御すると共
に、VHF/UHFチューナ12からのカラーテレビ信
号及び音声信号を選択するように切換スイッチ32a、
32cを制御する。そして、選択されたカラーテレビ信
号がビデオプロセス回路33に供給され、音声信号がオ
ーディオプロセス回路37に供給される。
【0033】ビデオプロセス回路33は、切換スイッチ
32aからのカラーテレビ信号をRGB信号に変換して
ブラウン管36に供給し、オーディオプロセス回路37
は、切換スイッチ32cからの音声信号に音質調整等の
信号処理を施してスピーカ38に供給する。この結果、
利用者は地上放送における所望のチャンネルの番組を観
ることができる。
【0034】また、このとき、利用者に操作内容、例え
ば設定したチャンネル番号の確認が行えるように、シス
テムコントローラ41は、表示マイコン45にチャンネ
ル番号を示すデータをI2Cバスを介して供給する。表示
マイコン45は、このデータに基づいて、例えば画面の
右上隅にチャンネル番号を表示するためのRGB信号を
RGBスイッチ35を介してビデオプロセス回路33に
供給する。そして、ビデオプロセス回路33は、上述の
ように切換スイッチ32aからのカラーテレビ信号をR
GB信号に変換すると共に、このRGB信号にRGBス
イッチ35からのRGB信号を、所謂スーパーインポー
ズするために多重する。この結果、地上放送番組の画像
にチャンネル番号がスーパーインポーズされて表示され
る。
【0035】つぎに、例えば、利用者がBS放送におけ
る所望のチャンネルの番組を観るために、リモコンを用
いて例えばBS11チャンネルを設定すると、システム
コントローラ41は、リモコンからのチャンネル番号を
示す制御信号を受信し、BS11チャンネルの信号を選
局するようにBSチューナ23を制御すると共に、例え
ばPSK復調器25からのPCM音声信号の同期外れ及
びレベル検出回路27からの受信レベル等に基づいて、
現在の番組がNTSCに準拠した通常放送番組かハイビ
ジョン放送番組かを検出する。そして、通常放送番組の
ときは、内部モードの制御、すなわちビデオ処理回路2
4からのカラーテレビ信号を選択すると共に、D/A変
換器26からのテレビ音声信号あるいは独立音声信号を
選択するようにAVスイッチ32を制御する。一方、ハ
イビジョン放送番組のときは、外部モードの制御、すな
わちMUSEダウンコンバータ51からのカラーテレビ
信号及び音声信号を選択するようにAVスイッチ32を
制御する。
【0036】すなわち、通常放送番組の音声信号は、P
CM音声信号に変換されると共に、PSK変調されて映
像信号に周波数分割多重されており、ハイビジョン放送
番組の音声信号は、準瞬時圧縮差分PCM音声信号に変
換されると共に、垂直帰線期間に時分割多重されてお
り、システムコントローラ41は、例えば、良好な受信
状態、すなわちレベル検出回路27で検出された受信レ
ベルが大きく、PSK復調器25でPCM音声信号の同
期が入っているときは通常放送番組と判断し、一方、受
信レベルが大きく、同期が外れているときはハイビジョ
ン放送番組と判断する。そして、通常放送番組のとき
は、ビデオ処理回路24からのカラーテレビ信号を選択
すると共に、D/A変換器26からのテレビ音声信号あ
るいは独立音声信号を選択するように切換スイッチ32
a、32cを制御する。一方、ハイビジョン放送番組の
ときは、MUSEダウンコンバータ51からのカラーテ
レビ信号及び音声信号を選択するように切換スイッチ3
2a、32cを制御する。なお、通常放送番組かハイビ
ジョン放送番組からの判別は、MUSEダウンコンバー
タ51から外部入力端子28dを介してBSチューナ2
3に供給されるキードAFCパルスの有無に基づいて行
ってもよい。
【0037】そして、選択されたカラーテレビ信号がビ
デオプロセス回路33に供給され、音声信号がオーディ
オプロセス回路37に供給される。この結果、利用者
は、BS放送番組の種類(通常放送番組/ハイビジョン
放送番組)に関わらず、所望のチャンネルに設定するだ
けで、通常放送番組あるいはハイビジョン放送番組を観
ることができる。
【0038】すなわち、現在、ハイビジョン放送番組
は、時間帯を異ならして通常放送番組と同一チャンネル
で行われており、例えばキードAFCパルスの有無、あ
るいは受信レベルとPCM音声信号の同期はずれ等に基
づいて、現在受信している放送番組が、通常放送番組か
ハイビジョン放送番組かを判断し、通常放送番組のとき
はビデオ処理回路24からのカラーテレビ信号及びD/
A変換器26からの音声信号を選択し、ハイビジョン放
送番組のときは、外部に接続されたMUSEダウンコン
バータ51でデコードされて得られるカラーテレビ信号
と音声信号を自動的に選択するように制御することによ
り、利用者は、BS放送番組の種類に関わらず、BSチ
ューナ23のチャンネルを所望のチャンネルに設定する
簡単な操作で、通常放送番組あるいはハイビジョン放送
番組を観ることができる。
【0039】また、利用者が必要に応じて、例えば、上
述のようにしてBS放送番組を観ているときに、地上放
送番組の画像を子画面に表示するための操作をリモコン
を用いて行うと、システムコントローラ41は、リモコ
ンからのこのPin P操作に対応した制御信号を受信し、
地上放送における設定されたチャンネルの信号を選局す
るようにVHF/UHFチューナ12を制御すると共
に、このVHF/UHFチューナ12からのカラーテレ
ビ信号を選択するように切換スイッチ32bを制御す
る。そして、選択されたカラーテレビ信号はP inP回路
34に供給される。P in P回路34は、カラーテレビ信
号をRGB信号に変換し、このRGB信号を子画面用の
信号としてRGBスイッチ35を介してビデオプロセス
回路33に供給する。この結果、利用者は、例えばBS
放送番組を親画面とし、地上放送番組を子画面として観
ることができる。
【0040】つぎに、例えば、利用者がBS放送におけ
る所望のチャンネルの番組を観るために、あるいは所望
のチャンネルの独立音声の番組を聞くために、リモコン
を用いて例えばBS3チャンネルを設定すると、システ
ムコントローラ41は、リモコンからのチャンネル番号
を示す制御信号を受信し、BS3チャンネルの信号を選
局するようにBSチューナ23を制御すると共に、PS
K復調器25からの例えばPCM音声信号のスクランブ
ル状態等に基づいて、現在の番組がスクランブルされて
いない無料放送番組かスクランブルされている有料放送
番組かを検出する。そして、番組が無料放送番組として
放送されているときは、内部モードの制御、すなわちビ
デオ処理回路24からのカラーテレビ信号を選択すると
共に、D/A変換器26からのテレビ音声信号を選択す
るようにAVスイッチ32を制御する。一方、番組が有
料放送番組として放送されているときは、外部モードの
制御、すなわちJSBデコーダ52からのカラーテレビ
信号及びテレビ音声信号を選択するようにAVスイッチ
32を制御する。また、独立音声として放送されている
音楽番組を聞くときは、さらに、テレビ音声信号のスク
ランブル状態に基づいて、テレビ音声信号がスクランブ
ルされているときは、外部モードの制御、すなわちJS
Bデコーダ52からのディスクランブルされたカラーテ
レビ信号及び独立音声信号を選択するようにAVスイッ
チ32を制御し、テレビ音声信号がスクランブルされて
いないときは、内部モードの制御、すなわちビデオ処理
回路24からのカラーテレビ信号及びD/A変換器26
からの独立音声信号を選択するようにAVスイッチ32
を制御する。そして、AVスイッチ32で選択されたカ
ラーテレビ信号がビデオプロセス回路33に供給され、
音声信号がオーディオプロセス回路37に供給される。
【0041】ところで、現在のBS放送番組は、映像信
号のスクランブル状態と一致しているテレビ音声信号と
独立音声信号が、例えば表1に示すように、種々のスク
ランブル状態の組合せで放送されている。すなわち、映
像信号及びテレビ音声信号がスクランブルされていない
状態(以下ノンスクランブル状態という)とスクランブ
ル状態があり、これらに独立音声信号のノンスクランブ
ル状態とスクランブル状態が組み合わされて放送され、
上述の内部モードと外部モードの切換の具体的な制御
は、例えば図2に示すフローチャートのようになってい
る。
【0042】ステップST1において、システムコント
ローラ41は、例えばビデオプロセス回路33にカラー
テレビ信号が供給されているか否かを示す検出信号、あ
るいは外部入力端子31a、31b、31fのプラグに
ジャックが接続されているか否かを示す検出信号(図示
せず)等に基づいて、このテレビジョン受像機に外部デ
コーダ部が接続されているかを判断し、該当しないとき
はステップST2に進み、該当するときはステップST
4に進む。
【0043】ステップST2において、システムコント
ローラ41は、外部デコーダ部が接続されていないの
で、内部モードとなるようにAVスイッチ32を制御し
た後、例えばP in Pやメニュー表示等の他の処理を行う
ステップST3に進む。そして、ステップST3の処理
が終了した後、ステップST1に戻る。この結果、ビデ
オ処理回路24からのカラーテレビ信号がビデオプロセ
ス回路33に供給され、D/A変換器26からのテレビ
音声信号あるいは独立音声信号がオーディオプロセス回
路37に供給され、利用者は、映像信号及び音声信号が
スクランブルされていないときは、BS放送を観たり、
音楽放送等の独立音声を聞くことができる。一方、映像
信号及び音声信号がスクランブルされているときは、B
S放送をスクランブルされた状態で観ることになり、ま
た、独立音声を聞くことができなくなるが、外部デコー
ダ部が接続されていないので当然である。
【0044】一方、ステップST4において、システム
コントローラ41は、PSK復調器25からのスクラン
ブル状態の検出結果に基づいて、利用者が現在選択して
いる音声信号がスクランブルされているかを判断し、該
当するときはステップST5に進み、該当しないときは
ステップST6に進む。
【0045】ステップST5において、システムコント
ローラ41は、利用者が現在選択しているテレビ音声信
号あるいは独立音声信号がスクランブルされいるので、
外部モードとなるようにAVスイッチ32を制御した
後、上述のステップST3に進む。この結果、外部デコ
ーダ部でディスクランブルされて得られるカラーテレビ
信号及と音声信号がそれぞれビデオプロセス回路33と
オーディオプロセス回路37に供給され、利用者は、内
部モードと外部モードの切換設定をすることなく、自動
的に外部モードとなり、スクランブルが施されて放送さ
れている番組(有料放送番組)を観たり、有料放送番組
としてスクランブルされた独立音声信号によって放送さ
れている音楽番組等を聞くことができる。
【0046】ステップST6において、システムコント
ローラ41は、利用者が現在設定している音声モードを
判断し、テレビ音声モードのときはステップST7に進
み、独立音声モードのときはステップST8に進む。
【0047】ステップST7において、システムコント
ローラ41は、現在選択されている音声信号はテレビ音
声信号であり、この映像信号及びカラーテレビ信号はス
クランブルされていないので、内部モードとなるように
AVスイッチ32を制御した後、上述のステップST3
に進む。この結果、利用者は、内部モードと外部モード
の切換設定をすることなく、自動的に内部モードとな
り、スクランブルが施されずに放送されている番組(無
料放送番組)を、外部デコーダ部を経由することなく、
観ることができる。すなわち、余分な装置(外部デコー
ダ部)での画質や音質の劣化を防止することができる。
【0048】ステップST8において、システムコント
ローラ41は、PSK復調器25からのスクランブル状
態の検出結果に基づいて、テレビ音声信号がスクランブ
ルされているかを判断し、該当しないときはステップS
T9に進み、該当するときはステップST10に進む。
【0049】ステップST9において、システムコント
ローラ41は、現在選択されている音声信号は独立音声
信号であり、また、映像信号はスクランブルされていな
いので、内部モードとなるようにAVスイッチ32を制
御した後、上述のステップST3に進む。この結果、利
用者は、内部モードと外部モードの切換設定をすること
なく、自動的に内部モードとなり、スクランブルが施さ
れず無料放送番組として独立音声信号によって放送され
る音楽番組等を、外部デコーダ部を経由することなく、
聞くことができ、一方、ブラウン管36には画像を正し
く表示することができる。すなわち、余分な装置での音
質の劣化を防止することができると共に、ブラウン管3
6には画像を正しく表示することができる。
【0050】ステップST10において、システムコン
トローラ41は、利用者が、例えば、映像を観ずに独立
音声を聞くために消画モードを設定しているかを判断
し、該当するときはステップST11に進み、該当しな
いときはステップST12に進む。
【0051】ステップST11において、システムコン
トローラ41は、現在選択されている音声信号は独立音
声信号であり、また、消画モードに設定され、画像を表
示する必要がないので、内部モードとなるようにAVス
イッチ32を制御した後、上述のステップST3に進
む。この結果、利用者は、内部モードと外部モードの切
換設定をすることなく、自動的に内部モードとなり、ス
クランブルが施されず無料放送番組として独立音声信号
によって放送されている音楽番組等を、外部デコーダ部
を経由することなく、聞くことができる。すなわち、余
分な装置での音質の劣化を防止することができる。
【0052】ステップST12において、システムコン
トローラ41は、現在選択されている音声信号は独立音
声信号であり、また、映像信号はスクランブルされてい
るので、外部モードとなるようにAVスイッチ32を制
御した後、上述のステップST3に進む。この結果、利
用者は、内部モードと外部モードの切換設定をすること
なく、自動的に外部モードとなり、スクランブルが施さ
れず無料放送番組として独立音声信号によって放送され
ている音楽番組等を聞くことができ、一方、ブラウン管
36には画像を正しく表示することができる。すなわ
ち、消画モードに設定していないので、自動的に外部モ
ードとすることにより、ブラウン管36に画像を正しく
表示できるようにする。
【0053】すなわち、無料放送番組の音声信号は、上
述したように、PCM音声信号に変換されると共に、P
SK変調されて映像信号に周波数分割多重されており、
有料放送番組の音声信号は、PCM音声信号に変換され
た後、スクランブルされると共に、PSK変調されて映
像信号に周波数分割多重されており、システムコントロ
ーラ41は、例えば、PSK復調器25で検出されるP
CM音声信号のスクランブル状態を示す所謂レンジビッ
トの8ビット目に基づいて、有料放送番組か無料放送番
組かを判断する。ところで、有料放送番組と無料放送番
組の組合せは、上述の表1に示すように、テレビ音声信
号(映像信号に一致する)がノンスクランブル状態とス
クランブル状態があり、これらに独立音声信号のノンス
クランブル状態とスクランブル状態が組み合わされた4
つの組合せが存在するので、テレビ音声を選択するテレ
ビ音声モードのときは、テレビ音声信号のスクランブル
状態に基づいて、ノンスクランブル状態のときは、自動
的に内部モードになるように制御し、スクランブル状態
のときは、自動的に外部モードになるように制御する。
この結果、利用者は、内部モードと外部モードの切換設
定をすることなく、スクランブルされて放送される有料
放送番組とスクランブルされずに放送される無料放送番
組を観ることができる。
【0054】一方、独立音声を選択する独立音声モード
のときは、同じく表1に示すように、独立音声信号のス
クランブル状態及びテレビ音声信号のスクランブル状態
に基づいて、独立音声信号がスクランブル状態のとき
は、自動的に外部モードになるように制御し、独立音声
信号がノンスクランブル状態のときは、テレビ音声信号
がスクランブル状態であれば、外部モードになるように
制御し、テレビ音声信号がノンスクランブル状態であれ
ば、内部モードになるように制御する。この結果、利用
者は、内部モードと外部モードの切換設定をすることな
く、スクランブルが施されて(有料放送して)独立音声
信号によって放送される例えば音楽番組等を聞くことが
でき、また、スクランブルが施されず(無料放送とし
て)独立音声信号によって放送される音楽番組等を、映
像信号のスクランブル状態に依存せずに映像を正常に表
示した状態で、聞くことができる。なお、このとき、映
像信号がスクランブルされていないとき、及び映像信号
がスクランブルされているが消画モードのときは、自動
的に内部モードとなり、JSBデコーダ52等の装置を
経由することなく、余分な音質の劣化を防止することが
できる。また、有料放送番組か無料放送番組からの判別
は、映像信号のスクランブル状態を示すPCM音声信号
の所謂制御ビットの12ビット目に基づいて行ってもよ
い。
【0055】つぎに、例えば、利用者がCS放送におけ
る所望のチャンネルの音楽番組を聞くために、リモコン
を用いて例えばCS放送のチャンネルを設定すると、シ
ステムコントローラ41は、リモコンからのチャンネル
番号を示す制御信号を受信し、設定されたチャンネルの
信号を選局するようにBSチューナ23を制御すると共
に、例えばPSK復調器25からのPCM音声信号のス
クランブル状態等に基づいて、現在の音楽番組等がスク
ランブルされていない無料放送番組かスクランブルされ
ている有料放送番組かを検出する。そして、無料放送番
組のときは、D/A変換器26からの音声信号を選択す
るようにAVスイッチ32を制御する。一方、有料放送
番組のときは、CSデコーダ53からの音声信号を選択
するようにAVスイッチ32を制御する。
【0056】すなわち、無料放送番組の音声信号は、上
述したように、PCM音声信号に変換されると共に、P
SK変調されて周波数分割多重されており、有料放送番
組の音声信号は、PCM音声信号に変換された後、スク
ランブルされると共に、PSK変調されて周波数分割多
重されており、システムコントローラ41は、例えば、
PSK復調器25で検出されるPCM信号のスクランブ
ル状態を示す所謂レンジビットの8ビット目に基づい
て、有料放送番組か無料放送番組かを判断し、無料放送
番組のときは、D/A変換器26からの音声信号を選択
するように切換スイッチ32cを制御する。一方、有料
放送番組のときは、CSデコーダ53からの音声信号を
選択するように切換スイッチ32cを制御する。
【0057】そして、選択された音声信号がオーディオ
プロセス回路37に供給される。この結果、利用者は、
放送番組の種類(無料/有料)に関わらず、所望のチャ
ンネルに設定するだけで、無料放送番組の音楽あるいは
有料放送番組の音楽を聞くことができる。
【0058】以上のように、この実施例のテレビジョン
受像機は、1つの映像信号と、テレビ音声信号と独立音
声信号の2つの音声信号(モノラルでは4チャンネル、
ステレオでは2チャンネル)を多重して1チャンネルの
信号とする衛星放送を受信選局するBSチューナ23を
内蔵すると共に、BSチューナ23からの信号をディス
クランブル、すなわちデコーダするJSBデコーダ52
等が外部に接続されるテレビジョン受像機であって、B
Sチューナ23からビデオ処理回路24を介して供給さ
れるカラーテレビ信号に基づいた画像を表示ずる内部モ
ードであって独立音声信号を選択する独立音声モードを
選択した際に、BSチューナ23からのテレビ音声信号
のスクランブル状態を検出し、この検出結果に基づい
て、テレビ音声信号がスクランブルされているときは自
動的にJSBデコーダ52等からのカラーテレビ信号及
び独立音声信号を選択する外部モードとなるように制御
することにより、利用者が内部モードと外部モードの切
換設定をすることなく、スクランブルが施されず無料放
送番組として独立音声信号によって放送されている音楽
番組等を聞くことができるようにすると共に、ブラウン
管36に画像を正しく表示することができる。
【0059】また、例えばビデオプロセス回路33等の
画像表示に関係する回路の電源を切った消画モードで
は、自動的に内部モードを維持するように制御すること
により、JSBデコーダ52等を経由することなく、独
立音声信号として放送される音楽番組等を聞くことがで
きる。すなわち、余分な装置を経由することに起因する
音質の劣化を防止することができる。
【0060】
【発明の効果】以上の説明でも明らかなように、本発明
では、1つの映像信号とこの映像信号の内容に対応した
テレビ音声信号及び映像信号の内容に対応しない独立音
声信号を多重して1チャンネルの信号とする衛星放送の
受信信号を選局する衛星放送チューナを内蔵すると共
に、衛星放送チューナによる選局出力をデコードするデ
コーダが外部接続され、衛星放送チューナからの選局出
力に基づいた画像を表示部に表示する内部モードとデコ
ーダからのデコード出力に基づいた画像を表示部に表示
する外部モードを選択可能であると共に、内部モードと
外部モードの各モードにおいて、テレビ音声信号に基づ
いた音声を音声出力部から出力するテレビ音声モードと
独立音声信号に基づいた音声を音声出力部から出力する
独立音声モードを選択可能なテレビジョン受像機におい
て、内部モードであって独立音声モードを選択した際
に、衛星放送チューナからのテレビ音声信号のスクラン
ブル状態を検出し、この検出結果に基づいて、テレビ音
声信号がスクランブルされているときは自動的に外部モ
ードとなるように制御することにより、利用者が内部モ
ードと外部モードの切換設定をすることなく、スクラン
ブルが施されず無料放送番組として独立音声信号によっ
て放送されている音楽番組等を聞くことができるように
すると共に、表示部に画像を正しく表示することができ
る。
【0061】また、表示部の電源供給を停止する消画モ
ードでは、内部モードを維持するように制御することに
より、デコーダを経由することなく、独立音声信号とし
て放送される音楽番組等を聞くことができる。すなわ
ち、余分な装置を経由することに起因する音質の劣化を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したテレビジョン受像機の回路構
成を示すブロック図である。
【図2】上記テレビジョン受像機の内部モードと外部モ
ードの切換制御を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
23・・・BSチューナ 24・・・ビデオ処理回路 25・・・PSK復調器 26・・・D/A変換器 32・・・AVスイッチ 36・・・ブラウン管 38・・・スピーカ 41・・・システムコントローラ 51・・・MUSEダウンコンバータ 52・・・JSBデコーダ 53・・・CSデコーダ
【表1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの映像信号と該映像信号の内容に対
    応したテレビ音声信号及び該映像信号の内容に対応しな
    い独立音声信号を多重して1チャンネルの信号とする衛
    星放送の受信信号を選局する衛星放送チューナを内蔵す
    ると共に、該衛星放送チューナによる選局出力をデコー
    ドするデコーダが外部接続され、上記衛星放送チューナ
    からの選局出力に基づいた画像を表示部に表示する内部
    モードと上記デコーダからのデコード出力に基づいた画
    像を上記表示部に表示する外部モードを選択可能である
    と共に、該内部モードと外部モードの各モードにおい
    て、テレビ音声信号に基づいた音声を音声出力部から出
    力するテレビ音声モードと独立音声信号に基づいた音声
    を上記音声出力部から出力する独立音声モードを選択可
    能なテレビジョン受像機において、 上記衛星放送チューナからのテレビ音声信号のスクラン
    ブル状態を検出するスクランブル検出手段と、 内部モードであって独立音声モードを選択した際に、上
    記スクランブル検出手段からの検出結果に基づいて、テ
    レビ音声信号がスクランブルされているときは自動的に
    外部モードとなるように制御する制御手段とを有するこ
    とを特徴とするテレビジョン受像機。
  2. 【請求項2】 前記表示部の電源供給を停止する電源停
    止手段を有し、 該電源停止手段により上記表示部の電源供給を停止する
    消画モードでは、前記内部モードと外部モードの選択を
    内部モードに維持するように前記制御手段により制御す
    る請求項1記載のテレビジョン受像機。
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JPH05130606A (ja) * 1991-11-08 1993-05-25 Sharp Corp 映像・音声独立切換回路
US11503735B2 (en) 2016-12-30 2022-11-15 Google Llc Powering electronic devices in a data center

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JPH05130606A (ja) * 1991-11-08 1993-05-25 Sharp Corp 映像・音声独立切換回路
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